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技術 道路橋用伸縮装置

出願人 横浜ゴム株式会社
発明者 礒野雅幸
出願日 2016年6月28日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-127647
公開日 2018年1月11日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2018-003315
状態 特許登録済
技術分野 橋または陸橋 道路の舗装構造
主要キーワード 山折れ線 谷折れ線 端面板 橋面舗装 底面板 止水部材 アンカー部材 道路橋
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
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図面 (20)

課題

止水部材の構造の簡素化を図ると共に施工時間の短縮化を図る。

解決手段

底面板部24は、一対の継手部材12の下方で一対の継手部材12の延在方向に沿って延在する長方形を呈している。一対の側面板部26は、ゴム板15の一対の長辺1404を含む部分が底面板部24から起立することで形成され、一対の側面板部26は、一対の継手部材12にそれぞれ取着される。一対の端面板部28は、ゴム板15の一対の短辺1402を含む部分が底面板部24から起立することで形成されている。長辺用帯板34はその長手方向の中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ね合わされ、短辺用帯板38の先部が側面板部26に重ねられ、短辺用帯板38のボルト挿通孔42Bが側面板部26のボルト挿通孔42Aに重ねられることで、止水部材14Aの形状が保持される。

概要

背景

道路橋用伸縮装置は、一対の継手部材止水部材とを含んで構成されている。
一対の継手部材は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版橋軸方向伸縮を吸収するものである。
止水部材は、一対の継手部材の下方に配置され互いに対向する方向に弾性変形可能で一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止するものである。
従来、止水部材は道路橋用伸縮装置の設置現場で組み立てられている。例えば、断面U字状に形成した長方形状ゴム板からなる本体と、樋本体の延在方向の両端の開口を閉塞するU字状のゴム板からなる樋端部とをそれぞれ用意し、道路橋用伸縮装置の現場において樋本体の両端に樋端部を接着剤を用いて接着することで止水部材を完成させていた。

概要

止水部材の構造の簡素化をると共に施工時間の短縮化をる。底面板部24は、一対の継手部材12の下方で一対の継手部材12の延在方向に沿って延在する長方形を呈している。一対の側面板部26は、ゴム板15の一対の長辺1404を含む部分が底面板部24から起立することで形成され、一対の側面板部26は、一対の継手部材12にそれぞれ取着される。一対の端面板部28は、ゴム板15の一対の短辺1402を含む部分が底面板部24から起立することで形成されている。長辺用帯板34はその長手方向の中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ね合わされ、短辺用帯板38の先部が側面板部26に重ねられ、短辺用帯板38のボルト挿通孔42Bが側面板部26のボルト挿通孔42Aに重ねられることで、止水部材14Aの形状が保持される。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、止水部材の構造の簡素化を図ると共に施工時間の短縮化を図り、コスト低減化を図る上で有利な道路橋用伸縮装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版橋軸方向伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状ゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだ前記ゴム板の箇所に、前記長辺と間隔をおき前記長辺に沿って延在する長辺用切れ目により前記長辺を含んだ長辺用帯板が形成されると共に、前記短辺と間隔をおき前記短辺に沿って延在する短辺用切れ目により前記短辺を含んだ短辺用帯板が形成され、前記長辺用切れ目と前記短辺用切れ目とが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りあるいは山折りされ、前記短辺用帯板の先部が前記長辺用帯板または前記側面板部に取着されることで、あるいは、前記長辺用帯板の先部が前記短辺用帯板または前記端面板部に取着されることで、前記ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持されている、ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。

請求項2

前記短辺用帯板の先部は前記長辺用帯板または前記側面板部に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されている、ことを特徴とする請求項1記載の道路橋用伸縮装置。

請求項3

前記長辺用帯板はその長手方向の中間部で折り返されて残りの前記長辺用帯板の部分に重ね合わされ、前記短辺用帯板の先部は前記長辺用帯板が重ね合わされた部分に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されている、ことを特徴とする請求項1記載の道路橋用伸縮装置。

請求項4

前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記側面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部、前記長辺用帯板、前記短辺用帯板が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。

請求項5

道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだ前記ゴム板の箇所に、前記短辺と間隔をおき前記短辺に沿って延在する短辺用切れ目により前記短辺を含んだ短辺用帯板が形成されると共に、前記短辺用切れ目から前記長辺を含んだ部分が取り除かれた長辺用切り欠きが形成され、前記短辺用切れ目と前記長辺用切り欠きとが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りあるいは山折りされ、前記短辺用帯板の先部は前記側面板部に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されることで、前記ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持されている、ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。

請求項6

前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記側面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部、前記短辺用帯板、前記長辺用切り欠きが形成されている、ことを特徴とする請求項5記載の道路橋用伸縮装置。

請求項7

道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、谷折りされ、あるいは山折りされ、前記谷折り、あるいは山折りされた部分は、前記側面板部に重ねられ前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されている、ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。

請求項8

道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、谷折りされ、あるいは山折りされ、前記谷折り、あるいは山折りされた部分は、前記端面板部に重ねられて取着されている、ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。

請求項9

道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、前記長辺を含んだゴム板の部分と前記短辺を含んだゴム板の部分とが谷折りされ、金具を介して偏平にたたまれて挟持されている、ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。

請求項10

前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記底面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部が形成されている、ことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。

技術分野

0001

本発明は道路橋用伸縮装置に関する。

背景技術

0002

道路橋用伸縮装置は、一対の継手部材止水部材とを含んで構成されている。
一対の継手部材は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版橋軸方向伸縮を吸収するものである。
止水部材は、一対の継手部材の下方に配置され互いに対向する方向に弾性変形可能で一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止するものである。
従来、止水部材は道路橋用伸縮装置の設置現場で組み立てられている。例えば、断面U字状に形成した長方形状ゴム板からなる本体と、樋本体の延在方向の両端の開口を閉塞するU字状のゴム板からなる樋端部とをそれぞれ用意し、道路橋用伸縮装置の現場において樋本体の両端に樋端部を接着剤を用いて接着することで止水部材を完成させていた。

先行技術

0003

特開2006−274712号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら上記従来技術では、樋本体を構成するゴム板と、樋端部を構成する2枚のゴム板との複数のゴム板を用意する必要があり、止水部材の構造の簡素化を図り、道路橋用伸縮装置のコスト低減化を図る上で不利がある。
また、接着剤が硬化するまでの養生時間が長時間必要となり、施工時間の短縮化を図り、道路橋用伸縮装置のコスト低減化を図る上で不利がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、止水部材の構造の簡素化を図ると共に施工時間の短縮化を図り、コスト低減化を図る上で有利な道路橋用伸縮装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだ前記ゴム板の箇所に、前記長辺と間隔をおき前記長辺に沿って延在する長辺用切れ目により前記長辺を含んだ長辺用帯板が形成されると共に、前記短辺と間隔をおき前記短辺に沿って延在する短辺用切れ目により前記短辺を含んだ短辺用帯板が形成され、前記長辺用切れ目と前記短辺用切れ目とが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りあるいは山折りされ、前記短辺用帯板の先部が前記長辺用帯板または前記側面板部に取着されることで、あるいは、前記長辺用帯板の先部が前記短辺用帯板または前記端面板部に取着されることで、前記ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記短辺用帯板の先部は前記長辺用帯板または前記側面板部に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記長辺用帯板はその長手方向の中間部で折り返されて残りの前記長辺用帯板の部分に重ね合わされ、前記短辺用帯板の先部は前記長辺用帯板が重ね合わされた部分に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記側面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部、前記長辺用帯板、前記短辺用帯板が形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだ前記ゴム板の箇所に、前記短辺と間隔をおき前記短辺に沿って延在する短辺用切れ目により前記短辺を含んだ短辺用帯板が形成されると共に、前記短辺用切れ目から前記長辺を含んだ部分が取り除かれた長辺用切り欠きが形成され、前記短辺用切れ目と前記長辺用切り欠きとが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りあるいは山折りされ、前記短辺用帯板の先部は前記側面板部に重ねられ、前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されることで、前記ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記側面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部、前記短辺用帯板、前記長辺用切り欠きが形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、谷折りされ、あるいは山折りされ、前記谷折り、あるいは山折りされた部分は、前記側面板部に重ねられ前記側面板部と共に前記一対の継手部材に取着されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、谷折りされ、あるいは山折りされ、前記谷折り、あるいは山折りされた部分は、前記端面板部に重ねられて取着されていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部にそれぞれ取着され床版の橋軸方向の伸縮を吸収する一対の継手部材と、前記一対の継手部材の下方に配置され前記互いに対向する方向に弾性変形可能で前記一対の継手部材の間から侵入した雨水の道路橋の下方への流下を防止する止水部材とを有する道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材は、前記互いに対向する方向を短辺とし、前記一対の継手部材の延在方向を長辺とした長方形状のゴム板で構成され、前記止水部材は、前記一対の継手部材の下方で前記一対の継手部材の延在方向に沿って延在する底面板部と、前記ゴム板の一対の長辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成され前記一対の継手部材にそれぞれ取着される一対の側面板部と、前記ゴム板の一対の短辺を含む部分が前記底面板部から起立することで形成された一対の端面板部とを有し、前記長辺と前記短辺とが交差する角部を含んだゴム板の箇所は、前記長辺を含んだゴム板の部分と前記短辺を含んだゴム板の部分とが谷折りされ、金具を介して偏平にたたまれて挟持されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記ゴム板は、前記継手部材の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成され、前記複数のゴム分割板に前記底面板部と前記一対の側面板部とが設けられ、前記継手部材の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、前記底面板部と前記一対の側面板部とに加え前記端面板部が形成されていることを特徴とする。

発明の効果

0006

請求項1、5、7、8、9記載の発明によれば、長方形状のゴム板から、底面板部と、一対の側面板部と、一対の端面板部と、谷折りされた形状あるいは山折りされた形状とを形成することで止水部材を構成するようにした。
したがって、従来のように樋本体を構成するゴム板と、樋端部を構成する2枚のゴム板との複数のゴム板を用意する必要がなくなり、止水部材の構造の簡素化を図り、道路橋用伸縮装置のコスト低減化を図る上で有利となる。
また、ボルト押さえ金具を用いて止水部材の取り付けを行えるため、接着剤が硬化するまでの養生時間が不要となり、施工時間の短縮化を図り、道路橋用伸縮装置のコスト低減化を図る上で有利となる。
請求項2、3記載の発明によれば、短辺用帯板が側面板部と共に一対の継手部材に取着されることにより、谷折りあるいは山折りされた形状が保持され、止水部材を一対の継手部材の間に簡単に配置する上で有利となる。
請求項4、6、10記載の発明によれば、道路橋の幅が大きくなった場合でも止水部材を容易に構成する上で有利となる。

図面の簡単な説明

0007

第1〜第8の実施の形態における道路橋用伸縮装置の全体構成を示す断面図である。
第1の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第1の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第1の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。
第2の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第2の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第2の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。
第3の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第3の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第3の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。
第4の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第4の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第5の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第5の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第4、第5の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。
第6の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第6の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第7の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第7の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第6、第7の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。
第8の実施の形態における止水部材が一対の継手部材の側板部間に取着された状態の斜視図である。
第8の実施の形態における止水部材が底面板部、一対の側面板部、一対の端面板部に折り曲げられ、一対の継手部材の側板部間に取着される前の状態の斜視図である。
第8の実施の形態における止水部材を構成するゴム板の展開図である。

実施例

0008

(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、道路橋は、橋脚によって支持された多数の床版2が橋軸方向に並べられて構成され、それら床版2の継ぎ目部4は、互いに対向する床版2の端部と道路橋用伸縮装置10とを含んで構成されている。
道路橋用伸縮装置10は、一対の継手部材12と止水部材14とを備えている。

0009

一対の継手部材12は、隣り合う床版2の端部にそれぞれ取着され、橋軸方向と交差する方向に延在し、本実施の形態では、橋軸方向と直交する方向に延在し、互いに対向して橋軸方向における床版2の伸縮に応じ床版2と一体に橋軸方向に移動する。
一対の継手部材12は、鋼材により一体的に形成された上板部16および側板部18を備えている。
一対の継手部材12の上板部16は、橋軸方向において隙間Sを空けた状態で噛合するように配置された凹凸状の先端面1602を有し、床版2の橋軸方向の伸縮に応じ、隙間Sの橋軸方向の寸法は増減し、床版2の橋軸方向の伸縮を吸収する。
側板部18は、上板部16の長さ方向の全長にわたって延在し、側板部18の下端は床版2の端部の凹部2Aの底面に載置されている。
側板部18は、アンカー部材20、後打ちコンクリート22を介して床版2の端部に固定されている。なお、図中、符号3は床版2の上面に形成された橋面舗装を示す。

0010

止水部材14は、降雨時などに隙間Sから侵入する雨水の道路橋の下方への流下を防止するものである。
止水部材14A(14)は、図1図4に示すように、一対の継手部材12が互いに対向する方向を短辺1402とし、一対の継手部材12の延在方向を長辺1404とした長方形状のゴム板15で構成されている。
ゴム板15は、橋軸方向に弾性変形可能であり、このような材料としてCRゴムクロロプレンゴム)など従来公知の様々なゴムが使用可能である。
なお、図4において符号L1はゴム板15が折り曲げられる折り曲げ線を示し、符号L2はゴム板15が谷折りされる谷折れ線を示している。

0011

図2図3に示すように、止水部材14Aは、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、4つの谷折りされた形状30とを有している。
底面板部24は、一対の継手部材12の下方で一対の継手部材12の延在方向に沿って延在する長方形を呈している。
一対の側面板部26は、ゴム板15の一対の長辺1404を含む部分が底面板部24から起立することで形成され、一対の側面板部26は、一対の継手部材12の側板部18にそれぞれ取着される。
一対の端面板部28は、ゴム板15の一対の短辺1402を含む部分が底面板部24から起立することで形成されている。

0012

図4に示すように、長辺1404と短辺1402とが交差する角部を含んだゴム板15の箇所に、長辺1404と間隔をおき長辺1404に沿って延在する長辺用切れ目32により長辺1404を含んだ長辺用帯板34が形成されている。本実施の形態では、長辺用切れ目32は長辺1404と平行に延在している。
また、長辺1404と短辺1402とが交差する角部を含んだゴム板15の箇所に、短辺1402と間隔をおき短辺1402に沿って延在する短辺用切れ目36により短辺1402を含んだ短辺用帯板38が形成されている。本実施の形態では、短辺用切れ目36は短辺1402と平行に延在している。
本実施の形態では、短辺用切れ目36が長辺1404に至っており、長辺用切れ目32は短辺用切れ目36から延在している。
なお、長辺用切れ目32および短辺用切れ目36が長期使用により延長形成されないように、長辺用切れ目32の基部および短辺用切れ目36の基部には丸孔40がゴム板15を貫通して形成されている。
また、側面板部26の長手方向の中間部に、長辺1404に沿って複数のボルト挿通孔42Aが形成され、短辺用帯板38の先部にボルト挿通孔42Bが形成されている。

0013

長辺用切れ目32と短辺用切れ目36とが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りされ、谷折りされた形状30となる。詳細には、長辺用切れ目32の内側の三角形状のゴム板部分33と、短辺用切れ目36の内側の三角形状のゴム板部分37とが谷折りされ、谷折りされた形状30となる。
図3に示すように、長辺用帯板34はその長手方向の中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ね合わされ、短辺用帯板38の先部が側面板部26に重ねられ、短辺用帯板38のボルト挿通孔42Bが側面板部26のボルト挿通孔42Aに重ねられることで、中間部で折り返された長辺用帯板34の形状および谷折りされた形状30が保持され、言い換えると、止水部材14Aの形状が保持される。なお、側面板部26や端面板部28の大きさによっては、短辺用帯板38の先部が側面板部26ではなく、長辺用帯板34に重ねられる場合もある。
そして、図2に示すように、このように長辺用帯板34がその中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ねられ、短辺用帯板38の先部が長辺用帯板34または側面板部26に重ねられた止水部材14Aの側面板部26の上部に、長辺1404に沿って延在する細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42A、42Bを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Aが一対の継手部材12間に取着されている。

0014

本実施の形態によれば、長方形状のゴム板15に長辺用帯板34および短辺用帯板38を形成し、それら長辺用帯板34および短辺用帯板38を用いて、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、谷折りされた形状30とを形成することで止水部材14Aを構成するようにした。
これに対して、従来は、断面U字状に形成した長方形状のゴム板15からなる樋本体と、樋本体の延在方向の両端の開口を閉塞するU字状のゴム板15からなる樋端部とをそれぞれ用意し、道路橋用伸縮装置10の現場において樋本体の両端に樋端部を接着剤を用いて接着することで止水部材14Aを完成させていた。
したがって、本実施の形態では、従来のように樋本体を構成するゴム板と、樋端部を構成する2枚のゴム板との複数のゴム板を用意する必要がなくなり、止水部材14Aの構造の簡素化を図り、道路橋用伸縮装置10のコスト低減化を図る上で有利となる。
また、ボルト46や押さえ金具44を用いて止水部材14Aの取り付けを行えるため、接着剤が硬化するまでの養生時間が不要となり、施工時間の短縮化を図り、道路橋用伸縮装置10のコスト低減化を図る上で有利となる。
さらに、止水部材14Aを側板部18に取り付けるための押さえ金具44を利用して短辺用帯板38を側面板部26に取り付けるようにしたので、部品点数の削減化を図る上で有利となる。
また、短辺用帯板38が側面板部26と共に一対の継手部材12に取着されることにより、谷折りされた形状30が保持され、止水部材14Aを一対の継手部材12の間に簡単に配置する上で有利となる。

0015

なお、上記の実施の形態では、長辺用切れ目32と短辺用切れ目36とが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りされ、谷折りされた形状30とした場合について説明したが、角部を山折りしてもよい。ただし、山折りすると、山折りされた部分が底面板部24の外側に突出し、山折りされた部分から塵埃が止水部材14Aの内側に侵入しやすくなるため、塵埃の止水部材14Aの内側への侵入を阻止する観点からすると、角部を谷折りした場合の方が有利となる。

0016

(第2の実施の形態)
次に、図5図6図7を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材について同一の符号を付しその説明を省略、簡略する。
第2の実施の形態では、図7に示すように、長辺用切れ目32と短辺用切れ目36とが交差する箇所から、ゴム板15の角部に至る傾斜切れ目48が形成されている。
また、側面板部26の長手方向の中間部に、長辺1404に沿って複数のボルト挿通孔42Aが形成され、長辺用帯板34の三角形状の先部にボルト挿通孔42Cが形成され、短辺用帯板38の三角形状の先部にボルト挿通孔42Dが形成されている。
第1の実施の形態と同様に、長辺用切れ目32の内側の三角形状のゴム板部分33と、短辺用切れ目36の内側の三角形状のゴム板部分37とが谷折りされ、谷折りされた形状30となる。
また、第1の実施の形態と同様に、図6に示すように、長辺用帯板34はその長手方向の中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ね合わされ、短辺用帯板38の先部が長辺用帯板34または側面板部26に重ねられ、ボルト挿通孔42A、42C、42Dが重ねられることで、中間部で折り返された長辺用帯板34の形状および谷折りされた形状30が保持され、言い換えると、止水部材14Bの形状が保持される。

0017

そして、図5に示すように、このように長辺用帯板34がその中間部で折り返されて残りの長辺用帯板34の部分に重ねられ、短辺用帯板38の先部が長辺用帯板34または側面板部26に重ねられた止水部材14Bの側面板部26の上部に、長辺1404に沿って延在する細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42A、42C、42Dを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Bが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、次の効果が奏される。
長辺用帯板34の折り返された部分がボルト挿通孔42A、42C、42Dを挿通するボルト46により継手部材12の側板部18に取着されるため、長辺用帯板34が折り返された形状を長期にわたって保持する上で有利となる。
また、ボルト挿通孔42A、42C、42Dを利用することで、長辺用帯板34および短辺用帯板38の位置決めを簡単に行なえ、ゴム板15を折り曲げて、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、谷折りされた形状30とからなる止水部材14Bの形状を簡単に得る上で有利となる。

0018

なお、上記の実施の形態でも、ゴム板15の角部を山折りしてもよいが、山折りすると、山折りされた部分が底面板部24の外側に突出し、山折りされた部分から塵埃が止水部材14Bの内側に侵入しやすくなるため、塵埃の止水部材14Bの内側への侵入を阻止する観点からすると、角部を谷折りした場合の方が有利となる。
また、第1、第2の実施の形態では、短辺用帯板38の先部が長辺用帯板34または側面板部26に取着されることで、ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持される場合について説明したが、長辺用帯板34の先部が短辺用帯板38または端面板部28に取着されることで、ゴム板部分の谷折りあるいは山折りされた形状が保持されるようにしてもよい。ただし、この場合には、押さえ金具44とは別に、長辺用帯板34の先部を短辺用帯板38または端面板部28に取着するための金具が必要となる。
また、道路橋の幅が大きくなった場合、ゴム板15は、継手部材12の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成される。
その場合、継手部材12の延在方向の両端に位置するゴム分割板を除いた残りのゴム分割板には、底面板部24と一対の側面板部26とが設けられる。
また、継手部材12の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、底面板部24と一対の側面板部26とに加え端面板部28、長辺用帯板34、短辺用帯板38が形成されることになる。

0019

(第3の実施の形態)
次に、図8図9図10を参照して第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、第1、第2の実施の形態と異なって長辺用帯板34を有しておらず、短辺用帯板38のみを有している。
すなわち、図10に示すように、長辺1404と短辺1402とが交差する角部を含んだゴム板15の箇所に、短辺1402と間隔をおき短辺1402に沿って延在する短辺用切れ目36により短辺1402を含んだ短辺用帯板38が形成されている。
また、短辺用切れ目36から長辺1404を含んだ部分が取り除かれた長辺用切り欠き50が形成されている。
側面板部26に、長辺1404に沿って複数のボルト挿通孔42Aが形成され、短辺用帯板38の先部にはボルト挿通孔42Bが形成されている。
短辺用切れ目36と長辺用切り欠き50とが交差する角部を含んだゴム板部分は谷折りされ、谷折りされた形状30となる。

0020

図9に示すように、短辺用帯板38の先部が側面板部26に重ねられ、ボルト挿通孔42A、42Bが重ねられることで、谷折りされた形状30が保持され、言い換えると、止水部材14Cの形状が保持される。
そして、図8に示すように、短辺用帯板38の先部が側面板部26に重ねられた止水部材14Cの側面板部26の上部に、長辺1404に沿って延在する細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42A、42Bを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Cが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第3の実施の形態によっても第2の実施の形態と同様な効果が奏される。
すなわち、ボルト挿通孔42A、42Bを利用することで、短辺用帯板38の位置決めを簡単に行なえ、ゴム板15を折り曲げて、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、谷折りされた形状30とからなる止水部材14Cの形状を簡単に得る上で有利となる。
また、ゴム板15に長辺用切り欠き50を設けたので、ゴム板15に使用するゴム材料を低減でき、道路橋用伸縮装置10のコストダウンを図る上で有利となる。

0021

なお、上記の実施の形態でも、角部を山折りしてもよいが、山折りすると、山折りされた部分が底面板部24の外側に突出し、山折りされた部分から塵埃が止水部材14Cの内側に侵入しやすくなるため、塵埃の止水部材14Cの内側への侵入を阻止する観点からすると、角部を谷折りした場合の方が有利となる。
また、道路橋の幅が大きくなった場合、ゴム板15は、継手部材12の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成される。
その場合、継手部材12の延在方向の両端に位置するゴム分割板を除いた残りのゴム分割板には、底面板部24と一対の側面板部26とが設けられる。
また、継手部材12の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、底面板部24と一対の側面板部26とに加え端面板部28、短辺用帯板38が形成されることになる。

0022

(第4の実施の形態)
次に、図11図12図15を参照して第4の実施の形態について説明する。
なお、以下の第4〜第8の実施の形態では、長辺用帯板34と短辺用帯板38とを用いていない点が第1〜第3の実施の形態と異なっている。
図15に示すように、止水部材14Dは、互いに対向する方向を短辺1402とし、一対の継手部材12の延在方向を長辺1404とした長方形状のゴム板15で構成されている。
なお、図15において符号L1はゴム板15が折り曲げられる折り曲げ線を示し、符号L2、L3はゴム板15が谷折りされる谷折れ線あるいは山折りされる山折れ線を示している。
図12図15に示すように、止水部材14Dは、一対の継手部材12の下方で一対の継手部材12の延在方向に沿って延在する底面板部24と、ゴム板15の一対の長辺1404を含む部分が底面板部24から起立することで形成され一対の継手部材12にそれぞれ取着される一対の側面板部26と、ゴム板15の一対の短辺1402を含む部分が底面板部24から起立することで形成された一対の端面板部28とを有している。

0023

長辺1404と短辺1402とが交差する角部を含んだゴム板15の箇所は谷折りされ、谷折りされた形状52となる。詳細には、長辺1404を含む三角形状のゴム板部分54と、短辺1402を含む三角形状のゴム板部分56とが谷折りされて重ね合わされ、折りたたまれた形状52となる。
図12に示すように、折りたたまれた形状52は側面板部26の内面に重ねられ、止水部材14Dの形状が保持される。
そして、図11に示すように、このように折りたたまれた形状52が側面板部26の内面に重ねられた状態で、長辺1404に沿って延在する細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42Aを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Dが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第4の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。

0024

(第5の実施の形態)
次に、図13図14図15を参照して第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態では、長辺1404を含む三角形状のゴム板部分54と、短辺1402を含む三角形状のゴム板部分56とが山折りされて重ね合わされた点、および、それらが折りたたまれた形状52が側面板部26の外面に重ねられた点が第4の実施の形態と異なっている。
すなわち、第4の実施の形態では、折りたたまれた形状52が側面板部26の内面と押さえ金具44とで挟持されていたのに対し、第5の実施の形態では、折りたたまれた形状52が側面板部26の外面と継手部材12の側板部18とで挟持されている。
第5の実施の形態によっても第4の実施の形態と同様な効果が奏される。

0025

(第6の実施の形態)
次に、図16図17図20を参照して第6の実施の形態について説明する。
第6、第7の実施の形態は、第4、第5の実施の形態の変形例であり、折りたたまれた形状52を端面板部28に重ねる点が第4、第5の実施の形態と異なっている。
図20に示すように、止水部材14Fは、互いに対向する方向を短辺1402とし、一対の継手部材12の延在方向を長辺1404とした長方形状のゴム板15で構成されている。
図16図17に示すように、止水部材14Fは、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、折りたたまれた形状52とを有している。
長辺1404を含む三角形状のゴム板部分54と、短辺1402を含む三角形状のゴム板部分56とが谷折りされて重ね合わされ、折りたたまれた形状52となる。
ゴム板15には、側面板部26にボルト挿通孔42Aが形成されると共に、端面板部28にボルト挿通孔42Eが形成され、三角形状のゴム板部分54、56にボルト挿通孔42F、42Gが形成されている。

0026

折りたたまれた形状52は端面板部28の内面に重ねられ、折りたたまれた形状52の内面と端面板部28の内面に押さえ金具58が当て付けられ、それら押さえ金具58、折りたたまれた形状52、端面板部28を挿通するボルト46と、このボルト46に噛合するナット47により折りたたまれた形状52と端面板部28とが挟持され、止水部材14Fの形状が保持される。
そして、図16に示すように、側面板部26に細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42Aを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Fが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第6の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。

0027

(第7の実施の形態)
次に、図18図19図20を参照して第7の実施の形態について説明する。
第7の実施の形態は、第6の実施の形態の変形例であり、長辺1404を含む三角形状のゴム板部分54と、短辺1402を含む三角形状のゴム板部分56とが山折りされて重ね合わされた点、および、それらが折りたたまれた形状52が端面板部28の外面に重ねられる点が第6の実施の形態と異なっている。
すなわち、折りたたまれた形状52は端面板部28の外面に重ねられ、折りたたまれた形状52の内面と端面板部28の内面に押さえ金具58が当て付けられ、それら押さえ金具58、折りたたまれた形状52、端面板部28を挿通するボルト46と、このボルト46に噛合するナット47により折りたたまれた形状52と端面板部28とが挟持され、止水部材14Gの形状が保持される。
そして、図18に示すように、第6の実施の形態と同様に、側面板部26に細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42Aを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Gが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第7の実施の形態によっても第6の実施の形態と同様な効果が奏される。

0028

(第8の実施の形態)
次に、図21図22図23を参照して第8の実施の形態について説明する。
第8の実施の形態は、第6、第7の実施の形態の変形例であり、折りたたまれた形状52を側面板部26や端面板部28に重ねていない点が第6、第7の実施の形態と異なっている。
図23に示すように、止水部材14Hは、互いに対向する方向を短辺1402とし、一対の継手部材12の延在方向を長辺1404とした長方形状のゴム板15で構成されている。
図22図23に示すように、止水部材14Hは、底面板部24と、一対の側面板部26と、一対の端面板部28と、折りたたまれた形状52とを有している。
長辺1404と短辺1402とが交差する角部を含んだゴム板15の箇所は、長辺1404を含んだゴム板15の部分54と短辺1402を含んだゴム板15の部分56とが谷折りされ、金具を介して偏平にたたまれて挟持されている。
すなわち、ゴム板15には、側面板部26にボルト挿通孔42Aが形成されると共に、三角形状のゴム板部分54、56にボルト挿通孔42F、42Gが形成されている。

0029

たたまれた形状52の内面と外面に押さえ金具58が当て付けられ、それら押さえ金具58、たたまれた形状52を挿通するボルト46と、このボルト46に噛合するナットによりたたまれた形状52が挟持され、止水部材14Hの形状が保持される。
そして、図21に示すように、側面板部26に細長の押さえ金具44が当て付けられ、押さえ金具44およびボルト挿通孔42Aを挿通する複数のボルト46が継手部材12の側板部18に螺合され、止水部材14Hが一対の継手部材12間に取着されている。
このような第8の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
なお、第8の実施の形態において、長辺1404を含む三角形状のゴム板部分54と、短辺1402を含む三角形状のゴム板部分56とを山折りし、折りたたまれた形状52としてもよいが、この場合には、折りたたまれた形状52が、底面板部24の外側に突出することになる。したがって、塵埃の止水部材14Hの内部への侵入を阻止し、また、止水部材14Hの外観性を高める上でも実施の形態のように谷折りした方が有利となる。

0030

また、第4〜第8の実施の形態において、道路橋の幅が大きくなった場合、ゴム板15は、継手部材12の延在方向に並べられた複数のゴム分割板で構成される。
その場合、継手部材12の延在方向の両端に位置するゴム分割板を除いた残りのゴム分割板には、底面板部24と一対の側面板部26とが設けられる。
また、継手部材12の延在方向の両端に並べられた2のゴム分割板に、側面板部26と一対の側面板部26とに加え端面板部28が形成されることになる。
また、第1〜第8の実施の形態ではボルト46を用いた場合について説明したが、ボルト46に代えてクリップを用いてもよく、従来公知の様々な締結具が使用可能である。
また、第1〜第8の実施の形態では押さえ金具44を用いた場合について説明したが、押さえ金具44に代えてワッシャを用いてもよいことは無論のことである。

0031

2床版
10道路橋用伸縮装置
12継手部材
14A〜14H止水部材
1402 短辺
1404 長辺
15ゴム板
16上板部
18側板部
24底面板部
26 一対の側面板部
28 一対の端面板部
30谷折りされた形状
33 ゴム板部分
34 長辺用帯板
36 短辺用切れ目
37 ゴム板部分
38 短辺用帯板
40丸孔
42A〜42Gボルト挿通孔
44押さえ金具
46ボルト
47ナット
48傾斜切れ目
50 長辺用切り欠き
52 谷折りされた形状
54 ゴム板部分
56 ゴム板部分
58 押さえ金具

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