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技術 乳化化粧料

出願人 日本メナード化粧品株式会社
発明者 森地恵理子
出願日 2016年7月6日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-134398
公開日 2018年1月11日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2018-002677
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 合成スチブンサイト 水溶性皮膜形成剤 球状シリコーン粒子 変性コーンスターチ 加水分解水 配合水 専門評価者 ホホバ種子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

本願発明は、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供することにある。

解決手段

次の成分(A)〜(D);(A)半固形状抱水性油剤(B)非揮発性液状油剤(C)水溶性皮膜形成剤(D)油溶性皮膜形成剤を含有すると、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を得ることができる。

概要

背景

皮膚に潤いを付与し、保湿効果を持つ皮膚外用剤として、一般に乳液美容液クリーム等の化粧料が挙げられる。これらの化粧料のコクやしっとり感等の使用感を向上させる為に、様々な半固形状又は固形状の油剤を含有するものが多い。しかし、この半固形状又は固形状の油剤の含有量を多くすると、それに応じてコクやしっとり感は高まるが、反面、半固形状又は固形状の油剤自身の持つのびの重さやべたつき感が強くなり、不快な感触を与えるという欠点があった。このようなべたつき感を抑えるために、粉体を含有することが検討されているが(特許文献1)、粉体を含有すると、塗布時ののびが重くなる、時間とともに肌が乾燥するといった欠点があった。

ところで、加齢変化に於いて、容貌等に大きな影響を与えるものはシワの増大である。特に、目の周辺は皮膚が薄いため乾燥しやすく、また表情の変化による動きが大きいためシワが生じやすい。そのため、しわを隠したり、目立たなくさせる手段が種々考え出されてきた。
例えば、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体(特許文献2)、架橋球状ポリスチレン(特許文献3)、球状シリコーン粒子(特許文献4)、球状ポリエチレン粉末(特許文献5)等の粉体を含有する方法や、球状粉末被覆した板状粉体を含有する方法(特許文献6、7)等があり、これらの方法は、肌の凹部を粉体で平滑化したり、粉体の光散乱特性を利用して、肌のシワをぼかして見えにくくする方法である。しかし、粉体を配合すると、顔の動きによって凹部分に粉体が集まり、かえってシワが目立つ、時間とともに肌が乾燥するといった問題があった。
このように、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる化粧料を得ることは困難であった。

概要

本願発明は、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供することにある。次の成分(A)〜(D);(A)半固形状の抱水性油剤(B)非揮発性液状油剤(C)水溶性皮膜形成剤(D)油溶性皮膜形成剤を含有すると、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を得ることができる。なし

目的

本願発明は、半固形状の抱水性油剤、非揮発性液状油剤、水溶性皮膜形成剤、並びに油溶性皮膜形成剤とを含有した化粧料に関するものであり、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次の成分(A)〜(D);(A)半固形状抱水性油剤(B)非揮発性液状油剤(C)水溶性皮膜形成剤(D)油溶性皮膜形成剤を含有することを特徴とする乳化化粧料

請求項2

成分(A)半固形状の抱水性油剤と(B)非揮発性液状油剤との総含有量が、全組成中の10〜35重量%であることを特徴とする請求項1記載の乳化化粧料。

請求項3

成分(A)と(B)との重量比が3:1〜1:1であることを特徴とする請求項1又は2記載の乳化化粧料。

請求項4

成分(C)水溶性皮膜形成剤がポリビニルピロリドンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の乳化化粧料。

請求項5

成分(D)油溶性皮膜形成剤がデキストリン系樹脂皮膜形成剤であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の乳化化粧料。

請求項6

さらに成分(E)コレステロールプルランを含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の乳化化粧料。

請求項7

さらに成分(F)バラ科ハゴロモグサ属及び/又はマメ科インゲンマメ属に属する植物の抽出物を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の乳化化粧料。

請求項8

使用部位目元専用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の乳化化粧料。

技術分野

0001

本願発明は、半固形状抱水性油剤非揮発性液状油剤、水溶性皮膜形成剤、並びに油溶性皮膜形成剤とを含有した化粧料に関するものであり、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供することができる。

背景技術

0002

皮膚に潤いを付与し、保湿効果を持つ皮膚外用剤として、一般に乳液美容液クリーム等の化粧料が挙げられる。これらの化粧料のコクやしっとり感等の使用感を向上させる為に、様々な半固形状又は固形状の油剤を含有するものが多い。しかし、この半固形状又は固形状の油剤の含有量を多くすると、それに応じてコクやしっとり感は高まるが、反面、半固形状又は固形状の油剤自身の持つのびの重さやべたつき感が強くなり、不快な感触を与えるという欠点があった。このようなべたつき感を抑えるために、粉体を含有することが検討されているが(特許文献1)、粉体を含有すると、塗布時ののびが重くなる、時間とともに肌が乾燥するといった欠点があった。

0003

ところで、加齢変化に於いて、容貌等に大きな影響を与えるものはシワの増大である。特に、目の周辺は皮膚が薄いため乾燥しやすく、また表情の変化による動きが大きいためシワが生じやすい。そのため、しわを隠したり、目立たなくさせる手段が種々考え出されてきた。
例えば、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体(特許文献2)、架橋球状ポリスチレン(特許文献3)、球状シリコーン粒子(特許文献4)、球状ポリエチレン粉末(特許文献5)等の粉体を含有する方法や、球状粉末被覆した板状粉体を含有する方法(特許文献6、7)等があり、これらの方法は、肌の凹部を粉体で平滑化したり、粉体の光散乱特性を利用して、肌のシワをぼかして見えにくくする方法である。しかし、粉体を配合すると、顔の動きによって凹部分に粉体が集まり、かえってシワが目立つ、時間とともに肌が乾燥するといった問題があった。
このように、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる化粧料を得ることは困難であった。

先行技術

0004

特開2011−213627号公報
特開2004−323462号公報
特開平08−073317号公報
特開2011−020966号公報
特開2015−117236号公報
特開2005−263708号公報
特開2012−211103号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本願発明は、以上のような実情から、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

本願発明者は、上記実状に鑑みて検討を重ねた結果、下記成分(A)〜(D)を化粧料基材に含有することにより、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料が得られることを見出し、本願発明を完成するに至った。すなわち本願発明は、次の成分(A)〜(D)を含有することを特徴とする乳化化粧料である。
(A)半固形状の抱水性油剤
(B)非揮発性液状油剤
(C)水溶性皮膜形成剤
(D)油溶性皮膜形成剤

0007

本願発明は、さらに上記成分(A)〜(D)に加え、下記成分(E)及び/又は成分(F)を含有することにより、さらに優れたコクのある使用感や保湿効果を有する乳化化粧料が得られることを見出した。
(E)コレステロールプルラン
(F)バラ科ハゴロモグサ属及び/又はマメ科インゲンマメ属に属する植物の抽出物

発明の効果

0008

本願発明は、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料である。

0009

以下本願発明を詳細に説明する。

0010

本願発明に用いられる成分(A)半固形状の抱水性油剤及び成分(B)非揮発性液状油剤は、乳化化粧料のなめらかなのび、コクのある使用感と優れた保湿効果を得る目的で含有される。

0011

本願発明に用いられる成分(A)半固形状の抱水性油剤は、25℃で半固形状の油剤であり、融点が25〜70℃で、かつこの範囲で完全に固化しない点で液状油剤固形状油剤と区別される油剤である。また、抱水性油剤とは、以下の試験法により抱水力100以上のものである。
試験法:50℃に加熱した油剤10gを200mlビーカー秤り取り、デスパーミキ
サーにて3000rpmで撹拌しながら50℃の水を徐々に添加し、油剤表面に水が浮き出してきた時点を終点とし、終点までに添加した水の量(重量g)を測定し、この数値を10で除し、100倍して抱水力とした。

0012

本願発明に用いられる成分(A)半固形状の抱水性油剤は、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。例えば、ラウロイルグルタミン酸ジコレステリル/ベヘニルオクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ミリストイルメチルβ−アラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)等のアミノ酸系エステル油剤シア脂ヘキサヒドロキシステアリン酸ステアリン酸ロジン酸ジペンタエリスリチル等のジペンタエリトリット脂肪酸エステルダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリルセチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビスイソステアリル等のダイマー酸誘導体マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル等のフィトステロール誘導体が挙げられ、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
市販品としては、味の素社製のエルデュウPS−301、エルデュウPS−304、エルデュウPS−306、エルデュウAPS−307、クロージャパン社製クロピュアシアバター高級アルコール工業社製のシアバターRF、日清オイリグループ社製のコスモール168ARV日本精化社製PLANDOOL−LG1、PLANDOOL−LG3、PLANDOOL−S、PLANDOOL−H、PLANDOOL−G、PLANDOOL−MAS等が挙げられる。

0013

本願発明に用いられる成分(B)非揮発性液状油剤は、25℃で液状であり、かつ揮発性を有さない油性成分のことであり、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。例えば、イソステアリン酸等の液状脂肪酸マカデミアナッツ油オリーブ油ツバキ油アボカド油ホホバ油パーム油メドウフォーム油等の油脂、イソノナン酸イソノニルイソノナン酸イソトリデシルオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピルパルミチン酸オクチルパルミチン酸イソプロピルミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリルリンゴ酸ジイソステアリルトリオタングリセリルトリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等のエステル類オクチルドデカノールオレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィンスクワランポリブテンオレフィンオリゴマー等の炭化水素低重合度ジメチルポリシロキサン高重合度ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンポリエーテル変性ポリシロキサンポリオキシアルキレンアルキルメチルポリシロキサンメチルポリシロキサン共重合体アルコキシ変性ポリシロキサン架橋型オルガノポリシロキサン等のシリコーン油フッ素変性ポリシロキサンパーフルオロデカンパーフルオロオクタンパーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤等が挙げられ、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。

0014

本願発明に用いられる成分(A)半固形状の抱水性油剤及び成分(B)非揮発性液状油剤の含有量は特に限定されず、求める使用感に応じて適宜調整することができるが、成分(A)と成分(B)との総含有量が、全組成中の10〜35重量%であることが好ましい。総含有量が10重量%を下回ると、十分な保湿効果が得られない場合があり、35重量%を超えるとのびが悪くなり、べたつき感が出る等使用感に不具合が出てくる場合がある。

0015

本願発明に用いられる成分(A)半固形状の抱水性油剤と成分(B)非揮発性液状油剤との重量比は特に限定されず、求める使用感に応じて適宜調整することができるが、成分(A)と成分(B)との重量比が、3:1〜1:1であることが好ましい。成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との重量比として1:1より少なくなると、十分な保湿効果が得られない場合があり、成分(A)と成分(B)との重量比として3:1より多くなると、のびが悪くなり、べたつき感が出る等使用感に不具合が出てくる場合がある。

0016

本願発明に用いられる成分(C)水溶性皮膜形成剤及び成分(D)油溶性皮膜形成剤は、コクのある使用感、優れた保湿効果、塗布膜の厚みをだすことでシワを目立たなくする効果を得る目的で含有される。

0017

本願発明に用いられる成分(C)水溶性皮膜形成剤は、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。例えばポリビニルピロリドンポリビニルアルコールポリ酢酸ビニル酢酸ビニルビニルピロリドン共重合体カルボキシメチルセルロースナトリウムプルラン変性コーンスターチ加水分解水デンプン寒天等が挙げられ、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。この中でも、皮膜の柔軟性やべたつきのなさ等の使用感の面から、ポリビニルピロリドンであることが好ましい。 ポリビニルピロリドンの市販品としては、BASF社製のLUVISKOL K−30、LUVISKOL K−90等が挙げられる。

0018

本願発明に用いられる成分(C)水溶性皮膜形成剤の含有量は特に限定されず、求める使用感に応じて適宜調整することができるが、全組成中の0.05〜1.5重量%であることが好ましい。0.05重量%を下回ると、コクのある使用感、保湿効果、しわを目立たなくする効果が得られない場合があり、1.5重量%を超えるとのびが悪くなる、べたつき感、塗布後のつっぱり感が出る等使用感に不具合が出てくる場合がある。

0019

本願発明に用いられる成分(D)油溶性皮膜形成剤は、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。例えばイソステアリン酸デキストリンミリストイルプルラン、トリメチルシリルプルラン、アルキル(C30−45)ジメチルシリルポリプピルシルセスキオキサン等が挙げられ、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。この中でも、含有している油剤への溶解性や、塗布時のコク、べたつきのなさ等の使用感の面から、イソステアリン酸デキストリンであることが好ましい。 イソステアリン酸デキストリンの市販品としては、千葉製粉社製のユニフィルHVY等が挙げられる。

0020

本願発明に用いられる成分(D)油溶性皮膜形成剤の含有量は特に限定されず、求める使用感に応じて適宜調整することができるが、全組成中の0.05〜5重量%であることが好ましい。0.05重量%を下回ると、コクのある使用感、保湿効果、しわを目立たなくする効果が得られない場合があり、5重量%を超えるとのびが悪くなる、塗布後のつっぱり感が出る等使用感に不具合が出てくる場合がある。

0021

本願発明は、成分(A)〜(D)を含有すれば、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れる乳化化粧料を提供することができるが、さらに成分(E)コレステロールプルラン及び/又は成分(F)バラ科ハゴロモグサ属及び/又はマメ科インゲンマメ属に属する植物の抽出物を含有することで、乳化化粧料の塗布時のコクや保湿効果が高くなり、より優れた乳化化粧料を得ることができる。

0022

本願発明に用いられる成分(E)コレステロールプルランは、水溶性の高い非イオン性の直鎖状多糖であるプルランに疎水基としてコレステロール基ウレタン結合で導入したものであり、市販品としては、日油社製のMEDSEEDS−C1等が挙げられる。

0023

本願発明において成分(E)コレステロールプルランの含有量は特に限定されず、求める使用感に応じて適宜調整することができるが、全組成中の0.01〜0.4重量%であることが好ましい。0.01重量%を下回ると、塗布時のコクのある使用感や保湿効果の増強が感じられない場合があり、0.4重量%を超えても、これ以上のコクのある使用感や保湿効果の増強が得られず、非経済的である。

0024

本願発明に用いられる成分(F)バラ科ハゴロモグサ属及び/又はマメ科インゲンマメ属に属する植物の抽出物は、用いる部位に関して限定されず、部、茎部、葉部、種子、花部等を含む地上部、根、地下茎等の地下部等をそれぞれ単独又は混合して用いることができる。また、抽出に際しては、植物自身を用いてもよいし、乾燥あるいは細切り、粉砕等加工した加工物を使用してもよい。

0025

本願発明に用いる成分(F)バラ科ハゴロモグサ属及び/又はマメ科インゲンマメ属に属する植物の抽出物は特に限定されず、例えば、加熱抽出したものであっても良いし、常温又は低温で抽出したものであっても良い。抽出する溶媒としては、例えば、水、低級アルコール類、液状多価アルコール類、ケトン類アセトンメチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類、炭化水素類エーテル類が挙げられ、これらの溶媒は、1種又は2種以上を混合して用いることができる。

0026

市販品としては、バラ科ハゴロモグサ属ハゴロモグサの葉部の抽出物であるテクノーブル社製のフィーメールマトル、マメ科インゲンマメ属クロバナツルアズキの抽出物である丸善製薬社製のクロバナツルアズキ抽出液BG等が挙げられる。

0027

本願発明の乳化化粧料には、上記した必須成分の他に発明の効果を損なわない範囲で、その使用目的に応じて各種成分、例えば、アニオン性界面活性剤カチオン性界面活性剤非イオン性界面活性剤、油分、紫外線吸収剤防腐剤保湿剤増粘剤色剤金属イオン封鎖剤酸化防止剤美容成分香料清涼剤pH調整剤等を適宜含有することができる。

0028

本願発明の乳化化粧料としては、乳液、保湿クリーム、目元用クリーム、美容液、マッサージ料パック料ハンドクリーム、ボディクリ−ム等のスキンケア化粧料化粧用下地化粧料を例示することができ、その使用法は、手で使用する方法、不織布等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。なかでも、アイクリーム等の目元用の化粧料として使用すると、保湿効果や目元の小じわを目立たなくする効果等、特に優れた効果が発揮される。

0029

以下に、実施例をあげて、本願発明をより詳細に説明するが、本願発明はこれらに限定されるものではない。なお、含有量は特記しない限り重量%とする。

0030

(実施例1〜35及び比較例1〜6)アイクリーム
本願発明の乳化化粧料を以下の実施例1〜35を用いて説明する。本願発明の乳化化粧料を調製し、各化粧料を塗布した時の「のびのなめらかさ」、「コク感」、「べたつきのなさ」、「しわの目立たなさ」、「保湿効果」の評価を行った。

0031

(のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさの評価)
実施例、比較例に示したように乳化化粧料を調製し、専門評価者20名により、各乳化化粧料を塗布した時の「のびのなめらかさ」、「コク感」、「べたつきのなさ」、「しわの目立たなさ」を官能評価し、以下の評価基準に従って判定した。
<評価基準>
◎:20名中16名以上が良いと評価した。
○:20名中11名〜15名が良いと評価した。
△:20名中6〜10名が良いと評価した。
×:20名中良いと評価した人が5名以下。

0032

(保湿効果の評価)
実施例、比較例に示したように乳化化粧料を調製し、専門評価者20名により、各乳化化粧料を塗布した後、8時間後の「保湿効果」を官能評価し、以下の評価基準に従って判定した。
<評価基準>
◎:20名中16名以上が保湿効果が高いと評価した。
○:20名中11名〜15名が保湿効果が高いと評価した。
△:20名中6〜10名が保湿効果が高いと評価した。
×:20名中保湿効果が高いと評価した人が5名以下。

0033

表1に示す実施例1〜13及び比較例1〜3により、乳化化粧料を下記製造方法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。

0034

※1エルデュウCL−301(味の素社製)
※2PLANDOOL−H(日本精化社製)
※3 PLANDOOL−MAS(日本精化社製)
※4ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
※5 LUVISKOL K−90(BASF社製)

0035

(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分11に成分12を添加し、30分間分散した。その後、成分13〜15を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜10を80℃で加温溶解し、成分11〜15を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳化化粧料を得た。

0036

表1の結果から明らかなように、実施例1〜13の乳化化粧料は、のびがなめらかで、コクがありながらもべたつきがなく、しわを目立たなくする効果と保湿効果に優れていることが明らかとなった。それに対し、半固形状の抱水性油剤を含有していない比較例1、2は、コク感、保湿効果等が低く、非揮発性液状油剤を含有していない比較例3は、のびのなめらかさ、べたつきのなさが劣っていた。

0037

表2に示す実施例14〜28及び比較例4〜6により、乳化化粧料を下記製造方法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。

0038

※6コスモール168ARV(日清オイリオグループ社製)
※7ミリストイル化プルラン(片コープアグリ株社製)
※8 SW−8005 C30 RESIN WAX(東レ・ダウコーニング社製)
※9 GOHSENOL EG−25(日本合成化学工業社製)
※10化粧品用プルラン(林原社製)

0039

(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分9に成分10を添加し、30分間分散した。その後、成分11〜15を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜8を80℃で加温溶解し、成分9〜15を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳化化粧料を得た。

0040

表2の結果から明らかなように、実施例14〜28の乳化化粧料は、のびがなめらかで、コクがありながらもべたつきがなく、しわを目立たなくする効果と保湿効果に優れていることが明らかとなった。それに対し、水溶性皮膜形成剤及び/又は油溶性皮膜形成剤を含有していない比較例4〜6は、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果の評価で劣っているものがあった。

0041

表3に示す実施例29〜35により、乳化化粧料を下記製造方法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。

0042

※11 Meduseeds−C1(日油社製);コレステロールプルラン1%配合水溶液
※12フィーメールマントル(テクノーブル社製);ハゴロモグサ葉抽出物0.2%配合水溶液
※13クロバナツルアズキ抽出液BG(丸善製薬社製);クロバナツルアズキ抽出物1%配合

0043

(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分8に成分9を添加し、30分間分散した。その後、成分10〜15を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜7を80℃で加温溶解し、成分8〜15を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳化化粧料を得た。

0044

表3の結果から明らかなように、実施例29〜35の乳化化粧料により、コレステロールプルランを含有すると、より優れたコク感が得られ、ハゴロモグサ葉エキス、クロバナツルアズキエキスを含有すると、より優れた保湿効果が得られることが明らかとなった。

0045

以下に、本願発明のその他の実施例を示す。

0046

(実施例36)
美容液
(成分) (%)
1.モノステアリン酸ソルビタン2.0
2.ホホバ種子油 2.0
3.オリーブ油4.0
4.シア脂※14 2.0
5.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル※3 4.0
6.水添ナタネ油アルコール0.8
7.イソステアリン酸デキストリン※4 0.5
8.精製水残 余
9.海水深層水) 10.0
10.合成スチブンサイト1.0
11.キサンタンガム0.1
12.グリセリン5.0
13.1,3−ブチレングリコール5.0
14.ポリビニルピロリドン※15 0.5
15.コレステロールプルラン水溶液※11 5.0
16.ハゴロモグサ葉エキス※12 0.5
17.ヒマワリ芽エキス0.5
18.キイチゴエキス0.5
19.メチルパラベン0.2
20.精製水 5.0
21.ラウロイルメチルタウリンNa 0.4
※14シアバターRF(高級アルコール工業社製)
※15 LUVISKOL K−30(BASF社製)
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分8、9に成分10、11を添加し、30分間分散した。その後、成分12〜19を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜7を80℃で加温溶解し、成分8〜19を添加後、ホモミキサーを5000rpmで1分間運転した後、加温溶解した成分20、21を加え、さらにホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、美容液を得た。

0047

実施例36について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果に優れた美容液を得た。

0048

(実施例37)
乳液
(成分) (%)
1.セスキステアリン酸メチルグルコシド1.5
2.ステアリン酸ポリグリセリル−6 0.2
3.ジステアリン酸ポリグリセリル−10 0.2
4.水添ポリイソブテン2.0
5.メドウフォーム油2.0
6.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル
/ベヘニル) ※2 6.0
7.ステアリルアルコール1.2
8.イソステアリン酸デキストリン※4 0.2
9.精製水残 余
10.合成スチブンサイト0.8
11.キサンタンガム0.1
12.ジプロピレングリコール5.0
13.1,3−ブチレングリコール5.0
14.ポリビニルピロリドン※15 0.2
15.プルラン※10 0.2
16.コレステロールプルラン水溶液※11 5.0
17.ハゴロモグサ葉エキス※12 1.0
18.クロバナツルアズキエキス※13 1.0
19.メチルパラベン0.2
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分9に成分10、11を添加し、30分間分散した。その後、成分12〜19を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜8を80℃で加温溶解し、成分9〜19を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳液を得た。

0049

実施例37について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果に優れた乳液を得た。

0050

(実施例38)
乳液
(成分) (%)
1.モノステアリン酸ソルビタン2.5
2.ジステアリン酸ポリグリセリル−10 0.5
3.イソステアリン酸イソステアリル3.0
4.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル
/ベヘニル) ※2 7.0
5.ステアリルアルコール1.0
6.イソステアリン酸デキストリン※4 0.5
7.精製水残 余
8.海水(深層水) 1.0
9.合成スチブンサイト0.2
10.ジプロピレングリコール5.0
11.1,3−ブチレングリコール5.0
12.ポリビニルピロリドン※5 0.2
13.コレステロールプルラン水溶液※11 3.0
14.クロバナツルアズキエキス※13 0.1
15.ヒマワリ芽エキス0.1
16.キイチゴエキス0.1
17.メチルパラベン0.2
(製造方法)
成分1〜6を80℃で加温溶解し、あらかじめ80℃にて均一混合しておいた成分7〜17を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳液を得た。

0051

実施例38について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果に優れた乳液を得た。

0052

(実施例39)
保湿クリーム
(成分) (%)
1.セスキステアリン酸メチルグルコシド1.5
2.モノステアリン酸ソルビタン0.5
3.リンゴ酸ジイソステアリル6.0
4.イソノナン酸イソトリデシル6.0
5.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)
※16 12.0
6.ステアリルアルコール3.0
7.イソステアリン酸デキストリン※4 1.0
8.シクロペンタシロキサン3.0
9.精製水残 余
10.海水(深層水) 5.0
11.合成スチブンサイト1.0
12.キサンタンガム0.1
13.ジグリセリン10.0
14.1,3−ブチレングリコール5.0
15.ポリビニルピロリドン※5 0.2
16.コレステロールプルラン水溶液※11 10.0
17.クロバナツルアズキエキス※13 2.0
18.ヒマワリ芽エキス1.0
19.メチルパラベン0.2
※16PLANDOOL−LG1(日本精化社製)
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分9、10に成分11、12を添加し、30分間分散した。その後、成分13〜19を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜8を80℃で加温溶解し、成分9〜19を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、保湿クリームを得た。

0053

実施例39について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果に優れた保湿クリームを得た。

0054

(実施例40)
ハンドクリーム
(成分) (%)
1.モノステアリン酸ソルビタン1.5
2.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.5
3.モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25E.0.) 0.5
4.水添ポリ(C6−12オレフィン) 4.0
5.オリーブ油4.0
6.ジメチルポリシロキサン8.0
7.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル※3 15.0
8.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタリスリチ
ル ※6 2.0
9.水添ナタネ油アルコール2.5
10.イソステアリン酸デキストリン※4 2.0
11.精製水残 余
12.ベントナイト0.5
13.キサンタンガム0.3
14.1,3−ブチレングリコール5.0
15.ポリビニルピロリドン※5 0.2
16.コレステロールプルラン水溶液※11 2.0
17.ハゴロモグサ葉エキス※12 0.1
18.メチルパラベン0.2
(製造方法)
成分1〜10を80℃で加温溶解し、あらかじめ80℃にて均一混合しておいた成分11〜18を添加後、ホモミキサーを5000rpmで10分間運転することで乳化した。その後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で50rpmの撹拌速度で35℃まで冷却し、乳液を得た。

実施例

0055

実施例41について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、のびのなめらかさ、コク感、べたつきのなさ、しわの目立たなさ、保湿効果に優れたハンドクリームを得た。

0056

本願発明によれば、半固形状の抱水性油剤、非揮発性液状油剤、水溶性皮膜形成剤、並びに油溶性皮膜形成剤を含有することにより、肌に塗布した時になめらかにのび、コクがありながらもべたつきがなく、保湿効果としわを目立たなくする効果に優れた乳化化粧料を開発することができる。

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