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技術 欄干パネル取外し用具

出願人 フジテック株式会社
発明者 渡邉雅也
出願日 2016年7月6日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-134416
公開日 2018年1月11日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-002448
状態 特許登録済
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード ライナー板 取外し工具 取外し対象 弛み止めナット 円弧状縁 字アングル 昇り用 押えボルト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
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図面 (16)

課題

強化板ガラスが自然破損した欄干パネルであっても、その取外しに供することが可能な欄干パネル取外し用具を提供すること。

解決手段

循環走行して乗客を搬送する無端搬送体である踏段12の走行路を含む乗客の通路PWに沿って複数のガラス製欄干パネル18が立設されてなる乗客コンベアであるエスカレータ10の欄干パネル18の取外しに用いる欄干パネル取外し用具を、板部材であるプラスチック段ボール134と、プラスチック段ボール134の第1の主面に形成された粘着剤層138と、プラスチック段ボール134の第2の主面側に設けられた取っ手146と、有する構成とした。

概要

背景

乗客コンベア、例えば、エスカレータでは、環状に連結されて循環走行する踏段走行路を含む乗客通路の両側に、当該通路に沿って列設されてなる複数の欄干パネル構成部材とする欄干が設置されている。この欄干パネルには、近年において意匠性重視される中、ガラス製のものが多く用いられている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。ガラス製の欄干パネルは、強化板ガラスの片面に飛散防止フィルムが貼着されてなるものである。

飛散防止フィルムは、強化板ガラスにおいて、一般的に、前記通路とは反対側(以下、「外側」と言う。)主面の全面に貼着されている。通路側(以下、「内側」と言う。)に貼着すると、飛散防止フィルムが、乗客の手荷物等に擦られて汚損し、意匠性が損なわれるからである。

欄干パネルの各々は、その下端縁部が、当該下端縁部に沿って間隔を空けて設置された複数の固定器具によって支持されている。また、前記走行路の両側に設置される欄干パネルの上端縁部や、昇降口出入口)に設置される欄干パネルの上端縁部および円弧状縁部には、移動手摺を案内するガイドレールが直接、または、取付部材を介して取り付けられている。

欄干パネルは、飛散防止フィルムが経年劣化した場合等には、新しいものと交換される。この場合、先ず、交換対象となる欄干パネルが取り外される。具体的には、従来、取っ手が付いたガラス用吸盤を強化板ガラスの内側の面に吸着させ、当該ガラス用吸盤を欄干パネルに固定する。次に、前記上端縁部や円弧状縁部からガイドレールを取り外し、前記下端縁部の固定器具による固定を解除する。そして、前記取っ手を握って欄干パネルを持ち上げ、固定器具から取り外している。

また、強化板ガラスは、当該強化板ガラスが粒状にひび割れるといった、いわゆる自然破損した場合にも交換がなされる。

概要

強化板ガラスが自然破損した欄干パネルであっても、その取外しに供することが可能な欄干パネル取外し用具を提供すること。循環走行して乗客を搬送する無端搬送体である踏段12の走行路を含む乗客の通路PWに沿って複数のガラス製欄干パネル18が立設されてなる乗客コンベアであるエスカレータ10の欄干パネル18の取外しに用いる欄干パネル取外し用具を、板部材であるプラスチック段ボール134と、プラスチック段ボール134の第1の主面に形成された粘着剤層138と、プラスチック段ボール134の第2の主面側に設けられた取っ手146と、有する構成とした。

目的

本発明は、上記した課題に鑑み、強化板ガラスが自然破損した欄干パネルであっても、その取外しに供することが可能な欄干パネル取外し用具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

循環走行して乗客を搬送する無端搬送体走行路を含む乗客の通路に沿って複数のガラス製欄干パネルが立設されてなる乗客コンベアの前記欄干パネルの取外しに用いる欄干パネル取外し用具であって、板部材と、前記板部材の第1の主面に形成された粘着剤層と、前記板部材の第2の主面側に設けられた取っ手と、有することを特徴とする欄干パネル取外し用具。

請求項2

前記第1の主面は、前記乗客コンベアに設置されている状態の欄干パネルの前記通路側において露出している主面部分に合致する接着面を含み、当該接着面に前記粘着剤層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の欄干パネル取外し用具。

請求項3

前記接着面が取外しの対象となる対象欄干パネルの前記主面部分に接着された状態において、当該対象欄干パネルに隣接する隣接欄干パネルと正面視で重なるストッパ部であって、前記隣接欄干パネルの前記通路側の主面に当接することにより、前記対象欄干パネルの取外し中に、当該対象欄干パネルが前記通路とは反対側に落下するのを防止するストッパ部を有することを特徴とする請求項2に記載の欄干パネル取外し用具。

請求項4

前記ストッパ部は、前記板部材において、前記接着面を含む部分から前記隣接パネル側に延出された板部材部分であることを特徴とする請求項3に記載の欄干パネル取外し用具。

請求項5

前記第1の主面の全部が前記接着面であって、前記ストッパ部は、前記第2の主面に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の欄干パネル取外し用具。

請求項6

前記板部材は、筋目が前記対象欄干パネルの上端縁部と平行となるプラスチック段ボールからなり、前記取っ手は、前記第2の主面に接着された長尺基板に固定されて、当該第2の主面側に設けられていて、当該基板は、その長さ方向を前記筋目と交差させて前記第2の主面に接着されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の欄干パネル取外し用具。

技術分野

0001

本発明は、欄干パネル取外し用具に関し、特に、エスカレータその他の乗客コンベア構成部材である欄干パネルの取外しに用いる用具に関する。

背景技術

0002

乗客コンベア、例えば、エスカレータでは、環状に連結されて循環走行する踏段走行路を含む乗客通路の両側に、当該通路に沿って列設されてなる複数の欄干パネルを構成部材とする欄干が設置されている。この欄干パネルには、近年において意匠性重視される中、ガラス製のものが多く用いられている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。ガラス製の欄干パネルは、強化板ガラスの片面に飛散防止フィルムが貼着されてなるものである。

0003

飛散防止フィルムは、強化板ガラスにおいて、一般的に、前記通路とは反対側(以下、「外側」と言う。)主面の全面に貼着されている。通路側(以下、「内側」と言う。)に貼着すると、飛散防止フィルムが、乗客の手荷物等に擦られて汚損し、意匠性が損なわれるからである。

0004

欄干パネルの各々は、その下端縁部が、当該下端縁部に沿って間隔を空けて設置された複数の固定器具によって支持されている。また、前記走行路の両側に設置される欄干パネルの上端縁部や、昇降口出入口)に設置される欄干パネルの上端縁部および円弧状縁部には、移動手摺を案内するガイドレールが直接、または、取付部材を介して取り付けられている。

0005

欄干パネルは、飛散防止フィルムが経年劣化した場合等には、新しいものと交換される。この場合、先ず、交換対象となる欄干パネルが取り外される。具体的には、従来、取っ手が付いたガラス用吸盤を強化板ガラスの内側の面に吸着させ、当該ガラス用吸盤を欄干パネルに固定する。次に、前記上端縁部や円弧状縁部からガイドレールを取り外し、前記下端縁部の固定器具による固定を解除する。そして、前記取っ手を握って欄干パネルを持ち上げ、固定器具から取り外している。

0006

また、強化板ガラスは、当該強化板ガラスが粒状にひび割れるといった、いわゆる自然破損した場合にも交換がなされる。

先行技術

0007

特開2013−124182号公報
特開2012−246072号公報
特開2010−215393号公報
特開平5−319759号公報

発明が解決しようとする課題

0008

この場合、ひび割れた前記強化板ガラス面(内側の面)に吸盤を吸着させることはできないため、前記ガラス用吸盤を取外し用具として用いることができない。

0009

このため、従来、欄干パネルを直接、軍手等を着用した手で支持して、前記固定器具から取り外している。すなわち、破損した欄干パネル横の踏段に立って、前記固定器具間の前記下端縁部に手を伸ばして欄干パネルを支持して前記固定器具から取り外している。

0010

しかしながら、足場としては不安定な踏段の上でを屈めて、欄干パネルの下端縁部に手を伸ばし、当該欄干パネルを支持するといった作業は能率が低いものとなってしまう。

0011

なお、上記の課題は、エスカレータのみならず他の乗客コンベア、例えば、移動歩道を構成する欄干パネルの取外しにも共通する。

0012

本発明は、上記した課題に鑑み、強化板ガラスが自然破損した欄干パネルであっても、その取外しに供することが可能な欄干パネル取外し用具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

上記の目的を達成するため、本発明に係る欄干パネル取外し用具は、循環走行して乗客を搬送する無端搬送体の走行路を含む乗客の通路に沿って複数のガラス製欄干パネルが立設されてなる乗客コンベアの前記欄干パネルの取外しに用いる欄干パネル取外し用具であって、板部材と、前記板部材の第1の主面に形成された粘着剤層と、前記板部材の第2の主面側に設けられた取っ手と、有することを特徴とする。

0014

また、前記第1の主面は、前記乗客コンベアに設置されている状態の欄干パネルの前記通路側において露出している主面部分に合致する接着面を含み、当該接着面に前記粘着剤層が形成されていることを特徴とする。

0015

さらに、前記接着面が取外しの対象となる対象欄干パネルの前記主面部分に接着された状態において、当該対象欄干パネルに隣接する隣接欄干パネルと正面視で重なるストッパ部であって、前記隣接欄干パネルの前記通路側の主面に当接することにより、前記対象欄干パネルの取外し中に、当該対象欄干パネルが前記通路とは反対側に落下するのを防止するストッパ部を有することを特徴とする。

0016

この場合に、前記ストッパ部は、前記板部材において、前記接着面を含む部分から前記隣接パネル側に延出された板部材部分であることを特徴とする。

0017

あるいは、前記第1の主面の全部が前記接着面であって、前記ストッパ部は、前記第2の主面に取り付けられていることを特徴とする。

0018

また、前記板部材は、筋目が前記対象欄干パネルの上端縁部と平行となるプラスチック段ボールからなり、前記取っ手は、前記第2の主面に接着された長尺基板に固定されて、当該第2の主面側に設けられていて、当該基板は、その長さ方向を前記筋目と交差させて前記第2の主面に接着されていることを特徴とする。

発明の効果

0019

上記の構成からなる欄干パネル取外し用具によれば、第1の主面を欄干パネルの主面に向かって押圧することにより、粘着剤層によって、当該欄干パネル用取外し用具を接着固定でき、第2主面側に設けられた取っ手を持って欄干パネルの取外し作業を行うことができる。このように、板部材の主面(第1主面)に形成された粘着剤層によって、接着するので、強化板ガラスが自然破損した欄干パネルであっても当該欄干パネル用取外し用具を固定することができるため、当該欄干パネルの取外しに供することができる。

図面の簡単な説明

0020

欄干パネルの取外し対象となるエスカレータの概略構成を示す斜視図である。
上記エスカレータを構成する欄干の概略構成を示す断面図である。
上記欄干を構成する欄干パネルを固定支持する固定器具の、(a)は平面図を、(b)は正面図を、(c)は前記平面図に対する右側面図を、(d)は固定器具の構成部材であるシャフトの先端部分の拡大斜視図をそれぞれ示している。
上記欄干パネルの交換作業途中における、上記固定器具の一状態を示す図である。
欄干パネルの上端部に設けられた取付部材の、(a)は前記上端部に固定された状態を、(b)は固定が解除された状態をそれぞれ示す断面図である。
(a)は上記取付部材を上記欄干パネルに固定するくさび部材に引上げボルト螺合した状態を、(b)は当該引上げボルトによって前記取付部材の固定が解除された状態をそれぞれ示す断面図である。
(a)は上記欄干を構成する欄干パネルの概略構成を示す正面図であり、(b)は同背面図であり、(c)は同左側面図である。
上記欄干パネルの取外しに用いられる欄干パネル取外し用具の、(a)は正面図を、(b)は左側面図を、(c)は下面図をそれぞれ示している。
上記欄干パネル取外し用具を構成するプラスチック段ボールの、(a)は一部を省略した斜視図であり、(b)は筋目の方向から見た一部省略側面図である。
上記欄干パネル取外し用具を構成する取っ手ユニットの斜視図である。
上記欄干パネル取外し用具を用いた、欄干パネル取外し作業を説明するための図である。
(a)、(b)は、それぞれ、変形例1、変形例2に係る欄干パネル取外し用具を、取外し対象となる欄干パネルに接着した状態で、通路から見た図である。
(a)は、変形例3に係る欄干パネル取外し用具を、取外し対象となる欄干パネルに接着した状態で、通路から見た図であり、(b)は、同欄干パネル取外し用具を図8(c)と同様に表した下面図である。
(a)は上記欄干を構成する欄干パネルの内、上端に設置される端部欄干パネルの概略構成を示す正面図であり、(b)は、当該端部欄干パネルの取外しに用いられる欄干パネル取外し用具の正面図である。
(a)は上記欄干を構成する欄干パネルの内、下端に設置される端部欄干パネルの概略構成を示す正面図であり、(b)は、当該端部欄干パネルの取外しに用いられる欄干パネル取外し用具の正面図である。

実施例

0021

以下、本発明に係る欄干パネル取外し用具の実施形態について、エスカレータ用の欄干パネル取外し用具を例に説明する。

0022

<エスカレータの全体構成>
先ず、欄干パネルの取外し対象となるエスカレータ10について説明する。図1に示すように、エスカレータ10は、環状に連結されて循環走行し、乗客を搬送する無端搬送体である複数の踏段12を有する。踏段12の走行路および上下の昇降口(出入口)を含む乗客の通路PWの両側には、欄干14,16が設置されている。

0023

欄干14,16の各々は、通路PWに沿って立設された複数の欄干パネル17,18,…,18,19を有する(図1において、欄干パネルは、片側の欄干14を構成する欄干パネルのみに符号を付している。)。欄干パネル17,18,19の各々は、ガラス製であり、後述するように、強化板ガラスと強化板ガラスの所定の範囲に貼着された飛散防止フィルムとを含むものである。

0024

ここで、複数の欄干パネル17,18,19の内、列設方向において両端部に設けられた端部欄干パネルを特に区別する必要がある場合、当該端部欄干パネルを「ニューエルパネル17,19」と称することとする。換言すれば、ニューエルパネル17,19は、通路PWの出入口(出口または入口)に設けられた欄干パネルである。また、ニューエルパネル17,19以外の欄干パネルを「中間パネル18」と称することとする。

0025

複数の欄干パネル17,18,19の外周には、ガイドレール(図1では不図示)に案内され、踏段12と同期して(すなわち、同じ向きに同じ速度で)循環走行する無端ベルト状をした移動手摺20,22がそれぞれ設けられている。前記ガイドレールに案内される移動手摺20,22は、複数の欄干パネル17,18,19の上端に沿って走行する区間(乗客が掴む区間)では、水平方向に走行した後、カーブして直線的に斜行し、またカーブして再び水平方向に走行する。

0026

エスカレータ10は、例えば、建築物内の階下のフロアDSと階上のフロアUSとの間に架け渡されて設置されている。エスカレータ10は、踏段12の走行の向きが切り替えられて、昇り用あるいは下り用として用いられ、踏段12に乗った乗客が、階下のフロアDSから階上のフロアUS、あるいは階上のフロアUSから階下のフロアDSへと搬送される。

0027

エスカレータにおいて、欄干14,16各々を構成する欄干パネルを一体物(一枚物)とすると非常に長くなるため、製造上等の理由から、上述したように複数枚分割構成とされている。この分割の態様として、図1に示すように、エスカレータの傾斜角度(移動手摺20,22の上記斜行の角度)に対して垂直方向に分割された所謂「垂直割」と、前記傾斜角度に関わらず鉛直方向に分割された所謂「鉛直割」(不図示)とがある。

0028

また、エスカレータには、乗り口と降り口で水平となる踏段(ステップ)の枚数(以下、「水平ステップ数」と言う。)が1.5枚になるタイプと3枚になるタイプのものがある。エスカレータ10の水平ステップ数は、1.5枚である。

0029

垂直割か鉛直割か、また、水平ステップ数が1.5枚か3枚かによって、欄干パネルの形状が異なってくる。

0030

<欄干>
次に、欄干14,16について説明する。欄干14と欄干16とは、通路PWを挟んで対称的に設置されていて、基本的には同じ構成を有している。よって、欄干14を代表に図2を参照しながら説明し、欄干16についての説明は省略することとする。なお、図2は、移動手摺20が斜行する区間において、移動手摺20の走行方向と直交する平面で切断した図である。また、図2において、後述する固定器具26は切断せずに表しており、その他の部材についての切断面のハッチングは、便宜上、省略している。

0031

欄干14を構成する欄干パネル18は、方形の強化板ガラス182と、強化板ガラス182表面の一部に接着剤(不図示)によって貼着された飛散防止フィルム184とを含む。強化板ガラス182は、例えば、透明ガラスであり、飛散防止フィルム184は、例えば、透明フィルムである。なお、図において、飛散防止フィルム184の厚みは強化板ガラス182の厚みに比して誇張して描いている。

0032

飛散防止フィルム184は、強化板ガラス182が破損した場合に、文字通り、その破片飛散するのを防止するためのものであり、例えば、ポリエステルからなる。強化板ガラス182における飛散防止フィルム184の貼着領域については後述する。

0033

<固定器具等>
図2に示すように、欄干14を構成する欄干パネル18の各々は、その下端部がそれぞれ、通路PWに沿って設置された複数台(例えば、2台)の固定器具26よってトラス28に固定されている。固定器具26は、いずれも同様の構成なので、一の固定器具26について説明する。

0034

固定器具26は固定ブラケット30と可動ブラケット32とを有し、固定ブラケット30が締結部材であるボルト34B、ナット34Nによってトラス28に固定されて、固定器具26はトラス28に取り付けられている。なお、固定ブラケット30は、2組のボルト34B・ナット34Nでトラス28に固定されているのであるが、図2には、一方のボルト34B・ナット34Nのみが現れている。

0035

固定ブラケット30には、ボルト・ナット36によって、外デッキ40が取り付けられている。

0036

続いて、固定器具26の詳細について、図3を参照しながら説明する。固定器具26は前述の通り、固定ブラケット30と可動ブラケット32とを有する。

0037

固定ブラケット30は、トラス28(図2)に固定する際にボルト34B(図2)が挿通されるボルト挿通孔44を有する。固定ブラケット30には、トラス28に固定された状態で、垂直面をなす受け面46が形成されている。受け面46は、固定器具26で後述のように欄干パネル18を固定支持した状態(図2)で欄干パネル18の下端部の通路PWとは反対側の主面部分と対向する面である。

0038

可動ブラケット32は、固定ブラケット30に対し、シャフト48によって、後述するように揺動可能に軸支されている。シャフト48は、円柱形丸棒の両端に、いわゆる二面取り加工を施したものである。この二面取り加工により、シャフト48の両端(図3(d)では、一端のみを図示)には、平行な2面を有する板状部48Aが形成されている。シャフト48は、板状部48A以外の円柱部48Bが、図3(a)において、固定ブラケット30を上下方向に貫通する孔(不図示)に挿入されており、板状部48Aのみが、固定ブラケット30の両側面30Aから突出している。なお、シャフト48の円柱部48Bと固定ブラケット30に形成された前記孔(不図示)の各々には、対応するキー溝(不図示)が形成されており、シャフト48は、当該孔(不図示)に対し、円柱部48Bが不図示の平行キーによって、回転不能に取り付けられている。

0039

可動ブラケット32は、図3(a)における上下方向両端部において、左方向に延びる一対のアーム部50を有している。アーム部50各々の先端部には、前記上下方向に貫通するだるま穴52(図3(b)に、一方のみを図示)が開設されている。だるま穴52は、円形部52Aとこれに連通した長穴部52Bとからなる。長穴部52Bの幅は、シャフト48の板状部48Aがガタツクことなく係合する大きさとなっている。また、円形部52Aの直径は、シャフト48の円柱部48Bよりも僅かに大きい寸法となっている。

0040

そして、両だるま穴52にシャフト48の板状部48Aが挿入されて、可動ブラケット32が固定ブラケット30に取り付けられている。板状部48Aがだるま穴52の長穴部52Bに係合している図3(b)に示す状態では、可動ブラケット32は、固定ブラケット30に対し、シャフト48の軸心周りに揺動不能となる。一方、可動ブラケット32が、矢印Aの向きに押し込まれて、だるま穴52の円形部52Aに板状部48Aが進入すると、可動ブラケット32は、シャフト48の軸心周りに揺動可能となる。

0041

ここで、板状部48Aが長穴部52Bに(その奥まで進入して)、係合している状態を、可動ブラケット32が固定ブラケット30に対し「固定状態」にあると言い、板状部48Aが長穴部52Bから外れて円形部52Aに存する状態を、可動ブラケット32が固定ブラケット30に対し「可動状態」にあると言うこととする。

0042

可動ブラケット32は、固定状態で、欄干パネル18(図2)の下端面を後述するクッションパッド76,78を介して支持することとなる支持部54を有する。支持部54は、略長方形の板状をしている。上述した両アーム部50は、図3(a)において、支持部54の上下方向両端部から左方向に延出されている。

0043

可動ブラケット32は、支持部54において両アーム部50とは反対側の端部から垂直に立ち上がり、固定状態で、固定ブラケット30の受け面46と対向する対向部56,58を有する。対向部56,58の各々には、固定ブラケット30に対し可動ブラケット32が固定状態で、固定ブラケットの受け面46に垂直な方向に形成された2つの雌ねじ(合計で4つ、いずれも不図示)がそれぞれ形成されており、当該雌ねじの各々には、圧接部材である圧接ボルト60,62,64,66が螺入されている。また、圧接ボルト60,62,64,66の各々には、弛み止めナット68,70,72,74がそれぞれ螺合されている。

0044

可動ブラケット32の支持部54の上面には、平板状をしたゴムなどの弾性部材からなるクッション部材であるクッションパッド76,78が貼着されている。

0045

図2戻り、欄干パネル18の下端部と固定ブラケット30の受け面46との間には、長方形状をしたゴムなどからなる弾性部材であるクッションシート80が挟まれている。クッションシート80は、主面が受け面46と同じ形状をしており、受け面46に重ねた状態で、受け面46に貼着されている。

0046

欄干パネル18の下端部と圧接ボルト60,62,64,66(図2には、2本のみが現れている)の先端と間には、片持ち状の支持具84の一部と圧接板82が挟まれている。圧接板82は、長方形をした鋼板と同じ長方形をしたゴムシートとが貼り合わされてなる2層構造をした板体(図には、当該2層構造を表していない)であり、欄干パネル18側にゴムシートがあてがわれる形で、挟みこまれている。支持具84は、逆「レ」字状に屈曲された金属板体からなる。支持具84には、後述する内デッキ86が取り付けられている。

0047

欄干パネル18の下端面の一部は、クッションパッド76,78(図2では、クッションパッド76のみが現れている)上面と当接していて、前記下端面はクッションパッド76,78を介して可動ブラケット32の支持部54に支持されている。なお、クッションパッド76,78は、必須の構成部材ではなく、無くても構わない。その場合には、欄干パネル18は、その下端面が支持部54に当接して、支持部54に支持されることとなる。

0048

図2に示す状態で、受け面46と対向する対向部56,58の雌ねじ(不図示)に螺入された(取り付けられた)圧接ボルト60,62,64,66は、強く締め付けられていて、その先端が圧接板82および支持具84を介して欄干パネル18の下端部を受け面46に向かって圧接することにより、欄干パネル18は、その下端部でトラス28に固定支持されている。そして、圧接ボルト60,62,64,66の弛みを防止するため、弛み止めナット68,70,72,74が締め付けられている。

0049

欄干パネル18をその下端縁部でトラス(不図示)に支持する固定器具26に上記のように固定された支持具84の上端部は、欄干パネル18側から通路PW側へ張り出した部84Aに形成されている。

0050

支持具84の庇部84Aには、平面視でその上側に内デッキ86の一部が重ねられている。内デッキ86は、基本的には、長尺のステンレス鋼板を、その横断面が「へ」字状になるように曲げ加工板金加工)されたものである。ここで、内デッキ86において、水平方向に対し傾いている部分を傾斜部86Aと称し、鉛直方向に平行な部分を側板部86Bと称することとする。内デッキ86の全長は、例えば、3600mmである。内デッキ86の傾斜部86Aにおいて庇部84Aと重なる重なり部86Cには、長手方向に所定の間隔(例えば、600mm)をあけて、バーリング加工が施されていて、これにより下方へ突出した円筒部86Dが前記所定の間隔で複数個形成されている。

0051

支持具84の庇部84Aには、内デッキ86の円筒部86Dに対応させて、その厚み方向に雌ねじが形成されており、円筒部86Dに上側から挿入された締結部材である皿ねじ87が、当該雌ねじに螺合している。皿ねじ87によって、重なり部86Cと庇部84Aとが締結されている。

0052

内デッキ86の欄干パネル18側端部には端部カバー88が装着されている。端部カバー88は、軟質合成樹脂からなり、全長に亘って横断面形状が一様な帯状をした部材である。

0053

内デッキ86の側板部86B内側に、上端縁部を重ねてスカートガード90が立設されている。スカートガード90において、通路PWとは反対側主面の上端部に、補強板92が接合されている。補強板92には、上部クリップ94が接合されている。また、スカートガード90の同主面には、図示のように下部クリップ96が接合されている。

0054

スカートガード90の内側(通路PWに面していない側)には、L字アングル材からなる上部支持部98と等辺山形鋼からなる下部支持部100とが上下に設けられている。上部支持部98と下部支持部100は、トラス(不図示)に固定されている。

0055

図2に示すように、上部クリップ94とスカートガード90の一部とで上部支持部98の一部が挟持され、下部クリップ96とスカートガード90の一部とで下部支持部100の一部が挟持され、補強板92の下端面92Aが上部支持部98の上端面98Aに当接して、スカートガード90が、上部支持部98と下部支持部100とで支持されている。

0056

欄干パネル18が破損した場合等、交換のため、固定器具26による固定が解除されて、欄干パネル18が取り外される。固定解除の手順について、以下に説明する。

0057

(i)まず、破損した欄干パネル18下部に対応する(対向する)、一又は複数枚の内デッキ86およびスカートガード90を取り外す。

0058

(ii)次に、弛み止めナット68,70,72,74(図2図3)を弛めた後、圧接ボルト60,62,64,66(図2図3)を弛め、さらに、圧接ボルト60,…,66を、その先端の各々が対向部56,58(図2図3)内に没入するまで、通路PW側に螺進させて後退させる。

0059

(iii)そして、圧接板82および支持具84を取り除き、可動ブラケット32を、図2の矢印Aの向きに押し込み、シャフト48の板状部48A(図3(d))がだるま穴52(図3)の円形部52Aに位置するようにする。すなわち、可動ブラケット32を固定ブラケット30に対し、「固定状態」から「可動状態」にする。

0060

(i)〜(iii)の作業が終了した状態を図4に示す。
(iv)可動状態にある可動ブラケット32を、シャフト48を中心に矢印Cの向き(時計方向)に揺動させる。すなわち、可動ブラケット32を、シャフト48を中心に欄干パネル18の下方へ揺動させる。

0061

(v)可動ブラケット32を上記のように揺動させることにより、可動ブラケット32は、対向部56,58(図3)が受け面46と対向する姿勢図2図4)から、対向部56,58が圧接ボルト60,…,66と共に欄干パネル18の下方へ揺動して、欄干パネル18の下端部の通路PW側前方を開放すると共に、支持部54が欄干パネル18下端面から下方へ離間して欄干パネル18の固定が解除された姿勢(図11)となる。

0062

照明器具・ガイドレール等>
下端部が固定器具26で固定された欄干パネル18の上端部には、図2に示すように、取付部材106等を介して照明器具104が取り付けられている。

0063

取付部材106は、アルミニウム押出形材からなり、欄干パネル18の上端縁に沿って、複数本が間隔を空けて列設されている。

0064

照明器具104は、取付部材106にL字アングル部材108を介して取り付けられたホルダ110を有し、ホルダ110には、蛍光ランプ112が嵌め込まれている。

0065

取付部材106を覆うように、横断面が略「コ」字状をした長尺の手摺デッキ114が、不図示のねじによって、取付部材106に取り付けられている。手摺デッキ114は、ステンレス鋼板を板金加工したものである。

0066

一本の手摺デッキ114は、一本の取付部材106よりも長く、複数本の取付部材106に亘って、一本の手摺デッキ114が取り付けられている。これにより、隣接する取付部材106は、両者に取り付けられた手摺デッキ114によって連結されていることになる。

0067

手摺デッキ114の開口部には、蛍光ランプ112を覆うように、合成樹脂からなる半透明ランプカバー116が取り付けられている。

0068

取付部材106上部には、手摺デッキ114を介してガイドレール118が固定されている。ガイドレール118は、例えば、ステンレス鋼板を板金加工して作製されたものである。ガイドレール118は、取付部材106上面に対応する底板部118Aを有し、底板部118Aがスポット溶接(不図示)により手摺デッキ114に接合されている。ガイドレール118は、また、底板部118Aの両端縁から上方へ立ち上がった縦板部118B,118Cと、縦板部118B,118Cの上端から外方へ張り出したフランジ部118D,118Eとを有する。両フランジ部118D,118E間は、図2に示すように開口されている。

0069

ガイドレール118には、両フランジ部118D、118E間の開口部を塞ぐように、両フランジ部118D,118Eに移動手摺20が取り付けられている。

0070

上記のようにして、照明器具104やガイドレール118が設けられた取付部材106の欄干パネル18上端部への取付態様について、図5を参照しながら説明する。

0071

図5(a)に示すように、取付部材106は、下方に開口された溝部120を有し、溝部120が欄干パネル18の上端部に上方から嵌め込まれている。

0072

溝部120の第1側壁120Aは、欄干パネル18の一方の主面に沿うように形成されていると共に、第1側壁120Aに対向する第2側壁120Bは、欄干パネル18の他方の主面との間隔が下方程狭くなる斜面に形成されている。

0073

欄干パネル18の前記他方の主面と第2側壁120Bとの間には、紙面に垂直な方向に細長いくさび部材124が設けられている。くさび部材124は、金属材料(例えば、ステンレス鋼)、または硬質の合成樹脂からなる。

0074

底板部118Aと手摺デッキ114の各々には、連通する貫通孔118F、貫通孔114Aが開設されている。また、取付部材106において、貫通孔118F,114Aに対応する位置には、上下に貫通する雌ねじ106Aが形成されている。

0075

雌ねじ106Aには、上部から押えボルト126が螺合している。押えボルト126が締め込まれて、押えボルト126の先端でくさび部材124が押し下げられ、くさび作用によって、欄干パネル18の上端部に取付部材106が固定されている。

0076

取付部材106の欄干パネル18への固定を解除するには、図6に示すように、ナット128が螺合した引上げボルト130を用いる。くさび部材124上面の押えボルト126(図5)による押圧位置とは異なる位置には、雌ネジ(不図示)が形成されている。当該雌ねじに対応させて、底板部118A、手摺デッキ114、取付部材106の各々には、連通する長孔118G、長孔114B、長孔106Bが開設されている。長孔118G、長孔114B、長孔106Bは、紙面に垂直な方向が幅方向となるように開設されており、当該幅は、引上げボルト130の呼び径よりも大きく、ナット128の二面幅よりも小さい長さに設定されている。

0077

上記の構成において、くさび部材124を弛めるときは、先ず、押えボルト126(図5(a))を弛め、さらに、その先端(下端)が雌ねじ106A内に進入するまで、上向きに螺進させる。

0078

次に、図6(a)に示すように、引上げボルト130をくさび部材124に形成された雌ねじ(不図示)に螺合させる。そして、ナット128を矢印の向きに回して、ナット128を下向きに螺進させる。ナット128が底板部118Aの上面に当接した後もナット128を回すと、引上げボルト130がナット128に対し、相対的に上向きに螺進し、これに伴い、引上げボルト130が螺合しているくさび部材124が上向きに引き上げられる。このようにして、くさび部材124が弛められ、取付部材106の欄干パネル18への固定が解除される。

0079

くさび部材124が、図6(b)に示す最大に引き上げられた状態では、取付部材106は、欄干パネル18の上端部に欄干パネル18の厚み方向に遊びを持って嵌った状態となる(図5(b)、図6(b))。

0080

<欄干パネル>
本例における欄干パネル18では、例えば、強化板ガラス182に自然破損が生じて交換するに際し、固定解除された固定器具26および取付部材106から取り外す場合、その上端縁部や下端縁部における破片が可能な限り脱落しないよう以下の工夫がなされている。

0081

図7は、欄干パネル18単体を示す図である。図7(a)は、設置された状態で通路PW側となる正面図であり、図7(b)は、通路PWとは反対側となる背面図であり、図7(c)は、左側面図である。なお、本図を含む全ての図において各部材間尺度統一していない。特に、欄干パネルを示す図においては、強化板ガラスの厚みに対する飛散防止フィルムの厚みは誇張して描いている。また、図7図14(a)、および、図15(a)において、飛散防止フィルムにはハッチングを施している。

0082

ここで、欄干パネルを構成する強化板ガラスにおいて、欄干パネルを設置した状態で、通路PWとは反対側となる主面を「第1主面」と称し、通路PW側となる主面を「第2主面」と称することとする。

0083

従来、強化板ガラスの第1主面のみに飛散防止フィルムが貼着されているところ、欄干パネル18では、図7に示すように、強化板ガラス182の第1主面182Aに加え、第2主面182Bにおける上端縁部182Uと下端縁部182Lを含む領域(図7(c))に飛散防止フィルム184を貼着した。

0084

ここで、強化板ガラス(182)における上端縁部(182U)とは、上端面(182Ue)から一定幅の領域であって、ガイドレール(118)を強化板ガラスに取り付けるための部材取付部材(106)が取り付けられる領域である。また、強化板ガラス(182)における下端縁部(182L)とは、下端面(182Le)から一定幅の領域であって、固定器具(24)によって固定される領域である。具体的には、本例において、上端縁部182Uは、図5(a)に示すように、取付部材106の第1側壁120Aとくさび部材124とで挟持される部分を含む領域である。下端縁部182Lは、固定器具26における圧接板82と受け面46とでとで挟持される部分を含む領域である。なお、照明器具等を有しないエスカレータにおいて、ガイドレールが直接的に強化板ガラスに取り付けられる場合における当該強化ガラスの上端縁部は、当該ガイドレールが嵌めこまれている領域である。

0085

欄干パネル18は、図7(b)、図7(c)に示すように、強化板ガラス182の第1主面182Aには、全面に飛散防止フィルム184が貼着されている。

0086

一方、強化板ガラス182の第2主面182Bにおいては、図2図7(c)に示すように、上端縁部182Uと下端縁部182Lに貼着されている。上端縁部182Uに貼着された飛散防止フィルム184は、さらに下方へ延長されて貼着されており、下端縁部182Lに貼着された飛散防止フィルム184は、さらに上方へ延長されて貼着されている。

0087

自然破損した強化板ガラス182の上下端部からの破片の脱落を防止するといった観点からは、第2主面182Bの上下端部において、出来るだけ大きな幅で飛散防止フィルム184を貼着することが好ましい。しかし、幅を広げすぎると、乗客から視認される部分が現れてしまう。乗客から視認される飛散防止フィルム部分が汚損すると、意匠性が損なわれてしまう。

0088

そこで、第2主面182Bにおいては、少なくとも、上端縁部182Uと下端縁部182Lを含み、乗客から視認されない領域に飛散防止フィルム184を貼着している。

0089

本例では、図5(a)に示すように、強化板ガラス182の第2主面182Bにおいて、くさび部材124で挟持された領域(すなわち、上端縁部182U)に貼着された飛散防止フィルム184は、さらに下方へ延長されて貼着されている。

0090

本例では、飛散防止フィルム184が、上端縁部182Uから下方へ少々はみ出しても、当該はみ出した部分は、手摺デッキ114等に隠れて、乗客からは視認されない。そこで、第2主面182Bの上端部においては、飛散防止フィルム184の貼着領域を、上端縁部182Uのみならず、手摺デッキ114等に隠れて乗客から視認されない最大範囲までの領域に飛散防止フィルム184を貼着している。

0091

また、第2主面182Bの下端部においては、下端縁部182Lから少々上方へはみ出しても、当該はみ出した部分は内デッキ86等に隠れて、乗客からは視認されない。そこで、第2主面182Bの下端部においては、飛散防止フィルム184の貼着領域を、下端縁部182Lのみならず、内デッキ86等に隠れて乗客から視認されない最大範囲までの領域に飛散防止フィルム184を貼着している。

0092

図7(a)において、2本の一点鎖線区画された内側の領域が、欄干パネル18がエスカレータ10に設置されている状態において、正面視で、通路PW側において露出している主面(本例では、強化板ガラス182の第2主面182B)部分(以下、「露出面18E」と言う。)である。

0093

第2主面182Bに貼着された飛散防止フィルム184部分は、第1主面182Aに貼着した飛散防止フィルム184の第1主面182Aからはみ出させた部分を第2主面182Bへ折り返して貼着した部分である。なお、強化板ガラス182の上端面182Ueおよび下端面182Leには、必ずしも貼着する必要はない(飛散防止フィルム184と上端面182Ueおよび下端面182Leとの間に前記接着剤を介在させる必要はない。)。

0094

以上説明したように、欄干パネル18では、強化板ガラス182の第1主面182A全面に加え、第2主面182Bにおいて、固定器具26で支持された下端縁部182Lおよび取付部材106が取り付けられた上端縁部182Uを含む領域に飛散防止フィルム184が貼着されている。このため、例えば、強化板ガラス182が自然破損し、欄干パネル18を交換する際に、上端縁部182Uが手摺デッキ114に引っ掛かったり、下端縁部182Lが固定器具26に引っ掛かったりしても、破片が脱落するのを可能な限り防止できる。また、第2主面182Bにおける飛散防止フィルム184の貼着領域は、乗客から視認されない領域に限られるため、意匠性を損ねることがない。

0095

<欄干パネル取外し用具>
強化板ガラス182が自然破損して粒状にひび割れる等し、取外し用具としてガラス用吸盤が使えない場合に用いられる欄干パネル取外し用具(以下、単に「取外し用具」と言う。)132について、図8図10を参照しながら説明する。

0096

取外し用具132は、図8に示すように、板部材であるプラスチック段ボール(以下、「プラダン」と言う。)134とプラダン134に取り付けられた一または複数(本例では、4個)の取っ手ユニット136とを有する。なお、プラスチック段ボールは、公知の板材である。

0097

プラダン134は、図9に示すように、2枚のライナー板1342,1344で、並列した複数のリブ(筋)1346を挟み込んだ構造を有している。プラダン134は、例えば、ポリプロピレンからなる。ここで、リブ1346の長さ方向は、いわゆる「筋目」と称される。プラダン134は、筋目と交差する方向(特に、直交する方向)には比較的曲げ易く、筋目の方向には曲げにくい性質を有している。

0098

図8に戻り、プラダン134(の主面)は、欄干パネル18の露出面18Eに合致する形状を有している。すなわち、プラダン134の横寸法L1は、欄干パネル18の横寸法G1(図7(a))とほぼ同じである。また、プラダン134の縦寸法L2は、図7(a)における2本の2点鎖線間の距離G2とほぼ同じである。

0099

プラダン134の第1主面134Aには、図9に示すように、粘着剤層138が形成されている。粘着剤層138の、第1主面134Aとは反対側には、剥離紙140が積層されている。粘着剤層138は、両面テープ(全体は不図示)の一方の剥離紙(不図示)を剥がして、第1主面134Aに接着することによって形成されたものである。剥離紙140は、前記両面テープにおけるもう一方の剥離紙である。当該両面テープには、例えば、JISZ 1541(超強力両面粘着テープ)1号1種に相当する強接着両面テープを用いることができる。粘着剤層138を構成する粘着剤には、例えば、アクリルフォーム粘着剤を用いることができる。

0100

図8に戻り、取っ手ユニット136の各々は、プラダン134の第2主面134B側に設けられている。取っ手ユニット136は、図10に示すように、長尺の基板142と基板142に固定された一または複数個(本例では、3個)の取っ手146とを有する。

0101

基板142は、例えば、L形アルミアングル材からなり、細長い長方形をした平板部1422と平板部1422の長辺部から垂直に立ち上がった立上り部1424とを有する。基板142は、立上り部1424を有しているため、立上り部1424の長さ方向における曲げに対する剛性が高くなっている。

0102

取っ手146は、例えば、アルミ製または硬質プラスチック製成型品からなり、不図示のねじや接着剤によって、基板142の平板部1422に固定されている。

0103

平板部1422の取っ手146とは反対側の裏側の主面(以下、「裏面」と言う。)には、粘着剤層148が形成されている。粘着剤層148の、前記裏面とは反対側には、剥離紙150が積層されている。粘着剤層148は、両面テープ(全体は不図示)の一方の剥離紙(不図示)を剥がして、前記裏面に接着することによって形成されたものである。剥離紙150は、前記両面テープにおけるもう一方の剥離紙である。

0104

取っ手ユニット136は、剥離紙150を剥がして、露出した粘着剤層148をプラダン134の第2主面134Bに押し付けることによって、プラダン134に固定される。

0105

この場合、図8(a)に示すように、基板142の長さ方向を、プラダン134において矢印Bで示す前記筋目の方向と交差させて(本例では、直交させて)、取っ手ユニット136をプラダン134に固定することにより、プラダン134の、前記筋目と直交する方向における曲げに対する補強を図ることができる。

0106

<欄干パネルの取外し手順>
続いて、上記の構成を有する取外し用具132を用いた、欄干パネル18の取外し手順について説明する。

0107

(i)取外し対象の欄干パネル18に対応する、内デッキ86とスカートガード90(図2)を取外す

0108

(ii) 取外し用具132のプラダン134から剥離紙140(図9)を剥がす。

0109

(iii) これによって露出した粘着剤層138を、図2に示す矢印H向きに、欄干パネル18の露出面18Eに重ねて押し付け、取外し用具132を粘着剤層138による粘着力によって欄干パネル18に固定する。

0110

この場合、欄干パネル18の強化板ガラス182が自然破損していたとしても、その上下端縁部が取付部材106および固定器具26に固定されている状態では、平面性が保持されるので、通路PW側から押し付けるだけで、取外し用具132を欄干パネル18に接着によって固定することができる。

0111

(iv) 次に、取付部材106と固定器具26の固定を解除する。仮に、取外し用具132を固定することなく、取付部材106と固定器具26の固定を解除すると、自然破損した欄干パネル18は、平面性を失っていて不規則に撓むため、その取り扱いが困難になる。また、撓むことにより、強化板ガラス182の第2主面182Bに対する飛散防止フィルム184の非貼着領域における破片が、第1主面182Aに貼着された飛散防止フィルム184から脱落しやすくなる。

0112

この点、欄干パネル18に取外し用具132を貼着することにより、取付部材106と固定器具26の固定を解除した後でも、欄干パネル18は平面性が保持されるので、その取り扱いが容易になる。また、欄干パネル18の露出面18Eと言った、第2主面182Bにおける飛散防止フィルム184の非貼着領域の大半に飛散防止フィルムを貼着したのと同様の効果、すなわち、文字通り自然破損した強化板ガラス182の粒状の破片が脱落して飛散するのを防止する効果が得られる。

0113

(v) そして、取っ手146を握ったまま、図11に示すように、欄干パネル18を一点鎖線で示す状態から、矢印Dの向き、すなわち、下方へ下げて、その上端縁部を取付部材106から抜き去り、下部を矢印Sの向きに振ることにより、欄干パネル18を通路PW側に取り外すことができる。

0114

<欄干パネル取外し用具の変形例>
(変形例1)
取外し用具132では、プラダン134を欄干パネル18の露出面18Eに合致した形状とし、第1主面134Aに形成した粘着剤層138によって、欄干パネル18に接着した。すなわち、第1主面134Aの全部が欄干パネル18への接着面となっており、当然のことながら、当該接着面は露出面18Eに合致した形状となっている。

0115

これに対し、変形例1に係る取外し用具152では、図12(a)に示すように、構成部材であるプラダン154は、取外し対象となる欄干パネル18(以下、「欄干パネル18r」とする。)に対する接着面を含む接着部154AD(矢印adで示す範囲部分)から、欄干パネル18rの両側に隣接する欄干パネル18(以下、「欄干パネル18n1」、「欄干パネル18n2」とする。)側にそれぞれ延出され、欄干パネル18n1と欄干パネル18n2の各々に正面視で重なるプラダン154部分SP(矢印spで示す範囲部分)を有する。以下、プラダンにおいて、取外し対象となる欄干パネルに対する接着面を含む部分を「接着部」と称し、接着部から、当該取外し対象となる欄干パネルの両側に隣接する欄干パネル側に延出された部分を「ストッパ部」と称することとする。

0116

取外し用具152のプラダン154において、接着部154ADから延出させてストッパ部154SPを設けたのは、以下の理由による。上記実施形態の取外し用具132(図8)の場合、プラダン134の全部が欄干パネル18rに重なるため、取外し用具132を用いて欄干パネル18rを取り外す際、誤って、欄干パネル18rを(取外し用具132と一緒に)通路PWとは反対側に落下させてしまうおそれが生じる。そこで、上記のようにストッパ部154SPを設けることにより、欄干パネル18rが、通路PWと反対側に落下しそうになると、ストッパ部154SPが欄干パネル18n1、欄干パネル18n2の通路PW側の主面に当接することで、前記落下の防止を図っているのである。

0117

(変形例2)
変形例1の取外し用具152では、プラダン154の接着部154ADから、その幅の全長に亘ってストッパ部154SPが延出された構成としたが、変形例2に係る取外し用具156では、図12(b)に示すように、プラダン158の接着部158AD(矢印adで示す範囲部分)から、その幅方向における一部をストッパ部158SP(矢印spで示す範囲部分)として延出させた構成とした。

0118

(変形例3)
変形例1、2に係る取外し用具152、156では、プラダン154、158の一部によって、ストッパ部154SP、158SPを構成することとしたが、変形例3に係る取外し用具160は、プラダンとは別個にストッパ部を設けることとした。

0119

取外し用具160は、図13に示すように、上記実施形態の取外し用具132にストッパ部162,164を追加した構成とした。取外し用具160において、取外し用具132と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明については省略することとする。

0120

ストッパ部162,164の各々は、例えば、アルミ板からなる。ストッパ部162,164の各々は、接着等によってプラダン134の第2主面134Bに取り付けられている。取外し用具160(の第1主面134A)が欄干パネル18rに、図示のように接着された状態において、正面視で、その一部が欄干パネル18n1、欄干パネル18n2に重なるように、ストッパ部162,164の各々がプラダン134の第2主面134Bに取り付けられている。

0121

取外し用具160においても、ストッパ部162,164の一部が欄干パネル18n1、欄干パネル18n2の通路PW側主面に当接することにより、取外し中の欄干パネル18rが通路PWと反対側に落下するのが防止される。

0122

<中間パネル以外の欄干パネルに用いられる欄干パネル取外し用具>
以上、中間パネル18のための取外し用具132、152、156、160について説明したが、次に、ニューエルパネル17、19の取外しのための取外し用具について説明する。

0123

先ず、ニューエルパネル17、19の構成について、図14(a)、図15(a)を参照しながら説明する。なお、図14(a)、図15(a)において例示する欄干パネルは、全て、欄干パネル18(図7)と同様、強化板ガラスの第1主面の全面に貼着された飛散防止フィルムの前記第1主面からはみ出した部分を、第2主面側へ折り返して、当該第2主面に貼着したものである。また、図14(a)、図15(a)において例示する欄干パネルの強化板ガラスにおいて、固定器具(26)によって支持される下端縁部の範囲と、取付部材(106)が取り付けられる端縁部の範囲は、当該強化板ガラスの外周に沿った範囲のみ特定して説明する。

0124

ニューエルパネル17を構成する強化板ガラス172は、図14(a)に示すように、水平方向に張り出した円弧状縁部を含み、移動手摺20(図1)の走行方向が反転するように移動手摺20を案内するガイドレール(不図示)が取付部材(不図示)を介して取り付けられた縁部(以下、強化板ガラスにおいて、移動手摺の走行方向が反転するように当該移動手摺を案内するガイドレールが取り付けられた縁部を「反転縁部」と称する。)172Rを有している。そこで、第2主面172Bにおける、反転縁部172Rにも上端縁部172Uとほぼ同じ幅で、飛散防止フィルム174が貼着されている。また、第2主面172Bにおける下端縁部172Lにも、飛散防止フィルム174が貼着されている。

0125

なお、符号172Nで指し示す縁部、すなわち、反転縁部172Rと下端縁部172Lとの間の縁部(以下、強化板ガラスにおける反転縁部と下端縁部との間の縁部を「中間縁部」と称する。)には、図示のように、必ずしも飛散防止フィルム174を貼着する必要は無い。中間縁部172Nは、固定器具26で支持されたり、取付部材106が取り付けられたりしないからである。

0126

図14(a)において、一点鎖線で区画された内側領域が、ニューエルパネル17が設置されている状態において、通路PW側に露出している第2主面172B部分(以下、「露出面17E」と言う。)である。

0127

ニューエルパネル19についても、図15(a)に示すように、強化板ガラス192の第2主面192Bにおいては、上端縁部192Uと反転縁部192Rに亘って、ほぼ同じ幅で飛散防止フィルム194が貼着されている。また、下端縁部192Lにも飛散防止フィルム194が貼着されている。中間縁部192Nには、飛散防止フィルム194は貼着されていない。

0128

図15(a)において、一点鎖線で区画された内側領域が、ニューエルパネル19が設置されている状態において、通路PW側に露出している第2主面192B部分(以下、「露出面19E」と言う。)である。

0129

上記の構成からなる(上記の形状をした)ニューエルパネル17、19のための取外し用具について説明する。

0130

先ず、ニューエルパネル17の取外し用具200は、図14(b)に示すように、ニューエルパネル17の露出面17E(図14(a))に合致する形状をしたプラダン202を有している。

0131

プラダン202の図14(b)における背面(第1主面)には、両面テープ(不図示)を接着することにより、粘着剤層および当該粘着剤層に積層された剥離紙(いずれも不図示)が形成されている。プラダン202の第2主面202Bには、複数個(本例では、5個)の取っ手ユニット136(図10)が設けられている。取っ手ユニット136の第2主面202Bへの固定態様は、取外し用具132と同様なので、その説明については省略する。

0132

次に、ニューエルパネル19の取外し用具204について説明する。取外し用具204は、図15(b)に示すように、ニューエルパネル19の露出面19E(図15(a))に合致する形状をしたプラダン206を有している。

0133

プラダン206の図15(b)における背面(第1主面)には、両面テープ(不図示)を接着することにより、粘着剤層および当該粘着剤層に積層された剥離紙(いずれも不図示)が形成されている。プラダン206の第2主面206Bには、複数個(本例では、4個)の取っ手ユニット136(図10)が設けられている。取っ手ユニット136の第2主面206Bへの固定態様は、取外し用具132と同様なので、その説明については省略する。

0134

また、取外し用具200、204を用いたニューエルパネル17、19の取外し手順も、取外し用具132の場合と同様なので、その説明については省略する。

0135

なお、取外し用具は、現場で完成(組立て)される。すなわち、エスカレータ10が設置された現場近くのメンテナンス用具等が保管された保管庫には、プラダン(粘着剤層が形成され剥離紙が積層された状態)と取っ手ユニットとが別々に保管されている。そして、欄干パネルを取り替える必要が生じた際に、当該欄干パネル用のプラダンを選択し、これに取っ手ユニットを必要な分(1個または複数個)接着固定して、欄干パネル取外し工具を完成させて用いるようにしている。取っ手ユニットが固定された状態、すなわち、欄干パネル取外し用具の状態で保管するよりも、プラダン(粘着剤層が形成され剥離紙が積層された状態)と取っ手ユニットとを別々に保管する方が、保管スペースを少なくすることができるからである。

0136

以上説明したように、取外し用具を構成する板部材であるプラダンの形状は、取外し対象とされる欄干パネルの形状によって異なる。欄干パネルは、上掲した以外にも種々の形状のものが存在する。エスカレータを構成する欄干パネル各々の形状は、主として、当該エスカレータにおける欄干パネルの上述した分割構成が前記垂直割か前記鉛直割か、また、水平ステップが1.5枚か3枚か等によって決まる。上掲した欄干パネル以外の欄干パネルの取外し用具についての図示は省略するが、いずれにしても、取外し用具132(図8)、取外し用具200(図14(b))、および、取外し用具204(図15(b))と同様な考えの下に構成することができる。

0137

また、取外し対象とされる欄干パネルの片側または両側に隣接する欄干パネルが存在する場合は、当該隣接する欄干パネルに対応させ、図12図13に示したような、ストッパ部154SP、ストッパ部158SP、またはストッパ部162,164を設けても構わない。

0138

以上、本発明に係る欄干パネル取外し用具を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下の形態とすることもできる。

0139

(1)上記実施形態において、取外し用具を構成するプラダンは、欄干パネル(の露出面17E,18E,19E)に合致した形状としたが、プラダンは必ずしもこの形状に限らない。

0140

欄干パネルの形状に限らず、例えば、欄干パネルの露出面17E,18E,19Eよりも小さい面積であるが、相当に大きい面積を有する、円板状、楕円板状、あるいは多角形板状としても構わない。

0141

すなわち、取外し用具は、形状は任意であるが相当に大きい面積を有するプラダンの片面(第1主面)に粘着剤層を形成し、もう一方の片面(第2主面)側に取っ手を設ける構成としても構わない。

0142

ここで、相当に大きい面積とは、前記第1主面を、欄干パネルを構成する強化板ガラスに接着した状態で、前記第2主面側に設けられた取っ手によって(取っ手を握って)、当該欄干パネルを吊り下げられるに足りる接着強度が得られる面積をいう。この場合、複数の取外し用具を用いる場合(複数の取外し用具を一の欄干パネルに用いる場合)、当該複数の取外し用具各々の前記接着強度の合計が、欄干パネルを吊り下げるに足りる強度になっていれば良い。

0143

(2)取外し用具を構成する板部材には、プラダンに限らず、例えば、木製のベニヤ板、あるいは紙製強化段ボールなどを用いても構わない。

0144

(3)上記実施形態では、複数個の取っ手146で取っ手ユニット136を構成したが、取っ手ユニットを構成する取っ手の個数は1個でも構わない。

0145

(4)上記実施形態では、取っ手146を、基板142を介して、板部材(プラダン、ベニヤ板、強化段ボール等)に固定したが、これに限らず、取っ手を板部材に直接固定することとしても構わない。固定手段には、接着剤、ねじ等を用いることができる。

0146

(5)上記実施形態では、強化板ガラスの第1主面に加え、第2主面の一部にも飛散防止フィルムが貼着された欄干パネルを取外しの対象としたが、取外し用具132、152、156、160、200、204は、強化板ガラスの第1主面のみに飛散防止フィルムが貼着された従来の欄干パネルも取外しの対象とすることができる。

0147

(6)上記実施形態では、取外し対象となる欄干パネルを有する乗客コンベアを、エスカレータを例に説明したが、本発明に係る欄干パネル取外し用具は、環状に連結された複数のパレットからなる無端搬送体やゴムベルトからなる無端搬送体を循環走行させて乗客を搬送する移動歩道を構成する欄干パネルの取外しにも適用可能である。

0148

本発明に係る欄干パネル取外し用具は、例えば、エスカレータや移動歩道を構成する欄干パネルの取外しに好適に利用可能である。

0149

132,152,156,160,200,204欄干パネル取外し用具
134,154,158,202,206プラスチック段ボール
138粘着剤層
146 取っ手

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