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技術 吐出容器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 坂本智桑原和仁
出願日 2016年6月30日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-131071
公開日 2018年1月11日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-002237
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋
主要キーワード 移動弁体 内層体 変形抑制効果 傾倒姿勢 正立姿勢 外層体 接着帯 軟質ポリエチレン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

内容物が熱充填される場合でも気密性の低下を抑制可能な吐出容器を提供する。

解決手段

外気導入孔12が設けられた外層体10a及び外層体10aの内側に収容された減容変形可能な内層体10bを有する容器本体10と、口部11における開口を覆う隔壁31及び隔壁31の下面から突出して口部11の内周面に当接するシール筒32を有する中栓30と、内容物が吐出される吐出口23を有し中栓30を外側から取り囲むように口部11に装着される吐出キャップ20と、中栓30と吐出キャップ20の間に配置され、隔壁31に設けた流出孔31aを開閉する弁体40と、を備え、中栓30または吐出キャップ20は、口部11の先端部の外周面に当接する変形抑制部25を有する。

概要

背景

従来、化粧水などの化粧料や、シャンプーリンスあるいは液体石鹸、また食品調味料薬品などを内容物として収容する吐出容器として、外層体内層体からなる二重容器構造の容器本体と、容器本体の口部の開口を覆う隔壁を有する中栓と、内容物が吐出される吐出口を有し中栓を取り囲むように口部に装着される吐出キャップと、を備えた吐出容器が知られている(特許文献1参照)。この吐出容器において、容器本体の口部には、外層体を貫通する外気導入孔が形成されており、この外気導入孔を通して、外層体と内層体の間の内部空間に外気を取り込むように構成されている。また、吐出キャップの内側には、中栓の隔壁に設けた流出孔開閉する弁体が配置されており、当該弁体は、収容空間から吐出口への内容物の移動を許容するとともに、吐出口から収容空間への内容物や外気の流入を阻止している。

このような構成の吐出容器では、容器本体の胴部押圧スクイズ)して吐出口から内容物を吐出させた後、胴部の押圧を解除すると、弁体によって流出孔が閉塞され、吐出口から容器本体への内容物や外気の流入が阻止されるとともに、吐出キャップに設けた吸気孔から口部の外気導入孔を通して外層体と内層体の間の内部空間に外気を導入することで、内層体を減容変形させたまま外層体を元の形状に復元させることができる。したがって、容器本体内の内容物を、外気と置換させることなく吐出させることができ、これにより容器本体の収容空間内に残った内容物を空気と接触し難くしてその劣化変質を抑制することができる。

概要

内容物が熱充填される場合でも気密性の低下を抑制可能な吐出容器を提供する。外気導入孔12が設けられた外層体10a及び外層体10aの内側に収容された減容変形可能な内層体10bを有する容器本体10と、口部11における開口を覆う隔壁31及び隔壁31の下面から突出して口部11の内周面に当接するシール筒32を有する中栓30と、内容物が吐出される吐出口23を有し中栓30を外側から取り囲むように口部11に装着される吐出キャップ20と、中栓30と吐出キャップ20の間に配置され、隔壁31に設けた流出孔31aを開閉する弁体40と、を備え、中栓30または吐出キャップ20は、口部11の先端部の外周面に当接する変形抑制部25を有する。

目的

本発明は、内容物が熱充填される場合でも気密性の低下を抑制可能な吐出容器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外気導入孔が設けられた外層体及び該外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体を有する容器本体と、該容器本体の口部における開口を覆う隔壁及び該隔壁の下面から突出して前記口部の内周面に当接するシール筒を有する中栓と、内容物が吐出される吐出口を有し前記中栓を外側から取り囲むように前記口部に装着される吐出キャップと、前記中栓と前記吐出キャップの間に配置され、前記隔壁に設けた流出孔開閉する弁体と、を備え、前記中栓または前記吐出キャップは、前記口部の先端部の外周面に当接する変形抑制部を有することを特徴とする、吐出容器

請求項2

前記変形抑制部が、前記口部の径方向外側に位置する前記吐出キャップの筒壁部に設けられた支持凸部で構成されている、請求項1に記載の吐出容器。

請求項3

前記変形抑制部が、前記隔壁の下面から突出する外周筒で構成されている、請求項1に記載の吐出容器。

請求項4

前記変形抑制部が、前記吐出キャップに設けられ、周方向に間隔をあけて配置された複数の縦リブで構成されている、請求項1に記載の吐出容器。

請求項5

前記変形抑制部が、前記吐出キャップの頂壁部の下面から突出する環状の支持壁で構成されている、請求項1に記載の吐出容器。

技術分野

0001

本発明は、外気導入孔が設けられた外層体及び外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体を有する容器本体と、容器本体の口部に配置される中栓と、中栓を取り囲むように口部に装着される吐出キャップとを備えた吐出容器に関する。

背景技術

0002

従来、化粧水などの化粧料や、シャンプーリンスあるいは液体石鹸、また食品調味料薬品などを内容物として収容する吐出容器として、外層体と内層体からなる二重容器構造の容器本体と、容器本体の口部の開口を覆う隔壁を有する中栓と、内容物が吐出される吐出口を有し中栓を取り囲むように口部に装着される吐出キャップと、を備えた吐出容器が知られている(特許文献1参照)。この吐出容器において、容器本体の口部には、外層体を貫通する外気導入孔が形成されており、この外気導入孔を通して、外層体と内層体の間の内部空間に外気を取り込むように構成されている。また、吐出キャップの内側には、中栓の隔壁に設けた流出孔開閉する弁体が配置されており、当該弁体は、収容空間から吐出口への内容物の移動を許容するとともに、吐出口から収容空間への内容物や外気の流入を阻止している。

0003

このような構成の吐出容器では、容器本体の胴部押圧スクイズ)して吐出口から内容物を吐出させた後、胴部の押圧を解除すると、弁体によって流出孔が閉塞され、吐出口から容器本体への内容物や外気の流入が阻止されるとともに、吐出キャップに設けた吸気孔から口部の外気導入孔を通して外層体と内層体の間の内部空間に外気を導入することで、内層体を減容変形させたまま外層体を元の形状に復元させることができる。したがって、容器本体内の内容物を、外気と置換させることなく吐出させることができ、これにより容器本体の収容空間内に残った内容物を空気と接触し難くしてその劣化変質を抑制することができる。

先行技術

0004

特開2015−227175号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上記のような吐出容器においては、中栓の隔壁の下面から突出するシール筒を、口部の内周面に当接させることにより、当該口部の開口における気密性シール性)を高めている。しかしながら、殺菌等を目的として、所定温度(例えば85°C以上)まで加熱した内容物を容器本体の収容空間に充填する熱充填を行う場合、熱によって口部が軟らかくなることで口部が径方向外側に変形してシール筒と口部の内周面の間に隙間が生じ、気密性が低下してしまう虞があった。

0006

それゆえ本発明は、内容物が熱充填される場合でも気密性の低下を抑制可能な吐出容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の吐出容器は、外気導入孔が設けられた外層体及び該外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体を有する容器本体と、
該容器本体の口部における開口を覆う隔壁及び該隔壁の下面から突出して前記口部の内周面に当接するシール筒を有する中栓と、
内容物が吐出される吐出口を有し前記中栓を外側から取り囲むように前記口部に装着される吐出キャップと、
前記中栓と前記吐出キャップの間に配置され、前記隔壁に設けた流出孔を開閉する弁体と、を備え、
前記中栓または前記吐出キャップは、前記口部の先端部の外周面に当接する変形抑制部を有することを特徴とするものである。

0008

また、本発明の吐出容器にあっては、前記変形抑制部が、前記口部の径方向外側に位置する前記吐出キャップの筒壁部に設けられた支持凸部で構成されていることが好ましい。

0009

また、本発明の吐出容器にあっては、前記変形抑制部が、前記隔壁の下面から突出する外周筒で構成されていることが好ましい。

0010

また、本発明の吐出容器にあっては、前記変形抑制部が、前記吐出キャップに設けられ、周方向に間隔をあけて配置された複数の縦リブで構成されていることが好ましい。

0011

また、本発明の吐出容器にあっては、前記変形抑制部が、前記吐出キャップの頂壁部の下面から突出する環状の支持壁で構成されていることが好ましい。

0012

また、本発明の吐出容器にあっては、前記口部の上部には、上方に向けて縮径する傾斜筒部が設けられており、
該傾斜筒部に、前記外気導入孔が設けられていることが好ましい。

発明の効果

0013

本発明によれば、内容物が熱充填される場合でも気密性の低下を抑制可能な吐出容器を提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

(a)は、本発明の一実施形態である吐出容器の要部の側面視での断面図であり、(b)は、図1(a)の部分拡大図である。
(a)は、本発明の他の実施形態である吐出容器の要部の側面視での断面図であり、(b)は、図1(a)の部分拡大図である。
本発明のさらに他の実施形態である吐出容器の要部の側面視での断面図である。
図3に示す吐出容器全体の側面図である。
(a)は、本発明のさらに他の実施形態である吐出容器の要部の側面視での断面図であり、(b)は、本発明のさらに他の実施形態である吐出容器の要部の側面視での拡大断面図である。

実施例

0015

以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。なお、本明細書において、「上」とは、吐出容器を水平面上に載置した際に容器本体に対して吐出キャップが位置する側であり、「下」とは、その反対側である。

0016

図1に示すように、本発明の一実施の形態である吐出容器1は、容器本体10、吐出キャップ20、中栓30、弁体40、蓋体50を備えている。この吐出容器1は、種々の内容物を収容することができる。

0017

詳細は図示しないが、容器本体10は、円筒状の口部11を備え、口部11の下方に胴部及び底部が設けられたボトル形状となっている。

0018

本実施形態において容器本体10は、外層体10aと外層体10aの内側に収容された内層体10bとを備える二重容器構造となっている。なお、本例において容器本体10は、内層体10bを外層体10aの内面剥離可能に積層配置した積層剥離容器デラミ容器)としているが、これに限らず、容器本体10は、内層体10bを外層体10aの内部に組み込んだ組込みタイプの二重容器構造であってもよい。

0019

内層体10bは、例えば合成樹脂材料により減容変形可能な薄肉の袋状に形成され、外層体10aの内面に剥離可能に積層配置されている。内層体10bは、容器本体10の口部11の開口端にまで回り込んで当該開口端において開口しており、その内側は内容物の収容空間Sとなっている。

0020

外層体10aは、例えば合成樹脂材料により所定の剛性を有するボトル形状に形成されて容器本体10の外郭を構成している。外層体10aの胴部に対応する部分は押圧(スクイズ)可能であるとともに元の形状への復元性を有している。また、外層体10aの口部11に対応する部分には、当該外層体10aを径方向に貫通して内層体10bと外層体10aとの間に連通する外気導入孔12が設けられている。図示する場合では、口部11の中心軸線を挟んだ対向配置で2つの外気導入孔12が設けられているが、少なくとも1つの外気導入孔12が設けられていればよい。また、外気導入孔12は、口部11ではなく胴部や底部に設けることも可能であるが、この場合、逆止弁を設けること等により、外層体10aと内層体10bの間の内部空間から外部に空気が流出しない、あるいは流出し難くなるよう構成する。

0021

口部11を構成する外層体10aの外周面には吐出キャップ20を抜け止め保持するための抜け止め凸部11aが一体に設けられている。また、抜け止め凸部11aの下方には、大径の密封用段部11bが一体に設けられている。さらに、密封用段部11bの下方には、径方向外側に突出するネックリング13が設けられている。ネックリング13の下面13aを支持具で支持した状態で口部11に吐出キャップ20が打栓される。

0022

なお、容器本体10は、外層体10aと内層体10bとの間に、上下方向に延びて内層体10bを外層体10aに対して部分的に接着する複数本の接着層(接着帯)を備えた構成とすることもできる。また、容器本体10は、例えば酸素水蒸気に対するバリア性を有するバリア層が積層配置された構成や、各種コーティングによりバリア性が高められた構成とすることもできる。

0023

吐出キャップ20は、例えば合成樹脂材料により形成され、中栓30を取り囲むように、容器本体10の口部11に装着されている。吐出キャップ20は、中栓30の隔壁31の上方に位置する頂壁部21と口部11の径方向外側に位置する円筒状の筒壁部22とを備えた有頂筒状に形成されている。筒壁部22の内周面には抜け止め凹部22aが設けられており、この抜け止め凹部22aが口部11の外周面に設けられた抜け止め凸部11aに嵌合することにより、吐出キャップ20が容器本体10の口部11に固定保持されるようになっている。

0024

頂壁部21には、当該頂壁部21から上方に向けて突出する吐出筒21aが一体に設けられている。吐出筒21aは、略円形の頂壁部21の軸心からずれて配置され、その内側は内容物の吐出口23となっている。また、頂壁部21には、外気を取り込むための吸気孔24が設けられている。なお、口部11と筒壁部22との間には、吸気孔24から外気導入孔12へと向かう空気の流路が形成されている。この空気の流路は、例えば、口部11の外周面及び筒壁部22の内周面の少なくとも何れか一方に溝部を設けたり、少なくとも一方に突起を設けて相互間に隙間を形成したりすること等によって形成することができる。筒壁部22の下端部は密封用段部11bに全周に亘って気密に当接して空気の流路を密封している。

0025

図1(a)の部分拡大図である図1(b)に示すように、筒壁部22の内面には、口部11の先端部を径方向外側から支持する変形抑制部としての支持凸部25が設けられている。支持凸部25は、口部11の先端部において、外層体10aの外周面に当接している。本実施形態において、支持凸部25は、周方向に間隔をあけて複数設けられているが、これに限られるものではなく、略全周にわたって外層体10aの外周面に当接する略環状の凸部であってもよい。なお、この場合、口部11と筒壁部22との間に形成された吸気孔24から外気導入孔12へと向かう空気の流路を完全に塞ぐことがないように環状の凸部に溝等を設ける必要がある。また、支持凸部25は、筒壁部22における厚肉部分22bに形成されている。なお、支持凸部25を設けずに、厚肉部分22bの内周面(垂直面)を変形抑制部としてもよい。すなわち、厚肉部分22bの内周面を口部11の先端部の外周面に当接させて径方向外側への変形を抑制する構成としてもよい。

0026

中栓30は、例えば合成樹脂材料により形成され、吐出キャップ20の内側に装着されている。中栓30は、口部11の開口を覆う隔壁31と、隔壁31の下面から突出して口部11の内周面(内層体10bの内周面)に当接するシール筒32と、隔壁31の外周縁から上方に向けて延びる支持筒部33とを有する。なお、シール筒32の外径は、口部11の内径よりも僅かに大きく設定することが好ましく、これによれば、シール筒32の外周面を口部11の内周面に強く当接させて気密性を高めることができる。

0027

支持筒部33は、その上端が頂壁部21の下面に当接するとともに外周部において筒壁部22の内面に嵌合し、これにより中栓30は吐出キャップ20の内部に固定保持されている。

0028

隔壁31の中央部には、隔壁31を貫通する内容物の流出孔31aが設けられている。流出孔31aは、吐出キャップ20に設けられた吐出口23に連通可能となっている。収容空間Sに収容された内容物は、この流出孔31aを介して吐出口23に向けて流出することができる。中栓30の隔壁31の上面には、支持筒部33の径方向内側において流出孔31aを取り囲む環状溝31bが設けられている。隔壁31の外周縁には、隔壁31を上下に貫通する通気溝31cが形成され、支持筒部33には、通気溝31cに連通する連通溝33aが形成されている。

0029

隔壁31には、上下に貫通する筒状壁34が設けられ、筒状壁34の下部には下方に向けて縮径する縮径部34aが形成されている。筒状壁34の内側には、筒状壁34の軸線方向に移動可能な移動弁体35が配置されている。図示例において移動弁体35は球体状であるが、これに限られるものではなく、種々の形状のものを採用可能である。

0030

弁体40は、吐出キャップ20の頂壁部21と中栓30の隔壁31との間に配置され、隔壁31に設けた流出孔31aを開閉する。すなわち弁体40は、収容空間Sから吐出口23への内容物の移動を許容するとともに、吐出口23から収容空間Sへの内容物や外気の流入を阻止している。弁体40は、例えば低密度ポリエチレン軟質ポリエチレン)により形成され、円筒状の基部41と、基部41の内側に弾性片42を介して一体連結された円板状の弁本体43とを有している。基部41の上端部は、頂壁部21の下面に設けられた環状溝21bに嵌合しており、また、下端部は中栓30の隔壁31の上面に設けられた環状溝31bに嵌合しており、これにより弁体40は吐出キャップ20と中栓30の間に固定保持されている。なお、本実施形態において弁体40は、弁本体43を3本の弾性片42で支持する所謂3点弁の形態をなしているが、弁本体43を1つのヒンジで支持する所謂1点弁等、他の形態の逆止弁を用いることができる。基部41の内側には、隔壁31に設けた流出孔31aから頂壁部21に設けた吐出口23へと向かう内容物の流路が形成されている。また、基部41の外側には、吸気孔24から、連通溝33a及び通気溝31cへと向かう空気の流路が形成されている。

0031

蓋体50は、吐出キャップ20とほぼ同径の有頂筒状に形成されており、ヒンジ51により吐出キャップ20の筒壁部22に回動自在に連結されて吐出筒21aを覆うことができるようになっている。蓋体50の内面には円筒状のシール壁52が一体に設けられており、蓋体50が閉じられるとシール壁52が吐出筒21aの内側に嵌合して吐出口23を閉塞するようになっている。蓋体50のヒンジ51に対向する側には蓋体50を開操作する際の指掛かりとなる摘み部53が設けられている。

0032

なお、蓋体50はヒンジ51により吐出キャップ20に一体連結される構成に限らず、吐出キャップ20とは別体に形成されて吐出キャップ20にねじ込みやアンダーカット等により装着される構成としてもよい。

0033

吐出容器1から内容物を吐出する際には、蓋体50を開いた状態で吐出筒21aが下方を向くように容器本体10を傾けた傾倒姿勢としつつ胴部をスクイズすることで、内層体10bが押圧され内容物を流出孔31aに向けて押し出すことができる。これにより、弁本体43を開いて、収容空間S内の内容物を流出孔31aから吐出口23に向けて流出させ、当該吐出口23から外部に向けて吐出させることができる。

0034

一方、内容物の吐出後に胴部のスクイズを解除したときには、流出孔31aが弁本体43で閉塞されるとともに、外層体10aが元の形状に復元する際に生じる負圧によって吸気孔24から空気(外気)が導入される。吸気孔24から導入された空気は、連通溝33a、通気溝31c、及び口部11と筒壁部22の間に形成された隙間等により構成される空気流路を介して内層体10bと外層体10aとの間の内部空間に流入する。このように、内層体10bと外層体10aとの間に外気を導入することで、内層体10bを減容変形させたまま外層体10aを元の形状に復元させることができる。このため、収容空間Sに外気が導入されるのを抑制して、容器本体10に収容される内容物の空気との接触を減らして内容物の変質や劣化を抑制することができる。また、内容物の吐出のために吐出容器1を傾倒姿勢とした際には、移動弁体35が弁本体43側に移動し、内容物の吐出を終えて吐出容器1を傾倒姿勢から元の正立姿勢に戻す際に、移動弁体35が縮径部34a側に移動する。これに伴い、吐出筒21a内の内容物を、弾性片42と弁本体43との隙間を介して筒状壁34側に引き込むことができる。このような、所謂サックバック機能により、吐出筒21aからの液だれを防止することができる。

0035

以上のような構成の吐出容器1にあっては、口部11を径方向外側から支持する支持凸部25(変形抑制部)を設けたことにより、口部11の先端部を、シール筒32と支持凸部25とで径方向の内外から挟み込んでいる。これにより、径方向の内側または外側への口部11の変形が抑制されるため、内容物を熱充填する場合であっても、口部11とシール筒32との間の気密性の低下を抑制することができる。

0036

また、筒壁部22の厚肉部分22bは剛性が高く変形し難いため、支持凸部25を厚肉部分22bに設けることで、変形抑制効果を高めることができる。

0037

また、本実施形態では、口部11の上端部が、口部11の下部に比べて小径となっている。これにより、容器本体10に対して吐出キャップ20を装着する際に、吐出キャップ20の内側に口部11を挿入し易くなっている。

0038

以下に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。

0039

図2(a)に示す吐出容器2にあっては、変形抑制部として、中栓30の隔壁31の下面から突出する外周筒36を設けている。外周筒36は、口部11の先端部において、口部11を構成する外層体10aの外周面に当接している。このように、シール筒32と外周筒36とで径方向の内外から挟み込んでいることにより、径方向の内側または外側への口部11の変形が抑制されるため、内容物を熱充填する場合であっても、口部11とシール筒32との間の気密性の低下を抑制することができる。

0040

なお、本実施形態では、円筒状の外周筒36の内周面が、全周にわたって外層体10aの外周面に当接する構成としているが、これに限定されず、周方向に間隔をあけて複数箇所で当接させる構成としてもよい。なお、変形抑制効果を高める観点から、本実施形態のように、全周にわたって外周筒36の内周面を外層体10aの外周面に当接させることが好ましい。

0041

図3は、さらに他の実施形態に係る吐出容器3を示している。吐出容器3において、口部11には、上方に向けて縮径する傾斜部14が設けられており、外気導入孔12が当該傾斜部14に形成されている。ここで図4は、図3の吐出容器3の全体を示したものである。口部11に傾斜部14が設けられていない場合(通常の円筒状である場合)、図4二点鎖線で示すように口部11を覆う吐出キャップ20の上下方向の高さが高くなっている。これに対して本実施形態では傾斜部14を設けたことにより、図4実線で示されるように、口部11及び吐出キャップ20の高さを小さくすることができ、吐出容器3の小型化を図ることが可能となる。

0042

また、吐出容器3では、図1に示すネックリング13を設けず、口部11の下方に凹状の段差部15を設けている。当該段差部15に設けられる下面15aを支持具で支持することにより、ネックリング13を設けた場合と同様に、口部11に吐出キャップ20を打栓することができる。このように、ネックリング13に代えて段差部15を設けたことにより、さらに容器全体としての高さを小さくして吐出容器3の小型化を図ることができる。

0043

吐出容器3にあっては、変形抑制部として、中栓30の隔壁31の下面から突出する外周筒36を設けており、外周筒36は、口部11の先端部を径方向外側から支持している。

0044

ここで、本実施形態の吐出キャップ20には、頂壁部21の下面から突出し、中栓30を嵌合保持するための保持筒部26が設けられている。保持筒部26は、径方向に延びる連結リブ27によって筒壁部22に連結されている。変形抑制部としての外周筒36は、保持筒部26及び連結リブ27を介して筒壁部22によって径方向外側から支持されているため、さらに変形抑制効果を高めることができる。

0045

なお、吐出容器3では、基部41の外側に一体連結された環状(フランジ状)の逆止弁44によって、吸気孔24を開閉する構成としている。このような構成とすることで、外層体10aをスクイズした際に内層体10bに圧力が伝わり易くなるため、内容物が吐出し易くなる。

0046

図5(a)は、さらに他の実施形態に係る吐出容器4を示している。吐出容器4にあっては、変形抑制部として、吐出キャップ20に、周方向に間隔をあけて配置された複数の縦リブ28が設けられている。縦リブ28は、頂壁部21および筒壁部22に連結しており、その径方向の内縁部が、口部11の先端部の外周面に当接して径方向外側から支持している。

0047

図5(b)は、さらに他の実施形態に係る吐出容器5を示している。吐出容器5にあっては、変形抑制部として、吐出キャップ20の頂壁部21の下面から突出する環状の支持壁29が設けられている。支持壁29は、その内周面が口部11の先端部の外周面に当接して口部11の先端部を径方向外側から支持している。なお、支持壁29の内周面には、空気の流路を形成する溝部29aが設けられている。

0048

本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、吐出キャップ20は、口部11にアンダーカット係合する構成に限らず、ねじ結合等により装着される構成としてもよい。

0049

1吐出容器
2 吐出容器
3 吐出容器
4 吐出容器
5 吐出容器
10容器本体
10a外層体
10b内層体
11 口部
11a 抜け止め凸部
11b密封用段部
12外気導入孔
13ネックリング
14 傾斜部
15段差部
15a 下面
20吐出キャップ
21頂壁部
21a吐出筒
21b環状溝
22筒壁部
22a 抜け止め凹部
22b厚肉部分
23吐出口
24吸気孔
25 支持凸部(変形抑制部)
26保持筒部
27連結リブ
28縦リブ(変形抑制部)
29支持壁(変形抑制部)
29a 溝部
30中栓
31隔壁
31a流出孔
31b 環状溝
31c通気溝
32シール筒
33支持筒部
33a連通溝
34筒状壁
34a縮径部
35移動弁体
36外周筒(変形抑制部)
40弁体
41 基部
42弾性片
43 弁本体
44逆止弁
50蓋体
51ヒンジ
52シール壁
53摘み部
S 収容空間

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