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図面 (11)

課題

複数の同一機種プリンタサーバ上のプリンタドライバ暗号化キーをユーザが指定する任意の値に効率よく変更できる印刷ステム、暗号化キー変更方法等を提供する。

解決手段

マスタープリンタはユーザから新たな暗号化キーの設定を受け、これをデフォルトの暗号化キーで暗号化した新暗号化キー情報を生成し、ネットワーク検索して見つけた自装置と同一機種のプリンタに新暗号化キー情報を送信する。また、自装置と同一機種のプリンタを特定する装置情報をサーバ上のプリンタドライバに通知する。新暗号化キー情報を受信した同一機種のプリンタはこれをデフォルトの暗号化キーで復号化して自装置の暗号化キーを更新する。サーバ上のプリンタドライバは、ユーザから新たな暗号化キーの入力を受け、受信した装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを、入力された新たな暗号化キーに変更する。

概要

背景

印刷セキュリティを高めるためにサーバ上のプリンタドライバからプリンタへ送信する印刷ジョブを暗号化することが行われる。たとえば、印刷ジョブのうち、PJL(Printer Job Language)として出力するセキュリティ印刷ユーザ認証機能パスワードなどの情報が暗号化される。

一般に、上記の暗号化、復号化に使用する暗号化キーとして、機種シリーズ毎に固有デフォルトの暗号化キーが設けてあり、工場出荷時には、このデフォルトの暗号化キーが、通常使用する暗号化キーに設定されている。

一方、顧客側の管理者によって、任意の暗号化キーに変更されることがある。任意の暗号化キーに変更するためには、プリンタ本体とプリンタドライバに設定されている暗号化キーの両方を変更する必要がある。

なお、暗号化キーを変更するユースシーンとしては、たとえば、以下のような場合がある。

・プリンタドライバとして共通ドライバユニバーサルプリンタドライバ)を利用しており、プリンタ本体を最新の機種に入れ替えても、プリンタドライバは最新のものに変更したくない場合。この場合、共通ドライバは最新の機種のデフォルトの暗号化キーを知らないので、管理者によって任意の暗号化キーが設定される。
・顧客のセキュリティポリシーでデフォルトの暗号化キーのまま使用することが認められていない場合。
部署ごとに異なる暗号化キーを使用する場合。

ところで、大規模な顧客の場合、同一機種を数十台利用し、それらのプリンタドライバをプリントサーバインストールして管理することがある。このような顧客が暗号化キーをデフォルトの暗号化キーから任意の暗号化キーに変更する場合、数十台のプリンタとプリントサーバにインストールしたプリンタドライバの全てを手作業で変更することになり、管理に手間がかかる。

下記特許文献1には、ネットワーク上にある複数のプリンタの設定をセキュアクローニング(Cloning)する技術が開示されている。この技術では、任意の一台のプリンタで設定すると、その設定内容を示すデータが暗号化されて他のプリンタに転送されて設定される。

概要

複数の同一機種のプリンタとサーバ上のプリンタドライバの暗号化キーをユーザが指定する任意の値に効率よく変更できる印刷システム、暗号化キー変更方法等を提供する。マスタープリンタはユーザから新たな暗号化キーの設定を受け、これをデフォルトの暗号化キーで暗号化した新暗号化キー情報を生成し、ネットワークを検索して見つけた自装置と同一機種のプリンタに新暗号化キー情報を送信する。また、自装置と同一機種のプリンタを特定する装置情報をサーバ上のプリンタドライバに通知する。新暗号化キー情報を受信した同一機種のプリンタはこれをデフォルトの暗号化キーで復号化して自装置の暗号化キーを更新する。サーバ上のプリンタドライバは、ユーザから新たな暗号化キーの入力を受け、受信した装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを、入力された新たな暗号化キーに変更する。

目的

本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数の同一機種のプリンタと、サーバ上にインストールされたプリンタドライバの暗号化キーを、ユーザが指定する任意の値に効率よく変更でき、変更に関する管理者の負担を軽減することのできる印刷システムおよび暗号化キー変更方法、プリンタ、プリンタドライバのプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

サーバインストールされて実行されるプリンタドライバプログラムと、プリンタとを有し、印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタドライバからプリンタに送信する印刷ステムであって、前記プリンタは、新たな暗号化キーの設定を受ける設定部と、暗号化キーを記憶する記憶部と、前記設定部で設定された新たな暗号化キーを前記記憶部に記憶されている同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーで暗号化した新暗号化キー情報を生成する暗号化部と、自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索する検索部と、前記新暗号化キー情報を前記検索で検出したプリンタに送信する送信部と、前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知する通知部と、他のプリンタから前記新暗号化キー情報を受信する受信部と、前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化する復号化部と、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを、前記新暗号化キー情報を復号化して得た暗号化キーに変更する変更部と、を有し、前記プリンタドライバのプログラムは、前記新たな暗号化キーを取得するステップと、前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、を有することを特徴とする印刷システム。

請求項2

サーバにインストールされて実行されるプリンタドライバのプログラムと、プリンタとを有し、印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタドライバからプリンタに送信する印刷システムであって、前記プリンタは、新たな暗号化キーの設定を受ける設定部と、暗号化キーを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーを前記設定部で設定された新たな暗号化キーで暗号化したデフォルト暗号化キー情報を生成する第2暗号化部と、自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索する検索部と、前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報と前記デフォルト暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知する通知部と、を有し、前記プリンタドライバのプログラムは、前記新たな暗号化キーを取得するステップと、前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、前記通知された前記デフォルト暗号化キー情報を前記新たな暗号化キーで復号化するステップと、前記復号化で得たデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、前記装置情報が示すプリンタに前記新暗号化キー情報を送信するステップと、を行い、前記プリンタはさらに、前記新暗号化キー情報を受信する受信部と、前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化する復号化部と、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを、前記新暗号化キー情報を復号化して得た暗号化キーに変更する変更部と、を有することを特徴とする印刷システム。

請求項3

前記通知部は、前記新暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバにさらに通知し、前記プリンタドライバのプログラムは、前記新たな暗号化キーを取得するステップにおいて、前記新暗号化キー情報を受信し、該新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。

請求項4

既に暗号化キーが変更されている状態で、この暗号化キーを新たな暗号化キーに変更する場合は、前記デフォルトの暗号化キーに代えて現在設定されている暗号化キーを使用することを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。

請求項5

サーバ上のプリンタドライバから印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタに送信する印刷システムにおいて暗号化、復号化に使用される暗号化キーを変更する暗号化キー変更方法であって、前記プリンタは、新たな暗号化キーの設定を受けるステップと、同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索するステップと、前記新暗号化キー情報を前記検索で検出したプリンタに送信するステップと、前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知するステップと、を行い、前記新暗号化キー情報を受信したプリンタは、前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得し、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップを行い、前記サーバ上のプリンタドライバは、前記新たな暗号化キーを取得するステップと、前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、を行う、ことを特徴とする暗号化キー変更方法。

請求項6

サーバ上のプリンタドライバから印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタに送信する印刷システムにおいて暗号化、復号化に使用される暗号化キーを変更する暗号化キー変更方法であって、前記プリンタは、新たな暗号化キーの設定を受けるステップと、同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーを前記新たな暗号化キーで暗号化したデフォルト暗号化キー情報を生成するステップと、自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索するステップと、前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報と前記デフォルト暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知するステップと、を行い、前記サーバ上のプリンタドライバは、前記新たな暗号化キーを取得するステップと、前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、前記通知された前記デフォルト暗号化キー情報を前記新たな暗号化キーで復号化するステップと、前記復号化で得たデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、前記装置情報が示すプリンタに前記新暗号化キー情報を送信するステップと、を行い、前記新暗号化キー情報を受信したプリンタは、前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得し、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップを行う、ことを特徴とする暗号化キー変更方法。

請求項7

前記新暗号化キー情報を生成したプリンタは、該新暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバにさらに送信し、前記プリンタドライバは、前記新たな暗号化キーを取得するステップにおいて、前記新暗号化キー情報を受信し、該新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得することを特徴とする請求項5に記載の暗号化キー変更方法。

請求項8

既に暗号化キーが変更されている状態で、この暗号化キーを新たな暗号化キーに変更する場合は、前記デフォルトの暗号化キーに代えて現在設定されている暗号化キーを使用することを特徴とする請求項7に記載の暗号化キー変更方法。

請求項9

請求項1乃至4のいずれか1つに記載の印刷システムにおけるプリンタ、もしくは請求項5乃至8のいずれか1つに記載の暗号化キー変更方法におけるプリンタが実行する各ステップを実行するプリンタ。

請求項10

請求項1乃至4のいずれか1つに記載の印刷システムにおけるプリンタドライバのプログラム、もしくは請求項5乃至8のいずれか1つに記載の暗号化キー変更方法におけるプリンタドライバが実行する各ステップをサーバに実行させるプログラム。

技術分野

0001

本発明は、サーバインストールされて実行されるプリンタドライバプログラムと、プリンタとを有し、印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタドライバからプリンタに送信する印刷ステム、および該印刷システムで使用する暗号化キーを変更する暗号化キー変更方法、プリンタ、プリンタドライバのプログラムに関する。

背景技術

0002

印刷のセキュリティを高めるためにサーバ上のプリンタドライバからプリンタへ送信する印刷ジョブを暗号化することが行われる。たとえば、印刷ジョブのうち、PJL(Printer Job Language)として出力するセキュリティ印刷ユーザ認証機能パスワードなどの情報が暗号化される。

0003

一般に、上記の暗号化、復号化に使用する暗号化キーとして、機種シリーズ毎に固有デフォルトの暗号化キーが設けてあり、工場出荷時には、このデフォルトの暗号化キーが、通常使用する暗号化キーに設定されている。

0004

一方、顧客側の管理者によって、任意の暗号化キーに変更されることがある。任意の暗号化キーに変更するためには、プリンタ本体とプリンタドライバに設定されている暗号化キーの両方を変更する必要がある。

0005

なお、暗号化キーを変更するユースシーンとしては、たとえば、以下のような場合がある。

0006

・プリンタドライバとして共通ドライバユニバーサルプリンタドライバ)を利用しており、プリンタ本体を最新の機種に入れ替えても、プリンタドライバは最新のものに変更したくない場合。この場合、共通ドライバは最新の機種のデフォルトの暗号化キーを知らないので、管理者によって任意の暗号化キーが設定される。
・顧客のセキュリティポリシーでデフォルトの暗号化キーのまま使用することが認められていない場合。
部署ごとに異なる暗号化キーを使用する場合。

0007

ところで、大規模な顧客の場合、同一機種を数十台利用し、それらのプリンタドライバをプリントサーバにインストールして管理することがある。このような顧客が暗号化キーをデフォルトの暗号化キーから任意の暗号化キーに変更する場合、数十台のプリンタとプリントサーバにインストールしたプリンタドライバの全てを手作業で変更することになり、管理に手間がかかる。

0008

下記特許文献1には、ネットワーク上にある複数のプリンタの設定をセキュアクローニング(Cloning)する技術が開示されている。この技術では、任意の一台のプリンタで設定すると、その設定内容を示すデータが暗号化されて他のプリンタに転送されて設定される。

先行技術

0009

特開2008−181518号公報

発明が解決しようとする課題

0010

数十台のプリンタとプリントサーバにインストールしたプリンタドライバの全てについて暗号化キーを手作業で変更すると、その作業に多大な手間を要してしまう。

0011

仮に特許文献1に開示の技術を適用したとしても、プリンタドライバ側の暗号化キーを変更することはできない。

0012

本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数の同一機種のプリンタと、サーバ上にインストールされたプリンタドライバの暗号化キーを、ユーザが指定する任意の値に効率よく変更でき、変更に関する管理者の負担を軽減することのできる印刷システムおよび暗号化キー変更方法、プリンタ、プリンタドライバのプログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0013

かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。

0014

[1]サーバにインストールされて実行されるプリンタドライバのプログラムと、プリンタとを有し、印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタドライバからプリンタに送信する印刷システムであって、
前記プリンタは、
新たな暗号化キーの設定を受ける設定部と、
暗号化キーを記憶する記憶部と、
前記設定部で設定された新たな暗号化キーを前記記憶部に記憶されている同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーで暗号化した新暗号化キー情報を生成する暗号化部と、
自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索する検索部と、
前記新暗号化キー情報を前記検索で検出したプリンタに送信する送信部と、
前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知する通知部と、
他のプリンタから前記新暗号化キー情報を受信する受信部と、
前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化する復号化部と、
印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを、前記新暗号化キー情報を復号化して得た暗号化キーに変更する変更部と、
を有し、
前記プリンタドライバのプログラムは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップと、
前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、
を有する
ことを特徴とする印刷システム。

0015

上記発明および下記[5]に記載の発明では、一のプリンタとそのプリンタドライバとに1度ずつ新たな暗号化キーを入力するだけで、一のプリンタと同一機種の全てのプリンタおよびこれらに対応するすべてのプリンタドライバの暗号化キーを変更することができる。ネットワーク上での新たな暗号化キーの伝達はデフォルトの暗号化キーで暗号化されるため、セキュアに行われる。また、デフォルトの暗号化キーは同一機種に共通なため、同一機種のプリンタは正しく復号化できる。

0016

[2]サーバにインストールされて実行されるプリンタドライバのプログラムと、プリンタとを有し、印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタドライバからプリンタに送信する印刷システムであって、
前記プリンタは、
新たな暗号化キーの設定を受ける設定部と、
暗号化キーを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーを前記設定部で設定された新たな暗号化キーで暗号化したデフォルト暗号化キー情報を生成する第2暗号化部と、
自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索する検索部と、
前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報と前記デフォルト暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知する通知部と、
を有し、
前記プリンタドライバのプログラムは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップと、
前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、
前記通知された前記デフォルト暗号化キー情報を前記新たな暗号化キーで復号化するステップと、
前記復号化で得たデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、
前記装置情報が示すプリンタに前記新暗号化キー情報を送信するステップと、
を行い、
前記プリンタはさらに、
前記新暗号化キー情報を受信する受信部と、
前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化する復号化部と、
印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを、前記新暗号化キー情報を復号化して得た暗号化キーに変更する変更部と、
を有する
ことを特徴とする印刷システム。

0017

上記発明および下記[6]に記載の発明では、一のプリンタとそのプリンタドライバとに1度ずつ新たな暗号化キーを入力するだけで、一のプリンタと同一機種の全てのプリンタおよびこれらに対応するすべてのプリンタドライバの暗号化キーを変更することができる。プリンタからデフォルトの暗号化キーを新たな暗号化キーで暗号化してプリンタドライバに伝達し、プリンタドライバで新たな暗号化キーをデフォルトの暗号化キーで暗号化して、該暗号化された新たな暗号化キーがプリンタドライバから同一機種のプリンタに配信される。

0018

[3]前記通知部は、前記新暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバにさらに通知し、
前記プリンタドライバのプログラムは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップにおいて、前記新暗号化キー情報を受信し、該新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得する
ことを特徴とする[1]に記載の印刷システム。

0019

上記発明および下記[7]に記載の発明では、プリンタドライバがデフォルトの暗号化キーを知っている場合、デフォルトの暗号化キーで暗号化して新たな暗号化キーがプリンタからプリンタドライバへ通知される。

0020

[4]既に暗号化キーが変更されている状態で、この暗号化キーを新たな暗号化キーに変更する場合は、前記デフォルトの暗号化キーに代えて現在設定されている暗号化キーを使用する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷システム。

0021

上記発明および下記[8]に記載の発明では、プリンタドライバがデフォルトの暗号化キーを知らない場合でも、既に暗号化キーが変更されていれば、この変更された暗号化キーはプリンタとプリンタドライバの双方が知っているので、これをデフォルトの暗号化キーの代わりに使用する。

0022

[5]サーバ上のプリンタドライバから印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタに送信する印刷システムにおいて暗号化、復号化に使用される暗号化キーを変更する暗号化キー変更方法であって、
前記プリンタは、
新たな暗号化キーの設定を受けるステップと、
同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、
自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索するステップと、
前記新暗号化キー情報を前記検索で検出したプリンタに送信するステップと、
前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知するステップと、
を行い、
前記新暗号化キー情報を受信したプリンタは、
前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得し、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップを行い、
前記サーバ上のプリンタドライバは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップと、
前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、
を行う、
ことを特徴とする暗号化キー変更方法。

0023

[6]サーバ上のプリンタドライバから印刷ジョブの少なくとも一部を暗号化してプリンタに送信する印刷システムにおいて暗号化、復号化に使用される暗号化キーを変更する暗号化キー変更方法であって、
前記プリンタは、
新たな暗号化キーの設定を受けるステップと、
同一機種に共通のデフォルトの暗号化キーを前記新たな暗号化キーで暗号化したデフォルト暗号化キー情報を生成するステップと、
自装置と同一機種のプリンタをネットワーク上で検索するステップと、
前記検索で検出したプリンタを特定する装置情報と前記デフォルト暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバに通知するステップと、
を行い、
前記サーバ上のプリンタドライバは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップと、
前記通知された前記装置情報が示すプリンタに送信する印刷ジョブの暗号化に使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップと、
前記通知された前記デフォルト暗号化キー情報を前記新たな暗号化キーで復号化するステップと、
前記復号化で得たデフォルトの暗号化キーで前記新たな暗号化キーを暗号化した新暗号化キー情報を生成するステップと、
前記装置情報が示すプリンタに前記新暗号化キー情報を送信するステップと、
を行い、
前記新暗号化キー情報を受信したプリンタは、
前記新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得し、印刷ジョブの復号化で使用する暗号化キーを前記新たな暗号化キーに変更するステップを行う、
ことを特徴とする暗号化キー変更方法。

0024

[7]前記新暗号化キー情報を生成したプリンタは、該新暗号化キー情報を前記サーバ上のプリンタドライバにさらに送信し、
前記プリンタドライバは、
前記新たな暗号化キーを取得するステップにおいて、前記新暗号化キー情報を受信し、該新暗号化キー情報を前記デフォルトの暗号化キーで復号化して前記新たな暗号化キーを取得する
ことを特徴とする[5]に記載の暗号化キー変更方法。

0025

[8]既に暗号化キーが変更されている状態で、この暗号化キーを新たな暗号化キーに変更する場合は、前記デフォルトの暗号化キーに代えて現在設定されている暗号化キーを使用する
ことを特徴とする[7]に記載の暗号化キー変更方法。

0026

[9][1]乃至[4]のいずれか1つに記載の印刷システムにおけるプリンタ、もしくは[5]乃至[8]のいずれか1つに記載の暗号化キー変更方法におけるプリンタが実行する各ステップを実行するプリンタ。

0027

[10][1]乃至[4]のいずれか1つに記載の印刷システムにおけるプリンタドライバのプログラム、もしくは[5]乃至[8]のいずれか1つに記載の暗号化キー変更方法におけるプリンタドライバが実行する各ステップをサーバに実行させるプログラム。

発明の効果

0028

本発明に係る印刷システム、暗号化キー変更方法、プリンタ、プリンタドライバのプログラムによれば、複数の同一機種のプリンタと、サーバ上にインストールされたプリンタドライバの暗号化キーを、ユーザが指定する任意の値に効率よく変更でき、暗号化キーの変更に関する管理者の負担を軽減することができる。

図面の簡単な説明

0029

本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る印刷システムで使用されるプリンタの基本的な構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る印刷システムで使用されるプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムにおいて、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する処理を示す流れ図である。
ネットワーク上にあるプリンタの機種名、IPアドレス等の一覧を示す図である。
同一機種を特定する装置情報の一覧を示す図である。
サーバにインストールされているプリントドライバプリントキュー)の一覧を示す図である。
本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムにおいて、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する処理を示す流れ図である。
図8続きを示す流れ図である。
本発明の第3の実施の形態に係る印刷システムにおいて、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する処理を示す流れ図である。

実施例

0030

以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。

0031

図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システム2の一例を示す図である。印刷システム2は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3に、1または複数台のプリンタ10と、サーバ30を接続して構成される。ネットワーク3には、1または複数台のクライアント端末5が接続される。

0032

サーバ30およびクライアント端末5は、一般的なパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、OSにより制御される。

0033

印刷システム2では、使用されるプリンタ30の1台1台にそれぞれ対応したプリンタドライバ40がサーバ30にインストールされている。

0034

クライアント端末5は、いずれかのプリンタ10に印刷を依頼する場合、サーバ30にインストールされているそのプリンタに対応するプリンタドライバ40を使用する。サーバ30にインストールされている該当のプリンタドライバ40は、クライアント端末5からの依頼に基づいて印刷ジョブを生成し、これをネットワーク経由で該当のプリンタ10に送信する。この際、セキュリティ印刷で使用するパスワード等、印刷ジョブの少なくとも一部の情報は、暗号化してプリンタ10に送信される。印刷ジョブを受信したプリンタ10は、その印刷ジョブの内容に従って印刷を実行する。この際、暗号化されている情報を自装置が有する暗号化キーで復号化する。

0035

なお、実施の形態では、プリント機能のみを有するプリンタ10を例示するが、プリント機能のほかに、原稿光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能等を備えた複合機でも良く、また、プリンタと複合機が混在してネットワーク3上に存在しても構わない。

0036

図2は、プリンタ10の基本的な構成を示すブロック図である。プリンタ10は、制御部11に、操作部12、表示部13、印刷処理部14、通信部15、機種情報DB16、暗号部17等を接続して構成される。

0037

制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部を備えて構成され、記憶部に記憶されているプログラムに従ってCPUが動作することで、プリンタ10としての各機能が制御される。

0038

操作部12と表示部13はプリンタ10の操作パネルに設けられている。表示部13は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部12は、テンキースタートタンなどのハードキーと、表示部13の物理的画面上に設けられたタッチパネルなどで構成される。

0039

印刷処理部14は、印刷データに応じた画像を記録紙上に画像形成して印刷する機能を果たす。たとえば、印刷処理部14は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着器とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う。

0040

通信部15は、ネットワーク3を通じてサーバ30やクライアント端末5などの外部装置と通信する機能を果たす。

0041

機種情報DB(データベース)16は、ネットワーク3を検索して見つけたプリンタ10が自装置と同一機種が否かを判断するための情報を記憶する。たとえば、該情報として、MIB(Management Information Base)のOID(Object ID)を使用する。

0042

暗号部17は、暗号化、復号化の処理を行う。暗号部17は、暗号化処理を行う暗号化部21、復号化処理を行う復号化部22、暗号化復号化に使用する暗号化キーを記憶する暗号化キー記憶部23を有する。暗号化キー記憶部23には、工場出荷時に設定されたデフォルトの暗号化キーと、ユーザが任意に設定したユーザ定義の暗号化キーが記憶される。工場出荷時は、デフォルトの暗号化キーが暗号化復号化に使用する暗号化キーに設定されている。

0043

図3は、プリンタドライバ40の機能構成を示すブロック図である。プリンタドライバ40の機能はサーバ10が当該サーバ10にインストールされているプリンタドライバのプログラムを実行することで実現される。

0044

プリンタドライバ40は、制御部41、UI部42、レンダリング部43、通信部44、暗号部45の機能を果たす。

0045

制御部41は、プリンタドライバ40の各モジュールの制御とモジュール間のデータの受け渡しを行う。

0046

UI部42は、ユーザがプリンタドライバの操作を行うための画面をユーザの端末に表示する機能を果たす。この画面を通じて、印刷設定やプリンタのオプション等に関する設定が行われる。

0047

レンダリング部43は、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラムから受け取った描画データをプリンタ10が判別可能形式の印刷データに変換する機能を果たす。レンダリング部43は、UI部42を使用して設定された印刷設定に従ってレンダリングの内容を変更する。

0048

通信部44は、サーバ10やクライアント端末5などネットワーク3を通じて接続された各種の機器と通信する。たとえば、通信部44は印刷データの送信や装置情報取得のための通信を行う。

0049

暗号部45は、暗号化、復号化の処理を行う。暗号部45は、暗号化処理を行う暗号化部51、復号化処理を行う復号化部52、暗号化復号化に使用する暗号化キーを記憶する暗号化キー記憶部53を有する。暗号化キー記憶部53には、当該プリンタドライバが対応する機種のプリンタ10に工場出荷時に設定されるデフォルトの暗号化キーと同じデフォルトの暗号化キーと、ユーザが任意に設定したユーザ定義の暗号化キーが記憶される。初期設定では、デフォルトの暗号化キーを暗号化・復号化に使用するように設定されている。

0050

ユニバーサルプリンタドライバの場合、暗号化キー記憶部53には、当該ユニバーサルプリンタドライバが発行される以前のすべての機種についてデフォルトの暗号化キーが予め記憶されている。ただし、ユニバーサルプリンタドライバの発行より後に発売される新機種のプリンタのデフォルトの暗号化キーは、当然に、記憶されていない。

0051

次に、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する際の処理の流れについて説明する。

0052

ここでは、特定の機種のプリンタとそのプリンタドライバで使用する暗号化キーを変更する。暗号化キーを変更する対象機種のプリンタ10のうちの任意の1台をマスタープリンタ10Mとする。

0053

図4は、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する際の処理を示す流れ図である。マスタープリンタ10Mは、操作部12および表示部13にてユーザから新たな暗号化キーの入力を受けた否かを判断する(ステップS101)。新たな暗号化キーの入力を受けた場合(ステップS101;Yes)、その新たな暗号化キーを暗号部17の暗号化キー記憶部23に、ユーザ定義の暗号化キーとして、保存する(ステップS102)。これにより、以後、マスタープリンタ10Mでは、新たな暗号化キーが印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0054

次に、ネットワーク3上にあるプリンタ10を検索し、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を検出する(ステップS103)。そして、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を特定する情報(装置情報)を保存する(ステップS104)。装置情報は、ネットワーク3上でのプリンタのIPアドレスとする。

0055

この例では、ネットワーク3上に図1図5に示す5台のプリンタ10が接続されている。このうち、プリンタ番号1のプリンタがマスタープリンタ10Mである。マスタープリンタ10Mの機種はModelAであり、ネットワーク3には、マスタープリンタ10MのほかにModelAのプリンタとして、プリンタ番号2、3の2台が存在する。従って、同一機種を特定する装置情報として、図6に示すように、自装置を含めて、プリンタ番号1〜3の3台のIPアドレスを保存する。

0056

次に、マスタープリンタ10Mは、デフォルトの暗号化キーで新たな暗号化キーを暗号化する(ステップS105)。デフォルトの暗号化キーで新たな暗号化キーを暗号化して得た情報を新暗号化キー情報とする。

0057

マスタープリンタ10Mは新暗号化キー情報を、ステップS104で保存した装置情報が示すプリンタのうち、自装置以外のプリンタに送信(伝達)する(ステップS106)。

0058

マスタープリンタ10Mと同一機種であってマスタープリンタ10M以外のプリンタは、マスタープリンタ10Mから送信されてきた新暗号化キー情報を受信する(ステップS107)。そして、受信した新暗号化キー情報を、自装置が保持しているデフォルトの暗号化キーで復号化する(ステップS108)。なお、同一機種においてはデフォルトの暗号化キーが同一なので、新暗号化キー情報を正しく復号化して新たな暗号化キーを得ることができる。

0059

マスタープリンタ10Mと同一機種の他のプリンタは、復号化した暗号化キーを新たな暗号化キー(ユーザ定義の暗号化キー)として自装置の暗号化キー記憶部23に保存する(ステップS109)。以後、この新たな暗号化キーが、印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0060

マスタープリンタ10Mはさらに、サーバ30のプリンタドライバ40(マスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバ)にステップS104で保存した装置情報を送信(伝達)する(ステップS110)。

0061

上記プリンタドライバ40は、マスタープリンタ10Mから装置情報を受け取る(ステップS111)。そして、UI部42にて所定の画面を表示し、ユーザから新たな暗号化キーの入力操作を受ける(ステップS112)。たとえば、マスタープリンタ10Mで新たな暗号化キーを入力したユーザが、クライアント端末5からマスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバにアクセスして、上記の画面を表示させ、マスタープリンタ10Mに入力した新たな暗号化キーと同じ値の暗号化キーを入力する。

0062

プリンタドライバ40は、入力された新たな暗号化キーを、暗号化キー記憶部53に、ユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS113)。ここでは、プリンタ毎にプリンタドライバをインストールすることにより、プリンタ毎のプリントキューが作成される。プリントキューはそれぞれ暗号化キー記憶部53を有している。ステップS113では、マスタープリンタ10Mに対応するプリントキューの暗号化キー記憶部53に、新たな暗号化キーが、ユーザ定義の暗号化キーとして保存される。

0063

次にプリンタドライバ40は、ステップS111で受け取った装置情報に基づいて該装置情報が示すプリンタに対応するプリントキューを特定し、特定した各プリントキューの暗号化キー記憶部53に新たな暗号化キーを、ユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS114)。

0064

たとえば、図7に示すように、図5の5台のプリンタに対応する5個のプリントキューがサーバ30にインストールされている状態で、マスタープリンタ10Mから図6に示す装置情報を受信した場合、出力ポートのIPアドレスが10.0.0.1、10.0.0.2、10.0.0.3の3つのプリントキュー、つまり、プリントキュー名が「開発部用プリンタ」「営業部用プリンタ」「人事部用プリンタ」のプリントキューについて新たな暗号化キーが保存され、以後の暗号化・復号化に使用される。

0065

以上で、暗号化キーの変更処理は終了し、以後は、変更後の新たな暗号化キーが印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0066

このように、暗号化キーを変更する場合、ユーザは、マスタープリンタ10Mとこれに対応するプリンタドライバ40で新たな暗号化キーを一度ずつ入力するだけで、マスタープリンタ10Mと同一機種のすべてのプリンタとそれらに対応するすべてのプリンタドライバ(プリントキュー)40に新たな暗号化キーを設定することができ、暗号化キーの変更に係る作業負担を軽減することができる。

0067

次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。

0068

プリンタ10、サーバ30、プリンタドライバ40の基本的構成は第1の実施の形態と同様でありその説明は省略する。

0069

図8図9は、第2の実施の形態に係る印刷システム2において、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する際の処理の流れを示す。

0070

マスタープリンタ10Mとプリンタドライバとに一度ずつ新たな暗号化キーを入力する点は第1の実施の形態と同様であるが、第2の実施の形態では、同一機種のプリンタへの新たな暗号化キーの伝達はプリンタドライバから行われる。

0071

まず、マスタープリンタ10Mは、操作部12および表示部13にてユーザから新たな暗号化キーの入力を受けた否かを判断する(ステップS201)。新たな暗号化キーの入力を受けた場合(ステップS201;Yes)、その新たな暗号化キーを暗号部17の暗号化キー記憶部23にユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS202)。これにより、マスタープリンタ10Mでは、新たな暗号化キーが印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0072

次に、ネットワーク3上のプリンタ10を検索し、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を検出する(ステップS203)。そして、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を特定する情報(装置情報)を保存する(ステップS204)。装置情報は、ネットワーク3でのプリンタのIPアドレスである。

0073

この例では、第1の実施の形態と同様に、ネットワーク3上に図5に示す5台のプリンタ10が接続されている。マスタープリンタ10Mの機種はModelAであり、同一機種を特定する装置情報として、図6に示すものが保存される。

0074

次に、マスタープリンタ10Mは、新たな暗号化キーでデフォルトの暗号化キーを暗号化する(ステップS205)。新たな暗号化キーでデフォルトの暗号化キーを暗号化して得た情報をデフォルト暗号化キー情報とする。マスタープリンタ10Mは、サーバ30のプリンタドライバ40(マスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバ)に、ステップS205で生成したデフォルト暗号化キー情報を送信(伝達)する(ステップS206)。

0075

上記プリンタドライバ40は、マスタープリンタ10Mからデフォルト暗号化キー情報を受け取る(ステップS207)。そして、UI部42にて所定の画面を表示し、ユーザから新たな暗号化キーの入力操作を受ける(ステップS208)。たとえば、マスタープリンタ10Mで新たな暗号化キーを入力したユーザが、クライアント端末5からマスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバにアクセスして、上記の画面を表示させ、マスタープリンタ10Mに入力した新たな暗号化キーと同じ値の暗号化キーを入力する。

0076

上記プリンタドライバ40は、入力された新たな暗号化キーを、暗号化キー記憶部53に、ユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS209)。ここでは、第1実施の形態と同様に、マスタープリンタ10Mに対応するプリントキューの暗号化キー記憶部53に、新たな暗号化キーを、ユーザ定義の暗号化キーとして保存する。

0077

次に、ステップS207で受け取ったデフォルト暗号化キー情報を、ステップS208で入力された新たな暗号化キーで復号化して、マスタープリンタ10Mのデフォルトの暗号化キーを取得する(ステップS210)。そして、復号化で得た暗号化キーを、暗号化キー記憶部53に、デフォルトの暗号化キーとして保存する(ステップS211)。

0078

マスタープリンタ10Mは、さらに、サーバ30のプリンタドライバ40(マスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバ)に、ステップS204で保存した装置情報を送信(伝達)する(ステップS212)。

0079

上記プリンタドライバ40は、マスタープリンタ10Mから装置情報を受け取る(ステップS213)。そして、受け取った装置情報に基づいて該装置情報が示すプリンタに対応するプリントキューを特定し、特定した各プリントキューの暗号化キー記憶部53に、ステップS208で入力された新たな暗号化キーをユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS214)。

0080

次に、ステップS210で復号化して得たデフォルトの暗号化キーで、ステップS208で入力された新たな暗号化キーを暗号化して、新暗号化キー情報を生成する(ステップS215)。そして、S213で受け取った装置情報が示す各プリンタ(マスタープリンタ10M以外の同機種のプリンタ)に、新暗号化キー情報を送信(伝達)する(ステップS216)。

0081

マスタープリンタ10Mと同一機種であってマスタープリンタ10M以外のプリンタは、マスタープリンタ10Mから送信されてきた新暗号化キー情報を受信する(ステップS217)。受信した新暗号化キー情報を、自装置が保持しているデフォルトの暗号化キーで復号化する(ステップS218)。なお、同一機種においてはデフォルトの暗号化キーが同一なので、新暗号化キー情報を正しく復号化して新たな暗号化キーを得ることができる。復号化した暗号化キーを新たな暗号化キー(ユーザ定義の暗号化キー)として自装置の暗号化キー記憶部23に保存する(ステップS219)。以後、この新たな暗号化キーが、印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0082

このように、第2の実施の形態では、暗号化キーを変更する場合、ユーザは、マスタープリンタとこれに対応するプリンタドライバで新たな暗号化キーを一度ずつ入力するだけで、マスタープリンタ10Mと同一機種のすべてのプリンタとそれらに対応するすべてのプリンタドライバ(プリントキュー)に新たな暗号化キーを設定することができ、暗号化キーの変更に係る作業負担を軽減することができる。

0083

次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。

0084

第1、第2の実施の形態は、サーバ30にインストールされているプリンタドライバ40が、マスタープリンタ10Mのデフォルトの暗号化キーを知らない場合に対応するものである。たとえば、既存のユニバーサルプリンタドライバが対応していない新機種のプリンタを導入したが、既存のユニバーサルプリンタを使い続けるような場合であるに対応する。すなわち、このケースで、既存のユニバーサルプリンタは新機種のプリンタのデフォルトの暗号化キーを知らないので、管理者の設定する新たな暗号化キーを新機種と既存のユニバーサルプリンタとで使用する暗号化キーに設定することになる。

0085

第3の実施形態は、プリンタドライバがマスタープリンタ10Mのデフォルトの暗号化キーを既に知っている場合に対応する。プリンタ10、サーバ30、プリンタドライバ40の基本的構成は第1の実施の形態と同様でありその説明は省略する。

0086

図10は、第3の実施の形態に係る印刷システム2において、デフォルトの暗号化キーをユーザ定義の新たな暗号化キーに変更する際の処理の流れを示す。マスタープリンタ10Mは、操作部12および表示部13にてユーザから新たな暗号化キーの入力を受けた否かを判断する(ステップS301)。新たな暗号化キーの入力を受けた場合(ステップS301;Yes)、その新たな暗号化キーを暗号部17の暗号化キー記憶部23にユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS302)。これによりマスタープリンタ10Mでは新たな暗号化キーが、印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0087

次に、ネットワーク3上のプリンタ10を検索し、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を検出する(ステップS303)。そして、自装置(マスタープリンタ10M)と同じ機種のプリンタ10を特定する情報(装置情報)を保存する(ステップS304)。装置情報は、ネットワーク3でのプリンタのIPアドレスとする。

0088

次に、マスタープリンタ10Mは、デフォルトの暗号化キーで新たな暗号化キーを暗号化する(ステップS305)。デフォルトの暗号化キーで新たな暗号化キーを暗号化して得た情報を新暗号化キー情報とする。そして、マスタープリンタ10Mは、新暗号化キー情報を、ステップS304で保存した装置情報が示すプリンタのうち、自装置以外のプリンタに送信(伝達)する(ステップS306)。

0089

マスタープリンタ10Mと同一機種であってマスタープリンタ10M以外のプリンタは、マスタープリンタ10Mから送信されてきた新暗号化キー情報を受信する(ステップS307)。そして、受信した新暗号化キー情報を、自装置が保持しているデフォルトの暗号化キーで復号化する(ステップS308)。なお、同一機種においてはデフォルトの暗号化キーが同一なので、新暗号化キー情報を正しく復号化して新たな暗号化キーを得ることができる。その後、復号化した暗号化キーを新たな暗号化キー(ユーザ定義の暗号化キー)として自装置の暗号化キー記憶部23に保存する(ステップS309)。以後、この新たな暗号化キーが、印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0090

マスタープリンタ10Mはさらに、ステップS304で保存した装置情報と、ステップS305で暗号化して得た新暗号化キー情報を、サーバ30のプリンタドライバ40(マスタープリンタ10Mに対応するプリンタドライバ)に送信(伝達)する(ステップS310)。

0091

上記プリンタドライバ40は、マスタープリンタ10Mから装置情報および新暗号化キー情報を受け取る(ステップS311)。そして、受け取った新暗号化キー情報を、既に保持しているデフォルトの暗号化キーで復号化して新たな暗号化キーを取得する(ステップS312)。

0092

上記プリンタドライバ40は、復号化で得た新たな暗号化キーを、暗号化キー記憶部53にユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS313)。具体的には、マスタープリンタ10Mに対応するプリントキューの暗号化キー記憶部53に新たな暗号化キーをユーザ定義の暗号化キーとして保存する。

0093

次に、ステップS311で受け取った装置情報に基づいて該装置情報が示すプリンタに対応するプリントキューを特定し、特定した各プリントキューの暗号化キー記憶部53に、新たな暗号化キーを、ユーザ定義の暗号化キーとして保存する(ステップS314)。

0094

以上で、暗号化キーの変更処理は終了し、以後は、変更後の新たな暗号化キーが印刷ジョブの暗号化・復号化に使用される。

0095

このように、第3の実施の形態では、暗号化キーを変更する場合、ユーザは、マスタープリンタで新たな暗号化キーを一度入力するだけで、マスタープリンタ10Mと同一機種のすべてのプリンタとそれらに対応するすべてのプリンタドライバ(プリントキュー)に新たな暗号化キーを設定することができ、暗号化キーの変更に係る作業負担を軽減することができる。

0096

なお、第1、第2の実施の形態に示す処理によって、暗号化・復号化に使用する暗号化キーがデフォルトの暗号化キーからユーザ定義の暗号化キーに変更済みの状態で、その後さらに、ユーザ定義の暗号化キーを別の新たな暗号化キーに変更する場合には、デフォルトの暗号化キーに代えて、現在設定されているユーザ定義の暗号化キーを使用して図10の処理を行うようにしてもよい。ユーザ定義の暗号化キーを1度設定すれば、プリンタとプリンタドライバが共通の暗号化キーを保持する状態になるので、これを使用して新たな暗号化キーをプリンタからプリンタドライバに暗号化して伝達することができる。

0097

以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

0098

本発明は、印刷システムの発明のほか、暗号化キーの変更方法の発明、印刷システムにおけるプリンタの発明、印刷システムにおけるプリンタドライバプログラムの発明なども該当する。

0099

2…印刷システム
3…ネットワーク
5…クライアント端末
10…プリンタ
10M…マスタープリンタ
11…制御部
12…操作部
13…表示部
14…印刷処理部
15…通信部
16…機種情報DB
17…暗号部
21…暗号化部
22…復号化部
23…暗号化キー記憶部
30…サーバ
40…プリンタドライバ
41…制御部
42…UI部
43…レンダリング部
44…通信部
45…暗号部
51…暗号化部
52…復号化部
53…暗号化キー記憶部

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