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技術 ヘッドモジュール及び画像形成装置

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 桑田正弘
出願日 2016年6月27日 (4年0ヶ月経過) 出願番号 2016-126143
公開日 2018年1月11日 (2年5ヶ月経過) 公開番号 2018-001414
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) 共通的な機構
主要キーワード 最大静止摩擦力 ネジ回し 印字幅方向 ねじ回し 二面角 保持基板 千鳥格子状 位置基準
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

本発明の課題は、液滴吐出ヘッドを高精度に固定可能なヘッドモジュール及び画像形成装置を提供することである。

解決手段

本発明のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20が固定ネジ31によって保持基板30に固定されたヘッドモジュール10であって、液滴吐出ヘッド20に設けられた位置固定部23に少なくとも2つの面で当接する当接部40bと、ネジ孔40aとを有する第1部材40と、ネジ孔41aを有し、第1部材40の上面に当接する第2部材41と、を備え、位置固定部23は、ネジ孔23aを有し、固定ネジ31は、軸部31aが、第2部材41、第1部材40、及び位置固定部23のそれぞれのネジ孔41a,40a,23aを順に貫通して、液滴吐出ヘッド20を保持基板30に固定しており、第1部材40と第2部材41との当接面は、保持基板30の形成面に対して傾斜していることを特徴とする。

概要

背景

従来、液滴吐出ヘッドに備えられた複数のノズルからインクの液滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。

近年、インクジェット記録装置の小型化及び形成される画像の高解像度化に伴い、多数のノズルが高密度に配置された液滴吐出ヘッドが開発されてきている。また、印字長を長くして印刷高速化を達成するために、当該液滴吐出ヘッドを複数搭載したヘッドモジュール、及び当該ヘッドモジュールを搭載した画像形成装置が開発されてきている。

このようなヘッドモジュールでは、液滴吐出ヘッドの保持位置や取付け角度を精密に制御して、液滴吐出ヘッドの保持基板に取り付ける必要がある。
液滴吐出ヘッドの保持基板への保持位置や取付け角度を調整する方法としては、例えば、保持基板(キャリッジ)に固定された位置基準ピン先端基準ピン)に液滴吐出ヘッドのV溝部を当接させて位置調整し、液滴吐出ヘッドを保持基板に板バネ押さえつけながらネジで固定する方法が開示されている(特許文献1参照)。

概要

本発明の課題は、液滴吐出ヘッドを高精度に固定可能なヘッドモジュール及び画像形成装置を提供することである。本発明のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20が固定ネジ31によって保持基板30に固定されたヘッドモジュール10であって、液滴吐出ヘッド20に設けられた位置固定部23に少なくとも2つの面で当接する当接部40bと、ネジ孔40aとを有する第1部材40と、ネジ孔41aを有し、第1部材40の上面に当接する第2部材41と、を備え、位置固定部23は、ネジ孔23aを有し、固定ネジ31は、軸部31aが、第2部材41、第1部材40、及び位置固定部23のそれぞれのネジ孔41a,40a,23aを順に貫通して、液滴吐出ヘッド20を保持基板30に固定しており、第1部材40と第2部材41との当接面は、保持基板30の形成面に対して傾斜していることを特徴とする。

目的

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、液滴吐出ヘッドを高精度に固定可能なヘッドモジュール及び当該ヘッドモジュールを備えた画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

液滴を吐出する液滴吐出ヘッド固定ネジによって保持基板に固定されたヘッドモジュールであって、前記液滴吐出ヘッドに設けられた位置固定部に少なくとも2つの面で当接する当接部と、前記固定ネジが通過するネジ孔と、を有する第1部材と、前記固定ネジが通過するネジ孔を有し、前記第1部材の上面に当接する第2部材と、を備え、前記位置固定部は、前記固定ネジが通過するネジ孔を有し、前記固定ネジは、軸部が、前記第2部材、前記第1部材、及び前記位置固定部のそれぞれのネジ孔を順に貫通して、前記液滴吐出ヘッドを前記保持基板に固定しており、前記第1部材と前記第2部材との当接面は、前記保持基板の形成面に対して傾斜していることを特徴とするヘッドモジュール。

請求項2

前記少なくとも2つの面は、前記保持基板の形成面に平行な面と、前記保持基板の形成面に垂直な面とを有することを特徴とする請求項1に記載のヘッドモジュール。

請求項3

前記保持基板上に、側面に曲面部を有する固定部材が設けられており、前記固定部材は、前記位置固定部から、前記第1部材と前記第2部材との当接面に垂直な方向に力が加えられた際の前記保持基板と平行な面に対する分力の方向に配置され、かつ、前記曲面部に前記位置固定部が当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドモジュール。

請求項4

前記液滴吐出ヘッドに当接し、前記液滴吐出ヘッドを前記固定部材に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のヘッドモジュール。

請求項5

前記保持基板上に、前記液滴吐出ヘッドの保持位置の基準となる位置基準部が設けられており、前記液滴吐出ヘッドが、前記位置基準部に回動可能な状態で当接していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘッドモジュール。

請求項6

前記液滴吐出ヘッドには、前記位置固定部が設けられた位置とは反対側の側面から突出する突出部が設けられ、前記突出部は、前記位置基準部に当接するV溝部を有することを特徴とする請求項5に記載のヘッドモジュール。

請求項7

前記当接面と前記形成面との二面角が、45度以上90度未満であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッドモジュール。

請求項8

前記液滴吐出ヘッドが2次元に複数配列されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘッドモジュール。

請求項9

請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘッドモジュールを備えることを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、ヘッドモジュール及び画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来、液滴吐出ヘッドに備えられた複数のノズルからインクの液滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。

0003

近年、インクジェット記録装置の小型化及び形成される画像の高解像度化に伴い、多数のノズルが高密度に配置された液滴吐出ヘッドが開発されてきている。また、印字長を長くして印刷高速化を達成するために、当該液滴吐出ヘッドを複数搭載したヘッドモジュール、及び当該ヘッドモジュールを搭載した画像形成装置が開発されてきている。

0004

このようなヘッドモジュールでは、液滴吐出ヘッドの保持位置や取付け角度を精密に制御して、液滴吐出ヘッドの保持基板に取り付ける必要がある。
液滴吐出ヘッドの保持基板への保持位置や取付け角度を調整する方法としては、例えば、保持基板(キャリッジ)に固定された位置基準ピン先端基準ピン)に液滴吐出ヘッドのV溝部を当接させて位置調整し、液滴吐出ヘッドを保持基板に板バネ押さえつけながらネジで固定する方法が開示されている(特許文献1参照)。

先行技術

0005

特許第4892846号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1のような液滴吐出ヘッドでは、ネジで液滴吐出ヘッドを保持基板に固定する際に、ネジ固定のために加える力によって、液滴吐出ヘッドの保持位置がわずかにずれる場合があった。そして、保持位置がわずかにずれた状態で印刷をすると、特に多数のノズルが高精度に位置決めされた液滴吐出ヘッドでは、形成した画像にスジムラが生じて画像が劣化するという問題があった。

0007

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、液滴吐出ヘッドを高精度に固定可能なヘッドモジュール及び当該ヘッドモジュールを備えた画像形成装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
液滴を吐出する液滴吐出ヘッドが固定ネジによって保持基板に固定されたヘッドモジュールであって、
前記液滴吐出ヘッドに設けられた位置固定部に少なくとも2つの面で当接する当接部と、前記固定ネジが通過するネジ孔と、を有する第1部材と、
前記固定ネジが通過するネジ孔を有し、前記第1部材の上面に当接する第2部材と、
を備え、
前記位置固定部は、前記固定ネジが通過するネジ孔を有し、
前記固定ネジは、軸部が、前記第2部材、前記第1部材、及び前記位置固定部のそれぞれのネジ孔を順に貫通して、前記液滴吐出ヘッドを前記保持基板に固定しており、
前記第1部材と前記第2部材との当接面は、前記保持基板の形成面に対して傾斜していることを特徴とする。

0009

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記少なくとも2つの面は、前記保持基板の形成面に平行な面と、前記保持基板の形成面に垂直な面とを有することを特徴とする。

0010

請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記保持基板上に、側面に曲面部を有する固定部材が設けられており、
前記固定部材は、前記位置固定部から、前記第1部材と前記第2部材との当接面に垂直な方向に力が加えられた際の前記保持基板と平行な面に対する分力の方向に配置され、かつ、前記曲面部に前記位置固定部が当接していることを特徴とする。

0011

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記液滴吐出ヘッドに当接し、前記液滴吐出ヘッドを前記固定部材に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。

0012

請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記保持基板上に、前記液滴吐出ヘッドの保持位置の基準となる位置基準部が設けられており、
前記液滴吐出ヘッドが、前記位置基準部に回動可能な状態で当接していることを特徴とする。

0013

請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記液滴吐出ヘッドには、前記位置固定部が設けられた位置とは反対側の側面から突出する突出部が設けられ、
前記突出部は、前記位置基準部に当接するV溝部を有することを特徴とする。

0014

請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記当接面と前記形成面との二面角が、45度以上90度未満であることを特徴とする。

0015

請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘッドモジュールにおいて、
前記液滴吐出ヘッドが2次元に複数配列されていることを特徴とする。

0016

請求項9に記載の発明は、
請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘッドモジュールを備えることを特徴とする画像形成装置である。

発明の効果

0017

本発明によれば、液滴吐出ヘッドを高精度に固定可能なヘッドモジュール及び当該ヘッドモジュールを備えた画像形成装置を提供することである。

図面の簡単な説明

0018

画像形成装置の概略構成を示す斜視図
ヘッドモジュールの斜視図
ヘッドモジュールの底面図
ヘッドモジュールの一部を示す平面図
ヘッドモジュールの一部を示す右側面図
ヘッドモジュールの一部を示す左側面図
ヘッドモジュールの変形例の一部を示す左側面図

実施例

0019

以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。但し、発明の範囲は図示例に限定されない。

0020

[画像形成装置の概略]
画像形成装置100は、プラテン101、搬送ローラー102、及びラインヘッド200,201,202,203等を備える(図1)。
なお、記録媒体Kの搬送方向を前後方向、記録媒体Kの搬送面において当該搬送方向に直交する印字幅方向を左右方向、前後方向及び左右方向に垂直な方向を上下方向として説明する。

0021

プラテン101は、上面に記録媒体Kを支持しており、搬送ローラー102が駆動されると、記録媒体Kを搬送方向(前後方向)に搬送する。
ラインヘッド200,201,202,203は、記録媒体Kの搬送方向(前後方向)の上流側から下流側にかけて、搬送方向に直交する幅方向(左右方向)に並列して設けられている。そして、ラインヘッド200,201,202,203の内部には、それぞれヘッドモジュール10が少なくとも一つ設けられており、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)のインクを記録媒体Kに向けてそれぞれ吐出する。

0022

なお、ラインヘッドを用いた記録媒体の搬送のみで描画を行う1パス描画方式での実施形態を例にして説明したが、適宜の描画方式に適用可能であり、例えば、スキャン方式を用いた描画方式を採用しても良い。

0023

[ヘッドモジュール]
ヘッドモジュール10は、液滴を射出する液滴吐出ヘッド20と、液滴吐出ヘッド20を着脱自在に保持する保持基板30等を備える(図2〜7)。
なお、図4〜7については、説明の便宜のため、ヘッドモジュール10のうち、1つの液滴吐出ヘッド20の周辺部のみを拡大して図示している。

0024

ヘッドモジュール10は、少なくとも1つの液滴吐出ヘッド20が、固定ネジ31によって保持基板30に固定されている。液滴吐出ヘッド20は、液滴吐出ヘッド20の底面に設けられたノズルNが所定の位置になるように位置合わせが行われた後、固定ネジ31によって保持基板30に固定されている。また、液滴吐出ヘッド20は、底面が保持基板30に設けられた開口部から露出するように、保持基板30に固定されており、ヘッドモジュール10の下側からインクの液滴を吐出できるようになっている。

0025

また、ヘッドモジュール10に複数の液滴吐出ヘッド20が搭載される場合には、例えば、保持基板30に液滴吐出ヘッド20が、2次元に複数配列するように構成されることが好ましい。図2には、本実施形態のヘッドモジュール10の一例として、4つの液滴吐出ヘッド20が、全体として千鳥格子状となるように左右方向に2つ、前後方向に2つの2次元に配列された構成の例を示している。

0026

液滴吐出ヘッド20は、底面側から液滴を吐出する複数のノズルNが配列された液滴吐出部21と(図3参照)、複数のノズルNのそれぞれに供給するインクを貯留するインク室22等によって構成されている。

0027

液滴吐出部21は、内部に各ノズルNに対応する圧力室(図示省略)を有しており、当該圧力室にはインク室22から供給されたインクが貯留されている。そして、当該圧力室に面して設けられた圧力発生手段としての圧電素子(図示省略)が変位することで、圧力室のインクが加圧されると、ノズルNからインクの液滴が吐出するように構成されている。なお、圧力発生手段は、液滴を吐出できれば適宜変更可能であり、サーマル電気熱変換素子)を使用しても良い。

0028

インク室22は、液滴吐出部21に供給するインクを貯留しており、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及び黒(K)のうちいずれか1色が貯留されている。また、インク室22は、液滴吐出ヘッド20の外部からインク室22内にインクを供給するインク供給部221と、インク室22内のインクを液滴吐出ヘッド20の外部に排出するインク排出部222と、をそれぞれ上部に備えている。

0029

また、液滴吐出ヘッド20の本体部には、保持基板30に垂直な側面から突出した位置固定部23と、当該位置固定部23が設けられた位置とは反対側の側面から突出した突出部24とが設けられている(図4等参照)。

0030

位置固定部23は、保持基板30に設けられた付勢手段としての板バネ33によって、保持基板30上に固定された固定部材32に対して付勢されており、位置固定部23が固定部材32に対して突き当てられた状態で固定されている。固定部材32は、側面に曲面部を有し、当該曲面部に対して、位置固定部23が突き当てられるようになっている。固定部材32は、その形状は特に限られないが、図5に示すように、下方向に向かって先細りとなるテーパー形状の部材により形成されていることが好ましい。

0031

また、位置固定部23は、図5に示すように、固定ネジ31の軸部31aが、第2部材41、第1部材40、及び位置固定部23のそれぞれのネジ孔41a、40a、23aを順に貫通して、保持基板30に固定されている。ネジ孔41a、40a、23aは、固定ネジ31の軸部31aが通過できればよく、溝部であっても孔部であってもよい。

0032

第1部材40は、位置固定部23に少なくとも2つの面で当接する当接部40bと、固定ネジ31が通過するネジ孔40aとが設けられている。ここで、当接部40bにおける少なくとも2つの面は、第1部材40及び位置固定部23を保持基板30に押さえつけやすくする観点から、保持基板30の形成面に平行な面と、保持基板30の形成面に垂直な面とを有するように構成することが好ましい。このような当接部40bとしては、例えば図5に示すように、L字状に屈曲した2つの面で当接するように構成することができる。
第2部材41は、第1部材40の上面に当接しており、固定ネジ31が通過するネジ孔41aが設けられている。

0033

ここで、第1部材40と第2部材41との当接面は、保持基板30の形成面に対して傾斜している。これにより、固定ネジ31を閉める際に加える力の一部を、第2部材41を、第1部材40と第2部材41との当接面に平行な方向に押し下げる方向に分散させ、ネジ固定する際の余分な力が液滴吐出ヘッド20に伝わりにくくすることができる。したがって、液滴吐出ヘッドの保持基板30に対する保持位置のずれを効果的に抑えることができ、液滴吐出ヘッド20を高精度に固定することができる。
また、第1部材40と第2部材41との当接面と、保持基板30の形成面との2面角θ(図5参照)は、上記説明した効果を有効に得る観点から、45度以上90度未満であることが好ましい。

0034

また、位置固定部23から、第1部材40と第2部材41との当接面に垂直な方向に力が加えられた際の、保持基板30と平行な面に対する分力の方向(図5の前方向)に、固定部材32が配置されていることが好ましい。

0035

本実施形態の液滴吐出ヘッド20を固定ネジ31によって保持基板30に固定する場合、第1部材40と第2部材41との当接面が保持基板の30の形成面に傾斜しているため、ネジを回しで固定する際に加えられた力が、第1部材40と第2部材41との当接面に垂直な方向に加えられる。つまり、ネジ回しした際に加えられる力によって位置固定部23が移動する方向を制御することができる。
そして、位置固定部23から、第1部材40と第2部材41との当接面に垂直な方向に加えられた際の保持基板30と平行な面に対する分力の方向(図5の前方向)に、固定部材32を配置することで、液滴吐出ヘッド20の位置ずれを発生させる力を効率的に抑えることができる。
また、ねじ回しを行う際には、同時に、保持基板30と垂直な面に対する分力の方向(図5の下方向)にも力が加わるので、位置固定部23を保持基板に30に抑えつつ、位置固定部23の保持位置のずれを抑えて固定することができる。

0036

突出部24は、側面にV溝部24bを有している。V溝部24bは、保持基板30上に固定された保持位置の位置基準部としての位置基準ピン34に回動可能な状態で当接している(図6)。また、液滴吐出ヘッド20の本体部が、保持基板30に設けられた付勢手段としての板バネ33によって位置基準ピン34側に付勢されているため、V溝部24bが位置基準ピン34に突き当てられた状態で固定されている。
なお、位置基準ピン34の形状は、位置固定部23が安定して当接できるようになっていれば、適宜選択可能である。

0037

また、図7に示す変形例のように、突出部24も、位置固定部23と同様の方法で、保持基板30に固定してもよい。
具体的には、突出部24にネジ孔24aを設け、固定ネジ31の軸部31aが、第2部材41、第1部材40、及び突出部24のそれぞれのネジ孔41a、40a、24aを順に貫通して、突出部24が保持基板30に固定されることとしてもよい。この変形例の実施形態では、突出部24が、本実施形態の位置固定部23と対応して、保持基板30への固定部として機能する。また、位置基準ピン34(位置基準部)が、本実施形態の位置固定部23を固定するための固定部材32と対応して、突出部24を固定するための部材として機能する。

0038

また、液滴吐出ヘッド20は、少なくとも1箇所が保持基板30に固定されていればよく、例えば、位置固定部23及び突出部24の両方で固定されていてもよく、位置固定部23及び突出部24のいずれか一方で固定されていてもよい。

0039

[本発明の技術的効果]
以上のように、本実施形態のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20に設けられた位置固定部23に少なくとも2つの面で当接する当接部40bと、固定ネジ31が通過するネジ孔と、を有する第1部材40と、固定ネジ31が通過するネジ孔41aを有し、第1部材40の上面に当接する第2部材41と、を備える。また、固定ネジ31は、軸部31aが、第2部材41、第1部材40、及び位置固定部23のそれぞれのネジ孔41a,40a,23aを順に貫通して、液滴吐出ヘッド20を保持基板30に固定しており、第1部材40と第2部材41との当接面は、保持基板30の形成面に対して傾斜している。
これにより、固定ネジ31を閉める際に加える力の一部を、第2部材41を、第1部材40と第2部材41との当接面に平行な方向に押し下げる方向に分散させ、ネジ固定する際の余分な力が液滴吐出ヘッド20に伝わりにくくすることができる。したがって、液滴吐出ヘッド20の保持基板30に対する保持位置のずれを効果的に抑えることができ、液滴吐出ヘッド20を高精度に固定することができた。
さらに、第1部材40と第2部材41との当接面が保持基板30の形成面に傾斜しているため、固定ネジ31を閉める際に加えられる力が、第1部材40と第2部材41との当接面に垂直な方向にも加えられる。つまり、ネジ回しした際に加えられる力の方向を制御することができる。ここで、従来のネジ固定を行う方法では、固定ネジ31によって液滴吐出ヘッド20を保持基板30に固定する際に、瞬間的に最大静止摩擦力以上の力がいずれかの方向にかかることで、予測不能な方向へ位置ずれが発生しやすかった。これに対し、本実施形態の方法では、液滴吐出ヘッド20に伝わる力の方向を制御することができる。

0040

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、当接部40bにおける少なくとも2つの面が、保持基板30の形成面に平行な面と、保持基板30の形成面に垂直な面とを有することが好ましい。これにより、第1部材40が位置固定部23を保持基板30に押さえつけやすくすることができる。

0041

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、保持基板30上に、側面に曲面部を有する固定部材32が設けられており、固定部材32は、位置固定部23から、第1部材40と第2部材41との当接面に垂直な方向に力が加えられた際の保持基板30と平行な面に対する分力の方向に配置され、かつ、当該曲面部に位置固定部23が当接していることが好ましい。これにより、位置固定部23がずれる方向を固定部材32で押さえつけることができるので、保持位置のずれを効果的に抑えることができる。

0042

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20に当接し、液滴吐出ヘッド20を固定部材32に付勢する付勢手段としての板バネ33を備えることが好ましい。これにより、位置固定部23がずれる方向を固定部材32で押さえつけることができるので、保持位置のずれを効果的に抑えることができる。

0043

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、保持基板30上に、液滴吐出ヘッド20の保持位置の基準となる位置基準部としての位置基準ピン34が設けられていることが好ましい。これにより、液滴吐出ヘッド20の保持基板30に対する保持位置の位置合わせを、より高精度に行うことができる。

0044

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20には、位置固定部23が設けられた位置とは反対側の側面から突出する突出部24が設けられ、突出部24は、位置基準ピン34に当接するV溝部24bを有することが好ましい。これにより、位置基準部での位置固定をより安定化し、液滴吐出ヘッド20の保持基板30に対する保持位置の位置合わせを、より高精度に行うことができる。

0045

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、本発明の効果を有効に得る観点から、第1部材40と第2部材41との当接面と、保持基板30の形成面との二面角が、45度以上90度未満であることが好ましい。

0046

また、本実施形態のヘッドモジュール10は、液滴吐出ヘッド20が2次元に複数配列されている構成に好適に適用できる。

0047

[その他]
本発明の今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した詳細な説明に限定されるものではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。

0048

例えば、第1部材40は、位置固定部23と少なくとも2つの面で当接する当接部40bを有し、その一例として、本実施形態ではL字状に屈曲した2つの面で当接する当接部40bを示したが、本発明の効果を得ることができれば構成は適宜変更可能である。例えば、保持基板30と垂直な面が2つ、保持基板30と平行な面が1つの計3面で当接することとしてもよい。

0049

また、位置固定部23を固定部材32に付勢する手段として、板バネ33の例を示したが、同様の効果を奏するもので手段であれば、適宜変更可能である。また、板バネ33によって、液滴吐出ヘッド20の本体を固定部材32に向かって付勢する例を示したが、同様の効果が得られれば付勢する箇所は適宜変更可能である。

0050

10ヘッドモジュール
20液滴吐出ヘッド
23位置固定部
23aネジ孔
24 突出部
24a ネジ孔
24bV溝部
30保持基板
31固定ネジ
31a 軸部
32固定部材
33板バネ(付勢手段)
34位置基準ピン(位置基準部)
40 第1部材
40a ネジ孔
40b 当接部
41 第2部材
41a ネジ孔
100 画像形成装置

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