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技術 透析装置

出願人 澁谷工業株式会社
発明者 野里信行斉藤辰悟
出願日 2016年7月4日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-132523
公開日 2018年1月11日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-000612
状態 特許登録済
技術分野 体外人工臓器
主要キーワード 原液容器 給液弁 排液通路 両開閉弁 圧力検出通路 回収弁 原液ポンプ 給液口
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
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図面 (4)

解決手段

粉末容器42又はバイパス通路51内の残液を液抜きすることができるようになっている。そのために、送液ポンプ33の上流側で浄水供給通路31と原液供給通路44とを接続する第1液抜き通路71と、上記送液ポンプの下流側で上記浄水供給通路と透析液排液通路32とを接続する第2液抜き通路72と、さらに開閉弁78を開放することによって分岐通路43を外部空間に連通させる開放通路77とを設けている。上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記粉末容器43内の液体又はバイパス通路51内の液体を、上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して排出することができる。

効果

粉末容器42を分岐通路43と原液供給通路44とから取り外す際、またはバイパス通路51を分岐通路と原液供給通路とから切り離す際に、それらの内部の液体が外部に漏洩するのを防止することができる。

概要

背景

従来、透析装置として、透析液原液を作製する原液作製手段と、浄水供給通路に設けた送液ポンプによって供給される浄水と上記原液作製手段から原液供給通路を介して供給される原液とを混合して透析液を作製する透析液作製手段と、該透析液作製手段から透析器に透析液を供給する透析液供給通路と、上記透析器から使用済み透析液を排出する透析液排液通路とを備え、上記原液作製手段は、上記浄水供給通路から分岐した分岐通路と上記原液供給通路とに着脱可能に接続された粉末容器とを有し、上記分岐通路から供給される浄水によって粉末容器内の透析液作製用粉末を溶解して原液を作製し、当該作製した原液を上記原液供給通路を介して透析液作製手段に供給するようになっているものが知られている(特許文献1)。

概要

粉末容器42又はバイパス通路51内の残液を液抜きすることができるようになっている。そのために、送液ポンプ33の上流側で浄水供給通路31と原液供給通路44とを接続する第1液抜き通路71と、上記送液ポンプの下流側で上記浄水供給通路と透析液排液通路32とを接続する第2液抜き通路72と、さらに開閉弁78を開放することによって分岐通路43を外部空間に連通させる開放通路77とを設けている。上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記粉末容器43内の液体又はバイパス通路51内の液体を、上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して排出することができる。 粉末容器42を分岐通路43と原液供給通路44とから取り外す際、またはバイパス通路51を分岐通路と原液供給通路とから切り離す際に、それらの内部の液体が外部に漏洩するのを防止することができる。

目的

本発明は、そのような事情に鑑み、粉末容器を分岐通路と原液供給通路とから取り外す際に、粉末容器から原液が外部に漏洩するのを防止することができる透析装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

透析液原液を作製する原液作製手段と、浄水供給通路に設けた送液ポンプによって供給される浄水と上記原液作製手段から原液供給通路を介して供給される原液とを混合して透析液を作製する透析液作製手段と、該透析液作製手段から透析器に透析液を供給する透析液供給通路と、上記透析器から使用済み透析液を排出する透析液排液通路とを備え、上記原液作製手段は、上記浄水供給通路から分岐した分岐通路と上記原液供給通路とに着脱可能に接続された粉末容器とを有し、上記分岐通路から供給される浄水によって粉末容器内の透析液作製用粉末を溶解して原液を作製し、当該作製した原液を上記原液供給通路を介して透析液作製手段に供給するようになっている透析装置において、上記送液ポンプの上流側の上記浄水供給通路と上記原液供給通路とを接続する第1液抜き通路と、上記送液ポンプの下流側の上記浄水供給通路と上記透析液排液通路とを接続する第2液抜き通路と、開閉弁開放することによって上記分岐通路を外部空間に連通させる開放通路と、上記送液ポンプおよび開閉弁を制御する制御手段とが設けられ、上記制御手段は、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記粉末容器内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることを特徴とする透析装置。

請求項2

上記透析液作製手段は、内部が供給室回収室とに区画された透析液チャンバを備えており、上記透析液供給通路は透析液チャンバの供給室から上記透析器に透析液を供給するとともに、透析器からの使用済み透析液は透析液回収通路を介して上記透析液チャンバの回収室に回収されるようになっており、さらに上記透析液排液通路は上記回収室に回収された使用済み透析液を外部に排出するようになっており、さらに上記透析液排液通路に当該透析液回収通路内の圧力を検出する圧力センサが設けられるとともに、上記浄水供給通路と第1液抜き通路との接続部よりも上流側で上記浄水供給通路と上記透析液回収通路とを接続する圧力検出通路が設けられ、上記制御手段は、上記圧力センサの検出結果に基づいて上記送液ポンプの作動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の透析装置。

請求項3

上記粉末容器を上記原液供給通路および上記分岐通路から取り外した状態で、当該原液供給通路と分岐通路とを接続するバイパス通路が設けられ、上記制御手段は、上記バイパス通路を上記原液供給通路および分岐通路に接続した状態で、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記バイパス通路内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透析装置。

技術分野

0001

本発明は透析装置に関し、より詳しくは、粉末容器内に浄水を供給して透析液原液を作製する原液作製手段を備えた透析装置に関する。

背景技術

0002

従来、透析装置として、透析液の原液を作製する原液作製手段と、浄水供給通路に設けた送液ポンプによって供給される浄水と上記原液作製手段から原液供給通路を介して供給される原液とを混合して透析液を作製する透析液作製手段と、該透析液作製手段から透析器に透析液を供給する透析液供給通路と、上記透析器から使用済み透析液を排出する透析液排液通路とを備え、上記原液作製手段は、上記浄水供給通路から分岐した分岐通路と上記原液供給通路とに着脱可能に接続された粉末容器とを有し、上記分岐通路から供給される浄水によって粉末容器内の透析液作製用粉末を溶解して原液を作製し、当該作製した原液を上記原液供給通路を介して透析液作製手段に供給するようになっているものが知られている(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2012−170722号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記粉末容器は、透析治療後に上記分岐通路と原液供給通路とから取り外されるが、その際に粉末容器内に残存していた原液が外部に漏洩する結果となる。
また、透析治療開前に、上記分岐通路と原液供給通路とをバイパス通路を介して連通させることにより、この状態で分岐通路や原液供給通路を含む透析回路洗浄を行うことができるが、洗浄後に上記バイパス通路を分岐通路と原液供給通路とから取り外すと、該バイパス通路内に残留している洗浄液が外部に漏洩することになる。
本発明は、そのような事情に鑑み、粉末容器を分岐通路と原液供給通路とから取り外す際に、粉末容器から原液が外部に漏洩するのを防止することができる透析装置を提供するものである。
また本発明は、上記バイパス通路を分岐通路と原液供給通路とから取り外す際に、該バイパス通路から洗浄液が外部に漏洩するのを防止することができる透析装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

請求項1の発明は、透析液の原液を作製する原液作製手段と、浄水供給通路に設けた送液ポンプによって供給される浄水と上記原液作製手段から原液供給通路を介して供給される原液とを混合して透析液を作製する透析液作製手段と、該透析液作製手段から透析器に透析液を供給する透析液供給通路と、上記透析器から使用済み透析液を排出する透析液排液通路とを備え、
上記原液作製手段は、上記浄水供給通路から分岐した分岐通路と上記原液供給通路とに着脱可能に接続された粉末容器とを有し、上記分岐通路から供給される浄水によって粉末容器内の透析液作製用粉末を溶解して原液を作製し、当該作製した原液を上記原液供給通路を介して透析液作製手段に供給するようになっている透析装置において、
上記送液ポンプの上流側の上記浄水供給通路と上記原液供給通路とを接続する第1液抜き通路と、上記送液ポンプの下流側の上記浄水供給通路と上記透析液排液通路とを接続する第2液抜き通路と、開閉弁開放することによって上記分岐通路を外部空間に連通させる開放通路と、上記送液ポンプおよび開閉弁を制御する制御手段とが設けられ、
上記制御手段は、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記粉末容器内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、上記請求項1の発明において、上記粉末容器を上記原液供給通路および上記分岐通路から取り外した状態で、当該原液供給通路と分岐通路とを接続するバイパス通路が設けられ、上記制御手段は、上記バイパス通路を上記原液供給通路および分岐通路に接続した状態で、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させることにより、上記バイパス通路内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることを特徴とするものである。

発明の効果

0006

請求項1の発明によれば、粉末容器を分岐通路と原液供給通路とから取り外す前に、上記制御手段により、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させて、上記粉末容器内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることができるので、その後に粉末容器を分岐通路と原液供給通路とから取り外せば、該粉末容器内から原液が外部に漏洩するのを防止することができる。
また請求項3の発明によれば、上記バイパス通路を分岐通路と原液供給通路とから切り離す前に、上記制御手段により、上記開放通路の開閉弁を開放するとともに上記送液ポンプを作動させて、上記バイパス通路内の液体を上記第1液抜き通路および第2液抜き通路を介して液抜きすることができるので、その後にバイパス通路を分岐通路と原液供給通路とから切り離せば、該バイパス通路内から液体が外部に漏洩するのを防止することができる。

図面の簡単な説明

0007

本発明の実施例を示す外観図
図1アーム47、48間に着脱自在に粉末容器42を取り付けた状態を示す図。
図1に示した透析装置における透析液回路を示し、太線は粉末容器42からの液抜き作業状態を示す図。

実施例

0008

以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1は透析治療を行う透析装置1の外観を示しており、該透析装置1は病院コンセントなどの電源から給電されて作動するとともに、内部に設けた図示しない制御手段によって作動が制御されるようになっている。
上記透析装置1は、本体部1aの外部に保持された透析器2と、該透析器2に接続された血液回路3と、本体部1aの内部に設けられて上記透析器2が着脱自在に取り付けられる透析液回路4(図3)とを備えている。
上記制御手段は画面表示式操作パネル1bを備え、画面には操作に必要なボタンアイコン、メッセージが表示され、透析装置1の操作および各種パラメータの設定を行うことができるようになっている。

0009

上記血液回路3は、図1図3に示すように、患者の血管に接続されて上記透析器2に血液を供給する動脈側通路11と、透析器2から患者に血液を戻す静脈側通路12とを備えており、これら通路は樹脂製のチューブで構成されている。
図3に示すように、上記動脈側通路11の一端に患者の血管に穿刺される穿刺針11aが設けられ、また他端は透析器2に接続されている。そして上記穿刺針11aから順に、動脈側通路11を閉鎖するクランプ13と、血液を送液する血液ポンプ14と、ドリップチャンバ15とが配置されている。上記血液ポンプ14は、チューブをしごいて送液するローラポンプであって、かつ上記制御手段によって作動を制御され、図示しない患者から透析器2へ血液を送液することが可能となっている。
一方、上記静脈側通路12の一端は上記透析器2に接続されるとともに他端に患者の血管に穿刺される穿刺針12aが設けられており、上記透析器2から順に、ドリップチャンバ15’および静脈側通路12を閉鎖するクランプ13’が配置されている。

0010

上記透析液回路4は、浄水とA原液およびB原液とから透析液を作製する透析液作製手段21を備えており、該透析液作製手段21は、同形の第1透析液チャンバ25と第2透析液チャンバ26とを備えている。各透析液チャンバ25、26は内部がそれぞれダイアフラムによって2室に区画され、一方を新鮮な透析液を作製して供給するための供給室25a、26aとし、他方を使用済みの透析液を回収するための回収室25b、26bとしている。
上記供給室25a、26aで作製された新鮮な透析液は透析液供給通路27を介して上記透析器2に供給され、透析器2内を通過した使用済み透析液は透析液回収通路28を介して上記回収室25b、26bで回収されるようになっている。
上記透析液供給通路27は分岐して上記第1、第2透析液チャンバ25、26の上記供給室25a、26aに接続されており、透析液回収通路28も分岐して上記回収室25b、26bに接続されている。
また、上記第1、第2透析液チャンバ25、26の供給室25a、26aには浄水を供給する浄水供給通路31が接続されており、回収室25b、26bには使用済みの透析液を排出するための透析液排液通路32が接続されている。

0011

上記浄水供給通路31の上流側端部となる給液口31Aは、浄水を供給する図示しない給水手段に接続されており、浄水供給通路31の下流部分は2方向に分岐してそれぞれ上記第1、第2透析液チャンバ25、26の供給室25a、26aに接続され、それぞれ上記制御手段の制御によって開閉される給液弁V1、V2が設けられている。
上記浄水供給通路31には上記浄水を送液する送液ポンプ33が設けられ、この送液ポンプ33と上述した浄水供給通路31の分岐部との間には、透析液の原液であるA原液を供給するA原液供給通路34と、透析液の原液であるB原液を供給する第1B原液供給通路35とが接続されている。
上記浄水供給通路31における給液口31Aに近い下流側の位置には開閉弁V103が設けられており、この開閉弁V103は制御手段によって作動を制御されるようになっている。上記送液ポンプ33が作動される際には、制御手段によって開閉弁V103も開放されるようになっており、それによって、給液口31Aから浄水供給通路31を介して第1、第2透析液チャンバ25、26の供給室25a、26aに浄水を給送できるようになっている。

0012

上記A原液供給通路34および第1B原液供給通路35の上流部には、それぞれA原液容器36およびB原液容器37が接続され、A原液およびB原液はそれぞれA原液供給通路34に設けたA原液ポンプ38およびB原液供給通路35に設けたB原液ポンプ39によって透析液作製手段21に送液されるようになっている。
また、上記B原液容器37からB原液を供給する代わりに、B原液作製手段41により粉末容器42内の粉末を浄水で溶解し、これをB原液として上記透析液作製手段21に供給することができるようになっている。
上記B原液作製手段41は、B原液となるB粉末を収容した上記粉末容器42と、上記浄水供給通路31から分岐されて浄水を粉末容器42に供給する分岐通路43と、粉末容器42内で溶解されたB原液を上記透析液作製手段21に供給する第2B原液供給通路44とを備えている。
上記分岐通路43の一端は、上記送液ポンプ33の下流側とA原液供給通路34および第1B原液供給通路35の上流側との間の浄水供給通路31に接続されており、該分岐通路43の他端は上記粉末容器42内の上部空間に連通されている。
また上記第2B原液供給通路44の一端は上記粉末容器42内の下部空間に連通されるとともに、他端は上記B原液ポンプ39よりも上流側で第1B原液供給通路35に接続されており、第1B原液供給通路35と第2B原液供給通路44とのそれぞれに、いずれか一方の通路35、44をB原液ポンプ39に連通させるための開閉弁45、46を設けている。

0013

上記粉末容器42は、図2に示すように、上記透析装置1の本体部1aの外部に着脱自在に保持されている。すなわち本体部1aの外部には上下位置に上側アーム47と下側アーム48とを設けてあり、上側アーム47は水平方向となる保持位置(図2)と鉛直下方となる折り畳み位置(図1)との間で揺動自在となっている。
また下側アーム48は水平方向となる保持位置(図2)と鉛直上方となる折り畳み位置(図1)との間で揺動自在となっている。
そして両アーム47、48を水平方向の保持位置させた状態で、両アームの先端部間で上記粉末容器42を上下に保持することができるようになっている(図2の状態)。
この状態では、本体部1a内に設けた上記分岐通路43は上側アーム47に設けた内部通路47aを介して上記粉末容器42の内部空間にその上部から連通し、また第2B原液供給通路44は下側アーム48に設けた内部通路48aを介して上記粉末容器42の内部空間にその下部から連通するようになる。
これにより、上記分岐通路43からの浄水を上側アーム47の内部通路47aを介して粉末容器42内に供給し、粉末容器42内で溶解されて作製されたB原液を下側アーム48の内部通路48aを介して第2B原液供給通路44に供給することができるようになっている。

0014

さらに図3に示すように、上記粉末容器42の上流側の分岐通路43と下流側の第2B原液供給通路44とにそれぞれ開閉弁49、50が設けられ、両開閉弁49,50を閉じた状態で上側アーム47と下側アーム48とから粉末容器42を取り外すことができるようにしてある。
両アーム47、48から粉末容器42を取り外して、図1に示すように両アーム47、48を折り畳んだ状態とした状態では、上側アーム47の内部通路47aは本体部1aの内部に設けたバイパス通路51の上端部に連通し、下側アーム48の内部通路48aは上記バイパス通路51の下端部に連通するようになっている。
これにより、上記分岐通路43からの浄水や洗浄液を上側アーム47の内部通路47a、バイパス通路51および下側アーム48の内部通路48aを介して第2B原液供給通路44に流通させることができるようにしてある。

0015

次に、上記透析液供給通路27は、その上流部分が2方向に分岐してそれぞれ上記第1、第2透析液チャンバ25、26の供給室25a、26aに接続され、上記分岐部分にはそれぞれ制御手段の制御によって開閉される供給弁V3、V4が設けられている。透析供給通路27の下流側端部には、透析器2に着脱可能なカプラ27Aが連結されており、このカプラ27Aは透析治療の際には上記透析器2に接続されるようになっている。
また、透析液供給通路27には、上記分岐点から順に、透析液の有害成分を除去する透析液フィルタF1と、上記制御手段の制御によって開閉される開閉弁V5とが設けられている。上記透析液フィルタF1の一次側には、上記透析液供給通路27と透析液回収通路28とを連通させるバイパス通路55が接続され、該バイパス通路55には上記制御手段の制御によって開閉される開閉弁V6が設けられている。
上記開閉弁V6を開放することにより、透析液供給通路27の透析液を透析器2を通過させずに、バイパス通路55を介して透析液回収通路28へと送液することができるようにしてある。

0016

上記透析液回収通路28は、その下流部分が2方向に分岐してそれぞれ上記第1、第2透析液チャンバ25、26の回収室25b、26bに接続され、この分岐部分にはそれぞれ制御手段の制御によって開閉される回収弁V10、V11が設けられている。また、透析液回収通路28の上流側端部にはカプラ28Aが連結されており、このカプラ28Aを上記透析器2に着脱自在に接続できるようになっている。
また、この透析液回収通路28のカプラ28Aおよび上記透析液供給通路27のカプラ27Aをともに透析器2から取り外してから、それら両カプラ27A、28Aを相互に接続させることにより、透析液供給通路27と透析液回収通路28を相互に連通させることができるようになっている(図3破線で示す状態)。
また、透析液回収通路28には、上記透析器2側から順に、透析液回路4内の圧力を測定する圧力センサ56と、透析液を送液する透析液ポンプ57とが設けられている。

0017

上記透析液排液通路32は、その上流部分が2方向に分岐してそれぞれ上記第1、第2透析液チャンバ25、26の回収室25b、26bに接続され、上記分岐部分にはそれぞれ制御手段の制御によって開閉される排液弁V12、V13が設けられている。上記透析液排液通路32の下流端である排液口32Aは、医療機関設備された図示しない排液管と接続されている。また、透析液排液通路32における排液口32Aに近い上流側の位置には、制御手段によって開閉される開閉弁V104が配置されている。
そして、上記透析液回収通路28と開閉弁V104よりも上流側の透析液排液通路32との間に除水通路58が接続されており、その上流部分は上記透析液回収通路28における透析液ポンプ57と上記分岐点との間に接続され、下流部分は上記透析液排液通路32における分岐点の下流側に接続されている。この除水通路58には除水ポンプ59が設けられている。

0018

以上の構成は従来公知の構成であり、上記粉末容器42を用いて血液透析を実施する場合には、次のような処理が行われる。
先ず、制御手段により開閉弁V103と開閉弁V104が開放されるとともに、透析液回路4の両カプラ27A、28Aは予め透析器2に接続されている。また開閉弁45が閉じられるとともに開閉弁46が開放されて、B原液タンク37ではなく粉末容器42を使用することが選択され、さらに開閉弁49、50が開放されて粉末容器42内に浄水を供給可能な状態とされる。
この状態で上記制御手段は、給液弁V1と排液弁V12とを開放するとともに供給弁V3と回収弁V10を閉鎖する。また、制御手段は、送液ポンプ33、A原液ポンプ38およびB原液ポンプ39を所定のタイミングで作動させる。
送液ポンプ33が起動されると、浄水の一部は分岐通路43を介して粉末容器42内に供給され、それによって粉末容器42内でB原液が作製される。また第1透析液チャンバ25では、給液弁V1と排液弁V12とが開放されているため、供給室25aには上記A原液ポンプ38およびB原液ポンプ39の起動によりA原液タンク36内のA原液と粉末容器42内のB原液とが供給されるとともに、上記送液ポンプ33から浄水が供給される。
これにより、透析液作製手段21を構成する供給室25a内でこれらが混合されて新鮮な透析液が作製される一方、回収室25bではダイアフラムが押圧されて先に充填されている使用済みの透析液が透析液排液通路32およびその排液口32Aを介して外部へ排出される。

0019

他方、上記第2透析液チャンバ26では、制御手段が供給弁V4と回収弁V11を開放するとともに給液弁V2と排液弁V13を閉鎖する。すると回収室26bには上記透析液ポンプ57によって送液された使用済みの透析液が流入し、供給室26aからは作製済みの新鮮な透析液が透析器2に供給されることとなる。
その後、上記制御手段が上記給液弁V1、V2、供給弁V3、V4、回収弁V10、V11、排液弁V12、V13を交互に開閉することで、第1透析液チャンバ25と第2透析液チャンバ26で交互に作製される新鮮な透析液が透析液供給通路27を介して透析器2へと供給され、また、透析器2を通過した使用済みの透析液が第1透析液チャンバ25と第2透析液チャンバ26に交互に回収されて上記透析液排液通路32の排液口32Aを介して透析液回路4の外部へ排出されるようになる。
このようにして透析器2に連続的に透析液を送液しながら除水ポンプ59を作動させることにより、除水を行うことができる。

0020

上述した血液透析作業が終了した後、そのまま両アーム47、48から粉末容器42を取り外すと、粉末容器42内に残存していたB原液が外部に漏洩することになる。
また、血液透析作業の前に透析液回路4の洗浄を行う際には、両アーム47、48を折り畳み、上側アーム47の内部通路47aと下側アーム48の内部通路48aとをバイパス通路51を介して連通させた状態で行うことになるが、その後に両アーム47、48をバイパス通路51から切り離して粉末容器42を取り付ける際には、バイパス通路51内の浄水や洗浄液が外部に漏洩することになる。
本発明は、上記粉末容器42やバイパス通路51内に残存していた残液の液抜きを行うことにより、上述した事態の発生を防止することができるようにしたものである。

0021

すなわち上記粉末容器42やバイパス通路51内に残存していた残液の液抜きを行うために、上記第2B原液供給通路44と浄水供給通路31とを連通する第1液抜き通路71を設けるとともに、浄水供給通路31と透析液排液通路32とを接続する第2液抜き通路72とを設けている。
上記第1液抜き通路71の一端は、第2B原液供給通路44に設けた開閉弁46と開閉弁50との間で該第2B原液供給通路44に接続してあり、また第1液抜き通路71の他端は、上記浄水供給通路31に設けた送液ポンプ33の上流側で該浄水供給通路31に接続してある。そして第1液抜き通路71に開閉弁73を設けてある。
他方、上記第2液抜き通路72の一端は、上記送液ポンプ33の下流側で浄水供給通路31に接続してあり、また第2液抜き通路72の他端は、透析液排液通路32に設けた開閉弁V104の下流側で該透析液排液通路32に接続してある。そして第2液抜き通路72に開閉弁74を設けてある。

0022

さらに、上記粉末容器42の上流側に、密閉された透析液回路4を大気に開放する開放通路77が設けられている。この開放通路77の一端は、分岐通路49に設けた開閉弁49の下流側で該分岐通路49に接続されており、他端は大気に開放されている。そして該開放通路77に、上記一端から他端にかけて、上記制御手段の制御によって開閉される開閉弁78と、液体の流出を阻止する逆止弁79と、流入する大気を清浄化するエアフィルタ80とを設けている。
上記開閉弁78が制御手段によって開放された際には、閉回路を構成する分岐通路49に開放通路77を介してエアが流入可能となり、その際に分岐通路49に流入する大気はエアフィルタ50によって清浄化される一方、上記逆止弁79は液体の流出を阻止するようになっている。

0023

また本実施例では、上記粉末容器42やバイパス通路51内の液抜きが終了したことを検出するために、透析液回収通路28に設けた圧力計56を利用することができるようにしてある。そのために、圧力検出通路83の一端を、透析液回収通路28に設けた圧力計56と透析液ポンプ57との間に接続するとともに、該圧力検出通路83の他端を、浄水供給通路31に設けた送液ポンプ33の上流側で、第1液抜き通路71と開閉弁V103との間に接続している。そして圧力検出通路83に開閉弁84を設けてある。
これにより、上記送液ポンプ33が液体を送液している間(液抜きをしている間)は圧力計56の圧力は当該液抜きを開始する前の状態に比較して低圧となるが、液抜きが終了して送液ポンプ33がエアを巻き込むようになると圧力計56の圧力は上記低圧となった状態よりも上昇するので、制御手段はそれによって液抜きが終了したことを検出することができる。

0024

以上の構成において、透析装置1による透析治療の終了後に粉末容器42を取り外す際には、制御手段は第2B原液供給通路44の開閉弁50、第1液抜き通路71の開閉弁73および第2液抜き通路72の開閉弁74を開き、また開放通路77の開閉弁78と圧力検出通路83の開閉弁84を開く。その他の弁は全て閉鎖する。
この状態で送液ポンプ33を起動すると、粉末容器42内のB原液は、第2B原液供給通路44、第1液抜き通路71、浄水供給通路31、送液ポンプ33、第2液抜き通路7および透析液排液通路32を介して外部に排出され、これと同時にエアが開放通路77を介して粉末容器42内に流入する。
また送液ポンプ33の起動により液抜きが開始されると、浄水供給通路31内の排液に伴って圧力検出通路83と透析液回収回路28内の液圧が上述したように当該液抜きを開始する前の状態に比較して低圧となり、この低圧が圧力計56によって検出される。

0025

上記粉末容器42内の液抜きが進み、エアが上記第2B原液供給通路44、第1液抜き通路71および浄水供給通路31を介して送液ポンプ33に至ると、該送液ポンプ33による送液が行えなくなる。これにより上記圧力検出通路83と透析液回収回路28内の液圧が上述した低圧の状態よりも上昇するようになる。
制御手段は上記送液ポンプ33の起動後、所要時間経過後の低圧の状態の圧力を上記圧力計56によって計測して記憶しており、エアが送液ポンプ33に至って上記圧力が上昇すると、制御手段は粉末容器42内の液抜きが終了したと判断して、上記送液ポンプ33を停止させる。これと同時に、制御手段は操作パネル1bに粉末容器42内の液抜きが終了した旨を表示する。
この状態となれば、粉末容器42を上下のアーム47、48から取り外しても、該粉末容器42内から液漏れが生じることはない。上述した説明は、バイパス通路51からの液抜きの際にも同様である。
そしていずれの液抜きの際においても、大容量の送液量を有する送液ポンプ33を用いているので、速やかに上記液抜き作業を終了させることができる。

0026

なお、上記実施例ではB原液タンク37を設けているが、該B原液タンク37と第1B原液供給通路35とを省略してもよい。
また、上記実施例では粉末容器42やバイパス通路51内の液抜きが終了したことを検出するために透析液回収通路28に設けた圧力計56を利用しているが、タイマーを用いて所要時間経過後に液抜きが終了したと判断するようにしてもよい。

0027

1透析装置2透析器
4透析液回路21透析液作製手段
25、26透析液チャンバ25a、26a供給室
25b、26b回収室27透析液供給通路
28透析液回収通路31浄水供給通路
32 透析液排液通路33 送液ポンプ
34、44原液供給通路 36原液容器
38、39原液ポンプ41原液作製手段
42粉末容器43分岐通路
47、48アーム47a、48a内部通路
51バイパス通路56圧力センサ
71 第1液抜き通路72 第2液抜き通路
77開放通路83 圧力検出通路

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