図面 (/)

技術 殻付生卵の炭酸ガス含浸方法

出願人 菅政樹
発明者 菅政樹
出願日 2016年7月7日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2016-134711
公開日 2018年1月11日 (8ヶ月経過) 公開番号 2018-000152
状態 特許登録済
技術分野 肉類、卵、魚製品 肉,卵の保存 食品の保存(凍結・冷却・乾燥を除く)
主要キーワード 汲上げ管 炭酸ガス圧力 長期間鮮度 炭酸ガス圧 チャック付き 濃厚卵白 炭酸ガス雰囲気 含浸状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

殻を割ったときに発泡して卵白卵黄攪拌されて均一に混ざり、生のまま食する場合や大量に使用する場合の効率が良く、しかも有害菌死滅させて、鮮度を保持することができる殻付生卵炭酸ガス含浸方法を提供するものである。

解決手段

炭酸ガス含浸装置12の容器13内の15に生14を並べ、蓋16を閉じてから放出管21の流量調整バルブ23を調整して、炭酸ガス貯蔵タンク9から流入管18を通して容器13内に0.4〜1.0MPaの圧力で25時間以上通流させると、生卵14内に炭酸ガスが0.4〜1.0MPaで含浸され、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて均一に混ざる炭酸ガス含浸生卵を得ることができる。

概要

背景

一般に殻付生卵を、炭酸ガスで処理して有害菌死滅させて鮮度を保持する技術がある。例えば殻付の生を、炭酸ガス雰囲気中で46〜52℃の温度で所定時間熱蔵する方法(特許文献1)がある。これは炭酸ガス雰囲気中で殻付の生卵を熱蔵することにより生卵が炭酸ガス濃度下に存在することにより有害菌が死滅し、鮮度を保持することができると共に、卵白部が熱変性を起こさない範囲で保持することができるというものである。

しかしながら卵白部が熱変性を起こさない46〜52℃の温度で熱蔵するので、加熱による卵黄膜脆弱化、卵黄だれ濃厚卵白の水様化を防止できるとしているが、24〜72時間熱蔵すると新鮮な生卵の状態を保持することは難しい。また従来の方法は、殻を割ったときに卵白の内側に卵黄がある状態のままであり、食べる時にで十分にかき混ぜる必要があった。

概要

殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて均一に混ざり、生のまま食する場合や大量に使用する場合の効率が良く、しかも有害菌を死滅させて、鮮度を保持することができる殻付生卵の炭酸ガス含浸方法を提供するものである。炭酸ガス含浸装置12の容器13内の15に生卵14を並べ、蓋16を閉じてから放出管21の流量調整バルブ23を調整して、炭酸ガス貯蔵タンク9から流入管18を通して容器13内に0.4〜1.0MPaの圧力で25時間以上通流させると、生卵14内に炭酸ガスが0.4〜1.0MPaで含浸され、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて均一に混ざる炭酸ガス含浸生卵を得ることができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

殻付生卵容器内に収納し、2〜10℃の温度に保持した状態で、前記容器に0.4〜1.0MPaの圧力で炭酸ガスを25時間以上通流させて、殻付生卵の内部に炭酸ガスを含浸させて、殻を割ったときに発泡して卵白卵黄攪拌されるようにしたことを特徴とする殻付生卵の炭酸ガス含浸方法

請求項2

殻付生卵を収納する容器が、冷凍庫または冷蔵庫内に設置されていることを特徴とする請求項1記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法。

請求項3

炭酸ガスが天然噴出する炭酸水に含まれる炭酸ガスを分離したものか、またはボンべに収納した炭酸ガス、若しくはドライアイスを用いることを特徴とする請求項1記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法。

請求項4

殻付生卵の内部に含浸させた炭酸ガスの圧力が0.4〜1.0MPaであることを特徴とする請求項1記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法。

技術分野

0001

本発明は、炭酸ガス殻付生卵含浸させる方法に関するものである。

背景技術

0002

一般に殻付生卵を、炭酸ガスで処理して有害菌死滅させて鮮度を保持する技術がある。例えば殻付の生を、炭酸ガス雰囲気中で46〜52℃の温度で所定時間熱蔵する方法(特許文献1)がある。これは炭酸ガス雰囲気中で殻付の生卵を熱蔵することにより生卵が炭酸ガス濃度下に存在することにより有害菌が死滅し、鮮度を保持することができると共に、卵白部が熱変性を起こさない範囲で保持することができるというものである。

0003

しかしながら卵白部が熱変性を起こさない46〜52℃の温度で熱蔵するので、加熱による卵黄膜脆弱化、卵黄だれ濃厚卵白の水様化を防止できるとしているが、24〜72時間熱蔵すると新鮮な生卵の状態を保持することは難しい。また従来の方法は、殻を割ったときに卵白の内側に卵黄がある状態のままであり、食べる時にで十分にかき混ぜる必要があった。

先行技術

0004

特開平6−303896号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明者は種々研究を行なった結果、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて均一に混ざり、生のまま食する場合や大量に使用する場合の効率が良く、しかも有害菌を死滅させて、鮮度を保持することができる殻付生卵の炭酸ガス含浸方法を開発したものである。

課題を解決するための手段

0006

本発明の請求項1記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法は、殻付生卵を容器内に収納し、2〜10℃の温度に保持した状態で、前記容器に0.4〜1.0MPaの圧力で炭酸ガスを25時間以上通流させて、殻付生卵の内部に炭酸ガスを含浸させて、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されるようにしたことを特徴とするものである。

0007

本発明の請求項2記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法は、請求項1において、殻付生卵を収納する容器が、冷凍庫または冷蔵庫内に設置されていることを特徴とするものである。

0008

本発明の請求項3記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法は、請求項1において、炭酸ガスが天然噴出する炭酸水に含まれる炭酸ガスを分離したものか、またはボンべに収納した炭酸ガス、若しくはドライアイスを用いることを特徴とするものである。

0009

本発明の請求項4記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法は、請求項1において、殻付生卵の内部に含浸させた炭酸ガスの圧力が0.4〜1.0MPaであることを特徴とするものである。

発明の効果

0010

本発明に係る請求項1記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法によれば、殻付生卵を容器内に収納し、2〜10℃の温度に保持した状態で、前記容器に0.4〜1.0MPaの圧力で炭酸ガスを25時間以上通流させて、殻付生卵の内部に炭酸ガスを含浸させることにより、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて混ざり、ご飯にかければピリットした味の卵かけご飯を楽しむことができる。更にスキヤキを付けて食べる溶き卵や、また親子どんぶりや卵どんぶりの調理クッキーやケーキを大量に生産する工場で用いれば作業の効率を上げて短時間で調理することができる。更にこの生卵は炭酸ガスを含浸しているので細菌の繁殖がなく、長期間鮮度を保持することができる。

0011

また請求項2記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法によれば、殻付生卵を収納する容器が、冷凍庫または冷蔵庫内に設置され容器内の生卵を冷却して炭酸ガスの含浸量を高めることができる。

0012

また請求項3記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法によれば、炭酸ガスが天然に噴出する炭酸水に含まれる炭酸ガスを分離したものを用いれば有効利用することができ、またボンべに収納した炭酸ガスやドライアイスを気化させた炭酸ガスを用いれば、どこでも生産することができる。

0013

また請求項4記載の殻付生卵の炭酸ガス含浸方法によれば、生卵の内部に含浸させた炭酸ガスの圧力が0.4〜1.0MPaにすることにより炭酸ガスの含浸量が十分となり、殻を割ったときに発泡して卵白と卵黄が攪拌されて混ぜることができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施の一形態による殻付生卵に炭酸ガスを含浸させる装置を示す断面図である。
図1の装置で炭酸ガスを含浸させた生卵の梱包状態を示す断面図である、
(A)炭酸ガスを含浸した生卵を茶碗の縁で割った状態を示す断面図、(B)はは発泡して卵白と卵黄が一瞬にして撹拌される状態を示す断面図、(C)は表面に泡が浮いた状態を示す断面図である。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下本発明の実施の一形態を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。図1は殻付生卵に炭酸ガス含浸する装置の構成を示すもので、炭酸水汲上げ管1が地中2に挿入されており、この上部内側に内管3が取付けられ、この内側に揚水管4が挿着されている。この揚水管4の下端には水中ポンプ5が取付けられ、その上部は図示しない炭酸水タンクに接続されている。

0016

前記炭酸水汲上げ管1の上部には分岐管7が設けられ、真空ポンプ8を介して炭酸ガス貯蔵タンク9に接続されている。11は冷蔵庫で、この内側に炭酸ガス含浸装置12が設けられている。この炭酸ガス含浸装置12は容器13の内部に生卵14を保持する15が取付けられ、上部に蓋16が開閉自在に取付けられ内部を密閉するようになっている。

0017

更に容器13の上部には前記炭酸ガス貯蔵タンク9から導かれた流入管18が接続され、この流入管18の途中には開閉バルブ20が取付けられている。また容器13の上部には放出管21が取付けられ、この放出管21の途中には、圧力計22と流量調整バルブ23が取付けられている。

0018

次に殻付生卵に炭酸ガスを含浸させる方法について説明する。地中から炭酸水を汲上げる炭酸水汲上げ管1から分岐した分岐管7より、真空ポンプ8で炭酸水汲上げ管1の上部に溜った炭酸ガスを吸引して炭酸ガス貯蔵タンク9に貯めておく。この時、流入管18に取付けた開閉バルブ20は閉じて、炭酸ガス貯蔵タンク9に炭酸ガスを貯める。

0019

一方、図示しない冷蔵庫で殻付の生卵14を低温に冷やしておく。冷蔵庫11内に設置した炭酸ガス含浸装置12の蓋16を開けて、低温に冷やしておいた生卵14を棚15に並べる。この後、流入管18に取付けた開閉バルブ20と放出管21に取付けた流量調整バルブ23を開いて炭酸ガスを容器13に通流させる。流量調整バルブ23を調整することにより、容器13内の炭酸ガス圧力を調整する。この時、容器13内の生卵14は冷やされて2〜10℃の温度に保持しておく。

0020

この低温度に保持した状態で容器13内に、炭酸ガスを0.4〜1.0MPaの圧力で25時間以上通流させると、生卵14内に炭酸ガスが含浸される。特にこの条件下で炭酸ガスを通流させると、生卵14の内部に炭酸ガスの圧力が0.4〜1.0MPaで含浸させる。

0021

このようにして25時間以上炭酸ガスを通流させ、内部に炭酸ガスの圧力が0.4〜1.0MPaで含浸させた生卵14を容器13内から取り出し、図2に示すように、複数の収納凹部25を形成したプラスチックパック26に収納して、チャック付きプラスチック袋27に包装して、内部に炭酸ガスを封入して出荷する。

0022

炭酸ガスを含浸した生卵14を購入した消費者は、図3(A)に示すように茶碗28の縁で生卵14を割ってあけると、最初は卵白29の中に卵黄30がある通常の状態と同様である。次に図3(B)に示すように箸31で数回かき混ぜると炭酸ガスが激しく発泡して卵白29と卵黄30が一瞬にして撹拌されて均一に混ざる。しばらくすると図3(C)に示すように表面に泡が浮いた状態となり、これをご飯にかければピリットした味の卵かけご飯を楽しむことができる。

0023

またチャック付きのプラスチック袋27内に炭酸ガスが封入してあるので、10日程度生卵14に含浸された炭酸ガスを保持することができ、また残った生卵14はプラスチック袋27のチャックをすれば数日間は含浸状態を保持することができる。更にこの生卵14は炭酸ガスを含浸しているので細菌の繁殖がなく、長期間鮮度を保持することができる。

0024

なお本発明において生卵を容器内に収納して保持する温度を2〜10℃に限定したのは、2℃未満では誤って生卵が凍結してしまうと、膨張によって殻が割れる恐れがあり、また10℃を超えると炭酸ガスの含浸量が少なくなり、製品となった時に発泡不良となる恐れがあるからである。

0025

また生卵を保持する容器内の炭酸ガス圧は0.4〜1.0MPaが好ましい。0.4MPa未満のガス圧力では、生卵内に炭酸ガスが十分に含浸せず、また1.0MPaを超える圧力を加えると殻が割れる恐れがあるからである。また容器内に生卵を保持して炭酸ガスを通流させる時間を25時間以上としたのは。これより短い時間では炭酸ガスの含浸量が少なくなり、製品となった時に発泡不良となる恐れがあるからである。

0026

また上記条件で炭酸ガスを含浸させた生卵の含浸ガス圧は0.4〜1.0MPaが好ましい。0.4MPa未満の生卵では炭酸ガスの含浸量が少なくなり、発泡不良となる恐れがあり、また1.0MPaを超えるガス圧では破裂して殻が割れる恐れがあるからである。

0027

なお上記炭酸ガス含浸装置は、炭酸水を汲上げる装置で分離した炭酸ガスをそのまま大気中に放出せず、これを利用して含浸させる場合について説明したが、炭酸水が湧きでない場所では、ボンべに収納した炭酸ガスやドライアイスを気化させた炭酸ガスを用いても良い。また上記説明では炭酸ガス含浸装置の容器を冷蔵庫内に設置した場合について示したが、冷凍庫を用いてタイマーにより間欠的に通電して容器内の生卵を一定温度に冷却するようにしても良い。

0028

また上記説明では卵かけご飯に使用する場合について示したが、スキヤキを付けて食べる溶き卵としても用いることができる。また親子どんぶりや卵どんぶりを調理する時に用いれば、卵白29と卵黄30を混ぜる手間が省け短時間で調理することができる。またクッキーやケーキを大量に生産する工場で用いれば作業の効率を上げることができる。

0029

図1に示す装置を用いて、殻付生卵に炭酸ガスを含浸させた場合の実施例について説明する。生卵の温度を3〜8℃、容器内の炭酸ガス圧を0.6〜0.7MP、炭酸ガスの通流時間を35〜48時間に設定して含浸させた場合の実施例1〜8についてその結果を表1に示した。また比較のために本発明に規定する範囲を外れた条件で含浸させた場合の比較例1〜4についてもその結果を表1に併記した。

0030

0031

上表の結果から、生卵の温度が高い場合には、容器内の炭酸ガス圧を高くすれば生卵の含浸ガス圧も高くなり発泡状態は良好となる。つまり生卵の温度が低い場合には炭酸ガス圧が低くても十分に含浸することが確認された。また生卵の温度がマイナスの比較例1では凍結による膨張で殻が割れ、また生卵の温度が13℃の比較例4では含浸ガス圧が低く十分に含浸していない。また炭酸ガスの流通時間が12時間と短い比較例2では十分に含浸していなかった。

0032

1炭酸水汲上げ管
2地中
3内管
4揚水管
5水中ポンプ
7分岐管
8真空ポンプ
9炭酸ガス貯蔵タンク
11冷蔵庫
12 炭酸ガス含浸装置
13容器
14 生卵
15棚
16 蓋
18流入管
20開閉バルブ
21放出管
22圧力計
23流量調整バルブ
25収納凹部
26プラスチックパック
27プラスチック袋
28茶碗
29卵白
30卵黄
31 箸

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

新着 最近 公開された関連が強い 技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する挑戦したい社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ