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課題・解決手段

アクリル系樹脂、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤、4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むタッチパネル用粘着剤組成物及びその硬化物を含むタッチパネル用粘着フィルムを提供する。

概要

背景

近来、PDA、移動通信端末または車両用ナビゲーション等のような電子機器が大きな市場を形成している。このような電子機器は、薄くて軽い特性と長期耐久性を確保することを一目的とする。入力操作部にタッチスクリーンまたはタッチパネルスイッチを含む電子機器は、ポリエチレンテレフタレートフィルムのような透明フィルムの一面に導電性金属酸化物層を有する透明導電性フィルムを含み、このような透明導電性フィルムを粘着剤等を介して導電性ガラス補強材またはデコフィルム等に積層した構造を有する。このような電子機器に用いられる粘着剤等は各層の媒介として機能するため、気泡及び白濁現象が発生しない信頼性を確保し、優れた光学特性を有しなければならず、長期耐久性を確保することが重要である。

概要

アクリル系樹脂、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤、4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むタッチパネル用粘着剤組成物及びその硬化物を含むタッチパネル用粘着フィルムを提供する。

目的

このような電子機器は、薄くて軽い特性と長期耐久性を確保することを一目的とする

効果

実績

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牽制数
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請求項1

アクリル系樹脂、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤、4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むタッチパネル用粘着剤組成物

請求項2

前記第1硬化剤:第2硬化剤の重量比は2:1〜4:1である、請求項1に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項3

前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤である、請求項1に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項4

前記アクリル系樹脂は、(メタアクリル酸エステル系単量体、及び親水性官能基含有単量体を含む単量体成分重合して形成される、請求項1に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項5

前記単量体成分は、前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体100重量部に対し、前記親水性官能基含有単量体5〜15重量部を含む、請求項4に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項6

前記親水性官能基含有単量体は、ヒドロキシ基含有単量体、アミノ基含有単量体カルボキシル基含有単量体スルホン基含有単量体モルホリン基含有単量体、グリシジル基含有単量体及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含む、請求項4に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項7

前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体は、炭素数1〜14の線状もしくは分岐状のアルキル(メタ)アクリレートである、請求項4に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項8

前記第1硬化剤及び第2硬化剤の総含量は、前記アクリル系樹脂100重量部に対して0.4〜1.5重量部である、請求項1に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項9

前記ベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤の含量は、前記アクリル系樹脂100重量部に対して0.5〜5重量部である、請求項1に記載のタッチパネル用粘着剤組成物。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1項に記載のタッチパネル用粘着剤組成物の硬化物を含むタッチパネル用粘着フィルム

請求項11

前記硬化物は、前記タッチパネル用粘着剤組成物を70℃〜120℃で0.5分間〜5分間熱硬化させた後、30℃〜60℃で1日間〜3日間エイジング(aging)して製造される、請求項10に記載のタッチパネル用粘着フィルム。

請求項12

前記硬化物の密度は1g/cm3〜1.5g/cm3である、請求項10に記載のタッチパネル用粘着フィルム。

請求項13

前記粘着フィルム波長380nm以下の光線透過率が10%未満である、請求項10に記載のタッチパネル用粘着フィルム。

請求項14

前記粘着フィルムは、温度85℃、相対湿度85%の条件で200〜500時間放置後の気泡発生率が5個/cm2以下である、請求項10に記載のタッチパネル用粘着フィルム。

技術分野

0001

タッチパネル用粘着剤組成物及びそれを含む粘着フィルムに関する。

背景技術

0002

近来、PDA、移動通信端末または車両用ナビゲーション等のような電子機器が大きな市場を形成している。このような電子機器は、薄くて軽い特性と長期耐久性を確保することを一目的とする。入力操作部にタッチスクリーンまたはタッチパネルスイッチを含む電子機器は、ポリエチレンテレフタレートフィルムのような透明フィルムの一面に導電性金属酸化物層を有する透明導電性フィルムを含み、このような透明導電性フィルムを粘着剤等を介して導電性ガラス補強材またはデコフィルム等に積層した構造を有する。このような電子機器に用いられる粘着剤等は各層の媒介として機能するため、気泡及び白濁現象が発生しない信頼性を確保し、優れた光学特性を有しなければならず、長期耐久性を確保することが重要である。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明の一実施態様は、気泡発生及び白濁現象に対する信頼性に優れ、且つ、紫外線遮断機能が向上して優れた長期耐久性を確保するタッチパネル用粘着剤組成物を提供する。

0004

本発明の他の実施態様は、前記粘着剤組成物を含む粘着フィルムを提供する。

課題を解決するための手段

0005

本発明の一実施態様において、アクリル系樹脂、約1個〜約3個の官能基を有する第1硬化剤、約4個〜約6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むタッチパネル用粘着剤組成物を提供する。

0006

前記第1硬化剤:第2硬化剤の重量比は約2:1〜約4:1であってもよい。

0007

前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤であってもよい。

0008

前記アクリル系樹脂は、(メタアクリル酸エステル系単量体、及び親水性官能基含有単量体を含む単量体成分重合して形成されてもよい。

0009

前記単量体成分は、前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体100重量部に対し、前記親水性官能基含有単量体を約5〜約15重量部含んでもよい。

0010

前記親水性官能基含有単量体は、ヒドロキシ基含有単量体、アミノ基含有単量体カルボキシル基含有単量体スルホン基含有単量体モルホリン基含有単量体、グリシジル基含有単量体及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含んでもよい。

0011

前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体は、炭素数約1〜約14の線状もしくは分岐状のアルキル(メタ)アクリレートであってもよい。

0012

前記第1硬化剤及び第2硬化剤の総含量は、前記アクリル系樹脂100重量部に対して約0.4〜約1.5重量部であってもよい。

0013

前記ベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤の含量は、前記アクリル系樹脂100重量部に対して約0.5〜約5重量部であってもよい。

0014

本発明の他の実施態様において、前記タッチパネル用粘着剤組成物の硬化物を含むタッチパネル用粘着フィルムを提供する。

0015

前記硬化物は、前記タッチパネル用粘着剤組成物を約70℃〜約120℃で約0.5分間〜約5分間熱硬化させた後、約30℃〜約60℃で約1日間〜約3日間エイジング(aging)して製造されてもよい。

0016

前記硬化物の密度は約1g/cm3〜約1.5g/cm3であってもよい。

0017

前記粘着フィルムは波長約380nm以下の光線透過率が約10%未満であってもよい。

0018

前記粘着フィルムは、温度約85℃、相対湿度約85%の条件で約200〜約500時間放置後の気泡発生率が約5個/cm2以下であってもよい。

発明の効果

0019

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、紫外線遮断機能を向上させると共に、気泡発生及び白濁現象を防止して優れた長期耐久性及び信頼性を確保することができる。

0020

前記タッチパネル用粘着フィルムは、製造過程費用及び時間を節約することができ、紫外線遮断機能及び気泡発生と白濁現象の防止機能に優れ、タッチパネルに優れた長期耐久性及び光学特性を付与することができる。

0021

以下、本発明の実施態様について詳細に説明することにする。但し、これは例示として提示されるものであって、これにより本発明が制限されるものではなく、本発明は後述する請求項の範疇により定義されるのみである。

0022

本発明の一実施態様において、アクリル系樹脂、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤、4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むタッチパネル用粘着剤組成物を提供する。

0023

導電性プラスチック基材に粘着剤組成物により形成された粘着剤層を貼り付ける場合、前記プラスチック基材から発生するガス(Outgassing)により高温高湿の条件下で気泡が発生しうる。また、前記発生した気泡によりプラスチック基材の歪みが発生し、粘着剤層が貼り付けられた部位が浮き上がる問題も発生しうるし、粘着剤層の厚さが薄くなる場合には接着力が下がるのも一般的である。また、このような粘着剤層を含む機器が粘着剤を塗布する基材または粘着剤のフィルム面を通過する紫外線露出される場合、紫外線の高いエネルギーにより構成成分が分解されるか失われて耐久性が低下する。

0024

本発明の一実施態様による前記タッチパネル用粘着剤組成物は、ガラスまたはプラスチック基材に貼り付けた後、高温高湿の雰囲気下に長時間放置しても気泡が発生したり白濁現象が発生したりせず、紫外線に該当する波長の光線透過率が非常に小さいため、それを適用する装置は優れた耐久性及び信頼性を確保することができる。

0025

具体的に、前記粘着剤組成物はアクリル系樹脂、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤、4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤、及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むものであり、アクリル系樹脂、2種の硬化剤及びベンゾトリアゾール基を含有した紫外線遮断剤を同時に用いることによって信頼性及び耐久性を向上させることができる。

0026

前記第1硬化剤及び第2硬化剤の官能基はイソシアネート基を意味し、官能基数が少ないものを第1硬化剤にし、官能基数が多いことを第2硬化剤にすることができる。前記硬化剤の官能基は前記アクリル系樹脂のOH基と反応してウレタンを形成することができる。官能基数の少ない前記第1硬化剤は官能基数の多い前記第2硬化剤に比べて同じ硬化条件で相対的に反応速度が速いため、第1硬化剤及び第2硬化剤を同時に用いる場合の方が各々の硬化剤1種を用いる場合に比べて硬化密度を向上させ、工程上有利な利点を提供することができる。

0027

具体的には、前記第2硬化剤の官能基が4個未満の場合には、過度架橋により粘着性が低下する恐れがあり、6個超過の場合には、遅い硬化により長時間エイジング(aging)しなければならないという問題があるため、前記範囲の官能基数を維持することが有利である。

0028

前記粘着剤組成物は、前記アクリル系樹脂100重量部に対し、前記第1硬化剤を約0.3〜約1重量部、前記第2硬化剤を約0.1〜約0.5重量部を含むことができる。

0029

前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤が共に用いられることによって前記粘着剤組成物が適切な架橋密度を有するようにすることができ、前記第1硬化剤及び第2硬化剤の含量を前記範囲に制御することによって硬化度の調節及び粘着力の向上の効果を容易に実現することができる。

0030

具体的には、前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤は、第1硬化剤:第2硬化剤の重量比が約2:1〜約4:1であってもよい。前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤を前記範囲の重量比で含むことによって、前記粘着剤組成物はプラスチック基板における高温高湿での信頼性の効果を容易に実現することができる。

0031

前記第1硬化剤及び第2硬化剤はヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤であってもよい。通常、トルエンジイソシアネート(TDI)系硬化剤を多く用いたが、前記TDI系硬化剤の場合、ポリオールとの反応性には優れるものの、黄変性があり、モノマーとして残留する場合に人体に対する毒性があった。

0032

そこで、前記第1硬化剤及び第2硬化剤として前記ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤を用いることによって、黄変の恐れが少なく、光学用透明粘着フィルムの特性上、色差(△E)が低いという特性を発揮することができる。前記HDI系硬化剤はHDI硬化剤及びその誘導体を含むことができる。

0033

前記アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル酸エステル系単量体、及び親水性官能基含有単量体が重合して形成されることができる。前記アクリル系樹脂は親水性官能基を有することによって、前記第1硬化剤及び第2硬化剤の官能基と結合してウレタンを形成し、硬化後、高温高湿の雰囲気下に長時間放置しても気泡、白濁が発生せず、信頼性の高い粘着剤組成物を提供することができる。

0034

具体的には、前記単量体成分は、前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体100重量部に対し、前記親水性官能基含有単量体を約5〜15重量部を含むことができる。前記親水性官能基含有単量体が前記範囲の含量で用いられることによって、前記粘着剤組成物が高い粘着力を確保することができ、高温高湿の環境下にプラスチック基材に対する高い信頼性を示すことができる。

0035

前記親水性官能基含有単量体はヒドロキシ基カルボキシル基、アミノ基、スルホン基、モルホリン基またはグリシジル基を含む単量体であって、例えば、ヒドロキシ基の官能基を含むことが前記第1硬化剤及び第2硬化剤との相溶性及び粘着力と高温高湿での信頼性の特性を考慮した側面で有利である。

0036

前記親水性官能基含有単量体は、ヒドロキシ基含有単量体として、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2,2−ジメチル−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。例えば、前記親水性官能基含有単量体は2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを含むことができ、この場合、不純物の発生が少なく製造し易いという点で有利である。

0037

また、前記親水性官能基含有単量体は、アミノ基含有単量体として、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。

0038

また、前記親水性官能基含有単量体は、カルボキシル基含有単量体として、アクリル酸メタクリル酸クロトン酸マレイン酸無水マレイン酸イタコン酸フマル酸、アクリルアミドN−グリコール酸桂皮酸アクリル酸二量体、メタクリル酸二量体、アクリル酸三量体、メタクリル酸三量体、アクリル酸四量体、メタクリル酸四量体、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸モノエステル、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸モノエステル、2−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸モノエステル、2−メタクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸モノエステル及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。

0039

前記親水性官能基含有単量体は、スルホン基含有単量体として、例えば、エチレンスルホンアリルスルホン、メタアリルスルホン等のオレフィンスルホン、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン、スチレンスルホンまたはその塩を含むことができ、モルホリン基含有単量体として、4−メチルモルホリン(4−Methylmorpholine)、前記グリシジル基含有単量体として、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等を含むことができる。

0040

前記アクリル系樹脂を形成するための単量体成分は、前記親水性官能基含有単量体と共に(メタ)アクリル酸エステル系単量体を含むことができる。

0041

前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体は具体的にはアルキル(メタ)アクリレートであってもよく、前記アルキル(メタ)アクリレートは炭素数1〜14の線状もしくは分岐状のアルキル基を含むことができ、より具体的には炭素数1〜8の線状もしくは分岐状のアルキル基を含むことができる。

0042

例えば、前記(メタ)アクリル酸エステル系単量体は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。前記「(メタ)アクリレート」はメタクリレートまたはアクリレートを意味する。

0043

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、アクリル系樹脂、第1硬化剤及び第2硬化剤と共にベンゾトリアゾール基を有する紫外線遮断剤を含有することができる。前記紫外線遮断剤は、紫外線領域に該当する高エネルギーの光線透過率を最小化するものであって、耐久性及び信頼性を向上させる役割をするものである。

0044

従来の紫外線遮断剤としては、オキサニリド(Oxanilide)系、ヒドロキシベンゾフェノン(hydroxybenzophenone)系、ヒドロキシフェニル−S−トリアジン(hydroxyphenyl−S−triazine)系等を主に用いたが、これに比べ、前記粘着剤組成物は、ベンゾトリアゾール基を含有した紫外線遮断剤を用いることによって、400nm付近の比較的に高い波長帯の紫外線を効果的に遮断することができ、前記第1硬化剤及び前記第2硬化剤との優れた相溶性を確保することができるという側面で有利である。

0045

前記アクリル系樹脂の重量平均分子量は約100万〜約300万であってもよい。前記アクリル系樹脂の分子量が約300万超過の場合には、粘着剤組成物の比重が大きくなって、前記粘着剤組成物を用いた粘着フィルムの表面外観が良くないという問題があり、約100万未満の場合には、耐久性がぜい弱な恐れがある。よって、前記アクリル系樹脂の分子量が前記範囲を維持することによって、高い粘着力、高温高湿環境下での高い信頼性及び優れた表面外観を容易に実現することができる。

0046

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、前記アクリル系樹脂100重量部に対し、前記第1硬化剤及び第2硬化剤の総含量が約0.4〜約1.5重量部であってもよい。前記第1硬化剤及び第2硬化剤が前記範囲の含量で含まれることによって、前記粘着剤組成物が優れた剥離力及び耐久性を同時に実現することができ、該範囲を外れると低い粘着力と高温高湿での信頼性が落ちる。

0047

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、前記アクリル系樹脂100重量部に対し、前記ベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を約0.5〜約5重量部を含むことができる。前記ベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤が前記範囲の含量で含まれることによって、前記粘着剤組成物は優れた紫外線遮断機能を確保することができ、前記第1硬化剤及び第2硬化剤との優れた相溶性を確保することができる。それにより、前記粘着剤組成物を適用した装置に優れた耐久性、信頼性及び紫外線遮断特性を付与することができる。

0048

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、粘着促進剤熱開始剤熱硬化性単量体酸化防止剤及びこれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも一つの添加剤をさらに含むことができる。

0049

前記粘着促進剤は、粘着剤組成物が含む単量体が互いによく重合されるようにし、粘着レベルを向上させるために追加されるものであり、粘着促進剤を追加することによって粘着性が向上し、高温高湿の外部環境において白濁現象を効果的に抑制することができる。

0050

本発明の他の実施態様において、前記タッチパネル用粘着剤組成物の硬化物を含むタッチパネル用粘着フィルムを提供する。

0051

前記タッチパネル用粘着フィルムはタッチスクリーンまたはタッチパネルスイッチを含む電子機器に含まれる積層構造の媒介役割をするものであり、具体的には、ITOフィルムのような導電性フィルムカバーウィンドウとの間に位置するか、二つの導電性フィルムの間に位置してもよい。

0052

前記粘着フィルムが前記タッチパネル用粘着剤組成物の硬化物を含むことによって、それを適用する機器に優れた耐久性及び信頼性を付与することができる。

0053

前記タッチパネル用粘着剤組成物を硬化するにおいて熱硬化の方法を利用することができ、具体的に、硬化温度は約70℃〜約120℃であってもよく、硬化時間は約0.5分〜約5分であってもよい。

0054

前記タッチパネル用粘着剤組成物は、前述したように、1個〜3個の官能基を有する第1硬化剤及び4個〜6個の官能基を有する第2硬化剤の混合物を用いるものであり、それを用いることで前記粘着フィルムを製造する過程で費用及び時間を節約することができ、具体的には硬化後のエイジング(aging)期間を短縮することができる。

0055

一般に、熱硬化後のエイジング(aging)には約5日〜約7日が必要となる反面、前記タッチパネル用粘着フィルムは、前記タッチパネル用粘着剤組成物を前記範囲の温度及び時間で熱硬化した後、約30℃〜約60℃で約1日間〜約3日間エイジング(aging)して製造されることができる。

0056

前記タッチパネル用粘着剤組成物が前記範囲の温度及び時間で熱硬化され、次に、前記範囲の時間及び温度でエイジングされることにより粘着フィルムの製造時間を短縮することができると共に、適切な架橋密度を確保し、安定した内部構造を形成して経時変化に対する危険を防止することができる。

0057

具体的に、前記硬化物は密度が約1g/cm3〜約1.5g/cm3であってもよい。前記「密度」は硬化後の架橋密度を意味し、前述したタッチパネル用粘着剤組成物が前述した方法により硬化されることによって適切な架橋密度を確保することができ、前記範囲の架橋密度を維持することによって高い粘着力を確保することができる。

0058

前記粘着フィルムは前記タッチパネル用粘着剤組成物から形成され、前記粘着剤組成物は前記第1硬化剤、前記第2硬化剤及び前記ベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を含むことができる。
この時、前記粘着フィルムは波長380nm以下の光線透過率が10%未満、例えば5%未満、例えば約1%未満であってもよい。また、前記粘着フィルムは波長360nm以下の光線透過率が約1%未満であってもよい。前記粘着フィルムが前記波長範囲光線に対して前記範囲の低い透過率を有することによって、優れた紫外線遮断機能を確保することができ、それを適用した機器の耐久性を向上させることができる。

0059

また、前記粘着フィルムは温度85℃、相対湿度85%の条件で約200〜500時間放置後の気泡発生率が約5個/cm2以下であってもよく、例えば、約3個/cm2以下であってもよい。前記「気泡発生率」は、前記粘着フィルムが被着体に適用された後、1cm2の単位面積当たりの気泡の個数をいう。前記粘着フィルムが高温高湿の環境に長時間位置した後にも前記範囲の気泡発生率を示すことによって、それを適用した機器の高温信頼性を向上させることができる。

0060

具体的に、前記粘着フィルムは波長380nm以下の光線透過率が約10%未満、例えば約5%未満、例えば約1%未満であってもよく、これと同時に、温度85℃、相対湿度85%の条件で約200〜約500時間放置後の気泡発生率が約5個/cm2以下、約3個/cm2以下であってもよい。

0061

前記粘着フィルムが第1硬化剤、第2硬化剤及びベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤を全て含む組成物から形成されることによって、優れた紫外線遮断機能及び優れた信頼性を同時に確保することができ、それを適用した装置または機器の耐久性を向上させることができる。

0062

以下、本発明の具体的な実施例を提示する。但し、下記に記載された実施例は本発明を具体的に例示または説明するためのものに過ぎず、これらに本発明が制限されるものではない。

0063

<実施例及び比較例>
実施例1
2−エチルヘキシルアクリレート38重量%、メチルアクリレート44重量%及びヒドロキシブチルアクリレート18重量%を重合して分子量が100万のアクリル系樹脂を製造した。前記アクリル系樹脂100重量部に対し、イソシアネート基(−NCO)を3個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤1重量部、イソシアネート基(−NCO)を6個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤0.3重量部、及びベンゾトリアゾール基を有する紫外線遮断剤2重量部を含む粘着剤組成物を製造した。前記粘着剤組成物に溶剤としてトルエンを混合してコーティング液を準備し、前記コーティング液を塗布した後、熱硬化コーティング装置を利用して80℃で1.5分間、110℃で1.5分間熱硬化した。次に、40℃で2日間エイジング(aging)することにより粘着フィルムを製造した。

0064

実施例2
前記アクリル系樹脂100重量部に対し、イソシアネート基(−NCO)を2個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤0.3重量部、イソシアネート基(−NCO)を5個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤0.1重量部を混合したことを除いては、前記実施例1と同様の方法により粘着フィルムを製造した。

0065

比較例1
前記粘着剤組成物がベンゾトリアゾール基を有する紫外線遮断剤を含まないことを除いては、前記実施例1と同様の方法により粘着フィルムを製造した。

0066

比較例2
前記粘着剤組成物がイソシアネート基(−NCO)を3個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤を含まず、40℃で7日間エイジング(aging)したことを除いては、前記実施例1と同様の方法により粘着フィルムを製造した。

0067

比較例3
前記粘着剤組成物がイソシアネート基(−NCO)を6個含むヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤を含まず、40℃で5日間エイジング(aging)したことを除いては、前記実施例1と同様の方法により粘着フィルムを製造した。

0068

比較例4
前記粘着剤組成物がベンゾトリアゾール基含有紫外線遮断剤の代わりに、ヒドロキシベンゾフェノン(hydroxybenzophenone)系紫外線遮断剤を含むことを除いては、前記実施例1と同様の方法により粘着フィルムを製造した。

0069

<評価>
実験例1:白濁現象及び気泡発生現象の測定
前記実施例及び比較例の粘着フィルムを70mm×130mm(横×縦)大きさに切ってガラス基材に貼り付けた後、温度85℃、相対湿度85%の条件で250時間保管した後に気泡発生率(個/cm2)を導出し、その結果は下記表1に示す。

0070

実験例2:紫外線遮断機能の測定
前記実施例及び比較例の粘着フィルムに対し、これを透明ガラス基材に貼り付けた後、紫外線−可視光線近赤外線分光光度計(uv−vis−nir spectrophotometer)を利用して常温の条件で光線透過率を測定し、その結果は下記表1に示すとおりである。

0071

実験例3:ヘイズの測定
前記実施例及び比較例の粘着フィルムに対し、透明ガラス基材に貼り付けた後、ヘイズ測定装置(BYK Gard Plus)を利用してヘイズを測定し、その結果は下記表1に示すとおりである。

0072

0073

前記表1に示すように、実施例1〜2の粘着フィルムは、気泡発生率が低く、白濁現象が発生しないため、高温信頼性に優れており、380nm以下の波長に該当する紫外線遮断機能に優れることが分かる。一方、実施例1〜2の場合、比較例1〜4に比べ、380nm超過の波長に該当する可視光線透過率が高く表れ、ヘイズは低く表れており、視認性等の側面に優れた光学特性を示すことが分かる。

実施例

0074

それに対し、比較例1の場合は、紫外線遮断機能が顕著に落ち、比較例2及び3の場合は、紫外線遮断機能は実施例と類似するが、高温信頼性及び光学特性が顕著に低いことが分かり、比較例4の場合は、紫外線遮断機能及び光学特性が実施例1〜2に比べて良くないことが分かる。

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