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技術 パワーオーバーイーサネットパワードデバイスの自動MPS(Maintaining Power Signature)

出願人 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社テキサスインスツルメンツインコーポレイテッド
発明者 ジーンピカールデビッドエヌアブラムソンカールエイチジェイコブス
出願日 2015年9月29日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2017-536235
公開日 2017年11月9日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-533529
状態 特許登録済
技術分野 電源 直流の給配電
主要キーワード 抵抗シャント 設計選択肢 電気技術者 VOUT端子 タイミングロジック 有効抵抗 付加電流 電力コンセント
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月9日)のものです。
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図面 (7)

課題・解決手段

パワーオーバーイーサネット(PoE:Power over Ethernet)システムの記載された例において、パワーデバイス(PD:Powered Device)(300)が、PDにおいて給電側機器(PSE:Power Sourcing Equipment)(302、304)からの負荷電流を測定するための回路要素を有する。回路要素は、測定された負荷電流を、第1の閾値と比較する。回路要素(U3)は、PDへの電力が維持されるべきであることをPSEにシグナリングするために、負荷パルスを自動的に生成する。

概要

背景

パワーオーバーイーサネットは、電力をデータと共にイーサネットケーブリングに伝えることを可能にするシステムである。これにより、別個の電力及びデータケーブルを走らせる必要なく、カテゴリー5又はカテゴリー6ケーブリングなどの単一のイーサネットケーブルが、データ接続と電力の両方を、ワイヤレスアクセスポイントIPカメラ、及びIP電話などのデバイスに提供することが可能となる。これにより、新たなシステムを導入するとき、又は既存のシステムに変更が成される必要があるとき、かなりのコストが節約され得る。これは、システムが導入されるときローカルAC電力ポイントを導入するため、又はネットワーク上のデバイスが移動されて近くに電力コンセントがないときAC電力ポイントを移すために、電気技術者を必要とすることがなくなるからである。

これらのシステムは、多くの場合、IEE規格802.3又は現在のバージョンIEEE規格802.3‐2012など、IEEE規格に準拠する。より新しいシステムにおいて利用可能な一層高い電力量により、こういったシステムは、バックアップ電力サプライ(これは常に機能する必要がある)のため、及びLED照明システム(この場合、単に光が消される場合でも幾つかの必須機能性が維持される必要がある)のために用いられるようになってきている。IEEE規格は、電流消費が5mA又は10mAなど所定の限界を下回って下がる場合、給電側機器(PSE:Power Sourcing Equipment)からパワードデバイス(PD:Powered Device)への電力が取り除かれることを要求する。PDへの電力を維持するため、PDは、MPS(maintain power signature)を提供し得、これは、PDがまだ電力を要求することをPSEに確信させる電気署名である。有効なMPSは、少なくとも325ms毎に一度搬送される期間に少なくとも75msでの10mA又は10mAパルス、及び0.05μFに並列の26.3KΩより低いACインピーダンスなど、最小DC電流で構成される。また、新たなIEEE規格802.3btは、大抵、同じ手法であるが、異なる電流レベル及びタイミング値を用い得る。また、802.3btは、大抵、ACインピーダンス要件を取り除き得る。

現在のシステムは、MPS要件を満たすように電流パルスを提供するために、PDにより引き出される最小値を超える電力を維持するか、或いは外部ソースからのアクティベーション信号を要求する。

概要

パワーオーバーイーサネット(PoE:Power over Ethernet)システムの記載された例において、パワードデバイス(PD:Powered Device)(300)が、PDにおいて給電側機器(PSE:Power Sourcing Equipment)(302、304)からの負荷電流を測定するための回路要素を有する。回路要素は、測定された負荷電流を、第1の閾値と比較する。回路要素(U3)は、PDへの電力が維持されるべきであることをPSEにシグナリングするために、負荷パルスを自動的に生成する。

目的

これにより、別個の電力及びデータケーブルを走らせる必要なく、カテゴリー5又はカテゴリー6ケーブリングなどの単一のイーサネットケーブルが、データ接続と電力の両方を、ワイヤレスアクセスポイント、IPカメラ、及びIP電話などのデバイスに提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

パワーオーバーイーサネット(PoE:Power over Ethernet)システムにおいて、パワーデバイス(PD:Powered Device)インタフェース回路を有するPDであって、前記PDインタフェース回路が、前記PDにおいて給電側機器(PSE:Power Sourcing Equipment)からの負荷電流を測定するための手段、測定された負荷電流を第1の閾値と比較するための手段、前記比較するための手段に応答して、前記PDへの電力が維持されるべきであることを前記PSEにシグナリングするために負荷パルスを自動的に生成するための手段、を含む、PD。

請求項2

請求項1に記載のPDインタフェース回路であって、前記負荷電流を測定するための前記手段が、前記PDインタフェースと同じ集積回路内に含まれる、PDインタフェース回路。

請求項3

請求項1に記載のPDインタフェース回路であって、負荷パルスを自動的に生成するための前記手段が、前記負荷パルスを生成する回路のためのイネーブル信号を生成するためタイミングロジックを含み、前記負荷パルスの大きさが、コンパレータの出力に結合される外部レジスタにより制御される、PDインタフェース回路。

請求項4

請求項3に記載のPDインタフェース回路であって、前記回路の出力と前記外部レジスタとの間にトランジスタが結合される、PDインタフェース回路。

請求項5

請求項1に記載のPDインタフェース回路を有するPD。

請求項6

請求項1に記載のPDインタフェース回路であって、前記PDインタフェース回路が一般LED照明に電力を提供する、PDインタフェース回路。

請求項7

パワーオーバーイーサネット(PoE)システムにおいて給電側機器(PSE)に結合され得るパワードデバイス(PD)のためのインタフェース回路であって、前記PD内の負荷に接続されるとき前記PSEからの電流が流れる第1のレジスタに結合されるコンパレータであって、前記負荷電流を判定するため及び前記負荷電流を表す出力信号を生成するために、前記第1のレジスタの電圧降下を測定する、前記コンパレータ、スイッチ制御信号及びイネーブル信号を生成するため前記出力信号に応答するタイミングロジック、MPS要件を満たすようにより正確な電流パルスを生成するために前記第1のレジスタの電流経路において第2のレジスタを挿入するためスイッチ制御信号の一つに応答するスイッチ、及び前記PDにより引き出される負荷電流と共に、前記PDへの電力が維持されるべきことを前記PSEにシグナリングする、充分な大きさの負荷パルスを自動的に生成するために、前記電流経路に結合され、前記イネーブル信号に応答するエラー増幅器、を含む、インタフェース回路。

請求項8

請求項7に記載のインタフェース回路を有するPD。

請求項9

請求項7に記載のインタフェース回路であって、更に、前記第1のレジスタと直列に結合され、前記負荷への電流を制限するための電流制限回路に結合されるゲートを有する第1のトランジスタと、前記第2のレジスタと直列に結合される第2のトランジスタと、を含み、前記スイッチが、前記第1のトランジスタをディセーブルし、前記第2のトランジスタのゲートを前記電流制限回路に結合する、インタフェース回路。

請求項10

請求項7に記載のインタフェース回路であって、前記インタフェース回路が一般LED照明に電力を提供する、インタフェース回路。

請求項11

請求項7に記載のインタフェース回路であって、前記負荷パルスが所定の期間及び間隔を有する、インタフェース回路。

請求項12

請求項7に記載のインタフェース回路であって、前記第1のレジスタが低値シャントであり、前記第2のレジスタが、少なくとも、前記第1のレジスタの抵抗より高次の大きさを有する、インタフェース回路。

請求項13

パワーオーバーイーサネット(PoE)システムのためのパワードデバイス(PD)のためのインタフェース回路であって、前記PDにおいて負荷電流を測定し、前記負荷電流を基準と比較し、出力信号を生成するためのコンパレータ、イネーブル信号を生成するために前記出力信号に応答するタイミングロジック回路、基準に基づいて出力電圧を生成するため前記イネーブル信号に応答するエラー増幅器、及び前記PDへの電力が維持されるべきであることを給電側機器(PSE)に自動的にシグナリングするため前記PSEに結合されるとき電流パルスを引き出すため前記エラー増幅器の出力に結合されるレジスタ、を含む、インタフェース回路。

請求項14

請求項13に記載の前記インタフェース回路を有するPD。

請求項15

請求項13に記載の前記インタフェース回路であって、前記負荷電流の大きさが外部レジスタにより制御される、インタフェース回路。

請求項16

請求項13に記載の前記インタフェース回路であって、一般LED照明に電力を提供する、インタフェース回路。

請求項17

LE一般照明負荷を有するパワーオーバーイーサネット(PoE)パワードデバイス(PD)を動作させるための方法であって、所定の限界を下回る負荷電流を検出すること、及び前記PDへの電力が維持されるべきであることを前記PDに電力を供給する給電側機器(PSE)にシグナリングするためにMPS(Maintain Power Signature)パルスを自動的に生成すること、を含む、方法。

請求項18

請求項17に記載の方法であって、前記MPSパルスが所定の期間及び間隔を有する、方法。

請求項19

請求項17に記載の方法であって、前記MPSパルスが、前記PD上の総負荷電流規格により要求される最小電流との差に等しい大きさを有する、方法。

請求項20

請求項17に記載の方法であって、前記PDが省電力モード入り得、その場合でも、局地的起動要求に応答するため前記PDの機能性を維持するために充分な電力を受信し得る、方法。

技術分野

0001

本願は、概して、パワーオーバーイーサネット(PoE:Power over Ethernet)に関し、更に特定して言えば、スリープモードにおけるMPS(Maintaining Power Signature)オペレーションに関連する。

背景技術

0002

パワーオーバーイーサネットは、電力をデータと共にイーサネットケーブリングに伝えることを可能にするシステムである。これにより、別個の電力及びデータケーブルを走らせる必要なく、カテゴリー5又はカテゴリー6ケーブリングなどの単一のイーサネットケーブルが、データ接続と電力の両方を、ワイヤレスアクセスポイントIPカメラ、及びIP電話などのデバイスに提供することが可能となる。これにより、新たなシステムを導入するとき、又は既存のシステムに変更が成される必要があるとき、かなりのコストが節約され得る。これは、システムが導入されるときローカルAC電力ポイントを導入するため、又はネットワーク上のデバイスが移動されて近くに電力コンセントがないときAC電力ポイントを移すために、電気技術者を必要とすることがなくなるからである。

0003

これらのシステムは、多くの場合、IEE規格802.3又は現在のバージョンIEEE規格802.3‐2012など、IEEE規格に準拠する。より新しいシステムにおいて利用可能な一層高い電力量により、こういったシステムは、バックアップ電力サプライ(これは常に機能する必要がある)のため、及びLED照明システム(この場合、単に光が消される場合でも幾つかの必須機能性が維持される必要がある)のために用いられるようになってきている。IEEE規格は、電流消費が5mA又は10mAなど所定の限界を下回って下がる場合、給電側機器(PSE:Power Sourcing Equipment)からパワードデバイス(PD:Powered Device)への電力が取り除かれることを要求する。PDへの電力を維持するため、PDは、MPS(maintain power signature)を提供し得、これは、PDがまだ電力を要求することをPSEに確信させる電気署名である。有効なMPSは、少なくとも325ms毎に一度搬送される期間に少なくとも75msでの10mA又は10mAパルス、及び0.05μFに並列の26.3KΩより低いACインピーダンスなど、最小DC電流で構成される。また、新たなIEEE規格802.3btは、大抵、同じ手法であるが、異なる電流レベル及びタイミング値を用い得る。また、802.3btは、大抵、ACインピーダンス要件を取り除き得る。

0004

現在のシステムは、MPS要件を満たすように電流パルスを提供するために、PDにより引き出される最小値を超える電力を維持するか、或いは外部ソースからのアクティベーション信号を要求する。

0005

記載される例において、パワーオーバーイーサネット(PoE)システムが、パワードデバイス(PD)インタフェース回路を有するPDを含み、PDインタフェース回路は、PDにおける給電側機器(PSE)からの負荷電流を測定するための回路要素を含む。回路要素は、測定された負荷電流を、第1の閾値と比較する。回路要素(比較するための回路要素に応答して)は、PDへの電力が維持されるべきであることをPSEにシグナリングするために負荷パルスを自動的に生成する。

0006

少なくとも一つの例において、パワードデバイス(PD)のためのインタフェース回路が、第1のレジスタに結合されるコンパレータを有するパワーオーバーイーサネット(PoE)システムにおける給電側機器(PSE)に結合され得、PD内の負荷に接続されるとき第1のレジスタを介してPSEから電流が流れ、コンパレータは、負荷電流を判定するため、及び負荷電流を表す出力信号を生成するために、第1のレジスタを介する電圧降下を測定する。タイミングロジックが、出力信号に応答して、スイッチ制御信号及びイネーブル信号を生成する。スイッチが、スイッチ制御信号の一つに応答して、MPS要件を満たすため一層正確な電流パルスを生成するために第2のレジスタを第1のレジスタの電流経路に挿入する。エラー増幅器が、電流経路に結合され、イネーブル信号に応答して、PDにより引き出される負荷電流と共に、PDへの電力が維持されるべきであることをPSEにシグナリングする充分な大きさの負荷パルスを自動的に生成する。

0007

少なくとも一つの例において、パワーオーバーイーサネット(PoE)システムのためのパワードデバイス(PD)が、PDにおける負荷電流を測定するコンパレータを有し、負荷電流を基準と比較し、出力信号を生成する。タイミングロジック回路が、出力信号に応答して、イネーブル信号を生成する。エラー増幅器が、イネーブル信号に応答して、基準に基づく出力電圧を生成する。エラー増幅器の出力に結合されるレジスタが、給電側機器(PSE)に結合されるときPDへの電力が維持されるべきであることをPSEに自動的にシグナリングする電流パルスを引き出す。

0008

パワーオーバーイーサネット(PoE)パワードデバイス(PD)を動作させるための方法の少なくとも一例において、PDは、所定の限界を下回る負荷電流を検出するLE一般照明負荷を有する。PDに電力を供給する給電側機器(PSE)にPDへの電力が維持されるべきであることをシグナリングするためにMPS(Maintain Power Signature)パルスが自動的に生成される。

図面の簡単な説明

0009

従来のシステムの図である(従来技術)。

0010

I_inが低すぎる場合に自動的に生成されるMPSパルスの図である。

0011

例示の実施例に従ったシステムの概略ブロック図である。

0012

第1の実施例の概略図である。

0013

第2の実施例の概略図である。

0014

PDのためのLED負荷を示す。

実施例

0015

記載される例において、PD内の回路が、外部的に生成される信号を必要とすることなく、MPS信号の必要性を自動的に判定し、PDへの電力を維持するためにMPSパルスを提供する一方で、消費される電力が最小化される。

0016

図1は従来のシステム100を示す。電力が、PSEからPDフロントエンド102を介して、PDシステム104、及び負荷(図示せず)の一部であるキャパシタ110へ流れる。負荷に流れる電力は、PoEホットスワップスイッチ108により制御される。負荷電流が、PSEからPDへの電力を維持するために要求されるよりも小さい場合、外部回路(図示せず)が、回路106に供給されるMPS信号を生成して、回路106に、PSEからの入力ライン上で維持電力電流パルスを生成させる。外的に生成されたパルスは、別個の集積回路に位置するマイクロプロセッサによってPDインタフェース回路(PDフロントエンド回路102)から生成され得、そのため、付加的な集積回路を要する。これは、エンドユーザーのコストを増大させ、複雑性が増大される。というのも、抵抗性シャントなどの測定デバイスにより消費される電力を最小化するような方式で、電力消費を測定し、且つ、MPS信号を生成する回路をエンドユーザーが提供しなくてはいけないためである。従来の手法の一つは、ユーザーがIP電話をスリープにするボタンを押すとき、アプリケーション回路から信号が受信される。MPSパルスはウェイク信号を受信するまで生成され、ウェイク信号もユーザーがボタンを押すことから生成される。

0017

図2は、PDへの入力電流のための波形200を示す。図2において、電流I_in202が、PDへの電力を維持するために要求される値を下回って下がるとき、204で図示するように、例示の実施例の態様に従って、或る大きさ、期間、及びパルス周波数のMPSパルスが自動的に生成される。

0018

図3は、PD内のシステム300の概略ブロック図である。図3において、ブロック306は回路要素を含み、これを図4及び図5に更に詳細に示す。PDは、302及び304と示される、イーサネットケーブル内の配線の4ペアの2又は4ペアに沿ってPSEから電力を受け取る。キャパシタ及びツェナーダイオードが、電圧スパイクに対して保護する。スタートアップにおいて、PSEは、有効抵抗(IEEE規格により規定される)が検出されるか否かを判定するために用いられるレジスタRdetを探し、これは、PDがPSEから電力を要求していることを示している。PSEはその後、電圧を増大させ、レジスタRclsを介して引き出される電流の量を判定し、これは、IEEE規格により規定されるようにどのくらいの電力が提供されるべきかを判定する。入力電圧動作電圧まで増大された後、全てのホットスワップデバイスと同様に、突入電流を制御するように制御された方式でRTNをVSSまでプルすることによって、DC・DCコンバータ308がオンにされる。その後、電流は、そのフル電流限界まで上昇され得る。端子PGにおいて「電力良好」信号が提供される。DC/DCコンバータ308(図3)は、PDインタフェース回路の一部ではない可能性があるが、制御された電圧を負荷に提供するために用いられる。例えば、この負荷はLED照明であり得る。キャパシタCbulkは、スタートアップの間、及びコンバータに入力される電圧VDDを安定に保つために、DC・DCコンバータにより用いられる。

0019

図4は、回路400(これを図3に306として示すが、回路306は、図示されない他の機能を有し得る)の一実施例を示す。図4は、電流制限増幅器U1を有し、電流制限増幅器U1は、電流制限基準(図示せず)に結合される非反転入力と、FETトランジスタQ1と感知レジスタRsenseとの間のノードに結合される反転入力とを有する。トランジスタQ1の他の端子が、リターン電圧RTNに接続され、感知レジスタの他の端子がVSSに接続される。PDの負荷からの電流がRTNを介してVSSに流れ、Rsenseを介する電圧降下を生成し、これは、負荷電流を測定するために用いられる。レジスタを介する電圧が所定の基準である、電流制限基準(Current Limit Reference)を超える場合、トランジスタQ1は、負荷電流を制限するために用いられる。

0020

トランジスタQ1とレジスタRsenseとの間のノードは、コンパレータU2の非反転入力にも結合される。コンパレータU2の反転入力は、自動MPS基準(Auto MPS Reference)(図示せず)に結合される。レジスタRsenseを介する電圧が自動MPS基準を下回って下がる場合、コンパレータU2は、信号をタイミングロジック406に提供し、タイミングロジック406は、イネーブル信号を増幅器U3に提供する。増幅器U3は、MPS電流基準(MPS Current Reference)(図示せず)に結合される非反転入力と、トランジスタQ3とレジスタRextとの間のノードに結合される反転入力とを有する。トランジスタQ3の他方の端子がVDDに接続され、レジスタRextの他方の端子がVSSに接続される。発振器OSC1 402が信号を生成し、この信号は、PDへの電力をPSEに維持させるために要求されるMPS署名(signature)パルスを生成するようにタイミングロジック406を制御するため、MPSパルス生成器404によってパルスに変換される。これらのパルスは、トランジスタと外部レジスタRextとの間のノードにおいて電圧を生成するように増幅器U3を制御する。外部レジスタの値は、MPS信号をPSEに提供するため、VDDからレジスタRextを介してVSSへ引き出される電流の量を決める。レジスタRextは、306などの集積回路の外部にあり得、そのため、その特定のアプリケーションのためにPDへの電力を維持するために必要とされる電流の量を判定するためにエンドユーザーにより用いられ得る。

0021

図5は、回路500(これを306として図3に示すが、回路306は図示しない他の機能を有し得る)の別の実施例を示す。図5において、トランジスタQ1が、リターンラインRTNとレジスタR1との間に結合され、トランジスタQ1の他方の端子がVSSに結合される。スイッチS1が、トランジスタQ1のゲートをエラー増幅器U1の出力と接続する。エラー増幅器U1は、電流制限基準(図示せず)に結合される非反転端子と、トランジスタQ1とレジスタR1との間のノードに結合される反転入力とを有する。エラー増幅器U1は、電流が最大電流限界を超えるかを判定するため、及び電流を最大限界までレギュレートするため、レジスタR1を介する電圧を測定する。トランジスタQ2が、信号ラインRTNとレジスタR2との間に結合され、レジスタR2の他方の端子が、トランジスタQ1とレジスタR1との間のノードに結合される。このノードは、コンパレータU2の非反転入力にも接続され、コンパレータU2の反転入力は、自動MPS基準(図示せず)に接続される。エラー増幅器U1の出力とゲート又はトランジスタQ2との間にスイッチS2が結合される。トランジスタQ2のゲートとVSSとの間にスイッチS4が結合される。電圧VDDと、トランジスタQ2及びレジスタR2間のノードとの間にトランジスタQ3が接続される。トランジスタQ3のゲートは、エラー増幅器U3の出力に接続され、エラー増幅器U3は、MPS基準(図示せず)に接続される非反転入力と、トランジスタQ2とレジスタR2との間のノードに結合される反転入力とを有する。

0022

コンパレータU2の出力がタイミングロジック506に結合され、タイミングロジック506は、スイッチS1〜S4の各々のための出力と、エラー増幅器U3のイネーブル入力に結合されるイネーブル出力とを有する。発振器OSC1 502が、MPSパルス生成器504によりパルスに変換される信号を生成し、変換されたパルスは、タイミングロジック506に印加される。タイミングロジックは、スイッチS1〜S4に対して及びエラー増幅器U3及びトランジスタQ3により生成されるパルスに対して制御信号を生成するためにクロックを用いる。

0023

通常オペレーションにおいて、スイッチS1及びS4が閉じられ、スイッチS3及びS2が開かれる。低電力オペレーションにおいて、スイッチS2及びS3が閉じられ、スイッチS1及びS4が開かれ、電流制限は常に提供される必要があるのでエラー増幅器U1の電流制限アクションアクティブである。通常オペレーションにおいて、スイッチS4は、トランジスタQ2をオフに保つため通常閉じられ、スイッチS1は、U1に、Q1を介する電流を制御させるために閉じられる。このときスイッチS2及びS3は開かれる。負荷からの電流は全て、RTNノードに戻り、トランジスタQ1及びレジスタR1を通過する。レジスタR1を介する電圧は、負荷を介する電流を測定するために用いられ、エラー増幅器U1の反転入力に印加される。電流制限基準は、エラー増幅器U1の非反転入力に印加される。この電流測定は、電流が所定の閾値を超える場合、電流を制限するために用いられる。レジスタR1を介する電圧も、コンパレータU2の反転入力に印加された自動MPS基準に対して比較され、コンパレータU2の出力は、タイミングロジック制御スイッチS1〜S4を制御するために用いられる。レジスタR1を介する電流が所定の閾値を下回って下がる場合、タイミングロジック506により生成される信号によって、スイッチS1及びS4が開かれ、スイッチS2及びS3が閉じられる。これにより、トランジスタQ1がオフに、トランジスタQ2がオンになる。そのため、RTNノードを介して、PD負荷から戻る電流は、トランジスタQ2を介し、レジスタR2を介し、その後レジスタR1を介してVSSまで通過する。

0024

電力放散を最小化するため、レジスタR1値の値はできる限り低く保たれる。しかし、低電流では、コンパレータU2の任意のオフセット電圧に起因して負荷電流を閾値(自動MPS基準)と比較するためにU2が用いられるとき、これにより、大きな誤差が生成される。例えば、R1に対し25mΩの値を有する場合、コンパレータU2における1mVオフセットは、40mAの測定誤差をつくり得る。PSEからPDへの電力を維持するために必要とされる通常電流は非常に低く(10〜15mAのみ)、そのため、これは著しい誤差となり得る。図5の回路において、電流がPSEからPDへの電力を維持するには低すぎると判定された後、第2のレジスタR2が回路に切り替えられる。例えば、このレジスタは5Ωであり得る。このレジスタは、直列のレジスタR1と共に、任意の必要とされるMPS電流を生成するためU3により用いられる。このずっと大きな抵抗により、U3がMPS電流をさらに一層正確に制御することができ、必要とされる付加電流のみが生成される。例えば、増幅器U3における1mVのオフセットの場合、誤差は200μAのみとなる。そのため、この回路は、シャントレジスタにおける電力損失を最小化するため通常オペレーションの間の低抵抗シャントの利用を可能とし、その後、PSEからPDへ流れる電力を維持するために必要とされる、より一層正確な電流パルスを生成するための一層高い抵抗を付加し、そのため、電力が節約される。

0025

MPSパルスが必要とされる場合、タイミングロジック506は、R2及びR1を含むレジスタチェーンの頂部においてトランジスタQ3を介して電圧を生成するためエラー増幅器U3のイネーブル入力をイネーブルし、これは、PSEがPDに電力を提供し続け得るように、VDDに供給されるパルスがMPS署名のための要件を満たすか又はその要件を超えるために、回路を介して通過される必要のある付加電流の量を決める。負荷電流はまた、R1及びR2を介して流れ、そのため、それはU3により生成される電流に含まれ、そのため、MPS要件を満たすために必要とされる付加電流のみが生成される。

0026

図6は、図3のDC/DCコンバータ308など、DC/DCコンバータのための負荷600一つのタイプを示す。図6に示すように、負荷は、602a、602b...602nなどの複数のLEDを含み、これらは、例えば、コンバータのVOUT端子から接地に接続され得る。ストリングにおけるLEDの数は設計選択肢である。例えば、LEDは、一般室照明を提供する一方で、PD自体などのデバイスに印加される電力を示し得る。他の回路が、(モーション検出器により)エリア占有を判定することなど、付加的な機能性を提供し得、また、負荷の一部として接続され得る。

0027

本発明の特許請求の範囲内で、説明した例示の実施例に変形が成され得、他の実施例が可能である。

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