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技術 BACE1阻害剤としての2−アミノ−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロピリジン

出願人 ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット
発明者 ジュール,カーステンタグモース,レナマリゴ,マウロ
出願日 2015年11月9日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2017-525010
公開日 2017年11月9日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-533245
状態 特許登録済
技術分野 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 複数複素環系化合物 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 両端値 流出比 尿素混合物 監視パラメータ メソッドファイル X線結晶構造解析 認知領域 前駆期
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重要な関連分野

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課題・解決手段

本発明は、BACE1酵素新規阻害剤に関する。本発明の他の態様は、前記化合物を含む医薬組成物、およびアルツハイマー病などのAβ沈着の低減が有効な障害治療するための化合物の使用に関する。

概要

背景

認知症は、通常の老化現象では説明できない複数の認知領域障害と、機能の著しい低下と、せん妄がないこととを特徴とする臨床症候群である。さらに、神経精神症状および限局性神経学所見が通常認められる。認知症は病因に基づいて細分される。アルツハイマー病(AD)は、認知症の最も一般的な原因であり、ADと血管性認知症の混合、レヴィー小体型認知症(DLB)、および前頭側頭葉型認知症がそれに続く。βアミロイド沈着および神経原線維変化は、記憶、認知論理思考(reasoning)、判断力、および見当識喪失を特徴とするADに関連する主な病理学的特徴であると考えられている。また、疾患が進行するにつれ、運動感覚、および言語能力も冒され、ついに複数の認知機能全般的な障害が起こる。βアミロイドの沈着は大部分、βアミロイド形成経路の一部であるアミロイド前駆体タンパク質APP)のタンパク質分解生成物であるAβペプチド凝集体であり、Aβペプチドは1種以上のγセクレターゼによるAPPのC末端の切断、およびアスパルチルプロテアーゼ2としても知られるβセクレターゼ1(BACE1)によるN末端の切断により生じる。BACE1活性はAPPからのAβペプチドの生成に直接相関する。

研究から、BACE1の阻害によりAβペプチドの産生が妨げられることが分かっている。さらに、BACE1はその基質であるAPPと共にゴルジ体および細胞内区画に共局在する(Willem M,et al.Semin.Cell Dev.Biol,2009,20,175−182)。マウスノックアウト試験から、動物が健康で生殖能がある間はアミロイドペプチドが生成されないことが分かった(Ohno M,et al.Neurobiol.Dis.,2007,26,134−145)。APP過剰発現マウスでBACE1の遺伝的除去(genetic ablation)を行うと、プラークが形成されず、認知障害が抑制されることが分かった(Ohno M,et al.Neuron;2004,41,27−33)。散発性AD患者の脳内ではBACE1レベルが上昇する(Hampeland Shen,Scand.J.Clin.Lab.Invest.2009,69,8−12)。

これらの収束する知見から、BACE1の阻害はADならびにAβ沈着の低減が有効な障害を治療するための治療標的となり得ることが分かっている。

AstraZenecaは、2012年10月、ADを治療するための強力な選択されたBACE1阻害剤臨床候補である、AZD3839の発見発表した(Jeppsson,F.,et al.J.Biol.Chem.,2012,287,41245−41257)。AZD3839の発見に繋がる努力は、Ginman,T.,et al.J.Med.Chem.,2013,56,4181−4205に詳細に記載された。Ginmanの刊行物は、AZD3839の発見および同定に関して克服された問題について記載している。これらの問題は、化合物血液脳関門透過性が低く、P糖タンパク質により排出されるため、脳が曝露されなくなることに関する。

Ginmanの原稿では脳の曝露における差が主にコア構造に起因すると仮定され、報告された化合物に関するin vitro特性をコアサブタイプにより4つの表に分けて記載した構造活性関係データが提供された。表4に、活性の点から興味深いと考えられた一連アミジン含有化合物が記載されている。しかし、データから、アミジン含有コアは有利な血液脳関門透過性プロファイルを示さなかったことが示唆される。

Hoffmann−La Roche and Siena Biotechの研究者らもアミジン含有化合物の発見を報告した(Woltering,T. J.,et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.2013,23,4239−4243)。これらの化合物(論文中の化合物17および18)は、in vivo効果を有していない(野生型マウスの脳内でAβ40低減が認められない)ことが判明した。

GinmanらおよびWoltering,T.J.らの教示とは異なり、本発明者らは、脳透過性である、一連のアミジン化合物を発見した。従って、本発明は、BACE1阻害活性を有する新規な化合物、それらの製造、それらの医薬としての使用、およびそれらを含む医薬に関する。

概要

本発明は、BACE1酵素の新規な阻害剤に関する。本発明の他の態様は、前記化合物を含む医薬組成物、およびアルツハイマー病などのAβ沈着の低減が有効な障害を治療するための化合物の使用に関する。

目的

本発明の目的は、BACE1を阻害する化合物を提供することである

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

式I(Arは、フェニルピリジルピリミジルピラジニルイミダゾリルピラゾリルチアゾリルオキサゾリルイソキサゾリルからなる群から選択され、Arは、任意選択で、ハロゲン、CN、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6フルオロアルキルまたはC1〜C6アルコキシから選択される1つ以上の置換基置換されており;およびR1は、水素、ハロゲン、C1〜C3フルオロアルキルまたはC1〜C3アルキルである)の化合物;またはその薬学的に許容される塩。

請求項2

前記化合物が、式Iaの化合物;またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。

請求項3

R1が、FまたはHである、請求項1または2に記載の化合物。

請求項4

Arが、任意選択で、1個以上のF、Cl、Br、CN、C1〜C3アルキル、C1〜C3フルオロアルキルまたはC1〜C3アルコキシで置換されている、請求項1または2に記載の化合物。

請求項5

Arが、任意選択で置換されたピリジルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。

請求項6

Arが、任意選択で置換されたピリミジルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。

請求項7

Arが、任意選択で置換されたピラジニルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。

請求項8

Arが、任意選択で置換されたオキサゾリルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。

請求項9

Arが、任意選択で置換されたチアゾリルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。

請求項10

前記化合物が、以下:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−クロピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−フルオロピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−4−メチルチアゾール−2−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピリミジン−2−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシ−3−メチルピラジン−2−カルボキサミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−ブロモピコリンアミド、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピコリンアミド、および(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピラジン−2−カルボキサミド;またはその薬学的に許容される塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。

請求項11

請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物

請求項12

アルツハイマー病家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害ダウン症候群および脳アミロイド血管症から選択される疾患を治療する方法であって、前記方法は、それを必要とする患者に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物を治療有効量投与することを含む方法。

請求項13

アルツハイマー病(家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群および脳アミロイド血管症から選択される疾患を治療する医薬を製造するための請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。

請求項14

治療に使用するための請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。

請求項15

アルツハイマー病(家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群および脳アミロイド血管症から選択される疾患の治療に使用するための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。

技術分野

0001

本発明は、BACE1阻害剤として作用する化合物を提供する。本発明の別の態様は、前記化合物を含む医薬組成物、および神経変性または認知障害治療するための化合物の使用に関する。

背景技術

0002

認知症は、通常の老化現象では説明できない複数の認知領域障害と、機能の著しい低下と、せん妄がないこととを特徴とする臨床症候群である。さらに、神経精神症状および限局性神経学所見が通常認められる。認知症は病因に基づいて細分される。アルツハイマー病(AD)は、認知症の最も一般的な原因であり、ADと血管性認知症の混合、レヴィー小体型認知症(DLB)、および前頭側頭葉型認知症がそれに続く。βアミロイド沈着および神経原線維変化は、記憶、認知論理思考(reasoning)、判断力、および見当識喪失を特徴とするADに関連する主な病理学的特徴であると考えられている。また、疾患が進行するにつれ、運動感覚、および言語能力も冒され、ついに複数の認知機能全般的な障害が起こる。βアミロイドの沈着は大部分、βアミロイド形成経路の一部であるアミロイド前駆体タンパク質APP)のタンパク質分解生成物であるAβペプチド凝集体であり、Aβペプチドは1種以上のγセクレターゼによるAPPのC末端の切断、およびアスパルチルプロテアーゼ2としても知られるβセクレターゼ1(BACE1)によるN末端の切断により生じる。BACE1活性はAPPからのAβペプチドの生成に直接相関する。

0003

研究から、BACE1の阻害によりAβペプチドの産生が妨げられることが分かっている。さらに、BACE1はその基質であるAPPと共にゴルジ体および細胞内区画に共局在する(Willem M,et al.Semin.Cell Dev.Biol,2009,20,175−182)。マウスノックアウト試験から、動物が健康で生殖能がある間はアミロイドペプチドが生成されないことが分かった(Ohno M,et al.Neurobiol.Dis.,2007,26,134−145)。APP過剰発現マウスでBACE1の遺伝的除去(genetic ablation)を行うと、プラークが形成されず、認知障害が抑制されることが分かった(Ohno M,et al.Neuron;2004,41,27−33)。散発性AD患者の脳内ではBACE1レベルが上昇する(Hampeland Shen,Scand.J.Clin.Lab.Invest.2009,69,8−12)。

0004

これらの収束する知見から、BACE1の阻害はADならびにAβ沈着の低減が有効な障害を治療するための治療標的となり得ることが分かっている。

0005

AstraZenecaは、2012年10月、ADを治療するための強力な選択されたBACE1阻害剤臨床候補である、AZD3839の発見発表した(Jeppsson,F.,et al.J.Biol.Chem.,2012,287,41245−41257)。AZD3839の発見に繋がる努力は、Ginman,T.,et al.J.Med.Chem.,2013,56,4181−4205に詳細に記載された。Ginmanの刊行物は、AZD3839の発見および同定に関して克服された問題について記載している。これらの問題は、化合物の血液脳関門透過性が低く、P糖タンパク質により排出されるため、脳が曝露されなくなることに関する。

0006

Ginmanの原稿では脳の曝露における差が主にコア構造に起因すると仮定され、報告された化合物に関するin vitro特性をコアサブタイプにより4つの表に分けて記載した構造活性関係データが提供された。表4に、活性の点から興味深いと考えられた一連アミジン含有化合物が記載されている。しかし、データから、アミジン含有コアは有利な血液脳関門透過性プロファイルを示さなかったことが示唆される。

0007

Hoffmann−La Roche and Siena Biotechの研究者らもアミジン含有化合物の発見を報告した(Woltering,T. J.,et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.2013,23,4239−4243)。これらの化合物(論文中の化合物17および18)は、in vivo効果を有していない(野生型マウスの脳内でAβ40低減が認められない)ことが判明した。

0008

GinmanらおよびWoltering,T.J.らの教示とは異なり、本発明者らは、脳透過性である、一連のアミジン化合物を発見した。従って、本発明は、BACE1阻害活性を有する新規な化合物、それらの製造、それらの医薬としての使用、およびそれらを含む医薬に関する。

0009

本発明の目的は、BACE1を阻害する化合物を提供することである。従って、本発明は、式I




(Arは、フェニルピリジルピリミジルピラジニルイミダゾリルピラゾリルチアゾリルオキサゾリルイソキサゾリルからなる群から選択され、Arは、任意選択で、ハロゲン、CN、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6フルオロアルキルまたはC1〜C6アルコキシから選択される1つ以上の置換基置換されており;
R1は、水素、ハロゲン、C1〜C3フルオロアルキルまたはC1〜C3アルキルである)
の化合物;
またはその薬学的に許容される塩に関する。

0010

一実施形態において、本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の治療での使用を提供する。

0011

本発明はさらに、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に関する。

0012

一実施形態では、本発明は、神経変性または認知障害の治療のための医薬の製造における式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。

0013

一実施形態では、本発明は、神経変性または認知障害の治療方法で使用される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。

0014

一実施形態では、本発明は、神経変性または認知障害の治療方法を提供し、この方法は、それを必要とする患者に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む。

0015

本発明の他の実施形態を以下に提供する:
一実施形態では、化合物は、式Ia




の化合物、またはその薬学的に許容される塩である。

0016

一実施形態では、R1は、FまたはH、特にFである。

0017

一実施形態では、Arは、任意選択で、1個以上のF、Cl、Br、CN、C1〜C3アルキル、C1〜C3フルオロアルキルまたはC1〜C3アルコキシで置換されている。

0018

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたフェニルである。

0019

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたピリジルである。

0020

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたピリミジルである。

0021

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたピラジニルである。

0022

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたイミダゾリルである。

0023

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたピラゾリルである。

0024

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたチアゾリルである。

0025

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたオキサゾリルである。

0026

一実施形態では、Arは、任意選択で置換されたイソキサゾリルである。

0027

一実施形態では、化合物は、以下:
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−クロピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−フルオロピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−2−メチルオキサゾール−4−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−4−メチルチアゾール−2−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピリミジン−2−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシ−3−メチルピラジン−2−カルボキサミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−ブロモピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピコリンアミド
(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピラジン−2−カルボキサミド
またはその薬学的に許容される塩
からなる群から選択される。

0028

個別の実施形態は、上のリストからの化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に関する。

0029

別の実施形態は、神経変性または認知障害を治療する方法に関し、これは、上のリストからの化合物を治療有効量で投与することを含む。

0030

また別の実施形態は、神経変性または認知障害を治療する医薬を製造するための、上のリストからの化合物の使用に関する。

0031

一実施形態は、治療に使用される、上のリストからの化合物である。

0032

さらに別の実施形態は、神経変性または認知障害の治療に使用される上のリストからの化合物に関する。

0033

発明の詳細な説明
本発明は、式Iの化合物がBACE1の阻害剤であり、従って、関連障害の治療に有用であるという発見に基づく。本発明の特定の態様について以下でさらに詳しく説明するが、この説明は、本発明を実施し得る全ての異なる方法、または本発明に追加し得る全ての特徴を詳細に列挙するものではない。従って、以下の明細書は、本発明の幾つかの実施形態を説明しようとするものであり、その全ての順列、組み合わせ、および変形を網羅的に明記するものではない。

0034

本発明で使用する場合、「C1〜C6アルキル」という用語は、炭素数1〜6(両端値を含む)の直鎖または分岐飽和炭化水素を指す。C1〜C6アルキルの例としては、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、2−メチル−2−プロピル、2−メチル−1−プロピル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。同様に、直鎖または分岐の「C1〜C3アルキル」という用語は、炭素数1〜3(両端値を含む)の直鎖または分岐の飽和炭化水素を指す。このような置換基の例としては、メチル、エチル、およびn−プロピルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0035

同様に、「C1〜C6アルコキシ」という用語は、酸素結合価が空いている炭素数1〜6(両端値を含む)の直鎖または分岐の飽和アルコキシ基を指す。C1〜C6アルコキシの例としては、メトキシ、エトキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシおよびn−ヘキシルオキシが挙げられるが、これらに限定されるものではない。「C1〜C6アルコキシ」は、任意選択で、1個以上のフッ素原子で置換されている。

0036

本発明で使用する場合、「C1〜C6フルオロアルキル」という用語は、1個以上のフッ素原子で置換された炭素数1〜6(両端値を含む)の直鎖または分岐の飽和炭化水素を指す。C1〜C6フルオロアルキルの例としては、トリフルオロメチルペンタフルオロエチル、1フルオロエチルモノフルオロメチル、ジフルオロメチル、1,2−ジフルオロエチルおよび3,4ジフルオロヘキシルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。同様に、「C1〜C3フルオロアルキル」という用語は、炭素原子個当たり1個以上のフッ素原子で置換された炭素数1〜3(両端値を含む)の直鎖または分岐の飽和炭化水素を指す。

0037

「ハロゲン」という用語は、フッ素塩素臭素、およびヨウ素を指す。

0038

「C2〜C6アルケニル」という用語は、炭素数2〜6で二重結合を1個有する分岐または非分岐のアルケニル基を指し、エテニルプロペニル、およびブテニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
「C2〜C6アルキニル」という用語は、炭素数2〜6で三重結合を1個有する分岐または非分岐のアルキニル基を意味するものとし、エチニルプロピニル、およびブチニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0039

本発明で使用する場合、「有効量」という語句は本発明の化合物に適用するとき、目的とする生物学的効果を引き起こすのに十分な量を示すものとする。「治療有効量」という語句は本発明の化合物に適用するとき、障害もしくは疾患状態、または障害もしくは疾患の症状の進行を改善する、緩和する、安定化させる、抑制する、緩速化するまたは遅延させるのに十分な化合物の量を示すものとする。一実施形態では、本発明の方法は、化合物の組み合わせの投与を提供する。このような場合、「有効量」は、目的とする生物学的効果を引き起こすのに十分な組み合わせの本発明の化合物の量である。

0040

本発明で使用する「治療」または「治療すること」という用語は、疾患または障害の進行もしくは重症度を改善もしくは抑制すること、またはこのような疾患もしくは障害の1つ以上の症状もしくは副作用を改善もしくは抑制することを意味する。本発明で使用する「治療」または「治療すること」はまた、疾患または障害のシステム病態、または状態の進行を阻害するまたはブロックする、例えば、遅延させる、阻止する、抑える、妨げるまたは妨害することも意味する。本発明の目的では、「治療」または「治療すること」はさらに、有利なまたは所望の臨床結果を得る方法を意味し、「有利なまたは所望の臨床結果」には、部分的であるかまたは全体的であるかに関わらず、症状の軽減、障害または疾患の程度の減少、疾患または障害状態の安定化(即ち、状態が悪化しないこと)、疾患または障害状態の遅延または緩速化、疾患または障害状態の改善または緩和、および、疾患または障害の寛解が含まれるが、これらに限定されるものではない。

0041

本発明は、式Iの化合物が、BACE1の阻害剤であり、従って、病理学的特徴が、β−アミロイド沈着および神経原線維濃縮体を含む障害、例えば、神経変性または認知障害の治療に有用である。

0042

本発明の化合物は、前述したように、β−アミロイド沈着および神経原線維濃縮体へのその作用によって、アルツハイマー病の治療に有用であると予想される。これは、患者が、Aβペプチドの産生に密接に関与する特定の遺伝子に突然変異を有する、家族性アルツハイマー病を含む。しかしながら、Aβペプチドの凝集体は、家族性アルツハイマー病に限定されず、同様に、より一般的な孤発性アルツハイマー病の重要な病態生理学的特徴でもあることに留意すべきである[Mol Cell Neurosci,66,3−11,2015]。

0043

本発明の化合物はまた、早期アルツハイマー病、即ち、生物学的および構造的変化が始まっているが、疾患の臨床症状は、明白ではないか、またはまだ発症していない病期の治療に有用であると考えられる。早期アルツハイマー病は、実際には、疾患のいずれかの臨床症状が現れる何年も前に始まっている、早期アルツハイマー病は、前駆期アルツハイマー病、発症前アルツハイマー病および軽度認知障害を含む。軽度認知障害は、アルツハイマー病とは無関係である場合もあるが、アルツハイマー病への移行期であるか、またはアルツハイマー病に起因することが多い。発症前および前駆期アルツハイマー病は、無症候期であり、一般に、アルツハイマー病関連バイオマーカの存在によって診断される。これに関連して、本発明の化合物は、軽度認知障害などの早期アルツハイマー病からアルツハイマー病への進行を遅らせる上で有用であると考えられる。本発明の化合物は、アルツハイマー病に関連する記憶喪失注意欠陥および認知症の治療に有用であると考えられる。

0044

アルツハイマー病の連続体に加え、他の疾患も、β−アミロイド沈着および神経原線維濃縮体を特徴とする。これは、例えば、ダウン症候群としても知られるトリソミー21を含む。ダウン症候群に罹患している患者は、過剰染色体21を有するが、この染色体は、アミロイド前駆体タンパク質(APP)の遺伝子を含有する。過剰染色体21は、APPの過剰発現を招き、これにより、Aβペプチドのレベル増加が起こり、これは、最終的にダウン症候群患者に認められるアルツハイマー病の発症のリスクを著しく高める[Alzheimer’s&Dementia,11,700−709,201]。脳アミロイド血管症もまた、中枢神経系の血管におけるβ−アミロイド沈着および神経原線維濃縮体を特徴とし[Pharmacol Reports,67,195−203,2015]、従って、本発明の化合物で治療可能であると予想される。

0045

一実施形態では、本発明は、アルツハイマー病(家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群および脳アミロイド血管症から選択される疾患を治療する方法を提供し、この方法は、それを必要とする患者に、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を治療有効量投与することを含む。

0046

本発明はさらに、患者のBACE1を阻害する方法であって、それを必要とする患者に、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を治療有効量投与することを含む方法を提供する。

0047

本発明はまた、アミロイド前駆体タンパク質のβセクレターゼによる切断を阻害する方法であって、このような治療を必要とする患者に、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を治療有効量投与することを含む方法も提供する。

0048

別の実施形態では、本発明は、アルツハイマー病(家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群または脳アミロイド血管症から選択される疾患を治療する医薬を製造するための式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。

0049

本発明はさらに、BACE1を阻害する医薬を製造するための式Iの化合物の使用も提供する。本発明はさらに、Aβペプチドの産生または蓄積を阻害する医薬を製造するための式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。

0050

一実施形態では、本発明は、アルツハイマー病(家族性もしくは孤発性)、発症前アルツハイマー病、前駆期アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群または脳アミロイド血管症から選択される疾患を治療する方法に使用される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。

0051

一実施形態では、本発明は、BACE1を阻害する方法またはAβペプチドの産生もしくは蓄積を阻害する方法に使用される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩に関連する。

0052

別の実施形態では、本発明は、上記治療および使用のいずれかに適した医薬製剤を提供する。

0053

一実施形態では、哺乳動物は、ヒトである。

0054

一実施形態では、患者は、ヒト患者である。

0055

薬学的に許容される塩
本発明はまた、本化合物の塩、典型的には薬学的に許容される塩も含む。このような塩には薬学的に許容される酸付加塩が含まれる。酸付加塩には無機酸および有機酸の塩が含まれる。

0056

好適な無機酸の代表例としては、塩酸臭化水素酸ヨウ化水素酸リン酸硫酸スルファミン酸、および硝酸等が挙げられる。好適な有機酸の代表例としては、ギ酸酢酸トリクロロ酢酸トリフルオロ酢酸プロピオン酸安息香酸ケイ皮酸クエン酸フマル酸グリコール酸イタコン酸乳酸メタンスルホン酸マレイン酸リンゴ酸マロン酸マンデル酸シュウ酸ピクリン酸ピルビン酸サリチル酸コハク酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸酒石酸アスコルビン酸、パモ酸、ビスメチレンサリチル酸、エタンジスルホン酸グルコン酸シトラコン酸アスパラギン酸ステアリン酸パルミチン酸EDTA、グリコール酸、p−アミノ安息香酸グルタミン酸ベンゼンスルホン酸p−トルエンスルホン酸テオフィリン酢酸、および8−ハロテオフィリン(例えば、8−ブロモテオフィリン等)が挙げられる。薬学的に許容される無機酸付加塩または有機酸付加塩のその他の例としては、S.M.Berge,et al.,J.Pharm.Sci.1977,66,2に記載の薬学的に許容される塩が挙げられる。

0057

さらに、本発明の化合物は、溶媒和していない形態でも、水およびエタノール等の薬学的に許容される溶媒と溶媒和した形態で存在してもよい。

0058

本発明の化合物は1つ以上の不斉中心を有してもよく、任意の光学異性体(即ち、鏡像異性体またはジアステレオマー)は、分離された、純粋な、または部分的に精製された光学異性体、および、ラセミ混合物、即ち立体異性体の混合物を含むその任意の混合物として本発明の範囲内に含まれるものとする。

0059

これに関して、鏡像異性体を明記する場合、化合物はどちらかの鏡像異性体が過剰である、例えば、本質的に純粋な形態であるものと理解される。従って、本発明の一実施形態は、60%以上、70%以上、80%以上、85%以上、90%以上、96%以上、好ましくは98%以上の鏡像体過剰率を有する本発明の化合物に関する。

0060

ラセミ体は、既知の方法で、例えば、光学活性な酸を用いてそのジアステレオマー塩を分離し、塩基を用いた処理により光学活性なアミン化合物遊離することにより光学対掌体に分割することができる。このようなジアステレオマー塩の分離は、例えば、分別結晶により達成することができる。この目的に好適な光学活性な酸としては、d−またはl−酒石酸、マンデル酸、またはカンファースルホン酸を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。ラセミ化合物を光学対掌体に分割する別の方法は、光学活性なマトリックスでのクロマトグラフィーに基づく。本発明の化合物はまた、キラルアルキル化またはキラルアシル化試薬などのキラル誘導体化試薬からジアステレオマー誘導体を生成・クロマトグラフィー分離した後、キラル補助剤を切断することにより分割されてもよい。上記方法のいずれかを適用して、本発明の化合物の光学対掌体自体を分割しても、または、後で本明細書に記載の方法により本発明の化合物である光学分割された最終生成物に変換することができる合成中間体の光学対掌体を分割してもよい。

0061

業者に公知の他の光学異性体分割方法を使用することができる。このような方法には、J.Jaques,A.Collet and S.Wilen in Enantiomers,Racemates,and Resolutions,John Wiley and Sons,New York,1981で検討されたものが含まれる。光学活性な化合物は、光学活性な出発原料から製造することもできる。

0062

本発明はさらに、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物を提供する。本発明はまた、実験の項に開示する特定の化合物の1種を治療有効量と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物も提供する。

0063

本発明の化合物は、単独で、または薬学的に許容される担体もしくは賦形剤と組み合わせて、単回投与または複数回投与のいずれかで投与することができる。本発明の医薬組成物は、薬学的に許容される担体または希釈剤、ならびに他の任意の公知のアジュバントおよび賦形剤と共に、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,22th Edition,Gennaro,Ed.,Mack Publishing Co.,Easton,PA,2013に開示されているものなどの従来技術により製剤化することができる。

0064

経口投与用の医薬組成物には、カプセル剤錠剤糖衣錠丸剤ロゼンジ剤散剤および顆粒剤などの固体剤形が含まれる。組成物は、適宜、腸溶性コーティングなどのコーティング被覆して製造されてもよく、または組成物は、当技術分野で周知の方法により、有効成分を放出制御する、例えば、徐放または持続放出するように製剤化されてもよい。経口投与用の液体剤形には、溶液剤、乳剤懸濁剤シロップ剤およびエリキシル剤が含まれる。非経口投与用の医薬組成物には、水性および非水性の滅菌注射用溶液剤、分散液剤、懸濁剤または乳剤、および使用前に滅菌注射用溶液剤または分散液剤中で再構成される滅菌粉末も含まれる。他の好適な投与形態としては、坐剤スプレー剤軟膏剤クリーム剤ゲル剤吸入剤皮膚貼付剤および埋め込み剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0065

典型的な経口投与量は、一日当たり約0.01〜約100mg/kg体重の範囲である。

0066

本発明の化合物は、一般的に、遊離塩基としてまたはその薬学的に許容される塩として使用される。式Iの化合物の薬学的に許容される塩は、例えば、式Iの遊離塩基の溶液または懸濁液を1モル当量の薬学的に許容される酸で処理することによる従来の方法で製造される。好適な有機酸および無機酸の代表例は前述している。

0067

好適な医薬担体としては、不活性な固体希釈剤または充填剤滅菌水溶液および様々な有機溶媒が挙げられる。固体担体の例としては、乳糖白土ショ糖シクロデキストリンタルクゼラチン寒天ペクチンアラビアゴムステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸およびセルロースの低級アルキルエーテルが挙げられる。液体担体の例としては、シロップピーナッツ油オリーブ油リン脂質脂肪酸脂肪酸アミンポリオキシエチレンおよび水が挙げられるが、これらに限定されるものではない。同様に、担体または希釈剤は、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの当技術分野で公知の任意の徐放性材料を単独で含んでもまたはワックスと混合して含んでもよい。式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容される担体とを組み合わせることにより形成される医薬組成物は、開示されている投与経路に好適な、様々な剤形で容易に投与される。製剤は、好都合には、薬学の分野で公知の方法により単位剤形で提供することができる。

0068

経口投与用に固体担体を使用する場合、製剤は錠剤化されても、粉末もしくはペレットの形態で硬ゼラチンカプセル封入されてもよく、または製剤はトローチ剤もしくはロゼンジ剤の形態であってもよい。固体担体の量は非常に様々となるが、投与単位当たり約25mg〜約1gの範囲となる。液体担体を使用する場合、製剤は、シロップ剤、乳剤、軟ゼラチンカプセル剤、または水性もしくは非水性の液体懸濁剤もしくは溶液剤などの滅菌注射用液剤の形態であってもよい。

0069

実験の項
一般式I(式中、R1およびArは上記定義の通りである)の本発明の化合物は、以下の反応スキーム1〜4および実施例に概説した方法で製造することができる。前述の方法では、それ自体、当該技術分野の化学者に公知の、または当業者に明らかとなり得る変形または変更を使用することも可能である。さらに、本発明の化合物を製造する他の方法が、以下の反応スキームおよび実施例に鑑みて当業者に容易に明らかとなるであろう。

0070

例えば、スキーム2は、本発明の化合物の合成中の選択的保護基の使用について説明する。当業者であれば、特定の反応に適切な保護基を選択することができるであろう。さらに、式Iの化合物を合成する後述の合成方法に、アミノ基、アミド基ケト基、およびヒドロキシル基などの置換基を保護・脱保護する方法を組み込むことが必要な場合がある。このような基を保護・脱保護する方法は当該技術分野で周知であり、T.Green,et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,1991,2nd Edition,John Wiley&Sons,New Yorkに記載されている。

0071

2種以上の互変異性体の混合物または平衡として存在し得る化合物については、1種の互変異性体のみをスキームに示すが、それは最も安定な互変異性体ではないこともある。鏡像異性体、立体異性体、または幾何異性体として存在し得る化合物については、それらの幾何学的配置を明記し;さもなければ、構造は立体異性体の混合物を示す。

0072

以下の方法を用いて分析LC−MSデータを得た。

0073

方法A:
LC−MSは、カラムマネージャバイナリーソルベントマネージャ、サンプオーガナイザPDA検出器(254nmで動作)、ELS検出器、および正イオンモードで動作するAPPI源を備えるSQ−MSを含むWaters AcquityからなるWaters Acquity UPLC−MSで行った。

0074

LC条件:カラムは、Acquity UPLC BEH C18 1.7μm;2.1×150mmで、60℃で操作し、水+0.05%トリフルオロ酢酸(A)と、アセトニトリル+5%水+0.03%トリフルオロ酢酸(B)とからなる2液グラジエント0.6ml/分であった。勾配:0.00分:B10%;3.00分:B99.9%;3.01分:B10%;3.60分:B10%。総分析時間:3.60分。

0075

方法B:
LC−MSは、カラムマネージャ、バイナリーソルベントマネージャ、サンプルオーガナイザ、PDA検出器(254nmで動作)、ELS検出器、および正イオンモードで動作するAPPI源を備えるTQ−MSを含むWaters AcquityからなるWaters Acquity UPLC−MSで行った。

0076

LC条件:カラムは、Acquity UPLC BEH C18 1.7μm;2.1×50mmで、60℃で操作し、水+0.05%トリフルオロ酢酸(A)と、アセトニトリル+5%水+0.05%トリフルオロ酢酸(B)とからなる2液グラジエント1.2ml/分であった。勾配:0.00分:B10%;1.00分:B100%;1.01分:B10%;1.15分:B10%。総分析時間1.15分。

0077

1HNMRスペクトルは、Bruker Avance AV−III−600装置により600MHzで、またはBruker Avance AV−III−400装置もしくはVarian 400装置により400MHzで記録した。化学シフト値は、相対ppm値で表す。複数のNMRシグナルについて次の略称を使用する:s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、dd=ダブルダブレット、ddd=ダブルダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、br=ブロード、およびm=マルチプレット

0078

R1が、フェニル環オルト位のフッ素である一例として、一般式IVの化合物は、スキーム1に示すように製造することができる。




(式中、R1は、式Iで定義した通りであり、Rは、メチルまたはエチルなどのアルキル基である)

0079

一般式IVの化合物(スキーム1)は、一般式IIの化合物をブチルリチウムなどのハロゲン−金属交換試薬と反応させた後、一般式IIIのエステルに添加することにより製造することができる。

0080

R1が、フェニル環のオルト位のフッ素である一例として、一般式XVIの化合物は、スキーム2に示すように製造することができる。




(式中、R2およびR3は、メチルまたはエチルなどのアルキル基である)

0081

一般式VIIの化合物(スキーム2)は、一般式IVの化合物をVIなどのスルフィンアミドと、ルイス酸乾燥剤、例えば、チタンテトラエトキシドの存在下で反応させることにより製造することができる。Zn粉末の存在下またはジエチル亜鉛およびトリス(トリフェニルホスフィンロジウム(I)塩化物の存在下、一般式VIIの化合物をブロモジフルオロ酢酸エチルなどの一般式VIIIの化合物で処理すると、一般式IXの化合物が得られる。一般式Xの化合物は、一般式IXの化合物から、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの還元剤で処理することにより得られる。幾つかの場合、化合物Xは、水和物の形態で平衡状態であり得る。一般式Xの化合物を、塩化リチウムおよび塩基、例えば、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの存在下、2−(ジメトキシホスホリル)−酢酸メチルなどの条件で処理すると、一般式XIの化合物が得られる。一般式XIIの化合物は、一般式XIの化合物をパラジウム炭素などの触媒の存在下で水素化することにより得られる。一般式XIIIの化合物は、一般式XIIの化合物を酸、例えば、塩酸のメタノール溶液で処理した後、炭酸カリウムのメタノール溶液で処理するか、またはトルエンなどの溶媒中で加熱することにより得られる。一般式XIIIの化合物は、硝酸を用いてニトロ化すると、一般式XIVの化合物を得ることができる。一般式XIVの化合物をローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアホスフェタン−2,4−ジスルフィド)などの試薬で処理すると、一般式XVの化合物が得られる。一般式XVの化合物のニトロ基還元すると、一般式XVIの化合物が得られる。

0082

また、一般式XIVの化合物は、スキーム3に示すように製造することもできる。一般式IVbのニトロ置換アセトフェノンから出発して、一般式XIbの化合物は、スキーム2に記載のように製造することができる。一般式XIIbの化合物は、一般式XIbの化合物をパラジウム炭素などの触媒の存在下で水素化することにより得られる。一般式XIVの化合物は、一般式XIIの化合物からの一般式XIIIの化合物の製造について記載したスキーム2と同様に製造することができる。一般式XIVの化合物のアニリン部分を保護すると、一般式XIVbの化合物が得られる。一般式XIVbの化合物をローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)などの試薬で処理した後、アニリン部分を脱保護すると、一般式XVIの化合物が得られる。




(式中、R1は、式Iで定義した通りであり、R3は、メチルまたはエチルなどのアルキル基である)

0083

一般式Iの化合物は、スキーム4に示すように製造することができる。




(式中、R1およびArは、式Iで定義した通りである)

0084

一般式XIXの化合物は、一般式XVIの化合物を一般式XVIIのカルボン酸塩化物と反応させることにより、または当該技術分野の化学者に公知の方法を用いて一般式XVIIIのカルボン酸と反応させることにより製造することができる。一般式XIXの化合物をアンモニアで処理すると、一般式Iの化合物が得られる。幾つかの場合、反応を促進するために、tert−ブチルヒドロペルオキシドなどの酸化試薬の添加が必要なことがある。

0085

中間体の製造
中間体:2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エタン−1−オン




1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(10.00g、57.14mmol)のTHF(200mL)溶液に、n−ブチルリチウム(2.5M、24.00mL)をN2下、−78℃で15分にわたり滴下しながら添加した。混合物を−78℃で30分間攪拌した。2,2−ジフルオロ酢酸エチル(10.64g、85.71mmol)を−78℃で滴下しながら添加し、−78℃で2時間攪拌した。TLCは、出発材料が一切残留しないことを示した。飽和NH4Cl水溶液(15mL)を−78℃で滴下しながら添加した。反応混合物を25℃に昇温させ、酢酸エチル(100mL、3回)で抽出した。合わせた有機相を塩水(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー石油エーテル:酢酸エチル=95:5)により精製し、2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エタン−1−オン(5.60g、収率47.8%、純度85%)を得た。1H NMR(CDCl3,400MHz):δ 7.99−7.95(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.33(t,J=7.6Hz2H),7.24(dd,J=10.8,8.4Hz,1H),6.59−6.32(m,1H).

0086

中間体:(R)−N−(2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド




2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エタン−1−オン(5.60g、32.16mmol)および(R)−2−メチル−プロパン−2−スルフィンアミド(5.07g、41.81mmol)のTHF(110mL)溶液に、テトラエトキシチタン(14.67g、64.32mmol)を26℃で一度に添加した。黄色の溶液を80℃で2.5時間攪拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)は、出発材料が一切残留しないことを示した。混合物を26℃に冷却した。水(10mL)を混合物に添加し、これを濾過してから、酢酸エチル(60mL、3回)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=91:9)により精製し、(R)−N−2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(5.60g、収率61.6%、純度98.1%)を得た。

0087

中間体:(S)−3−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2,2,4,4−テトラフルオロ−3−(2−フルオロフェニル)ブタン酸エチル




(R)−N−(2,2−ジフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(4.60g、16.6mmol)、2−ブロモ−2,2−ジフルオロ−酢酸エチル(6.73g、33.18mmol)およびRh(PPh3)3Cl(469mg、498μmol)のTHF(90mL)溶液に、ジエチル亜鉛の溶液(THFの1M溶液、33mL)をAr下、−78℃で20分かけて滴下しながら添加し、その間、温度を−65℃未満に維持した。反応混合物を10分かけて0℃に昇温させ、0℃で2時間攪拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)は、出発材料が完全に消費されたことを示した。暗赤色の溶液を水(40mL)により反応停止させた後、濾過した。濾過物を酢酸エチル(100mL、2回)で抽出した。合わせた有機相を飽和塩水(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4:1)により精製し、(S)−3−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2,2,4,4−テトラフルオロ−3−(2−フルオロフェニル)ブタン酸エチル(4.26g、収率62.1%)を得た。1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 7.65−7.31(m,1H),7.49−7.44(m,1H),7.23−7.12(m,2H),6.93−6.66(m,1H),5.00(s,1H),4.39−4.29(m,2H),1.39(s,9H),1.32(t,J=8.0Hz,3H).

0088

中間体:(R)−2−メチル−N−((S)−1,1,3,3−テトラフルオロ−2−(2−フルオロフェニル)−4−オキソブタン−2−イル)−プロパン−2−スルフィンアミド




(S)−3−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−2,2,4,4−テトラフルオロ−3−(2−フルオロフェニル)ブタン酸エチル(3.20g、7.97mmol)のドライTHF(35mL)溶液に、DIBAL−H(水素化ジイソブチルアルミニウム)のトルエン(1.0M、16mL、16mmol)溶液をN2下、−78℃で滴下しながら添加した。混合物を−78℃で2時間攪拌した。−78℃で、メタノール(3mL)で注意深く反応を停止させた。次に、水(20mL)と酢酸エチル(200mL)を添加し、25℃に昇温させた。混合物を30分間熟成させた。得られた混合物は、セライト(Celite)パッドを介して濾過した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。有機層を濃縮することにより、粗生成物(R)−2−メチル−N−((S)−1,1,3,3−テトラフルオロ−2−(2−フルオロフェニル)−4−オキソブタン−2−イル)プロパン−2−スルフィンアミドを取得し、これは、さらに精製することなく次の工程で直接使用した。1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 7.65−7.31(m,1H),7.49−7.44(m,1H),7.23−7.12(m,2H),6.93−6.66(m,1H),5.00(s,1H),4.39−4.29(m,2H),1.39(s,9H),1.32(t,J=8.0Hz,3H).

0089

中間体:(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)−へクス−2−エン酸エチル




N2下、攪拌したLiCl(405mg、9.56mmol)のアセトニトリル(30mL)溶液に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチル(2.14g、9.56mmol)およびDIPEA(N,N−ジイソプロピルエチルアミン)(2.06g、15.94mmol)を0℃で添加した。20分後、(R)−2−メチル−N−((S)−1,1,3,3−テトラフルオロ−2−(2−フルオロフェニル)−4−オキソブタン−2−イル)−プロパン−2−スルフィンアミド(2.85g、7.97mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液を混合物に0℃で滴下しながら添加し、混合物を25℃で17.5時間攪拌した。反応混合物を濃縮してアセトニトリルを除去し、水(50mL)を添加し、酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を乾燥し、蒸発させた。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1〜4:1)により精製し、(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)へクス−2−エン酸エチル(1.77g、収率46.8%)を得た。

0090

中間体:(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)−ヘキサン酸エチル




(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)−へクス−2−エン酸エチル(1.77g、4.28mmol)の酢酸エチル(100mL)溶液に、Pd/C(400mg、10%)を添加した。黒色の懸濁液を45〜50psiH2下、25℃で18時間攪拌した。これを濾過し、濃縮することにより、(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)−ヘキサン酸エチル(1.70g、収率95.5%)を取得し、これをさらに精製することなく、次の工程で直接使用した。

0091

中間体:(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−2−オン




(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)アミノ)−4,4,6,6−テトラフルオロ−5−(2−フルオロフェニル)−ヘキサン酸エチル(1.70g、4.09mmol)のジクロロメタン(15mL)溶液に、HCl/MeOH(4M、17mL)を添加した。無色の溶液を25℃で1時間攪拌した。TLC分析は、出発材料が一切残っていないことを示した。混合物を濃縮し、残渣をトルエンに溶解した。得られた混合物を再度濃縮して、1.5gの無色の油を得た。この油をトルエン(30mL)に溶解し、100℃で18時間攪拌した。混合物を25℃に冷却した後、濃縮して、粗生成物を取得し、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)により精製し、(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−2−オン(880mg、3.15mmol、収率73%)を得た。

0092

中間体:(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−オン




(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−2−オン(880mg、3.15mmol)をトリフルオロ酢酸(2.55mL)に懸濁させた。混合物を0℃に冷却し、濃縮H2SO4(2.46g、24.3mmol)を添加した。次に、HNO3(661.61mg、6.30mmol)を滴下しながら添加した。25℃で2時間攪拌した後、反応混合物を100gのに注ぎ、5M NaOH(水溶液)を用いて、pH>11に塩基性化した。懸濁液を酢酸エチル(150mL)で抽出した。これらの相を分離し、水層を酢酸エチル(2×70mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NH4Cl水溶液(30mL)および水(30mL)で洗浄した後、MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−オン(1.00g、粗生成物)を得た。

0093

中間体:(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−チオン




(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−オン(1.00g、3.08mmol)のトルエン(5mL)溶液に、ローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)(686mg、1.70mmol)を添加した。混合物を100℃で2時間攪拌した。TLC分析は、出発材料が一切残留しないことを示した。混合物を濃縮し、粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)により精製し、(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−チオン(1.00g、2.94mmol、収率95.4%)を得た。

0094

中間体:(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオン




(S)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロ−6−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)ピペリジン−2−チオン(1.00g、2.94mmol)のエタノール(15mL)および水(4mL)溶液に、鉄粉末(821mg、145mmol)およびNH4Cl(786mg、14.7mmol、5.0当量)を添加した。黒色の混合物を60℃で18時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却した後、粗生成物を濾過し、残渣をエタノール(100mL)で洗浄した。合わせた濾過物を濃縮し、得られた固体を酢酸エチル(100mL)に分散させた。混合物を濾過し、濾過物を水(30mL)、塩水(20mL)で洗浄した後、濃縮した。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=3:1〜2:1)により精製し、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオン(819mg、2.51mmol、収率85.3%)を得た。1H NMR(DMSO−d6,400MHz):δ 10.97(s,1H),7.03−6.90(m,2H),6.64−6.55(m,2H),5.19(s,2H),3.19−3.15(m,1H),3.03−2.94(m,1H),2.35−2.24(m,2H).

0095

中間体:d3−5−(メトキシ−d3)ピラジン−2−カルボン酸メチル




ナトリウム(0.094g、4.10mmol)をメタノール−d4(2.94ml)に少量ずつ添加し、ナトリウムが全て反応するまで、反応混合物を攪拌した。溶液を別の5−クロロピラジン−2−カルボン酸メチル(0.6g、3.48mmol)のメタノール−d4(0.98ml)溶液に添加した。反応混合物を室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。2mlの水を添加した。混合物を酸化エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧濃縮して、d3−5−(メトキシ−d3)ピラジン−2−カルボン酸メチルを得た。

0096

中間体:5−(メトキシ−d3)ピコリン酸メチル




アルゴン下、5−ヒドロキシピコリン酸メチル(2.88g、18.8mmol)をジメチルホルムアミド(108ml)に溶解した。炭酸カリウム(7.20g、52.1mmol)を添加し、オレンジ色の懸濁液を室温で45分間攪拌した。ヨードメタン−d3(1.41ml、22.6mmol)を添加した。反応混合物を2時間攪拌した。水を添加した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル)により精製して、5−(メトキシ−d3)ピコリン酸メチルを得た。

0097

本発明の化合物の製造
実施例1:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−クロロピコリンアミド(化合物1)




5−クロロピコリン酸(19mg、0.12mmol)およびHATU(1−[ビス(ジメチルアミノメチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート)(67.4mg、0.177mmol)をDMF(1mL)に溶解した。反応混合物を5分間撹拌した。次に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオン(25mg、0.081mmol)およびDIPEA(N,N−ジ−イソプロピルエチルアミン)(52mg、0.07ml、0.4mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。飽和NH4Cl水溶液を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。アンモニアのメタノール(7M、2mL)溶液を添加し、反応混合物を密閉バイアル内で55℃にて一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。粗生成物をシリカフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル)で精製した。生成物を酢酸エチルに溶解し、飽和NaHCO3水溶液/水で3回洗浄して、チオ尿素副産物を除去した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮することにより、(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−クロロピコリンアミドを得た。1H NMR(DMSO−d6,600MHz):δ 10.78(s,1H),8.79(dt,J=2.4,1.1Hz,1H),8.20(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),8.16(dd,J=8.4,0.7Hz,1H),7.96−7.90(m,1H),7.88(dd,J=6.8,2.7Hz,1H),7.20(dd,J=11.6,8.8Hz,1H),6.74(t,J=55.2Hz,1H),6.38(s,2H),2.51(dt,J=3.7,1.8Hz,2H),2.19−1.98(m,2H).
LC−MS(m/z)433(MH+);tR=0.53分(方法A)

0098

実施例2:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−フルオロピコリンアミド(化合物2)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−フルオロピコリン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.72(s,1H),8.74(d,J=2.8Hz,1H),8.24(dd,J=8.7,4.6Hz,1H),7.99(td,J=8.7,2.8Hz,1H),7.95−7.91(m,1H),7.88(dd,J=6.8,2.7Hz,1H),7.20(dd,J=11.6,8.8Hz,1H),6.74(t,J=55.2Hz,1H),6.38(s,2H),2.56−2.50(m,2H),2.22−1.98(m,2H).
LC−MS(m/z)417.1(MH+);tR=0.49分(方法A)

0099

実施例3:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド(化合物3)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−メトキシピラジン−2−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.61(s,1H),8.89(d,J=1.3Hz,1H),8.42(d,J=1.3Hz,1H),7.90(m,2H),7.20(dd,J=11.6,8.9Hz,1H),6.86−6.62(m,1H),6.37(s,2H),4.02(s,3H),2.56−2.50(m,2H),2.19−1.96(m,2H).
LC−MS(m/z)430.1(mH+);tR=0.48分(方法A)

0100

実施例4:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−カルボキサミド(化合物4)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび2−メチルオキサゾール−4−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.25(s,1H),8.64(s,1H),7.82(m,2H),7.16(dd,J=11.6,8.7Hz,1H),6.73(t,J=55.2Hz,1H),6.36(s,2H),3.01(s,1H),2.59−2.41(m,5H),2.19−1.96(m,2H).
LC−MS(m/z)403(mH+);tR=0.42分(方法A)

0101

実施例5:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピコリンアミド(化合物5)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−メトキシピコリン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.55(s,1H),8.40(d,J=2.9Hz,1H),8.13(d,J=8.7Hz,1H),7.94−7.90(m,1H),7.84(dd,J=6.7,2.7Hz,1H),7.62(dd,J=8.7,2.9Hz,1H),7.18(dd,J=11.6,8.8Hz,1H),6.85−6.61(m,1H),6.36(s,2H),3.93(s,3H),2.55−2.47(m,2H),2.17−2.00(m,2H).
LC−MS(m/z)429.1(mH+);tR=0.5分(方法A)

0102

実施例6:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボキサミド(化合物6)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−ジフルオロメチル)ピラジン−2−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 11.02(s,1H),9.40(d,J=1.3Hz,1H),9.10(s,1H),7.96−7.91(m,2H),7.38−7.17(m,2H),6.75(t,J=55.1Hz,1H),6.38(s,2H),2.56−2.50(m,2H),2.20−1.98(m,2H).
LC−MS(m/z)450.1(mH+);tR=0.48分(方法A)

0103

実施例7:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノピコリンアミド(化合物7)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−シアノピコリン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.94(s,1H),9.21(d,J=1.3Hz,1H),8.59(dd,J=8.2,1.9Hz,1H),8.29(d,J=8.1Hz,1H),7.96−7.88(m,2H),7.22(dd,J=11.5,8.8Hz,1H),6.74(t,J=55.0Hz,1H),6.37(s,2H),2.57−2.48(m,2H),2.07(m,2H).
LC−MS(m/z)424.5(mH+);tR=0.45分(方法B)

0104

実施例8:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−4−メチルチアゾール−2−カルボキサミド(化合物8)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび4−メチルチアゾール−2−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.84(s,1H),7.90(dd,J=6.7,2.5Hz,1H),7.88−7.83(m,1H),7.70(s,1H),7.19(dd,J=11.5,8.9Hz,1H),6.74(t,J=55.1Hz,1H),6.38(s,2H),2.59−2.46(m,5H),2.18−1.95(m,2H).
LC−MS(m/z)419.4(mH+);tR=0.47分(方法B)

0105

実施例9:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシピリミジン−2−カルボキサミド(化合物9)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−メトキシピリミジン−2−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.73(s,1H),8.73(s,2H),7.95−7.91(m,1H),7.82(dd,J=6.7,2.5Hz,1H),7.22−7.18(m,1H),6.74(t,J=55.2Hz,1H),6.37(s,2H),4.03(s,3H),2.58−2.50(m,2H),2.18−1.99(m,2H).
LC−MS(m/z)430.5(mH+);tR=0.39分(方法B)

0106

実施例10:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−メトキシ−3−メチルピラジン−2−カルボキサミド(化合物10)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−メトキシ−3−メチルピラジン−2−カルボン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.52(s,1H),8.24(d,J=0.6Hz,1H),7.91(ddd,J=8.8,4.1,2.8Hz,1H),7.74(dd,J=6.8,2.7Hz,1H),7.18(dd,J=11.7,8.8Hz,1H),6.85−6.62(m,1H),6.38(s,2H),3.99(s,3H),2.76(d,J=0.5Hz,3H),2.55−2.49(m,2H),2.18−1.99(m,2H).
LC−MS(m/z)444.5(mH+);tR=0.52分(方法B)

0107

実施例11:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−シアノ−メトキシピコリンアミド(化合物11)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−シアノ−3−メチルピコリン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.80(s,J=27.6Hz,1H),8.99(d,J=1.2Hz,1H),8.40(s,1H),7.99−7.87(m,1H),7.82−7.69(m,1H),7.36−7.13(m,1H),6.73(t,J=55.0Hz,1H),6.36(s,2H),2.56−2.47(m,2H),2.21−1.97(m,2H).
LC−MS(m/z)438.1(mH+);tR=0.49分(方法B)

0108

実施例12:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−ブロモピコリンアミド(化合物12)




実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−ブロモピコリン酸から製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.78(s,1H),8.87(dd,J=2.3,0.7Hz,1H),8.33(dd,J=8.4,2.3Hz,1H),8.09(dd,J=8.4,0.6Hz,1H),7.94(ddd,J=8.8,4.1,2.8Hz,1H),7.89(dd,J=6.8,2.7Hz,1H),7.21(dd,J=11.6,8.8Hz,1H),6.88−6.62(m,1H),6.39(s,2H),2.60−2.49(m,2H),2.19−1.96(m,2H).
LC−MS(m/z)479.1(mH+);tR=0.53分(方法B)

0109

実施例13:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピコリンアミド(化合物13)




アルゴン雰囲気下で、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオン(25mg、0.081mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶解した。トリメチルアンモニウム(52μl、0.105mmol、2モル、トルエン)をゆっくりと添加した後、(メトキシ−d3)ピコリン酸メチル(18mg、0.11mmol)の0.5mLジクロロメタン溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を、冷却した4N HCl(水溶液)に注ぎ込んだ。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。7Mアンモニアのメタノール(4mL)溶液を添加し、反応混合物を50℃の密閉バイアル内で一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル)で精製した後、分取HPLCにより精製して、トリフルオロ酢酸塩として標題の化合物を取得した。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 11.13(s,1H),10.75(s,1H),9.98(s,1H),9.10(s,1H),8.40(dd,J=2.9,0.5Hz,1H),8.21(ddd,J=8.9,4.1,2.6Hz,1H),8.15(dd,J=8.7,0.5Hz,1H),8.09(dd,J=6.8,2.6Hz,1H),7.64(dd,J=8.7,2.9Hz,1H),7.40(dd,J=11.9,9.0Hz,1H),7.20(t,J=53.0Hz,1H),3.17−3.01(m,2H),2.48−2.38(m,2H).
LC−MS(m/z)432(mH+);tR=0.49分(方法A)

0110

実施例14:(S)−N−(3−(6−アミノ−2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)−5−(メトキシ−d3)ピラジン−2−カルボキサミド(化合物14)




実施例13と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−(メトキシ−d3)ピコリン酸メチルから製造。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.61(s,1H),8.89(d,J=1.2Hz,1H),8.42(d,J=1.2Hz,1H),7.91−7.86(m,2H),7.19(dd,J=11.5,8.9Hz,1H),6.84−6.61(m,1H),6.36(s,2H),2.53−2.49(m,2H),2.16−1.96(m,2H).
LC−MS(m/z)433.1(mH+);tR=0.49分(方法A)

0111

立体化学
ヘプタンと酢酸エチルの混合物から(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドを再結晶することにより結晶を得た。(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドの構造は、前記結晶をX線結晶構造解析することにより解明した。その構造は、(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドの絶対および相対配置を示す。(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドは、実施例1と同様に、(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンおよび5−ブロモピコリン酸から出発して製造した。




図1:(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドのX線構造

0112

このようにして、例示した本発明の化合物の絶対配置合理化することができる。(S)−5−ブロモ−N−(3−(2−(ジフルオロメチル)−3,3−ジフルオロ−6−チオキソピペリジン−2−イル)−4−フルオロフェニル)ピコリンアミドは、例示した本発明の化合物全ての出発材料である(S)−6−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)−6−(ジフルオロメチル)−5,5−ジフルオロピペリジン−2−チオンから製造した。

0113

薬理学的試験
BACE1結合アッセイ
結合アッセイは、FreestyleHEK293細胞から組換え発現させた後、精製したビオチン化型のヒトBACE1を用いるSPAベースアッセイとして行った。結合アッセイは、白色透明底384プレート(Corning ♯3653)内の50mM NaClおよび0.03%Tween−20を含有する50mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.5)中で行った。10nM(最終濃度放射性リガンド([3H]−N−((1S,2R)−1−ベンジル−3−シクロプロピルアミノ−2−ヒドロキシプロピル)−5−(メタンスルホニルメチルアミノ)−N−((R)−1−フェニルエチルイソフタルアミド)(GE Healthcareから購入したTRQ11569)を、所定の濃度の試験化合物、6nM(最終濃度)ヒトBACE1、および25μgストレプトアビジン被覆PVTコアSPAビーズ(RPNQ0007、GE Healthcare Life Sciences)と全容積40μlとなるように混合した。C50測定アッセイでは幾つかの濃度の各試験化合物を試験した。プレートを室温で1時間インキュベートし、Wallac Triluxカウンター計数した。全結合および非特異的結合は、バッファーおよび1μM(最終濃度)の高親和性BACE1参照阻害剤(S)−6−[3−クロロ−5−(5−プロパ−1−イニルピリジン−3−イル)チオフェン−2−イル]−2−イミノ−3,6−ジメチルテトラヒドロピリジン−4−オンをそれぞれ用いて、測定した。各試験化合物について、IC50値(放射性リガンドの特異的結合の50%阻害をもたらす濃度)は濃度反応曲線から求め、式Ki=IC50/(1+L/Kd)(式中、LおよびKdは、それぞれ、アッセイに使用した放射性リガンドの最終濃度および放射性リガンドの解離定数である)からKiを算出するのに使用した。放射性リガンドのKdは飽和結合実験から求めた。

0114

0115

BACE1効力アッセイ
効力アッセイは、市販のBACE1キット(Life Technologies,P2985)を用いるFRETベースのアッセイとして行った。10μM(最終濃度)の試験化合物2μlとキットのBACE1酵素(最終濃度3nM)15μlとを室温で15分間予備インキュベートした後、キットの基質(最終濃度250nM)15μlを添加し、室温でさらに90分間インキュベートした。その後、Pherastar(Ex540/Em590)でアッセイプレートを読み取った。試験化合物の存在下で観測された酵素活性を、それぞれバッファーおよび10μM(最終濃度)の高親和性BACE1参照阻害剤(S)−6−[3−クロロ−5−(5−プロパ−1−イニルピリジン−3−イル)チオフェン−2−イル]−2−イミノ−3,6−ジメチルテトラヒドロピリジン−4−オンの存在下で観測された酵素活性に対して標準化した。試験化合物の効力は10μM(最終濃度)で評価し、式、%阻害=100%−標準化した酵素活性(単位:%)を用いて酵素活性の阻害率と定義した。

0116

0117

BACE1阻害後のラットの脳および血漿中のAβレベルの評価。
動物。
全てのラットの世話および実験手順は、デンマーク立法府に従い、Lundbeck Veterinary Staffにより承認された。ラットは、12/12時間の明/暗サイクルで、食餌と水を自由摂取できるようにしてバリ施設内で飼育した。

0118

未処置ラットの処置
体重約250gの若齢成体雄性スプラーグドーリー(Sprague Dawley)ラットはCharles Riverから購入し、溶媒(10%HPβCD+1M MeSO4、pH2.5)または試験化合物(溶媒に溶解)0〜30mg/kgを強制経口投与(p.o)のみで与えた。化合物は5ml/kgの量で投与する。各処置条件について、5〜10匹の動物のコホート確立した。

0119

獣医スタッフは、処置を受ける動物の毒性の徴候を注意深く監視した。監視パラメータには、体重、身体的外観外被外観の変化、非誘発挙動の発生、および外部刺激に対する反応の鈍化または過剰反応が含まれた。

0120

組織採取
最初に投与した後T=180分の時点で、動物を気絶させ、ギロチン断頭した。動物の断頭後、体幹血液をEDTAコートしたチューブ採取した。血液を2200Gで、4℃で15分間遠心分離し、血漿を採取し、−80℃で凍結した。血液をAβELISAおよびDMPK分析用アリコートに分けた。犠牲にした直後に、脳を摘出し、2つに分割した。右脳半球ドライアイス急速凍結し、−80℃で貯蔵した。左半分は切断し;前脳前部(front forebrain)はAβ ELISA用に取り、残部はDMPK分析用に使用した。これらの試料もドライアイスで急速凍結し、分析に使用するまで−80℃で貯蔵した。

0121

組織処理
皮質試料を氷上で少し解凍した後、それらを、約5〜7秒間速度5に設定した少量用分散装置(T10basicLTRA−TURRAX(登録商標))を用いてホモジナイズした。組織をその重量の10倍の容積中で処理した、例えば、組織100mgをホモジナイズバッファー1000μL中でホモジナイズした。ホモジナイズバッファー:50mlMilli Q水+50nM NaCl+0.2%ジエチルアミン(DEA)+Complete Protease inhibitor cocktail、1錠+1nM フッ化4−(2−アミノエチルベンゼンスルホニル塩酸塩不可逆セリンプロテアーゼ阻害剤AEBSF)。

0122

ホモジナイズした後、試料を450μLずつ1.5mlエッペンドルフ管に採取し、氷上に置き、0.5%NP−40(50ul)を全ての試料に添加した後、それらを氷上で30分間インキュベートした。その後、全ての試料を、超音波ホモジナイザを用いて20kHzの均質な音(SONOPLUS HD2070,Bandelin Electronic)10パルス、12〜13%の出力設定音波処理し、Aβ種を全て抽出した。次いで、試料を20000Gで、4℃で20分間遠心分離した(Ole Dich 157 MPRFMicro centrifuge)。遠心分離した後、上清285μLをピペットで600μLマイクロチューブに移し、1M Tris−HCLバッファー15μLで中和した。

0123

ELISAプロトコル
WAKO294−62501ヒト/ラットAベータアミロイド(40)キットを全てのELISA分析に使用した。血漿試料30μLまたは前述のように作成した皮質上清30μLを、氷上で600μLマイクロチューブに入れた。これに8M尿素(AppliChem A1049,9025)30μLを添加し、2倍希釈した。血漿上清と皮質上清の両方を氷上で30分間インキュベートした。標準列は、キットに提供された標準ペプチドストック溶液と、1.6M尿素(8M尿素200μL+標準希釈剤800μL)および0.8M尿素(8M尿素400μL+標準希釈剤3600μL)を含有する標準希釈剤とから調製した。100pmol/ml〜0pmol/LのAβ40の2倍系列希釈をアッセイ用に調製した。

0124

尿素と共にインキュベートした後、キットの5倍標準希釈剤を添加することにより全ての試料をさらに希釈した。これは、標準希釈剤240μLを試料/尿素混合物60μLに添加した後、それを十分混合することにより行った。希釈した各試料100μLをピペットでELISAプレートの指定されたウェルデュプリケートで移した。次いで、プレートを被覆して、4℃で終夜インキュベートした。翌日、使用する前にELISAキットを室温にした。インキュベートしたプレートは、Milli Q水で希釈した20×洗浄液で5回洗浄した。HRPコンジュゲート100μLを各ウェルに加え、プレートを被覆し、4℃で1時間インキュベートした。洗浄を再び5回繰り返した。3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB)溶液100μLを各ウェルに加え、プレートを被覆し、暗所にて室温で30分間インキュベートした。次に、停止液100μLを各ウェルに加え、ウェルに停止液を添加して30分以内にプレートを分光光度計(Labsystems Multiscan Ascent)で、450nmの波長で読み取った。

0125

既知の濃度の合成Aβ40を含有する標準物質から作成した標準曲線に基づいて、試料中のAβの濃度を測定した。当業者には、ジエチルアミン(DEA)および尿素での抽出により、それぞれ可溶性Aβおよび不溶性Aβが遊離されることが分かるであろう。ELISAキットはバリデーションが行われ、広く使用されているため、処置条件およびアッセイ条件が各被検化合物について同じである限り、アッセイは被検化合物について一貫性のあるロバストなデータが得られ、不一致が最小限になるものと認められている。

0126

データ解析
試料中のAβ40の濃度を求めるために、プレートに添加した試料の補間値に20を乗じるが、それはDEA、尿素、および中和溶液の容積を合計したときの希釈に相当する。値は、溶媒処理された動物と比較したAβ40の変化率として算出される。

0127

脳および血漿サンプル生体分析
UltraPerformance LC(登録商標)(UPLC(登録商標))クロマトグラフィーを用いて、血漿および脳ホモジネートにおけるTCを決定した後、タンデム−MS(MS/MS)検出を実施した。

0128

装置:
Tecan Genesis RSP 200;Biomek NXP,Beckman Coulter;Sigma 4K15遠心分離機;Acquity UPLC,Waters;SciexAPI4000 TQ,Applied Biosystems;MSソフトウエア:Analystバージョン1.4.1

0129

化学薬品
アセトニトリル、HPLC−グレード、Fluka、No.34967N;メタノール、HPLC−グレード、Sigma−Aldrich,ロット9003S;ギ酸、HPLC−グレード、Riedel−de Haeen、ロット51660;精製水、Millipore Synergy UV

0130

サンプル調製
脳ホモジネートは、脳1:4(v/v)を水:2−プロパノール:DMSO(50:30:20v/v/v)と共に均質化した後、遠心分離し、上清を回収することにより調製した。較正標準およびQCサンプルは、ハミルトン(Hamilton)ロボットを用いて調製した。Biomekロボットを用いて、150μLのISTDのアセトニトリル(1ng/mLISTD)溶液を25μLの較正標準、QCサンプルおよび試験サンプル(血漿および脳ホモジネート)に添加した。遠心分離(6200g、4℃、20分)後、各サンプルからの100μLの上澄みを新しいプレートに移し、Biomekロボット(メソッドファイルInVivo導入)を用いて、0.1%ギ酸を含む100μLの水と混合した。急速遠心分離(6200g、4℃、5分)の後、サンプルをオートサンプラー内に配置した。

0131

UPLC−MS/MS分析
MS/MS検出は、正イオンエレクトロスプレーイオン化モードのApplied Biosystems SciexAPI 4000装置を用いて実施した。TCおよびISTDは、親>質量と電荷の比(m/z)で検出した。ネブライザーおよび衝突ガスには窒素を使用した。ピーク面積は、1.00〜1000ng/mLの血漿および5.00〜5000ng/gの脳の範囲(希釈のために補正)内で分析物の血漿および脳濃度と線形的に相関した。血漿/脳サンプル薬物濃度が1000ng/mLまたは5000ng/gを超えた場合、分析の前にサンプルをブランク血漿/脳ホモジネートで適切に希釈した。

0132

クロマトグラフィーシステム
分析カラム
Waters Acquity UPLC HSSC18 SB(pH2〜8)1.8μm、2.1×30mm。
移動相A:0.1%ギ酸水溶液または0.1%水酸化アンモニウム水溶液
移動相B:アセトニトリルと0.1%ギ酸水溶液または0.1%水酸化アンモニウム水溶液。
弱洗浄:メタノール
強洗浄:アセトニトリル/イソプロパノール/ギ酸(50/50/2v/v/v)
流量:0.6mL/分
分析時間:3分
空費見込み(to waste):0〜0.5分
温度:40℃

0133

0134

化合物3および5は、用量10mg/kgp.o.で投与し、投与から3時間後に脳および血漿サンプルを収集し、前述した通りに以下の曝露を測定した。

0135

0136

0137

表3および4に示されるように、本発明の化合物は、脳血液関門を透過することができ、CNSにおいて効果を示す。

0138

MDCK−MDR1アッセイ
試験化合物の透過性をMDCK−MDR1細胞において評価したが、これらの細胞は、96トランスウェルプレート内密集まで(4〜6日)培養した。試験化合物は、輸送バッファー(HBSS+1%BSA)で0.5μMの濃度に希釈し、細胞単層頂端または基底側に塗布した。37℃、95%の相対湿度を有する5%CO2で、60分のインキュベーション時間にわたり、AからB方向またはBからA方向の試験化合物の透過を3回反復して測定した。トランスウェルプレートのレシーバおよびドナーウェルの両方での分析物/ISのピーク面積比に基づくLC−MS/MS分析により、試験化合物を定量した。

0139

見掛け透過係数Papp(cm/s)は、式:
Papp=(dCr/dt)×Vr/(A×C0)
(式中、dCr/dtは、時間の関数としてのレシーバチャンバ内の化合物の蓄積濃度(μM/s)であり;Vrは、レシーバチャンバ内の溶液量であり(頂端側が0.05mL;基底側が0.25mL);Aは、輸送のための表面積、即ち、単層面積の場合、0.0804cm2であり;C0は、ドナーチャンバ内の初期濃度(μM)である)
を用いて計算した。

0140

化合物は、流出比(Papp BA/Papp AB)が≧2であるとき、Pgp基質に分類される。

0141

実施例

0142

表5に示されるように、例示した本発明の化合物の大部分が、2未満のMDCK−MDR1流出比を有しており、従って、血液脳関門を通過することができると考えられる(E Kerns,L Di,Drug−like Properties:Concepts,Structure Design and Methods(2008)Elsevier)。

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