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技術 自己配向圧力ジャケットおよび圧力ジャケット対インジェクタインタフェース

出願人 バイエル・ヘルスケア・エルエルシー
発明者 バリー・エル・タッカーケヴィン・ピー・コーワンアーサー・イー・ウーバー・ザ・サードエドワード・ジェイ・ラインハートマイケル・エー・スポーン
出願日 2015年10月28日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2017-523404
公開日 2017年11月9日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2017-533032
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード 二つ割型 矢じり形状 流体インジェクタ クリアランス空間 プランジャ対 材料センサ 平面投影図 回転度合い
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月9日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

圧力ジャケットは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿ってほぼ周方向に延びる側壁を有する筒を有する。圧力ジャケットはまた、側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの保持部材を含む。少なくとも1つの第1のラグは、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされた少なくとも1つの第3の面を有する。少なくとも1つの第1のラグは、流体インジェクタ上のポートに関連するロック機構係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成される。少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部は、圧力ジャケットを長手方向軸を中心として回転させると、圧力ジャケットを軸方向に排出する。

概要

背景

開示の分野
本開示は、一般に、流体インジェクタと共に使用するための自己配向式のフロントローディングシリンジおよび圧力ジャケットに関し、さらに、シリンジおよび/または圧力ジャケットを流体インジェクタに固定するための接続インタフェース、シリンジおよび/または圧力ジャケットの流体インジェクタに対する装填および取り出し方法、ならびにシリンジプランジャを流体インジェクタのピストンに固定するためのプランジャおよび接続インタフェースに関する。

関連技術の説明
多くの医学診断および治療手順において、医師のような医療従事者は、患者に1つ以上の医療用流体注入する。近年、造影剤溶液(しばしば単に「造影剤」と呼ばれる)、生理食塩水などの洗浄剤、および他の医療用流体などの医療用流体を加圧注入するための多数のインジェクタ作動シリンジおよび流体インジェクタが、血管造影コンピュータ断層撮影(CT)、超音波磁気共鳴画像化(MRI)、陽電子放射断層撮影(PET)、および他の分子イメージング方法などの方法で使用するために開発されている。一般に、これらの流体インジェクタは、予め設定された圧力および/または流量で予め設定された量の流体送達するように設計されている。

一部の注入手順では、医療従事者は、チューブまたは他の流体送達接続部に接続されたカテーテルまたは針を、患者の静脈または動脈に配置する。カテーテルまたはチューブは、手動または自動の流体注入機構のいずれかに接続される。自動流注入機構は、典型的には、例えば少なくとも1つの動力線形ピストンを有する少なくとも1つの流体注入器に接続された少なくとも1つのシリンジを含む。少なくとも1つのシリンジは、例えば造影剤源および/または洗浄流体源を含む。医療従事者は、固定量の造影剤および/または生理食塩水およびそれぞれの固定注入速度について、流体インジェクタの電子制御システムに設定を入力する。

注入された造影剤および/または生理食塩水は、患者の腕または鼠径部のような患者の体内に挿入されたカテーテルまたは針を通して患者の脈管構造に送達される。造影剤の用量は、ボーラスと呼ばれる。造影剤のボーラスが所望の部位に送達されると、その領域は、血管造影撮像または走査、コンピュータ断層撮影(CT)、超音波、磁気共鳴画像化(MRI)、陽電子放射断層撮影(PET)および他の分子画像化方法などの従来の画像化技術を用いて画像化される。造影剤の存在は、周囲の組織背景に対してはっきりと見えるようになる。

流体インジェクタに対するシリンジの装填および取り出しを容易にするために、様々なフロントローディング接続インタフェースが開発されている。一部の態様では、保持機構を有するシリンジは、流体インジェクタに設けられた対応するロック機構にシリンジを整列させることによって、流体インジェクタ上のシリンジポートに挿入される。医療従事者は、シリンジがインジェクタに装填される前に、シリンジの保持機構を流体インジェクタの対応するロック機構に手動で整列させることがしばしば必要とされる。場合によっては、特許文献1に示されているように、装填のための可能な整列は、1つまたは2つしか存在しない。これらのシリンジでは、操作者はシリンジを回転させて、シリンジを流体インジェクタと係合させる整列を見つけなければならない。その際操作者は、シリンジをロック機構に対して手動で回転させて、インジェクタの操作のために十分に強く係合させる必要がある。特許文献2に開示された別の態様では、シリンジを回転的に整列させる必要はなく、あるいは、設置または係合のためにシリンジを回転させる必要もない。シリンジを取り外すには、操作者はシリンジを長手方向軸を中心として少なくとも45度、より一般的には90度回転させなければならない。同時に、プランジャは、シリンジの回転中にピストンから外されなければならない。回転後、操作者はシリンジおよびプランジャをインジェクタから物理的に引っ張り出さなければならない。一部の態様では、操作者は、シリンジを回転させながら同時にシリンジおよびプランジャを引っ張らなければならない。圧力ジャケットを有する流体インジェクタシステムは、同様の問題に関連する。一般に、流体ジャケットを流体インジェクタから取り外すには、操作者は、長手方向軸を中心として少なくとも45度、より一般的には90度回転させてロック機構を外さなければならない。回転後、操作者は圧力ジャケットをインジェクタから物理的に引っ張り出さなければならない。一部の態様では、操作者は、圧力ジャケットを回転させながら同時に圧力ジャケットを引っ張らなければならない。このようなシリンジおよび圧力ジャケット接続部は、インジェクタに対してシリンジおよび/または圧力ジャケットを装填/取り外すための追加の時間および労力を必要とし、医療注入手順の時間が長くなる。

したがって、操作者がシリンジおよび/または圧力ジャケットを流体インジェクタからより簡単に取り外すことができ、それにより例えば、シリンジおよび/または圧力ジャケットを同時に引っ張って回転させる労力から操作者を解放する、改良されたシリンジ対インジェクタ、圧力ジャケット対インジェクタ、およびピストン対プランジャのアタッチメントインタフェース、および/またはロック機構が当技術分野において必要とされている。シリンジと流体インジェクタとの係合中に操作者がプランジャとピストンを回転的に整列させる必要性を低減または排除することが、当技術分野においてさらに必要とされている。様々なシリンジ、圧力ジャケット、プランジャおよびプランジャ/ピストン接続インタフェースおよび方法が医療分野で知られているが、改良されたシリンジ、圧力ジャケット、プランジャ、およびプランジャ/ピストン接続インタフェースの設計、シリンジ保持機構、シリンジと流体インジェクタとの接続インタフェース、および流体インジェクタに対するシリンジおよび/または圧力ジャケットの装填および取り外し方法が、依然として必要とされている。

概要

圧力ジャケットは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿ってほぼ周方向に延びる側壁を有する筒を有する。圧力ジャケットはまた、側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの保持部材を含む。少なくとも1つの第1のラグは、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされた少なくとも1つの第3の面を有する。少なくとも1つの第1のラグは、流体インジェクタ上のポートに関連するロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成される。少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部は、圧力ジャケットを長手方向軸を中心として回転させると、圧力ジャケットを軸方向に排出する。

目的

一部の態様では、流体インジェクタのシリンジポートのロック機構にシリンジを装填する方法は、シリンジの遠位端から近位端に向かう方向で先細にされた少なくとも1つの先細面を備えたシリンジ側壁の外面から径方向外向きに突出する少なくとも1つのシリンジ保持部材を有するシリンジを提供する

効果

実績

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請求項1

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、前記少なくとも1つのラグが、前記側壁の前記外面に沿って前記遠位端から前記近位端に向かう方向に軸方向に先細にされており、前記少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上のロック機構係合して、前記圧力ジャケットを前記流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、前記少なくとも1つのラグの先細部分が、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的誘導し、かつ前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、圧力ジャケット。

請求項2

前記少なくとも1つのラグが、前記側壁の前記外面に沿って前記遠位端から前記近位端に向かう方向で軸方向に先細にされた第1の面を含む、請求項1に記載の圧力ジャケット。

請求項3

前記少なくとも1つのラグが、前記側壁の前記外面に沿って前記第1の面と反対の方向に軸方向に先細にされた第2の面をさらに含む、請求項2に記載の圧力ジャケット。

請求項4

前記少なくとも1つのラグが、前記長手方向軸に対してほぼ垂直に配置された基部面をさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項5

前記少なくとも1つのラグが、前記第1の面および前記第2の面を前記基部面に接続する少なくとも1つの面をさらに含む、請求項4に記載の圧力ジャケット。

請求項6

前記第1の面、前記第2の面、および前記基部面の少なくとも1つが、直線状、湾曲状、連続状、不連続状、および平面状からなる群から選択される形状を有する、請求項4に記載の圧力ジャケット。

請求項7

複数のラグが、前記側壁の前記外面の周囲に等しいか等しくない角度間隔で、前記側壁の前記外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項8

前記複数のラグが、前記長手方向軸に対して前記近位端にまたは前記近位端の近くに長手方向に整列している、請求項7に記載の圧力ジャケット。

請求項9

前記複数のラグのうちの少なくとも1つが、前記筒の前記近位端または前記遠位端に向けてオフセットされている、請求項7に記載の圧力ジャケット。

請求項10

前記少なくとも1つのラグが、少なくとも1つの第1のラグと少なくとも1つの第2のラグとを含み、前記少なくとも1つの第2のラグが前記少なくとも1つの第1のラグと同じであるか異なっている、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項11

前記少なくとも1つの第1のラグおよび前記少なくとも1つの第2のラグの少なくとも1つが、前記側壁の前記外面から前記少なくとも1つの第1のラグおよび前記少なくとも1つの第2のラグの前記少なくとも1つの上面に突出する傾斜解放部材を含む、請求項10に記載の圧力ジャケット。

請求項12

少なくとも1つのラグが、前記ロック機構内での前記圧力ジャケットの回転を防止するための少なくとも1つの停止面を有する1つ以上のロックタブを含む、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項13

前記少なくとも1つのラグが、少なくとも1つの径方向内向きに凹んだ中空部分を含む、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項14

前記長手方向軸に対して前記側壁の前記外面から径方向外向きに突出し、前記側壁の前記外面の少なくとも一部の周囲に周方向に延びる少なくとも1つのフランジをさらに含む、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項15

前記圧力ジャケットの前記ロック機構への長手方向の挿入の長さを制限するための、前記少なくとも1つのフランジ上に長手方向の停止面をさらに含む、請求項14に記載の圧力ジャケット。

請求項16

前記少なくとも1つのラグが、三角形矢じり形長方形、または丸みのある輪郭を有する形状を有する、請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項17

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのラグと、を含み、前記少なくとも1つのラグが、前記側壁の前記外面に沿って前記遠位端から前記近位端に向かう方向に軸方向に先細にされた少なくとも1つの面を有しており、前記少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、前記圧力ジャケットを前記流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、前記少なくとも1つの面が、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するように構成され、前記少なくとも1つの面が、前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットを軸方向に排出する、圧力ジャケット。

請求項18

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外向きに突出し、前記側壁の前記外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置された複数のラグと、を含み、前記複数のラグの少なくとも1つが、前記遠位端から前記近位端に向かう方向に前記側壁の前記外面に沿って軸方向に先細にされた第1の面と、前記第1の面と反対の方向に前記側壁の前記外面に沿って軸方向に先細にされた第2の面と、好ましくは前記長手方向軸に対してほぼ垂直に配置された基部面と、前記第1の面および前記第2の面を前記基部面に接続する少なくとも1つの面と、を含み、前記複数のラグのうちの少なくとも1つが、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、前記圧力ジャケットを前記流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、前記第1の面および前記第2の面の少なくとも1つが、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列内に向けて回転的に誘導するように構成され、前記第1の面および前記第2の面の少なくとも1つが、前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、圧力ジャケット。

請求項19

流体インジェクタ装置であって、遠位端、近位端、側壁、および前記遠位端と前記近位端との間に延びる長手方向軸を有する円筒形の筒を含む少なくとも1つの圧力ジャケットであって、前記筒が、前記側壁の外面から軸方向外向きに突出する少なくとも1つのラグを有し、前記少なくとも1つのラグが、前記近位端に向かう方向に軸方向に先細にされた面を有する少なくとも1つの圧力ジャケットと、前記少なくとも1つの圧力ジャケットを受容するための少なくとも1つの圧力ジャケットポート画定するインジェクタハウジングを含むインジェクタと、前記少なくとも1つの圧力ジャケットを前記少なくとも1つの圧力ジャケットポート内に固定するための前記少なくとも1つの圧力ジャケットポートに関連するロック機構であって、前記ロック機構が、前記圧力ジャケットの前記少なくとも1つのラグを係合して、前記少なくとも1つの圧力ジャケットを前記少なくとも1つの圧力ジャケットポート内に解放可能にロックするように構成されたロック機構と、を含み、前記少なくとも1つのラグの前記先細にされた面が、前記少なくとも1つの圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導し、前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、流体インジェクタ装置。

請求項20

前記ロック機構が、近位端、遠位端、それらの間に延びる中央開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの前記遠位端にある第1の保持リングと、前記ハウジングの前記近位端と前記第1の保持リングとの間の前記ハウジングの前記中央開口部内の第2の保持リングと、を含み、前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記少なくとも1つのラグを動作可能に係合するために、前記第2の保持リングが前記第1の保持リングに対して選択的に回転可能である、請求項19に記載の流体インジェクタ装置。

請求項21

前記第1の保持リングが、前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記近位端が前記少なくとも1つの圧力ジャケットポートに挿入された際に、前記圧力ジャケットの前記少なくとも1つのラグを受容するように構成された少なくとも1つの第1の凹部を有する、請求項20に記載の流体インジェクタ装置。

請求項22

前記少なくとも1つの第1の凹部が、前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記少なくとも1つのラグを、前記少なくとも1つの第1の凹部内に誘導するための少なくとも1つの誘導面を有し、前記少なくとも1つの第1の凹部の少なくとも1つの外側面が、前記少なくとも1つの第1の凹部内の前記少なくとも1つのラグの動きを誘導するための誘導経路を画定する、請求項21に記載の流体インジェクタ装置。

請求項23

前記少なくとも1つの誘導面が、前記第1の保持リングの前記遠位端から前記近位端に向かう方向で、前記長手方向軸に対して径方向に傾斜しているか湾曲している、請求項22に記載の流体インジェクタ装置。

請求項24

複数のラグが、前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記側壁の前記外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置され、複数の第1の凹部が、前記第1の保持リングの内面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されている、請求項20から請求項23のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

請求項25

前記第2の保持リングが、前記第2の保持リングの内側側壁の少なくとも一部に1つ以上のロック要素を有する、請求項20から請求項24のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

請求項26

前記1つ以上のロック要素が、1つ以上の第2の凹部によって離されている、請求項25に記載の流体インジェクタ装置。

請求項27

前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記近位端が、前記第1の保持リングを通って挿入される際、前記少なくとも1つ以上の第2の凹部の少なくとも1つが、前記少なくとも1つの圧力ジャケットの前記少なくとも1つのラグを受容するように構成されている、請求項26に記載の流体インジェクタ装置。

請求項28

前記第1の保持リングが、1つ以上の第1の凹部を有し、前記第2の保持リングが、前記1つ以上の第1の凹部との選択的な整列内への前記第2の保持リングの回転時に、前記少なくとも1つのラグを受容するように構成された1つ以上の第2の凹部を有する、請求項20から請求項27のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

請求項29

前記第1の保持リングと前記第2の保持リングとの間に第3の保持リングをさらに含む、請求項20項から請求項28項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

請求項30

少なくとも1つの弾力的な弾性部材が前記第2の保持リングと結合されている、請求項20から請求項29のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

請求項31

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、前記少なくとも1つの第1のラグが、基部面および少なくとも1つの第3の面を含み、前記少なくとも1つの第3の面が、前記筒の前記長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされ、前記少なくとも1つの第1のラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合するように構成され、前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットポートから前記圧力ジャケットを軸方向に排出する、圧力ジャケット。

請求項32

前記少なくとも1つの第1のラグが、前記少なくとも1つの第3の面の近位端に近位点をさらに含み、前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導する、請求項31に記載の圧力ジャケット。

請求項33

前記少なくとも1つの第3の面が、平面、分割面、弧状面曲面、先細面を画定する不連続面、およびそれらの組み合わせのうちの1つである、請求項31または請求項32に記載の圧力ジャケット。

請求項34

前記少なくとも1つの第3の面が、弧状面である、請求項31または請求項32に記載の圧力ジャケット。

請求項35

前記基部面が、前記圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするために、前記圧力ジャケットポート内の前記ロック機構のロック面と解放可能に係合する、請求項31から請求項34のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項36

前記少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第1の面をさらに含み、前記少なくとも1つの第1の面が、前記基部面の第1の端部から前記少なくとも1つの第3の面の最近位端まで延びる、請求項31から請求項35のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項37

前記少なくとも1つの第1の面および前記少なくとも1つの第3の面の前記最近位端が、丸みのある点または鋭い点で互いに接合される、請求項36に記載の圧力ジャケット。

請求項38

前記少なくとも1つの第1の面および前記少なくとも1つの第3の面の前記最近位端が、丸みのある点で互いに接合される、請求項36に記載の圧力ジャケット。

請求項39

前記少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第2の面をさらに含み、前記少なくとも1つの第2の面が、前記基部面の第2の端部から前記少なくとも1つの第3の面の最遠位端まで延びる、請求項36から請求項38のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項40

前記基部面、前記少なくとも1つの第1の面、前記少なくとも1つの第2の面、および前記少なくとも1つの第3の面が、前記少なくとも1つの第1のラグの上面の境界を画定する、請求項39に記載の圧力ジャケット。

請求項41

前記上面が、前記筒の前記側壁の周方向の曲率に対応する曲率形状を有する、請求項40に記載の圧力ジャケット。

請求項42

前記上面が、前記上面を画定する複数の別個の面を含む、請求項40または請求項41に記載の圧力ジャケット。

請求項43

前記少なくとも1つの第1ラグが、前記上面の前記複数の別個の面によって画定され、かつ前記上面から径方向内向きに突出する少なくとも1つの中空部分を有する、請求項42に記載の圧力ジャケット。

請求項44

前記筒の前記側壁から径方向外向きに延びる少なくとも1つの第2のラグをさらに含み、前記圧力ジャケットポート内の前記ロック機構のロック面と解放可能に係合して、流体インジェクタと前記圧力ジャケットを解放可能にロックするための第2の基部面を含む、請求項31から請求項43のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項45

前記少なくとも1つの第1のラグの前記基部面および前記少なくとも1つの第2のラグの前記第2の基部面が、前記圧力ジャケットの前記筒の前記近位端から同じ長手方向距離である、請求項44に記載の圧力ジャケット。

請求項46

前記少なくとも1つの第1のラグおよび前記少なくとも1つの第2のラグが、前記筒の外周に等間隔で配置される、請求項44または請求項45に記載の圧力ジャケット。

請求項47

前記圧力ジャケットが2つの第1のラグを含む、請求項31から請求項46のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項48

前記2つの第1のラグが、前記筒の外周の対向側にある、請求項47に記載の圧力ジャケット。

請求項49

前記圧力ジャケットが4つの第2のラグを含む、請求項44から請求項46のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項50

前記4つの第2のラグの第1の対が、互いに隣接しており、前記4つの第2のラグの第2の対が、前記筒の外周で互いに隣接しているが、前記第2のラグの前記第1の対は、前記第2のラグの前記第2の対と隣接していない、請求項49に記載の圧力ジャケット。

請求項51

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外側に突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、前記少なくとも1つの第1のラグが、基部面、少なくとも1つの第3の面、および前記少なくとも1つの第3の面の最近位端における近位点を含み、前記少なくとも1つの第3の面が、前記筒の前記長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされて前記近位点で終端し、前記少なくとも1つの第1のラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合して、前記圧力ジャケットを前記流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、前記近位点および前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導する、圧力ジャケット。

請求項52

前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットの回転時に前記圧力ジャケットポートから前記圧力ジャケットを軸方向に排出する、請求項51に記載の圧力ジャケット。

請求項53

前記少なくとも1つの第3の面が、平面、分割面、弧状面、曲面、先細面を画定する不連続面、およびそれらの組み合わせのうちの1つである、請求項51または請求項52に記載の圧力ジャケット。

請求項54

前記少なくとも1つの第3の面が、弧状面である、請求項51または請求項52に記載の圧力ジャケット。

請求項55

前記少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第1の面をさらに含み、前記少なくとも1つの第1の面が、前記基部面の第1の端部から前記少なくとも1つの第3の面の前記最近位端まで延びて前記近位点を形成する、請求項51から請求項54のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項56

前記少なくとも1つの第1のラグの前記近位点が、丸みのある点または鋭い点を含む、請求項51から請求項55のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項57

前記少なくとも1つの第1のラグの前記近位点が、丸みのある点を含む、請求項51から請求項55のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項58

前記少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第2の面をさらに含み、前記少なくとも1つの第2の面が、前記基部面の第2の端部から前記少なくとも1つの第3の面の遠位端まで延びる、請求項51から請求項57のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項59

前記基部面、前記少なくとも1つの第1の面、前記少なくとも1つの第2の面、および前記少なくとも1つの第3の面が、前記少なくとも1つの第1のラグの上面の境界を画定する、請求項58に記載の圧力ジャケット。

請求項60

前記上面が、前記筒の前記側壁の周方向の曲率に対応する曲率形状を有する、請求項59に記載の圧力ジャケット。

請求項61

前記上面が、前記上面を画定する複数の別個の面を含む、請求項58または請求項59に記載の圧力ジャケット。

請求項62

前記少なくとも1つの第1のラグが、前記上面の前記複数の別個の面によって画定され、かつ前記上面から径方向内向きに突出する少なくとも1つの中空部分を有する、請求項61に記載の圧力ジャケット。

請求項63

前記筒の前記側壁から径方向外向きに延びる少なくとも1つの第2のラグをさらに含み、前記圧力ジャケットポート内の前記ロック機構のロック面を解放可能に係合して、前記流体インジェクタと前記圧力ジャケットを解放可能にロックするための第2の基部面を含む、請求項51から請求項62のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項64

前記少なくとも1つの第1のラグの前記基部面および前記少なくとも1つの第2のラグの前記第2の基部面が、前記圧力ジャケットの前記筒の前記近位端から同じ長手方向距離である、請求項63に記載の圧力ジャケット。

請求項65

前記少なくとも1つの第1のラグおよび前記少なくとも1つの第2のラグが、前記筒の外周に等間隔で配置される、請求項63または請求項64に記載の圧力ジャケット。

請求項66

前記圧力ジャケットが2つの第1のラグを含む、請求項51から請求項65のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項67

前記2つの第1のラグが、前記筒の外周の対向側にある、請求項66に記載の圧力ジャケット。

請求項68

前記圧力ジャケットが4つの第2のラグを含む、請求項63から請求項65のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

請求項69

前記4つの第2のラグの第1の対が、互いに隣接しており、前記4つの第2のラグの第2の対が、前記筒の外周で互いに隣接しているが、前記第2のラグの前記第1の対は、前記第2のラグの前記第2の対と隣接していない、請求項68に記載の圧力ジャケット。

請求項70

圧力ジャケットであって、近位端、遠位端、長手方向軸に沿って前記近位端と前記遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、前記側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、前記少なくとも1つの第1のラグが、基部面、少なくとも1つの第3の面、および前記少なくとも1つの第3の面の最近位端における近位点を含み、前記基部面が、前記筒の前記長手方向軸にほぼ垂直であり、前記少なくとも1つの第3の面が、前記筒の前記長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされて前記近位点で終端し、前記少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合して、前記圧力ジャケットを前記流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、前記近位点および前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットを前記ロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導し、前記少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、前記圧力ジャケットの回転時に、前記圧力ジャケットを前記圧力ジャケットポートから軸方向に排出する、圧力ジャケット。

技術分野

0001

関連出願との相互参照
この出願は、その開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、「自己配向プランジャおよびプランジャ対ピストンインタフェース」と題する2014年10月28日に出願された米国仮特許出願第62/069,779号に対する優先権を主張する。

背景技術

0002

開示の分野
本開示は、一般に、流体インジェクタと共に使用するための自己配向式のフロントローディングシリンジおよび圧力ジャケットに関し、さらに、シリンジおよび/または圧力ジャケットを流体インジェクタに固定するための接続インタフェース、シリンジおよび/または圧力ジャケットの流体インジェクタに対する装填および取り出し方法、ならびにシリンジプランジャを流体インジェクタのピストンに固定するためのプランジャおよび接続インタフェースに関する。

0003

関連技術の説明
多くの医学診断および治療手順において、医師のような医療従事者は、患者に1つ以上の医療用流体注入する。近年、造影剤溶液(しばしば単に「造影剤」と呼ばれる)、生理食塩水などの洗浄剤、および他の医療用流体などの医療用流体を加圧注入するための多数のインジェクタ作動シリンジおよび流体インジェクタが、血管造影コンピュータ断層撮影(CT)、超音波磁気共鳴画像化(MRI)、陽電子放射断層撮影(PET)、および他の分子イメージング方法などの方法で使用するために開発されている。一般に、これらの流体インジェクタは、予め設定された圧力および/または流量で予め設定された量の流体送達するように設計されている。

0004

一部の注入手順では、医療従事者は、チューブまたは他の流体送達接続部に接続されたカテーテルまたは針を、患者の静脈または動脈に配置する。カテーテルまたはチューブは、手動または自動の流体注入機構のいずれかに接続される。自動流注入機構は、典型的には、例えば少なくとも1つの動力線形ピストンを有する少なくとも1つの流体注入器に接続された少なくとも1つのシリンジを含む。少なくとも1つのシリンジは、例えば造影剤源および/または洗浄流体源を含む。医療従事者は、固定量の造影剤および/または生理食塩水およびそれぞれの固定注入速度について、流体インジェクタの電子制御システムに設定を入力する。

0005

注入された造影剤および/または生理食塩水は、患者の腕または鼠径部のような患者の体内に挿入されたカテーテルまたは針を通して患者の脈管構造に送達される。造影剤の用量は、ボーラスと呼ばれる。造影剤のボーラスが所望の部位に送達されると、その領域は、血管造影撮像または走査、コンピュータ断層撮影(CT)、超音波、磁気共鳴画像化(MRI)、陽電子放射断層撮影(PET)および他の分子画像化方法などの従来の画像化技術を用いて画像化される。造影剤の存在は、周囲の組織背景に対してはっきりと見えるようになる。

0006

流体インジェクタに対するシリンジの装填および取り出しを容易にするために、様々なフロントローディング接続インタフェースが開発されている。一部の態様では、保持機構を有するシリンジは、流体インジェクタに設けられた対応するロック機構にシリンジを整列させることによって、流体インジェクタ上のシリンジポートに挿入される。医療従事者は、シリンジがインジェクタに装填される前に、シリンジの保持機構を流体インジェクタの対応するロック機構に手動で整列させることがしばしば必要とされる。場合によっては、特許文献1に示されているように、装填のための可能な整列は、1つまたは2つしか存在しない。これらのシリンジでは、操作者はシリンジを回転させて、シリンジを流体インジェクタと係合させる整列を見つけなければならない。その際操作者は、シリンジをロック機構に対して手動で回転させて、インジェクタの操作のために十分に強く係合させる必要がある。特許文献2に開示された別の態様では、シリンジを回転的に整列させる必要はなく、あるいは、設置または係合のためにシリンジを回転させる必要もない。シリンジを取り外すには、操作者はシリンジを長手方向軸を中心として少なくとも45度、より一般的には90度回転させなければならない。同時に、プランジャは、シリンジの回転中にピストンから外されなければならない。回転後、操作者はシリンジおよびプランジャをインジェクタから物理的に引っ張り出さなければならない。一部の態様では、操作者は、シリンジを回転させながら同時にシリンジおよびプランジャを引っ張らなければならない。圧力ジャケットを有する流体インジェクタシステムは、同様の問題に関連する。一般に、流体ジャケットを流体インジェクタから取り外すには、操作者は、長手方向軸を中心として少なくとも45度、より一般的には90度回転させてロック機構を外さなければならない。回転後、操作者は圧力ジャケットをインジェクタから物理的に引っ張り出さなければならない。一部の態様では、操作者は、圧力ジャケットを回転させながら同時に圧力ジャケットを引っ張らなければならない。このようなシリンジおよび圧力ジャケット接続部は、インジェクタに対してシリンジおよび/または圧力ジャケットを装填/取り外すための追加の時間および労力を必要とし、医療注入手順の時間が長くなる。

0007

したがって、操作者がシリンジおよび/または圧力ジャケットを流体インジェクタからより簡単に取り外すことができ、それにより例えば、シリンジおよび/または圧力ジャケットを同時に引っ張って回転させる労力から操作者を解放する、改良されたシリンジ対インジェクタ、圧力ジャケット対インジェクタ、およびピストン対プランジャのアタッチメント、インタフェース、および/またはロック機構が当技術分野において必要とされている。シリンジと流体インジェクタとの係合中に操作者がプランジャとピストンを回転的に整列させる必要性を低減または排除することが、当技術分野においてさらに必要とされている。様々なシリンジ、圧力ジャケット、プランジャおよびプランジャ/ピストン接続インタフェースおよび方法が医療分野で知られているが、改良されたシリンジ、圧力ジャケット、プランジャ、およびプランジャ/ピストン接続インタフェースの設計、シリンジ保持機構、シリンジと流体インジェクタとの接続インタフェース、および流体インジェクタに対するシリンジおよび/または圧力ジャケットの装填および取り外し方法が、依然として必要とされている。

先行技術

0008

k第6,336,913号
米国特許第6,652,489号
米国特許第5,383,858号
米国特許第7,553,294号
米国特許第7,666,169号
国際特許出願第PCT/US2012/037491号(国際公開第2012/155035号)
米国特許出願公開第2014/0027009号

発明が解決しようとする課題

0009

シリンジと流体インジェクタとの既存の接続インタフェースの欠点を考慮すると、既存技術の欠点を克服する、シリンジと流体インジェクタとの改善された接続インタフェースが当技術分野において必要とされている。シリンジを流体インジェクタに対してその長手方向軸を中心として手動で回転的に整列させる必要がなく、それにより流体インジェクタに対してシリンジを容易に装填あるいは取り外し/取り出しができるように、改良されたシリンジ、シリンジ保持機構、およびシリンジを流体インジェクタに対して係合および係合解除する方法がさらに必要とされている。

課題を解決するための手段

0010

1つの態様では、シリンジは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿って延びるほぼ周方向側壁を有する筒を含んでもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材が、側壁の外面に対して径方向外向きに突出してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、遠位端から近位端に向かう方向で側壁の外面に沿って軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、シリンジを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成されてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材の先細部分は、シリンジをロック機構との自己配向整列に回転的に誘導し、かつシリンジの回転時にシリンジを軸方向に排出するように構成されてもよい。

0011

少なくとも1つのシリンジ保持部材は、遠位端から近位端に向かう方向に軸方向に先細になった少なくとも1つの第1の面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、シリンジをロック機構との自己配向整列に向けて誘導するように構成された第2の面をさらに有してもよい。シリンジ保持部材上の第1の面および第2の面は、直線状、セグメント状湾曲状、連続状、不連続状、または平面状であってもよい。第2の面は、第1の面とは反対の方向に軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、シリンジの外面上にモノリシックに形成されてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、シリンジの外面から離されてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、長手方向軸に対してほぼ垂直に配置された基部面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材の少なくとも一部は、シリンジの外面に対してほぼ垂直に突出してもよい。複数のシリンジ保持部材内の個々のシリンジ保持部材は、ほぼ同じ形状にしてもよく、または2つ以上の異なる形状を有してもよい。

0012

一部の態様では、複数のシリンジ保持部材は、シリンジの外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されてもよい。複数のシリンジ保持部材は、シリンジの外面の周囲にほぼ等しい角度間隔で離されてもよい。複数のシリンジ保持部材は、外面の周囲に等しくない角度間隔で離されてもよい。複数のシリンジ保持部材は、長手方向軸に対して近位端にまたは近位端の近くに長手方向に整列されてもよい。複数のシリンジ保持部材のうちの少なくとも1つは、筒の近位端に向けてオフセットされてもよい。複数のシリンジ保持部材のうちの少なくとも1つは、筒の遠位端に向けてオフセットされてもよい。

0013

一部の態様では、少なくとも1つのシリンジ保持部材は、ロック機構内でのシリンジの回転を防止するための少なくとも1つの停止面を有する1つ以上のロックタブを有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグを有してもよい。少なくとも1つの第1のラグは、少なくとも1つの第2のラグと同じであっても異なっていてもよい。少なくとも1つの第1のラグは、少なくとも1つの第2のラグに対して長手方向軸に沿って長手方向にオフセットされてもよい。第1のラグおよび第2のラグの少なくとも一方は、筒の外面から第1のラグおよび第2のラグの少なくとも1つの上面まである角度で突出した傾斜解放部材を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、少なくとも1つの中空部分を有してもよく、ある態様では、少なくとも1つの中空部分に少なくとも1つの補強部材が設けられてもよい。フランジは、長手方向軸に対して側壁の外面から、少なくとも1つのシリンジ保持部材の遠位に径方向外向きに突出してもよい。フランジは、側壁の外面の少なくとも一部の周囲に延びることができる。フランジは、シリンジのロック機構への長手方向の挿入の長さを制限するための長手方向の停止面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、三角形輪郭矢じり状の輪郭、長方形の輪郭、または丸みのある輪郭を有する形状を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、シリンジの外面に対応する形状の上面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、ロック機構上のクリアランス空間内に受容されるように構成されてもよい。

0014

一部の態様では、シリンジは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿ってほぼ周方向に延びる側壁を有する筒を有してもよい。シリンジは、側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのシリンジ保持部材を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、遠位端から近位端に向かう方向で側壁の外面に沿って軸方向に先細になった少なくとも1つの面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、シリンジを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成されてもよい。少なくとも1つの面は、シリンジをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するように構成されてもよく、シリンジの回転時にシリンジを軸方向に排出するようにさらに構成されてもよい。

0015

他の態様では、シリンジは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿ってほぼ周方向に延びる側壁を有する筒を有してもよい。シリンジは、側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのシリンジ保持部材を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、第1の面が第2の面に対して軸方向および径方向にオフセットされるように、第1の面および第2の面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、シリンジを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成されてもよい。第1の面および第2の面のうちの少なくとも一方は、シリンジをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するように構成されてもよく、第1の面および第2の面は、シリンジの回転時にシリンジを軸方向に排出するようにさらに構成されてもよい。

0016

一部の態様では、流体インジェクタ装置は、遠位端、近位端、側壁、およびそれらの間に延びる長手方向軸を有する円筒形の筒を有する少なくとも1つのシリンジを含んでもよい。筒は、側壁の外面から径方向外向きに突出する少なくとも1つのシリンジ保持部材を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材は、近位端に向かう方向に軸方向に先細になった面を有してもよい。装置は、少なくとも1つのシリンジを受容するための少なくとも1つのシリンジポートと、少なくとも1つのシリンジポート内に少なくとも1つのシリンジを固定するための、少なくとも1つのシリンジポートに関連するロック機構とを画定するインジェクタハウジングを有するインジェクタをさらに含んでもよい。ロック機構は、シリンジの少なくとも1つのシリンジ保持部材を係合して、少なくとも1つのシリンジポート内に少なくとも1つのシリンジを解放可能にロックし、シリンジの回転時に少なくとも1つのシリンジポートから少なくとも1つのシリンジを軸方向に排出するように構成されてもよい。

0017

一部の態様では、第1の面は、少なくとも1つのシリンジをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するように構成されてもよい。ロック機構は、近位端、遠位端、それらの間に延びる中央開口部、ハウジングの遠位端にある第1の保持リング、近位端と第1の保持リングとの間にあるハウジングの中央開口部内の第2の保持リングを有するハウジングを含んでもよい。第2の保持リングは、シリンジの少なくとも1つのシリンジ保持部材と動作可能に係合するように、第1の保持リングに対して回転可能であってもよい。第1の保持リングは、少なくとも1つのシリンジの近位端が少なくとも1つのシリンジポートに挿入された際に、少なくとも1つのシリンジ保持部材を受容するように構成された少なくとも1つの第1の凹部を有してもよい。少なくとも1つの第1の凹部は、第1の保持リングの内側側壁に向かって径方向外向きに突出してもよい。少なくとも1つの第1の凹部の外側面は、少なくとも1つの第1の凹部内の少なくとも1つのシリンジ保持部材の動きを誘導するための誘導経路を画定してもよい。少なくとも1つの第1の凹部は、少なくとも1つのシリンジの第1の面を、少なくとも1つの第1の凹部内に誘導するための少なくとも1つの誘導面を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材の第1の面は、少なくとも1つのシリンジが近位方向に移動すると、少なくとも1つの誘導面の少なくとも一部と係合してもよい。少なくとも1つの誘導面は、遠位端から近位端に向かう方向で、長手方向軸に対して傾斜していても湾曲していてもよい。複数のシリンジ保持部材は、近位端付近のような、少なくとも1つのシリンジの側壁の外面の少なくとも一部分の周囲に離間して配置されてもよく、複数の第1の凹部は、第1の保持リングの内面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されてもよい。

0018

他の態様では、第2の保持リングは、第2の保持リングの内側側壁の少なくとも一部に1つ以上のロック要素を有してもよい。1つ以上のロック要素は、第2の保持リングの内側側壁に向かって径方向外向きに延びてもよい。1つ以上のロック要素は、1つ以上の第2の凹部によって離されてもよい。1つ以上の第2の凹部は、少なくとも1つのシリンジの近位端が第1の保持リングを通って挿入された際に、少なくとも1つのシリンジ保持部材を受容するように構成されてもよい。第1の保持リングは、1つ以上の第1の凹部を含んでもよく、第2の保持リングは、1つ以上の第1の凹部との選択的整列に向けて第2の保持リングを回転させるときに、少なくとも1つのシリンジ保持部材を受容するように構成された1つ以上の第2の凹部を含んでもよい。少なくとも1つの弾力的な弾性部材が、第2の保持リングに結合されてもよい。シリンジに関する情報を感知するために、少なくとも1つのセンサをシリンジと動作可能に関連させてもよい。少なくとも1つのセンサは、シリンジ上の符号化装置において符号化された情報を読み取るように構成されてもよい。

0019

一部の態様では、流体インジェクタのシリンジポートのロック機構にシリンジを装填する方法は、シリンジの遠位端から近位端に向かう方向で先細にされた少なくとも1つの先細面を備えたシリンジ側壁の外面から径方向外向きに突出する少なくとも1つのシリンジ保持部材を有するシリンジを提供するステップと、シリンジの少なくとも1つの先細面をロック機構の少なくとも一部と係合させて、シリンジをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するステップとを含んでもよい。この方法は、シリンジをシリンジポート内に自己配向させるステップをさらに含んでもよい。

0020

他の態様は、プランジャを有するシリンジに関する。シリンジは、遠位端、近位端、遠位端および近位端の間に長手方向軸に沿って延びる側壁を有する筒と、長手方向軸に沿って筒内で往復摺動可能なプランジャとを含み、プランジャは近位端および遠位端を有し、少なくとも1つのプランジャ保持部材は、プランジャの外面に対して経方向外向きに突出しており、少なくとも1つのプランジャ保持部材は、プランジャの遠位端から近位端に向かう方向に軸方向に先細になっており、ここで少なくとも1つのプランジャ保持部材は、流体インジェクタのピストン上のロック機構と係合して、プランジャとピストンを解放可能にロックするように構成され、ここで少なくとも1つのプランジャ保持部材の先細部分は、プランジャをロック機構との整列に向けて回転的に誘導し、シリンジの回転時にプランジャを軸方向に排出するように構成されている。

0021

他の態様によれば、圧力ジャケットは、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に長手方向軸に沿ってほぼ周方向に延びる側壁を有する筒を有してもよい。圧力ジャケットはまた、側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの保持部材を含んでもよい。少なくとも1つの第1のラグは、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされた少なくとも1つの第3の面を有してもよい。少なくとも1つの第1のラグは、流体インジェクタ上のポートに関連するロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成されてもよい。少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部は、圧力ジャケットを長手方向軸を中心として回転させると、圧力ジャケットを軸方向に排出してもよい。

0022

他の態様によれば、基部面は、筒の長手方向軸に垂直であってもよい。少なくとも1つの第1のラグは、少なくとも1つの第3の面の最も近位端に近位点をさらに含んでもよい。近位点および少なくとも1つの第3の面のうちの少なくとも1つは、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に回転的に誘導してもよい。少なくとも1つの第3の面は、平面、円弧面、曲面、先細部分を画定する不連続面、およびそれらの組み合わせのうちの1つとしてもよい。少なくとも1つの第1のラグは、少なくとも1つの第1の面をさらに含んでもよい。少なくとも1つの第1の面は、基部面の第1の端部から少なくとも1つの第3の面の最も近位端まで、長手方向軸にほぼ平行の方向に延びてもよい。少なくとも1つの第1の面および少なくとも1つの第3の面の最も近位端は、丸みのある点または鋭い点で互いに接合されてもよい。少なくとも1つの第1のラグは、少なくとも1つの第2の面をさらに含んでもよい。少なくとも1つの第2の面は、基部面の第2の端部から少なくとも1つの第3の面の最も遠位端まで、長手方向軸にほぼ平行の方向に延びてもよい。

0023

他の態様によれば、基部面、少なくとも1つの第1の面、少なくとも1つの第2の面、および少なくとも1つの第3の面は、少なくとも1つの第1のラグの上面の境界を画定する。上面は、筒の側壁の周方向の曲率にほぼ平行の曲率を有してもよい。上面は、上面を画定する複数の別個の面を有してもよい。少なくとも1つの第1ラグは、上面の複数の別個の面によって画定され、かつ上面から径方向内向きに突出する中空部分を有してもよい。

0024

さらなる態様によると、少なくとも1つの第2のラグは、筒の側壁から径方向外向きに延び、かつ筒の長手方向軸にほぼ垂直な第2の基部面を含んでもよい。少なくとも1つの第1のラグの基部面および少なくとも1つの第2のラグの第2の基部面は、圧力ジャケットの筒の近位端から同じ長手方向距離であってもよい。少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグは、筒の外周に等間隔で配置されてもよい。圧力ジャケットは2つの第1ラグを有する。2つの第1のラグは、筒の外周の対向側にあってもよい。圧力ジャケットは、4つの第2のラグを有してもよい。4つの第2のラグの第1の対は、互いに隣接していてもよく、4つの第2のラグの第2の対は、筒の外周で互いに隣接していてもよいが、第2のラグの第1の対は、第2のラグの第2の対と隣接していなくてもよい。

0025

他の態様によれば、圧力ジャケットは、以下の1つ以上の項によって特徴付けられてもよい。

0026

第1項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、少なくとも1つのラグが、側壁の外面に沿って遠位端から近位端に向かう方向に軸方向に先細にされており、
少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、
少なくとも1つのラグの先細部分が、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導し、かつ圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、圧力ジャケット。

0027

第2項.少なくとも1つのラグが、側壁の外面に沿って遠位端から近位端に向かう方向で軸方向に先細にされた第1の面を含む、第1項に記載の圧力ジャケット。

0028

第3項.少なくとも1つのラグが、側壁の外面に沿って第1の面と反対の方向に軸方向に先細にされた第2の面をさらに含む、第2項に記載の圧力ジャケット。

0029

第4項.少なくとも1つのラグが、長手方向軸に対してほぼ垂直に配置された基部面をさらに含む、第1項から第3項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0030

第5項.少なくとも1つのラグが、第1の面および第2の面を基部面に接続する少なくとも1つの面をさらに含む、第4項に記載の圧力ジャケット。

0031

第6項.第1の面、第2の面、および基部面の少なくとも1つが、直線状、湾曲状、連続状、不連続状、および平面状からなる群から選択される形状を有する、第4項に記載の圧力ジャケット。

0032

第7項.複数のラグが、側壁の外面の周囲に等しいか等しくない角度間隔で、側壁の外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されている、第1項から第6項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0033

第8項.複数のラグが、長手方向軸に対して近位端にまたは近位端の近くに長手方向に整列している、第7項に記載の圧力ジャケット。

0034

第9項.複数のラグのうちの少なくとも1つが、筒の近位端または遠位端に向けてオフセットされている、第7項に記載の圧力ジャケット。

0035

第10項.少なくとも1つのラグが、少なくとも1つの第1のラグと少なくとも1つの第2のラグとを含み、少なくとも1つの第2のラグが少なくとも1つの第1のラグと同じであるか異なっている、第1項から第9項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0036

第11項.少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグの少なくとも1つが、側壁の外面から少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグの少なくとも1つの上面に突出する傾斜解放部材を含む、第10項に記載の圧力ジャケット。

0037

第12項.少なくとも1つのラグが、ロック機構内での圧力ジャケットの回転を防止するための少なくとも1つの停止面を有する1つ以上のロックタブを含む、第1項から第11項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0038

第13項.少なくとも1つのラグが、少なくとも1つの径方向内向きに凹んだ中空部分を含む、第1項から第12項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0039

第14項.長手方向軸に対して側壁の外面から径方向外向きに突出し、側壁の外面の少なくとも一部の周囲に周方向に延びる少なくとも1つのフランジをさらに含む、第1項から第13項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0040

第15項.圧力ジャケットのロック機構への長手方向の挿入の長さを制限するための、少なくとも1つのフランジ上に長手方向の停止面をさらに含む、第14項に記載の圧力ジャケット。

0041

第16項.少なくとも1つのラグが、三角形、矢じり形、長方形、または丸みのある輪郭を有する形状を有する、第1項から第15項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0042

第17項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つのラグと、を含み、少なくとも1つのラグが、側壁の外面に沿って遠位端から近位端に向かう方向に軸方向に先細にされた少なくとも1つの面を有しており、
少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、
少なくとも1つの面が、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導するように構成され、
少なくとも1つの面が、圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットを軸方向に排出する、圧力ジャケット。

0043

第18項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外向きに突出し、側壁の外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置された複数のラグと、を含み、複数のラグの少なくとも1つが、
遠位端から近位端に向かう方向に側壁の外面に沿って軸方向に先細にされた第1の面と、
第1の面と反対の方向に軸方向に先細にされた第2の面と、
好ましくは長手方向軸に対してほぼ垂直に配置された基部面と、
第1の面および第2の面を基部面に
接続する少なくとも1つの面と、を含み、
複数のラグのうちの少なくとも1つが、流体インジェクタ上のロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、
第1の面および第2の面の少なくとも1つが、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列内に向けて回転的に誘導するように構成され、
第1の面および第2の面の少なくとも1つが、圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、圧力ジャケット。

0044

第19項.流体インジェクタ装置であって、
遠位端、近位端、側壁、および遠位端と近位端との間に延びる長手方向軸を有する円筒形の筒を含む少なくとも1つの圧力ジャケットであって、筒が、側壁の外面から軸方向外向きに突出する少なくとも1つのラグを有し、少なくとも1つのラグが、近位端に向かう方向に軸方向に先細にされた面を有する少なくとも1つの圧力ジャケットと、
少なくとも1つの圧力ジャケットを受容するための少なくとも1つの圧力ジャケットポートを画定するインジェクタハウジングを含むインジェクタと、
少なくとも1つの圧力ジャケットを少なくとも1つの圧力ジャケットポート内に固定するための少なくとも1つの圧力ジャケットポートに関連するロック機構であって、ロック機構が、圧力ジャケットの少なくとも1つのラグを係合して、少なくとも1つの圧力ジャケットを少なくとも1つの圧力ジャケットポート内に解放可能にロックするように構成されたロック機構と、を含み、
少なくとも1つのラグの先細にされた面が、少なくとも1つの圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導し、圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットを軸方向に排出するように構成されている、流体インジェクタ装置。

0045

第20項.ロック機構が、
近位端、遠位端、それらの間に延びる中央開口部を有するハウジングと、
ハウジングの遠位端にある第1の保持リングと、
ハウジングの近位端と第1の保持リングとの間のハウジングの中央開口部内の第2の保持リングと、を含み、
少なくとも1つの圧力ジャケットの少なくとも1つのラグを動作可能に係合するために、第2の保持リングが第1の保持リングに対して選択的に回転可能である、第19項に記載の流体インジェクタ装置。

0046

第21項.第1の保持リングが、少なくとも1つの圧力ジャケットの近位端が少なくとも1つの圧力ジャケットポートに挿入された際に、圧力ジャケットの少なくとも1つのラグを受容するように構成された少なくとも1つの第1の凹部を有する、請求項20に記載の流体インジェクタ装置。

0047

第22項.少なくとも1つの第1の凹部が、少なくとも1つの圧力ジャケットの少なくとも1つのラグを、少なくとも1つの第1の凹部内に誘導するための少なくとも1つの誘導面を有し、少なくとも1つの第1の凹部の少なくとも1つの外側面が、少なくとも1つの第1の凹部内の少なくとも1つのラグの動きを誘導するための誘導経路を画定する、第21項に記載の流体インジェクタ装置。

0048

第23項.少なくとも1つの誘導面が、第1の保持リングの遠位端から近位端に向かう方向で、長手方向軸に対して径方向に傾斜しているか湾曲している、第22項に記載の流体インジェクタ装置。

0049

第24項.複数のラグが、少なくとも1つの圧力ジャケットの側壁の外面の少なくとも一部の周囲に離間して配置され、
複数の第1の凹部が、第1の保持リングの内面の少なくとも一部の周囲に離間して配置されている、第20項から第23項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

0050

第25項.第2の保持リングが、第2の保持リングの内側側壁の少なくとも一部に1つ以上のロック要素を有する、第20項から第24項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

0051

第26項.1つ以上のロック要素が、1つ以上の第2の凹部によって離されている、第25項に記載の流体インジェクタ装置。

0052

第27項.少なくとも1つの圧力ジャケットの近位端が、第1の保持リングを通って挿入される際、少なくとも1つ以上の第2の凹部の少なくとも1つが、少なくとも1つの圧力ジャケットの少なくとも1つのラグを受容するように構成されている、第26項に記載の流体インジェクタ装置。

0053

第28項.第1の保持リングが、1つ以上の第1の凹部を有し、第2の保持リングが、1つ以上の第1の凹部との選択的な整列内への第2の保持リングの回転時に、少なくとも1つのラグを受容するように構成された1つ以上の第2の凹部を有する、第20項から第27項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

0054

第29項.第1の保持リングと第2の保持リングとの間に第3の保持リングをさらに含む、第20項から第28項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

0055

第30項.少なくとも1つの弾力的な弾性部材が第2の保持リングと結合されている、第20項から第29項のいずれか一項に記載の流体インジェクタ装置。

0056

第31項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、少なくとも1つの第1のラグが、基部面および少なくとも1つの第3の面を含み、
少なくとも1つの第3の面が、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされ、
少なくとも1つの第1のラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合するように構成され、
少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットポートから圧力ジャケットを軸方向に排出する、圧力ジャケット。

0057

第32項.少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第3の面の近位端に近位点をさらに含み、少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導する、第31項に記載の圧力ジャケット。

0058

第33項.少なくとも1つの第3の面が、平面、分割面、弧状面、曲面、先細面を画定する不連続面、およびそれらの組み合わせのうちの1つである、第31項または第32項に記載の圧力ジャケット。

0059

第34項.少なくとも1つの第3の面が、弧状面である、第31項または第32項に記載の圧力ジャケット。

0060

第35項.基部面が、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするために、圧力ジャケットポート内のロック機構のロック面と解放可能に係合する、第31項から第34項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0061

第36項.少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第1の面をさらに含み、少なくとも1つの第1の面が、基部面の第1の端部から少なくとも1つの第3の面の最近位端まで延びる、第31項から第35項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0062

第37項.少なくとも1つの第1の面および少なくとも1つの第3の面の最近位端が、丸みのある点または鋭い点で互いに接合される、第36項に記載の圧力ジャケット。

0063

第38項.少なくとも1つの第1の面および少なくとも1つの第3の面の最近位端が、丸みのある点で互いに接合される、第36項に記載の圧力ジャケット。

0064

第39項.少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第2の面をさらに含み、少なくとも1つの第2の面が、基部面の第2の端部から少なくとも1つの第3の面の最遠位端まで延びる、第36項から第38項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0065

第40項.基部面、少なくとも1つの第1の面、少なくとも1つの第2の面、および少なくとも1つの第3の面が、少なくとも1つの第1のラグの上面の境界を画定する、第39項に記載の圧力ジャケット。

0066

第41項.上面が、筒の側壁の周方向の曲率に対応する曲率形状を有する、第40項に記載の圧力ジャケット。

0067

第42項.上面が、上面を画定する複数の別個の面を含む、第40項または第41項に記載の圧力ジャケット。

0068

第43項.少なくとも1つの第1ラグが、上面の複数の別個の面によって画定され、かつ上面から径方向内向きに突出する少なくとも1つの中空部分を有する、第42項に記載の圧力ジャケット。

0069

第44項.筒の側壁から径方向外向きに延びる少なくとも1つの第2のラグをさらに含み、圧力ジャケットポート内のロック機構のロック面と解放可能に係合して、流体インジェクタと圧力ジャケットを解放可能にロックするための第2の基部面を含む、第31項から第43項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0070

第45項.少なくとも1つの第1のラグの基部面および少なくとも1つの第2のラグの第2の基部面が、圧力ジャケットの筒の近位端から同じ長手方向距離である、第44項に記載の圧力ジャケット。

0071

第46項.少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグが、筒の外周に等間隔で配置される、第44項または第45項に記載の圧力ジャケット。

0072

第47項.圧力ジャケットが2つの第1のラグを含む、第31項から第46項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0073

第48項.2つの第1のラグが、筒の外周の対向側にある、第47項に記載の圧力ジャケット。

0074

第49項.圧力ジャケットが4つの第2のラグを含む、第44項から第46項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0075

第50項.4つの第2のラグの第1の対が、互いに隣接しており、4つの第2のラグの第2の対が、筒の外周で互いに隣接しているが、第2のラグの第1の対は、第2のラグの第2の対と隣接していない、第49項に記載の圧力ジャケット。

0076

第51項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外側に突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、少なくとも1つの第1のラグが、基部面、少なくとも1つの第3の面、および少なくとも1つの第3の面の最近位端における近位点を含み、
少なくとも1つの第3の面が、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされて近位点で終端し、
少なくとも1つの第1のラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、
近位点および少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導する、圧力ジャケット。

0077

第52項.少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットの回転時に圧力ジャケットポートから圧力ジャケットを軸方向に排出する、第51項に記載の圧力ジャケット。

0078

第53項.少なくとも1つの第3の面が、平面、分割面、弧状面、曲面、先細面を画定する不連続面、およびそれらの組み合わせのうちの1つである、第51項または第52項に記載の圧力ジャケット。

0079

第54項.少なくとも1つの第3の面が、弧状面である、第51項または第52項に記載の圧力ジャケット。

0080

第55項.少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第1の面をさらに含み、少なくとも1つの第1の面が、基部面の第1の端部から少なくとも1つの第3の面の最近位端まで延びて近位点を形成する、第51項から第54項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0081

第56項.少なくとも1つの第1のラグの近位点が、丸みのある点または鋭い点を含む、第51項から第55項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0082

第57項.少なくとも1つの第1のラグの近位点が、丸みのある点を含む、第51項から第55項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0083

第58項.少なくとも1つの第1のラグが、少なくとも1つの第2の面をさらに含み、少なくとも1つの第2の面が、基部面の第2の端部から少なくとも1つの第3の面の遠位端まで延びる、第51項から第57項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0084

第59項.基部面、少なくとも1つの第1の面、少なくとも1つの第2の面、および少なくとも1つの第3の面が、少なくとも1つの第1のラグの上面の境界を画定する、第58項に記載の圧力ジャケット。

0085

第60項.上面が、筒の側壁の周方向の曲率に対応する曲率形状を有する、第59項に記載の圧力ジャケット。

0086

第61項.上面が、上面を画定する複数の別個の面を含む、第58項または第59項に記載の圧力ジャケット。

0087

第62項.少なくとも1つの第1のラグが、上面の複数の別個の面によって画定され、かつ上面から径方向内向きに突出する少なくとも1つの中空部分を有する、第61項に記載の圧力ジャケット。

0088

第63項.筒の側壁から径方向外向きに延びる少なくとも1つの第2のラグをさらに含み、圧力ジャケットポート内のロック機構のロック面を解放可能に係合して、流体インジェクタで圧力ジャケットを解放可能にロックするための第2の基部面を含む、第51項から第62項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0089

第64項.少なくとも1つの第1のラグの基部面および少なくとも1つの第2のラグの第2の基部面が、圧力ジャケットの筒の近位端から同じ長手方向距離である、第63項に記載の圧力ジャケット。

0090

第65項.少なくとも1つの第1のラグおよび少なくとも1つの第2のラグが、筒の外周に等間隔で配置される、第63項または第64項に記載の圧力ジャケット。

0091

第66項.圧力ジャケットが2つの第1のラグを含む、第51項から第65項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0092

第67項.2つの第1のラグが、筒の外周の対向側にある、第66項に記載の圧力ジャケット。

0093

第68項.圧力ジャケットが4つの第2のラグを含む、第63項から第65項のいずれか一項に記載の圧力ジャケット。

0094

第69項.4つの第2のラグの第1の対が、互いに隣接しており、4つの第2のラグの第2の対が、筒の外周で互いに隣接しているが、第2のラグの第1の対は、第2のラグの第2の対と隣接していない、第68項に記載の圧力ジャケット。

0095

第70項.圧力ジャケットであって、
近位端、遠位端、長手方向軸に沿って近位端と遠位端との間でほぼ周方向に延びる側壁を有する筒と、
側壁の外面に対して径方向外向きに突出する少なくとも1つの第1のラグを有する少なくとも1つの圧力ジャケット保持部材と、を含み、少なくとも1つの第1のラグが、基部面、少なくとも1つの第3の面、および少なくとも1つの第3の面の最近位端における近位点を含み、
基部面が、筒の長手方向軸にほぼ垂直であり、少なくとも1つの第3の面が、筒の長手方向軸に対して近位方向に軸方向に先細にされて近位点で終端し、
少なくとも1つのラグが、流体インジェクタ上の圧力ジャケットポート内のロック機構と係合して、圧力ジャケットを流体インジェクタに解放可能にロックするように構成され、
近位点および少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットをロック機構との自己配向整列に向けて回転的に誘導し、
少なくとも1つの第3の面の少なくとも一部が、圧力ジャケットの回転時に、圧力ジャケットを圧力ジャケットポートから軸方向に排出する、圧力ジャケット。

0096

シリンジ、圧力ジャケット、シリンジ接続インタフェース、圧力ジャケット接続インタフェース、およびシリンジ、圧力ジャケット、および/またはシリンジ接続インタフェースおよび/または圧力ジャケット接続インタフェースを有するシステムのこれらおよび他の特徴および特性、ならびに操作方法および構造の関連要素の機能、部品の組み合わせおよび製造の経済性は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を添付図面を参照して検討することにより、より明らかになり、これらの書類はその全てが本明細書の一部をなし、様々な図において同じ番号は対応する部品を示す。しかしながら、図面は例示および説明のためのものにすぎないことを明確に理解されたい。本明細書および特許請求の範囲で使用されるように、単数形の「a」、「an」および「the」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。

図面の簡単な説明

0097

本開示の態様による流体インジェクタおよびシリンジを含むシステムの概略図である。
本開示の一態様によるシリンジの斜視図である。
一態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの分解斜視図である。
図2Aに示す組み立てられた接続インタフェースの詳細斜視図である。
シリンジポートにシリンジを装填した図2Aに示す接続インタフェースの断面図である。
図2Cに示す接続インタフェースの断面斜視図である。
別の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの正面分解斜視図である。
図3Aに示す接続インタフェースの背面分解斜視図である。
シリンジポートにシリンジを装填した図3Aに示す接続インタフェースの断面図である。
シリンジポートに装填されているシリンジを示す、図3Cの接続インタフェースの断面図である。
シリンジポートに対してロックされたシリンジを示す、図3Cの接続インタフェースの断面図である。
シリンジポートからシリンジをロック解除する第1のステップを示す、図3Cの接続インタフェースの断面図である。
シリンジポートからシリンジをロック解除する第2のステップを示す、図3Cの接続インタフェースの断面図である。
シリンジポートからシリンジをロック解除する第3のステップを示す、図3Cの接続インタフェースの断面図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
様々な他の態様によるシリンジを流体インジェクタに固定するための接続インタフェースの円筒形の平面投影図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
本開示のシリンジをインジェクタに接続するように構成された継手の斜視図である。
本開示のインジェクタにシリンジを接続するように構成されたアダプタの斜視図である。
図6Aに示す継手の接続部分の別の態様の斜視図である。
図6Aに示す継手の接続部分の別の態様の斜視図である。
シリンジを流体インジェクタから排出する間のシリンジ保持部材および接続インタフェースの態様における力の概略図である。
シリンジ保持部材とロック機構との間の摩擦係数関数としての、シリンジ排出のための滑り角グラフである。
接続インタフェースにおける先細面の角度の関数としての、ロック機構の復元力に対する、排出中のシリンジに対する回転力の比のグラフである。
シリンジを流体インジェクタに挿入する間のシリンジ保持部材および接続インタフェースの態様における力の概略図である。
シリンジとロック機構との間の摩擦係数の関数としての、シリンジ排出のための滑り角のグラフである。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
シリンジ上のシリンジ保持部材の様々な態様を示す図である。
本開示の一態様によるシリンジプランジャの斜視図である。
一態様による流体インジェクタのピストンにシリンジプランジャを固定するための接続インタフェースの分解斜視図である。
図11Bに示す接続インタフェースの詳細斜視図である。
本開示の一態様による、圧力ジャケットを固定するための圧力ジャケットおよびロック機構の分解斜視図である。
キャップおよび圧力ジャケットの斜視図である。
圧縮可能シリンジを有する一態様による圧力ジャケットの図である。

実施例

0098

以下の説明の目的のために、用語「上」、「下」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「基部」、「横」、「長手方向」およびその派生語は、図面に示されているように、開示に関係するものとする。シリンジに関して使用される場合、「近位」という用語は、シリンジがインジェクタに接続するように配向されている場合に、インジェクタに最も近いシリンジの部分を指す。「遠位」という用語は、シリンジがインジェクタに接続するように配向されている場合に、インジェクタから最も離れたシリンジの部分を指す。「径方向」という用語は、近位端と遠位端との間に延びるシリンジの長手方向軸に垂直な断面平面内の方向を指す。「周方向」という用語は、シリンジの側壁の内面または外面の周囲の方向を指す。「軸方向」という用語は、近位端と遠位端との間に延びるシリンジの長手方向軸に沿った方向を指す。「自己配向」という用語は、技術者による労力なしに、挿入中にシリンジ自身がシリンジポート内で正しい方向に配向することを意味する。用語「軸方向先細」、「軸方向先細化」および「軸方向に先細にする」は、円筒形平面投影図におけるシリンジ上の少なくとも1つの仮想または実面の、シリンジの遠位端から近位端に向かう方向の傾斜角を意味する。しかしながら、本開示は、明示的に反対に指定されている場合を除いて、代替変位形態およびステップシーケンスを想定してもよいことを理解されたい。添付の図面に示され、以下の明細書に記載される特定の装置およびプロセスは、本開示の単なる例示的な態様であることも理解されたい。したがって、本明細書に開示する態様(すなわち、態様、変形形態、変位形態)に関連する具体的な寸法および他の物理的特徴は、限定的であるとみなすべきではない。

0099

いくつかの図を通して同じ参照符号が同じ部品を示す図面を参照すると、本開示は、一般に、シリンジおよびシリンジを流体インジェクタに接続するための接続インタフェースを対象とする。

0100

図1Aを参照すると、自動または動力式流体インジェクタのような流体インジェクタ10(以下、「インジェクタ10」と呼ぶ)は、少なくとも1つのシリンジ12とインタフェースし、これを作動させるように適合され、そのそれぞれは、造影剤、生理食塩水、または任意の所望の医療用流体などの医療用流体Fで個別に満たされる。インジェクタ10は、少なくとも1つのピストンで少なくとも1つのシリンジ12のプランジャ26を駆動することによって、患者の体内に医療用流体を注入する医療処置中に使用されてもよい。インジェクタ10は、マルチシリンジインジェクタであってもよく、いくつかのシリンジ12は、並んでまたは他の関係で配向されてもよく、インジェクタ10に関連するそれぞれのピストンによって個別に作動されるプランジャ26を含む。2つの異なる医療用流体で満たされた2つのシリンジが並んで配置された態様では、インジェクタ10は、シリンジ12の一方または両方から流体を送達するように構成されてもよい。

0101

インジェクタ10は、プラスチックまたは金属などの適切な構造材料から形成されたハウジング14内に封入されてもよい。ハウジング14は、所望の用途に応じて様々な形状および大きさであってよい。例えば、インジェクタ10は、床に配置されるように構成された自立構造であってもよく、または適切なテーブルまたは支持フレーム上に配置するためのより小さい設計であってもよい。インジェクタ10は、少なくとも1つのシリンジ12をそれぞれのピストン要素に接続するための、少なくとも1つのシリンジポート16を含む。以下に説明するように、一部の態様では、少なくとも1つのシリンジ12は、インジェクタ10のシリンジポート16内にシリンジ12を保持するように構成された少なくとも1つのシリンジ保持部材を含む。以下に説明するように、少なくとも1つのシリンジ保持部材は、インジェクタ10のシリンジポート16の上または中に設けられたロック機構と動作可能に係合するように構成され、インジェクタ10に対するシリンジ12の自己方向装填および/または取り外しを容易にする。シリンジ保持部材およびロック機構は、シリンジ12をインジェクタ10に接続するための接続インタフェースを共に画定する。

0102

少なくとも1つの流体経路セット17は、血管アクセス部位において、少なくとも1つのシリンジ12から患者に挿入されたカテーテル、針、または他の流体送達接続(図示せず)に医療用流体Fを送達するための少なくとも1つのシリンジ12と流体接続してもよい。少なくとも1つのシリンジ12からの流体の流れは、流体制御モジュール(図示せず)によって調整されてもよい。流体制御モジュールは、例えば、注入流量持続時間、全注入体積、および/または造影剤と生理食塩水との比を含む患者が選択した注入パラメータに基づいて、例えば、生理食塩水および造影剤などの医療用流体の送達を調整するための様々なピストン、バルブ、および/または流れ調整構造を作動させてもよい。少なくとも1つのシリンジと、少なくとも1つのシリンジと図1Aを参照してここに説明する流体インジェクタとの自己配向性の装填および解放可能な保持のための少なくとも1つのシリンジインタフェースとを含む、上述のシステムとともに使用するために改変され得る、適切なフロントローディング流体インジェクタの一態様は、Reillyらの特許文献3に開示されており、その全体が参照により組み込まれる。本システムと共に使用するために改変してもよい関連する多流体送達システムの別の態様は、Lazzaroらの特許文献4、Cowanらの特許文献5、特許文献6、およびRileyらの特許文献7に見ることができ、それらの全ては、本出願の譲受人に譲渡されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。他の態様は、本明細書に記載のインタフェースの様々な態様を含むように設計された新しい流体注入システムを含んでもよい。

0103

インジェクタ10の一般的な構造および機能を説明したので、少なくとも1つのシリンジ12について、これから詳細に説明する。図1Bを参照すると、シリンジ12は、一般に、ガラス、金属、または適切な医療用のプラスチックから形成された円筒形のシリンジ筒18を有する。筒18は、近位端20および遠位端24と、筒18の中心を通って延びる長手方向軸15の長さに沿ってそれらの間に延びる側壁19とを有する。筒18は、透明または半透明の材料で作られ、シリンジ筒18内の流体Fの存在を確認するための少なくとも1つの流体確認部材11を含んでもよい。ノズル22は、筒18の遠位端24から延びている。筒18は、外面21と、その内部に流体を受けるように構成された内部容積25を画定する内面23とを有する。筒18の近位端20は、筒18を通って摺動可能なプランジャ26でシールされてもよい。プランジャ26は、筒18を通って進められる際に、筒18の側壁19の内面23に対して液密のシールを形成する。プランジャ26は、インジェクタ10のピストンと係合するように構成された剛性内側要素28を有してもよい。プランジャ26は、剛性内側要素28の少なくとも一部の上に配置されたエラストマカバー29をさらに含んでもよい。エラストマカバー29は、筒18の内面23と係合し、筒18を通って進められる際に、筒18の側壁19に対して液密シールを提供するように構成されている。

0104

点滴フランジ36は、シリンジ筒18の外面21から径方向外向きに、長手方向軸15に対して延びてもよい。点滴フランジ36は、筒18の外周の少なくとも一部の周囲に延びてもよい。1つの態様では、点滴フランジ36は、シリンジ保持部材32に対して長手方向軸15に沿って遠位に配置される。点滴フランジ36は、ノズル22から滴下する流体がインジェクタ10のシリンジポート16に入るのを防止するように構成されてもよい。このようにして、点滴フランジ36は、シリンジポート16に入り、接続インタフェース100(図2Aに示す)および/またはインジェクタ10の内部機構および電子回路詰まるか、他の方法で妨げとなり得る流体の量を減少させるのを助ける。一部の態様では、点滴フランジ36は、シリンジ12の挿入部30の範囲を定める停止面を画定する。点滴フランジ36は、筒18と一体的に形成されてもよく、または例えば、摩擦嵌合および/または接着剤溶接、または鋳型を使用して、筒18の外面21に添付または別の方法で固定されてもよい。他の態様では、点滴フランジ36は、エッチングレーザ切断、または機械加工によって筒18の外面21に形成されてもよい。

0105

引き続き図1Bを参照すると、シリンジ12の近位端20は、インジェクタ10のシリンジポート16(図1Aに示す)に取り外し可能に挿入されるように寸法決めされ適合される。一部の態様では、シリンジ12の近位端20は、インジェクタ10のシリンジポート16に取り外し可能に挿入されるように構成された挿入部30を画定し、シリンジ12の残りの部分はシリンジポート16の外側に留まる。本明細書で詳細に説明するように、特定の態様では、シリンジ12の近位端20は、インジェクタ10のシリンジポート16内の対応するロック機構とのロック係合を形成するように適合された1つ以上のシリンジ保持部材32を含み、シリンジ12をシリンジポート16内に解放可能に保持する。1つ以上のシリンジ保持部材32を有するシリンジと、インジェクタ10のロック機構35(図2Aに示す)との組み合わせは、インジェクタ10に対するシリンジ12の装填および取り出しのための接続インタフェースを画定する。一部の態様では、1つ以上のシリンジ保持部材32の少なくとも一部は、ロック機構の少なくとも一部と協働して、シリンジ12をシリンジポート16に対して自己配向させて、シリンジ12をシリンジポート16に解放可能に挿入し、シリンジポート16にロックしてもよい。

0106

図2A図2Dを参照すると、1つの態様による、インジェクタ10の少なくとも1つのシリンジポート16(図1Aに示す)に対して少なくとも1つのシリンジ12(図1B)を装填および取り出すための接続インタフェース100が示される。シリンジ12およびインジェクタ10は、シリンジ12に設けられた少なくとも1つのシリンジ保持部材32と、インジェクタ10のシリンジポート16に設けられた対応するロック機構35とを有する接続インタフェース100を含む。1つの態様では、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、シリンジ筒18の近位端20の上またはその近くに、および/または挿入部30の少なくとも一部に設けられる。例えば、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、挿入部30の少なくとも一部のシリンジ筒18の外面21に設けられてもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、筒18と一体的に形成されてもよく、または例えば、摩擦嵌合および/または接着剤、溶接、または鋳型を使用して、筒18の外面21に添付または別の方法で固定されてもよい。他の態様では、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、エッチング、レーザ切断、または機械加工によって筒18の外面21に形成されてもよい。

0107

図1Bを参照すると、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、長手方向軸15に対してシリンジ筒18の外面21から径方向外向きに突出する1つ以上のラグ34を含むように形成してもよい。一部の態様では、複数のラグ34を筒18の外周に径方向に離すことができる。そのような態様では、ラグ34は、筒18の外面21の部分によって互いに離される。各ラグ34およびラグ34の径方向に隣接する1つの側(左側または右側)上の筒18の外面21は、シリンジ保持部材32を共に画定する。3つ以上のラグ34が設けられる態様では、ラグ34は、筒18の外面21上で径方向に均一または不均一に離間されていてもよい。図1Bに示すような等角度間隔を有する6つのシリンジ保持部材32を備える1つの例示的かつ非限定的な態様では、各シリンジ保持部材32は60度にわたって延び、したがって、いずれかの側で隣接するシリンジ保持部材32から60度離間される。このような態様では、各ラグ34は、筒18の外周の30度にわたって延び、シリンジ保持部材32の残りの部分を画定する筒18の外面21の部分は、残りの30度にわたって延びてもよい。他の態様では、各ラグ34は、筒18の外周の30度よりも大きいかまたは30度未満であってもよい角度α(図2Bに示す)で延びてもよい。同様に、隣接するラグ34の間の筒18の外面21の各部分は、筒18の外周の30度よりも大きいかまたは30度未満であってもよい角度β(図2Bに示す)で延びてもよい。一部の態様では、シリンジ保持部材32は、筒18の外周の周囲で、シリンジ保持部材32の間で不等な角度の拡張および/または不等な角度間隔を有してもよい。さらに、1つ以上のシリンジ保持部材32は、近位端20から長手方向軸15に沿って長手方向に整列されてもよい。他の態様では、少なくとも1つのラグ34は、残りのラグに対して、近位端20または遠位端24に向かう方向に長手方向にオフセットされてもよい。1つ以上のラグ34が存在しない態様では、対応するシリンジ保持部材32は、隣接するラグ34間の筒18の外面21であるクリアランス面によって画定され得る。60度にわたって延びる各シリンジ保持部材32を有する態様が添付図面に例示されているが、xが1から36の値である360/x度のような他の分離角度を有する保持部材32を備えるシリンジも、本開示の範囲内である。

0108

図2A図2Bを参照すると、1つ以上のラグ34の各々は、ほぼ三角形、長方形、多角形、または矢じり形状を有してもよい。1つ以上のラグ34は、筒18の外面21から外面21に対してほぼ垂直な方向に径方向外向きに突出している。一部の態様では、1つ以上のラグ34またはラグ34の部分は、筒18の外面21と、1つ以上のラグ34の上面46との間で、鈍角または鋭角で筒18の外面21から径方向外向きに突出する。一部の態様では、ラグ34は、互いに同一の形状を有してもよい。他の態様では、ラグ34の少なくとも1つは、残りのラグ34と異なる形状を有してもよい。

0109

一部の態様では、1つ以上のラグ34の各々は、径方向の断面平面において筒18の長手方向軸15に対してほぼ垂直であってもよい基部面38を有する。他の態様では、基部面38は、径方向断面平面内で筒18の外周の周囲に延びる際に、長手方向軸15の方向に対して傾斜してもよい。基部面38は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、基部面38は、基部面38を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。基部面38の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであり得る面を画定してもよい。

0110

特定の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、基部面38の少なくとも一端から、長手方向軸15に対してほぼ平行または先細りの方向に延びてもよい。図2Bを参照すると、一対の第1の面40が基部面38の反対側の端部に示されている。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、長手方向軸15の近位方向または遠位方向において、長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第1の面40の長手方向軸15に対する軸方向の先細りは、遠位端24から近位端20に向かう方向における円筒形の平面投影図における第1の面40の傾斜角として画定されてもよい。第1の面40は、長手方向軸15の方向に対して同じ方向または反対方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第1の面40は、基部面38に直接接続されてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40を、基部面38から離してもよい。少なくとも1つの第1の面40は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、少なくとも1つの第1の面40を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。少なくとも1つの第1の面40の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい面を画定してもよい。

0111

少なくとも1つの第2の面42は、少なくとも1つの第1の面40または基部面38から延びている。図2Bを参照すると、第1の面40の近位端から延びる一対の第2の面42が示されている。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面42は、長手方向軸15の近位方向または遠位方向において、長手方向軸15に対して軸方向および周方向(および任意に径方向)に先細になっていてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面42は、近位方向に長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第2の面42の長手方向軸15に対する軸方向および周方向の先細りは、遠位端24から近位端20に向かう方向における円筒形の平面投影図における第2の面42の傾斜角として画定されてもよい。例えば、少なくとも1つの第2の面42は、長手方向軸15に対して垂直な平面に対して角度γ(図2Bに示す)で先細になっていてもよい。第2の面42の各々は、長手方向軸15に対して垂直な平面に対して同じまたは異なる角度γで先細になっていてもよい。第2の面42は、丸みのある点または鋭い点44で互いに接合してもよい。少なくとも1つの第2の面42は、第1の面40、基部面38、および点44のうちの少なくとも1つに直接接続されてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面42は、第1の面40、基部面38、および点44のうちの少なくとも1つから切り離されてもよい。一部の態様では、一対の第2の面42は、第1の面40のみが丸みのある点または鋭い点44で接合できるように省略してもよい。他の態様では、丸みのある点または鋭い点44は、第1の面40または第2の面42から切り離されてもよい。少なくとも1つの第2の面42は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面42は、少なくとも1つの第2の面42を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。少なくとも1つの第2の面42の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであり得る面を画定してもよい。

0112

基部面38、第1の面40および第2の面42ならびに点44は、1つ以上のラグ34のそれぞれの上面46の境界または輪郭を画定する。一部の態様では、上面46は、シリンジ筒18の曲率に対応する形状にしてもよい。他の態様では、1つ以上のラグ34の上面46は、シリンジ筒18の面に対して上面46の第1の端部が上面46の第2の端部よりも高くなるように、シリンジ筒18の外面21に対して傾斜してもよい。上面46は、連続していてもよく、または上面46を共に画定する複数の別個の面から構成されてもよい。上面46は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、基部面38、第1の面40および第2の面42ならびに点44は、図2A図2Bに示す概ね矢じりの形状を有するラグ34の境界または輪郭を画定する。

0113

図2A図2Dを参照すると、一態様によれば、インジェクタ10のシリンジポート16(図1Aに示す)は、シリンジ12の少なくとも1つのシリンジ保持部材32と動作可能に係合するように構成されたロック機構35を有する。まず図2Aを参照すると、ロック機構35は、シリンジ12の近位端20を受容するように構成された中央開口部71を有するハウジング70を含む。ハウジング70は、インジェクタ10(図1Aに示す)のハウジング14の一部として、またはインジェクタ10のハウジング14に取り付けられたアタッチメントとして形成してもよい。第1の保持リング48は、ハウジング70の中央開口部71が第1の保持リング48の中央開口部50と整列するように、ハウジング70の遠位端に固定される。第1の保持リング48は、径方向に延びるフランジ74を有する本体72を有する。本体72の少なくとも一部は、フランジ74から近位方向に延びている。ハウジング70に取り付けられる際、フランジ74はハウジング70の上部と係合し、1つ以上の締結具開口部76を通って延びる1つ以上の締結具(図示せず)によって固定される。第1の保持リング48の本体72の少なくとも一部は、ハウジング70の中央開口部71に挿入される。他の態様では、第1の保持リング48は、クリップネジ、接着剤、溶接、またはスナップフィットなどの他の機械的締結構成によってハウジング70に固定されてもよい。ハウジング70に取り付けられる際、第1の保持リング48の中心軸59は、ハウジング70の中心軸と同軸である。

0114

引き続き図2Aを参照すると、第1の保持リング48の中央開口部50内の側壁58の内側部分は、シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48の中央開口部50を通って挿入される際に、シリンジ12の1つ以上のラグ34を受容するように構成された1つ以上の第1の凹部60を有する。1つ以上の第1の凹部60は、側壁58の内周の周囲に均等に離間して配置されてもよい。そのような態様では、第1の凹部60は、第1の保持リング48の側壁58の部分によって互いに離されている。各第1の凹部60および第1の凹部60の径方向に隣接する1つの側部(左側または右側)の第1の保持リング48の側壁58は、シリンジ12上のシリンジ保持部材32を受容するためのクリアランス空間63を共に画定する。各クリアランス空間63の第1の凹部60は、シリンジ保持部材32の少なくとも1つのラグ34を受容するように構成されてもよく、第1の保持リング48の側壁58は、シリンジ保持部材32がクリアランス空間63内に挿入される際に、筒18の外面21の部分を受容するように構成されてもよい。例えば、第1の保持リング48が、第1の保持リング48の外周に等しく離間した6つのクリアランス空間63を有する態様では、各クリアランス空間63は、両側に隣接するクリアランス空間63から60度離れている。このような態様では、各第1の凹部60は、第1の保持リング48の外周の30度にわたって延びてもよく、クリアランス空間63の残りの部分を画定する第1の保持リング48の側壁58の一部は、外周の残りの30度にわたって延びる。他の態様では、第1の保持リング48は、1〜5または7〜12またはそれ以上のクリアランス空間63を含んでもよく、各第1の凹部60は、第1の保持リング48の側壁58の外周の30度より大きいか小さい角度にわたって延びてもよい。一部の態様では、シリンジ12上のラグ34の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数に対応する。他の態様では、シリンジ12上のラグ34の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数よりも少ない。このような態様では、シリンジ12上のラグ34は、シリンジ筒18の外周に沿って離間しているので、各ラグ34は、保持リング48の対応する第1の凹部60と整列することができる。他の態様では、シリンジ12上のラグ34の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数よりも多いので、2つ以上のラグ34が少なくとも1つの第1の凹部60内に受容される。

0115

1つ以上の第1の凹部60の各々は、中心軸59に対して径方向外向きに、側壁58の内側部分に向かって延びている。シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48に対して抜き差しされる際、各第1の凹部60の外側面は、ラグ34の動きを第1の凹部60に対して誘導するための移動経路を画定する。各第1の凹部60は、中心軸59の方向に沿ってほぼ平行に延びている。一部の態様では、各第1の凹部60は、ラグ34を第1の凹部60との自己配向整列に誘導する1つ以上の誘導面62、誘導面65を有してもよいので、技術者の誘導や労力なしにラグ34を第1の凹部60内に挿入して、シリンジ12をシリンジポート16内に自己整列させることができる。誘導面62および誘導面65は、第1の凹部60の開口部に向かって径方向および軸方向に傾斜して、ラグ34の第2の面42を自己配向させてその動きを誘導してもよい。一部の態様では、誘導面65の第1の部分は、第1の凹部60の1つに向かって傾斜するように誘導面65を軸方向に指向させてもよく、誘導面65の第2の部分は、隣接する第1の凹部60に向かって傾斜している。1つ以上の誘導面62および誘導面65は、シリンジ12の1つ以上のラグ34を、シリンジポート16の対応する1つ以上の第1の凹部60に誘導することによって、シリンジ12がシリンジポート16に挿入される際にシリンジ12が自己配向するのを助ける。このように、その長手方向軸15がシリンジポート16の軸59と軸方向にずれていてもよいシリンジ12と、当初は対応する1つ以上の第1の凹部60とシリンジ12の長手方向軸15を中心として回転方向にずれていてもよい1つ以上のラグ34は、ラグ34の少なくとも1つの第2の面42と1つ以上の誘導面62、誘導面65との相互作用によって、シリンジポート16と軸方向に整列され、1つ以上の第1の凹部60と回転的に整列する。1つ以上の第1の凹部60は、中心軸59にほぼ垂直な底面67を有してもよい。一部の態様では、底面67は、径方向に傾斜していても、先細であってもよい。

0116

図2Aの態様を引き続き参照すると、ロック機構35は、内側側壁80を備えたほぼ環状の形状を有する第2の保持リング78をさらに含んでもよい。第2の保持リング78は、第1の保持リング48の本体72の近位端とハウジング70の底部82との間の、ハウジング70の中央開口部71内に配置される。さらに詳細に説明するように、第2の保持リング78は、互いに固定された第1の保持リング48およびハウジング70に対して回転可能である。第2の保持リング78は、1つ以上の第1のロック要素84と、任意に、内側側壁80の少なくとも一部に配置された1つ以上の第2のロック要素86とを有してもよい。1つ以上の第1のロック要素84および第2のロック要素86は、各第1のロック要素84が、内側側壁80の外周に沿って第1のロック要素84の両側に設けられた第2のロック要素86を有するように交互に配置されてもよい。他の態様では、少なくとも1つの第2のロック要素86が、複数の第1のロック要素84に対して設けられている。一部の態様では、第1のロック要素84および第2のロック要素86の総数は、シリンジ12の第1の凹部60および/または少なくとも1つのシリンジ保持部材32の総数に対応してもよい。他の態様では、第1のロック要素84および第2のロック要素86の総数は、シリンジ12の少なくとも1つのシリンジ保持部材32の数の倍数または分数に対応してもよい。

0117

1つ以上の第1のロック要素84および第2のロック要素86は、第2の保持リング78の内側側壁80から径方向外向きに延び、1つ以上の第2の凹部88によって離される。1つ以上の第2の凹部88は、シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48の中央開口部50を通って挿入される際に、シリンジ12の1つ以上のラグ34を受容するように構成される。1つ以上の第2の凹部88は、1つ以上の第2の凹部88が第1の保持リング48上の1つ以上の第1の凹部60と選択的に整列してもよいように、第2の保持リング78の内側側壁80の周囲に配置される。例えば、第1の保持リング48がハウジング70の周囲に均等に離された6つの第1の凹部60を有する態様では、第2の保持リング78は、両側に隣接する第2の凹部88から等しく離された(すなわち、60度だけ離された)6つの第2の凹部88を有する。

0118

図2Bを参照すると、1つ以上の第1のロック要素84は、少なくとも1つのラグ34の少なくとも第2の面42と係合するように構成された第1の傾斜面90を有する。第1の傾斜面90は、直線、分割、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。1つ以上の第1のロック要素84は、ラグ34の点44、第1の面40、および/または第2の面42の少なくとも1つと係合するようにさらに構成された第2の傾斜面92を有してもよい。同様に、1つ以上の第2のロック要素86は、ラグ34の点44、第1の面40、および/または第2の面42の少なくとも1つと係合するように構成された第2の傾斜面92を有してもよい。第2の傾斜面92は、直線、分割、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。1つ以上の第2のロック要素86上の第1の傾斜面90は、第2の保持リング78の上面にほぼ平行である直線状の上面94に移行してもよい。1つ以上の第1のロック要素84の第1の傾斜面90の角度および輪郭は、ロック要素84およびロック要素86の第2の傾斜面92と同じであっても異なっていてもよい。一部の態様では、第1の傾斜面90のみが、直線、分割、湾曲、または組み合わせの形態で提供されてもよい。

0119

引き続き図2Cおよび図2Bを参照すると、1つ以上の第1のロック要素84は、1つ以上の第2のロック要素86に対して内側側壁80に沿ってより高く延びてもよい。1つ以上の第2のロック要素86の直線状の上面94は、第1の保持リング48から近位方向に延びる1つ以上のロックタブ96の相対的な摺動移動受け入れるために、1つ以上の第1のロック要素84の上部に対して低く配置されてもよい。1つ以上のロックタブ96は、シリンジ12がシリンジポート16に挿入されると、1つ以上のラグ34のための回転停止面を画定する。他の態様では、1つ以上のロックタブ96は、1つ以上の第2のロック要素86と離されて設けられてもよい。一部の態様では、本明細書で説明するように、1つ以上のロックタブ96は、シリンジおよび/またはラグ34の少なくとも1つに設けられてもよい。
図2Dを参照すると、第2の保持リング78は、ハウジング70内に回転可能に保持されている。少なくとも1つのガイドピン98が、第2の保持リング78の底面から近位方向に延びている。少なくとも1つのガイドピン98は、ハウジング70の底部82に形成された少なくとも1つのガイドピンスロット101の内側に収容される。少なくとも1つのガイドピンスロット101は、底部82の外周の一部にわたって延びてもよい(図2A参照)。第2の保持リング78の少なくとも一部およびハウジング70の少なくとも一部には、ばねなどの少なくとも1つの弾力的な弾性部材102(図2Aに示す)が接続しているか接触している。1つの態様では、弾力的な弾性部材102は、少なくとも1つのガイドピン98の一端に接続されているか接触してもよく、弾力的な弾性部材102の対向端は、少なくとも1つのガイドピンスロット101の一端に接続されているか接触してもよい。少なくとも1つの弾力的な弾性部材102(図2Aに示す)は、第2の保持リング78を、1つ以上の第1の凹部60が1つ以上の第2の凹部88と整列していない第1の位置(図2B参照)に付勢する。本明細書で説明するように、シリンジポート16にシリンジ12を挿入することによって、1つ以上のラグ34は、1つ以上の第1のロック要素84および第2のロック要素86を係合して、第2の保持リング78を第2の位置まで回転させ、1つ以上の第2の凹部88内への1つ以上のラグ34の挿入を可能にする。

0120

シリンジ12をシリンジポート16に挿入するために、シリンジ12の挿入部30は、第1の保持リング48と接触するように付勢される。ラグ34が当初は第1の凹部60に対してずれている場合、例えば1つ以上のラグ34上の点44および/または少なくとも1つの第1の面40および/または少なくとも1つの第2の面42と、ロック機構35の面62、65のような誘導面とは、挿入部30が保持リング48に対して近位に移動する際に、ラグ34を第1の凹部60と自己整列するように誘導する。シリンジ12が第1の保持リング48に対して近位方向に連続して移動すると、少なくとも1つ以上のラグ34の少なくとも一部が第2の保持リング78の1つ以上の第1のロック要素84および第2のロック要素86に接触するまで、ラグ34は第1の凹部60内に誘導される。第1の傾斜面90および第2の傾斜面92は、ラグ34の面40、面42または点44の少なくとも1つと係合するように構成されている。シリンジ12が第1の保持リング48に対して近位方向に連続して移動すると、ラグ34は、第1の傾斜面90および/または第2の傾斜面92に、したがって第2の保持リング78に、近位方向の力を加える。第2の保持リング78がハウジング70によって、および第1の傾斜面90および第2の傾斜面92および/またはラグ34上の点44および/または少なくとも1つの第1の面40および/または少なくとも1つの第2の面42上の傾斜または先細によって近位方向に移動することが防止されると、近位移動は、少なくとも1つの弾力的な弾性部材102の復元力に抗して作用して、第2の保持リング78を図2Bに示す第1の位置から、1つ以上の第1の凹部60が1つ以上の第2の凹部88と整列している第2の位置に移動させる、回転方向の成分を有する力を生成する。この態様では、ラグ34上の点44および/または少なくとも1つの第1の面40および/または少なくとも1つの第2の面42は、ロックまたは取り付け機構35を強制的に開く開口面である。1つ以上のラグ34は、第2の保持リング78を時計回りまたは反時計回りなどの第1の方向に回転させてもよい。第2の保持リング78がシリンジポート16内のシリンジ12の近位方向移動の間に回転されると、ラグ34の点44が1つ以上の第2の凹部88の底部または停止面と係合するまで、1つ以上のラグ34は対応する1つ以上の第2の凹部88内に誘導される。操作者が、弾力的な弾性部材102の復元作用の下でシリンジ12を解放すると、第2の保持リング78は、第1の方向とは反対の第2の方向に回転されて、第2の位置から第1の位置に戻る。特定の態様によれば、ハウジング70に対する第2の保持リング78の回転により、1つ以上のラグ34が第1の保持リング48の1つ以上の保持面64の後ろに固定され、1つ以上のロックタブ96と係合するまで、シリンジ12は第2の保持リング78と共に回転する。この例示的な態様では、第1の面40は、ロックタブ96と相互作用する回転停止面である。一部の態様では、第2の保持リング78の移動は、1つ以上のガイドピンスロット101内の1つ以上のガイドピン98の位置によって制限されてもよい。あるいは、第2の保持リング78の1つ以上の第1のロック要素84および第2のロック要素86は、第1の保持リング48の1つ以上の要素、例えば、第2の保持リング78の回転を制限する1つ以上のロックタブ96の延長部と相互作用することもある。第2の保持リング78がシリンジ12とともに第1の位置まで回転すると、1つ以上の第2の凹部88が1つ以上の第1の凹部60に対してずれるので、1つ以上のラグ34の1つ以上の基部面38と相互作用する第1の保持リング48の1つ以上の保持面64によって、シリンジ12が遠位方向に取り外されるのを防止できる。

0121

別の態様では、弾力的な弾性部材102は、ラグ34をロックタブ96に対して閉じたり保持したりするトルクを作用させ続ける。一部の態様では、第2の傾斜面92は、ラグ34の第2の面42に対して付勢され続ける。このような態様では、シリンジ12はそれ以上回転することができないので、2つの面間の力がシリンジ12を遠位に付勢し、1つ以上の基部面38を1つ以上の保持面64に押し付ける。これは、取り付けおよび取り外し中のシリンジ12の自由な動きを可能にするために必要な機械的なたるみ、傾斜、または隙間をなくすという利点を有する。トルクの強さ、面の傾斜/先細、および関係する摩擦を調整して、シリンジ12の充填中に最小限の逆運動または近位運動が起きるように、シリンジ12をしっかりとロックすることができる。シリンジ12がシリンジポート16内に着座してロックされる際に、可聴および/または触覚フィードバックを提供してもよい。可聴および/または触覚のフィードバックは、シリンジ12がロック位置にある際に、シリンジ12の任意の面とシリンジポート16の対応する面との相互作用によって生成されてもよい。例えば、可聴および/または触覚のフィードバックは、点44および/または少なくとも1つの第1の面40および/または少なくとも1つの第2の面42のようなラグ34の少なくとも1つの面の、ロック機構35の少なくとも一部との相互作用によって生成されてもよい。係合中の弾力的な弾性部材102の力によるシリンジ12の回転は、触覚フィードバックを生成してもよい。

0122

シリンジ12をシリンジポート16からロック解除して取り外すために、シリンジ12は、弾力的な弾性部材102の復元力に抗して、中心軸59を中心として第1の保持リング48に対して回転される。例えば、シリンジ12を時計方向に回転させることによってシリンジ12がシリンジポート16内にロックされている場合、シリンジ12を反時計方向に回転させることによって、シリンジ12のロックを解除してもよい。シリンジ12の回転により、第2の凹部88と第1の凹部60とが整列する。次いで、シリンジ12を遠位方向に移動させることによって、シリンジ12をシリンジポート16から取り出し/排出することができる。シリンジ12を回転させ、弾力的な弾性部材102の力に抗して第2の保持リング78を回転させる過程で、シリンジ12上の少なくとも1つの第2の面42または点44、ならびに第2の保持リング78上の第1の傾斜面90および/または第2の傾斜面92は、相互作用してシリンジ12に遠位方向の力を生成し、シリンジ12をシリンジポート16から取り出す/押し出す。シリンジ12が解放、アンラッチ、または係合解除される際、シリンジ12は、ユーザによってシリンジポート16から自由に取り外されるか引き出される。本開示の一部の態様では、シリンジ12がシリンジポート16から解放される際、技術者による何らの指導または労力なしに、シリンジ12をシリンジポート16から遠位に取り出し、押し出し、付勢または移動させる軸力が存在する。特定の態様では、この力または動きは、シリンジ12をシリンジポート16から完全に排出するには必ずしも十分ではないかもしれないが、力または動きは、回転が解放のためには十分であり、シリンジ12をシリンジポート16からより容易に取り外すことができるという触覚表示またはフィードバックをユーザが有するには十分であってもよい。例えば、シリンジ筒18の回転により、ラグ34上の点44は、第2の保持リング78上の第1の傾斜面90および/または第2の傾斜面92の面に沿って遠位方向に面に沿って摺動してもよい。1つ以上のラグ34の基部面38が、第2の保持リング78上の対応する1つ以上の保持面64を通過する際、遠位方向の力によってシリンジ12が遠位方向に付勢され、許容されるならば、シリンジポート16から外れた第1の位置に排出され、シリンジ12が完全に解放され、シリンジポート16から取り外すことができることを操作者に示す。シリンジ12がシリンジポート16から取り外されると、弾力的な弾性部材102の復元力により、第2の保持リング78は、その後の新しいシリンジ12の挿入のために第1の位置に戻る。図2A図2Dに示す態様では、シリンジ12は、長手方向軸15を中心として30度以下回転して、シリンジ12をシリンジポート16から取り外すために係合解除してもよい。
ロック機構35の動作は、一旦シリンジ12の1つ以上の基部面38が第1の保持リング48の1つ以上の保持面64と係合すると、シリンジ12がシリンジポート16内に保持されるように協働する、シリンジ12およびシリンジポート16の保持面の相互作用によってさらに説明され得るシリンジ12の自己配向性の設置のために、シリンジ12およびシリンジポート16を自己整列または自動回転整列させるために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の誘導面は、シリンジ12の1つ以上の第2の面42および/または点44と、シリンジポート16の1つ以上の誘導面65とを含む。シリンジ12の設置のため、シリンジポート16を開くために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の開口面は、シリンジ12の1つ以上の第2の面42と、シリンジポート16の第1の傾斜面90および/または第2の傾斜面92の1つ以上を含む。機械的なたるみまたは公差をなくすために協働するシリンジ12の締め付け面およびシリンジポート16は、シリンジ12の1つ以上の面38、40、42および/またはシリンジポート16の面64、96、90、92を含む。シリンジ12をシリンジポート16から係合解除あるいは取り外すために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の分離面は、シリンジ12の面42およびシリンジポート16の面90、92を含む。シリンジポート16からのシリンジ12の排出を促すために遠位方向の力を生成するために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の排出面は、シリンジ12の第2の面42およびシリンジポート16の第2の傾斜面92を含む。ルアーコネクタがシリンジ12にねじ込まれる際に回転を防止するために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の回転停止面は、シリンジ12の1つ以上の第1の面40およびシリンジポート16の1つ以上のロックタブ96と共に、シリンジ12の1つ以上の基部面38とシリンジポート16の1つ以上の保持面64との間の任意の摩擦力を含む。シリンジがシリンジポート16に嵌合することを可能にするシリンジクリアランス面は、ラグ34の径方向に隣接する1つの側(左側または右側)の、第1の保持リング48の側壁58を通過する筒18の外面21を含む。

0123

図3A図3Bを参照すると、別の態様による、インジェクタ10の少なくとも1つのシリンジポート16に対して少なくとも1つのシリンジ12を装填および取り出すための接続インタフェース100が示される。シリンジ12およびインジェクタ10は、シリンジ12に設けられた少なくとも1つのシリンジ保持部材32と、インジェクタ10のシリンジポート16に設けられた対応するロック機構35とを有する接続インタフェース100を含む。

0124

図3A図3Bを参照すると、シリンジ12は、一般に、ガラスまたは適切な医療用のプラスチックから形成された円筒形のシリンジ筒18を有する。筒18は、近位端20および遠位端24と、筒18の中心を通って延びる長手方向軸15の長さに沿ってそれらの間に延びるほぼ円筒形の側壁19(図3Bに示す)を有する。ノズル22は、筒18の遠位端24から延びている。筒18は、外面21と、その内部に医療用流体を受けるように構成された内部容積25(図3Bに示す)を画定する内面23(図3Bに示す)とを有する。

0125

点滴フランジ36は、任意に、シリンジ筒18の外面21から径方向外向きに、長手方向軸15に対して延びてもよい。点滴フランジ36は、筒18の外周の少なくとも一部の周囲に延びてもよい。1つの態様では、点滴フランジ36は、シリンジ保持部材32に対して長手方向軸15に沿って遠位に配置される。点滴フランジ36は、ノズル22から滴下する流体がインジェクタ10のシリンジポート16に入るのを防止するように構成されてもよい。このようにして、点滴フランジ36は、シリンジポート16に入り、接続インタフェース100および/またはインジェクタ10の内部機構および電子回路(図1Aに示す)に詰まるか妨げとなり得る流体の量を減少させるのを助ける。一部の態様では、点滴フランジ36は、シリンジ12の挿入部30の範囲を定める停止面を画定する。点滴フランジ36は、筒18と一体的に形成されてもよく、または例えば、摩擦嵌合および/または接着剤を使用して、筒18の外面21に添付または別の方法で固定されてもよい。他の態様では、点滴フランジ36は、エッチング、レーザ切断、機械加工、または鋳型によって筒18の外面21に形成されてもよい。

0126

引き続き図3A図3Bを参照すると、シリンジ12の近位端20は、インジェクタ10のシリンジポート16(図1Aに示す)に挿入されるように寸法決めされ適合される。一部の態様では、シリンジ12の近位端20は、インジェクタ10のシリンジポート16に取り外し可能に挿入されるように構成された挿入部30を画定し、シリンジ12の残りの部分はシリンジポート16の外側に留まる。図3A図3Bに示された態様による、シリンジポート16内の対応するロック機構35とのロック係合を形成するために、本明細書で説明するように、1つ以上のシリンジ保持部材32が、シリンジ筒18の近位端20の上またはその近くに設けられる。例えば、1つ以上のシリンジ保持部材32を、シリンジ筒18の外面21に設けてもよい。シリンジ保持部材32は、筒18と一体的に形成されてもよく、または例えば、摩擦嵌合、溶接、および/または接着剤を使用して、筒18の外面21に添付または別の方法で固定されてもよい。他の態様では、シリンジ保持部材32は、エッチング、レーザ切断、機械加工、または鋳型によって筒18の外面21に形成されてもよい。1つ以上のシリンジ保持部材32を有するシリンジ12と、インジェクタ10(図1Aに示す)のロック機構35との組み合わせは、インジェクタ10に対するシリンジ12の装填および取り出しのための接続インタフェースを画定する。一部の態様では、1つ以上のシリンジ保持部材32は、ロック機構35の少なくとも一部と協働して、シリンジ12をシリンジポート16に対して自己配向させて、シリンジ12をシリンジポート16に解放可能にロックしてもよい。

0127

図3A図3Bに示す態様では、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、1つ以上の第1のラグ34および任意に、長手方向軸15に対してシリンジ筒18の外面21から径方向外向きに突出する1つ以上の第2のラグ37として形成される。1つ以上の第1のラグ34および/または1つ以上の第2のラグ37は、筒18の外面21から外面21に対してほぼ垂直な方向に径方向外向きに突出している。3つ以上の第1のラグ34および/または第2のラグ37が設けられる態様では、第1のラグ34および第2のラグ37は、筒18の外周の周囲で径方向に均一または不均一に離間されていてもよい。そのような態様では、第1のラグ34および第2のラグ37は、筒18の外面21の部分によって互いに離される。各第1のラグ34または第2のラグ37ならびに第1のラグ34または第2のラグ37の径方向に隣接する1つの側(左側または右側)上の筒18の外面21は、シリンジ保持部材32を共に画定する。一部の態様では、複数の第1のラグ34および/または第2のラグ37は、クラスタ化されてもよく、筒18の外周で、第1のラグ34または第2のラグ37の1つ以上の隣接するクラスタから径方向に離されてもよい。例えば、等角度間隔を有する6つのシリンジ保持部材32を備える態様では、各シリンジ保持部材32は60度にわたって延び、したがって、いずれかの側で隣接するシリンジ保持部材32から60度離間される。このような態様では、各第1のラグ34または第2のラグ37は、筒18の外周の30度にわたって延び、シリンジ保持部材32の残りの部分を画定する筒18の外面21の部分は、外周の残りの30度にわたって延びてもよい。他の態様では、各第1のラグ34または第2のラグ37は、筒18の外周の30度を超えてまたは30度未満で延びてもよい。一部の態様では、シリンジ保持部材32は、筒18の外周の周囲で、シリンジ保持部材32の間で不等な角度の拡張および/または不等な角度間隔を有してもよい。1つ以上の第1のラグ34は、1つ以上の第2のラグ37に対して長手方向軸15に沿って長手方向にオフセットされている。1つの態様では、1つ以上の第1のラグ34は、1つ以上の第2のラグ37よりも近位端20の近くに配置される。他の態様では、1つ以上の第1のラグ34は、1つ以上の第1のラグ34の少なくとも一部の近位端20からの距離が、1つ以上の第2のラグ37の少なくとも一部と同じになるように、長手方向軸15に沿って、1つ以上の第2のラグ37と長手方向に整列する。1つ以上のラグ34またはラグ37が存在しない態様では、対応する保持部材32は、隣接するラグ34、37間の筒18の外面21であるクリアランス面として画定されてもよい。60度にわたって延びる各シリンジ保持部材32を有する態様が添付図面に例示されているが、xが1から36の値である360/x度のような他の分離角度を有する保持部材32を備えるシリンジも、本開示の範囲内である。

0128

引き続き図3Aを参照すると、1つ以上の第1のラグ34の各々は、ほぼ三角形、多角形、または矢じり形状を有してもよく、または図5A図5Zまたは図10A図10Hによって形作られてもよい。1つ以上の第1のラグ34の各々は、筒18の長手方向軸15に対してほぼ垂直であってもよい基部面38を有する。一部の態様では、基部面38は、径方向断面平面内で、長手方向軸15の方向に対して傾斜してもよい。他の態様では、基部面38は、径方向断面平面内で筒18の外周の周囲に延びる際に、長手方向軸15の方向に対して傾斜してもよい。基部面38は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、基部面38は、基部面38を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。基部面38の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであり得る面を画定してもよい。

0129

特定の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、基部面38の一端において、長手方向軸15に対してほぼ平行の方向に延びてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、長手方向軸15の近位方向または遠位方向において、長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第1の面40の長手方向軸15に対する軸方向の先細りは、遠位端24から近位端20に向かう方向における円筒形の平面投影図における第1の面40の傾斜角として画定されてもよい。少なくとも1つの第1の面40は、基部面38に直接接続されてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40を、基部面38から離してもよい。少なくとも1つの第1の面40は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第1の面40は、少なくとも1つの第1の面40を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。少なくとも1つの第1の面40の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい面を画定してもよい。

0130

少なくとも1つの第2の面40’は、第1の面40に対向する基部面38の一端において、長手方向軸15に対してほぼ平行の方向に延びてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面40’は、長手方向軸15の近位方向または遠位方向において、長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第2の面40’の長手方向軸15に対する軸方向の先細りは、遠位端24から近位端20に向かう方向における円筒形の平面投影図における第1の面40の傾斜角として画定されてもよい。少なくとも1つの第2の面40’は、基部面38に直接接続されてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面40’を、基部面38から離してもよい。少なくとも1つの第2の面40’は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第2の面40’は、少なくとも1つの第2の面40’を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。少なくとも1つの第2の面40’の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであり得る面を画定してもよい。

0131

一部の態様では、少なくとも1つの第3の面42が、第2の面40’の一端から第1の面40の端まで延びている。少なくとも1つの第3の面42は、長手方向軸15の近位方向または遠位方向において、長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第3の面42は、近位方向に長手方向軸15に対して軸方向に先細になっていてもよい。少なくとも1つの第3の面42の長手方向軸15に対する軸方向の先細りは、遠位端24から近位端20に向かう方向における円筒形の平面投影図における少なくとも1つの第3の面42の傾斜角として画定されてもよい。少なくとも1つの第3の面42および少なくとも1つの第1の面40は、丸みのある点または鋭い点44で互いに接合してもよい。少なくとも1つの第3の面42は、点44で第1の面40の少なくとも1つに直接接続されてもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第3の面42は、点44で第1の面40の少なくとも1つから離してもよい。一部の態様では、点44は、少なくとも1つの第3の面42および第1の面40から離してもよい。少なくとも1つの第3の面42は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。一部の態様では、少なくとも1つの第3の面42は、少なくとも1つの第3の面42を共に画定する複数の個別の部分を有してもよい。少なくとも1つの第3の面42の複数の個々の部分は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい面を画定してもよい。

0132

基部面38および第1の面40、第2の面40’および第3の面42は、1つ以上の第1のラグ34のそれぞれの上面46を画定する。一部の態様では、上面46は、シリンジ筒18の曲率に対応する形状にしてもよい。他の態様では、1つ以上のラグ34の上面46は、シリンジ筒18に対して上面46の第1の端部が上面46の第2の端部よりも高くなるように、シリンジ筒18の外面21に対して傾斜してもよい。上面46は、連続していてもよく、または上面46を共に画定する複数の別個の面から構成されてもよい。上面46は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。

0133

1つ以上の第2のラグ37の各々は、筒18の外面21から径方向外向きに延びる突出部として形成されてもよい。1つ以上の第2のラグ37は、筒18の外面21から少なくとも1つの第2のラグ37の上面106まで筒18の外周の方向に延びる傾斜解放部材104を任意に有する。存在する場合、傾斜解放部材104は、シンプル二つ割型でシリンジ12の成形を容易にしてもよい。一部の態様では、上面106は、シリンジ筒18の曲率に対応する形状にしてもよい。他の態様では、上面106は、シリンジ筒18の外面21に対して傾斜していてもよい。上面106は、連続していてもよく、または上面106を共に画定する複数の別個の面から構成されてもよい。上面106は、平面、分割、弓形、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。解放部材104は、本明細書で説明するように、シリンジ12をシリンジポート16から解放するために、第3の保持リング108と係合するように構成されてもよい。

0134

引き続き図3Aを参照すると、インジェクタ10の少なくとも1つのシリンジポート16(図1Aに示す)は、シリンジ12の少なくとも1つのシリンジ保持部材32と動作可能に係合するように構成されたロック機構35を有する。ロック機構35は、シリンジ12の近位端20を受容するように構成された中央開口部71を備えたほぼ円形の形状を有するハウジング70を含む。ハウジング70は、インジェクタ10(図1Aに示す)のハウジング14の一部として、またはインジェクタ10のハウジング14に取り付けられたアタッチメントとして形成してもよい。第1の保持リング48は、ハウジング70の中央開口部71が第1の保持リング48の中央開口部50と整列するように、ハウジング70の遠位端に固定される。第1の保持リング48は、径方向に延びるフランジ74を有する本体72を有する。本体72の少なくとも一部は、フランジ74から近位方向に延びている。ハウジング70に取り付けられる際、フランジ74はハウジング70の上部と係合し、1つ以上の締結具開口部76を通って延びる1つ以上の締結具(図示せず)によって固定される。第1の保持リング48の本体72の少なくとも一部は、ハウジング70の中央開口部71に挿入される。他の態様では、第1の保持リング48は、クリップ、またはスナップフィットなどの他の機械的締結構成によってハウジング70に固定されてもよい。ハウジング70に取り付けられる際、第1の保持リング48の中心軸59は、ハウジング70の中心軸と同軸である。

0135

引き続き図3Aを参照すると、第1の保持リング48の中央開口部50内の側壁58の内側部分は、シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48の中央開口部50を通って挿入される際に、シリンジ12の1つ以上の第1のラグ34を受容するように構成された1つ以上の第1の凹部60を有する。1つ以上の第1の凹部60は、側壁58の内周の周囲に均等に離間して配置されてもよい。そのような態様では、第1の凹部60は、第1の保持リング48の側壁58の部分によって互いに離されている。各第1の凹部60および第1の凹部60の径方向に隣接する1つの側部(左側または右側)の第1の保持リング48の側壁58は、シリンジ12上のシリンジ保持部材32を受容するためのクリアランス空間63を共に画定する。各クリアランス空間63の第1の凹部60は、シリンジ保持部材32の少なくとも1つの第1のラグ34または第2のラグ37を受容するように構成されてもよく、第1の保持リング48の側壁58は、シリンジ保持部材32がクリアランス空間63内に挿入される際に、筒18の側壁19の部分を受容するように構成されてもよい。例えば、第1の保持リング48が、第1の保持リング48の外周に等しく離間した6つのクリアランス空間63を有する態様では、各クリアランス空間63は、両側に隣接するクリアランス空間63から60度離れている。このような態様では、各第1の凹部60は、第1の保持リング48の外周の30度にわたって延びてもよく、クリアランス空間63の残りの部分を画定する第1の保持リング48の側壁58の一部は、外周の残りの30度にわたって延びる。他の態様では、第1の保持リング48は、1〜5または7〜12またはそれ以上のクリアランス空間63を含んでもよく、各第1の凹部60は、第1の保持リング48の側壁58の外周の30度より大きいか小さい角度にわたって延びてもよい。一部の態様では、シリンジ12上の第1のラグ34および第2のラグ37の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数に対応する。他の態様では、シリンジ12上の第1のラグ34および第2のラグ37の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数に対応する。このような態様では、シリンジ12上の第1のラグ34および第2のラグ37は、シリンジ筒18の外周に沿って離間しているので、各第1のラグ34または第2のラグ37は、保持リング48の対応する第1の凹部60と整列することができる。他の態様では、シリンジ12上の第1のラグ34および第2のラグ37の数は、保持リング48上の第1の凹部60の数よりも多いので、2つ以上の第1のラグ34および第2のラグ37が少なくとも1つの第1の凹部60内に受容される。例えば、第1のラグ34または第2のラグ37は、1つのラグ位置にある、または2つ以上のラグ位置にわたって広がるラグの集合として形成されてもよく、ラグの集合は、本明細書において第1のラグ34または第2のラグ37またはその任意の面に属する1つ以上の機能を実行するために共に動作する。

0136

1つ以上の第1の凹部60の各々は、中心軸59に対して径方向外向きに、側壁58の内側部分に向かって延びている。シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48に対して抜き差しされる際、各第1の凹部60の外側面は、第1のラグ34および第2のラグ37の動きを第1の凹部60に対して誘導するための移動経路を画定する。各第1の凹部60は、中心軸59の方向に沿ってほぼ平行に延びている。一部の態様では、各第1の凹部60は、第1のラグ34および第2のラグ37を第1の凹部60との自己整列に誘導する1つ以上の誘導面62を有してもよいので、技術者による誘導や労力なしに第1のラグ34および第2のラグ37を第1の凹部60内に挿入して、シリンジ12をシリンジポート16内に自己整列させることができる。誘導面62は、第1のラグ34および第2のラグ37の動きを誘導するために、第1の凹部60の開口部に向かって傾斜していてもよい。このように、当初は対応する1つ以上の凹部60に対して位置がずれている1つ以上の第1のラグ34および第2のラグ37は、1つ以上の誘導面62によって1つ以上の凹部60と自己整列する。

0137

図3Aの態様を引き続き参照すると、ロック機構35は、内側側壁80を備えたほぼ環状の形状を有する第2の保持リング78をさらに含む。第2の保持リング78は、第1の保持リング48の本体72の近位端とハウジング70の底部82との間の、ハウジング70の中央開口部71内に配置される。さらに詳細に説明するように、第2の保持リング78は、回転移動可能であり、第1の保持リング48およびハウジング70に対して軸方向に固定されている。第2の保持リング78は、1つ以上の第2の凹部88を有する。1つ以上の第2の凹部88は、シリンジ12の挿入部30が第1の保持リング48の中央開口部50を通って挿入される際に、シリンジ12の1つ以上の第1のラグ34および第2のラグ37を受容するように構成される。1つ以上の第2の凹部88は、第1の保持リング48上の1つ以上の第1の凹部60と選択的に整列するように、第2の保持リング78の内側側壁80の周囲に配置される。例えば、第1の保持リング48が6つの第1の凹部60を有する態様では、第2の保持リング78も、互いに60度離れた6つの第2の凹部88を有してもよい。第2の保持リング48の回転運動は、ハウジング70の1つ以上のスロットに収容された1つ以上の近位ピン98’および/または1つ以上の弾力的な弾性部材102’によって誘導されて拘束されてもよい。

0138

図3Aを引き続き参照すると、ロック機構35は、内側側壁110を備えたほぼ環状の形状を有する第3の保持リング108をさらに含んでもよい。第3の保持リング108は、第1の保持リング48と第2の保持リング78との間のハウジング70の中央開口部71内に配置される。さらに詳細に説明するように、第3の保持リング108は、第1の保持リング48、第2の保持リング78、およびハウジング70に対して回転可能であり、これらは全て互いに固定されている。第3の保持リング108は、内側側壁110の少なくとも一部に配置された1つ以上のロック要素112を有する。1つ以上のロック要素112は、内側側壁110に対して径方向外向きに延び、各ロック要素112が第3の凹部114によって離されるように交互に配置される。

0139

1つ以上のロック要素112は、1つ以上の第1のラグ34の第3の面42に選択的に係合するように構成された傾斜面116を有する。傾斜面116は、直線、分割、湾曲、またはそれらの組み合わせであってもよい。
図3Aを引き続き参照すると、第3の保持リング108は、ハウジング70内に回転可能に保持されている。少なくとも1つのガイドピン98が第3の保持リング108から延び、第1の保持リング48および第2の保持リング78の一方または両方に形成された少なくとも1つのガイドピンスロット101(図示せず)の内側に受容される。ばねなどの少なくとも1つの弾力的な弾性部材102は、第3の保持リング108の少なくとも一部と、第1の保持リング48および第2の保持リング78の一方または両方の少なくとも一部とに一端で接続されている。1つの態様では、弾力的な弾性部材102は、少なくとも1つのガイドピン98に一端で接続されてもよく、弾力的な弾性部材102の対向端は、少なくとも1つのガイドピンスロット101に接続されてもよい。少なくとも1つの弾力的な弾性部材102は、第3の保持リング108を第1の位置に付勢する。シリンジ12をシリンジポート16に近位方向に挿入することによって、この態様では1つ以上のラグ34の第3の面42である開口面が1つ以上のロック要素112と係合して、少なくとも1つの第3の凹部114が少なくとも1つの第1の凹部60および少なくとも1つの第2の凹部88と整列する第2の位置まで第3の保持リング108を回転させる。本明細書で説明するように、一旦第1のラグ34の第2の面40’がロック要素112の傾斜面116を通過すると、第3の保持リング108は反対方向に回転してその最初の第1の位置に戻り、シリンジ12をシリンジポート16内にロックし、ここで面38は、ロック要素112の近位に保持される。例えば第3の保持リング108が第1の位置に移動することによって、シリンジ12がシリンジポート16内にロックされる際に、可聴および/または触覚のフィードバックを提供することができる。

0140

図3Dに示すように、シリンジ12をシリンジポート16に挿入するために、シリンジ12の挿入部30は、第1の保持リング48と接触するように付勢される。第1のラグ34および第2のラグ37が当初は第1の凹部60に対して位置がずれている場合、誘導面65は、挿入部30が第1の保持リング48に対して近位に移動する際に、第1のラグ34および第2のラグ37を第1の凹部60と自己整列するように誘導する。シリンジ12が第1の保持リング48に対して近位方向に連続して移動すると、1つ以上の第1のラグ34の第3の面40’の少なくとも一部が第3の保持リング108の1つ以上のロック要素112の傾斜面116に接触するまで、第1のラグ34および第2のラグ37は第1の凹部60内に誘導される。傾斜面116は、第1のラグ34の第2の面40’と係合するように構成される。図3Dに示すように、シリンジ12が第1の保持リング48に対して近位方向に連続して移動すると、第1のラグ34が少なくとも1つの弾力的な弾性部材102の復元力に抗して作用し、第3の保持リング108を、図3Dに示す第1の位置から図3Eに示す第2の位置まで回転させる。1つ以上の第1のラグ34は、第3の保持リング108を時計回りまたは反時計回りなどの第1の方向に回転させてもよい。第3の保持リング108がシリンジポート16内のシリンジ12の近位方向移動の間に回転されると、1つ以上の第1のラグ34および第2のラグ37は、全ての第1のラグ34および第2のラグ37の基部面38が第3の保持リング108の底部を通過するまで、対応する1つ以上の第2の凹部88に誘導される。弾力的な弾性部材102の復元作用の下で、第3の保持リング108は、第1の方向とは反対の第2の方向に回転される。ハウジング70に対する第3の保持リング108の回転は、シリンジ12が遠位方向に取り外されるのを防止するように、ロック要素112を1つ以上の第1のラグ34および第2のラグ37上に配置させる。

0141

図3Fに示すように、シリンジ12をシリンジポート16からロック解除するために、シリンジ12は、長手方向軸15を中心として第1の方向に回転する。シリンジ12の回転運動は、第1のラグ34の第3の面42を第2の保持リング78の第1の傾斜面90に当接させ、第2の保持リング78をその弾性部材102’の力に抗して回転させる(図2Aに示す)。例えば約30度の回転の後、第2の保持リング78上のガイドピン98は、第3の保持リング108と係合してこれも第1の方向に回転させる。さらなる回転、例えば約30度の回転の後、第1のラグ34および第2のラグ37は、第1の保持リング48の第1の凹部60と整列し、第3の保持リング108上のロック要素112は、図3Gに示すように、少なくとも1つの第1の凹部60が少なくとも1つの第3の凹部114と整列するように、第1の凹部60に近接する空間を通過するように移動する。図3Hに示すように、この時点で、第1の傾斜面90に対する第1のラグ34の第3の面42の回転運動によって生成された遠位方向の力成分は、シリンジ12を遠位に移動させてシリンジポート16から排出する。シリンジ12がシリンジポート16から排出されると、弾力的な弾性部材102および102’の復元力によって、第3の保持リング108および第2の保持リング78は、第2の方向に回転することによってそれぞれの第1の位置に戻り、その後の新しいシリンジ12の挿入に備える。

0142

ロック機構35の動作は、一旦シリンジ12の1つ以上の基部面38および上面106と、シリンジポート16のロック要素112の1つ以上の面とが係合すると、シリンジ12がシリンジポート16内に保持されるように協働する、シリンジ12およびシリンジポート16の保持面の相互作用を参照することによってさらに説明され得る。設置のために、シリンジ12およびシリンジポート16を自己整列または自動回転整列させるために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の誘導面は、シリンジ12の1つ以上の点44および/または第3の面42と、シリンジポート16の1つ以上の誘導面65とを含む。シリンジ12の設置のため、シリンジポート16を開くために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の開口面は、シリンジ12の1つ以上の第3の面42と、シリンジポート16の傾斜面116の1つ以上である。シリンジ12をシリンジポート16から係合解除あるいは取り外すために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の分離面は、シリンジ12の第3の面42およびシリンジポート16の傾斜面90である。シリンジポート16からのシリンジ12の排出を促すために、遠位方向の力を生成するために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の排出面は、シリンジ12の第3の面42およびシリンジポート16の傾斜面90である。ルアーコネクタがシリンジ12にねじ込まれる際に回転を防止するために協働するシリンジ12およびシリンジポート16の回転停止面は、シリンジ12の1つ以上の第1の面40および/または第2の面40’とシリンジポート16の1つ以上の第2の凹部88と共に、シリンジ12の1つ以上の基部面38とシリンジポート16の1つ以上のロック要素112との間の任意の摩擦力である。シリンジがシリンジポート16に嵌合することを可能にするシリンジクリアランス面は、ラグ34の径方向に隣接する1つの側(左側または右側)の、第1の保持リング48の側壁58を通過する筒18の外面21である。

0143

図3A図3Hのシリンジポート16の態様は、第1の保持リング48の側壁58に切断された第1の凹部60があるという観点から説明されている。別の態様では、側壁58は、第1の保持リング48の第1の凹部60によって画定される円筒面から突出していると考え得る。これらの2つの構成のそれぞれは、単一の態様で説明するか、具体化するために使用することができる。

0144

図2A図3Gは、少なくとも1つのシリンジ保持部材32のいくつかの非限定的な態様を示しているが、様々な他の形状も考えられる。例えば、少なくとも1つのシリンジ保持部材32の1つ以上の第1のラグ34および/または第2のラグ37は、ほぼ円形、正方形、長方形、五角形、または他の多角形を有してもよい。少なくとも1つのシリンジ保持部材32には、シリンジポート16に対するシリンジ12の自己配向を助けるために、またはシリンジ12をシリンジポート16に解放可能にロックするために、様々な特徴が設けられてもよい。各態様において、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、シリンジ12をシリンジポート16内に保持するための、インジェクタ10のシリンジポート16内の対応するロック機構との可逆ロック係合を形成するように構成される。少なくとも1つのシリンジ保持部材32の1つ以上のラグ34のための様々な他の形状を、図4A図5Zおよび図10A図10Hを参照して本明細書で説明する。

0145

図4A図4Lは、少なくとも1つのシリンジ12の近位端20と、シリンジ12の近位端20を受容するための対応する少なくとも1つのシリンジポート16との様々な態様の円筒形の平面投影図を示す。図4Aを参照すると、図2Aに概略的に示されるようなシリンジ12の近位端20の態様は、シリンジポート16の遠位端にシリンジ12を挿入するために、点線で示されるように回転的に整列される。この観点から、自己整列すると、ラグ34とラグ34間に位置する筒18の外面21とを含むシリンジ保持部材32は、シリンジポート16へのシリンジ12の挿入が可能になるように、シリンジポート16のクリアランス空間63内に収容されるように構成される。同様に、シリンジ筒18の外面21は、第1の保持リング48の側壁58を通過する。これらの要素間の関係を測定または表現する1つの方法は、シリンジ12の外側およびシリンジポート16の内側に対するそれらの角度によるものである。例えば、シリンジ保持部材32の6倍の対称性を有する態様では、各ラグ34は公称30度の角度を成しており、各第1の凹部60は、同様に30度の角度を成しているが、これはラグ34が第1の凹部60内を摺動することができるように、クリアランスおよび公差の余裕を当然考慮したものである。1つ以上のロックタブ96が有限角度範囲にわたって延びるので、ラグ34の基部面38は、保持面64の下に完全に位置決めすることができないことがある。例えば、ラグ34および第1の凹部60が共に30度であり、ロックタブ96が4度の角度を占める場合、ラグ34の基部面38は、26度の面にわたってロックタブ96と重なる。重なりを最大限にするために、ラグ34は28度に縮小することができ、凹部60は、ロックタブ96の4度を含む幅を32度まで増大させることができる。挿入時に、ラグ34の全幅は、ロックタブ96に隣接する保持面64の下に配置されてもよい。各ラグ34は、第1の保持リング48上の第1の凹部60内に受容されるように構成される。各ラグ34の第2の面42は、誘導面65に沿って第1の凹部60と位置合わせするように自己誘導されて、ラグ34を第1の凹部60に挿入することを可能にしてもよい。図4Kを参照すると、第2の保持リング78は、上部角部の1つに設けられた凹部91を有するほぼ長方形の第1のロック要素84および第2のロック要素86を有する。凹部91は、ラグ34がシリンジポート16に挿入される際に、ラグ34の第2の面42を第2の凹部88に誘導するように構成される。

0146

図4Bは、ラグ34の数がシリンジポート16上の凹部60の数よりも少ない別の態様を示す。1つ以上のラグ34が存在しない場合、欠けている領域は、シリンジ12の外面21のより大きな領域によって占められる。一部の態様では、少なくとも2つのラグ34が、互いに隣接して、筒18の周囲に、または筒18の反対側に間隔をおいて設けられるので、ラグ34の1つは、シリンジ12のシリンジポート16内における適切な係合のために、対応するロックタブ96に対して回転する。各ラグ34は、第1の保持リング48上の第1の凹部60内に受容されるように構成される。各ラグ34の第2の面42は、誘導面65に沿って第1の凹部60と位置合わせするように誘導されて、ラグ34を第1の凹部60に挿入することを可能にしてもよい。

0147

図4Cは、1つ以上のロックタブ96が、少なくとも1つのラグ34の上面38に形成される別の態様を示す。他の態様では、1つ以上のロックタブ96は、ラグ34と離されて形成されてもよい。他の態様では、ロックタブ96は、シリンジ12の少なくとも1つのラグ34およびシリンジポート16の少なくとも1つの保持部材58の両方に設けられてもよい。

0148

図4Dは、図3A図3Eに示すシリンジ12およびシリンジポート16の一態様の円筒形の平面投影図を示す。図4Eは、第1のラグ34および第2のラグ37の全てではなく一部が除去された、さらなる態様を示す。図4Jでは、第3の保持リング108上のロック要素112は、図4D図4Eに示す傾斜面116を有していない。代わりに、第1のラグ34の点44を挿入するために、ロック要素112と側壁58との間にスペースSSが設けられる。これらの態様のそれぞれにおいて、少なくとも1つの第1のラグ34が設けられる。

0149

図4Fは、8倍の対称性を有する別の態様を示す。より高次対称配置の利点は、シリンジ12の取り付けおよび取り外しのために必要な回転角度が、より小さくなるということである。例えば、8倍の対称性を有する場合、取り外しおよび排出のためのシリンジ12の回転は、22.5度以下であり得る。追加のラグはまた、保持または抑制力をシリンジ筒18の周囲により均一に広げる。他の態様では、シリンジ12とシリンジポート16との間の接続は、8倍、10倍、12倍、16倍、または他の対称性を有することができる。

0150

図4Gを参照すると、ラグ34は、ほぼ三角形の形状を有し、一対の第2の面42は、点44に対して軸方向に先細になっている。第2の面42は、第1の保持リング48上の誘導面65と係合して、ラグ34を第1の凹部60内に自己誘導するように構成される。第2の保持リング78は、ラグ34を受容するように形作られた第2の凹部88を有する。第1のロック要素84の少なくとも一部は、シリンジ12がシリンジポート16内に近位に挿入される際にラグ34を第2の凹部88に向けて誘導する傾斜路89を有する。図4Hにおいて、ラグ34は、長手方向軸15(図3Aに示す)にほぼ平行の少なくとも1つの面を有する三角形の形状を有する。第2の保持リング78は、ラグ34を受容するように形作られた第2の凹部88を有する。図4Iにおいて、ラグ34は、一体型のロックタブ96を有する。

0151

図5A図5Zは、ラグ34の様々な態様を示す。図5Aは、図2A図2Dを参照して本明細書で説明される構成を有する例示的なラグ34を示し、図5Bは、ラグ34の各面を示す点線でラグ34の輪郭を示す。

0152

図5Cは、中心部分612が中空であるラグ34cの例を示し、ラグ34cは外周面によって画定される。一部の態様では、中心部分612は、シリンジ筒18(図2Aに示す)の厚さに対応する厚さを有することができる。他の態様では、中心部分612は、シリンジ筒18(図2Aに示す)の厚さよりも厚いか薄い厚さを有することができる。一部の態様では、中空の中心部分612は、シリンジ筒18の側壁厚さの一部のみを通って延びる。周辺面は、互いに接続されてもよく、またはそれらの間に1つ以上の間隙を有してもよい。中空の中心部分612を有することの1つの利点は、成形中に材料が冷却されるので、プラスチック材料の沈み込みが低減または排除され得ることである。図5Dを参照すると、1つ以上の補強部材614が中心部分612に設けられてもよい。1つ以上の補強部材614は、ラグ34Dの外周面に接続されていてもよいし、ラグ34Dの外周面から離されていてもよい。保持力が高くなければならず、したがってラグ34Dの面に著しい応力がある場合、追加の材料または補強部材、例えば1つ以上の補強部材614の存在により、ラグ34Dはそのような高い力の下で動作できる。図5Eは、複数の空隙612’’が設けられたラグ34Eを示す。一部の態様では、空隙612’’はほぼ円形の形状を有してもよいが、様々な他の形状を容易に実施してもよい。

0153

図5Fは、第2の面42が物理的な面ではなく、点620と622との間に延びる破線によって画定される仮想面であるラグ34Fを示す。これらの仮想面は、図2Aおよび図3Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0154

特定の態様によれば、ラグ34は、共にラグ34の面を形成する複数のラグの組み合わせであってもよく、ラグ34の面は、物理的な面および/または仮想面の組み合わせであり得る。図5Gは、ラグ34Gが複数のラグ34G−1〜34G−5の集合体である態様を示す。図5Gに点線で示すように、ラグ34Gの機能面は、2つ以上のラグ34G−1〜34G−5の相互作用によって画定される。第2の面42は、物理的な面ではなく、34G−1と34G−2との間、および34G−4と34G−5との間に延びる破線によって画定される仮想面である。これらの仮想面は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0155

図5Hは、一対のラグ34H−1および34H−4を有するラグ34Hを示す。図5Hの態様では、基部面38および第1の面40はラグ34H−1上に形成され、点44はラグ34H−2の面にある。第2の面42は、2つのラグ34H−1および34H−2の間に形成された仮想面である。これらの仮想面は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0156

図5Iは、4つのラグ34I−1〜34I−2を有するラグ34Iを示す。図5Iの態様では、基部面38はラグ34I−1上に形成され、点44はラグ34I−3の面にある。第1の面40は、34I−1と34I−2との間、および34I−2と34I−4との間に形成された仮想面である。第2の面42は、34I−2と34I−3との間、および34I−3と34I−4との間に形成された仮想面である。これらの仮想面は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0157

図5Jは、T形中央ラグ34J−1と、一対の側部ラグ34J−2および34J−3とを有するラグ34Jを示す。図5Jの態様では、基部面38はラグ34J−1の上面に形成され、点44は、ラグ34J−1の底面上に形成される。第1の面40は、34J−1の上部と34J−2のと間、および34J−1の上部と34J−3との間に形成された仮想面である。第2の面42は、34J−1の底部と34J−2のと間、および34J−1の底部と34J−3との間に形成された仮想面である。図5Wは、図5Jに示す一対の側部ラグのないT形ラグ34Wを示す。図5Wでは、第2の面42は、ラグ34Wの上部と点44の底部との間に形成された仮想面である。これらの仮想面は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。
図5Kは、上部ラグ34K−1および下部ラグ34K−2を有するラグ34Kを示す。図5Kの態様では、基部面38はラグ34K−1の上面に形成され、点44は、ラグ34K−2によって表される。一対の第1の面40は、34K−1および34K−2の側方部分に沿って延びる。第2の面42は、第1の面40の端子部と34K−2との間に形成された仮想面である。これらの仮想面は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0158

図5Lは、図5Cを参照して本明細書で説明したラグ34Cの形状と同様の形状を有するラグ34Lを示す。ラグ34Lは、基部面38の一部から延びる一体型のロックタブ96aをさらに有する。

0159

図5Mは、ほぼ線形の基部面38と、湾曲した第1の面40および第2の面42とを有するラグ34Mを示す。第1の面40および第2の面42は、ほぼ楕円の形状を有するように湾曲していてもよい。第1の面40および第2の面42は、点44に向かって曲線状に軸方向に先細になっている。図5Nは、図5Mに示すラグ34Mの形状と同様の形状を有するラグ34Nを示す。ラグ34Nは、上部ラグ34N−1および下部ラグ34N−2から形成される。上部ラグ34N−1は、ほぼ直線状の基部面38を画定し、下部ラグ34N−2は、上部ラグ34N−1から間隔を空けて配置され、第2の面42に沿って軸方向内向きに先細になるほぼ湾曲状の形状を有する。

0160

図5Oおよび図5Pは、図5Cを参照して本明細書で説明したラグ34Cの形状と同様の形状を有するラグ34Oおよびラグ34Pを示す。ラグ34Oおよびラグ34Pは、ラグ34Oおよびラグ34Pが、点44と第1の面40との間に延びる少なくとも1つの仮想の第2の面42Oを備えた不連続な輪郭を有するように、第1の面40または第2の面42の少なくとも1つが除去されている。この仮想の第2の面42Oは、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0161

図5Qは、3つの円形ラグ34Q−1〜34Q−3から形成されたラグ34Qを示す。円形ラグ34Q−1〜34Q−3は、それらの間に仮想面が画定されるように配置される。特に、一対の第2の仮想面は、一対の上部円形ラグ34Q−2および34Q−3と、下部円形ラグ34Q−1とによって画定される。ラグ34Q−1〜34Q−3は、楕円形、正方形、三角形、菱形その他の多角形のような他の形状であってもよい。各仮想の第2の面42は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。図5Rは、2つの円形ラグ34R−1〜34R−2から形成され、その間に単一の仮想第2面42が画定された形状を有するラグ34Rを示す。ラグ34R−1〜34R−2は、楕円形、正方形、三角形、菱形その他の多角形のような他の形状であってもよい。図5Yは、上部の対のラグ34Y−1および34Y−2が、図5Qを参照して説明したラグ態様34Q中より下部のラグ34Y−3に軸方向に近接している、3つの円形のラグ34Y−1〜34Y−3から形成されたラグ34Yを示す。図5Zでは、ラグ34Zの下部ラグ34Z−3は、円形要素ではなく長方形要素として表されている。

0162

図5S(1)〜図5S(3)を参照すると、筒18の外面21によって離された別個のラグ34上に、一対のラグ34SAおよびラグ34SBが設けられている。第1のラグ34SAには、仮想の基部面38が仮想の第1の面40に接合されているラグ34の輪郭の右上隅のような上隅に、単一のラグ34S−1が設けられている。第1のラグ34SAは、(図5S(3)の円筒形平面図に示すように)シリンジ12がシリンジポート16に挿入された際に、ロック機構35の第1の保持リング48に設けられたロックタブ96と係合するように構成される。第2のラグ34SBは、点44に位置する単一のラグ34S−2として形成される。第2のラグ34SBは、自己配向して第1の保持リング48上に誘導面65を係合させることによって、シリンジ12をシリンジポート16に誘導するように構成される。ラグ34S−1およびラグ34S−2は、円形、楕円形、三角形、正方形、長方形、または他の多角形の形状を有してもよい。

0163

図5Tを参照すると、ラグ34Tは、基部面38から点44まで軸方向に先細になる長方形の第2の面42として形成されている。この第2の面42は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0164

図5Uを参照すると、ラグ34Uは、先細状の第2の面42の方向に沿って位置合わせされた2つの側面を有する正方形のラグとして形作られている。図5Vは、先細状の第2の面42の方向に沿って位置合わせされた2つの側面を有する三角形のラグ34Vを示す。他の態様では、ラグ34Vは、基部面38を画定する少なくとも1つの第2のラグを含んでもよい。図5T図5Vの第2の面42は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。

0165

図5Xは、垂直軸に対して水平に離間した複数の平行要素を有するラグ34Xを示す。仮想の第2の面42は、少なくとも2つの隣接する平行要素の間に画定される。図5Xの第2の面42は、図2Aに示すラグ34上の第1の面40および第2の面42を参照して本明細書に記載の方法で、軸方向に先細になる。シリンジ12の一部の態様は、少なくとも1つのシリンジ保持部材32に、34A〜34Xおよび/または10A〜10Hのいずれかのラグの様々な組み合わせを含んでもよい。

0166

図6Aを参照すると、カップリング130およびそのための取り付け部材は、シリンジ筒18とは別個であり、取り付け可能であるように製造することができる。カップリング130は、例えば、本明細書に記載の少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有するシリンジ12を許容するように構成され、少なくとも1つのシリンジ保持部材32を受容するように構成されていないロック機構を備えたシリンジポートを有する、流体インジェクタと共に使用するためのシリンジ12を適合させるように構成される。例えば、カップリング130は、特許文献3または特許文献2に記載の流体インジェクタ、または他の任意の流体インジェクタと共に使用するために、シリンジ12を適合させることができる。一部の態様では、カップリング130は、インジェクタに解放可能に接続可能である。他の態様では、カップリング130は、流体インジェクタのロック機構に挿入され、保持されてもよい。カップリング130はまた、インジェクタへのカップリングの取り付けとは独立して、シリンジ12に解放可能に接続されるか取り付けられてもよい。

0167

図6Aを参照すると、カップリング130は、本明細書に記載の態様による、少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有するシリンジ12を受容するように構成された第1の部分132と、本明細書に記載の態様による、少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有し、シリンジ12を受け入れるように構成されていないシリンジポートを有するインジェクタに装填するように構成された第2の部分134とを含む。第1の部分132は、第2の部分134に直接接続され、これとモノリシックに形成されてもよい。一部の態様では、第1の部分132は、(図7A図7Bに示す)様々な第2の部分が第1の部分132とともに使用されてもよいように、第2の部分134に解放可能に接続されてもよい。引き続き図6Aを参照すると、第1の部分132は、図2A図2Dを参照して本明細書で説明したロック機構35を有する。他の態様では、第1の部分132は、図3A図3Hを参照して説明したロック機構35を有してもよい。本明細書で説明されるように、様々な態様において、カップリング130の第1の部分132は、対応する少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有するシリンジ12を解放可能に受容するように構成される。図7A図7Bを参照すると、カップリング130の第2の部分134は、本明細書に記載のシリンジ保持部材32を有するシリンジ12を、他の方法では受容することができないインジェクタに接続するように構成された接続インタフェースを有してもよい。図7Aは、特許文献3に記載のインジェクタのロック機構と共に使用するように構成された第2の部分134を示し、図7Bは、特許文献2に記載のインジェクタのロック機構と共に使用するように構成された第2の部分134を示す。第2の部分134は、本明細書に明示的に記載されていない様々な他のインジェクタとインタフェースするように構成されてもよい。一部の態様では、カップリング130は、インジェクタのロック機構に対して、カップリング130を係合および係合解除するための別個の機構を有してもよい。

0168

図6Bを参照すると、アダプタ230は、本明細書に記載の態様の1つによるロック機構35を有するインジェクタと取り外し可能に接続するための、本明細書に記載の1つ以上のシリンジ保持部材32を有さないシリンジSを受容するように構成されている。種々の態様では、アダプタ230は、後のシリンジへの取り付けのために、シリンジSに接続するように構成されてもよい。例えば、アダプタ230は、非互換シリンジSに解放可能にまたは永久的に接続されてもよい。そのようなアダプタ230は、本明細書に記載の態様による少なくとも1つの係合部材320を有する接続インタフェースを有してもよい。アダプタ230は、本明細書に記載のロック機構35を有するインジェクタと解放可能に接続可能に構成されてもよい。アダプタ230およびシリンジSは、シリンジに接続する前に接続されてもよく、あるいは、アダプタ230は、シリンジSがアダプタ230に接続される前にインジェクタに接続されてもよい。アダプタ230およびシリンジSは、使用後にシリンジから取り外されてもよく、アダプタ230はシリンジSと一緒に処分されるか、または使用済みのシリンジSから取り外され、その後別のシリンジSで使用するために保管される。

0169

1つの態様では、アダプタ230の第1の部分232は、本明細書に記載のロック機構35のいずれとの使用に適合しないシリンジSを、永久的にまたは解放可能に受容するように構成することができる。一部の態様では、シリンジSは、特許文献3または特許文献2に記載されているシリンジ、または任意の他のシリンジであってもよい。アダプタ230は、非互換シリンジSが本明細書に記載のロック機構35と係合して保持されることを可能にする。一部の態様では、アダプタ230は、アダプタ230がインジェクタ10のロック機構35に接続されたままである間に、シリンジSを係合および係合解除するための別個の機構を有してもよい。第1の部分232はまた、他のシリンジSを保持するための受け台またはスリーブであってもよく、例えば、手持ち式シリンジあるいは異なる保持機構または特徴を有し、それらをロック機構35と係合させて保持させるシリンジである。アダプタ230の第2の部分234は、本明細書に記載の態様による少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有してもよい。一部の態様では、少なくとも1つのシリンジ保持部材32は、図2A図5Zおよび図10A図10Hを参照して本明細書で説明する1つ以上のラグ34を有してもよい。アダプタ230の第2の部分234は、本明細書に記載のロック機構35を有するインジェクタと解放可能に接続可能に構成されてもよい。このように、種々の非互換シリンジSを、本明細書に記載のロック機構35を有するシリンジと共に使用してもよい。様々な態様において、アダプタ230は、高圧を必要とする注入手順で使用するための圧力ジャケット(図示せず)をインジェクタに接続するように構成されてもよい。例えば、圧力ジャケットを有するアダプタ230は、インジェクタと解放可能に接続可能に構成されてもよい。そのようなアダプタ230は、本明細書に記載の態様の1つによる少なくとも1つのシリンジ保持部材32を有する接続インタフェースを有してもよく、あるいは、非互換シリンジをインジェクタと共に使用することを可能にする接続インタフェースを有してもよい。アダプタ230は、本明細書に記載のロック機構35を有するシリンジに取り外し可能に、永久的に、または半永久的に接続可能であるように構成されてもよく、代替の保持機構を有するシリンジSをインジェクタとともに使用できるように構成されてもよい。インジェクタに接続されると、シリンジSは、アダプタ230または圧力ジャケットに装填され、その中でその近位端または遠位端に保持されてもよい。

0170

様々な態様において、アダプタ230は、本明細書に記載のインジェクタ10への後の取り付けに必要な特徴の、全てではないが一部を有するシリンジ12を接続するように構成することができる。例えば、図4Lを参照すると、アダプタ320は、面42および面44を提供するリング300であってもよく、ロック機構35内における保持のための少なくとも1つの基部面38を有する少なくとも1つのラグを有するシリンジと嵌合する。この態様によれば、リング300は、シリンジポート16に挿入され、その後のシリンジとの使用のためにその中に留まる。アダプタ320は、シリンジポート16とそれ自体で嵌合することができないかシリンジポート16と完全に機能することができないシリンジを、ロック機構35と嵌合し、ロック機構35との保持機能を少なくとも実行することを可能にする。図4Mは、シリンジポート16から遠位に延びる突出部340を有するリングを有するアダプタ320の別の態様を示す。これらの突出部340は、例えば、シリンジポート16から径方向外向きに延びるリングを形成するように、結合または接続されてもよい。アダプタ320を回転させることによって、シリンジ12およびアダプタ320をシリンジポート16から解放してもよい。同様に、挿入時に、アダプタ320は、シリンジ12との係合のために近位に押し込まれてもよい。

0171

図8Aは、シリンジポート16からのシリンジ12の排出中に存在する力の、一般化された自由体図である。シリンジ12を回転させるためにユーザによって加えられた力T、および点滴フランジまたは他の手段によって遠位に加えられた、シリンジ12を付勢する任意の力Dと共に、ラグ34の垂直力N1および摩擦力F1は、第1のロック要素84に作用し、ラグ34の垂直力N2および摩擦力F2は、側壁58の保持面に作用する。一部の態様では、シリンジ12はポリエチレンテレフタレート(PET)材料から製造され、第1のロック要素84はDELRIN商標)などのポリオキシメチレン(POM)材料から製造されてもよい。他のDELRIN(商標)面上のDELRIN(商標)の摩擦係数μは、約0.4である。この値を使用すると、排出を可能にする角度Aの実際的な限界は、シリンジ12の長手方向軸15の方向に対して約20度である。したがって、20度を超える角度では滑りが生じ、ラグ34が突出部を通過するのに十分な運動の際に、シリンジ12が排出され、シリンジポート内で遠位に飛び出す(図8B)。図8Cは、角度Aが増加するにつれて、シリンジ12を回転させる力Tと弾性部材102の復元力Sとの比が増加することを示している。比は、角度が小さい場合には角度が増加してもほぼ一定のままであるが、角度が大きくなると著しく増加する。一部の例では、少なくとも30度および約60度未満の角度を使用してもよい。

0172

図9Aは、シリンジポート16へのシリンジ12の挿入中にインタフェースに作用する力の、一般化された自由体図である。1つ以上のラグ34は、ユーザによって加えられる横方向の力Pのために、1つ以上の第1のロック要素84と相互作用する。回転中、1つ以上のラグ34は、側壁58と摺動接触する。さらに、第2の保持リング(図示せず)がハウジングの底面82上を摺動する。この一般化された相互作用に関する静的力解析を実行すると、図9Bに示すように、面間の様々な摩擦係数μに対する2つの面の相互作用の角度Aの関数として、挿入力推定値が得られる。

0173

図10A図10Hは、本明細書に記載のロック機構35の様々な態様で使用するためのラグ34の様々な態様を示す。図10Aは、図3A図3Hを参照して本明細書で説明される構成を有する例示的なラグ34AAを示し、図10Bは、ラグ34の各面を示す点線でラグ34BBの輪郭を示す。図10Cは、中心部分612が中空であるラグ34CCの例を示し、ラグ34CCは外周面によって画定される。一部の態様では、中心部分612は、シリンジ筒18(図3Aに示す)の厚さに対応する厚さを有することができる。他の態様では、中心部分612は、シリンジ筒18(図3Aに示す)の厚さよりも厚いか薄い厚さを有することができる。周辺面は、互いに接続されてもよく、またはそれらの間に1つ以上の間隙を有してもよい。中空の中心部分612を有することの1つの利点は、成形中に材料が冷却されるので、プラスチック材料の沈み込みが低減または排除され得ることである。図10Dを参照すると、1つ以上の補強部材614が、上述のように2つの周辺隙間を有する中心部分612に設けられてもよい。1つ以上の補強部材614は、ラグ34DDの外周面に接続されていてもよいし、ラグ34DDの外周面から離されていてもよい。保持力が高くなければならず、したがってラグ34DDの面に著しい応力がある場合、追加の材料または補強部材、例えば1つ以上の補強部材614の存在により、ラグ34EEはそのような高い力の下で動作できる。図10Eは、例えば面40、点44、および基部面38を画定する、単一の垂直または長手方向の部材を有するラグ34EEを示す。図10Fは、例えば面40、点44、および基部面38を画定する、2つの概して丸いラグを有するラグ34FFを示す。図10Gは、1つの丸いラグを有するラグ34GGを示す。ラグ34GGの底部は点44を画定し、上部は基部面38を画定する。図10Hは、基部面38および先細にされた底面を形成する平坦な上面を有する3つの概して垂直で平行なラグから組み立てられたラグ34HHを示す。図5および図10に示すラグ34の1つ以上の変形形態または他の変位形態は、本開示の範囲内にあり、本開示の範囲内にあるシリンジポート16の1つ以上の変位形態で動作することができる。

0174

図1Bを参照すると、シリンジ12からインジェクタ10(図1Aに示す)に情報を送信するためのシステムが設けられいてもよい。1つの態様では、シリンジ12は、例えば1つ以上のシリンジ保持部材32上に、1つ以上の符号化装置49を備えてもよい。他の態様では、1つ以上の符号化装置49は、外面21(図1Bに示す)上、内面23(図1Bに示す)上、シリンジ12の近位端20の側壁19(図1Bに示す)の少なくとも一部内、またはプランジャ26上に配置されてもよい。一部の態様では、符号化装置49は、バーコードなどの光学的に可読な部材であり、他の態様では、符号化装置49は、RFIDタグ近距離通信装置、または他の適切な符号化装置であってもよい。複数の符号化装置49は、シリンジ12の内周あるいは外周および/またはプランジャ26に配置されてもよい。符号化装置49を読み取るために、少なくとも1つのセンサ51(図2Aに示す)をシリンジポート16に設けてもよい。一部の態様では、少なくとも1つのセンサ51を、少なくとも1つの第2の凹部88に設けてもよい。符号化装置49で符号化することができる情報の例は、シリンジ12の寸法、シリンジ12の容量、シリンジ12の内容(予め充填されたシリンジの場合)、ロット番号、日付および工具キャビティ番号などの製造情報推奨される造影剤の流速および圧力、および/または充填/注入シーケンスを含む。1つの態様では、1つ以上のシリンジ保持部材32の存在、不在、または形状が、符号化装置として機能してもよい。例えば、1つのシリンジ保持部材32の不在は、第1のコードを表してもよい。2つ以上の隣接するシリンジ保持部材32の不在は、第2のコードを表してもよい。2つ以上の隣接していないシリンジ保持部材32の不在は、第3のコードを表してもよい。存在/不在または異なる形状のシリンジ保持部材32の様々な他の組み合わせは、様々な他の符号を表してもよい。個々のシリンジ保持部材32の有無は、機械的スイッチ電気材料センサ、光学的、視覚的、または関知技術分野で知られている他の手段を使用するインジェクタによって決定され得る。このシリンジがコード化する情報は、操作者との通信のため、およびその後の使用でインジェクタを正確にプログラミングおよび制御するために、インジェクタ制御装置に伝達される。

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