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課題・解決手段

本発明は、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとした抗体−薬物−コンジュゲートADC)と、PI3K/mTOR阻害薬、MEK阻害薬、タキサン、または他の抗がん薬を含む第2の活性薬剤との組合せに、およびこれらの組合せを患者投与することによって、異常な細胞増殖処置する方法に関する。

図1】

概要

背景

概要

本発明は、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとした抗体−薬物−コンジュゲートADC)と、PI3K/mTOR阻害薬、MEK阻害薬、タキサン、または他の抗がん薬を含む第2の活性薬剤との組合せに、およびこれらの組合せを患者投与することによって、異常な細胞増殖処置する方法に関する。

目的

本発明の一実施形態では、がんなどの異常な細胞成長を処置する方法であって、それを必要とする患者に、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCと、PI3K/mTOR阻害薬、MEK阻害薬、タキサン、および他の抗がん薬から選択される第2の薬剤との組合せの有効量を投与することを含む方法を提供する

効果

実績

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請求項1

対象においてがん処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびPI3K−mTOR阻害薬併用投与することを含み、前記PI3K−mTOR阻害薬がPF−384およびPF−502から選択される、方法。

請求項2

前記PI3K−mTOR阻害薬がPF−384である、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記オーリスタチンが、式[式中、出現するごとに独立に、Wは、であり、R1は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、R2は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、R3AおよびR3Bは、(v)R3Aは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリルアリールヘテロアラルキルハロゲンまたはアラルキルであり、かつR3Bは、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキル、アラルキルもしくはハロゲンである、または(vi)R3AおよびR3Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンであるのいずれかであり、R4AおよびR4Bは、(v)R4Aは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルまたはアラルキルであり、かつR4Bは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルもしくはアラルキルである、または(vi)R4AおよびR4Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンであるのいずれかであり、R5は、、C1〜C10ヘテロシクリル、C3〜C8カルボシクリルおよびC6〜C14アリールであり、これらは、C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’および−SR’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキルおよび非置換アリールからなる群から独立に選択されるか、もしくは2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、またはR5は、であり、これらは、C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’、−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’、−SR’およびアリーレン−R’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロシクリル、C1〜C10アルキレン−C3〜C8ヘテロシクリルおよびアリールからなる群から独立に選択されるか、もしくは2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、R6は、水素、−C1〜C8アルキル、−C2〜C8アルケニル、−C2〜C8アルキニルまたは−C1〜C8ハロアルキルであり、R12は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C10ヘテロシクリルまたはC6〜C14アリールであり、R13は、C1〜C10ヘテロシクリルであり、Xは、Oである]の化合物、または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、または前記化合物もしくは塩もしくは溶媒和物の抗体−薬物コンジュゲートである、請求項1に記載の方法。

請求項4

前記オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択される、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである、請求項1に記載の方法。

請求項6

前記オーリスタチンがオーリスタチン−101である、請求項1に記載の方法。

請求項7

前記オーリスタチンがMMAFである、請求項1に記載の方法。

請求項8

前記がんが肺がんである、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記がんが乳がんである、請求項1に記載の方法。

請求項10

前記オーリスタチンおよび前記PI3K−mTOR阻害薬を同時投与するか、または逐次投与する、請求項1に記載の方法。

請求項11

前記オーリスタチンおよび前記PI3K−mTOR阻害薬をいずれかの順序で逐次投与する、請求項1に記載の方法。

請求項12

一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のPF−384または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物

請求項13

対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびMEK阻害薬を併用投与することを含む、方法。

請求項14

前記MEK阻害薬がPD−901である、請求項13に記載の方法。

請求項15

前記オーリスタチンが、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択される、請求項13に記載の方法。

請求項16

前記オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである、請求項13に記載の方法。

請求項17

前記オーリスタチンがオーリスタチン−101である、請求項13に記載の方法。

請求項18

前記オーリスタチンがMMAFである、請求項13に記載の方法。

請求項19

前記がんが肺がんである、請求項13に記載の方法。

請求項20

前記がんが乳がんである、請求項13に記載の方法。

請求項21

前記オーリスタチンおよび前記MEK阻害薬を同時投与するか、または逐次投与する、請求項13に記載の方法。

請求項22

前記オーリスタチンおよび前記MEK阻害薬をいずれかの順序で逐次投与する、請求項13に記載の方法。

請求項23

一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のPD−901または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、医薬組成物。

請求項24

対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびタキサンを併用投与することを含み、前記オーリスタチンがオーリスタチン−101であり、前記タキサンがパクリタキセルまたはドセタキセルである、方法。

請求項25

前記タキサンがパクリタキセルである、請求項24に記載の方法。

請求項26

前記タキサンがドセタキセルである、請求項24に記載の方法。

請求項27

前記がんが肺がんである、請求項24に記載の方法。

請求項28

前記がんが乳がんである、請求項24に記載の方法。

請求項29

前記オーリスタチンおよび前記タキサンを同時投与するか、または逐次投与する、請求項24に記載の方法。

請求項30

前記オーリスタチンおよび前記タキサンをいずれかの順序で逐次投与する、請求項24に記載の方法。

請求項31

一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のタキサンまたは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、医薬組成物。

請求項32

前記併用投与によって達成される抗がん効果が、前記第1および第2の医薬組成物を非併用投与することによって達成される抗がん効果よりも高い、請求項1、13または24のいずれかに記載の方法。

請求項33

(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形

請求項34

(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形。

請求項35

(a)オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)パクリタキセルまたはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形。

請求項36

(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、哺乳類において治療効果を達成するためのキット

請求項37

(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、哺乳類において治療効果を達成するためのキット。

請求項38

(a)第1の単位剤形中の、オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、パクリタキセルまたはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、哺乳類において治療効果を達成するためのキット。

技術分野

0001

本発明は、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとした抗体−薬物−コンジュゲートADC)と、PI3K/mTOR阻害薬、MEK阻害薬、タキサン、または他の抗がん薬などの第2の活性薬剤との組合せに関する。本発明はまた、これらの組合せを患者投与することによって、異常な細胞成長、例えば、がん処置する方法に関する。

背景技術

0002

発明が解決しようとする課題

0003

課題を解決するための手段

0004

本発明の一実施形態では、がんなどの異常な細胞成長を処置する方法であって、それを必要とする患者に、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCと、PI3K/mTOR阻害薬、MEK阻害薬、タキサン、および他の抗がん薬から選択される第2の薬剤との組合せの有効量を投与することを含む方法を提供する。

0005

制がん薬の標的であるmTORは、2種類の複合体、ラプタサブユニットを含有するmTORC1、およびリクターを含有するmTORC2で存在する。当技術分野において公知のとおり、「リクター」は、ヒト遺伝子座5p13.1を有する細胞成長調節タンパク質を指す。これらの複合体は、異なって調節され、異なる基質範囲を有する。mTORC2は一般に、ラパマイシンおよび選択的阻害薬に対して非感受性である。mTORC2は、Aktなどの一部のAGCキナーゼC末端疎水性モチーフリン酸化することによって、成長因子シグナル伝達モジュレートすると考えられる。多くの細胞に関連して、mTORC2は、AktのS473部位のリン酸化のために必要とされる。したがって、mTORC1活性は、Aktによって部分的に制御されるが、Akt自体は、mTORC2によって部分的に制御される。ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)の成長因子刺激は、2つの重要な部位、S473およびT308におけるリン酸化によって、Aktの活性化を引き起こす。Aktの完全な活性化は、S473およびT308活性の両方のリン酸化を必要とすることが報告されている。Aktは、アポトーシスの抑制、グルコース取り込みの促進、および細胞代謝の変更を含む多くの方法で、細胞生存および増殖を促進する。Akt上の2つのリン酸化部位のうち、PDK1によって媒介されるT308における活性化ループのリン酸化は、キナーゼ活性のために不可欠であると考えられているが、S473における疎水性モチーフのリン酸化は、Aktキナーゼ活性を増強させる。S473におけるAKTリン酸化は、PI3K/AKTmTOR経路構成的活性化のためのマーカーとして使用することができる。

0006

本発明の別の実施形態は、対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびPI3K−mTOR阻害薬を併用投与することを含み、前記PI3K−mTOR阻害薬がPF−384およびPF−502から選択される方法に関する。

0007

好ましい一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬は、PF−384である。

0008

別の実施形態では、対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびPI3K−mTOR阻害薬を併用投与することを含み、PI3K−mTOR阻害薬が、PF−384およびPF−502から選択され、前記オーリスタチンが、式

0009

[式中、出現するごとに独立に、
Wは、

0010

であり、
R1は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、
R2は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、
R3AおよびR3Bは、
(i)R3Aは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリルアリールヘテロアラルキルハロゲンまたはアラルキルであり、かつ
R3Bは、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキル、アラルキルもしくはハロゲンである、または
(ii)R3AおよびR3Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンである
のいずれかであり、
R4AおよびR4Bは、
(i)R4Aは、水素であり、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルまたはアラルキルであり、かつ
R4Bは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルもしくはアラルキルである、または
(ii)R4AおよびR4Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンである
のいずれかであり、
R5は、

0011

、C1〜C10ヘテロシクリル、C3〜C8カルボシクリルおよびC6〜C14アリールであり、これらは、C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’および−SR’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキルおよび非置換アリールからなる群から独立に選択されるか、または2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、または
R5は、

0012

であり、これらは、C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’、−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’、−SR’およびアリーレン−R’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロシクリル、C1〜C10アルキレン−C3〜C8ヘテロシクリルおよびアリールからなる群から独立に選択されるか、もしくは2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、
R6は、水素、−C1〜C8アルキル、−C2〜C8アルケニル、−C2〜C8アルキニルまたは−C1〜C8ハロアルキルであり、
R12は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C10ヘテロシクリルまたはC6〜C14アリールであり、
R13は、C1〜C10ヘテロシクリルであり、
Xは、Oである]
化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、または前記化合物もしくは塩もしくは溶媒和物の抗体−薬物コンジュゲートである、方法を提供する。

0013

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬は、PF−384およびPF−502から選択され、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択される。

0014

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬は、PF−384およびPF−502から選択され、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである。

0015

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬は、PF−384およびPF−502から選択され、オーリスタチンは、オーリスタチン−101である。

0016

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬は、PF−384およびPF−502から選択され、オーリスタチンは、MMAFである。

0017

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬およびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、肺がんを処置するために使用する。

0018

そのような方法のさらなる一実施形態では、PI3K−mTOR阻害薬およびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、乳がんを処置するために使用する。

0019

そのような方法のさらなる一実施形態では、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCおよびPI3K−mTOR阻害薬を同時投与するか、または逐次投与する。

0020

そのような方法のさらなる一実施形態では、オーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCおよびPI3K−mTOR阻害薬を、いずれかの順序で逐次投与する。

0021

別の実施形態では、本発明は、一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のPF−384または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物に関する。

0022

本発明の別の実施形態は、対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびMEK阻害薬を併用投与することを含む方法に関する。

0023

好ましい一実施形態では、MEK阻害薬は、PD−901である。

0024

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬は、PD−901であり、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択される。

0025

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬は、PD−901であり、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである。

0026

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬は、PD−901であり、オーリスタチンは、オーリスタチン−101である。

0027

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬は、PD−901であり、オーリスタチンは、MMAFである。

0028

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬およびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、肺がんを処置するために使用する。

0029

そのような方法のさらなる一実施形態では、MEK阻害薬およびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、乳がんを処置するために使用する。

0030

また別の実施形態では、本発明は、一定量のオーリスタチンもしくはオーリスタチンをベースとしたADC、または薬学的に許容できるその塩、および一定量のPD−901または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物に関する。

0031

本発明の別の実施形態は、対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびタキサンを併用投与することを含む方法に関する。

0032

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンは、パクリタキセルまたはドセタキセルであり、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択される。

0033

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンは、パクリタキセルまたはドセタキセルであり、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである。

0034

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンは、パクリタキセルまたはドセタキセルであり、オーリスタチンは、オーリスタチン−101である。

0035

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンは、パクリタキセルまたはドセタキセルであり、オーリスタチンは、MMAFである。

0036

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンおよびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、肺がんを処置するために使用する。

0037

そのような方法のさらなる一実施形態では、タキサンおよびオーリスタチンまたはオーリスタチンをベースとしたADCを、乳がんを処置するために使用する。

0038

また別の実施形態では、本発明は、一定量のオーリスタチンもしくはオーリスタチンをベースとしたADC、または薬学的に許容できるその塩、および一定量の、パクリタキセルおよびドセタキセルまたは薬学的に許容できるその塩から選択されるタキサン、ならびに薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物に関する。

0039

オーリスタチンおよび前記タキサンを当時投与するか、または逐次投与する実施形態も提供する。

0040

オーリスタチンおよび前記タキサンをいずれかの順序で逐次投与する実施形態も提供する。

0041

さらなる一実施形態は、一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のタキサンまたは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物を含む。

0042

オーリスタチンをPI3K/mTOR阻害薬と共に、オーリスタチンをMEK阻害薬と共に、およびオーリスタチンをタキサンと共に投与することを含む本明細書に記載の併用投与の方法のいずれかにおいて、併用投与によって達成される抗がん効果が、前記第1および第2の医薬組成物を非併用投与することによって達成される抗がん効果よりも大きい実施形態を提供する。

0043

(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形実施形態を提供する。

0044

(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形実施形態を提供する。

0045

(a)オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)パクリタキセルもしくはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形実施形態を提供する。

0046

(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、キット実施形態を提供する。

0047

(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、キット実施形態を提供する。

0048

(a)第1の単位剤形中の、オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、パクリタキセルまたはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含む、キット実施形態を提供する。

図面の簡単な説明

0049

がん細胞株パネルにおける併用指数CI)値の概要を示す図である。A.PF−384、二重PI3K/mTOR阻害薬との、またはmTOR特異的阻害薬との薬物組合せの分析後に得られたCI指数値の範囲を示すドットプロット。B.PTXとの薬物組合せの分析後に得られたCI指数値の範囲を示すドットプロット。A.およびB.でのCI指数は、材料および方法において記載するとおりのChou Talalay方法を使用して決定し、組合せのそれぞれについてED50レベルで表されている。結果は、少なくとも3つの独立した実験の平均である。CIは、次のとおりに解釈されている:非常に強い相乗効果(0.1未満)、強い相乗効果(0.1〜0.3)、相乗作用(0.3〜0.7)、中等度の相乗作用(0.7〜0.85)、僅かな相乗作用(0.85〜0.9)、ほぼ相加的(0.9〜1.1)、僅かな拮抗作用(1.1〜1.2)および中等度の拮抗作用(1.2〜1.45)。破線は、1.1および0.7のCI値である。PTX、パクリタキセル;VINO、ビノレルビン;Aur101、オーリスタチン−101;mTORi、WYE−132。
xCELigenceシステムを用いての、MDA−468細胞における細胞成長の動的モニタリングを示す図である。A.MDA−468細胞における5T4−ADC、PF−384または組合せの濃度−および時間依存的細胞毒性効果。A.において、3つの異なる実験のうちの代表1つが示されている。B.8日目時点でのインピーダンス指数値が表されており、これは、5T4−ADCおよびPF−384の組合せでの細胞成長阻害の統計的に有意な増強を示している。C.MDA−468細胞におけるMMAF−OMe、PF−384または組合せの濃度−および時間依存的細胞毒性効果。C.には、3つの異なる実験のうちの代表1つが示されている。D.8日目時点でのインピーダンス指数値が表されており、これは、MMAF−OMeおよびPF−384組合せでの細胞成長阻害の統計的に有意な増強を示している。
5T4−ADCまたはMMAF−OMeとPF−384またはPTXとの組合せが、3D培養において細胞成長のより強い抑制をもたらすことを示す図である。材料および方法において記載するとおり、マトリゲル中で3Dスフェロイドとして成長させたMDA−468(A−F)またはH−1975(G−J)細胞およびスフェロイド生存率を測定した。値は、平均±SEMである。A、MDA−468細胞を、漸増用量の5T4−ADC、固定用量のPF−384(10nM)または両方の薬物の組合せで7日間処置した。プロットは、個々の未処置対照と比較しての成長のパーセンテージである。破線は、固定用量のPF−384での生存率%を示している。B、Aからの、指示薬物濃度での選択データポイントヒストグラムプロット。アステリスクは、5T4−ADC+PF−384(**p<0.01、スチューデントt検定)からの有意な差を表している。C、MDA−468細胞を、漸増用量のPF−384、固定用量のMMAF−OMe(0.8nM)または両方の薬物の組合せで7日間処置した。個々の未処置対照と比較しての成長のパーセンテージがプロットされている。破線は、固定用量のMMAF−OMeでの生存率%を示している。D、(C)からの、指示薬物濃度での選択データポイントのヒストグラムプロット。アステリスクは、MMAF−OMe+PF−384からの有意な差を表している(**p<0.01、***p<0.001;スチューデントt検定)。E、MDA−468細胞を、漸増用量の5T4−ADC、固定用量のPTX(1nM)または両方の薬物の組合せで7日間処置した。個々の未処置対照と比較しての成長のパーセンテージがプロットされている。破線は、固定用量のPTXでの生存率%を示している。F、(E)からの、指示薬物濃度での選択データポイントのヒストグラムプロット。値は、平均±SEMである。アステリスクは、5T4−ADC+PTXからの有意な差を表している(**p<0.01、***p<0.001;スチューデントt検定)。G、漸増濃度のPF−384、固定用量の5T4−ADC(5または10μg/ml)、または2種の薬物の組合せで処置されたH−1975スフェロイドの用量反応曲線。H.Gからの、指示薬物濃度での選択データポイントのヒストグラムプロット。アステリスクは、5T4−ADC(10μg/ml)+PF−384(*p<0.05、***p<0.001;スチューデントt検定)からの、または5T4−ADC(5μg/ml)+PF−384(*p<0.05;スチューデントt検定)の組合せからの有意な差を表している。I、漸増濃度のPF−384、固定用量のMMAF−OMe(0.3または0.8nM)、または2種の薬物の組合せで処置されたH−1975スフェロイドの用量反応曲線。J.Iからの、指示薬物濃度での選択データポイントのヒストグラムプロット。アステリスクは、MMAF−OMe(0.3nM)+PF−384(*p<0.05;スチューデントt検定)からの、またはMMAF−OMe(0.8nM+PF−384(**p<0.01、****p<0.0001、スチューデントt検定)の組合せからの有意な差を表している。
5T4−ADCまたはMMAF−OMeとPF−384またはPTXとの組合せによる、カスパーゼ3/7活性の誘導を示す図である。A、D 5T4−ADC(10μg/ml)+PF−384(1μM)で24時間処置されたMDA−468(A)またはH−1975(E)細胞におけるカスパーゼ3/7の誘導の増強。B、F MMAF−OMe(2nM)+PF−384(1μM)で24時間処置されたMDA−468(B)またはH−1975(F)細胞におけるカスパーゼ3/7誘導の増強。C、D 5T4−ADC(1μg/ml)+PTX(6nM)(C)またはMMAF−OMe(0.22nM)+PTX(6nM)(D)で48時間処置されたMDA−468細胞におけるカスパーゼ3/7活性の誘導の増強。カスパーゼ3/7活性における誘導倍率を、材料および方法において記載するとおりに決定した。3連実験の平均およびSEMが示されている。*p<0.05、**p<0.01、***p<0.001。アステリスクは、単独の単一薬物のそれぞれと組合せとの間の統計的に有意な差を示している;スチューデントt検定。
細胞周期プロファイルに対する5T4ADC、MMAF−OMe、PF−384の単一薬剤処置およびそれらの組合せの効果を示す図である。ビヒクル(対照)、5T4−ADC(1μg/ml)、単一薬剤としてのPF−384(100nM)または5T4−ADC(1μg/ml)+PF−384(100nM)の組合せで24(A)時間および36(B)時間処置したMDA−468の細胞周期段階分布。C、分裂係数に対する、単一薬剤処置5T4−ADC、PF−384およびそれらの組合せの効果。分裂係数を、フローサイトメトリーによって、A、Bにおいて示されている実験での集団における、ホスホヒストンH3陽性細胞のパーセンテージとして決定した。細胞周期分析および分裂係数を、フローサイトメトリーによって、FlowCellect Bivariate Cell Cycleキットを用いて行った。細胞周期のG1、S、G2期を、総細胞集団に対する平均パーセンテージとして、標準誤差と共にプロットした。結果は、3連で実行された2種の独立した実験を代表しており、エラーバーは、標準誤差を表している。
5T4−ADC+PF−384組合せ処置が、in vivoでの乳房および肺がんモデルにおいて、治療効果の増強をもたらすことを示す図である。A、皮下MDA−468腫瘍を有するマウスを、ビヒクル、5T4−ADC(静脈内2mg/kg、Q4D×4)、PF−384(静脈内7.5mg/kg、Q4D×4)または組合せで処置した。エンドポイントまでの時間(Time to Endpoint)(TTE)を、動物が腫瘍−退縮を達成するまでに経過した時間と定義する。Kaplan−Meierプロットは、腫瘍を有する動物のパーセント変化を経時的に示している。TTE分析は、5T4−ADCの単一薬剤活性と比較して、5T4−ADCおよびPF−384の組合せで腫瘍退縮の有意に増強した速度を実証している(p<0.0001、ログランクマンテルコックス検定)。PF−384は、この実験において、退縮を誘発しなかった。B、(A)において示されているデータの53日目の個々の腫瘍体積分析。5T4−ADC+PF−384は、単独での5T4−ADC(P<0.05)またはPF−384(P<0.0001)処置と比較して、平均腫瘍体積の統計的に有意な阻害をもたらす。グラフ図は、53日目(マウスの15%以上が実験群のいずれかにおいて研究を離脱したとき)での個々の腫瘍体積を示しており、横棒は、1群当たりの平均腫瘍体積を示している。CR、完全寛解は、完全な腫瘍退縮によって定義される。C、皮下H−1975腫瘍を有するマウスを、5T4−ADC(静脈内3mg/kg、Q4D×4)、PF−384(静脈内7.5mg/kg、Q4D×4)または組合せで処置した。エンドポイントを、腫瘍体積が3倍になったときと定義する。Kaplan−Meierプロットは、3倍未満の腫瘍体積の増加を有する動物のパーセンテージを経時的に示している。データのTTE分析は、単独での5T4−ADC(p=0.0356、対数順位検定)またはPF−384(p<0.0001対数順位検定)の単一薬剤活性と比較して、5T4−ADC+PF−384の組合せでは、腫瘍3倍化の速度の有意な遅延を実証する。D、(C)において示されているデータの21目での個々の腫瘍体積分析。5T4−ADCは、単独での5T4−ADC(P<0.01)またはPF−384(P<0.0001)処置と比較して、平均腫瘍体積の統計的に有意な阻害をもたらす。
5T4−ADCおよびPTX組合せ処置が、in vivoでの乳房および肺がんモデルにおいて、治療効果の増強をもたらすことを示す図である。A、皮下MDA−468腫瘍を有するマウスを、5T4−ADC(静脈内2mg/kg、Q4D×4)、PTX(経口10mg/kg、Q4D×4)または組合せで処置した。データのTTE分析は、5T4−ADC(p=0.0071、対数順位検定)またはPTX(p=0.01、対数順位検定)の単一薬剤活性と比較して、5T4−ADCおよびPTXの組合せで達成される完全腫瘍退縮の有意により早い速度を実証する。B、(A)において示されているデータの53日目での個々の腫瘍体積分析。5T4−ADC+PTX(10mg/kg)は、単独での5T4−ADC(P<0.05)またはPTX(P<0.001)処置と比較して、平均腫瘍体積の阻害の有意な増強をもたらす。横棒は、1群当たりの平均腫瘍体積を示している。CR、完全寛解は、完全な腫瘍退縮によって定義される。C、(A)と同様に、ただし、PTXを22.5mg/kgの用量(経口Q4D×4)で使用した。データのTTE分析は、この用量ではいかなる腫瘍退縮も生成していない5T4−ADC(p=0.00821、対数順位検定)またはPTXの単一薬剤活性と比較して、5T4−ADC+PTXの組合せで達成される完全腫瘍退縮の有意により早い速度を示している。D、(C)において示されているデータの53日目での個々の腫瘍体積分析。5T4−ADC+PTX(22.5mg/kg)は、単独での5T4−ADC(P<0.05)またはPTX(p=0.07)処置と比較して、平均腫瘍体積の阻害の増強をもたらす。横棒は、1群当たりの平均腫瘍体積を示す。CR、完全寛解は、完全な腫瘍退縮によって定義される。E、皮下H−1975腫瘍を有するマウスを、5T4−ADC(静脈内3mg/kg、Q4D×4)、PTX(経口10mg/kg、Q4D×4)または組合せで処置した。PTXと組み合わせた5T4−ADCは、単一薬剤での処置よりも有効である。図3Cと同様に行ったデータのTTE分析は、単独での5T4−ADC(p<0.0001、対数順位検定)またはPTX(p=0.0001対数順位検定)の単一薬剤活性と比較して、5T4−ADC+PTXの組合せでは、腫瘍3倍化の速度の有意な遅延を実証する。F、(E)において示されているデータの46日目の個々の腫瘍体積分析。5T4−ADC+PTX(22.5mg/kg)は、単独での5T4−ADC(p<0.0001)またはPTX(p<0.0001)処置と比較して、平均腫瘍体積の阻害の増強をもたらす。横棒は、1群当たりの平均腫瘍体積を示している。G、皮下37622A1肺がんPDX腫瘍を有するマウスを、5T4−ADC(静脈内3mg/kg、Q4D×4)、PTX(経口22.5mg/kg、Q4D×4)または組合せで処置した。エラーバーは、平均の標準誤差を表す。研究を、群の1つ(ビヒクル)が動物の15%超を失った56日目に終了した。統計的解析をビヒクル群の終了時に行った(***p<0.001、****p<0.0001、二元ANOVA)。
5T4−ADC+ゲムシタビンの組合せ処置が、in vivoでの肺がんモデルにおいて治療効果の増強をもたらすことを示す図である。皮下H−1975ヒト肺腫瘍異種移植片を有するマウスを5T4−ADC(静脈内4mg/kg、Q4D×4)、ゲムシタビン(静脈内30mg/kg、Q7D×3)または組合せで処置した。プロットは、処置の開始後の指示時点で決定された腫瘍体積での腫瘍成長曲線を示している。ポイント、10マウス/群からの値の平均;横棒、SE。

0050

本発明において、次の用語は、別段に示さない限り、下記に示すとおりに説明される。

0051

オーリスタチン:本明細書において使用する場合、「オーリスタチン(auristatin)」または「オーリスタチン(auristatins)」という用語は、天然産物ツナミガイ(Dolabella auricularia)に由来する薬物、ならびにオーリスタチン−101、MMAEおよびMMAFなどの構造的に関連した化合物を含む、ポリペプチドをベースとした化合物のクラスを指す。本発明の組合せ(複数可)の成分を記載するために本明細書において使用する場合、「オーリスタチン(auristatin)」または「オーリスタチン(auristatins)」はまた、オーリスタチンを組み込んでいるか、またはそれを含むバイオコンジュゲート分子、例えば、抗体(Ab)などの生物学的部分がポリペプチド部分に連結している抗体−薬物コンジュゲート(ADC)を指す。代表的なオーリスタチンポリペプチドをベースとした分子には、オーリスタチン−101、MMAE、およびMMAFが含まれる。代表的なオーリスタチンADCには、5T4−ADCが含まれる。

0052

「オーリスタチン−101」は、オーリスタチンポリペプチド化合物:式

0053

の2−メチルアラニル−N−[(3R,4S,5S)−3−メトキシ−1−{(2S)−2−[(1R,2R)−1−メトキシ−2−メチル−3−オキソ−3−{[(1S)−2−フェニル−1−(1,3−チアゾール−2−イルエチルアミノプロピルピロリジン−1−イル}−5−メチル−1−オキソヘプタン−4−イル]−N−メチル−L−バリンアミド、または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、またはその誘導体を指す。

0054

「MMAE」は、モノメチルオーリスタチンEとして知られる、式

0055

を有するオーリスタチンポリペプチド化合物、または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、またはその誘導体を指す。

0056

「MMAF」は、モノメチルオーリスタチンF、または(S)−2−((2R,3R)−3−((S)−1−((3R,4S,5S)−4−((S)−N,3−ジメチル−2−((S)−3−メチル−2−(メチルアミノブタンアミド)ブタンアミド)−3−メトキシ−5−メチルヘプタノイル)ピロリジン−2−イル)−3−メトキシ−2−メチルプロパンアミド)−3−フェニルプロパン酸として知られる、式

0057

を有するオーリスタチンポリペプチド化合物、または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、またはその誘導体を指す。

0058

「5T4−ADC」は、「mc」リンカーを介して、5T4抗原に特異的な抗体にコンジュゲートしているオーリスタチンポリペプチドMMAFを含む分子を指す。

0059

「抗5T4抗体−薬物コンジュゲート」は、切断不可能なマレイミドカプロイル(mc)リンカーを介して強力なチューブリン阻害薬であるモノメチルオーリスタチンF(MMAF)に連結している抗5T4 A1抗体を指す。抗5T4ADCと呼ばれるA1mcMMAFにおける標的薬剤は、ヒト5T4を特異的に認識するヒト化IgGモノクローナル抗体A1である(Sapra P、Damelin M、Dijoseph J、Marquette K、Geles KG、Golas Jら Long−term tumor regression induced by an antibody−drug conjugate that targets 5T4, an oncofetal antigen expressed on tumor−initiating cells.Molecular cancer therapeutics.2013;12:38〜47)。mcMMAFのマレイミドが、抗体上のシステインスルフヒドリル基にコンジュゲートされた。得られたADCは、4mol/molの平均薬物:抗体比を有する。標的細胞内部移行すると、ADCはリソソームにおいて分解されて、cysmcMMAFの放出をもたらし、それが、チューブリン重合を阻害し、アポトーシスおよび細胞死をもたらすことが提案されている。

0060

本明細書において使用する場合、「PI3K/mTOR阻害薬」は、PI3KおよびmTOR標的を二重阻害し得る化合物を指す。そのような二重特異性阻害薬は、mTORおよびPI3KのATP結合部位の両方に結合する。そのような阻害薬の例には、ウォルトマニン、LY294002、PI−103(Cayman chemical)、SF1126(Semafore)、BGT226(Novartis)、XL765(Exelixis)およびNVP−BEZ235(Novartis)が含まれる(Liuら、Nature Review、8、627〜644、2009)。一部の態様では、二重特異性阻害薬は、イミダゾキナゾリン(例えば、イミダゾ[4,5−c]キノリン誘導体)であろう。化合物がPI3Kおよび/もしくはmTORに結合し、かつ/またはそれらを阻害するかどうかのための例示的なアッセイは、当技術分野において周知である。

0061

「対象」および「患者」という用語は、本明細書において互換的に使用される。「対象」および「患者」の例には、これらだけに限定されないが、ヒト、ラット、マウス、モルモットサルブタヤギウシウマイヌネコトリおよびニワトリが含まれる。例示的な一実施形態では、対象または患者はヒトである。

0062

臨床開発中で、かつ本発明において特に重要なPI3K/mTOR阻害薬にはまた、2−アミノ−8−[trans−4−(2−ヒドロキシエトキシシクロヘキシル]−6−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン

0063

または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、またはその誘導体、および1−(4−{[4−(ジメチルアミノピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−3−[4−(4,6−ジモルホリン−4−イル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル]尿素

0064

または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、またはその誘導体がある。

0065

この第2のトリアジンをベースとした化合物は、PF−05212384、PF−’384、PF−384、またはPKI−587としても公知である。

0066

本明細書において使用する追加の用語には、2D(二次元細胞培養);3D(三次元細胞培養);5T4(腫瘍胎児抗原またはTPBG);5T4−ADC(5T4mAbもしくはmABsとmcMMAF毒素とのコンジュゲート);CR(完全応答);CI(併用指数);ED50(50%有効用量);IC50(50%阻害濃度);IgG(免疫グロブリンG);IHC(免疫組織化学);mc(切断不可能なマレイミドカプロイルリンカー);mcMMAF(切断不可能なマレイミドカプロイルリンカーに接続されたモノメチルオーリスタチンF);MMAF−Ome(モノメチルオーリスタチンFの透過性バージョン);mTOR(ラパマイシンの哺乳類標的);PD−901(MEK阻害薬PD0325901);PF−384(二重PI3K/mTOR阻害薬PF−05212384またはPKI−587);PI3K(ホスホイノシチド3−キナーゼ);PTX(パクリタキセル);RNAseq(RNA配列決定);SOC(標準治療処置);TCGA(The Cancer Genome Atlas);およびWYE−132(包括的mTOR阻害薬WYE−125132)が含まれる。

0067

本発明において使用するための活性な部位阻害薬の別のクラスは、選択的mTOR阻害薬である。このクラスのmTOR阻害薬は、1種または複数のI型ホスファチジルイノシトール3−キナーゼと比較して、mTORC1およびmTORC2活性を選択的に阻害する。I型ホスファチジルイノシトール3−キナーゼは、例えば、PI3キナーゼu、PI3キナーゼp、PI3キナーゼ7、またはPI3キナーゼ6から選択することができる。これらの活性な部位阻害薬は、m TORの活性部位に結合するが、PI3Kには結合しない。そのような阻害薬の例には、Torin1(GuertinおよびSabatini)、PP242(2−(4−アミノ−I−イソプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1H−インドール−5−オール)、PP30、Ku−0063794、WAY−600(Wyeth)、WAY−687(Wyeth)、WAY−354(Wyeth)、およびAZD8055(SparksおよびGuertin、Oncogene、29、2733〜2744、2010、Liuら、Nature Review、8、627〜644、2009)が含まれる。一部の態様では、mTor阻害薬は、ピラゾロピリミジンであろう。mTOR阻害薬の選択性を決定するための方法は、当技術分野において公知である。本発明において使用するためのmTOR阻害薬の別のクラスは、本発明において、「ラバログ」と称される。本明細書において使用する場合、「ラバログ」という用語は、m TOR FRBドメイン(FKBPラパマイシン結合ドメイン)に特異的に結合し、ラパマイシンと構造的に類似していて、かつmTOR阻害特性を保持している化合物を指す。

0068

本明細書において使用する場合、「PI3K阻害薬」という用語は、PI3Kに結合し、その少なくとも1つの活性を阻害する化合物またはリガンドを指す。PI3Kタンパク質は、3つのクラス、クラス1 P13K、クラス2 P13K、およびクラス3 P13Kに分類することができる。PI3K阻害薬の例には、BKM120(クラス1 P13K阻害薬、Novartis)、XL147(クラス1 P13K阻害薬、Exelixis)、GDC0941(クラス1 P13K阻害薬、Genentech)、GSK1059615(pan−P13K阻害薬、GlaxoSmithKline)、PX−866(クラス1 P13K阻害薬;p110u、p110p、およびp1107アイソフォーム、Oncothyreon)、およびCAL−101(クラス1 P13K阻害薬;p1106アイソフォーム、Calistoga)が含まれる。

0069

本明細書において既に述べたものに加えて、本発明に関連して有用なPI3KまたはPI3K/mTOR阻害薬には、GDC0941(PI3Ki)およびGDC−0980(PI3K/mTORi)(Genetech/ Roche);BEZ235(PI3K/mTORi)、BGT226(PI3K/mTORi)、BKM120(PI3Ki)およびエベロリムス(mTORC1iラバログ)(Novartis);XL−767(PI3K/mTORi)、XL−147(PI3Ki)、およびXL−388(Exelixis/ Sanofi−Aventis);AZD8055(mTORi)(Astrazeneca);GSK214179(AKTi)およびGSK2126458(PI3K/mTORi)(GSK);OSI−027(mTORi)およびOXA−01(mTORi)(OSI);CAL−101(PI3Kδ)およびCAL120(PI3Kγ/δi)(Calistoga);SF1126(PI3Ki)(Semafore);INK−128(mTORi)、PI3Kγ/δ、およびPI3Kα/βi(Intellikine);SB2312(PI3K/mTORi)(S*Bio);AR−mTOR−1(mTORi)およびAR−mTOR−26(mTORi)(ARRAY);PX−866(PI3Ki)(Oncothyreon);AEZS−126(PI3Ki)(Aeterna Zentaris);ZSTK474(Japanese foundation of Cancer Research);WX037(Wilex);NV−128(mTORi)(Novagen);EZN−4150(PI3Ki)(Enzon);ならびにXcovery、Cellzomeなどが開発中の化合物が含まれる。本明細書において既に述べたものに加えて、本発明に関連して有用なFGFR阻害薬には、AZD−4547(AstraZeneca);LY2874455(Lilly);BGJ−398およびドビチニブ(Novartis);ブリバニブアラニンエステル(BMS);スルファチニブ(Hutchinson Medi Pharm);インダニブ(Boehringer Ingelheim);レンバチニブ(Eisai);およびTSU−68(Taiho Pharmaceutical)が含まれる。

0070

本明細書において使用する場合、「MEK阻害薬」は、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ酵素MEK1および/またはMEK2を阻害する薬品または薬物である。MEK阻害薬を使用して、一部のがんにおいて過剰活性であることが多いMAPK/ERK経路に影響を及ぼすことができる。したがって、MEK阻害薬は、BRAF変異黒色腫およびKRAS/BRAF変異結腸直腸がんを含む一部のがんを処置するために可能性を有する。MEK阻害薬には、BRAF変異黒色腫を処置するためにFDA承認されていて、かつBRAF変異黒色腫を処置するためにBRAF阻害薬ダブラフェニブと組み合わせて研究されているトラメチニブ(GSK1120212);非小細胞肺がん(NSCLC)のためのフェーズ治験において、PFSの改善を実証しており、ブドウ膜黒色腫、および分化甲状腺癌腫のための他の治験が進行中であるセルメチニブ;胆管癌および黒色腫のためにフェーズ1治験を受けているビニメチニブまたはMEK162;乳がん、結腸がん、および黒色腫と関連して調査されているPD−325901、またはPCD−901;進行黒色腫を処置するために、ベムラフェニブ(Zelboraf(登録商標))と組み合わせてフェーズIII治験中のコビメチニブまたはXL518;ならびにCI−1040が含まれる。MEK阻害薬PD−325901が、本発明に特に関連している。

0071

パクリタキセルは、がん化学療法において使用される有糸分裂阻害薬であり、これと、ドセタキセルとは、薬物の「タキサン」ファミリーの代表である。

0072

この方法の一実施形態では、異常な細胞成長は、これらだけに限定されないが、中皮腫肝胆道(肝および胆管)、原発性もしくは続発性CNS腫瘍、原発性もしくは続発性脳腫瘍、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、扁平上皮細胞がん、骨がん、膵臓がん皮膚がん頭頸部がん、皮膚もしくは眼内黒色腫、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん胃腸結腸直腸、および十二指腸)がん、乳がん、子宮がんファロピウス管癌、子宮内膜癌子宮頸癌癌、外陰癌、ホジキン病食道がん小腸がん、内分泌系がん、甲状腺がん副甲状腺がん、副腎がん、軟部組織肉腫尿道がん、陰茎がん前立腺がん睾丸がん、慢性もしくは急性白血病慢性骨髄性白血病リンパ球性リンパ腫膀胱がん腎臓もしくは尿管がん、腎細胞癌腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫非ホジキンリンパ腫脊髄軸腫瘍、脳幹膠腫下垂体腺腫副腎皮質がん、胆嚢がん多発性骨髄腫、胆管癌、線維肉腫神経芽細胞腫網膜芽細胞腫、または上述のがんの1種または複数の組合せを含む。

0073

本発明の別の実施形態では、がんは、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、頭頸部がん、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん、乳がん、腎臓または尿管がん、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、および脊髄軸腫瘍から選択されるか;または肺がん(NSCLCおよびSCLC)、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがんから選択されるか;または肺がん(NSCLCおよびSCLC)、卵巣がん、結腸がんおよび直腸がんから選択されるか;または膀胱がん、子宮内膜癌、多発性骨髄腫、胃がん、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、乳がんおよび扁平上皮細胞がんから選択されるか;または子宮内膜癌、胃がん、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、乳がんおよび扁平上皮細胞がんから選択されるか;または子宮内膜癌、胃がんおよび肺がん(NSCLCおよびSCLC)から選択されるか;または上述のがんの1種または複数の組合せである。

0074

本発明の一実施形態では、対象において癌を処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびPI3K−mTOR阻害薬を併用投与することを含み、前記PI3K−mTOR阻害薬を、PF−384およびPF−502から選択することを含む方法を提供する。

0075

本発明の追加の実施形態には、PI3K−mTOR阻害薬がPF−384であるものが含まれる。

0076

本発明の追加の実施形態には、オーリスタチンが、式

0077

[式中、出現するごとに独立に、
Wは、

0078

であり、
R1は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、
R2は、水素、C1〜C8アルキルまたはC1〜C8ハロアルキルであり、
R3AおよびR3Bは、
(iii)R3Aは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキル、ハロゲンまたはアラルキルであり、かつ
R3Bは、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキル、アラルキルもしくはハロゲンである、または
(iv)R3AおよびR3Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンである
のいずれかであり、
R4AおよびR4Bは、
(iii)R4Aは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルまたはアラルキルであり、かつ
R4Bは、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ハロアルキル、C3〜C8カルボシクリル、C1〜C10ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアラルキルもしくはアラルキルである、または
(iv)R4AおよびR4Bは一緒になって、C2〜C8アルキレンもしくはC1〜C8ヘテロアルキレンである
のいずれかであり、
R5は、

0079

、C1〜C10ヘテロシクリル、C3〜C8カルボシクリルおよびC6〜C14アリールであり、これらは、−C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’および−SR’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキルおよび非置換アリールからなる群から独立に選択されるか、または2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、または
R5は、



であり、これらは、C1〜C8アルキル、−C1〜C8アルキル−N(R’)2、−C1〜C8アルキル−C(O)R’、−C1〜C8アルキル−C(O)OR’、−O−(C1〜C8アルキル)、−C(O)R’、−OC(O)R’、−C(O)OR’、−C(O)N(R’)2、−NHC(O)R’、−S(O)2R’、−S(O)R’、−OH、ハロゲン、−N3、−N(R’)2、−CN、−NHC(=NH)NH2、−NHCONH2、−S(=O)2R’、−SR’およびアリーレン−R’からなる群から独立に選択される1、2、3、4または5個の基で置換されていてもよく、各R’は、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C8ヘテロシクリル、C1〜C10アルキレン−C3〜C8ヘテロシクリルおよびアリールからなる群から独立に選択されるか、または2個のR’は、それらが結合している窒素と一緒になって、C1〜C10ヘテロシクリルを形成することができ、
R6は、水素、−C1〜C8アルキル、−C2〜C8アルケニル、−C2〜C8アルキニルまたは−C1〜C8ハロアルキルであり、
R12は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C10ヘテロシクリルまたはC6〜C14アリールであり、
R13は、C1〜C10ヘテロシクリルであり、
Xは、OまたはSであるが、
ただし、R3Aが水素である場合には、XはSである]
の化合物、または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物、または前記化合物もしくは塩もしくは溶媒和物の抗体−薬物コンジュゲートであるものが含まれる。

0080

本発明の追加の実施形態は、オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択されるものを含む。

0081

本発明の追加の実施形態は、オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCであるものを含む。

0082

本発明のさらなる実施形態は、オーリスタチンがオーリスタチン−101であるものを含む。

0083

本発明のさらなる実施形態は、オーリスタチンがMMAFであるものを含む。

0084

本発明のさらなる実施形態には、肺がんであるがんを処置する方法を含む。

0085

本発明のさらなる実施形態は、乳がんであるがんを処置する方法を含む。

0086

本発明のいっそうさらなる実施形態は、オーリスタチンおよびPI3K−mTOR阻害薬を同時投与または逐次投与するものを含む。逐次投与は、オーリスタチンを最初にまたは二番目に投与するいずれかの順序で行ってもよい。

0087

本発明の実施形態は、一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のPF−384または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物を含む。

0088

本発明の実施形態はまた、対象においてがんを処置するための方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびMEK阻害薬を併用投与することを含む方法を含む。

0089

追加の実施形態は、MEK阻害薬がPD−901であるものを含む。

0090

追加の実施形態は、オーリスタチンが抗体薬物コンジュゲート5T4−ADC、PF−101およびMMAFから選択されるものを含む。

0091

一部の実施形態では、オーリスタチンは、抗体薬物コンジュゲート5T4−ADCである。

0092

一部の実施形態では、オーリスタチンは、オーリスタチン−101である。

0093

一部の実施形態では、オーリスタチンは、MMAFである。

0094

オーリスタチン/MEK組合せでは、実施形態は、がんが肺がんであるもの、およびがんが乳がんであるものを含む。

0095

本発明の一部の実施形態では、オーリスタチンおよびMEK阻害薬を、同時投与するか、または逐次投与し、逐次投与する場合には、いずれかの順序で投与する。

0096

本発明の一部の実施形態では、一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のPD−901または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。

0097

本発明の一部の実施形態では、対象においてがんを処置する方法であって、それを必要とする対象にオーリスタチンおよびタキサンを併用投与することを含み、オーリスタチンがオーリスタチン−101であり、タキサンがパクリタキセルまたはドセタキセルである方法を提供する。これらの方法は、肺がんを処置する方法、および乳がんを処置する方法を含む。

0098

本発明の一部の実施形態では、オーリスタチン−101およびタキサンを当時投与するか、または逐次投与し、逐次投与する場合には、いずれかの順序で投与する。

0099

本発明はさらに、一定量のオーリスタチンまたは薬学的に許容できるその塩、一定量のタキサンまたは薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。

0100

本明細書に記載の一部の実施形態では、前記併用投与によって達成される抗がん効果は、前記第1および第2の医薬組成物を非併用投与することによって達成される抗がん効果よりも大きい。

0101

本発明の一部の実施形態では、(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形を提供する。

0102

本発明の一部の実施形態では、(a)オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形を提供する。

0103

本発明の一部の実施形態では、(a)オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、(b)パクリタキセルまたはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、ならびに(c)薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、哺乳類においてがんを処置するための剤形を提供する。

0104

本発明の一部の実施形態では、哺乳類において治療効果を達成するためのキットであって、(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PF−384およびPF−502から選択されるPI3K−mTOR阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含むキットを提供する。

0105

本発明の一部の実施形態では、哺乳類において治療効果を達成するためのキットであって、(a)第1の単位剤形中のオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、PD−901であるMEK阻害薬、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含むキットを提供する。

0106

本発明の一部の実施形態では、哺乳類において治療効果を達成するためのキットであって、(a)第1の単位剤形中の、オーリスタチン−101であるオーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、(b)第1の単位剤形中の、パクリタキセルまたはドセタキセルであるタキサン、または薬学的に許容できるその塩、および薬学的に許容できる担体または希釈剤、ならびに(c)前記第1および第2の剤形を収容するための手段を含むキットを提供する。本発明の一実施形態は、参照によって本明細書に組み込まれる国際特許出願公開第WO2008/002578号、米国特許出願公開第2008−0090801A1号、および米国特許第7,696,213号において記載されている2−アミノ−8−[trans−4−(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル]−6−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン(化合物1A)

0107

に関する。化合物1Aは、クラスI PI3KおよびmTORの両方の構造的に新規で強力なATP競合的および可逆的二重阻害薬である。Dundee UniversityおよびInvitrogenキナーゼスクリーニングサービスを利用する81種のプロテインキナーゼおよびクラスIII PI3KファミリーhVps34のパネルにおける活性の欠如によって示されるとおり、化合物1Aは、PI3Kファミリーについて高い選択度を実証した。有意な阻害活性は、10μM(選択率>500)まで、評価されたキナーゼのいずれでも観察されなかった。in vivoラットPK研究から、化合物1Aは、低いクリアランスおよび良好な経口生物学的利用能(F(%)56+/−16)を実証した。化合物1Aは、20.2%の未結合画分(Fu)で、ラットにおいて中等度の血漿タンパク質結合を示した。その結果、1Aの未結合クリアランスは低い。これらの特性は、強固なin vivo性能を実証していると解釈されており、化合物1Aは、PI3K経路の異常を伴うヒトがん細胞株を移植されたマウス異種移植片モデルにおいて、in vivo活性を有する。

0108

本発明の別の実施形態は、参照によって本明細書に組み込まれる国際特許出願公開第WO2009/044774号、米国特許出願公開第2009−0291079A1号、および米国特許第8,039,469号において記載されている1−(4−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]カルボニル}フェニル)−3−[4−(4,6−ジモルホリン−4−イル−1,3,5−トリアジン−2−イル)フェニル]尿素(化合物1B)

0109

に関する。化合物1Bは、(IV)投与される高度に強力なpan−PI3K/mTOR阻害薬である。化学的には、化合物1Bは、PI3K酵素のATP結合ポケットにおいて結合する2,4−ビスモルホリノ−6−アリールウレイドトリアジンである。重要な結合相互作用は、モルホリノ酸素ヒンジ領域Val851との、尿素酸素とLys−802アミノ基との間のH結合、ならびに両方のウレイド−NHとAsp810カルボキシラートとの間の二重H結合である。236キナーゼに対するそのキナーゼ選択性スクリーン(Invitrogen)によって証拠づけられるとおり、化合物1Bは、PI3KおよびPIKKについて高度に選択的である。当該化合物は、50種超の多様なヒト腫瘍細胞株において、IC50<100nMで強い抗増殖効果を有する。さらに、化合物1Bは、がん細胞株において、PI3Kシグナル伝達を上昇させながらアポトーシスを誘導し、AKTなどのPI3K/mTOR下流エフェクターのリン酸化を抑制した。特に応答性の細胞株の1つ、MDA−MB−361では、アポトーシスが、4時間目に30nMの化合物1Bで誘導され、切断PARPの抑制によって証拠づけられた。これらのin vitro結果は、in vivo結果に変換され、その場合、化合物1Bは、乳房(BT474、MDA−MB−361)、結腸(HCT116)、(H1975)、および膠腫(U87MG)異種移植片モデルにおいて腫瘍成長を阻害した。週1回、25mg/kgで投薬された化合物1Bは、大きな(1000mm3)MDA−MB−361腫瘍を縮小させ、再成長を抑制した。この腫瘍退縮は、MDA−MB−361モデルにおけるリン酸化Aktの退縮と相関した。

0110

本発明のまた別の実施形態は、参照によって本明細書に組み込まれる国際特許出願公開第WO2004/011465号、米国特許出願公開第2004−0019210A1号、および米国特許第7,196,090号において記載されている1−シクロペンチル−7−(4−ジエチルアミノブチルアミノ)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシ−フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−オン:

0111

に関する。化合物2は、チロシンキナーゼのFGFRファミリー:FGFR1、2、3、および4の経口利用可能で、強力で、かつ高度に選択的な小分子阻害薬である。化合物2は、FGFR遺伝子が変更された細胞株に対して選択的に強力であり、in vitroおよびin vivoの両方で胃および肺がん細胞株において優先的選択性を実証している。化合物2は、試験された60種超のキナーゼに対して高いキナーゼ選択性を示す。細胞アッセイにおいて、当該化合物は、FGFR2と比較して、VEGFR2に対して100倍超の選択性を有し、in vitroおよびin vivoの両方でFGFRおよび他の下流マーカーのリン酸化を阻害することが示されている。当該化合物は、FGFR遺伝子増幅または変異によって特徴づけられる様々な異種移植片腫瘍モデルにおいてin vivoで腫瘍成長を阻害することが示されている。化合物2は、薬物様医薬特性を有し、QDまたはBID経口投与に適した薬物動態プロファイルを有すると予測される。

0112

「処置すること」という用語は、本明細書において使用する場合、別段に示さない限り、そのような用語が適用されている障害もしくは状態、またはそのような障害もしくは状態の1種もしくは複数の症状を反転するか、緩和するか、その進行を阻害するか、または予防することを意味する。「処置」という用語は、本明細書において使用する場合、別段に示さない限り、処置する行為を指し、この際、「処置すること」は、直前で定義されている。

0113

本発明によって処置される患者には、これらだけに限定されないが、ヒト、ウマ、イヌ、モルモット、またはマウスなどの任意の温血動物が含まれる。例えば、患者は、ヒトである。医学分野の当業者は、がんに罹患していて、処置を必要とする個々の患者を容易に同定することができる。

0114

「同時投与」または「併用投与」という用語は、本明細書において使用する場合、個々の治療用化合物が、重複期間中を含めて、対象内に同時に存在するような、複数の治療用化合物の投与を指す。同時投与または併用投与はまた、個々の治療用化合物が、同じ期間また重複期間で個体中に存在するかどうかに関わらず、患者が複数の治療用化合物を投与される期間、または処置過程を指し得る。

0115

逐次投与は、治療用化合物が投与されない期間がその間にあってもなくても、患者が、第1の治療用化合物を第1の処方期間に与えられ、かつ第2の治療用化合物を第2の処方期間に与えられるような、複数の治療用化合物が逐次投与される処置過程を指す。

0116

この方法の一実施形態では、がんには、これらだけに限定されないが、中皮腫、肝胆道(肝および胆管)、原発性もしくは続発性CNS腫瘍、原発性もしくは続発性脳腫瘍、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、扁平上皮細胞がん、骨がん、膵臓がん、皮膚がん、頭頸部がん、皮膚もしくは眼内黒色腫、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん、胃腸(胃、結腸直腸、および十二指腸)がん、乳がん、子宮がん、ファロピウス管がん、子宮内膜癌、子宮頸癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、食道がん、小腸がん、内分泌系がん、甲状腺がん、副甲状腺がん、副腎がん、軟部組織肉腫、尿道がん、陰茎がん、前立腺がん、睾丸がん、慢性もしくは急性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱がん、腎臓もしくは尿管がん、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹膠腫、下垂体腺腫、副腎皮質がん、胆嚢がん、多発性骨髄腫、胆管癌、線維肉腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、または上述のがんの1種または複数の組合せが含まれる。

0117

本発明の一実施形態では、がんは、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、頭頸部がん、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん、乳がん、腎臓もしくは尿管がん、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍または上述のがんの1種または複数の組合せから選択される。

0118

相乗的」という用語は、本明細書において使用する場合、2種以上の単一薬剤の相加的効果よりも有効である治療薬の組合せを指す。例えば、5T4−mcMMAF(またはMMAFもしくは他のオーリスタチン)と1種または複数の化学療法剤との間の相乗的相互作用の決定は、本明細書に記載のアッセイから得られる結果に基づき得る。併用指数「CI」を得るために、これらのアッセイの結果を、CalcuSynソフトウェアを用いてChouおよびTalalay組合せ方法および用量効果分析を使用して分析する(ChouおよびTalalay(1984)Adv.Enzyme Regul.22:27〜55)。本発明が提供する組合せは、複数のアッセイシステムにおいて評価されており、抗がん薬において相乗作用、相加作用、および拮抗作用を定量化するための標準的なプログラムを利用して、データを分析することができる。利用するのが好ましいプログラムは、ChouおよびTalalayによって、「New Avenues in Developmental Cancer Chemotherapy」、Academic Press、1987において記載されている。0.8未満の併用指数(CI)値は、相乗効果を示し、1.2超の値は、拮抗作用を示し、0.8〜1.2の間の値は、相加効果を示す。併用療法は、「相乗効果」をもたらし得、かつ、「相乗的」であることが判明しており、すなわち、活性成分を一緒に使用した場合に達成される効果は、化合物を別々に使用して生じる効果の合計よりも大きい。相乗効果は、活性成分を:(1)同時に製剤化し、合わせた単位製剤で同時に投与または送達するか;(2)別々の製剤として交互に送達するか;または(3)いくつかの他のレジメンによって送達するときに達成され得る。交互治療で送達する場合、化合物を逐次的に、例えば、別々のシリンジで異なる注射剤によって投与または送達する場合に、相乗効果が達成され得る。一般に、交互治療の間、有効な投与量の各活性成分を逐次的に、すなわち、時間的に連続的に投与する。

0119

in vivoまたは治療相乗効果を測定する際に、相乗効果の1つの尺度は、「最高単剤に対する超過(Excess over Highest Single Agent)」相乗効果として公知である。固定用量の組合せが、その成分用量の両方よりも優れていて、それが、「最高の単剤に対する超過」と呼ばれるような場合に、最高の単剤に対する超過の相乗効果が生じる(組合せ薬品を評価するためにそのような方法を用いるFDA’s policy at 21 CFR 300.50;およびBorisyら(2003)Proceedings of the National Academy of Science.を参照されたい)。もちろん、本明細書における「相乗効果」の使用はまた、追加および/または代替の方法によって測定されるとおりのin vivo相乗効果を包含する。

0120

本発明のある種の態様は、薬学的に許容できる塩の投与に関する。「薬学的に許容できる塩」という用語は、本明細書において使用する場合、別段に示さない限り、本発明の化合物中に存在し得る酸性または塩基性基の塩を含む。代表的な塩には、臭化水素酸塩塩酸塩硫酸塩、重硫酸塩硝酸塩酢酸塩シュウ酸塩吉草酸塩オレイン酸塩パルミチン酸塩ステアリン酸塩ラウリン酸塩ホウ酸塩安息香酸塩乳酸塩リン酸塩トシル酸塩クエン酸塩マレイン酸塩フマル酸塩コハク酸塩酒石酸塩ナフチル酸塩メシル酸塩グルコヘプト酸塩、ラクトビオン酸塩、およびラウリルスルホン酸塩などが含まれる。これらは、ナトリウムリチウムカリウムカルシウムマグネシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属に基づくカチオン、さらには、これらだけに限定されないが、アンモニウムテトラメチルアンモニウムテトラエチルアンモニウムメチルアミンジメチルアミントリメチルアミントリエチルアミンエチルアミンなどを含む非毒性アンモニウム、第四級アンモニウム、およびアミンカチオンを含み得る(例えば、参照によって本明細書に組み込まれるS.M.Bergeら、「Pharmaceutical Salts」、J.Pharm.Sci.、1977;66:1〜19;およびHandbook of Pharmaceutical Salts、P.Heinrich Stahl、Camille G.Wermuth(編) Published jointly by VHCA (Zurich, Switzerland)&Wiley−VCH (Weinheim, Germany) 2002を参照されたい)。この用語はまた、薬学的に許容できる酸付加塩を含み、関連化合物は、水和物または溶媒和物として存在してよく、水和物および溶媒和物も、本発明の範囲内である。

0121

有効量の化合物(または薬学的に許容できるその塩)は、腫瘍細胞の成長またはがん転移の進行を予防または阻害するために十分な量を本発明の組合せ中に含むと理解され得る。用量および投与レジメンの治療的または薬理学的有効性はまた、具体的な腫瘍を経験している患者において寛解を誘導、増強、維持、または延長する能力としても特徴づけられ得る。

0122

本発明の方法または組合せにおいて利用される化合物は、臨床で通常用いられる投与量また用量で投与し得る。当業者は、公知の方法に従って、本発明の組合せにおいて使用する各化合物の適切な有効量または投与量を決定することができ、年齢、体重、全身健康、投与化合物、投与経路、処置を必要とするがんの性質および進行、ならびに他の医薬の存在などの因子を考慮して、患者に投与することができる。

0123

本発明の組合せの化合物の投与を、作用部位に化合物を送達することができる任意の方法によって行うことができる。これらの方法には、経口経路十二指腸内経路、非経口注射(静脈内、皮下、筋肉内、血管内、または注入を含む)、局所、および直腸投与が含まれる。

0124

本発明の方法または組合せの化合物は、投与前に製剤化し得る。その製剤を好ましくは、特定の投与様式に適合させる。これらの化合物は、当技術分野において公知の薬学的に許容できる担体と共に製剤化し、当技術分野において公知の広範囲の様々な剤形で投与し得る。本発明の医薬組成物の製造では、活性成分を通常、薬学的に許容できる担体と混合するか、または担体によって希釈するか、もしくは担体内密閉する。そのような担体には、これらだけに限定されないが、固体希釈剤または賦形剤添加剤滅菌水性媒体、および様々な非毒性有機溶媒が含まれる。投薬単位形態または医薬組成物には、錠剤ゼラチンカプセル剤などのカプセル剤丸剤散剤顆粒剤水性および非水経口用液剤および懸濁剤ロゼンジ剤トローチ剤、硬キャンディー剤、噴霧剤クリーム剤膏薬坐剤ゼリー剤ゲル剤ペースト剤ローション剤軟膏剤注射用液剤エリキシル剤シロップ剤、ならびに個々の用量に細分するために適合させた容器中にパッケージングされた非経口液剤が含まれる。

0125

非経口製剤には、薬学的に許容できる水性または非水性液剤、分散剤、懸濁剤、乳剤、およびそれを調製するための滅菌散剤が含まれる。担体の例には、水、エタノールポリオールプロピレングリコールポリエチレングリコール)、植物油、およびオレイン酸エチルなどの注射可能有機エステルが含まれる。レシチンなどのコーティング剤界面活性剤の使用、または適切な粒径の維持によって、流動性を維持することができる。例示的な非経口投与形態には、滅菌水溶液、例えば、プロピレングリコールまたはデキストロース水溶液中の本発明の化合物の液剤または懸濁剤が含まれる。そのような剤形を、所望の場合には適切に緩衝することができる。

0126

加えて、ステアリン酸マグネシウムラウリル硫酸ナトリウム、およびタルクなどの滑沢剤は多くの場合に、製錠目的に有用である。同様の種類の固体組成物は、充填された軟および硬ゼラチンカプセル剤にも用いることができる。そのための好ましい材料には、ラクトースまたは乳糖および高分子量ポリエチレングリコールが含まれる。水性懸濁剤またはエリキシル剤が経口投与のために望ましい場合には、その中の活性化合物を、様々な甘味剤または香味剤着色剤または色素および、所望の場合には、乳化剤または懸濁化剤と共に、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、またはその組合せなどの希釈剤と一緒に合わせてもよい。

0127

特定の量の活性な化合物を含む様々な医薬組成物を調製する方法は公知であるか、または当業者には明らかであろう。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Publishing Company、Easter, Pa.、15th Edition(1975)を参照されたい。

0128

本発明による方法、組成物およびキットは、化合物1Aもしくは薬学的に許容できるその塩、または化合物1Bもしくは薬学的に許容できるその塩を単独で、または化合物2もしくは薬学的に許容できるその塩を単独で含む従来の抗がん処置と比較して、抗がん活性である抑制の改善レベルをもたらし得る。したがって、より少ない副作用で同じか、または適正なレベルの抗がん活性を維持しながら、本発明の抗がん薬は、他の抗がん薬の非存在下では不十分であろう用量(すなわち、治療量以下)で利用することが可能であり得る。

0129

本発明の方法、組成物およびキットでは、オーリスタチン、または薬学的に許容できるその塩は、1日1回約0.1〜約20mgの投与量で経口(「PO」)投与し得る。例えば、1日1回約0.1〜約20mg、1日1回約0.5〜約15mg、1日1回約1〜約10mg、または1日1回約2〜8mgの投与量で。一実施形態では、特許請求の範囲に記載の治療用化合物は、1日1回約2〜8mg、または1日1回1、2、3、4、5、6、7、8、9もしくは10mgの投与量で経口(「PO」)投与し得る。投与はまた、より多いか、または少ない頻度で、例えば、1日2回、2、3、4、5または6日毎に1回、2週間に1回、月に1回または処方されたとおりに行い得る。別の実施形態では、治療用化合物は静脈内注入によって投与し得る。

0130

本発明の方法、組成物およびキットでは、薬学的に許容できるその塩を含む治療用化合物は、週に1回約15分から約3時間かけて静脈内注入によって、好ましくは約30分かけて静脈内注入によって約10〜約500mgの投与量で投与し得る。投与はまた、より多いか、または少ない頻度で、例えば、1日1回、2、3、4、5または6日毎に1回、2週間に1回、月に1回または処方されたとおりに行ってもよい。特許請求の範囲に記載の方法および組合せにおけるオーリスタチン化合物は、他の組合せ化合物の投与の前、その間、またはその後に投与することができる。そのような併用の投与(併用投与)は、別々の剤形で、または同じ剤形であることができる。

0131

一部の事例では、当業者によって決定されるとおり、前述範囲の下限未満の投与量レベルでも、十分すぎることがある一方で、他の場合には、さらにより多い用量を用いてもよい。

0132

本発明の方法、組成物およびキットの実行を、様々な投与レジメンによって達成してよい。一態様では、当該化合物を、1週、2週、3週、4週、5週、6週、7週または8週サイクルで投与してよい。がん細胞の所望の減少または削減を達成するために必要な場合には、投与レジメンを繰り返してよい。

0133

本発明はまた、オーリスタチンおよび別の治療用化合物(もちろん、一方または両方の薬学的に許容できる塩を含む)ならびに治療剤を投与するための指示書を含むキットに関する。一実施形態では、指示書は、例えば、本発明の治療剤の同時投与または逐次投与について、治療剤の投与様式を詳述および限定する。別の実施形態では、キットは、これらだけに限定されないが、中皮腫、肝胆道(肝および胆管)、原発性もしくは続発性CNS腫瘍、原発性もしくは続発性脳腫瘍、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、扁平上皮細胞がん、骨がん、膵臓がん、皮膚がん、頭頸部がん、皮膚もしくは眼内黒色腫、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん、胃腸(胃、結腸直腸、および十二指腸)がん、乳がん、子宮がん、ファロピウス管癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、食道がん、小腸がん、内分泌系がん、甲状腺がん、副甲状腺がん、副腎がん、軟部組織肉腫、尿道がん、陰茎がん、前立腺がん、睾丸がん、慢性もしくは急性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱がん、腎臓もしくは尿管がん、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹膠腫、下垂体腺腫、副腎皮質がん、胆嚢がん、多発性骨髄腫、胆管癌、線維肉腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、または上述のがんの1種または複数の組合せを含むがん;またはより具体的には、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、頭頸部がん、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、胃がん、乳がん、腎臓もしくは尿管がん、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄軸腫瘍、または上述のがんの1種または複数の組合せ;またはより具体的には、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、肛門領域のがん、または上述のがんの1種または複数の組合せ;またはより具体的には、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、卵巣がん、結腸がん、直腸がん、または上述のがんの1種または複数の組合せ;または膀胱がん、子宮内膜癌、多発性骨髄腫、胃がん、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、乳がんおよび扁平上皮細胞がん、または上述のがんの1種または複数の組合せ;または子宮内膜癌、胃がん、肺がん(NSCLCおよびSCLC)、乳がんおよび扁平上皮がん、または上述のがんの1種または複数の組合せ;または子宮内膜癌、胃がんおよび肺がん(NSCLCおよびSCLC)、または上述のがんの1種または複数の組合せを処置するためのものである。

0134

(実施例1)
細胞株および試薬
ヒト腫瘍細胞株NCI−H1975、Calu−6、NCI−H358、HCC2429、MDA−MB−468、MDA−MB−231、CAOV−3、TOV−112D、OV−90、OVCAR−3、SKOV−3、HT−29、NCI−N87、Raji、RamosをAmerican Type Culture Collection(ATCC)から購入した。MDAMB361−DYT2細胞MDAMB435/5T4は、ヒト5T4を安定的にトランスフェクトされた細胞である。37622A1 NSCLC患者由来の異種移植片(PDX)、ならびに37622A1からの一次血清非含有培養物TUM622の樹立および特性決定は記載されている(6)。各細胞株を、ATCCが推奨するとおりのその標準培地中で培養した。in vitro研究では、化学療法薬をSiugma−Aldrichから得た。エルロチニブおよびペメトレキセドは、Selleck Chemicalsから購入した。PF−05212384(PKI−587)、PD−0325901(PD−901)、O−Me−MMAF(MMAF)およびオーリスタチン101は、市販の試薬を用いて、公知の技術に従って調製した。5T4−ADC(A1mcMMAF)の調製は、US20120251558Aにおいて既に記載されている。

0135

(実施例2)
2D細胞増殖アッセイ
細胞を、透明底の96ウェルプレート(Corning)に蒔き、様々な濃度の化合物で4日間処置した。CellTiter Glo発光細胞生存率アッセイキット(Promega)を使用することによって決定し、Victor X3プレートリーダー(Perkin Elmer)を使用して測定した。データを、対照群空ベクターまたはDMSO)に対して正規化した。IC50値を、50%成長阻害をもたらす濃度として定義した。XL fit v4.2を用いるロジスティック非線形回帰モデル番号203(IDBS、Guldford、Surry、UK)を使用して、IC50値を計算した。すべての実験ポイントを3つの反復ウェルに配置し、2連で独立に行った。

0136

(実施例3)
3D細胞増殖スフェロイドアッセイ
100%BD Matrigel Matrix、Growth Factor Reduced(#354230)40μl/ウェルを含む透明底の96ウェルプレート。2%マトリゲル中の3000/ウェル最終濃度のMDA−MB−468またはH−1975の細胞懸濁液を100%マトリゲルベースの頂部に重ねた。細胞を成長させ、スフェロイドを形成させ、スフェロイドが約100uMのサイズに達したときに(光学顕微鏡によって測定)、薬物処置を開始した。単回用量処置およびIC50決定では、スフェロイドの2連ウェルを化合物またはADCで処置して、9ポイント、2倍用量反応曲線を7日間得た。処置後7日目に、CellTiter Glo発光細胞生存率アッセイキット(Promega#G7570)を使用して、増殖を測定した。

0137

(実施例4)
相乗効果アッセイ
Chou−Talalay中央値効果分析を使用して、薬物の組合せの効果を評価した(28)。2つの独立した96ウェルプレートにおいて、対角行列形式(diagonal matrix format)で、細胞を単独の各薬物で、かつ組合せで処置し、CellTiter Gloキット(Promega)を使用することによって、増殖を測定した。未処置対象の測定ルミネセンスカウントと比較して、処置サンプルの測定ルミネセンスカウントに基づき、結果を生存画分(影響を受けた画分(fraction affected)、Fa)として表した。固定薬物比での様々な用量効果曲線を表す7つのダイアゴナルを使用して、Calcusynソフトウェア(Biosoft、Ferguson、MO)を用いて、組合せのそれぞれについて併用指数(CI)を測定した。各実験において、ED50レベルでのCI指数を、7〜8のデータポイントを有する3つの用量効果曲線で平均した。図1を参照されたい。

0138

(実施例5)
インピーダンスアッセイ
96Eプレートを使用し、xCeLLigenceRTCAMPシステム(Acea Biosciences Inc、San Diego、CA)を使用して、細胞成長をリアルタイムモニターした。xCeLLigenceシステムは、導電性インピーダンスを測定することによって、細胞数の変化を検出し、ウェルの底部に付着している細胞数に直接関係する細胞指数値を生成する(29)。基線プレート細胞指数を、細胞を播種する前に得た。細胞を、4,000細胞/ウェル、50ml体積で播種し、終夜インキュベートした。投薬日(1日目)に、化合物を指示濃度で添加し、インピーダンス示度を約250時間モニターした。薬物またはビヒクル処置アームでのインピーダンス指数値を実験の終了時にプロットするか、または経時的に比較することができる。

0139

(実施例6)
カスパーゼ3/7アポトーシスアッセイ
MDA−468およびH−1975細胞を、処置の前日に、96ウェルプレートに1ウェル当たり15,000で播種した。処置の16、24または48時間後に、製造者プロトコールに従ってCaspase−Glo3/7アッセイ(Promega G8092、Madison、USA)を使用して、カスパーゼ3/7活性を測定した。2連のプレートで、CellTiter Glo発光細胞生存率アッセイキット(Promega G7573、Madison、USA)によって、細胞生存率を決定した。薬物処置サンプルにおけるカスパーゼ3/7活性の増大が最初に、ビヒクル処置対照と比較して表され、それが生存率について正規化され、ビヒクル処置対照と比較して、誘導倍率として表された。

0140

(実施例7)
細胞周期分析
製造者プロトコールに従ってFlowCellect Bivariate Cell Cycleキット(Millipore、カタログ番号FCCH025103)を使用して、組合せの細胞周期およびホスホ−ヒストンH3分析のために、細胞を調製した。FACSCalibur機器(BD Biosciences)およびFlowJoソフトウェア(TreeStar、Ashland OR)を使用するフローサイトメトリーによって、サンプルを分析した。

0141

(実施例8)
異種移植片有効性
雌の無胸腺nu/nuマウス(18〜23g)をCharles River Laboratories、Wilmington、MAから得た。マウスに、腫瘍細胞を皮下注射し、ステージ分類された腫瘍(staged tumor)を有する動物に、生理食塩水(ビヒクル)、5T4−ADC、PF−384、パクリタキセル、または組合せの5T4−ADC+PF−384、5T4−ADC+パクリタキセルを静脈内投与した。ADCを、1群当たり8〜10マウスで、Q4D×4(4日毎)のスケジュールで、mAbタンパク質含有率に基づきAb2または3mg/kgで投与した。5T4−ADC、PF−384およびパクリタキセルを、ヒトにおいてこれらの薬物によって達成された曝露から外挿された臨床関連用量(CRD)で投薬した。マウスを使用するすべての手順は、確立されたガイドラインに従って、Pfizer Institutional Animal Care and Use Committeeによって承認された。薬物処置群を比較するために、エンドポイントまでの時間(腫瘍がなくなるまでの時間、または腫瘍3倍化の速度)を使用した。図の説明文において示されているとおり、T検定を使用して、個々の腫瘍体積を比較した。

0142

(実施例9)
in vitroでの5T4−ADCまたはオーリスタチンペイロードの組合せ
肺、乳がんおよび卵巣がん細胞株において、様々な標準治療(SOC)剤または選択されたシグナル伝達阻害薬と組み合わせた5T4−ADCまたはオーリスタチンペイロードのin vitro細胞傷害性活性を評価した。以前に記載されたとおりに(Sapraら、2013)、5T4状態に基づき、各腫瘍適応のための細胞株を選択した。薬物組合せ研究を開始する前に、従来の2D増殖アッセイにおける各薬剤のIC50値を決定した。Chou−Talalay法を用いて、種々の用量−効果レベルでのCI値を計算した。独立した実験からの平均CI値を、表2〜5および図1Aおよび1Bにおいて表す。CI値<0.9を相乗効果;0.9〜1.1を相加効果;CI>1.1を拮抗作用の証明と判断した。5T4−ADCをPF−384、PD−901、ペメトレキセド、エルロチニブ、またはタキサンと組み合わせた場合には、一貫して強い相乗効果が存在した。多くの細胞株が、単独のPD−901またはエルロチニブに対して比較的非感受性であったが、感受性および非感受性細胞の両方が、相乗的相互作用(表2〜5)を示した。5T4−ADCを白金化合物と組み合わせた場合には、相加性が一般的に観察されたが、中等度の相加または拮抗作用が、5T4−ADCと、アドリアマイシンエピルビシンまたはゲムシタビン(gemcitibine)との間で観察された。オーリスタチンまたは追加の微小管阻害薬も組合せアッセイに含まれた。相乗的または相加的相互作用パターンは、ペイロード、MMAF−OMe、またはオーリスタチン−101の細胞透過性バージョンと、上記薬剤との間でも観察された。細胞株のより小さなサブセットにおいてPF−384と組み合わせた場合に、パクリタキセルまたはビノレルビンも、相乗的または相加的関係を示した。高度に選択的なmTORキナーゼ阻害薬WYE−132(表5)は、HT−29、N87細胞においてオーリスタチン−101の抗増殖性効果を増強し、これは、mTORの機能を低減させることが全体として、少なくとも部分的に、オーリスタチンとPF−384との間で観察された広範な相乗効果を担い得るという見解裏付け所見である。オーリスタチンをベースとした薬剤と、PF−384またはパクリタキセルとの間のより強固な相乗効果が、より広い範囲の細胞株および腫瘍種にわたって同定されるという事実は、これらの組合せが、有望な臨床的有用性を提供し得ることを示唆している。

0143

相乗的相互作用の反応速度を理解するために、xCelligenceシステムを使用する細胞成長の動的モニタリングを行ったが、これは、リアルタイムで増殖および付着の導電性インピーダンス測定を提供する。長期間にわたる効果の増強のより正確な可視化を可能にするために、所定の最適以下の用量の薬物で、MDA−468細胞を、単独の単一薬物5T4−ADC、PF−384で、または5T4−ADC/PF−384の組合せで処置した。約11日間の経過にわたって、試験濃度の5T4−ADC、またはPF−384によって、細胞成長の軽微な阻害が観察された(図2A、B)。しかしながら、5T4−ADC/PF−384の組合せに起因する増殖の阻害は、単独の個々の薬剤のいずれかの効果よりもかなり顕著であった。組合せ混合物添加直後に、増強が認められ、その効果は、実験の全時間経過を通じて続いた。遊離の非コンジュゲートペイロードMMAF−OMeをPF−384と組み合わせた場合に、同様の結果が得られた(図2C、D)。したがって、これらの結果によって、従来の増殖アッセイを使用しての本発明者らの先行する所見が確認され、in vitroでの相乗効果の時間依存性についての追加の洞察が得られた。

0144

細胞外マトリックスの存在下で生成した多細胞3Dスフェロイドは、成長中の固形腫瘍とより高い類似性を有するが、2D培養とは対照的に、3D条件下の細胞は、よりゆっくりとした速度で増殖し、静止状態にある細胞を含有する。3D条件下での薬物の組合せ効果についての生物学的洞察を得るために、5T4−ADC、MMAF−OMe、PF−384およびパクリタキセルでの処置に対するMDA−468スフェロイドの応答を調査して、単独での各薬剤についてのIC50を決定した。次いで、固定用量の第2の薬剤と組み合わせた5T4−ADCの段階希釈法によって、または2種の薬物の相互組合せとして、組合せを評価した。単独の単一薬物対照を得るために、組み合わせた薬剤を単一薬剤としても同じ実験に含めた。3Dスフェロイド細胞毒性の有意な増強が、5T4−ADC/PF−384、MMAF−OMe/PF−384、または5T4−ADC/パクリタキセルの組合せで観察された(図3A〜F)。5T4−ADC/PF−384、MMAF−OMe/PF−384または5T4−ADC/PTXの組合せで処置された肺がんH−1975スフェロイドで、同様の観察が成された(図3G〜J及び図示していないデータ)。

0145

(実施例10)
アポトーシスおよび細胞周期に対するPF−384またはパクリタキセルの効果
5T4−ADCおよびPF384またはパクリタキセルの組合せによって誘導された相乗的成長阻害がアポトーシスによるものかどうかを評価するために、H−1975またはMDA−468細胞におけるプロアポトーシスシグナルカスパーゼ3/7活性化を決定した。単独の5T4−ADCまたはPF−384は、インキュベーションから24時間後に測定すると、両方の細胞株において、カスパーゼ3/7の中等度の活性化をもたらした(図4)。しかしながら、組合せ処置は、カスパーゼ3/7の誘導の顕著な増強を示した(図4A、E)。同じ細胞をMMAF−OMe+PF−384で処置した場合に、同様の結果が得られたが、これは、5T4−ADC/PF−384の組合せにおけるアポトーシスの誘導が、親ペイロードであるMMAF−OMeの作用に機械的に連結していることを示唆している(図4B、F)。切断PARPでのイムノブロット分析(図示せず)が、5T4−ADC/PF384またはMMAF−OMe/PF384の組合せによるアポトーシスの誘導をさらに裏付ける。さらに、カスパーゼ3/7活性化の増強はまた、単独の単一薬剤で処置された細胞と比較して、5T4−ADCまたはMMAF−OMe+パクリタキセルで48時間処置されたMDA−468細胞において観察された(図4C、D)。総じて、これらの所見は、組合せで観察される抗増殖効果が、少なくとも部分的に、カスパーゼ3/7によって媒介されるアポトーシス応答の増強によると考えられ得ることを実証している。

0146

加えて、細胞周期進行モジュレーションが、細胞周期に対して別個の効果を有すると予測される薬剤である5T4−ADCとPF−384との間の相乗効果についての説明を与え得るかどうかを評価した。細胞増殖のためにIC50で、またはそれを超える濃度での薬物曝露から24または36時間後に、細胞周期分析をMDA−468およびH−1975細胞の両方で行った(図5A〜Cまたデータは図示せず)。予測されたとおり、PF−384は、細胞周期のG0/G1期にある細胞の蓄積を誘導し、G2/M期にある細胞の画分が低減した。この効果は、薬物処置から24および36時間後に明らかであった。対照的に、5T4−ADCは、細胞周期のG2/M期にある細胞の用量依存的蓄積を引き起こし、かつ5T4−ADCおよびPF−384の組合せでの曝露処置から24〜36時間以内でのG0/G1細胞の同時低下は、曝露から24時間までに、G1にある細胞の当初蓄積、およびG2/M期にある細胞のほぼ正常なパーセンテージをもたらした(図5A、B)。単独での5T4−ADCとは違って、組合せでは、あらゆる時点で、G2/Mピークの増大は観察されず、36時間までにG2/Mの減少が明らかであった。これは、G1以下の著しい増大を随伴し、このことは、G2/Mのより短い期間は、細胞周期のこの段階での細胞死の増強によって説明され得ることを示唆している(データは図示せず)。さらに、G0/G1およびG2/Mに対する、10−または100nM−PF−384と組み合わせた未コンジュゲートMMAF−OMeの効果は、少なくとも試験濃度では、単独のMMAF−OMeと総じて同様であった(データは図示せず)。当該組合せについて検出された総G2/Mピークの減少と一致して、単独の5T4−ADCと比較して、5T4−ADC/PF−384の組合せで24または36時間処置された細胞では、ホスホ−ヒストンH3のレベルの減少が観察された(24時間、5T4−ADC+PF−384(4.9%)対5T4−ADC(7.7%);36時間、5T4−ADC+PF−384(6.2%)対5T4−ADC(10.8%))。これは、薬物の組合せで処置された細胞が有糸分裂停止状態からより速く出ることを示唆し得る知見である(図5C)。

0147

(実施例11)
5T4−ADCおよびPF−384またはパクリタキセルでのin vivo併用療法
in vitroでの5T4−ADC/PF−384または5T4−ADC/パクリタキセルでの細胞増殖の優先的な減少、およびアポトーシスの誘導が、in vivo設定に変換することができるかを決定するために、2種の以前に特徴づけられた腫瘍異種移植片モデルにおける個々の単一の薬剤、および組合せの有効性を評価した。MDA−468三種陰性乳がんおよびH−1975肺腺癌モデルは、フローサイトメトリーおよびIHC染色によって示されているとおり、幅広い範囲の5T4発現レベルを有する5T4+腫瘍異種移植片である(3)。この研究において使用した薬剤は、高用量で使用した場合ほど、高い有効性につながり得るが、本発明者らのデータから臨床診療へのより良好な変換性を保証するために、これらの薬物の臨床関連用量の投与が焦点であった。腫瘍不含(腫瘍退縮)までの時間のエンドポイントまでの時間(TTE)分析を、H−1975異種移植片と比較して、5T4−ADCに対して通常はより感受性のあるMDA−468乳がんモデルについて行った。TTEプロットは、PF−384(7.5mg/kg)で処置された動物はすべて、腫瘍をなお含有したが、5T4−ADC(2mg/kg)および5T4−ADC/PF−384群は、研究経過にわたって腫瘍退縮を達成したことを示している(図6A)。単独の5T4−ADCに対して、組合せアームでは、完全な腫瘍退縮を達成するために必要な時間は、かなり短く(対数順位検定によればp<0.0001)、5T4−ADC/PF−384群の動物はすべて、36日目までに腫瘍不含となった。さらに、平均腫瘍体積における有意な差が、最初の投薬から53日後に、単一処置アームと5T4−ADC/PF−384の組合せとの間で観察された(PF−384対5T4−ADC/PF−384でp<0.0001;t検定によれば5T4−ADC対5T4−ADC/PF−384でp=0.02)(図6B)。留意すべきことに、53日目に、5T4−ADC/PF−384の組合せアームは、10/10の完全寛解(CR)を有したのに対して、単独の5T4−ADCでは僅か3/8のCRであり、PF−384群ではCRがなかった(図6B)。腫瘍体積の3倍未満の増加を有する動物のパーセンテージを、一般にMDA−468よりも5T4−ADCに対して感受性の低いH−1975モデルの分析のための生存エンドポイントとして使用した。TTE分析は、単独の5T4−ADC(3mg/kg;p=0.0356、対数順位検定)または単独のPF−384(7.5mg/kg、p<0.0001、対数順位検定、図6C)と比較して、組合せ群では、腫瘍3倍化速度の統計的に有意な遅延を示した。5T4−ADC+PF384での処置も、腫瘍成長のより完全な抑制をもたらし、治療の開始から21日目には(p=0.006)、腫瘍体積の統計的に有意な差を有した(図6C)。

0148

in vitroで5T4−ADCとタキサンとの間で観察される所与の好ましい相互作用、in vivoでのこの組合せの潜在的な抗腫瘍活性を調査した。MDA−468異種移植片を、5T4−ADC(2mg/kg)+パクリタキセル(22.5mg/kg)の組合せで試験した。これらの組合せのTTE分析によって、単独の単一薬物と比較して、組合せアームでは、完全な腫瘍退縮を達成するために必要な時間が有意により短いことが判明した(図7A、C)。図7Bにおいて示されているとおり、5T4−ADC単剤療法は、2mg/kgで強い抗腫瘍活性を示し、53日目までに8の腫瘍のうちの3において腫瘍退縮をもたらしたが、10mg/kgでの単独のパクリタキセルは、腫瘍成長に対して顕著な効果を有さなかった。10の腫瘍のうちの9の腫瘍における腫瘍退縮および平均腫瘍体積の有意な差によって証明されるとおり(t検定p=5T4−ADC/PTX対5T4−ADCでは0.037;5T4−ADC/PTX対PTXではp<0.0001)、5T4−ADC/PTX組合せ群は、単剤療法処置を上回る治療効果を示した。パクリタキセル22.5mg/kgと組み合わせた5T4−ADCは、53日目までに9の腫瘍のうちの9で顕著で永続的な退縮を示したが、単独の単一処置は、より中等度の抗腫瘍活性を示した(5T4−ADCでは3/9のCR、PTXでは6/10のCR;平均腫瘍体積:5T4−ADC/PTX対5T4−ADCではp=0.037;5T4−ADC/PTX対PTXではp<0.0001)(図6D)。H−1975肺がん異種移植片も、同様の単一の薬剤(5T4−ADC3mg/kg、パクリタキセル10mg/kg)または併用療法で処置した(図7)。単独での5T4−ADCまたはPTX処置アームと比較して、組合せ群での腫瘍3倍化速度の有意な遅延によって証明されるとおり、5T4−ADC+パクリタキセルでの二重処置は、単剤療法処置と比較して、抗腫瘍活性の明白な増強をもたらした(図7A)。さらに、平均腫瘍体積は、単独の単一薬物処置アームに対して、当初投与から46日後に5T4−ADC/PTX群において著しく減少した(図7F;p<0.0001、t検定)。

0149

本発明者のグループにおいて最近立証された肺がんAA37622のPDXモデル、k−ras変異モデルを含むために、研究を行った(3、4)。際立ったことに、3mg/kgの5T4−ADCおよび22.5mg/kgのパクリタキセルの同様の組合せは、単剤療法処置と比較すると、より顕著な腫瘍成長の抑制をもたらした(5T4−ADC/PTX対5T4−ADCではp<0.001、5T4−ADC/PTX対PTXではp<0.0001、56日目での二元ANOVA;図7G)。

0150

生物学的データ

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表1には、研究において使用したがん細胞株が列挙されている。各細胞株での細胞株の名称、由来組織、選択された変異または分子状態を、公的に利用可能な供給源に基づきまとめている。

実施例

0159

表2〜5には、ED50レベルでのそれぞれ決定された組合せでの平均併用指数(CI)値が列挙されている。CIは、次のとおり解釈されている:非常に強い相乗効果(0.1未満)、強い相乗効果(0.1〜0.3)、相乗作用(0.3〜0.7)、中等度の相乗作用(0.7〜0.85)、僅かな相乗作用(0.85〜0.9)、ほぼ相加的(0.9〜1.1)、僅かな拮抗作用(1.1〜1.2)および中等度の拮抗作用(1.2〜1.45)。結果は、少なくとも3回の独立した実験の平均である。

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