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技術 人参粉末を含む飲料組成物とその製造方法

出願人 シージェイチェルジェダンコーポレイション
発明者 ソ,ヨンギソン,ジヘペク,セヒ
出願日 2015年7月8日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2017-509723
公開日 2017年9月14日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2017-526359
状態 特許登録済
技術分野 非アルコール性飲料
主要キーワード 合成添加剤 超微細粉末 合成添加物 天然原料由来 植物原材料 食品粉末 工程効率 油脂層
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

本発明は、人参粉末を含む飲料組成物に関する。

解決手段

合成安定剤と合成乳化剤を使用せず、所定の組成を含有する天然安定剤と天然乳化剤を用いて、粉末沈殿および層分離を改善することができる、人参粉末を含む飲料組成物及びその製造方法を提供する。

概要

背景

最近、健康食品に対する消費者の関心が高まって、その中でも、人参(高麗人参)などの植物原材料を使用した様々な健康飲料及び健康食品が開発されて市販されている。

特に、人参を利用した健康飲料の製造方法の大部分は、人参の抽出物を利用することであったが、原材料に比べて抽出物に含まれる有効成分が著しく低下するため、消費者がその原材料の全成分を摂取することができないという欠点があった。

これに反し、人参粉末飲料は、人参に含まれている全成分を摂取することができる大きなメリットがある。

しかし、粉末飲料を製造する際には、不溶性固体成分である人参粉末の沈殿と液状の分離による層分離などを防止し、長期間にわたって安定な状態を維持することが重要である。

よって、大韓民国登録特許第10−0658772号のように、人参の超微細粉末化によって、人参の全成分を摂取することと、飲料の安定性を確保した製品が開発された。

しかし、人参粉末の沈殿を防止するための合成安定剤、風味を高めるのに使用された油脂成分乳化安定性のために合成乳化剤などの合成添加物を使用することで、消費者の不安感が増大している状況である。

最近コーヒーカゼインナトリウムリン酸塩の問題で敏感な反応を示した消費者からわかるように、合成添加物に対する消費者の否定的な認識は、今後も続くと予想される。

しかし、天然安定剤と天然乳化剤は、合成安定剤と合成乳化剤に比べて乳化力と分散安定性が低いため、飲料の商品化には適用が困難な状況である。

したがって、人参粉末飲料に使用された合成安定剤と合成乳化剤を代替できる天然安定と天然乳化剤を用いた人参粉末飲料の製造方法の開発が必要な状況である。

概要

本発明は、人参粉末を含む飲料組成物に関する。 合成安定剤と合成乳化剤を使用せず、所定の組成を含有する天然安定剤と天然乳化剤を用いて、粉末沈殿および層分離を改善することができる、人参粉末を含む飲料組成物及びその製造方法を提供する。

目的

本発明が解決しようとする一つの課題は、天然安定剤と天然乳化剤を使用して人参粉末の沈殿および層分離を防止する、人参粉末を含む飲料組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

飲料組成物の全体積を基準に、人参粉末0.5%(w/v)〜5%(w/v);結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤0.1%(w/v)〜3%(w/v);レシチンを含有する天然乳化剤0.01%(w/v)〜3%(w/v);を含む、人参粉末を含む飲料組成物。

請求項2

前記天然安定剤は、ペクチンローカストビーンガムアラビアガムアルギン酸ジェランガムカラヤガムタラガムタマリンドガムキサンタンガムグアーガム、および澱粉からなる群より選択される一つ以上をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の人参粉末を含む飲料組成物。

請求項3

前記天然安定剤は、CMC−Na(カルボキシメチルセルロースナトリウム)、メチルセルロースエステルガム変性澱粉カルボキシメチルセルロースカルシウムアルギン酸カリウム、およびアルギン酸カルシウムからなる群より選択される一つ以上の合成安定剤を含まないことを特徴とする、請求項1に記載の人参粉末を含む飲料組成物。

請求項4

前記天然乳化剤は、グリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルグリコール脂肪酸エステル、およびシュガーエステルからなる群より選択される一つ以上の合成乳化剤を含まないことを特徴とする、請求項1に記載の人参粉末を含む飲料組成物。

請求項5

結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤とレシチンを含有する天然乳化剤を溶解させ、人参粉末を前記の天然安定剤及び天然乳化剤が溶解された溶液に分散させて分散液を製造し、前記分散液を加圧均質化することを含む、人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

請求項6

飲料組成物の全体積を基準に、前記天然安定剤0.1%(w/v)〜3%(w/v);を含有することを特徴とする、請求項5に記載の人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

請求項7

飲料組成物の合計体積を基準に、前記天然乳化剤0.01%(w/v)〜3%(w/v);を含有することを特徴とする、請求項5に記載の人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

請求項8

前記加圧均質化の後、殺菌工程をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

請求項9

前記加圧均質化の後の飲料組成物のpHが4.5〜8.0であり、前記殺菌は130℃〜140℃で、30〜120秒間行われることを特徴とする、請求項8に記載の人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

請求項10

前記加圧均質化の後の飲料組成物のpHが4.5以下であり、前記殺菌は95℃〜110℃で30秒〜120秒間行われることを特徴とする、請求項8に記載の人参粉末を含む飲料組成物の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、人参粉末を含む飲料組成物とその製造方法に関する。

背景技術

0002

最近、健康食品に対する消費者の関心が高まって、その中でも、人参(高麗人参)などの植物原材料を使用した様々な健康飲料及び健康食品が開発されて市販されている。

0003

特に、人参を利用した健康飲料の製造方法の大部分は、人参の抽出物を利用することであったが、原材料に比べて抽出物に含まれる有効成分が著しく低下するため、消費者がその原材料の全成分を摂取することができないという欠点があった。

0004

これに反し、人参粉末飲料は、人参に含まれている全成分を摂取することができる大きなメリットがある。

0005

しかし、粉末飲料を製造する際には、不溶性固体成分である人参粉末の沈殿と液状の分離による層分離などを防止し、長期間にわたって安定な状態を維持することが重要である。

0006

よって、大韓民国登録特許第10−0658772号のように、人参の超微細粉末化によって、人参の全成分を摂取することと、飲料の安定性を確保した製品が開発された。

0007

しかし、人参粉末の沈殿を防止するための合成安定剤、風味を高めるのに使用された油脂成分乳化安定性のために合成乳化剤などの合成添加物を使用することで、消費者の不安感が増大している状況である。

0008

最近コーヒーカゼインナトリウムリン酸塩の問題で敏感な反応を示した消費者からわかるように、合成添加物に対する消費者の否定的な認識は、今後も続くと予想される。

0009

しかし、天然安定剤と天然乳化剤は、合成安定剤と合成乳化剤に比べて乳化力と分散安定性が低いため、飲料の商品化には適用が困難な状況である。

0010

したがって、人参粉末飲料に使用された合成安定剤と合成乳化剤を代替できる天然安定と天然乳化剤を用いた人参粉末飲料の製造方法の開発が必要な状況である。

発明が解決しようとする課題

0011

本発明が解決しようとする一つの課題は、天然安定剤と天然乳化剤を使用して人参粉末の沈殿および層分離を防止する、人参粉末を含む飲料組成物を提供することである。

0012

具体的には、天然安定剤および天然乳化剤を使用しても、合成安定剤と合成乳化剤の分散度安定度と同様の効果を示し、粉末の沈殿と層分離が防止された、飲料組成物を提供することである。

0013

本発明が解決しようとする他の課題は、粉末の沈殿および層分離が防止された、人参粉末を含む飲料組成物の製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0014

本発明の一実施例は、飲料組成物の全体積を基準として、人参粉末0.5%(w/v)〜5%(w/v);結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤0.1%(w/v)〜3%(w/v);レシチンを含有する天然乳化剤0.01%(w/v)〜3%(w/v)を含む、人参粉末を含む飲料組成物を提供する。

0015

本発明の他の実施例は、結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然の安定剤とレシチンを含有する天然乳化剤を溶解させ、人参粉末を前記天然安定剤と天然乳化剤が溶解された溶液に分散させて分散液を製造し、前記分散液を加圧均質化することを含む、人参粉末を含む飲料組成物の製造方法を提供する。

発明の効果

0016

本発明の飲料組成物は、人参の全機能性成分を摂取ことが可能であり、層分離の防止によって保管安定性と摂取利便性優秀である、飲料組成物を提供することができる。

0017

具体的に、従来の合成添加剤を使用した場合と同様の沈殿および層分離防止の効果を示すだけでなく、合成安定剤と合成乳化剤を天然安定剤と天然乳化剤により代替することで、合成添加物に対する消費者の不安感を解消することができる。

0018

さらに、本発明は、様々な不溶性成分を含有する液状製品にも適用が可能になると判断され、無合成添加物の飲料製品品質向上に大きく資することができる。

図面の簡単な説明

0019

図1は、本発明の一実施例による人参粉末を含む飲料の製造方法を示した模式図である。

0020

図2は、実施例1(2b)及び比較例1(2a)の人参飲料組成物を室温で4週間放置した後の状態を観察した写真である。

0021

図3は、実施例2(3b)と比較例2(3a)の紅参飲料組成物を室温で4週間放置した後の状態を観察した写真である。

実施例

0022

以下、本発明に関してより詳細に説明する。本明細書に記載のない内容は、本発明の技術分野または類似の分野における熟練者であれば、十分な認識と類推が可能であるため、その説明を省略する。

0023

本発明は一実施例によれば、人参粉末;結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤;レシチンを含有する天然乳化剤を含む、人参粉末を含む飲料組成物を提供する。

0024

以下、各組成について具体的に説明する。特別な記載のない限り、本実施例の含量は、飲料組成物100mlあたりの重量(g)で表現される。

0025

人参粉末
本実施例で使用される人参は、高麗参(Panax ginseng C.A. Meyer)、米国参(西洋参、Panax quinquefolium)、田七参(P. notoginseng)、竹節参(P. japonicum)、三葉参(P. trifolium)、ヒマラヤ参(P. pseudoginseng)、ベトナム参(P. vietnamensis)などがあるが、これらに限定されない。

0026

例えば、本実施例で使用される人参は高麗参(Panax ginseng C.A. Meyer)である。

0027

本明細書における用語である「人参」は、例えば、人参、山参、長脳参、山養参、太極参、膨化人参(パフィング人参)だけでなく、紅参黒参酵素処理紅参、発酵参など、水参、培養参を原料に、適切な食品加工処理を経て製造されるすべての参を総称する。

0028

水参は、原型を維持した生の人参を称し、紅参は生の人参を蒸熟して乾燥したものであり、乾燥過程褐変反応が発生し、淡黄褐色または赤褐色を帯びたものを意味する。黒参は、紅参をさらに複数回蒸熟して乾燥し、黒色に変化した人参である。山参は自生の人参を称し、長脳参は山で植えて育てた山参を称する。山養参は山間の森林の下で人為的に種子や参を播種移植して栽培した人参を意味する。

0029

具体的には、本実施例で使用される人参は、紅参、水参、山参、長脳参及び山養参からなる群より選択された1つ以上であり得る。

0030

本実施例における人参粉末は0.5%(w/v)〜5%(w/v)で含まれ、具体的には1%(w/v)〜5%(w/v)であり、例えば、1.5%(w/v)〜4.5%(w/v)、より具体的には、2%(w/v)〜4%(w/v)であり得る。

0031

前記の範囲内で、粘度の上昇による飲料の物性低下を防止することができ、人参の効果を確保するとともに、香り食感を減少させないことができる。

0032

また、本実施例の人参粉末は、最適の食感を感じさせることと液状内における沈殿を最小化することのために、適正粒度まで粉砕して使用し、例えば、平均粒度1μm〜100μmの粉末を使用することができ、具体的には、平均粒度1μm〜50μmの粉末を使用することができる。

0033

前記の範囲内で、加工費過度な上昇による商品化の困難が減少され、食感と分散安定性の低下の問題を改善することができる。

0034

人参粉末を含む飲料における粉末の沈殿と層分離に影響を与える要因は、粉末の粒度、粒の形態と粒度分布、原材料の成分と組成比、層分離防止剤の成分と組成比、製品のpHと製造工程などがある。

0035

粉末の粒度を調節するためには、該当粒度の大きさを有する粒子選別したり、別の機器による粉砕工程を更に行う必要があるため、飲料組成物の大量生産には工程効率が低下する。

0036

しかし、本実施例では、天然安定剤と天然乳化剤の具体的な組成の組み合わせと含量を調整することで、より効率的に粉末の沈殿および層分離を防止することができる利点がある。

0037

天然安定剤
本明細書における用語である「安定剤」は、飲料の分散安定性のために使用される食品原料を意味し、「天然安定剤」は、合成工程を経ない天然物から得られた安定剤を意味する。

0038

本実施例における天然安定剤は、結晶セルロースとカラギーナンを含むことができる。

0039

天然安定剤として結晶セルロースとカラギーナンを必須的に含むことで、合成安定剤を使用した場合と同じ程度の分散安定性を確保することが可能である。

0040

また、結晶セルロース、およびカラギーナンに加えて、本実施例で天然安定剤として使用可能なものは、ペクチンローカストビーンガムアラビアガムアルギン酸ジェランガムカラヤガムタラガムタマリンドガムキサンタンガムグアーガム澱粉などがあり、これらは一つ以上が更に含まれ得る。

0041

即ち、本実施例の結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤は、従来に使用された、CMC−Na(カルボキシメチルセルロースナトリウム)、メチルセルロースエステルガム変性澱粉カルボキシメチルセルロースカルシウムアルギン酸カリウムアルギン酸カルシウムなどの合成安定剤を使用しなくても、食品粉末の液状内の安定性を確保することができる。

0042

本実施例の天然安定剤は、0.1%(w/v)〜3%(w/v)で含有され、具体的には、0.1%(w/v)〜2%(w/v)で含有されることができ、例えば、0.1%(w/v)〜1%(w/v)で含有され得る。

0043

より具体的には、結晶セルロースは0.1%(w/v)〜2%(w/v)で含有され、例えば、0.1%(w/v)〜1%(w/v)、0.1%(w/v)〜0.5%(w/v)で含有され得る。

0044

カラギーナンは、0.1%(w/v)〜1%(w/v)で含有され、例えば、0.1%(w/v)〜0.5%(w/v)で含有され得る。

0045

前記範囲内で、過度な粘度上昇を防止し、さらに原価上昇の問題を減少させ、飲料組成物内の沈殿および分散安定性を向上させることができる。

0046

植物性油脂
本実施例では、飲料の風味を高めるために、植物性油脂成分(精製加工油脂)を使用することができる。

0047

本実施例で使用される植物性油脂は、特に限定されず、例えば、韓国食品公転上の規格に沿って植物性油脂(精製加工油脂)を主成分とし、これに糖類などを添加して加工した物であることと、水分含量が8%以下の粉末状の物であり得る。

0048

具体的には、本実施例における植物性油脂は、0.1%(w/v)〜5%(w/v)であり、より具体的には0.1%(w/v)〜4%(w/v)であり、例えば、1%(w/v)〜3%(w/v)であり得る。

0049

前記範囲内で、人参粉末自体の香りを減衰させ、全体的に味を柔らかくする作用が可能になる。

0050

しかし、植物性油脂は水に混合されないため、乳化力が低下し油脂成分が水と分離されて、水の上に白の油脂層を形成する現象、いわゆるクリーム層が発生するため、乳化剤が必要となる。

0051

天然乳化剤
本明細書における用語である「乳化剤」は、油脂成分を水溶液で乳化(Emulsify)させることができる食品原料を意味し、「天然乳化剤」は合成工程を経ない天然原料由来の乳化剤を意味する。

0052

本実施例の天然乳化剤は、レシチンを含むことができる。

0053

また、本実施例の天然乳化剤は、従来使用されたモノグリセリド有機酸モノグリセリドポリグリセリドなどのグリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルプロピレングリコール脂肪酸エステルポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどのグリコール脂肪酸エステルシュガーエステルなどの合成乳化剤を使用しなくても、前記結晶セルロース及びカラギーナンを含有する天然安定剤と本実施例のレシチンを含有する天然乳化剤を併用することで、植物油脂成分を安定的に乳化させて乳化安定性を確保することができる。

0054

本実施例の天然乳化剤は、0.01%(w/v)〜3%(w/v)で含有され、具体的には、0.01%(w/v)〜2%(w/v)で含有され、例えば、0.01%(w/v)〜1%(w/v)で含有されることができる。

0055

具体的に、レシチンは0.01%(w/v)〜2%(w/v)で含有され、例えば、0.01%(w/v)〜1%(w/v)で含有され、より具体的には、0.01%(w/v)〜0.05%(w/v)で含有され得る。

0056

前記の範囲内で、異臭発生の防止、十分な乳化力の確保、クリーム層の形成の防止が可能になる。

0057

その他の甘味料
本実施例では、前記成分に加えて、必要に応じて、甘味料を使用することができる。本実施例の甘味料は、当業界に公知の様々な甘味料を含み、例えば、砂糖ブドウ糖果糖飴類糖シロップ類、オリゴ糖蜂蜜糖アルコールパラチノースス、またはアガベシロップであり得る。

0058

具体的には、砂糖、ブドウ糖、果糖、糖シロップ類、オリゴ糖、蜂蜜、またはアガベシロップのうち、一つ以上であり得る。

0059

甘味料の含量は、1%(w/v)〜20%(w/v)であり、具体的には、5%(w/v)〜15%(w/v)であり、例えば、7%(w/v)〜12%(w/v)であり得る。

0060

また、必要に応じて、前記組成物は、溶媒を含むことができ、本実施例では精製水を使用することができる。

0061

本発明の他の実施例は、天然安定剤と天然乳化剤を溶解させ;人参粉末を前記天然安定剤と天然乳化剤が溶解された溶液に分散させて分散液を製造し;前記分散液を加圧均質化することを含む、食品粉末を含む飲料組成物の製造方法を提供する。

0062

本実施例の製造方法は、上述した一実施例の飲料組成物を製造することと実質的に同様であるため、共通の内容はその記載を省略し、共通しない部分を重点的に記述する。

0063

以下、各工程を具体的に説明する。
天然安定剤と天然乳化剤の溶解工程

0064

前記天然安定剤および天然乳化剤は、前記飲料組成物に係る一実施例と実質的に同様であるため、ここでは、主に各成分の溶解工程について説明する。

0065

本実施例では、溶媒に天然安定剤及び天然乳化剤を添加して溶解させることと、各溶媒に天然安定剤及び天然乳化剤を別々に溶解させた後に混合することができる。

0066

具体的に、天然安定剤は、結晶セルロースとカラギーナンを含有することができ、天然乳化剤はレシチンを含むことができる。

0067

例えば、天然安定剤、および天然乳化剤を溶媒に添加し、50℃〜100℃、例えば、80℃で十分に溶解させることができる。

0068

具体的には、本実施例で使用される溶媒は、特に限定されず、例えば、精製水を使用することができる。

0069

人参粉末を分散させる工程
続いて、人参粉末を含む飲料組成物の総重量に対して、人参粉末0.5〜5%(w/v)を、天然安定剤と天然乳化剤が溶解された前記混合溶液に添加し、粉末を前記混合溶液中に分散させることができる。

0070

本実施例では、人参粉末を分散させた後、異物混入を防止するために、10〜150メッシュ(mesh)網で濾過する工程をさらに行うことができる。

0071

加圧均質化工程
均質化工程は、当業界で公知された様々な方法で行うことができ、例えば、プロペラミキサーディスパーホモミキサーホモジナイザーコロイド分散機または超音波乳化機を使用することができ、具体的にホモジナイザーを使用することができる。

0072

本実施例では、乳化安定性を高めるために、2回以上の加圧均質を行うことができ、均質圧は50bar〜300barであり得る。

0073

前記均質圧の範囲内で、乳化安定性の低下問題を改善することができ、設備費用面で効率的に均質化させることができる。

0074

以後、飲料組成物のpHに応じて、下記のように殺菌工程を調節することができる。

0075

殺菌工程
本実施例の製造方法における殺菌工程は、加圧均質後の飲料組成物のpHが中性である場合、130℃〜140℃で、酸性である場合は95℃〜110℃で行うことができる。

0076

本明細書における用語である「中性」は、pH4.5〜8.0を意味し、前記飲料組成物のpHが中性である場合、前記範囲の温度で殺菌を実行すると、耐熱性細菌胞子の完全な死滅と、官能上の風味低下を防止することができる。

0077

本明細書における用語である「酸性」は、pH4.5以下を意味し、前記飲料組成物のpHが酸性である場合、前記範囲の温度で殺菌を実行すると、真菌の殺菌と官能上の風味低下を防止することができる。

0078

前記各条件における殺菌時間は、30秒〜120秒であり得る。

0079

前記温度と時間の範囲内で、風味が維持されたまま、殺菌が行われ、変色が生じない。

0080

前記殺菌工程後、殺菌された飲料組成物を飲料ビン充填する工程を行うことができ、この時、殺菌された飲料組成物を飲料ビンに85℃〜100℃の温度範囲に冷却した後に充填し、ビンに充填した後、後殺菌を更に実行することができる。

0081

本実施例の後殺菌は、80℃〜97℃で行うことができる。

0082

以下、実施例、比較例および実験例を記述することで、本発明をより詳細に説明する。ただし、下記の実施例、比較例および実験例は、本発明における一つの例示に過ぎず、本発明の内容がこれらに限定されて解釈されてはいけない。

0083

実施例と比較例
[実施例1、2]天然安定剤と天然乳化剤を用いた人参粉末を含む飲料組成物の製造
下表1の組成で実施例1と2の飲料組成物を製造した。下記の含量の記載は、飲料組成物100mlを基準に、各成分の重量(g)の百分率(%)で表現した。

0084

実施例1−人参粉末を含む飲料組成物の製造
1.天然安定剤と天然乳化剤の溶解
80℃の精製水に、天然安定剤である結晶セルロースとカラギーナン、天然乳化剤であるレシチンを10分間攪拌して完全に分散させた後、植物性油脂を加えて、さらに10分間攪拌して分散させた。

0085

2.人参粉末の分散
天然安定剤、天然乳化剤、植物性油脂が完全に分散された後に、人参粉末を投入して10分間攪拌し、人参粉末が完全に混合されたことを目視で確認した。その後、他の副原料を投入し10分間混合した。

0086

3.加圧均質化
天然安定剤と天然乳化剤、植物性油脂、人参粉末が混合された液を加圧ホモジナイザーを用いて、100barの圧力条件で均質化させた。

0087

4.殺菌工程
前記加圧均質化されたpH6.0の溶液の組成物を130℃で30秒間殺菌した。

0088

5.人参粉末を含む飲料組成物の製造
前記殺菌工程後の溶液をビンに充填し、85℃で5分間、後殺菌した。

0089

実施例2−紅参粉末を含む飲料組成物の製造
前記実施例1は、表1のように、人参粉末の代わりに紅参粉末を使用することを除いて、前記実施例1と同じ方法で紅参粉末を含む飲料組成物を製造した。

0090

[比較例1、2]合成安定剤と合成乳化剤を用いた人参粉末を含む飲料組成物の製造
下記表2の組成で、比較例1と2の飲料組成物を製造した。

0091

比較例1−合成安定剤と合成乳化剤を用いた、人参粉末を含む飲料組成物の製造
前記実施例1は、天然安定剤および天然乳化剤を使用する代わりに、合成安定剤と合成乳化剤を使用することを除いて、前記実施例1と同じ方法で表2の組成で人参粉末を含む飲料組成物を製造した。

0092

比較例2−合成安定剤と合成乳化剤を用いた、紅参粉末を含む飲料組成物の製造
前記比較例1において、人参粉末に人参粉末を使用する代わりに、紅参粉末を使用することを除いて、前記比較例1と同じ方法で紅参粉末を含む飲料組成物を製造した。

0093

実験例1
層分離の観察
前記実施例と比較例で製造された飲料組成物を室温(25℃)で4週間放置して観察した。

0094

その結果を図2図3に示した。

0095

図2の2aは、合成安定剤と合成乳化剤を用いた人参粉末を含む飲料組成物であり、植物性油脂が十分に乳化されず、上層に油脂成分が水から分離されて形成される白の油脂層が少し発生したことを観察した。

0096

一方、図2の2bは、天然安定剤と天然乳化剤を用いた人参粉末を含む飲料組成物であり、油脂が分離された白い層は発生しなかったが、飲料組成物の上層部にうっすらと水分層の発生が観察された。

0097

また、図3の3aは、合成安定剤と合成乳化剤を用いた紅参粉末を含む飲料組成物であり、3bは、天然安定剤と天然乳化剤を使用した紅参粉末を含む飲料組成物であり、前記3aは2aに示すように、若干白い油脂層が発生し、3bは2bのように上部の水分層が発生した。

0098

上述したように、図2の2aと2b、図3の3aと3bは、組成物ごとに異層が発生する現象を示しているが、目視で観察した場合、各組成物の区別が困難であるという点で、天然安定剤及び天然乳化剤の使用と合成安定剤及び合成乳化剤の使用との差はなかった。

0099

したがって、実施例1と実施例2のように、合成安定剤と合成乳化剤を使用せず、天然安定剤と天然乳化剤の使用だけで、人参粉末を含む飲料組成物の分散安定性が確保されることを確認した。

0100

以上で、本発明の特定の部分を詳細に記述したが、当業界の通常の知識を有する者において、このような具体的な記述は単に好適実施例に過ぎなく、これにより本発明の範囲が限定されないことは明らかである。したがって、本発明の実質的な範囲は、添付された請求項とそれらの均等物によって定義される。

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    【課題】保存によって米麹の品質を向上させることが可能な甘酒用米麹の製造方法を提供する。【解決手段】製麹後の米麹を0〜5℃の温度に冷却する出麹冷却段階と、出麹冷却段階の後、米麹を容器内に充填して密閉する... 詳細

  • サッポロビール株式会社の「 ビールテイスト飲料」が 公開されました。( 2019/07/04)

    【課題】麦様の香りが改善された、原料として麦原料及びホップを含まないビールテイスト飲料の提供。【解決手段】原料として麦原料及びホップを含まず、色度が7以上18以下であり、プリン体含有量が0.20mg/... 詳細

  • キリンビバレッジ株式会社の「 苦味料が添加された非アルコール飲料における苦味の後引きの低減」が 公開されました。( 2019/07/04)

    【課題】本発明は、添加された苦味料による苦味の後引きが低減した、苦味料添加非アルコール飲料の製造方法を提供することや、苦味料が添加された非アルコール飲料における苦味の後引きを低減する方法等を提供するこ... 詳細

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