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図面 (11)

課題・解決手段

監視ステムは、第1のデバイス(2)であって、第1のデバイスの画像取得構成要素によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し;薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送するように構成される第1のデバイスと;コンピュータコードであって、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイス(100)が、第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行うようにするコンピュータコードとを含む。

概要

背景

薬剤の注射による定期的な治療を必要とする様々な疾病が存在する。そうした注射は、注射デバイスを用いることによって実施することができ、医療従事者または患者自身によって適用される。一例として、1型および2型糖尿病は、たとえば1日に1回または数回のインスリン用量の注射によって、患者自身で治療することができる。たとえば、注射デバイスとして充填済み使い捨てインスリンペンを用いることができる。あるいは、再利用可能なペンを用いることもできる。再利用可能なペンによって、空の薬剤カートリッジを新しいものに交換することが可能になる。どちらのペンにも、それぞれの使用前に交換される使い捨て針(one−way needle)のセットが付属していることがある。その場合、たとえば投与量ダイヤル(dosage dial)を回し、インスリンペンの投与量窓(dosage window)から実際の用量を観察することにより、注射予定のインスリン用量をインスリンペンで手動によって選択することができる。次いで、針を皮膚の適切な部分に挿入し、インスリンペンの注射ボタンを押すことによって、その用量が注射される。たとえばインスリンペンの誤った扱いを防止する、または既に適用されたもしくは残っている用量を把握するなどインスリン注射監視を可能にするために、たとえば注射されたインスリンのタイプおよび用量に関する情報などの注射デバイスの状態および/または使用に関連する情報を測定することが望ましい。

インスリンによる適切な治療には、インスリン用量に関する日にち、時間および量を記録する日誌をつける必要がある。患者によっては、情報を書き留めることを忘れる、またはいつどのくらいの量のインスリンを注射したかを覚えていられないことがある。

概要

監視システムは、第1のデバイス(2)であって、第1のデバイスの画像取得構成要素によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し;薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送するように構成される第1のデバイスと;コンピュータコードであって、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイス(100)が、第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行うようにするコンピュータコードとを含む。

目的

薬剤投与監視アプリケーション110は、製造時に携帯デバイス100に提供する

効果

実績

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請求項1

監視ステムであって、第1のデバイス(2)であって、該第1のデバイスの画像取得構成要素によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し;薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送するように構成される第1のデバイスと、コンピュータコードであって、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイス(100)が、第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行うようにするコンピュータコードとを含む前記監視システム。

請求項2

第1のデバイスは、第1のデバイスまたは第2のデバイスに対する使用者入力応答して、薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送するように構成される、請求項1に記載の監視システム。

請求項3

第1のデバイスは、薬剤投与量の画像を表すデータを定期的にまたは連続的に第2のデバイスへ伝送するように構成される、請求項1または2に記載の監視システム。

請求項4

第1のデバイスは、薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し、薬剤投与量の画像を定期的にまたは連続的に表示するように構成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項5

第1のデバイスは、1秒に複数回、薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し、薬剤投与量の画像を表示するように構成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項6

第1のデバイスは、第1のデバイスに対する第1の使用者入力の後、第1の表示をもたらし、第1のデバイスに対する第2の入力の後、第2の表示をもたらすように構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項7

投与量情報の非一時的な記録は、第1または第2のデバイスの時計から得られる時間および/または日付の情報を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項8

第2のデバイスは携帯電話である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項9

コンピュータコードは個別的なソフトウェアアプリケーションを構成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項10

ソフトウェアアプリケーションは、たとえばアプリケーションマーケットプレイスまたはアプリケーションストアなどからダウンロード可能である、請求項9に記載の監視システム。

請求項11

コンピュータコードは、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイスに識別された薬剤投与量を表示させる、請求項1〜10のいずれか1項に記載の監視システム。

請求項12

監視システムを動作させる方法であって、第1のデバイス(2)であって、該第1のデバイスの画像取得構成要素によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し;薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送する第1のデバイスと:第2のデバイス(100)であって、第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行う第2のデバイスとを含む前記方法。

請求項13

投与量情報は、時間および/または日付の情報をさらに含む、請求項12に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、監視ステム、および監視システムを動作させる方法に関する。

背景技術

0002

薬剤の注射による定期的な治療を必要とする様々な疾病が存在する。そうした注射は、注射デバイスを用いることによって実施することができ、医療従事者または患者自身によって適用される。一例として、1型および2型糖尿病は、たとえば1日に1回または数回のインスリン用量の注射によって、患者自身で治療することができる。たとえば、注射デバイスとして充填済み使い捨てインスリンペンを用いることができる。あるいは、再利用可能なペンを用いることもできる。再利用可能なペンによって、空の薬剤カートリッジを新しいものに交換することが可能になる。どちらのペンにも、それぞれの使用前に交換される使い捨て針(one−way needle)のセットが付属していることがある。その場合、たとえば投与量ダイヤル(dosage dial)を回し、インスリンペンの投与量窓(dosage window)から実際の用量を観察することにより、注射予定のインスリン用量をインスリンペンで手動によって選択することができる。次いで、針を皮膚の適切な部分に挿入し、インスリンペンの注射ボタンを押すことによって、その用量が注射される。たとえばインスリンペンの誤った扱いを防止する、または既に適用されたもしくは残っている用量を把握するなどインスリン注射の監視を可能にするために、たとえば注射されたインスリンのタイプおよび用量に関する情報などの注射デバイスの状態および/または使用に関連する情報を測定することが望ましい。

0003

インスリンによる適切な治療には、インスリン用量に関する日にち、時間および量を記録する日誌をつける必要がある。患者によっては、情報を書き留めることを忘れる、またはいつどのくらいの量のインスリンを注射したかを覚えていられないことがある。

発明が解決しようとする課題

0004

したがって、患者が自身の日誌をつけることをより簡単にするために、このプロセスをさらに支援または自動化することが強く求められている。

課題を解決するための手段

0005

本発明の第1の態様は監視システムを提供し、監視システムは、
第1のデバイス(2)であって、
第1のデバイスの画像取得構成要素(image capturing component)によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量(medicament dosage)の画像を取得し;
薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;
薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送する
ように構成される第1のデバイス(2)と、
コンピュータコードであって、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイス(100)が、
第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;
薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識(optical character recognition)を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;
識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行う
ようにするコンピュータコードと
を含む。

0006

そのように構築されたシステムは、OCRを実行し、送達された薬剤の用量を判定する補足デバイス(supplement device)の利点をもたらすことができるが、補足デバイス(supplemental device)でOCRを実行するためのハードウェアは不要である。これにより、補足デバイスのハードウェアの費用を削減することができる。さらに、第2のデバイスとして外部デバイスを使用することによって、実際上は補足デバイスに含まれる可能性があるOCRリソースによって得られるよりも正確かつ信頼性の高いOCRプロセスが可能になる。これは、特に第2のデバイスがスマートフォンなどの携帯電話を含む場合である。

0007

第1のデバイスは、第1のデバイスまたは第2のデバイスに対する使用者入力(user input)に応答して、薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送するように構成することができる。これにより、投薬デバイスの使用に変化があるとき(たとえば、ダイヤル設定から注射へ、もしくは注射から注射済みへなど)または使用者入力によって、第2のデバイスへデータを伝達し、それ以外のときは通信リソースを利用しないようにすることができる。

0008

第1のデバイスは、薬剤投与量の画像を表すデータを定期的にまたは連続的に第2のデバイスへ伝送するように構成することができる。これにより、たとえば使用者がダイヤル設定および/または薬剤の注射を行っているときに、薬剤投与量を識別および表示することを可能にすることができるが、通信リソースの利用は増加するという犠牲を伴う。

0009

第1のデバイスは、薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し、薬剤投与量の画像を定期的にまたは連続的に表示するように構成することができる。これにより、使用者がダイヤル設定された用量を容易に判断することを可能にすることができ、これは投薬デバイスの使用のダイヤル設定および注射の段階の間に特に有用である。

0010

第1のデバイスは、1秒に複数回、薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し、薬剤投与量の画像を表示するように構成することができる。これにより、使用者がダイヤル設定された用量を特に容易に判断すること、および使用者が正しい用量をダイヤル設定し、その用量を他の装置を用いるよりも迅速かつ効果的に投薬することを可能にすることができ、また記録機能を有する外部デバイスを備えていない投薬デバイスの使用と同様の体験をもたらすことができる。

0011

第1のデバイスは、第1のデバイスに対する第1の使用者入力の後、第1の表示をもたらし、第1のデバイスに対する第2の入力の後、第2の表示をもたらすように構成することができる。これにより、使用者が第1のデバイス上の表示から、第1のデバイスによって用量設定の入力、用量が送達されるドウェル時間(dwell time)の入力が記録されたか、および/または入力が記録されていないかを判断することを可能にすることができる。

0012

投与量情報の非一時的な記録は、第1または第2のデバイスの時計から得られる時間および/または日付の情報を含むことができる。

0013

第2のデバイスは、携帯電話とすることができる。

0014

コンピュータコードは、個別的なソフトウェアアプリケーションを構成することができる。ソフトウェアアプリケーションは、たとえばアプリケーションマーケットプレイスまたはアプリケーションストアなどからダウンロード可能なものとすることができる。

0015

コンピュータコードは、第2のデバイスによって実行されたとき、第2のデバイスに識別された薬剤投与量を表示させることができる。

0016

本発明の第2の態様は、監視システムを動作させる方法を提供し、その方法は、
第1のデバイス(2)であって、
第1のデバイスの画像取得構成要素によって薬剤投薬デバイスが示す薬剤投与量の画像を取得し;
薬剤投与量の画像を第1のデバイスのディスプレイ(21)に表示し;
薬剤投与量の画像を表すデータを第2のデバイスへ伝送する
第1のデバイス(2)と:
第2のデバイス(100)であって、
第1のデバイス(2)によって送信された薬剤投与量の画像を表すデータを受け;
薬剤投与量のデータに対して光学的文字認識を実行し、それによって薬剤投薬デバイスが示す投与量を識別し;
識別された薬剤投与量に少なくとも部分的に基づき、投与量情報の非一時的な記録を行う
第2のデバイス(100)と
を含む。

図面の簡単な説明

0017

薬物送達デバイスの分解図である。
図1aの薬物送達デバイスのいくつかの細部の斜視図である。
本発明の実施形態によるセンサデバイスまたは補足デバイスの等角投影図である。
本発明の実施形態による他のセンサデバイスまたは補足デバイスの等角投影図である。
本発明の実施形態によるさらに他のセンサデバイスまたは補足デバイスの等角投影図である。
薬物送達デバイスに取り付けられた図2a、b、cのようなセンサデバイスについて、センサデバイスの内部構成要素を示す概略図である。
図2a、b、cのセンサデバイスが取り付けられ、携帯端末無線通信する図1aの注射デバイスを示す図である。
図4の携帯端末について、携帯端末100の内部構成要素を示す概略図である。
本発明の実施形態による、図2a、b、cのセンサデバイスまたは補足デバイスの動作を示す流れ図である。
本発明の実施形態による、図4の携帯端末の動作を示す流れ図である。

実施例

0018

以下では、インスリン注射デバイスを参照して本発明の実施形態を記載する。しかしながら、本発明はそうした用途に限定されず、他の薬剤を放出する注射デバイスと共に、または他のタイプの薬剤投与デバイスと共に、同様に適切に配置することができる。

0019

図1aは注射デバイス1の分解図であり、それは、たとえばSanofiのSolostar(商標)インスリン注射ペンを示すことができる。

0020

図1aの注射デバイス1は、充填済みの使い捨て注射ペンであり、ハウジング10を備え、針15を固定することができるインスリン容器14を含む。針は、内側ニードルキャップ(needle cap)16および外側ニードルキャップ17によって保護され、外側ニードルキャップ17は、キャップ18によって覆うことができる。注射デバイス1から放出予定のインスリン用量は、投与量ダイヤル12を回すことによって選択することができ、次いで選択された用量が、投与量窓13を介して、たとえばいわゆる国際単位(IU)の倍数で表示されるが、ここで、1IUは約45.5マイクログラムの純粋な結晶インスリンの生物学的等価量である(1/22ミリグラム)。投与量窓13に表示される選択された用量の一例は、たとえば図1aに示すように30IUである。選択された用量は、異なる形で同様に適切に表示することが可能であることに留意すべきである。ハウジング10の上にラベル(図示せず)が提供される。ラベルは、薬剤を識別する情報を含めた、注射デバイス1内に含まれる薬剤に関する情報を含む。

0021

投与量ダイヤル12を回すと、機械的なクリッカ(clicker)が使用者に触覚および聴覚によるフィードバックを与える。投与量窓13に表示される数字が、ハウジング10に含まれインスリン容器14内のピストンと機械的に相互作用するスリーブ上に印刷される。針15が患者の皮膚部に刺され、次いで注射ボタン11が押されると、表示窓13に表示されたインスリン用量が注射デバイス1から放出される。注射デバイス1の針15は、注射ボタン11が押された後、ある特定の時間にわたって皮膚部にとどまり、高い割合の用量が実際に患者の身体内に注射される。インスリン用量の放出によっても機械的なクリック音が生じるが、それは投与量ダイヤル12の使用時に生じる音とは異なる。

0022

注射デバイス1は、インスリン容器14が空になるか、または注射デバイス1の使用期限日(たとえば、最初の使用後28日)に達するまで、複数の注射プロセスに使用することができる。

0023

さらに、最初に注射デバイス1を使用する前、インスリン容器14および針15から空気を除去するために、たとえば2単位のインスリンを選択し、注射デバイス1を針15と共に上向きに保持しながら注射ボタン11を押すことによって、いわゆる「プライムショット(prime shot)」を実施することが必要である場合がある。

0024

説明を簡単にするために、以下では例示的に放出される用量が注射される用量に実質的に一致すると想定し、したがって、たとえば次に注射予定の用量を計画するとき、この用量は、注射デバイス1が放出しなければならない用量に等しい。しかし当然ながら、放出される用量と注射される用量との間の差(たとえば損失)を考慮することもできる。

0025

図1bは、注射デバイス1の端部の詳細図である。この図は、投与量窓13と投与量ダイヤル12の間に位置する位置決めリブ(locating rib)70を示している。

0026

図2aは、図1aの注射デバイス1に解放可能に取り付けられる補足デバイス2の一実施形態を示している。補足デバイス2は、図1aの注射デバイス1のハウジング10を囲むように構成された嵌合ユニットを備えるハウジング20を含み、したがって、補足デバイス2は、注射デバイス1のハウジング10の上にしっかりと設置されるが、たとえば注射デバイス1が空になり交換が必要になると、注射デバイス1から取り外すこともできる。図2aは概略的であり、物理的配置の詳細について図2bおよび2cを参照して以下に記載する。

0027

補足デバイス2は、注射デバイス1から情報を集めるための光センサを含む。以下に記載するように、選択された用量(ダイヤル設定された用量とも理解される)は、補足デバイス2のLCDディスプレイ21を介して表示される。補足デバイス2は、注射デバイス1に取り付けられると注射デバイス1の投与量窓13をふさぐ。

0028

補足デバイス2は、少なくとも1つの使用者入力トランスデューサまたはスイッチ22をさらに含み、それがボタン型スイッチとして概略的に示されている。こうした入力トランスデューサ22によって、使用者が補足デバイス2をオンオフにして、動作をトリガすること(たとえば、他のデバイスへの接続もしくは他のデバイスとのペアリング確立させること、および/もしくは補足デバイス2から他のデバイスへの情報の伝送をトリガすること)、または或ることを確認することが可能になる。

0029

図2bは、図1aの注射デバイス1に解放可能に取り付けられた補足デバイス2の第2の実施形態の概略図である。補足デバイス2は、図1aの注射デバイス1のハウジング10を囲むように構成された嵌合ユニットを備えるハウジング20を含み、したがって、補足デバイス2は、注射デバイス1のハウジング10の上にしっかりと設置されるが、注射デバイス1から取り外すこともできる。

0030

補足デバイス2のLCDディスプレイ21を介して情報が表示される。補足デバイス2は、注射デバイス1に取り付けられると注射デバイス1の投与量窓13をふさぐ。

0031

補足デバイス2は、3つの使用者入力トランスデューサ、ボタンまたはスイッチをさらに含む。第1のボタン22は電源オンオフボタン(power on/off button)であり、それを介して、たとえば補足デバイス2をオンおよびオフにすることができる。第2のボタン33は通信ボタンである。第3のボタン34は、確認またはOKボタンである。ボタン22、33、34は、任意の適切な形をとることができる。これらの入力ボタン22、33、34によって、使用者が補足デバイス2をオン/オフにし、動作をトリガすること(たとえば、他のデバイスへの接続もしくは他のデバイスとのペアリングを確立させること、補足デバイス2から他のデバイスへの情報の伝送をトリガすること)、或ることを確認すること、および/またはLCDディスプレイ21に情報を表示することが可能になる。

0032

図2cは、図1aの注射デバイス1に解放可能に取り付けられた補足デバイス2の第3の実施形態の概略図である。補足デバイス2は、図1aの注射デバイス1のハウジング10を囲むように構成された嵌合ユニットを備えるハウジング20を含み、したがって、補足デバイス2は、注射デバイス1のハウジング10の上にしっかりと設置されるが、注射デバイス1から取り外すこともできる。

0033

補足デバイス2のLCDディスプレイ21を介して情報が表示される。補足デバイス2は、注射デバイス1に取り付けられると注射デバイス1の投与量窓13をふさぐ。

0034

補足デバイス2は、接触感知式(touch−sensitive)入力トランスデューサ35をさらに含む。補足デバイス2は、ただ1つの使用者入力ボタンまたはスイッチ22も含む。ボタン22は電源オン/オフボタンであり、それを介して、たとえば補足デバイス2をオン/オフにすることができる。接触感知式入力トランスデューサ35を用いて、動作をトリガすること(たとえば、他のデバイスへの接続もしくは他のデバイスとのペアリングを確立させること、および/または補足デバイス2から携帯デバイス100への画像データ情報の伝送をトリガすること)ができる。この多機能の接触感知式入力トランスデューサ35によって、通信ボタン33または確認ボタン34が不要になり、補足デバイス2の構成が簡単になる。そうした多機能のトランスデューサ35は、接触感知式ではなく機械式にすることもできる。

0035

携帯デバイス100は、注射デバイス1にダイヤル設定された用量を表示することができる。これにより、使用者が、携帯デバイス100によって計算されたダイヤル設定の用量を、補足デバイス2のLCDディスプレイ21に表示された用量と照合することを可能にすることができる。携帯デバイス100は、薬剤投与監視アプリケーション110により、使用者が、ダイヤル設定される用量を光学的文字認識プロセスによって計算された用量から変更することを可能にすることができる。これによって、薬剤投与のより正確な記録を可能にすることができる。別法としてまたは追加として、携帯デバイス100は、使用者に表示された用量の確認を要求すること、または使用者が、表示された用量がダイヤル設定された用量であることを確認できるようにすることが可能である。

0036

図3は、図1aの注射デバイス1に取り付けられた状態における図2bまたは2cの補足デバイス2の概略図を示している。

0037

補足デバイス2のハウジング20には、複数の構成要素が含まれる。それらはプロセッサ24によって制御され、プロセッサ24は、たとえばマイクロプロセッサデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA)などとすることができる。プロセッサ24は、プログラムメモリ240に記憶されたプログラムコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)を実行し、メインメモリ241を使用して、たとえば中間結果を記憶する。プログラムメモリ240は、たとえば読み出し専用メモリ(ROM)またはフラッシュメモリとすることができ、メインメモリは、たとえばランダムアクセスメモリ(RAM)とすることができる。

0038

図2bに示すような実施形態では、プロセッサ24は第1のボタン22と相互作用し、それを介して、たとえば補足デバイス2をオンおよびオフにすることができる。第2のボタン33を用いて、他のデバイスへの接続の確立をトリガすること、または他のデバイスへの情報の伝送をトリガすることができる。第3のボタン34を用いて、補足デバイス2の使用者に提示された情報を承認することができる。

0039

図2cに示すような実施形態では、ボタンのうち2つ33、34を省くことができる。その代わりに、1つもしくは複数の静電容量センサ(capacitive sensor)または他のタッチセンサが提供される。

0040

プロセッサ24はディスプレイ21を制御するが、ここではディスプレイ21は、液晶ディスプレイ(LCD)として具体化されている。LCDディスプレイ21は、たとえば注射デバイス1の現在の設定、または与えられる予定の次の注射に関する情報を補足デバイス2の使用者に表示するために用いられる。たとえば使用者入力を受けるために、LCDディスプレイ21をタッチスクリーンディスプレイとして具体化することもできる。

0041

プロセッサ24は、投与量窓13の画像を取得するように構成された画像取得デバイス25も制御し、投与量窓13には、現在選択されている(ダイヤル設定されている)用量が表示される(注射デバイス1に含まれるスリーブ19上に数字、文字、符号または記号として表示され、その数字は投与量窓13を通して見ることができる)。画像取得デバイス25は、任意の適切なタイプのカメラとすることができる。

0042

プロセッサ24は、現在選択されている用量を表示する投与量窓13を通して見える光景を照明するように、発光ダイオードLED)29などの1つまたはそれ以上の光源も制御する。光源の前面に、たとえばアクリルガラスまたはポリカーボネート部品から作られたディフューザなど、ディフューザを用いることができる。さらに光センサは、たとえば2つの非球面レンズを含むレンズ系を含むことができる。倍率(画像サイズと物体サイズの比)は、1より小さくすることができる。倍率は、0.05〜0.5の範囲とすることができる。

0043

プロセッサ24は、無線方式で他のデバイスへ情報を伝送し、かつ/または他のデバイスから情報を受けるように構成された無線ユニット28を制御する。そうした伝送は、たとえば無線伝送または光伝送に基づくことができる。いくつかの実施形態において、無線ユニット28は、ブルートゥースまたはブルートゥースローエナジー(Bluetooth Low Energy)のトランシーバである。あるいは、無線ユニット28は、たとえばケーブルまたはファイバの接続による結線方式で他のデバイスへ情報を伝送し、かつ/または他のデバイスから情報を受けるように構成された有線ユニットによって代替または補完することができる。

0044

したがって、図3の補足デバイス2は、注射デバイス1の状態および/または使用に関する情報を取得することができる。この情報は、デバイスの使用者が使用するためにディスプレイ21に表示され、情報の一部は、無線で他のデバイスへ伝送される。

0045

図4は、スマートフォンなどの携帯デバイス100と共に用いられる補足デバイスおよび注射デバイス1を示している。携帯デバイス100は、たとえば適切なソフトウェアアプリケーション110を備えるなど、適切な方法でプログラムされる。

0046

要するに、補足デバイス2および携帯デバイス100のシステムは、注射デバイス1の使用時に薬剤投与量を表示および記録するように機能する。補足デバイス2は、たとえばブルートゥース(登録商標)などの通信インターフェース28を用いて携帯デバイス100と通信する。使用者は、主に補足デバイス2と対話する。携帯デバイス100は、主に情報を使用者に提供し、使用者の注射履歴を記録する働きをする。補足デバイス2は、カメラ25が取得した投与量窓13を通した光景の画像を表すデータを、所定の通信チャネル111を介して携帯デバイス100へ伝送する(図4参照)。携帯デバイス100は、補足デバイス2から受けた画像データから選択された薬剤投与量を識別するために、光学式文字認識(OCR)処理を実行する。携帯デバイス100は、投薬の前および後に選択された用量を識別し、投与された投与量を計算し、投与された用量を表示し、投与された投与量の情報を記録することができる。投与量情報にタイムスタンプを追加することができる。システムがどのように構成され、機能するかに関するより詳細な説明を以下に説明する。

0047

撮られたカメラの画像は、タイムスタンプおよび薬物のタイプに関する情報と共に、補足デバイス2のメモリ241に記憶される。

0048

携帯デバイス100の内部構成要素の一部を図5に示す。携帯デバイス100はプロセッサ102を含む。プロセッサ102は、携帯デバイス100の他のハードウェア構成要素の動作を制御する。プロセッサ102および他のハードウェア構成要素は、システムバス(図示せず)を介して接続することができる。各ハードウェア構成要素は、直接またはインターフェースを介してシステムバスに接続することができる。

0049

携帯デバイス100は、メモリ104、すなわちランダムアクセスモリ(RAM)などのワーキングメモリまたは揮発性メモリ、および不揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、有利には別個アプリケーションであるオペレーティングシステム108および薬剤投与監視機能110を記憶すると共に、データファイルおよび関連するメタデータも記憶する。薬剤投与監視アプリケーション110は、製造時に携帯デバイス100に提供すること、または使用者が、たとえばアプリケーションマーケットプレイスもしくはアプリケーションストアから携帯デバイス100にダウンロードすることができる。

0050

携帯デバイス100は、ディスプレイ112(たとえば、LCD、TFT(薄膜トランジスタ)、OLED(有機発光ダイオード)、電子ペーパー)を含む。ディスプレイは、表示部材113および触覚によるインターフェース部材114を有する接触感知式ディスプレイとすることができる。携帯デバイス100は、ブルートゥースインターフェースなどの通信インターフェース116も含む。携帯デバイス100は、電源119によって携帯デバイス100に電力を供給するためにバッテリ118も収容する。

0051

プロセッサ102は、他の構成要素の動作を制御するために、他の構成要素へ信号を送り、かつ他の構成要素から信号を受けるように構成される。たとえば、プロセッサ102は、ディスプレイ112上のコンテンツの表示を制御し、使用者入力の結果として触覚によるインターフェース114から信号を受ける。ディスプレイ112は、任意の種類の抵抗式タッチスクリーンまたは静電容量式タッチスクリーンとすることができる。あるいは、ディスプレイはタッチスクリーンでなくてもよい。たとえば、ディスプレイは液晶ディスプレイ(LCD)とすることができる。

0052

携帯デバイス100は、任意の種類の携帯電話、PDAもしくはタブレットコンピュータ、またはBGM血糖値計)デバイスとすることができる。トランシーバおよびカメラなど、携帯デバイス100の他の標準的なまたは任意選択の構成要素は省かれる。プロセッサ102は、任意の種類の集積回路とすることができる。プロセッサ102は、データを処理するためにRAMにアクセスし、メモリ104内のデータの記憶を制御することができる。メモリ104は、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリおよび磁気ドライブメモリなど、任意の種類の不揮発性メモリとすることができる。RAMは、たとえばスタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAMDRAM)またはフラッシュメモリなど、任意のタイプのRAMとすることができる。

0053

プロセッサ102は、オペレーティングシステム108の制御下で動作する。オペレーティングシステム108は、ディスプレイ112および通信インターフェース116などのハードウェア、ならびに携帯デバイス100の基本動作に関するコードを含むことができる。オペレーティングシステム108は、薬剤投与監視機能110など、メモリ104に記憶された他のソフトウェアモジュール起動させることもできる。

0054

図6および図7は、それぞれ補足デバイス2および携帯デバイス100の動作を示す流れ図である。流れ図は、注射デバイス1の利用時に、補足デバイス2および携帯デバイス100がどのように相互作用し、システムとして動作するかを示している。図6の各工程は、メモリ240に記憶されたソフトウェアの制御下で、補足デバイス2のプロセッサ24によって実施される。

0055

図6では、たとえば601で補足デバイス2がオンにされるか、または他の方法で起動されると、動作600が始まる。工程602において、プロセッサ24は、注射デバイス1の投与量窓13を通して見える、注射デバイス1の数字スリーブに表示された現在の投与量の画像を取得するようにカメラ25を制御する。次いで工程603において、この画像が補足デバイス2のLCDディスプレイ21に表示される。画像は、表示前にある程度まで処理される。特に画像は、LCDディスプレイ21に合うようにサイズ変更することができる。LCDディスプレイ21よりピクセル数が多いカメラの場合、サイズ変更は画像の縮小を伴う。縮小は、たとえば表示のために取得された画像の一部のピクセルのみを選択する(他は表示しない)こと、またはピクセルの群を平均することを含むことができる。有利には、画像はグレースケールで表示される。これにより、補足デバイスが文字などの境界を検知する画像処理を実施する必要がなくなる。それはまた、表示された画像がカメラ25の前の光景と著しく異なる可能性を低減する。あるいは、画像は(グレースケールを用いず)白黒で表示すること、またはカラーで表示することができる。

0056

工程604では、たとえば補足デバイス2上のボタンの押下によって、必要な投与量が設定されたことを示す使用者入力が与えられたかどうかが確認される。ボタンの押下が検知されない場合、動作は工程614へ進み、そこで電源ボタン22が押されたかどうかが判定される。否定の判定に基づき、動作は工程615へ進み、そこでタイムアウト条件であるかどうかが判定される。タイムアウト条件は、補足デバイス2の電源がオンになるとき、または電源ボタン22が押されたことが検知されたときにリセットされ始動されたタイマ時間切れになったときに発生する。タイマに対する適切な値は、60または120秒とすることができる。工程615からの否定の判定に基づき、動作は工程602へ戻り、そこで次の画像が取得され、次いで工程603で表示される。

0057

タイムアウト条件が発生したこと、または使用者が電源ボタン22を押したことを示す工程614または615からの肯定の判定に基づき、工程616で補足デバイス2の電源がオフになり、動作が終了する。これは、補足デバイスの電力消費を最小限に抑える助けになるが、使用者が補足デバイス2または注射デバイス1と対話するときの操作に影響を及ぼさない。

0058

電源ボタン22が押されるか、もしくはタイムアウト条件が発生するまで、または工程604で用量設定に対する確認またはOKボタン34が押されたと判定されるまで、工程604から工程614、工程615、次いで工程602までの順序によって、補足デバイス2は依然として画像を取得し、それらを表示する。このループにより、使用者が、注射デバイス1上の投与量ダイヤル12を回し、LCDディスプレイ21に表示された現在の投与量情報を含む画像を読み取ることによって、必要な投与量を設定することが可能になる。その中で、工程614において電源オフボタン22の押下が検知された場合、プロセッサ24は補足デバイス2をオフにする。電源オフボタン22の押下が検知されないが、工程615においてタイムアウトに達している場合、プロセッサ24は補足デバイス2をオフにする。

0059

プロセッサ24が、604で使用者による確認またはOKボタン34の押下を検知し、必要な投与量が設定されたことを確認すると、工程605では、プロセッサ24によってディスプレイ21に用量設定条件が示される。次いでプロセッサ24は、工程606においてさらなる処理のために、現在ダイヤル設定されている用量の画像を表すデータを携帯デバイス100へ伝送するように無線ユニット28を制御する。有利には、伝送される画像を表すデータは、ピクセルのすべてに関連し、各ピクセルに対するグレースケール値を含む全画像である。あるいは、伝送前に画像にある程度の前処理を行うこともできる。しかしながら、伝送前には画像に対して光学的文字認識は実行されない。伝送されたデータは画像を表し、データが画像が取得された時点で注射デバイス1にダイヤル設定されていた用量の画像であること以外に設定用量を示すものではない。画像は、伝送時間および通信再セーブ初期化(communication resave initialisation)の前に、損失のある方法または損失のない方法で圧縮することができる。

0060

工程607において、プロセッサ24は、「Administrating(投与)」を表示するようにLCDディスプレイ21を制御する。この段階では、工程604で用量設定に対する確認またはOKボタン34が押されたことが検知される前に、使用者が注射デバイス1にダイヤル設定された用量を投与している(送達している)可能性がある。

0061

工程605および607は、他の順序で実施すること、または互いに並行して実施することが可能である。

0062

工程608において、プロセッサ24は、投与量窓13の中に見える現在の投与量を示すカメラの前の画像を取得するようにカメラを制御する。次いで工程609において、この画像がデバイスのLCDディスプレイ21に表示される。工程608および609は、前述の工程602および603と同じである。

0063

注射プロセスが完了すると、使用者は、工程610において、補足デバイス2上の確認またはOKボタン34を押し、プロセッサ24に対して「End dose(用量終了)」を示すことを求められる。プロセッサ24は、工程610で「End dose(用量終了)」を示す確認またはOKボタン34の押下を検知した場合、工程611で「Complete(完了)」を表示するようにLCDディスプレイ21を制御する。工程612において、現在の画像が携帯デバイス100へ伝送される。工程612および611は、他の順序で実施すること、または並行して実施することが可能である。

0064

次に工程613では、電源ボタン22が押されたかどうかが判定される。工程613で電源ボタン22が押されたことが検知された場合、次いで工程620において補足デバイス2がオフになる。そうでない場合には工程602へ戻り、そこでカメラ25の前の画像が取得された後、工程603で表示される。タイムアウト条件が発生するか、または電源ボタン22が押されるまで、これが繰り返される。

0065

工程610において確認またはOKボタン34の押下が検知されない場合、動作は工程617へ進み、そこで電源ボタン22が押されたかどうかが判定される。否定の判定に基づき、動作は工程618へ進み、そこでタイムアウト条件であるかどうかが判定される。タイムアウト条件は、補足デバイス2の電源がオンになるとき、または電源ボタン22が押されたことが検知されたときにリセットされ始動されたタイマが時間切れになったときに発生する。タイマに対する適切な値は、60または120秒とすることができる。工程618からの否定の判定に基づき、動作は工程608へ戻り、そこで次の画像が取得され、次いで工程609で表示される。

0066

使用者が電源ボタン22を押したこと、またはタイムアウト条件が発生したことを示す工程617または618からの肯定の判定に基づき、補足デバイス2は現在の画像を携帯デバイス100へ伝送し、次いで工程620で電源がオフになり、動作を終了する。これは、補足デバイス2の電力消費を最小限に抑える助けになるが、使用者が補足デバイス2と対話するときの操作に影響を及ぼさない。さらに、この段階において、すなわち電源オフの前に、現在の画像を携帯デバイス100へ伝送することによって、最終的な投与量情報を携帯デバイス100に記録することも保証される。このシナリオは、注射プロセスが完了した後、工程610で使用者が確認またはOKボタン34を押してプロセッサ24に対して「End dose(用量終了)」を示すことを忘れた結果として起こり得る。

0067

図7は、図6の補足デバイス2によって実施される方法工程と共に、携帯デバイス100によって実施される方法工程の流れ図である。図7では、流れ図700は、たとえば補足デバイス2がオンにされるか、または他の方法で起動されると、工程701から始まる。図6の工程606での画像データの伝送後、携帯デバイス100は、工程702においてその画像データを受ける。これは、使用者によって設定され、補足デバイス2から送信された薬剤投与量の情報を含む画像データを構成する。工程703において、携帯デバイス100は、受けたデータに対して光学的文字認識処理を実行する。これは、任意の適切な方法で実施することができる。光学的文字認識は、補足デバイス2のカメラ25の前の光景の中にある数字スリーブの画像を処理し、補足デバイス2にダイヤル設定された用量を識別することを伴う。結果は、たとえばIU単位のダイヤル設定された用量を表す数である。その数は、光学的文字認識プロセスによって整数として提供すること、または光学的文字認識プロセスが適切に構成される場合には整数間のものとすることができる。

0068

光学的文字認識プロセスによってダイヤル設定された用量が判定された後、工程704において、携帯デバイス100は、薬剤投与監視アプリケーションにより、識別されたダイヤル設定または設定された投与量の情報を使用者に対してディスプレイ113に表示するように制御される。表示されているものが投薬された用量ではなくダイヤル設定された用量であるというインジケーションと共に、ダイヤル設定された投与量が使用者に対してディスプレイ113に表示される。インジケーションは、任意の適切な形式をとることができる。たとえばインジケーションは、「selected(選択)」、「dialled(ダイヤル設定)」もしくは「set(設定)」などの語、または表示されているものが投薬された用量ではなくダイヤル設定された用量であることを使用者に示す適切かつ/また一般的な任意の他のテキスト形式を含むことができる。テキストフォーマットは、デバイスに設定されている言語への任意の変換も含む。インジケーションは、表示されているものが投薬された用量ではなくダイヤル設定された用量であることを使用者に示す適切かつ/また一般的なピクトグラム(pictogram)などの画像を含むことができる。画像のインジケーションは、別法としてまたはテキストベースのインジケーションと組み合わせて提供することができる。

0069

工程705において、携帯デバイス100は、補足デバイス2から送達後の用量の画像を受けたかどうかを判定する。送達後の用量の画像データを受けていない場合、携帯デバイス100は工程704へ戻り、そこで再びダイヤル設定された用量が表示される。補足デバイス2から送達後の用量の画像を受けるまで、これが繰り返される。

0070

携帯デバイス100は、工程705で注射が投与された後の最終的な用量の情報を含む送達後の用量の画像データを受けたと判定した場合、工程706において、送達後の用量の画像データに対する光学認識処理を任意の適切な方法で実行する。これによって、注射/送達後のダイヤル設定された用量を示す数が得られる。次いで工程707において、携帯デバイス100は、補足デバイス2から受けたダイヤル設定された最終的な用量の情報を用い、特に送達前に示された用量から送達後に示された用量を引くことによって、送達された用量を計算する。あるいは、最終的な用量がゼロであることが検知または推定される場合には、これを省くことができる。計算された送達された用量の情報は、工程708において、薬剤投与監視アプリケーション110によって使用者に対して携帯デバイス100に表示される。次いで、工程709で送達された用量の情報が携帯デバイス100のメモリ104に記憶された後、工程710で動作が終了する。

0071

工程709での用量情報の記憶は、薬剤投与の記録を構成する。その記録は、携帯デバイス100の内部時計から得られた投与の時間または日時、送達された用量、および場合により薬剤送達前に得られた血糖測定値、薬剤のタイプなど使用者によって提供された他の情報を含む。これにより、使用者にダイヤル設定された用量、送達後の用量または送達された用量の入力を要求することなく、携帯デバイス100が使用者の薬剤摂取に関する完全な記録をとることが可能になる。

0072

次に、システムの動作を使用者の視点から説明する。

0073

使用者は、補足デバイス2をオンにし(それには電源ボタン22を1回押す必要がある)、携帯デバイス100の薬剤投与監視アプリケーション110を開くまたは起動することによって開始する。次に、補足デバイス2と携帯デバイス100の間に通信チャネル111が確立される。これは、使用者が補足デバイス2上の通信ボタン33を押すことによって実現することができる。この場合、使用者が携帯デバイス100の薬剤投与監視アプリケーション110と対話して接続を確立させる必要があるか、あるいはデバイスが適切に構成されていれば、たとえばブルートゥースのペアリングによって接続を自動にすることできる。あるいは、補足デバイス2と携帯デバイス100の間の通信リンクを、使用者入力を必要とせずに、たとえば補足デバイス2の電源をオンにすることに応答して確立することもできる。携帯デバイス100が補足デバイス2から信号を受けることによって、携帯デバイス100が、携帯デバイス100の薬剤投与監視アプリケーション110を起動するようにすることができる。

0074

オンになると、注射デバイス1上の現在の投与量が、使用者に対して補足デバイス2のLCDディスプレイ21に表示される。ここで使用者は、LCDディスプレイ21上の現在の投与量の示度読み取りながら注射デバイス1上の投与量ダイヤル12を回すことによって、必要な薬剤投与量を設定することができる。

0075

必要な薬剤投与量が設定されると、使用者は補足デバイス2上の確認またはOKボタン34を押す。この時点で、補足デバイス2は、LCDディスプレイ21に薬剤の用量を表示している。次いで、携帯デバイス100の薬剤投与監視アプリケーション110が、使用者が設定した投与量を携帯デバイス100のディスプレイに表示する。ここで使用者は、携帯デバイス100によって正しい用量が認識されているかを二重チェックすることができる。しかしながら、この段階で使用者が携帯デバイス100を確認する必要はない。

0076

しばらくすると、補足デバイス2上のLCDディスプレイ21の表示が次いで変化し、用量が設定されたことを示す。この表示の変化の前または後に、使用者は薬剤の注射を開始することができる。薬剤が投与されるとき、カメラの前の注射デバイス1の数字スリーブの部材上に示される用量が変化するにつれて、LCDディスプレイ21上の投与量の示度が変化する。注射プロセスが完了すると、使用者は、再び確認またはOKボタン34を押すこと、またはタイマを停止させることができる。次いで、補足デバイス2のLCDディスプレイ21が変化し、「Complete(完了)」を表示する。この時点で、補足デバイス2は、注射デバイス1内の残りの投与量をLCDディスプレイ21に表示する。残りの用量は、通常はゼロであるが、使用者が注射を完了しなかった場合にはゼロより大きい可能性がある。

0077

次に、携帯の薬剤投与監視アプリケーション110は、投与された用量を携帯デバイスのディスプレイに表示し、また携帯デバイス100が正しい最終的なダイヤル設定された用量を登録したことを使用者が確認できるように、最終的なダイヤル設定された用量も表示することができる。携帯デバイス100の薬剤投与監視アプリケーション110は、投与された投与量に関する記録が作成および記憶されたことを示すメッセージも表示する。

0078

さらに、有利には携帯デバイス100における二値化処理およびOCR計算が改善されるように投与量情報の高コントラストに寄与するために、画像取得デバイス25によってHDR画像が取得される。

0079

本発明の範囲は前述の実施形態に限定されず、当業者には様々な代替形態が考えられるであろう。次にさらなる代替形態について説明する。

0080

図2bにおいて、補足デバイスから通信ボタン33を省くことができる。電源ボタン22が押されると、補足デバイス2はオンになり、携帯デバイス100との接続を自動的に確立することができる。これによって補足デバイス2の機能が簡単になり、ハードウェアボタンを減らすことが可能になる。

0081

工程608において、携帯デバイス100は、送達後の注射デバイス1にダイヤル設定された用量と計算された用量の両方を表示することができる。これにより、使用者が、携帯デバイス100によって計算されたダイヤル設定の用量を、補足デバイス2のLCDディスプレイ21に表示された用量と照合することを可能にすることができる。携帯デバイス100は、薬剤投与監視アプリケーション110により、使用者が、ダイヤル設定される用量を光学的文字認識プロセスによって計算された用量から変更することを可能にすることができる。これによって、携帯デバイス100に記録される薬剤投与の記録を他の方法より正確にすることを可能にすることができる。

0082

補足デバイス2に対する使用者入力のみに応答して画像データを伝送するのではなく、動作が異なってもよい。たとえば、画像データを連続的にまたは頻繁に携帯デバイス100へ伝送することができ、その場合、携帯デバイスは、ダイヤル設定が行われるとき、および/または注射が行われるときにダイヤル設定されている用量を表示することができる。この場合、用量が設定されたことを示す使用者入力を、補足デバイス2ではなく携帯デバイス100に対して行うことができる。この場合、使用者は、(光学的文字認識にかけられた)携帯デバイス100に示されるダイヤル設定された用量を、補足デバイス2のLCDディスプレイ21に表示された画像と照合することができる。同様に、注射が完了したことを示す使用者入力を、補足デバイス2ではなく携帯デバイス100に対して行うことができる。あるいは、補足デバイス2と携帯デバイス100の両方を、用量設定の使用者入力および/または注射完了の使用者入力を受けるように構成し、それによって使用者がシステムの使用に関してより多くの選択が可能になるようにすることができる。

0083

別法としてまたは追加として、用量が設定されたというインジケーションを携帯デバイスに対して行うことができる。同じことが、用量が送達されたというインジケーションにもあてはまる。上記において、用量送達プロセスの間、画像データは携帯デバイスへ送信される。

0084

あるいは、画像データを補足デバイス2のメモリ241に記憶し、後で、たとえば数分後、数時間後または数十時間後に携帯デバイス100へ伝送することができる。携帯デバイスへの伝送は、2つまたはそれ以上の用量送達に関する画像を含むことができる。

0085

補足デバイス2は、注射デバイス1に含まれる薬剤を検知するための手段を含むことができる。これは、含まれる薬剤のタイプを示す注射ペン上のラベルの色を検知するように構成された色センサの形をとることができる。

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