図面 (/)

技術 インクジェットプリントヘッド用の温度制御回路

出願人 船井電機株式会社
発明者 ベルグステット・スティーブ
出願日 2015年8月4日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2017-505875
公開日 2017年8月17日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-523065
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) インクジェット(粒子形成、飛翔制御)
主要キーワード 電子制御機 温度電流 較正過程 視覚的表示装置 低パルス 閾値領域 重要な環境 オフセット電流値
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題・解決手段

インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流オフセット電流との合計からなる出力電流IM40)を生成する温度センサ部と、オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために出力電流(IM40)から差し引かれる補正電流(IM16)を生成するオフセット電流補正部とを備え、補正電流によって補償された出力電流(IDIFF)が温度制御回路出力電流として出力される、インクジェットプリントヘッド用の温度制御回路。

概要

背景

インクジェットプリンタは、吐出ノズルの領域における環境が一噴射事象から次の噴射事象まで一貫している場合に、最良品質生む噴射開始時の一貫した温度は、最良の印刷品質を生むために制御すべき重要な環境要因の1つである。それゆえ、ロバスト温度制御方法は、プリントヘッド設計において望ましい要素である。

コストを低く保つためには、インクジェットプリントヘッド用の温度センサは、インクジェットプリントヘッドIC上で最小の配置空間を占めねばならない。あるタイプのセンサは、プリントヘッドIC上での温度に比例する出力電流を生成する。このタイプのセンサの設計上の1つの難点は、当該空間はセンサ毎オフセット電流が異なることを許す場合に最小化され得るが、温度勾配は全てのセンサについて一定値制約される、という点である。オフセット電流はある基準温度において検知され得、その値はある形態の記憶装置によって記憶され得る。その後、センサの現在の電流、記憶されたオフセット電流、および温度勾配を使用してセンサ温度が計算され得、温度センサの近傍のプリントヘッドICの温度が決定される。

概要

インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流とオフセット電流との合計からなる出力電流(IM40)を生成する温度センサ部と、オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために出力電流(IM40)から差し引かれる補正電流(IM16)を生成するオフセット電流補正部とを備え、補正電流によって補償された出力電流(IDIFF)が温度制御回路出力電流として出力される、インクジェットプリントヘッド用の温度制御回路。

目的

本発明の目的は、プリントヘッドシステム温度制御を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

インクジェットプリントヘッド用の温度制御回路であって、該インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流オフセット電流との合計を含む出力電流を生成する温度センサ部と、該オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために該出力電流から差し引かれる補正電流を生成するオフセット電流補正部と、を備え、該補正電流によって補償された出力電流が温度制御回路出力電流として出力される温度制御回路。

請求項2

前記オフセット電流補正部は浮遊ゲートトランジスタを備える請求項1に記載の温度制御回路。

請求項3

前記オフセット電流補正部は、前記補正電流を減少させるカレントミラーを備える請求項2に記載の温度制御回路。

請求項4

前記浮遊ゲート電荷を与えるプログラムモードを有する請求項2に記載の温度制御回路。

請求項5

前記浮遊ゲート上の電荷を読み取って前記補正電流を生成する読み取りモードを有する請求項2に記載の温度制御回路。

請求項6

前記温度センサ部はバンドギャップ温度検出回路を備える請求項1に記載の温度制御回路。

請求項7

インクジェットプリントヘッドであって、1つ以上の温度制御回路を備え、該温度制御回路の各々は、該インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流とオフセット電流との合計を含む出力電流を生成する温度センサ部と、該オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために該出力電流から差し引かれる補正電流を生成するオフセット電流補正部と、を備え、該補正電流によって補償された出力電流が温度制御回路出力電流として出力されるインクジェットプリントヘッド。

請求項8

前記オフセット電流補正部は浮遊ゲートトランジスタを備える請求項7に記載のインクジェットプリントヘッド。

請求項9

前記オフセット電流補正部は、前記補正電流を減少させるカレントミラーを備える請求項8に記載のインクジェットプリントヘッド。

請求項10

前記温度制御回路は、前記浮遊ゲートに電荷を与えるプログラムモードを有する請求項8に記載のインクジェットプリントヘッド。

請求項11

前記温度制御回路は、前記浮遊ゲート上の電荷を読み取って前記補正電流を生成する読み取りモードを有する請求項8に記載のインクジェットプリントヘッド。

請求項12

前記温度センサ部はバンドギャップ温度検出回路を備える請求項7に記載のインクジェットプリントヘッド。

請求項13

前記温度制御回路出力電流に基づいて制御される1つ以上のヒータをさらに備える請求項7に記載のインクジェットプリントヘッド。

技術分野

0001

本発明は、広くはプリントヘッドシステム温度制御に関し、より具体的には、プリントヘッドIC上に配置された記憶素子を用いて決定値をシステム上で記憶するための方法に関する。

背景技術

0002

インクジェットプリンタは、吐出ノズルの領域における環境が一噴射事象から次の噴射事象まで一貫している場合に、最良品質生む噴射開始時の一貫した温度は、最良の印刷品質を生むために制御すべき重要な環境要因の1つである。それゆえ、ロバスト温度制御方法は、プリントヘッド設計において望ましい要素である。

0003

コストを低く保つためには、インクジェットプリントヘッド用の温度センサは、インクジェットプリントヘッドIC上で最小の配置空間を占めねばならない。あるタイプのセンサは、プリントヘッドIC上での温度に比例する出力電流を生成する。このタイプのセンサの設計上の1つの難点は、当該空間はセンサ毎オフセット電流が異なることを許す場合に最小化され得るが、温度勾配は全てのセンサについて一定値制約される、という点である。オフセット電流はある基準温度において検知され得、その値はある形態の記憶装置によって記憶され得る。その後、センサの現在の電流、記憶されたオフセット電流、および温度勾配を使用してセンサ温度が計算され得、温度センサの近傍のプリントヘッドICの温度が決定される。

発明が解決しようとする課題

0004

上記の温度センサでは、オフセット電流値遠隔プリンタ電子制御機械に記憶され得るが、これは、プリントヘッドIC上の各個別のセンサが記憶位置と独自に記憶されたオフセット値とを有することを必要とする。プリントヘッドIC上の記憶素子を用いて、全てのセンサが同一のオフセット電流を有するように較正され得るならば、計算の複雑さは軽減される。その上、プリンタのコストが低くなる。

0005

したがって、本発明の目的は、プリントヘッドシステムの温度制御を提供することであり、より具体的には、プリントヘッドIC上に配置された記憶素子を用いて決定値をシステム上で記憶するための方法を提供することである。

0006

本発明のもう1つの目的は、温度制御基準のための機構を提供している記憶素子上に電荷蓄積し得る方法を提供することである。

0007

本発明のもう1つの目的は、ダイ上での設置面積、および外部ソースへの依存を最小限に抑えながら、温度変動に対して最小限の感受性を有するオンチップ基準ソリューションを提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明の例示的実施形態によれば、インクジェットプリントヘッド用の温度制御回路は、インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流とオフセット電流との合計を含む出力電流を生成する温度センサ部と、オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために出力電流から差し引かれる補正電流を生成するオフセット電流補正部とを備え、補正電流によって補償された出力電流が温度制御回路出力電流として出力される。

0009

本発明の例示的実施形態によるインクジェットプリントヘッドは、1つ以上の温度制御回路を備え、当該温度制御回路の各々が、インクジェットプリントヘッド上での検知温度に比例する電流とオフセット電流との合計を含む出力電流を生成する温度センサ部と、オフセット電流を少なくとも部分的に補償するために出力電流から差し引かれる補正電流を生成するオフセット電流補正部とを備え、補正電流によって補償された出力電流が温度制御回路出力電流として出力される。

0010

例示的実施形態において、オフセット電流補正部は浮遊ゲートトランジスタを備える。

0011

例示的実施形態において、オフセット電流補正部は、補正電流を減少させるカレントミラーを備える。

0012

例示的実施形態において、温度制御回路は、浮遊ゲートに電荷を与えるプログラムモードを有する。

0013

例示的実施形態において、温度制御回路は、浮遊ゲート上の電荷を読み取って補正電流を生成する読み取りモードを有する。

0014

例示的実施形態において、温度センサ部はバンドギャップ温度検出回路を備える。

0015

本発明の実施形態のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明、添付図面および添付の特許請求の範囲から容易に明らかになる。

発明の効果

0016

本発明によるインクジェットプリントヘッド用の温度制御回路は、プリントヘッドIC上に配置された記憶素子を用いて決定値をシステム上で記憶することができる。

0017

本発明の例示的実施形態の特徴および利点は、添付図面と照らし合わせながら以下の詳細な説明を参照することで、さらに完全に理解される。

図面の簡単な説明

0018

図1は、一般的なインクジェットプリントヘッドの斜視図である。
図2は、一般的なインクジェットプリンタの斜視図である。
図3は、本発明の例示的実施形態による温度制御回路の回路図である。
図4は、本発明の例示的実施形態によるインクジェットプリントヘッド上での温度を検知する方法を示すフローチャートである。

実施例

0019

本明細書で使用する見出し項目は、構成上の目的しかなく、明細書または特許請求の範囲を限定するために使用するものではない。本出願全体で使用する「してもよい」および「できる」という言葉は、強制(つまり「ねばならぬ」)の意味ではなく、許容(つまり「可能性がある」)の意味で使用している。同様に、「含む」および「含んでいる」という言葉は、何かを含むが限定的ではないことを意味する。理解しやすいように、可能な場合は、諸図に共通する類似の要素を表すのに類似の番号を付与している。

0020

本発明の主目的は、シリコンに与える面積影響を最小限に抑えてシステム上で温度を制御する方法を提供することである。当該方法は、I/Oパッドを通じて提供される外部基準の使用を含む。この目的のために、浮遊ゲート素子を使用して温度コントローラ基準のための閾値領域を体系的に提供することができる。本発明は、記憶素子内に増分レベルを記憶する手段であってそれに次いで基準レベルコントローラに提供される手段を提供する。

0021

図1は、全体的に参照番号110で表されるインクジェットプリントヘッドを示す。インクジェットプリントヘッド110は、代表として接合パッド128で表されている多くのI/O端子のうちの1つと接続する1つ以上の温度センサ131を有するアクチュエータチップ125を含む。形式上、出力は、各々の温度センサ131の近傍の温度に比例する電流をも具現化する。電気回路構成およびその他の詳細については、他の図面を参照して以下に説明する。

0022

プリントヘッド110は、プリントヘッドを収容および使用する外部装置、例えばプリンタ、ファクシミリスキャナコピー機フォトプリンタプロッタオールインワンなどの形状にほぼ依存する形をしたハウジング112を有する。ハウジング112は、初回または詰め替え可能なインクを収容する内部コンパートメント116を少なくとも1つは有する。ある実施形態では、コンパートメント116は単一のチャンバを意図し、ブラックインクシアンインクマゼンタインクまたはイエローインクを収容している。他の実施形態では、コンパートメント116は多数のチャンバを意図し、別のまたは同じである多数のカラーインクを含んでいる。また、コンパートメント116は、(図示のように)ハウジング112内に局所的に一体化して存在してもよく、またはハウジング112および/もしくはプリントヘッド110から分離可能に、例えばチューブもしくはその他のコンジットを介して接続されて存在してもよい。

0023

ハウジング112の一表面118には、フレキシブル回路の部分119、例えば、テープ自動接合TAB:Tape Automated Bond)回路120が接着されている。TAB回路120の別の部分はハウジング112の面122に接着されている。電気的に、TAB回路120は、使用中にアクチュエータチップ125、例えばヒータチップを外部装置に接続するために複数の入力/出力(I/O)コネクタ124を支持している。当業者に知られているように、TAB回路には複数の導電体126が存在して、I/Oコネクタ124をアクチュエータチップ125の端子(接合パッド128)に接続したり短絡したりする。また、図1は、簡潔にするために8つのI/Oコネクタ124、8つの導電体126、および8つの接合パッド128を示しているが、プリントヘッドはより多くの数量を有していてもよく、本明細書では任意の数が等しく包含される。コネクタ、導体、および接合パッドの数は互いに等しく示されているものの、実際の実施形態では等しくないように変えてもよい。

0024

アクチュエータチップ125は、コンパートメント116のインクと流体接続する少なくとも1つのインクビア132を含む。製造中、アクチュエータチップ125は、種々の接着剤エポキシなどのうちのいずれかによりハウジング112に取り付けられる。インクを吐出するためにアクチュエータチップ125は、サーマルヒータなどの流体噴射アクチュエータカラム(カラムA〜カラムD)を含む。その他のチップでは、流体噴射アクチュエータは、圧電素子MEMSデバイス変換器またはその他の適する素子を体現する。図1は、アクチュエータを5つのドットまたは黒い丸の4つのカラムとして簡素化しているが、実際には数ダース、数百または数千の数であり得る。個々のアクチュエータは、成長堆積マスキングパターニングフォトリソグラフィおよび/もしくはエッチングまたはシリコンなどの基板に対するその他の加工ステップによって作られた一連薄膜層として形成される。複数のノズル穴を有するノズル部材(図示せず)は、インクを吐出するためにノズル穴がアクチュエータと概ね揃ってアクチュエータの上方に配置されるように、アクチュエータチップ上の別の薄膜層に接着されまたは別の薄膜層として作製される。

0025

図2を参照して、全体的に参照番号140で表されるインクジェットプリンタの形態での外部装置には、使用中のプリントヘッド110が入っている。インクジェットプリンタ140は、1つ以上のプリントヘッド110を収容するための複数のスロット144を有するキャリッジ142を含む。キャリッジ142は、当該技術分野においてよく知られているように、ドライブベルト150に供給される推進力によって、シャフト148に沿って(コントローラ157の出力159に従い)印刷ゾーン146の上方で往復動する。キャリッジ142の往復動は、プリンタ140内で給紙トレイ154から用紙搬送路に沿って印刷ゾーン146を通過して排紙トレイ156へと送られる用紙152などの印刷媒体に対して相対的に生じる。

0026

印刷ゾーンにある間、キャリッジ142は、(矢印で示すように)用紙152が送られる方向である用紙送り方向に対して概ね垂直の往復動方向に往復動する。コンパートメント116(図1)からのインクは、プリンタのマイクロプロセッサまたは他のコントローラ157の指令に応じてアクチュエータチップ125から(1つ以上の)液滴で吐出されることになる。このタイミングは、印刷中の画像のピクセルパターンに対応する。多くの場合、このパターンは、プリンタの外部の、コントローラ157に(外部入力により)電気的に接続されたデバイス、例えばコンピュータ、スキャナ、カメラ視覚的表示装置、または携帯情報端末などで生成される。

0027

インク一滴を放出するために、ヒータなどのアクチュエータ(例えばカラムA〜Dにおけるドットのうちの1つ、図1)は、(例えばアドレス指定パルス発生との組み合わせによって)少量の電流が供給されて、少量のインクを急激に加熱する。これによってインクの一部は、ヒータとノズル部材との間にある局所のインクチャンバ内で蒸発し、ノズル部材における(1つ以上の)ノズルを通って印刷媒体に向かってインクの(1つ以上の)液滴を吐出する。そのような電流を供給するために用いられる代表的な噴射パルスは、接合パッド128、導電体126、I/Oコネクタ124およびコントローラ157の間で割り当てられた接続から端子(例えば、接合パッド128)のアクチュエータチップで受信される(またはヒータチップで復号される)。噴射パルスは、内部アクチュエータチップ配線により、入力端子から1つ以上のアクチュエータへと搬送される。

0028

また、ユーザ選択インターフェース160を有するコントロールパネル158も、プリンタに付属して、コントローラ157にユーザ入力162を与えて、プリンタの追加の性能や堅牢性を提供する働きをする。

0029

図3は、全体的に参照番号1で表される、本発明の例示的実施形態による温度制御回路を示す回路図である。温度制御回路1は、検知された温度に応じて加熱素子を制御できるようにインクジェットプリントヘッド上の位置での温度をモニタリングすることが意図されている。加熱素子は、チップの加熱を唯一の機能とする基板ヒータ、および/または印刷パターンにおいて現在待機中であるインクジェットヒータを含み得る。1つ以上の温度センサがプリントヘッドICに含まれていてもよく、その場合、各々の温度センサが対応する温度制御回路を有する、ということを理解されたい。温度制御回路1は、温度センサ部10およびオフセット補正部20を含む。温度センサ部10は、MOSFETトランジスタM4、M7、M30、M31、M34、M35、M25、M26、M5、M40;バイポーラトランジスタQ1およびQ2;ならびに抵抗器R0を含む、従来型のバンドギャップ温度検出回路から構成され得る。M40を通じた出力電流は、オフセット電流と絶対温度に比例する電流(PTAT)との2成分からなり、下記式のように記述され得る:

0030

0031

式中:

0032

Tは温度であり;

0033

BはPTAT温度電流勾配であり;

0034

IOFFSETは、25℃で測定されたオフセット電流である。

0035

設計は、バイポーラトランジスタQ1とQ2とでのベースエミッタ電圧の差に基づく。通例Q2の大きさはQ1よりも大きく、この例においてQ2は面積がQ1の8倍である。これは、当該技術分野において一般にバンドギャップ回路として知られている。出力電流は、この電圧を抵抗器R0の値で割ったもので定義される。R0の作製に使用される材料は、ほんの小さな温度係数を有する。オフセット電流は、主に各温度センサMOSFET部品の乱雑な不一致に基づいて変動する。

0036

オフセット電流の変動を検知するためのセンサは温度モニタリングシステム内では望ましくなく、オフセット補正部20のMOSFETトランジスタM0、M1、M2、M3およびM9〜M16を使用して決定され得る。これらの部品は各々の温度センサ内で使用される。オフセット補正部20のコア要素は、浮遊ゲートMOSFETM0である。浮遊ゲートM0は、電荷が永久的に与えられ得、オフセット電流を変化させるために使用され得る。その目的は、オフセットを完全に除去することではなく、各温度センサに同じオフセット電流を有させることである。MOSFET M1は、浮遊ゲートM0をfg電源ピンにおける電圧につなぐスイッチとして使用する。M10もまた、浮遊ゲートM0にかかる電圧電位を供給するためのスイッチとして使用する。浮遊ゲートM0に電荷を加えるには、fg電源の電圧を、約10Vの電位、または浮遊ゲートM0上に電荷の蓄積を作り出すのに十分高いその他の電圧に設定する。この時には制御1ピンも10Vであり、その一方でfgバイアス1ピンは、より多くの電荷が浮遊ゲートM0上に蓄積するのを回避するために3Vまたはその他の比較的低い電圧に設定される。これは、温度センサ「プログラム電流モードである。その後、一定時間、例えば100マイクロ秒間、制御1電圧を低電圧(0V)でパルス発生させる。これにより、電荷の量が浮遊ゲートM0上で蓄積される。より多くの電荷を浮遊ゲートM0に加えるために、制御1電圧の低パルスを繰り返し印加してもよい。M0上の電荷が十分になったときに、fg電源上の電圧を3Vに下げる。制御1電圧をゼロボルトに設定し、fgバイアス1を3Vに設定する。これは、常温センサ「読み取り」電流モードである。実際には、所望の電流が獲得されるまで回路をプログラムモードから読み取りモードへと切り替える。

0037

トランジスタM2、M3、M9およびM11〜M16は、M0を通る電流を32分の1に低減するカレントミラーを形成する。これは、温度センサ出力電流IM40の感度を、浮遊ゲートの電荷の大きな変化に変える。M16を通る電流IM16は、M40を通る温度センサ電流IM40から差し引かれて、tse_選択スイッチを通って流れる差分電流IDIFFを生じる。システム例において、各温度センサ回路1は、温度センサ回路をMOSFETトランジスタM149およびM144からなる出力カレントミラー30に(tseバス接続を通じて)接続するtse_選択スイッチを有する。全ての温度センサのtse_選択スイッチのうちたった1つのみが温度電流読み取りのために作動している。この例では、出力電流はその後に6倍に拡大され、温度検出_ioutピンにおいてPTAT電流シンクとして現れる。

0038

図4は、本発明の例示的実施形態によるインクジェットプリントヘッド上の温度センサを較正するための方法を示すフローチャートである。方法のステップS02では、例えば制御されたサーマルチャック上にウェハを置くことによって、システム温度を強制的に全てのセンサと同じにする。たとえ温度がどのセンサでも同じであったとしても、各センサでのオフセット電流のために、センサ毎に異なった温度が「読み取り」され得る。ステップS04では、最も低い任意のオフセット電流を有する温度センサを見つけるために、システム内の全ての温度センサが読み取りされる(浮遊ゲートがプログラムされることなく;fgバイアス1は0ボルトに設定される)。ステップS06〜S12では、各センサのオフセット電流がステップS04で決定された最も低いオフセット電流と等しく設定されるまで、各温度センサの浮遊ゲートが反復的にプログラムおよび読み取りされる。較正過程最後には、システム内の温度センサは同じオフセット電流を有することになる。システムが作動中であるとき、各温度センサの近傍の温度は、オフセット電流およびPTAT電流の勾配(B)が分かっている状態で決定され得る。

0039

通常、浮遊ゲートM0は、ゲート上で捕捉される電荷の量によって、ドレインからソースへ電流を流れさせることができる。この電荷捕捉は、トランジスタの閾値電圧(Vt)を効果的に変化させる。通常、トランジスタのドレイン電流は下記式で示すことができる。

0040

0041

プログラミングの後では、この式は下記のとおりになる。

0042

0043

式中、ΔVfgは下記のとおりである。

0044

0045

それゆえ、電流をプログラムできる精度ΔIは、ゲート静電容量反比例し、電荷の量に比例する。この点で本発明のデバイス構造は、この調整特徴を用いて基準を調節するように設計される。電荷配置を制御する代表的な方法は、バイアス電圧レベルおよび/または電圧を印加する時間量の使用に基づく。

0046

そうして、プリントヘッドの製造または最終組立の間、自己完結型閉ループ温度制御を提供している素子に対して正確な基準/較正値をプログラムすることができる。

0047

本発明の具体的な実施形態を例示し説明してきたが、当業者にとっては本発明の精神と範囲を逸脱しない様々な他の変化形態および変更形態が明白であろう。したがって、本発明の範囲内のそのような変化形態および変更形態は全て別記の特許請求の範囲に含まれるものとする。

0048

110プリントヘッド
112ハウジング
116コンパートメント
118 表面
119 部分
120TAB回路
122 表面
124 I/Oコネクタ
125アクチュエータチップ
126導電体
128接合パッド
131温度センサ
132インクビア
140インクジェットプリンタ
142キャリッジ
144スロット
146印刷ゾーン
148シャフト
150ドライブベルト
152 用紙
154給紙トレイ
156排紙トレイ
157コントローラ
158コントロールパネル
159 出力
160ユーザ選択インターフェース
162 入力

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 富士フイルム株式会社の「 印刷装置、印刷方法、ニス情報出力方法及び記録媒体情報出力方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】ニスの塗布異常を防止する印刷装置、印刷方法、ニス情報出力方法及び記録媒体情報出力方法を提供する。インク中の成分を凝集させる凝集成分として酸を含み、記録媒体の記録面との接触角が70°以... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 液体吐出ヘッドとその製造方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】素子基板を支持基板に高い位置精度で接合する。【解決手段】液体吐出ヘッドの製造方法は、液体が吐出する吐出口を備えた素子基板3と支持基板2とに接する第1の接着剤A1を第1の温度で硬化させることによ... 詳細

  • セイコーエプソン株式会社の「 印刷装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】筐体部の内側に異物が侵入することを抑制する。【解決手段】印刷領域に位置する媒体に印刷を行う印刷部6と、印刷部6を収容し、印刷領域を覆う筐体部32と、媒体を支持可能であり、筐体部32の外側の位置... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ