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技術 AXLに結合する抗体

出願人 ゲンマブエー/エス
発明者 ブレイエステルサテンデイビッドファンデンブリンクエドワードノーバートフェルジールデニスデヨングロブエヌ.パレンポールファンダイクハウゼンラデルスマリームケ
出願日 2015年7月10日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2017-501287
公開日 2017年8月17日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-522871
状態 特許登録済
技術分野 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 化合物または医薬の治療活性 ペプチド又は蛋白質 生物学的材料の調査,分析 微生物による化合物の製造 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 突然変異または遺伝子工学 医薬品製剤 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 微生物、その培養処理
主要キーワード ダブルヘッド オン値 データ追跡 参照曲線 負荷応答 動的不安定性 参照文 最大エントロピー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月17日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

本開示は、抗AXL抗体イムノコンジュゲート組成物、および、そのような抗AXL抗体、イムノコンジュゲート、または組成物による癌の処置方法に関する。

概要

背景

背景
哺乳動物受容体チロシンキナーゼRTK)のTAMサブファミリーは、AXL、Tyro3、およびMerからなる。AXLは、形質転換能力を有する104〜140 kDaの膜貫通タンパク質である[1]。AXLは、そのリガンドであるビタミンK依存性増殖停止特異的因子6(Gas6)の結合時に活性化され得る。AXLに対するGas6結合は、AXLの二量体化自己リン酸化、ならびにその後の、PI3K/AKT、マイトジェン活性タンパク質キナーゼMAPK)、STAT、およびNF-κBカスケードなどの細胞シグナル伝達経路の活性化につながる[2]。癌細胞において、AXLは、腫瘍細胞運動性浸潤遊走を増強し、上皮間葉転換EMT)に関与している[3]。さらに、AXL発現は、上皮成長因子受容体(EGFR)標的療法(Wilson 2014、Brand 2013、Zhang 2012)またはB-raf(BRAF経路阻害剤(Muller, 2014)などの化学療法および標的療法に対する耐性に関係している。

TAM受容体ファミリーメンバー細胞外ドメインは、2個のN末端免疫グロブリンIg様ドメインおよび2個のフィブロネクチンIII型FNIII)リピートの組み合わせから構成されている[1]。リガンドであるGas6は、AXLのIg様ドメインIおよびIIに結合する[14]。

AXLの上方制御が、胃癌前立腺癌卵巣癌、および肺癌を含む様々な癌において報告されている[1]。さらに、AXLは、乳癌および膵臓癌において過剰発現しており、より高い転移頻度および不良な全生存と有意に関連している[2]。

RTKの標的阻害は、抗腫瘍および/または転移療法として有効であり得る。そのようなAXLおよび/またはリガンドGas6の標的阻害は、低分子および抗AXL抗体の両方を含む[3]。抗AXL抗体は、受容体発現の下方制御腫瘍細胞増殖の低減、およびアポトーシス誘導によって、インビボ非小細胞肺癌異種移植片成長減衰させることが記載されている[4]。さらに、種々のモノクローナル抗体が、リガンドGas6のAXLに対する結合を遮断することが記載されている[2]、[5]、および[7]。

抗AXL抗体は、以前に記載されている[8]〜[13]。しかし、改善された抗腫瘍活性を有する抗AXL抗体の必要性が残っている。

概要

本開示は、抗AXL抗体、イムノコンジュゲート組成物、および、そのような抗AXL抗体、イムノコンジュゲート、または組成物による癌の処置方法に関する。

目的

タンパク質組み換えで発現する方法は周知であり、例えば[25]を参照されたく、したがって、そのような組み換えAXL細胞ドメインを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

AXLに結合し、リガンドである増殖停止特異的6(Gas6)とAXL結合について競合しない、抗体。

請求項2

Gas6の存在下でのAXLに対する最大の抗体結合が、実施例2に開示されている方法によって判定される際に、Gas6の非存在下での結合の少なくとも90%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも99%、例えば100%である、請求項1記載の抗体。

請求項3

Gas6の存在下でのAXLに対する最大の抗体結合が、競合アッセイによって判定される際に、Gas6の非存在下での結合の少なくとも90%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも99%、例えば100%であり、該AXLに結合する前記抗体と該Gas6との間の競合が、Gas6と共におよびGas6なしでプレインキュベートされたA431細胞上で判定される、請求項1または2記載の抗体。

請求項4

前記抗体が、ヒトAXLに対して0.3×10-9〜63×10-9 Mの範囲の結合親和性(KD)を有し、該結合親和性が、可溶性AXL細胞ドメインを用いたバイオレイヤー干渉法を用いて測定される、請求項1〜3のいずれか一項記載の抗体。

請求項5

前記抗体が、AXLに対して9.7×10-5〜4.4×10-3 s-1の解離速度を有し、該解離速度が、可溶性組み換えAXL細胞外ドメインを用いたバイオレイヤー干渉法によって測定される、前記請求項のいずれか一項記載の抗体。

請求項6

AXLが、SEQID NO:130において特定されるヒトAXLである、前記請求項のいずれか一項記載の抗体。

請求項7

AXLが、SEQID NO:147において特定されるカニクイザルAXLである、請求項1〜5のいずれか一項記載の抗体。

請求項8

AXLが、SEQID NO:130において特定されるヒトAXL、およびSEQ ID NO:147において特定されるカニクイザルAXLである、前記請求項のいずれか一項記載の抗体。

請求項9

以下からなる群より選択される可変重鎖(VH)CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む少なくとも1つの結合領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載の抗体:a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38 [107];b)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95 [613];c)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06];d)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48 [148];e)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59 [171];f)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];g)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120 [148 / 140];h)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53 [154];i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75 [183];j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75 [183-N52Q];k)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116 [733];l)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125 [171 / 172 / 181];m)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110 [726];n)それぞれ、SEQ ID NO:108、121、および122 [726 / 187];o)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43 [140];p)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64 [172];q)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69 [181];r)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54 [154-M103L];s)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];t)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85 [608-01];u)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90 [610-01];v)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100 [613-08];w)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105 [620-06];ならびにx)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111 [726-M101L]。

請求項10

VHCDR1、CDR2、およびCDR3が、a)、d)、g)、またはk)のいずれかから選択される、請求項9記載の抗体。

請求項11

少なくとも1つの結合領域が、以下からなる群より選択される配列と少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも99%、例えば100%の配列同一性を有する、CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む可変重鎖(VH)領域と、CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む可変軽鎖(VL)領域とを含む、前記請求項のいずれか一項記載の抗体;a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:101、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびにw)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびにx)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

請求項12

少なくとも1つの結合領域が、以下からなる群より選択されるVH領域および可変軽鎖(VL)領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載の抗体;a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:101、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびにw)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびにx)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

請求項13

少なくとも1つの結合領域が、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載の抗体;a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびにs)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

請求項14

前記抗体がAXL上のエピトープに結合し、該エピトープが、請求項9〜13において定義される抗体のいずれかによって認識される、請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項15

前記抗体がAXL上のエピトープに結合し、該エピトープが、請求項13において定義される抗体のいずれかによって認識される、請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項16

前記抗体がAXLのIg1様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープが、ヒトAXLの位置L121〜Q129またはT112〜Q124に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする、請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項17

前記抗体がAXLのIg2様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープが、ヒトAXLの位置D170またはD179の組み合わせに対応するアミノ酸、および位置T182〜R190に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする、請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項18

前記抗体がヒトAXLのFN1様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープが、ヒトAXLの位置Q272〜A287およびG297〜P301に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする、請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項19

前記抗体がヒトAXLのFN2様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープが、ヒトAXLの位置A359、R386に対応するアミノ酸、および位置Q436〜K439に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする、前記請求項1〜8のいずれか一項記載の抗体。

請求項20

IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4からなる群より選択されるアイソタイプ重鎖を含む、前記請求項のいずれか一項記載の抗体。

請求項21

アイソタイプがIgG1、任意でアロタイプIgG1m(f)である、請求項20記載の抗体。

請求項22

完全長モノクローナル抗体、例えば完全長モノクローナルIgG1,κ抗体である、前記請求項のいずれか一項記載の抗体。

請求項23

エフェクター機能欠損抗体、安定化IgG4抗体、または一価抗体である、請求項1〜22のいずれか一項記載の抗体。

請求項24

ヒンジ領域が欠失しているように重鎖が改変されている、請求項23記載の抗体。

請求項25

抗体の配列が、N結合型グリコシル化のためのいかなるアクセプター部位も含まないように改変されている、請求項23および24のいずれか一項記載の抗体。

請求項26

一本鎖抗体である、請求項1〜25のいずれか一項記載の抗体。

請求項27

前記請求項のいずれか一項記載の抗体の第1の結合領域と、該第1の結合領域とは異なる標的またはエピトープに結合する第2の結合領域とを含む、二重特異性抗体

請求項28

前記二重特異性抗体が第1および第2の重鎖を含み、該第1および第2の重鎖の各々が、少なくともヒンジ領域、CH2およびCH3領域を含み、該第1の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のK409、T366、L368、K370、D399、F405、およびY407からなる群より選択される位置に対応する位置のアミノ酸の少なくとも1つが置換されており、該第2の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のF405、T366、L368、K370、D399、Y407、およびK409からなる群より選択される位置に対応する位置のアミノ酸の少なくとも1つが置換されており、該第1の重鎖および該第2の重鎖の該置換が同じ位置ではない、請求項27記載の二重特異性抗体。

請求項29

ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸が第1の重鎖においてRであり、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸が第2の重鎖においてLであるか、またはその逆である、請求項27〜28のいずれか一項記載の二重特異性抗体。

請求項30

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体または請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体と、細胞傷害性作用物質化学療法薬サイトカイン免疫抑制剤抗生物質、または放射性同位元素などの治療部分とを含む、イムノコンジュゲート

請求項31

治療部分が細胞傷害性作用物質である、請求項30記載のイムノコンジュゲート。

請求項32

細胞傷害性作用物質が、N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルジチオ)-ペンタノアートSSP)、マレイミドカプロイル-バリン-シトルリン-p-アミノベンジルオキシカルボニル(mc-vc-PAB)、またはAV-1 K-lockバリン-シトルリンなどの切断可能なリンカーで抗体に連結されている、請求項30〜31のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項33

細胞傷害性作用物質が、スクシンイミジル-4(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシラート(MCC)またはマレイミドカプロイル(MC)などの切断不可能なリンカーで抗体またはその断片に連結されている、請求項30〜31のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項34

細胞傷害性作用物質が、DNA標的作用物質、例えば、カリケアマイシンデュオカルマイシン、ラシェルマイシン(CC-1065)、ピロロ[2,1-c][1,4]ベンゾジアゼピン(PBD)、およびインドリノベンゾジアゼピン(IGN)などのDNAアルキル化剤および架橋剤;微小管標的作用物質、例えばデュオスタチン(duostatin)、例えばデュオスタチン-3、アウリスタチン、例えばモノメチルアウリスタチンE(MMAE)およびモノメチルアウリスタチンF(MMAF)、ドラスタチンメイタンシン、N(2')-デアセチル-N(2')-(3-マルプト-1-オキソプロピル)-メイタンシン(DM1)、ならびにツブリシン;ならびにヌクレオシド類似体;またはこれらの類似体誘導体、もしくはプロドラッグの群から選択される、請求項30〜33のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項35

i)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有する切断可能なリンカー;ii)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有さない切断可能なリンカー;iii)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有する切断不可能なリンカー;またはiv)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有さない切断不可能なリンカーの組み合わせを含む、請求項30〜34のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項36

リンカーがmc-vc-PABであり、細胞傷害性作用物質がMMAEであるか;またはリンカーがSSPであり、細胞傷害性作用物質がDM1である、請求項30〜32、および34〜35のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項37

前記イムノコンジュゲートが、リンカーmc-vc-PAB、細胞傷害性作用物質MMAE、および前記抗体を含み、少なくとも1つの結合領域が、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート;a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびにs)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

請求項38

リンカーがMMCであり、細胞傷害性作用物質がDM1であるか;またはリンカーがMCであり、細胞傷害性作用物質がMMAFである、請求項30、および32〜33のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項39

抗体あたりの細胞傷害性作用物質の数が、1〜8個、例えば2〜7個、例えば2〜6個、例えば2〜5個、例えば2〜4個、および例えば2〜3個である、請求項30〜38のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項40

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲートを含む、組成物

請求項41

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物

請求項42

請求項1〜13および37のいずれか一項記載の1つまたは複数の対応するアミノ酸配列をコードする、核酸構築物

請求項43

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体をコードする、核酸構築物。

請求項44

請求項42および43のいずれか一項記載の1つまたは複数の核酸構築物を含む、発現ベクター

請求項45

請求項44記載のベクターを含む、宿主細胞

請求項46

組み換え原核生物、組み換え真核生物、または組み換え微生物の宿主細胞などの組み換え宿主細胞である、請求項45記載の宿主細胞。

請求項47

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体または請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体を産生する、請求項45〜46のいずれか一項記載の宿主細胞。

請求項48

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体を産生する、ハイブリドーマ

請求項49

薬剤としての使用のための、請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項50

癌の処置における使用のための、請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート。

請求項51

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート、請求項40記載の組成物、または請求項41記載の薬学的組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、癌の処置の方法。

請求項52

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート、請求項40記載の組成物、または請求項41記載の薬学的組成物を対象に投与する工程を含む、AXL発現細胞関与または蓄積を特徴とする疾患を診断する方法であって、任意で、抗体が検出可能な作用物質で標識され、AXL発現細胞の量が疾患と相関するかまたは疾患を示す、方法。

請求項53

癌が、AXLを発現する固形腫瘍またはAXL発現血液癌である、請求項49〜50のいずれか一項記載の使用、および請求項51〜52のいずれか一項記載の方法。

請求項54

血液癌が、慢性リンパ性白血病骨髄性白血病急性骨髄性白血病(AML)、および慢性骨髄性白血病などの白血病非ホジキンリンパ腫などのリンパ腫、ならびに多発性骨髄腫からなる群より選択される、請求項52および53のいずれか一項記載の使用または方法。

請求項55

AXLを発現する固形腫瘍が、肺癌または類表皮癌である、請求項52および53のいずれか一項記載の使用または方法。

請求項56

癌が、結腸直腸癌腫および結腸直腸腺癌などの結腸直腸癌膀胱癌軟骨肉腫などの骨癌トリプルネガティブ乳癌などの乳癌神経膠芽腫星状細胞腫神経芽腫などの中枢神経系の癌、子宮頸癌結合組織癌、子宮内膜癌線維芽細胞癌、胃癌腫などの胃癌頭頸部癌腎臓癌肝細胞癌などの肝臓癌、NSCLCおよび扁平上皮癌などの肺癌、筋肉癌、神経組織癌、卵巣癌膵管癌および膵臓腺癌などの膵臓癌悪性黒色腫などの皮膚癌、ならびに軟部組織肉腫からなる群より選択される、請求項52および53のいずれか一項記載の使用または方法。

請求項57

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート、請求項40記載の組成物、または請求項40記載の薬学的組成物の、それを必要とする個体への投与を含む、AXLを発現する腫瘍細胞成長および/または増殖を阻害するための方法。

請求項58

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体を産生するための方法であって、a)請求項44〜47のいずれか一項記載の宿主細胞または請求項48記載のハイブリドーマを培養する工程、およびb)培養培地から抗体を精製する工程を含む、方法。

請求項59

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、または請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体を含む、診断用組成物

請求項60

試料におけるAXL抗体またはAXLを発現する細胞の存在を検出するための方法であって、a)試料と、請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲートとを、抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートとAXLとの間の複合体の形成を可能にする条件下で接触させる工程;およびb)複合体が形成されているかどうかを解析する工程を含む、方法。

請求項61

試料におけるAXL抗原またはAXLを発現する細胞の存在を検出するためのキットであって、i)請求項1〜26のいずれか一項記載の抗体、請求項27〜29のいずれか一項記載の二重特異性抗体、または請求項30〜39のいずれか一項記載のイムノコンジュゲート;およびii)該キットの使用説明書を含む、キット。

請求項62

請求項1〜26のいずれか一項記載の抗AXL抗体に結合する、抗イディオタイプ抗体

技術分野

0001

発明の分野
本発明は、AXLに結合する抗体、イムノコンジュゲート、そのような抗体またはイムノコンジュゲートを含む組成物、ならびに、該抗体およびイムノコンジュゲートの使用に関する。

背景技術

0002

背景
哺乳動物受容体チロシンキナーゼRTK)のTAMサブファミリーは、AXL、Tyro3、およびMerからなる。AXLは、形質転換能力を有する104〜140 kDaの膜貫通タンパク質である[1]。AXLは、そのリガンドであるビタミンK依存性増殖停止特異的因子6(Gas6)の結合時に活性化され得る。AXLに対するGas6結合は、AXLの二量体化自己リン酸化、ならびにその後の、PI3K/AKT、マイトジェン活性タンパク質キナーゼMAPK)、STAT、およびNF-κBカスケードなどの細胞シグナル伝達経路の活性化につながる[2]。癌細胞において、AXLは、腫瘍細胞運動性浸潤遊走を増強し、上皮間葉転換EMT)に関与している[3]。さらに、AXL発現は、上皮成長因子受容体(EGFR)標的療法(Wilson 2014、Brand 2013、Zhang 2012)またはB-raf(BRAF経路阻害剤(Muller, 2014)などの化学療法および標的療法に対する耐性に関係している。

0003

TAM受容体ファミリーメンバー細胞外ドメインは、2個のN末端免疫グロブリンIg様ドメインおよび2個のフィブロネクチンIII型FNIII)リピートの組み合わせから構成されている[1]。リガンドであるGas6は、AXLのIg様ドメインIおよびIIに結合する[14]。

0004

AXLの上方制御が、胃癌前立腺癌卵巣癌、および肺癌を含む様々な癌において報告されている[1]。さらに、AXLは、乳癌および膵臓癌において過剰発現しており、より高い転移頻度および不良な全生存と有意に関連している[2]。

0005

RTKの標的阻害は、抗腫瘍および/または転移療法として有効であり得る。そのようなAXLおよび/またはリガンドGas6の標的阻害は、低分子および抗AXL抗体の両方を含む[3]。抗AXL抗体は、受容体発現の下方制御腫瘍細胞増殖の低減、およびアポトーシス誘導によって、インビボ非小細胞肺癌異種移植片成長減衰させることが記載されている[4]。さらに、種々のモノクローナル抗体が、リガンドGas6のAXLに対する結合を遮断することが記載されている[2]、[5]、および[7]。

0006

抗AXL抗体は、以前に記載されている[8]〜[13]。しかし、改善された抗腫瘍活性を有する抗AXL抗体の必要性が残っている。

0007

抗AXL抗体を提供することが、本発明の目的である。したがって、1つの局面において、本発明は、AXLに結合し、AXL結合についてリガンドである増殖停止特異的6(Gas6)と競合しない抗体に関する。

0008

別の局面において、本発明は、本発明による抗体の第1の結合領域、および該第1の抗原結合領域とは異なる標的またはエピトープに結合する第2の結合領域を含む二重特異性抗体に関する。

0009

別の局面において、本発明は、本発明による抗体または二重特異性抗体、および、細胞傷害性作用物質化学療法薬サイトカイン免疫抑制剤抗生物質、または放射性同位元素などの治療部分を含むイムノコンジュゲートに関する。

0010

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートを含む組成物に関する。

0011

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲート、および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物に関する。

0012

別の局面において、本発明は、本発明による抗体をコードする核酸構築物に関する。

0013

別の局面において、本発明は、本発明による1つまたは複数の核酸構築物を含む発現ベクターに関する。

0014

別の局面において、本発明は、本発明によるベクターを含む宿主細胞に関する。

0015

別の局面において、本発明は、本発明による抗体を産生するハイブリドーマに関する。

0016

別の局面において、本発明は、薬剤としての使用のための、本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートに関する。

0017

別の局面において、本発明は、癌の処置における使用のための、本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートに関する。

0018

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、イムノコンジュゲート、組成物、または薬学的組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、癌の処置の方法に関する。

0019

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、イムノコンジュゲート、組成物、または薬学的組成物を対象に投与する工程を含む、AXL発現細胞の関与または蓄積を特徴とする疾患を診断する方法であって、任意で、抗体が検出可能な作用物質で標識され、AXL発現細胞の量が疾患と相関するかまたは疾患を示す方法に関する。

0020

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、イムノコンジュゲート、組成物、または薬学的組成物の、それを必要とする個体への投与を含む、AXLを発現する腫瘍細胞の成長および/または増殖を阻害するための方法に関する。

0021

別の局面において、本発明は、本発明による抗体を産生するための方法であって、a)本発明による宿主細胞またはハイブリドーマを培養する工程、およびb)培養培地から抗体を精製する工程を含む方法に関する。

0022

別の局面において、本発明は、本発明による抗体または二重特異性抗体を含む診断用組成物に関する。

0023

別の局面において、本発明は、試料におけるAXL抗体またはAXLを発現する細胞の存在を検出するための方法であって、a)試料と、本発明による抗体、二重特異性抗体、イムノコンジュゲートとを、抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートとAXLとの間の複合体の形成を可能にする条件下で接触させる工程;およびb)複合体が形成されているかどうかを解析する工程を含む方法に関する。

0024

別の局面において、本発明は、試料におけるAXL抗原またはAXLを発現する細胞の存在を検出するためのキットであって、i)本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲート;およびii)キットの使用説明書を含むキットに関する。

0025

別の局面において、本発明は、本発明による抗AXL抗体に結合する抗イディオタイプ抗体に関する。

図面の簡単な説明

0026

(A)ヒトAXL-ECD、(B)カニクイザルAXL-ECD、または(C)マウスAXL-ECDをトランスフェクトしたHEK293細胞に対する、抗AXL抗体の結合曲線。示したデータは、実施例2に記載されているような1つの代表的な実験平均蛍光強度MFI)である。
マウス-ヒトAXLキメラに対する抗AXL抗体の結合を、実施例3に記載されているように行った。以下のホモサピエンス(Homo sapiens)AXL(hsAXL)およびハツカネズミ(Mus musculus)AXL(mmAXL)キメラタンパク質試験した:(A)hsAXLおよびモック、(B)hsAXL-mmECD、(C)hsAXL-mmIg1、(D)hsAXL-mmIg2、(E)hsAXL-mmFN1、(F)hsAXL-mmFN2。
A431細胞における抗AXL抗体依存性細胞媒介性細胞傷害。A431細胞における抗AXL抗体による抗体依存性細胞媒介性細胞傷害を、実施例4に記載されているように判定した。
AXL抗体-薬物コンジュゲート(AXL-ADC)の結合特性。ヒトAXLを一過性にトランスフェクトしたHEK293T細胞に対するAXL-ADCの結合を、実施例5に記載されているように判定した。示したデータは、1つの代表的な実験の平均蛍光強度(MFI)である。
AXL抗体-薬物コンジュゲートにより誘導されるインビトロ細胞傷害。AXL抗体-薬物コンジュゲートによる細胞傷害の誘導を、実施例6に説明されているように判定した。
AXLに対する結合を可能にする抗体VHおよびVLのバリアント。同一のVLまたはVH領域を有する抗体を整列させ、それぞれ、VH(図A〜D)またはVL(図E)配列における差を特定して、図において四角により示した。CDR領域下線を引いている。
LCLC-103H細胞におけるADCによる細胞傷害の誘導を、実施例8に記載されているように判定した。
実施例9に記載されているような、治療的LCLC-103H異種移植モデルにおけるMMAEコンジュゲートAXL抗体による抗腫瘍活性。
実施例10に記載されているような、AXLモノクローナル抗体のプールを用いた凍結PAXF1657腫瘍切片(膵臓癌PDXモデル)の免疫組織化学染色
(A)PAXF1657モデルのAXL-ADCでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。コンジュゲートされていないAXL Humab(C)および非標的ADC(D)は、抗腫瘍活性を示さず、AXL-ADCの治療能力が、MMAEの細胞傷害活性および標的結合に依存していたことが示される。エラーバー標準誤差を表す。
(A)PAXF1657モデルのAXL-ADCでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。コンジュゲートされていないAXL Humab(C)および非標的ADC(D)は、抗腫瘍活性を示さず、AXL-ADCの治療能力が、MMAEの細胞傷害活性および標的結合に依存していたことが示される。エラーバーは標準誤差を表す。
(A)PAXF1657モデルのAXL-ADCでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。コンジュゲートされていないAXL Humab(C)および非標的ADC(D)は、抗腫瘍活性を示さず、AXL-ADCの治療能力が、MMAEの細胞傷害活性および標的結合に依存していたことが示される。エラーバーは標準誤差を表す。
マウス-ヒトAXLキメラに対する抗AXL抗体の結合を、実施例11に記載されているように行った。以下のホモ・サピエンスAXL(hsAXL)およびハツカネズミAXL(mmAXL)キメラタンパク質を試験した:(A)hsAXLおよびモック、(B)hsAXL-mmECD、(C)hsAXL-mmIg1、(D)hsAXL-mmIg2、(E)hsAXL-mmFN1、(F)hsAXL-mmFN2。
AXLのIg1ドメインに結合する抗体とプレインキュベートしていたA431細胞に対するヒトGas6(hGas6)の結合。示したデータは、1つの代表的な実験の平均蛍光強度(MFI)である。
実施例13に記載されているような、高レベル内在性Gas6を産生する治療的A431異種移植モデルにおける、MMAEコンジュゲートAXL抗体の抗腫瘍活性。パネルAおよびBは、2つの独立した実験からの結果を示す。
実施例13に記載されているような、低レベルの内在性Gas6を発現する治療的LCLC-103H異種移植モデルにおける、MMAEコンジュゲートAXL抗体の抗腫瘍活性。パネルAおよびBは、2つの独立した実験からの結果を示す。
A431細胞(A)およびMDA-MB231細胞(B)におけるAXL-ADCによる細胞傷害の誘導を、実施例8に記載されているように判定した。
甲状腺癌食道癌、卵巣癌、乳癌、肺癌、膵臓癌、子宮頸癌、および子宮内膜癌におけるAXL染色。AXL陽性細胞の平均AXL染色強度OD)をX軸上にプロットし、AXL陽性腫瘍細胞のパーセンテージをY軸上にプロットしている。各ドットは、個々の患者由来する腫瘍コアを表す。
様々な腫瘍徴候についてAXL免疫染色した腫瘍コアの代表的な例。
AXL抗体はAXLに特異的に結合するが、他のTAM受容体ファミリーメンバーには結合しない。ヒトAXL(A)、ヒトMER(B)、ヒトTYRO3(C)をトランスフェクトしたHEK293細胞、またはトランスフェクトしていないHEK293細胞(D)に対するHuMab-AXL抗体の結合。示したデータは、実施例15に記載されているような1つの代表的な実験の平均蛍光強度(MFI)である。
AXL抗体はAXLに特異的に結合するが、他のTAM受容体ファミリーメンバーには結合しない。トランスフェクトした細胞の妥当な発現を確認するために、トランスフェクトしていないHEK293F細胞、およびAXL(E)、MER(F)、またはTYRO3(G)をトランスフェクトした細胞を、MER特異的抗体およびTYRO3特異的抗体で染色した。示したデータは、実施例15に記載されているような1つの代表的な実験の平均蛍光強度(MFI)である。
AXL抗体と1時間4℃でインキュベートし、その後、4℃または37℃での一晩インキュベーションを行った腫瘍細胞株形質膜上のAXL抗体の検出。MDA-MB-231細胞(AおよびB)ならびにCalu-1細胞(CおよびD)の両方において、37℃でインキュベートしていた細胞上よりも、4℃でインキュベートしていた細胞の形質膜上により多くの抗体が検出され、37℃での膜結合抗体の内部移行が示された。
AXL抗体と1時間4℃でインキュベートし、その後、4℃または37℃での一晩インキュベーションを行った腫瘍細胞株の形質膜上のAXL抗体の検出。MDA-MB-231細胞(AおよびB)ならびにCalu-1細胞(CおよびD)の両方において、37℃でインキュベートしていた細胞上よりも、4℃でインキュベートしていた細胞の形質膜上により多くの抗体が検出され、37℃での膜結合抗体の内部移行が示された。
AXL抗体と1時間4℃でインキュベートし、その後、4℃または37℃での一晩インキュベーションを行った腫瘍細胞株の形質膜上のAXL抗体の検出。MDA-MB-231細胞(AおよびB)ならびにCalu-1細胞(CおよびD)の両方において、37℃でインキュベートしていた細胞上よりも、4℃でインキュベートしていた細胞の形質膜上により多くの抗体が検出され、37℃での膜結合抗体の内部移行が示された。
AXL抗体と1時間4℃でインキュベートし、その後、4℃または37℃での一晩インキュベーションを行った腫瘍細胞株の形質膜上のAXL抗体の検出。MDA-MB-231細胞(AおよびB)ならびにCalu-1細胞(CおよびD)の両方において、37℃でインキュベートしていた細胞上よりも、4℃でインキュベートしていた細胞の形質膜上により多くの抗体が検出され、37℃での膜結合抗体の内部移行が示された。
Fab-TAMRA/QSY7と複合体形成させたAXL抗体とのインキュベーション後の、LCLC-103H細胞の幾何平均蛍光強度IgG1-b12およびFab-TAMRA/QSY7単独を、陰性対照として含めた。
(A)食道癌PDXモデルES0195における、IgG1-AXL-107-vcMMAEでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。IgG1-b12およびIgG1-b12-MMAEを、それぞれ、アイソタイプ対照抗体およびアイソタイプ対照ADCとして含めた。(B)雌SCIDマウスの乳房脂肪体におけるMDA-MB-231-luc D3H2LN腫瘍細胞の注射後32日目の、個々のマウス中の腫瘍サイズ。* p<0.05;** p<0.0001。
患者由来の子宮頸癌異種移植モデルにおけるAXL-ADCの治療効果。(A)子宮頸癌PDXモデルCEXF 773における、IgG1-AXL-183-vcMMAEまたはIgG1-AXL-726-vcMMAEでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。IgG1-b12およびIgG1-b12-MMAEを、それぞれ、アイソタイプ対照抗体およびアイソタイプ対照ADCとして含めた。(B)子宮頸癌PDXモデルCEXF 773における処置の開始後28日目の、個々のマウス中の腫瘍サイズ。* p<0.001。
同所乳癌異種移植モデルにおけるAXL-ADCの治療活性。(A)同所MDA-MB-231-luc D3H2LN異種移植モデルにおける、IgG1-AXL-183-vcMMAEまたはIgG1-AXL-726-vcMMAEでの治療的処置後の平均腫瘍サイズ。IgG1-b12およびIgG1-b12-MMAEを、それぞれ、アイソタイプ対照抗体およびアイソタイプ対照ADCとして含めた。(B)雌SCIDマウスの乳房脂肪体におけるMDA-MB-231-luc D3H2LN腫瘍細胞の注射後32日目の、個々のマウス中の腫瘍サイズ。* p<0.001。
形質膜上に様々なレベルのAXL発現を有するヒト腫瘍細胞株における、IgG1-AXL-107-vcMMAEの細胞傷害。ヒト腫瘍細胞株の形質膜におけるAXL発現を、Qifikit解析を用いて評価し、IgG1-AXL-107-vcMMAEの細胞傷害を、1μg/mLのIgG1-AXL-107-vcMMAEへの曝露後に細胞培養中に残った生腫瘍細胞のパーセンテージとして表した。

0027

詳細な説明
抗体
1つの局面において、本発明は、AXLに結合し、AXL結合についてリガンドである増殖停止特異的6(Gas6)と競合しない抗体に関する。

0028

本明細書において使用される「抗体」という用語は、典型的な生理学的および/または腫瘍特異的条件下で、少なくとも約30分、少なくとも約45分、少なくとも約1時間、少なくとも約2時間、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、約24時間もしくはそれより長い時間、約48時間もしくはそれより長い時間、約3、4、5、6、7日もしくはそれより長い日数などのような有意な期間の半減期、または任意の他の関連する機能的に定義される期間(抗原に対する抗体結合と関連する生理学的応答を誘導、促進、増強、および/もしくは調節するのに十分な時間、ならびに/または抗体が内部移行するのに十分な時間)を伴い、抗原に特異的に結合する能力を有する、免疫グロブリン分子、免疫グロブリン分子の断片、またはそのいずれかの誘導体を指すように意図される。抗原と相互作用する結合領域(または本明細書において使用され得る結合ドメイン、両方は同じ意味を有する)は、免疫グロブリン分子の重鎖および軽鎖の両方の可変領域を含む。抗体(Ab)の定常領域は、免疫系の種々の細胞(エフェクター細胞など)、および、補体活性化古典経路における第1の構成要素であるC1qなどの補体系の構成要素を含む、宿主組織または因子に対する免疫グロブリンの結合を媒介し得る。上記で示されるように、本明細書において使用される抗体という用語は、別の方法で述べられるか、または文脈によって明確に否定されない限り、抗原に対して特異的に相互作用する、例えば結合する能力を保持する抗体の断片を含む。抗体の抗原結合機能は、完全長抗体の断片によって行われ得ることが示されている。「抗体」という用語内に包含される結合断片の例は、(i)VL、VH、CL、およびCH1ドメインからなる一価断片、または[15]に記載されている一価抗体である、Fab'またはFab断片;(ii)ヒンジ領域でジスルフィド架橋により連結されている2つのFab断片を含む二価断片である、F(ab')2断片;(iii)VHおよびCH1ドメインから本質的になるFd断片;(iv)抗体の単一アームのVLおよびVHドメインから本質的になるFv断片;(v)VHドメインから本質的になり、ドメイン抗体[17]とも呼ばれる、dAb断片 [16];(vi)ラクダ科動物またはナノボディ[18]、ならびに(vii)単離された相補性決定領域(CDR)を含む。さらに、Fv断片の2つのドメインであるVLおよびVHは、別々の遺伝子によりコードされているが、組み換え法を用いて、VLおよびVH領域が対形成して一価分子を形成している単一のタンパク質鎖一本鎖抗体または一本鎖Fv(scFv)として公知である、例として[19]および[20]を参照されたい)として作製されることを可能にする合成リンカーにより接続されていてもよい。そのような一本鎖抗体は、別の方法で言及されるか、または文脈によって明確に示されない限り、抗体という用語内に包含される。そのような断片は、概して、抗体の意味の内に含まれるが、それらは、集合的におよび各々独立的に、本発明の独特の特徴であり、異なる生物学的特性および有用性を呈する。本発明の文脈におけるこれらのおよび他の有用な抗体断片は、本明細書においてさらに議論される。抗体という用語は、別の方法で特定されない限り、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体(mAb)、抗体様ポリペプチド、例えばキメラ抗体およびヒト化抗体、ならびに、酵素的切断、ペプチド合成、および組み換え技術などの任意の公知の技術によって提供され、かつ毒素にコンジュゲートされる能力を保持する、抗原に特異的に結合する能力を保持する「抗体断片」または「その断片」(抗原結合断片)も含むこともまた、理解されるべきである。生成される抗体は、任意のアイソタイプを所有することができる。

0029

本明細書において使用される「免疫グロブリン重鎖」または「免疫グロブリンの重鎖」という用語は、免疫グロブリンの重鎖のうちの1つを指すように意図される。重鎖は、典型的に、重鎖可変領域(本明細書においてVHと省略される)、および免疫グロブリンのアイソタイプを定義する重鎖定常領域(本明細書においてCHと省略される)から構成される。重鎖定常領域は、典型的に、CH1、CH2、およびCH3の3つのドメインから構成される。本明細書において使用される「免疫グロブリン」という用語は、1対の低分子量の軽(L)鎖および1対の重(H)鎖の、2対のポリペプチド鎖からなり、すべての4つがジスルフィド結合によって潜在的に相互接続されている、構造的に関連する糖タンパク質クラスを指すように意図される。免疫グロブリンの構造は、十分に特徴決定されている(例として、[21]を参照されたい)。免疫グロブリンの構造内で、2つの重鎖は、いわゆる「ヒンジ領域」においてジスルフィド結合を介して相互接続されている。重鎖と同等に、各軽鎖は、典型的に、いくつかの領域;軽鎖可変領域(本明細書においてVLと省略される)、および軽鎖定常領域から構成される。軽鎖定常領域は、典型的に、1つのドメインCLから構成される。さらに、VHおよびVL領域は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる、より保存されている領域で分散される、相補性決定領域(CDR)とも呼ばれる、超可変性の領域(または、構造的に定義されたループの配列および/もしくは形態において超可変的であり得る超可変領域)にさらに細分され得る。各VHおよびVLは、典型的に、以下の順序アミノ末端からカルボキシ末端へ配置される、3つのCDRおよび4つのFRから構成される:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4。CDR配列は、IMGTにしたがって定義される([22]および[23]を参照されたい)。

0030

本明細書において使用される「抗原結合領域」または「結合領域」という用語は、抗原に結合することができる抗体の領域を指す。抗原は、例えば、細胞、細菌、またはビリオン上に存在する、ポリペプチドなどの任意の分子であることができる。「抗原」および「標的」という用語は、文脈によって明確に否定されない限り、本発明の文脈において互換的に使用され得る。

0031

本明細書において使用される「結合」という用語は、例として、BIAcore 3000機器において抗原をリガンドとして、およびタンパク質分析物として用いた表面プラズモン共鳴(SPR)により決定した場合に、典型的に、約10-6 M未満、例えば10-7 M未満、例えば約10-8 M未満、例えば約10-9 M未満、約10-10 M未満、または約10-11 Mもしくはさらにそれより低いKDに対応する結合親和性での、あらかじめ決定された抗原または標的に対する抗体の結合を指し、あらかじめ決定された抗原または密接に関連する抗原以外の非特異的抗原(例えば、BSA、カゼイン)に対する結合のその親和性よりも少なくとも10倍低い、例えば少なくとも100倍低い、例として少なくとも1,000倍低い、例えば少なくとも10,000倍低い、例として少なくとも100,000倍低いKDに対応する親和性で、あらかじめ決定された抗原に結合する。親和性がより低い量は、タンパク質のKDに依存するため、タンパク質のKDが非常に低い(すなわち、タンパク質が高度に特異的である)場合、抗原に対する親和性が非特異的抗原に対する親和性より低い量は、少なくとも10,000倍であり得る。本明細書において使用される「KD」(M)という用語は、特定の抗体-抗原相互作用の解離平衡定数を指し、kdをkaで割ることによって得られる。

0032

本明細書において使用される「kd」(秒-1)という用語は、特定の抗体-抗原相互作用の解離速度定数を指す。前記値は、kオフ値またはオフ速度とも呼ばれる。

0033

本明細書において使用される「ka」(M-1×秒-1)という用語は、特定の抗体-抗原相互作用の会合速度定数を指す。前記値は、kオン値またはオン速度とも呼ばれる。

0034

本明細書において使用される「KA」(M-1)という用語は、特定の抗体-抗原相互作用の会合平衡定数を指し、kaをkdで割ることによって得られる。

0035

本明細書において使用される「AXL」という用語は、哺乳動物TAM受容体チロシンキナーゼ(RTK)のサブファミリーの一部である104〜140 kDaの分子量を有する894アミノ酸タンパク質であり、UFOまたはJTK11とも呼ばれる、AXLという名称のタンパク質を指す。分子量は、タンパク質のグリコシル化における可能性のある差のために可変である。AXLタンパク質は、タンパク質のN末端上の2つの細胞外免疫グロブリン様(Ig様)ドメイン、2つの膜近位の細胞外フィブロネクチンIII型(FNIII)ドメイン、膜貫通ドメイン、および細胞内キナーゼドメインからなる。AXLは、そのリガンドGas6の結合時に、AXL細胞外ドメイン間のリガンド非依存性同種親和性相互作用により、活性酸素種の存在下での自己リン酸化により[24]、またはEGFRを通したトランス活性化により(Meyer, 2013)活性化され、いくつかの腫瘍タイプにおいて異常に発現している。ヒトにおいて、AXLタンパク質は、SEQID N0:130に示されるアミノ酸配列をコードする核酸配列によってコードされている(ヒトAXLタンパク質:Swissprot P30530;カニクイザルAXLタンパク質:GenbankアクセッションHB387229.1)。

0036

本明細書において使用される「リガンド非依存性同種親和性相互作用」という用語は、リガンドの非存在下で起こる(近隣細胞上に発現した)2つのAXL分子間の会合を指す。

0037

本明細書において使用される「AXLに結合する抗体」という用語は、AXLの細胞外部分上のエピトープに結合する任意の抗体を指す。

0038

「エピトープ」という用語は、抗体に特異的に結合することができるタンパク質決定基を意味する。エピトープは、通常、アミノ酸、糖側鎖、またはそれらの組み合わせなどの分子の表面グルーピングからなり、通常、特異的な3次元構造特性、および特異的な電荷特性を有する。コンフォメーションエピトープおよび非コンフォメーションエピトープは、変性溶媒の存在下で前者に対する結合が失われるが、後者に対する結合は失われないという点で区別される。エピトープは、結合に直接関与しているアミノ酸残基、および、特異的な抗原結合ペプチドによって有効に遮断されるかまたは覆われるアミノ酸残基(換言すると、アミノ酸残基が特異的な抗原結合ペプチドの占有面積内である)などの、結合に直接関与していない他のアミノ酸残基を含み得る。

0039

本明細書において使用される「リガンド」という用語は、受容体などの別のタンパク質に特異的にかつ可逆的に結合して、より大きな複合体を形成する、ホルモンペプチドイオン、薬物、またはタンパク質などの物質を指す。受容体に対するリガンド結合は、その化学的コンフォメーションを変更し得、その機能状態を決定する。例として、リガンドは、アゴニストまたはアンタゴニストとして機能し得る。

0040

本明細書において使用される「増殖停止特異的6」または「Gas6」という用語は、AXLを含むTAMファミリーの受容体に対するリガンドとして機能する、75〜80 kDaの分子量を有する721アミノ酸タンパク質を指す。Gas6は、負に荷電したリン脂質膜との特異的相互作用を担う、複数のγ-カルボキシグルタミン酸残基(Gla)を含有するN末端領域から構成される。Glaドメインは、Gas6のAXLに対する結合には必要ではないが、AXLの活性化に必要とされる。Gas6はまた、「AXLに対するリガンド」とも呼ばれ得る。

0041

本明細書において使用される「モノクローナル抗体」、「モノクローナルAb」、「モノクローナル抗体組成物」、「mAb」などの用語は、単一分子組成物の抗体分子調製物を指す。モノクローナル抗体組成物は、特定のエピトープに対して単一の結合特異性および親和性を提示する。したがって、「ヒトモノクローナル抗体」という用語は、ヒト生殖細胞系列免疫グロブリン配列に由来する可変領域および定常領域を有する、単一の結合特異性を提示する抗体を指す。ヒトモノクローナル抗体は、不死化細胞に融合させた、トランスジェニック非ヒト動物または染色体導入(transchromosomal)非ヒト動物、例えば、ヒト重鎖導入遺伝子および軽鎖導入遺伝子を含むゲノムを有するトランスジェニックマウスから取得されたB細胞を含むハイブリドーマによって、産生され得る。

0042

1つの態様において、Gas6の存在下での最大の抗体結合は、実施例2に開示されている方法によって判定される際に、Gas6の非存在下での結合の少なくとも90%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも99%、例えば100%である。

0043

AXLに対する抗AXLとリガンドGas6との間の競合は、「Gas6結合での抗AXL結合の干渉」という見出しの下、実施例2に記載されているように判定され得る。したがって、1つの態様において、抗体は、AXL結合についてリガンドGas6と競合せず、結合についての競合は、以下の工程を含むアッセイにおいて判定される:
i)AXL発現細胞をGas6とインキュベートする工程、
ii)試験されるべき抗AXL抗体を添加する工程、
iii)抗AXL抗体を検出する蛍光標識された二次試薬を添加する工程、および
iv)FACSにより細胞を解析する工程。

0044

別の態様において、抗体は、結合についてリガンドGas6と競合せず、結合についての競合は、以下の工程を含むアッセイにおいて判定される:
i)AXL発現細胞を抗AXL抗体とインキュベートする工程、
ii)Gas6を添加する工程、
iii)Gas6を検出する蛍光標識された二次試薬を添加する工程、および
iv)FACSにより細胞を解析する工程。

0045

1つの態様において、抗体は、AXLに対して0.3×10-9〜63×10-9 Mの範囲の結合親和性(KD)を有し、該結合親和性は、可溶性AXL細胞外ドメインを用いたバイオレイヤー干渉法を用いて測定される。

0046

結合親和性は、実施例2に記載されているように判定され得る。したがって、1つの態様において、抗体は、抗原に対して0.3×10-9〜63×10-9 Mの結合親和性を有し、結合親和性は、以下の工程を含む方法によって判定される:
i)抗ヒトFc Captureバイオセンサーに抗AXL抗体を負荷する工程、および
ii)様々な濃度でバイオレイヤー干渉法により可溶性組み換えAXL細胞外ドメインの会合および解離を判定する工程。

0047

本明細書において使用される「可溶性組み換えAXL細胞外ドメイン」という用語は、組み換えで発現されているAXL細胞外ドメインを指す。組み換えAXL細胞外ドメインは、膜貫通ドメインおよび細胞内ドメインが存在しないために、例えば細胞表面に付着せず、溶液中にとどまる。タンパク質を組み換えで発現する方法は周知であり、例えば[25]を参照されたく、したがって、そのような組み換えAXL細胞外ドメインを提供することは、当業者の知識内である。

0048

1つの態様において、抗体は、AXLに対して6.9×10-5 s-1〜9.7×10-3 s-1の解離速度を有し、解離速度は、可溶性組み換えAXL細胞外ドメインを用いたバイオレイヤー干渉法によって測定される。

0049

結合親和性は、上記(および実施例2)に記載されているように判定され得る。したがって、1つの態様において、抗体は、AXLに対して6.9×10-5 s-1〜9.7×10-3 s-1の解離速度を有し、解離速度は、以下の工程を含む方法によって測定される:
i)抗ヒトFc Captureバイオセンサーに抗AXL抗体を負荷する工程、および
ii)様々な濃度でバイオレイヤー干渉法により組み換えAXL細胞外ドメインの会合および解離を判定する工程。

0050

本明細書において使用される「解離速度」という用語は、その抗原に結合した抗原特異的抗体が、その抗原から解離する速度を指し、s-1として表現される。したがって、AXLに結合する抗体の文脈において、「解離速度」という用語は、AXLに結合する抗体がAXLの組み換え細胞外ドメインから解離する速度を指し、s-1として表現される。

0051

1つの態様において、AXLはヒトAXLである。AXLのアミノ酸配列は、Swissprot P30530にしたがう

0052

1つの態様において、AXLはカニクイザルAXL(GenbankアクセッションHB387229.1)である。

0053

1つの態様において、抗体は、以下からなる群より選択される配列に対して少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%の配列同一性を有する、可変重鎖(VH)CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む、少なくとも1つの結合領域を含む:
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38 [107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95 [613];
c)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06];
d)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48 [148];
e)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59 [171];
f)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
g)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120 [148 / 140];
h)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53 [154];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116 [733];
l)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125 [171 / 172 / 181];
m)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110 [726];
n)それぞれ、SEQ ID NO:108、121、および122 [726 / 187];
o)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43 [140];
p)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64 [172];
q)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69 [181];
r)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54 [154-M103L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
t)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85 [608-01];
u)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90 [610-01];
v)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100 [613-08];
w)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105 [620-06];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111 [726-M101L]。

0054

1つの態様において、抗体は、以下からなる群より選択される可変重鎖におけるCDR配列にわたって、合計で、最大でも5個の変異または置換、例えば最大でも4個の変異または置換、例えば最大でも3個の変異または置換、例えば最大でも2個の変異または置換、例えば最大でも1個の変異または置換を有する可変重鎖(VH)CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む、少なくとも1つの結合領域を含む:
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38 [107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95 [613];
c)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06];
d)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48 [148];
e)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59 [171];
f)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
g)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120 [148 / 140];
h)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53 [154];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116 [733];
l)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125 [171 / 172 / 181];
m)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110 [726];
n)それぞれ、SEQ ID NO:108、121、および122 [726 / 187];
o)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43 [140];
p)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64 [172];
q)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69 [181];
r)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54 [154-M103L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
t)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85 [608-01];
u)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90 [610-01];
v)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100 [613-08];
w)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105 [620-06];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111 [726-M101L]。

0055

これにより、5個までの変異または置換の変異または置換が、可変重鎖における3つのCDR配列にわたって許容される態様が提供される。変異または置換が、30%より多く、例えば20%より多く、または例えば10%より多く、エピトープを変化させないか、または好ましくはエピトープに対する結合親和性を改変しないように、変異または置換は、保存的な物理的または機能的アミノ酸のものであり得る。保存的な物理的または機能的アミノ酸は、20種の天然アミノ酸、すなわち、Arg、His、Lys、Asp、Glu、Ser、Thr、Asn、Gln、Cys、Gly、Pro、Ala、Ile、Leu、Met、Phe、Trp、Tyr、およびValから選択される。

0056

1つの態様において、抗体は、以下からなる群より選択される可変重鎖(VH)CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む、少なくとも1つの結合領域を含む;
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38 [107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95 [613];
c)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06];
d)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48 [148];
e)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59 [171];
f)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
g)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120 [148 / 140];
h)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53 [154];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116 [733];
l)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125 [171 / 172 / 181];
m)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110 [726];
n)それぞれ、SEQ ID NO:108、121、および122 [726 / 187];
o)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43 [140];
p)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64 [172];
q)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69 [181];
r)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54 [154-M103L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80 [187];
t)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85 [608-01];
u)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90 [610-01];
v)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100 [613-08];
w)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105 [620-06];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111 [726-M101L]。

0057

1つの特定の態様において、VHCDR1、CDR2、およびCDR3は、a)、d)、g)、またはk)のいずれかから選択される。

0058

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より独立して選択される配列と少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも99%、例えば少なくとも100%の配列同一性を有するVH領域および可変軽鎖(VL)領域を含む;
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];
c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];
d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];
e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];
f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];
g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];
h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];
l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];
m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];
n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];
o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:10、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];
p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];
q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];
r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];
t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];
u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];
v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびに
w)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

0059

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択される可変重鎖および可変軽鎖におけるCDR配列にわたって、合計で、保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも5個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも4個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも3個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも2個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも1個の変異または置換を有する、VH領域および可変軽鎖(VL)領域を含む;
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];
c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];
d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];
e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];
f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];
g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];
h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];
l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];
m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];
n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];
o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:10、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];
p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];
q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];
r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];
t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];
u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];
v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびに
w)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

0060

これにより、5個までの変異または置換の変異または置換が、可変重鎖および可変軽鎖における3つのCDR配列にわたって許容される態様が提供される。5個までの変異または置換は、可変重鎖の3つのCDR配列および可変軽鎖の3つのCDR配列にわたって分布され得る。5個までの変異または置換は、結合領域の6つのCDR配列にわたって分布され得る。変異または置換が、30%より多く、例えば20%より多く、または例えば10%より多く、エピトープを変化させないか、または好ましくはエピトープに対する結合親和性を改変しないように、変異または置換は、保存的な物理的または機能的アミノ酸のものであり得る。保存的な物理的または機能的アミノ酸は、見出される20種の天然アミノ酸、すなわち、Arg、His、Lys、Asp、Glu、Ser、Thr、Asn、Gln、Cys、Gly、Pro、Ala、Ile、Leu、Met、Phe、Trp、Tyr、およびValから選択される。

0061

特定の態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択されるVH領域および可変軽鎖(VL)領域を含む;
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];
c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];
d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];
e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];
f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];
g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];
h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];
l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];
m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];
n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];
o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:10、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];
p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];
q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];
r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];
t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];
u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];
v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびに
w)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

0062

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む;
a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];
b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];
c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];
d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];
e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];
f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];
g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];
h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];
i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];
j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];
k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];
l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];
m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];
n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];
o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];
p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];
q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];
r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびに
s)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

0063

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択される可変重鎖および可変軽鎖配列にわたって、最大でも10個の変異または置換、最大でも5個の変異または置換、例えば最大でも4個の変異または置換、例えば最大でも3個の変異または置換、例えば最大でも2個の変異または置換、例えば最大でも1個の変異または置換を有する、可変重鎖(VH)領域および可変軽鎖(VL)領域を含む。

0064

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む;
a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];
b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];
c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];
d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];
e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];
f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];
g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];
h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];
i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];
j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];
k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];
l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];
m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];
n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];
o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];
p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];
q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];
r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびに
s)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

0065

これにより、10個までの変異または置換の変異または置換が、可変重鎖および可変軽鎖にわたって許容される態様が提供される。10個までの変異または置換は、各結合領域の可変重鎖および可変軽鎖の完全長にわたって分布され得る。変異または置換が、30%より多く、例えば20%より多く、または例えば10%より多く、エピトープを変化させず、および好ましくはエピトープに対する結合親和性を改変しないように、変異または置換は、保存的な物理的または機能的アミノ酸のものであり得る。保存的な物理的または機能的アミノ酸は、見出される20種の天然アミノ酸、すなわち、Arg、His、Lys、Asp、Glu、Ser、Thr、Asn、Gln、Cys、Gly、Pro、Ala、Ile、Leu、Met、Phe、Trp、Tyr、およびValから選択される。

0066

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択される可変重鎖および可変軽鎖配列にわたって、保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも10個の変異または置換、保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも5個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも4個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも3個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも2個の変異または置換、例えば保存的な物理的または機能的アミノ酸から選択される最大でも1個の変異または置換を有する、可変重鎖(VH)領域および可変軽鎖(VL)領域を含む。

0067

1つの態様において、少なくとも1つの結合領域は、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む;
a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];
b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];
c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];
d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];
e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];
f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];
g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];
h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];
i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];
j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];
k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];
l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];
m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];
n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];
o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];
p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];
q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];
r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびに
s)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

0068

これにより、10個までの変異または置換の変異または置換が、可変重鎖および可変軽鎖にわたって許容される態様が提供される。10個までの変異または置換は、可変重鎖および可変軽鎖にわたって分布され得る。10個までの変異または置換は、結合領域にわたって分布され得る。変異または置換が、エピトープを変化させないか、またはエピトープに対する結合を改変しないように、変異または置換は、保存的な物理的または機能的アミノ酸のものであり得る。

0069

1つの局面において、本発明は、AXLに対するGas6結合と競合または干渉することなく、AXLの細胞外ドメインに結合する抗体に関する。特定の態様において、抗体は、AXLに対するGas6結合と競合または干渉することなく、細胞外ドメインのIg1様ドメインに結合する。1つの態様において、抗体は、細胞外ドメインIg1様に結合し、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか20%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか15%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか10%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか5%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか4%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合においてわずか2%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、最大のGas6結合においてわずか1%の低減を示す。1つの態様において、抗体は、AXLに対するGas6結合と競合または干渉することなく、細胞外ドメインのIg2様ドメインに結合する。1つの態様において、抗体は、細胞外ドメインIg2様に結合し、AXLに対する最大のGas6結合において、わずか20%、例えばわずか15%、例えばわずか10%、例えばわずか5%、例えばわずか4%、例えばわずか2%、例えばわずか1%の低減を示す。Gas6結合と競合または低減する態様の能力は、実施例2または実施例12に開示されているように判定され得る。1つの態様において、抗体は、AXLに対する最大のGas6結合と競合または干渉することなく、細胞外ドメインのIg2様ドメインに結合する。

0070

1つの態様において、抗体は、AXL上のエピトープに結合し、該エピトープは、本明細書に記載される抗体によって認識される。

0071

抗体が結合するエピトープを決定する方法は、当技術分野において周知であり、したがって、当業者は、そのようなエピトープを決定する方法を承知しているであろう。しかし、抗体が本明細書において定義されるいずれかのエピトープ内に結合するかどうかを判定する実施例は、AXL細胞外ドメインの点変異によると考えられる。AXL細胞外ドメインに点変異を導入すること、および点変異したAXL細胞外ドメインに対する抗体結合を試験することは、当業者の知識内である。エピトープの文脈においてAXLタンパク質内のアミノ酸の位置に言及する場合、ナンバリングは、実施例7に記載されるように決定されている。したがって、エピトープを定義するアミノ酸位置のナンバリングは、図6に提示される配列に基づいて行われ、すなわち、示される配列における1番目のアミノ酸を位置「1」とナンバリングし、2番目を位置「2」とする、などであった。

0072

1つの態様において、抗体は、AXLのIg1様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置L121〜Q129またはT112〜Q124に対応するアミノ酸を含むかまたは必要とする。1つの態様において、抗体は、AXLのIg1様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置L121〜Q129またはT112〜Q124に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする。1つの態様において、エピトープは、位置L121、G122、H123、Q124、T125、F126、V127、S128、Q129の1つまたは複数のアミノ酸、または位置T112、G113、Q114、Y115、Q116、C117、L118、V119、F120、L121、G122、H123、Q124の1つまたは複数のアミノ酸を含む。

0073

別の態様において、抗体は、AXLのIg2様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置D170またはD179の組み合わせ、およびT182〜R190に対応するアミノ酸を含むかまたは必要とする。

0074

1つの態様において、抗体は、AXLのIg2様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置D170またはD179の組み合わせに対応するアミノ酸、および位置T182〜R190に対応する1つまたは複数のアミノ酸を含むかまたは必要とする。1つの態様において、エピトープは、位置T182、A183、P183、G184、H185、G186、P187、Q189、R190の1つまたは複数のアミノ酸を含む。

0075

別の態様において、抗体は、ヒトAXLのFN1様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置Q272〜A287およびG297〜P301に対応するアミノ酸を含むかまたは必要とする。

0076

別の態様において、抗体は、ヒトAXLのFN2様ドメイン内のエピトープに結合し、該エピトープは、ヒトAXLの位置A359、R386、およびQ436〜K439に対応するアミノ酸を含むかまたは必要とする。

0077

1つの態様において、抗体は、ヒトAXLのFN1様ドメイン内のエピトープに結合する。

0078

1つの態様において、抗体は、AXL上のエピトープに結合し、該エピトープは、以下により定義される抗体のいずれか1つによって認識される:
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域[107];
b)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148];
c)それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [733];
d)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および53のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154];
e)それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [154-M103L];
f)それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171];
g)それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [172];
h)それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [181];
i)それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [187];
l)それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [608-01];
m)それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [610-01];
n)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613];
o)それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:10、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613-08];
p)それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [620-06];
q)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726];
r)それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726-M101L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [140];
t)それぞれ、SEQ ID NO:93、94、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:128、XAS(配列中、XはDまたはGである)、およびSEQ ID NO:129のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 613-08];
u)それぞれ、SEQ ID NO:46、119、および120のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [148 / 140];
v)それぞれ、SEQ ID NO:123、124、および125のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [171 / 172 / 181];ならびに
w)それぞれ、SEQ ID NO:121、109、および122のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [726 / 187];ならびに
x)それぞれ、SEQ ID NO:93、126、および127のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含むVL領域 [613 / 608-01 / 610-01 / 620-06]。

0079

1つの態様において、抗体は、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4からなる群より選択されるアイソタイプの重鎖を含む。

0080

本明細書において使用される「アイソタイプ」という用語は、重鎖定常領域遺伝子によりコードされる、免疫グロブリンクラス(例として、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgDIgAIgE、もしくはIgM、または任意のそのアロタイプ、例えば、IgG1m(za)およびIgG1m(f))を指す。さらに、各重鎖アイソタイプは、カッパ(κ)またはラムダ(λ)軽鎖のいずれかと組み合わせることができる。

0081

1つの態様において、アイソタイプはIgG1、任意でアロタイプIgG1m(f)である。

0082

1つの態様において、抗体は、完全長モノクローナル抗体、任意で完全長モノクローナルIgG1,κ抗体である。

0083

本明細書において使用される場合の「完全長抗体」という用語は、そのアイソタイプの野生型抗体において普通に見出されるものに対応するすべての重鎖および軽鎖の定量ドメインおよび可変ドメインを含有する抗体(例えば、親抗体またはバリアント抗体)を指す。本発明による完全長抗体は、(i)CDR配列を、完全な重鎖配列および完全な軽鎖配列を含む適しているベクター中にクローニングする工程、および(ii)適している発現系において完全な重鎖および軽鎖配列を発現する工程を含む方法によって産生され得る。CDR配列または完全な可変領域配列のいずれかから出発する場合に、完全長抗体を産生することは、当業者の知識内である。したがって、当業者は、本発明による完全長抗体を生成する方法を承知しているであろう。

0084

1つの態様において、抗体はヒト抗体である。

0085

本明細書において使用される「ヒト抗体」という用語は、ヒト生殖細胞系列免疫グロブリン配列に由来する可変領域およびフレームワーク領域、ならびにヒト免疫グロブリン定常ドメインを有する抗体を含むように意図される。本発明のヒト抗体は、ヒト生殖細胞系列免疫グロブリン配列によりコードされていないアミノ酸残基(例えば、インビトロのランダムもしくは部位特異的な変異誘発によって、またはインビボでの体細胞変異によって導入される変異、挿入、または欠失)を含み得る。しかし、本明細書において使用される「ヒト抗体」という用語は、マウスなどの別の非ヒト種の生殖細胞系列に由来するCDR配列が、ヒトフレームワーク配列上に移植されている抗体を含むようには意図されない。

0086

本明細書において使用される際、抗体が、例として、ヒト免疫グロブリン遺伝子を保有するトランスジェニックマウスを免疫化することによって、またはヒト免疫グロブリン遺伝子ライブラリースクリーニングすることによって、ヒト免疫グロブリン配列を用いた系から取得され、選択されたヒト抗体が、生殖細胞系列免疫グロブリン遺伝子によりコードされるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、例えば少なくとも95%、例として少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例として少なくとも98%、または例えば少なくとも99%、アミノ酸配列が同一である場合に、ヒト抗体は、特定の生殖細胞系列配列「に由来する」。典型的に、特定のヒト生殖細胞系列配列に由来するヒト抗体は、重鎖CDR3の外側で、生殖細胞系列免疫グロブリン遺伝子によりコードされるアミノ酸配列と、わずか20個のアミノ酸の差、例えば、わずか10個のアミノ酸の差、例えばわずか9,8、7、6、または5個、例としてわずか4、3、2、または1個のアミノ酸の差を提示することになる。

0087

本発明による抗体は、免疫グロブリン重鎖および/または軽鎖においてアミノ酸改変を含み得る。特定の態様において、抗体のFc領域中のアミノ酸が改変され得る。

0088

本明細書において使用される「Fc領域」という用語は、抗体のN末端からC末端への方向で、少なくともヒンジ領域、CH2領域、およびCH3領域を含む領域を指す。抗体のFc領域は、免疫系の種々の細胞(エフェクター細胞など)および補体系の構成要素を含む、宿主組織または因子に対する免疫グロブリンの結合を媒介し得る。

0089

本明細書において使用される「ヒンジ領域」という用語は、免疫グロブリン重鎖のヒンジ領域を指す。したがって、例えば、ヒトIgG1抗体のヒンジ領域は、Kabat [26]に示されているようなEuナンバリングによるアミノ酸216〜230に対応する。しかし、ヒンジ領域はまた、本明細書に記載される他のサブタイプのいずれかであってもよい。

0090

本明細書において使用される「CH1領域」または「CH1ドメイン」という用語は、免疫グロブリン重鎖のCH1領域を指す。したがって、例えば、ヒトIgG1抗体のCH1領域は、Kabat [26]に示されているようなEuナンバリングによるアミノ酸118〜215に対応する。しかし、CH1領域はまた、本明細書に記載される他のサブタイプのいずれかであってもよい。

0091

本明細書において使用される「CH2領域」または「CH2ドメイン」という用語は、免疫グロブリン重鎖のCH2領域を指す。したがって、例えば、ヒトIgG1抗体のCH2領域は、Kabat [26]に示されているようなEuナンバリングによるアミノ酸231〜340に対応する。しかし、CH2領域はまた、本明細書に記載される他のサブタイプのいずれかであってもよい。

0092

本明細書において使用される「CH3領域」または「CH3ドメイン」という用語は、免疫グロブリン重鎖のCH3領域を指す。したがって、例えば、ヒトIgG1抗体のCH3領域は、Kabat [26]に示されているようなEuナンバリングによるアミノ酸341〜447に対応する。しかし、CH3領域はまた、本明細書に記載される他のサブタイプのいずれかであってもよい。

0093

別の態様において、抗体は、エフェクター機能欠損抗体、安定化IgG4抗体、または一価抗体である。

0094

1つの特定の態様において、重鎖は、全ヒンジ領域が欠失しているように改変されている。

0095

1つの態様において、抗体の配列は、N結合型グリコシル化のためのいかなるアクセプター部位も含まないように改変されている。

0096

1つの態様において、抗体は一本鎖抗体である。

0097

さらなる局面において、本発明は、少なくとも、本明細書に記載されるいずれかの局面または態様による抗体の第1の結合領域、および第1の結合領域とは異なる標的またはエピトープに結合する第2の結合領域を含む、多重特異性抗体に関する。本明細書において使用される「多重特異性抗体」という用語は、結合領域が、少なくとも2つ、例えば少なくとも3つの異なる抗原、または、同じ抗原上の少なくとも2つ、例えば少なくとも3つの異なるエピトープに結合する抗体を指す。

0098

1つの態様において、本発明は、本明細書に記載されるいずれかの局面または態様による抗体の第1の結合領域、および第1の結合領域とは異なる標的またはエピトープに結合する第2の結合領域を含む、二重特異性抗体に関する。

0099

本明細書において使用される「二重特異性」という用語は、結合分子の結合領域が、2つの異なる抗原、または同じ抗原上の2つの異なるエピトープに結合する、抗体などの結合分子を指す。

0100

「二重特異性抗体」という用語は、少なくとも2つの異なる、典型的にはオーバーラップしないエピトープに対して特異性を有する抗体を指す。そのようなエピトープは、同じ標的または異なる標的上にあってもよい。エピトープが異なる標的上にある場合、そのような標的は、同じ細胞または異なる細胞、細胞タイプもしくは構造、例えば細胞外組織上にあってもよい。

0101

本明細書において使用される「異なる標的」という用語は、AXLまたはAXL断片以外の別のタンパク質、分子などを指す。

0102

本発明において使用され得る二重特異性抗体分子の例は、(i)異なる抗原結合領域を含む2つのアームを有する単一抗体;(ii)例えば、余分のペプチドリンカーにより直列に連結された2つのscFvを介して、2つの異なるエピトープに対して特異性を有する一本鎖抗体;(iii)各軽鎖および重鎖が、短いペプチド連結を通して直列に2つの可変ドメインを含有する、デュアル可変ドメイン抗体(DVD−Ig(商標))[29];(iv)化学的に連結された二重特異性(Fab')2断片;(v)2つの一本鎖ダイアボディ融合物であり、標的抗原の各々に対して2つの結合部位を有する四価の二重特異性抗体を結果として生じるTandab(登録商標);(vi)scFvとダイアボディとの組み合わせであり、多価の分子を結果として生じるフレキシボディ(flexibody);(vii)タンパク質キナーゼAにおける「二量体化およびドッキングドメイン」に基づき、Fabに適用した場合には、異なるFab断片に連結された2つの同一のFab断片からなる三価の二重特異性結合タンパク質を生じることができる、いわゆる「ドックおよびロック」分子(Dock-and-Lock(登録商標));(viii)例えば、ヒトFabアームの両方の末端に融合された2つのscFvを含む、いわゆるScorpion分子;ならびに(ix)ダイアボディを含む。

0103

1つの態様において、本発明の二重特異性抗体は、ダイアボディ、CrossMabなどのクロスボディ、または、制御されたFabアーム交換を介して取得される二重特異性抗体(例えば[30]に記載されている)である。

0104

二重特異性抗体の様々なクラスの例は、(i)ヘテロ二量体化を強いる相補的CH3ドメインを有するIgG様分子;(ii)分子の2つの側面が各々、少なくとも2つの異なる抗体のFab断片またはFab断片の一部を含有する、組み換えIgG様デュアル標的化分子;(iii)完全長IgG抗体が、余分のFab断片またはFab断片の一部に融合されている、IgG融合分子;(iv)一本鎖Fv分子または安定化ダイアボディが、重鎖定常ドメイン、Fc領域、またはその一部に融合されている、Fc融合分子;(v)様々なFab断片が、互いに融合され、重鎖定常ドメイン、Fc領域、またはその一部に融合されている、Fab融合分子;ならびに、(vi)様々な一本鎖Fv分子または様々なダイアボディまたは様々な重鎖抗体(例えば、ドメイン抗体、Nanobodies(登録商標))が、互いに融合されているか、または、重鎖定常ドメイン、Fc領域、またはその一部に融合されている別のタンパク質または担体分子に融合されている、ScFvベースおよびダイアボディベース、および重鎖抗体(例えば、ドメイン抗体、Nanobodies(登録商標))を含むが、これらに限定されない。

0105

相補的CH3ドメインを有するIgG様分子の例は、Triomab(登録商標)(Trion Pharma/Fresenius Biotech, [31])、Knobs-into-Holes(Genentech, [32])、CrossMAb(Roche, [33])、および静電気的にマッチしたもの(Amgen, [34]および[35];Chugai, [36];Oncomed, [37])、LUZ-Y(Genentech)、DIG-bodyおよびPIG-body(Pharmabcine)、Strand Exchange Engineered Domain body(SEEDbody)(EMD Serono, [38] )、Biclonics(Merus)、FcΔAdp(Regeneron, [39] )、二重特異性IgG1およびIgG2(Pfizer/Rinat, [40] )、Azymetric足場(Zymeworks/Merck, [41])、mAb-Fv(Xencor, [42] )、二価二重特異性抗体(Roche [43] )、ならびにDuoBody(登録商標)分子(Genmab A/S, [30] )を含むが、これらに限定されない。

0106

組み換えIgG様デュアル標的化分子の例は、Dual Targeting(DT)-Ig(GSK/Domantis)、Two-in-one抗体(Genentech)、Cross-Linked Mab(Karmanos Cancer Center)、mAb2(F-Star, [44])、Zybodies(商標)(Zyngenia)、共通軽鎖でのアプローチ(Crucell/Merus, [45])、κλBodies(NovImmune)、およびCovX-body(CovX/Pfizer)を含むが、これらに限定されない。

0107

IgG融合分子の例は、Dual Variable Domain(DVD)-Ig(商標)(Abbott, [46])、デュアルドメインダブルヘッド抗体(Unilever; Sanofi Aventis, [47])、IgG様二重特異性(ImClone/Eli Lilly)、Ts2Ab(MedImmune/AZ)およびBsAb(Zymogenetics)、HERCULES(Biogen Idec, [48])、scFv融合物(Novartis)、scFv融合物(Changzhou Adam Biotech Inc, [49])、ならびにTvAb(Roche, [50], [51])を含むが、これらに限定されない。

0108

Fc融合分子の例は、ScFv/Fc融合物(Academic Institution)、SCORPION(Emergent BioSolutions/Trubion, Zymogenetics/BMS)、Dual Affinity Retargeting Technology(Fc-DART(商標))(MacroGenics, [52], [53])、およびDual(ScFv)2-Fab(National Research Center for Antibody Medicine - 中国)を含むが、これらに限定されない。

0109

Fab融合二重特異性抗体の例は、F(ab)2(Medarex/AMGEN)、Dual-ActionまたはBis-Fab(Genentech)、Dock-and-Lock(登録商標)(DNL)(ImmunoMedics)、二価二重特異性(Biotecnol)、およびFab-Fv(UCB-Celltech)を含むが、これらに限定されない。

0110

ScFvベース、ダイアボディベース、およびドメイン抗体の例は、Bispecific T cell Engager(BiTE(登録商標))(Micromet)、タンデムダイアボディ(Tandab(商標))(Affimed)、Dual Affinity Retargeting Technology(DART)(MacroGenics)、一本鎖ダイアボディ(Academic)、TCR様抗体(AIT, ReceptorLogics)、ヒト血清アルブミンScFv融合物(Merrimack)、およびCOMBODY(Epigen Biotech)、デュアル標的化nanobodies(登録商標)(Ablynx)、デュアル標的化重鎖のみのドメイン抗体を含むが、これらに限定されない。

0111

本発明による二重特異性抗体は、抗体の定常領域に改変を導入することによって生成され得る。

0112

別の方法で述べるかまたは文脈によって否定されない限り、定常領域配列のアミノ酸は、本明細書においてEuインデックスのナンバリング([26]に記載されている)にしたがって、ナンバリングされている。「Euインデックスのナンバリング」および「Kabatに示されているEuナンバリング」という用語は、互換的に使用され、同じ意味および目的を有し得る。したがって、別の配列におけるアミノ酸またはセグメントに「対応する」1つの配列におけるアミノ酸またはセグメントとは、ALIGN、ClustalW、または同様のものなどの標準的な配列アラインメントプログラムを用いて、典型的にはデフォルトの設定で他のアミノ酸またはセグメントと整列し、ヒトIgG1重鎖に対して少なくとも50%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも95%の同一性を有するものである。配列または配列中のセグメントを整列させ、それにより、本発明によるアミノ酸位置に対応する配列中の位置を決定する方法は、当技術分野において周知である。

0113

本明細書において使用される「位置に対応するアミノ酸」という用語は、ヒトIgG1重鎖におけるアミノ酸位置の数を指す。

0114

本発明はまた、実施例の抗体のVL領域、VH領域、または1つもしくは複数のCDRの機能的バリアントを含む抗体も提供する。AXL抗体の文脈において使用されるVL、VH、またはCDRの機能的バリアントは、抗体が、親抗体の親和性/結合力および/または特異性/選択性の少なくとも実質的な割合(少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、99%、またはそれより多く)を保持することを依然として可能にし、いくつかの場合、そのようなAXL抗体は、親抗体よりも大きい親和性、選択性および/または特異性と関連し得る。

0115

そのような機能的バリアントは、典型的に、親抗体に対して有意な配列同一性を保持する。2つの配列間のパーセント同一性は、配列によって共有される同一の位置の数の関数(すなわち、%相同性=同一位置の数/位置の総数×100)であり、2つの配列の最適なアラインメントのために導入される必要があるギャップの数、および各ギャップの長さを考慮に入れる。2つの配列間の配列の比較およびパーセント同一性の決定は、当技術分野において周知である数学アルゴリズムを用いて遂行され得る。

0116

バリアントのVH、VL、および/またはCDR配列は、主として保存的置換を通して親抗体配列のものから異なってもよく;例として、バリアントにおける置換の少なくとも約35%、約50%またはそれより多く、約60%またはそれより多く、約70%またはそれより多く、約75%またはそれより多く、約80%またはそれより多く、約85%またはそれより多く、約90%またはそれより多く(例えば、約65〜95%、例えば約92%、93%、または94%)が、保存的なアミノ酸残基の置き換えである。

0117

バリアントのVH、VL、および/またはCDR配列は、主として保存的置換を通して親抗体配列のものから異なってもよく;例として、バリアントにおける置換の10個未満、例えば9個未満、8個未満、7個未満、6個未満、5個未満、4個未満、3個未満、2個未満、または1個が、保存的なアミノ酸残基の置き換えである。

0118

「アミノ酸」および「アミノ酸残基」という用語は、本明細書において互換的に使用され得、限定するように理解されるべきではない。

0119

本発明の文脈において、アミノ酸は、保存的アミノ酸または非保存的アミノ酸によって定義され得、そのため、それに応じて分類され得る。アミノ酸残基はまた、代替の物理的および機能的特性によって定義されるクラスに分けられ得る。したがって、アミノ酸のクラスは、以下の表の1つまたは両方において反映され得る。

0120

保存的クラスのアミノ酸残基

0121

アミノ酸残基の代替の物理的および機能的分類

0122

本発明の文脈において、抗体における置換は、以下のように示される:
元のアミノ酸-位置-置換されたアミノ酸。

0123

アミノ酸の十分に認識されている命名法に言及すると、3文字コードまたは1文字コードが使用され、任意のアミノ酸残基を示すコード「Xaa」または「X」を含む。したがって、XaaまたはXは、典型的に、20種の天然に存在するアミノ酸の任意を表し得る。本明細書において使用される「天然に存在する」という用語は、以下のアミノ酸残基;グリシンアラニンバリンロイシンイソロイシンセリンスレオニンリジンアルギニンヒスチジンアスパラギン酸アスパラギングルタミン酸グルタミンプロリントリプトファンフェニルアラニンチロシンメチオニン、およびシステインのいずれか1つを指す。それに応じて、「K409R」または「Lys409Arg」という表示法は、抗体が、アミノ酸位置409にリジンのアルギニンでの置換を含むことを意味する。

0124

所定の位置でのアミノ酸の任意の他のアミノ酸への置換は、以下のように言及される:
元のアミノ酸-位置;または例えば「K409」。

0125

元のアミノ酸および/または置換されたアミノ酸が、1つより多いが、すべてではないアミノ酸を含み得る改変について、1つより多いアミノ酸は、「,」または「/」によって分離され得る。例えば、位置409でのリジンのアルギニン、アラニン、またはフェニルアラニンでの置換は、以下である:
「Lys409Arg,Ala,Phe」または「Lys409Arg/Ala/Phe」または「K409R,A,F」または「K409R/A/F」または「K409をR、A、またはFへ」。

0126

そのような呼称は、本発明の文脈において互換的に使用され得るが、同じ意味および目的を有する。

0127

さらに、「置換」という用語は、任意の1種または残りの19種の天然アミノ酸への、または非天然アミノ酸などの他のアミノ酸への置換を包含する。例えば、位置409のアミノ酸Kの置換は、以下の置換:409A、409C、409D、409E、409F、409G、409H、409I、409L、409M、409N、409Q、409R、409S、409T、409V、409W、409P、および409Yの各々を含む。なお、これは、Xが元のアミノ酸以外の任意のアミノ酸を称する呼称409Xと同等である。これらの置換はまた、K409A、K409Cなど、またはK409A,C,など、またはK409A/C/などと称され得る。同じことが、類推により本明細書において述べられる各々のおよびあらゆる位置に、そのような置換の任意の1つを本明細書において具体的に含むようにあてはまる

0128

本発明による抗体はまた、アミノ酸残基の欠失を含み得る。そのような欠失は、「del」と表示され得、例えば、K409delとの表記を含む。したがって、そのような態様において、位置409のリジンは、アミノ酸配列から欠失している。

0129

1つの特定の態様で、二重特異性抗体は、第1および第2の重鎖を含み、第1および第2の重鎖の各々は、少なくともヒンジ領域、CH2およびCH3領域を含み、第1の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のK409、T366、L368、K370、D399、F405、およびY407からなる群より選択される位置に対応する位置のアミノ酸の少なくとも1つが置換されており、第2の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のF405、T366、L368、K370、D399、Y407、およびK409からなる群より選択される位置に対応する位置のアミノ酸の少なくとも1つが置換されており、第1および第2の重鎖は、同じ位置で置換されていない。

0130

1つの態様で、第1の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸はK、L、またはMではなく、任意で、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸はFであり、第2の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸はFではなく、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸はKである。

0131

1つの態様で、第1の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸はF、R、およびGではなく、第2の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のT366、L368、K370、D399、Y407、およびK409からなる群より選択される位置に対応する位置のアミノ酸が置換されている。

0132

1つの態様で、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸は、第1の重鎖においてK、L、またはM以外の別のものであり、第2の重鎖において、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸はFではなく、任意で、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸はKである。

0133

1つの態様で、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸は、前記第1の重鎖においてLであり、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸は、前記第2の重鎖においてRであるか、またはその逆である。

0134

したがって、1つの態様で、ヒトIgG1重鎖中のK409に対応する位置のアミノ酸は、第1の重鎖においてRであり、ヒトIgG1重鎖中のF405に対応する位置のアミノ酸は、第2の重鎖においてLである。

0135

別の態様において、二重特異性抗体の第1および第2の結合領域の両方が、AXLに結合する。しかし、第1の結合領域は、第2の結合領域とは異なるCDR配列のセットを含む。したがって、特定の態様において、二重特異性抗体は、第1および第2の結合領域、ならびに第1および第2の重鎖を含み、第1および第2の結合領域は、以下からなる群より選択されるVHおよびVL領域を各々含む;
a)それぞれ、SEQID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [148];
b)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [733];
c)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [140];
d)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および55のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154];
e)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154-M103L];
f)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [171];
g)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [172];
h)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [181];
i)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183];
j)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183-N52Q];
k)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [187];
l)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [608-01];
m)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [610-01];
n)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:94、95、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613];
o)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:101、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613-08];
p)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [620-06];
q)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726];
r)それぞれ、SEQ ID NO:36、37、および38のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:39、GAS、およびSEQ ID NO:40のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [107];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726-M101L];
s)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [733];
t)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [107];
u)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および55のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154];
v)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154-M103L];
w)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [171];
x)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [172];
y)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [181];
z)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183];
aa)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183-N52Q];
bb)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [187];
cc)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [608-01];
dd)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [610-01];
ee)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:94、95、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613];
ff)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:101、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613-08];
gg)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [620-06];
hh)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726];
ii)それぞれ、SEQ ID NO:46、47、および48のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:49、AAS、およびSEQ ID NO:50のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [148];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726-M101L];
jj)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 41、42、および43のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:44、AAS、およびSEQ ID NO:45のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [140];
kk)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 51、52、および55のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154];
ll)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 51、52、および54のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:55、GAS、およびSEQ ID NO:56のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [154-M103L];
mm)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 57、58、および59のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:60、GAS、およびSEQ ID NO:61のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [171];
nn)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 62、63、および64のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:65、GAS、およびSEQ ID NO:66のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [172];
oo)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 67、68、および69のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:70、GAS、およびSEQ ID NO:71のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [181];
pp)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 72、73、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183];
qq)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 72、74、および75のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:76、ATS、およびSEQ ID NO:77のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [183-N52Q];
rr)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 78、79、および80のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:81、AAS、およびSEQ ID NO:82のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [187];
ss)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 83、84、および85のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:86、GAS、およびSEQ ID NO:87のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [608-01];
tt)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 88、89、および90のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:91、GAS、およびSEQ ID NO:92のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [610-01];
uu)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 94、95、および95のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:96、GAS、およびSEQ ID NO:97のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613];
vv)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 98、99、および100のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:101、DAS、およびSEQ ID NO:102のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [613-08];
ww)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 103、104、および105のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:106、GAS、およびSEQ ID NO:107のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [620-06];
xx)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 108、109、および110のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726];ならびに
yy)それぞれ、SEQ ID NO: 114、115、および116のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:117、DAS、およびSEQ ID NO:118のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第1のVL領域 [733];ならびに、それぞれ、SEQ ID NO: 108、109、および111のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVH領域;ならびに、それぞれ、SEQ ID NO:112、AAS、およびSEQ ID NO:113のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む第2のVL領域 [726-M101L]。

0136

抗AXL抗体薬物コンジュゲート‐イムノコンジュゲート
本発明のいずれかの局面または態様による抗体は、細胞傷害性作用物質、化学療法薬、サイトカイン、免疫抑制剤、抗生物質、または放射性同位元素などの治療または診断部分にコンジュゲートされ得る。そのようなコンジュゲートは、「イムノコンジュゲート」と本明細書において呼ばれる。1つまたは複数の細胞毒素を含むイムノコンジュゲートは、「免疫毒素」と呼ばれる。細胞傷害性作用物質、薬物などにコンジュゲートされた抗体はまた、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)としても公知である。イムノコンジュゲートは、抗体-薬物コンジュゲートが内部移行され、分解され、放出された毒素により細胞殺傷を誘導するのに十分な期間の半減期を有し得る。

0137

したがって、別の局面において、本発明は、本明細書に記載されるいずれかの局面もしくは態様による抗体、または本明細書に記載されるいずれかの局面もしくは態様による二重特異性抗体、および、細胞傷害性作用物質、化学療法薬、サイトカイン、免疫抑制剤、抗生物質、または放射性同位元素などの治療部分を含むイムノコンジュゲートに関する。細胞傷害性作用物質、化学療法薬、サイトカイン、免疫抑制剤、抗生物質、または放射性同位元素は、リンカーを介して抗体または二重特異性抗体にコンジュゲートされ得る。

0138

ADCはしばしば、細胞傷害性ペイロードが、抗体にコンジュゲートされている際には不活性であるように設計される。細胞傷害性ペイロードは、細胞の形質膜への結合後のADCの内部移行時に細胞内で、あるいは、腫瘍微小環境中のタンパク質分解活性応答して、放出され得る。本明細書において使用される「内部移行される」または「内部移行」という用語は、本発明による抗体などの分子が、細胞膜により包み込まれて、細胞の内部中に引き込まれる生物学的プロセスを指す。それはまた、「エンドサイトーシス」とも呼ばれ得る。

0139

したがって、本発明のいずれかの局面または態様による抗体は、標的であるAXLへの結合時に細胞中に内部移行され得る。

0140

いくつかの事例において、内部移行を受ける抗体を使用することが望ましい場合がある。良好な内部移行特性を有するそのような抗体は、任意で、細胞内で切断されるように設計されているリンカーを介した、細胞傷害性作用物質、薬物などへのコンジュゲーションに適していてもよい。

0141

ADCは、ひとたび内部移行されると、たいていの場合にリソソーム送達され得、有効な薬物放出は、これらのオルガネラで見出される異化環境を利用する。抗体を細胞傷害性作用物質と接続するのは、典型的にはリンカーである。したがって、専門のリンカーが、標的腫瘍細胞中もしくは標的腫瘍細胞上、または腫瘍微小環境中に見出される特異的な微小環境においてのみ切断されるように設計されている。例は、酸性条件還元条件、または特異的なプロテアーゼによって切断されるリンカーを含む。

0142

循環における抗体-リンカー-薬物の安定性は、これにより特異的な標的細胞への薬物の抗体媒介性送達が可能になるため、重要である。加えて、ADCの長い循環半減期により、注射後数日間から数週間の曝露が提供される。切断不可能なリンカーおよびプロテアーゼで切断可能なリンカーを通してコンジュゲートされている薬物は、ジスルフィドリンカーおよびヒドラゾンリンカーよりも、循環において概してより安定であるが、後者の2つのリンカーの安定性は、近隣の化学構造の変更によって調整することができる[6]。

0143

1つの態様において、治療部分は細胞傷害性作用物質である。

0144

細胞毒素または細胞傷害性作用物質は、細胞に対して有害である(例えば、殺傷する)任意の作用物質を含む。本発明のイムノコンジュゲートを形成するのに適している細胞傷害性作用物質は、taxol、ツブリシンデュオスタチン(duostatin)、サイトカラシンBグラミシジンD、臭化エチジウムエメチンマイトマイシンエトポシド、テニポシド(tenoposide)、ビンクリスチンビンブラスチンコルヒチンドキソルビシンダウノルビシンジヒドロキシアントラシンジオン(dihydroxy anthracin dione)、メイタンシンまたはその類似体もしくは誘導体、ミトキサントロンミトラマイシンアクチノマイシンD、1-デヒドロテストステロングルココルチコイドプロカインテトラカインリドカインプロプラノロール、およびピューロマイシンカリケアマイシンまたはその類似体もしくは誘導体;抗代謝剤メトトレキサート、6-メルカプトプリン6-チオグアニンシタラビンフルダラビン5-フルオロウラシルダカルバジン(decarbazine)、ヒドロキシ尿素アスパラギナーゼゲムシタビンクラドリビンなど)、アルキル化剤(メクロレタミン、チオテパ(thioepa)、クロラムブシルメルファランカルムスチン(BSNU)、ロムスチン(CCNU)、シクロホスファミドブスルファンジブロモマンニトールストレプトゾトシン、ダカルバジン(DTIC)、プロカルバジンマイトマイシンCシスプラチン、およびカルボプラチンなどの他の白金誘導体;ならびにデュオカルマイシンA、デュオカルマイシンSA、CC-1065(ラシェルマイシンとしても公知である)、またはCC-1065の類似体もしくは誘導体など)、ドラスタチンアウリスタチンピロロ[2,1-c][1,4]ベンゾジアゼピン(PDB)、インドリノベンゾジアゼピン(IGN)またはその類似体、抗生物質(ダクチノマイシン(以前はアクチノマイシン)、ブレオマイシン、ダウノルビシン(以前はダウノマイシン)、ドキソルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、プリカマイシン、アントラマイシン(AMC)など)、抗有糸分裂作用物質(例えば、チューブリン標的作用物質)、例えば、ジフテリア毒素および関連分子ジフテリアA鎖およびその活性断片およびハイブリッド分子など);リシン毒素リシンAまたは脱グリコシル化リシンA鎖毒素)、コレラ毒素志賀様毒素(SLT-I、SLT-II、SLT-IIV)、LT毒素、C3毒素、志賀毒素百日咳毒素破傷風毒素大豆ボーマンバークプロテアーゼ阻害剤緑膿菌(Pseudomonas)外毒素アロリンサポリン、モデシンゲラニン(gelanin)、アブリンA鎖、モデシンA鎖、α-サルシンシナアブラギリ(Aleurites fordii)タンパク質、ジアンチンタンパク質、ヨウシュヤマゴボウ(Phytolacca americana)タンパク質(PAPI、PAPII、およびPAP-S)、ニガウリ(momordica charantia)阻害剤、クルシン、クロチンサボンソウ(sapaonaria officinalis)阻害剤、ゲロニンミトゲリン(mitogellin)、レストクトシン、フェノマイシン(phenomycin)、およびエノマイシン毒素を含む。他の適しているコンジュゲート分子は、CLIP、マガイニン2、メリチン、セクロピン、およびP18などの抗微生物溶菌ペプチド;リボヌクレアーゼRNアーゼ)、DNアーゼI、ブドウ球菌腸毒素-A、ヨウシュヤマゴボウ抗ウイルスタンパク質、ジフテリア毒素、および緑膿菌内毒素を含む。例えば、Pastan et al., Cell 47, 641 (1986)およびGoldenberg, Calif. A Cancer Journal for Clinicians 44, 43 (1994)を参照されたい。例えば抗癌サイトカインまたはケモカインなどの、本明細書において別の場所に記載されるような、本発明の抗AXL抗体または抗体-薬物コンジュゲートと組み合わせて投与され得る治療用作用物質もまた、本発明において開示される抗体へのコンジュゲーションに有用な治療部分のための候補である。

0145

本明細書において使用される「細胞傷害性作用物質」という用語は、細胞に対して有害である(例えば、殺傷する)任意の作用物質を指す。当技術分野において周知であるこれらのクラスの薬物、およびそれらの作用機構の説明のためには、[54]を参照されたい。抗体免疫毒素の調製に関連する追加の技術は、例として[55]および[56]に提供されている。

0146

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルジチオ)-ペンタノアートSSP)、マレイミドカプロイル-バリン-シトルリン-p-アミノベンジルオキシカルボニル(mc-vc-PAB)、またはAV-1 K-lockバリン-シトルリンなどの切断可能なリンカーで、前記抗体またはその断片に連結されている。

0147

本明細書において使用される「切断可能なリンカー」という用語は、標的とされる細胞中または腫瘍微小環境中で特異的なプロテアーゼによって触媒され、細胞傷害性作用物質の放出を結果としてもたらす、リンカーのサブセットを指す。切断可能なリンカーの例は、ジスルフィド、ヒドラゾン、またはペプチドを含む化学モチーフに基づくリンカーである。切断可能なリンカーの別のサブセットは、細胞傷害性作用物質と主要リンカーとの間、すなわち、リンカー-薬物の組み合わせを抗体に付着させる部位に、余分のリンカーモチーフが加わる。いくつかの態様において、余分のリンカーモチーフは、細胞内環境中(例えば、リソソームまたはエンドソームまたは小胞内)に存在する切断可能な作用物質によって切断可能である。リンカーは、例えば、リソソームまたはエンドソームのプロテアーゼを含むがこれらに限定されない、細胞内ペプチダーゼまたはプロテアーゼ酵素によって切断されるペプチジルリンカーであることができる。いくつかの態様において、ペプチジルリンカーは、少なくとも2アミノ酸長または少なくとも3アミノ酸長である。切断作用物質は、カテプシンBおよびD、ならびにプラスミンを含むことができ、これらのすべては、ジペプチド薬物誘導体加水分解して、標的細胞の内側で活性薬物の放出を結果としてもたらすことが公知である(例えば、Dubowchik and Walker, 1999, Pharm. Therapeutics 83:67-123を参照されたい)。具体的な態様において、細胞内プロテアーゼによって切断可能なペプチジルリンカーは、Val-Cit(バリン-シトルリン)リンカーまたはPhe-Lys(フェニルアラニン-リジン)リンカーである(Val-Citリンカーを有するドキソルビシンの合成を記載している米国特許第6214345号を参照されたい)。治療用作用物質の細胞内タンパク質分解性放出を用いる利点は、作用物質が、コンジュゲートされている際には典型的に減衰されており、コンジュゲートの血清安定性が、典型的に高いことである。

0148

別の態様において、細胞傷害性作用物質は、スクシンイミジル-4(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシラート(MCC)またはマレイミドカプロイル(MC)などの切断不可能なリンカーで、前記抗体またはその断片に連結されている。

0149

本明細書において使用される「切断不可能なリンカー」という用語は、切断可能なリンカーとは対照的に、細胞内または細胞外のプロテアーゼによって特異的にかつ予想通りに認識されるモチーフを含まない、リンカーのサブセットを指す。したがって、切断不可能なリンカーに基づくADCは、完全な抗体-リンカー-薬物複合体がリソソーム区画において分解されるまで、抗体から放出または切断されない。切断不可能なリンカーの例は、チオエーテルである。さらに別の態様において、リンカー単位は切断可能ではなく、薬物は抗体分解によって放出される([57]を参照されたい)。典型的に、そのようなリンカーは、細胞外環境に対して実質的に感受性がない。本明細書において使用される際、リンカーの文脈における「細胞外環境に対して実質的に感受性がない」とは、抗体薬物コンジュゲート化合物の試料において、リンカーのわずか20%、典型的にはわずか約15%、より典型的にはわずか約10%、およびさらにより典型的にはわずか約5%、わずか約3%、またはわずか約1%が、抗体薬物コンジュゲート化合物が細胞外環境(例えば、血漿)中に存在する際に切断されることを意味する。リンカーが細胞外環境に対して実質的に感受性がないかどうかは、例えば、抗体薬物コンジュゲート化合物をあらかじめ設定された時間(例えば、2、4、8、16、または24時間)、血漿とインキュベートし、次いで、血漿中に存在する遊離の薬物の量を定量することによって判定することができる。

0150

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、DNA標的作用物質、例えば、カリケアマイシン、デュオカルマイシン、ラシェルマイシン(CC-1065)、ピロロ[2,1-c][1,4]ベンゾジアゼピン(PBD)、およびインドリノベンゾジアゼピン(IGN)などのDNAアルキル化剤および架橋剤;微小管標的作用物質、例えばデュオスタチン、例えばデュオスタチン-3、アウリスタチン、例えばモノメチルアウリスタチンE(MMAE)およびモノメチルアウリスタチンF(MMAF)、ドラスタチン、メイタンシン、N(2')-デアセチル-N(2')-(3-マルプト-1-オキソプロピル)-メイタンシン(DM1)、およびツブリシン;ならびにヌクレオシド類似体;またはそれらの類似体、誘導体、もしくはプロドラッグの群から選択される。

0151

1つの態様において、イムノコンジュゲートは、以下の組み合わせを含む;
i)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有する前記切断可能なリンカー;
ii)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有さない前記切断可能なリンカー;
iii)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有する前記切断不可能なリンカー;または
iv)細胞傷害性作用物質、およびバイスタンダー殺傷能力を有さない前記切断不可能なリンカー。

0152

本明細書において使用される「バイスタンダー殺傷効果」、「バイスタンダー殺傷」、「バイスタンダー殺傷能力」、または「バイスタンダー細胞傷害」という用語は、切断可能なリンカーまたは切断不可能なリンカーのいずれかにより抗体にコンジュゲートされている細胞傷害性作用物質が、抗体からの放出後に細胞膜を横切って拡散する能力を有し、それにより近隣細胞の殺傷を引き起こす効果を指す。細胞傷害性作用物質が切断可能なリンカーまたは切断不可能なリンカーによりコンジュゲートされている場合、バイスタンダー殺傷能力を有するのは、細胞傷害性作用物質のみまたはリンカーの一部を有する細胞傷害性作用物質のいずれかであり得る。細胞膜を横切って拡散する能力は、細胞傷害性作用物質または細胞傷害性作用物質とリンカーとの組み合わせの疎水性に関連する。そのような細胞傷害性作用物質は、有利には、プロテアーゼにより抗体から放出されているMMAEなどの膜透過性毒素であり得る。特に、不均質な標的発現を有する腫瘍および抗体浸透が限定され得る固形腫瘍において、バイスタンダー殺傷効果が望ましい場合がある。

0153

本明細書において使用される「非バイスタンダー殺傷能力」、「非バイスタンダー殺傷効果」、「非バイスタンダー殺傷」、または「非バイスタンダー細胞傷害」という用語は、切断可能なリンカーまたは切断不可能なリンカーのいずれかにより抗体にコンジュゲートされている細胞傷害性作用物質が、抗体からの放出後に細胞膜を横切って拡散する能力を有さない効果を指す。したがって、そのような細胞傷害性作用物質または細胞傷害性作用物質とリンカーとの組み合わせは、抗体からの放出時に近隣細胞を殺傷することができないことになる。理論により縛られることなく、細胞傷害性作用物質と切断可能なリンカーまたは切断不可能なリンカーのいずれかとのそのような組み合わせは、抗体が結合する標的を発現する細胞のみを殺傷することになると確信される。

0154

抗体と細胞傷害性作用物質との間の安定な連結は、ADCの重要な要因である。切断可能なタイプおよび切断不可能なタイプの両方のリンカーが、前臨床試験および臨床試験において安全であることが判明している。

0155

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、アウリスタチンおよびメイタンシノイドなどの微小管標的作用物質の群から選択される。

0156

本明細書において使用される「微小管標的作用物質」という用語は、有糸分裂細胞分裂)を阻害する作用物質または薬物を指す。微小管は、細胞分裂中のDNAの妥当な分離に不可欠な構造であり、微小管機能は、「動的不安定性」、すなわち微小管構造が連続的に伸長および短縮するプロセスに決定的に依存する。微小管標的作用物質は、微小管を破壊または安定化して、有糸分裂紡錘体の形成を阻止し、有糸分裂の停止およびアポトーシスを結果としてもたらす。微小管標的作用物質は、例えば、植物アルカロイドなどの天然物質に由来することができ、微小管の重合を破壊または安定化し、かくして有糸分裂紡錘体の形成およびその後の細胞分裂を阻止することによって細胞が有糸分裂を経験するのを阻止し、癌性増殖の阻害を結果としてもたらす。微小管標的作用物質の例は、パクリタキセルドセタキセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、デュオスタチン、アウリスタチン、メイタンシノイド、ツブリシン、およびドラスタチンである。

0157

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、アウリスタチンまたはアウリスタチンペプチド類似体および誘導体である([131];[132])。アウリスタチンは、微小管動態GTP加水分解、ならびに核分裂および細胞分裂を干渉し[133]、抗癌活性[134]および抗真菌活性[135]を有することが示されている。アウリスタチン薬物部分は、ペプチド薬物部分のN(アミノ)末端またはC(末端)を通して、リンカーを介して抗体に付着され得る。

0158

例示的なアウリスタチン態様は、[136]に開示され、[137]に記載されている、N末端連結モノメチルアウリスタチン薬物部分DEおよびDFを含む。

0159

特定の態様において、細胞傷害性作用物質は、モノメチルアウリスタチンE(MMAE);

であり、抗体は、適切なリンカーにより上記の化学構造の左側の窒素(N)でMMAEに連結されている。

0160

1つの態様において、細胞傷害性作用物質モノメチルアウリスタチンE(MMAE)は、バリン-シトルリン(VC)リンカーを介して抗体に連結されている。

0161

別の態様において、細胞傷害性作用物質モノメチルアウリスタチンE(MMAE)は、バリン-シトルリン(VC)リンカーおよびマレイミドカプロイル(MC)リンカーを介して抗体に連結されており、細胞傷害性作用物質とリンカーとの組み合わせは、化学構造;

を有し、式中、MAbは抗体である。

0162

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、モノメチルアウリスタチンF(MMAF);

であり、抗体は、適切なリンカーにより上記の化学構造の左側の窒素(N)でMMAFに連結されている。

0163

1つの態様において、細胞傷害性作用物質モノメチルアウリスタチンF(MMAF)は、マレイミドカプロイル(mc)リンカーを介して抗体に連結されており、細胞傷害性作用物質とリンカーとの組み合わせは、化学構造;

を有し、式中、MAbは抗体である。

0164

1つの態様において、細胞傷害性作用物質はデュオスタチン3である。

0165

別の特定の態様において、細胞傷害性作用物質はDNA標的作用物質である。

0166

本明細書において使用される「DNA作用剤」という用語は、DNAをアルキル化および/または架橋することができる特定のクラスの細胞傷害性作用物質を指す。そのようなDNA作用剤の例は、DNAをアルキル化および架橋するそれらの能力のおかげで非常に強力である、インドリノ-ベンゾジアゼピン二量体およびピロロ[2,1-c][1,4]ベンゾジアゼピン(PBD)を含むIGN剤である。別の例は、DNAをアルキル化のみする能力のおかげで非常に強力である、インドリノ-ベンゾジアセピン単量体を含むIGN剤である。デュオカルマイシンは、別のクラスのDNA作用剤である。デュオカルマイシンは、低分子の合成DNA副溝結合アルキル化剤である。これらの化合物は、固形腫瘍および血液腫瘍を標的とするのに適している。

0167

1つの態様において、イムノコンジュゲートは、抗体あたり2〜4個の細胞傷害性分子を含む。毒素およびリンカー-毒素の組み合わせの化学的特性に応じて、抗体あたり2〜4個の細胞傷害性作用物質は、より少量が負荷されているコンジュゲートよりも循環からより急速に浄化される、より多量に負荷されたコンジュゲートよりも優れている場合がある。細胞傷害性作用物質の負荷は、pにより表され、分子における抗体あたりの細胞傷害性作用物質部分の平均数(薬物対抗体の比、DARとも称される)である。細胞傷害性作用物質の負荷は、抗体あたり1〜20個の薬物部分の範囲にわたり得、リジンまたはシステイン中のような、アミノ基またはスルフヒドリル基などであるがこれらに限定されない、有用な官能基を有するアミノ酸上で起こり得る。

0168

1つの態様において、抗体あたりの細胞傷害性作用物質の数は、1〜8個、例えば2〜7個、例えば2〜6個、例えば2〜5個、例えば2〜4個、および例えば2〜3個である。

0169

別の態様において、イムノコンジュゲートは、抗体あたり4〜8個の細胞傷害性分子を含む。別の態様において、イムノコンジュゲートは、抗体あたり6〜10個の細胞傷害性分子を含む。さらに別の態様において、イムノコンジュゲートは、抗体あたり10〜30個、例えば15〜25個、例えば20個の細胞傷害性分子を含む。

0170

コンジュゲーションの方法に応じて、pは、抗体上の付着部位の数によって限定され得、例えば、付着はシステインチオールまたはリジンである。概して、抗体は、薬物部分に連結され得る多くの遊離かつ反応性のシステインチオール基を含有しておらず、なぜなら、抗体中のたいていのシステインチオール残基は、ジスルフィド架橋として存在するからである。そのため、細胞傷害性作用物質がシステインチオールを介してコンジュゲートされているそれらの態様において、抗体は、反応性のシステインチオール基を生成するために、部分的または完全な還元条件下で、ジチオスレイトール(DTT)またはトリカルボニルエチルホスフィン(TCEP)などの還元剤還元され得る。ある特定の態様において、最大で8個の遊離システインチオール基が、抗体の(部分的)還元後に利用可能になる(鎖間ジスルフィド結合に関与する8個のシステインが存在する)ため、本発明のADCについての薬物負荷は、1〜約8個の範囲にわたる。

0171

1つの態様において、薬物リンカー部分はvcMMAEである。vcMMAE薬物リンカー部分およびコンジュゲーション法は、[27];[28];[145]、[146];および[147](参照により本明細書に組み入れられる)に開示されており、vcMMAEは、リンカーmc-vc-PABと細胞傷害性部分MMAEとのコンジュゲーションによって形成され、vcMMAE薬物リンカー部分は、その中に開示されているものと同様の方法を用いて、システイン残基で抗AXL抗体に結合されている。

0172

1つの態様において、薬物リンカー部分はmcMMAFである。mcMMAF薬物リンカー部分およびコンジュゲーション法は、[138];[139]、および[140](参照により本明細書に組み入れられる)に開示されており、mcMMAF薬物リンカー部分は、その中に開示されているものと同様の方法を用いて、システイン残基で抗AXL抗体に結合されている。

0173

1つの態様において、細胞傷害性作用物質は、[58]、[148] 、および[149]に記載されているように、K-Lock(商標)コンジュゲーションによって抗体アミノ酸配列内の1または2個のリジンに連結されており、デュオスタチン3(Duo3としても公知である)は、その中に記載されているものと同様の方法を用いて、リジン残基で抗AXL抗体に結合されている。

0174

ヒドロキシル基を含むリンカーなどの他のリンカー技術が、本発明の抗AXL抗体薬物コンジュゲートにおいて使用され得る。

0175

1つの態様において、リンカーは、抗AXL抗体の(部分的)還元によって取得される抗AXL抗体の遊離システイン残基に付着される。

0176

特定の態様において、リンカーはmc-vc-PABであり、細胞傷害性作用物質はMMAEであるか;またはリンカーはSSPであり、細胞傷害性作用物質はDM1である。

0177

特定の態様において、リンカーはMMCであり、細胞傷害性作用物質はDM1であるか;またはリンカーはMCであり、細胞傷害性作用物質はMMAFである。

0178

特定の態様において、リンカーは切断可能なリンカーAV1-K lockであり、細胞傷害性作用物質はデュオスタチン3である。

0179

1つの態様において、イムノコンジュゲートは、リンカーmc-vc-PAB、細胞傷害性作用物質MMAE、ならびに、少なくとも1つの結合領域が、以下からなる群より選択されるVH領域およびVL領域を含む抗体を含む;
a)SEQID NO:1を含むVH領域、およびSEQ ID NO:2を含むVL領域 [107];
b)SEQ ID NO:5を含むVH領域、およびSEQ ID NO:6を含むVL領域 [148];
c)SEQ ID NO:34を含むVH領域、およびSEQ ID NO:35を含むVL領域 [733];
d)SEQ ID NO:7を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154];
e)SEQ ID NO:10を含むVH領域、およびSEQ ID NO:11を含むVL領域 [171];
f)SEQ ID NO:16を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183];
g)SEQ ID NO:25を含むVH領域、およびSEQ ID NO:26を含むVL領域 [613];
h)SEQ ID NO:31を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726];
i)SEQ ID NO:3を含むVH領域、およびSEQ ID NO:4を含むVL領域 [140];
j)SEQ ID NO:8を含むVH領域、およびSEQ ID NO:9を含むVL領域 [154-M103L];
k)SEQ ID NO:12を含むVH領域、およびSEQ ID NO:13を含むVL領域 [172];
l)SEQ ID NO:14を含むVH領域、およびSEQ ID NO:15を含むVL領域 [181];
m)SEQ ID NO:17を含むVH領域、およびSEQ ID NO:18を含むVL領域 [183-N52Q];
n)SEQ ID NO:19を含むVH領域、およびSEQ ID NO:20を含むVL領域 [187];
o)SEQ ID NO:21を含むVH領域、およびSEQ ID NO:22を含むVL領域 [608-01];
p)SEQ ID NO:23を含むVH領域、およびSEQ ID NO:24を含むVL領域 [610-01];
q)SEQ ID NO:27を含むVH領域、およびSEQ ID NO:28を含むVL領域 [613-08];
r)SEQ ID NO:29を含むVH領域、およびSEQ ID NO:30を含むVL領域 [620-06];ならびに
s)SEQ ID NO:32を含むVH領域、およびSEQ ID NO:33を含むVL領域 [726-M101L]。

0180

別の代替態様において、本発明に開示される抗AXL抗体薬物コンジュゲートは、コンジュゲートされた核酸または核酸関連分子を含む。1つのそのような態様において、コンジュゲートされた核酸は、細胞傷害性リボヌクレアーゼアンチセンス核酸阻害性RNA分子(例えば、siRNA分子)、または免疫刺激性核酸(例えば、免疫刺激性CpGモチーフ含有DNA分子)である。

0181

別の代替態様において、本発明の抗AXL抗体は、アプタマーまたはリボザイムまたはそれらの機能的ペプチド類似体もしくは誘導体にコンジュゲートされる。

0182

別の代替態様において、1つまたは複数の放射標識アミノ酸を含む抗AXL抗体薬物コンジュゲートが提供される。放射標識抗AXL抗体は、診断目的および治療目的の両方で使用され得る(放射標識分子へのコンジュゲーションは別の可能な特徴である)。ポリペプチド用の標識の非限定的な例は、3H、14C、15N、35S、90Y、99Tc、および125I、131I、および186Reを含む。放射標識アミノ酸および関連ペプチド誘導体を調製するための方法は、当技術分野において公知である(例として[59]および[60]、[61]、[62]、[63]、[64]、および[65]の米国特許第5,697,902号を参照されたい)。例えば、放射性同位元素は、クロラミンT法によってコンジュゲートされ得る。

0183

1つの態様において、抗体は、放射性同位元素または放射性同位元素含有キレートにコンジュゲートされる。例えば、抗体は、抗体が放射性同位元素と複合体形成することを可能にするキレーターリンカー、例えばDOTA、DTPA、またはチウキセタンにコンジュゲートされることができる。抗体は、またもしくは代替的に、1つまたは複数の放射標識アミノ酸または他の放射標識分子を含み得るか、またはそれらにコンジュゲートされ得る。放射標識抗AXL抗体は、診断目的および治療目的の両方で使用され得る。放射性同位元素の非限定的な例は、3H、14C、15N、35S、90Y、99Tc、125I、111In、131I、186Re、213Bs、225Ac、および227Thを含む。

0184

抗AXL抗体はまた、例としてその循環半減期を増大させるために、共有結合性コンジュゲーションによりポリマー化学修飾され得る。例示的なポリマー、およびそれらをペプチドに付着させる方法は、例として[66];[67];[68];および[69]に例証されている。追加のポリマーは、ポリオキシエチル化ポリオールおよびポリエチレングリコール(PEG)(例えば、約1,000〜約40,000の間、例えば約2,000〜約20,000の間の分子量を有するPEG)を含む。これは、例えば、抗AXL抗体が断片である場合に使用され得る。

0185

[70]、[71]、および[72]により記載されている方法を含む、本発明による抗AXL抗体を上記のものなどのコンジュゲート分子にコンジュゲートするための、当技術分野において公知である任意の方法が、使用され得る。そのような抗体は、抗AXL抗体(例えば、抗AXL抗体H鎖またはL鎖)のN末端側またはC末端側に他の部分を化学的にコンジュゲートすることによって産生され得る(例えば、[73]を参照されたい)。そのようなコンジュゲート抗体誘導体はまた、内部の残基もしくは糖、または、適切な場合、抗体定常ドメイン中に導入されている天然に存在しないアミノ酸もしくは追加のアミノ酸でのコンジュゲーションによって生成され得る。

0186

作用物質は、本発明において開示される抗AXL抗体に、直接または間接のいずれかでカップリングされ得る。第2の作用物質の間接カップリングの1つの例は、抗体中のシステインまたはリジン残基へのスペーサー部分を介したカップリングである。1つの態様において、抗AXL抗体は、インビボで治療用薬物に活性化されることができるプロドラッグ分子へ、スペーサーまたはリンカーを介してコンジュゲートされる。投与後、スペーサーまたはリンカーは、腫瘍細胞関連酵素または他の腫瘍特異的条件によって切断され、それにより活性薬物が形成される。そのようなプロドラッグ技術およびリンカーの例は、[74]、[75]、[76]、[77]、[78]、および[79](すべてが参照により本明細書に組み入れられる)に記載されている。適している抗体-プロドラッグ技術およびデュオカルマイシン類似体はまた、[80](参照により本明細書に組み入れられる)においても見出すことができる。

0187

1つの態様において、本発明の抗AXL抗体は、抗体が放射性同位元素にコンジュゲートされることを可能にするキレーターリンカー、例えばチウキセタンに付着される。

0188

組成物
さらなる局面において、本発明は、本発明の抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲートを含む組成物に関する。

0189

別の局面において、本発明は、本発明による抗体、二重特異性抗体、またはイムノコンジュゲート、および薬学的担体を含む薬学的組成物に関する。

0190

薬学的組成物は、[81]に開示されているものなどの従来の技術にしたがって、薬学的に許容される担体または希釈剤、ならびに任意の他の公知のアジュバントおよび賦形剤とともに製剤化され得る。

0191

薬学的に許容される担体または希釈剤、ならびに任意の他の公知のアジュバントおよび希釈剤は、本発明の抗体または抗体コンジュゲート、および選択された投与の様式に適しているべきである。薬学的組成物の担体および他の構成要素の適合性は、選択された本発明の化合物または薬学的組成物の望ましい生物学的特性に対して有意な負の影響がない(例えば、抗原結合時に実質的な影響に満たない(10%以下の相対的阻害、5%以下の相対的阻害など))ことに基づいて決定される。

0192

本発明の薬学的組成物はまた、希釈剤、充填剤、塩、緩衝剤界面活性剤(例えば、Tween-20またはTween-80などの非イオン性界面活性剤)、安定剤(例えば、糖またはタンパク質を含まないアミノ酸)、保存剤、組織固定剤可溶化剤、および/または薬学的組成物中に含まれるのに適している他の材料も含み得る。

0193

本発明の薬学的組成物における活性成分の実際の投薬レベルは、患者に対して毒性であることなく、特定の患者、組成物、および投与の様式にとって望ましい治療応答を達成するのに有効である活性成分の量を得るために、変動し得る。選択される投薬レベルは、使用される本発明の特定の組成物またはそのアミドの活性、投与の経路、投与の時間、使用される特定の化合物の排出の速度、処置の持続期間、使用される特定の組成物と組み合わせて用いられる他の薬物、化合物、および/または材料、処置される患者の年齢性別、体重、状態、一般的な健康、および事前病歴、ならびに医学分野において周知である同様の要因を含む、様々な薬物動態学的要因に依存することになる。

0194

薬学的組成物は、任意の適している経路および様式によって投与され得る。インビボおよびインビトロで本発明の化合物を投与するのに適している経路は、当技術分野において周知であり、当業者によって選択され得る。

0195

1つの態様において、本発明の薬学的組成物は、非経口的に投与される。

0196

本明細書において使用される「非経口投与」および「非経口的に投与される」という用語は、通常注射による、経腸および局所投与以外の投与の様式を指し、表皮静脈内、筋肉内、動脈内、クモ膜下腔内、嚢内眼窩内心臓内、皮内、腹腔内、内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、クモ膜下、脊髄内頭蓋内、胸腔内硬膜外、および胸骨内の注射および注入を含む。

0197

1つの態様において、本発明の薬学的組成物は、静脈内または皮下の注射または注入によって投与される。

0198

薬学的に許容される担体は、本発明の化合物と生理学的に適合性である、任意およびすべての適している溶媒、分散媒コーティング抗細菌剤および抗真菌剤等張剤、抗酸化剤、ならびに吸収遅延剤などを含む。

0199

本発明の薬学的組成物において使用され得る、適している水性および非水性の担体の例は、水、生理食塩水リン酸緩衝生理食塩水、エタノールデキストロース、ポリオール(例えば、グリセロールプロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、およびそれらの適している混合物オリーブ油コーン油落花生油綿実油、およびゴマ油などの植物油カルボキシメチルセルロースコロイド溶液トラガカントガム、およびオレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステル、ならびに/または種々の緩衝剤を含む。他の担体が、薬学分野において周知である。

0200

薬学的に許容される担体は、無菌の注射可能な溶液および分散系の即時調製のための、無菌の水性溶液または分散系および無菌の粉末を含む。薬学的活性物質のためのそのような媒体および作用物質の使用は、当技術分野において公知である。いずれかの従来の媒体または作用物質が活性化合物不適合性である限りを除いて、本発明の薬学的組成物におけるそれらの使用が企図される。

0201

妥当な流動性が、例えば、レシチンなどのコーティング材料の使用によって、分散系の場合には必要とされる粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって維持され得る。

0203

本発明の薬学的組成物はまた、組成物中に、糖、ポリアルコール、例えばマンニトール、ソルビトール、グリセロール、または塩化ナトリウムなどの等張剤も含み得る。

0204

本発明の薬学的組成物はまた、薬学的組成物の貯蔵寿命または有効性を増強し得る、保存剤、湿潤剤乳化剤分散剤、保存剤または緩衝剤などの、選択される投与の経路に適切な1つまたは複数のアジュバントも含有し得る。本発明の化合物は、インプラント経皮貼付剤、およびマイクロカプセル化送達システムを含む、制御放出製剤などの、急速な放出から化合物を保護することになる担体とともに調製され得る。そのような担体は、ゼラチングリセリルモノステアラートグリセリルステアラート生分解性生体適合性のポリマー、例えばエチレンビニルアセタートポリ無水物ポリグリコール酸コラーゲンポリ-オルト-エステル、および単独もしくはワックスを伴うポリ乳酸、または当技術分野において周知である他の材料を含み得る。そのような製剤の調製のための方法は、概して、当業者に公知である。例えば、[82]を参照されたい。

0205

1つの態様において、本発明の化合物は、インビボでの妥当な分布を確実にするように製剤化され得る。非経口投与のための薬学的に許容される担体は、無菌の注射可能な溶液または分散系の即時調製のための、無菌の水性溶液または分散系および無菌の粉末を含む。薬学的活性物質のためのそのような媒体および作用物質の使用は、当技術分野において公知である。いずれかの従来の媒体または作用物質が活性化合物と不適合性である限りを除いて、本発明の薬学的組成物におけるそれらの使用が企図される。他の活性化合物または治療用化合物もまた、組成物中に組み入れられ得る。

0206

注射用の薬学的組成物は、典型的に、製造および保存の条件下で無菌および安定でなければならない。組成物は、溶液、マイクロエマルジョンリポソーム、または高い薬物濃度に適している他の規則正しい構造として製剤化され得る。担体は、例として、水、エタノール、ポリオール(例えばグリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、およびそれらの適している混合物、オリーブ油などの植物油、ならびに、オレイン酸エチルなどの注射可能な有機エステルを含有する、水性または非水性の溶媒、または分散媒であってもよい。妥当な流動性が、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散系の場合には必要とされる粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって維持され得る。多くの場合に、等張剤、例えば、糖、ポリアルコール、例えばグリセロール、マンニトール、ソルビトール、または塩化ナトリウムを組成物中に含むことが、好ましいと考えられる。注射可能な組成物の長期にわたる吸収は、吸収を遅延させる作用物質、例えば、モノステアラート塩およびゼラチンを組成物中に含むことによってもたらされ得る。無菌の注射可能な溶液は、必要とされる量の活性化合物を、例えば上記で列挙されたような成分の1つまたは組み合わせとともに適切な溶媒中に組み込むこと、必要とされる際には、その後の滅菌マイクロ濾過によって調製され得る。概して、分散系は、活性化合物を、基本の分散媒、および、例えば上記で列挙されたもの由来の必要とされる他の成分を含有する無菌ビヒクル中に組み込むことによって調製される。無菌の注射可能な溶液の調製のための無菌の粉末の場合、調製の方法の例は、事前に滅菌濾過されたその溶液から、活性成分プラス任意の追加の望ましい成分の粉末を生じる、真空乾燥および冷凍乾燥凍結乾燥)である。

0207

無菌の注射可能な溶液は、必要とされる量の活性化合物を、上記で列挙された成分の1つまたは組み合わせとともに適切な溶媒中に組み込むこと、必要とされる際には、その後の滅菌マイクロ濾過によって調製され得る。概して、分散系は、活性化合物を、基本の分散媒、および上記で列挙されたもの由来の必要とされる他の成分を含有する無菌ビヒクル中に組み込むことによって調製される。無菌の注射可能な溶液の調製のための無菌の粉末の場合、調製の方法の例は、事前に滅菌濾過されたその溶液から、活性成分プラス任意の追加の望ましい成分の粉末を生じる、真空乾燥および冷凍乾燥(凍結乾燥)である。

0208

本発明の薬学的組成物は、本発明の1つの抗体、二重特異性抗体、もしくはADC、本発明による抗体、二重特異性抗体、もしくはADCと別の治療用化合物との組み合わせ、または本発明の化合物の組み合わせを含有し得る。

0209

核酸構築物、発現ベクター、および宿主細胞
1つの局面において、本発明は、表1に示される1つまたは複数の配列をコードする核酸構築物に関する。したがって、本発明は、SEQID NO:1〜135に示される配列のいずれか1つをコードする核酸構築物に関する。1つの態様において、核酸構築物は、SEQ ID NO:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、および135からなる群より選択されるアミノ酸配列の少なくとも1つをコードする。したがって、1つの態様において、核酸構築物は、本明細書に記載されるいずれかの局面または態様による抗体をコードする。

0210

特定の態様において、核酸構築物は、SEQID NO:46、47、48、49、50、36、37、38、39、40、114、115、116、117、および118からなる群より選択されるアミノ酸配列の少なくとも1つをコードする。

0211

さらなる局面において、本発明は、本発明の抗体をコードする発現ベクターに関する。したがって、発現ベクターは、本明細書に記載されるいずれかの局面または態様による1つまたは複数の核酸構築物を含む。そのような発現ベクターは、本発明の抗AXL抗体を発現するために、1つの態様において使用され得る。発現された抗AXL抗体は、その後、本明細書に記載されるような部分にコンジュゲートされ得る。別の態様において、抗AXL抗体は、その後、本明細書に記載されるような二重特異性抗体を生成するために使用され得る。

0212

1つの態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:38、43、48、53、54、59、64、69、75、80、85、90、95、100、105、110、111、116、120、122、125、および127からなる群より選択される重鎖(VH)CDR3アミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0213

特定の態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:36〜38、41〜43、46〜48、51〜54、57〜59、62〜64、67〜69、72〜75、78〜80、83〜85、88〜90、93〜95、98〜100、103〜105、108〜110、および114〜116からなる群より選択されるVHCDR1、CDR2、およびCDR3アミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0214

1つの態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:40、45、50、56、61、66、71、77、82、87、92、97、102、107、113、および118からなる群より選択される軽鎖(VL)CDR3アミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0215

別の特定の態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:1、3、5、7、8、10、12、14、16、17、19、21、23、25、27、29、31、32、および34からなる群より選択されるVHアミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0216

別の特定の態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:2、4、6、9、11、13、15、18、20、22、24、26、28、30、33、および35からなる群より選択されるVLアミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0217

1つの態様において、本発明の発現ベクターは、SEQID NO:1〜35からなる群より選択されるアミノ酸配列の1つまたは複数をコードする核酸配列を含む。

0218

特定の態様において、本発明の発現ベクターは、上記のアミノ酸配列の1つまたは複数のバリアントをコードする核酸配列を含み、該バリアントは、最大でも25個のアミノ酸改変、例えば20個、例えば最大でも15、14、13、12、もしくは11個のアミノ酸改変、例えば10、9、8、7、6、5、4、3、2、もしくは1個のアミノ酸改変、例えば欠失もしくは挿入、好ましくは置換、例えば保存的置換もしくは非保存的置換、または、該配列のいずれかに対して少なくとも80%の同一性、上述のアミノ酸配列のいずれかに対して例えば少なくとも85%の同一性もしくは90%の同一性もしくは95%の同一性、例えば96%の同一性もしくは97%の同一性もしくは98%の同一性もしくは99%の同一性を有する。本発明はまた、上述の核酸配列とは異なるが、遺伝コードの変動により本発明の抗体と同じアミノ酸配列をコードする核酸配列にも関する。例えば、核酸配列は、変動し得るが、本明細書に記載されるいずれかのアミノ酸配列と同一のアミノ酸配列を結果として生じ得る。遺伝コードに基づいて、そのようなさらなる核酸配列を特定する方法は、当業者に周知である。

0219

さらなる態様において、発現ベクターは、さらに、抗体、例えばヒトIgG1,κモノクローナル抗体の軽鎖、重鎖、または軽鎖および重鎖の両方の定常領域をコードする核酸配列を含む。

0220

上記のような発現ベクターは、本発明の抗体の組み換え産生のために使用され得る。

0221

本発明の文脈における発現ベクターは、染色体、非染色体、および合成核酸ベクター発現制御エレメントの適しているセットを含む核酸配列)を含む、任意の適しているベクターであり得る。そのようなベクターの例は、SV40の誘導体、細菌プラスミドファージDNA、バキュロウイルス酵母プラスミド、プラスミドとファージDNAとの組み合わせに由来するベクター、ならびにウイルス核酸(RNAまたはDNA)ベクターを含む。1つの態様において、抗AXL抗体をコードする核酸は、例えば、直鎖状発現エレメント(例として[83]に記載されている)を含むのDNAもしくはRNAベクター、コンパクト核酸ベクター(例として[84]および/もしくは[85]に記載されている)、pBR322、pUC19/18、もしくはpUC118/119などのプラスミドベクター、「midge」最小サイズの核酸ベクター(例として[86]に記載されている)中に、または、Cap04沈殿構築物などの沈殿核酸ベクター構築物(例として[87]、[88]、[89]、および[90]に記載されている)として含まれる。そのような核酸ベクターおよびその使用法は、当技術分野において周知である(例として[91]および[92]を参照されたい)。

0222

1つの態様において、ベクターは、細菌細胞における抗AXL抗体の発現に適している。そのようなベクターの例は、BlueScript(Stragagene)、pINベクター([93]、pETベクター(Novagen, Madison WI)など)のような発現ベクターを含む。

0223

発現ベクターは、またもしくは代替的に、酵母システムにおける発現に適しているベクターであり得る。酵母システムにおける発現に適している任意のベクターが、使用され得る。適しているベクターは、例えば、α因子アルコールオキシダーゼ、およびPGHなどの構成性または誘導性プロモーターを含むベクター([94]および[95]に概説されている)を含む。

0224

核酸構築物および/またはベクターはまた、新生ポリペプチド鎖などのポリペプチドを、ペリプラズム腔へまたは細胞培養培地中に標的化することができる、分泌局在化配列をコードする核酸配列も含み得る。そのような配列は、当技術分野において公知であり、分泌リーダーまたはシグナルペプチド、オルガネラ標的化配列(例えば、核局在化配列、ER保持シグナルミトコンドリア移行配列葉緑体移行配列)、膜局在化/アンカー配列(例えば、輸送停止配列、GPIアンカー配列)などを含む。

0225

本発明の発現ベクターにおいて、抗AXL抗体をコードする核酸は、任意の適しているプロモーター、エンハンサー、および他の発現促進エレメントを含み得るか、またはそれらと関連し得る。そのようなエレメントの例は、強い発現プロモーター(例えば、ヒトCMVIEプロモーター/エンハンサー、ならびにRSV、SV40、SL3-3、MMTV、およびHIVLTRプロモーター)、有効なポリ(A)終結配列大腸菌(E.coli)におけるプラスミド産物用の複製開始点、選択可能マーカーとしての抗生物質耐性遺伝子、および/または好都合クローニング部位(例えば、ポリリンカー)を含む。核酸はまた、CMVIEなどの構成性プロモーターとは対照的に誘導性プロモーターも含み得る(そのような用語が、ある一定の条件下での遺伝子発現の程度の実質的な記述子であることを、当業者は認識するであろう)。

0226

1つの態様において、抗AXL抗体をコードする発現ベクターは、ウイルスベクターを介して、宿主細胞もしくは宿主動物中に位置づけられ得るか、および/または送達され得る。

0227

またさらなる局面において、本発明は、本明細書において定義される本発明の抗AXL抗体、または本明細書において定義される本発明の二重特異性分子を産生する、トランスフェクトーマなどの組み換え真核生物または原核生物の宿主細胞に関する。宿主細胞の例は、酵母、細菌および哺乳動物細胞、例えば、CHOもしくはHEK細胞、またはその誘導体を含む。例えば、1つの態様において、本発明は、本発明の抗AXL抗体の発現をコードする配列を含む、細胞ゲノム中に安定に組み込まれた核酸を含む細胞を提供する。別の態様において、本発明は、本発明の抗AXL抗体の発現をコードする配列を含む、プラスミド、コスミドファージミド、または直鎖状発現エレメントなどの組み込まれていない核酸を含む細胞を提供する。

0228

さらなる局面において、本発明は、本明細書に記載されるいずれかの局面および態様によるベクターを含む宿主細胞に関する。1つの態様において、本明細書に記載される抗AXL抗体は、抗体を産生する組み換え真核生物、原核生物、または微生物の宿主細胞の使用によって提供される。それに応じて、本発明は、組み換え原核生物、組み換え真核生物、または組み換え微生物の宿主細胞などの、組み換え宿主細胞を提供する。宿主細胞の例は、酵母、細菌および哺乳動物の細胞、例えば、CHOまたはHEK-293細胞を含む。例えば、1つの態様において、宿主細胞は、本明細書に記載される抗AXL抗体の発現をコードする配列を含む、細胞ゲノム中に安定に組み込まれた核酸を含む。1つの態様において、宿主細胞は、本明細書に記載される第1または第2のポリペプチドの発現をコードする配列を含む、細胞ゲノム中に安定に組み込まれた核酸を含む。別の態様において、宿主細胞は、本明細書に記載される抗AXL抗体、第1または第2のポリペプチドの発現をコードする配列を含む、プラスミド、コスミド、ファージミド、または直鎖状発現エレメントなどの組み込まれていない核酸を含む。

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