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図面 (20)

課題・解決手段

本出願は、投与後に対象において免疫応答を引き出すペプチドエピトープを含む組成物を記載する。本明細書に記載の組成物は核酸を含む。本出願はまた、ペプチドを含む組成物も記載する。本明細書には、ペプチドのエピトープを含む組成物を、それを必要とする対象に投与するステップを含む方法も記載されている。ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離され精製されたプラスミド、ならびに賦形剤を含む組成物であって、前記ポリペプチドが、CDC25B、COX2、EGFRFACIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択される複数のエピトープを含む、組成物。

概要

背景

背景
がん療法は、慣習的に、腫瘍の質量の外科縮小ならびにその後の化学療法および/または放射線療法によって実現されてきた。この戦略により、腫瘍を縮小することができ、それほど進行してない段階では完全寛解がもたらされることも多い。残念ながら、より進行した腫瘍に関する予後は、過去50年にわたってほとんど変化しておらず、がん関連死の相当な割合が、その後の転移によって引き起こされている。がんの出現の増加と闘うために、新しい予防的および治療的処置が必要とされている。

世界的に毎年100万人超が結腸直腸がん診断されており、毎年700,000人超が結腸直腸がんで死亡している。結腸直腸がんの発生を予防することには、全ての個人にとって意味のある健康上および経済上の利益があり得る。人が費用のかかるがん関連サーベイランスおよび治療介入を受ける必要がなくなれば、何十億ドルもが節約される。結腸直腸がんを予防および処置するための新しい手法が必要とされている。

概要

本出願は、投与後に対象において免疫応答を引き出すペプチドエピトープを含む組成物を記載する。本明細書に記載の組成物は核酸を含む。本出願はまた、ペプチドを含む組成物も記載する。本明細書には、ペプチドのエピトープを含む組成物を、それを必要とする対象に投与するステップを含む方法も記載されている。ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離され精製されたプラスミド、ならびに賦形剤を含む組成物であって、前記ポリペプチドが、CDC25B、COX2、EGFRFACIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択される複数のエピトープを含む、組成物。

目的

詳細な説明
本開示は、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんを予防または処置するためのがんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)の組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離され精製されたプラスミド、ならびに賦形剤を含む組成物であって、前記ポリペプチドが、CDC25B、COX2、EGFRFACIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択される複数のエピトープを含む、組成物。

請求項2

前記複数のエピトープが、配列番号1〜45から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含む、請求項1に記載の組成物。

請求項3

前記複数のエピトープが、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含む、請求項1に記載の組成物。

請求項4

前記複数のエピトープが複数の隣接したエピトープである、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。

請求項5

前記隣接したエピトープが、前記エピトープ配列のうちの1つまたは複数の間にリンカーをさらに含む、請求項4に記載の組成物。

請求項6

追加のポリペプチドをコードする追加のヌクレオチド配列を含む追加の単離され精製されたプラスミドをさらに含み、前記追加のポリペプチドが、配列番号1〜45から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含む複数のエピトープを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。

請求項7

前記ポリペプチドと前記追加のポリペプチドとの配列が異なる、請求項6に記載の組成物。

請求項8

前記組成物が、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドをさらに含み、前記第1のヌクレオチド配列が、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、前記第1のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分であり、前記第1のヌクレオチド配列がプラスミド内に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項9

前記組成物が、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2のヌクレオチド配列をさらに含み、前記第1のヌクレオチド配列が、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、前記第2のヌクレオチド配列が、第2の抗原の第2のエピトープをコードし、前記第1および前記第2のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択され、前記第1のヌクレオチド配列および前記第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項10

前記ペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号1〜2から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項11

前記ペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項12

前記ペプチドEGFRのエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号11〜13のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項13

前記ペプチドFASCIN1のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号14〜22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項14

前記ペプチドIGF1Rのエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号23〜26のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項15

前記ペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項16

前記ペプチドRCAS1のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号32〜36のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項17

前記ペプチドVCPのエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号37〜45のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項8または9に記載の組成物。

請求項18

前記組成物が、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む、請求項8から17のいずれか一項に記載の組成物。

請求項19

前記組成物が、少なくとも追加のエピトープをさらに含み、前記第1および第2のエピトープならびに前記少なくとも追加のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される、請求項8から18のいずれか一項に記載の組成物。

請求項20

前記組成物が、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドをさらに含み、前記第1のヌクレオチド配列が、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、前記第1のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分であり、前記第1のヌクレオチド配列がプラスミド内に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項21

前記組成物が、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2のヌクレオチド配列をさらに含み、前記第1のヌクレオチド配列が、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、前記第2のヌクレオチド配列が、第2の抗原の第2のエピトープをコードし、前記第1および前記第2のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択され、前記第1のヌクレオチド配列および前記第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項22

前記ペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項20または21に記載の組成物。

請求項23

前記ペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項20または21に記載の組成物。

請求項24

前記ペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列が、アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項20または21に記載の組成物。

請求項25

前記組成物が、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む、請求項20から24のいずれか一項に記載の組成物。

請求項26

前記組成物が、少なくとも追加のエピトープをさらに含み、前記第1および第2のエピトープならびに前記少なくとも追加のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される、請求項20から25のいずれか一項に記載の組成物。

請求項27

前記第1および前記第2の核酸配列が、前記第1のプラスミド上に位置する、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項28

前記第2の核酸配列が、第2のプラスミド上に位置する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。

請求項29

前記第1および前記第2の核酸配列が、少なくとも70%の純度に精製される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項30

少なくとも前記第1のプラスミドが医薬組成物中に含有される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項31

前記第1および前記第2の核酸配列が、前記第1のプラスミド上に位置し、リンカー核酸の配列によって隔てられている、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項32

前記第1の核酸配列が、前記第1のプラスミド上で前記第2の核酸配列に隣接している、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項33

前記組成物が、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープをさらに含み、前記第1のエピトープがCDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項34

前記組成物が、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープ、および第2の抗原の少なくとも第2のエピトープをさらに含み、前記第1および前記第2のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項35

前記ペプチドCDC25Bの少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項36

前記ペプチドCOX2の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項37

前記ペプチドEGFRの少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号11〜13のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項38

前記ペプチドFASCIN1の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号14〜22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項39

前記ペプチドIGF1Rの少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号23〜26のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項40

前記ペプチドPRL3の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項41

前記ペプチドRCAS1の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号32〜36のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項42

前記ペプチドVCPの少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号37〜45のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項33または34に記載の組成物。

請求項43

前記組成物が、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む、請求項33から42のいずれか一項に記載の組成物。

請求項44

前記組成物が、少なくとも追加のエピトープをさらに含み、前記第1および第2のエピトープならびに前記少なくとも追加のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される、請求項33から43のいずれか一項に記載の組成物。

請求項45

前記組成物が、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープを含み、前記第1のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項46

前記組成物が第1の抗原の、少なくとも第1のエピトープ、および第2の抗原の少なくとも第2のエピトープを含み、前記第1および前記第2のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項47

前記ペプチドCDC25Bの少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項45または46に記載の組成物。

請求項48

前記ペプチドCOX2の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項45または46に記載の組成物。

請求項49

前記ペプチドPRL3の少なくとも第1のエピトープが、アミノ酸配列から選択され、前記アミノ酸配列が、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、請求項45または46に記載の組成物。

請求項50

前記組成物が、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される第1および第2のエピトープを含む、請求項45から49のいずれか一項に記載の組成物。

請求項51

前記組成物が、少なくとも追加のエピトープをさらに含み、前記第1および第2のエピトープならびに前記少なくとも追加のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される、請求項45から50のいずれか一項に記載の組成物。

請求項52

前記組成物が、対象に投与される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項53

結腸直腸がんに関連する細胞が、異型特徴を発現する結腸細胞、異型特徴を発現する直腸細胞、前新生物結腸細胞、前新生物直腸細胞、結腸がん細胞、直腸がん細胞、前浸潤結腸がん細胞、前浸潤直腸がん細胞、結腸がん幹細胞、直腸がん幹細胞、上皮細胞間葉細胞間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項54

非小細胞肺がんに関連する細胞が、異型特徴を発現する肺細胞、前新生物肺細胞、肺がん細胞、前浸潤肺がん細胞、肺がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項55

前記組成物が、対象において免疫応答を引き出すのに有効である、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項56

前記組成物が、対象において結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんに関連するいくつかの細胞を排除するのに有効である、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項57

前記組成物が、対象において結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんに関連する細胞の増殖を予防するために使用することができる、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項58

前記免疫応答が1型免疫応答である、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項59

少なくとも前記第1のエピトープが医薬組成物中に含有される、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項60

医薬担体および/またはアジュバントをさらに含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項61

前記第1および前記第2のエピトープのアミノ酸配列がリンカーアミノ酸の配列によって隔てられている、請求項33から60のいずれか一項に記載の組成物。

請求項62

前記第1のエピトープのアミノ酸配列が、前記第2のエピトープのアミノ酸配列に隣接している、請求項33から60のいずれか一項に記載の組成物。

請求項63

前記免疫応答が、I型サイトカイン産生II型サイトカイン産生に対する比率が1超であることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項64

前記免疫応答が、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1未満であることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項65

前記免疫応答が、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1超であることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項66

前記免疫応答が、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1未満であることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項67

前記アジュバントがGMCSFである、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。

請求項68

結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんを処置する必要がある対象において結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんを処置する方法であって、前記対象に、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物を投与するステップを含む方法。

請求項69

結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんの寛解持続時間を延長させる必要がある対象において結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんの寛解持続時間を延長させる方法であって、前記対象に、請求項1から67のいずれか一項に記載の組成物を投与するステップを含む方法。

請求項70

少なくとも1回用量の前記組成物が投与される、請求項68または69に記載の方法。

請求項71

前記組成物が、皮下注射皮内注射筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与される、請求項68から70のいずれか一項に記載の方法。

請求項72

前記対象に追加の治療剤を投与するステップをさらに含む、請求項68から71のいずれか一項に記載の方法。

請求項73

配列番号1〜45から選択されるエピトープ配列に対して少なくとも70%の配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1つのヌクレオチド配列を含む、単離され精製されたプラスミド。

請求項74

前記少なくとも1つのヌクレオチド配列が、配列番号1〜45から選択されるエピトープ配列に対して少なくとも80%、85%、90%、95%、または99%の配列同一性を含むポリペプチドをコードする、請求項73に記載のプラスミド。

請求項75

前記少なくとも1つのヌクレオチド配列が、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも70%、80%、85%、90%、95%、または99%の配列同一性を含むポリペプチドをコードする、請求項72に記載のプラスミド。

請求項76

前記プラスミドが、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、または約100%純粋である、請求項72から75のいずれか一項に記載のプラスミド。

請求項77

請求項1から67に記載の組成物を含む結腸直腸がんワクチン

請求項78

前記ワクチンが、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与される、請求項77に記載の結腸直腸がんワクチン。

請求項79

前記ワクチンが、対象に、追加の治療剤よりも前、それよりも後、またはそれと組み合わせて投与される、請求項77または78に記載の結腸直腸がんワクチン。

請求項80

請求項1から67に記載の組成物を含む非小細胞肺がんワクチン。

請求項81

前記ワクチンが、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与される、請求項80に記載の非小細胞肺がんワクチン。

請求項82

前記ワクチンが、対象に、追加の治療剤よりも前、それよりも後、またはそれと組み合わせて投与される、請求項80または81に記載の非小細胞肺がんワクチン。

技術分野

0001

相互参照
本願は、2014年7月18日に出願された米国仮特許出願第62/026,246号に関連する。その出願は、その全体が本明細書中に参考として援用される。

0002

FS−WEBを介して提出された配列表への言及
名称「41299−781−601−seqlist_ST25.txt」、サイズ15.4kbである配列表のASCIIテキストファイルは、2015年6月18日に作成され、本出願と共にEFS−Webを介して電子的に提出され、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

0003

政府権利に関する記載
本発明は、国立衛生研究所(NIH)により認定されたHHSN261−200533000CN01−CN−53300および国立衛生研究所(NIH)により認定されたKL2TR000421に基づく政府支援によりなされた。政府は、本発明において一定の権利を有する。

背景技術

0004

背景
がん療法は、慣習的に、腫瘍の質量の外科縮小ならびにその後の化学療法および/または放射線療法によって実現されてきた。この戦略により、腫瘍を縮小することができ、それほど進行してない段階では完全寛解がもたらされることも多い。残念ながら、より進行した腫瘍に関する予後は、過去50年にわたってほとんど変化しておらず、がん関連死の相当な割合が、その後の転移によって引き起こされている。がんの出現の増加と闘うために、新しい予防的および治療的処置が必要とされている。

0005

世界的に毎年100万人超が結腸直腸がん診断されており、毎年700,000人超が結腸直腸がんで死亡している。結腸直腸がんの発生を予防することには、全ての個人にとって意味のある健康上および経済上の利益があり得る。人が費用のかかるがん関連サーベイランスおよび治療介入を受ける必要がなくなれば、何十億ドルもが節約される。結腸直腸がんを予防および処置するための新しい手法が必要とされている。

課題を解決するための手段

0006

概要
本明細書に記載の組成物は、一部の態様では、結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列を含む組成物であって、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が1つまたは複数のプラスミド内に位置する組成物を包含する。

0007

本明細書に記載の組成物は、一部の態様では、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含み、第1のヌクレオチド配列は、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFRFACIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分であり、第1のヌクレオチド配列がプラスミド内に位置する、組成物を包含する。他の態様では、本開示は、組成物を包含し、この組成物は、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2のヌクレオチド配列を含み、第1のヌクレオチド配列が、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、第2のヌクレオチド配列が、第2の抗原の第2のエピトープをコードし、第1および第2のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する。

0008

本明細書に記載の組成物は、一部の態様では、結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープおよび結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープを含む組成物を包含する。

0009

他の態様では、本開示は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープを含む組成物であって、第1のエピトープがCDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分である組成物を包含する。さらに他の態様では、本開示は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープ、少なくとも第2の抗原の第2のエピトープを含む組成物であって、第1および第2のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される組成物を包含する。

0010

本明細書に記載の組成物は、一部の態様では、ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離され精製されたプラスミド、ならびに賦形剤を含む組成物を包含し、このポリペプチドは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択される複数のエピトープを含む。

0011

複数のエピトープは、配列番号1〜45から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含んでよい。複数のエピトープは、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含んでよい。複数のエピトープは、複数の隣接した(contiguous)エピトープであってよい。隣接したエピトープは、エピトープ配列のうちの1つまたは複数の間にリンカーをさらに含んでよい。

0012

組成物は、追加のポリペプチドをコードする追加のヌクレオチド配列を含む追加の単離され精製されたプラスミドをさらに含んでもよく、追加のポリペプチドは、配列番号1〜45から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含む1つまたは複数のエピトープを含む複数のエピトープを含む。ポリペプチドおよび追加のポリペプチドの配列は異なってよい。

0013

組成物は、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドをさらに含んでよく、第1のヌクレオチド配列は、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分であり、第1のヌクレオチド配列はプラスミド内に位置する。

0014

組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列をさらに含んでよく、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1つまたは複数のプラスミド内に位置する。

0015

組成物は、配列番号1〜2から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0016

組成物は、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0017

組成物は、配列番号11〜13のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドEGFRのエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0018

組成物は、配列番号14〜22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドFASCIN1のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0019

組成物は、配列番号23〜26のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドIGF1Rのエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0020

組成物は、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0021

組成物は、配列番号32〜36のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドRCAS1のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0022

組成物は、配列番号37〜45のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択される、ペプチドVCPのエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0023

組成物は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含んでよい。

0024

組成物は、少なくとも追加の(at least an additional)エピトープをさらに含んでよく、第1および第2のエピトープならびに少なくとも追加のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0025

組成物は、第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドをさらに含んでよく、第1のヌクレオチド配列は、第1の抗原の第1のエピトープをコードし、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分であり、第1のヌクレオチド配列はプラスミド内に位置する。

0026

組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列をさらに含んでよく、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1つまたは複数のプラスミド内に位置する。

0027

組成物は、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択されるペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0028

組成物は、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択されるペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0029

組成物は、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列から選択されるペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列を含んでよい。

0030

組成物は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含んでよい。

0031

組成物は、少なくとも追加のエピトープをさらに含んでよく、第1および第2のエピトープならびに少なくとも追加のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0032

第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミド上に位置していてよい。第2の核酸配列は、第2のプラスミド上に位置していてよい。第1および第2の核酸配列は、少なくとも70%の純度に精製されてもよい。少なくとも第1のプラスミドは医薬組成物中に含有されてよい。

0033

第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミド上に位置していてよく、リンカー核酸の配列によって隔てられている。

0034

第1の核酸配列は第1のプラスミド上で第2の核酸配列に隣接していてよい。

0035

組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープをさらに含んでよく、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分である。

0036

組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープ、および少なくとも第2の抗原の第2のエピトープをさらに含んでよく、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0037

ペプチドCDC25Bの少なくとも第1のエピトープは、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0038

ペプチドCOX2の少なくとも第1のエピトープは、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0039

ペプチドEGFRの少なくとも第1のエピトープは、配列番号11〜13のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0040

ペプチドFASCIN1の少なくとも第1のエピトープは、配列番号14〜22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0041

ペプチドIGF1Rの少なくとも第1のエピトープは、配列番号23〜26のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0042

ペプチドPRL3の少なくとも第1のエピトープは、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0043

ペプチドRCAS1の少なくとも第1のエピトープは、配列番号32〜36のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0044

ペプチドVCPの少なくとも第1のエピトープは、配列番号37〜45のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0045

組成物は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含んでよい。

0046

組成物は、少なくとも追加のエピトープをさらに含んでよく、第1および第2のエピトープならびに少なくとも追加のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0047

組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープを含んでよく、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分である。

0048

組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープ、および少なくとも第2の抗原の第2のエピトープを含んでよく、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される。

0049

ペプチドCDC25Bの少なくとも第1のエピトープは、配列番号1〜2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0050

ペプチドCOX2の少なくとも第1のエピトープは、配列番号3〜10のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0051

ペプチドPRL3の少なくとも第1のエピトープは、配列番号27〜31のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列から選択することができる。

0052

組成物は、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される第1および第2のエピトープを含んでよい。

0053

組成物は、少なくとも追加のエピトープをさらに含んでよく、第1および第2のエピトープならびに少なくとも追加のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される。

0054

組成物は、対象に投与することができる。

0055

結腸直腸がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する結腸細胞、異型特徴を発現する直腸細胞、前新生物結腸細胞、前新生物直腸細胞、結腸がん細胞、直腸がん細胞、前浸潤結腸がん細胞、前浸潤直腸がん細胞、結腸がん幹細胞、直腸がん幹細胞、上皮細胞間葉細胞間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択することができる。

0056

非小細胞肺がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する肺細胞、前新生物肺細胞、肺がん細胞、前浸潤肺がん細胞、肺がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択することができる。

0057

組成物は、対象において免疫応答を引き出すのに有効であり得る。組成物は、対象において結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんに関連するいくつかの細胞を排除するのに有効であり得る。組成物は、対象において結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんに関連する細胞の増殖を予防するために使用することができる。免疫応答は1型免疫応答であってよい。

0058

少なくとも第1のエピトープは医薬組成物中に含有されてよい。組成物は、医薬担体および/またはアジュバントをさらに含んでよい。

0059

第1および第2のエピトープのアミノ酸配列は、リンカーアミノ酸の配列によって隔てられていてよい。第1のエピトープのアミノ酸配列は第2のエピトープのアミノ酸配列に隣接していてよい。

0060

免疫応答は、I型サイトカイン産生II型サイトカイン産生に対する比率が1超であることを特徴とし得る。免疫応答は、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1未満であることを特徴とし得る。免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1超であることを特徴とし得る。免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1未満であることを特徴とし得る。

0061

アジュバントはGMCSFであってよい。

0062

それを必要とする対象において結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんを処置する方法であって、対象に、本明細書に記載の組成物を投与するステップを含む方法が本明細書の記載に含まれ得る。それを必要とする対象において結腸直腸がんまたは非小細胞肺がんの寛解持続時間を延長させる方法であって、対象に、本明細書に記載の組成物を投与するステップを含む方法も本明細書の記載に含まれ得る。少なくとも1回用量の組成物を投与することができる。組成物は、皮下注射皮内注射筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与することができる。方法は、対象に追加の治療剤を投与するステップをさらに含んでよい。

0063

配列番号1〜45から選択されるエピトープ配列に対して少なくとも70%の配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1つのヌクレオチド配列を含む単離され精製されたプラスミドも本明細書の記載に含まれる。少なくとも1つのヌクレオチド配列は、配列番号1〜45から選択されるエピトープ配列に対して少なくとも80%、85%、90%、95%、または99%の配列同一性を含むポリペプチドをコードしてもよい。少なくとも1つのヌクレオチド配列は、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも70%、80%、85%、90%、95%、または99%の配列同一性を含むポリペプチドをコードしてもよい。プラスミドは、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、または約100%純粋であってよい。

0064

本明細書に開示されている組成物を含む結腸直腸がんワクチンも本明細書の記載に含まれる。ワクチンは、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与することができる。ワクチンは、対象に、追加の治療剤よりも前、それよりも後、またはそれと組み合わせて投与することができる。

0065

本明細書に開示されている組成物を含む非小細胞肺がんワクチンがさらに本明細書の記載に含まれる。ワクチンは、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって投与することができる。ワクチンは、対象に、追加の治療剤よりも前、それよりも後、またはそれと組み合わせて投与することができる。

0066

参照による組み込み
本明細書において言及されている全ての刊行物、特許および特許出願は、個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的にかつ個別に参照により組み込まれることが示されたのと同じ程度に参照により本明細書に組み込まれる。

0067

本開示の新規の特徴は、添付の特許請求の範囲において詳細に記載されている。本開示の特徴および利点のよりよい理解は、本開示の原理を利用する例示的な実施形態が記載されている以下の詳細な説明および付属図を参照することによって得られる。

図面の簡単な説明

0068

図1は、結腸直腸がん患者年齢および性別統計値を示す。

0069

図2は、結腸直腸がん患者の病期分布を示す。

0070

図3は、正常なドナーの年齢および性別の統計値を示す。

0071

図4は、CDC25Bについての間接ヒトELISAの結果を示す。

0072

図5は、COX2についての間接ヒトELISAの結果を示す。

0073

図6は、EGFRについての間接ヒトELISAの結果を示す。

0074

図7は、FASCIN1についての間接ヒトELISAの結果を示す。

0075

図8は、IGF1Rについての間接ヒトELISAの結果を示す。

0076

図9は、PRL3についての間接ヒトELISAの結果を示す。

0077

図10は、RCAS1についての間接ヒトELISAの結果を示す。

0078

図11は、VCPについての間接ヒトELISAの結果を示す。

0079

図12は、CDC25Bについての、ウェル当たりの補正IFN−γスポット数を示す。

0080

図13は、COX2についての、ウェル当たりの補正IFN−γスポット数を示す。

0081

図14は、FASCIN1についての、ウェル当たりの補正IFN−γスポット数を示す。

0082

図15は、RCAS1についての、ウェル当たりの補正IFN−γスポット数を示す。

0083

図16は、HIVp17、PHA、tt、およびCEFについての、ウェル当たりの補正IFN−γスポット数を示す。

0084

図17は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するCDC25Bワクチンの有効性を実証する。

0085

図18は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するCDC25Bワクチンの有効性の欠如を実証する。

0086

図19は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するCOX2ワクチンの有効性を実証する。

0087

図20は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するCOX2ワクチンの有効性の欠如を実証する。

0088

図21は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するCDC25BおよびCOX2ワクチンの有効性を実証する。

0089

図22は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するEGFRワクチンの有効性を実証する。

0090

図23は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するEGFRワクチンの有効性の欠如を実証する。

0091

図24は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するFASCIN1ワクチンの有効性を実証する。

0092

図25は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するFASCIN1ワクチンの有効性の欠如を実証する。

0093

図26は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するIGF1Rワクチンの有効性を実証するグラフである。

0094

図27は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するIGF1Rワクチンの有効性の欠如を実証する。

0095

図28は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するPRL3ワクチンの有効性を実証する。

0096

図29は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するPRL3ワクチンの有効性の欠如を実証する。

0097

図30は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するRCAS1ワクチンの有効性を実証する。

0098

図31は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するRCAS1ワクチンの有効性の欠如を実証する。

0099

図32は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するVCPワクチンの有効性を実証する。

0100

図33は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するVCPワクチンの有効性を実証する。

0101

図34は、APCminマウスにおける小腸腫瘍計数に対するMIXワクチンの有効性を実証する。

0102

図35は、APCminマウスにおける結腸腫瘍計数に対するMIXワクチンの有効性を実証するグラフである。

0103

図36は、APCminマウスの生存に対するCDC25B、COX2、およびPRL3ワクチンの効果を示す。

0104

図37は、CDC25B、COX2、およびPRL3ワクチンの毒性学的影響を示す。
図37は、CDC25B、COX2、およびPRL3ワクチンの毒性学的影響を示す。

0105

図38は、PRL3を用いて免疫したAPCminマウスについてのELISpotの結果を示す。
図38は、PRL3を用いて免疫したAPCminマウスについてのELISpotの結果を示す。

0106

図39は、PRL3を用いて免疫したAPCminマウスについてのELISpotの結果を示す。
図39は、PRL3を用いて免疫したAPCminマウスについてのELISpotの結果を示す。

0107

図40は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するCDC25Bワクチンの有効性を示す。

0108

図41は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するCOX2ワクチンの有効性を示す。

0109

図42は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するEGFRワクチンの有効性を示す。

0110

図43は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するFASCIN1ワクチンの有効性の欠如を示す。

0111

図44は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するIGF1Rワクチンの有効性の欠如を示す。

0112

図45は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するPRL3ワクチンの有効性の欠如を示す。

0113

図46は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するRCAS1ワクチンの有効性の欠如を示す。

0114

図47は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するVCPワクチンの有効性の欠如を示す。

0115

図48は、AOMマウスにおける結腸腫瘍計数に対するMIXワクチンの有効性を示す。

0116

図49は、CDC25Bを用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0117

図50は、PRL3を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0118

図51は、RCAS1を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0119

図52は、IGF1Rを用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。
図52は、IGF1Rを用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。
図52は、IGF1Rを用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0120

図53は、PRL3を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。
図53は、PRL3を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。
図53は、PRL3を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0121

図54は、RCAS1を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。
図54は、RCAS1を用いて免疫したAOMマウスについてのELISpotの結果を実証する。

0122

図55は、CDC25Bを用いて免疫したAOMマウス、COX2を用いて免疫したAOMマウス、FASCIN1を用いて免疫したAOMマウス、およびRCAS1を用いて免疫したAOMマウスにおけるmRNA発現を示す。

0123

図56は、CDC25Bを用いて免疫したAOMマウス、COX2を用いて免疫したAOMマウス、FASCIN1を用いて免疫したAOMマウス、およびRCAS1を用いて免疫したAOMマウスにおけるタンパク質発現を示す。

0124

図57は、CDC25Bを用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0125

図58は、COX2を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0126

図59は、EGFRを用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0127

図60は、FASCIN1を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0128

図61は、IGF1Rを用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0129

図62は、PRL3を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0130

図63は、PRL3を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0131

図64は、PRL3を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0132

図65は、RCAS1を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0133

図66は、RCAS1を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0134

図67は、RCAS1を用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0135

図68は、VCPを用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0136

図69は、MIXを用いて免疫したMC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0137

図70は、IGF1Rを用いて免疫したMC−38マウスについてのELISpotの結果を実証する。
図70は、IGF1Rを用いて免疫したMC−38マウスについてのELISpotの結果を実証する。

0138

図71は、PRL3を用いて免疫したMC−38マウスについてのELISpotの結果を実証する。
図71は、PRL3を用いて免疫したMC−38マウスについてのELISpotの結果を実証する。

0139

図72は、CDC25Bで免疫した、IgG、CD8、およびCD4枯渇MC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0140

図73は、COX2で免疫した、IgG、CD8、およびCD4枯渇MC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0141

図74は、FASCIN1で免疫した、IgG、CD8、およびCD4枯渇MC−38マウスについての腫瘍の体積を示す。

0142

図75は、本明細書に開示されているペプチドについての免疫スコアの結果を図示する。

0143

詳細な説明
本開示は、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんを予防または処置するためのがんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)の組成物を提供する。本開示は、がんワクチンを対象に投与する方法をさらに提供する。一部の態様では、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんを予防または処置するために、本発明で提供される組成物を本発明で提供される方法と組み合わせて使用する。

0144

いくつかの場合には、組成物は、対象において免疫原性応答を引き出す、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)のエピトープをコードする核酸の配列、本明細書に記載の配列を含有するプラスミド、アジュバント、医薬担体、および医薬組成物に使用するのに適した不活性化学物質を含む。がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)は、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんを有するまたはそれが発生する可能性がある対象において発現するあらゆる抗原のうちの少なくとも1つである。多くの場合、がん抗原は、がん幹細胞などのがん細胞および/または組織によって発現される。例えば、結腸直腸がん抗原は、結腸直腸がん幹細胞(CSC)などの結腸直腸がん細胞および/または組織によって発現される。結腸直腸CSCは、自己再生、調節されていない増殖、および薬物耐性を示す可能性がある。いくつかの場合には、結腸直腸CSCはタンパク質(例えば、抗原)を発現し、ある態様では、CSCによるタンパク質(例えば、抗原)の発現レベル上方制御されている(例えば、所与の量に対して発現が増加している)または下方制御されている(例えば、所与の量に対して発現が減少している)。いくつかの場合には、正常な組織または細胞と比較して結腸直腸CSCにより上方制御されるタンパク質は、結腸直腸がんの発生および/または進行に関与する。ある態様では、本明細書に記載の組成物および方法を使用して、タンパク質を同定し、抗原のエピトープを標的化する。

0145

いくつかの場合には、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)の1つのエピトープを組成物に使用する。他の場合では、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)の1つ超のエピトープを組成物に使用する。他の場合では、2超の抗原、3超、4超、5超、6超、7超、8超、9超、10超、15超、20超、25超または30超のがん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)を組成物に使用する。いくつかの場合には、抗原は同じものである。他の場合では、抗原は異なるものである。一部の態様では、本明細書に記載のがんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)の組成物を、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんを予防するために製剤化する。ある態様では、予防用組成物は、異常な(例えば、上方制御された)タンパク質の発現を伴う細胞(例えば、結腸直腸CSC)を排除して結腸直腸がんを予防する。

0146

いくつかの場合には、1つおよび/もしくは複数のエピトープは、同じがん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、もしくは卵巣がん抗原)上にあるか、または、1つおよび/もしくは複数エピトープは、異なるがん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、もしくは卵巣がん抗原)上にある。いくつかの場合には、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)上の1つのエピトープを組成物に使用する。他の場合では、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)上の1つ超のエピトープ、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)上の2超の抗原、3超、4超、5超、6超、7超、8超、9超、10超、15超、20超、25超または30超のエピトープを組成物に使用する。

0147

一部の態様では、本明細書に記載の組成物および方法により、対象において免疫応答が引き出される。一部の態様では、免疫応答は、組成物(例えば、ワクチン)中の抗原のエピトープに対する免疫応答である。ワクチンにより対象の免疫系を武装させ、したがって、免疫系は、対象においてワクチンの抗原を含有するものを検出し、破壊する。一部の態様では、本明細書に記載の組成物および方法により、対象において1型(Th1)免疫応答が引き出される。いくつかの場合には、ThI免疫応答は、免疫細胞(例えば、抗原特異的T細胞)のサブセットによる炎症性サイトカイン(例えば、IFN−γ、TNF−α)の分泌を含む。他の場合では、炎症性サイトカインは、対象において抗原を含有するものを破壊する別の亜型の免疫細胞(例えば、細胞傷害性T細胞)を活性化する。

0148

一部の態様では、本明細書に記載のスクリーニング方法を使用して、腫瘍抗原由来のエピトープおよび結合性ペプチドを同定し、複数の抗原のエピトープをTh1免疫応答の誘導についてスクリーニングする。ある態様では、スクリーニング方法により、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)に対するTh1応答を引き出し(例えば、Th1サイトカインの分泌を引き起こし)、例えば結腸直腸CSC抗原などをさらに含んでよい少なくとも1つの腫瘍抗原由来のエピトープを同定する。

0149

いくつかの場合には、本明細書に記載の組成物および方法に使用するエピトープおよび/または抗原は、対象の免疫系によって認識されて、ThI免疫応答を引き出し、I型サイトカインを放出させる。一部の態様では、Th1応答は、エピトープとT細胞、より詳細にはT細胞によって発現される主要組織適合性遺伝子複合体MHC)との相互作用によって開始される。ある態様では、エピトープとMHC受容体高親和性の結合によりTh1応答が刺激される。MHC受容体は、複数の型のMHC受容体のうちの少なくとも1つである。一部の態様では、T細胞と関与するMHC受容体は集団内の個体によって変動する。

0150

本明細書に記載の組成物および方法に使用するエピトープおよび/または抗原を使用して、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞を生成することができる。操作された(engineered)T細胞は、単鎖可変断片(scFv)などの抗体を発現することができ、また、結腸直腸腫瘍細胞、非小細胞肺癌(NSCLC)細胞、または卵巣がん細胞上に存在する本明細書に記載のエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる。発現された抗体は、さらに、腫瘍細胞による、操作された免疫応答を誘導することが可能である。時には、エピトープのうちの1つまたは複数は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、またはVCPから選択される。エピトープのうちの1つまたは複数は、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含んでよい。いくつかの場合には、操作されたT細胞は、抗体を発現することができ、また、結腸直腸腫瘍細胞またはNSCLC細胞上に存在する、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、またはVCPから選択されるエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる。追加の例では、操作されたT細胞は、抗体を発現することができ、また、結腸直腸腫瘍細胞またはNSCLC細胞上に存在する、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含むエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる。

0151

本明細書に記載の組成物および方法に使用するエピトープおよび/または抗原は、操作されたT細胞受容体(TCR)に対する適切な標的として使用することができる。いくつかの場合には、操作されたT細胞受容体をコードする遺伝子は、例えばウイルスによる送達方法によってT細胞に導入され、その後、操作されたTCRを発現する。本明細書に記載のエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる操作されたTCRは、自己由来細胞療法および異種細胞療法を含めた、操作されたT細胞受容体に基づく療法のために使用することができる。上に開示されている通り、エピトープのうちの1つまたは複数は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、またはVCPから選択される。エピトープのうちの1つまたは複数は、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含んでよい。いくつかの場合には、操作されたTCRは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、またはVCPから選択されるエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる。追加の例では、操作されたTCRは、配列番号1〜45のうちの少なくとも8個連続したアミノ酸に対して少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも99%の配列同一性を含むエピトープのうちの1つまたは複数を認識することができる。

0152

一部の態様では、本明細書に記載の組成物は、抗原のエピトープをコードする核酸に加えて構成成分を含む。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも1種のアジュバントを含む。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも1種の医薬担体を含む。いくつかの場合には、組成物は、医薬組成物に使用するのに適した少なくとも1種の不活性化学物質を含む。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも1種のアジュバントおよび少なくとも1種の医薬担体を含む。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも1種のアジュバントおよび医薬組成物に使用するのに適した少なくとも1種の不活性化学物質を含む。いくつかの場合には、組成物は、医薬組成物に使用するのに適した少なくとも1種の不活性化学物質および医薬担体を含む。いくつかの場合には、組成物は、複数のアジュバント、複数の医薬担体および医薬組成物に使用するのに適した複数の不活性化学物質を含有する。

0153

いくつかの場合には、1種のアジュバントを組成物に使用する。他の場合では、1種超のアジュバント、2種超のアジュバント、3種超のアジュバント、4種超のアジュバント、5種超のアジュバント、6種超のアジュバント、7種超のアジュバント、8種超のアジュバント、9種超のアジュバントまたは10種超のアジュバントを組成物に使用する。いくつかの場合には、1種の医薬担体を組成物に使用する。他の場合では、1種超の医薬担体、2種超の医薬担体、3種超の医薬担体、4種超の医薬担体、5種超の医薬担体、6種超の医薬担体、7種超の医薬担体、8種超の医薬担体、9種超の医薬担体または10種超の医薬担体を組成物に使用する。いくつかの場合には、1種の化学物質を組成物に使用する。他の場合では、1種超の化学物質、2種超の化学物質、3種超の化学物質、4種超の化学物質、5種超の化学物質、6種超の化学物質、7種超の化学物質、8種超の化学物質、9種超の化学物質または10種超の化学物質を組成物に使用する。

0154

本開示には、がんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)を対象に投与する方法がさらに記載されている。いくつかの場合には、方法は、それらの抗原を標的とする、プラスミドに基づくワクチンを構築するステップと、ワクチンの投与が安全であり、免疫原性であり、かつ結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんの発生を予防するのに有効であるかどうかを決定するステップとを含む。ある態様では、組成物は、多抗原(multi−antigen)Th1ポリエピトーププラスミドに基づくワクチンである。いくつかの場合には、方法は、少なくとも1つの臨床試験を行って、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有する対象におけるプラスミドに基づくワクチンの安全性および免疫原性を決定するステップを含む。ある態様では、抗原は、結腸直腸CSCおよび/または上皮細胞から間葉細胞への細胞の転換EMT)によって発現されるまたはそれに関連する。いくつかの場合には、組成物のエピトープは抗原に由来し、エピトープは、対象においてTh1免疫応答を引き出すことができる。ある態様では、Th1免疫応答は、免疫細胞、多くの場合、CD4+T細胞を含む。いくつかの場合には、組成物は、1つ超の抗原または1つ超の抗原のエピトープをコードする核酸を含む核酸(例えば、プラスミドに基づくワクチン)である。いくつかの場合には、方法を使用して、本明細書に記載の組成物が、複数の生物体において、およびある態様では、遺伝的に類似した齧歯類(例えば、マウス)を使用した、がん(例えば、結腸直腸がん、小細胞肺がん、または卵巣がん)のモデルにおいて、遺伝的に多様な齧歯類(例えば、マウス)を使用した、がん(例えば、結腸直腸がん、小細胞肺がん、または卵巣がん)のモデルにおいて、およびがん(例えば、結腸直腸がん、小細胞肺がん、または卵巣がん)を有するまたは有さない対象において、がん(例えば、結腸直腸がん、小細胞肺がん、または卵巣がん)の発生を予防するかどうかを決定する。

0155

抗原の同定
本明細書に記載の組成物および方法は、医薬組成物(例えば、ワクチン)中のがん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)を同定し、操作するステップを含む。結腸直腸がんを有する対象によって発現される抗原を同定するために当業者に公知の任意の技法を使用することができるが、ある態様では、本明細書に記載の方法を使用して適切な抗原を同定する。いくつかの場合には、方法は、対象由来血清をスクリーニングするステップを含む。いくつかの場合には、スクリーニングは抗体スクリーニングである。ある態様では、スクリーニングされる抗体はIgG抗体である。いくつかの場合には、血清は、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有する対象に由来する。他の場合では、血清は、がんを有さない対象に由来する。

0156

一部の態様では、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)は、タンパク質の一部分、ペプチドの一部分またはポリアミノ酸の一部分である。いくつかの場合には、一部分は、タンパク質の百分率、ペプチドの百分率またはポリアミノ酸の百分率である。いくつかの場合には、百分率は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または100%未満である。いくつかの場合には、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のC末端に位置する。他の場合では、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のC末端付近に位置する。一部の態様では、C末端付近に位置する一部分は、中心から、総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内である。いくつかの場合には、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のN末端に位置する。他の場合では、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のN末端付近に位置する。一部の態様では、N末端付近に位置する一部分は、中心から、総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内であってよい。いくつかの場合には、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の中央付近に位置する。他の場合では、一部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の中央付近に位置する。一部の態様では、中央付近に位置する一部分は、末端から総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内であってよい。

0157

一部の態様では、本明細書に記載の組成物(例えば、ワクチン)中の抗原としての適合性について、少なくとも1種の抗原が同定されスクリーニングされる。いくつかの場合には、1種の抗原が同定されスクリーニングされる。他の場合では、ワクチンへの適合性について、1種超の抗原が同定されスクリーニングされ、2種超の抗原が同定されスクリーニングされ、3種超の抗原が同定されスクリーニングされ、4種超の抗原が同定されスクリーニングされ、5種超の抗原が同定されスクリーニングされ、6種超の抗原が同定されスクリーニングされ、7種超の抗原が同定されスクリーニングされ、8種超の抗原が同定されスクリーニングされ、9種超の抗原が同定されスクリーニングされ、10種超の抗原が同定されスクリーニングされ、11種超の抗原が同定されスクリーニングされ、12種超の抗原が同定されスクリーニングされ、13種超の抗原が同定されスクリーニングされ、14種超の抗原が同定されスクリーニングされ、15種超の抗原が同定されスクリーニングされ、20種超の抗原が同定されスクリーニングされ、25種超の抗原が同定されスクリーニングされ、30種超の抗原が同定されスクリーニングされ、35種超の抗原が同定されスクリーニングされ、40種超の抗原が同定されスクリーニングされ、45種超の抗原が同定されスクリーニングされ、または50種超の抗原が同定されスクリーニングされる。

0158

一部の態様では、ワクチンへの適合性についてスクリーニングされる抗原は、当業者に公知のスクリーニング技法を使用して、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有する対象由来の血清において免疫応答が検出される任意のタンパク質に由来する。いくつかの場合には、スクリーニングは抗体スクリーニングである。タンパク質は、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有する対象由来の血清において検出される任意のタンパク質であるが、ある態様では、抗原が由来するタンパク質は、幹細胞タンパク質および/またはEMTタンパク質に分類される。ある態様では、幹細胞/EMTタンパク質として、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPが挙げられる。一部の態様では、抗原は、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん対象および結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さない対象のどちらにおいても免疫原性である。

0159

抗原のエピトープマッピング
本発明において提供される組成物および方法は、抗原内の少なくとも1つのエピトープを、対象に投与した際にエピトープによってTh1免疫応答がもたらされるようにマッピングするステップを含む。いくつかの場合には、エピトープをがんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)として投与する。対象によるTh1免疫応答を引き出すエピトープを同定するために当業者に公知の任意の技法を使用することができるが、本明細書に記載の方法を使用することが好ましい。いくつかの場合には、エピトープは、抗原の一部分(例えば、上で同定されたもの)である。ある態様では、エピトープは、抗原性タンパク質および/または抗原性タンパク質の一部分のペプチドである。

0160

いくつかの場合には、エピトープは、がん抗原(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がん抗原)に由来するヒト白血球抗原HLAクラスIエピトープである。ある態様では、HLAクラスIエピトープは、HLA−A、HLA−B、およびHLA−C分子に結合するエピトープを含む。いくつかの場合には、エピトープは、がんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)開発のためのがん抗原由来クラスIIエピトープである。ある態様では、HLAクラスIIエピトープは、HLA−DP、HLA−DM、HLA−DOA、HLA−DOB、HLA−DQおよびHLA−DR分子に結合するエピトープを含む。いくつかの場合には、本明細書に記載の方法に加えて、(1)少なくとも1つのHLA対立遺伝子(例えば、HLA−DR、すなわち、普遍的なエピトープである)によってエピトープがMHCと(例えば、高親和性で)結合するかどうかを決定するステップ、(2)エピトープがIFN−gおよび/またはIL−10分泌(例えば、抗原特異的T細胞からの)を刺激するかどうかを決定するステップ、ならびに(3)抗原提示細胞(APC)によってプロセシングされたペプチド(例えば、エピトープ)をT細胞が認識することができる、すなわち、ネイティブなエピトープであるかどうかを決定するステップを使用してエピトープをマッピングする。いくつかの場合には、T細胞株を使用する。ある態様では、T細胞株はエピトープ由来T細胞株である。いくつかの場合には、エピトープはタンパク質(例えば、組換えタンパク質)に由来する。他の場合では、タンパク質はネイティブなタンパク質である。いくつかの場合には、タンパク質は、内因的にプロセシングされる。他の場合では、タンパク質は、外因的にプロセシングされる。いくつかの場合には、タンパク質は、自己由来APCによって内因的にプロセシングされる。他の場合では、タンパク質は、自己由来APCによって外因的にプロセシングされる。

0161

いくつかの場合には、ペプチドは、抗原からマッピングされたエピトープであり、ペプチドエピトープを選択するための本明細書に記載の方法を使用して同定される。いくつかの場合には、エピトープは、ペプチドに基づくワクチンに直接使用されるヒトタンパク質に由来する。他の場合では、エピトープは、ヒトタンパク質に由来し、コードする核酸配列は、投与後に対象においてエピトープの発現が誘導されるように設計された核酸構築物組み入れられる。ある態様では、核酸構築物により、少なくとも1つのエピトープに対する免疫応答を、自己タンパク質の特定のセットに対して、同伴、増幅弱毒化、抑制、または排除することが可能になる。いくつかの場合には、ペプチドまたは核酸構築物を、Th1免疫応答を誘導、増幅または同伴するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化する。いくつかの場合には、エピトープは伸長Th1エピトープである。他の場合では、ペプチドまたは核酸構築物を、それを必要とする対象(例えば、ヒトまたは動物)における病的反応を抑制、弱毒化または排除するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化する。

0162

いくつかの場合には、ペプチドはタンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の一部分内に位置し、したがって、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸はIFN−gの分泌を刺激する。いくつかの場合には、ペプチドはタンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の一部分内に位置し、したがって、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸はIL−10の分泌を刺激する。いくつかの場合には、ペプチドはIFN−gの分泌を刺激し、IL−10の分泌を刺激する。

0163

いくつかの場合には、ペプチドを構成するアミノ酸を、IFN−g分泌に対するペプチドの所望の効果および/またはIL−10分泌に対するペプチドの所望の効果が実現されるように調整する。ある態様では、IFN−gおよびIL−10の両方の分泌を刺激するペプチドを、ペプチドの長さが短縮されて、IL−10分泌を刺激するアミノ酸が排除され、したがって、ペプチドがIFN−gの分泌のみを刺激するように調整する。

0164

いくつかの場合には、同定されるエピトープは、伸長エピトープワクチンのワクチン組成物中に含まれる。いくつかの場合には、伸長エピトープは、40〜80merのペプチドである。ある態様では、核酸配列またはペプチド配列のいずれかを、伸長エピトープ配列を構築するために並置する。一部の態様では、親タンパク質内の選択されたペプチドが近位(例えば、互いと10アミノ酸以内)であることにより、寛容化および/または抑制性エピトープを含有するタンデムな伸長エピトープの構築が可能になる。ある態様では、タンデムな伸長エピトープは、短い、間に入った10アミノ酸未満の配列を含有する。一部の態様では、これらのペプチドおよび/または伸長エピトープ(ペプチド自体として、または対応する核酸構築物として具体化される)のいずれも、単独で、または任意の組合せで、それを必要とする対象(ヒトまたは動物)において、防御免疫応答を特異的に誘導、増幅または同伴する、あるいは、病的な免疫応答を抑制、弱毒化または排除する、タンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化される。

0165

いくつかの場合には、エピトープはあるアミノ酸長のものである。いくつかの場合には、エピトープは5アミノ酸未満、10アミノ酸未満、15アミノ酸未満、20アミノ酸未満、25アミノ酸未満、30アミノ酸未満、35アミノ酸未満、40アミノ酸未満、45アミノ酸未満、50アミノ酸未満、55アミノ酸未満、60アミノ酸未満、70アミノ酸未満、75アミノ酸未満、80アミノ酸未満、85アミノ酸未満、90アミノ酸未満、95アミノ酸未満、100アミノ酸未満、110アミノ酸未満、120アミノ酸未満、130アミノ酸未満、140アミノ酸未満、150アミノ酸未満、160アミノ酸未満、170アミノ酸未満、180アミノ酸未満、190アミノ酸未満、200アミノ酸未満、210アミノ酸未満、220アミノ酸未満、230アミノ酸未満、240アミノ酸未満、250アミノ酸未満、260アミノ酸未満、270アミノ酸未満、280アミノ酸未満、290アミノ酸未満、300アミノ酸未満、350アミノ酸未満、400アミノ酸未満、450アミノ酸未満または500アミノ酸未満である。

0166

本明細書に記載の組成物は、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列を含む組成物であって、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する組成物を包含し得る。いくつかの場合には、組成物は、以下のタンパク質、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPに由来するエピトープをコードする核酸を含む。

0167

いくつかの場合には、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープがCDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分であり、第1のヌクレオチド配列がプラスミド内に位置する組成物を包含する。他の場合では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列を含む組成物であって、第1および第2のエピトープが、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する組成物を包含し得る。

0168

いくつかの場合には、組成物は、以下のタンパク質:CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPに由来するエピトープをコードする核酸を含む。いくつかの場合には、組成物は、QAIQASRIIRNEQFAIRRFQ(配列番号1)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびVDGKHQDLKYISPETMVALLTGK(配列番号2)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、FKGFWNVVNNIPFLRN(配列番号3)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GLVPGLMMYATIWLREH(配列番号4)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GEVGFQIINTASIQSLIC(配列番号5)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NAIMSYVLTSRSHLID(配列番号6)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;HIYGETLRQRKLRLFKD(配列番号7)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LFQTSRLILIGETIKIVI(配列番号8)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;QFQYQNRIAAEFNTLY(配列番号9)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびQQFIYNNSILLEGITQFV(配列番号10)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、SCVACGADSYEMEEDGVRK(配列番号11)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NNTLVWKYADAGHVCHL(配列番号12)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびVWSYGVTVWELMTFSKPY(配列番号13)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドEGFRのエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、IAMHPQVNIYSVTRKRYAH(配列番号14)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TADHRFLRHDGRLVARPEPA(配列番号15)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NKYLTAEAFGFKVNASASSL(配列番号16)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;ELFLMKLINRPIIVFRGEHGFGCR(配列番号17)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;VQIQFGLINCGNKYLT(配列番号18)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;AVCLRSHLGRYLAADKD(配列番号19)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TGKYWTLTATGGVQST(配列番号20)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LFALESCAQVVLQAANERN(配列番号21)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびKDSTGKYWTVGSDSAVTS(配列番号22)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドFASCIN1のエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、VVTGYVKIRHSHALV(配列番号23)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TQYAVYVKAVTLTMV(配列番号24)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号25)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびGMAYLNANKFVHRDL(配列番号26)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドIGF1Rのエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、VSYKHMRFLITHNPTNATL(配列番号27)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;FIEDLKKYGATTVVRVCEVTY(配列番号28)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PCVAGLGRAPVLVALALIES(配列番号29)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MKYEDAIQFIRQKRRGAIN(配列番号30)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびVEDWLSLVKAKFCEA(配列番号31)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、EPDYFKDMTPTIRKTQKIVI(配列番号32)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;DYFKDMTPTIRKTQKIVIKKR(配列番号33)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LFKFCTCLATVFSFLKRLIC(配列番号34)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GFSSRLAATQDLPFIHQSSELGD(配列番号35)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびEEEDAAWQAEEVLRQQKLADR(配列番号36)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドRCAS1のエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、IRMNRVVRNNLRVRLGDVISI(配列番号37)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LQLFRGDTVLLKGKKRR(配列番号38)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;YFLEAYRPIRKGDIFLVRG(配列番号39)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;VEFKVVETDPSPYCIVAPDT(配列番号40)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LRHPALFKAIGVKPPRGIL(配列番号41)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;ETGAFFFLINGPEIMSK(配列番号42)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;AVTMDDFRWALSQSNPS(配列番号43)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;QRAHVIVMAATNRPNS(配列番号44)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびKNVFIIGATNRPDII(配列番号45)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドVCPのエピトープをコードする核酸配列を含む。

0169

いくつかの場合には、組成物は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2および第3のエピトープを含み、第1、第2および第3のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3および第4のエピトープを含み、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5および第6のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5および第6のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7および第8のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7および第8のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0170

本明細書に記載の組成物は、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)に関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド;およびがん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)に関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列を含む組成物であって、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が、1つまたは複数のプラスミド内に位置する組成物を包含し得る。いくつかの場合には、組成物は、以下のタンパク質、CDC25B、COX2、およびPRL3に由来するエピトープをコードする核酸を含む。

0171

いくつかの場合には、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分であり、第1のヌクレオチド配列がプラスミド内に位置する組成物を包含する。他の場合では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミド、および第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列を含む組成物であって、第1および第2のエピトープが、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列が1つまたは複数のプラスミド内に位置する組成物を包含する。

0172

いくつかの場合には、組成物は、以下のタンパク質:CDC25B、COX2、およびPRL3に由来するエピトープをコードする核酸を含む。いくつかの場合には、組成物は、QAIQAASRIIRNEQFAIRRFQ(配列番号1)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびVDGKHQDLKYISPETMVALLTGK(配列番号2)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドCDC25Bのエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、FKGFWNVVNNIPFLRN(配列番号3)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GLVPGLMMYATIWLREH(配列番号4)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GEVGFQIINTASIQSLIC(配列番号5)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NAIMSYVLTSRSHLID(配列番号6)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;HIYGETLARQRKLRLFKD(配列番号7)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LFQTSRLILIGETIKIVI(配列番号8)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;QFQYQNRIAAEFNTLY(配列番号9)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびQQFIYNNSILLEHGITQFV(配列番号10)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドCOX2のエピトープをコードする核酸配列を含む。いくつかの場合には、組成物は、VSYKHMRFLITHNPTNATL(配列番号27)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;FIEDLKKYGATTVVRVCEVTY(配列番号28)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PCVAGLGRAPVLVALALIES(配列番号29)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MKYEDAIQFIRQKRRGAIN(配列番号30)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびVEDWLSLVKAKFCEA(配列番号31)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される、ペプチドPRL3のエピトープをコードする核酸配列を含む。

0173

いくつかの場合には、組成物は、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2および第3のエピトープを含み、第1、第2および第3のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される。

0174

いくつかの場合には、組成物は、対象に投与することが可能なものであってよい。いくつかの場合には、対象は、組成物の投与を必要としている。いくつかの場合には、組成物は、対象において免疫応答を引き出すのに有効である。いくつかの場合には、組成物は、対象において結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連するいくつかの細胞を排除するのに有効である。いくつかの場合には、対象において結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞の増殖を予防するために組成物を使用する。

0175

いくつかの場合には、第1および第2の核酸配列は第1のプラスミド上に位置する。いくつかの場合には、第2の核酸配列は第2のプラスミド上に位置する。

0176

結腸直腸がんとは、結腸がんおよび直腸がんを含めたがんを言い表すものである。いくつかの場合には、結腸直腸がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する結腸細胞、異型特徴を発現する直腸細胞、前新生物結腸細胞、前新生物直腸細胞、結腸がん細胞、直腸がん細胞、前浸潤結腸がん細胞、前浸潤直腸がん細胞、結腸がん幹細胞、直腸がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、またはこれらの組合せから選択される。

0177

本明細書に記載の非小細胞肺がんは、異型特徴を発現する肺細胞、前新生物肺細胞、肺がん細胞、前浸潤肺がん細胞、肺がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択される細胞を包含する。

0178

いくつかの場合には、第1および第2の核酸配列は、少なくとも70%の純度に精製される。第1および第2の核酸配列は、少なくとも80%、90%、95%、99%、99.5%、またはそれ超の純度に精製されてもよい。いくつかの場合には、第1および第2の核酸配列は第1のプラスミド上に位置し、リンカー核酸の配列によって隔てられている。いくつかの場合には、第1の核酸配列は第1のプラスミド上で第2の核酸配列に隣接している。

0179

いくつかの場合には、少なくとも第1のプラスミドは医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体をさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のプラスミドは、アジュバントをさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、組成物は、アジュバントおよび薬学的に許容される担体をさらに含む。いくつかの場合には、アジュバントはGM−CSFである。

0180

いくつかの場合には、対象は、結腸直腸がん、NSCLC、もしくは卵巣がんを有するヒト;結腸直腸がん、NSCLC、もしくは卵巣がんを有するマウス;または結腸直腸がん、NSCLC、もしくは卵巣がんを有するラットから選択される。いくつかの場合には、対象は、結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないヒト;結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないマウス;または結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないラットから選択される。

0181

いくつかの場合には、免疫応答は、1型免疫応答である。いくつかの場合には、第1の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。いくつかの場合には、第2の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。いくつかの場合には、免疫応答は、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1超であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1未満であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1超であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1未満であることを特徴とする。

0182

一部の態様では、以下のタンパク質、CD105、HIF−1a、MDM2、Yb1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−R1およびCDH3に由来するエピトープをコードする核酸配列は、本明細書において列挙されているものとは異なる。いくつかの場合には、本明細書に開示されている核酸配列と95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%超または50%超相同である核酸配列を本明細書に記載の組成物に使用する。

0183

いくつかの場合には、本明細書に記載の組成物は、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープ;および結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープを含む組成物を包含する。

0184

いくつかの場合には、組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープを含み、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから選択されるペプチドの一部分である。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープ、少なくとも第2の抗原の第2のエピトープを含み、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、ペプチドCDC25Bのエピトープは、QAIQAASRIIRNEQFAIRRFQ(配列番号1)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびVDGKHQDLKYISPETMVALLTGK(配列番号2)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドCOX2のエピトープは、FKGFWNVVNNIPFLRN(配列番号3)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;GLVPGLMMYATIWLREH(配列番号4)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;GEVGFQIINTASIQSLIC(配列番号5)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;NAIMSYVLTSRSHLID(配列番号6)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;HIYGETLARQRKLRLFKD(配列番号7)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LFQTSRLILIGETIKIVI(配列番号8)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;QFQYQNRIAAEFNTLY(配列番号9)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびQQFIYNNSILLEHGITQFV(配列番号10)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドEGFRのエピトープは、SCVRACGADSYEMEEDGVRK(配列番号11)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;NNTLVWKYADAGHVCHL(配列番号12)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびVWSYGVTVWELMTFGSKPY(配列番号13)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドFASCIN1のエピトープは、IAMHPQVNIYSVTRKRYAH(配列番号14)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;TADHRFLRHDGRLVARPEPA(配列番号15)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;NKYLTAEAFGFKVNASASSL(配列番号16)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;ELFLMKLINRPIIVFRGEHGFIGCR(配列番号17)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;VQIQFGLINCGNKYLT(配列番号18)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;AVCLRSHLGRYLAADKD(配列番号19)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;TGKYWTLTATGGVQST(配列番号20)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LFALEQSCAQVVLQAANERN(配列番号21)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびKDSTGKYWTVGSDSAVTS(配列番号22)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドIGF1Rのエピトープは、VVTGYVKIRHSHALV(配列番号23)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;TQYAVYVKAVTLTMV(配列番号24)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号25)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびGMAYLNANKFVHRDL(配列番号26)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドPRL3のエピトープは、VSYKHMRFLITHNPTNATL(配列番号27)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;FIEDLKKYGATTVVRVCEVTY(配列番号28)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;PCVAGLGRAPVLVALALIES(配列番号29)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;MKYEDAIQFIRQKRRGAIN(配列番号30)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびVEDWLSLVKAKFCEA(配列番号31)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドRCAS1のエピトープは、EPDYFKDMTPTIRKTQKIVI(配列番号32)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;DYFKDMTPTIRKTQKIVIKKR(配列番号33)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LFKFCTCLATVFSFLKRLIC(配列番号34)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;GFSSRLAATQDLPFIHQSSELGD(配列番号35)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびEEEDAAWQAEEVLRQQKLADR(配列番号36)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドVCPのエピトープは、EIRMNRVVRNNLRVRLGDVISI(配列番号37)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LQLFRGDTVLLKGKKRR(配列番号38)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;YFLEAYRPIRKGDIFLVRG(配列番号39)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;VEFKVVETDPSPYCIVAPDT(配列番号40)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LRHPALFKAIGVKPPRGIL(配列番号41)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;ETGAFFFLINGPEIMSK(配列番号42)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;AVTMDDFRWALSQSNPS(配列番号43)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;QRAHVIVMAATNRPNS(配列番号44)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびKNVFIIGATNRPDII(配列番号45)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。

0185

いくつかの場合には、組成物は、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2および第3のエピトープを含み、第1、第2および第3のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3および第4のエピトープを含み、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5および第6のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5および第6のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7および第8のエピトープを含み、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7および第8のエピトープは、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPから独立に選択される。

0186

いくつかの場合には、組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープを含み、第1のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から選択されるペプチドの一部分である。いくつかの場合には、組成物は、少なくとも第1の抗原の第1のエピトープ、少なくとも第2の抗原の第2のエピトープを含み、第1および第2のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される。いくつかの場合には、ペプチドCDC25Bのエピトープは、QAIQAASRIIRNEQFAIRRFQ(配列番号1)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびVDGKHQDLKYISPETMVALLTGK(配列番号2)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドCOX2のエピトープは、FKGFWNVVNNIPFLRN(配列番号3)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;GLVPGLMMYATIWLREH(配列番号4)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;GEVGFQIINTASIQSLIC(配列番号5)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;NAIMSYVLTSRSHLID(配列番号6)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;HIYGETLARQRKLRLFKD(配列番号7)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;LFQTSRLILIGETIKIVI(配列番号8)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;QFQYQNRIAAEFNTLY(配列番号9)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびQQFIYNNSILLEHGITQFV(配列番号10)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。いくつかの場合には、ペプチドPRL3のエピトープは、VSYKHMRFLITHNPTNATL(配列番号27)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;FIEDLKKYGATTVVRVCEVTY(配列番号28)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;PCVAGLGRAPVLVALALIES(配列番号29)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;MKYEDAIQFIRQKRRGAIN(配列番号30)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列;およびVEDWLSLVKAKFCEA(配列番号31)のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。

0187

いくつかの場合には、組成物は、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。いくつかの場合には、組成物は、第1、第2および第3のエピトープを含み、第1、第2および第3のエピトープは、CDC25B、COX2、およびPRL3から独立に選択される。

0188

以下のタンパク質、CDC25B、COX2、EGFR、FASCIN1、IGF1R、PRL3、RCAS1、およびVCPに由来するエピトープのアミノ酸配列は、本明細書において列挙されているものと異なってよい。いくつかの場合には、本明細書に開示されているアミノ酸配列と95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%超または50%超相同であるアミノ酸配列を本明細書に記載の組成物に使用することができる。

0189

いくつかの場合には、第1のアミノ酸配列は、ヒト、マウスおよびラットからなる種の群から選択される。いくつかの場合には、第2のアミノ酸配列は、ヒト、マウスおよびラットからなる種の群から選択される。

0190

いくつかの場合には、第1および第2の核酸配列は第1のプラスミド上に位置する。いくつかの場合には、第2の核酸配列は第2のプラスミド上に位置する。いくつかの場合には、第1および第2のエピトープのアミノ酸配列は、リンカーアミノ酸の配列によって隔てられている。いくつかの場合には、第1のエピトープのアミノ酸配列は第2のエピトープのアミノ酸配列に隣接している。

0191

いくつかの場合には、免疫応答は、1型免疫応答である。いくつかの場合には、免疫応答は、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1超であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、I型サイトカイン産生のII型サイトカイン産生に対する比率が1未満であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1超であることを特徴とする。いくつかの場合には、免疫応答は、IFN−γ産生のIL−10産生に対する比率が1未満であることを特徴とする。

0192

いくつかの場合には、組成物を対象に投与する。いくつかの場合には、対象は、組成物の投与を必要としている。いくつかの場合には、組成物は、対象において免疫応答を引き出すのに有効である。いくつかの場合には、組成物は、対象において結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連するいくつかの細胞を排除するのに有効である。いくつかの場合には、対象において結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんに関連する細胞の増殖を予防するために組成物を使用する。

0193

いくつかの場合には、対象は、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有するヒト;結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有するマウス;および結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんを有するラットからなる群から選択される。いくつかの場合には、対象は、結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないヒト;結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないマウス;および結腸直腸がんも、NSCLCも、卵巣がんも有さないラットからなる群から選択される。

0194

結腸直腸がんとは、結腸がんおよび直腸がんを含めたがんを言い表すものである。いくつかの場合には、結腸直腸がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する結腸細胞、異型特徴を発現する直腸細胞、前新生物結腸細胞、前新生物直腸細胞、結腸がん細胞、直腸がん細胞、前浸潤結腸がん細胞、前浸潤直腸がん細胞、結腸がん幹細胞、直腸がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、またはこれらの組合せから選択される。

0195

非小細胞肺がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する肺細胞、前新生物肺細胞、肺がん細胞、前浸潤肺がん細胞、肺がん幹細胞、上皮細胞、間葉細胞、間質細胞、およびこれらの組合せからなる群から選択される。

0196

いくつかの場合には、少なくとも第1のエピトープは医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体をさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、少なくとも第1のエピトープは、アジュバントをさらに含む医薬組成物中に含有される。いくつかの場合には、組成物は、アジュバントおよび医薬担体をさらに含む。いくつかの場合には、アジュバントはGM−CSFである。

0197

いくつかの場合には、組成物を対象に投与する。いくつかの場合には、対象は、それを必要としている。いくつかの場合には、対象においてがん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を予防するための方法が本発明において提供され、したがって、方法は、対象に、本明細書に記載の組成物を投与するステップを含む。いくつかの場合には、対象においてがん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を処置するための方法が本発明において提供され、したがって、方法は、対象に、本明細書に記載の組成物を投与するステップを含む。いくつかの場合には、投与するステップは、対象に、少なくとも1回用量の本明細書に記載の組成物を送達することをさらに含む。いくつかの場合には、投与するステップは、対象に、本明細書に記載の組成物を皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、局所適用または吸入によって送達することをさらに含む。いくつかの場合には、対象は、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有するヒト、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有するマウスおよびがん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有するラットからなる群から選択される。いくつかの場合には、対象は、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有さないヒト、がん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有さないマウス、およびがん(例えば、結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がん)を有さないラットからなる群から選択される。

0198

本開示は、本明細書に記載の組成物を調製するためのキットであって、組成物を調製するための説明書を含むキットも提供する。本開示は、本明細書に記載の組成物を投与するためのキットであって、組成物を投与するための説明書を含むキットも提供する。

0199

医薬組成物用のプラスミド
いくつかの場合には、エピトープは、ペプチドに基づくワクチンに直接使用されるヒトタンパク質に由来する。他の場合では、エピトープは、ヒトタンパク質に由来し、エピトープをコードする核酸配列は、投与後に対象においてエピトープの発現が誘導されるように設計された核酸構築物に組み入れられる。ある態様では、核酸構築物にコードされるエピトープにより、少なくとも1つのエピトープに対する免疫応答を、タンパク質の特定のセット(例えば、自己タンパク質)に対して、同伴、増幅、弱毒化、抑制、または排除することが可能になる。いくつかの場合には、ペプチドまたは核酸構築物を、Th1免疫応答を誘導、増幅または同伴するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化する。いくつかの場合には、エピトープは伸長Th1エピトープである。他の場合では、ペプチドまたは核酸構築物を、それを必要とする対象(例えば、ヒトまたは動物)における病的反応を抑制、弱毒化または排除するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化する。

0200

一部の態様では、本明細書に記載の組成物は、組成物(例えば、ワクチン)の投与後に対象において少なくとも1つのエピトープを発現させるための核酸配列を含有するプラスミドを含む。核酸配列を発現させるための医薬用途に適することが当業者に公知の任意のプラスミド骨格(例えば、ベクター)を本明細書に記載の組成物に使用することができる。いくつかの場合には、市販のプラスミド骨格を使用する。ある態様では、プラスミドpUMVC3を使用する。いくつかの場合には、市販のプラスミド骨格を、使用する前に改変するか、突然変異させるか、操作するか、またはクローニングする。他の場合では、市販されていないプラスミド骨格を使用する。

0201

一部の態様では、少なくとも1つのエピトープの核酸配列を挿入する前には、プラスミド骨格は、約500bp、約1.0kB、約1.2kB、約1.4kB、約1.6kB、約1.8kB、約2.0kB、約2.2kB、約2.4kB、約2.6kB、約2.8kB、約3.0kB、約3.2kB、約3.4kB、約3.6kB、約3.8kB、約4.0kB、約4.2kB、約4.4kB、約4.6kB、約4.8kB、約5.0kB、約5.2kB、約5.4kB、約5.6kB、約5.8kB、約6.0kB、約6.2kB、約6.4kB、約6.6kB、約6.8kB、約7.0kB、約7.2kB、約7.4kB、約7.6kB、約7.8kB、約8.0kB、約8.2kB、約8.4kB、約8.6kB、約8.8kB、約9.0kB、約9.2kB、約9.4kB、約9.6kB、約9.8kB、約10.0kB、約10.2kB、約10.4kB、約10.6kB、約10.8kB、約11.0kB、約11.2kB、約11.4kB、約11.6kB、約11.8kB、約12.0kB、約12.2kB、約12.4kB、約12.6kB、約12.8kB、約13.0kB、約13.2kB、約13.4kB、約13.6kB、約13.8kB、約14kB、約14.5kB、約15kB、約15.5kB、約16kB、約16.5kB、約17kB、約17.5kB、約18kB、約18.5kB、約19kB、約19.5kB、約20kB、約30kB、約40kB、約50kB、約60kB、約70kB、約80kB、約90kB、約100kB、約110kB、約120kB、約130kB、約140kB、約150kB、約160kB、約170kB、約180kB、約190kBまたは約200kB未満の長さである。ある態様では、プラスミドは、少なくとも1つのエピトープをコードする核酸配列を付加する前には、約4kBの長さである。

0202

いくつかの場合には、本明細書に記載の組成物は、1個のプラスミドを含む。他の場合では、本明細書に記載の組成物は、1個超のプラスミドを含む。ある態様では、本明細書に記載の組成物は、2個のプラスミド、3個のプラスミド、4個のプラスミド、5個のプラスミド、6個のプラスミド、7個のプラスミド、8個のプラスミド、9個のプラスミド、10個のプラスミド、11個のプラスミド、12個のプラスミド、13個のプラスミド、14個のプラスミド、15個のプラスミド、16個のプラスミド、17個のプラスミド、18個のプラスミド、19個のプラスミド、20個のプラスミドまたは20個超のプラスミドを含む。

0203

いくつかの場合には、プラスミドの少なくとも1つのエピトープをコードする核酸は、デオキシリボ核酸である。ある態様では、デオキシリボ核酸は、一本鎖二本鎖または相補的なものである。いくつかの場合には、デオキシリボ核酸は、ゲノムミトコンドリアまたはプラスミドデオキシリボ核酸に由来する。他の場合では、プラスミドの核酸はリボ核酸である。ある態様では、リボ核酸は一本鎖または二本鎖である。いくつかの場合には、リボ核酸は、マイクロリボ核酸、アンチセンスリボ核酸、小分子ヘアピン型リボ核酸、低分子干渉リボ核酸メッセンジャーリボ核酸、トランスファーリボ核酸、リボソームリボ核酸などである。いくつかの場合には、プラスミドの核酸は、デオキシリボ核酸の一部分およびリボ核酸の一部分である。

0204

プラスミドの少なくとも1つのエピトープをコードする核酸は、核酸から発現されるエピトープによって対象において免疫応答がもたらされるような、任意の種に由来する。いくつかの場合には、対象は、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトである。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、核酸の任意の供給源から当業者に公知の方法および技法を使用して単離される。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、当業者に公知の方法および技法を使用してプラスミド骨格にクローニングすることができる。

0205

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のCDC25Bに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDC25Bを発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のCDC25Bに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDC25Bを発現させる。

0206

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するCDC25Bに対する核酸配列を使用して対象においてCDC25Bを発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するCDC25Bに対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてCDC25Bを発現させる。

0207

時には、CDC25Bエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号1〜2から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。CDC25Bエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号1〜2の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0208

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のCOX2に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてCOX2を発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のCOX2に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてCOX2を発現させる。

0209

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するCOX2に対する核酸配列を使用して対象においてCOX2を発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するCOX2に対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてCOX2を発現させる。

0210

COX2エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号3〜10から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。COX2エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号3〜10の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0211

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のEGFRに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてEGFRを発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のEGFRに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてEGFRを発現させる。

0212

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するEGFRに対する核酸配列を使用して対象においてEGFRを発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するEGFRに対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてEGFRを発現させる。

0213

EGFRエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号11〜13から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。EGFRエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号11〜13の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0214

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある実施形態では、ヒト由来のFASCIN1に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてFASCIN1を発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のFASCIN1に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてFASCIN1を発現させる。

0215

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するFASCIN1に対する核酸配列を使用して対象においてFASCIN1を発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するFASCIN1に対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてFASCIN1を発現させる。

0216

FASCIN1エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号14〜22から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。FASCIN1エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号14〜22の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0217

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のIGF1Rに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF1Rを発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のIGF1Rに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF1Rを発現させる。

0218

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するIGF1Rに対する核酸配列を使用して対象においてIGF1Rを発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するIGF1Rに対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてIGF1Rを発現させる。

0219

IGF1Rエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号23〜26から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。IGF1Rエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号23〜26の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0220

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のPRL3に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてPRL3を発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のPRL3に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてPRL3を発現させる。

0221

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するPRL3に対する核酸配列を使用して対象においてPRL3を発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するPRL3に対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてPRL3を発現させる。

0222

PRL3エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号27〜31から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。PRL3エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号27〜31の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0223

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のRCAS1に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてRCAS12を発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のRCAS1に対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてRCAS1を発現させる。

0224

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するRCAS1に対する核酸配列を使用して対象においてRCAS1を発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するRCAS1に対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてRCAS1を発現させる。

0225

RCAS1エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号32〜36から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。RCAS1エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号32〜36の少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0226

いくつかの場合には、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対して内因性の核酸配列である。ある態様では、ヒト由来のVCPに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてVCPを発現させる。他の場合では、抗原エピトープに対する核酸配列は、対象に対して外因性の核酸配列である。ある態様では、非ヒト由来のVCPに対する核酸配列を使用して、ヒトにおいてVCPを発現させる。

0227

いくつかの場合には、抗原性エピトープを発現させるために使用する核酸配列は、野生型核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するVCPに対する核酸配列を使用して対象においてVCPを発現させる。他の場合では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列である。ある態様では、ある種のゲノム内に天然に存在するVCPに対する核酸配列を、当業者に公知の分子技法を使用して改変し、それを使用して対象においてVCPを発現させる。

0228

VCPエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号37〜45から選択される配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをコードしてもよい。VCPエピトープを発現させるために使用する核酸配列は、ポリペプチドの配列が配列番号37〜45のうちの少なくとも8アミノ酸と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%同一であるポリペプチドをさらにコードしてもよい。

0229

本明細書に記載の組成物は、単一のプラスミド骨格上にコードされる短いエピトープを含有してよい。一部の態様では、短いエピトープは、40個未満のアミノ酸を含んでよい。いくつかの場合には、プラスミド骨格は、1つの短いエピトープをコードする。他の場合では、本明細書に記載のプラスミドは、1つ超の短いエピトープをコードする。ある態様では、本明細書に記載の組成物は、2つの短いエピトープ、3つの短いエピトープ、4つの短いエピトープ、5つの短いエピトープ、6つの短いエピトープ、7つの短いエピトープ、8つの短いエピトープ、9つの短いエピトープ、10個の短いエピトープ、11個の短いエピトープ、12個の短いエピトープ、13個の短いエピトープ、14個の短いエピトープ、15個の短いエピトープ、16個の短いエピトープ、17個の短いエピトープ、18個の短いエピトープ、19個の短いエピトープ、20個の短いエピトープまたは20個超の短いエピトープをコードする。ある態様では、プラスミドは、6つ以下の短いエピトープをコードする。

0230

一部の態様では、本明細書に記載の組成物は、単一のプラスミド骨格上にコードされる伸長エピトープを含有する。一部の態様では、伸長エピトープは、40〜80アミノ酸を含んでよい。いくつかの場合には、プラスミドは、1つの伸長エピトープをコードする。他の場合では、組成物は、1種超の伸長エピトープをコードする。ある態様では、プラスミドは、2つの伸長エピトープ、3つの伸長エピトープ、4つの伸長エピトープ、5つの伸長エピトープ、6つの伸長エピトープ、7つの伸長エピトープ、8つの伸長エピトープ、9つの伸長エピトープ、10個の伸長エピトープ、11個の伸長エピトープ、12個の伸長エピトープ、13個の伸長エピトープ、14個の伸長エピトープ、15個の伸長エピトープ、16個の伸長エピトープ、17個の伸長エピトープ、18個の伸長エピトープ、19個の伸長エピトープ、20個の伸長エピトープまたは20個超の伸長エピトープをコードする。ある態様では、プラスミドは、4つ以下の伸長エピトープをコードする。

0231

本明細書に記載の結腸直腸がん、NSCLC、または卵巣がんワクチンの組成物は、単一のプラスミド骨格上に短いエピトープおよび伸長エピトープを含有してよい。いくつかの場合には、プラスミドは、1つの短いエピトープを含む。他の場合では、本明細書に記載のプラスミドの組成物は、1つ超の短いエピトープを含む。ある態様では、本明細書に記載のプラスミドの組成物は、2つの短いエピトープ、3つの短いエピトープ、4つの短いエピトープ、5つの短いエピトープ、6つの短いエピトープ、7つの短いエピトープ、8つの短いエピトープ、9つの短いエピトープ、10個の短いエピトープ、11個の短いエピトープ、12個の短いエピトープ、13個の短いエピトープ、14個の短いエピトープ、15個の短いエピトープ、16個の短いエピトープ、17個の短いエピトープ、18個の短いエピトープ、19個の短いエピトープ、20個の短いエピトープまたは20個超の短いエピトープを含む。

0232

プラスミドは、1つの伸長エピトープをコードしてよい。本明細書に記載の組成物は、1つ超の伸長エピトープをコードしてよい。ある態様では、本明細書に記載の組成物は、2つの伸長エピトープ、3つの伸長エピトープ、4つの伸長エピトープ、5つの伸長エピトープ、6つの伸長エピトープ、7つの伸長エピトープ、8つの伸長エピトープ、9つの伸長エピトープ、10個の伸長エピトープ、11個の伸長エピトープ、12個の伸長エピトープ、13個の伸長エピトープ、14個の伸長エピトープ、15個の伸長エピトープ、16個の伸長エピトープ、17個の伸長エピトープ、18個の伸長エピトープ、19個の伸長エピトープ、20個の伸長エピトープまたは20個超の伸長エピトープをコードする。

0233

一部の態様では、エピトープをコードする1つ超の配列を含有する組成物に対するプラスミドは、各エピトープ配列の間にスペーサーを含有する。一部の態様では、スペーサーは、10アミノ酸未満で構成される、間に入るアミノ酸配列を含む。いくつかの場合には、短いエピトープの配列は、スペーサーを使用せずにタンデムにコードされる。いくつかの場合には、伸長エピトープの配列は、スペーサーを使用せずにタンデムにコードされる。いくつかの場合には、短いエピトープの配列は、スペーサーを使用してタンデムにコードされる。いくつかの場合には、伸長エピトープの配列は、スペーサーを使用してタンデムにコードされる。

0234

核酸配列を発現させるための医薬用途に適することが当業者に公知の任意のプラスミド骨格(例えば、ベクター)を本明細書に記載の組成物に使用することができる。

0235

ベクターは環状プラスミドであっても直鎖状核酸であってもよい。環状プラスミドまたは直鎖状核酸は、適切な対象の細胞において特定のヌクレオチド配列の発現を導くことが可能であり得る。ベクターは、終結シグナル作動可能に連結していてよい、ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と作動可能に連結したプロモーターを有してよい。ベクターは、ヌクレオチド配列の適切な翻訳のために必要な配列も含有してよい。目的のヌクレオチド配列を含むベクターは、キメラであってもよく、つまり、当該ベクターの構成成分の少なくとも1つが当該ベクターの他の構成成分の少なくとも1つに対して異種性のものであることを意味する。発現カセットにおけるヌクレオチド配列の発現は、構成的プロモーターの制御下にあってもよく、宿主細胞がいくつかの特定の外部刺激曝露した時にのみ転写を開始することができる誘導性プロモーターの制御下にあってもよい。

0236

ベクターはプラスミドであってよい。プラスミドは細胞にポリペプチドをコードする核酸をトランスフェクトするために有用なものであってよく、形質転換された宿主細胞は、ポリペプチドの発現が起こる条件下で培養し、維持することができる。

0237

プラスミドは、本明細書に開示されている種々のポリペプチドのうちの1つまたは複数をコードする核酸配列を含んでよい。単一のプラスミドは、単一のポリペプチドのコード配列、または1つ超のポリペプチドのコード配列を含有してよい。時には、プラスミドは、サイトカインなどの免疫賦活分子などのアジュバントをコードするコード配列をさらに含んでよい。

0238

プラスミドは、コード配列の上流にあってよい開始コドン、およびコード配列の下流にあってよい終止コドンをさらに含んでよい。開始および終結コドンは、コード配列とインフレームであってよい。プラスミドは、コード配列と作動可能に連結したプロモーター、およびコード配列の上流のエンハンサーも含んでよい。エンハンサーは、ヒトアクチン、ヒトミオシンヒトヘモグロビン、ヒト筋肉クレアチン、またはCMV、FMDV、RSVもしくはEBVに由来するものなどのウイルスエンハンサーであってもよい。ポリヌクレオチド機能増強は、米国特許第5,593,972号、同第5,962,428号、およびW094/016737に記載されている。

0239

プラスミドは、真核生物または原核生物での発現のいずれかに適するものであってよい。プラスミドは、細菌(例えば、E.coli)、昆虫酵母、または哺乳動物供給源に由来してもよい。プラスミドは、無細胞発現系のためのものであってもよい。

0240

適切な細菌プラスミドとしては、pSE420、pcDNAI、pcDNA 3、pACYC177、pASK75、pBADベクターシリーズ、pBADMベクターシリーズ、pETベクターシリーズ、pETMベクターシリーズ、pGEXベクターシリーズ、pHAT、pHAT2、pMal−c2、pMal−p2、pQEベクターシリーズ、pRSETA、pRSET B、pRSET C、pTrcHis2シリーズ、pZA31−Luc、pZE21−MCS−1、pFLAGATS、pFLAGCTS、pFLAG MAC、pFLAGシフト−12c、pTAC−MAT−1、pFLAG CTC、またはpTAC−MAT−2を挙げることができる。

0241

例示的な昆虫プラスミドとしては、MAXBAC(商標)、pFastBac1、pFastBacDUAL、pFastBac ET、pFastBacHTa、pFastBac HTb、pFastBac HTc、pFastBac M30a、pFastBact M30b、pFastBac、M30c、pVL1392、pVL1393、pVL1393 M10、pVL1393 M11、pVL1393 M12、pPolh−FLAG1もしくはpPolh−MAT2などのFLAGベクター、またはpPolh−MAT1もしくはpPolh−MAT2などのMATベクターを挙げることができる。

0242

酵母プラスミドとしては、pYES2、Gateway(登録商標)pDEST(商標)14ベクター、Gateway(登録商標)pDEST(商標)15ベクター、Gateway(登録商標)pDEST(商標)17ベクター、Gateway(登録商標)pDEST(商標)24ベクター、Gateway(登録商標)pYES−DEST52ベクター、pBAD−DEST49 Gateway(登録商標)デスティネーションベクター(destination vector)、pAO815 Pichiaベクター、pTEF1/Zeo、pYES2酵母ベクター、pYES2/CT酵母ベクター、pYES2/NTA、BおよびC酵母ベクター、またはpYES3/CT酵母ベクターを挙げることができる。

0243

例示的な哺乳動物プラスミドとしては、pUMVC3、pVAXI、pCEP4、pREP4、pMCP−tag(m)、pTARGET(商標)、FreeStyle(商標)293 system、pFLAG−CMV 3、pFLAG−Myc−CMV 21、p3xFLAG−Myc−CMV 25、pBICEP−CMV 1、pBICEP−CMV 2、またはExpi293(商標)systemを挙げることができる。

0244

無細胞系のための例示的なプラスミドとしては、pF25K ICE T7 Flexi(登録商標)ベクター、pF3A WG(BYDV)Flexi(登録商標)ベクター、pTNT(商標)、またはpCMVTNT(商標)ベクターを挙げることができる。

0245

プラスミドは、プラスミドを投与する細胞における遺伝子発現に十分に適合させることができる調節配列も含んでよい。コード配列は、宿主細胞におけるコード配列のより効率的な転写を可能にし得るコドンを含んでよい。

0246

いくつかの場合には、ベクターは、細胞のゲノムへの統合により標的細胞を形質転換したりまたは染色体外に存在したりすることが可能な環状プラスミド(例えば、複製開始点を有する自律複製プラスミド)である。例示的なベクターとしては、pVAX、pcDNA3.0、またはprovax、または、抗原をコードするDNAを発現させることができ、細胞が、免疫系によって認識される抗原に対する配列を翻訳することを可能にする任意の他の発現ベクターが挙げられる。

0247

核酸に基づくワクチンは、電気穿孔によって対象に効率的に送達し、本明細書に開示されている1つまたは複数のポリペプチドを発現させることが可能な直鎖状核酸ワクチンまたは直鎖状発現カセット(「LEC」)であってもよい。LECは、いかなるリン酸骨格も欠く任意の直鎖状DNAであってよい。DNAは、本明細書に開示されている1つまたは複数のポリペプチドをコードしてもよい。LECは、プロモーター、イントロン、終止コドン、および/またはポリアデニル化シグナルを含有してよい。ポリペプチドの発現は、プロモーターによって制御することができる。LECは、いかなる抗生物質耐性遺伝子および/またはリン酸骨格も含有しないものであってよい。LECは、ポリペプチド発現には無関係の他の核酸配列を含有しないものであってよい。

0248

LECは、直線化することが可能な任意のプラスミドに由来してもよい。プラスミドは、ポリペプチドを発現させることができる。例示的なプラスミドとしては、pNP(プエルトリコ/34)、pM2(ニューレドニア/99)、WLV009、pVAX、pcDNA3.0、provax、または、抗原をコードするDNAを発現させることができ、細胞が、免疫系によって認識される抗原に対する配列を翻訳することを可能にする任意の他の発現ベクターが挙げられる。

0249

組成物は、短い抗原エピトープおよび伸長抗原エピトープを含有するプラスミドに基づくワクチンであってよい。ある態様では、ワクチンのプラスミド(単数または複数)は、4kBのプラスミド骨格(例えば、pUMVC3またはpNGVL3)を使用して構築される。一部の態様では、プラスミドは、1つまたは複数の抗生物質耐性遺伝子を含有する。他の態様では、プラスミドは、カナマイシン耐性遺伝子カルベニシリン耐性遺伝子アンピシリン耐性遺伝子、アクチノマイシンD耐性遺伝子、ストレプトマイシン耐性遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝子ポリミキシン耐性遺伝子、もしくはゼオシン耐性遺伝子、またはこれらの組合せを含有する。ある態様では、pUMVC3は、細菌における選択および繁殖のために複製開始点に加えてカナマイシン耐性遺伝子を含有する。いくつかの場合には、真核細胞における挿入配列(例えば、遺伝子カセット)の発現を促進するために、pUMVC3内の多重クローニング部位に真核生物転写制御エレメントを隣接させる。ある態様では、挿入配列はエピトープである。

0250

ある態様では、抗原エピトープペプチドの核酸コード配列を、プラスミド骨格内にKozakコンセンサス翻訳開始配列、終結コドン、およびクローニング部位集合させる。合成オリゴヌクレオチドポリメラーゼ連鎖反応増幅制限エンドヌクレアーゼ、および核酸リガーゼ(例えば、DNAリガーゼ)を含む当業者に公知の標準の分子技法を使用して、核酸(例えば、DNA断片)を生成し、核酸断片プラスミドベクター骨格に挿入することができる。

0251

いくつかの場合には、プラスミドは、少なくとも1つのタグをコードする核酸配列を含有する。いくつかの場合には、タグはペプチドに翻訳される。当業者に公知のタグの任意の核酸配列を本明細書に記載のプラスミドと一緒に使用することができる。ある態様では、タグは、3つのヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、4つのヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、5つのヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、または6つのヒスチジン残基を有するヒスチジンタグなどである。一部の態様では、当業者に公知の任意の適切な技法を使用して、対象におけるタグの発現を決定する。

0252

いくつかの場合には、当業者に公知の任意の配列決定技法を使用してプラスミドの配列決定を行い、したがって、配列決定技法の結果により、プラスミド全体のヌクレオチドベル分解能がもたらされる。

0253

一部の態様では、組成物は、多抗原がんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)である。ある態様では、多抗原がんワクチン(例えば、結腸直腸がん、非小細胞肺がん、または卵巣がんワクチン)は、複数の抗原を含有する。いくつかの場合には、1つの抗原の発現が、異なる抗原の発現に影響を及ぼす。いくつかの場合には、1つ超の抗原の発現が、異なる抗原の発現に影響を及ぼす。いくつかの場合には、1つの抗原の発現が、1つ超の異なる抗原の発現に影響を及ぼす。いくつかの場合には、1つの抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響を及ぼさない。いくつかの場合には、1つ超の抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響を及ぼさない。いくつかの場合には、1つの抗原の発現は、1つ超の異なる抗原の発現に影響を及ぼさない。ある態様では、抗原競合により多抗原ワクチンの免疫原性が限定される。一部の態様では、当業者に公知の任意の技法を使用して、多抗原ワクチンの投与後に引き出される免疫応答が単一の抗原ワクチンとしての各抗原と同等の規模のものであるかどうかを決定する。ある態様では、ELISPOT(例えば、IFN−γの分泌に関して)により、免疫応答の規模を決定する。いくつかの場合には、ELISPOTにより、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトペプチドを検出する。

0254

核酸
単離された核酸分子とは、その天然の環境から取り出された(すなわち、ヒトによる操作に供された)核酸分子であり、その天然の環境とは、核酸分子が天然に見いだされるゲノムまたは染色体である。そのように、「単離された」とは、核酸分子が精製された程度を必ずしも反映しないが、その分子が、核酸分子が天然に見いだされるゲノム全体または染色体全体を含まないことを示す。単離された核酸分子は遺伝子を含んでよい。遺伝子を含む単離された核酸分子は、そのような遺伝子を含む染色体の断片ではなく、遺伝子に付随するコード領域および調節領域を含むが、同じ染色体上に天然に見いだされる追加の遺伝子は含まない。単離された核酸分子は、指定の核酸配列に通常は天然では隣接しない追加の核酸が隣接する(すなわち、配列の5’末端および/または3’末端において)指定の核酸配列(すなわち、異種配列)も含んでよい。単離された核酸分子は、DNA、RNA(例えば、mRNA)、またはDNAもしくはRNAのいずれかの誘導体(例えば、cDNA)を含んでよい。「核酸分子」という物理的な核酸分子を主に指し、「核酸配列」という句は核酸分子上のヌクレオチドの配列を主に指すが、この2つの句は、特にタンパク質またはタンパク質のドメインをコードすることが可能な核酸分子または核酸配列に関して、互換的に使用することができる。

0255

単離された核酸分子は、ゲノムDNAとcDNAの両方のDNA、RNA、またはハイブリッドを含んでよく、核酸は、デオキシリボヌクレオチドリボヌクレオチドの組合せ、ならびにウラシルアデニンチミンシトシングアニンイノシンキサンチンヒポキサンチンイソシトシンおよびイソグアニンを含めた塩基の組合せを含有してよい。核酸は、化学合成方法によってまたは組換え方法によって得ることができる。「核酸分子」という句は物理的な核酸分子を主に指し、「核酸配列」という句は核酸分子上のヌクレオチドの配列を主に指すが、この2つの句は、特にタンパク質またはタンパク質のドメインをコードすることが可能な核酸分子または核酸配列に関して、互換的に使用することができる。

0256

核酸分子とは、共有結合によって連結した少なくとも2つのヌクレオチドを指し得る。本明細書に記載の核酸は、リン酸ジエステル結合を含有してよいが、いくつかの場合には、下に概説されている通り(例えばプライマーおよび標識プローブなどのプローブの構築において)、例えば、ホスホルアミド(Beaucageら、Tetrahedron 49巻(10号):1925頁(1993年)およびその中の参考文献;Letsinger, J. Org. Chem. 35巻:3800頁(1970年);Sprinzlら、Eur. J. Biochem. 81巻:579頁(1977年);Letsingerら、Nucl. AcidsRes. 14巻:3487頁(1986年);Sawaiら、Chem. Lett. 805頁(1984年)、Letsingerら、J. Am. Chem. Soc. 110巻:4470頁(1988年);およびPauwelsら、Chemica Scripta 26巻:141頁(1986年))、ホスホロチオエート(Magら、Nucleic Acids Res. 19巻:1437頁(1991年);および米国特許第5,644,048号)、ホスホジチオエート(Briuら、J. Am. Chem. Soc. 111巻:2321頁(1989年))、O−メチルホスホロアミダイト連結(Eckstein, Oligonucleotides and Analogues: A Practical Approach、Oxford University Pressを参照されたい)、ならびにペプチド核酸(本明細書では「PNA」とも称される)骨格および連結(その全てが参照により組み込まれる、Egholm、J. Am. Chem. Soc. 114巻:1895頁(1992年);Meierら、Chem. Int. Ed. Engl. 31巻:1008頁(1992年);Nielsen、Nature、365巻:566頁(1993年);Carlssonら、Nature 380巻:207頁(1996年)を参照されたい)を含む代替の骨格を有し得る核酸類似体が含まれる。他の類似体核酸としては、ロックド核酸(本明細書では「LNA」とも称される)、Koshkinら、J. Am. Chem. Soc. 120巻、13252〜3頁(1998年);陽性骨格(Denpcyら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92巻:6097頁(1995年));非イオン性骨格(米国特許第5,386,023号、同第5,637,684号、同第5,602,240号、同第5,216,141号および同第4,469,863号;Kiedrowshiら、Angew. Chem. Intl. Ed. English 30巻:423頁(1991年);Letsingerら、J. Am. Chem. Soc. 110巻:4470頁(1988年);Letsingerら、Nucleoside & amp;Nucleotide 13巻:1597頁(1994年);第2章および第3章、ASCSymposium Series 580巻、「Carbohydrate Modifications inAntisense Research」、Y. S. SanghuiおよびP. Dan Cook編;Mesmaekerら、Bioorganic & Medicinal Chem. Lett. 4巻:395頁(1994年);Jeffsら、J. Biomolecular NMR34巻:17頁(1994年);Tetrahedron Lett. 37巻:743頁(1996年))、ならびに、米国特許第5,235,033号および同第5,034,506号、および第6章および第7章、ASC Symposium Series 580巻、「CarbohydrateModifications in Antisense Research」、Y. S. SanghuiおよびP. Dan Cook編に記載されているものを含めた非リボース骨格を含めた、二環構造を有するものが挙げられる。1つまたは複数の炭素環式糖を含有する核酸も核酸の定義に包含される(Jenkinsら、Chem. Soc. Rev.(1995年)、169〜176頁を参照されたい)。いくつかの核酸類似体は、Rawls、C & E News、1997年6月2日、35頁に記載されている。「ロックド核酸」も核酸類似体の定義に包含される。LNAは、リボース環が、2’−O原子と4’−C原子を接続するメチレン橋によって「ロック」された核酸類似体のクラスである。これらの参考文献は全て、これにより明白に参照により組み込まれる。これらのリボース−リン酸骨格の修飾は、そのような分子の生理的環境における安定性および半減期を増大するために行うことができる。例えば、PNA:DNAおよびLNA−DNAハイブリッドはより高い安定性を示す可能性があり、したがって、一部の実施形態において使用することができる。標的核酸は、規定の通り一本鎖であっても二本鎖であってもよく、または、二本鎖もしくは一本鎖配列の両方の部分を含有する。適用に応じて、核酸は、DNA(例えば、ゲノムDNA、ミトコンドリアDNA、およびcDNAを含む)、RNA(例えば、mRNAおよびrRNAを含む)またはハイブリッドであってよく、核酸は、デオキシリボヌクレオチドとリボヌクレオチドの任意の組合せ、および、ウラシル、アデニン、チミン、シトシン、グアニン、イノシン、キサンチン(xathanine)、ヒポキサンチン(hypoxathanine)、イソシトシン、イソグアニンなどを含めた塩基の任意の組合せを含有する。

0257

組換え核酸分子は、トランスフェクトされる細胞における核酸分子(複数可)の発現を有効に調節することができる任意の転写制御配列の少なくとも1つと作動可能に連結した、本明細書に記載の1つまたは複数のタンパク質のいずれかをコードする任意の核酸配列の少なくとも1つを含み得る分子である。「核酸分子」という句は物理的な核酸分子を主に指し、「核酸配列」という句は核酸分子上のヌクレオチドの配列を主に指すが、この2つの句は、特にタンパク質をコードすることが可能な核酸分子または核酸配列に関して、互換的に使用することができる。さらに、「組換え分子」という句は転写制御配列と作動可能に連結した核酸分子を主に指すが、動物に投与される「核酸分子」という句と互換的に使用することができる。

0258

組換え核酸分子は、任意の核酸配列、一般には異種配列であり、本発明の融合タンパク質をコードする単離された核酸分子と作動可能に連結しており、融合タンパク質の組換えによる産生を可能にすることができ、本発明に従って核酸分子を宿主細胞に送達することができる、組換えベクターを含む。そのようなベクターは、ベクター内に挿入される単離された核酸分子と天然には隣接して見いだされない核酸配列を含有してよい。ベクターは、RNAまたはDNAのいずれであってもよく、原核生物または真核生物のいずれであってもよく、本発明では、ウイルスまたはプラスミドであることが好ましい。組換えベクターは、クローニング、配列決定、および/または核酸分子の他の操作において使用することができ、そのような分子の送達において使用することができる(例えば、DNA組成物またはウイルスベクターに基づく組成物などの場合)。組換えベクターは、核酸分子を発現させるために使用することが好ましく、発現ベクターとも称することができる。好ましい組換えベクターは、トランスフェクトされた宿主細胞において発現させることが可能である。

0259

一部の態様では、組換え分子は、転写制御配列、翻訳制御配列、複製開始点、および宿主細胞に適合し、本発明の核酸分子の発現を制御する他の調節配列などの調節配列を含有する発現ベクターと作動可能に連結した核酸分子を包含する。ある態様では、組換え分子は、1つまたは複数の発現制御配列と作動可能に連結した核酸分子を包含する。「作動可能に連結した」という句は、宿主細胞がトランスフェクト(すなわち、形質転換、形質導入またはトランスフェクト)された際に核酸分子が発現されるように、核酸分子を発現制御配列に連結することを指す。

0260

医薬組成物
一部の態様では、本開示の免疫原性組成物は、対象にin vivo投与するためのワクチンとして製剤化することが好ましく、したがって、それらにより、許容される対象の百分率についての各抗原性構成成分についての抗体保有率に関する基準よりも優れた抗体価が付与される。付随する抗体価が、対象が抗原に対してセロコンバージョンすると考えられるものを超える抗原が周知であり、そのような力価は、WHOなどの組織により公開されている。一部の態様では、好ましくは統計的に有意な対象の試料の80%超、より好ましくは90%超、さらに好ましくは93%超、最も好ましくは96〜100%がセロコンバージョンする。

0261

一部の態様では、本開示の免疫原性組成物は、アジュバント添加することが好ましい。適切なアジュバントとしては、水酸化アルミニウムゲルアラム)もしくはリン酸アルミニウムなどのアルミニウム塩カルシウム、鉄もしくは亜鉛の塩、またはアシル化チロシンもしくはアシル化糖の不溶性懸濁剤陽イオン性もしくは陰イオン性誘導体化された多糖、またはポリホスファゼンが挙げられる。

0262

時には、アジュバントは、TH1型応答を引き出すことができる。他の時には、アジュバントは、TH2型応答を引き出すことができる。TH1型応答は、IFN−γなどのサイトカインの産生を特徴とし得、対照的に、TH2型応答は、IL−4、IL−5およびIL−10などのサイトカインの産生を特徴とし得る。

0263

一部の態様では、アジュバントは、免疫応答の細胞媒介性枝を補助するために、TH1型の応答の優先的な誘導因子になるように選択する。

0264

適切なアジュバントとしては、サイトカインなどの刺激性分子を挙げることができる。サイトカインの非限定的な例としては、CCL20、a−インターフェロン(IFN−a)、β−インターフェロン(IFN−β)、γ−インターフェロン、血小板由来増殖因子(PDGF)、TNFa、TNFp、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、上皮増殖因子(EGF)、皮膚T細胞誘引ケモカイン(CTACK)、上皮胸腺発現ケモカイン(TECK)、粘膜関連上皮ケモカイン(MEC)、IL−12、IL−15、IL−28、MHC、CD80、CD86、IL−1、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−10、IL−18、MCP−1、MIP−1a、MIP−1−、IL−8、L−セレクチン、P−セレクチン、E−セレクチン、CD34、GlyCAM−1、MadCAM−1、LFA−1、VLA−1、Mac−1、pl50.95、PECAM、ICAM−1、ICAM−2、ICAM−3、CD2、LFA−3、M−CSF、G−CSF、IL−18の突然変異形態、CD40、CD40L、血管増殖因子線維芽細胞増殖因子、IL−7、神経増殖因子、血管内皮増殖因子、Fas、TNF受容体、Fit、Apo−1、p55、WSL−1、DR3、TRAMP、Apo−3、AIR、LARD、NGRF、DR4、DRS、KILLER、TRAIL−R2、TRICK2、DR6、カスパーゼICE、Fos、c−jun、Sp−1、Ap−1、Ap−2、p38、p65Rel、MyD88、IRAK、TRAF6、IkB、不活性NIK、SAPK、SAP−I、JNK、インターフェロン応答遺伝子、NFkB、Bax、TRAIL、TRAILrec、TRAILrecDRC5、TRAIL−R3、TRAIL−R4、RANK、RANK LIGAND、Ox40、Ox40 LIGAND、NKG2D、MICA、MICB、NKG2A、NKG2B、NKG2C、NKG2E、NKG2F、TAPI、およびTAP2が挙げられる。いくつかの場合には、アジュバントは、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)である。

0265

追加のアジュバントとしては、MCP−1、MIP−1a、MIP−1p、IL−8、RANTES、L−セレクチン、P−セレクチン、E−セレクチン、CD34、GlyCAM−1、MadCAM−1、LFA−1、VLA−1、Mac−1、pl50.95、PECAM、ICAM−1、ICAM−2、ICAM−3、CD2、LFA−3、M−CSF、G−CSF、IL−4、IL−18の突然変異形態、CD40、CD40L、血管増殖因子、線維芽細胞増殖因子、IL−7、IL−22、神経増殖因子、血管内皮増殖因子、Fas、TNF受容体、Fit、Apo−1、p55、WSL−1、DR3、TRAMP、Apo−3、AIR、LARD、NGRF、DR4、DR5、KILLER、TRAIL−R2、TRICK2、DR6、カスパーゼICE、Fos、c−jun、Sp−1、Ap−1、Ap−2、p38、p65Rel、MyD88、IRAK、TRAF6、IkB、不活性NIK、SAPK、SAP−1、JNK、インターフェロン応答遺伝子、NFkB、Bax、TRAIL、TRAILrec、TRAILrecDRC5、TRAIL−R3、TRAIL−R4、RANK、RANK LIGAND、Ox40、Ox40 LIGAND、NKG2D、MICA、MICB、NKG2A、NKG2B、NKG2C、NKG2E、NKG2F、TAP1、TAP2、およびそれらの機能性断片が挙げられる。

0266

一部の態様では、アジュバントは、toll様受容体モジュレーターであってよい。toll様受容体のモジュレーターの例としては、TLR−9アゴニストが挙げられ、また、イミキモドなどのtoll様受容体の小分子モジュレーターに限定されない。本明細書の記載のワクチンと組み合わせて使用されるアジュバントの他の例として、サポニン、CpGODNなどを挙げるこができ、これらに限定されない。

0267

時には、アジュバントは、水酸化アルミニウムゲル(アラム)、リン酸アルミニウムなどのアルミニウム塩、カルシウム、鉄または亜鉛の塩を含んでよく、またはアシル化チロシンもしくはアシル化糖の不溶性懸濁剤、陽イオン性もしくは陰イオン性に誘導体化された多糖、またはポリホスファゼンであってよい。

0268

時には、アジュバントは、完全フロイントアジュバント(CFA)であってよい。完全フロイントアジュバントは、抗体産生の刺激に関与し得る、熱により死滅させたマイコバクテリアを含有してよい。

0269

アジュバントは、不完全フロイントアジュバント(IFA)も含んでよい。油中水(w/o)エマルションである不完全フロイントアジュバントは、注射部位における貯留の形成および抗体を産生する形質細胞の刺激を通じてTh2に偏った応答を引き出すことができる。

0270

一部の態様では、主にTh1応答を促進する適切なアジュバント系として、モノホスホリルリピドAまたはその誘導体、特に3−de−O−アシル化モノホスホリルリピドA、およびモノホスホリルリピドA、好ましくは3−de−O−アシル化モノホスホリルリピドA(3D−MPL)とアルミニウム塩の組合せが挙げられる。一部の態様では、増強された系は、モノホスホリルリピドAとサポニン誘導体の組合せ、特に、WO94/00153に開示されているQS21と3D−MPLの組合せ、または、WO96/33739に開示されている通り、QS21がコレステロールクエンチされる、反応源性がより低い組成物を伴う。一部の態様では、特に強力なアジュバント製剤は、WO95/17210に記載の通り、QS21、3D−MPLおよびトコフェロール水中油エマルションとして伴う。一部の態様では、ワクチンは、サポニン、より好ましくはQS21をさらに含む。一部の態様では、製剤はまた、水中油エマルションおよびトコフェロールも含む(WO95/17210)。一部の態様では、オリゴヌクレオチドを含有する非メチル化CpG(WO96/02555)もTH1応答の優先的な誘導因子であり、本開示における使用に適する。

0271

一部の態様では、アルミニウム塩は、上記の免疫原性組成物において好ましいアジュバントである。一部の態様では、本開示の組成物中のアジュバント(特にアルミニウム塩)のレベルを最小限にするために、多糖コンジュゲートにはアジュバント添加しない。

0272

一部の態様では、本開示によるワクチンは、アジュバントまたは免疫賦活薬、例えば、これらに限定されないが、任意の供給源に由来する無毒化リピドAおよびリピドAの無毒性誘導体、サポニンならびにTH1型応答を刺激することが可能な他の試薬などをさらに含む。腸内細菌リポ多糖LPS)は、免疫系の強力な刺激物質であるが、アジュバントとしてのその使用は、その毒作用により縮小されることが長年にわたり公知である。還元末端グルコサミンからコア炭水化物基およびリン酸を除去することによって作製されるLPSの無毒性誘導体であるモノホスホリルリピドA(MPL)はRibiら(1986年、Immunology andImmunopharmacology of bacterial endotoxins、Plenum Publ.Corp.、NY、407〜419頁)により記載されている。

0273

MPLのさらなる無毒化バージョン二糖骨格の3位からアシル鎖を除去することにより生じ、3−O−脱アシル化モノホスホリルリピドA(3D−MPL)と称される。一部の態様では、3D−MPLは、ジホスホリルリピドAおよびその3−O−脱アシル化バリアントの調製も開示されている参考文献であるGB2122204Bにおいて教示されている方法によって精製および調製される。

0274

3D−MPLの好ましい形態は、直径0.2μm未満の小さな粒子サイズを有するエマルションの形態であり、その製造方法は、WO94/21292に開示されている。モノホスホリルリピドAおよび界面活性物質を含む水性製剤はWO9843670A2に記載されている。一部の態様では、本開示の組成物中に製剤化される細菌リポ多糖由来のアジュバントは、細菌供給源から精製および処理され、あるいは合成品である。ある態様では、精製されたモノホスホリルリピドAは、Ribiら、1986年(上記)に記載されており、Salmonella sp.に由来する3−O−脱アシル化モノホスホリルまたはジホスホリルリピドAは、GB2220211およびUS4912094に記載されている。他の精製および合成リポ多糖が記載されている(Hilgersら、1986年、Int. ArchAllergy. Immunol、79巻(4号):392〜6頁;Hilgersら、1987年、Immunology、60巻(1号):141〜6頁;およびEP0549074B1)。一部の態様では、特に好ましい細菌リポ多糖アジュバントは3D−MPLである。

0275

したがって、一部の態様では、本開示に使用されるLPS誘導体は、構造がLPSまたはMPLまたは3D−MPLのものと類似した免疫賦活薬である。本開示の別の態様では、LPS誘導体は、上記のMPLの構造に対する下位部分であるアシル化単糖である。

0276

サポニンは、Lacaille-Dubois, MおよびWagner H.(1996年、A review of the biological and pharmacological activities of saponins.Phytomedicine 2巻、363〜386頁)において教示されている。サポニンは、植物および海洋動物界に広範に分布しているステロイドまたはトリテルペン配糖体である。サポニンは、振とうすると発泡するコロイド水溶液を形成すること、およびコレステロールを沈殿させることが知られている。サポニンが細胞膜の近くにあると、サポニンにより膜にポア様構造が創出され、それにより膜の破裂が引き起こされる。赤血球溶血がこの現象の例であり、これは、全てではないが、ある特定のサポニンの性質である。

0277

サポニンは、全身投与用のワクチンにおけるアジュバントとして公知である。個々のサポニンのアジュバントおよび溶血活性当技術分野において広範囲にわたって研究されている(Lacaille-DuboisおよびWagner、上記)。例えば、Quil A(アメリカの木、Quillaja Saponaria Molinaの樹皮に由来する)およびその画分が、US5,057,540および「Saponins as vaccine adjuvants」、Kensil, C. R.、CritRev TherDrug Carrier Syst、1996年、12巻(1〜2号):1〜55頁;およびEP0362279B1に記載されている。

0278

Quil Aの画分を含む、免疫刺激複合体ISCOMS)と称される粒子構造溶血性であり、ワクチンの製造に使用されている(Morein, B.、EP0109942B1;WO96/11711;WO96/33739)。溶血性サポニンQS21およびQS17(Quil AのHPLCにより精製された画分)が強力な全身性アジュバントとして記載されており、それらの作製方法は米国特許第5,057,540号およびEP0362279B1に開示されている。全身ワクチン接種研究に使用されている他のサポニンとしては、GypsophilaおよびSaponariaなどの他の植物種に由来するものが挙げられる(Bomfordら、Vaccine、10巻(9号):572〜577頁、1992年)。

0279

一部の態様では、増強された系は、無毒性リピドA誘導体とサポニン誘導体の組合せ、特に、WO94/00153に開示されているQS21と3D−MPLの組合せ、または、WO96/33739に開示されている通り、QS21がコレステロールでクエンチされる、反応源性がより低い組成物を伴う。

0280

一部の態様では、特に強力なアジュバント製剤は、WO95/17210に記載の通り、QS21および3D−MPLを水中油エマルションとして伴い、これは好ましい製剤である。

0281

したがって、本開示のある態様では、無毒化リピドAまたはリピドAの無毒性誘導体を用いてアジュバント添加した、より好ましくはモノホスホリルリピドAまたはその誘導体を用いてアジュバント添加した、本開示の抗原調製物を含むワクチンが提供される。

0282

一部の態様では、ワクチンは、サポニン、より好ましくはQS21をさらに含むことが好ましい。一部の態様では、製剤は、水中油エマルションをさらに含むことが好ましい。本開示は、本開示の抗原調製物を3D−MPLなどの薬学的に許容される賦形剤と混合するステップを含むワクチン製剤を作製するための方法も提供する。

0283

一部の態様では、本開示によるアジュバント添加したワクチン製剤中に存在することが好ましい追加の構成成分としては、本明細書に記載のオクトキシノールおよびポリオキシエチレンエステル、特にt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Triton X−100)およびポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween 80)などの非イオン性界面活性剤;ならびに本明細書に記載の胆汁酸塩またはコール酸誘導体、特にデオキシコール酸ナトリウムまたはタウデオキシコール酸が挙げられる。したがって、一部の態様では、特に好ましい製剤は、皮内適用に適したワクチンをもたらすために抗原調製物と組み合わせることができる3D−MPL、Triton X−100、Tween 80およびデオキシコール酸ナトリウムを含む。

0284

一部の態様では、本開示の1つの好ましい場合、皮内ワクチンは、小胞アジュバント製剤を含む。この点について、一部の態様では、好ましいアジュバント製剤は、脂質二重層を有するコレステロールを含む、好ましくはジオレオイルホスファチジルコリンを含む単層小胞を含み、サポニンおよびLPS誘導体は脂質二重層と結びついているまたはその中に包埋されている。一部の態様では、これらのアジュバント製剤は、サポニンとしてQS21、およびLPS誘導体として3D−MPLを含むことがより好ましく、QS21:コレステロールの比率は、1:1から1:100質量/質量まで、最も好ましくは1:5質量/質量である。そのようなアジュバント製剤は、その開示が参照により本明細書に組み込まれるEP0822831Bに記載されている。

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