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技術 日焼け止め組成物におけるオイルフリーエモリエント剤

出願人 ロームアンドハースカンパニー
発明者 シャオドン・ルーカーティス・シュワルツ
出願日 2015年6月16日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2016-571404
公開日 2017年7月20日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-519749
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 炭素対酸素比 プロピレンオキシド由来 補正スペクトル ごまかす 環境関連 日焼け止め配合物 湿潤層 感覚的特性
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (2)

課題・解決手段

日焼け止め配合物におけるオイルフリーエモリエント剤として、ならびにSPF及びUV吸収効能促進剤として有用である組成物が提供される。本エモリエント剤は油溶性ポリアルキレングリコールであり、このポリアルキレングリコールは、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含み、ある特定の実施形態においては、式Iの化合物であり、 RO−(PO)n−(BO)m−H (I) 式中、POはプロピレンオキシであり、BOはブチレンオキシであり、Rは直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nは5〜20の平均値を有し、mは4〜16の平均値を有する。

概要

背景

パーソナルケア組成物は、大部分の消費者にとって重要な製品である。パーソナルケア組成物、及び特に日焼け止め組成物は、種々の利点を組成物にもたらす、様々な添加剤を含有する。パーソナルケア組成物において一般に使用される添加剤の中でも、エモリエント剤は、肌の保湿補助するため、特に、乾燥肌を予防及び手入れし、敏感肌を保護し、肌の色合い及び肌理を改善し、欠点をごまかすために使用される。エモリエント剤は、肌への水分補給を増加させたり、経表皮水分喪失(「TEWL」)を予防するためのバリアとして作用したりし得る。また、エモリエント剤は、てかりまたはべたつきといったネガティブ見栄えに煩わされることなく、肌を滑らかかつ張りのある状態に保つ、望ましい感覚を提供することも重要である。しかしながら、日焼け止め組成物において、そのような有益な保湿及び感触の特性を達成し、一方でSPF及びUV吸収の効能を促進することは困難であり得る。

オイルフリースキンケア製品は、元来、鉱物油ワセリンエステル、及びトリグリセリドといった、毛穴を詰まらせる可能性が高い物質の使用を回避するために開発された。スキンケア市場の多くのオイルフリー製品は疎水性成分を含有せず、これにより短期的な肌への水分補給は提供されるが、TEWLへのバリアとしての利点を欠く乳剤タイプのオイルフリー組成物は、例えば米国特許第5,380,528号に開示されているようにシリコーン流体活用しているが、このような組成物は概して、TEWLへのバリアとしての性能に乏しい感覚改質剤とみなされる。シリコーン流体の使用を取り巻く別の考慮すべき事柄は、環境関連及び健康関連の問題に起因する、このような成分を取り替えるという広く認められた必要性である。

オイルフリーポリアルキレングリコールもまた、パーソナルケア組成物において開示されている。例えば、米国特許第4,511,554号は、着色する可能性が低い制汗スティック組成物を開示しており、これは、ポリオキシエチレン(25)プロピレングリコールステアレートと、長鎖脂肪アルコールポリオキシプロピレンポリオキシエチレンエーテルとの混合物を含有する。しかしながら、従来技術は、オイルフリースキンケアエモリエント剤として優良な結果を生み出す、本発明によるポリアルキレングリコールは開示していない。

したがって、高いSPF(日焼け防止指数)及び高いUVA吸収の達成に役立ち、同時に望ましい美的特性及び感覚的特性と共に、肌の保湿及び水分補給を向上させる日焼け止め効能促進剤を含む、日焼け止め組成物において使用するための新規オイルフリーエモリエント剤組成物を開発する必要性が存在する。

発明の陳述
本発明の一態様は、(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む、日焼け止め組成物を提供する。

別の態様においては、本発明は、皮膚科学的に許容される担体と、日焼け止め有効成分と、式Iの油溶性ポリアルキレングリコールとを含む日焼け止め組成物を提供し、
RO−(PO)n−(BO)m−H (I)
式中、POはプロピレンオキシであり、BOはブチレンオキシであり、Rは直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nは5〜20の平均値を有し、mは4〜16の平均値を有する。

本発明の別の態様は、(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的に許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む組成物を、肌に対して局所的に投与することを含む、UVA及びUVB損傷から肌を保護するための方法を提供する。

更に別の態様においては、本発明は、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールを含むことを含む、日焼け止め組成物のSPFまたはUV吸収の効能を促進する方法を提供する。

概要

日焼け止め配合物におけるオイルフリーエモリエント剤として、ならびにSPF及びUV吸収効能促進剤として有用である組成物が提供される。本エモリエント剤は油溶性ポリアルキレングリコールであり、このポリアルキレングリコールは、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含み、ある特定の実施形態においては、式Iの化合物であり、 RO−(PO)n−(BO)m−H (I) 式中、POはプロピレンオキシであり、BOはブチレンオキシであり、Rは直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nは5〜20の平均値を有し、mは4〜16の平均値を有する。

目的

また、エモリエント剤は、てかりまたはべたつきといったネガティブな見栄えに煩わされることなく、肌を滑らかかつ張りのある状態に保つ、望ましい感覚を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

(a)油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分と、を含み、前記ポリアルキレングリコールが、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む、日焼け止め組成物

請求項2

前記ポリアルキレングリコールが、式Iの化合物であり、RO−(PO)n−(BO)m−H(I)式中、POがプロピレンオキシであり、BOがブチレンオキシであり、Rが直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nが5〜20の平均値を有し、mが4〜16の平均値を有する、請求項1に記載の日焼け止め組成物。

請求項3

Rが直鎖または分岐C8−C12アルキルである、請求項2に記載の日焼け止め組成物。

請求項4

Rが直鎖または分岐C12アルキルである、請求項2に記載の日焼け止め組成物。

請求項5

前記ポリアルキレングリコールが、500〜5,000の数平均分子量を有する、請求項1に記載の日焼け止め組成物。

請求項6

ブチレンオキシ単位のプロピレンオキシ単位に対する重量比が、4:1〜1:4の範囲である、請求項1に記載の日焼け止め組成物。

請求項7

前記ポリアルキレングリコールが、0.01重量%〜50.00重量%の量で存在する、請求項1に記載の日焼け止め組成物。

請求項8

スキンケア有効成分を更に含む、請求項1に記載の日焼け止め組成物。

請求項9

(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的に許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む組成物を、肌に対して局所的に投与することを含む、UVA及びUVB損傷から肌を保護する方法。

請求項10

プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールを含むことを含む、日焼け止め組成物のSPFまたはUV吸収の効能を促進する方法。

技術分野

0001

本発明は、概して、日焼け止め配合物において有用であるオイルフリーエモリエント剤に関する。本エモリエント剤は、油溶性ポリアルキレングリコールである。

背景技術

0002

パーソナルケア組成物は、大部分の消費者にとって重要な製品である。パーソナルケア組成物、及び特に日焼け止め組成物は、種々の利点を組成物にもたらす、様々な添加剤を含有する。パーソナルケア組成物において一般に使用される添加剤の中でも、エモリエント剤は、肌の保湿補助するため、特に、乾燥肌を予防及び手入れし、敏感肌を保護し、肌の色合い及び肌理を改善し、欠点をごまかすために使用される。エモリエント剤は、肌への水分補給を増加させたり、経表皮水分喪失(「TEWL」)を予防するためのバリアとして作用したりし得る。また、エモリエント剤は、てかりまたはべたつきといったネガティブ見栄えに煩わされることなく、肌を滑らかかつ張りのある状態に保つ、望ましい感覚を提供することも重要である。しかしながら、日焼け止め組成物において、そのような有益な保湿及び感触の特性を達成し、一方でSPF及びUV吸収の効能を促進することは困難であり得る。

0003

オイルフリースキンケア製品は、元来、鉱物油ワセリンエステル、及びトリグリセリドといった、毛穴を詰まらせる可能性が高い物質の使用を回避するために開発された。スキンケア市場の多くのオイルフリー製品は疎水性成分を含有せず、これにより短期的な肌への水分補給は提供されるが、TEWLへのバリアとしての利点を欠く乳剤タイプのオイルフリー組成物は、例えば米国特許第5,380,528号に開示されているようにシリコーン流体活用しているが、このような組成物は概して、TEWLへのバリアとしての性能に乏しい感覚改質剤とみなされる。シリコーン流体の使用を取り巻く別の考慮すべき事柄は、環境関連及び健康関連の問題に起因する、このような成分を取り替えるという広く認められた必要性である。

0004

オイルフリーポリアルキレングリコールもまた、パーソナルケア組成物において開示されている。例えば、米国特許第4,511,554号は、着色する可能性が低い制汗スティック組成物を開示しており、これは、ポリオキシエチレン(25)プロピレングリコールステアレートと、長鎖脂肪アルコールポリオキシプロピレンポリオキシエチレンエーテルとの混合物を含有する。しかしながら、従来技術は、オイルフリースキンケアエモリエント剤として優良な結果を生み出す、本発明によるポリアルキレングリコールは開示していない。

0005

したがって、高いSPF(日焼け防止指数)及び高いUVA吸収の達成に役立ち、同時に望ましい美的特性及び感覚的特性と共に、肌の保湿及び水分補給を向上させる日焼け止め効能促進剤を含む、日焼け止め組成物において使用するための新規オイルフリーエモリエント剤組成物を開発する必要性が存在する。

0006

発明の陳述
本発明の一態様は、(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む、日焼け止め組成物を提供する。

0007

別の態様においては、本発明は、皮膚科学的に許容される担体と、日焼け止め有効成分と、式Iの油溶性ポリアルキレングリコールとを含む日焼け止め組成物を提供し、
RO−(PO)n−(BO)m−H (I)
式中、POはプロピレンオキシであり、BOはブチレンオキシであり、Rは直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nは5〜20の平均値を有し、mは4〜16の平均値を有する。

0008

本発明の別の態様は、(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的に許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む組成物を、肌に対して局所的に投与することを含む、UVA及びUVB損傷から肌を保護するための方法を提供する。

0009

更に別の態様においては、本発明は、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールを含むことを含む、日焼け止め組成物のSPFまたはUV吸収の効能を促進する方法を提供する。

図面の簡単な説明

0010

本発明に従って調製された例示的日焼け止め配合物のSPF値、ならびに比較的日焼け止め配合物のSPF値を示す図である。

0011

本発明者らは、驚くべきことに、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールが、他の従来型のエモリエント剤では典型的である、毛穴を詰まらせる可能性の高さを呈示することなく、日焼け止め配合物において油様のエモリエント性、感触、保湿、及びSPFまたはUV吸収における効能促進をもたらすことをここに発見した。したがって、本発明は、一態様においては、油溶性ポリアルキレングリコールと、皮膚科学的に許容される担体と、日焼け止め有効成分とを含む、日焼け止め組成物を提供する。

0012

本発明においては、「日焼け止め組成物」は、ローションクリームゲルゲルクリーム美容液収斂化粧水ワイプ液体ファンデーションメイクアップ用化粧品色付保湿剤、オイル、顔/身体用スプレー局所用医薬品、ならびに日焼け止めといった、肌をUV損傷から保護し、肌に一定期間付けたままにする、美容及びスキンケア組成物を指すことが意図される。本日焼け止め組成物は、美容上許容されることが好ましい。「美容上許容される」成分とは、日焼け止め組成物において典型的に使用される成分のことであり、パーソナルケア組成物において典型的に見られる量で存在する場合に毒性を持つ材料は、本発明の一部として企図されないことを強調することが意図される。本発明の組成物は、当該技術分野において周知のプロセス、例えば従来型の混合、溶解、顆粒化乳化カプセル化封入、または凍結乾燥プロセスを用いて製造することができる。

0013

本発明において有用なポリアルキレングリコールは、それらの一般的な調製経路、及びそれらの構造におけるある特定の共通の態様の両方によって特徴付けることができる。それらの調製経路は、概して、アルコールと、ブチレンオキシド及びプロピレンオキシドを両方含む供給流との反応を伴う。供給流のオキシドの割合は幅広比率が採用され得、それにより、ブチレンオキシド対プロピレンオキシドの重量比は、4:1〜1:4、好ましくは3:1〜1:3、より好ましくは3:1〜1:1の範囲であり得る。一部の非限定的実施形態においては、オキシド単位ランダム分布が好ましいが、他の実施形態においては、オキシドが別個に供給され、かつ/または交互に供給されるように供給流を制御することによって、ブロック構造が作成され得る。

0014

ある特定の好ましい実施形態においては、本発明において有用なポリアルキレングリコールは、少なくともブチレンオキシド、プロピレンオキシド、及び選択されたアルコールの反応によって調製でき、式Iのポリアルキレングリコール化合物が結果としてもたらされ、
RO−(PO)n−(BO)m−H (I)
式中、POはプロピレンオキシであり、BOはブチレンオキシであり、Rは直鎖または分岐C8−C20アルキルであり、nは5〜20の平均値を有し、mは4〜16の平均値を有する。ある特定の好ましい実施形態においては、ブチレンオキシド構造単位は1,2−ブチレンオキシドであり、ポリアルキレングリコールは式IIのものであり、

0015

0016

式中、R、n、及びmは式Iの定義と同様の定義を有する。ある特定の好ましい実施形態においては、Rは直鎖または分岐C8−C12アルキルであり、より好ましくはC12アルキルである。一部の実施形態においては、指定されたアルコール開始剤の混合物が選択され得る。アルコール開始剤は、石油化学資源または再生可能資源のいずれから獲得されてもよく、一般に、本質的に直鎖状であっても分岐していてもよいC8−C20アルコールであり、好ましくはC8−C12アルコールであり、より好ましくはドデカノールである。本明細書で使用する場合、限定されるものではないがC8、C10、C12、及びC20等の「C」で始まる名称は、それらの原子の構成に関わらず、所与分子中の炭素原子総数を指す。C8−C12等の、そのような炭素数の名称を含むハイフン付き表現は、可能な分子の選択肢の群を指し、各選択肢は、所与の数値域内に入る炭素数を有する。

0017

反応は、酸性触媒または塩基性触媒のいずれで触媒されてもよい。ある特定の非限定的実施形態においては、触媒は、水酸化カリウム水酸化ナトリウム、または炭酸ナトリウム等のアルカリ塩基であり、プロセスはアニオン重合である。その結果は、重合カチオン性で進行する場合に得られるものよりも、比較的狭い分子量分布、すなわち比較的低い多分散度指数を有するポリエーテル構造である。しかしながら、代替的かつ非限定的実施形態においては、カチオン重合が行われてもよい。ポリマー鎖長はまた、反応物質の比に依存することになるが、ある特定の非限定的実施形態においては、数平均分子量(Mn)は500〜5,000で変動し得、ある特定の他の非限定的実施形態においては、500〜2,500で変動し得る。

0018

代替的特性においては、本発明において有用なポリアルキレングリコールは、一級ヒドロキシル基含有開始剤に基づき、少なくとも3:1、ある特定の実施形態においては3:1〜6:1の炭素対酸素比を有する、ブチレンオキシド/プロピレンオキシド延長コポリマーとして特徴付けることができる。

0019

業者であれば、適用可能な分野の一般知識を組み合わせることで、ならびに必要とされる場合は通例の実験を介して、本明細書に記載される所望の利点(例えば、SPF及び/もしくはUV吸収の効能促進、乾燥肌の手入れ、ならびに/または経表皮水分喪失の防止)を提供するために特定の組成物において使用されるべき、本発明のポリアルキレングリコールの有効量を容易に決定することができる。非限定的例として、本発明の組成物におけるポリアルキレングリコールの量は、本組成物の総重量に基づいて、0.01〜50重量パーセント、好ましくは1〜30重量パーセント、より好ましくは2〜10重量パーセントの範囲であり得る。

0020

本発明の組成物はまた、皮膚科学的に許容される担体も含む。そのような材料は、典型的には、肌に有意な炎症を引き起こすことがなく、本組成物中の有効薬剤複数可)の活性及び特性を打ち消すことがない、担体または希釈剤として特徴付けられる。本発明において有用な皮膚科学的に許容される担体の例としては、限定されるものではないが、脱イオン水もしくは蒸留水等の水、水中油型乳剤もしくは油中水型乳剤等の乳剤、エタノールイソプロパノール等のアルコール、プロピレングリコール、グリセリン等のグリコール、クリーム、水溶液、油、軟膏ペースト剤、ゲル、ローション、ミルクフォーム懸濁剤散剤、またはそれらの混合物が挙げられる。一部の実施形態においては、本組成物は、本組成物の総重量に基づいて、約99.99〜約50重量パーセントの皮膚科学的に許容される担体を含有する。

0022

当業者であれば、適用可能な分野の一般知識を組み合わせることで、ならびに必要とされる場合は通例の実験を介して、本明細書に記載される所望の利点(例えば、肌の保護及びUV吸収)を提供するために特定の組成物において使用されるべき、日焼け止め有効成分の有効量を容易に決定することができる。非限定的例として、日焼け止め有効成分がオクチルメトキシシンナメートを含む、ある特定の好ましい実施形態においては、本発明の組成物における日焼け止め有効成分の量は、本組成物の総重量に基づいて、0.01〜20重量パーセント、好ましくは0.1〜10重量パーセント、より好ましくは0.5〜7.5重量パーセントの範囲であり得る。

0023

本発明のパーソナルケア組成物はまた、日焼け止め配合物の分野において既知の他の成分を含んでもよく、例えば、増粘剤、追加的なエモリエント剤、乳化剤湿潤剤界面活性剤、懸濁剤、被膜形成剤、低級モノアルコールポリオール高沸点溶媒噴射剤、鉱物油、シリコン感覚改質剤(silicon feel modifier)、またはそれらの混合物が挙げられる。そのような成分によって提供される所望の特性を達成するために有効な任意選択の成分の量は、当業者であれば容易に決定できる。

0024

ある特定の実施形態においては、本発明のパーソナルケア組成物は更に、スキンケア有効成分、ネイルケア有効成分、またはヘアケア有効成分から選択されるパーソナルケア有効成分を含む。有効成分としては、皮膚着色剤、薬物(抗炎症剤抗生物質表面麻酔剤抗真菌薬角質溶解薬等)、皮膚保護剤コンディショナー、湿潤剤、及び紫外線吸収剤が挙げられる。

0025

他の添加剤が本発明の組成物に含まれてもよく、限定されるものではないが、表皮剥脱剤、吸収剤香料等の美的成分、色素カラーリング剤着色剤精油皮膚感覚惹起剤(skin sensate)、収斂剤(例えば、チョウジ油メントール樟脳ユーカリ油オイゲノール乳酸メンチルウイッチヘーゼル留出物)、防腐剤固化防止剤発泡剤消泡剤抗菌剤(例えば、ヨードプロピルブチルカルバメート)、抗酸化剤結合剤生物学的添加剤、緩衝剤増量剤キレート剤化学添加剤、着色剤、美容収斂剤、美容殺生物剤変性剤、薬物収斂剤、外用鎮痛薬、本組成物の被膜形成特性及び持続性を補助するための被膜形成剤または材料、例えばポリマー(例えば、エイコセン及びビニルピロリドンのコポリマー)、乳白剤pH調整剤、噴射剤、還元剤捕捉剤、皮膚ブリーチ剤及び美白剤(例えば、ヒドロキノンコウジ酸アスコルビン酸リン酸アスコルビルマグネシウムアスコルビルグルコサミン)、皮膚コンディショニング剤(skin−conditioning agent)(例えば、湿潤剤、種々かつ閉塞性のものを含む)、皮膚鎮静剤及び/または治癒剤(例えば、パンテノール及び誘導体(例えば、エチルパンテノール)、アロエベラパントテン酸及びその誘導体、アラントインビサボロール、ならびにグリチルリチン酸ジカリウム)、皮膚処理剤、ならびにビタミン(例えば、ビタミンC)及びそれらの誘導体が挙げられる。そのような成分によって提供される所望の特性を達成するために有効な選択肢の成分の量は、当業者であれば容易に決定できる。

0026

上述されるように、本発明のパーソナルケア組成物は、SPF及びUV吸収効能促進剤として非常に有効である。本パーソナルケア組成物はまた、毛穴を詰まらせる可能性の高さ、または環境及び健康に関連する問題という欠点を伴わずに、日焼け止め配合物のための以前から知られているエモリエント剤と同等の、そうでなければそれよりも良好なエモリエント属性を呈示する。したがって、本発明の日焼け止め組成物は、例えば、UV損傷からの保護、肌の保湿、乾燥肌の予防及び手入れ、敏感肌の保護、肌の色合い及び肌理の改善、欠点のごまかし、ならびに経表皮水分喪失の防止を含む、肌の手入れ及び保護にとって有用である。したがって、一態様においては、本発明は、パーソナルケア組成物を、(a)プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールと、(b)皮膚科学的に許容される担体と、(c)日焼け止め有効成分とを含む組成物を、肌に対して局所的に投与することを含む、UVA及びUVB損傷から肌を保護するための方法において使用できることを提供する。本組成物はまた、プロピレンオキシド由来単位とブチレンオキシド由来単位とを含む油溶性ポリアルキレングリコールを含むことを含む、日焼け止め組成物のSPFまたはUV吸収の効能を促進する方法においても使用できる。

0027

本発明の方法を実践する際、本日焼け止め組成物は概して、肌の上に本組成物を適用または塗り広げることによって局所的に投与される。当業者であれば、本組成物が適用されるべき頻度を容易に決定することができる。この頻度は、例えば、個人が所与の日に遭遇する可能性が高いUV光への曝露のレベル、及び/またはUV光に対する個人の感受性に依存し得る。非限定的例として、少なくとも1日につき1回の頻度での投与が望ましくあり得る。

0028

ここで、本発明の一部の実施形態を、以下の実施例において詳細に説明する。

0029

例示的日焼け止め配合物の調製
本発明による例示的日焼け止め組成物は、表1に列挙される成分を含有する。

0030

0031

第I相については、カルボマーを水中に分散させて、全ての水和物が目に見える塊及び粒子を伴わなくなるまで300〜500rpmの可変速度で混合し、この時点でヘキシレングリコールを添加し、連続的に撹拌しながら70〜75℃に加熱した。第II相は別個に混合し、均一になるまで70〜75℃に加熱した。次いで、第II相を、200〜400rpmの可変速度で3〜5分間混合しながら第I相に添加した。その後、結果として得られた混合物を冷却し、200〜500rpmの可変速度で混合しながら、このバッチに第IV相を添加した。温度が45℃未満に到達したら、第III相をこのバッチに添加して、同時に100〜300rpmの可変速度で室温まで冷めるまで混合した。

0032

実施例2
比較的日焼け止め配合物の調製
比較的日焼け止め配合物は、表2に列挙される成分を含有する。

0033

0034

第I相については、カルボマーを水中に分散させて、全ての水和物が目に見える塊及び粒子を伴わなくなるまで300〜500rpmの可変速度で混合し、この時点でヘキシレングリコールを添加し、連続的に撹拌しながら70〜75℃に加熱した。第II相は別個に混合し、均一になるまで70〜75℃に加熱した。次いで、第II相を、200〜400rpmの可変速度で3〜5分間混合しながら第I相に添加した。その後、結果として得られた混合物を冷却し、200〜500rpmの可変速度で混合しながら、このバッチに第IV相を添加した。温度が45℃未満に到達したら、第III相をこのバッチに添加して、同時に100〜300rpmの可変速度で室温まで冷めるまで混合した。

0035

実施例3
SPF効能促進の研究
実施例1及び2において調製した配合物のSPF値を、COLIPA 2007の方法に則り、以下のプロトコルに実質的に従って、インビトロ技法を用いて測定した。

0036

最初に、粗面化したPMMA基板(SCHONBERG GmbH & Co.KG,Hamburg/Germanyから購入)の重量を測定する。次いで、試験するバッチを基板上に付着させ、7ミクロンドローダウンバーを用いて素早く平らにして、薄く均一な層を作成する。この層を約20分間乾燥させ、基板と乾燥した均一層の重量を判定する。乾燥した均一層のUV吸収は、層上の複数の点において、LABSHERE UV−2000S分光計を用いて測定する。

0037

層の固形物パーセントは、OHAUS MB45固形物アナライザーを用いて測定する。乾燥膜の重量、及び層の固形物量を用いて、元の湿潤層の付着直後の重量及び結果的には密度が計算できる。この情報を用いて、以下の等式でSPFを計算することができる。

0038

0039

式中、E(λ)=標準太陽スペクトルスペクトル放射照度;S(λ)=波長λにおける紅斑作用スペクトル;及びA(λ)=波長λにおける補正スペクトル吸光度補正係数は、データを外挿して、2.0mg/cm2の湿潤層密度において吸光度が何であるかを確立するように計算される(付着直後の元の湿潤層を用いて)。

実施例

0040

SPF測定の結果が図1に示され、これにより、本発明に従って調製された例示的日焼け止め配合物は、パルミチン酸エチルヘキシル安息香酸C12−15アルキル、またはUCON FluidAPで調製された比較配合物よりも著しく高いSPF効能促進値を提供することが実証されている。

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