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技術 選択的ブルーライトフィルターされた光学レンズ用の光安定性および熱安定性の染料化合物

出願人 フロンティアサイエンティフィックインコーポレイテッド
発明者 ダスティン・ロバート・チェファロジェリー・チャールズ・ボマーアニータ・トライコフスカ-ブローチロナルド・デイビッド・ブラムアンドリュー・イシャクショーン・マクギニス
出願日 2015年5月4日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2016-566942
公開日 2017年6月15日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-515822
状態 特許登録済
技術分野 メガネ 医療用材料 染料 窒素含有縮合複素環(3)
主要キーワード 選択的フィルタリング コアメタル 選択性コーティング フィルタリング能力 遮断要素 遮断レベル 商業用建物 屋外試験
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月15日)のものです。
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課題・解決手段

光学フィルターを含むシステムが提供される。光学フィルターは銅ポルフィリン化合物を含む。システムの透過スペクトルは460nmから700nmの波長範囲に渡って少なくとも80%の平均透過率を有する。システムの透過スペクトルは400nmから460nmの波長範囲に渡って75%未満の平均透過率を有する。

概要

背景

太陽からの電磁放射が地球の大気を絶え間なく照射している。光は波とし伝播する電磁照射からなる。電磁スペクトルには、電波ミリ波マイクロ波赤外線可視光紫外線(UVAおよびUVB)、X線、およびガンマ線が含まれる。可視光スペクトルには、約700nm(ナノメーター、すなわち10−9メートル)の最長の可視光波長と400nmの最短の可視光波長が含まれる。ブルーライト波長はおおよそ400nmから500nmの範囲にある。紫外線帯として、UVB波長は290nmから320nmであり、UVA波長は320nmから400nmである。ガンマ線およびX線はこのスペクトルのより高い周波数成分を構成し、大気によって吸収される。紫外線放射(UVR)の波長スペクトルは100から400nmである。多くのUVR波長は、成層圏のオゾン減少領域がある場所を除いて、大気によって吸収される。ここ20年にわたって、オゾン層の減少が主として工業汚染によると報告されている。増加するUVR暴露は、目および皮膚の疾病予想される増加するUVRの負荷として、広く公衆衛生関与する。

オゾン層は、286nmまでの波長を吸収して、生物を最も高いエネルギーを有する照射に対する暴露から守っている。しかし我々は286nmより上の波長に暴露されていて、それらの波長の多くは人間の可視光スペクトル(400から700nm)にある。人間の網膜は電磁スペクトルの可視光部分にのみ反応する。より短波長は、逆により多くのエネルギーを含むため、最も大きい被害をもたらす。ブルーライトは、動物網膜色素上皮(RPE)細胞に最大の光化学障害をもたらす可視光の一部であることが示されている。これらの波長への暴露は、これらの波長が人間の目には青色として感受されることから、ブルーライトハザードと呼ばれている。

発明の要約
1つの実施形態において、第一のシステムは、銅−ポルフィリン化合物を含む光学フィルターを含む。1つの実施形態において、銅−ポルフィリン化合物は、式I:



(式I),
の構造を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−L−Pで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸カルボン酸カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリールヘテロアリールアクリレートアクリロイルアクリルアミドメタアクリレートメタアクリルアミドチオールアミド、もしくは−L−Pで表される部分であるか、又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族環構造を形成し;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−L−Pで表される部分であり;ここでPはポリマー部分又は重合性基であり、Lはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである。

1つの実施形態において、第一のシステムの銅−ポルフィリン化合物は、詳細な説明に記載される式I−1から式I−16の構造を有する化合物からなる群から選択される。

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515のそれぞれはHであり、ただし、式IにおいてXが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ孤立電子対である。

1つの実施形態においては、式I及び式I−1からI−16において、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、又はアミドであり;ここで、R100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルである。いくつかの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16における隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載するように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の少なくとも1つは、−L−Pであり、ここで、1より多い−L−Pが存在するとき、それぞれの−L−Pは同一又は異なっている。

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の1つから8つは、−L−Pであり、ここで、それぞれの−L−Pは同一又は異なっている。

1つの実施形態において、Pは重合性基である。1つの実施形態において、重合性基は、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、末端部又は内部のアルキニル基、末端部又は内部のアルケニル基ヨウイドブロミドクロライドアジド、カルボン酸エステル、アミンアルコールエポキシイソシアネートアルデヒド、酸クロライド、シロキサンホウ酸スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される。

1つの実施形態において、Pはポリマー部分である。1つの実施形態において、銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくは塩、又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、
ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、もしくはアミド、もしくは−Lm−Pmで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成し;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−Lm−Pmで表される部分であり;ここでPmは重合性基であり、Lmはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りであり、ただし、式I(m)中に1から8の−Lm−Pmが存在するとき、それぞれの−Lm−Pmは同一又は異なっている。

1つの実施形態において、ポリマー部分は、生体高分子ポリビニルアルコールポリアクリル酸ポリアミドポリエポキシドポリオレフィンポリ無水物ポリエステルおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される。

1つの実施形態において、Lは結合基である。1つの実施形態において、結合基は、−C(O)−、−O−、−O−C(O)O−、−C(O)CH2CH2C(O)−、−S−S−、−NR130−、−NR130C(O)O−、−OC(O)NR130−、−NR130C(O)−、−C(O)NR130−、−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−NR130C(O)O−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−OC(O)NR130−、−アルキレン−NR130−、−アルキレン−O−、−アルキレン−NR130C(O)−、−アルキレン−C(O)NR130−、−NR130C(O)O−アルキレン−、−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−OC(O)NR130−アルキレン−、−NR130−アルキレン−、−O−アルキレン−、−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−OC(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130−アルキレン−、−アルキレン−O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−であり、ここでR130は水素又は任意に置換されたアルキルである。

1つの実施形態において、第一のシステムにおける銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくはその塩又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、
ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、もしくはアミドであり;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである。いくつかの実施形態において、隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載されるように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

1つの実施形態において、第一のシステムにおける銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくはその塩又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、アミド、又は−Lm−Pmで表される部分であり;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−Lm−Pmで表される部分であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りであり;ここで、式I(m)中に1から4の−Lm−Pmが存在し、Lmがなしであり、それぞれのPmは同一又は異なっている重合性基であり、重合性基は、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、2から20の炭素を有する末端部又は内部のアルキニル基、2から20の炭素を有する末端部又は内部のアルケニル基、ヨウダイド、ブロミド、クロライド、アジド、カルボン酸エステル、アミン、アルコール、エポキシ、イソシアネート、アルデヒド、酸クロライド、シロキサン、ホウ酸、スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載されるように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

1つの実施形態において、第一のシステムは、表面を更に含み、光学フィルターが表面上に配置されるコーティングであり、コーティングが銅ポルフィリン化合物を含む。

1つの実施形態において、第一のシステムは、基材を更に含み、光学フィルターが銅ポルフィリン化合物であり、銅ポルフィリン化合物が基材中に分散されている。

1つの実施形態において、第一のシステムは、眼科的システムである。1つの実施形態において、眼科的システムは、眼鏡レンズコンタクトレンズ眼球内レンズ角膜インレーおよび角膜オンレーからなる群から選択される。

1つの実施形態において、第一のシステムは、非眼科的眼用システムである。1つの実施形態において、非眼科的眼用システムは、窓、自動車用フロントガラス自動車の側面窓、自動車の後部窓サンルーフ窓、商用ガラス、住宅用ガラス、天窓カメラフラッシュバルブレンズ人工照明器具、蛍光灯拡散器医療機器手術器具ライフルスコープ双眼鏡コンピュータモニタテレビ画面点灯看板電子デバイスの画面、およびパティオ器具からなる群から選択される。

1つの実施形態において、第一のシステムは、第一の表面を更に含み、フィルターが第一の表面上に配置される。

1つの実施形態において、第一のシステムは、皮膚科用ローションである。

1つの実施形態において、第一のシステムは、第二の表面を更に含み、フィルターが第一の表面と第二の表面の間に配置される。1つの実施形態において、第一および第二の表面はガラスである。

1つの実施形態において、光学フィルターは、ポリビニルブチラールPVB)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレンビニルアセテートEVA)又はポリウレタン(PU)の層中に包含される。

1つの実施形態において、TSRGは、460nmから700nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TSBlueは、400nmから460nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TSRG>=80%であり、TSBlue<TSRG−5%である。

1つの実施形態において、第一のシステムは、460nmから700nmの範囲に渡るすべての波長において、少なくとも80%の光を透過する。

1つの実施形態において、第一のシステムのフィルターは、第一のシステムの透過スペクトルとは異なる透過スペクトルを有する。

1つの実施形態において、TFRGは、460nmから700nmの波長範囲に渡ってのフィルターの平均透過率である。TFBlueは、400nmから460nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TFRG>=80%であり、TFBlue<TSRG−5%である。フィルターは透過率についての第一の局所的最小値を、400から460nmの波長範囲内の第一の波長において有する。

1つの実施形態において、フィルターは、第一の波長においてTFBlue−5%未満の光を透過する。

1つの実施形態において、第一の波長は、420nmから2nm以内であり、1つの実施形態において、第一の波長は、409nmから2nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、425nmから10nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、425nmから5nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、420nmから2nm以内であり、1つの実施形態において、第一の波長は、430nmから30nm以内である。

1つの実施形態において、フィルターは、第一の波長において60%以下の光を透過する。

1つの実施形態において、T5は、第一の波長の5nm以下から第一の波長の5nm以上までの波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T6は、第一の波長の5nm以下から第一の波長の5nm以上までの波長範囲を除く、400nm以上460nm以下の波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T5はT6より少なくとも5%未満である。

1つの実施形態において、T7は、第一の波長の10nm以下から第一の波長の10nm以上までの波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T8は、第一の波長の10nm以下から第一の波長の10nm以上までの波長範囲を除く、400nm以上460nm以下の波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T7はT8より少なくとも5%未満である。

1つの実施形態において、フィルターは透過率についての第二の局所的最小値を、400から700nmの波長範囲内の第二の波長において有する。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する透過光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総彩度差は5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する透過光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総彩度差は5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となり、(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する反射光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総彩度差は5.0未満である。

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する反射光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総彩度差は5.0未満である。

1つの実施形態において、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは6.0未満である。1つの実施形態において、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは6.0未満である。

1つの実施形態において、第一のシステムは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、30以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、27.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、25以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、22.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、20以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、17.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、15以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、12.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、10以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、9以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、8以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、7以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、6以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、4以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、3以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、2以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、1以下のYIを有する。

1つの実施形態において、フィルターは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、30以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、27.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、25以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、22.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、20以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、17.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、15以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、12.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、10以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、9以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、8以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、7以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、6以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、4以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、3以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、2以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、1以下のYIを有する。

1つの実施形態において、第一のシステムが眼科的システムのとき、第一のシステムは15以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムが眼科的システムのとき、フィルターは15以下のYIを有する。

1つの実施形態において、第一のシステムが非眼科的システムのとき、第一のシステムは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムが非眼科的システムのとき、フィルターは35以下のYIを有する。

1つの実施形態において、負側で第一の波長から10nm以内の少なくとも1つの波長における第一のシステムの透過スペクトルの傾斜は、第三の波長における透過スペクトルの傾斜の絶対値より小さい絶対値を有する。第三の波長は、負側で第一の波長から10nmより大きい。

1つの実施形態において、第一のシステムはUV遮断要素をさらに含む。1つの実施形態において、UV遮断要素はフィルター上に配置される。

1つの実施形態において、光学フィルターは銅−ポルフィリン化合物であり銅−ポルフィリン化合物は、コーティングに内包され、そしてUV遮断要素がコーティングに内包される。

1つの実施形態において、第一のシステムはIR遮断要素をさらに含む。

1つの実施形態において、方法は、銅−ポルフィリン化合物を溶媒に溶解して溶液を作ることこと、溶液をプライマー希釈すること、溶液を濾過すること、および溶液を付与し光学フィルターを形成することを含む。

1つの実施形態において、溶液を付与することは表面を溶液で被覆することを含み、被覆することが、ディップコーティングスプレイコーティング、又はスピンコーティングを用いる。

1つの実施形態において、眼科的システムはフィルターを含み、それによって前記眼科的システムは、400から460nmの範囲内の光の波長の5.0から50%を選択的にフィルターし、可視光に渡って光の少なくとも80%を透過し、黄色度指数が15.0未満であり、前記フィルターがCu(II)メソテトラ(2−ナフチルポルフィリンを含む。

他の実施形態において、非眼科的システムは、400から460nmの範囲における光の5.0から50%を遮断し、可視光スペクトルに渡って光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターを含み、黄色度指数が15.0未満であり、前記フィルターがCu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリンを含む。

1つの実施形態において、光学フィルターは銅−ポルフィリン染料化合物の混合物を含んでいてもよい。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物は、400nmから500nmの範囲に少なくとも1つの吸収ピークを持つ吸収スペクトルを有する。

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークは400nmから500nmの範囲である。

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークは、400nmから500nmの範囲に60nm未満の半値全幅FWHM)を有する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物は、装置の光路に含まれるとき、400nmから500nmの範囲の光の少なくとも1つの波長の少なくとも5%を吸収する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物の集合体は、5マイクロメーター未満の平均サイズを有する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物の集合体は、1マイクロメーター未満の平均サイズを有する。

1つの実施形態において、溶液を準備することは、溶液を超音波照射して溶液に含まれる染料又は染料混合物の集合体の平均サイズを小さくすることを含む。

1つの実施形態において、超音波照射は制御された温度環境で行われる。

1つの実施形態において、集合体は、溶液を超音波照射する前には、10マイクロメーターより大きい平均サイズを有する。

1つの実施形態において、制御された温度環境は50℃以下の温度に設定される。

1つの実施形態において、内包することは、溶液を樹脂投入してコーティング剤を形成することを含む。

1つの実施形態において、コーティング剤は、ある時間の間制御された温度環境でさらなる超音波照射に付される。

1つの実施形態において、内包することは、コーティング剤を装置の片面又は両面に付与することをさらに含む。

1つの実施形態において、方法は、染料又は染料混合物を含むコーティング剤を第一の面上に付与してコーティングを形成することを含み、コーティングが可視波長の選択された範囲の可視光を選択的に抑制する。さらに内包工程が、コーティングを風乾もしくは短時間の熱乾燥すること又はコーティングの短時間のUV暴露することを含む。

1つの実施形態において、コーティング剤を付与することが、染料又は染料混合物の量を決定することを含み、その量が、選択された範囲の光についての所定の遮断パーセンテージに対応することを含む。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラフェニルポルフィリンすなわちFS−201;Cu(II)メソ−テトラ(4−クロロフェニル)ポルフィリンすなわちFS−202;Cu(II)メソ−テトラフェニルポルフィリンすなわちFS−201;Cu(II)メソ−テトラ(4−メトキシフェニル)ポルフィリンすなわちFS−203;Cu(II)メソ−テトラ(4−tert−ブチルフェニル)ポルフィリンすなわちFS−204;Cu(II)メソ−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ポルフィリンすなわちFS−205;Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリンすなわちFS−206;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−4−ピリジル)ポルフィリンテトラクロリドすなわちFS−207;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−6−キノリニル)ポルフィリンテトラクロリドすなわちFS−208;Cu(II)メソ−テトラ(1−ナフチル)ポルフィリンすなわちFS−209;Cu(II)メソ−テトラ(4−ブロモフェニル)ポルフィリンすなわちFS−210;Cu(II)メソ−テトラ(ペンタフルオロフェニル)ポルフィリンすなわちCu1;Cu(II)メソ−テトラ(4−スルホナートフェニル)ポルフィリンすなわちCu2;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−4−ピリジル)ポルフィリンテトラアセテートすなわちCu3;Cu(II)メソ−テトラ(4−ピリジル)ポルフィリンすなわちCu4;Cu(II)メソ−テトラ(4−カルボキシフェニル)ポルフィリンすなわちCu5からなる群の1つである。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリン(FS−206)である。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(1−ナフチル)ポルフィリン(FS−209)である。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(ペンタフルオロフェニル)ポルフィリン(Cu1)である。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(4−スルホナートフェニル)ポルフィリン(Cu2)である。

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(4−カルボキシフェニル)ポルフィリン(Cu5)である。

1つの実施形態において、溶液が、ハロゲン化溶媒を含む。

1つの実施形態において、溶液が、3.0以上の極性指数を有する溶媒を含む。

1つの実施形態において、溶液が、シクロペンタノンシクロヘキサノンメチルエチルケトンDMSO、DMF、THF、クロロホルム塩化メチレンアセトニトリル四塩化炭素ジクロロエタンジクロロエチレンジクロロプロパントリクロロエタントリクロロエチレンテトラクロロエタンテトラクロロエチレンクロロベンゼンジクロロベンゼン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される溶媒を含む。

1つの実施形態において、溶液の溶媒がクロロホルムである。

1つの実施形態において、溶液の溶媒が実質的にクロロホルムからなる。

1つの実施形態において、溶媒がハロゲン化溶媒である。

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、430nm+/−20nmの範囲内である。

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、430nm+/−30nmの範囲内である。

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、420nm+/−20nmの範囲内である。

1つの実施形態において、コーティングが、プライマーコーティングである。

1つの実施形態において、装置が、反射コーティングおよび多層干渉コーティングの少なくとも1つを用いて、400nmから500nmの範囲の少なくとも1つの波長を選択的にフィルターする。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nから500nmの範囲における光の5から50%を吸収する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nから500nmの範囲における光の20から40%を吸収する。

1つの実施形態において、装置が400nから500nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

1つの実施形態において、装置が400nから500nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

1つの実施形態において、制御された温度環境が、50℃以下の温度に設定され、時間が1時間から5時間である。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、400nmから500nmの範囲にソーレーピークを有する。

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークが、400nmから500nmの範囲で40nm未満の半値全幅(FWHM)を有する。

1つの実施形態において、少なくとも1つの波長が、430nmである。

1つの実施形態において、フィルタリングピーク波長が420+/−5nmである。

1つの実施形態において、フィルタリングのピーク波長が420+/−10nmである。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、410nmから450nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、410nmから450nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

1つの実施形態において、装置が410nから450nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

1つの実施形態において、装置が410nから450nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから460nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから460nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

1つの実施形態において、装置が400nから460nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

1つの実施形態において、装置が400nから460nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから440nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから440nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

1つの実施形態において、装置が400nから440nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

1つの実施形態において、装置が400nから440nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が内包された装置のヘイズレベルが、0.6%未満である。

1つの実施形態において、フィルタリングが、吸収、反射、干渉又はそれらの任意の組み合わせで達成される。

1つの実施形態において、眼鏡レンズ(処方または非処方)、サングラス処方薬または非処方)、フォトクロミックレンズ、コンタクトレンズ(処方薬または非処方)、化粧品着色コンタクトレンズ可視性着色のコンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片角膜組織電子レンズ、市販の老眼鏡又は拡大鏡、安全メガネ、安全ゴーグル、安全シールド視覚リハビリテーション装置からなる群から選択される眼科的レンズと、400から500nmの範囲の波長を有する光の5から50%を遮断し、可視スペクトルに渡る光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターと、を含む眼科的システムが提供される。さらに選択的光波長フィルターは、平均の集合体サイズが1マイクロメーター未満の染料又は染料混合物を含む。1つの実施形態において、範囲は400から460nmである。

この最適な眼科的システムを提供するために、標準化された黄色度指数の範囲を含むことが望ましく、その範囲の上限は美容上許容される黄色の境界近くである。コーティングはいかなる眼科的システムに適用されてもよく、その一例として、眼鏡レンズ、サングラスレンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、電気活性な眼科的システムもしくはいかなる他のレンズ、又は非眼科的システムが挙げられる。眼科的システムの黄色度指数(YI)は15.0以下であり、非眼科的システムのYIは35.0以下であることが好ましい。

上述したようなコーティングも提供され、それによってコーティングが、眼鏡レンズ、サングラスレンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、角膜組織、電気活性な眼科的システムまたは非眼科的システムに適用されて430+/−20nmの間の可視光が選択的に抑制され、それによってコーティングは、黄色度指数15.0以下で430nm+/−20nmの範囲内の光の最大30%を遮断する。1つの実施形態において、上述した方法で作られるレンズは、黄色度指数(YI)15.0以下を有することができる。1つの実施形態において、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下、又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

1つの実施形態において、システムのヘイズレベルは0.6%未満である。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物を含む溶液を準備することと、溶液に超音波照射して溶液に含まれる染料又は染料混合物の集合体の平均サイズを減少することと、染料又は染料混合物を、光を透過する装置の光路に内包することを含む方法が提供される。

1つの実施形態において、染料又は染料混合物を含む溶液を準備することと、染料又は染料混合物が10マイクロメーター未満の平均サイズの集合体を形成することと、染料又は染料混合物を、眼科的レンズの光路に内包することを含む方法によって製造される眼科的システムが提供され、染料又は染料混合物が400nmから500nmの範囲内の少なくとも1つの光の波長を選択的にフィルターする。さらに、染料又は染料混合物が内包されるシステムは、可視光スペクトルに渡って少なくとも80%の平均透過率を有する。

1つの実施形態において、眼科的システムは眼科的レンズを含み、眼科的レンズは、眼鏡レンズ(処方または非処方)、サングラス(処方薬または非処方)、フォトクロミックレンズ、コンタクトレンズ(処方薬または非処方)、化粧品の着色コンタクトレンズ、可視性着色のコンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、角膜組織、電子レンズ、市販の老眼鏡又は拡大鏡、安全メガネ、安全ゴーグル、安全シールド、視覚リハビリテーション装置からなる群から選択される。さらに眼科的システムは、400から500nmの範囲の波長を有する光の5から50%を遮断し、可視光スペクトルに渡る光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターを有し、選択的光波長フィルターは染料又は染料混合物を含む。

1つの実施形態において、システムは15以下の黄色度指数を示す。

1つの実施形態において、眼科的システムのヘイズレベルは0.6未満である。

1つの実施形態において、システムは非眼科的システムである。

実施形態は、非眼科的システムを含むことができ、その一例として、任意の種類の窓もしくはガラス板積層体、もしくは任意の透明材料、自動車のフロントガラスもしくは自動車の窓、航空機の窓、農業用トラクターの窓およびフロントガラスのような農業用機器バストラックのフロントガラスもしくは窓、サンルーフ、天窓、カメラのフラッシュ電球とレンズ、人工照明器具の任意のタイプ(固定具またはフィラメントのいずれか、または両方)、任意の種類の電球、蛍光灯、LED照明、もしくは任意の種類の拡散器、医療機器、手術器具、ライフルスコープ、双眼鏡、コンピュータモニタ、テレビ画面、ハンドヘルドもしくは非ハンドヘルドの光を発する任意の電子装置、点灯サイン、もしくは任意のその他のアイテムもしくはシステムが挙げられ、それによって光が発せられ、もしくは透過され、もしくはフィルターされるか、もしくはフィルターされないで通過する。

ここに開示される実施形態は、非眼科的システムを含んでいてもよい。それを通して又はそこから光が透過する任意の非眼科的システムも想定される。一例として、非眼科的システムは、自動車の窓やフロントガラス、航空機の窓やフロントガラス、任意の種類の窓、コンピュータモニタ、テレビ、医療機器、診断機器照明製品、蛍光灯、または任意の種類の照明製品または光拡散器が挙げられる。さらに、用および宇宙用の用途が兵士および宇宙飛行士有害な影響を有する高エネルギー可視光波長への急性又は慢性の暴露に対して適用される。眼科的として記載された以外の任意の種類の製品は非眼科的製品と考えられる。このように光を発するもしくは光が通過する任意の種類の製品又は装置であり、その製品又は装置からの光が人間の目に入射する任意の種類の製品又は装置が想定される。

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から70%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

1つの実施形態において、コーティングは、スピンコーティング、ディップコーティング、スプレイコーティング、蒸発スパッタリング化学的蒸着もしくはこれらの組み合わせ又はコーティング適用の技術分野で既知の方法のいずれか1つによって適用される。

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から60%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から50%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から40%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

いくつかの実施形態において、ポルフィリン染料を含む選択的なブルーライトフィルタリングコーティングは、広帯域ブルー遮断材又は他のコーティングに比べて、以下の様な調整可能なフィルタリングを示す。
より弱い彩度C、
より小さいΔE*(総色度)そして
より小さいYI。
特に1つの実施形態において、ここに開示され、40%までのブルーライト遮断を提供することができるコーティングは、以下を有する。
彩度C<5.0
|a*|<2および|b*|<4、
YI<8.0
ΔE*<5.0、そして
高透過率ベル

さらに1つの実施形態において、ここに開示され、20%までのブルーライト遮断を提供することができるコーティングは、以下を有する。
彩度C=2から3
YI=3から4
ΔE*<2.0、そして
JND<1単位
透過率レベル>90%。

概要

光学フィルターを含むシステムが提供される。光学フィルターは銅ポルフィリン化合物を含む。システムの透過スペクトルは460nmから700nmの波長範囲に渡って少なくとも80%の平均透過率を有する。システムの透過スペクトルは400nmから460nmの波長範囲に渡って75%未満の平均透過率を有する。

目的

本開示は一般に、選択的高エネルギー可視光(HEVL)フィルター性、特に400から500nmのスペクトル範囲における1以上の波長に対するフィルター性を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

銅−ポルフィリン化合物を含む光学フィルターを備える第一のシステム

請求項2

銅−ポルフィリン化合物が、(式I),の構造を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−L−Pで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸カルボン酸カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリールヘテロアリールアクリレートアクリロイルアクリルアミドメタアクリレートメタアクリルアミドチオールアミド、もしくは−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族環構造を形成し;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−L−Pで表される部分であり;ここでPはポリマー部分又は重合性基であり、Lはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである、請求項1の第一のシステム。

請求項3

銅−ポルフィリン化合物が、からなる群から選択されるか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、ここで、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、メチルエチルプロピルイソプロピル、又は−L−Pで表される部分であり;R9からR28、R300からR315、R400からR411、R500からR515の各々は独立してH、F、Br、CH3、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルイソブチル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレートメタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは芳香環構造または非芳香族環構造を形成し;R100は、結合、−(CH2)n−または2から20の炭素原子を有する分岐アルキル、ここでnは1から20であり;R110、R111、R120、R121、R200からR203は、それぞれ独立して、H、Me、2から20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2から20の炭素原子を有する分岐アルキル、または−L−Pで表される部分である、請求項1の第一のシステム。

請求項4

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項5

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項6

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し;R200からR203は各々独立してH、Me、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、又は2〜20の炭素を有する分岐アルキルである、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項7

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し;R200からR203は各々独立してH、Me、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、又は2〜20の炭素を有する分岐アルキルである、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項8

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項9

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項10

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28およびR300からR315は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項11

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項12

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28およびR400からR411は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項13

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体である、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項14

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項15

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項16

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項17

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項18

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28およびR500からR515は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項19

銅−ポルフィリン化合物が構造:を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R9からR28は独立してH、F、Br、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し;R100、R111、R120およびR121は各々独立してH、Me、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、又は2〜20の炭素を有する分岐アルキルである、請求項2に記載の第一のシステム。

請求項20

R1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515がHであり、但し、式IにおいてXが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26は互いに孤立電子対である、請求項2から19のいずれかの第一のシステム。

請求項21

R1からR8は各々独立してH、Cl、Br、F、I、CH3、2〜20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、または2〜20の炭素を有する分岐アルキルであり、R9からR28のそれぞれは独立して、H、F、Br、Cl、I、CH3、2〜20個の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20個の炭素原子を有する分枝アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、またはアミド;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し;R100は、結合、−(CH2)n−または2から20の炭素原子を有する分岐アルキル、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200からR203は、それぞれ独立して、H、Me、2から20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2から20の炭素原子を有する分岐アルキルである、請求項2から19のいずれかの第一のシステム。

請求項22

R1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の少なくとも1つは−L−Pであり、1以上の−L−Pがあるとき、各々の−L−Pは同一であるか異なっている、請求項2から19のいずれかの第一のシステム。

請求項23

R1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の1から8が、−L−Pであり、各々の−L−Pは同一であるか異なっている、請求項22の第一のシステム。

請求項24

Pが重合性基である、請求項22及び23のいずれかの第一のシステム。

請求項25

重合性基が、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、末端部又は内部のアルキニル基、末端部又は内部のアルケニル基ヨウイドブロミドクロライドアジド、カルボン酸エステル、アミンアルコールエポキシイソシアネートアルデヒド、酸クロライド、シロキサンホウ酸スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される、請求項24の第一のシステム。

請求項26

Pはポリマー部分である、請求項22および23のいずれかの第一のシステム。

請求項27

銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)もしくは塩、又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、もしくはアミド、もしくは−Lm−Pmで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成し;R100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、nは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−Lm−Pmで表される部分であり;Pmは重合性基であり、Lmはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りであり;ただし、式I(m)中に1から8の−Lm−Pmが存在するとき、それぞれの−Lm−Pmは同一又は異なっている、請求項1の第一のシステム。

請求項28

ポリマー部分が、生体高分子ポリビニルアルコールポリアクリレートポリアミドポリアミンポリエポキシドポリオレフィンポリ酸無水物ポリエステルおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項26の第一のシステム。

請求項29

Lが結合基である、請求項22から28のいずれかの第一のシステム。

請求項30

結合基が、−C(O)−、−O−、−O−C(O)O−、−C(O)CH2CH2C(O)−、−S−S−、−NR130−、−NR130C(O)O−、−OC(O)NR130−、−NR130C(O)−−C(O)NR130−、−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−NR130C(O)O−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−OC(O)NR130−、−アルキレン−NR130−、−アルキレン−O−、−アルキレン−NR130C(O)−、−アルキレンC(O)NR130−、−NR130C(O)O−アルキレン−、−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−OC(O)NR130−アルキレン−、−NR130−アルキレン−、−O−アルキレン−、−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−OC(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130−アルキレン−、−アルキレン−O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−であり、R130は水素または場合により置換されたアルキルである、請求項29の第一のシステム。

請求項31

銅−ポルフィリン化合物が、式I(m):もしくは塩、又はそれらの互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、Xは、炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは、独立して、H、Cl、Br、F、I、CH3、炭素原子数2から20の直鎖アルキル鎖、または炭素数2から20の分岐アルキルであり;R9からR28のそれぞれは独立して、H、F、Br、Cl、I、CH3、2〜20個の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20個の炭素原子を有する分枝アルキル、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、チオエーテル、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、またはアミドであるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し、R100は、結合、−(CH2)n−、または2から20個の炭素原子を有する分枝アルキルであり、nは1から20であり;R110、R111、R112及びR200は、それぞれ独立して、H、Me、2から20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、又は2から20炭素原子を有する分岐アルキルであり;但し、Xが窒素である場合、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対または上記定義の通りである、請求項1の第一のシステム。

請求項32

銅−ポルフィリン化合物が、式I(m):もしくは塩、又はそれらの互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、Xは、炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは、独立して、H、Cl、Br、F、I、CH3、炭素原子数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立して、H、F、Br、Cl、I、CH3、2〜20個の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20個の炭素原子を有する分枝アルキル、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、チオエーテル、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、又は−Lm−Pmで表される部分でありであるか;又は隣接するR9からR28のうちの2つは、芳香環構造または非芳香族環構造を形成し、R100は、結合、−(CH2)n−、または2から20個の炭素原子を有する分枝アルキルであり、nは1から20であり;R110、R111、R112及びR200は、それぞれ独立して、H、Me、2から20の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2から20炭素原子を有する分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;但し、Xが窒素である場合、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対または上記定義の通りであり;式I(m)中に1から4の−Lm−Pmが存在し、Lmは無しであり、それぞれのPmは同一又は異なる重合性基であり、重合性基は、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、炭素数2から20の末端または内部アルキニル基、炭素数2から20の末端または内部アルケニル基、ヨウ化物臭化物塩化物、アジド、カルボン酸エステル、アミン、アルコール、エポキシド、イソシアネート、アルデヒド、酸塩化物、シロキサン、ボロン酸、スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される、請求項1の第一のシステム。

請求項33

表面をさらに含み、光学フィルターが表面に配置されるコーティングであり、コーティングが銅ポルフィリン化合物を含む、請求項1から32のいずれかの第一のシステム。

請求項34

基材をさらに含み、光学フィルターが銅ポルフィリン化合物であり、銅ポルフィリン化合物が基材を通して分散されている、請求項1から32のいずれかの第一のシステム。

請求項35

第一のシステムは、眼科的システムである、請求項1から34のいずれかの第一のシステム。

請求項36

第一のシステムは、眼鏡レンズコンタクトレンズ眼内レンズ角膜インレー、および角膜アンレーからなる群から選択される、請求項35の第一のシステム。

請求項37

第一のシステムは、非眼科的眼用システムである、請求項1から34のいずれかの第一のシステム。

請求項38

請求項39

第一のシステムは、第一の表面を更に含み、フィルターが第一の表面に配置される、請求項37の第一のシステム。

請求項40

第一のシステムは、第二の表面を更に含み、フィルターが第一の表面と第二の表面の間に配置される、請求項37の第一のシステム。

請求項41

第一の表面と第二の表面がガラスである、請求項37の第一のシステム。

請求項42

光学フィルターは、ポリビニルブチラールPVB)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレンビニルアセテートEVA)又はポリウレタン(PU)の層に組み込まれる、請求項37の第一のシステム。

請求項43

TSRGは、460nmから700nmの波長範囲にわたる第一のシステムの平均透過率であり;TSBlueは、400から460nmの波長範囲にわたる第一のシステムの平均透過率であり;TSRG>=80%;TSBlue<TSRG−5%である、請求項1から42のいずれかの第一のシステム。

請求項44

第一のシステムは、460nmから700nmの範囲にわたるあらゆる波長で少なくとも80%の光を透過させる、請求項43の第一のシステム。

請求項45

フィルターが、透過スペクトルを有し;フィルターの透過スペクトルは、第一のシステムの透過スペクトルとは異なる、請求項1から44のいずれかの第一のシステム。

請求項46

TFRGは、460nmから700nmの波長範囲にわたるフィルターの平均透過率であり;TFBlueは、400から460nmの波長範囲にわたるフィルターの平均透過率であり;TFRG>=80%;TFBlue<TFRG−5%であり;フィルターが、400から460nmの波長範囲内の第一の波長において、透過率の第一の極小値を有する、請求項45の第一のシステム。

請求項47

フィルターは、第一の波長でTFBlue−5%未満の光を透過する、請求項45の第一のシステム。

請求項48

第一の波長は420nmの2nm以内である、請求項45の第一のシステム。

請求項49

第一の波長は409nmの2nm以内である、請求項45の第一のシステム。

請求項50

第一の波長は425nmの10nm以内である、請求項45の第一のシステム。

請求項51

第一の波長は425nmの5nm以内である、請求項45の第一のシステム。

請求項52

第一の波長は430nmの30nm以内である、請求項45の第一のシステム。

請求項53

フィルターは、第一の波長の光の60%以下を透過する、請求項45の第一のシステム。

請求項54

T5は、第一の波長より5nm下から第一の波長の上の5nmまでの波長範囲のフィルターの平均透過率であり、T6は、第一の波長より5nm下から第一の波長の上の5nmまでの波長範囲以外の、400nmから460nmの波長範囲のフィルターの平均透過率であり;T5はT6よりも少なくとも5%低い、請求項45の第一のシステム。

請求項55

T7は、第一の波長より10nm下から第一の波長の上の10nmまでの波長範囲のフィルターの平均透過率であり、T8は、第一の波長より10nm下から第一の波長の上の10nmまでの波長範囲以外の、400nmから460nmの波長範囲のフィルターの平均透過率であり;T7はT8よりも少なくとも5%低い、請求項45の第一のシステム。

請求項56

フィルターは、460nmから700nmの波長範囲内の第二の波長において、透過率の第二の極小値を有する、請求項46の第一のシステム。

請求項57

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する透過光となり、(a*1、b*1、L*1)と(a*2、b*2、L*2)との間の総色差ΔEが5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項58

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する透過光となり、CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*3、b*3、L*3)を有する透過光となり、第二のシステムは、光学フィルターを含まないが、他は第一のシステムと同一であり;(a*2、b*2、L*2)と(a*3、b*3、L*3)との間の総色差ΔEが5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項59

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する透過光となり、(a*1、b*1、L*1)と(a*2、b*2、L*2)との間の総彩度差が5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項60

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する透過光となり、CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIELAB座標(a*3、b*3、L*3)を有する透過光となり、第二のシステムは、光学フィルターを含まないが、他は第一のシステムと同一であり;(a*2、b*2、L*2)と(a*3、b*3、L*3)との間の総色度差が5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項61

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する反射光となり、(a*1、b*1、L*1)と(a*2、b*2、L*2)との間の総色度差ΔEが5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項62

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する反射光となり、CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*3、b*3、L*3)を有する反射光となり、第二のシステムは、光学フィルターを含まないが、他は第一のシステムと同一であり;(a*2、b*2、L*2)と(a*3、b*3、L*3)との間の総色度差ΔEが5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項63

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する反射光となり、(a*1、b*1、L*1)と(a*2、b*2、L*2)との間の総彩度差が5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項64

CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*2、b*2、L*2)を有する反射光となり、CIELAB座標(a*1、b*1、L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムから反射されると、CIELAB座標(a*3、b*3、L*3)を有する反射光となり、第二のシステムは、光学フィルターを含まないが、他は第一のシステムと同一であり;(a*2、b*2、L*2)と(a*3、b*3、L*3)との間の総彩度差が5.0未満である、請求項1から56のいずれかの第一のシステム。

請求項65

第一のシステムは、35以下のYIを有する、請求項1から64のいずれかの第一のシステム。

請求項66

第一のシステムは、30以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項67

第一のシステムは、27.5以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項68

第一のシステムは、25以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項69

第一のシステムは、22.5以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項70

第一のシステムは、20以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項71

第一のシステムは、17.5以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項72

第一のシステムは、15以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項73

第一のシステムは、12.5以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項74

第一のシステムは、10以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項75

第一のシステムは、9以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項76

第一のシステムは、8以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項77

第一のシステムは、7以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項78

第一のシステムは、6以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項79

第一のシステムは、5以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項80

第一のシステムは、4以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項81

第一のシステムは、3以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項82

第一のシステムは、2以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項83

第一のシステムは、1以下のYIを有する、請求項65の第一のシステム。

請求項84

フィルターは、35以下のYIを有する、請求項1から64のいずれかの第一のシステム。

請求項85

フィルターは、30以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項86

フィルターは、27.5以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項87

フィルターは、25以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項88

フィルターは、22.5以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項89

フィルターは、20以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項90

フィルターは、17.5以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項91

フィルターは、15以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項92

フィルターは、12.5以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項93

フィルターは、10以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項94

フィルターは、9以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項95

フィルターは、8以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項96

フィルターは、7以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項97

フィルターは、6以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項98

フィルターは、5以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項99

フィルターは、4以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項100

フィルターは、3以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項101

フィルターは、2以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項102

フィルターは、1以下のYIを有する、請求項84の第一のシステム。

請求項103

第一波長の負側の10nm内の少なくとも1つの波長に対して、第一のシステムの透過スペクトルの勾配は、第三の波長における透過スペクトルの勾配の絶対値よりも小さい絶対値を有し、第三の波長は、第一波長の負の側の10nmよりも大きい、請求項1から102のいずれかの第一のシステム。

請求項104

UV遮断要素をさらに含む、請求項1から103のいずれかの第一のシステム。

請求項105

UV遮断要素は、フィルター上に配置される、請求項104の第一のシステム。

請求項106

光学フィルターは、銅−ポルフィリン化合物を含み;銅−ポルフィリン化合物は、コーティング中に組み込まれ;UV遮断要素が、コーティング中に組み込まれる、請求項104の第一のシステム。

請求項107

IR遮断要素をさらに含む、請求項1から104のいずれかの第一のシステム。

請求項108

システムは皮膚科用ローションである、請求項1から32のいずれかの第一のシステム。

請求項109

方法であって、Cu−ポルフィリン化合物を溶媒に溶解して溶液とすること;プライマーで溶液を希釈すること;溶液を濾過すること;そして溶液を塗布して光学フィルターを形成すること、を含む、方法。

請求項110

前記溶液を塗布することは、溶液を表面にコーティングすることを含み、コーティングは、ディップコーティングスプレーコーティング、またはスピンコーティングである、請求項109の方法。

技術分野

0001

本開示は一般に、選択的高エネルギー可視光HEVL)フィルター性、特に400から500nmのスペクトル範囲における1以上の波長に対するフィルター性を提供する染料又は染料混合物を含むコーティングに関する。

背景技術

0002

太陽からの電磁放射が地球の大気を絶え間なく照射している。光は波とし伝播する電磁照射からなる。電磁スペクトルには、電波ミリ波マイクロ波赤外線、可視光、紫外線(UVAおよびUVB)、X線、およびガンマ線が含まれる。可視光スペクトルには、約700nm(ナノメーター、すなわち10−9メートル)の最長の可視光波長と400nmの最短の可視光波長が含まれる。ブルーライト波長はおおよそ400nmから500nmの範囲にある。紫外線帯として、UVB波長は290nmから320nmであり、UVA波長は320nmから400nmである。ガンマ線およびX線はこのスペクトルのより高い周波数成分を構成し、大気によって吸収される。紫外線放射(UVR)の波長スペクトルは100から400nmである。多くのUVR波長は、成層圏のオゾン減少領域がある場所を除いて、大気によって吸収される。ここ20年にわたって、オゾン層の減少が主として工業汚染によると報告されている。増加するUVR暴露は、目および皮膚の疾病予想される増加するUVRの負荷として、広く公衆衛生関与する。

0003

オゾン層は、286nmまでの波長を吸収して、生物を最も高いエネルギーを有する照射に対する暴露から守っている。しかし我々は286nmより上の波長に暴露されていて、それらの波長の多くは人間の可視光スペクトル(400から700nm)にある。人間の網膜は電磁スペクトルの可視光部分にのみ反応する。より短波長は、逆により多くのエネルギーを含むため、最も大きい被害をもたらす。ブルーライトは、動物網膜色素上皮(RPE)細胞に最大の光化学障害をもたらす可視光の一部であることが示されている。これらの波長への暴露は、これらの波長が人間の目には青色として感受されることから、ブルーライトハザードと呼ばれている。

0004

発明の要約
1つの実施形態において、第一のシステムは、銅−ポルフィリン化合物を含む光学フィルターを含む。1つの実施形態において、銅−ポルフィリン化合物は、式I:



(式I),
の構造を有するか、もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−L−Pで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸カルボン酸カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリールヘテロアリールアクリレートアクリロイルアクリルアミドメタアクリレートメタアクリルアミドチオールアミド、もしくは−L−Pで表される部分であるか、又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族環構造を形成し;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−L−Pで表される部分であり;ここでPはポリマー部分又は重合性基であり、Lはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである。

0005

1つの実施形態において、第一のシステムの銅−ポルフィリン化合物は、詳細な説明に記載される式I−1から式I−16の構造を有する化合物からなる群から選択される。

0006

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515のそれぞれはHであり、ただし、式IにおいてXが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ孤立電子対である。

0007

1つの実施形態においては、式I及び式I−1からI−16において、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、又はアミドであり;ここで、R100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルである。いくつかの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16における隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載するように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

0008

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の少なくとも1つは、−L−Pであり、ここで、1より多い−L−Pが存在するとき、それぞれの−L−Pは同一又は異なっている。

0009

1つの実施形態において、式Iおよび式I−1からI−16におけるR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515の1つから8つは、−L−Pであり、ここで、それぞれの−L−Pは同一又は異なっている。

0010

1つの実施形態において、Pは重合性基である。1つの実施形態において、重合性基は、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、末端部又は内部のアルキニル基、末端部又は内部のアルケニル基ヨウイドブロミドクロライドアジド、カルボン酸エステル、アミンアルコールエポキシイソシアネートアルデヒド、酸クロライド、シロキサンホウ酸スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される。

0011

1つの実施形態において、Pはポリマー部分である。1つの実施形態において、銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくは塩、又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、
ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、もしくはアミド、もしくは−Lm−Pmで表される部分であるか;又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成し;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−Lm−Pmで表される部分であり;ここでPmは重合性基であり、Lmはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りであり、ただし、式I(m)中に1から8の−Lm−Pmが存在するとき、それぞれの−Lm−Pmは同一又は異なっている。

0012

1つの実施形態において、ポリマー部分は、生体高分子ポリビニルアルコールポリアクリル酸ポリアミドポリエポキシドポリオレフィンポリ無水物ポリエステルおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される。

0013

1つの実施形態において、Lは結合基である。1つの実施形態において、結合基は、−C(O)−、−O−、−O−C(O)O−、−C(O)CH2CH2C(O)−、−S−S−、−NR130−、−NR130C(O)O−、−OC(O)NR130−、−NR130C(O)−、−C(O)NR130−、−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−NR130C(O)O−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−、−アルキレン−OC(O)NR130−、−アルキレン−NR130−、−アルキレン−O−、−アルキレン−NR130C(O)−、−アルキレン−C(O)NR130−、−NR130C(O)O−アルキレン−、−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−OC(O)NR130−アルキレン−、−NR130−アルキレン−、−O−アルキレン−、−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−OC(O)NR130−アルキレン−、−アルキレン−NR130−アルキレン−、−アルキレン−O−アルキレン−、−アルキレン−NR130C(O)−アルキレン−、−C(O)NR130−アルキレン−であり、ここでR130は水素又は任意に置換されたアルキルである。

0014

1つの実施形態において、第一のシステムにおける銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくはその塩又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、
ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、もしくはアミドであり;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、又は炭素数2から20の分岐アルキルであり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである。いくつかの実施形態において、隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載されるように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

0015

1つの実施形態において、第一のシステムにおける銅−ポルフィリン化合物は、式I(m)



(式I(m)),
もしくはその塩又はその互変異性体のモノマー構造を有することを特徴とするホモポリマー又はコポリマーであり、ここで、Xは炭素又は窒素であり、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、又は−Lm−Pmで表される部分であり;R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、アミド、又は−Lm−Pmで表される部分であり;ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20の分岐アルキルであり、ここでnは1から20であり;R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20の分岐アルキル又は−Lm−Pmで表される部分であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りであり;ここで、式I(m)中に1から4の−Lm−Pmが存在し、Lmがなしであり、それぞれのPmは同一又は異なっている重合性基であり、重合性基は、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、カルボン酸、チオール、アミド、2から20の炭素を有する末端部又は内部のアルキニル基、2から20の炭素を有する末端部又は内部のアルケニル基、ヨウダイド、ブロミド、クロライド、アジド、カルボン酸エステル、アミン、アルコール、エポキシ、イソシアネート、アルデヒド、酸クロライド、シロキサン、ホウ酸、スタンナンおよびベンジルハライドからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、隣接するR9からR28の2つは、例えば本明細書に記載されるように、芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成する。

0016

1つの実施形態において、第一のシステムは、表面を更に含み、光学フィルターが表面上に配置されるコーティングであり、コーティングが銅ポルフィリン化合物を含む。

0017

1つの実施形態において、第一のシステムは、基材を更に含み、光学フィルターが銅ポルフィリン化合物であり、銅ポルフィリン化合物が基材中に分散されている。

0018

1つの実施形態において、第一のシステムは、眼科的システムである。1つの実施形態において、眼科的システムは、眼鏡レンズコンタクトレンズ眼球内レンズ角膜インレーおよび角膜オンレーからなる群から選択される。

0019

1つの実施形態において、第一のシステムは、非眼科的眼用システムである。1つの実施形態において、非眼科的眼用システムは、窓、自動車用フロントガラス自動車の側面窓、自動車の後部窓サンルーフ窓、商用ガラス、住宅用ガラス、天窓カメラフラッシュバルブレンズ人工照明器具、蛍光灯拡散器医療機器手術器具ライフルスコープ双眼鏡コンピュータモニタテレビ画面点灯看板電子デバイスの画面、およびパティオ器具からなる群から選択される。

0020

1つの実施形態において、第一のシステムは、第一の表面を更に含み、フィルターが第一の表面上に配置される。

0021

1つの実施形態において、第一のシステムは、皮膚科用ローションである。

0022

1つの実施形態において、第一のシステムは、第二の表面を更に含み、フィルターが第一の表面と第二の表面の間に配置される。1つの実施形態において、第一および第二の表面はガラスである。

0023

1つの実施形態において、光学フィルターは、ポリビニルブチラールPVB)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレンビニルアセテートEVA)又はポリウレタン(PU)の層中に包含される。

0024

1つの実施形態において、TSRGは、460nmから700nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TSBlueは、400nmから460nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TSRG>=80%であり、TSBlue<TSRG−5%である。

0025

1つの実施形態において、第一のシステムは、460nmから700nmの範囲に渡るすべての波長において、少なくとも80%の光を透過する。

0026

1つの実施形態において、第一のシステムのフィルターは、第一のシステムの透過スペクトルとは異なる透過スペクトルを有する。

0027

1つの実施形態において、TFRGは、460nmから700nmの波長範囲に渡ってのフィルターの平均透過率である。TFBlueは、400nmから460nmの波長範囲に渡っての第一のシステムの平均透過率である。TFRG>=80%であり、TFBlue<TSRG−5%である。フィルターは透過率についての第一の局所的最小値を、400から460nmの波長範囲内の第一の波長において有する。

0028

1つの実施形態において、フィルターは、第一の波長においてTFBlue−5%未満の光を透過する。

0029

1つの実施形態において、第一の波長は、420nmから2nm以内であり、1つの実施形態において、第一の波長は、409nmから2nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、425nmから10nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、425nmから5nm以内である。1つの実施形態において、第一の波長は、420nmから2nm以内であり、1つの実施形態において、第一の波長は、430nmから30nm以内である。

0030

1つの実施形態において、フィルターは、第一の波長において60%以下の光を透過する。

0031

1つの実施形態において、T5は、第一の波長の5nm以下から第一の波長の5nm以上までの波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T6は、第一の波長の5nm以下から第一の波長の5nm以上までの波長範囲を除く、400nm以上460nm以下の波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T5はT6より少なくとも5%未満である。

0032

1つの実施形態において、T7は、第一の波長の10nm以下から第一の波長の10nm以上までの波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T8は、第一の波長の10nm以下から第一の波長の10nm以上までの波長範囲を除く、400nm以上460nm以下の波長範囲におけるフィルターの平均透過率である。T7はT8より少なくとも5%未満である。

0033

1つの実施形態において、フィルターは透過率についての第二の局所的最小値を、400から700nmの波長範囲内の第二の波長において有する。

0034

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

0035

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する透過光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

0036

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総彩度差は5.0未満である。

0037

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する透過光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムを透過すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する透過光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総彩度差は5.0未満である。

0038

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となり、(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

0039

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する反射光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは5.0未満である。

0040

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)の間の総彩度差は5.0未満である。

0041

1つの実施形態において、CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第一のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*2,b*2,L*2)を有する反射光となる。CIEのLAB座標(a*1,b*1,L*1)を有するCIE標準光源D65の光は、第二のシステムに反射すると、CIEのLAB座標(a*3,b*3,L*3)を有する反射光となる。第二のシステムは光学フィルターを含まないが、その他は第一のシステムと同一であり、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総彩度差は5.0未満である。

0042

1つの実施形態において、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは6.0未満である。1つの実施形態において、(a*2,b*2,L*2)と(a*3,b*3,L*3)の間の総色度差ΔEは6.0未満である。

0043

1つの実施形態において、第一のシステムは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、30以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、27.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、25以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、22.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、20以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、17.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、15以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、12.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、10以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、9以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、8以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、7以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、6以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、5以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、4以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、3以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、2以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムは、1以下のYIを有する。

0044

1つの実施形態において、フィルターは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、30以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、27.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、25以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、22.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、20以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、17.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、15以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、12.5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、10以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、9以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、8以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、7以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、6以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、5以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、4以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、3以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、2以下のYIを有する。1つの実施形態において、フィルターは、1以下のYIを有する。

0045

1つの実施形態において、第一のシステムが眼科的システムのとき、第一のシステムは15以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムが眼科的システムのとき、フィルターは15以下のYIを有する。

0046

1つの実施形態において、第一のシステムが非眼科的システムのとき、第一のシステムは35以下のYIを有する。1つの実施形態において、第一のシステムが非眼科的システムのとき、フィルターは35以下のYIを有する。

0047

1つの実施形態において、負側で第一の波長から10nm以内の少なくとも1つの波長における第一のシステムの透過スペクトルの傾斜は、第三の波長における透過スペクトルの傾斜の絶対値より小さい絶対値を有する。第三の波長は、負側で第一の波長から10nmより大きい。

0048

1つの実施形態において、第一のシステムはUV遮断要素をさらに含む。1つの実施形態において、UV遮断要素はフィルター上に配置される。

0049

1つの実施形態において、光学フィルターは銅−ポルフィリン化合物であり銅−ポルフィリン化合物は、コーティングに内包され、そしてUV遮断要素がコーティングに内包される。

0050

1つの実施形態において、第一のシステムはIR遮断要素をさらに含む。

0051

1つの実施形態において、方法は、銅−ポルフィリン化合物を溶媒に溶解して溶液を作ることこと、溶液をプライマー希釈すること、溶液を濾過すること、および溶液を付与し光学フィルターを形成することを含む。

0052

1つの実施形態において、溶液を付与することは表面を溶液で被覆することを含み、被覆することが、ディップコーティングスプレイコーティング、又はスピンコーティングを用いる。

0053

1つの実施形態において、眼科的システムはフィルターを含み、それによって前記眼科的システムは、400から460nmの範囲内の光の波長の5.0から50%を選択的にフィルターし、可視光に渡って光の少なくとも80%を透過し、黄色度指数が15.0未満であり、前記フィルターがCu(II)メソテトラ(2−ナフチルポルフィリンを含む。

0054

他の実施形態において、非眼科的システムは、400から460nmの範囲における光の5.0から50%を遮断し、可視光スペクトルに渡って光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターを含み、黄色度指数が15.0未満であり、前記フィルターがCu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリンを含む。

0055

1つの実施形態において、光学フィルターは銅−ポルフィリン染料化合物の混合物を含んでいてもよい。

0056

1つの実施形態において、染料又は染料混合物は、400nmから500nmの範囲に少なくとも1つの吸収ピークを持つ吸収スペクトルを有する。

0057

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークは400nmから500nmの範囲である。

0058

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークは、400nmから500nmの範囲に60nm未満の半値全幅FWHM)を有する。

0059

1つの実施形態において、染料又は染料混合物は、装置の光路に含まれるとき、400nmから500nmの範囲の光の少なくとも1つの波長の少なくとも5%を吸収する。

0060

1つの実施形態において、染料又は染料混合物の集合体は、5マイクロメーター未満の平均サイズを有する。

0061

1つの実施形態において、染料又は染料混合物の集合体は、1マイクロメーター未満の平均サイズを有する。

0062

1つの実施形態において、溶液を準備することは、溶液を超音波照射して溶液に含まれる染料又は染料混合物の集合体の平均サイズを小さくすることを含む。

0063

1つの実施形態において、超音波照射は制御された温度環境で行われる。

0064

1つの実施形態において、集合体は、溶液を超音波照射する前には、10マイクロメーターより大きい平均サイズを有する。

0065

1つの実施形態において、制御された温度環境は50℃以下の温度に設定される。

0066

1つの実施形態において、内包することは、溶液を樹脂投入してコーティング剤を形成することを含む。

0067

1つの実施形態において、コーティング剤は、ある時間の間制御された温度環境でさらなる超音波照射に付される。

0068

1つの実施形態において、内包することは、コーティング剤を装置の片面又は両面に付与することをさらに含む。

0069

1つの実施形態において、方法は、染料又は染料混合物を含むコーティング剤を第一の面上に付与してコーティングを形成することを含み、コーティングが可視波長の選択された範囲の可視光を選択的に抑制する。さらに内包工程が、コーティングを風乾もしくは短時間の熱乾燥すること又はコーティングの短時間のUV暴露することを含む。

0070

1つの実施形態において、コーティング剤を付与することが、染料又は染料混合物の量を決定することを含み、その量が、選択された範囲の光についての所定の遮断パーセンテージに対応することを含む。

0071

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラフェニルポルフィリンすなわちFS−201;Cu(II)メソ−テトラ(4−クロロフェニル)ポルフィリンすなわちFS−202;Cu(II)メソ−テトラフェニルポルフィリンすなわちFS−201;Cu(II)メソ−テトラ(4−メトキシフェニル)ポルフィリンすなわちFS−203;Cu(II)メソ−テトラ(4−tert−ブチルフェニル)ポルフィリンすなわちFS−204;Cu(II)メソ−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ポルフィリンすなわちFS−205;Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリンすなわちFS−206;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−4−ピリジル)ポルフィリンテトラクロリドすなわちFS−207;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−6−キノリニル)ポルフィリンテトラクロリドすなわちFS−208;Cu(II)メソ−テトラ(1−ナフチル)ポルフィリンすなわちFS−209;Cu(II)メソ−テトラ(4−ブロモフェニル)ポルフィリンすなわちFS−210;Cu(II)メソ−テトラ(ペンタフルオロフェニル)ポルフィリンすなわちCu1;Cu(II)メソ−テトラ(4−スルホナートフェニル)ポルフィリンすなわちCu2;Cu(II)メソ−テトラ(N−メチル−4−ピリジル)ポルフィリンテトラアセテートすなわちCu3;Cu(II)メソ−テトラ(4−ピリジル)ポルフィリンすなわちCu4;Cu(II)メソ−テトラ(4−カルボキシフェニル)ポルフィリンすなわちCu5からなる群の1つである。

0072

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリン(FS−206)である。

0073

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(1−ナフチル)ポルフィリン(FS−209)である。

0074

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(ペンタフルオロフェニル)ポルフィリン(Cu1)である。

0075

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(4−スルホナートフェニル)ポルフィリン(Cu2)である。

0076

1つの実施形態において、染料が、Cu(II)メソ−テトラ(4−カルボキシフェニル)ポルフィリン(Cu5)である。

0077

1つの実施形態において、溶液が、ハロゲン化溶媒を含む。

0078

1つの実施形態において、溶液が、3.0以上の極性指数を有する溶媒を含む。

0080

1つの実施形態において、溶液の溶媒がクロロホルムである。

0081

1つの実施形態において、溶液の溶媒が実質的にクロロホルムからなる。

0082

1つの実施形態において、溶媒がハロゲン化溶媒である。

0083

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、430nm+/−20nmの範囲内である。

0084

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、430nm+/−30nmの範囲内である。

0085

1つの実施形態において、少なくとも1つの光の波長が、420nm+/−20nmの範囲内である。

0086

1つの実施形態において、コーティングが、プライマーコーティングである。

0087

1つの実施形態において、装置が、反射コーティングおよび多層干渉コーティングの少なくとも1つを用いて、400nmから500nmの範囲の少なくとも1つの波長を選択的にフィルターする。

0088

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nから500nmの範囲における光の5から50%を吸収する。

0089

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nから500nmの範囲における光の20から40%を吸収する。

0090

1つの実施形態において、装置が400nから500nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

0091

1つの実施形態において、装置が400nから500nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

0092

1つの実施形態において、制御された温度環境が、50℃以下の温度に設定され、時間が1時間から5時間である。

0093

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、400nmから500nmの範囲にソーレーピークを有する。

0094

1つの実施形態において、少なくとも1つの吸収ピークが、400nmから500nmの範囲で40nm未満の半値全幅(FWHM)を有する。

0095

1つの実施形態において、少なくとも1つの波長が、430nmである。

0096

1つの実施形態において、フィルタリングピーク波長が420+/−5nmである。

0097

1つの実施形態において、フィルタリングのピーク波長が420+/−10nmである。

0098

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、410nmから450nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

0099

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、410nmから450nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

0100

1つの実施形態において、装置が410nから450nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

0101

1つの実施形態において、装置が410nから450nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

0102

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから460nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

0103

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから460nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

0104

1つの実施形態において、装置が400nから460nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

0105

1つの実施形態において、装置が400nから460nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

0106

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから440nmの範囲において光の5から50%を吸収する。

0107

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が、装置の光路に内包されるとき、400nmから440nmの範囲において光の20から40%を吸収する。

0108

1つの実施形態において、装置が400nから440nmの範囲における光の5から50%を遮断する。

0109

1つの実施形態において、装置が400nから440nmの範囲における光の20から40%を遮断する。

0110

1つの実施形態において、染料又は染料混合物が内包された装置のヘイズレベルが、0.6%未満である。

0111

1つの実施形態において、フィルタリングが、吸収、反射、干渉又はそれらの任意の組み合わせで達成される。

0112

1つの実施形態において、眼鏡レンズ(処方または非処方)、サングラス処方薬または非処方)、フォトクロミックレンズ、コンタクトレンズ(処方薬または非処方)、化粧品着色コンタクトレンズ可視性着色のコンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片角膜組織電子レンズ、市販の老眼鏡又は拡大鏡、安全メガネ、安全ゴーグル、安全シールド視覚リハビリテーション装置からなる群から選択される眼科的レンズと、400から500nmの範囲の波長を有する光の5から50%を遮断し、可視スペクトルに渡る光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターと、を含む眼科的システムが提供される。さらに選択的光波長フィルターは、平均の集合体サイズが1マイクロメーター未満の染料又は染料混合物を含む。1つの実施形態において、範囲は400から460nmである。

0113

この最適な眼科的システムを提供するために、標準化された黄色度指数の範囲を含むことが望ましく、その範囲の上限は美容上許容される黄色の境界近くである。コーティングはいかなる眼科的システムに適用されてもよく、その一例として、眼鏡レンズ、サングラスレンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、電気活性な眼科的システムもしくはいかなる他のレンズ、又は非眼科的システムが挙げられる。眼科的システムの黄色度指数(YI)は15.0以下であり、非眼科的システムのYIは35.0以下であることが好ましい。

0114

上述したようなコーティングも提供され、それによってコーティングが、眼鏡レンズ、サングラスレンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、角膜組織、電気活性な眼科的システムまたは非眼科的システムに適用されて430+/−20nmの間の可視光が選択的に抑制され、それによってコーティングは、黄色度指数15.0以下で430nm+/−20nmの範囲内の光の最大30%を遮断する。1つの実施形態において、上述した方法で作られるレンズは、黄色度指数(YI)15.0以下を有することができる。1つの実施形態において、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下、又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

0115

1つの実施形態において、システムのヘイズレベルは0.6%未満である。

0116

1つの実施形態において、染料又は染料混合物を含む溶液を準備することと、溶液に超音波照射して溶液に含まれる染料又は染料混合物の集合体の平均サイズを減少することと、染料又は染料混合物を、光を透過する装置の光路に内包することを含む方法が提供される。

0117

1つの実施形態において、染料又は染料混合物を含む溶液を準備することと、染料又は染料混合物が10マイクロメーター未満の平均サイズの集合体を形成することと、染料又は染料混合物を、眼科的レンズの光路に内包することを含む方法によって製造される眼科的システムが提供され、染料又は染料混合物が400nmから500nmの範囲内の少なくとも1つの光の波長を選択的にフィルターする。さらに、染料又は染料混合物が内包されるシステムは、可視光スペクトルに渡って少なくとも80%の平均透過率を有する。

0118

1つの実施形態において、眼科的システムは眼科的レンズを含み、眼科的レンズは、眼鏡レンズ(処方または非処方)、サングラス(処方薬または非処方)、フォトクロミックレンズ、コンタクトレンズ(処方薬または非処方)、化粧品の着色コンタクトレンズ、可視性着色のコンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレー、角膜移植片、角膜組織、電子レンズ、市販の老眼鏡又は拡大鏡、安全メガネ、安全ゴーグル、安全シールド、視覚リハビリテーション装置からなる群から選択される。さらに眼科的システムは、400から500nmの範囲の波長を有する光の5から50%を遮断し、可視光スペクトルに渡る光の少なくとも80%を透過する選択的光波長フィルターを有し、選択的光波長フィルターは染料又は染料混合物を含む。

0119

1つの実施形態において、システムは15以下の黄色度指数を示す。

0120

1つの実施形態において、眼科的システムのヘイズレベルは0.6未満である。

0121

1つの実施形態において、システムは非眼科的システムである。

0122

実施形態は、非眼科的システムを含むことができ、その一例として、任意の種類の窓もしくはガラス板積層体、もしくは任意の透明材料、自動車のフロントガラスもしくは自動車の窓、航空機の窓、農業用トラクターの窓およびフロントガラスのような農業用機器バストラックのフロントガラスもしくは窓、サンルーフ、天窓、カメラのフラッシュ電球とレンズ、人工照明器具の任意のタイプ(固定具またはフィラメントのいずれか、または両方)、任意の種類の電球、蛍光灯、LED照明、もしくは任意の種類の拡散器、医療機器、手術器具、ライフルスコープ、双眼鏡、コンピュータモニタ、テレビ画面、ハンドヘルドもしくは非ハンドヘルドの光を発する任意の電子装置、点灯サイン、もしくは任意のその他のアイテムもしくはシステムが挙げられ、それによって光が発せられ、もしくは透過され、もしくはフィルターされるか、もしくはフィルターされないで通過する。

0123

ここに開示される実施形態は、非眼科的システムを含んでいてもよい。それを通して又はそこから光が透過する任意の非眼科的システムも想定される。一例として、非眼科的システムは、自動車の窓やフロントガラス、航空機の窓やフロントガラス、任意の種類の窓、コンピュータモニタ、テレビ、医療機器、診断機器照明製品、蛍光灯、または任意の種類の照明製品または光拡散器が挙げられる。さらに、用および宇宙用の用途が兵士および宇宙飛行士有害な影響を有する高エネルギー可視光波長への急性又は慢性の暴露に対して適用される。眼科的として記載された以外の任意の種類の製品は非眼科的製品と考えられる。このように光を発するもしくは光が通過する任意の種類の製品又は装置であり、その製品又は装置からの光が人間の目に入射する任意の種類の製品又は装置が想定される。

0124

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から70%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

0125

1つの実施形態において、コーティングは、スピンコーティング、ディップコーティング、スプレイコーティング、蒸発スパッタリング化学的蒸着もしくはこれらの組み合わせ又はコーティング適用の技術分野で既知の方法のいずれか1つによって適用される。

0126

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から60%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

0127

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から50%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

0128

上述のコーティング、それによってコーティングが非眼科的システムに適用され、430nm+/−20nm又は別の実施形態では430+/−30nm範囲の間の可視光が選択的に抑制され、それによって、黄色度指数35.0以下で430nm+/−20nm又は430+/−30nmの範囲内の光の5から40%が遮断される、コーティングも提供される。他の実施形態において、30以下、25.0以下、20.0以下、17.5以下、15.0以下、12.5以下、10.0以下、9.0以下、8.0以下、7.0以下、6.0以下、5.0以下、4.0以下又は3.0以下のYIが好ましく、網膜に投与されるブルーライトが減少し、対象とする用途の最良の可能な化粧品が可能となる。YIは具体的なフィルター用途に応じて変化する。

0129

いくつかの実施形態において、ポルフィリン染料を含む選択的なブルーライトフィルタリングコーティングは、広帯域ブルー遮断材又は他のコーティングに比べて、以下の様な調整可能なフィルタリングを示す。
より弱い彩度C、
より小さいΔE*(総色度)そして
より小さいYI。
特に1つの実施形態において、ここに開示され、40%までのブルーライト遮断を提供することができるコーティングは、以下を有する。
彩度C<5.0
|a*|<2および|b*|<4、
YI<8.0
ΔE*<5.0、そして
高透過率ベル

0130

さらに1つの実施形態において、ここに開示され、20%までのブルーライト遮断を提供することができるコーティングは、以下を有する。
彩度C=2から3
YI=3から4
ΔE*<2.0、そして
JND<1単位
透過率レベル>90%。

図面の簡単な説明

0131

本発明の実施形態が、一例として添付される概略図面を参照して記載される。ここに包含され、明細書の一部をなす添付図面は、本開示を説明し、さらに開示される原理の説明を今供する。
図1Aは、FS−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の化学構造を示す。
図1Bは、FS−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の追加の化学構造を示す。
図1Cは、FS−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の追加の化学構造を示す。
図1Dは、Cu−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の追加の化学構造を示す。
図2Aは、TPP−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の化学構造を示す。
図2Bは、TPP−染料シリーズおよびFS−201における銅−ポルフィリン染料の追加の化学構造を示す。
図3Aは、PF−染料シリーズにおける銅−ポルフィリン染料の化学構造を示す。
図3Bは、PF−染料シリーズおよびCu1染料の銅−ポルフィリン染料の追加の化学構造を示す。
図4は、X、YおよびZの三刺激値の概略的計算を示す。
図5Aは、CIEのLAB表色系を示す。
図5Bは、CIEのLAB表色系の他の代表例を示す。
図6は、CIEのLCH表色系を示す。
図7は、CIE1931の色空間を示す。
図8は、CIE1976の色空間を示す。
図9Aは、CIEのLAB色空間における総色度差、ΔE*を示す。
図9Bは、CIEのLCH色空間における総色度差、ΔE*を示す。
図10は、FS−206を含みブルーライト遮断範囲が10%から40%である選択的ブルー遮断コーティングについてのa*およびb*座標(CIEのLAB表色系)を示す。
図11は、FS−206を含みブルーライト遮断範囲が10%から40%である選択的青色遮断コーティングについてのΔa*およびb*座標(CIEのLAB表色系)を示す。
図12は、FS−206を含む選択的青色遮断コーティングについてのYI対ΔEの例を示す。それぞれのシンボルは測定されたコーティングを指定し、すべての示されたコーティングは、10から40%の範囲でブルーライト遮断を提供し、2から8の間のYIを示した。この図における色度差(ΔE)は、ポリカーボネート表面レンズ標品として用いて、La*b*(試料)−La*b*(標品)として計算された。
図13は、青色遮断コーティングについての黄色度指数対彩度を示す。シンボルは約20%のブルーライト遮断を示すコーティングを指定し、一方、破線楕円は10から40%のブルーライト遮断を示すコーティングを与える。
図14は、青色遮断コーティングについての色相対彩度を示す。シンボルは約20%のブルーライト遮断を示すコーティングを指定し、一方、破線の楕円は10から40%のブルーライト遮断を示すコーティングを与える。
図15は、Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィリン染料を異なる濃度で含むガラス基材上の選択的フィルタリングコーティングの透過スペクトルを示す。ブルーライト遮断%の正確な同調性とYIがコーティング中の染料濃度を調整することで達成できる。表7は、FS−206染料を含むコーティングについて、染料濃度、YIおよびブルーライト遮断%の間の関係の例を示す。
図16は、FS−207染料を異なる濃度で含むガラス基材上の選択的フィルタリングコーティングの透過スペクトルを示す。表8は、染料濃度、YIおよびブルーライト遮断%の間の関係の例を示す。注:ガラス基材は図に示されたYIには寄与しない(換言すれば、ガラス基材のYIは0である)。
図17Aは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングのスペクトル範囲としての差異について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。注:ガラス基材は図に示されたYIには寄与しない(換言すれば、ガラス基材のYIは0である)。
図17Bは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングの異なるスペクトル範囲について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。
図17Cは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングの、図17Bとは異なるスペクトル範囲について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。
図17Dは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングの異なるスペクトル範囲について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。
図17Eは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングの異なるスペクトル範囲について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。
図17Fは、FS−206染料を異なる濃度で含むガラス基材上のコーティングの異なるスペクトル範囲について計算された黄色度指数(YI)対ブルーライト遮断%を示す。
図18Aは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後のTPP−染料シリーズの染料の透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30、60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはフェニルであった。
図18Bは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後のTPP−染料シリーズおよびFS−206染料の透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30、60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはフェニルであった。
図19Aは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後のFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30、60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図19Aは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後の追加のFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30,60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図19Cは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後の追加のFS−染料シリーズおよびCU−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30,60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図19Dは、環境条件における実験室でのUV−可視光暴露前、暴露中、暴露後のCU−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立してDymaxBlueWave200の光に、30、60および90分間暴露され、最も安定な染料(90分のUV−可視光暴露後に決定された)は、120分暴露された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図20Aは、屋外環境試験の前および試験中のTPP−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはフェニルであった。
図20Bは、屋外環境試験の前および試験中のTPP−染料シリーズおよびFS−201染料の透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはフェニルであった。
図21Aは、屋外環境試験の前および試験中のF−シリーズおよびPF−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1および3日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはペンタフルオロフェニルであった。
図21Bは、屋外環境試験の前および試験中の追加のPF−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1および3日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはペンタフルオロフェニルであった。
図21Cは、屋外環境試験の前および試験中の追加のPF−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1および3日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはペンタフルオロフェニルであった。
図21Dは、屋外環境試験の前および試験中のFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1および3日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、ポルフィリン環内の最も安定なコア金属を決定するために選択され、一方、すべての場合においてペンダントはペンタフルオロフェニルであった。
図22Aは、屋外環境試験の前および試験中の追加のFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Bは、屋外環境試験の前および試験中の追加のFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、これらのカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Cは、屋外環境試験の前および試験中の追加のFS−染料シリーズおよびCu−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Dは、屋外環境試験の前および試験中の追加のCu−染料シリーズの透過スペクトルを示す。染料を含む青色遮断コーティングの試料は独立して、1日当たり24時間、1、3および5日間屋外に暴露された。屋外試験は、最も安定な染料について継続された。この染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Eは、60日間実施された屋外環境試験の前および試験中の最も安定なFS−染料シリーズの透過スペクトルを示す。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Fは、60日間実施された屋外環境試験の前および試験中の最も安定なFS−染料シリーズの追加の透過スペクトルを示す。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図22Gは、60日間実施された屋外環境試験の前および試験中の最も安定なCu−染料シリーズの透過スペクトルを示す。これらの染料のセットは、このカテゴリにおいて、コア金属として銅(Cu)を有するポルフィリンに結合する最も安定なペンダントを決定するために選択された。
図23は、フェニルペンダントを有するポルフィリンのコア金属の光安定性に応じた順番を示す。光安定性は染料#1から大きい#に向かって減少する。染料の光安定性の順番付けは、TPP−染料シリーズについての実験室でのUV−可視光暴露試験と屋外環境試験の結果に基づいて行った。
図24は、銅(Cu)をコア金属として有するポルフィリン染料における評価として、光安定性に応じたペンダントの順番を示す。光安定性はペンダント#1から大きい#のペンダントに向かって減少する。染料の光安定性の順番付けは、FS−染料とCu−染料シリーズについての実験室でのUV−可視光暴露試験と屋外環境試験の結果に基づいて行った。
図25は、2つのガラス基材とポリマー中間層からなる積層ガラスの概略を示す。
図26は、積層ガラス用途に用いられるポリマー中間層の構造を示す。
図27Aは、追加的にUV遮断材/安定材で保護された選択的青色遮断コーティングの概略説明を示し、UV遮断層が青色遮断コーティングの上に追加されている。
図27Bは、追加的にUV遮断材/安定剤で保護された選択的青色遮断コーティングの他の概略説明を示し、遮断コーティングが、UV遮断材浴中に暴露して着色されてUV遮断材がコーティング中に拡散している。
図27Cは、追加的にUV遮断材/安定剤で保護された選択的青色遮断コーティングの概略説明を示し、UV遮断材および/又はUV安定材がコーティング中に添加されている。
図27Dは、追加的にUV遮断材/安定剤で保護された選択的青色遮断コーティングの概略説明を示し、UV遮断材が青色遮断コーティング中の染料分子に化学的に結合している。
図28Aは、存在するポルフィリンペンダント上に、又は直接ポルフィリン環上に結合され得る反応性基の例を示す。
図28Bは、特定の銅−ポルフィリン化合物のポルフィリンペンダント上又はポルフィリン環上に結合され得る可能な異なる反応性基の例を示す。
図28Cは、特定の銅−ポルフィリン化合物のポルフィリンペンダント上又はポルフィリン環上に結合され得る可能な異なる反応性基の他の例を示す。
図28Dは、特定の銅−ポルフィリン化合物のポルフィリンペンダント上又はポルフィリン環上に結合され得る可能な異なる反応性基の他の例を示す。
図29Aは、CR39レンズの製造工程の一実施形態を示す。
図29Bは、CR39レンズの製造工程の他の実施形態を示す。
図29Cは、CR39レンズの製造工程のさらなる他の実施形態を示す。
図30は、PCレンズの製造工程の一実施形態を示す。
図31は、MR−8レンズの製造工程の一実施形態を示す。
図32Aは、MR−8レンズの製造の一実施形態を示す。
図32Bは、MR−8レンズの製造の他の実施形態を示す。
図32Cは、MR−8レンズの製造のさらなる他の実施形態を示す。
図33は、MR−7レンズの製造工程を示す。
図34は、MR−10レンズの製造工程を示す。
図35は、レンズの製造に除去可能な保護層を用いる一実施形態を示す。
図36は、内在的に非UV遮断性レンズ基材上にHPOプライマーでコートされた両表面の例を示す。
図37は、内在的にUV遮断性のレンズ基材上にHPOプライマーでコートされた両表面の例を示す。
図38は、(a)FS−206−ポルフィリン染料を含むHPOプライマーで両表面がコートされたガラス基材(実線)、(b)(a)と同じプライマーで両表面がコートされ、一方の面からコーティングが除去されたガラス基材(点線)、および(c)(a)と同じHPOプライマーでディップコートされる前に片面が保護テープで貼られたガラス基材(破線)についての透過スペクトルを示す。
図39は、(a)半仕上げ素材SFB)、(b)厚い仕上げレンズ素材、および(c)表面仕上げレンズ素材についての概略断面図を示す。半仕上げ素材(a)および厚い仕上げレンズ素材(b)は、仕上げレンズ素材(c)に表面仕上げされ得る。
図40は、CIE標準D65光源の透過スペクトルを示す。
図41は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの例を示す。
図42は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図43は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図44は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図45は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図46は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図47は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図48は、光学フィルターを含むシステムの透過スペクトルの追加的な例を示す。
図49は、選択的ブルーライト(430+/−20nm)遮断率(%)の関数として細胞死減少率(%)を示す。
図50Aは、熱試験の前と後のFS−206染料の透過スペクトルを示す。
図50Bは、熱試験の前と後のFS−209染料の透過スペクトルを示す。
図50Cは、熱試験の前と後のCu1染料の透過スペクトルを示す。
図50Dは、熱試験の前と後のCu1染料の透過スペクトルを示す。
図51は、スライドグラスの透過スペクトルの例を示す。
図52は、プライマーとハードコートでコートされた図51のスライドグラスの透過スペクトルの例を示す。
図53は、図51のスライドグラスを含むシステムの透過スペクトルの例を示す。スライドグラスは、20%のブルーライト遮断を有する光学フィルターと図52で用いられたハードコートでコートされている。図53で用いられた光学フィルターは、図52で用いられたプライマーを含む。
図54は、図51のスライドグラスを含むシステムの透過スペクトルの例を示す。スライドグラスは、30%のブルーライト遮断を有する光学フィルターと図52で用いられたハードコートでコートされている。図53で用いられた光学フィルターは、図52で用いられたプライマーを含む。
図55は、図51のスライドグラスを含むシステムの透過スペクトルの例を示す。スライドグラスは、40%のブルーライト遮断を有する光学フィルターと図52で用いられたハードコートでコートされている。図55で用いられた光学フィルターは、図52で用いられたプライマーを含む。詳細な説明用語集

0132

波長範囲に渡って又は範囲に渡って:波長範囲の始点および終点と、範囲内のすべての波長を含む。例えば、460から700nmの波長範囲に渡ってとは、460nm、700nmおよび460nmと700nmの間のすべての波長を含む。

0133

アルコキシ基:アルコキシ基は、制限されないが、メトキシエトキシプロポキシイソプロポキシブトキシおよびイソブトキシを含む。

0134

X%よりも少なくとも5%小さい:X%から5%が引かれることを意味する。これは例えば、X%が80%のとき、「X%よりも少なくとも5%小さい」は75%より小さいことである。百分率は乗じて計算されるべきではなく、すなわち、80%より5%少ないは80%(0.95)=76%ではなく、80%−5%=75%である。

0135

平均透過率:波長範囲又は範囲についての「平均透過率」とは、その範囲に渡っての透過スペクトルの平均値である。数学的に、平均透過率は
A/W
ここで、Wは、透過スペクトルのX軸に沿った波長範囲の長さであり、Aは波長範囲における透過スペクトルの下の面積である。これは、波長範囲に渡ってのスペクトルの「平均透過率」は、スペクトルを積分してその範囲に渡っての透過曲線の下の面積を決定し、波長範囲の長さで除することで計算されるというのと同じである。

0136

従って、例えば、波長範囲においてほとんどの波長で90%の透過率を有し、ほんのいくつかの波長で50%の透過率を有するスペクトルは、その波長範囲に渡って80%以上の「平均透過率」を有する。なぜなら、いくつかの点で透過率が80%をずっと下回っているとしても、上述の計算は90%に近い結果になるからである。

0137

「平均透過率」はT5およびT6の計算に応用される。フィルターは、第一波長から5nm以下から第一波長の5nm以上である波長範囲で、平均透過率(T5)を有する。第一波長が420nmのとき、T5の範囲(W)は10nm(415nmから425nmが含まれる)である。415nmと425nmの間のフィルターの透過スペクトルの下の面積(A)が決定される。その面積(A)は波長範囲(W)で除される。

0138

フィルターの透過スペクトルは、400nmから460nmの波長範囲に平均透過率(T6)を有する。しかしながら、その範囲は、第一波長の5nm以下から5nm以上までの範囲を除外する。したがって、第一波長が420nmのとき、T6の範囲(W)は48nm(400nmから414nmが含まれ、426nmから460nmが含まれる)である。400nmから414nmと426nmから460nmの間のフィルターの透過スペクトルの下の面積(A)が決定される。その面積(A)は波長範囲(W)で除されて平均透過率が得られる。T5とT6を比較は、第一波長の周辺におけるフィルターの透過スペクトルの低下の程度を表すことが意図されている。T5はT6よりも少なくとも5%小さい。

0139

ブルーライト:400nmから500nmの波長範囲の光である。

0140

CIELAB:国際照明委員会、別名、国際照明委員会(Commission Internationale de l’Eclairage)、すなわちCIEで採択された定量化された色空間。このシステムは、視覚が明対暗、赤対緑、および青対黄の区別に基づくという科学的理解に基づいている。この3次元色空間は、黒から白への明度(L*)を表す縦軸と、緑から赤(負のa*から正のa*)および青から黄(負のb*から正のb*)を表す2の横色軸とを有する。知覚される色は、座標(L*,a*,b*)を有する色空間内の点として表すことができる。(a*,b*)座標は色を定義し、L*はその色の明度を定義する。このシステムでは、彩度と色相によって色を定義することもできる。
本明細書で使用する場合、CIE LABは、1976 CIE LAB色空間を指す。

0141

CIE標準光源D65:国際組織によって定義され、関連する科学界に広く知られている特定のスペクトルの光である。国際標準化機構(ISO)によれば、「[D65]は平均昼光を表し、約6500Kの相関色温度を有する。CIE標準光源D65は、別の光源を使用する特定の理由がないかぎり、代表的な昼光を必要とするすべての比色計算に使用するべきである。」ISO 10526:1999 /CIES005 / E−1998。「CIE」は、照明、照明、色および色空間に関する国際機関である国際照明委員会(Commission Internationale de l’Eclairage)または国際照明委員会(International Commission on Illumination)の略語である。

0142

図49は、CIE標準光源D65のスペクトルを示す。

0143

D65光のCIELAB色座標は以下のように計算された(CIE LAB色の計算方法についての色座標計算方法を参照)
L* = 100.00
a* = −0.013
b* = −0.097

0144

彩度:CIELAB空間の彩度の尺度。彩度は、L*ではなく、a*とb*の違いを説明する。与えられた座標の組(a*1,b*1,L*1)に対して、「彩度」は
(a*1)2+(b*1)2)1/2
であり、座標が(0,0,L*1)の色中立軸からどのくらい離れているかの尺度である。しかし、2つの点が座標(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)を持つ色空間の2点間の彩度の差は、
((a*2−a*1)2+(b*2−b*1)2)1/2
である。

0145

銅−ポルフィリン化合物:以下の化学構造を有する化合物。



R1からR12はそれぞれ独立して、H又は任意の可能な置換基である。

0146

Cu(II):銅(II);Cu2+

0147

デルタE又はΔE:CIELAB空間では、ΔEは2点間の距離であり、知覚される色差の尺度である。2つの点がCIE LAB座標(a*1,b*1,L*1)と(a*2,b*2,L*2)を持つ場合、
ΔE=((a*2−a*1)2+(b*2−b*1)2+(L*2−L*1)2)1/2

0148

配置される:層が表面に取り付けられている場合、層が表面に「配置される」。層は、表面の上または下にあってもよい。介在層が存在してもよい。

0149

通して分散される:化合物の分子が基材の構造全体に位置する場合、基材を通して化合物が分散される。

0150

眼鏡レンズ:眼鏡レンズは、眼にかかったレンズを含む。眼鏡レンズはしばしばフレームによって支持される。眼鏡レンズは、例えば安全シールドまたは防水壁としても機能する頭部の周りに装着された調節可能なバンドによる、他の方法で支持されてもよい。眼鏡レンズの例には、処方レンズ、非処方レンズ、多焦点レンズ安全レンズカウンタリーディンググラス、ゴーグル、およびサングラスレンズが含まれる。眼鏡レンズは、ガラス製であってもよいが、他の材料から作製されてもよい。一般的な眼鏡用材料には、ポリカーボネート(MR−10など)、アリジグリコールカーボネート(CR−39としても知られている)、および当該技術分野で知られている他のものが含まれる。

0151

フィルター:フィルターが適用された物体を透過した、又は物体から反射された光を減衰させる分子化合物または物理的構造。フィルターは、反射、吸収、または干渉によって機能してもよい。

0152

色相:CIELAB系における色合いの尺度。与えられた座標(a*1,b*1,L*1)の組について、「色相」の角度は
アークタンジェント(b*/a*)
である。これは、正のa*軸と点(a*1,b*1)に引かれた線との間の角度として視覚化することができる。角度は慣例により反時計回り方向に測定される。例えば、正のa*軸に沿った赤の色調は0°の色相角を持ち、正のb*軸に沿った黄色の色調は90°の色相角を持ち、負のa*軸に沿った緑色の色調は180°の色相角、および負のb*軸に沿った青色の色合いは270°の色相角を有する。

0153

波長の負の側:波長の負の側は、波長がX軸に沿って左から右に向かって増加するとき、透過スペクトルのX軸に波長が位置する左側にあることを意味する。例えば、現在の波長が420nmである場合、420nmの「負の側」にある波長は410nmである。

0154

非眼用システム:光をユーザの眼に通過させないシステム。非限定的な例は、皮膚または皮膚用ローションである。

0155

非眼科的眼用システム:非眼科的眼用システムは、眼科的システムではないユーザの眼に届くまでに光が通過するあらゆるシステムである。眼科的および非眼科的眼用システムはともに、光がユーザの眼に届くまでのすべてのシステムを含む。電球またはビデオスクリーンのような光源は、光がユーザの眼に届くまでに光源の様々な層を通過するので、非眼科システムと考えることができる。非眼科的システムの非限定的な例には、窓、自動車のフロントガラス、自動車のサイドウィンドウ、自動車のリアウィンドウ、サンルーフウィンドウ、商業ガラス、住宅ガラス、天窓、カメラのフラッシュバルブおよびレンズ、人工照明器具、拡大鏡、蛍光灯又は拡散器、医療用器具手術用器具、ライフルスコープ、双眼鏡、コンピュータモニタ、テレビスクリーン照明付きサイン、およびパティオ器具を含むが、これらに限定されない。

0156

眼(Ocular):視覚;目に見える。

0157

眼用システム(Ocular System):ユーザの目に到達するまでに光が通過するすべてのシステム。

0158

眼科的:目の又は目に関係する。本明細書で使用される場合、「眼科的」は「眼用」のサブセットである。

0159

眼科的システム:眼科的システムは、ユーザによって着用され、ユーザの眼が曝される光を変更する。眼科的システムは、眼用システムのサブセットである。一般的な眼科的システムには、眼鏡レンズ、サングラスレンズ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、角膜インレー、安全眼鏡、および角膜オンレーが含まれる。これらのシステムは、視力矯正するために、目を物理的な危険から保護するため、眼を有害な放射線から保護するため、および/または美容目的で装着することができる。拡大鏡、ライフルスコープ、カメラレンズ、双眼鏡、望遠鏡など、ユーザが時折しか見えず、通常は着用しないシステムは、「眼科」システムとはみなされない。

0160

光学フィルター:光学フィルターを通過する光の特定の波長を減衰させる光透過スペクトルを有するフィルター。

0161

視覚的光透過率:視覚的光透過率は、レンズを通る光の透過率の定量的尺度である。これは、各波長の透過値が人間の眼のスペクトル感度を使用して重み付けされるので、平均透過率とは異なる。この意味では、すべての波長を均等に重み付けし、したがって人間の視覚の物理特性を考慮しない平均透過率よりも、視覚アプリケーションに関連すると考えられることが多い。この物理基準(metric)にはさまざまな技術用語があり、この定義には、明示的にカラーマッチング機能明所視的に使用されていることを明示するために、視覚的が含まれている。

0162

様々なCIE(Commission Internationale de l’Eclairage)の表色系を使用して、視覚的光透過率を計算することができる。一般に、光透過率は、式に示すように、γλカラーマッチング関数を乗じた光源強度Sλを乗じた透過率の積分値Τλである。

0163

この方程式は「カラーサイエンス概念と理論、定量的データ公式」G.WyszeckiおよびW.Stiles,1982,157頁(”Wyszecki”)の[3(3.3.8)]に見いだされる。この値は、400から700nmの波長範囲にわたって計算され、1nmの波長増分、1971年のD65光源のSλ値、およびCIE1931色マッチング関数を使用して計算した。光源のSλ値およびγλカラーマッチング関数の値は、Wyszecki、156、725−735頁から得られたものであり、この式の定数kは、式



によって与えられる。

0164

データは1nmの波長増分において離散値で利用できるため、計算はスプレッドシートのデータを合計して下の式に示すように積分を近似することで行われる。

0165

から反射された:眼科的システムの文脈では、着用者の目に向かうまでの光は、システム「から反射され」、着用者を見る者によって観察され得る。

0166

同様に、非眼科的システムの文脈では、使用者の目に向かうまでの光は、システム「から反射され」、次に観察者に潜在的に反射される。例えば、自動車のフロントガラス「から反射された」光の測定は、車外から始まり、フロントガラスから反射する光であるべきである。

0167

反射スペクトル:各波長に対して、透過スペクトルを有する物体によってその波長で反射された光の割合を示すスペクトル。それは各波長の割合に基づいているため、反射スペクトルはスペクトルを測定するために使用される光源と独立している。

0168

勾配:透過スペクトルまたは類似の曲線の文脈において、ある点における「勾配」は、その点における曲線に接する線の傾きである。データが離散的である場合、例えば、透過スペクトルが各整数波長の値によって定義される場合、ある点における「勾配」は、隣接する点からのデータを使用して計算することができる。例えば、440nmにおける透過曲線の傾きは、439nmの透過値と441nmの透過値とを結ぶ線の傾きである。

0169

基材:いくつかの層を他の層の上に堆積させることによって形成された複数の層を有する構造において、基材は他の層が堆積される最初の層である。基材は、必ずしもそうとは限らないが、しばしば構造内の最も厚い層である。例えば、眼鏡レンズでは、完成したレンズ素材が基材である。素材上に堆積されたコーティングはいずれも基材ではない。

0170

既存の構造が互いに付着している場合、構造は複数の基材を有することができる。例えば、耐破損性のフロントガラスは、PVBを接着剤として使用してガラスの2つの層を接着することによって製造することができる。ガラスの各層は、ある点では何も堆積していないか、または付着していない最初の層であったので、ガラスの各層は基材と見なすことができる。化学化合物は、基材中に分散させることができる。

0171

表面:別の材料が配置される材料層の任意の面。例えば、半仕上げCR39レンズ素材では、仕上げ面は表面である。さらに、未完成の面も表面である。

0172

透過率:システムを透過する光の割合。透過率は、特定の波長における光の量を検出することができる分光計によって測定される。そのような測定は、一般に、空気中で特定の波長(システムなし)の光源からの光の量を測定し、次いで、光源と検出器との間のシステムについて同じ条件下で測定することによって行われる。透過率は、各波長でシステムを通って透過される光の割合またはパーセンテージである。システムを透過しない光は、反射、散乱、または吸収される。透過率のスケールは0から1または0から100%である。これらの測定は、一般に、測定システムの光源とは独立している。

0173

透過スペクトル:透過スペクトルを有する物体によってその波長で透過される光の割合を各波長について示すスペクトル。各波長におけるパーセンテージに基づいているため、透過スペクトルはスペクトルを測定するために使用される光源とは独立している。

0174

通って透過される:眼科的システムの文脈において、着用者の目に向かうまでの光は、システムを「通って透過され」、次いで着用者の目に達する。同様に、非眼科的システムの文脈では、ユーザの目へ向かうまでの光は、システムを「通って透過され」、次にユーザの眼に達する。例えば、車のフロントガラスを「通って透過する」光の測定は、車の外側から車の内側に向かう光であるべきである。

0175

可視光:400nmから700nmの範囲の波長を有する光。

0176

黄色度指数:システムを透過した後に「黄色」の光がどのように現れるかの尺度。[標準定義の追加説明が必要]システムの黄色度指数は、その透過スペクトルから計算することができる。[基準/標準をどのように提供するかを記述する]

0177

CIELAB色座標および黄色度指数の計算方法:本明細書に記載され特許請求されている全てのCIE LAB色座標(a*,b*,L*)および黄色度指数(YI)は、透過スペクトルデータに基づくExcelスプレッドシートの標準測色式を用いて計算される。計算は、CIE1931カラーマッチング関数で380から780nmの1nm間隔で行割れる。G.WyszeckiおよびW.S.Stiles、「色彩科学:概念と方法、定量的データと公式」、第2版、1982年(「Wyszecki」)、CIE 1931カラーマッチング関数:x(λ)、y(λ)、z(λ)−表I(3.3.1)、725−735頁、およびCIE 1971 D65光源(Wyszecki、CIE 1971 D65光源−表1(3.3.4)、754−758頁)。透過率データが1nm波長増分で利用できない場合、これらのデータはデータの線形補間を使用してこの標準に変換された。三刺激値は、WyseckiおよびStylesの積分方程式離散バージョンを使用して計算された。
X=100Σ[S65(λ)・x(λ)・Τ(λ)]/Σ[S65(λ)・y(λ)]
Y=100Σ[S65(λ)・y(λ)・Τ(λ)]/Σ[S65(λ)・y(λ)]
Ζ=100Σ[S65(λ)・z(λ)・Τ(λ)]/Σ[S65(λ)・y(λ)]
Wyszecki,方程式3(3.3.8)、157頁

0178

三刺激値を1976CIEL*a*b*色座標(Wyszecki、方程式5(3.3.9)、167頁)に変換するために使用される方程式および基準値は、1931 D65基準白色値に沿って以下に示される:
L*=116(Y/Yn)1/3−16
a*=500[(X/Xn)1/3)−(Y/Yn)1/3]
b*=200[(Y/Yn)1/3)−(Z/Zn)1/3]
Xn 95.047
Yn 100.000
Zn 108.883

0179

黄色度指数(YI)は、透過率データ、以下の方程式、および以下のASTME313−05表の係数を使用して計算した。ASTM E313−05、計量的に測定された色座標からの黄色度指数および白色度を計算するための標準実務、ASTM International。

0180

YIは、1931(2°視野角標準光源係数を有するCIE−D65光源を仮定して計算した。
YI=100(CXX−CZZ)/Y
X、YおよびZはCIE三刺激値であり、係数は、ASTME313−05規格の以下の表に示すように、光源および観察者に依存する。



黄色度指数の式の係数

0181

本明細書で使用する置換基の番号付け規則は、R1からR8置換基をCuポルフィリン錯体ピロール上に置き、より大きい番号のR基を他の場所に配置する。これにより、ピロール上で許容される置換基と、他の場所で許容される置換基とを容易に区別することができる。本発明者らは、ある種の置換基がピロール(R1からR8の1つ以上の位置)上の場所で分子安定性を低下させる可能性があると考えているが、他の場所に配置すると比較的良好であるかもしれない。本明細書で使用される番号付け規則は、ピロール上で許容される置換基の狭い群、および他の場所で許容される置換基のより広い群の容易な説明を可能にする。

0182

白内障および黄斑変性は、それぞれ、眼内レンズおよび網膜への光化学的損傷に起因すると考えられる。ブルーライト暴露は、ブドウ膜メラノーマ細胞の増殖を促進することも示されている。可視スペクトルにおける最もエネルギーの高い光子は、380から500nmの波長を有し、紫色または青色として知覚される。すべてのメカニズムにわたって合計された光毒性波長依存性は、メインスター(Mainster)およびスパロー(Sparrow)、「IOLがどのくらいブルーライトを透過すべきか?」Br.J.Ophthalmol、2003、87巻、1523−29頁および図6に記載されているように、しばしば活性スペクトルとして表される。眼内レンズ(無水晶体眼)がない眼では、400nmより短い波長の光が損傷を引き起こす可能性がある。有水晶体の眼では、この光は眼内レンズによって吸収され、したがって網膜の光毒性に寄与しない。しかし、レンズや白内障の光学的劣化を引き起こす可能性があります。

0183

目の瞳孔は、トロランド(trolands、従来の網膜照度の単位;有効な瞳孔の大きさによってそれらを拡大縮小することによって人間の目に当たる輝度値測光測定値補正する方法)において、明所視覚的な網膜照度に応答し、それは網膜の波長依存感度と瞳孔の投影面積との積である。この感度は、G.WyszeckiおよびW.S.Stiles、色彩科学:概念と方法、定量的データと公式(ワイリー:N.Y.)、1982年、特に102から107頁に記載されている。

0184

現在の研究は、約400から500nmの波長を有する短波長の可視光(ブルーライト)がAMD(加齢性黄斑変性症)の原因となり得るという前提を強く支持している。最高レベルのブルーライトの網膜損傷は、430nm付近の領域、例えば400から460nmに発生すると考えられている。研究はさらに、ブルーライトが、遺伝性タバコの煙、過度アルコール消費など、AMDにおける他の原因因子を悪化させることを示唆している。

0185

人間の網膜は複数の層を含む。これらの層は、目に入る光に最初に暴露されるところから最深部までの順に列挙され、以下のものが含まれる:1)神経線維層、2)神経節細胞3)内網状層、4)双極細胞および横方向細胞、5)外網状層、6)光受容体桿体および錐体)、7)網膜色素上皮(RPE)、8)ブルッフ膜、9)脈絡膜

0186

光が眼の光受容体細胞(桿体および錐体)によって吸収されると、細胞は漂白され、回復するまで受容しなくなる。この回復プロセスは代謝プロセスであり、「視覚サイクル」と呼ばれている。ブルーライトの吸収は、このプロセスを早期に逆転させることが示されている。この早すぎる逆転は、酸化的損傷リスクを増加させ、網膜における色素性リポフスチン蓄積をもたらすと考えられている。この蓄積は網膜色素上皮(RPE)層で起こる。過剰量のリポフスチンのために、ドルーゼンと呼ばれる細胞外物質凝集体が形成されると考えられている。

0187

現在の研究は、幼児のものから始めて、人生の経過とともに、網膜との光相互作用のために、代謝廃棄副産物が網膜の色素上皮層内に蓄積することを示している。この代謝廃棄物は、特定の蛍光色素分子を特徴とし、最も顕著なものはリポフスチン構成成分A2Eである。Sparrowによるインビトロ研究は、RPE内に見出されるリポフスチン発色団A2Eが430nmの光によって最大に励起されることを示している。この代謝廃棄物(具体的にはリポフスチンフルオロフォア)の蓄積があるレベルの蓄積を達成したときに転換点に達することが理論化され、網膜内でこの廃棄物の一部を代謝する人体生理学能力は、特定の年齢閾値に達するにつれて減少し、適当な波長のブルーライト刺激が、RPE層に形成されるドルーゼンを引き起こす。ドルーゼンは、適切な栄養素が光受容体に到達し、加齢性黄斑変性症(AMD)に寄与する正常な生理代謝活性をさらに妨害すると考えられている。AMDは、米国および西ヨーロッパ不可逆的な重度視力喪失の主要な原因である。AMDの負担は、人口の変化と高齢者の全体的な増加が予想されるため、今後20年間で劇的に増加すると見込まれている。

0188

ドルーゼンは、RPE層が光受容体に適切な栄養素を供給するのを妨げるか、または阻止し、これらの細胞の損傷または死に至らせる。このプロセスをさらに複雑にすることに、リポフスチンがブルーライトを大量に吸収するとき、それは有毒になり、RPE細胞のさらなる損傷および/または死を引き起こすようである。リポフスチン構成成分A2Eは、RPE細胞の短波長感受性の少なくとも部分的な役割を有すると考えられている。A2Eはブルーライトによって最大限に励起されることが示されている。そのような興奮から生じる光化学的事象は細胞死に至る可能性がある。例えば、Janet R.Sparrowら、「ブルーライト吸収眼内レンズおよび網膜色素上皮のインビトロでの保護」J.Cataract Refract.Surg.2004年、第30巻、873から78頁を参照のこと。眼科的システムにおける短波長透過率の低下は、A2E(lipofuscin fluorophore)の励起のような、眼における光電効果による細胞死を減少させるのに有用であり得る。

0189

430+/−30nmの入射光を約50%減少させることにより、細胞死を約80%減少させることが示されている。例えば、Janet R.Sparrowら、「ブルーライト吸収眼内レンズおよび網膜色素上皮のインビトロでの保護」、J.Cataract Refract.Surg.2004年、第30巻、873から78頁に記載されており、その開示はその全体が参照として援用される。さらに、430から460nmの範囲の光のようなブルーライトの量を5%程度のように減少させることは、同様に細胞死および/または変性を減少させる可能性があり、したがって、萎縮性加齢性黄斑変性症のような状態の悪影響を予防又は軽減する。図49は、選択的ブルーライト(430±20nm)遮断率の関数としての細胞死の減少率を示す。

0190

コロンビア大学高性能光学学科のSparrowによるさらなる証拠によると、1.0ppmおよび1.9ppmという低レベルのブルーライトフィルタリング染料の濃度は、ほとんど無色のシステムで網膜の利益をもたらすことができることを示している。「網膜色素上皮細胞培養モデルにおける光フィルタリング」Optometry and Vision Science 88;6(2011):1−7は、その全体が参照されている。Sparrow報告の図51および52に示されるように、ペリレン染料で例示されているように、フィルタシステムの濃度を1.0ppm以上から約35ppmのレベルに変化させることが可能である。約1.0ppm以上から約35ppmの間の任意の濃度レベルを使用することができる。同様のブルーライト遮光機能を示す他の染料も同様の可変染料濃度レベルで使用することができる。

0191

以下の表1は、ポルフィリン染料、MTPで光遮断率が増加するにつれて、RPE細胞死の減少を示す。

0192

理論的な観点から、以下が起こると思われる。1)幼児期から生涯にわたり色素上皮レベルで廃棄物の蓄積が起こる。2)網膜の代謝活性およびこの廃棄物を処理する能力は、典型的には年齢とともに減少する。3)黄斑色素は、典型的には1年齢ごとに減少し、こうしてブルーライトのフィルタリングが低下する。4)ブルーライトがリポフスチンを有毒にする。結果として生じる毒性は、色素上皮細胞を損傷する。

0193

照明および視力ケア産業は、UVAおよびUVB放射に対する人間の視覚曝露に関する基準を有する。ブルーライトに関しては、そのような基準はない。例えば、現在入手可能な一般的な蛍光管では、ガラス外装が紫外線をほとんど遮断するが、ブルーライトはほとんど減衰させずに透過する。場合によっては、外装はスペクトルの青色領域での透過率を高めるように設計されている。そのような光の危険性のある人工的な原因も、眼の損傷を引き起こす可能性がある。また、LEDライトへの暴露が網膜の完全性に影響を与える可能性も懸念されている。

0194

眼科的媒体のブルーライト暴露を低減するための従来の方法は、典型的には、閾値波長未満の光を完全に遮断し、より長い波長での光暴露も低減する。例えば、Prattの米国特許第6,955,430号に記載されているレンズは、Prattの’430特許の図6に示すように、650nmぐらいの波長の入射光の40%未満を透過させる。JohansenおよびDiffendafferによって米国特許第5,400,175号に開示されたブルーライト遮断レンズは、’175特許の図3に示すように、可視スペクトル全体で60%よりも多く光を減衰させる。

0195

ブルーライトをブロッキングおよび/または抑制することは、カラーバランス光学装置を通って見える場合の色覚、および光学装置に認識される色に影響を及ぼすので、ブロックされたブルーライトの範囲および量のバランスをとることは困難であり得る。たとえば、射撃用メガネは明るい黄色を呈し、ブルーライトは遮断される。射撃用メガネは、青空を見つめているときに、しばしば特定の色がより明瞭になるようにし、射手がより早く、より正確に目標対象物を見えるようにする。これは射撃用メガネには適しているが、多くの眼科用途には受け入れられない。特に、このような眼科的システムは、ブルーライト遮断によってレンズ内に生成される黄色または琥珀色の着色のために美容上魅力的でない場合がある。より具体的には、青色遮断のための1つの一般的な技術には、BPIフィルタービジョン450またはBPIダイヤモンドダイ500のような青色遮断着色でレンズを着色または染色することが含まれる。着色は、例えば、青色遮断染料溶液を含む加熱された着色ポットに所定の時間レンズを浸漬することで行われる。典型的には、溶液は黄色または琥珀色を有し、したがって黄色または琥珀色の着色をレンズに付与する。多くの人にとって、この黄色または琥珀色に着色された外観は、美容的に望ましくないことがあります。さらに、着色は、レンズ使用者の通常の色知覚を妨害し、例えば、交通信号または標識の色を正しく知覚することを困難にする。

0196

従来の青色遮断は、可視透過率を低下させ、瞳孔の拡張を刺激することが分かっている。瞳孔の拡張は、眼内レンズおよび網膜を含む内眼構造への光束を増加させる。これらの構造への放射束は、瞳孔径の2乗に比例して増加するので、可視透過率低下を伴ってブルーライトの半分を遮断するが、瞳孔を2mmから3mmに弛緩するレンズは、実際には青色光子の網膜までの照射量を12.5%まで増加する。光毒性光から網膜を保護することは、網膜に当たるこの光の量に依存し、眼科的媒体の透過特性および瞳孔の動的開口に依存する。これまでの研究は、光毒性ブルーライトの予防に対する瞳孔の寄与に関して沈黙している。

0197

従来の青色ブロッキングに関する別の問題は、夜間視力を低下させる可能性があることである。ブルーライトは、明るい光または明所視の場合よりも低光度または暗所視の方が重要であり、結果は暗所視および明所視の視感度スペクトルにおいて定量的に表される。光化学的および酸化的反応は、眼内レンズ組織による400から450nmの光の吸収を年齢とともに自然に増加させる。低光視力の原因となる網膜上の桿体受光体の数も年齢とともに減少するが、眼内レンズによる吸収の増加は暗視を悪化させるのに重要である。例えば、暗所視覚感度は、53のレンズでは33%、75歳のレンズでは75%減少する。網膜保護と暗所視感受性との間の緊張は、Mainster and Sparrow、「どのくらいの光を投射し、IOLを送信すべきか?」Br.J.Ophthalmol、2003、第87巻、1523−29頁。

0198

青色遮断に対する従来のアプローチはまた、特定の青色または紫色波長未満の透過率をゼロに低減するカットオフまたはハイパスフィルターを含み得る。例えば、閾値波長以下のすべての光は、完全にまたはほぼ完全に遮断されてもよい。例えば、MainsterおよびMainsterの米国公開特許出願第2005/0243272号、および「眼内レンズは、紫外線および紫色光を阻止するが、ブルーライトを遮断しない」Arch.Ophthal、第123巻、550頁(2005)は、400から450nmの閾値波長以下のすべての光の遮断を記載している。このような遮断は、ロングパスフィルタエッジがより長い波長にシフトするにつれて、瞳孔の拡張が総光束を増加させるように作用するので、望ましくない可能性がある。前述したように、これは暗所の感度を低下させ、色の歪みを増加させる可能性がある。

0199

最近、眼内レンズ(IOL)の分野では、許容できる明視野、暗所視、色覚、および概日リズムを維持しながら、適切なUVおよびブルーライト遮光に関する議論がなされている。

0200

コンタクトレンズを使用する別の実施形態では、2から9mmの直径のコンタクトレンズの中心に位置する黄色の着色を生じさせる染料または顔料が提供され、第二の着色が中央着色の周囲に追加される。この実施形態では、選択的な光波長フィルタリングを提供する染料濃度は、着用者の明所視覚、暗所視覚、色覚、または概日リズムの任意の有意義な方法(1以上、またはすべて)に妥協することなく、着用者に非常に良好なコントラスト感度を提供するレベルまで増加される。

0201

コンタクトレンズを使用するさらに別の実施形態では、染料または顔料は、コンタクトレンズのほぼ直径の一方の端部から他方の端部までコンタクトレンズの全直径にわたって配置されるように提供される。この実施形態では、選択的な光波長フィルタリングを提供する染料濃度は、着用者の明所視覚、暗所視覚、色覚、または概日リズムの任意の有意義な方法(1以上、またはすべて)に妥協することなく、着用者に非常に良好なコントラスト感度を提供するレベルまで増加される。

0202

様々な実施形態がヒトまたは動物の組織中または組織上で使用される場合、染料は、インレー基材に化学的に結合するように処方され、周囲の角膜組織において浸出しないことを確実にする。この結合を可能にする化学的なフックを提供する方法は、化学およびポリマー産業において周知である。

0203

さらに別の実施形態では、眼内レンズは、黄色を帯びた色調を有する選択光波長フィルターを含み、着用者の明所視覚、暗所視覚、色覚、または概日リズムの意味のある方法(1つ以上、またはすべて)に妥協することなく、着用者に改良されたコントラスト感度を提供する。選択的フィルターが眼内レンズ上または眼内レンズ内で利用される場合、眼内レンズの化粧品は着用者を見る人には見えないので、眼鏡レンズのレベルを超えて染料または顔料のレベルを上げることが可能である。これは、染料または顔料の濃度を増加させる能力を可能にし、着用者の明所視覚、暗所視覚、視色覚、または概日リズムのいずれかの意味のある方法(1つ以上、またはすべて)に妥協することなく、より高いレベルの改善されたコントラスト感度および/または網膜保護を提供する。

0204

さらに別の実施形態では、眼鏡レンズは、染料を含む選択的光波長フィルターを含み、染料の処方がほとんど無色の外観を有する眼鏡レンズを提供する。さらに、着用者の明所視覚、暗所視覚、色覚、または概日リズムの意味のある方法(1つ以上、またはすべて)に妥協することなく、着用者に改善されたコントラスト感度を提供する。

0205

他の実施形態は、様々な濃度および/または領域および/または環および/または層で任意のシステムにどのように選択フィルターを追加することができるかに幅広い変更を含む。例えば、眼鏡レンズでは、選択フィルターは、システム全体または一定の濃度で必ずしも均一である必要はない。眼科用レンズは、様々なフィルター濃度の任意の組み合わせを有する1つ以上の領域および/または環および/または層、またはそれらの組み合わせを有することができる。

0206

眼科的システムまたは非眼科的システムのいずれかに選択的可視光フィルタリングをコスト効率よく組み込むための1つの方法は、フィルタリングシステムを含むコーティングによるものである。ほんの一例として、記載されたコーティングは、1つまたは複数の:プライマーコーティング、耐引掻性コーティング反射防止コーティング疎水性コーティングまたは眼科的または非眼科的産業で公知の他のコーティング、または任意の組み合わせ、またはそれらの組み合わせに組み込むことができる。

0207

上記を考慮して、以下の1つ以上を提供することができる眼科的または非眼科的システムに対する緊急の必要性がある:1)青色遮光許容可能なレベルのブルーライト保護を有する青色遮断、2)許容可能な色彩化粧品、すなわち着用者が着用すると眼科システムを観察する者によってほとんど色彩中立であると知覚される。3)利用者にとって受け入れられる色知覚。特に、着用者の色覚を損なわない眼科的システムが必要であり、さらに、システムの背面から着用者の目への反射が着用者に不快感を与えないレベルであることが必要である。4)ブルーライト波長以外の波長に対する光透過許容レベル。特に、ブルーライトの波長の選択的妨害を可能にすると同時に、可視光の80%を超える透過率を可能にする眼科的システムが必要とされている。5)許容できる明所視覚、暗所視覚、色覚、および/または概日リズム。6)選択的ブルーライト波長フィルタシステムの長寿命化を促進するような優れた耐久性およびUV安定性の特性。

0208

ブルーライト波長フィルターは、ブルーライトを「選択的に」フィルタリングすることができる。特定の波長範囲内の各波長で減衰する光の量が、特定の範囲外の可視スペクトル(400から700nm)のほとんどの波長で減衰する光の量を超える場合、フィルターは「選択的」である。好ましくは、「選択的」フィルタは、指定された範囲外の可視スペクトル(400から700nm)のすべての波長の光を減衰するよりも、指定された波長範囲内の各波長で光を減衰させる。

0209

選択的ブルーライト波長フィルターによって示される透過スペクトルの非限定的な例は、ソーレー帯またはソーレーピークを有する染料の透過スペクトルである。別の非限定的な例は、誘電体スタックに基づくルゲートフィルターおよび同様のフィルターである。多くの場合、ブルーライトフィルタリングの範囲は、網膜色素上皮細胞(RPE)内のリポフスチン蓄積を減少させるように設計されている。リポシンの一般的な発色団は、約430nmにピークを有するA2Eである。したがって、網膜の完全性を保つために、430nm、420nmまたは430nmを含む範囲内の光をフィルタリングすることが賢明である。他の実施形態では、2つ以上の選択的フィルターを追加して、概日平衡に関連する他の標的発色団または標的波長をフィルタリングすることを含むことができる。

0210

市場には、電磁スペクトルの高エネルギー可視光(HEVL)部分にある種の遮断を提供することができる多くの染料化合物が存在する。しかしながら、これらの染料の全てが選択的、すなわち、HEVLの必要な部分をブロックし、正常な生物学的機能に必要なスペクトルの他の部分に影響を与えない狭い吸収ピークを有するわけではない。さらに、これらの染料の多くは、多くの用途に満足できる熱安定性および/またはUV安定性を有していない。したがって、HEVLの有害な部分において選択的遮断のこれらの特性を有することができ、水分、日光(UV)曝露、熱などを含む様々な環境条件下で安定である染料または染料の混合物が必要とされている。ポルフィリン染料は、400から500nmスペクトル範囲のソーレー帯のために有害なHEVLの選択的遮断を提供することができるコーティングおよび/または基材に使用するのに適した候補である。特に、銅(Cu)−ポルフィリンは、他のポルフィリン化合物よりも大きなUV安定性を示す。分子設計により、Cu−ポルフィリンの吸収ピークは400から500nmの範囲で調整することができる。Cu−ポルフィリンは、非金属性ポルフィリンから合成することができ、これは、Frontier Scientific(Logan、Utah)などの商業的供給元から容易に入手可能である。

0211

染料のソーレー帯は、ブルーライト領域に位置する可視電磁スペクトルの比較的狭い帯域であり、そこにおいて染料はブルーライトの強い吸収を有する。したがって、ソレットピークはソレットバンドの極大値となる。

0212

1つの実施形態では、第一のシステムが提供される。第一のシステムは、Cu−ポルフィリン化合物を含む光学フィルターを含む。Cu−ポルフィリン化合物は、式Iの構造を有する。



(式I),
もしくは塩、又はそれらの互変異性体の構造を有し、ここで、Xは炭素又は窒素であり、
R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキル、又は−L−Pで表される部分であり;
R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、アミド、もしくは−L−Pで表される部分であるか、又は隣接するR9からR28の2つは芳香族もしくは非芳香族の環構造を形成し;
ここでR100は結合、−(CH2)n−又は炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキルであり、ここでnは1から20(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)であり;
R110、R111、R112およびR200はそれぞれ独立してH、Me、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキル又は−L−Pで表される部分であり;
ここでPはポリマー部分又は重合性基であり、Lはなし又は結合基であり;ただし、Xが窒素のとき、R11、R16、R21およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対又は上記で定義された通りである。

0213

いくつかの実施形態では、Xは炭素である。いくつかの実施形態では、Xは窒素であり、R11、R16、R21、およびR26はそれぞれ独立して孤立電子対である。いくつかの実施形態では、Xは窒素であり、R11、R16、R21、およびR26はそれぞれ独立してMeである。

0214

いくつかの実施形態では、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、I、Me、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキルである。いくつかの実施形態では、R1からR8のそれぞれはHである。いくつかの実施形態では、R1からR8のそれぞれは独立してH、Cl、Br、F、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキルである。

0215

いくつかの実施形態では、R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、Cl、I、CH3、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の直鎖アルキル鎖、炭素数2から20(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20)の分岐アルキル、ニトロ、スルホン酸、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、またはアミドである。いくつかの実施形態では、R9からR28のそれぞれは独立してH、F、Br、CH3、エチルプロピルイソプロピルブチルイソブチル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタアクリレート、メタアクリルアミド、チオール、又はアミドである。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれはClである。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれは独立してO−R200(例えば、OH、OMe、OEtなど)である。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれは独立して、炭素数2〜20の直鎖または分枝アルキル(例えば、tert−ブチル)である。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれは、スルホン酸である。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれは、Brである。いくつかの実施形態では、R11、R16、R21およびR26のそれぞれは、COOHである。いくつかの実施形態では、R11およびR21の一方は、NH2であり、R11およびR21の他方はCOOHである。いくつかの実施形態では、R9からR28のそれぞれは、Fである。いくつかの実施形態では、R10、R12、R15、R17、R20、R22、R25およびR27のそれぞれは、炭素数2から20の直鎖または分枝アルキル(例えば、tert−ブチル)である。いくつかの実施形態では、R11は−R100−N(R110R111)(例えば、N(R110R111)、例えばNH2)である。いくつか実施形態では、R11およびR21はそれぞれ独立して、−R100−N(R110R111)(例えば、N(R110R111)、例えばNH2)であり、R16およびR26はそれぞれCOOHである。

0216

いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つが環を形成する。例えば、R9およびR10(および/または隣接するR9からR28の他の2つ、例えば、R10およびR11、R11およびR12、R12およびR13、R14およびR15、R15およびR16、R16およびR17、R17およびR18、R19およびR20、R21およびR22、R22およびR23、R24およびR25、R25およびR26、R26およびR27、R27およびR28など)はそれらが結合するフェニル環(またはXが窒素であればピリジン環)と一緒になって二環式芳香族環、例えば、ナフチル環、キノリン環、またはイソキノリン環を形成することができる。いくつかの実施形態では、R11およびR12、R15およびR16、R20およびR21、ならびにR25およびR26は、それらが結合しているそれらのそれぞれのフェニル環と一緒になって、ナフチル環を形成することができる。例えば式I−7参照。いくつかの実施形態では、R9およびR10、R14およびR15、R19およびR20、並びにR24およびR25は、それらが結合しているそれぞれのフェニル環と一緒になって、ナフチル環を形成することができる。例えば式I−15参照。いくつかの実施形態では、R10およびR11、R16およびR17、R20およびR21、並びにR25およびR26は、それらが結合するそれぞれのフェニル環と一緒になって、キノリン環を形成することができる。例えば式I−9参照。いくつかの実施形態では、キノリンは、N−メチル化キノリン塩であり、場合により置換されていてもよい。

0217

いくつかの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−1からI−16の構造を有する。



(式I−1)



(式I−2)



(式I−3)



(式I−4)



(式I−5)



(式I−6)



(式I−7)



(式I−8)



(式I−9)



(式I−10)



(式I−11)



(式I−12)



(式I−13)



(式I−14)



(式I−15)



(式I−16)
もしくは塩、またはそれらの互変異性体であり、ここでR1からR28、R100、R111、R120、R121、R200−R203、R300−R315、R400−R411、R500−R515は本明細書に記載したとおりである。

0218

いくつかの実施形態では、R1からR8の各々は独立してH、Cl、Br、F、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、R9からR28、R300からR315、R400からR411、R500からR515の各々は独立してH、F、Br、CH3、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレートメタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。いくつかの実施形態では、R100は、結合、−(CH2)n−または2から20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20)の炭素原子を有する分岐アルキル、ここでnは1から20(例えば、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19または20)である。いくつかの実施形態では、R110、R111、R120、R121、R200からR203は、それぞれ独立して、H、Me、2から20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19または20)の炭素原子を有する直鎖アルキル、2から20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19または20)の炭素原子を有する分岐アルキル、または−L−Pで表される部分である。

0219

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−1の構造を有する:



(式I−1)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0220

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0221

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−2の構造を有する:



(式I−2)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0222

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0223

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−3の構造を有する:



(式I−3)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28およびR200からR203は本明細書に記載したとおりである。

0224

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。いくつかの実施形態では、R200からR203は、独立して、H、Me、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキルである。

0225

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−4の構造を有する:



(式I−4)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0226

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0227

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−5の構造を有する:



(式I−5)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0228

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0229

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−6の構造を有する:



(式I−6)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0230

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0231

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−7の構造を有する:



(式I−7)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28およびR300からR315は本明細書に記載したとおりである。

0232

いくつかの実施形態では、R9からR28およびR300からR315は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0233

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−8の構造を有する:



(式I−8)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0234

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0235

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−9の構造を有する:



(式I−9)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28およびR400からR411は本明細書に記載したとおりである。

0236

いくつかの実施形態では、R9からR28およびR400からR411は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0237

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−10の構造を有する:



(式I−10)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR8は本明細書に記載したとおりである。

0238

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−11の構造を有する:



(式I−11)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0239

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0240

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−12の構造を有する:



(式I−12)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0241

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0242

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−13の構造を有する:



(式I−13)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28は本明細書に記載したとおりである。

0243

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0244

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−14の構造を有する:



(式I−14)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28、R110およびR111は本明細書に記載したとおりである。

0245

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0246

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−15の構造を有する:



(式I−15)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28およびR500からR515は本明細書に記載したとおりである。

0247

いくつかの実施形態では、R9からR28およびR500からR515は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。

0248

1つの実施形態では、銅−ポルフィリン化合物は、式I−16の構造を有する:



(式I−16)
もしくは塩、又はそれらの互変異性体であり、R1からR28、R110、R111、R120およびR121は本明細書に記載したとおりである。

0249

いくつかの実施形態では、R9からR28は、独立して、H、F、Br、CH3、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素を有する分岐アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、−R100−OH、−O−R200、−R100−N(R110R111)、−R100−N+(R110R111R112)、アリール、ヘテロアリール、アクリレート、アクリロイル、アクリルアミド、メタクリレート、メタクリルアミド、チオール、アミド、または−L−Pで表される部分である。いくつかの実施形態では、隣接するR9からR28のうちの2つは、例えば、本明細書に記載のように、芳香環構造または非芳香族環構造を形成する。いくつかの実施形態では、R110、R111、R120およびR121は、それぞれ独立して、H、Me、2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する直鎖アルキル鎖、又は2〜20(例えば、2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20)の炭素原子を有する分岐アルキルである。

0250

第一のシステムの光学フィルターに使用することができるCu−ポルフィリン化合物には、先に議論したCu−ポルフィリン化合物(例えば、式Iおよび式I−1から1−16の化合物のいずれか)のいずれかが含まれる。1つ実施形態では、Cu−ポルフィリン化合物は、式I及び式I−1からI−16のいずれかの構造を有し、上記で議論したR1からR28、R110からR112、R120、R121、R200からR203、R300からR315、R400からR411、R500からR515のそれぞれはHである。いくつか実施形態では、Cu−プロフィリン化合物は式Iの構造を有し、ここでXが窒素であり、R1からR28の各々がHであるが、但しR11、R16、R21、およびR26はそれぞれ孤立電子対である。言い換えれば、これらのCu−ポルフィリン化合物は、式Iおよび式I−1から1−16に示されたものを超えてさらに置換されず、式中のそれぞれのR基は、Hまたは孤立電子対のいずれかである。

0251

本明細書に開示されるCu−ポルフィリン化合物の調製に様々な方法を用いることができる。ほんの一例として、いくつかのCu−ポルフィリン化合物を、それらの化学構造、溶液中のそれらのUV−可視吸収ピーク、およびそれらを作るために使用することができる例示的な合成手順と共に以下に示す:

0252

FS−201:Cu(II)メソ−テトラフェニルポルフィンは、Inorganic Chemistry Communications、14(9)、1311−1313;2011に記載の手順を用いてメソ−テトラフェニルポルフィンから合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):572,538,414。

0253

FS−202:Cu(II)meso−テトラ(4−クロロフェニル)ポルフィンは、Journal of Porphyrins and Phthalocyanines、11(2)、77−84;2007に記載されている手順を用いて、メソ−テトラ(4−クロロフェニル)ポルフィンからを合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):538,415。

0254

FS−203:Cu(II)メソ−テトラ(4−メトキシフェニル)ポルフィンは、Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters、16(11)、3030−3033;2006に記載されている手順を用いて、メソ−テトラ(4−メトキシフェニル)ポルフィンから合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):578,541,419。

0255

FS−204:Cu(II)メソ−テトラ(4−tert−ブチルフェニル)ポルフィンは、Journal of Organometallic Chemistry、689(6)、1078−1084;2004に記載の手順を用いて、メソ−テトラ(4−tert−ブチルフェニル)ポルフィンから合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):541,504,418。

0256

FS−205:Cu(II)メソ−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ポルフィンは、Journal of Organometallic Chemistry、689(6)、1078−1084;2004に記載の手順を用いて、メソ−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ポルフィンから合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):575,540,501,418。

0257

FS−206:Cu(II)メソ−テトラ(2−ナフチル)ポルフィンは、Polyhedron、24(5)、679−684;2005に記載されている手順を用いて、メソ−テトラ(4−クロロフェニル)ポルフィンからを合成することができる。UV−vis(CH2Cl2):541,420。

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