図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2017年5月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題・解決手段

本発明は、人工芝生(1000)を製造する方法を提供する。この方法は、ポリマー混合物(100、400、500)を作成する工程(100)であって、ポリマー混合物は、少なくとも三相系であり、ポリマー混合物は、第1ポリマー(402)、第2ポリマー(404)および相溶化剤(406)を備え、第1ポリマーおよび第2ポリマーは、非混和性であり、第1ポリマーは、第2ポリマー内に相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズ(408)を形成する、工程と、ポリマー混合物をモノフィラメント(606)となるよう押し出す工程(102)と、モノフィラメントを焼き入れする工程(104)と、モノフィラメントを再加熱する工程(106)と、再加熱されたモノフィラメントを延伸して複数のポリマービーズを複数の糸状領域(800)へと変形するとともに、モノフィラメントを人工芝生繊維(1004)へと形成する工程(108)と、人工芝生繊維を人工芝生カーペット(1002)へと組み込む工程(110)とを備える。

概要

背景

人工芝生または人工芝は、と置き換えて使用される繊維から構成される表面である。人工芝生の構造は、人工芝生が芝に似た外観を有するように設計される。典型的には、人工芝生は、サッカー、アメリカフットボールラグビーテニスゴルフなどのスポーツ用、競技場用、または運動場用の表面として使用される。さらに、人工芝生は、修景用途で頻繁に使用される。

人工芝生を使用する利点は、定期的な草刈り、堀起し施肥、水やりのように、伸び放題の芝または修景面を手入れする必要がなくなることである。水やりは、例えば、水使用に関する地域的制限の為、困難であり得る。他の気候帯では、芝の再成長と密生した芝カバー再形成とが、グラウンド上の遊戯および/または運動による天然芝表面の損傷に比べて遅い。人工芝生場は、維持するための同様の注意努力を必要としないが、汚れおよび破片を除いたり、定期的にブラシをかけたりしなければならないなどのいくらかメインテナンスを必要とするかもしれない。これは、プレーまたは運動中に踏み下げられた後の繊維を起立させるのに役立つように行われてもよい。5〜15年の通常の使用期間にわたり、人工芝生スポーツ場が高度な機械的摩耗に耐えることができ、UVに抵抗することができ、熱サイクルまたは熱エージングに耐えることができ、化学物質および様々な環境条件との相互反応に抵抗することができるならば、有益である。従って、人工芝生がより長い使用寿命を有し、耐久性があり、その使用期間にわたりそのプレーおよび表面特性、ならびに外観を維持するなら、有益である。

米国特許出願第2010/0173102A1号は、クラッド用の材料が、コア用に使用される材料の親水性とは異なる親水性を有する点で特徴づけられる人工芝を開示している。

概要

本発明は、人工芝生(1000)を製造する方法を提供する。この方法は、ポリマー混合物(100、400、500)を作成する工程(100)であって、ポリマー混合物は、少なくとも三相系であり、ポリマー混合物は、第1ポリマー(402)、第2ポリマー(404)および相溶化剤(406)を備え、第1ポリマーおよび第2ポリマーは、非混和性であり、第1ポリマーは、第2ポリマー内に相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズ(408)を形成する、工程と、ポリマー混合物をモノフィラメント(606)となるよう押し出す工程(102)と、モノフィラメントを焼き入れする工程(104)と、モノフィラメントを再加熱する工程(106)と、再加熱されたモノフィラメントを延伸して複数のポリマービーズを複数の糸状領域(800)へと変形するとともに、モノフィラメントを人工芝生繊維(1004)へと形成する工程(108)と、人工芝生繊維を人工芝生カーペット(1002)へと組み込む工程(110)とを備える。

目的

本発明は、人工芝生カーペットを製造する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

人工芝生の製造方法であって、ポリマー混合物を作成する工程であって、前記ポリマー混合物は、少なくとも三相系であり、前記ポリマー混合物は、第1ポリマー、第2ポリマーおよび相溶化剤を備え、前記第1ポリマーおよび前記第2ポリマーは、非混和性であり、前記第1ポリマーは、前記第2ポリマー内に前記相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズを形成する、工程と、前記ポリマー混合物をモノフィラメントとなるよう押し出す工程と、前記モノフィラメントを焼き入れする工程と、前記モノフィラメントを再加熱する工程と、再加熱された前記モノフィラメントを延伸して前記複数のポリマービーズを複数の糸状領域へと変形させるとともに、前記モノフィラメントを人工芝生繊維へと形成する工程と、前記人工芝生繊維を人工芝生下地へと組み込む工程と、を備える人工芝生の製造方法。

請求項2

前記ポリマービーズは、複数の結晶部分および複数の非結晶部分を備え、前記複数のポリマービーズを複数の糸状領域となるよう延伸することにより、前記複数の非結晶部分に対する前記複数の結晶部分のサイズの増大が生じる、請求項1に記載の人工芝生の製造方法。

請求項3

前記ポリマー混合物を作成する工程は、前記第1ポリマーを前記相溶化剤と混合することによって第1混合物を形成する工程と、前記第1混合物を加熱する工程と、前記第1混合物を押し出す工程と、押し出された前記第1混合物を造粒する工程と、造粒された前記第1混合物を前記第2ポリマーと混合する工程と、造粒された前記第1混合物を前記第2ポリマーと共に加熱して前記ポリマー混合物を形成する工程と、を備える請求項1または2に記載の人工芝生の製造方法。

請求項4

前記ポリマー混合物は、少なくとも四相系であり、前記ポリマー混合物は、少なくとも第3ポリマーを備え、前記第3ポリマーは、前記第2ポリマーと非混和性であり、前記第3ポリマーはさらに、前記第2ポリマー内に前記相溶化剤によって取り囲まれた前記複数のポリマービーズを形成する、請求項1または2に記載の人工芝生の製造方法。

請求項5

前記ポリマー混合物を作成する工程は、前記第1ポリマーおよび前記第3ポリマーを前記相溶化剤と混合することによって第1混合物を形成する工程と、前記第1混合物を加熱する工程と、前記第1混合物を押し出す工程と、押し出された前記第1混合物を造粒する工程と、前記第1混合物を前記第2ポリマーと混合する工程と、混合された前記第1混合物を前記第2ポリマーと共に加熱して前記ポリマー混合物を形成する工程と、を備える請求項4に記載の人工芝生の製造方法。

請求項6

前記第3ポリマーは、極性ポリマーである、請求項4または5に記載の人工芝生の製造方法。

請求項7

前記第3ポリマーは、ポリアミドポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリブチレンテレフタレート(PBT)のいずれか一つである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項8

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーおよび前記第3ポリマーを合わせて1重量%から30重量%備える、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項9

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーおよび前記第3ポリマーを合わせて1重量%から20重量%備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項10

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーおよび前記第3ポリマーを合わせて5重量%から10重量%備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項11

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーを1重量%から30重量%備える、請求項1、2または3に記載の人工芝生の製造方法。

請求項12

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーを1重量%から20重量%備える、請求項1、2または3に記載の人工芝生の製造方法。

請求項13

前記ポリマー混合物は、前記第1ポリマーを5重量%から10重量%備える、請求項1、2または3に記載の人工芝生の製造方法。

請求項14

前記第1ポリマーは、極性ポリマーである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項15

前記第1ポリマーは、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリブチレンテレフタレート(PBT)のいずれか一つである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項16

前記第2ポリマーは、非極性ポリマーである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項17

前記第2ポリマーは、ポリエチレンポリプロピレンおよびそれらの混合物のいずれか一つである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項18

前記相溶化剤は、ポリエチレンまたはポリアミドにグラフトされたマレイン酸;マレイン酸、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸リシノールオキサゾリンなどの不飽和酸またはその無水物を用いたポリエチレン、SEBSEVA、EPDまたはポリプロピレンのフリーラジカル開始グラフトコポリマーにグラフトされた無水マレイン酸;メタクリル酸グリシジルを用いたSEBSのグラフトコポリマー;メルカプト酢酸および無水マレイン酸を用いたEVAのグラフトコポリマー;無水マレイン酸を用いたEPDMのグラフトコポリマー;無水マレイン酸を用いたポリプロピレンのグラフトコポリマー;ポリオレフィングラフトポリアミドポリエチレンまたはポリアミド;およびポリアクリル酸型相溶化剤のうちのいずれか一つである、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項19

前記ポリマー混合物は、前記第2ポリマーを80重量%から90重量%備える、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項20

前記ポリマー混合物はさらに、ワックス鈍化剤、UV安定剤、難燃材抗酸化剤顔料およびそれらの組み合わせのいずれか一つを備える、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項21

前記人工芝生繊維を作成する工程は、前記延伸されたモノフィラメントを織り糸へと形成する工程を有する、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項22

前記人工芝生繊維を作成する工程は、前記延伸されたモノフィラメントを前記人工芝生繊維へと織りこむ工程、撚る工程、巻き返す工程、および/または結束する工程を有する、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項23

前記人工芝生繊維を前記人工芝生下地へと組み込む工程は、前記人工芝生繊維を前記人工芝生下地に対して房状に形成する工程と、複数の前記人工芝生繊維を前記人工芝生下地に結合する工程とを有する、前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項24

前記人工芝生繊維を前記人工芝生下地へと組み込む工程は、前記人工芝生繊維を前記人工芝生下地中に織りこむ工程を有する、請求項1から22のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法。

請求項25

前述の請求項のいずれか一項に記載の人工芝生の製造方法により製造された人工芝生。

請求項26

人工芝生織物下地および前記人工芝生下地へと組み込まれた人工芝生繊維を備える人工芝生であって、前記人工芝生繊維は、少なくとも一つのモノフィラメントを備え、前記少なくとも一つのモノフィラメントの各々は、複数の糸状領域の形態をした第1ポリマーと、第2ポリマーであって、前記複数の糸状領域が、前記第2ポリマーに埋め込まれ、前記第1ポリマーは、前記第2ポリマーと非混和性である第2ポリマーと、前記糸状領域の各々を取り囲むとともに、前記少なくとも一つの第1ポリマーを前記第2ポリマーから分離する相溶化剤と、を備える人工芝生。

請求項27

前記複数の糸状領域は、50マイクロメートル未満の直径を有する、請求項26に記載の人工芝生。

請求項28

前記複数の糸状領域は、10マイクロメートル未満の直径を有する、請求項26に記載の人工芝生。

請求項29

前記複数の糸状領域は、1マイクロメートルから3マイクロメートルの直径を有する、請求項26に記載の人工芝生。

請求項30

前記人工芝生繊維は、前記人工芝生下地を超えて所定の長さだけ延在し、複数の糸状領域は前記所定の長さの半分未満の長さを有する、請求項27から30のいずれか一項に記載の人工芝生。

請求項31

前記複数の糸状領域は2mm未満の長さを有する、請求項27から31のいずれか一項に記載の人工芝生。

技術分野

0001

本発明は、合成芝生とも呼ばれる人工芝生および人工芝生の製造に関する。本発明はさらに、模倣した繊維の製造に関する。本発明は特に、ポリマー混合物に基づく人工芝生繊維の製品および製造方法と、これらの人工芝生繊維から作られる人工芝生カーペットの製品および製造方法に関する。

背景技術

0002

人工芝生または人工芝は、芝と置き換えて使用される繊維から構成される表面である。人工芝生の構造は、人工芝生が芝に似た外観を有するように設計される。典型的には、人工芝生は、サッカー、アメリカフットボールラグビーテニスゴルフなどのスポーツ用、競技場用、または運動場用の表面として使用される。さらに、人工芝生は、修景用途で頻繁に使用される。

0003

人工芝生を使用する利点は、定期的な草刈り、堀起し施肥、水やりのように、伸び放題の芝または修景面を手入れする必要がなくなることである。水やりは、例えば、水使用に関する地域的制限の為、困難であり得る。他の気候帯では、芝の再成長と密生した芝カバー再形成とが、グラウンド上の遊戯および/または運動による天然芝表面の損傷に比べて遅い。人工芝生場は、維持するための同様の注意努力を必要としないが、汚れおよび破片を除いたり、定期的にブラシをかけたりしなければならないなどのいくらかメインテナンスを必要とするかもしれない。これは、プレーまたは運動中に踏み下げられた後の繊維を起立させるのに役立つように行われてもよい。5〜15年の通常の使用期間にわたり、人工芝生スポーツ場が高度な機械的摩耗に耐えることができ、UVに抵抗することができ、熱サイクルまたは熱エージングに耐えることができ、化学物質および様々な環境条件との相互反応に抵抗することができるならば、有益である。従って、人工芝生がより長い使用寿命を有し、耐久性があり、その使用期間にわたりそのプレーおよび表面特性、ならびに外観を維持するなら、有益である。

0004

米国特許出願第2010/0173102A1号は、クラッド用の材料が、コア用に使用される材料の親水性とは異なる親水性を有する点で特徴づけられる人工芝を開示している。

0005

本発明は、独立項の人工芝生の製造方法を提供する。実施形態は、従属項にて示されている。

0006

一態様において、本発明は、人工芝生カーペットを製造する方法を提供する。本方法は、ポリマー混合物を作成する工程を備える。本明細書に使用されるポリマー混合物は、異なる種類のポリマーの混合物網羅し、場合によっては、様々な添加剤がポリマー混合物に添加された状態もありうる。用語「ポリマー混合物」はまた、用語「マスターバッチ」または「化合物バッチ」と置き換えてよい。ポリマー混合物は、少なくとも三相系である。本明細書にて使用される三相系は、少なくとも三つの異なる相へと分離する混合物を網羅する。ポリマー混合物は、第1ポリマー、第2ポリマーおよび相溶化剤を備える。これらの三つの要素が、三相系の複数の相を形成する。当該系に添加される複数の付加的なポリマーまたは相溶化剤があれば、三相系は、四、五または複数の相系に増えてもよい。第1ポリマーおよび第2ポリマーは、非混和性である。第1ポリマーは、第2ポリマー内で相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズを形成する。

0007

当該方法はさらに、ポリマー混合物をモノフィラメントとなるよう押し出す工程を備える。この押し出しを実行するために、ポリマー混合物は、例えば、加熱される。当該方法はさらに、モノフィラメントを焼き入れする工程を備える。この工程において、モノフィラメントは、冷却される。当該方法はさらに、モノフィラメントを再加熱する工程を備える。当該方法はさらに、再加熱されたモノフィラメントを延伸して、複数のポリマービーズを複数の糸状領域へと変形するとともに、モノフィラメントを人工芝生繊維へと形成する工程を備える。この工程において、モノフィラメントは、延伸される。これにより、モノフィラメントはより長くなり、当該プロセスにて、複数のポリマービーズは延伸され、細長くなる。延伸する量に応じて、複数のポリマービーズはより細長くなる。

0008

当該方法はさらに、人工芝生繊維を人工芝生下地へと組み込む工程を備える。いくつかの例では、人工芝生下地は、織物または織物マットである。

0009

人工芝生繊維の人工芝生下地へとの組み込みは、例えば、人工芝生繊維を房状に形成して人工芝生下地内に入れ、房状に形成した複数の人工芝生繊維を人工芝生下地に結合することによって実行することができる。例えば、人工芝生繊維は、針で当該下地へと挿入され、カーペットが房状に形成されるようなやり方である。人工芝生繊維のループが形成されたならば、同じ工程中に切られてもよい。当該方法はさらに、複数の人工芝生繊維を人工芝生下地に結合する工程を備える。この工程において、人工芝生繊維は、人工芝生下地に結合または取り付けられる。これは、人工芝生下地の表面を糊付けまたはコーティングするなどの、適所に人工芝生繊維を保持する様々な手法にて行われてもよい。これは例えば、人工芝生下地の表面または部分をラテックスまたはポリウレタンなどの材料を用いてコーティングすることにより行われる。

0010

人工芝生繊維の人工芝生下地への組み込みは、例えば、代わりに、人工芝生カーペットの製造中に人工芝生繊維を人工芝生下地(または、ファイバーマット)中に織りこむことによって行うことができる。この人工芝生の製造技術は、米国特許出願第20120125474A1号より公知である。

0011

用語「ポリマービーズ」または「ビーズ」は、第2ポリマーにて非混和性である、ポリマーの液滴などの局所的な領域を指してもよい。複数のポリマービーズは、いくつかの事例では、丸いか、球状か、楕円形状をしていてよく、それらはまた不規則に形づくられてよい。いくつかの事例では、ポリマービーズは典型的には、直径が約0.1〜3マイクロメートル、好ましくは、1〜2マイクロメートルのサイズを有する。他の例では、複数のポリマービーズは、それより大きい。それらのサイズは、例えば、最大で直径50マイクロメートルである。

0012

いくつかの例では、延伸されたモノフィラメントは、人工芝生繊維として直接使用されてもよい。例えば、モノフィラメントは、テープまたは他の形状として押し出すことができる。

0013

他の例では、人工芝生繊維は、一般に一緒ケーブル化された、撚られた、または結束された、いくつかの延伸されたモノフィラメント繊維の束またはグループであってもよい。いくつか場合に、束はいわゆる巻き返し織り糸で巻き返され、これが織り糸の束を一緒に維持し、後の房状に形成するプロセス、または、織りこみプロセスに対する準備をする。

0014

複数のモノフィラメントのサイズは、例えば、直径50〜600マイクロメートルである。織り糸の重量は典型的には、50〜3000dtexに達してもよい。

0015

複数の実施形態は、第2ポリマーおよび複数の何らかの非混和性ポリマーが互いに剥離しないかもしれないという利点があってもよい。複数の糸状領域は、第2ポリマー内に埋め込まれる。従って、それらが剥離するのは不可能である。第1ポリマーおよび第2ポリマーの使用により、人工芝生繊維の複数の特性を調整させることができる。例えば、より柔らかいプラスチックが第2ポリマーに対して使用され、人工芝生に、より天然芝のようなより柔らかい感触を与える。より堅いプラスチックが、第1ポリマーまたは複数の他の非混和性ポリマーに対して使用され、人工芝生により高い弾性および安定性を与えてもよく、踏み下げ、または押し下げられた後、跳ね返る能力を与えてもよい。

0016

さらなる利点は、場合によっては、複数の糸状領域が、押し出しプロセス中にモノフィラメントの中心領域に集中させられることかもしれない。これによって、より堅い材料がモノフィラメントの中央に集中し、多量の柔らかめのプラスチックがモノフィラメントの外面または外側領域に位置することになる。これはさらに、より芝らしい特性を備えた人工芝生繊維をもたらす。

0017

さらなる利点は、複数の人工芝生繊維が改善された長期間の弾力性を有することかもしれない。これにより、複数の人工芝生繊維が使用された後または踏みつけられた後、それらの形状がより自然に回復し、起立するので、人工芝生の必要なメインテナンスが減少するとともに、複数の人工芝生繊維のブラシがけの必要もより少なくなるかもしれない。

0018

別の実施形態において、ポリマービーズは、複数の結晶部分および複数の非結晶部分を備える。ポリマー混合物はおそらく、押し出しプロセス中に加熱されたもので、第1ポリマーとさらに第2ポリマーの複数の部分は、様々な領域において、より非結晶質である構造またはより結晶質である構造を有してもよい。

0019

ポリマービーズを糸状領域となるよう延伸することにより、第1ポリマーにおいて、複数の非結晶部分と比べて複数の結晶部分のサイズに増大が起きるかもしれない。これによって、例えば、第1ポリマーが、非結晶構造を有する場合よりも堅くなる。これにより、より高い剛性を備え、押し下げられた場合に跳ね返す能力を備えた人工芝生をもたらすかもしれない。モノフィラメントの延伸はまた、場合によっては、第2ポリマーまたは複数の他の付加的なポリマーにも、それらの構造のより大きな部分をより結晶質にさせるかもしれない。

0020

これの具体的な例では、第1ポリマーは、ポリアミドとなり得、第2ポリマーは、ポリエチレンとなり得る。ポリアミドを延伸することにより、ポリアミドをより堅くする複数の結晶質領域の増大をもたらす。これはまた、複数の他のプラスチックポリマーに対しても当てはまる

0021

別の実施形態において、ポリマー混合物の作成工程は、第1ポリマーを相溶化剤と混合することによって第1混合物を形成する工程を備える。ポリマー混合物の作成工程はさらに、第1混合物を加熱する工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程はさらに、第1混合物を押し出す工程を備える。ポリマー混合物を作成することはさらに、第1混合物を押し出す工程を備える。ポリマー混合物の作成工程はさらに、押し出された第1混合物を造粒する工程を備える。ポリマー混合物の作成工程はさらに、造粒された第1混合物を第2ポリマーと混合する工程を備える。ポリマー混合物の作成工程はさらに、造粒された第1混合物を第2ポリマーと共に加熱してポリマー混合物を形成する工程を備える。ポリマー混合物を作成するこの特定の方法は、第1ポリマーおよび相溶化剤がどのように第2ポリマー内に分配されるかにつき非常に正確な制御を可能にするので、有利かもしれない。例えば、押し出された第1混合物のサイズまたは形状は、ポリマー混合物内の複数のポリマービーズのサイズを決定する。

0022

ポリマー混合物を作成する前述の方法では、例えば、いわゆる一軸スクリュー押し出し方法が使用される。これに対する代替案として、ポリマー混合物はまた、それを構成する成分のすべてを一緒にすることによって一度に作成されてよい。例えば、第1ポリマー、第2ポリマーおよび相溶化剤は、同時にすべて一緒に添加することもできる。複数の付加的なポリマーまたは複数の他の添加剤などの複数の他の合成分もまた、同時に一緒にすることができる。次に、ポリマー混合物を混合する量は、例えば、押し出し用の二軸スクリュー送りを用いることによって増加されることができる。この場合、複数のポリマービーズの所望の分布は、適切な混合の速度または量を用いることによって実現することができる。

0023

別の実施形態において、ポリマー混合物は、少なくとも四相系である。ポリマー混合物は、少なくとも第3ポリマーを備える。第3ポリマーは、第2ポリマーと非混和性である。第3ポリマーさらに、第2ポリマー内で相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズを形成する。

0024

別の実施形態において、ポリマー混合物を作成する工程は、第1ポリマーおよび第3ポリマーを相溶化剤と混合することにより第1混合物を形成する工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程はさらに、第1混合物を加熱する工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程は先ず、第1混合物を押し出す工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程はさらに、押し出された第1混合物を造粒する工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程はさらに、第1混合物を第2ポリマーと混合する工程を備える。ポリマー混合物を作成する工程はさらに、第1混合物を第2ポリマーと共に加熱して、ポリマー混合物を形成する工程を備える。この方法は、二つの異なるポリマーを用いて、ポリマー混合物を作り、複数のポリマービーズのサイズおよび分布を制御する正確な手段を提供するかもしれない。代替案として、第1ポリマーは、相溶化剤を用いて第3ポリマーを作ることとは別に、同じまたは異なる相溶化剤を用いて造粒を作るのに使用されることができる。複数の造粒は、次に、第2ポリマーと混合され、ポリマー混合物を作ることができる。

0025

これに対する代替案として、ポリマー混合物は、第1ポリマー、第2ポリマー、第3ポリマーおよび相溶化剤をすべて一緒に同時に添加し、次にこれらをより勢いよく混合することにより作ることができる。例えば、二軸スクリュー送りが、押し出し機に対して使用することができる。別の実施形態において、第3ポリマーは、極性ポリマーである。別の実施形態において、第3ポリマーは、ポリアミドである。

0026

別の実施形態において、第3ポリマーは、ポリエチレンテレフタレートであり、これは一般的にPETとも省略される。

0027

別の実施形態において、第3ポリマーは、ポリブチレンテレフタレートであり、これは一般的にPBTとも省略される。

0028

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーと第3ポリマーとを合わせて1重量%から30重量%備える。本例において、重量のバランスは、第2ポリマーと、相溶化剤と、ポリマー混合物へと入れられた複数の他の付加的な添加剤とのような複数の成分によって構成されてもよい。

0029

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーと第3ポリマーとを合わせて1重量%から20重量%備える。改めて、本例において、ポリマー混合物の重量のバランスは、第2ポリマーと、相溶化剤と、複数の他の付加的な添加剤とによって構成されてもよい。

0030

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーと第3ポリマーとを合わせて5重量%から10重量%備える。改めて、本例において、ポリマー混合物の重量のバランスは、第2ポリマーと、相溶化剤と、複数の他の付加的な添加剤とによって構成されてもよい。

0031

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーを1重量%から30重量%備える。本例において、重量のバランスは、例えば、第2ポリマーと、相溶化剤と、複数の他の付加的な添加剤とによって構成される。

0032

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーを1重量%から20重量%備える。本例において、重量のバランスは、第2ポリマーと、相溶化剤と、ポリマー混合物へと混合された複数の他の付加的な添加剤とによって構成されてもよい。

0033

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第1ポリマーを5重量%から10重量%備える。本例は、第2ポリマーと、相溶化剤と、ポリマー混合物へと混合された複数の他の付加的な添加剤とによって構成された重量のバランスを有してもよい。別の実施形態において、第1ポリマーは、極性ポリマーである。別の実施形態において、第1ポリマーは、ポリアミドである。

0034

別の実施形態において、第1ポリマーは、略語PETで一般的に知られるポリエチレンテレフタレートである。

0035

別の実施形態において、第1ポリマーは、一般的な略語PBTでも知られるポリブチレンテレフタレートである。別の実施形態において、第2ポリマーは、非極性ポリマーである。別の実施形態において、第2ポリマーは、ポリエチレンである。別の実施形態において、第2ポリマーは、ポリプロピレンである。

0036

別の実施形態において、第2ポリマーは、第2ポリマー用に使用されてもよい前述のポリマーの混合物である。

0037

別の実施形態において、相溶化剤は、ポリエチレンまたはポリアミドにグラフトされたマレイン酸;マレイン酸、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸リシノールオキサゾリン(ricinoloxazoline maleinate)などの不飽和酸またはその無水物を用いたポリエチレン、SEBSEVA、EPDまたはポリプロピレンのフリーラジカル開始グラフトコポリマーにグラフトされた無水マレイン酸;メタクリル酸グリシジルを用いたSEBSのグラフトコポリマー(graft copolymer);メルカプト酢酸および無水マレイン酸を用いたEVAのグラフトコポリマー;無水マレイン酸を用いたEPDMのグラフトコポリマー;無水マレイン酸を用いたポリプロピレンのグラフトコポリマー;ポリオレフィングラフトポリアミドポリエチレンまたはポリアミド;およびポリアクリル酸型相溶化剤、のうちのいずれか一つである。

0038

別の実施形態において、ポリマー混合物は、第2ポリマーを80重量%から90重量%備える。本例において、重量のバランスは、第1ポリマー、場合によってはポリマー混合物中に存在するなら、第2ポリマーと、相溶化剤と、ポリマー混合物に添加された複数の他の化学物質または複数の添加剤とによって構成されてもよい。

0039

別の実施形態において、ポリマー混合物はさらに、ワックス鈍化剤紫外線安定剤難燃材抗酸化物質顔料およびそれらの組み合わせ、のうちのいずれか一つを備える。これらの列挙した更なる成分が、ポリマー混合物に添加されて、人工芝生繊維に、難燃材であること、人工芝生がより密接に芝に似るように緑色を有すること、日照下でのより大きな安定性などの複数の他の所望の特性を与えるようにしてもよい。

0040

別の実施形態において、人工芝生繊維を作成する工程は、モノフィラメントを人工芝生繊維中に織りこむ工程を備える。つまり、いくつかの例において、人工芝生繊維は、単一のモノフィラメントではなくて、多くの繊維の組み合わせである。別の実施形態において、人工芝生繊維は、織り糸である。

0041

別の実施形態において、当該方法はさらに、延伸されたモノフィラメントを一緒に結束して、人工芝生繊維を作成する工程を備える。

0042

別の実施形態において、当該方法はさらに、複数のモノフィラメントを一緒に織りこむか、結束するか、または、紡いで、人工芝生繊維を作成する工程を備える。複数の、例えば4〜8本のモノフィラメントが、織り糸へと形成される、または仕上げられることができる。

0043

別の態様において、本発明は、前述の方法のいずれか一つに係る人工芝生製造を提供する。

0044

別の態様において、本発明は、人工芝生下地、および、人工芝生下地内に房状に形成された人工芝生繊維を備えた人工芝生を提供する。人工芝生下地は、例えば、房状に形成された複数の繊維を内部に有することができる織物または他の平たい構造である。人工芝生繊維は、少なくとも一つのモノフィラメントを備える。少なくとも一つのモノフィラメントの各々は、複数の糸状領域の形をした第1ポリマーを備える。少なくとも一つのモノフィラメントの各々は、第2ポリマーを備え、複数の糸状領域は、第2ポリマーに埋め込まれる。少なくとも一つのモノフィラメントの各々は、複数の糸状領域の各々を取り囲むとともに、第2ポリマーから少なくとも一つの第1ポリマーを分離する相溶化剤を備える。この人工芝生は、複数の糸状領域が相溶化剤を介して第2ポリマー内に埋め込まれるので、極度に耐久性があるという利点があるかもしれない。従って、それらは、剥離する能力がない。第1ポリマーを取り囲む第2ポリマーを有することにより、柔らかくて、本当の芝生に類似した感触がある堅い人工芝生を提供するかもしれない。本明細書に説明される人工芝生は、共押し出しされた人工芝生とは性質が異なる。共押し出しでは、典型的には直径が50〜60マイクロメートルのコアは、直径が約200〜300マイクロメートルの外側カバーまたは被覆材料によって取り囲まれてもよい。この人工芝生では、第1ポリマーの多くの糸状領域がある。複数の糸状領域は、モノフィラメントの全体の長さに沿って続かないかもしれない。人工芝生はまた、前述の方法工程のいずれかによって提供される特性または特徴を有してもよい。別の実施形態において、複数の糸状領域は、20マイクロメートル未満の直径を有する。別の実施形態において、複数の糸状領域は、10マイクロメートル未満の直径を有する。別の実施形態において、複数の糸状領域は、1マイクロメートルから3マイクロメートルの直径を有する。

0045

別の実施形態において、人工芝生繊維は、人工芝生下地を超えて所定の長さ分延長する。複数の糸状領域は、所定の長さの半分未満の長さを有する。別の実施形態において、複数の糸状領域は、2mm未満の長さを有する。

0046

本発明の前述の複数の実施形態の一または複数は、組み合わされた複数の実施形態が相互に排他的でない限り、組み合わせられてよいことが分かる。

図面の簡単な説明

0047

以下において、本発明の複数の実施形態は、例にすぎないが、図面を参照して、より詳細に説明される。
図1は、人工芝生の製造方法の例を図示するフローチャートを示す。
図2は、ポリマー混合物を作成する一方法を図示するフローチャートを示す。
図3は、ポリマー混合物の作成の仕方のさらなる例を図示するフローチャートを示す。
図4は、ポリマー混合物の断面を図示する図を示す。
図5は、ポリマー混合物のさらなる例を示す。
図6は、ポリマー混合物をモノフィラメントにする押し出しを図示する。
図7は、モノフィラメントの小断片の断面を示す。
図8は、モノフィラメントを延伸する効果を図示する。
図9は、延伸されたモノフィラメントの断面の電子顕微鏡写真を示す。
図10は、人工芝生の例の断面例を示す。

実施例

0048

これらの図にて同様の符号がついた要素は、同等な要素であるか、同じ機能を実行するかのいずれかである。先に議論した複数の要素は、機能が同等ならば、後の図にて必ずしも議論されない。

0049

図1は、人工芝生の製造方法の例を図示するフローチャートを示す。先ず、工程100において、ポリマー混合物が作成される。ポリマー混合物は、少なくとも三相系である。ポリマー混合物は、第1ポリマーを備える。ポリマー混合物はさらに、第2ポリマーおよび相溶化剤を備える。第1ポリマーおよび第2ポリマーは、非混和性である。他の例では、同じく第2ポリマーと非混和性である、第3ポリマー、第4ポリマー、または、更には、第5ポリマーなどの複数の付加的なポリマーがあってもよい。また、第1ポリマーとの組み合わせか、付加的な第3、第4、または第5ポリマーとの組み合わせのいずれかにて使用される複数の付加的な相溶化剤であってもよい。第1ポリマーは、相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズを形成する。複数のポリマービーズはまた、第2ポリマー内で混和性でない複数の付加的なポリマーによって形成されてもよい。

0050

複数のポリマービーズは、相溶化剤によって取り囲まれるとともに、第2ポリマー内にあるか、第2ポリマーへと混合される。次の工程102において、ポリマー混合物は、モノフィラメントとなるよう押し出される。次に工程104において、モノフィラメントは、焼き入れされるか、急速に冷却される。次に工程106において、モノフィラメントは、再加熱される。工程108において、再加熱されたモノフィラメントは、延伸されて、複数のポリマービーズを複数の糸状領域へと変形するとともに、モノフィラメントを人工芝生繊維へと形成する。複数の付加的な工程がまた、モノフィラメントに実行され、人工芝生繊維を形成する。例えば、モノフィラメントは、所望の特性を具備した織り糸へと紡がれるか、織りこまれる。次に、工程110において、人工芝生繊維は、人工芝生下地へと組み込まれる。工程110は、例えば、これに限られないが、人工芝生繊維を人工芝生下地中に房状に形成するか、織りこむことができる。次に、工程112において、複数の人工芝生繊維が人工芝生下地に結合される。例えば、複数の人工芝生繊維は、コーティングまたは他の材料によって適所に糊付けされるか、保持される。工程112は、任意の工程である。例えば、複数の人工芝生繊維は、人工芝生下地中に織りこまれたならば、工程112は、実行する必要がないかもしれない。

0051

図2は、ポリマー混合物を作成する一方法を図示するフローチャートを示す。本例において、ポリマー混合物は、三相系であり、第1ポリマー、第2ポリマーおよび相溶化剤を備える。ポリマー混合物は、着色するか、耐火またはUV耐性を提供するか、あるいは、ポリマー混合物の複数の流動特性を改善するために、たとえば複数の添加剤などの複数の他のものを備えてもよい。先ず工程200において、第1混合物は、第1ポリマーを相溶化剤と混合することによって形成される。

0052

複数の付加的な添加剤がまた、この工程中に添加されてもよい。次に、工程202において、第1混合物は、加熱される。次に、工程204において、第1混合物は、押し出される。次に、工程206において、押し出された第1混合物は、次に小片へと造粒または切断される。次に、工程208において、造粒された第1混合物は、第2ポリマーと混合される。この時、複数の付加的な添加剤がまた、ポリマー混合物に添加されてもよい。最後に、工程210において、造粒された第1混合物は、第2ポリマーと共に加熱され、ポリマー混合物を形成する。加熱工程および混合工程は、同時に生じてもよい。

0053

図3は、ポリマー混合物400の作成の仕方のさらなる例を図示するフローチャートを示す。本例において、ポリマー混合物はさらに、少なくとも第3ポリマーを備える。第3ポリマーは、第2ポリマーと非混和性であり、ポリマー混合物は、少なくとも四相系である。第3ポリマーはさらに、第2ポリマーを用いて相溶化剤によって取り囲まれた複数のポリマービーズを形成する。先ず工程300において、第1混合物が、第1ポリマーおよび第3ポリマーを相溶化剤と混合することによって形成される。この時、複数の付加的な添加剤が、第1混合物に添加されてもよい。次に、工程302において、第1混合物は、加熱される。第1混合物の加熱工程および混合工程は、同時に行われてもよい。次に、工程304において、第1混合物は、押し出される。次に、工程306において、押し出された第1混合物は、小片へと造粒または切断される。次に、工程308において、第1混合物は、第2ポリマーと混合される。この時、複数の付加的な添加剤が、ポリマー混合物に添加されてもよい。次に、最後に、工程310において、加熱された第1混合物および第2ポリマーは加熱されて、ポリマー混合物を形成する。加熱工程および混合工程は、同時に行われてもよい。

0054

図4は、ポリマー混合物400の断面を図示する図を示す。ポリマー混合物400は、第1ポリマー402、第2ポリマー404および相溶化剤406を備える。第1ポリマー402および第2ポリマー404は、非混和性である。第1ポリマー402は、第2ポリマー404ほど豊富にはない。第1ポリマー402は、相溶化剤406によって取り囲まれるとともに、第2ポリマー404内に分散されるものとして示される。相溶化剤406によって取り囲まれる第1ポリマー402は、多くのポリマービーズ408を形成する。複数のポリマービーズ408は、形状が球状または楕円であってもよく、それらはまた、ポリマー混合物がどれほどよく混合されたかに応じて、および、温度に応じて不規則に形づくられてもよい。ポリマー混合物400は、三相系の例である。三つの相は、第1ポリマー402の複数の領域である。第2相領域は、相溶化剤406であり、第3相領域は、第2ポリマー404である。相溶化剤406は、第1ポリマー402を第2ポリマー404から分離する。

0055

図5は、ポリマー混合物500のさらなる例を示す。図5に示される例は、図4に示される例と同様である。しかしながら、ポリマー混合物500はさらに、第3ポリマー502を備える。ポリマービーズ408のいくつかは、ここでは第3ポリマー502から成る。図5に示されるポリマー混合物500は、四相系である。四つの相は、第1ポリマー402、第2ポリマー404、第3ポリマー502および相溶化剤406から構成される。第1ポリマー402および第3ポリマー502は、第2ポリマー404と混和性がない。相溶化剤406は、第1ポリマー402を第2ポリマー404から分離するとともに、第3ポリマー502を第2ポリマー404から分離する。

0056

本例において、同じ相溶化剤406が、第1ポリマー402および第3ポリマー502の両方に対して使用される。複数の他の例において、異なる相溶化剤406が、第1ポリマー402および第3ポリマー502に対して使用されることができる。

0057

図6は、ポリマー混合物のモノフィラメントへの押し出しを図示する。ある量のポリマー混合物600が、示されている。ポリマー混合物600内に、多くのポリマービーズ408がある。複数のポリマービーズ408は、第2ポリマー404と混和性がない一または複数のポリマーで作られてもよく、また相溶化剤によって第2ポリマー404から分離される。スクリューピストンまたは他の装置が使用されて、プレート602の穴604にポリマー混合物600を押し込む。これにより、ポリマー混合物600はモノフィラメント606となるよう押し出される。モノフィラメント606は、複数のポリマービーズ408をも含むものとして示される。第2ポリマー404および複数のポリマービーズ408は、一緒に押し出される。いくつかの例では、第2ポリマー404は、複数のポリマービーズ408ほど粘性はなく、複数のポリマービーズ408は、モノフィラメント606の中央に集中する傾向を有するであろう。これにより、モノフィラメント606のコア領域における複数の糸状領域の集中をもたらすので、最後の人工芝生繊維に対して複数の所望の特性をもたらすかもしれない。

0058

図7は、モノフィラメント606の小断片の断面を示す。モノフィラメントは改めて、複数のポリマービーズ408が混合している第2ポリマー404を備えるものとして示される。複数のポリマービーズ408は、図示されない相溶化剤406によって第2ポリマー404から分離される。複数の糸状構造物を形成するために、モノフィラメント606の部分が加熱され、次にモノフィラメント606の長さに沿って延伸させられる。これは、延伸の方向を示す矢印700によって図示される。

0059

図8は、モノフィラメント606を延伸する効果を図示する。図8において、延伸されたモノフィラメント606の断面の例が、示されている。図7の複数のポリマービーズ408は、複数の糸状構造物800となるよう延伸されている。複数のポリマービーズ408の変形量は、モノフィラメント606'がどれくらい延伸されているかに依存するものである。

0060

複数の例は、合成芝生とも呼ばれる人工芝生の製造に関連してもよい。特に、本発明は、芝を模倣した複数の繊維の製造に関連する。複数の繊維は、混和性がなく、例えば、剛性、密度極性のような材料特性が異なる第1および第2ポリマーと、相溶化剤とから構成される。

0061

第1の工程において、第1ポリマーが、相溶化剤と混合される。色顔料、UVおよび熱安定剤加工助剤、並びに、そのようなものとして当分野から公知である他の複数の物質が、混合物に添加することができる。これにより、第1ポリマーが相溶化剤によって取り囲まれた二相系から成る粒状の材料が得られてもよい。

0062

第2工程において、三相系は、第2ポリマーを混合物に添加することによって形成され、これにより、本例において、第2ポリマーの量は、三相系の約80〜90質量パーセントであり、第1ポリマーの量は、三相系の5質量%〜10質量%であり、相溶化剤の量は、三相系の5質量%〜10質量%である。押し出し技術を用いることにより、第2ポリマーのポリマーマトリックスに分散された相溶化剤によって取り囲まれた第1ポリマーの複数の液滴または複数のビーズの混合物が得られる。実際的な実施において、第1ポリマーおよび相溶化剤の造粒を含むいわゆるマスターバッチが、形成される。マスターバッチはまた、本明細書にて「ポリマー混合物」とも呼ばれてよい。造粒の混合物が、溶解され、第1ポリマーおよび相溶化剤の混合物が、押し出しによって形成される。結果として生じた複数のストランドが、造粒へと粉砕される。結果として生じた造粒および第2ポリマーの造粒が、次に第2押し出しに使用され、次に最後の繊維となるよう延伸される厚い繊維を製造する。

0063

複数の押し出し中に使用される溶融温度は、複数のポリマーの種類および使用される相溶化剤に依存する。しかしながら、溶融温度は、典型的には230℃と280℃の間である。

0064

また、単繊維またはフィブリル化テープとも呼ばれ得るモノフィラメントは、混合物を繊維製造用押し出しラインへと送ることによって製造される。溶融混合物は、押し出し器具、すなわち紡糸口金プレートまたは幅広スロットノズルを通過し、溶融しした流れを単繊維またはテープ形状に形作り、水紡系浴槽にて焼き入れまたは冷却され、異なる回転速度で回転している複数の加熱されたゴデットおよび/または加熱オーブンを通すことによって、乾燥および延伸させられる。

0065

モノフィラメントまたはテープは、次に、さらなる加熱オーブンおよび/または加熱された一式のゴデットを通す第2工程でオンラインにてアニールされる。

0066

この手順により、相溶化剤によって取り囲まれた第1ポリマーの複数のビーズまたは液滴は、長手方向に延伸され、複数の小繊維状の線状構造を形成するが、しかしながら、これらは第2ポリマーのポリマーマトリックスへと完全に埋め込まれたままでいる。

0067

図9は、上記に説明された方法の例を用いて製造される、延伸されたモノフィラメントの断面の顕微鏡写真を示す。延伸されたモノフィラメント606内の水平の白すじは、複数の糸状構造物800である。これらの糸状構造物のいくつかは、800とラベルを付けられている。複数の糸状構造物800は、第2ポリマー内の第1ポリマーの複数の小線状構造を形成するものとして示すことができる。

0068

結果として生じた繊維は、複数の利点、すなわち耐久性および長期間の弾力性が組み合わせられた柔らかさを有してもよい。複数のポリマーの複数の異なる剛性および曲げ特性の場合には、繊維は、堅い第1ポリマーの場合により良い弾性(これは、繊維が一旦踏み下げられれば、跳ね返ることを意味する)を示すことができ、ポリマーマトリックスに組み込まれた複数の小線状繊維構造は、繊維のポリマー補強を提供するものである。

0069

第1および第2ポリマーによって形成された複合物に起因する限界決定は、第2ポリマーの複数の短繊維が第1ポリマーによって与えられるマトリックスに埋め込まれることにより防止される。その上、一つの複合紡糸口金器具を送るためのいくつかの押し出しヘッドを要する複雑な共押し出しは、必要とされない。

0070

第1ポリマーは、ポリアミドなどの極性物質とすることができ、他方、第2ポリマーは、ポリエチレンなどの非極性ポリマーとすることができる。第1ポリマーに対する複数の代替案は、第2ポリマーポリプロピレン用のポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)である。最後に、三つのポリマーから成る材料が、可能である(例えば、PET、PAおよびPP)。PPは当該マトリックスを作成するとともに、他方のものが互いに独立した複数の繊維線状構造を作成する。相溶化剤は、ポリエチレンまたはポリアミドにグラフトされた無水マレイン酸とすることができる。

0071

図10は、人工芝生1000の例の断面の例を示す。人工芝生1000は、人工芝生下地1002を備える。人工芝生繊維1004は、人工芝生下地1002中に房状に形成されている。人工芝生下地1002の基部にコーティング1006が示されている。コーティングは、人工芝生繊維1004を人工芝生下地1002に結合または固定するために役立つかもしれない。コーティング1006は、任意であってもよい。例えば、複数の人工芝生繊維1004は、代わりに人工芝生下地1002中に織りこまれる。様々な種類の、コーティングまたは接着剤が、コーティング1006に対して使用することができる。複数の人工芝生繊維1004は、人工芝生下地1002の上方に距離1008だけ延在するものとして示されている。距離1008は、本質的に複数の人工芝生繊維1004のパイルの高さである。複数の人工芝生繊維1004内の複数の糸状領域の長さは、距離1008の半分以下である。
参照符号リスト
100ポリマー混合物を作成する
102 ポリマー混合物をモノフィラメントとなるよう押し出す
104 モノフィラメントを焼き入れする
106 モノフィラメントを再加熱する
108 再加熱されたモノフィラメントを伸長させ、複数のポリマービーズを複数の糸状領域へと変形するとともに、モノフィラメントを人工芝生繊維中に形成する
110 人工芝生繊維を人工芝生カーペットへと組み込む
112 任意で複数の人工芝生繊維を人工芝生カーペットへと任意に結合する
200 第1ポリマーを相溶化剤と混合することによって第1混合物を形成する
202 第1混合物を加熱する
204 第1混合物を押し出す
206 押し出された第1混合物を造粒する
208 造粒された第1混合物を第2ポリマーと混合する
210 造粒された第1混合物を第2ポリマーと共に加熱してポリマー混合物を形成する

0072

300 第1ポリマーおよび第3ポリマーを相溶化剤と混合することによって第1混合物を形成する
302 第1混合物を加熱する
304 第1混合物を押し出す
306 押し出された第1混合物を造粒する
308 第1混合物を第2ポリマーと混合する
310 混合された第1混合物を第2ポリマーと共に加熱してポリマー混合物を形成する
400 ポリマー混合物
402 第1ポリマー
404 第2ポリマー
406 相溶化剤
408ポリマービーズ
500 ポリマー混合物
502 第3ポリマー
600 ポリマー混合物
602プレート
604 穴
606モノフィラメント
606'延伸されたモノフィラメント
700 延伸の方向
800 複数の糸状構造物
1000人工芝生
1002人工芝生カーペット
1004 人工芝生繊維(パイル)
1006コーティング
1008 パイルの高さ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ