図面 (/)

技術 TDMモードのためのHARQの最適化

出願人 ノキアソリューションズアンドネットワークスオサケユキチュア
発明者 ヤヌスゼウスキーマチェイセレブリャコフグリゴリーランタアホカリマルクストルシュアニンアレクシー
出願日 2014年3月21日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2016-558564
公開日 2017年5月18日 (2年2ヶ月経過) 公開番号 2017-512447
状態 特許登録済
技術分野 エラーの検出、防止 移動無線通信システム
主要キーワード 決定プロセッサ 監視プロセッサ 例示的実施 許可値 再送モード 再送リクエスト SIメッセージ 命令プロセッサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年5月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題・解決手段

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知することと、を含む方法。

概要

背景

概要

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知することと、を含む方法。

目的

前記装置において、前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知するように構成される通知手段と、を備える装置。

請求項2

前記通知手段は、スケジューリング情報シグナリングによって通知するように構成される、請求項1に記載の装置。

請求項3

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケット破棄するように構成される破棄手段と、を備える装置。

請求項4

前記破棄手段は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの再送信回数を事前に定義された最大回数に設定するように構成される、請求項3に記載の装置。

請求項5

前記送信パケットが格納されるバッファ消去するように構成される消去手段をさらに備える、請求項3または4に記載の装置。

請求項6

前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記決定された時間間隔における送信手段による前記送信パケットの再送信を防止するように構成される防止手段をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の装置。

請求項7

前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、前記送信手段に前記送信パケットの再送信を命令するように構成される命令手段と、条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定手段と、前記条件が満たされていない場合に前記防止手段による防止を抑制し、前記条件が満たされている場合に前記命令手段による命令を抑制するように構成される抑制手段と、をさらに備える、請求項6に記載の装置。

請求項8

前記条件は、前記命令手段を抑制する命令が受信されることを含む、請求項7に記載の装置。

請求項9

前記条件は、前記装置がソフトハンドオーバプロセス中であることを含む、請求項7に記載の装置。

請求項10

送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記パケットの正しい受信が確認されないというメッセージが受信されたかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記メッセージが受信されない場合、前記パケットの再送信のみのために許可手段が前記送信者に時間間隔を許可することを防止するように構成される防止手段と、を備える装置。

請求項11

前記メッセージはシグナリングよって受信される、請求項10に記載の装置。

請求項12

条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定手段と、前記条件が満たされていない場合、前記防止手段による防止を抑制するように構成される抑制手段と、をさらに備える、請求項10または11に記載の装置。

請求項13

前記送信者がソフトハンドオーバプロセス中であるかどうかを判定するように構成されるハンドオーバ判定手段をさらに備え、前記条件は、前記送信者が前記ソフトハンドオーバプロセス中であると判定された場合に満たされる、請求項12に記載の装置。

請求項14

・再送信用の前記時間間隔が許可されていないが、前記パケットが再送信される場合に通知すること、および・所定の時間間隔における再送信が承認されない場合、前記パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄すること、の少なくとも1つを前記送信者に命令するように構成される命令手段をさらに備える、請求項12または13に記載の装置。

請求項15

前記命令手段は、共有制御チャネルコマンドによって命令するように構成される、請求項14に記載の装置。

請求項16

前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供するという情報が受信される場合に満たされる、請求項12または13に記載の装置。

請求項17

端末が確認を受信しなかった送信パケットに対して前記端末が実行する必要がある再送モード一群の再送モードから決定するように構成される決定手段であって、前記一群の再送モードに、・所定の時間間隔が前記端末に許可されているかどうかに関係なく、前記所定の時間間隔において前記パケットを再送信すること、・前記確認が受信されなかったことを基地局に通知すること、および、・前記パケットを破棄すること、のうち少なくとも2つが含まれる決定手段と、前記決定された再送モードの実行を前記端末に命令するように構成される命令手段と、を備える装置。

請求項18

前記決定された再送モードについて前記基地局に通知するように構成される通知手段をさらに備える、請求項17に記載の装置。

請求項19

前記通知手段は、基地局アプリケーション部を介して前記基地局に通知するように構成される、請求項18に記載の装置。

請求項20

前記命令手段は、無線リソース制御層メッセージによって前記端末に命令するように構成される、請求項17から19のいずれかに記載の装置。

請求項21

前記決定手段は、前記端末のハンドオーバ状態、前記端末に用いられるサービスタイプ、前記基地局のセルスループット、および前記端末と前記基地局との間の送信遅延の少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成される、請求項17から20のいずれかに記載の装置。

請求項22

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知することと、を含む方法。

請求項23

前記通知は、スケジューリング情報のシグナリングによって行われる、請求項22に記載の方法。

請求項24

送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄することと、を含む方法。

請求項25

前記破棄は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの再送信回数を事前に定義された最大回数に設定することを含む、請求項24に記載の方法。

請求項26

前記送信パケットが格納されるバッファを消去することをさらに含む、請求項24または25に記載の方法。

請求項27

前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信を防止することをさらに含む、請求項22から26のいずれかに記載の方法。

請求項28

前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、前記送信パケットの再送信を命令することと、条件が満たされているかどうかを判定することと、前記条件が満たされていない場合に前記防止を抑制し、前記条件が満たされている場合に前記命令を抑制することと、をさらに含む、請求項27に記載の方法。

請求項29

前記条件は、前記命令を抑制する命令が受信されることを含む、請求項28に記載の方法。

請求項30

前記条件は、前記方法を実行する装置がソフトハンドオーバプロセス中であることを含む、請求項28に記載の方法。

請求項31

送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視することと、前記パケットの正しい受信が確認されないというメッセージが受信されたかどうかをチェックすることと、前記メッセージが受信されない場合、前記パケットの再送信のみのために前記送信者に時間間隔を許可することを防止することと、を含む方法。

請求項32

前記メッセージはシグナリングよって受信される、請求項31に記載の方法。

請求項33

条件が満たされているかどうかを判定することと、前記条件が満たされていない場合に前記防止を抑制することと、をさらに含む、請求項31または32に記載の方法。

請求項34

前記送信者がソフトハンドオーバプロセス中であるかどうかを判定することをさらに備え、前記条件は、前記送信者が前記ソフトハンドオーバプロセス中であると判定された場合に満たされる、請求項33に記載の方法。

請求項35

・再送信用の前記時間間隔が許可されていないが、前記パケットが再送信される場合に通知すること、および・所定の時間間隔における再送信が承認されない場合、前記パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄すること、の少なくとも1つを前記送信者に命令することをさらに含む、請求項33または34に記載の方法。

請求項36

前記命令は、共有制御チャネルコマンドによって行われる、請求項35に記載の方法。

請求項37

前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供するという情報が受信される場合に満たされる、請求項33または34に記載の方法。

請求項38

端末が確認を受信しなかった送信パケットに対して前記端末が実行する必要がある再送モードを一群の再送モードから決定することであって、前記一群の再送モードに、・所定の時間間隔が前記端末に許可されているかどうかに関係なく、前記所定の時間間隔において前記パケットを再送信すること、・前記確認が受信されなかったことを基地局に通知すること、および、・前記パケットを破棄すること、のうち少なくとも2つが含まれる決定と、前記決定された再送モードの実行を前記端末に命令することと、を含む方法。

請求項39

前記決定された再送モードについて前記基地局に通知することをさらに含む、請求項38に記載の方法。

請求項40

前記基地局への前記決定された再送モードの通知は、基地局アプリケーション部を介して行われる、請求項39に記載の方法。

請求項41

前記端末への命令は、無線リソース制御層メッセージによって行われる、請求項38から40のいずれかに記載の方法。

請求項42

前記決定は、前記端末のハンドオーバ状態、前記端末に用いられるサービスタイプ、前記基地局のセルスループット、および前記端末と前記基地局との間の送信遅延の少なくとも1つに基づいて行われる、請求項38から41のいずれかに記載の方法。

請求項43

一式の命令を含み、装置上で実行された場合、請求項22から42のいずれかに記載の方法を前記装置に実行させるように構成される、コンピュータプログラム製品

請求項44

コンピュータ可読媒体として実施されるか、またはコンピュータに直接ロード可能である、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。

技術分野

0001

本発明はデータ通信に関する装置、方法、およびコンピュータプログラム製品に関し、特に、ハイブリッド自動再送リクエスト(Hybrid Automatic Repeat Request:HARQ)に関する装置、方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。

発明の背景

0002

略語
3GPP (Third Generation Partnership Project)第3世代パートナーシッププロジェクト
ACK(Acknowledge)確認
CRC(Cyclic Redundancy Check)巡回冗長検査
DPCCH (Dedicated Physical Control Channel)専用物理制御チャネル
eNB (Evolved Node B)発展型NodeB
E‐AGCH (Enhanced Absolute Grant Channel)拡張絶対許可チャネル
E‐DCH (Enhanced Dedicated Channel)拡張専用チャネル
E‐DPDCH (Enhanced Dedicated Physical Data Channel)拡張専用物理データチャネル
E‐HICH (E-DCHHARQIndicator Channel)拡張専用チャネルハイブリッド自動再送リクエストインジケータチャネル
E‐RGCH (Enhanced Relative Grant Channel)拡張相対許可チャネル
E‐RNTI (E-DCH RNTI)拡張専用チャネル無線ネットワーク一時識別子
EUL (Enhanced Uplink)拡張アップリンク
E‐UTRAN (Evolved UTRAN)発展型ユニバーサルモバイル通信システム無線アクセスネットワーク
FDD (Frequency Division Duplex)周波数分割複信
HARQ (Hybrid Automatic Repeat Request)ハイブリッド自動再送リクエスト
HS‐SCCH (High-Speed Shared Control Channel)高速共有制御チャネル
HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)高速ダウンリンクパケットアクセス
HSUPA (High Speed Uplink Packet Access)高速アップリンクパケットアクセス
LTE(Long Term Evolution)ロングタームエボリューション
LTE-A (Long Term Evolution-Advanced)ロングタームエボリューションアドバンス
NB、NodeB 3GPP用語における基地
NBAP(NodeB Application Part)NodeBアプリケーション
OSI(Open Systems Interconnection)開放型システム間相互接続
OVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)直交変数拡散係数
NC(Radio Network Controller)無線ネットワークコントローラ
RNTI (Radio Network Temporary Identifier)無線ネットワーク一時識別子
RoT (Rise over Thermal)全受信電力熱雑音
RRC (Radio Resource Control)無線リソース制御
RSN (Retransmission Sequence Number)再送回数
SI (Scheduling Information)スケジューリング情報
TDM(Time Division Multiplex)時分割多重化
TR (Technical Report)テクカルレポート
TTI (Transmission Timing Interval)送信時間間隔
UE (User Equipment)ユーザ装置
UL (Uplink)アップリンク
MTS(Universal Mobile Telecommunication System)ユニバーサルモバイル通信システム
UTRAN (UMTS Radio Access Network (RAN))ユニバーサルモバイル通信システム無線アクセスネットワーク
WCDMA登録商標) (Wideband Code Division Multiplex Access)広帯域符号分割多重アクセス
WiFi (Wireless Fidelity)ワイファイ

0003

高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)における時分割多重化(TDM)は、3GPP RAN1において行われている拡張アップリンクのさらなる拡張に関する検討作業内で検討されたトピックの1つである(例えば、RP‐132078:「新検討作業案:EULのさらなる拡張」、エリクソンTM、RAN #62)。TDMスケジューリングとは、任意のセルにおいて選択された1つまたは複数のユーザ装置エンティティ(UE)が、あるスケジューリング期間中に高データ伝送速度で送信を行うことによって(これは数送信時間間隔(TTI)から数十/数百TTIにわたることがある)、割り当てられた任意の全受信電力対熱雑音(RoT)のほとんどを占める一方で、同時に、他のUEが送信を停止するか、送信において消費する電源リソースを大幅に低減する状況を指す。アップリンクTDM動作によってパフォーマンスを大幅に向上できることが実証されているため、HSUPAにおける効率的なTDM動作を促進するために、検討作業内でいくつかの標準変更が提案されている。

0004

これらの提案のうちの1つ(提案元はNSNTM、PCT/EP2013/059565を参照)は次のとおりである。

0005

TDMスケジューリングは、従来の3GPPのWCDMAシステムにおいて実現可能であるが、シグナリングオーバヘッドが非常に大きい。TDMモードにおいては、基地局(NodeB)が、次の期間に送信を行う1つのUEを指定する必要がある一方、前の期間に送信を行っている他のUEに、送信を停止するよう通知する必要があると想定される。このために、次の2つのコマンドを発行する必要がある。
1. 前の期間に送信を行っているUE宛ての、ZERO、INACTIVE、または非常に小さい絶対許可値を設定したE‐AGCH。
2. 次の期間に送信を行うように指定されたUEに対して絶対許可値を設定したE‐AGCH。通常、TDMモードにおいては絶対許可値は比較的大きい。

0006

この例では、セル内の他のUEはデータを送信していないか、または低いデータ伝送速度で送信すると想定される。

0007

現在送信を行っているUEにZERO GRANTが送信されると、次のUEが新たな絶対許可を受信して適用するまでに、1つのTTIが失われる(次のTTIにおいて高データ伝送速度で送信を行うUEが存在しない)。これは、1つのTTIにおいて送信できるのは1つの絶対許可のみだからである。このため、TDMスケジューリングがもたらす利益が低下する。

0008

前述の提案によると、シグナリングのオーバヘッドが削減され、および/または、TDMスケジューリングの場合にTTIが活用されないという問題が解決される。

0009

従来、HSUPAにおいては、すべてのアクティブなUEがE‐AGCHチャネル監視する。送信が行われると、各UEが、セル内の各UEに一意に関連付けられたそれぞれのE‐RNTIを用いてCRC検査を行うことで、許可メッセージ復号化しようとする。許可を正しく復号化できたUEは、許可更新手順を開始する(サービング許可を、許可メッセージに示された値に設定する)。

0010

この提案によると、自装置宛てではない(CRC検査が失敗した)E‐AGCH送信を受信した他のすべてのUEは、サービング許可を自動的にゼロに設定する。これによって、1つのE‐AGCHコマンドによって1つのUEに絶対許可が付与されると同時に、セル内の他のUEの送信が停止される。

0011

この提案によると、TDMUEに対するE‐AGCHは、専用OVSFコードを用いて送信されてもよい。これによって、旧式のUEに対する許可シグナリングがTDM用許可シグナリングと干渉しないようにすることができる。

0012

本発明の目的は、従来技術を改善することである。

0013

本発明の第1の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知するように構成される通知手段とを備える装置が提供される。

0014

前記装置において、前記通知手段は、スケジューリング情報のシグナリングによって通知するように構成されてもよい。

0015

本発明の第2の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄するように構成される破棄手段とを備える装置が提供される。

0016

前記装置において、前記破棄手段は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの再送信回数を事前に定義された最大回数に設定するように構成されてもよい。

0017

前記装置は、前記送信パケットが格納されるバッファ消去するように構成される消去手段をさらに備えてもよい。

0018

第1および第2の態様のいずれかに記載の装置は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記決定された時間間隔における送信手段による前記送信パケットの再送信を防止するように構成される防止手段をさらに備えてもよい。

0019

第1および第2の態様のいずれかに記載の装置は、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、前記送信手段に前記送信パケットの再送信を命令するように構成される命令手段と、条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定手段と、前記条件が満たされていない場合に前記防止手段による防止を抑制し、前記条件が満たされている場合に前記命令手段による命令を抑制するように構成される抑制手段とをさらに備えてもよい。

0020

第1および第2の態様のいずれかに記載の装置において、前記条件は、前記命令手段を抑制する命令が受信されることを含んでもよい。

0021

第1および第2の態様のいずれかに記載の装置において、前記条件は、前記装置がソフトハンドオーバプロセス中であることを含んでもよい。

0022

本発明の第3の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視プロセッサと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェックプロセッサと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知するように構成される通知プロセッサとを備える装置が提供される。

0023

前記装置において、前記通知プロセッサは、スケジューリング情報のシグナリングによって通知するように構成されてもよい。

0024

本発明の第4の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視するように構成される監視プロセッサと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックするように構成されるチェックプロセッサと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄するように構成される破棄プロセッサとを備える装置が提供される。

0025

前記装置において、前記破棄プロセッサは、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの再送信回数を事前に定義された最大回数に設定するように構成されてもよい。

0026

前記装置は、前記送信パケットが格納されるバッファを消去するように構成される消去プロセッサをさらに備えてもよい。

0027

第3および第4の態様のいずれかに記載の装置は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記決定された時間間隔における送信プロセッサによる前記送信パケットの再送信を防止するように構成される防止プロセッサをさらに備えてもよい。

0028

第3および第4の態様のいずれかに記載の装置は、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、前記送信プロセッサに前記送信パケットの再送信を命令するように構成される命令プロセッサと、条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定プロセッサと、前記条件が満たされていない場合に前記防止プロセッサによる防止を抑制し、前記条件が満たされている場合に前記命令プロセッサによる命令を抑制するように構成される抑制プロセッサとをさらに備えてもよい。

0029

第3および第4の態様のいずれかに記載の装置において、前記条件は、前記命令プロセッサを抑制する命令が受信されることを含んでもよい。

0030

第3および第4の態様のいずれかに記載の装置において、前記条件は、前記装置がソフトハンドオーバプロセス中であることを含んでもよい。

0031

本発明の第5の態様によると、送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視するように構成される監視手段と、前記パケットの正しい受信が確認されないというメッセージが受信されたかどうかをチェックするように構成されるチェック手段と、前記メッセージが受信されない場合、前記パケットの再送信のみのために許可手段が前記送信者に時間間隔を許可することを防止するように構成される防止手段とを備える装置が提供される。

0032

前記装置において、前記メッセージはシグナリングよって受信されてもよい。

0033

前記装置は、条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定手段と、前記条件が満たされていない場合、前記防止手段による防止を抑制するように構成される抑制手段とをさらに備えてもよい。

0034

前記装置は、前記送信者がソフトハンドオーバプロセス中であるかどうかを判定するように構成されるハンドオーバ判定手段をさらに備えてもよく、前記条件は、前記送信者が前記ソフトハンドオーバプロセス中であると判定された場合に満たされてもよい。

0035

前記装置は、再送信用の前記時間間隔が許可されていないが、前記パケットが再送信される場合に通知すること、および、所定の時間間隔における再送信が承認されない場合、前記パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄すること、の少なくとも1つを前記送信者に命令するように構成される命令手段をさらに備えてもよい。

0036

前記装置において、前記命令手段は、共有制御チャネルコマンドによって命令するように構成されてもよい。

0037

前記装置において、前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供するという情報が受信される場合に満たされてもよい。

0038

本発明の第6の態様によると、送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視するように構成される監視プロセッサと、前記パケットの正しい受信が確認されないというメッセージが受信されたかどうかをチェックするように構成されるチェックプロセッサと、前記メッセージが受信されない場合、前記パケットの再送信のみのために許可プロセッサが前記送信者に時間間隔を許可することを防止するように構成される防止プロセッサとを備える装置が提供される。

0039

前記装置において、前記メッセージはシグナリングよって受信されてもよい。

0040

前記装置は、条件が満たされたかどうかを判定するように構成される判定プロセッサと、前記条件が満たされていない場合、前記防止プロセッサによる防止を抑制するように構成される抑制プロセッサとをさらに備えてもよい。

0041

前記装置は、前記送信者がソフトハンドオーバプロセス中であるかどうかを判定するように構成されるハンドオーバ判定プロセッサをさらに備えてもよく、前記条件は、前記送信者が前記ソフトハンドオーバプロセス中であると判定された場合に満たされてもよい。

0042

前記装置は、再送信用の前記時間間隔が許可されていないが、前記パケットが再送信される場合に通知すること、および、所定の時間間隔における再送信が承認されない場合、前記パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄すること、の少なくとも1つを前記送信者に命令するように構成される命令プロセッサをさらに備えてもよい。

0043

前記装置において、前記命令プロセッサは、共有制御チャネルコマンドによって命令するように構成されてもよい。

0044

前記装置において、前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供するという情報が受信される場合に満たされてもよい。

0045

本発明の第7の態様によると、端末が確認を受信しなかった送信パケットに対して前記端末が実行する必要がある再送モード一群の再送モードから決定するように構成される決定手段であって、前記一群の再送モードに、
・ 所定の時間間隔が前記端末に許可されているかどうかに関係なく、前記所定の時間間隔において前記パケットを再送信すること、
・ 前記確認が受信されなかったことを基地局に通知すること、および、
・ 前記パケットを破棄すること、
のうち少なくとも2つが含まれる決定手段と、前記決定された再送モードの実行を前記端末に命令するように構成される命令手段とを備える装置が提供される。

0046

前記装置は、前記決定された再送モードについて前記基地局に通知するように構成される通知手段をさらに備えてもよい。

0047

前記装置において、前記通知手段は、基地局アプリケーション部を介して前記基地局に通知するように構成されてもよい。

0048

前記装置において、前記命令手段は、無線リソース制御層メッセージによって前記端末に命令するように構成されてもよい。

0049

前記装置において、前記決定手段は、前記端末のハンドオーバ状態、前記端末に用いられるサービスタイプ、前記基地局のセルスループット、および前記端末と前記基地局との間の送信遅延の少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成されてもよい。

0050

本発明の第8の態様によると、端末が確認を受信しなかった送信パケットに対して前記端末が実行する必要がある再送モードを一群の再送モードから決定するように構成される決定プロセッサであって、前記一群の再送モードに、
・ 所定の時間間隔が前記端末に許可されているかどうかに関係なく、前記所定の時間間隔において前記パケットを再送信すること、
・ 前記確認が受信されなかったことを基地局に通知すること、および、
・ 前記パケットを破棄すること、
のうち少なくとも2つが含まれる決定プロセッサと、前記決定された再送モードの実行を前記端末に命令するように構成される命令プロセッサとを備える装置が提供される。

0051

前記装置は、前記決定された再送モードについて前記基地局に通知するように構成される通知プロセッサをさらに備えてもよい。

0052

前記装置において、前記通知プロセッサは、基地局アプリケーション部を介して前記基地局に通知するように構成されてもよい。

0053

前記装置において、前記命令プロセッサは、無線リソース制御層メッセージによって前記端末に命令するように構成されてもよい。

0054

前記装置において、前記決定プロセッサは、前記端末のハンドオーバ状態、前記端末に用いられるサービスタイプ、前記基地局のセルスループット、および前記端末と前記基地局との間の送信遅延の少なくとも1つに基づいて決定を行うように構成されてもよい。

0055

本発明の第9の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知することとを含む方法が提供される。

0056

前記方法において、前記通知は、スケジューリング情報のシグナリングによって行われてもよい。

0057

本発明の第10の態様によると、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視することと、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、再送信用に決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックすることと、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄することとを含む方法が提供される。

0058

前記方法において、前記破棄は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記送信パケットの再送信回数を事前に定義された最大回数に設定することを含んでもよい。

0059

前記方法は、前記送信パケットが格納されるバッファを消去することをさらに含んでもよい。

0060

第9および第10の態様のいずれかに記載の方法は、前記決定された時間間隔における再送信が承認されない場合、前記決定された時間間隔における前記送信パケットの再送信を防止することをさらに含んでもよい。

0061

第9および第10の態様のいずれかに記載の方法は、前記送信パケットの正しい受信が確認されない場合、前記送信パケットの再送信を命令することと、条件が満たされているかどうかを判定することと、前記条件が満たされていない場合に前記防止を抑制し、前記条件が満たされている場合に前記命令を抑制することとをさらに含んでもよい。

0062

第9および第10の態様のいずれかに記載の方法において、前記条件は、前記命令を抑制する命令が受信されることを含んでもよい。

0063

第9および第10の態様のいずれかに記載の方法において、前記条件は、前記方法を実行する装置がソフトハンドオーバプロセス中であることを含んでもよい。

0064

本発明の第11の態様によると、送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視することと、前記パケットの正しい受信が確認されないというメッセージが受信されたかどうかをチェックすることと、前記メッセージが受信されない場合、前記パケットの再送信のみのために前記送信者に時間間隔を許可することを防止することとを含む方法が提供される。

0065

前記方法において、前記メッセージはシグナリングよって受信されてもよい。

0066

前記方法は、条件が満たされているかどうかを判定することと、前記条件が満たされていない場合に前記防止を抑制することとをさらに含んでもよい。

0067

前記方法は、前記送信者がソフトハンドオーバプロセス中であるかどうかを判定することをさらに備えてもよく、前記条件は、前記送信者が前記ソフトハンドオーバプロセス中であると判定された場合に満たされてもよい。

0068

前記方法は、再送信用の前記時間間隔が許可されていないが、前記パケットが再送信される場合に通知すること、および、所定の時間間隔における再送信が承認されない場合、前記パケットの実際の再送信回数に関係なく、前記パケットを破棄すること、の少なくとも1つを前記送信者に命令することをさらに含んでもよい。

0069

前記方法において、前記命令は、共有制御チャネルコマンドによって行われてもよい。

0070

前記方法において、前記条件は、前記送信者が前記メッセージを提供するという情報が受信される場合に満たされてもよい。

0071

本発明の第12の態様によると、端末が確認を受信しなかった送信パケットに対して前記端末が実行する必要がある再送モードを一群の再送モードから決定することであって、前記一群の再送モードに、
・ 所定の時間間隔が前記端末に許可されているかどうかに関係なく、前記所定の時間間隔において前記パケットを再送信すること、
・ 前記確認が受信されなかったことを基地局に通知すること、および、
・ 前記パケットを破棄すること、
のうち少なくとも2つが含まれる決定と、前記決定された再送モードの実行を前記端末に命令することとを含む方法が提供される。

0072

前記方法は、前記決定された再送モードについて前記基地局に通知することをさらに含んでもよい。

0073

前記方法において、前記基地局への前記決定された再送モードの通知は、基地局アプリケーション部を介して行われてもよい。

0074

前記方法において、前記端末への命令は、無線リソース制御層メッセージによって行われてもよい。

0075

前記方法において、前記決定は、前記端末のハンドオーバ状態、前記端末に用いられるサービスタイプ、前記基地局のセルスループット、および前記端末と前記基地局との間の送信遅延の少なくとも1つに基づいて行われてもよい。

0076

第9から第12の態様の各方法は、自動再送リクエスト手順の方法であってもよい。

0077

本発明の第13の態様によると、一式の命令を含み、装置上で実行された場合、第9から第12の態様のいずれかの方法を前記装置に実行させるように構成されるコンピュータプログラム製品が提供される。前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体として実施されるか、またはコンピュータに直接ロード可能であってもよい。

0078

本発明のいくつかの実施形態によると、HARQ設計が改善される、TDMのパフォーマンスが改善される、旧式のUEが存在していても本発明を採用できる、という利点のうち少なくとも1つが実現される可能性がある。

0079

上記の変形例は、いずれも代替例を除外すると明記していない限り、参照するそれぞれの態様に対して単独でまたは組み合わせて適用することができると理解されたい。

図面の簡単な説明

0080

さらなる詳細、特徴、目的、および利点は、以下に示す本発明を実施するための形態を添付の図面と併せて読むことでより明らかとなる。
従来のTTIスケジューリングを示す図である。
本発明の実施形態による装置を示す図である。
本発明の実施形態による方法を示す図である。
本発明の実施形態による装置を示す図である。
本発明の実施形態による方法を示す図である。
本発明の実施形態による装置を示す図である。
本発明の実施形態による方法を示す図である。
本発明の実施形態による装置を示す図である。
本発明の実施形態による方法を示す図である。
本発明の実施形態による装置を示す図である。

例示的実施形態の詳細説明

0081

以下、添付図面を参照しながら本発明の特定の実施形態を詳細に説明するが、特に記載していない限り、これらの実施形態の特徴は、互いに自由に組み合わせることができる。しかしながら、いくつかの実施形態の説明は一例として行うものにすぎず、開示する詳細に本発明を限定するものとしては決して理解すべきではないことを明確に理解されたい。

0082

さらに、場合によっては装置のみまたは方法のみしか説明しないが、装置は、対応する方法を実行するように構成されると理解されたい。

0083

TDM動作については、未だ対応されていない側面がいくつかある。未解決の問題の1つは、TDMモードにおけるHARQ動作である。本発明の実施形態では、より高いTDMパフォーマンスを提供するために、HARQのメカニズム設計を改善する。

0084

TDMモードおいては、複数のUEが順番アップリンクデータを送信し、各送信が互いに干渉しないようにUEがスケジューリングされる。しかし、HSUPAにおけるHARQ機能により、正しく受信されなかったパケットの再送信は、同じHARQプロセス内で、前回の送信後の事前に定義された時間に行われる(例えば、2msのTTIの場合、最初の送信の8TTI後)。UEは、パケットが正しく受信されたことの確認を受信しなかった場合、対応するTTI内で自動的に再送信を行う。

0085

この確認(ACK)は、サービングセル、またはアクティブセットからの別のセルのいずれから受信してもよい。TDM方式で動作する場合、再送信時に、別のUEが高データ伝送速度で送信を行う番であり、セルリソースのすべてまたはほとんどを消費していることがあり得る。そのような場合、新たな送信と再送信が互いに強く干渉し合い、どちらも正しく行われない可能性がある。この状況を図1に示す。

0086

図1は、3つのUEに対する従来のTTIのスケジューリングを示す(4つ目のUE(UE4)にはTTIがスケジュールされていない)。各ボックスは、TTIおよび対応するUEのスケジューリング状態を示している。斜線のあるボックスはそのUEにスケジュールされており、空のボックスはそのUEにスケジュールされていない。点のあるボックスは、そのUEが新しいパケットを送信するようスケジュールされていない。8TTIごとに、対応するHARQプロセスが繰り返される。

0087

UE1は、HARQプロセス#0〜#3に対応するTTI#0〜#3において送信を行い、UE2は、HARQプロセス#4〜#7に対応するTTI#4〜#7において送信を行う。UE3は、HARQプロセス#0〜#3に対応するTTI#8〜#11において送信を行う。各TTIにおいて、UE1〜UE3のうち1つのみが最初の送信を行う。

0088

しかしながら、TTI#1においてUE1の送信が失敗すると(向きが異なる斜線によって示される)、UE1は、同じHARQプロセス#1のTTIであるTTI#9において送信を繰り返す。このため、TTI#9において、UE3の最初の送信とUE1の再送信の2つの送信が同時に行われる。いずれの送信も高伝送速度で行われるため、互いに強く干渉し合う。

0089

この問題は、3GPP TR 25.700「拡張アップリンク(EUL)のさらなる拡張に関する検討」、v12.0.0において指摘されている。そのような状況では、スケジューラは最初の送信と再送信のいずれかを優先できると記載されている。

0090

再送信を優先するとは、前述の例においては、同じセルにおいて元の送信が正しく受信されなかったため、スケジューラが再送信を予期したときに、再送信の準備をして他のUE(この場合はUE3)の送信を任意のTTIの間無効にすることを意味する。

0091

しかしながら、UE1がソフトハンドオーバ中である場合(例えば、少なくとも30%のケースで起こり得る)、サービングセルは、UE1のアクティブセット内のセルの1つがパケットを受信したかどうかを認識しない。これらのセルの1つによってパケットが正しく受信された場合、再送信の必要はない。つまり、サービングセルは再送信の準備をするべきかどうかを認識しない。

0092

選択肢の1つとして、サービングセルは、アクティブセット内の他のセルによる受信結果に関係なく再送信の準備を行うことができるが、アクティブセット内の少なくとも1つのセルが正しく受信した場合、リソースを浪費することになる。

0093

一方、新たな送信を優先するとは、最初の送信の後に「ZERO GRANT」を受信した場合、UEが再送信を行わないことを意味する。代わりに、任意のHARQプロセスに有効な絶対サービング許可を再度受信するまで、再送信対象のパケットをHARQバッファ内に保持する。

0094

上述の通り、サービングセルは、再送信が必要かどうかを常に認識するわけではない。このため、新たな送信を優先する状況においてソフトハンドオーバ動作中の場合、サービングセルは、再送信が実際に行われる(UEが再送信に対応するRSNを含むパケットを送信する)ときにのみ、その必要性を認識する。したがって、スケジューラは、新たなUEをスケジューリングし続けるべきか、または、再送信を行い得るUEを再度スケジュールするべきかどうかを認識しない。これは、再送信を要求するUEが、スケジュールすべき新しいデータを持たないことが事前のスケジューリング情報から分かっている場合、特に不利益になることがある。この場合、再送信が行われるまでに長い時間がかかる可能性がある。

0095

本発明の実施形態によると、基地局(例えば、eNBまたはNB)は、再送信が必要かどうかを、例えばシグナリングによってUEから通知される。このシグナリングの一例は、スケジューリング情報(SI)のシグナリングである。つまり、基地局は、必要である場合は再送信の許可をスケジュールすることも、必要でなければ再送信のみのための許可をスケジュールしないことも、あるいはその両方を行うこともできる。

0096

本発明の実施形態によると、UE側において次のいずれかの手順を行ってもよい。

0097

UEは、アクティブセット内のいずれかのセルによってパケットの正しい受信が確認されていないか(E‐HICH喪失に対するACK)、および、UEのサービング許可がその間に期限切れになっているか、または「ZERO GRANT」か「INACTIVE」に設定されているかどうかを監視する。また、いくつかの実施形態において、UEは、再送信の試行回数が所定の最大回数に達していないかどうかをチェックしてもよい。その場合UEは、従来の場合では行われる自動的な再送信を行わない。代わりに、UEは次の2つの手順のいずれかを実行する。
1) 再送信が(場合によっては、どのHARQプロセスかの特定も)必要であることを、UEがサービングセルにシグナリングによって伝える。このシグナリングは、スケジューリング情報(SI)メッセージをサービングセルに送信することによって実行できる。SIメッセージでは、タイミングの関連付けによって任意のHARQプロセスを指してもよく、または再送信を待機しているHARQプロセスを指す情報を明示的に含でんでもよい。
2) UEがパケットを破棄する。すなわち、UEが、そのパケットの再送信を予期しない。例えばこれは、実際の再送信回数に関係なく、再送信回数を最大再送信可能回数に設定することによって実行してもよい。この場合、正しく送信されなかったパケットのその後の処理については、上位層のアプリケーションがそれぞれ決定してもよい。このため、最初の送信が正しく行われず、サービング許可が別のUEに渡された場合、UEは、パケットを再送信するかどうかの決定を上位の層に任せる。また、UEはHARQバッファを消去してもよい。

0098

上位層のアプリケーションがパケットの再送信を決定する場合、その再送信は、第1層および第2層によって、他の(新しい)パケットの送信と同じ方法で処理される。

0099

再送信の最大回数は、1、2、3などの自然数である。例えば、再送信の最大回数が1であるとする。パケットの最初の送信が、UEの観点から正しく行われず(ACKの受信なし)、再送信に対する許可がスケジュールされていない場合、UEはそのパケットを送信しないが、再送信回数は1に設定される。

0100

上位層のアプリケーションとは、第3層以上、好ましくは第4層以上のアプリケーションである。ここで、第1層から第3層はそれぞれ、OSI階層モデルにおける物理層データリンク層、およびネットワーク層である。

0101

本発明のいくつかの実施形態は、旧来のHARQ動作(E‐HICHに対するACKが受信されるまで、または再送信の最大回数に達するまで自動的に再送信する)と、1)および2)に記載した方法のいずれか、との間を切り替えるメカニズムを含む。旧来のHARQ動作と、1)および2)に記載した方法のいずれかによる動作のそれぞれを、HARQモードと呼ぶ場合がある。

0102

いくつかの実施形態において、UEによってどのHARQモードが実行されるかをネットワーク(例えば、基地局やRNCなどのコントローラによって表される)が決定してもよい。ネットワークは決定をUEに命令し、UEはこの命令に従う。

0103

例えば、RNCは、RRC層の構成の一環としてHARQモードを決定してもよい。RNCはRRCメッセージを(ペイロードとしてNodeBを介して)UEに送信する。また、RNCは、NBAPメッセージによってNodeBにUEのモードを通知してもよい。その後、UEとNodeBとの間の無線通信が、RNCによって決定されたHARQモードで実行されてもよい。

0104

別の例示的実施形態において、NodeBがHARQモードを決定し、無線を介したシグナリングによって直接UEに伝える。このシグナリングは通常、UEがマルチキャリアHSDPAモードであるときにキャリアを有効または無効にするためなどに用いられるものに類似した、HS‐SCCH指令などの共有制御チャネル指令を用いることによって行われる。

0105

さらに別の例示的実施形態において、NodeBは、希望するHARQモードをNBAPを介してRNCに示してもよい。これは、例えば、新しいモードがサポートされているかどうかをRNCに伝えるNodeBの能力表示であってもよい。その後、RNCによって、希望のHARQモードで動作するように(例えば、RRCメッセージによって)UEが構成される。

0106

RNCはHARQモードを、単一のUE、一群のUE、またはすべてのUEに対して構成できる。

0107

いくつかの実施形態において、UEは自装置で実行するHARQモードを決定してもよい。UEはこの決定についてネットワークに通知してもよい。

0108

いくつかの実施形態において、UEとネットワークは、UEによって実行されるHARQモードを互いに個別に決定する。これらの実施形態では、UEとネットワークは、それぞれに既知である同じ条件に基づいて決定を行う。したがって、ネットワークとUEとの間のHARQモードのシグナリングは不要である。

0109

1)および2)に記載したHARQモードのいずれかに切り替える条件の一例は、UEが、ハンドオーバ状態の一例であるソフトハンドオーバ中であることである。UEは、アクティブセット内のセルの数に基づいてこれを決定してもよい。また、ネットワークはUEがソフトハンドオーバ中かどうかを認識する。この条件の別の例は、UEが用いる特定のサービスタイプである。この条件も、UEとネットワークの両方に既知であってもよい。

0110

ネットワークは、様々な測定値に基づいて、ネットワークの最適化が必要かを決定してもよい(例えば、遅延、セルのスループットなど)。

0111

さらに、ネットワークは、UEが、1)および2)に記載したHARQモードのいずれかに従って動作可能かどうかを認識してもよい。したがって、1)および2)に記載したHARQモードで動作可能なUEのみに、そのモードに従って動作するように命令し、他のUEには命令しないようにしてもよい。

0112

UEが必要に応じて再送信のスケジュールのリクエストを送信すること(すなわち、あるパケットに対してACKが受信されなかったという情報。1)に記載したHARQモード)を基地局が認識している場合、基地局は通常、新たな送信を優先する。

0113

本発明の実施形態は、HSUPAにおけるTDMモードのHARQメカニズムについて識別されている上記のすべての問題を解決し得る。サービングセルスケジューラは、自動的な再送信という旧来のHARQメカニズムを用いる再送信を優先してもよい(例えば、遅延の最適化のため)。TDMのパフォーマンスを最大限に最適化するために、UEは自動的な再送信を行わないようにしてもよい。その場合、ソフトハンドオーバ動作中であれば、UEは再送信を保留していることをシグナリングによってサービングセルに伝えることでスケジューラに情報を提供し、それによってより柔軟なスケジューリングを可能にし、スケジューリングの利益が最大になるようにしてもよい。遅延による影響が少ないサービスの場合、最初の送信の失敗後直ちにHARQプロセスバッファを消去するようUEに命令し、それによって実行を最大限に単純にすると共に、スケジューリングの利益を保つようにしてもよい。

0114

図2は、本発明の実施形態による装置を示す図である。この装置は、パケットの送信者であってもよく、具体的にはUEなどの端末やその要素であってもよい。図3は、本発明の実施形態による方法を示す図である。図2による装置は、図3の方法を実行してもよいが、この方法に限られるわけではない。図3の方法は、図2の装置によって実行されてもよいが、この装置による実行に限られるわけではない。

0115

この装置は、監視手段10、チェック手段20、および通知手段30を備える。

0116

監視手段10は、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視する(S10)。送信パケットの正しい受信が確認されない場合(S10=「no」)、チェック手段20は、再送信用に決定された時間間隔における送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックする(S20)。決定された時間間隔における再送信が承認されない場合(S20=「no」)、通知手段30は、送信パケットの正しい受信が確認されないことを通知する(S30)。例えば、通知手段は、SIのシグナリングなどのシグナリングによって通知してもよい。

0117

図4は、本発明の実施形態による装置を示す図である。この装置は、パケットの送信者であってもよく、具体的にはUEなどの端末やその要素であってもよい。図5は、本発明の実施形態による方法を示す図である。図4による装置は、図5の方法を実行してもよいが、この方法に限られるわけではない。図5の方法は、図4の装置によって実行されてもよいが、この装置による実行に限られるわけではない。

0118

この装置は、監視手段110、チェック手段120、および破棄手段130を備える。

0119

監視手段110は、送信パケットの正しい受信が確認されたかどうかを監視する(S110)。送信パケットの正しい受信が確認されない場合(S110=「no」)、チェック手段120は、再送信用に決定された時間間隔における送信パケットの再送信が承認されるかどうかをチェックする(S120)。決定された時間間隔における再送信が承認されない場合(S120=「no」)、破棄手段130はそのパケットを破棄する(S130)。破棄手段130は、パケットの実際の再送信回数に関係なくパケットを破棄してもよい。例えば、破棄手段130は、実際の再送信回数に関係なく、送信パケットの再送信回数を、事前に定義された最大回数に設定してもよい。実際の再送信回数とは、パケットがすでに再送信された回数を表す。最大回数は、1、2、3などの自然数である。また、装置は、送信パケットが格納されているバッファを消去(空に)してもよい。

0120

図6は、本発明の実施形態による装置を示す図である。この装置は、NBやeNBなどの基地局、またはその要素であってもよい。具体的には、サービング基地局であってよい。図7は、本発明の実施形態による方法を示す図である。図6による装置は、図7の方法を実行してもよいが、この方法に限られるわけではない。図7の方法は、図6の装置によって実行されてもよいが、この装置による実行に限られるわけではない。

0121

この装置は、監視手段210、チェック手段220、および防止手段230を備える。

0122

監視手段210は、送信者からのパケットが不適切に受信されたかどうかを監視する(S210)。パケットが不適切に受信された場合(S210=「yes」)、チェック手段220は、パケットの正しい受信が確認されなかったというメッセージが受信されたかどうかをチェックする(S220)。このメッセージが受信されない場合(S220=「no」)、防止手段230は、パケットの再送信のみのために許可手段が送信者に時間間隔を許可することを防止する(S230)。すなわち、許可手段が、再送信以外の他の何らかの理由で送信者に時間間隔を許可する場合、その許可は防止されないが、それら他の理由のために送信者に時間間隔を許可するのでない場合、前述のメッセージが受信されない限り、再送信用に時間間隔を許可しない。

0123

図8は、本発明の実施形態による装置を示す図である。この装置は、RNCなどのコントローラ、またはその要素であってもよい。図9は、本発明の実施形態による方法を示す図である。図8による装置は、図9の方法を実行してもよいが、この方法に限られるわけではない。図9の方法は、図8の装置によって実行されてもよいが、この装置による実行に限られるわけではない。

0124

この装置は、決定手段310および命令手段320を備える。

0125

決定手段310は、端末が確認を受信しなかった送信パケットに対してその端末が実行する必要がある再送モードを決定する(S310)。再送モードは、一群の再送モードから選択される。再送モードはHARQモードであってもよい。一群の再送モードは、次のうちの少なくとも2つを含む。
1)所定の時間間隔が端末に許可されているかどうかに関係なく、その時間間隔でパケットを再送信する(従来のHARQモード)
2)確認が受信されていないことを基地局に通知する(上記1)に記載したHARQモード)
3)パケットを破棄する(上記2)に記載したHARQモード)

0126

命令手段320は、決定された再送モードを実行するように端末に命令する(S320)。また、いくつかの実施形態において、装置が基地局(端末のサービング基地局)に決定された再送モード(HARQモード)を通知してもよい。

0127

図10は、本発明の実施形態による装置を示す図である。この装置は、少なくとも1つのプロセッサ410と、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ420とを含む。前述の少なくとも1つのプロセッサは、前述の少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと共に、図3図5図7、および図9による方法の少なくとも1つを、装置に少なくとも実行させるように構成される。

0128

再送信時間は、最初の送信後の固定(所定の)時間として決定されてもよい。しかしながら、本発明のいくつかの実施形態において、再送信時間はネットワーク負荷などの他の条件に基づいて決定されてもよい。これらの実施形態において、再送信時間を決定するための規則は事前に決定され、基地局とUEの両方に既知である。

0129

本発明の実施形態は、3GPPネットワークにおいて用いてもよい。これらの実施形態は、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:CDMA)、EDGE(Enhanced Data Rates for GSMEvolution)、UMTS、LTE、LTE-A、WiFiネットワークなどの他のモバイルネットワークにおいて用いることもできる。具体的には、これらの実施形態は、送信者から受信者への送信にHARQが適用され、送信者へのリソースのスケジューリングを受信者が行う場合に用いることができる。

0130

端末は、携帯電話スマートフォン携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、ラップトップタブレットPC、または対応するモバイルネットワークに接続できる他の装置などのユーザ装置であってもよい。基地局は、NodeB、eNodeB、アクセスポイントなどの対応する技術の基地局であってもよい。

0131

1つの情報は1つまたは複数のメッセージとして、あるエンティティから別のエンティティに送信されてもよい。これらのメッセージはそれぞれ、さらなる(異なる)情報を含んでもよい。

0132

ネットワーク要素プロトコル、および方法の名前は、最新の標準に基づく。同等の機能性を提供する限り、他のバージョンや技術においてこれらのネットワーク要素および/またはプロトコルおよび/または方法の名前は異なってもよい。

0133

別途記載しない限り、または文脈から明らかでない限り、2つのエンティティが異なるという記述は、それらが異なる機能を実行するという意味であり、必ずしも異なるハードウェアに基づくというわけではない。つまり、本説明において、各エンティティが異なるハードウェアに基づいてもよく、一部またはすべてのエンティティが同じハードウェアに基づいてもよい。エンティティは必ずしも異なるソフトウェアに基づくわけではない。つまり、本説明において、各エンティティが異なるソフトウェアに基づいてもよく、一部またはすべてのエンティティが同じソフトウェアに基づいてもよい。

0134

上記の説明において、本発明の例示的実施形態は、例えば、NBやeNBなどの基地局、またはその構成要素、該基地局を体現する装置、該基地局を制御および/または操作する方法、および該基地局を制御および/または操作するコンピュータプログラム、ならびに該コンピュータプログラムを格納してコンピュータプログラム製品を構成する媒体を提供することは明らかであろう。また、上記の説明において、本発明の例示的実施形態は、例えば、UEなどの端末またはその構成要素、該端末を体現する装置、該端末を制御および/または操作する方法、および該端末を制御および/または操作するコンピュータプログラム、ならびに該コンピュータプログラムを格納してコンピュータプログラム製品を構成する媒体を提供することは明らかであろう。

0135

上記のブロック、装置、システム、技術、または方法の実装には、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア専用回路もしくは論理汎用ハードウェアもしくは制御装置、またはその他のコンピュータ装置、またはそれらの何らかの組み合わせとしての実装が含まれる。

0136

上記の説明は、現時点で本発明の好ましい実施形態とみなされるものであることを理解されたい。しかしながら、この好ましい実施形態の説明は、ほんの一例として示したものであり、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形を加えることができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ