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技術 紫外光治療装置及び方法

出願人 ルマセラピューティクス,インク.
発明者 アンダーソン,エヴァンペル,クリストファーデューガン,ステファンマルトス,アダムヴォーン,ビュー
出願日 2015年2月26日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2016-554634
公開日 2017年4月13日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-510342
状態 特許登録済
技術分野 放射線治療装置
主要キーワード 非連続形状 保護シュラウド 開口平面 標的周波数 電磁放射波 粗面領域 エネルギ線量 コネクタ領域
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この項目の情報は公開日時点(2017年4月13日)のものです。
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図面 (9)

課題・解決手段

皮膚へのエネルギ治療的適用のための方法及び装置。特に、光治療ドレッシング、光治療UV光アプリケータ(源)、及び乾癬等の皮膚障害処置するためにこれらを使用する方法が、本明細書において説明される。本明細書に記載のドレッシングは典型的には、半固体材料(例えばヒドロゲル)及び治療剤(例えばコールタール)で形成される薬剤が積層される、支持体を含む。ドレッシングは、標的周波数範囲内の有意量のUV光が、薬剤及びドレッシングを皮膚へと通過できるようにするよう構成される。また、上記ドレッシングに結合され得、かつ患者に1つ以上の処置線量を適用し得る、光治療UV光源も説明される。

概要

背景

光は、身体に送達した場合に、広範囲治療効果を引き出すことが示されている。具体的には、光は、種々の障害治療剤として使用され得る。紫外(UV)スペクトルの光は、乾癬白斑皮膚炎皮脂欠乏痒疹掻痒症等の、皮膚障害のための処置として使用され得る。光治療は、多くの場合、診療室又は在宅で、身体面全体に光を送達する室内で、又は身体の合焦エリアに対する光の送達のためのより小さな光源を用いて、実施される。通常、訓練を受けた専門家は、患者が確実に正しい線量の光を受けるように、かつ眼等の敏感なエリアが光に曝露されないことを保証するように、光を送達する必要がある。

灯室において、送達される光の量は、患者が光を受ける時間量に左右される。処置を必要とする領域が身体の全表面積の一部分を構成する場合であっても、光は全身に送達される。この種の光治療を受けるとき、患者は、眼への光の曝露を防止するために、眼用保護具を着用しなければならない。患者が意図されるより多くの光を受ける場合には、細胞損傷及び/又は火傷が、身体の広い部分で発生する場合があり、これは著しい不快感、更には医療処置にさえ至る。

ユーザは治療が必要であるエリアに光を誘導するので、合焦された光を使用することにより、治療を必要としないエリアへの光曝露の問題が解決される。治療が在宅で実施され、光が送達される部位をユーザが制御するとき、身体のあるエリアの曝露過多及び別のエリアの曝露不足の危険が増加する。加えて、光が、眼又は性器等の敏感なエリアへ不注意に誘導される可能性がある。

更に、患者が診療室で処置を受けることを希望せず、かつ在宅光治療システムへの能動的参加を欠いているため、皮膚障害の光治療処置が制限されていることは明らかである。患者の関与を増大させ、デバイス使いやすさを改善することによって、在宅での治療への能動的参加は、改善され得る。

光治療はまた、局所処置と組み合わせられ得る。例えば、コールタールが、光治療と関連した治療として(通常、同時ではなく)使用され得る。例えば、UVBを用いた光治療は、コールタール(ゲッケルマン療法)及びアントラリンと共に使用されている。ゲッケルマン療法は、最高4週間の毎日の処置を使用する。コールタール又はアントラリンは、毎日1回又は2回適用され、次いで処置の前に洗い落とされる。研究は、低用量(例えば1%)のコールタール調製が高用量(6%)の調製と同程度に効果的であることを指示する。このような療法は不快であるが、長期(最高6〜12ヵ月)の寛解を達成することができるので、いくらか重度乾癬患者には未だに有用である。コールタールが、汚く、臭気があり、送達されるUV光の多くをブロック又は吸収することを理由の一部として、UVB及びコールタール又は他の局所用薬物が関与する処置は通常、UVB及びコールタールの別々の適用を伴う。このため、コールタールは、多くの場合、UVBの投与の後に適用される。残念なことに、このようにして処置を二分割することは、処置を複雑にし、有効性を更に制限することがあり得る。加えて、作用剤と関連した臭気及び油性剤(例えば、コールタール(又はコールタール抽出物)を可溶化する石油)の使用を理由の少なくとも一部として、コールタール等の局所剤の使用は、汚く不快である。

概要

皮膚へのエネルギの治療的適用のための方法及び装置。特に、光治療ドレッシング、光治療UV光アプリケータ(源)、及び乾癬等の皮膚障害を処置するためにこれらを使用する方法が、本明細書において説明される。本明細書に記載のドレッシングは典型的には、半固体材料(例えばヒドロゲル)及び治療剤(例えばコールタール)で形成される薬剤が積層される、支持体を含む。ドレッシングは、標的周波数範囲内の有意量のUV光が、薬剤及びドレッシングを皮膚へと通過できるようにするよう構成される。また、上記ドレッシングに結合され得、かつ患者に1つ以上の処置線量を適用し得る、光治療UV光源も説明される。

目的

特に、本明細書に記載のドレッシングは、コールタール/コールタール抽出物の不快な臭気を低減させ、効力を向上させることができる水分バリアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

乾癬処置するための光治療ドレッシングであって、前記ドレッシングは:島領域を有する支持体;前記島領域と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、薬剤;並びに前記支持体上の前記光治療UV光源のための磁気取り付け具であって、前記光治療ドレッシングの前記島領域より上で前記光治療UV光源を固着するように構成された、磁気取り付け具、を備え、前記薬剤及び前記島領域は一体として、300nm〜320nmの波長UV光の50%未満を、前記光治療ドレッシングの通過から遮断する、乾癬を処置するための光治療ドレッシング。

請求項2

乾癬を処置するための光治療ドレッシングであって、前記ドレッシングは:支持体;前記支持体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、薬剤;前記光治療ドレッシング上の接着剤;並びに前記支持体上の光治療UV光源のための磁気取り付け具であって、前記光治療ドレッシングに前記光治療UV光源を固着するように構成された、磁気取り付け具を備え、前記薬剤及び前記支持体は一体として、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、前記光治療ドレッシングの通過から遮断する、乾癬を処置するための光治療ドレッシング。

請求項3

乾癬を処置するための光治療ドレッシングであって、前記ドレッシングは:支持体;前記支持体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含む水よりも大きい粘度を有する半固体状物質を含む、薬剤;並びに前記支持体上の光治療UV光源のための取り付け具であって、前記光治療ドレッシングより上で光治療UV光源を固着するように構成された、取り付け具、を備え、300nm〜320nmの波長の前記光治療UV光源によって発せられるUV光の半分超が、前記薬剤を含む前記光治療ドレッシングを通過する、乾癬を処置するための光治療ドレッシング。

請求項4

前記半固体状物質はヒドロゲルを含む、請求項3に記載の光治療ドレッシング。

請求項5

前記光治療ドレッシング上の、前記島領域の周辺に、接着剤を更に含む、請求項一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項6

前記支持体上に接着剤を更に含む、請求項1又は3に記載の光治療ドレッシング。

請求項7

前記支持体はポリウレタンを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項8

前記ヒドロゲルは、約0.01インチ〜約0.08インチの厚さである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項9

前記光治療ドレッシングは、0.5cm未満の厚さである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項10

前記支持体は、0.005インチ未満の厚さを有する、ポリマー材料の薄い層を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項11

前記光治療ドレッシングは、0.5cm未満の厚さを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項12

前記薬剤は、前記支持体上へ積層される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項13

前記薬剤が積層される前記支持体上に、粗面領域を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項14

前記光治療ドレッシングは、0.32W/m/℃未満の熱伝導率を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項15

前記光治療ドレッシングは、2.3g/m2/h未満の水蒸気透過率を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項16

前記支持体上に、前記光治療ドレッシングと関連づけられた固有識別子を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項17

前記支持体上に、前記光治療ドレッシングと関連づけられた固有識別子を更に備え、前記固有識別子は:RFIDタグ光学コード、磁気署名、又は英数字コードのうちの1つ以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項18

前記薬剤は、95%超の水を含むヒドロゲルを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光治療ドレッシング。

請求項19

前記取り付け具は、前記支持体上に複数の磁石を備える、請求項3に記載の光治療ドレッシング。

請求項20

前記取り付け具は、機械的取り付け具を含む、請求項3に記載の光治療ドレッシング。

請求項21

UV光治療によって乾癬を処置する方法であって、前記方法は:ドレッシングを患者の皮膚に取り付けるステップであって、前記ドレッシングは薬剤を含み、前記薬剤は、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、ステップ;光治療UV光源を前記ドレッシングに結合するステップ;及び前記光治療UV光源から、前記薬剤を含む前記ドレッシングを通してUV光を適用するステップであって、300nm〜320nmの前記光治療UV光源によって発せられる前記UV光の半分超が前記ドレッシングを通過する、ステップを含む、UV光治療によって乾癬を処置する方法。

請求項22

UV光治療によって乾癬を処置する方法であって、前記方法は:ドレッシングを患者の皮膚に取り付けるステップであって、前記ドレッシングは薬剤を含み、前記薬剤は、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、ステップ;光治療UV光源を前記ドレッシングに磁気的に結合するステップ;携帯デバイスを使用して前記ドレッシング上の固有識別子を検出するステップ;前記携帯デバイスを使用して、UV光の処置線量を算出するステップ;及び前記光治療UV光源から、前記薬剤を含む前記ドレッシングを通して前記UV光を適用することによって、前記処置線量を適用するステップであって、300nm〜320nmの前記光治療UV光源によって発せられる前記UV光の半分超が前記ドレッシングを通過する、ステップを含む、UV光治療によって乾癬を処置する方法。

請求項23

携帯デバイスを使用して前記ドレッシング上の固有識別子を検出するステップを更に含む、請求項21に記載の方法。

請求項24

携帯デバイスを使用して前記UV光の前記処置線量を算出するステップを更に含む、請求項21に記載の方法。

請求項25

前記光治療UV光源を結合する前記ステップは、磁気的に結合するステップを含む、請求項21に記載の方法。

請求項26

前記UV光を適用する前記ステップは、前記算出された処置線量の前記UV光を自動的に適用するステップを含む、請求項21又は22に記載の方法。

請求項27

前記UV光を適用する前に前記ドレッシングへの前記光治療UV光源の結合を確認するステップを更に含む、請求項21又は22に記載の方法。

請求項28

前記患者の皮膚タイプ、前記ドレッシングに適用された以前の線量数、及び前記患者の皮膚の感受性に基づいて、前記処置線量を算出するステップを更に含む、請求項21に記載の方法。

請求項29

前記UV光の前記処置線量を算出する前記ステップは、前記患者の皮膚タイプ、前記ドレッシングに適用された以前の線量数、及び前記患者の皮膚の感受性に基づいて処置線量を算出するステップを含む、請求項22に記載の方法。

請求項30

1日あたり複数の用量を送達するステップを更に含む、請求項21又は22に記載の方法。

請求項31

第2の処置線量を送達するために、前記患者の皮膚上の第2のドレッシングを通してUV光を適用するステップを更に含み、最小紅斑量MED)を決定するために、前記処置線量は、前記第2の処置線量から変化する、請求項22に記載の方法。

請求項32

UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムであって、前記システムは:支持体と、本体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を有するヒドロゲルを含む、薬剤と、を含む、光治療ドレッシングであって、前記本体及び前記薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、前記光治療ドレッシングの通過から遮断する、光治療ドレッシング;2mW/cm2超の強度で300nm〜320nmの波長のUV光を発するように構成された、光治療UV光源;並びに前記光治療ドレッシングへ前記光治療UV光源を磁気的に固着するように構成された、コネクタを含む、UV光治療によって皮膚障害を処置するシステム。

請求項33

UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムであって、前記システムは:支持体と、本体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を有するヒドロゲルを含む、薬剤と、を含む、光治療ドレッシングであって、前記本体及び前記薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、前記光治療ドレッシングの通過から遮断する、光治療ドレッシング;2mW/cm2超の強度で300nm〜320nmの波長のUV光を発するように構成された、光治療UV光源;前記光治療ドレッシングへ前記光治療UV光源を固着するように構成されたコネクタ;並びに処置線量を決定するように構成された制御論理であって、前記UV光源による前記処置線量の適用を制御するように構成された、制御論理を含む、UV光治療によって皮膚障害を処置するシステム。

請求項34

前記処置線量を決定するように構成された制御論理を更に含み、前記制御論理は、前記UV光源による前記処置線量の適用を制御するように更に構成される、請求項32に記載のシステム。

請求項35

前記光治療UV光源が前記光治療ドレッシングに結合されない限り前記光治療UV光源が前記UV光を発するのを防止するように構成された、安全回路を更に含む、請求項32及び33に記載のシステム。

請求項36

前記光治療ドレッシングは、前記光治療UV光源の前記コネクタと結合するように構成された、1つ以上の磁気カプラを備える、請求項32又は33に記載の方法。

請求項37

前記光治療UV光源はサーミスタを備え、更に前記光治療UV光源は、前記サーミスタに基づいて前記UV光の送達を制限するように構成される、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項38

前記光治療ドレッシングは、前記光治療UV光源によって読み出し可能な固有識別子を備える、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項39

前記制御論理は:疾患のタイプ、皮膚タイプ、皮膚の感受性に関する患者のフィードバック、以前の線量履歴、前記ドレッシングによって吸収される前記UV光の量、前記UV光の認識及び誘導のためのエッジ検出硬化の量、スケールの量、赤みの量、病変部の場所、並びに表皮の厚さ、のうちの1つ以上に基づいて、前記処置線量を決定する、請求項33に記載のシステム。

請求項40

前記制御論理は、前記UV光源によって発せられる波長の中心に基づいて前記処置線量を決定するように構成される、請求項33に記載のシステム。

請求項41

前記光波長は306nm未満を中心とし、20nm未満の半値全幅を有する、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項42

出発処置線量は、132mJ/cm2未満である、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項43

前記光治療UV光源は、LEDのアレイを備える、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項44

前記光治療ドレッシングへ前記光治療UV光源を固着するように構成された前記コネクタは、複数の磁石を備える、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項45

前記光治療ドレッシングへ前記光治療UV光源を固着するように構成された前記コネクタは、前記支持体の周辺に配設された複数の磁石を備える、請求項32又は33に記載のシステム。

請求項46

光治療法と共に使用するためのヒドロゲルであって、前記ヒドロゲルは:90%〜99.9%の濃度の水;及び0.1重量/容量%〜5重量/容量%のコールタール又はコールタール抽出物を含み、前記ヒドロゲルは、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を遮断する、光治療法と共に使用するためのヒドロゲル。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、「Safe Therapeutic Light System」という表題の、2014年2月26日に出願された米国特許仮出願第61/944,755号、及び「Therapeutic Light System」という表題の、2014年9月12日に出願された米国特許仮出願第62/049,366号の優先権を主張するものであり、これらの内容全体は参照により本明細書に援用される。

0002

参照による援用
本明細書において言及されるすべての刊行物及び特許出願は、各個別の刊行物又は特許出願が具体的かつ個別に参照により援用されると指示されたのと同程度に、その全体が参照により本明細書に援用される。

0003

本明細書に記載されるのは、光治療方法及び装置であり、具体的には、在宅患者によって安全かつ容易に使用される乾癬処置する光治療方法、ドレッシング、及びアプリケータを含む、障害を処置する光治療方法、ドレッシング、及びUV光アプリケータである。

背景技術

0004

光は、身体に送達した場合に、広範囲治療効果を引き出すことが示されている。具体的には、光は、種々の障害の治療剤として使用され得る。紫外(UV)スペクトルの光は、乾癬、白斑皮膚炎皮脂欠乏痒疹掻痒症等の、皮膚障害のための処置として使用され得る。光治療は、多くの場合、診療室又は在宅で、身体面全体に光を送達する室内で、又は身体の合焦エリアに対する光の送達のためのより小さな光源を用いて、実施される。通常、訓練を受けた専門家は、患者が確実に正しい線量の光を受けるように、かつ眼等の敏感なエリアが光に曝露されないことを保証するように、光を送達する必要がある。

0005

灯室において、送達される光の量は、患者が光を受ける時間量に左右される。処置を必要とする領域が身体の全表面積の一部分を構成する場合であっても、光は全身に送達される。この種の光治療を受けるとき、患者は、眼への光の曝露を防止するために、眼用保護具を着用しなければならない。患者が意図されるより多くの光を受ける場合には、細胞損傷及び/又は火傷が、身体の広い部分で発生する場合があり、これは著しい不快感、更には医療処置にさえ至る。

0006

ユーザは治療が必要であるエリアに光を誘導するので、合焦された光を使用することにより、治療を必要としないエリアへの光曝露の問題が解決される。治療が在宅で実施され、光が送達される部位をユーザが制御するとき、身体のあるエリアの曝露過多及び別のエリアの曝露不足の危険が増加する。加えて、光が、眼又は性器等の敏感なエリアへ不注意に誘導される可能性がある。

0007

更に、患者が診療室で処置を受けることを希望せず、かつ在宅光治療システムへの能動的参加を欠いているため、皮膚障害の光治療処置が制限されていることは明らかである。患者の関与を増大させ、デバイス使いやすさを改善することによって、在宅での治療への能動的参加は、改善され得る。

0008

光治療はまた、局所処置と組み合わせられ得る。例えば、コールタールが、光治療と関連した治療として(通常、同時ではなく)使用され得る。例えば、UVBを用いた光治療は、コールタール(ゲッケルマン療法)及びアントラリンと共に使用されている。ゲッケルマン療法は、最高4週間の毎日の処置を使用する。コールタール又はアントラリンは、毎日1回又は2回適用され、次いで処置の前に洗い落とされる。研究は、低用量(例えば1%)のコールタール調製が高用量(6%)の調製と同程度に効果的であることを指示する。このような療法は不快であるが、長期(最高6〜12ヵ月)の寛解を達成することができるので、いくらか重度乾癬患者には未だに有用である。コールタールが、汚く、臭気があり、送達されるUV光の多くをブロック又は吸収することを理由の一部として、UVB及びコールタール又は他の局所用薬物が関与する処置は通常、UVB及びコールタールの別々の適用を伴う。このため、コールタールは、多くの場合、UVBの投与の後に適用される。残念なことに、このようにして処置を二分割することは、処置を複雑にし、有効性を更に制限することがあり得る。加えて、作用剤と関連した臭気及び油性剤(例えば、コールタール(又はコールタール抽出物)を可溶化する石油)の使用を理由の少なくとも一部として、コールタール等の局所剤の使用は、汚く不快である。

発明が解決しようとする課題

0009

したがって、在宅環境であっても使用しやすく、患者の皮膚の1つ以上の具体的なエリアへの治療光の適用を別途可能にする、光治療、特に乾癬等の皮膚障害の処置のための、装置及び方法の必要性が存在する。本明細書に記載の装置及び方法は、これらの懸念に対処することができる。

課題を解決するための手段

0010

一般に、光治療を実施するために使用され得る(デバイス及びシステムを含む)方法及び装置が、本明細書において説明される。特に、光治療ドレッシング、光治療UV光アプリケータ(源)、及び乾癬等の皮膚障害を処置するためにこれらを使用する方法が、本明細書において説明される。本明細書に記載のドレッシングは、一般に、光治療UV光源との併用に適合され、ドレッシングは、UV光源と接続する1つ以上のコネクタ機械的、磁気電磁気等)を含むように、適合され得る。UV光源はまた、又はあるいは、ドレッシングに接続するコネクタを有し、コネクタは、ドレッシング上の対応するコネクタ又はコネクタ領域相補的であり得る。コネクタ(単数又は複数)は、配向され得、及び/又は接続を配向できるように構成され得る。加えて、本明細書に記載の光治療ドレッシング及び光治療UV光源はまた、情報を交換するように構成され得る。例えば、ドレッシングは、光治療UV光源によって及び/又は携帯演算デバイス(例えば、スマートフォンパッド等)のようなユーザデバイスによって読み出され得る固有識別子を含んでよく、携帯演算デバイスはまた、UV光源と通信することができる。固有識別子は、ドレッシングを具体的に識別する情報(例えば、モデルブランド、バッチ、ロット番号等)を含んでよく、この情報は、使用情報(例えば、ドレッシングを通して適用される光治療線量数、患者の皮膚上のドレッシングの場所、光治療ドレッシングの使用期限等)と関連づけられ得る。

0011

一般に、本明細書に記載の光治療ドレッシングは、上記ドレッシングを患者が着用する際に患者の皮膚に対して保持される薬剤を含む。上記薬剤は、水よりも大きい粘度を有する半固体状物質であって、上記半固体状物質中に懸濁された薬物又は作用剤を含む、半固体状物質であり得る。特に、半固体状物質は、ヒドロゲルであり、薬物又は作用剤は、ヒドロゲル中の約0.1%〜5.0%のコールタール、例えばコールタール又はコールタール抽出物であり得る。これらの光治療ドレッシング(本明細書において単に「ドレッシング」又はUV光ドレッシングと呼ばれる場合もある)は、特に、本明細書に記載の光治療UV光アプリケータ用に好適であり得るが、光治療ドレッシングはまた、又はあるいは、それ自体で(例えば、薬剤を送達するために)、又は別のデバイス(例えば、熱アプリケータデバイスRFアプリケータデバイス等)と共に使用され得る。

0012

一般に、本明細書に記載のドレッシングは、具体的に、治療範囲(例えば、295nm〜320nm、又はこの範囲内の任意の副領域)内のUV光の一部分だけをブロックするように構成され、これにより、低い水蒸気透過を有するドレッシングの薬物又は作用剤(例えば、コールタール又はコールタール抽出物)を皮膚に同時に適用しながら、ドレッシングを通して皮膚上へUV光を適用できる。したがって、ドレッシングは、薬剤(例えば、ヒドロゲル及びコールタール/コールタール抽出物)並びにドレッシング(例えば、薬剤を覆うドレッシングの本体の領域)が、目標周波数範囲の予め定められた割合より多くのUV光を、ドレッシングを介して、ドレッシングの下の皮膚上に通過させるように構成され得る。UV光の上記予め定められた割合は、任意の適切な予め定められた割合を指し、用量及び処置時間に基づいて選択され得る。例えば、上記予め定められた割合は、20%超、25%超、30%超、35%超、40%超、45%超、50%超、55%超、60%超、65%超、70%超、75%超、80%超、85%超、90%超、又は95%超、等であり得る。これは逆に表現することができ、即ちドレッシング(又は例えばドレッシングの中央部分内に島領域を形成する、少なくともドレッシングの処置領域)は、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満、25%未満、30%未満、35%未満、40%未満、45%未満、50%未満、55%未満、60%未満、65%未満、70%未満、75%未満、80%未満等を遮断する。

0013

ドレッシングは、ドレッシングの支持体を形成する材料及び薬剤を形成する材料等の、選択された材料、並びにこれらの材料の寸法(特に、例えば着用されたときに皮膚に垂直な方向の、厚さ)及び面界面(例えばテクスチャ)に基づいて、被験者の皮膚への送達のために、ドレッシングを介してUV光を通過させるように構成され得る。例えば、薬剤を覆う支持体の部分を形成する材料は、所望の治療周波数範囲のUV光を比較的多く通過させるポリマー材料であり得る。例えば、ポリウレタン材料又はポリエステル材料の、例えば約0.001インチ〜0.005インチの間の厚さの、比較的薄い層が挙げられる。薬剤は、通常、約0.1%〜5%のコールタール及び/又はコールタール抽出物と混合された(ヒドロゲル等の)高含水半固体状材料を含んでよい。ヒドロゲルは、約90%〜約99.5%の含水量の水を有することができる。薬剤は、支持体上へコーティング又は積層されて、(例えば、約0.005インチ〜約0.1インチの厚さ(例えば、約0.01インチ〜約0.08インチの厚さ、例えば、約0.02インチ〜約0.05インチの厚さ、等を有し))比較的薄くなり得る。驚くべきことに、出願人は、コールタール及びコールタール抽出物が材料を懸濁する油性(例えば石油)媒体の使用を必要としないこと、並びにヒドロゲルがUV通過を可能するように作用することを見出した。対照的に、油性材料は、大部分のUV光(例えば非常に薄い層でさえ90%超)を遮断する場合がある。例えば、親水性で、主に水(例えば、脱イオン水アロエベラゲルグリセリンソルビトールカルボマー940、トリエタノールアミンアラントインEDTA二ナトリウムメチルパラベン、及びイミダゾリジニル尿素)等の、任意の適切なヒドロゲルが使用され得る。一例では、このヒドロゲルは、2%のコールタール(又は5%のコールタール抽出物)と混合され、略0.03インチの厚さの層として、薬剤(ヒドロゲル及びコールタール/コールタール抽出物)の接着支援する粗面を有する略0.002インチの厚さのポリウレタンから形成される支持体に適用され;この構成は、300〜320の波長のUV光の半分(50%)超を、ドレッシング全体を介して通過させる。いくつかの変形例では、コールタール抽出物(例えば「Neutar」)を精製して、対応するレベルのUV光の遮断に対して、コールタールよりも高いパーセントで使用してよい。ドレッシングのUV透過度を向上させることに加えて、ドレッシングにおける局所使用のために、コールタールを(コールタール又はコールタール抽出物を希釈するために典型的に使用されるアルコール及び/又は油を実質的に含まなくてもよい)ヒドロゲルと混合することによっても、タール効力を著しく増大させることができる。特に、本明細書に記載のドレッシングは、コールタール/コールタール抽出物の不快な臭気を低減させ、効力を向上させることができる水分バリアを提供することができる。

0014

一般に、光治療ドレッシングは:支持体;上記支持体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含む水よりも大きい粘度を有する半固体状物質を含む、薬剤;並びに支持体上の光治療UV光源のための取り付け具であって、光治療ドレッシングより上で光治療UV光源を固着するように構成された、取り付け具を含んでよく、300nm〜320nmの波長の光治療UV光源によって発せられるUV光の半分超が、上記薬剤を含む上記光治療ドレッシングを通過する。

0015

例えば、乾癬等の皮膚障害のための光治療ドレッシングが、本明細書において説明される。上記光治療ドレッシングは:島領域を有する支持体;上記島領域と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、薬剤;並びに上記支持体上の上記光治療UV光源のための磁気取り付け具であって、上記光治療ドレッシングの上記島領域より上で上記光治療UV光源を固着するように構成された、磁気取り付け具を含んでよく、上記薬剤及び上記島領域は一体として、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、光治療ドレッシングの通過から遮断する。

0016

本明細書に記載の光治療ドレッシングはいずれも、乾癬を処置する光治療ドレッシングであってよく、これは:支持体;上記支持体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、薬剤;光治療ドレッシング上の接着剤;並びに支持体上の光治療UV光源のための磁気取り付け具であって、光治療ドレッシングに光治療UV光源を固着するように構成された、磁気取り付け具を含んでよく、上記薬剤及び上記支持体は一体として、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、光治療ドレッシングの通過から遮断する。

0017

上述のように、薬剤の半固体状物質は、ヒドロゲルであり得る。任意の適切なヒドロゲル、特にアルコール及び油(例えば石油)を実質的に含まない、例えば、0.1%未満、0.05%未満、0.01%未満、0.005%未満、0.001%未満のアルコール及び/又は油等を有する、ヒドロゲルが使用され得る。半固体状(例えば、ヒドロゲル)材料は、高い水分含量(例えば、>90%、91%超、92%超、93%超、94%超、95%超、96%超、97%超、98%超、99%超、99.5%以上等の水)を有してよく、(例えば、約0.01%〜10%、0.01%〜7%、0.1%〜8%、0.1%〜7%、0.1%〜6%、0.1%〜5%、0.1%〜4%、0.1%〜3%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、若しくはその任意の副領域の)コールタール、又は(例えば、約0.01%〜10%、0.01%〜7%、0.1%〜8%、0.1%〜7%、0.1%〜6%、0.1%〜5%、0.1%〜4%、0.1%〜3%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、若しくはその任意の副領域の)コールタール抽出物を含んでよい。

0018

本明細書に記載の光治療ドレッシングはいずれも、光治療ドレッシング上の例えば島領域の周辺に、接着剤(例えば生体適合性接着剤)を含んでよい。いくつかの変形例では、半固体状薬剤材料(例えばヒドロゲル)が、ドレッシングを皮膚に固着するのに十分な接着性であり、追加的な接着剤は必要ではない。しかしながら、ドレッシングが皮膚の処置領域を覆う水蒸気バリアの働きをするように、特にドレッシングの薬剤の周辺に、接着剤を含むことが望ましい場合がある。

0019

例えば、本明細書に記載の光治療ドレッシングはいずれも、2.3g/m2/h(グラム/メートル2/時間)未満の水蒸気透過率(MVTR)を有するように構成され得る。2.3g/m2/hは、典型的に、皮膚の最低水分透過率に対応し、したがって、この率で、包帯は、処置領域にわたって皮膚の水分含量を維持する、又は増加させる。この領域の支持体は、水蒸気の通過を可能にするが(いくつかの変形例では蒸気の通過を制限するように処置され得るが)、ヒドロゲルの近傍は、全体としてヒドロゲルからの水分損失を最小として、皮膚に対してこの水分領域を維持することができる。したがって、これらの変形例のいずれにおいて、ドレッシングは、水蒸気バリアとして作用できる。

0020

上述のように、支持体は、患者の皮膚に対向して着用されることになる層に配設されたポリマー材料であり得る。層は、比較的薄く(例えば0.01インチ未満の厚さ)、ポリマー材料から形成され得る。例えば、支持体は、ポリウレタン若しくはポリエステル、又はUV光(例えば、治療周波数範囲のUV光の50%、60%、70%、80%、90%超)の通過を可能にする任意の他の材料の薄い層を含んでよい。

0021

一般に、治療UV光波長(又は逆に周波数)範囲は、295nm〜330nm、例えば、295nm〜320nm、295nm〜306nm、295nm〜304nm、295nm〜302nm、295nm〜300nm、300nm〜330nm、300nm〜320nm、300nm〜315nm、300nm〜311nm、300nm〜306nm、300nm〜303nm、303nm〜320nm、303nm〜318nm、303nm〜316nm、303nm〜311nm、303nm〜306nm、305nm〜330nm、305nm〜320nm、305nm〜316nm、305nm〜309nm、310nm〜330nm、310nm〜320nm、310nm〜316nm、315nm〜330nm、315nm〜325nm、315nm〜320nm、又はこれらの任意の副領域であり得る。

0022

全体として、光治療ドレッシングは、比較的薄く、例えば、特に処置領域より上に、0.2インチ、0.1インチ、0.09インチ、0.08インチ、0.07インチ、0.06インチ、0.05インチ未満等の厚さを有することができる。ドレッシングは、いくつかの領域において、例えばUV光源に結合されるように構成されたコネクタ領域において、他より厚くなり得る。いくつかの変形例では、ドレッシングは、例えばUV光源と嵌合する領域の周りに、リムリップチャンネルリッジ等を含む。このリム又はリップ領域は、UV光がUV光源によって適用される際に、光が漏洩するのを防止することができる。

0023

一般に、光治療ドレッシングは、低い熱伝導率を有することができる。例えば、ドレッシングの熱伝導率は、0.32W/m/℃未満であり得る。

0024

上述のように、本明細書に記載の光治療ドレッシングはいずれも、1つ以上の識別子(例えば、固有又は半固有)識別子を含んでよく、これにより、別のデバイスがドレッシングを識別して、ドレッシングの組成、ドレッシングのモデル/ブランド、患者上のドレッシングの位置、ドレッシングがUV光で処置された回数等を含む、ドレッシングの使用に特有の情報と特定のドレッシングを関連づけることができる。(固有識別子と呼ばれる場合もある)識別子は、支持体上に位置決めされ、特定の光治療ドレッシングと関連づけられ得る。識別子は、別のデバイス(例えば、モバイル携帯デバイス、及び/又はUV光源)によってスキャンされ得る又は読み出され得る印刷されたバーコードQRコード登録商標)、英数字コード等のコードであり得る。識別子は、RFID識別子又は他の電磁気署名/識別子であってもよい。いくつかの変形例では、識別子は、その同一性及び/又は動作に関する情報を発し及び/又は受けることができるチップであり得る。したがって、識別子は、RFIDタグ光学コード、磁気署名、又は英数字コードのうちの1つ以上であり得る。

0025

上述のように、本明細書に記載の光治療ドレッシングのいずれにおいて、ドレッシングは、光治療UV源と取り外し可能に結合するように構成された取り付け具を含んでよい。例えば、取り付け具は、機械的取り付け具(例えば、スナップベルクロ(登録商標)/ホック及びループクリップ、タイ、ストラップネジ、ボタン、ホック等)又は磁性電磁性取り付け具(例えば、永久磁石電磁石等)であり得る。いくつかの変形例では、取り付け具は、支持体上の複数の磁石を含み、磁石は、ドレッシングの中心を外れて、例えばドレッシングの周辺部の周りに、位置することができる。

0026

UV光治療によって皮膚障害を処置する方法がまた、本明細書において説明される。特に上記処置方法は、乾癬等の皮膚障害を処置する方法を含む。上記処置方法は典型的には:所望の処置部位の皮膚上に(ヒドロゲル並びにコールタール及び/又はコールタール抽出物等の薬剤を有する)上述の1つ以上のドレッシングを適用するステップ;並びに1つ以上の処置線量のUV光を適用するステップを含む。処置線量は、(下で説明されるように)算出され得るが、1秒〜20分(例えば、1秒〜15分、1秒〜12分、1秒〜10分、1分〜20分、1分〜15分、1分〜12分、1分〜10分、等)にわたって適用され得る。処置線量は、患者のフィードバック(例えば皮膚の感受性)並びにドレッシングの特徴(例えば、皮膚に浸透するUVの量、処置エリアのサイズ、等)及びUV源の特徴、(例えば、デバイスが送達する又は送達することができるエネルギの量)に基づいて決定され得る。任意の適切なUV源が使用され得るが、例示的なUV源が本明細書において提供される。

0027

例えば、UV光治療によって乾癬を処置する方法は:ドレッシングを患者の皮膚に取り付けるステップであって、上記ドレッシングは薬剤を含み、上記薬剤は、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、ステップ;光治療UV光源を上記ドレッシングに結合するステップ;及び上記光治療UV光源から、上記薬剤を含む上記ドレッシングを通してUV光を適用するステップであって、300nm〜320nmの上記光治療UV光源によって発せられるUV光の半分超が上記ドレッシングを通過する、ステップを含んでよい。

0028

UV光治療によって乾癬を処置する方法は:ドレッシングを患者の皮膚に取り付けるステップであって、上記ドレッシングは薬剤を含み、上記薬剤は、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を含むヒドロゲルを含む、ステップ;光治療UV光源を上記ドレッシングに磁気的に結合するステップ;携帯デバイスを使用して上記ドレッシング上の固有識別子を検出するステップ;上記携帯デバイスを使用して、UV光の処置線量を算出するステップ;及び上記光治療UV光源から、上記薬剤を含む上記ドレッシングを通してUV光を適用することによって、処置線量を適用するステップであって、300nm〜320nmの光治療UV光源によって発せられるUV光の半分超が上記ドレッシングを通過する、ステップを含んでよい。

0029

これらの方法はいずれも、携帯デバイスを使用してドレッシング上の固有識別子を検出するステップを含んでよい。携帯デバイス(例えば、スマートフォン、iPad(登録商標)等)は一般にプロセッサを含み、プロセッサに処置投光を算出させる及び/又は(例えば閉鎖情報を)光治療UV光源に通信させる制御論理を実行するように構成され得る。いくつかの変形例では、UV光源自体が、プロセッサを含み、識別子を受けることが可能である。

0030

(例えば携帯デバイスに)プロセッサを含む変形例では、プロセッサは、制御論理によって、携帯デバイスを使用してUV光の処置線量を算出するように構成され得る。

0031

上述のように、いずれの方法においても、UV光源は、光治療ドレッシングに取り付けられ得る。例えば、光治療UV光源は、ドレッシング上の処置領域の周辺部に磁気的に結合され得る。例えば、UV光を適用するステップは、算出された処置線量のUV光を自動的に適用するステップを含んでよい。

0032

本明細書に記載の方法はいずれも、UV光を適用する前にドレッシングへの光治療UV光源の結合を確認するステップを更に含んでよい。例えば、UV光源は、磁気カプラによる取り付け/結合を検知又は検出することができる。

0033

処置線量は、UV光源又はプロセッサを有する携帯デバイス(例えばスマートフォン)によって算出され得る。例えば、処置線量は、患者の皮膚タイプ、ドレッシングに適用された以前の線量数、及び患者の皮膚の感受性に基づいて算出され得る。UV光の処置線量を算出するステップは、患者の皮膚タイプ、ドレッシングに適用された以前の線量数、及び患者の皮膚の感受性に基づいて処置線量を算出するステップを含んでよい。

0034

一般に、本明細書に記載の方法は、典型的に、1日あたり複数の用量を送達するステップを含む。これらの用量は、手動で又は自動的に適用され、(上述のように)上記方法は、異なるドレッシングを通してUV光治療を適用するステップを含んでよい。一般に、ドレッシングは、包帯、ラップ湿布湿布薬絆創膏カバー等と呼ばれる場合もある。

0035

これらの方法はいずれも、1つ以上の線量を身体上の異なるドレッシングに送達するステップを含んでよい。例えば、方法は、第2の処置線量を送達するために、患者の皮膚上の第2のドレッシングを通してUV光を適用するステップを含んでよい。いくつかの変形例では、複数のドレッシングへの送達は、例えば(異なる部位の第1の処置線量と比較して)第2の処置線量から処置線量を変化させて最小紅斑量MED)を決定することによって、投光情報を決定するために使用され得る。

0036

上で簡潔に説明されたように、光治療UV光源及び/又は光治療ドレッシングを含む光治療UV光源及びシステムがまた、本明細書において説明される。光治療UV光源及び光治療ドレッシングは、一体として結合されるように(例えば相補的なコネクタを有して)構成され得る。一般に、本明細書に記載のUV光源は、1つ以上のLED又は他のUV光の源を含む。例えば、本明細書に記載の光治療UV光源は、UVを発する複数のLED(例えば、2インチ×1インチの長方形内に3×6配列で配設された18個のLED)を含んでよい。

0037

例えば、UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムは:支持体と、本体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5.0%のコールタール又はコールタール抽出物を有するヒドロゲルを含む、薬剤と、を含む、光治療ドレッシングであって、上記本体及び上記薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、上記光治療ドレッシングの通過から遮断する、光治療ドレッシング;2mW/cm2超の強度で300nm〜320nmの波長のUV光を発するように構成された、光治療UV光源;並びに上記光治療ドレッシングへ上記光治療UV光源を磁気的に固着するように構成された、コネクタを含んでよい。

0038

UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムは:支持体と、本体と連絡する薬剤であって、約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を有するヒドロゲルを含む、薬剤と、を含む、光治療ドレッシングであって、上記本体及び上記薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を、上記光治療ドレッシングの通過から遮断する、光治療ドレッシング;2mW/cm2超の強度で300nm〜320nmの波長のUV光を発するように構成された、光治療UV光源;上記光治療ドレッシングへ上記光治療UV光源を固着するように構成されたコネクタ;並びに処置線量を決定するように構成された制御論理であって、上記UV光源による処置線量の適用を制御するように構成された、制御論理を含んでよい。

0039

上述のように、これらのシステムはいずれも、処置線量を決定するように構成された制御論理を含んでよく、上記制御論理は、UV光源による処置線量の適用を制御するように更に構成される。制御論理は、一般に、治療線量の算出を含み、プロセッサ及びデバイス(例えば電話)の調整及びモニタのために動作するプロセッサの動作を制御する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。

0040

本明細書に記載のシステムはいずれも、光治療UV光源が光治療ドレッシングに結合されない限り光治療UV光源がUV光を発するのを防止するように構成された安全回路を含んでよい。光治療UV光源はまた、一般に、UV光を患者の病変部に適用する際にUV光が溢れ出るのを防止するために、発光部分の周りに拡張又はスカート領域を含んでよい。

0041

上述のように、光治療ドレッシングは、光治療UV光源のコネクタと結合するように構成された1つ以上の磁気カプラを含んでよい。加えて、光治療UV光源は、サーミスタを含んでよく、光治療UV光源は、サーミスタに基づいてUV光の送達を制限するように構成され得る。

0042

上で言及された制御論理は、疾患のタイプ、皮膚タイプ、皮膚の感受性に関する患者のフィードバック、以前の線量履歴、ドレッシングによって吸収されるUV光の量、UV光の認識及び誘導のためのエッジ検出硬化の量、スケールの量、赤みの量、病変部の場所、並びに表皮の厚さ、のうちの1つ以上に基づいて、処置線量を決定することができる。制御論理は、UV光源によって発せられる波長の中心に基づいて処置線量を決定するように構成され得る。例えば、治療に関連した範囲として請求される光波長は、306nm未満(例えば、305nm未満、304nm未満、303nm未満、302未満等)を中心とし、30nm、25nm、20nm、18nm、15nm未満等の半値全幅を有する。いくつかの変形例では、出発処置線量は、132mJ/cm2未満である。

0043

上記の(及び本明細書に記載の)ドレッシングは、(UV光源のための取り付け部位を含んでよい)支持体を含んでよいが、いくつかの変形例では、装置は、ヒドロゲルだけを含み、ヒドロゲルが身体に直接適用され得る。例えば、治療薬(例えば、コールタール、コールタール抽出物)と混合され、皮膚に適用され得るヒドロゲルが、本明細書において説明される。

0044

例えば、(光治療法によって使用され得る)ヒドロゲルは:90%〜99.9%の濃度の水;及び0.1重量/容量%〜5重量/容量%のコールタール又はコールタール抽出物を含んでよく、ヒドロゲルは、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を遮断する。

図面の簡単な説明

0045

光治療システムと共に使用され得るドレッシングの一実施形態を示す。
光治療システムと共に使用され得るドレッシングの一実施形態を示す。
本明細書に記載の光治療システムと共に使用され得るヒドロゲルの一変形例を示す。
ドレッシングの固有識別子の4つの実施形態を示す。
ドレッシングの固有識別子の4つの実施形態を示す。
ドレッシングの固有識別子の4つの実施形態を示す。
ドレッシングの固有識別子の4つの実施形態を示す。
紫外光治療によって皮膚障害を処置するシステムの3つの実施形態を示す。
紫外光治療によって皮膚障害を処置するシステムの3つの実施形態を示す。
紫外光治療によって皮膚障害を処置するシステムの3つの実施形態を示す。
光源と位置合わせされたコネクタを有するドレッシングの2つの実施形態を示す。
光源と位置合わせされたコネクタを有するドレッシングの2つの実施形態を示す。
光源と位置合わせされたコネクタを有するドレッシングの2つの実施形態を示す。
シャットダウン回路を有するシステムの一実施形態を示す。
光の治療線量を決定する方法を示す。
ヒトの手(単数若しくは複数)及び/又は足のための部位インデックス付けシステムを示す。
UV光治療によって乾癬を処置する方法を示す。

実施例

0046

図は、別途指示されない限り、原寸に比例する尺度で示されない。

0047

好ましい実施形態の以下の説明は、本発明をこれらの好ましい実施形態に限定することを目的とせず、むしろあらゆる当業者が本発明を製造及び実施することを可能にする。

0048

(システム及びデバイスを含む)光治療装置並びに関連する方法が、本明細書において提供され、これは限定するものではないが:薬剤(例えば、ヒドロゲル中のコールタール及び/又はコールタール抽出物)の同時送達のための光治療ドレッシング;単独で又はドレッシングと共に使用され得る、ヒドロゲル並びにコールタール及び/又はコールタール抽出物を含む薬剤;光治療ドレッシング及び/又は薬剤と共に動作することが可能な光治療UV光源;治療投薬を決定し及び/又は光治療UV光源を制御する制御論理;並びにこれらのうちのいずれかを使用する方法を含む。一般に、これらの装置及び方法は、治療エネルギをヒトに送達するために使用され得る。本明細書において提供される実施例の大部分が、光エネルギ、例えば(狭帯域UVを含む)UV光、の送達用だが、本明細書に記載の方法及び装置はまた、赤外光青色光高周波、及び磁気エネルギ等の他の電磁放射波、並びに超音波等の非電磁エネルギ、又は任意の他のタイプの治療エネルギを含む、他のエネルギモダリティと共に使用され得る。例えば、治療用超音波を適用するために使用され得る本明細書に記載の方法及び装置は、靭帯捻挫肉離れ滑液嚢炎腱炎関節炎足底筋膜炎中足骨痛椎間炎、インピンジメント症候群慢性関節リウマチ骨関節炎、歯、骨、筋筋膜痛、及び/又は瘢痕組織癒着を処置するために使用され得る。高周波治療は、腫瘍心不整脈慢性的手術後の痛み、骨折、及び軟組織創傷を処置するために使用され得る。

0049

治療用UV光は、皮膚障害又は疾患を処置するために使用され得る。例えば、乾癬、湿疹、白斑、常性座蒼、新生児黄疸アトピー性皮膚炎急性型の皮膚炎、扁平苔癬、又は任意の他の皮膚障害若しくは疾患が、本明細書において開示されるシステム及び方法によって処置され得る。あるいは又はさらに、治療用UV光は、抑鬱、黄疸季節性感情障害線維筋痛症、相後退した患者、癌(フォトフェレシス)、慢性潰瘍、慢性関節リウマチ、骨関節炎、腱障害慢性関節障害、及び歯周炎を処置するために使用され得る。特に、乾癬等の皮膚障害を処置する方法及び装置が、本明細書において説明される。

0050

患者(例えば、ヒト若しくは被験者)及び/又は臨床医医師看護師助手医療技術者等)は、在宅で、診療所で、病院で、車両で、又は任意の他の場所で、本明細書に記載のシステム及び方法を使用することができる。

0051

ドレッシング
本明細書に記載の薬剤は、具体的に、局所治療剤(例えば、コールタール、コールタール抽出物等)の送達と同時的な(UVエネルギ等の)エネルギの印加のために製剤され得る。特に、薬剤は、印加されるエネルギモダリティを主に透過するように構成され得る。例えば、UVエネルギの送達と共に使用される薬剤は、薬剤が適切な治療レベルで添加された半固体状物質(例えば、懸濁液、コロイド等)を含んでよい。薬剤は、例えば、(高い水分含量、例えば90%〜99.9%の水、を有する)ヒドロゲル、及び(例えば0.1重量/容量%〜5重量/容量%の)コールタール及び/又はコールタール抽出物等の薬剤を含んでよい。薬剤は、(例えば、皮膚面に適用されるときにドレッシングの一部として含む)薬剤を通過するUV光の目標パーセント未満を遮断するように構成され得る。薬剤のUV通過量は、組成(例えば、通常0.1%〜10%の、より好ましくは0.1%〜5%の、コールタール及び/又はコールタール抽出物の割合)、厚さ(例えば約0.01インチ〜0.1インチの厚さ、例えば約0.01インチ〜約0.08インチの厚さ、等)を制御することによって、制御され得る。ドレッシングの一部として適用されるときに、薬剤は、薄い支持又は支持体等の、ドレッシングの面上へ適用され、その結果、ドレッシングの一部分(支持体)は薬剤の一方の側部を部分的に覆い、薬剤のもう一方の側部は、患者の皮膚に接触することができる。いくつかの変形例では、支持体が薬剤を覆わないようにドレッシングは開口部を含んでよく、したがってこの領域のUV光通過を遮断しない。ドレッシングの支持体が、UV光の経路(例えばUV光源と皮膚との間)にある変形例では、薬剤だけでなく、ドレッシングのこの部分も、適用されるUV光の治療周波数に相対的にUV光透過的であり、その結果、薬剤を含むドレッシングの総UV光透過度が、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%等の、予め定められた最小閾値より大きくなる。例えば、本明細書に記載の光治療UV光源を含む、光治療UV光源を使用して適度な時間約295nm〜330nmの治療範囲(例えば、300nm〜320nm、又は295nm〜330nmの範囲内の任意の他の副範囲)内で、UVエネルギ線量を送達するために、(ドレッシング面の任意の介在支持体及び薬剤を含む)ドレッシングを通過するUV光の最低の割合は、各治療が約1分〜20分(例えば、5分〜15分、10分〜20分等)持続する場合には、約40%(又は約45%、約50%、約55%等)であり得る。例えば、ドレッシングが、ヒドロゲル及び約0.1%〜5%のコールタール又はコールタール抽出物を含む薬剤を含み、薬剤が、(厚さが皮膚に垂直な方向である場合に)約0.01インチから0.08インチの厚さであり、ドレッシングがまた、0.005インチ未満の厚さのポリマー材料(例えばポリウレタン)から形成される薄い支持層(支持体)を含むとき、ドレッシングは、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を遮断する。

0052

図1A及び1Bは、光治療システム用のドレッシング2の一実施形態を示す。このドレッシング2は、皮膚障害等の状態(例えば、皮膚疾患等)を処置するために使用され得る。ドレッシングは、下で説明されるように治療エネルギ吐出デバイスと共に使用され得るが、創傷治癒皮膚処置、又は任意の好適な臨床若しくは別の用途を含む、治療のために独立して使用されてもよい。光治療法用のドレッシング2は、本体4、薬剤6、及び接着剤8を含んでよい。

0053

一実施形態では、光治療システム用のドレッシングは、可撓性かつ平面の、図1A及び1Bに示されるような、本体4を含む。本体の形状は、他の領域においては厚くてもよいが、特に薬剤6上は、薄くなり得る。例えば、薬剤上の支持体の領域は、0.009インチ未満の厚さ(例えば、0.008インチ未満、0.007インチ未満、0.006インチ未満、0.005インチ未満、0.004インチ未満、0.003インチ未満、0.002インチ未満の厚さ等)となり得る。いくつかの実施形態では、ドレッシングは、上述のように、ヒドロゲル、低若しくは高デュロメータシリコーンウレタン、他の可撓性ポリマー親水コロイド、又はこれらの材料の1つ以上の組み合わせといった、薬剤を含む。薬剤は、ドレッシングの本体に取り付けられるか、又はドレッシングがその上に適用され得るように皮膚に別に適用され得る。薬剤が取り付けられるとき、UV光治療のための上記薬剤は、ヒドロゲルと、(限定されるものでないが)(約0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%等の)治療濃度のコールタール(及び/又はコールタール抽出物)等の治療剤とを含んでよい。上述のように、本体及び薬剤を含むドレッシングは、治療範囲内の波長(例えば、約300nm〜320nm)のUV光の予め定められた量未満(例えば50%)を遮断するように構成され得る。例えば、ドレッシングは、300nm〜320nmの波長のUV光の40%、30%、20%、10%、又は1%未満を遮断することができる。一実施形態では、ドレッシングは、UV光を遮断しない(即ち0%)か、又はほぼUV光を遮断しない。いくつかの実施形態では、ドレッシングは、250nm〜400nmの又はその任意の副範囲間の波長のUV光の50%未満を遮断することができ、例えば、ドレッシングは、250nm〜300nmの、300nm〜350nmの、又は350nm〜400nmの波長のUV光の50%未満を遮断することができる。

0054

図1A及び1Bにおいて、光治療システムによって使用され得るドレッシング2は、薬剤6を含む。薬剤は、乾燥を減少させ、皮膚の剥げ落ちを減少させ、死滅した皮膚細胞脱落を増加させ、痒みを減少させ、及び/又は皮膚若しくは下層組織の任意の他の特性を増加/減少させることができる。一般に薬剤は医薬製剤(治療剤)を含んでよく、いくつかの実施形態では、薬剤は、ホメオパシー治療若しくは非薬物治療又は塗剤を含んでよい。薬剤としては、例えば、ホルモン抗生剤抗菌剤抗真菌剤麻酔剤防腐剤抗炎症剤抗ヒスタミン剤鎮痛剤アクネ薬、老化防止化合物保湿剤毛髪成長促進剤毛髪成長防止剤、皮膚成長促進剤洗浄剤、又は任意の他の有益物質等の作用剤を挙げることができる。いくつかの実施形態では、薬剤としては、コールタール、コールタール抽出物、コルチコステロイドサリチル酸、アントラリン(ディスラノール)、杜油、ビタミンDアナログ(例えば、カルシポトリエン、アントラリン、タザロテンカルシトリオール)、ステロイドソラレンアロエベラホホバ亜鉛ピリチオンカプサイシン酢酸、尿素、フェノール、又は局所処置(特に光治療又は他のエネルギ印加治療と関連した局所処置)の治療用若しくは局所処置(特に光治療又は他のエネルギ印加治療と関連した局所処置)に有用であることが当業者に知られている任意の他の薬剤を挙げることができる。UV光を大幅に遮断すると知られているコールタール及び/又はコールタール抽出物等の作用剤も、光治療薬剤及び/又はドレッシングに組み込むことができ、本明細書において説明されるように、結果として得られる薬剤を有するドレッシングが治療光を大幅に遮断しない(例えば、50%、40%、30%、20%、10%、又は1%未満を遮断する)ように、このような活性剤は本明細書において説明されるように調製されてもよい。

0055

上述のように、特にUV光治療用途のために、薬剤は、ヒドロゲル並びにコールタール及び/又はコールタール抽出物を含んでよい。例えば、薬剤は、約0.01%〜10%のコールタール又はコールタール抽出物を含んでよい。代替的に、薬剤は、約0.001%〜0.01%、0.01%〜0.1%、0.1%〜0.5%、0.5%〜1%、1%〜1.1%、又は任意の他の割合の間を含んでよい。いくつかの実施形態では、薬剤は、300nm〜320nmの波長の40%、30%、20%、10%、又は1%未満のUV光を吸収することができる。いくつかの実施形態では、薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光を吸収しないか又は実質的に吸収しない。一実施形態では、薬剤は、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を吸収する。いくつかの実施形態では、薬剤は、250nm〜400nmの、又はその任意の副範囲間の、例えば、250nm〜300nm、300nm〜350nm、又は350nm〜400nmの、波長の40%、30%、20%、10%、又は1%未満のUV光を吸収することができる。

0056

いくつかの実施形態では、図1A及び1Bに示されるように、ドレッシング2は、接着剤8を含んでよい。接着剤は、患者の皮膚にドレッシングを結合、接着、取り付け、又は別途固定するように機能し得る。いくつかの実施形態では、接着剤8は、ドレッシングの周辺領域に位置する。例えば、いくつかの実施形態では、薬剤6は、その周囲の1つ以上の側部で接着剤8と接する。いくつかの実施形態では、ドレッシング2は、本体層4、接着剤層8、及び薬剤層6から形成される。いくつかのこのような実施形態では、接着剤層8及び薬剤層6はそれぞれ、本体層4の底面(即ち皮膚境界面)に結合され、接着剤層8は、薬剤層6の周りに配設される(薬剤は接着剤と接触又は非接触配列となる)。図1Bでは、接着剤層8は薬剤層6を囲み、薬剤が位置する島領域を形成する。いくつかの実施形態では、薬剤6は、直径(D)又は長さ、幅、厚さ、及び表面積を有する層であるこの表面積は、接着剤8の表面積より小さくてもよい。一実施形態では、ドレッシングは、少なくとも、支持体4を患者の皮膚に固着するように構成された支持体4の周辺領域上に、接着剤8を含む。いくつかの実施形態では、接着剤8は、患者の身体に形態を改善するために薄膜であり得る。いくつかの実施形態では、快適さを改善するために、ドレッシングは、3cm、2.5cm、2cm、1.5cm、1cm、0.5cm、又は0.25cm未満の厚さを含んでよい。一実施形態では、ドレッシングは、0.5cm未満の厚さを含む。したがって、薬剤層及び接着剤層は、ドレッシングの全厚よりも薄い厚さを有することができる。

0057

上述のように、一般に、薬剤は、水よりも大きい(即ち約25℃で8.90×10−3dyn・s/cm2より大きい)粘度を有する半固体状物質から形成されるか又は半固体状物質を別途含んでよい。例えば、薬剤は、ヒドロゲル層から形成されるか又はヒドロゲル層を含んでよい。ヒドロゲルは通常、0.1%〜99.9%の、又はその任意の副範囲間の、例えば、約10%〜99.9%、20%〜99.9%、30%〜99.9%、40%〜99.9%、50%〜99.9%、60%〜99.9%、70%〜99.9%、80%〜99.9%、90%〜99.9%、95%〜99.9%、若しくは97%〜99.9%の、濃度の水を含む。

0058

いくつかの変形例では、薬剤(例えば治療剤を有するヒドロゲル)が、ドレッシングなしで、例えば単独で、使用され得る。例えば、図1Cは、光治療システムと共に使用され得るヒドロゲル、この例ではヒドロゲル7が、ゲル内にコールタール(及び/又はコールタール抽出物)を含むことを示す。このゲルは、皮膚に適用される比較的薄い層(例えば、約0.1インチから約0.01インチの間)に形成され得る。ヒドロゲルは、追加的な接着剤を必要とすることなく固着されるように十分に接着性(粘着性)であるか、又は追加的な接着剤材料が(例えば周辺部で)使用され得る。本明細書に記載の光源等の、UV光治療光源と共に使用されるとき、接着剤材料は、ヒドロゲルを覆って(いくつかの場合には、ヒドロゲルに対して)又は、ヒドロゲルを囲んで皮膚を覆って、配設され得る。一般に、ヒドロゲルは、0.001%〜10%の、10%〜20%の、20%〜30%の、30%〜40%の、40%〜50%の、50%〜60%の、60%〜70%の、70%〜80%の、80%〜90%の、又は90%〜99.9%の濃度の水を含んでよい。

0059

上述のように、ドレッシングは、皮膚より少ないか、又は2.5g/m2/h、2.25g/m2/h、2.0g/m2/h、1.75g/m2/h、若しくは1.5g/m2/h(グラム/メートル2/時間)未満の水蒸気透過率を有するように構成され得る。一実施形態では、ドレッシングは、2.4g/m2/時間未満の水蒸気透過率を有する。増加した水分レベルは、皮膚の治療光に対する透過度を増加させ、表皮の厚さを減少させることができ、光が深く到達して、増加した治療効果を有することを可能にする。本明細書に記載のドレッシングはいずれも低い水分透過率を有する材料(及び/又はコーティング、層等)を含むように構成され得るが、特にドレッシングが比較的大きな割合の水を有するヒドロゲルを含むときは、このような追加的な構成要素が必要ではなくなり得る。

0060

いくつかの実施形態では、ドレッシングは、局所的な温度を増加させ、ドレッシングの下の皮膚細胞の増殖を低減させることができる。ドレッシングは絶縁層として機能してもよく、又はドレッシングは絶縁性の改善のために更なる厚さを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ドレッシングは、皮膚未満の、又は0.50W/m/℃、0.40W/m/℃、0.35W/m/℃、0.30W/m/℃、0.25W/m/℃、若しくは0.20W/m/℃未満の熱伝導率を含んでよい。一実施形態では、ドレッシングは、0.32W/m/℃未満の熱伝導率を含んでよい。

0061

ドレッシングは、任意の病変部サイズ又は形状の完全な被覆を可能にするために、任意の適切な形状、例えば三角形、長方形、正方形円形、又は六角形、を有することができる。ドレッシングは、任意の適切なサイズであり得る。例えば、ドレッシングは、処置される無影響の皮膚の量を最小化するために、本明細書において直径Dと称され、図1Bに図示される、20インチ、15インチ、10インチ、5インチ、4インチ、3インチ、又は2インチ未満の、(平面的な)幅又は直径寸法を有することができる。ドレッシングの寸法を最小化することによって、ドレッシングは、最小量の健康な皮膚を覆うことになる。あるいは、大きな病変部のために、複数のドレッシングが、互いに隣接して皮膚上に位置し得る。ドレッシングは、下で説明されるように、UV光源と位置合わせされた基準マーカを含んでマーク又は印刷され、1つ以上の識別子を含むこともできる。

0062

いくつかの実施形態では、ドレッシングの本体の外縁部(薄い接着剤膜の境界を除く)は(下でより詳細に説明される)UV光源の内縁部と同じ寸法を有することができ、その結果、剪断力による不慮の分離が低減され得る。更に、いくつかの実施形態では、ドレッシングの本体の外縁部は、(周辺領域上も含む)中央に位置決めされた領域と比較して、薄くなり、剪断力による不慮の故障の危険を低減させることができる。

0063

上述のように、本明細書に記載の変形例は、固有識別子を含む、1つ以上の識別子を含んでよい。図2A〜2Dは、ドレッシング2の固有識別子10の4つの実施形態を示す。固有識別子は、ドレッシングタイプ、(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、10より多い)使用回数製造者購入日、シリアル番号、指示、処方、患者名、ドレッシングのUV光吸収、又はドレッシング、患者、若しくは指示に関連する任意の他の情報、のうちの1つ以上と関連づけることができる。固有識別子は、特定の患者上の特定のドレッシングに情報を関連づける識別子の能力と関連する。特定の部位に関連して特定の患者に適用されるときに、ドレッシング識別子は固有とされ得る。

0064

固有識別子10は、治療光のブロッキングを最小化するように設計、サイズ決定、位置決定され得る。例えば、固有識別子は、治療光を完全に透過するか、又はドレッシングの外側の周辺部上に、若しくは治療光が誘導されるドレッシングの本体の実質的に外側に位置決めされ得る(例えば、図2B)。いくつかの実施形態では、固有識別子としては、RFID(例えば、図2C)、近接場通信(NFC)チップ(例えば、図2C)、光学コード(例えばq−コード、図2D)、統一商品コード(UPC)(例えば、図2D)、固有の磁場を有する磁石(例えば、図2A)、赤外線(IR)反射帯(例えば、図2B)、巨大磁気抵抗、又は当業者に知られている任意の他の識別子が挙げられ得る。一実施形態では、固有識別子10は、図2Aに示されるように、磁石又は一連の磁石に結合される強磁性材料に基づいて特有の磁場を誘起するように構成された磁石又は一連の磁石を含む。例えば、磁石に結合される強磁性材料としては、ステンレス鋼、鉄、ニッケルコバルトネオジムサマリウムコバルト磁石、又は任意の他の強磁性材料を挙げることができる。いくつかの実施形態では、磁石は、ドレッシングによる、例えば剪断、剥離、及び/又は引張力による、瞬間及び光の不慮の切断を最小化するために、可能な限りドレッシングの中心から及び/又は互いから離れて位置することができる。

0065

いくつかの実施形態では、ドレッシングは、組み合わせられるときに、各ドレッシングのために固有のコードを生成する複数の固有識別子を含んでよい。例えば、(下で説明される)ホール効果センサ又は光のリードスイッチによって検出可能な複数の磁石の有無は、ドレッシングのための識別コードを生成するために使用されるバイナリコードを形成することができる。このコードは次いで、治療目的の使用の間、ドレッシングを認識するために使用され得る。例えば、下で説明される光源等の、デバイスは、ドレッシングに最初に結合されるときにコードを読み出し、ドレッシングのその後の使用のためにコードを記憶するように構成され得る。

0066

固有識別子は、デバイスによって読み出され得る。例えば、固有識別子は、モバイルデバイス、携帯デバイス(例えばスマートフォン)、スキャナ、演算デバイス、光源(例えばUV光源)、又は、例えばリードスイッチ、ホール効果センサ、若しくは任意の他のタイプのスイッチ若しくはセンサを有する、固有識別子を読み出すことが可能でありかつ読み出すように構成された任意のタイプのデバイスによって、読み出され得る。一実施形態では、固有識別子は、下で更に詳細に説明されるようなホール効果センサを含む携帯光源、例えばUV光源、によって読み出され得る。識別子は、(例えば、患者のプライバシーを保護するために)コード化されてもよく、その結果、承認された(例えばペアリングされた)デバイスのみがコード化された情報を読み出すことが可能となる。

0067

1つ以上のドレッシングが、複数のドレッシングを有するキットに含まれてもよく;いくつかの変形例では、各ドレッシングが固有識別子を含む。いくつかの変形例では、各ドレッシングは、同じ識別子又は異なる識別子を含んでよい。キットの各ドレッシングは、異なる薬剤を含んでよく、多ステッププロセスで送達されるように構成され得る。例えば、第1のドレッシングは、を落とすことができ、第2のドレッシングは、細胞生成物を減少させるように構成され、第3のドレッシングは、皮膚に感光性を与えるように構成され、そして、第4のドレッシングは、浸透を増加させるように構成され得る。

0068

上述のように、薬剤は、コールタール、コールタール抽出物、コルチコステロイド、サリチル酸、アントラリン(ディスラノール)、杜松油、ビタミンDアナログ(例えば、カルシポトリエン、アントラリン、タザロテン、カルシトリオール)、ステロイド、ソラレン、アロエベラ、ホホバ、亜鉛ピリチオン、カプサイシン、酢酸、尿素、フェノール、又は当業者に知られている任意の他の薬剤、のうちの1つ以上を含む(がこれらに限定されない)、任意の適切な治療剤を含んでよい。本明細書に記載の薬剤及びドレッシングの文脈において、これらの作用剤は、ドレッシングに含まれるときに、UV光を著しく遮断しない。

0069

キットは、1つ以上の再使用可能なドレッシングだけでなく、ドレッシングを皮膚に再び取り付けるための耐水性接着剤を有する1つ以上の薄膜を含んでよい。

0070

下でより詳細に説明されるように、本明細書に記載のドレッシングは、光治療UV光源等の、エネルギアプリケータに接続する(例えば、具体的に確実かつ取り外し可能に接続する)ように構成されたコネクタを含んでよい。コネクタは、機械的コネクタ、電磁コネクタ、化学的コネクタ等であってもよく、特に患者の身体に適用されるときの薬剤を覆う領域の周辺領域を含む、ドレッシング上のどこに位置決めされてもよい。

0071

本明細書に記載の薬剤及び/又はドレッシングのいずれも、光治療UV光源等の、エネルギアプリケータを含むシステムの一部として使用され得る。例えば、図3A〜3Cは、紫外光治療によって皮膚障害又は他の健康状態を処置するシステムの3つの実施形態を示す。UV光治療によって皮膚障害又は他の状態を処置するシステムは:ドレッシング2;UV光源12;並びに(例えば、汎用又は専用プロセッサを操作し、演算デバイス28及び/又は光源12を制御するように構成された)制御論理を含んでよい。上述のように、ドレッシング2は、UV光の閾値レベル(例えば250nm〜400nmの、例えば300nm〜320nmの、波長のUV光の50%)未満を遮断するように適合され得る。いくつかの実施形態では、ドレッシングは、第1のコネクタ14aを含んでよい。システムは、300nm〜320nmの波長で2mW/cm2より強い強度でUV光を発するように構成されたUV光源12を含んでよい。更に、UV光源12は、本体上の第1のコネクタ14aに結合するように構成された第2のコネクタ14bを含んでよい。さらに又はあるいは、システムは、あるいは処置線量を決定するように構成された制御論理を含んでよく、種々の実施形態において、制御論理は、UV光源12によって処置線量の適用を制御する。上述のように、ドレッシングの代わりにヒドロゲルが、光治療システムと共に使用されてもよい。ヒドロゲルは、0.001%〜10%の、10%〜20%の、20%〜30%の、30%〜40%の、40%〜50%の、50%〜60%の、60%〜70%の、70%〜80%の、80%〜90%の、又は90%〜99.9%の濃度の水を含んでよい。

0072

いくつかの実施形態では、UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムは、皮膚障害、例えば乾癬、の皮膚の一部分にUV光を送達するように機能するが、あるいは、システムは、臨床又は別の任意の好適な用途で、使用されてもよい。

0073

光治療UV光源もまた、本明細書において説明される。一般に、光治療UV光源は、目標波長範囲(例えば、300nm〜320nm等)のUV光を発する(いくつかの場合には具体的に発する)ように構成された1つ以上のUV発光体(例えば、LED、CFL等)を含む。光治療デバイスはまた、電源(例えば、電池長期持続性キャパシタ等)、制御器(例えば、デバイスの動作を制御するために電源及びUV発光体に接続された回路)を含んでよく、制御器は、1つ以上のクロックタイマ及び通信回路(例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi、超音波等の、無線通信回路)を含んでよい。UV光源はまた、患者の皮膚及び/又はドレッシングと対応した保護シュラウド又はカバーを含んでよい。UV光源はまた、本明細書に記載のように、ドレッシングと結合する1つ以上のコネクタを含んでよい。いくつかの変形例では、UV光源はまた、ドレッシング上の識別子を読み出すリーダを含む。UV光源はまた、デバイスが動作中か(例えば、UV光がオンであるか)を指示するために、(非UV発光体を含む)1つ以上のインジケータを含んでよく、インジケータは、光治療UV光源デバイスの外面で視認可能であり、及び/又は(例えば、シュラウド若しくはカバー領域内へ)UV光を含む光をあてることができ、その結果、ユーザは、UV光がオンであるかを視覚的に識別することができる。これらのデバイスはいずれも、患者及び/又はドレッシングに接続されないときに、UV光の発光を抑制するように構成された安全回路及び/又は論理を含んでよい。

0074

図3A及び3Bに示されるように、紫外光治療によって皮膚障害又は他の健康状態を処置するシステムは、(単にUV光源とも称される)光治療UV光源12を含んでよい。UV光源12はドレッシング2に結合して、患者上の皮膚病変部30等の目標に、ドレッシングを通してUV光を送達するように機能する。いくつかの実施形態では、光源12としては、発光ダイオード(LED)、コンパクト蛍光ランプ(CFL)、アークランプ、又は任意の他のタイプの光源を挙げることができる。一実施形態では、光源は、1つ以上のLED26を含む。いくつかの実施形態では、UV光源は、1mW/cm2、2mW/cm2、2.5mW/cm2、3mW/cm2、又は3.5mW/cm2より強い強度でUV光を発するように構成される。いくつかの実施形態では、UV光源は、300nm〜320nmの波長のUV光を発するように構成される。一実施形態では、UV光源は、2mW/cm2より強い強度で300nm〜320nmの波長のUV光を発し、いくつかの実施形態では、UV光源は、250nm〜400nmの、又はその任意の副範囲間の、例えば250nm〜300nm、300nm〜350nm、若しくは350nm〜400nmの波長の、UV光を発する。一実施形態では、UV光源は、300nm〜320nmの波長のUV光を発する。

0075

図3A及び3Bに示されるように、UV光源は、電池16(及び/若しくは2次デバイス、例えば電力用モバイルデバイスへのポート若しくは他の接続、マイクロプロセッサ及び制御論理が記憶されたメモリ(例えばASIC)を含んでよい制御器18、モバイルデバイス等の別個の及び/若しくは第2の制御器28と通信するためのBluetoothアンテナ若しくは他の無線技術(例えば赤外線若しくは近接場通信ビーコン)20若しくは有線接続(例えば、FireWire、IEEE1394、汎用シリアルバス)、1つ以上の固有識別子を読み出すセンサ24、並びに/又はUV光の焦点をドレッシングに増加させてUV光への意図しないエリアの露出を低減させるシールド22を含んでよい。いくつかの実施形態では、UV光源の制御論理は、光の設定及び機能性を決定及び制御する。他の実施形態では、追加的に又は代替的に、別個の制御器28が光の機能を決定及び制御する。無線通信は、近赤外線、Wi−Fi、又はBluetoothによって実行され得る。さらに又はあるいは、図3Bに示されるように、光源は、病変部上でのドレッシング及び/又は光源の適当な位置決めを容易にするために、病変部の縁部を識別するカメラ38を含んでよい。

0076

いくつかの実施形態では、制御器は、身体の異なる部分の最小紅斑量(MED)を素早く決定するために及び/又は患者の理想MEDを決定するために、異なる病変部に与えられる初期UV光を変化させることができる。いくつかの実施形態では、MEDは、患者からのフィードバックに基づいて決定され得る。さらに又はあるいは、制御器は、MEDを超えず及び/又は患者が赤み、火傷、痒み、若しくは硬化を経験しないように、1日あたり複数の線量を提供することができる。

0077

本明細書に記載の装置はいずれも、エネルギの印加を制御する及び/又は治療線量、治療法を決定する及び/又は治療の適用をモニタする制御論理を含んでよい。制御論理は、一般に、ハードウェアソフトウェアファームウェア、又はこれらのいくつかの組み合わせであり得る。例えば、いくつかの実施形態では、光源12と通信するモバイルデバイス28は、制御として動作する(例えば、制御論理を実行する)ようにモバイルデバイス(例えばスマートフォン)を構成するアプリケーション(「アプリ」)を含んでよい。このような実施形態では、モバイルデバイス28は、アプリのグラフィカルユーザインタフェースのための命令が記憶されたプロセッサ及びメモリを含んでよい。メモリは、制御器と対話するための、かつ制御器18から受け取ったデータを処理するための追加的な命令を更に含んでよい。種々の実施形態では、モバイルデバイス28及び制御器18の両方が、デバイス間の双方向通信を可能にするために、有線又は無線接続を含む。少なくともいくつかの実施形態では、モバイルデバイス28はまた、遠隔アプリケーションサーバと無線通信し、遠隔アプリケーションサーバは、追加的な命令及び/又はデータベースを記憶して、モバイルデバイス28にデータを発し、モバイルデバイス28からデータを受け取るように構成される。種々の実施形態では、ユーザに関する個人情報(即ち、ユーザプロファイル情報)及び過去の使用に関するデータ(例えば、適用のデータ及び時間、適用された処置用量、並びに記録された写真)が、サーバ内に記憶される。

0078

いくつかの実施形態では、アプリにより、患者は、自身のフィッツパトリック皮膚タイプを決定するために情報を入力することができ、患者に合わせて光の初期線量を調整するためにこの情報を使用することができる。フィッツパトリック皮膚タイプは、眼の色、毛髪の色、皮膚の色、ソバカス、及び/又は日光及び日光曝露に対する皮膚反応/感受性についての一連の有効な質問答えることによって決定される。アプリは、定期的に治療を実施することを患者に気づかせ、各病変部に送達されるエネルギ量視覚イメージ又はチャートを表示することができる。患者は、患者の皮膚上の病変部を識別するために、かつ病変部が患者の身体上にある箇所を記憶し、病変部の進行を追跡するために、アプリにより携帯電話カメラを使用することができる。更に、患者は、感温及び/又はUV感光変色片の撮影を行い、損傷を回避するように患者の皮膚に送達するエネルギ量を決定するために、アプリにより携帯電話カメラを使用することができる。アプリは、治療の間、病変部の撮影を行い、次いで各病変部の画像を経時的に患者に表示するか、又は(例えば、適用を忘れたことに対して患者にを与えるために、適用を実施したことに対して患者に報酬を与えるために、患者が成功談及び使用の際のヒント共有することができるように)ソーシャルネットワーク掲示することができる。

0079

UV光源12は、ドレッシング2及び/又は患者に結合することができる。例えば、UV光源は、患者の身体を巻回するストラップ、再使用可能な感圧接着剤、単回使用接着片、1つ以上の磁石、1つ以上の電磁気、1つ以上の強磁性材料、(例えば、吸引ユニットにより生成される)大気中より低い圧力、機械的接続(例えば、スナップ、マジックテープ(登録商標)、チャック、ボタン)、又は任意の他の結合機構のうちの1つ以上を使用して、患者及び/又はドレッシングに結合することができる。一実施形態では、図3Aに示されるように、光源は、ドレッシング2上の第1のコネクタ14a、例えば磁石に結合するための、例えば磁石を備える第2のコネクタ14bを含む。さらに又はあるいは、図3Cに示されるように、光源12上の第2のコネクタ14bは、ホルダ15によって光源に固着され得る。ホルダ15は、少なくとも1つの壁を含んでよく、その結果、ホルダ15は、第2のコネクタ14bを囲んで第2のコネクタ14bを光源に固着する。いくつかの実施形態では、複数の壁が、すべての側部で第2のコネクタ14bを実質的に囲む。前記壁のうちの少なくとも1つは、開口17を含んでよい。ホルダ15の壁の開口17は、(ドレッシング上に位置決めされた)第1のコネクタ14aを受けるためにサイズ決定及び構成され、その結果、第1及び第2のコネクタが、吸着力、例えば磁気吸着力、及び/又は第1及び第2のコネクタ間接触面積を最大にするように直接接触する。光源12は、ドレッシングに対する光源の結合又はドレッシングに対する光源の接近を検出することができる。いくつかの実施形態では、ドレッシングと光源との間の結合の検出は、ドレッシングに対する取り付け又は接近が検出されるときにだけ、治療光の送達を可能にする安全回路をトリガする。

0080

更に、光源12は、光の偶発的な使用及び/又はドレッシングの下にない組織の露出を低減させるか又は防止するために、エプロン、シールド、又は安全装置22を任意に含んでよい。いくつかの実施形態では、エプロン、シールド、又は安全装置22は、スマートガラス又は切り替え可能なガラスを含んでよく、その結果、UV光が健康な皮膚に到達することをブロックする。更に、シールド22は、圧縮可能な及び/又は動かすことが可能な区分又は部分を含んでよく、その結果、シールドは、身体の曲面合致することができる。圧縮可能な部分は、剛性可変である複数の層を有する網状連続気泡発泡体を含んでよい。あるいは、圧縮可能な部分は、UV透過性の動かすことが可能な低デュロメータシリコーンを含んでよい。いくつかの実施形態では、身体の曲面は、例えば身体面の3Dスキャンを使用して、シールドによって検出され得る。更に、いくつかの実施形態では、シールド22は、開口平面を横切る光を合焦するように構成され得る。例えば、光シールドは、開口平面を等しく横切って光を配光するように高効率拡散反射体若しくは楕円形状を含むか、又は外部構造に適合するように非連続形状を有することができる。

0081

本明細書に記載のUV光治療によって皮膚障害を処置するシステムはいずれも、制御論理を含んでよい。いくつかの変形例では、制御論理は、図6に示されるように、疾患タイプ、皮膚タイプ、病変部又は病変部の群の感受性に関する患者のフィードバック、以前の線量履歴、ドレッシングによって吸収されるUV光の量、UV光の認識及び誘導のためのエッジ検出、硬化の量、スケールの量、赤みの量、病変部の場所、及び/又は表皮の厚さ、のうちの1つ以上に基づいて、UV光の処置、線量、及び/又は療法を決定する。更に、制御論理は、(いくつかの変形例では)UV光源によって、決定された線量の適用を制御することができる。例えば、光源は、300nm〜320nmの波長の、狭帯域のUV光を送達することができ、いくつかの実施形態では、波長が300nmに近づくほど、治療に有効ではない300nm未満の光の量を最小化するために半値全幅は小さくなる。更に、波長が300nmに近づくほど、光の線量はより減少され得る。例えば、いくつかの実施形態では、制御論理によって決定されるUV光の線量は、光波長の中心に左右される。一例として、310nmの中心又は平均を有する波長は、最大線量を誘導するのに対し、304nmの波長又は304nm未満の任意の波長は、310nmでされる線量の半分未満の線量を誘導する。いくつかの実施形態では、光波長の中心は、1つの値で保持されるか、又はそれぞれ296nmより大きい複数の値の間で変化する。別の例として、306nm未満の中心又は平均を有する波長は、30nm未満の半値全幅及び130mJ/cm2未満の処置線量を有し、130mJ/cm2は、米国皮膚科学会による狭帯域のUVB光処置のためのMED推奨最小線量に基づく。

0082

UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムは、ドレッシングラベリングシステムを含んでよい。ドレッシングラベリングシステムは、身体の異なる部分又は他の使用仕様を区別するように機能することができ、その結果、各ラベルは、光源によって読み取られ、例えば、場所、指示、日付、使用回数、及び/又は任意の他の情報を指示することができる。身体の領域によりドレッシングを群分けすることによって、身体の領域に対する投薬は群分けされ、身体に必要な識別子の数を単純化することができる。例えば、身体が、胴体及びより上、並びに肘及び膝より下の、3つの領域に分割される場合、身体の異なる部分上に複数の病変部を有するヒトは、3つのタイプのドレッシングを必要とするだけで、以前の日々の一回の処置に対する感受性となることを必要とするだけとなる。あるいは、身体は、胴体から膝及び肘、膝、膝より下、肘、及び肘より先の、5つの領域に分割され得る。

0083

図4A〜4Cは、光源12と位置合わせされたコネクタ14を有するドレッシング2の2つの実施形態を示す。図4A〜4Cに示されるように、ドレッシング2は、光源12と結合及び位置合わせする1つ以上のコネクタ14を含んでよい。いくつかの実施形態では、ドレッシング2のコネクタ14は、1つ以上の磁石を含んでよい。例えば、磁石としては、ネオジム、鉄ボロン(例えばNDFeB、NIB)、サマリウムコバルト(SmCo)、電磁石、又は強磁性体を挙げることができる。いくつかの実施形態では、図4Aに示されるように、ドレッシング2のコネクタ及び光源12は、接続性を制限して治療光の送達を禁止する第1の構成では、位置合わせされず、第2の回転した構成では、図4Bに示されるように、光源上のコネクタのパターンは、ドレッシングの本体の角と位置合わせされ得る。このような実施形態では、ドレッシングが長方形である場合には、ドレッシング2及び光源12は、1つ又は2つの向きの互いに対する180度回転に限定され得る。あるいは、ドレッシングが正方形である場合には、磁石は、4つの向きの互いに対する90度の回転を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、コネクタは、正方形、長方形、円形、楕円形、ダイヤモンド形、六角形、三角形、又は任意の他の形状であり得る。あるいは又はさらに、例えば、コネクタ14が、図4Cの実施形態に示されるように、ドレッシング2の本体又は光源の中央に位置する場合には、コネクタは、ドレッシングと光源との間の位置合わせを強制するために、第2の寸法よりも長い第1の寸法を含んでよい。

0084

図5は、安全策(例えばシャットダウン回路32)を有するシステムの一実施形態を示す。シャットダウン回路32は、悪影響を与える事象若しくは有害事象の間に光源12からドレッシング2を分離するか又は光源をオフにするように機能することができる。例えば、シャットダウン回路32は、光源の適当な機能の物理的制限によって決定される一定の量を超えた過熱又は発熱を防止するために、又は患者の皮膚への損傷を防止するために、光源のいくつかの又はすべての光をオフにすることができる。いくつかの実施形態では、シャットダウン回路32は、サーミスタによって、又は1つ以上のLEDの使用時間を制限するように予めプログラムされた制御回路によって、光源温度直接測定することができる。更に、回路上の温度制限により、LEDは確実に特定の波長を維持することができる。更に、いくつかの実施形態では、ドレッシングは、ドレッシングの温度を指示するために変色感温片を含んでよい。

0085

図7は、ヒトの手(単数若しくは複数)及び/又は足(単数若しくは複数)36のための部位インデックス付けシステム34を示す。部位インデックス付けシステムは、手又は足の病変部へ簡単に繰り返し投光するための、手又は足の指の先の部位インデックス付けを提供するように機能する。このシステムは、小さい寸法の足及び手の指の周りに手袋又は小さいドレッシングを着用する必要なく、手又は足上の同じスポットに毎日光を誘導する際に有用であり得る。更に、部位インデックス付けシステムは、手袋のように適合した形態であっても、又は足及び足の指の先によってインデックス付けされてもよく、その結果、肢が、光の適当な誘導を可能にするために完全に挿入される。位置決めシステムは、紫外光を透過して種々のサイズの手/足に適合する材料製であり得る。インデックス付けシステムは、図7に示されるように、特定の手/足の部位に光を容易に位置決めする平坦面上の格子パターンであり得る。インデックス付けシステムは、光源の簡単な取り付けを可能にするコネクタを有することができる。コネクタは、例えば、磁性であっても、又は強磁性であってもよい。

0086

いくつかの実施形態では、UV光治療によって皮膚障害を処置するシステムは、遠隔光治療システムを含んでよい。遠隔光治療システムは、病変部に送達される光の量を最適化して、健康な皮膚に送達される光の量を最小化するように機能することができる。一実施形態では、遠隔システムは:1つ以上のデジタルカメラ;病変部のエッジ検出のための、並びに病変部の硬化、赤み、及びスケールを識別するためのソフトウェア;病変部の縁部、病変部の特徴(例えば、硬化、赤み、及びスケール)、以前の線量履歴、皮膚タイプ、並びに/又は皮膚の感受性に関する患者のフィードバックに基づいて、処置線量並びに光ビームサイズ及び形状を調整するように構成されたソフトウェア;光ビームのサイズ及び形状を変化させることが可能なUV光源;並びに患者の皮膚と光源との間の特定の距離を確保する接触センサを含んでよい。いくつかの実施形態では、遠隔システムは、独立型遠隔ユニットインストールされ、USB接続を介してコンピュータに接続され得る。あるいは、遠隔システムは、光源、光源と通信するモバイルデバイス、又は任意の他の演算デバイスに接続され得る。いくつかの実施形態では、遠隔システムは、赤み、スケール、及び硬化に基づいて、病変部の治癒の経過を算出するように構成され得る。いくつかの実施形態では、遠隔の医師は、遠隔システムを使用して、処置の後、患者の病変部の経過をモニタすることができる。

0087

方法
本明細書に記載の装置はいずれも、皮膚障害等の、患者の障害を処置するために使用され得る。例えば、本明細書に記載のドレッシング及び/又は光治療UV光源は、乾癬等の患者の皮膚障害を処置するために使用され得る。

0088

一般に、患者を処置する方法は:薬剤を患者に適用するステップ(例えば、上述のように、例えば薬剤が、治療波長範囲、例えば300nm〜320nmの、UV光の目標割合、例えば50%、未満を遮断するように、ヒドロゲルと、コールタール等の作用剤とを適用するステップ);及びこれに次いでUV光を適用するステップを含んでよい。例えば、薬剤は、ドレッシングを使用して適用され、例えば薬剤は、ドレッシングに組み込まれ、UV光は、所望の線量(例えば光強度及び期間)で、薬剤(及びドレッシングの任意の介在領域)を通して適用され得る。複数の部位が、患者の身体上で、順次又は同時に処置され得る。用量及び/又は処置療法(例えば、治療線量の数及びタイミング)は、処置の前か又は間に決定され得る。複数の線量が、同じ日に、適用されてもよい。一般に、UVの投光は、ドレッシングからの治療剤(例えば、コールタール及び/又はコールタール抽出物)の送達と同時であり得る。

0089

図8は、UV光治療によって乾癬を処置する方法の一例を示す。この実施形態では、方法は、ドレッシングが断熱性かつ水分遮断性バリアを生成するように、皮膚病変部にわたって患者にドレッシングを取り付けるステップを含み、使用されるドレッシングは、治療範囲(例えば300nm〜320nm)の波長のUV光の目標パーセント(例えば50%)未満を遮断するように構成される(S100)。UV光源は、ドレッシングに結合され得る(S110)。UV光源は、上述のように、ある線量(光強度及び期間)でUV光を提供するように構成され、患者及び/又はドレッシングとの接触のインターロック/確認等を含む、上述の特徴のいずれかを含んでよい。例えばUV光源は、ドレッシングと、及び/又は制御論理を操作するスマートフォン若しくは他のデバイスといった遠隔プロセッサと通信することができる。したがって、いくつか変形例では、携帯デバイスは、ドレッシング上の識別子を読み出すことができる。携帯デバイスは、(例えば、UV光源をドレッシング/患者に取り付けるようにユーザに指示して)線量のタイミングを確認することができ、及び/又はUV光の処置線量を算出することができる(S120)。携帯デバイスは、次いで、算出された処置線量のUV光を、患者に取り付けられたドレッシングを通して、自動的に適用することができる(S130)。いくつかの変形例では、別個の携帯デバイスは必要ではなく、用量は、UV光源のために手動で選択され得る。あるいは、UV光源は、線量を算出して及び/又はドレッシング上の識別子を読み出す等の、本明細書に記載の携帯デバイスの機能を担うことができる。

0090

したがって、治療光源、例えばUV光源、に結合されたドレッシングを使用して患者の皮膚病変部(例えば乾癬)を処置する方法が、本明細書において説明される。あるいは、方法は、任意の創傷治癒又は臨床若しくは他の光治療用途において使用され得る。

0091

図8に示されるように、UV光治療によって乾癬を処置する方法の一実施形態は、ドレッシングが断熱性かつ水分遮断性のバリアを生成するように、皮膚病変部にわたって患者にドレッシングを取り付けるステップを含み、上記ドレッシングは、300nm〜320nmの波長のUV光の50%未満を遮断する(S100)。いくつかの変形例では、方法は、薬剤、例えば粘性コールタールゲル又はコールタールを有するヒドロゲル、を皮膚領域に適用するステップと、次いで薬剤を覆うようにドレッシングの位置を定めるステップとを含む、2ステッププロセスを含む。本明細書に記載のドレッシングはいずれも、断熱性又は水分遮断性である必要はないが、これらの任意の特徴は有益であり得る。いくつかの実施形態では、ドレッシングはUV光をほとんど遮断せず、その結果、実質的にすべてのUV光が、ドレッシングを通過することができる。ドレッシングは、皮膚病変部だけを覆うようにサイズ決定及び構成され、その結果、光治療を必要としない隣接皮膚エリアは、ドレッシングによって覆われるエリアから除外される。いくつかの実施形態では、2つ以上のドレッシングが、大きい処置エリアを達成するように、互いに隣接して位置し得る。

0092

UV光治療によって乾癬を処置する方法は、UV光源をドレッシングに結合するステップを含んでよく(S110)、結合は、線量の算出の前、後、又は間に、実行され得る。UV光源は、皮膚病変部に隣接した健康な皮膚のUV光処置を低減又は防止しながら皮膚病変部のUV光処置を可能にするように、ドレッシングと位置合わせ及び結合され得る。結合及び位置合わせは、上述のように実行され得る。例えば、一実施形態では、ドレッシング上の第1のコネクタ、例えば磁石、は、第2のコネクタ、例えば磁石、を含む光源にドレッシングを位置合わせ及び結合する。

0093

図8に示されるように、UV光治療によって乾癬を処置する方法は、(例えば、携帯デバイスを使用して)ドレッシング上の固有識別子を読み出すステップを含んでよく、固有識別子を読み出すとすぐに、携帯デバイスは、UV光の処置線量を算出する(S100)。いくつかの実施形態では、携帯デバイスは、光源(例えばUV光源)、モバイルデバイス、スキャナ、又は任意の他の演算デバイスであり得る。一実施形態では、携帯デバイスは、UV光源を含む。いくつかの実施形態では、携帯デバイスは、UV光の処置線量を算出するために、1つ以上のパラメータを使用することができる。例えば、算出は、疾患のタイプ、皮膚タイプ、病変部又は病変部の群の感受性に関する患者のフィードバック、以前の線量履歴、ドレッシングによって吸収されるUV光の量、UV光の認識及び誘導のためのエッジ検出、硬化の量、スケールの量、赤みの量、病変部の場所、ドレッシングによって吸収されるUV光の量、及び/又は表皮の厚さに基づくことができる。算出は、乾癬のような特定の条件の治療光処置のための公表されたガイドラインに基づくアルゴリズム、例えば「Guidelines of care for the management of psoriasis and psoriatic arthritis,Section 5.Guidelines of care for the treatment of psoriasis with phototherapy and photoehemotherapy.」の狭帯域の紫外線B光のための米国皮膚科学会のアルゴリズム、を含んでよい。

0094

図8に示されるように、UV光治療によって乾癬を処置する方法は、算出された処置線量のUV光を、患者に取り付けられたドレッシングを通して、自動的に適用するステップを含んでよい(S130)。いくつかの実施形態では、光源は、光源とドレッシングとの間の結合を検出することができ、いくつかの実施形態では、接続が一度検出されるだけで、光源は、UV光治療を自動的に適用することができる。あるいは、光源がドレッシングへの接続を一度検出すると、ユーザは、光治療セッションを開始するように促され得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、1つ以上のパラメータ、例えば内科医からの処方、に基づいて、算出された処置線量を無効にするか又は調整することができる。

0095

好ましい実施形態及びその変形例のシステム及び方法は、少なくとも一部において、コンピュータ可読命令を記憶するコンピュータ可読媒体を受けるように構成された機械として、又は、機械によって、実施及び/又は実装され得る。命令は、好ましくは、システムと一体化されたコンピュータ実行可能コンポーネント、並びにプロセッサ及び/又は制御器の1つ以上の部分によって実行される。コンピュータ可読命令は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EEPROM光デバイス(例えばCD若しくはDVD)、ハードドライブフロッピードライブ、又は任意の好適なデバイス等の、任意の好適なコンピュータ可読媒体に記憶され得る。コンピュータ実行可能コンポーネントは、好ましくは、汎用又は用途特定プロセッサであるが、任意の好適な専用ハードウェア又はハードウェア/ファームウェアの組み合わせも代替的に又は追加的に命令を実行することができる。

0096

特徴部分又は要素が、別の特徴部分又は要素「の上に(on)」あると本明細書において言及される場合、その特徴部分若しくは要素が他の特徴部分若しくは要素の上に直接あってもよく、又は介在特徴部分及び/若しくは要素が存在してもよい。対照的に、特徴部分又は要素が、別の特徴部分又は要素「の上に直接(directly on)」あると言及される場合、介在特徴部分又は要素は存在しない。特徴部分又は要素が、別の特徴部分又は要素に「接続される(connected)」、「取り付けられる(attached)」、又は「結合される(coupled)」と言及される場合、その特徴部分若しくは要素が他の特徴部分若しくは要素に直接接続され、取り付けられ、若しくは結合されてもよく、又は介在特徴部分及び/若しくは要素が存在してもよいことがまた理解されよう。対照的に、特徴部分又は要素が、別の特徴部分又は要素に「直接接続される(directly connected)」、「直接取り付けられる(directly attached)」、又は「直接結合される(directly coupled)」と言及される場合、介在特徴部分又は要素は存在しない。特徴部分及び要素は一実施形態に関して説明されているか又は示されていても、このように説明されて又は示されていれば、他の実施形態にも適用することができる。別の特徴部分に「隣接して(adjacent)」配設された構造又は特徴部分に対する言及は、上記隣接する特徴部分に重なるか、又は上記隣接する特徴部分の下側にある部分を有してよいことも、当業者には理解されよう。

0097

本明細書において使用される用語は、特定の実施形態の説明のみを目的としたものであり、本発明の限定を目的としない。例えば、本明細書において使用される場合、単数形の「1つの(a、an)」及び「その(the)」は、文脈が明らかに別途指示する場合を除き、複数形を含むことが意図される。用語「含む(comprises)」及び/又は「含む(comprising)」は、本明細書において使用されるとき、所定の特徴部分、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を特定するが、1つ以上の他の特徴部分、ステップ、動作、要素、若しくはコンポーネント、及び/又はこれらの群の存在又は追加を妨げるものではないことが更に理解されよう。本明細書において使用される場合、用語「及び/又は(and/or)」は、関連するリスト項目のうちの1つ以上の任意の及びすべての組み合わせを含み、「/」と略記され得る。

0098

例えば、「の下(under)」、「より下(below)」、「下の(lower)」、「より上(over)」、「上の(upper)」等の、空間に関する相対的な用語は、図に例示されるような1つの要素又は特徴部分の、別の要素(単数若しくは複数)又は特徴部分(単数若しくは複数)との関係の説明を容易にするために、本明細書において使用され得る。これら空間に関する相対的な用語は、図に示される配向に加えて、使用又は動作時のデバイスの異なる配向の包含を意図することが理解されよう。例えば、図のデバイスが逆さにされる場合、他の要素又は特徴部分「より下」又は「の下方」と説明される要素は、他の要素又は特徴部分「より上に」配向される。したがって、例示的な用語「の下」は、上及び下の両方の配向を包含することができる。デバイスは、別の様式で配向されてもよく(90度又は他の配向で回転されてもよく)、本明細書において使用される空間に関する相対的な説明は、それに応じて解釈される。同様に、用語「上方へ(upwardly)」、「下方へ(downwardly)」、「垂直な(vertical)」、「水平な(horizontal)」等も、具体的に別途指示されない限り、説明を目的として本明細書において使用される。

0099

用語「第1の(first)」及び「第2の(second)」は、(ステップを含む)種々の特徴部分/要素を説明するために本明細書において使用され得るが、これらの特徴部分/要素は、文脈が別途指示しない限り、これらの用語によって限定されてはならない。これらの用語は、ある特徴部分/要素と別の特徴部分/要素とを区別するために使用され得る。したがって、本発明の教示を逸脱しない範囲で、下に記す第1の特徴部分/要素を第2の特徴部分/要素と名づけてもよく、同様に、下に記す第2の特徴部分/要素を第1の特徴部分/要素と名づけてもよい。

0100

本明細書及び請求項において使用される場合(実施例において使用される場合を含む)、すべての数は、明白に別途特定されない限り、単語「約(about)」又は「略(approximately)」が明白に記載されない場合でも、これらの単語が前置されているように読み取られ得る。「約」又は「略」は、大きさ及び/又は位置を説明する際に、説明される値及び/又は位置が値及び/又は位置の合理的な予想範囲内にあることを指示するために使用され得る。例えば、数値は、所定の値(又は値の範囲)の+/−0.1%、所定の値(又は値の範囲)の+/−1%、所定の値(又は値の範囲)の+/−2%、所定の値(又は値の範囲)の+/−5%、所定の値(又は値の範囲)の+/−10%、等の値を有することができる。本明細書において列挙される任意の数値範囲は、包含されるすべての副範囲を含むことが意図される。

0101

種々の例示的な実施形態について上述したが、請求項によって記載されるような本発明の範囲から逸脱することなく、多数の変更を種々の実施形態に加えることができる。例えば、説明された種々の方法ステップが実行される順序は、代替的な実施形態では、多くの場合変更され、他の代替的な実施形態では、1つ以上の方法ステップが、まとめてスキップされ得る。種々のデバイス及びシステムの実施形態の任意の特徴部分は、いくつかの実施形態では含まれ、他では含まれないことになる。したがって、先の説明は、主に例示的な目的のために提供され、請求項に記載されている通りに本発明の範囲を限定すると解釈されてはならない。

0102

本明細書に含まれる実施例及び例示は、限定としてではなく例示として、主題実践され得る特定の実施形態を示す。上述のように、これらの実施形態から他の実施形態が利用及び誘導され、その結果、構造的及び論理的置換並びに変更が、本開示の範囲を逸脱することなく加えられ得る。本明細書において、本発明の主題のこのような実施形態は、用語「発明(invention)」によって、別個に又は包括的に言及され得るが、これは単に便宜上のものであり、2つ以上の実施形態が実際に開示される場合に、本出願の範囲を任意の単一の発明又は発明の概念自発的に限定することを意図したものではない。したがって、本明細書において特定の実施形態が例示及び説明されているものの、同一の目的を達成するために推定された任意の構成によって、ここで示されている特定の実施形態を置換し得る。本開示は、種々の実施形態の任意の及びすべての適合形態又は変形例を網羅することを目的とする。当業者には、上述の複数の実施形態の組み合わせ、及び本明細書において具体的に説明されない他の実施形態は、上述の説明を精査すれば即座に明らかになるだろう。

0103

2ドレッシング
4 本体
6薬剤
7ヒドロゲル
8接着剤
10固有識別子
12UV光源
14a 第1のコネクタ
14b 第2のコネクタ
15ホルダ
16電池
17 開口
18制御器
20Bluetoothアンテナ又は無線技術
22シールド
24センサ
26LED
28演算デバイス、第2の制御器、モバイルデバイス
30病変部
32シャットダウン回路
34 部位インデックス付けシステム
36 手及び/又は足
38 カメラ

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