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技術 強化された食品汚れ除去及びアスファルト溶解のためのアルキルアミド

出願人 エコラボユーエスエーインコーポレイティド
発明者 アマンダルースブラットナーチャールズアレンホッジマークデニスレビットネイサンディー.ペイターセン
出願日 2015年2月11日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2016-573649
公開日 2017年3月16日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-507235
状態 特許登録済
技術分野 洗浄性組成物
主要キーワード 炊事用具 弱溶媒 黒色汚れ 分配設備 ストレートライン 動物品 溶媒含有組成物 溶解組成物
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重要な関連分野

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課題・解決手段

本発明は、再生可能生物由来資源から導かれ、d−リモネンと少なくとも同程度に良好に機能する環境にやさしいアルキルアミド溶媒を含む、硬質表面洗浄組成物を含む。一実施形態において、本発明は、アニオン性界面活性剤塩と、飽和C8〜C10アルキルアミド溶媒と、共溶媒と、水とを含む洗浄組成物である。組成物は、d−リモネンを実質的に含まず、最高20パーセントタンパク質を有する食紅の汚れを除去することができ、また、アスファルト除去組成物としても機能する。

概要

背景

非毒性で非常に良好な環境特性を有する再生可能生物学的原料から導かれる溶媒は、多くのハロゲン化溶媒又は他の有毒な溶媒の代替として非常に望まれてきている。

d−リモネンは、柑橘類果皮油の主要成分として天然に生じる生物分解可能な洗浄溶媒及び脱脂剤である。これらのユーザーフレンドリーな特徴は、d−リモネンの溶媒用途における使用を促進している。しかしながら、d−リモネンはいくつかの物理的特性欠如しており、より広範囲に使用するには適用性が限られている。

d−リモネンは水混和性でなく、したがって容易に水ですすぐことができず、非水溶性洗浄溶媒であると考えられている。d−リモネンは、適用された表面からすばやく蒸発しない、遅乾性溶媒である。

多くの他の洗浄用途において、水混和性は重要である。溶媒洗浄工程の後、溶媒で洗浄された表面を水ですすぐことができることは、有機溶媒を用いたすすぎより好ましい。更に、水性のすすぎは、多くの場合、適用した後の取扱い及び廃棄がより容易である。したがって、水すすぎ能力は、経済的及び環境的理由から、洗浄溶媒において非常に望ましい。

本発明の目的は、d−リモネン又は本明細書に列挙する限定を有する他の溶媒の代替として、環境的に望ましい溶媒成分を含み、優れた表面の洗浄をも提供する洗浄組成物を提供することである。

概要

本発明は、再生可能な生物由来資源から導かれ、d−リモネンと少なくとも同程度に良好に機能する環境にやさしいアルキルアミド溶媒を含む、硬質表面洗浄組成物を含む。一実施形態において、本発明は、アニオン性界面活性剤塩と、飽和C8〜C10アルキルアミド溶媒と、共溶媒と、水とを含む洗浄組成物である。組成物は、d−リモネンを実質的に含まず、最高20パーセントタンパク質を有する食紅の汚れを除去することができ、また、アスファルト除去組成物としても機能する。

目的

本発明の目的は、d−リモネン又は本明細書に列挙する限定を有する他の溶媒の代替として、環境的に望ましい溶媒成分を含み、優れた表面の洗浄をも提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

(a)C8及び/又はC10ジメチルアルキルアミド溶媒と;(b)アニオン性界面活性剤と;(c)共溶媒と;(d)水とを含む、洗浄組成物であって、前記組成物はd−リモネンを本質的に含まない、洗浄組成物。

請求項2

請求項3

前記共溶媒がグリコールエーテルである、請求項1に記載の組成物。

請求項4

前記C8及び/又はC10ジメチルアルキルアミド飽和している、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項5

前記アニオン性界面活性剤が塩である、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項6

前記塩がアミド塩である、請求項5に記載のアニオン性界面活性剤塩

請求項7

前記C8及び/又はC10ジメチルアルキルアミド溶媒が、前記洗浄組成物の約0.5質量%〜約30質量%を構成する、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項8

前記アニオン性界面活性剤が、前記洗浄組成物の約5質量%〜約40質量%を構成する、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項9

前記洗浄組成物の約0.01質量%〜約15質量%を構成するキレート剤を更に含む、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項10

前記洗浄組成物が、炊事用具予浸組成物、硬質表面洗剤、又はアスファルト溶解組成物である、請求項1に記載の洗浄組成物。

請求項11

(a)飽和ジメチルアミド溶媒と;(b)アニオン性界面活性剤アミド塩と;(c)共溶媒と;(d)水とを含む、アスファルト溶解/硬質表面洗浄/炊事用具予浸組成物であって、前記組成物に含まれるd−リモネンは0.05質量%未満である、組成物。

請求項12

前記アルキルアミド溶媒が、飽和C8及び/又はC10ジメチルアルキルアミドである、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項13

前記組成物に含まれるd−リモネンが0.01質量%未満である、請求項11に記載の組成物。

請求項14

前記ジメチルアミド溶媒が、前記洗浄組成物の約1.0質量%〜約25質量%を構成する、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項15

前記アニオン性界面活性剤が、前記洗浄組成物の約10質量%〜約35質量%を構成する、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項16

前記洗浄組成物の約0.01質量%〜約15質量%を構成するキレート剤を更に含む、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項17

前記共溶媒がグリコールエーテルである、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項18

前記洗浄組成物のpHが約6.5〜約10である、請求項11に記載の洗浄組成物。

請求項19

表面からアスファルト、食紅又は黒色油性汚れを除去する方法であって、前記方法は:洗剤を希釈水希釈して使用溶液を形成することであって、前記洗剤は、C8及び/又はC10ジメチルアルキルアミド溶媒と、アニオン性界面活性剤塩と、共溶媒と、水とを含み、前記組成物はd−リモネンを本質的に含まない、ことと;前記表面を前記使用溶液と接触させることとを含む、方法。

請求項20

前記汚れ最高約20質量%のタンパク質を含む、請求項19に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、洗浄組成物及びそれに使用される溶媒の分野に関する。具体的には、本発明は、洗浄のための環境にやさしいアルキルアミドの溶媒成分、例えば、限定されないが、食品及び油性汚れ硬質表面洗浄組成物炊事用具漬組成物、及びアスファルトの溶解に関する。

背景技術

0002

非毒性で非常に良好な環境特性を有する再生可能生物学的原料から導かれる溶媒は、多くのハロゲン化溶媒又は他の有毒な溶媒の代替として非常に望まれてきている。

0003

d−リモネンは、柑橘類果皮油の主要成分として天然に生じる生物分解可能な洗浄溶媒及び脱脂剤である。これらのユーザーフレンドリーな特徴は、d−リモネンの溶媒用途における使用を促進している。しかしながら、d−リモネンはいくつかの物理的特性欠如しており、より広範囲に使用するには適用性が限られている。

0004

d−リモネンは水混和性でなく、したがって容易に水ですすぐことができず、非水溶性洗浄溶媒であると考えられている。d−リモネンは、適用された表面からすばやく蒸発しない、遅乾性溶媒である。

0005

多くの他の洗浄用途において、水混和性は重要である。溶媒洗浄工程の後、溶媒で洗浄された表面を水ですすぐことができることは、有機溶媒を用いたすすぎより好ましい。更に、水性のすすぎは、多くの場合、適用した後の取扱い及び廃棄がより容易である。したがって、水すすぎ能力は、経済的及び環境的理由から、洗浄溶媒において非常に望ましい。

0006

本発明の目的は、d−リモネン又は本明細書に列挙する限定を有する他の溶媒の代替として、環境的に望ましい溶媒成分を含み、優れた表面の洗浄をも提供する洗浄組成物を提供することである。

0007

本発明は、d−リモネンと少なくとも同程度に良好に機能する、再生可能な生物由来資源から導かれる、環境にやさしいアルキルアミド溶媒を含む洗浄組成物を含む。一実施形態において、本発明は、界面活性剤と、アルキルアミド溶媒と、任意のキレート剤と、水とを含む洗浄組成物である。組成物は、d−リモネンを実質的に含まなくてもよい。

0008

一つの側面において、本技術は、約0.5質量%〜約30質量%の溶媒と;約5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と;0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを有し、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせである、洗浄組成物を提供する。いくつかの側面において、洗浄組成物は、他の機能性添加剤、例えばキレート剤、水調整剤、共溶媒等を含むことができる。

0009

他の側面において、本技術は、約0.5質量%〜約30質量%の溶媒と;約5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と;0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを含む硬質表面洗浄組成物であって、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせであり、硬質表面洗剤は、d−リモネン溶媒を有する硬質表面洗剤に比べて少なくとも同等の洗浄性能を提供する、硬質表面洗浄組成物を提供する。いくつかの側面において、硬質表面洗剤は、水で少なくとも1:10に希釈される。他の側面において、硬質表面洗剤は、水で少なくとも1:50、代替的に1:100、代替的に1:500、代替的に1:1000に希釈される。

0010

他の側面において、本技術は、0.5質量%〜約30質量%の溶媒と;約5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と;0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを含み、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせである、予浸食器洗浄用組成物を提供する。予浸組成物は、溶媒としてアルキルアミドの代わりにd−リモネンを用いた同様の予浸食器洗浄に比べて、少なくとも同等の洗浄性能を提供する。

0011

さらに他の側面において、本技術は、5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と、0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを含む組成物の少なくとも1:10の希釈物を含む即使用可能な洗浄組成物であって、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせである、即使用可能な洗浄組成物を提供する。即使用可能な洗浄組成物は、溶媒としてd−リモネンを含む同様の即使用可能な組成物に比べて、少なくとも同等の泡性能を提供する。

0012

他の実施形態において、本発明は、表面から汚れを除去する方法である。方法は、洗剤を希釈水で希釈して使用溶液を形成し、表面を使用溶液に接触させることを含む。一実施形態において、洗剤は、0.5質量%〜約30質量%の溶媒と;約5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と;0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを含み、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせである。組成物は、一つ又は複数の機能性成分、例えばpH調整剤、キレート剤、及び/又は水調製剤を任意に含んでもよい。使用溶液は、最高20%のタンパク質を含む汚れを除去することができる。

0013

さらに他の側面において、本技術は、石油の一次及び二次回収方法における、石油又はアスファルトを溶解するための水性組成物を提供する。石油回収は、石油を含む形成物穿孔することによって典型的に達成され、本発明の溶媒含有組成物を用いて、ドリル蓄積した石油堆積物を溶解することによって石油回収を強化してもよい。それらを用いて、二次回収方法、例えば粘性石油/アスファルトを含むものの回収を強化してもよい。そのような場合、例えば水攻法水蒸気圧入、ガス攻法、及びこれらの組み合わせにおいて、組成物を用いて、抽出のために堆積物中の石油を溶解することによって石油回収を強化してもよい。方法は、本発明の水性組成物を注入して、地下形成物内残留する石油を一つ又は複数の回収ウェルへと溶解して移動させることを含む。

0014

一つの側面において、本明細書に開示される実施形態は、強化されたオイル回収の方法に関する。方法は、本発明のアミド溶媒含有組成物を提供して、オイル回収溶液を提供することと;オイル回収溶液を、強化されたオイル回収を提供する圧力で土壌形成物に導入することとを含む。他の側面において、本明細書に開示される実施形態は、本発明のアミド溶媒含有組成物を提供してオイル回収溶液を提供することと;土壌形成物の穿孔を行っている場所にオイル回収溶液を導入して、ドリルに留まる堆積物を除去することとを含む、強化されたオイル回収方法に関する。

0015

複数の実施形態を開示したが、本発明の更に他の実施形態は、本発明の実施形態を説示する以下の詳細な説明から、当業者にとって明らかとなる。したがって、図面及び詳細な説明は、実際は説明的なものであって、限定的でないものとみなす

図面の簡単な説明

0016

図1は、d−リモネンを含む対照組成物と比較して、本発明の組成物を用いた食紅汚れ除去の結果を示すグラフである。

0017

図2は、d−リモネンを含む対照組成物と比較して、本発明の組成物を用いた黒色油性汚れ除去の結果を示すグラフである。

0018

操作の例を除き、別途示さない限り、本明細書において用いる成分量又は反応条件を表す全ての数値は、全ての例において用語「約」によって修飾されているものとして理解される。

0019

本明細書で用いるように、質量パーセント、質量%、重量パーセント、質量%、及びこれらと同種のものは、材料の質量を組成物の総質量で除して100掛けた、その材料の濃度を指す同義語である。質量パーセントは、特に明記しない限り18%活物質報告する。

0020

本明細書で用いる、本発明の組成物中の、又は本発明の方法で使用される成分の量を修飾する用語「約」は、例えば、実際に濃縮物又は使用溶液を作るために使用する、典型的な測定及び液体処理手順を通して;これらの手順における不注意エラーを通して;組成物を作る、又は方法を実施するために使用する原料の製造、出所、又は純度の違いなどを通して生じることがある数量の変化を意味している。用語「約」は、特定の当初の混合物から生ずる組成物について、異なる平衡条件に起因して異なる量もまた包含する。用語「約」によって修飾されるか否かを問わず、請求項は量に均等物を含む。

0021

用語「アルキル」は、特定の炭素原子数を有する、直鎖又は分岐鎖一価炭化水素基を意味する。アルキル基は、非置換であってもよく、又は組成物の特定の機能を妨げない置換基によって置換されていてもよく、同じ又は異なる基によって1つ又は2つ置換されていてもよい。置換基としては、例えば、アルコキシヒドロキシメルカプトアミノアルキル置換アミノ、ニトロ、カルボキシカルボニルカルボニルオキシシアノ、メチルスルホニルアミノ、又はハロゲンが挙げられる。「アルキル」の例としては、限定されないが、メチルエチル、n−プロピルイソプロピルn−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、3−メチルペンチル等が挙げられる。

0022

用語「界面活性剤(surfactant)」又は「界面活性剤(surface active agent)」は、液体に加えると、表面におけるその液体の特性を変化させる有機化学品を意味する。

0023

「洗浄」とは、汚れ除去、漂白微生物個体群の減少、すすぎ、又はこれらの組み合わせを行う又は補助することを意味する。

0024

本明細書で用いる用語「実質的に含まない」は、完全にその成分を欠くか、又は含まれるその成分が組成物の効果に影響を及ぼさないような少量である組成物を意味する。成分は不純物又は混入物として存在してもよく、0.5質量%未満である。他の実施形態において構成成分の量は0.1質量%未満、更に他の実施形態において構成成分の量は0.01質量%未満である。

0025

本明細書で用いる用語「物品」は、食事用品、及び調理用品などの品目を含む。本明細書で用いる用語「物品洗浄」は、物品を洗うこと、洗浄すること、又はすすぐことを意味する。

0026

本明細書で用いる用語「硬質表面」は、シャワーシンクトイレ浴槽調理台、窓、鏡、輸送車両、床等を含む。これらの表面は、「硬質表面」に代表されるもの(例えば壁、床、差込み便器)であることができる。

0027

本明細書、及び添付の特許請求の範囲において用いる、単数形(原文中)「a」、「an」、及び「the」は、別途文脈上明確に述べない限り、複数形の引用を含む点に留意されたい。したがって、例えば、「化合物(a compound)」を含む組成物、との記載は、2以上の化合物の混合物を含む。別途文脈上明確に述べない限り、用語「又は」は、「及び/又は」を含む意味で一般に使用することにも留意されたい。

0028

用語「活物質」、又は「パーセント活物質」、又は「重量パーセント活物質」、又は「活物質濃度」は本明細書において相互に使用し、洗浄に関係するそれらの成分の濃度を指しており、不活性原料、例えば水又は塩を除いたパーセンテージとして表す。

0029

用語「実質的に同様の洗浄性能」とは、アルキルフェノールエトキシレートを含有する洗浄ではなく、代替の洗浄製品又は代替の洗浄システムを使用して、典型的な基材上の典型的な汚れ状態を解決するときに、一般に同程度の(又は少なくとも著しく劣る程度ではない)清浄度の、若しくは一般に同じ労力がかかる(又は少なくとも著しく労力がかからない)、又はその両方である、代替の洗浄製品又は代替の洗浄システムによる成果を一般に意味する。上記のパラグラフで述べたように、この清浄度は、特定の洗浄する製品及び特定の基材によって、目に見える汚れが全体的に無いこと、又はいくらか劣る清浄度に対応してもよい。

0030

アルキルアミド溶媒含有組成物
本発明は、多くのあらゆる実施形態における表面から有機物汚れを洗浄及び除去するための、洗浄組成物及び洗浄組成物の使用方法、例えば、炊事用具の予浸、硬質表面洗剤、又は石油回収に関する。

0031

具体的には、洗浄組成物は、様々な表面からタンパク質、ラード、及びオイルを含む食品汚れを除去するのに効果的である。例えば、洗浄組成物は、最高約20%のタンパク質を含む汚れを除去するのに効果的である。洗浄組成物は、粘土及びモーターオイルなどを含む油性汚れを除去すること、及びアスファルトを溶解することにも効果的である。

0032

洗浄組成物は、再生可能な生物由来資源から導かれる、環境にやさしいアルキルアミド溶媒を含む。一実施形態において、本発明は、界面活性剤と、アルキルアミド溶媒と、水とを含む洗浄組成物である。組成物は、d−リモネンを実質的に含まなくてもよい。

0033

一つの側面において、本技術は、約0.5質量%〜約30質量%の溶媒と;約5.0質量%〜約40質量%の一つ又は複数の界面活性剤と;0.1質量%〜約90質量%のキャリアとを有し、溶媒は、アルキルアミド溶媒、その誘導体、及び/又はこれらの組み合わせである、洗浄組成物を提供する。いくつかの側面において、洗浄組成物は、他の機能性添加剤、例えばキレート剤、水調整剤等を含むことができる。

0034

したがって、洗浄組成物は、環境に優しい、容易に生物分解可能で再生可能な、従来の洗剤溶媒の代替物を提供する。組成物は、限定されないが、手動及び自動物品洗浄、車両洗浄、食品及び飲料、車両ケア、迅速なサービス飲食店、石油回収、及び布地ケアを含む、様々な産業に使用することができる。具体的には、洗浄組成物は、例えば、バスルームの表面、食器洗浄設備、食品及び飲料設備、車両及びテーブルの上面を含む硬質表面洗浄用途に使用することができる。洗浄組成物は、炊事用具の予浸の実施形態に使用することもできる。

0035

本発明の組成物
アルキルアミド溶媒
本発明に有用なアルキルアミドとしては、下式
R1CO−NR2R3
を有するものが挙げられ、
R1は、R4−C9H6−、又はR5O2C−C6H3o−であり;R4は、水素又はC1〜C7アルキルであり;R5は、置換又は非置換の、アルキル、アリールアルケニルオキシアルキレンポリオキシアルキレングリセリルエステル、又は一価若しくは二価陽イオンであり;R2及びR3は、それぞれ独立して、H、C1〜C6アルキル、又は−CH2CH2OR6であり、R6は、H又はC C6アルキルである。好ましくは、R基飽和している。

0036

特に好ましくは、C8〜C10ジメチルアミドである。本発明に有用なアルキルアミドの例の一つとしては、Stepan社、ノースフィールドイリノイ州から商業的に入手可能な、Steposolアミド製品群が挙げられ、例えば、Steposol(登録商標)M8−10(N,N−ジメチルオクタンアミド)(N,N−ジメチルカプリルアミド)、及びN,N−ジメチル−デカンアミド(N,N−ジメチルカプラミド))、及びSteposol(登録商標)M10(N,N−ジメチル−デカンアミド(N,N−ジメチルカプラミド))が挙げられる。

0037

組成物は、約0.5質量%〜約30質量%、好ましくは約1.0質量%〜約25質量%、最も好ましくは約5.0質量%〜約20質量%のアルキルアミド溶媒を含む。一般に、アルキルアミド溶媒は、d−リモネン溶媒を質量%に基づいて1:1で置換してもよい。

0038

界面活性剤
洗浄組成物は、洗浄量アニオン性界面活性剤又はアニオン性界面活性剤の混合物を含む。アニオン性界面活性剤は、それらの濡れ性及び洗浄特性のため、洗浄組成物において望ましい。本発明に用いることができるアニオン性界面活性剤としては、洗浄産業において入手可能なあらゆるアニオン性界面活性剤が挙げられる。アニオン性界面活性剤の適切な群は、スルホネート、及びサルフェートが挙げられる。アニオン性界面活性剤の成分に提供することができる適切な界面活性剤としては、アルキルアリールスルホネート第二級アルカンスルホネート、アルキルメチルエステルスルホネートアルファオレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルフェートアルキルサルフェート、及びアルコールサルフェートが挙げられる。

0039

洗浄組成物に使用することができる適切なアルキルアリールスルホネートは、6〜24個の炭素原子を含むアルキル基を有することができ、アリール基は、ベンゼントルエン、及びキシレンの少なくとも一つであることができる。適切なアルキルアリールスルホネートとしては、直鎖アルキルベンゼンスルホネートが挙げられる。適切な直鎖アルキルベンゼンスルホネートとしては、中和されてスルホネートを形成する酸として提供することができる直鎖ドデシルベンジルスルホネートが挙げられる。更なる適切なアルキルアリールスルホネートとしては、キシレンスルホネート、及びクメンスルホネートが挙げられる。

0040

洗浄組成物に用いることができる適切なアルカンスルホネートは、6〜24個の炭素原子を有するアルカン基を有することができる。用いることができる適切なアルカンスルホネートとしては、第二級アルカンスルホネートが挙げられる。適切な第二級アルカンスルホネートとしては、Clariant社からHostapurSASとして商業的に入手可能な、C14〜C17の第二級アルキルスルホン酸ナトリウムが挙げられる。

0041

洗浄組成物に用いることができる適切なアルキルメチルエステルスルホネートは、6〜24個の炭素原子を含むアルキル基を有するものが挙げられる。洗浄組成物に用いることができる適切なアルファオレフィンスルホネートとしては、6〜24個の炭素原子を含むアルファオレフィン基を有するものが挙げられる。

0042

洗浄組成物に用いることができる適切なアルキルエーテルスルフェートとしては、約1〜約10個の反復するアルコキシ基、約1〜約5個の反復するアルコキシ基を有するものが挙げられる。一般に、アルコキシ基は、約2〜約4個の炭素原子を含む。適切なアルコキシ基は、エトキシ基である。
適切なアルキルエーテルスルフェートは、ラウリルエーテルエトキシレート硫酸ナトリウムであり、名称Steol CS−460の下で入手可能である。

0043

洗浄組成物に用いることができる適切なアルキルサルフェートとしては、6〜24個の炭素原子を含むアルキル基を有するものが挙げられる。適切なアルキルサルフェートとしては、限定されないが、ラウリル硫酸ナトリウム、及びラウリル/ミリスチル硫酸ナトリウムが挙げられる。

0044

洗浄組成物に用いることができる適切なアルコールサルフェートとしては、約6〜約24個の炭素原子を含むアルコール基を有するものが挙げられる。

0045

アニオン性界面活性剤は、アルカリ金属塩アミン、又はこれらの混合物によって中和することができる。適切なアルカリ金属塩としては、ナトリウム、カリウム、及びマグネシウムが挙げられる。適切なアミンとしては、モノエタノールアミントリエタノールアミン、及びモノイソプロパノールアミンが挙げられる。塩の混合物を用いる場合、アルカリ金属塩の適切な混合物は、ナトリウム及びマグネシウムであることができ、ナトリウム対マグネシウムのモル比は、約3:1〜約1:1であることができる。

0046

好ましい実施形態において、アニオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤のアミン塩の形態である。

0047

洗浄組成物は、濃縮物として提供される場合、水で希釈した後に所望の濡れ性及び洗浄特性を有する使用組成物を提供するのに十分な量のアニオン性界面活性剤成分を含むことができる。組成物は、約5質量%〜約40質量%、約10質量%〜約35質量%、及び約15質量%〜約30質量%、及び同様の中間濃度のアニオン性界面活性剤を含むことができる。

0048

中和剤
アニオン性界面活性剤は、アルカリ金属塩、アミン、又はこれらの混合物によって中和することができる。適切なアルカリ金属塩としては、ナトリウム、カリウム、及びマグネシウムが挙げられる。適切なアミンとしては、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、及びモノイソプロパノールアミンが挙げられる。塩の混合物を用いる場合、アルカリ金属塩の適切な混合物は、ナトリウム及びマグネシウムであることができ、ナトリウム対マグネシウムのモル比は、約3:1〜約1:1であることができる。存在する場合、中和剤は、アニオン性界面活性剤を中和するのに十分なあらゆる量で存在する。
典型的な量の例は、約0質量%〜約35質量%、約0質量%〜約30質量%、及び0質量%、約25質量%であることができる。

0049

極性キャリア
洗浄組成物は、キャリア、例えば水もまた含む。水は、脱イオン水として、又は軟化水として提供してもよいことを理解すべきである。濃縮物の一部として提供される水は、比較的硬度を含まないことができる。水を脱イオン化して、溶解した固体の一部を除去することができると考えられる。濃縮物を処方するには脱イオン水が好ましいが、しかしながら、濃縮物は脱イオン化していない水を用いて処方することができる。すなわち、濃縮物は、溶解した固体を含む水を用いて処方することができ、また、硬水として特徴づけることができる水を用いて処方することができる。本発明の液体洗浄組成物中の水の量は、好ましくは組成物全体の約0質量%〜約99質量%であり、代替的に組成物全体の約.1質量%〜約90質量%、代替的に約1質量%〜約85質量%、代替的に約5質量%〜約80質量%である。代替として、主要なキャリア、例えば水の量は、組成物の合計の割合を100%にする割合であることができる。

0050

水調製剤/キレート剤
水調製剤/キレート剤は任意であるが好ましく、金属化合物を除去すること、及び給水中硬度成分の悪影響を低減することを補助する。例示的な水調製剤としては、キレート剤、封鎖剤、及び阻害剤が挙げられる。多価の金属カチオン若しくは化合物、例えばカルシウム、マグネシウム、鉄、マンガンモリブデン等のカチオン若しくは化合物、又はこれらの混合物は、給水中、及び複雑な汚れの中に存在する可能性がある。そのような化合物又はカチオンは、洗浄用途の間、洗浄又はすすぎ組成物の効果を妨げる可能性がある。水調製剤は、そのような化合物又はカチオンを、汚れた表面から効果的に錯にして除去することができ、本発明における非イオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤を含む活性成分との不適当相互作用を低減又は排除することができる。有機及び無機の水調製剤は両者とも一般的であり、使用することができる。無機の水調製剤は、トリポリリン酸ナトリウム、及びその他のより高級な直鎖及び環状ポリホスフェート種のような化合物を含む。有機水調製剤としては、ポリマー水調製剤及び小分子水調製剤の両者が挙げられる。
有機小分子水調製剤は、典型的には、有機カルボキシレート化合物、又は有機ホスフェート水調製剤である。ポリマー阻害剤は、一般に、ポリアニオン組成物、例えばポリアクリル酸化合物を含む。小分子有機水調製剤としては、限定されないが、グルコン酸ナトリウムグルコヘプト酸ナトリウム、N−ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸HEDTA)、エチレンジアミン四酢酸EDTA)、ニトリロ三酢酸NTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレンジアミンテトラプロピオン酸トリエチレンテトラミン酢酸(TTHA)、並びにそれぞれのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩(EDTA)、ニトリロ三酢酸三ナトリウム塩(NTA)、エタノールジグリシン二ナトリウム塩(EDG)、ジエタノールグリシンナトリウム塩(DEG)、及び1,3−プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、ジカルボキシメチルグルタミン酸四ナトリウム塩(GLDA)、メチルグリシン−N−N−二酢酸三ナトリウム塩(MGDA)、及びイミノジコハク酸ナトリウム塩(IDS)が挙げられる。これらは全て公知であり商業的に入手可能である。

0051

組成物は、約0.01質量%〜約15質量%、好ましくは約0.05質量%〜約10質量%、最も好ましくは約0.1質量%〜約5質量%の水調製剤/キレート剤を含む。

0052

更なる界面活性剤
洗浄組成物は、更なる界面活性剤、例えば非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はカチオン性界面活性剤を含むことができる。洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤を含んで、グリース除去特性を強化することができる。更なる界面活性剤成分としては非イオン性界面活性剤成分を挙げることができるが、しかしながら、非イオン性共界面活性剤成分は、洗剤組成物から除外することができることを理解すべきである。

0053

組成物に用いることができる非イオン性界面活性剤としては、ポリアルキレンオキシド界面活性剤(ポリオキシアルキレン界面活性剤、又はポリアルキレングリコール界面活性剤とも呼ばれる)が挙げられる。適切なポリアルキレンオキシド界面活性剤としては、ポリオキシプロピレン界面活性剤、及びポリオキシエチレングリコール界面活性剤が挙げられる。この種の適切な界面活性剤は、合成有機ポリオキシプロピレン(PO)−ポリオキシエチレン(EO)ブロックコポリマーである。これらの界面活性剤としては、一つのEOブロックと一つのPOブロックを含むジブロックポリマー中央ブロックポリオキシプロピレン単位(PO)と、ポリオキシプロピレン単位にグラフトされたポリオキシエチレンの複数のブロックとを有するもの、又は中央のEOのブロックに取り付けられた複数のPOブロックを有するものが挙げられる。更に、この界面活性剤は、分子内に、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンのいずれかの更なるブロックを有することができる。有用な界面活性剤の適切な平均分子量の範囲は、約1,000〜約40,000であることができ、エチレンオキシドの質量パーセント含有量は、約10〜80質量%であることができる。

0054

更なる非イオン性界面活性剤としては、アルコールアルコキシレートが挙げられる。適切なアルコールアルコキシレートとしては、直鎖アルコールエトキシレート、例えば、11個の炭素原子を有するアルキル基及び5モルのエチレンオキシドを含む界面活性剤である、Tomadol(商標)1−5が挙げられる。更なるアルコールアルコキシレートとしては、アルキルフェノールエトキシレート、分岐鎖アルコールエトキシレート、第二級アルコールエトキシレート(例えば、Dow Chemical社からのTergitol 15−S−7)、ヒマシ油エトキシレートアルキルアミンエトキシレートタローアミンエトキシレート、脂肪酸エトキシレートソルビタンオレートエトキシレート、末端キャップされたエトキシレート、又はこれらの混合物が挙げられる。更なる非イオン性界面活性剤としては、アミド、例えば脂肪アルカノールアミドアルキルジエタノールアミドココナッツジエタノールアミド、ラウラミドジエタノールアミド、ココアミドジエタノールアミド、ポリエチレングリコールココアミド(例えば、PEG−6ココアミド)、オレイン酸ジエタノールアミド、又はこれらの混合物が挙げられる。更なる適切な非イオン性界面活性剤としては、ポリアルコキシル化脂肪塩基、ポリアルコキシル化アミド、グリコールエステルグリセロールエステルアミンオキシドリン酸エステル、アルコールホスフェート、脂肪トリグリセリド、脂肪トリグリセリドエステルアルキルエーテルホスフェートアルキルエステル、アルキルフェノールエトキシレートリン酸エステル、アルキル多糖類、ブロックコポリマー、アルキルポリグルコシド、又はこれらの混合物が挙げられる。

0055

洗剤組成物濃縮物が非イオン性界面活性剤を含む場合、これらは少なくとも約0.1質量%の量で含まれることができ、最高約15質量%の量で含まれることができる。濃縮物は、非イオン性界面活性剤を約0.1〜1.0質量%、約0.5質量%〜約12質量%、又は約2質量%〜約10質量%含むことができる。

0056

両性界面活性剤を用いて、所望の洗浄特性を提供することもできる。用いることができる適切な両性界面活性剤としては、限定されないが、ベタインイミダゾリン、及びプロピオネートが挙げられる。適切な両性界面活性剤としては、限定されないが、スルテインアンホプロピオネート、アンホジプロピオネート、アミノプロピオネート、アミノジプロピオネート、アンホアセテート、アンホジアセテート、及びアンホヒドロキシプロピルスルホネートが挙げられる。

0057

洗剤組成物が両性界面活性剤を含む場合、両性界面活性剤は、約0.1質量%〜約15質量%の量で含まれることができる。濃縮物は、両性界面活性剤を約0.1質量%〜約1.0質量%、0.5質量%〜約12質量%、又は約2質量%〜約10質量%含むことができる。

0058

洗浄組成物は、洗浄量のカチオン性界面活性剤又はカチオン性界面活性剤の混合物を含むカチオン性界面活性剤成分を含むことができる。カチオン性界面活性剤を用いて、浄化特性を提供することができる。

0059

洗浄組成物中に用いることができるカチオン性界面活性剤としては、限定されないが:アミン、例えばC18アルキル又はアルケニル鎖を有する第一級、第二級、及び第三級モノアミンエトキシルアルキルアミン、エチレンジアミンのアルコキシレートイミダゾール、例えば1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン、2−アルキル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン等;並びに第四級アンモニウム塩、例えばアルキル第四級塩化アンモニウム界面活性剤、例えばn−アルキル(C12〜C18)ジメチルベンジルアンモニウムクロリド、n−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド一水和物、及びナフチレン置換第四級塩化アンモニウム、例えばジメチル−1−ナフチルメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。洗剤組成物がカチオン性界面活性剤を含む場合、カチオン性界面活性剤は、約0.1質量%〜約15質量%の量で含まれることができる。濃縮物は、カチオン性界面活性剤を約0.1質量%〜約1.0質量%、0.5質量%〜約12質量%、又は約2質量%〜約10質量%含むことができる。

0060

更なる溶媒
組成物は、アルキルアミド溶媒に加えて、共溶媒又は更なる溶媒を含んで、汚れ除去特性を更に強化してもよい。そのような更なる溶媒を用いて、最終組成物の粘度を調整してもよい。組成物の意図する最終用途によって、洗浄組成物が更なる溶媒又は共溶媒を含むか否かを決定してもよい。溶媒を含むことで本発明の組成物の汚れ除去、取り扱い性、又は使いやすさを向上してもよく、又は含まなくてもよい。疎水性の汚れを除去するのに有用な適切な溶媒としては、限定されないが、酸素化溶媒、例えば低級アルカノール、低級アルキルエーテルグリコール、アリールグリコールエーテル、及び低級アルキルグリコールエーテルが挙げられる。他の溶媒の例としては、限定されないが、メタノール、エタノール、プロパノールイソプロパノール、及びブタノールイソブタノールエチレングリコールジエチレングリコールトリエチレングリコールプロピレングリコールジプロピレングリコール、混合エチレンプロピレングリコールエーテルエチレングリコールフェニルエーテル、及びプロピレングリコールフェニルエーテルが挙げられる。実質的に水溶性グリコールエーテル溶媒としては、限定されないが、プロピレングリコールメチルエーテルプロピレングリコールプロピルエーテルジプロピレングリコールメチルエーテルトリプロピレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテルエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル等が挙げられる。好ましい実施形態において、組成物は、実質的にd−リモネンを含まない。更なる溶媒が存在する場合、組成物は、約0質量%〜約40質量%、好ましくは約0質量%〜約35質量%、及びより好ましくは約0質量%、約30質量%、及び同様の中間濃度の溶媒を含むことができる。好ましい実施形態において、組成物はグリコールエーテルの共溶媒を含む。

0061

一実施形態において、本発明の洗浄組成物は、d−リモネン又はあらゆる再生不可能な溶媒を実質的に含まず、洗剤組成物をより環境的に許容にしている。d−リモネン非含有(d-limonene-free)とは、d−リモネンが加えられていない組成物、混合物、又は成分を意味する。d−リモネンが混入によって存在する場合、得られる組成物のd−リモネンの濃度は、約0.5質量%より少なく、約0.1質量%より少なく、多くの場合約0.01質量%より少ない。

0062

更なる機能性材料
洗浄組成物は、更なる成分又は剤、例えば更なる機能性材料を含むことができる。機能性材料は、洗浄組成物に所望の特性及び機能性を提供する。本出願において、用語「機能性材料」は、使用溶液又は濃縮溶液、例えば水溶液中に分散又は溶解した際に、特定の使用において有益な特性を提供する材料を含む。アルキルアミド溶媒を含む洗浄準備は、例えば、引用により本明細書中取り入れられる、米国特許第7,341,983号明細書に記載されているように、他の汚れ消化成分共界面活性剤消毒剤殺菌剤酸味料錯化剤腐食防止剤発泡防止剤染料増粘剤又はゲル化剤、及び香料を任意に含んでもよい。機能性材料のいくつかの特定の例を以下更に詳細に記載するが、しかしながら、当業者等であれば、記載される特定の材料は単に例として与えられ、広いさまざまな他の機能性材料を使用してもよいことが理解されよう。例えば、以下に記載する機能性材料の多くは洗浄及び/又は脱染用途に使用する材料に関するが、他の実施形態は、他の用途に使用するための機能性材料を含んでもよいことを理解すべきである。

0063

増粘剤
洗浄組成物の粘度は増粘剤の量とともに増加し、粘性組成物は、洗浄組成物が表面にくっつく用途に有用である。適切な増粘剤としては、処理される表面上に混入残留物を残さないものが挙げられる。一般に、本発明に使用してもよい増粘剤としては、天然ゴム、例えば植物粘液からのキサンタンゴムグアーゴム変性グアー、又は他のゴム;多糖類ベースの増粘剤、例えばアルギナート澱粉、及びセルロースポリマー(例えば、カルボキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロース等);ポリアクリレート増粘剤;並びに親水コロイド増粘剤、例えばペクチンが挙げられる。一般に、本組成物又は方法に使用される増粘剤の濃度は、最終組成物における所望の粘度によって決まる。しかしながら、一般的な指針として、本組成物中の増粘剤の粘度は、約0.1質量%〜約3質量%、約0.1質量%〜約2質量%、又は約0.1質量%〜約0.5質量%である。

0064

漂白剤
洗浄組成物は、基材を明るく又は白くするための漂白剤を含んでもよい。適切な漂白剤の例としては、洗浄工程の間に典型的に遭遇する条件下で活性ハロゲン種、例えばCl2、Br2、OCl−、及び/又は−OBr−を放出することができる漂白化合物が挙げられる。本洗浄組成物に使用するための適切な漂白剤としては、例えば、塩素含有化合物、例えば塩素次亜塩素酸塩、及びクロラミンが挙げられる。ハロゲン放出化合物の例としては、アルカリ金属ジクロロイソシアヌレート塩素化リン酸三ナトリウム、アルカリ金属次亜塩素酸塩モノクロラミン、及びジクロラミン等が挙げられる。封入された塩素源を用いて、組成物中の塩素源の安定性を強化してもよい(例えば、米国特許第4,618,914号明細書、及び米国特許第4,830,773号明細書を参照されたく、これらの開示はあらゆる目的のために本願明細書中に引用により取り込まれる)。漂白剤は、過酸素源又は活性酸素源であってもよく、例えば、テトラアセチルエチレンジアミンなどの活性化剤を含む及び含まない、過酸化水素、パーボレート炭酸ナトリウム過酸化水素化物リン酸過酸化水素化物(phosphate peroxyhydrates)、モノ過硫酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム一水和物及び四水和物等が挙げられる。組成物は、有効量の漂白剤を含むことができる。濃縮物が漂白剤を含む場合、約0.1質量%〜約60重量%、約1質量%〜約20質量%、約3質量%〜約8質量%、及び約3質量%〜約6質量%の量で含むことができる。

0065

洗浄剤フィラー
洗浄組成物は、それ自体は洗浄剤として機能しないが洗浄剤と協働して組成物の全体の洗浄能力を強化する有効量の洗浄剤フィラーを含むことができる。本洗浄組成物における使用に適する洗浄剤フィラーの例としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、澱粉、糖、C1〜C10アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール等が挙げられる。濃縮物が洗浄剤フィラーを含む場合、約1質量%〜約20質量%、及び約3質量%〜約15質量%の量で含むことができる。

0066

消泡剤
洗浄組成物は、消泡剤を含んで、泡の安定性を低減して起泡を低減することができる。濃縮物が消泡剤を含む場合、消泡剤は約0.01質量%〜約3質量%の量で提供することができる。

0067

組成物に使用することができる消泡剤の例としては、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー、例えば名称Pluronic N3の下で入手可能なもの、シリコーン化合物、例えばポリジメチルシロキサン中に分散したシリカ、ポリジメチルシロキサン、及び官能化ポリジメチルシロキサン、例えば名称Abil B9952の下で入手可能なもの、脂肪アミド炭化水素ワックス脂肪酸脂肪族エステル脂肪族アルコール脂肪酸石鹸、エトキシレート、鉱油ポリエチレングリコールエステルアルキルリン酸エステル、例えばリン酸モノステアリル等が挙げられる。消泡剤に関する議論は、例えば、Martinらに対する米国特許第3,048,548号明細書、Brunelleらに対する米国特許第3,334,147号明細書、及びRueらに対する米国特許第3,442,242号明細書に見られ、これらの開示はあらゆる目的のために本願明細書中に引用により取り込まれる。

0068

《抗再析剤》
洗浄組成物は、洗浄溶液中の汚れの懸濁の維持を促進し、除去された汚れが洗浄中の基材上へと再堆積することを防止するため、抗再析剤を含むことができる。適切な抗再析剤の例としては、脂肪酸アミドフルオロカーボン界面活性剤、錯リン酸エステル、スチレン無水マレイン酸コポリマー、及びセルロース誘導体、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。濃縮物が抗再析剤を含む場合、抗再析剤は、約0.5質量%〜約10質量%、及び約1質量%〜約5質量%の量で含まれることができる。

0069

安定剤
洗浄組成物中に用いることができる安定剤としては、限定されないが、第一級脂肪族アミン、ベタイン、ボレート、カルシウムイオンクエン酸ナトリウムクエン酸ギ酸ナトリウムグリセリンマロン酸有機二塩基酸ポリオール、プロピレングリコール、及びこれらの混合物が挙げられる。濃縮物は安定剤を含む必要はないが、濃縮物が安定剤を含む場合、濃縮物の所望のレベルの安定性を提供する量で含むことができる。安定剤の例示的な範囲としては、最高約20質量%、約0.5質量%〜約15質量%、及び約2質量%〜約10質量%が挙げられる。

0070

分散剤
洗浄組成物に用いることができる分散剤としては、マレイン酸オレフィンコポリマーポリアクリル酸、及びそのコポリマー、並びにこれらの混合物が挙げられる。濃縮物は分散剤を含む必要はないが、分散剤を含む場合、所望の分散剤の特性を提供する量で含むことができる。濃縮物中の分散剤の例示的な範囲は、最高約20質量%、約0.5質量%〜約15質量%、及び約2質量%〜約9質量%であることができる。

0071

ヒドロトロープ
本発明の組成物は、組成の安定性及び水性の処方を補助するヒドロトロープを任意に含んでもよい。機能的にいえば、使用することができる適切なヒドロトロープカップリング剤(hydrotrope coupler)は、濃縮物又はあらゆる使用溶液が曝される温度及び濃度範囲の全体にわたって、非毒性であり、水性溶液中に活性成分を保持する。

0072

組成物の他の成分と反応しないか、又は組成物の性能特性に悪影響を及ぼさない限りにおいて、あらゆるヒドロトロープカップリング剤を用いてもよい。使用することができるヒドロトロープカップリング剤又は可溶化剤の代表的な種類としては、アニオン性界面活性剤、例えばアルキルサルフェート、及びアルカンスルホネート、直鎖アルキルベンゼン又はナフタレンスルホネート、第二級アルカンスルホネート、アルキルエーテルスルフェート又はスルホネート、アルキルホスフェート又はホスホネートジアルキルスルホコハク酸エステル糖エステル(例えば、ソルビタンエステル)、アミンオキシド(モノ−、ジ−、又はトリ−アルキル)、及びC8〜C10アルキルグルコシドが挙げられる。本発明に用いられる好ましいカップリング剤としては、Ecolab社からNAS 8Dとして入手できるn−オクタンスルホネート、n−オクチルジメチルアミンオキシド、及び一般に入手可能な芳香族スルホネート、例えばアルキルベンゼンスルホネート(例えばキシレンスルホネート)若しくはナフタレンスルホネート、アリール若しくはアルカリルリン酸エステル、又は1〜約40個のエチレン、プロピレン、若しくはブチレンオキシド単位、若しくはその組合せを有するこれらのアルコキシル化類縁体が挙げられる。他の好ましいヒドロトロープとしては、1〜約15個のアルキレンオキシド基(好ましくは約4〜約10個のアルキレンオキシド基)を有する、C6〜C24アルコールアルコキシレート(アルコキシレートとは、エトキシレート、プロポキシレート、ブトキシラート、及びこれらのコ−又はターポリマー混合物を意味する。)(好ましくはC6〜C14アルコールアルコキシレート)の非イオン性界面活性剤;1〜約15個のアルキレンオキシド基(好ましくは約4〜約10個のアルキレンオキシド基)を有する、C6〜C24アルキルフェノールアルコキシレート(好ましくはC8〜C10アルキルフェノールアルコキシレート);1〜約15個のグリコシド基(好ましくは約4〜約10個のグリコシド基)を有する、C6〜C24アルキルポリグリコシド(好ましくはC6〜C20アルキルポリグリコシド);C6〜C24脂肪酸エステルエトキシレート、プロポキシレート、又はグリセリド;及びC4〜C12のモノ又はジアルカノールアミドが挙げられる。好ましいヒドロトロープとしては、キシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)である。

0073

任意のヒドロトロープは、組成物に約0〜約25質量パーセントで存在することができる。

0074

染料及び香料
洗浄組成物は、様々な染料、臭気物質、例えば香料、及び他の美的強化剤を含んでもよい。染料を含んで組成物の外見を変えてもよく、例えば、あらゆる種類のFD&C染料、D&C染料等である。更なる適切な染料としては、例えば、Direct Blue 86(Miles社)、Fastusol Blue(Mobay Chemical社)、Acid Orange 7(American Cyanamid社)、Basic Violet 10(Sandoz社)、Acid Yellow 23(GAF社)、Acid Yellow 17(Sigma Chemical社)、Sap Green(Keystone Analine and Chemical社)、MetanilYellow(Keystone Analine and Chemical社)、Acid Blue 9(Hillton Davis社)、Sandolan Blue / Acid Blue 182(Sandoz社)、Hisol Fast Red(Capitol Color and Chemical社)、Fluorescein(Capitol Color and Chemical社)、Acid Green 25(BASF社)、Pylakor Acid Bright Red (Pylam社)等が挙げられる。

0075

組成物中に含まれてもよい芳香剤又は香料としては、例えば、テルペノイド、例えばシトロネロールアルデヒド、例えば、アミルシンナムアルデヒドジャスミン、例えばC1S−ジャスミン、又はジャスマルバニリン等が挙げられる。

0076

補助剤
本組成物は、あらゆる補助剤を含むこともできる。具体的には、組成物は、組成物に添加することができるあらゆる他の成分の中でも、安定剤、湿潤剤、増粘剤、発泡剤、腐食防止剤、殺生物剤、過酸化水素、色素又は染料を含むことができる。そのような補助剤は、本組成物とともに予め処方することができ、又は系に同時に添加することができ、又は本組成物を添加した後であってもよい。組成物は、公知であり本組成物の活性を促進することができる、用途によって必要とされるあらゆる他の成分を含むこともできる。

0077

本組成物の実施形態
本発明の洗浄組成物は、タンパク質、ラード、及びオイルを含む汚れを除去することに効果的である。一実施形態において、洗浄組成物は、最高約20%のタンパク質を含む汚れを除去するのに効果的である。いくつかの適切な例示的な液体濃縮組成物を下表に提供する。一般に、全ての処方において、d−リモネンはアルキルアミドと活性成分レベルで1:1で置換される。

0078

0079

本発明の濃縮組成物は、固体、液体、若しくはゲル、又はこれらの組み合わせとして提供することができる。一実施形態において、洗浄組成物があらゆる付加的な水を実質的に含まないか、又は濃縮物が公称量の水を含むことがあるように、洗浄組成物は濃縮物として提供してもよい。濃縮物は、濃縮物の輸送費用を低減するために、いかなる水も含まず処方することができ、又は比較的少量の水とともに提供することができる。例えば、組成物の濃縮物は、水溶性材料に収容された又はされていない、圧縮粉末、固体、又はゆるい粉末カプセル又はペレットとして提供することができる。材料に組成物のカプセル又はペレットを提供する場合、カプセル又はペレットを水の塊の中に導入することができ、存在する場合、水溶性材料が可溶化、分解、又は分散して、組成物の濃縮物が水と接触することを可能にすることができる。本明細書において用語「カプセル」及び「ペレット」は例示目的で用いるものであり、本発明の配送型式を特定の形状に制限することを意図するものではない。

0080

液体濃縮組成物として提供する場合、濃縮物は、アスピレータ蠕動ポンプギアポンプ質量流量計等を用いた分配設備をとおして希釈することができる。この液体濃縮物の実施形態は、ボトルジャー投与用ボトル、投与用キャップを有するボトル等に供給することもできる。予め測定された量の水が充填されたスプレーボトル又は他の配送装置内に置かれる、マルチチャンバーカートリッジインサート内に、液体濃縮組成物を充填することができる。

0081

更に他の実施形態において、濃縮組成物は、容器内に置かれるまで崩壊又は他の分解に耐える固体形態で提供することができる。そのような容器は、容器内に組成物の濃縮物を置く前に水が充填されていてもよく、又は組成物の濃縮物を容器内に置いた後に水を充填してもよい。いずれにせよ、固体濃縮組成物は水と接触すると溶解、可溶化、又はそうでなくとも分解する。特定の実施例では、固体濃縮組成物は素早く溶解して、これによって濃縮組成物が使用組成物になることを可能にし、洗浄を必要とする表面へとエンドユーザが使用組成物を適用することを更に可能にする。洗浄組成物が固体として提供される場合、上記の組成物は、本技術分野において知られるあらゆる手段によって洗浄組成物を凝固させるように変更してもよい。例えば、水量を低減してもよく、又は更なる成分、例えば固化剤を洗浄組成物に添加してもよい。

0082

他の実施形態において、固体濃縮組成物は、固体ブロックに水を吹き付けて使用溶液を形成する分配設備をとおして希釈することができる。水流は、機械的、電気的、又は油圧式制御等を使用して比較的一定の速度で供給する。固体濃縮組成物は、水が固体ブロック周辺に流れ、固体濃縮物溶解物として使用溶液を生ずる分配設備をとおして希釈することもできる。固体濃縮組成物は、ペレット、錠剤、粉末、及びペーストディスペンサー等で希釈することもできる。

0083

濃縮物を希釈するために用いる水(希釈水)は、希釈する現地又は場所で入手できる可能性がある。希釈水は、場所によって様々なレベルの硬度を有することがある。様々な自治体から入手可能な給水は、様々なレベルの硬度を有する。様々な自治体の給水に見られる硬度レベルを取り扱うことができる濃縮物を提供することが望ましい。濃縮物を希釈するために用いる希釈水は、1グレイン以上の硬度を有する場合、硬水として特徴づけることができる。希釈水は、少なくとも5グレイン硬度、少なくとも10グレイン硬度、又は少なくとも20グレイン硬度を有することができると考えられる。

0084

所望のレベルの洗浄特性を有する使用溶液を提供するために、濃縮物を希釈水で希釈することが考えられる。使用溶液が堅い又はひどい汚れを除去することが必要な場合、濃縮物は、希釈水で少なくとも1:1〜最高1:8の重量比で希釈することができると考えられる。軽微な洗浄用の使用溶液が所望される場合、濃縮物は、最高約1:256の濃縮物対希釈水の重量比で希釈することができると考えられる。

0085

代替の実施形態において、洗浄組成物は、即使用可能な(RTU)組成物として提供してもよい。洗浄組成物をRTU組成物として提供する場合、希釈剤として有意な量の水が洗浄組成物に加えられる。濃縮物を液体として提供する場合、ポンピング又は吸い出すことができるように、流動可能な形態で提供することが望ましいことがある。少量の液体を正確にポンピングすることは、一般に困難であることが分かった。一般に、より多い量の液体をポンピングすることがより効果的である。したがって、輸送コストを低減するためには、できるだけ少ない水を含む濃縮物を提供することが望ましいが、しかしながら、正確に分配することができる濃縮物を提供することもまた望ましい。液体濃縮物の場合、水は、最高約90質量%、詳細には約20質量%〜約85質量%、より詳細には約30質量%〜約80質量%、及び最も詳細には約50質量%〜約80質量%の量で存在すると考えられる。

0086

RTU組成物の場合、上記に開示した洗浄組成物は、所望により、洗浄組成物の質量に基づいて最高約96質量%の水で更に希釈してもよいことに留意する必要がある。

0087

本発明の組成物は、様々な表面を洗浄するのに有用であることがある。本発明の組成物は、硬質表面、例えば限定されないが、セラミックスセラミックタイルグラウト花崗岩コンクリート、鏡、エナメル表面、金属、例えばアルミニウム真鍮ステンレス鋼等の上の汚れを洗浄するのに用いてもよい。本発明の組成物を用いて、汚れたリネン、例えばタオルシート、及び不織布ウェブを洗浄してもよい。このように、本発明の組成物は、自動であるか又は手動であるかを問わず、硬質表面洗剤、洗濯洗剤オーブン洗剤、ハンドソープ自動車洗剤、及び物品洗浄用洗剤を処方するのに有用である。

0088

本発明の範囲内における多数の変更及び変形は当業者にとって明らかであるため、単に説明を意図した以下の例において本発明をより詳細に記載する。特に明記しない限り、以下の例で報告する全ての割合、パーセンテージ、及び比率は質量に基づくものであり、例に使用した全ての試剤は以下に記載する化学品供給者から得られ、入手可能であり、又は従来技術によって合成してもよい。

0089

使用した材料
・Steposol M−8−10分散型アミド:Stepan社、ノースフィールド、イリノイ60093から商業的に入手可能な、N,N−ジメチルオクタンアミド(N,N−ジメチルカプリルアミド)、及びN,N−ジメチルデカンアミド(N,N−ジメチルカプラミド)。
・Steposol M−10 Stepan社、ノースフィールド、イリノイ60093から商業的に入手可能な、N,N−ジメチルデカンアミド(N,N−ジメチルカプラミド)。

0090

食紅汚れ除去試験
ラード、オイル、タンパク質、及び酸化鉄(III)(着色のため)からなる食紅汚れを調製した。約30グラムのラードを、約30グラムのコーンオイル、約15グラムの全卵粉末、及び約1.5グラムのFe2O3と組み合わせた。汚れの蛋白質含有量は20%であった。

0091

インチ×3インチの複数の白いビニルタイルの背面、溝のある側面を、3インチフォームブラシを使用して、約0.75グラムの食紅汚れで汚した。タイル終夜室温で乾燥させた。この保温期間は、汚れ内のトリグリセリド及びタンパク質を共に保持する結合が結晶化し、連結し始めることを可能にすると考えられる。その翌日、タイルを、約200グラムの試験組成物を含む浸漬トレイに約1分間置いた。

0092

合成スポンジを有するガードナーストレートライン装置を使用して、汚れ除去試験を行った。合成スポンジを水で予め湿らせ、過剰な水をしぼり出し、次に約50グラムの試験組成物で飽和させた。タイルの目をスポンジの移動方向に対して平行にして、タイルをガードナーストレートライン装置内に置いた。タイルを、湿った合成スポンジで、約2ポンドの圧力で、4サイクル毎にタイルを90度回転させて16サイクル、タイルを完全に360度回転させて、こすった。次にタイルを都市水ですすぎ、室温で終夜乾燥させた。汚れたタイル、洗浄したタイルのHunter Lab L*反射率を測定した。汚れたタイルのL*反射率の値は、下式:



で表され、3.38、92.1、及び24.74は定数である。洗浄したタイルのL*反射率の値は、下式:



で表される。パーセント汚れ除去は:



として算出される。

0093

d−リモネンを含む対照処方に基づいて組成物を評価した。組成物が全ての濃度で食紅汚れの許容量を除去した場合、次に組成物を評価して、それらが商業的に公知の洗剤にとって実質的に同様に機能し、適切な代替物として機能することができるかどうか決定した。低濃度及び高濃度において除去された食紅汚れの量が約10%以内であり、中間濃度において約15%以内である場合、2つの組成物は実質的に同様にふるまうものとみなした。

0094

黒色油性汚れ除去試験
約50グラムのミネラルスピリット、約5グラムの鉱油、約5グラムのモーターオイル、約2.5グラムのオイルダグ、及び約37.5グラムのバンディブラッククレイ(bandy black clay)を含む黒色油性汚れを調製した。

0095

3インチ×3インチの複数の白いビニルタイルの背面、溝のある側面を、3インチフォームブラシを使用して、約0.75グラムの黒色油性試験汚れで汚した。タイルを終夜室温で乾燥させた。その翌日、タイルを、約200グラムの洗浄組成物を含む浸漬トレイに約2分間置いた。合成スポンジを有するガードナーストレートライン装置を使用して、汚れ除去試験を行った。スポンジを水で予め湿らせ、過剰な水をしぼり出し、次に約50グラムの試験組成物で飽和させた。

0096

タイルの目をスポンジの移動方向に対して平行にして、タイルをガードナーストレートライン装置内に置いた。タイルを、湿った合成スポンジで、約2ポンドの圧力で、タイルを10サイクル毎に90度回転させて40サイクル、タイルを完全に360度回転させて、こすった。次にタイルを都市水ですすぎ、室温で終夜乾燥させた。汚れたタイル、洗浄したタイルのHunter Lab L*反射率を測定した。汚れたタイルのL*反射率の値は、下式:



9.03、92.1、及び25.98は定数である。洗浄したタイルのL*反射率の値は、下式:



で表される。パーセント汚れ除去は:



で算出される。

0097

d−リモネンを含む対照処方に基づいて組成物を評価した。

0098

例1
本発明の組成物及び比較の組成物の、上記の方法にしたがって表面から食紅汚れを除去する能力を試験するために、1ガロン当たり4、8、及び16オンスの濃度で様々な組成物を処方した。

0099

例1は、d−リモネンを含む商業的に入手可能な脱脂剤組成物対照A)と比較して、d−リモネンをSteposol M8−10(本発明の代表的組成物1)、又はSteposol M−10(本発明の代表的組成物2)で1:1で置換した同様の脱脂剤組成物を含む。

0100

0101

例は、d−リモネンをアルキルアミドで置換した組成物が、対照組成物よりも良好に洗浄したことを示す。結果を図1視覚的に示す。

0102

例2
黒色油性汚れ試験結果
例1と同様の処方を黒色汚れで試験した。結果を下表B及び図2に視覚的に示す。

0103

0104

アルキルアミド溶媒含有組成物は、ほとんどの希釈物において、黒色汚れに対してd−リモネンと少なくとも同程度に良好に機能した。

0105

例3
アスファルト溶解性試験
バイアルの底に0.25gmのアスファルトカットバック(Gardner 0121 Foundation and Roof Coating)を置いた。最低でも3日間乾燥させた。

0106

バイアル内に5gmの溶媒を入れた。撹拌した。観察した。

0107

強溶媒は全残渣を溶解した。液体は黒色になった。

0108

中強度の溶媒は、残渣の一部を溶解し、液体は暗褐色に変わった。弱溶媒は、いかなる存在するアスファルトも溶解せず、色が変わらなかった。

0109

下表Cは、様々な溶媒、及び上記の試験ごとアスファルトを溶解するそれらの能力の表である。

0110

実施例

0111

上述した例示的な実施形態に対して、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、様々な変更及び付加をすることができる。例えば、上記の実施形態は特定の構成に関するが、しかしながら、本発明の範囲は、構成の異なる組合せを有する実施形態、及び記載の構成の全てを含むわけではない実施形態もまた包含する。したがって、本発明の範囲は、全てのそのような代替、変更、及び変形を。それらの全ての均等物と共に、特許請求の範囲に含まれるものとして包含することを意図する。

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