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技術 艶消し外観を向上させるためのアクリルビーズを含むフィルム

出願人 ダウグローバルテクノロジーズエルエルシーロームアンドハースカンパニー
発明者 ラジャシン・ソロモン・トーマス・ウダヤ・シンアレクサンダー・ウィリアムソンエドワード・イー・ラフルールセクハー・サンダラムシンユ・グデブクマール・バッタチャージーヒマル・レイ
出願日 2015年2月9日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2016-548354
公開日 2017年3月2日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2017-506171
状態 特許登録済
技術分野 被包材 積層体(2)
主要キーワード 書籍カバー 幾何学的形 光路長間 相分離領域 レンズ媒体 架橋剤残基 連続ポリマー相 熱可塑性ポリマーマトリックス
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題・解決手段

a)熱可塑性ポリマーマトリックス材料を含む少なくとも1つのベース層と、b)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびに0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有する5〜80重量%のポリマー粒子を含むスキン層と、を備えるフィルムであって、該フィルムが、一軸的または二軸的に2〜8倍延伸され、延伸後に、スキン層が、ポリマー粒子の直径の50%〜200%である厚さを有する、フィルム、ならびに、本フィルムを作製する方法が開示される。

概要

背景

関連出願の相互参照
本出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる2014年2月11日出願の米国仮特許出願第61/938,529号の利益を主張するものである。

概要

a)熱可塑性ポリマーマトリックス材料を含む少なくとも1つのベース層と、b)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびに0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有する5〜80重量%のポリマー粒子を含むスキン層と、を備えるフィルムであって、該フィルムが、一軸的または二軸的に2〜8倍延伸され、延伸後に、スキン層が、ポリマー粒子の直径の50%〜200%である厚さを有する、フィルム、ならびに、本フィルムを作製する方法が開示される。なし

目的

GRINレンズ層は、多層フィルムに対する固有の解決策を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

a)熱可塑性ポリマーマトリックス材料を含む少なくとも1つのベース層と、b)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびに0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有する5〜80重量%のポリマー粒子を含むスキン層と、を備えるフィルムであって、前記フィルムが、一軸的または二軸的に2〜8倍延伸され、延伸後に、前記スキン層が、前記ポリマー粒子の前記直径の50%〜200%である厚さを有する、前記フィルム。

請求項2

前記熱可塑性ポリマーマトリックス材料が、少なくとも1つのポリオレフィンを含む、請求項1に記載のフィルム。

請求項3

前記ポリオレフィンが、ポリプロピレンポリエチレンポリブチレン、ならびにこれらのコポリマー及びブレンドからなる群から選択される、請求項2に記載のフィルム。

請求項4

前記ポリマー粒子が、連続的な屈折率勾配を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィルム。

請求項5

前記ポリマー粒子が、その表面において1.46〜1.7の屈折率、及びその中心において1.45〜1.53の屈折率を有する、請求項4に記載のフィルム。

請求項6

前記ポリマー粒子が、0.5μm〜10μmの平均粒子直径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のフィルム。

請求項7

前記ベース層(複数可)の合計厚さが、延伸後の前記スキン層よりも少なくとも2倍大きい、請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルム。

請求項8

前記ポリマー粒子が、少なくとも70モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記フィルム。

請求項9

前記フィルムが、延伸後に40%〜99%の範囲内の曇り度を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のフィルム。

請求項10

延伸後に、前記フィルムが、85%〜98%の範囲内の透過率を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のフィルム。

請求項11

フィルムを調製する方法であって、a)濃縮物であって、i)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびにii)0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有するポリマー粒子を含む、濃縮物を調製することと、b)多層流延フィルムまたは吹込フィルムを形成することであって、前記フィルムが、少なくとも2つの層を備え、その外層が、ステップa)の前記濃縮物を含む、形成することと、c)前記フィルムを、前記熱可塑性ポリマーマトリックス材料の結晶化温度を超える温度で、一軸的または二軸的に延伸することと、を含む、前記方法。

請求項12

前記外層の前記熱可塑性ポリマーマトリックス材料が、その他の層のいずれかの前記熱可塑性ポリマー材料と同じであるかまたは異なる、請求項11に記載の方法。

請求項13

請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記フィルムを使用して調製された雑誌または書籍カバー

請求項14

請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記フィルムを使用することから調製された食品包装

背景技術

0001

関連出願の相互参照
本出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる2014年2月11日出願の米国仮特許出願第61/938,529号の利益を主張するものである。

技術分野

0002

本発明は、包装用途に特に有用である艶消しポリオレフィンフィルムに関する。より具体的には、本発明は、ベース層及びスキン層を備える艶消しポリオレフィンフィルムに関する。

0003

序論
艶消しポリオレフィンフィルムは、雑誌カバー及び食品包装に使用される。現在の商業用技術は、相分離領域に起因する光散乱をもたらすようにポリエチレンポリプロピレンとのブレンドを含むフィルム、または無機充填剤粒子を含有するフィルムを使用する。しかしながら、透明度損失を引き起こすことなく良好な曇り値を有する艶消しポリオレフィンフィルムを調製するのは困難である。それ故に、透明度の損失がなく上昇した曇り度を有する艶消しポリオレフィンフィルムが望まれる。

0004

本発明の広範な一実施形態では、a)熱可塑性ポリマーマトリックス材料を含む少なくとも1つのベース層と、b)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびに0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有する5重量%〜80重量%のポリマー粒子を含むスキン層と、を備えるか、それらからなるか、あるいはそれらから本質的になるフィルムであって、該フィルムが、一軸的または二軸的に2〜8倍延伸され、延伸後に、スキン層が、ポリマー粒子の直径の50%〜200%である厚さを有する、フィルムが開示される。

0005

本発明の別の広範な実施形態では、フィルムを調製する方法であって、a)濃縮物であって、i)熱可塑性ポリマーマトリックス材料、ならびにii)0.5μm〜15μmの平均粒子直径、1.46〜1.7の屈折率、及び少なくとも60モル%のアクリルモノマー単位を有するポリマー粒子を含む、濃縮物を調製することと、b)多層流延フィルムまたは吹込フィルムを形成することであって、該フィルムが、少なくとも2つの層を備え、その外層が、ステップa)の濃縮物を含む、形成することと、c)該フィルムを、熱可塑性ポリマーマトリックス材料の結晶化温度を超える温度で、一軸的または二軸的に延伸することと、を含むか、それらからなるか、あるいはそれらから本質的になる方法が開示される。

0006

本フィルムは、ベース層を備える。様々な実施形態において、ベース層は、熱可塑性ポリマーマトリックス材料である。様々な実施形態において、熱可塑性ポリマーマトリックス材料は、ポリオレフィンを含む。ポリオレフィンは、様々な実施形態において2〜10個の炭素原子、様々な他の実施形態では2〜8個の炭素原子、様々な他の実施形態では2〜4個の炭素原子を有する、アルケンポリマーまたはコポリマーを含む。ベース層内で使用するのに好適なポリオレフィンの例には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレン、ならびにこれらのコポリマー及びブレンドが含まれるが、これらに限定されない。本発明に使用されるポリオレフィンの重量平均分子量は、様々な実施形態において20,000〜500,000であり、様々な他の実施形態では50,000〜300,000である。

0007

ポリオレフィンのホモポリマー及びコポリマーが使用されてもよい。例には、0〜40重量パーセント(重量%)のエチレンプロピレンブテンオクテン、及び/またはヘキセンを含有する、ポリプロピレンならびにポリエチレンのホモポリマー及びコポリマーが含まれるが、これらに限定されない。

0008

商業等級には、The Dow Chemical Companyから入手可能なVERSIFY(商標プラストマー、Dowlex、Engage、Affinity、及びLDPE樹脂が含まれるが、これらに限定されない。

0009

任意選択的に、ベース層は、ポリオレフィンと他の(コ)ポリマーとの相溶性もしくは非相溶性のブレンドを含んでもよく、あるいは無機充填剤、またはスリップ助剤ブロッキング防止剤、及び抗酸化剤などの添加剤を含有してもよい。

0010

延伸後、ベース層は概して、10ミクロン(μm)〜250μmの範囲内の厚さを有する。他の実施形態では、ベース層は、15μm〜150μmの範囲内の厚さを、そしてさらに他の実施形態では15μm〜100μmの範囲内の厚さを有する。

0011

様々な実施形態において、スキン層は、ベースポリマー内に分散したポリマー粒子を含む。スキン層のベースポリマーに関して可能な組成の範囲は、ベース層に関して記載された可能な組成の範囲と同じである。

0012

ポリマー粒子は、有機ポリマー、好ましくは付加ポリマーを含み、好ましくは実質的に球状である。平均粒子直径は、算術平均粒子直径として判定される。様々な実施形態において、ポリマー粒子は、0.5μm以上の平均粒子直径を有する。0.5μm以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子は、少なくとも0.7μm、少なくとも0.9、少なくとも1μm、少なくとも1.5μm、少なくとも2μm、少なくとも2.5μm、少なくとも3μm、または少なくとも3.5μmの平均粒子直径を有し得る。様々な実施形態において、これらの粒子は、15μm以下の平均粒子直径を有する。15μm以下の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、該粒子は、10μm以下、8μm以下、6μm以下、または5.5μm以下の平均粒子直径を有し得る。様々な実施形態において、ポリマー粒子は、単を示す粒径分布を有し、粒径分布の半値幅は、様々な実施形態において0.1〜3μmであり、様々な他の実施形態では0.2〜1.5μmである。本フィルムは、異なる平均直径を有する粒子を含有し得るが、但し、各平均直径の粒子が、直前に記載されたような粒径分布を有することを条件とする。粒径分布は、粒径分析器を使用して判定される。

0013

屈折率(RI)値は、別段の記載がない限り、ナトリウムD線において判定され、λは、20℃で589.29nmである。概して、ポリマー粒子の屈折率は1.46〜1.7である。1.46〜1.7の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、屈折率は、1.52〜1.68、1.53〜1.65、または1.54〜1.6である。概して、連続ポリマー相の屈折率は1.4〜1.6である。1.4〜1.6の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、連続ポリマー相の屈折率は、1.45〜1.55、1.47〜1.53、または1.48〜1.52である。概して、ポリマー粒子の屈折率は、赤外領域内、すなわち、800〜2500nmの連続ポリマー相の屈折率を超える。

0014

本明細書に記載される屈折率差は、絶対値である。概して、800nm〜2500nmで測定されるポリマー粒子と連続ポリマー相との間の屈折率差(すなわち、差の絶対値)は、少なくとも0.06である。0.06以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、屈折率差は、少なくとも0.08、少なくとも0.09、または少なくとも0.1である。概して、800nm〜2500nmで測定されるポリマー粒子と連続ポリマー相との間の屈折率差は、0.2以下である。0.2以下の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、屈折率差は、0.17以下であるか、または0.15以下である。概して、400nm〜800nmで測定されるポリマー粒子と連続ポリマー相との間の屈折率差は、少なくとも0.04である。0.04以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、屈折率差は、少なくとも0.05、少なくとも0.06、少なくとも0.07、または少なくとも0.08である。概して、400nm〜800nmで測定されるポリマー粒子と連続ポリマー相との間の屈折率差は、0.2以下であり、様々な他の実施形態では0.15以下であり、様々な他の実施形態では0.1以下である。

0015

様々な実施形態において、本フィルムのスキン層内のポリマー粒子は、連続的な屈折率勾配を有する粒子(「GRIN」粒子(例えば、米国第2009/0097123号参照))である。GRIN粒子は、粒子の中心から表面へと連続的に増加する屈折率を有する。概して、GRIN粒子は、その表面において1.46〜1.7の屈折率を有する。1.46〜1.7の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、その表面における屈折率は、1.52〜1.68、1.53〜1.65、または1.54〜1.6である。概して、GRIN粒子は、その中心において1.46〜1.7の屈折率を有する。1.46〜1.7の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、その中心における屈折率は、1.46〜1.52、または1.47〜1.51、または1.55〜1.6、または1.6〜1.7である。

0016

GRINレンズ層は、多層フィルムに対する固有の解決策を提供する。以下は、GRINマイクロレンズの特性の説明である。

0017

GRINレンズは、光の損失を低減させ、球面収差及び色収差を最小限に抑える。GRIN球レンズの屈折率はレンズ媒体内で連続的に変動するため、一意的な焦点が、レンズを透過する光線によって定義される。この結果、屈折率の変化を伴う光線の屈曲が観察される。この光線の屈曲は、全内部反射による光の損失を排除し、球状レンズ幾何学的形状に一意的な明確に定義された焦点及び焦点距離を生成する。

0018

GRINポリマー粒子は幾何学的に球状であり、固有の形態を持つ。GRINポリマー粒子には明確に定義されたケースが2つあり、ケースIとして説明されるよく知られていないケースでは、球状粒子の屈折率が、粒子の表面からその中心のコアへと連続的に減少する。周知である第2の種類のGRINポリマー粒子、すなわちケースIIでは、粒子の屈折率は、粒子の球状外表面から内部コアへと連続的に増加する。これらのレンズ様ポリマー粒子は、これらの粒子がコーティングまたは分散されているポリマーマトリックス入射する光線の屈折を向上させる。向上した光の屈折による光強度の高利得の総合的効果は、反射及び回折に対する入射光線の損失を低減させることである。その結果、該粒子は、ケースIでは光拡散を向上させ、ケースIIでは全内部反射に対する光子の損失を低下させると共に透過を向上させる。

0019

GRIN粒子は、GRIN粒子を生成するのに使用されるポリマーシードから生じるコアを有し得る。概して、GRIN粒子のコアは、粒子の95重量%以下であり、様々な他の実施形態では80重量%以下であり、様々な他の実施形態では60重量%以下であり、様々な他の実施形態では40重量%以下であり、様々な他の実施形態では20重量%以下である。屈折率差の算出を目的としたGRIN粒子の屈折率は、粒子表面における屈折率である。屈折率は、粒子のコア内で高く、表面上で低いものから、粒子のコア内で低く、表面上で高いものまで様々であり得る。故に、粒子の中心は1.61の屈折率を、そして表面は1.40の屈折率を有し得る。

0020

屈折率の変動は、Mach−Zehnder干渉顕微鏡により測定される。シアリング干渉法と定義されるこの測定技術は、光路差の判定を中心とする。この行路差は、屈折率及びまたは厚さの差によって生じる2つの光路長間の差であると理解されている。干渉顕微鏡による行路差は、物体内の光路長と、その周囲における光路長との間の差である。光路長Sは、光線が移動する距離dと、光線が通過する媒体屈折率nとの積である。

0021

合成的調製後、球体光学特性(行路差による屈折率プロファイル)を、25℃で屈折率(Nd=1.54)を有する屈折率整合流体にまず浸漬することによって評価する。この総合倍率は約110である。この干渉模様すなわち縞模様を、顕微鏡スケールバーを用いた較正後に、画素物体平面内で約100nmであると推定されたCCDカメラ撮影する。

0022

ポリマー粒子は、アクリルモノマーを含有し得る。アクリルモノマーは、アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MAA)、AA及びMAAのエステルイタコン酸(IA)、クロトン酸(CA)、アクリルアミド(AM)、メタクリルアミド(MAM)、ならびにAM及びMAMの誘導体、例えばアルキルメタ)アクリルアミドを含む。AA及びMAAのエステルには、アルキル、ヒドロキシアルキルホスホアルキル、及びスルホアルキルエステル、例えばメチルメタクリレート(MMA)、エチルメタクリレートEMA)、ブチルメタクリレート(BMA)、ヒドロキシエチルメタクリレートHEMA)、ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、ヒドロキシブチルアクリレート(HBA)、メチルアクリレート(MA)、エチルアクリレート(EA)、ブチルアクリレート(BA)、2−エチルヘキシルアクリレート(EHA)、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、ベンジルアクリレート(BzA)、及びホスホアルキルメタクリレート(例えばPEM)が含まれるが、これらに限定されない。概して、ポリマー粒子は、少なくとも60モルパーセント(モル%)のアクリルモノマー単位を含む。60モル%以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子は、少なくとも65モル%のアクリルモノマー単位、少なくとも70モル%のアクリルモノマー単位、少なくとも75モル%のアクリルモノマー単位、または少なくとも80モル%のアクリルモノマー単位を含み得る。ポリマー粒子は、スチレンα−メチルスチレンメチル−スチレン及びエチル−スチレンを含む2−、3−、または4−アルキルスチレンを含み得る、スチレンモノマーを含んでもよい。一実施形態では、このスチレンモノマーは、スチレンである。

0023

概して、ポリマー粒子は、少なくとも70モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位を含む。70モル%以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子は、少なくとも80モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位、少なくとも90モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位、少なくとも95モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位、または少なくとも97モル%のアクリル及びスチレンモノマー単位を含む。概して、ポリマー粒子はまた、0〜5モル%の酸モノマー単位(例えばアクリル酸(AA)、メタクリル酸(MAA)、イタコン酸(IA)、クロトン酸(CA)、または0.5〜4%のAA及び/もしくはMAAを含み、少量のビニルモノマーの残基も含有し得る。

0024

ポリマー粒子は、架橋剤を含有してもよい。架橋剤は、2つ以上のエチレン性不飽和基を有するモノマー、またはカップリング剤(例えばシラン)またはイオン性架橋剤(例えば金属酸化物)である。2つ以上のエチレン性不飽和基を有する架橋剤は、例えば、ジビニル芳香族化合物、ジ、トリ、及びテトラ−アクリレートまたはメタクリレートエステル、ジ、トリ、及びテトラ−アリルエーテルまたはエステル化合物、ならびにアリルアクリレートまたはアリルメタクリレートを含み得る。かかるモノマーの例には、ジビニルベンゼン(DVB)、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、テトラアリルペンエリスリトールトリアリルペンタエリスリトールジアリルペンタエリスリトール、ジアリルフタレートジアリルマレエートトリアリルシアヌレートビスフェノールAジアリルエーテル、アリルスクロースメチレンビスアクリルアミドトリメチロールプロパントリアクリレート、アリルメタクリレート(ALMA)、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)、ヘキサン−1,6−ジオールジアクリレート(HDDA)、及びブチレングリコールジメタクリレート(BGDMA)が含まれる。概して、ポリマー粒子内の重合した架橋剤残基の量は、10%以下である。10%以下の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子内の重合した架橋剤残基は、9%以下、8%以下、7%以下、または6%以下である。概して、ポリマー粒子内の重合した架橋剤残基の量は、少なくとも0.1%である。0.1%以上の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子内の重合した架橋剤残基の量は、少なくとも0.5%、少なくとも1%、少なくとも2%、または少なくとも3%である。概して、架橋剤が存在する場合、それらは100〜250の分子量を有する。100〜250の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、架橋剤は、110〜230、110〜200、または115〜160の分子量を有し得る。概して、架橋剤は、二官能性または三官能性であり、すなわち、それぞれジエチレン性またはトリエチレン性不飽和である。

0025

ポリマー粒子は、概して、水性媒体において既知乳化重合技術を用い、続いて得られるポリマーラテックス噴霧乾燥することによって調製される。噴霧乾燥は、典型的に、0.5〜15μmの平均直径を有するポリマー粒子の塊をもたらす。

0026

ポリマー粒子は、概して、5〜80重量%の範囲内でスキン層内に存在する。5〜80重量%の個別値及び範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、ポリマー粒子は、10〜80重量%、10〜70重量%、20〜70重量%、30〜80重量%、及び40〜80重量%の範囲内でスキン層内に存在し得る。

0027

様々な実施形態において、スキン層は、ベース層(複数可)と相溶性もしくは非相溶性の他のポリマーまたはコポリマー、無機充填剤、あるいはスリップ助剤、ブロッキング防止剤、分散剤、または抗酸化剤などの添加剤を含んでもよい。上に記載されたように、ベース層内に有用なポリマー及び添加剤もまた、スキン層内に使用され得る。

0028

延伸後、スキン層は概して、0.5μm〜5μmの範囲内の厚さを有する。他の実施形態では、スキン層は、1μm〜3μmの範囲内の厚さを、そしてさらに他の実施形態では1μm〜2μmの範囲内の厚さを有する。様々な実施形態において、スキン層の厚さは、ポリマー粒子の平均直径の少なくとも50〜200%である。スキン層の厚さは、他の実施形態ではポリマー粒子の平均直径の少なくとも75〜150%であり、さらに他の実施形態ではポリマー粒子の平均直径の少なくとも75〜125%である。

0029

延伸後、ベース層(複数可)とスキン層との厚さ比は、概して、2〜1の範囲内であり、様々な他の実施形態では5〜1であり、様々な他の実施形態では10〜1である。

0030

本発明のフィルムのスキン層は、概して、熱可塑性ポリマーマトリックス材料とポリマー粒子との混合物調合して濃縮物を形成することによって生成される。この濃縮物を調製するためには、「袋内振盪(shake−in−bag)」法によって、または機械混合機を使用することによって、ポリマー粒子を、ベース樹脂ペレット、及び任意選択的に他の添加剤と共に乾燥ブレンドすることができる。次いで、この混合物を、二軸押出機内に供給し、この押出成形物水浴内でまたは空気流によって冷却し、その後ペレット化することができる。次いで、この濃縮物を、希釈のためのさらなるベース樹脂、及び任意選択的に他の添加物と、任意選択的に合わせてもよい。

0031

ベース層(複数可)は、熱可塑性ポリマーマトリックス材料を含んでもよい。この熱可塑性ポリマーマトリックス材料は、ポリマー粒子を含有する濃縮物を形成するのに使用される熱可塑性ポリマーマトリックス材料と同じであっても、または異なってもよい。この濃縮物とベース層(複数可)の成分とが共押出しされて、流延フィルムライン上で流延フィルムとなるか、または吹込フィルムライン上で吹込フィルムとなる。多層フィルムは、これらのライン上で生成され得、ポリマービーズを含有する層が、外層/スキン層である。この多層フィルムは、2〜9つ以上の層を含有し得る。

0032

様々な実施形態において、本フィルムは、無機充填剤を実質的に含まず、すなわち、5重量%未満の無機充填剤を含有する。5%以下の個別値及び部分範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、本フィルムは、2重量%未満の無機充填剤、1重量%未満の無機充填剤、0.5重量%未満の無機充填剤、または0.2重量%未満の無機充填剤を含有する。粒子の分散を助けるために、概してフィルム全体に基づいて0.1〜15重量%の量で、分散剤を添加してもよい。0.1〜15重量%の個別値及び部分範囲全て、例えば、少なくとも0.5重量%の分散剤、少なくとも1重量%の分散剤、15重量%以下の分散剤、12重量%以下の分散剤、10重量%以下の分散剤、8重量%以下の分散剤、または6重量%以下の分散剤が本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示される。様々な実施形態において、分散剤は、60〜95重量%のポリオレフィン単位及び5〜40重量%のアクリルモノマー単位を有するポリオレフィン−アクリルコポリマーである。ポリオレフィン−アクリルコポリマーは、様々な他の実施形態では、70〜90重量%ポリオレフィンであり、10〜30重量%アクリルである。様々な実施形態において、アクリルモノマーは、AAまたはMAAのエステルであり、様々な実施形態において炭素数1〜12のアルキルエステルであり、様々な他の実施形態では炭素数2〜8のAAのエステルである。他の実施形態では、アクリルモノマーは、AA、MAA、またはこれらの塩である。

0033

本フィルムは、例えば、一軸的または二軸的などの当業者に既知の任意の好適な方法によって延伸され得る。延伸は、当業者に既知の任意の好適な方法によって行われてよい。様々な実施形態において、この延伸は、125℃で、2分間の予熱時間、30mm/秒の延伸速度、及び延伸後2分間の冷却を用いて行われる。

0034

本フィルムは、概して、2〜8倍延伸される。2〜8の個別の範囲全てが本明細書に含まれ、かつ本明細書に開示されるものとし、例えば、本フィルムは、2.5〜7倍、3〜7倍、3〜6.5倍、3〜6倍、3〜5.5倍、3〜5倍、3〜4.5倍、または3〜4倍延伸され得る。

0035

本発明のフィルムは、概して、延伸後に40〜99%の範囲内の曇り度、及び85〜98%の範囲内の透過率を有する。

0036

本発明のフィルムは、書籍カバー、雑誌カバー、及び食品包装を含むがこれらに限定されない、様々な用途で使用され得る。

0037

アクリルビーズ(EXL−5138、直径0.85ミクロン、6.0ポンド、The Dow Chemical Companyから入手可能)と、Versify 3000(MFR=8g/10分、9ポンド)との混合物を、Haake Polylab Micro−18二軸押出機上で調合して、15ポンドのVersify 3000中アクリルビーズ40重量パーセントの濃縮物を得た。

0038

3層のCollin流延フィルムライン上で、上に記載された濃縮物を含有する三層フィルム流延することによって、試料1を調製した。層Aは、艶消し外観を提供するためにアクリルビーズを含有する濃縮物を含むスキン層であった。層B及びCは、構造的支持を提供するためのVersify 3000のベース層であった。

0039

アクリルビーズを含まない基準三層フィルム(比較例A)も、同じ層厚さで流延した。試料の配合を以下に示す。

0040

試料A:
給速度=6kg/時間、溶融温度210℃、ゲージ12.6ミル
A層 − 5%のVersify 3000
B層− 35%のVersify 3000
C層− 60%のVersify 3000

0041

試料1:
供給速度=6kg/時間、溶融温度210℃、ゲージ12.6ミル
A層 − 5%のVersify 3000+.85ミクロンビーズ
B層− 35%のVersify 3000
C層− 60%のVersify 3000

0042

次いで、このフィルムを、Iwamoto延伸器モデル番号BIX−703を使用して、3×3または4×4に二軸的に延伸した。この延伸は、125℃で、2分間の予熱時間、30mm/秒の延伸速度、及び延伸後2分間の冷却を用いて行った。

0043

4×4に延伸したフィルムAを「Aa」と表示し、3×3に延伸したフィルム1を「1a」と表示し、4×4に延伸したフィルム1を「1b」と表示する。

0044

延伸前及び後のフィルム厚さの詳細を以下の表1に示す。

0045

0046

試料フィルムの光学特性は、BYK Gardner Haze−Gard plusで測定し、透過率及び曇り度は、ASTM法D1003に従って測定し、透明性は、ASTM法D1746に従って測定した。

0047

その結果を表2に示す。

0048

実施例

0049

表2のデータは、延伸フィルム内にアクリルビーズが存在すると、透過率への影響が最小でありながら、アクリルビーズを含まないフィルムと比較して曇り度の大幅な増加が生じることを示す。また、アクリルビーズを含有するフィルムの曇り度及び透明性は、延伸に際し(未延伸フィルムと比較して)両方とも著しく増加する。

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