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技術 回転安定性が改善した、骨を支持する装置

出願人 ジェネラルサージカルカンパニー(インディア)ピーヴィーティーリミテッド
発明者 ハルダー,スバシュチャンドラ
出願日 2014年10月21日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-525956
公開日 2017年2月23日 (2年4ヶ月経過) 公開番号 2017-505645
状態 特許登録済
技術分野 手術用機器
主要キーワード ティアドロップ形 支持固定装置 円錐セクション 側部孔 受け入れ穴 内側曲線 円筒シャフト セットスクリュ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月23日)のものです。
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図面 (15)

課題・解決手段

骨折手術による圧迫を可能にするとともに、この圧迫を保持しながらも体重支持の力下で骨折の更なる圧迫が生じるにつれて摺動を可能にする、長手方向スロット付きのヒップスクリュを有する骨支持固定装置であって;ヒップスクリュは、その上側近位端にねじ部分を有する中空円筒シャフト、及び、その下側遠位端に4つの等間隔に離間した長手方向溝を含み、端間に3つの等間隔に離間した角度が付いた穴を有し、この穴を通して3つのワイヤを挿入することができ、遠位に溶接接着又は圧着される3つの「弾性的な」近位に湾曲したワイヤをヒップスクリュに挿入することができ、「三重ワイヤ」と総称され;近位端は、外方に湾曲したワイヤを有し、全ての3つのワイヤは等間隔に離間し;三重ワイヤをヒップスクリュ内に押すと、ワイヤはヒップスクリュの角度が付いた穴を通り、等間隔に離間した3つの突起を提供し;これが近位骨折片の回転安定性を改善する、骨支持固定装置。

概要

背景

股関節の近傍における大腿骨骨折を固定する装置が既知である。

市場には、臀部近くの骨折を固定するために使用することができる種々の装置がある。これらの装置は、長年にわたって、股関節骨折の回転安定性を改善しようとするために数回反復されている。設計の幾つかは、スクリュ上の1つのリーマ状のねじ山及びセメントの増強の代わりに、2つのヒップスクリュを組み込むことを含む。増強セメントは、必要時に臀部に損傷を与えることなくヒップスクリュを取り出すことがほぼ不可能であるという不都合点を有する。市場における現在の設計には幾つかの不都合点があり、その主なものは、骨折の回転安定性を改善させると分かっていないことである。また、設計反復が頻繁であることは、骨折片の回転安定性についての問題を提起する。

現在の髄内釘システムには、閉鎖内方法によって関節包内骨折に使用することができないという不都合点がある。

本発明は、回転安定性、及び、閉鎖性髄内方法による関節包内骨折の治療に関する不都合点を克服しようとするものである。

従来技術:
本発明の発明者による骨支持に関連する情報が以下の特許において開示されている:

「DEVICE FOR FIXING FEMUR FRACTURES」と題する特許文献1は、大腿骨大腿骨頚部転子及び転子下領域の骨折の治療において使用される装置であって、大転子を通して大腿骨骨幹軸に導入することができる、滑らかに湾曲した髄内管、髄内管の固定穴を通して大腿骨頚部に(大腿骨の皮質外層を通して)、並びに、大腿骨頚部及び骨頭海綿骨に導入することができるヒップスクリュ;並びに、ヒップスクリュに係合するように髄内管内に収容されるセットスクリュを組み込む、装置を提供する。セットスクリュは、ヒップスクリュの複数の長手方向溝のうちの1つに係合し、髄内管の穴を通したヒップスクリュの限られた軸方向移動を可能にすることができる。管には、大腿骨骨幹軸に対する回転を防止することを助けるために、クローバー型セクションを設けることができる。装置は、左側及び右側の大腿骨の双方に好適である。

「BONE SUPPORT」と題する特許文献2は、骨支持体であって:後端及び前端を有する中空細長い管であって;骨の内部の長さの少なくとも実質的な部分に沿って挿入可能である、中空の細長い管;当該中空の管内に位置決めされる細長い固定装置であって、後端及び前端を有し、当該細長い固定装置の前端は、管の前端を囲む骨に係合し、したがって骨回転防止手段として働くように管から延びることができる複数の突起を有する、細長い固定装置を備え、当該細長い固定装置は、管の後端から操作可能であり;管の前端は側部孔を有し;骨支持体は、内側端及び外側端を有する端部プラグを含み;プラグの内側端は、上記側部孔に隣接する内方にテーパ状になる表面を有し、この表面は、細長い固定装置が管内で管の前端に向かって移動すると固定装置の突起に係合し、突起とテーパ状の表面との係合は、突起をガイドして上記側部孔から出すことで、突起が外方に広がるとともに管の前端を囲む骨に貫入する。

IMPROVEMENTS IN OR RELATING TO BONE SUPPORT」と題する特許文献3。支持体は、特に上腕骨に挿入される中空の細長い端部が開口した釘を含み、固定ワイヤが釘を通して挿入され、骨頭に埋め込まれる。釘の遠位端では、遠位固定スクリュが、骨の後部皮質を、釘を介して前部皮質まで通過し、釘に対する骨の遠位端の回転移動を阻止する。固定ワイヤの外方への移動は、骨の近位端への最小限の撹乱しか引き起こさない穿孔効果を有するが、近位端を釘に効果的にロックもし、その端の相対回転を防止する。

したがって、埋め込みが容易な、関節包内骨折を含む大腿骨の近位端に用いることができる既存の髄内インプラントの回転安定性を改善し、かつ、周囲の骨に損傷を与えることなく容易に取り出すことができる装置が必要とされている。

概要

骨折の手術による圧迫を可能にするとともに、この圧迫を保持しながらも体重支持の力下で骨折の更なる圧迫が生じるにつれて摺動を可能にする、長手方向スロット付きのヒップスクリュを有する骨支持固定装置であって;ヒップスクリュは、その上側近位端にねじ部分を有する中空の円筒シャフト、及び、その下側遠位端に4つの等間隔に離間した長手方向溝を含み、端間に3つの等間隔に離間した角度が付いた穴を有し、この穴を通して3つのワイヤを挿入することができ、遠位に溶接接着又は圧着される3つの「弾性的な」近位に湾曲したワイヤをヒップスクリュに挿入することができ、「三重ワイヤ」と総称され;近位端は、外方に湾曲したワイヤを有し、全ての3つのワイヤは等間隔に離間し;三重ワイヤをヒップスクリュ内に押すと、ワイヤはヒップスクリュの角度が付いた穴を通り、等間隔に離間した3つの突起を提供し;これが近位骨折片の回転安定性を改善する、骨支持固定装置。

目的

本発明の発明者による骨支持に関連する情報が以下の特許において開示されている:


「DEVICE FOR FIXING FEMUR FRACTURES」と題する特許文献1は、大腿骨の大腿骨頚部、転子及び転子下領域の骨折の治療において使用される装置であって、大転子を通して大腿骨骨幹軸に導入することができる、滑らかに湾曲した髄内管、髄内管の固定穴を通して大腿骨頚部に(大腿骨の皮質外層を通して)、並びに、大腿骨頚部及び骨頭の海綿骨に導入することができるヒップスクリュ;並びに、ヒップスクリュに係合するように髄内管内に収容されるセットスクリュを組み込む、装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

滑らかな前内側曲線を有する中空髄内管伸長したヒップスクリュセットスクリュ;「三重ワイヤ」と総称される細長い装置;ロックスクリュ(6)から構成される骨支持固定装置であって;前記髄内管は、上側円筒近位部分及び下側遠位部分であって;該近位部分の上側端は、前記ヒップスクリュを該近位部分の底部に向かって固定するためにねじが切られたセットスクリュが通るねじ穴を有し;該ねじ穴の長さは、前記管の全長の約1/3である、上側円筒近位部分及び下側遠位部分;上方に傾斜したヒップスクリュ受け入れ穴であって、寛骨に入る前記ヒップスクリュのねじ部分とともに該穴を通して前記ヒップスクリュを固定する、ヒップスクリュ受け入れ穴を含み;前記近位部分における前記傾斜した穴の縁は「C」字形状の表面を有し;前記髄内管は、軽量である固定装置を提供するために材料の使用を最小限に抑えるように、該管の前記近位部分の下側部分及び該管の完全な遠位部分を通して形成される幅狭のボアを有し;端部キャップが通って進む端部キャップ受け入れねじ部分であって、前記セットスクリュ受け入れ雌ねじよりも大きい直径を有する、端部キャップ受け入れねじ部分を含み;容易な把持のために近位端に3つの開口を有し;前記遠位端は、滑らかに丸みを帯びた端を有する円錐セクションを有し;遠位の断面を通して形成される、滑らかに湾曲した表面を有する水平な長円形スロットを有し;前記管の前記遠位部分(8)の外面に沿って形成され、クローバー状の断面になる、滑らかに形成された湾曲した表面を有する3つの等間隔に離間した細長いV字溝を含み;ヒップスクリュは、その近位端にセルフタッピングねじ部分を、及び、その遠位端に4つの等間隔に離間した長手方向溝を有する中空のシャフトを含み;前記溝は、ダイナミゼーションを助けるように異なる地点可変の高さを有し;前記ヒップスクリュは、材料及び重量を節減するように、前記スクリュの一端からの幅狭の長手方向ボアが設けられ;2つの同軸のボアを有し;大腿骨頭皮質の術後の穿孔のいかなる可能性も最小限に抑えられるように、軽度の面取り又は丸みを有する実質的に平坦な遠位端面が設けられ;前記ヒップスクリュの前記遠位端は、4つの十字形スロット及び幅広のねじボアを有し;前記三重ワイヤの遠位への移動を防止するように、前記三重ワイヤのボールにわたる前記遠位端の端部キャップを含み;該端部キャップは、前記細長い装置を引き出し可能であるように該細長い装置の前記ボールを受け取る穴を有するシャフトから構成され;前記端部キャップは、六角形ヘッド、及び、端に縮径部を有するねじ部分から更に構成され、前記ヒップスクリュの遠位のねじボアに入ることを容易にし、前記ヒップスクリュは、前記傾斜した固定穴内に位置付けられ;前記セットスクリュは、該セットスクリュの滑らかに丸みを帯びた下側端が前記ヒップスクリュの前記近位端の4つの溝のうちの1つに位置付けられるように、前記ねじボア内に位置付けられ;前記ヒップスクリュが前記固定穴に対して理想的な位置に位置付けられた状態で該固定装置が患者に装着されることを確実にし;前記セットスクリュは、ねじが切られた上側端及び滑らかに丸みを帯びたボール−ノーズ下側端を有する中実のシャフトから構成され、アレンキーを受け入れるように前記シャフトの上面を通して形成される六角形穴があり;前記ロックスクリュは、ねじシャフト部分、アレンキーを受け入れるように上面を通して形成される六角形穴を有する拡径ヘッド部分、及び、セルフタッピングねじ端を備え;前記ヘッドが大腿骨骨幹軸の外側に突出し、前記セルフタッピング部分が前記大腿骨の反対側の壁への経路切り開くように十分に長く;前記細長い装置は、丸みを帯びているか又は面取りされた先端部を有する等しい長さの3つのステンレス鋼ワイヤ一緒溶接することによって構成され;前記ワイヤは予め反っており、フレア状であり、強固であり;前記ステンレス鋼ワイヤが挿入され、溶接、ろう付けはんだ付け圧着又は圧入される3つの穴を有する管から構成され;該管は、前記ボールの軸が直接的に該管の長手方向軸上に、それによって前記細長い装置の軸の中心上にあるため、容易な操作のために、拡径ヘッド、平坦にフライス加工されたボール終端先端部からなり;回転を防止するようにこれらの突起が該骨支持体前端を囲む骨に貫入することを可能にするよう、前記ヒップスクリュの3つのティアドロップスロットを通って移動するように位置決めされ;前記端部キャップは、中実のシャフト、ねじ部分、拡径ヘッドの平坦な上面及びアレンキー受け入れ六角形穴から構成され、前記ねじ穴を通して前記髄内管に固定され;前記突起は、前記ヒップスクリュの細長いティアドロップ穴からガイドされて出て;該細長いティアドロップ穴は、楔形状前縁を有して前記ヒップスクリュのテーパ状の首部において前向きの角度で該テーパ状の首部に配置され;前記ワイヤの先端部は前記ヒップスクリュの方向に前記管に沿って移動し;前記楔形状の前縁はガイドをもたらし;前記後縁も、該後縁に対する前記ワイヤの支点における最小限の応力の集中を可能にするように角度が付けられており;各スロットの長さは、前記ワイヤのそれぞれに、前記骨に係合するように前記管から出現するときにより高い拘束を提供するような比率にされ;ワイヤと前記ヒップスクリュとの間の移動の最大限の制御を提供し、より迅速な骨の治癒をもたらし;前記三重ワイヤは、転子骨折を安定化させるだけではなく、大腿骨の頚部関節包内骨折の回転安定性も維持し、閉鎖内方法による前記関節包内骨折への効果を広げる、骨支持固定装置。

請求項2

前記開口は、前記髄内管の前記遠位端に位置付けられ、円形であり、遠位の断面を通して形成され、縁は滑らかに湾曲した表面を有して形成される、請求項1に記載の開口。

請求項3

前記開口は、前記髄内管の前記遠位端に位置付けられ、円形及び長円形の組み合わせであり、遠位の断面を通して形成され、縁は滑らかに湾曲した表面を有して形成される、請求項1に記載の開口。

請求項4

4°の角度にある、請求項1に記載の管にわたる上側近位部分の軸。

請求項5

直線的な首部によって代替される、請求項1に記載のヒップスクリュのテーパ状の首部。

請求項6

前記細長いスロットは、径方向に面する長さ「L」を有して前記ヒップスクリュ管の壁に位置付けられ、単純な正方形の端を有し;前記スロットの長さLは、ガイド手段を提供するのに十分な長さであり、関連する突起の端を、前記スロットを通して押して周囲の骨に入れることを可能にし;前記突起とスロットとのフィットは可能な限り最小限の隙間を有するぴったりとしたものである、請求項1に記載の細長いスロット。

請求項7

前向きの角度の前縁及び直線的な正方形の後縁を有する、請求項1に記載の三重ワイヤ。

請求項8

前記スロットは機械加工によって形成され、より短く;各スロットの前縁は径方向内方にかしめられ、それによって、より効果的なガイド手段を提供し;結果として、各ワイヤの前縁が、前記スロットを通した前記ガイド手段を見出し、前記スロットの寸法は前記ワイヤの直径により近い、請求項1に記載のスロット。

請求項9

前記ヒップスクリュの壁は、前記管の壁へのこの切り込みによって大幅な材料が除去されないように切り取られ;前記切り込み部の前側は内方にかしめられ、前記ワイヤが通って出現する長手方向に面する窓につながり;前記ガイド手段は、前記ワイヤの成形された前端、及び、前記出口窓の内方に変形した縁によって提供される、請求項1に記載のヒップスクリュの壁。

請求項10

前記ヒップスクリュには、該ヒップスクリュ内に嵌まる環状部材が設けられ;該環状部材は、前記ワイヤと協働するように構成されている成形された表面を有し;該環状部材は、前記ワイヤの前縁が前記ヒップスクリュの壁の開口に達する前に該環状部材に係合するように前記ヒップスクリュの内方に突出し;出現するワイヤに更なる支持を与えるトンネルが形成され、前記ヒップスクリュに対する全ての方向への移動を最小限に抑え;精密なプラグが前記ヒップスクリュの端に嵌められてこれを達成する、請求項1に記載のヒップスクリュ。

請求項11

前記管内に溶接されるスリーブを含む環状部材で代替される、請求項15に記載のプラグ。

請求項12

別個インサートで代替され、機械スロットに嵌めることは、所定の位置に別個に溶接、ろう付け、はんだ付け又はぴったりと嵌めることである、請求項15に記載のプラグ。

請求項13

直線的な穴で代替される、請求項1に記載のティアドロップ形の穴。

請求項14

スロットで代替される、請求項1に記載のティアドロップ形の穴。

請求項15

大きい平坦な表面積正比例する優れた操作を提供する、請求項1に記載の三重ワイヤ。

請求項16

前記細長い装置は、前記ヒップスクリュを通して突出する2つの平坦な予め反った平坦部から構成され;別個の平坦な予め反った平坦部は互いに溶接されず、単一の穴又はスロットからなる前記ヒップスクリュにおいてのみ溶接される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の細長い装置。

請求項17

対応する数のスロット又は穴を用いて、複数の正方形の断面のワイヤから構成される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の細長い装置。

請求項18

対応する数のスロット又は穴を用いて、複数の円形の断面のワイヤから構成される、請求項1〜17のいずれか一項に記載の細長い装置。

請求項19

添付の図面を参照して本明細書において実質的に記載したような骨支持固定装置。

技術分野

0001

本発明は特に、回転安定性が改善した、大腿骨大腿骨頚部転子及び転子下領域の骨折を固定する個々の要素から構成されるインプラントに関する。

背景技術

0002

股関節の近傍における大腿骨骨折を固定する装置が既知である。

0003

市場には、臀部近くの骨折を固定するために使用することができる種々の装置がある。これらの装置は、長年にわたって、股関節骨折の回転安定性を改善しようとするために数回反復されている。設計の幾つかは、スクリュ上の1つのリーマ状のねじ山及びセメントの増強の代わりに、2つのヒップスクリュを組み込むことを含む。増強セメントは、必要時に臀部に損傷を与えることなくヒップスクリュを取り出すことがほぼ不可能であるという不都合点を有する。市場における現在の設計には幾つかの不都合点があり、その主なものは、骨折の回転安定性を改善させると分かっていないことである。また、設計反復が頻繁であることは、骨折片の回転安定性についての問題を提起する。

0004

現在の髄内釘システムには、閉鎖内方法によって関節包内骨折に使用することができないという不都合点がある。

0005

本発明は、回転安定性、及び、閉鎖性髄内方法による関節包内骨折の治療に関する不都合点を克服しようとするものである。

0006

従来技術:
本発明の発明者による骨支持に関連する情報が以下の特許において開示されている:

0007

「DEVICE FOR FIXING FEMUR FRACTURES」と題する特許文献1は、大腿骨の大腿骨頚部、転子及び転子下領域の骨折の治療において使用される装置であって、大転子を通して大腿骨骨幹軸に導入することができる、滑らかに湾曲した髄内管、髄内管の固定穴を通して大腿骨頚部に(大腿骨の皮質外層を通して)、並びに、大腿骨頚部及び骨頭海綿骨に導入することができるヒップスクリュ;並びに、ヒップスクリュに係合するように髄内管内に収容されるセットスクリュを組み込む、装置を提供する。セットスクリュは、ヒップスクリュの複数の長手方向溝のうちの1つに係合し、髄内管の穴を通したヒップスクリュの限られた軸方向移動を可能にすることができる。管には、大腿骨骨幹軸に対する回転を防止することを助けるために、クローバー型セクションを設けることができる。装置は、左側及び右側の大腿骨の双方に好適である。

0008

「BONE SUPPORT」と題する特許文献2は、骨支持体であって:後端及び前端を有する中空細長い管であって;骨の内部の長さの少なくとも実質的な部分に沿って挿入可能である、中空の細長い管;当該中空の管内に位置決めされる細長い固定装置であって、後端及び前端を有し、当該細長い固定装置の前端は、管の前端を囲む骨に係合し、したがって骨回転防止手段として働くように管から延びることができる複数の突起を有する、細長い固定装置を備え、当該細長い固定装置は、管の後端から操作可能であり;管の前端は側部孔を有し;骨支持体は、内側端及び外側端を有する端部プラグを含み;プラグの内側端は、上記側部孔に隣接する内方にテーパ状になる表面を有し、この表面は、細長い固定装置が管内で管の前端に向かって移動すると固定装置の突起に係合し、突起とテーパ状の表面との係合は、突起をガイドして上記側部孔から出すことで、突起が外方に広がるとともに管の前端を囲む骨に貫入する。

0009

IMPROVEMENTS IN OR RELATING TO BONE SUPPORT」と題する特許文献3。支持体は、特に上腕骨に挿入される中空の細長い端部が開口した釘を含み、固定ワイヤが釘を通して挿入され、骨頭に埋め込まれる。釘の遠位端では、遠位固定スクリュが、骨の後部皮質を、釘を介して前部皮質まで通過し、釘に対する骨の遠位端の回転移動を阻止する。固定ワイヤの外方への移動は、骨の近位端への最小限の撹乱しか引き起こさない穿孔効果を有するが、近位端を釘に効果的にロックもし、その端の相対回転を防止する。

0010

したがって、埋め込みが容易な、関節包内骨折を含む大腿骨の近位端に用いることができる既存の髄内インプラントの回転安定性を改善し、かつ、周囲の骨に損傷を与えることなく容易に取り出すことができる装置が必要とされている。

先行技術

0011

英国特許第2209947号
米国特許出願公開第20070288016号
英国特許第2256802号

発明が解決しようとする課題

0012

本発明の目的は、従来技術の装置よりも臀部領域周りの骨折片の回転安定性が改善した、髄内「釘」と一般的に称される細長い中空管の形態の、骨支持体の個々の要素から構成されるインプラントを提供することである。

0013

本発明の更なる目的は、関節包内骨折も固定することができる髄内装置を提供することである。本発明のまた別の特徴は、製造が容易な骨支持体を提供することである。また別の目的は、装置を容易に経皮的に埋め込むことである。本発明の更なる目的はまた、周囲の骨に損傷を与えることなく容易に取り出すことができるヒップスクリュを提供することである。本発明の更なる目的はまた、ヒップスクリュによって用いられる同じ標的装置を使用して装置を挿入することが可能であることである。

課題を解決するための手段

0014

本発明は、(i)ヒップスクリュに挿入することができる、3つの「弾性的な」近位に湾曲したワイヤからなる細長い装置、(ii)遠位端における端部キャップからなるヒップスクリュ、及び、(iii)近位端において組み込まれるセットスクリュである個々の構成要素を有するインプラントから構成される。

0015

本発明は、本明細書において以下で細長い要素と称される、大腿骨の頚部、転子又は転子下領域において直面し得る全ての骨折を固定するのに好適なものにする、無傷の大腿骨の髄管に挿入することができる、上側大腿骨骨幹軸の内部の幾何学的形状に密にフィットする滑らかに湾曲した管を生じる個々の要素から構成されるインプラントに関する。この要素は関節包内骨折も固定することができる。

0016

本発明の細長い要素は、筋肉を大幅に切らないか又は骨折血腫を妨げない、2つの小さい切開部を通して挿入することができる。本発明のインプラントは、骨折の手術による圧迫を可能にするとともに、この圧迫を保持しながらも体重支持の力下で骨折の更なる圧迫が生じるにつれて摺動を可能にする、長手方向スロット付きのヒップスクリュから構成される。これは、その上側近位端にねじ部分を有する中空の円筒シャフト又は細長い装置、及び、その下側遠位端の4つの等間隔に離間した長手方向溝から構成される。これらの端間には、3つのワイヤを挿入することができる3つの等間隔に離間した角度が付いた穴がある。

0017

細長い要素は、ヒップスクリュに挿入することができる、遠位に溶接接着又は圧着される3つの「弾性的な」近位に湾曲したワイヤからなる。これは「三重ワイヤ」と総称される。三重ワイヤの近位端は、外方に湾曲したワイヤを有し、全ての3つのワイヤは等間隔に離間する。三重ワイヤをヒップスクリュ内に押すと、ワイヤはヒップスクリュの角度が付いた穴を通り、等間隔に離間した3つの突起を提供する。これが近位骨折片の回転安定性を改善する。これは、骨折のいかなるダイナミゼーションも防止しない。この追加の三重ワイヤは、より良い回転安定性に起因して骨折の治癒を改善する。細長い要素は、三重ワイヤの遠位端におけるボールからなり、容易に取り出すことができる。

0018

ヒップスクリュは、三重ワイヤの遠位への移動を防止するように、三重ワイヤのボールにわたる遠位端の端部キャップからなる。

0019

釘の近位端に組み込まれるセットスクリュは、ヒップスクリュの回転を防止するようにヒップスクリュの長手方向スロット内に着座する。

0020

インプラント又は固定装置は、大腿骨の頚部、転子又は転子下領域において直面し得る全ての骨折を固定するのに好適なものにする、無傷の大腿骨の髄管に挿入することができる、上側大腿骨骨幹軸の内部の幾何学的形状に密にフィットする滑らかに湾曲した管を有する。この装置は関節包内骨折も固定することができる。上記インプラントは、筋肉を大幅に切らないか又は骨折血腫を妨げない、2つの小さい切開部を通して挿入することができる。

0021

上記装置は、骨折の手術による圧迫を可能にするとともに、この圧迫を保持しながらも体重支持の力下で骨折の更なる圧迫が生じるにつれて摺動を可能にする、長手方向スロット付きのヒップスクリュを有する。この装置は、その上側近位端にねじ部分を有する中空の円筒シャフト、及び、その下側遠位端の4つの等間隔に離間した長手方向溝から構成される。これらの端間には、3つのワイヤを挿入することができる3つの等間隔に離間した角度が付いた穴がある。この細長い装置は、ヒップスクリュに挿入することができる、遠位に溶接、接着又は圧着される3つの「弾性的な」近位に湾曲したワイヤからなる。これは「三重ワイヤ」と総称される。三重ワイヤの近位端は、外方に湾曲したワイヤを有し、全ての3つのワイヤは等間隔に離間する。三重ワイヤをヒップスクリュ内に押すと、ワイヤはヒップスクリュの角度が付いた穴を通り、等間隔に離間した3つの突起を提供する。これが近位骨折片の回転安定性を改善する。これは、骨折のいかなるダイナミゼーションも防止しない。この追加の三重ワイヤは、より良い回転安定性に起因して骨折の治癒を改善する。細長い装置は、三重ワイヤの遠位端におけるボールからなり、容易に取り出すことができる。

0022

ヒップスクリュは、三重ワイヤの遠位への移動を防止するように、三重ワイヤのボールにわたる遠位端の端部キャップからなる。

0023

釘の近位端に組み込まれるセットスクリュは、ヒップスクリュの回転を防止するようにヒップスクリュの長手方向スロット内に着座する。

図面の簡単な説明

0024

組み立てられていない状態の固定装置を示す図である。
髄内管の上面図である。
髄内管の異なる形状の開口の配置を示す図である。
髄内管の溝の配置を示す図である。
ヒップスクリュをその種々の構成要素とともに示す図である。
スクリュのセットをその種々の構成要素とともに示す図である。
細長い装置をその種々の構成要素とともに示す図である。
ワイヤのうちの1つが他のワイヤよりも長い三重ワイヤを示す図である。
端部キャップをその種々の構成要素とともに示す図である。
テーパ状の首部、直線的な首部、細長いティアドロップ及びスロットの種々の実施形態を示す図である。
髄内管の開口に対する変形形態である。
種々のタイプの拡径ヘッドを示す図である。
三重ワイヤに対する種々のオプションを示す図である。
大腿骨頭、転子及び大腿骨頚部への固定装置の配置を示す図である。

実施例

0025

図1には、組み立てられていない状態の固定装置1が示されている。これは概して、髄内管2、伸長したヒップスクリュ3、セットスクリュ4、「三重ワイヤ」5と総称される細長い装置、及び、ロックスクリュ6を備える。

0026

髄内管2は、上側円筒近位部分7及び下側遠位部分10から構成される。近位部分7の上側端は、ヒップスクリュ3を固定するためにねじが切られたセットスクリュ4が通るねじ穴9を有する。近位部分7の底部に向かって、管2の全長の約1/3であるその長さは、上方に傾斜したヒップスクリュ受け入れ穴10であり、それによって、ヒップスクリュ3を、寛骨に入るヒップスクリュのねじ部分とともに穴10を通して固定することができる。近位部分7において合流する傾斜した穴10の縁は、「C」字形状の表面11を有する。髄内管2には、この実施形態では、管の近位部分の下側部分、及び、管の全体的な遠位部分を通して形成される幅狭のボア12が設けられる。そのような幅狭のボア12の機能は、材料の使用を最小限に抑え、合理的に可能な限り軽量である固定装置1を提供することである。セットスクリュ受け入れ雌ねじ9に加えて、髄内管2は、端部キャップ14が通って進む端部キャップ受け入れねじ部分13からもなる。端部キャップ受け入れねじ部分13は、セットスクリュ受け入れ雌ねじ9よりも直径が大きい。管2は、3つの開口、すなわち、近位端のスロット15からなり、管2が器具によって保持されることを可能にする。ヒップスクリュ3は、傾斜した固定穴10内に位置付けられ、セットスクリュ4はねじが切られたボア8内に位置付けられ、それによって、セットスクリュの滑らかに丸みを帯びた下側端37を、ヒップスクリュ3の近位端の4つの溝27のうちの1つに位置付けることができる。このように、固定装置1を、固定穴10に対して理想的な位置に位置付けられるヒップスクリュによって患者に装着することができるが、骨折が短縮したとしても、セットスクリュは、管2の固定穴10内のヒップスクリュ3の望ましい摺動を妨げない。本明細書において、図1に示されている「三重ワイヤ」5と総称される細長い装置は、面取りされているか又は丸みを帯びた先端部45を有する3つの突起42、43、44を有する(図7においてより詳細に記載する)。骨支持体を使用するときのその目的は、突起42、43、44を、ヒップスクリュ3の3つのティアドロップスロット34を通して移動させるように配置し、それによって、これらの突起が骨支持体の前端を囲む骨に貫入して回転を防止することである。本発明は、突起42、43、44がヒップスクリュ3のティアドロップ穴34から出るようにガイドされる方法にも関する。

0027

図2は、図示の上面図において、近位端にある管の3つの開口、すなわちスロット15をはっきりと示している。髄内管2の遠位端は、滑らかに丸みを帯びた端20を有する円錐セクション19を備える。この好ましい実施形態では、管2の遠位端に向かって、遠位の断面を通して形成される水平な長円形スロット16が位置付けられる。長円形スロット16の縁は、滑らかに湾曲した表面17を有して形成される。

0028

他の形態の髄内管2では、一対の穴18又は単一の穴18及び長円形スロット16がある可能性があり、これらはともに図3に示されている。

0029

図4に示されている実施形態では、クローバー状の断面を提供するように、管の遠位部分8の外面に沿って3つの等間隔に離間した細長いV字溝21が形成されている。傾斜する固定穴10と同様に、それぞれのV字溝21の周りの縁には、滑らかに湾曲した表面22が形成される。この実施形態は、図4に関して予期される全ての図に示されているような滑らかな遠位表面8からなる。

0030

図5は、その近位端26にあるセルフタッピング24ねじ部分25、及び、その遠位(下側)端210にある4つの等間隔に離間した長手方向溝27を有する中空のシャフト23から構成されるヒップスクリュ3を示している。溝27は、ダイナミゼーションを助けるように異なる地点可変の高さを有する。これは図5にはっきりと示されている。ヒップスクリュ3には、材料及び重量を節減するように、スクリュの一端から他端に幅狭の長手方向ボア29が設けられている。図5に示されているこの実施形態は、2つの同軸のボア29からなる。この実施形態では、ヒップスクリュ3には、図5に示されているように軽度の面取り又は丸み31を有する実質的に平坦な遠位端面30が設けられており、それによって、大腿骨頭の皮質の術後の穿孔のいかなる可能性も最小限に抑えられる。加えて、ヒップスクリュの遠位端は、4つの十字形のスロット32及び幅広のねじボア33を含む。ヒップスクリュの十字形のスロット32及び幅広のねじボア33の構成は、図面の図5の右側を参照してよりはっきりと理解されるであろう。

0031

図6において、セットスクリュ4は、ねじが切られた上側端36及び滑らかに丸みを帯びたボール−ノーズ下側端37を有する中実のシャフト35を含み、アレンキーを受け入れるようにシャフトの上面39を通して形成される六角形の穴38がある。

0032

ここで図6を参照すると、ロックスクリュ6は、ねじが切られたシャフト部分38、アレンキーを受け入れるように上面を通して形成される六角形の穴40を有する拡径ヘッド部分39、及び、セルフタッピングねじ端41から構成される。

0033

細長い装置は、図7においてはっきりと分かるように、3つのステンレス鋼ワイヤ42、43、44を一緒に溶接することによって構成される。ワイヤは、予め反っており、フレア状であり、強固である。この実施形態は、3つの穴47からなる管46からなり、穴47に、ステンレス鋼ワイヤが挿入され、溶接、ろう付けはんだ付け、圧着又は圧入される。この管は、拡径ヘッド48、この場合は平坦にフライス加工されたボール終端先端部49からなり、これは操作を容易にする。この実施形態は、ボール48の軸が直接的に管の長手方向軸上に、それによって細長い装置50の軸の中心上にあるため、操作に関して勝ると考えられる。

0034

この三重ワイヤ5の他の実施形態は、3つのワイヤ42_a、43_a及び44_aからなることができ、最長のワイヤ(44_a)が、図8に示されているように拡径ヘッド48において終端する。この特定の実施形態には、拡径ヘッド48が細長い装置3の長手方向軸50に沿うものではないという不都合点がある。これは、この実施形態の操作を、好ましい実施形態よりも難しくする。

0035

図1に示されているように、ヒップスクリュ3は、三重ワイヤの遠位への移動を防止するように、三重ワイヤのボールにわたる遠位端の端部キャップ51からなる。図9に示されているような端部キャップは、細長い装置5を引き出し可能であるように細長い装置のボール49を受け取る穴53を有するシャフト52からなる。端部キャップは、六角形ヘッド54、及び、ヒップスクリュ3の遠位のねじボア33に入ることを容易にするために端56に縮径部を有するねじ部分55からもなる。

0036

図9に示されているように、釘端部キャップ14は、中実のシャフト(57)、ねじ部分(58)、拡径ヘッド(59)の平坦な上面、及び、アレンキー受け入れ六角形穴(60)からなる。端部キャップ14は、ねじ穴13を通して髄内管2に固定される。

0037

図10.1〜図10.12は、特に三重ワイヤ突起42、43、44の種々のタイプの穴/スロットを示す、ヒップスクリュ3の分解横断面図を示している。

0038

図10.1aは、現在の最も好ましい実施形態のヒップスクリュ3の分解図であり、穴は、三重ワイヤ5が取り付けられた楔形前縁101を有して、ヒップスクリュ3のテーパ状の首部61において前向きの角度で細長いティアドロップ(34)の形態である。ワイヤ42、43及び44の面取りされた/丸みを帯びた先端部45は、ヒップスクリュ3の方向に管に沿って移動し、楔形の前縁101に係合することで、必要なガイドを生じる。後縁101_aも、後縁101_aに対するワイヤの支点における応力の集中が最小限であるように角度が付いている。各スロットの長さは、骨に係合するように管から出現するにつれて各ワイヤにより大きい制約を与えることによってそこで短縮させることができる。図10.1bは、三重ワイヤ5を有しないヒップスクリュ3の上面分解図を示している。

0039

図10.2a及び図10.2bに示されている代替的な実施形態は、3つのティアドロップ形の穴(34)が前縁101とともに配置される直線的な首部62を有することができる。

0040

図10.3は、径方向に面する長さ「L」を有する、ヒップスクリュ管2の壁の細長いスロットを示している。図10.3に示されているように、単純な正方形の端102の場合、スロットの長さLは、関連する突起の端を、スロットを通して押して周囲の骨に入れるように出すことを可能にするガイド手段を提供するように比較的長くなければならない。これは、管及び骨の長手方向軸に対して平行な力が骨に印加されるときに、スロットがこの場合にスロットの長さを回動させるため、理想的とは言えない。突起とスロットとのフィットは、好ましくは、可能な限り最小限の隙間を有するぴったりとしたものであるべきである。図10.3は、テーパ61を有するヒップスクリュ3の現在の好ましい実施形態を示しており、一方で、図10.4は直線的な首部62を有するヒップスクリュを示している。

0041

図10.5aは、三重ワイヤ5が前向きの角度の前縁103及び直線的な正方形の後縁103_aを有する第2の好ましい実施形態を示している。これは、図10.1a、図10.1b、図10.2a及び図10.2bに示されている実施形態と同様である。この実施形態には、後縁103aに対する三重ワイヤ5の支点における応力の集中が、図10.1aにおける後縁101_aによって生じる応力の集中よりも高いという不都合点がある。図10.5bは、分かりやすくするために三重ワイヤ5を有しない第2の好ましい実施形態を示している。図10.6a及び図10.6bは、直線的な首部62を有するヒップスクリュ3を示している。

0042

図10.7a、図10.7b、図10.8a及び図10.8bは、テーパ状の首部61及び直線的な首部62を有するヒップスクリュ3の第3の好ましい実施形態を示している。スロットは、機械加工によって形成され、前述の実施形態よりも短い。各スロットの前縁105は、径方向内方にかしめられ、それによって、より効果的なガイド手段を提供する。各ワイヤの前縁が、スロットを通したガイド手段を見出し、スロットの寸法をワイヤの直径に近づけることができるという保証が高くなる。

0043

図10.9a、図10.9b、図10.10a及び図10.10bは、テーパ状の首部61及び直線的な首部62を有するヒップスクリュ3の第4の好ましい実施形態を示している。ヒップスクリュ3の壁は切り取られるが、管の壁へのこの切り込みによって材料は大幅には除去されない。切り込み部の前側は、内方にかしめられ(106)、ワイヤが通って出現する長手方向に面する窓につながる。ガイド手段は、ワイヤの成形された前端、及び、出口窓の内方に変形した縁によって提供される。

0044

図10.11a、図10.11b、図10.12a及び図10.12bは、テーパ状の首部61及び直線的な首部62を有するヒップスクリュ3を有する第5の好ましい実施形態を示している。ヒップスクリュ3には、ヒップスクリュ3内に嵌められる環状部材107が設けられる。環状部材107は、ワイヤと協働するように構成されている成形された表面107_aを有する。

0045

環状部材107はヒップスクリュ3の内方に突出するため、ワイヤの前縁は、ヒップスクリュ3の壁の開口に達する前に環状部材に係合する。すなわち、出現するワイヤに更なる支持を与えるトンネルが形成され、ヒップスクリュに対する全ての方向への移動を最小限に抑える。この効果は幾つかの方法で達成することができる。精密なプラグをヒップスクリュ3の端に嵌めることができるが、図示の実施形態では、環状部材は、管内に溶接されるスリーブを含む。また別の代替形態では、機械スロットに嵌まる別個インサートを、所定の位置に別個に溶接、ろう付け、はんだ付け又はぴったり嵌めることができる。

0046

図10.11a、図10.11b、図10.12a及び図10.12bに示されている実施形態はより高価な製造を伴うが、この実施形態は、ワイヤとヒップスクリュとの間の移動の最大限の制御を提供することができ、これは骨の治癒に影響を与える上で重要であり得る。

0047

ワイヤの外径とスロットの内側寸法との間に大きな隙間を有するスロットからワイヤが出現する場合、移動範囲が存在する。ワイヤが密にフィットするスロット又は穴から出現する場合、移動の可能性が大幅に低い。ワイヤが図10.11a、図10.11b、図10.12a及び図10.12bに示されている実施形態によって形成されるような密にフィットするトンネルから出現する場合、最も少ない移動を予期することができる。

0048

現在の実施形態及び好ましい実施形態のA図に、あまり好ましくない直線的な穴34a及びスロット34b等の他の実施形態とともにティアドロップ形の穴34が図11に示されている。

0049

図12は、特に異なるタイプの拡径ヘッド(48)を示す三重ワイヤ5の後面図を示している。これらの形状の幾つかは、より大きい平坦な表面積の範囲を有するものもあるため、優れた操作特性を提供する。しかし、これらの幾つかは、製造するのに高価であり、より大径の管(46)を使用する。

0050

図13は細長い装置の異なる可能な形態を示している。図13.1及び図13.2は、ヒップスクリュ3を通って突出する2つの平坦な予め反った平坦部を示している。図13.1は、互いには溶接されないが、2つの穴又はスロットからなるヒップスクリュのみにおいて溶接される、2つの異なる別個の平坦な予め反った平坦部を示している。図13.2は、最小限の長さだけ互いに溶接されてから分離される、2つの平坦な予め反った平坦部を示している。この場合、ヒップスクリュは1つの穴又はスロットからなる。図13.3は、3つのスロット又は穴を用いて、円形のワイヤではなく3つの正方形の断面のワイヤからなる。図13.4は、3つのワイヤではなく4つのワイヤからなり、ヒップスクリュも4つの穴又はスロット34からなる。

0051

図(14)において、大腿骨(200)は大腿骨骨幹軸(201)を含み、大腿骨骨幹軸(201)の上部には、大腿骨頚部(203)及び実質的に球状の大腿骨頭(204)につながる大転子(202)が位置する。大腿骨骨幹軸(201)は、硬質の皮質外層(205)及び髄管(206)からなる。

0052

好ましい実施形態:
髄内管2はこの場合に約200mmの長さであり、近位7直径は15.5mmである。しかし、他の実施形態では、直径は12mm〜17mmの範囲の任意の直径から選択することができる。遠位部分8の直径は、この場合は11mmであるが、他の実施形態では、8mm〜15mmであり得る。管の遠位端の軸と傾斜した固定穴10の軸との間の角度は約125度であるが、他の実施形態では、角度は115度〜150度の範囲のいずれかから選択することができる。水平スロットの長さは10mmであるが、図3に示されているように、離間した一対の穴、又は、1つの長円形の穴及び1つの穴があり得る。

0053

この好ましい実施形態では、管2にわたる上側近位部分7の軸は、管2の下側遠位部分8の軸と同軸ではなく、4°の角度にある。他の実施形態では、この角度は異なり得る。

0054

この実施形態では、ヒップスクリュ3は、細長い装置5用の3つの等間隔に角度が付いたティアドロップ形の穴34からなる。他の実施形態は、細長い装置5に使用することができる異なるスロット形態を含むことができる。ヒップスクリュ3は、10.5mmの直径、及び、5mmの増分で60mm〜140mmから選択される長さを有する。必要であれば異なる直径を選択することができる。

0055

現在のロックスクリュの直径は約4.5mmであり、他の実施形態では変わり得る。しかし、長さは、ヘッドが大腿骨の骨幹軸の外側に突出し、セルフタッピング部分41が大腿骨の反対側の壁への経路を切り開くように選択される必要がある。

0056

本発明の実施形態を示し説明したが、本発明の新規の主旨及び範囲から逸脱することなく、種々の変更及び置換を当業者によって行うことができることを理解されたい。

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