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技術 服薬管理装置及び薬剤保管装置

出願人 株式会社湯山製作所
発明者 湯山裕之天野弘和家田啓史
出願日 2016年6月22日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-123977
公開日 2017年12月28日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-225639
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 基礎シート 受信用コンピュータ 定トルクバネ 物品検知センサ 枠形成部材 巡回訪問 医療機関関係者 調剤室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月28日)のものです。
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図面 (10)

課題

患者服薬を促すことができ、且つ薬剤師等が患者の自宅等で行う作業を軽減することができる薬剤保管装置を提供する。

解決手段

薬剤保管装置1は、服薬管理装置2と薬剤設置部材3a,3bによって構成されている。服薬管理装置2は、複数の位置に顕示手段があり、薬剤設置部材3a,3bは面状であって薬剤配置部11が複数設けられている。薬剤設置部材3a,3bは服薬管理装置2に対して着脱可能であり、薬剤設置部材3a,3bが服薬管理装置2に装着された状態においては、薬剤設置部材3の薬剤配置部11と服薬管理装置2の顕示手段が対応し、服薬時期到来すると、服薬管理装置2の所定の位置の発光部(顕示手段)が機能して特定の薬剤配置部11を指示する。

概要

背景

高齢患者や、症状が急性期を脱した患者は、在宅療養する場合が多い。また高血圧症高脂血圧の様な緊急性を要しない患者についても、在宅で療養する場合が多い。在宅で療養する患者は、自己管理に基づいて服薬を行う必要がある。
例えば医師の処方が、にA薬とB薬を服用し、昼にB薬を服用し、夕食後に朝の倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者自らが決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、薬の仕分けや、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。

また高齢者の介護施設等では、介護要員が服薬の管理を補助することとなるが、現状の介護施設では、一人の介護要員が複数の高齢者を介護する場合が多く、介護要員の負担が大きい。即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた。

この問題に関連する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された発明は、服薬管理装置であり、板状部材に薬剤を収納するポケットと、ポケットに内包される位置に穿設される孔と、孔に対応する位置に設けられた赤外線センサーと、赤外線センサーを制御する制御装置とを備えている。また別途送信用コンピューター受信用コンピューターを備えている。
特許文献1に開示された服薬管理装置では、板状部材に投薬時刻及び曜日が記載されている。ポケットは板状部材に直接設けられており、各投薬時刻と当該各曜日とにそれぞれ対応する位置にポケットが配置されている。赤外線センサーは対応するポケット内に収納される薬剤の有無を感知するものである。

特許文献1に開示された服薬管理装置では、前記した様に板状部材に投薬時刻及び曜日が記載され、且つ板状部材にポケットがある。
患者は、薬を服用する時刻を自分で管理し、時刻が到来したら板状部材の投薬時刻及び曜日を参照して当該服用時期に対応するポケットを知る。そしてポケットから薬剤を取り出して服用する。
薬剤が取り出された事実は、赤外線センサーで検知され、制御装置から送信用コンピューターにデータが送信され、さらに送信用コンピューターから受信用コンピューターにデータが送られる。
薬剤師等は、受信用コンピューターのデータを見て、患者が薬剤を服用したか否かを知ることができる。

概要

患者に服薬を促すことができ、且つ薬剤師等が患者の自宅等で行う作業を軽減することができる薬剤保管装置を提供する。薬剤保管装置1は、服薬管理装置2と薬剤設置部材3a,3bによって構成されている。服薬管理装置2は、複数の位置に顕示手段があり、薬剤設置部材3a,3bは面状であって薬剤配置部11が複数設けられている。薬剤設置部材3a,3bは服薬管理装置2に対して着脱可能であり、薬剤設置部材3a,3bが服薬管理装置2に装着された状態においては、薬剤設置部材3の薬剤配置部11と服薬管理装置2の顕示手段が対応し、服薬時期が到来すると、服薬管理装置2の所定の位置の発光部(顕示手段)が機能して特定の薬剤配置部11を指示する。

目的

即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

服薬管理装置薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記服薬管理装置は、複数の位置に顕示手段があり、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、薬剤設置部材が服薬管理装置に装着された状態においては、薬剤設置部材の薬剤配置部と服薬管理装置の顕示手段が対応し、服薬時期到来すると、前記服薬管理装置の所定の位置の顕示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする薬剤保管装置。

請求項2

服薬管理装置には窓部材があり、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることを特徴とする請求項1に記載の薬剤保管装置。

請求項3

服薬管理装置と薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記服薬管理装置には窓部材があり、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることを特徴とする薬剤保管装置。

請求項4

服薬管理装置と薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、服薬管理装置は指示手段を有し、服薬時期が到来すると、指示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする薬剤保管装置。

請求項5

一台の服薬管理装置に対して複数の薬剤設置部材を設置可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬剤保管装置。

請求項6

服薬管理装置は板状であって、表面側と裏面側に前記薬剤設置部材を装着可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の薬剤保管装置。

請求項7

薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられた面状の薬剤設置部材が装着される服薬管理装置であって、薬剤設置部材を着脱可能に装着する装着部を有し、当該装着部には複数の位置に顕示手段があり、薬剤設置部材が服薬管理装置に装着された状態においては、薬剤設置部材の薬剤配置部と服薬管理装置の顕示手段が対応し、服薬時期が到来すると、前記服薬管理装置の所定の位置の顕示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする服薬管理装置。

請求項8

薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられた面状の薬剤設置部材が装着される服薬管理装置であって、薬剤設置部材を着脱可能に装着する装着部と窓部材を有し、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることを特徴とする服薬管理装置。

技術分野

0001

本発明は、薬剤一服用分づつ取り出す薬剤保管装置に関するものである。

背景技術

0002

高齢患者や、症状が急性期を脱した患者は、在宅療養する場合が多い。また高血圧症高脂血圧の様な緊急性を要しない患者についても、在宅で療養する場合が多い。在宅で療養する患者は、自己管理に基づいて服薬を行う必要がある。
例えば医師の処方が、にA薬とB薬を服用し、昼にB薬を服用し、夕食後に朝の倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者自らが決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、薬の仕分けや、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。

0003

また高齢者の介護施設等では、介護要員が服薬の管理を補助することとなるが、現状の介護施設では、一人の介護要員が複数の高齢者を介護する場合が多く、介護要員の負担が大きい。即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた。

0004

この問題に関連する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された発明は、服薬管理装置であり、板状部材に薬剤を収納するポケットと、ポケットに内包される位置に穿設される孔と、孔に対応する位置に設けられた赤外線センサーと、赤外線センサーを制御する制御装置とを備えている。また別途送信用コンピューター受信用コンピューターを備えている。
特許文献1に開示された服薬管理装置では、板状部材に投薬時刻及び曜日が記載されている。ポケットは板状部材に直接設けられており、各投薬時刻と当該各曜日とにそれぞれ対応する位置にポケットが配置されている。赤外線センサーは対応するポケット内に収納される薬剤の有無を感知するものである。

0005

特許文献1に開示された服薬管理装置では、前記した様に板状部材に投薬時刻及び曜日が記載され、且つ板状部材にポケットがある。
患者は、薬を服用する時刻を自分で管理し、時刻が到来したら板状部材の投薬時刻及び曜日を参照して当該服用時期に対応するポケットを知る。そしてポケットから薬剤を取り出して服用する。
薬剤が取り出された事実は、赤外線センサーで検知され、制御装置から送信用コンピューターにデータが送信され、さらに送信用コンピューターから受信用コンピューターにデータが送られる。
薬剤師等は、受信用コンピューターのデータを見て、患者が薬剤を服用したか否かを知ることができる。

先行技術

0006

特開2015−143891号公報

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1に開示された発明によると、患者の自宅外や介護施設外においても、患者の服薬状況を管理することができる。
しかしながら、特許文献1に開示された服薬管理装置は、服薬状況を事後管理するものに過ぎず、患者に服薬を促す機能を持たない。
そのため特許文献1に開示された服薬管理装置を使用する場合は、患者自らが時計を見る等によって服薬時期を知り、自らの判断で板状部材のポケットから薬剤を取り出して服用する必要がある。従って特許文献1に開示された服薬管理装置を使用しても、患者が薬を飲み忘れたり、重複して服用する様な誤りを解消することは困難である。

0008

また介護施設等では、依然として職員が患者の服薬時期を管理し、服薬時期が到来すると、介護要員が板状部材のポケットから薬剤を取り出し、患者に手渡す等の作業を強いられる。そのため特許文献1に開示された服薬管理装置を使用しても介護要員の負担は大きくは変わらない。

0009

また特許文献1に開示された服薬管理装置は、患者の自宅や介護施設に設置されるものであり、訪問薬局の薬剤師が患者の自宅や介護施設を巡回訪問して板状部材のポケットに薬剤を補充することを前提としている。
即ち訪問薬局の薬剤師は、数日ごとに介護施設等を訪問し、板状部材のポケットを調べる。そして訪問日後の数日分の薬剤を服薬管理装置の該当する曜日及び時刻のポケットに挿入する。
特許文献1に開示された服薬管理装置では、薬剤師が薬局から患者の自宅や介護施設に薬剤を持参し、患者の自宅等で薬剤を仕分けし、患者の自宅等で板状部材のポケットの曜日及び時刻と医師の処方箋を確認し、患者の自宅等で各ポケットに薬剤を入れる。
この様に、特許文献1に開示された服薬管理装置では、薬剤師の仕事の大半を不慣れな場所で行う必要があり、間違いの原因の一つとなっていた。
また薬剤師は、薬剤を誤りなく所定のポケットに入れる必要から、点検や見直しに時間が掛かり、作業効率を低下させる要因となっていた。

0010

本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、患者に服薬を促すことができ、且つ患者の自宅等で行われる作業を軽減することができる薬剤保管装置を提供することを課題とするものである。また本発明は、同様の目的を達成することができる服薬管理装置を提供することを課題とするものである。

課題を解決するための手段

0011

上記した課題を解決すめための態様は、服薬管理装置と薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記服薬管理装置は、複数の位置に顕示手段があり、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、薬剤設置部材が服薬管理装置に装着された状態においては、薬剤設置部材の薬剤配置部と服薬管理装置の顕示手段が対応し、服薬時期が到来すると、前記服薬管理装置の所定の位置の顕示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする薬剤保管装置である。

0012

上記した態様において、服薬管理装置には窓部材があり、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることが望ましい。

0013

同様の課題を解決するもう一つの態様は、服薬管理装置と薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記服薬管理装置には窓部材があり、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることを特徴とする薬剤保管装置である。

0014

同様の課題を解決するもう一つの態様は、服薬管理装置と薬剤設置部材を有する薬剤保管装置であって、前記薬剤設置部材は面状であって、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられており、前記薬剤設置部材は服薬管理装置に対して着脱可能であり、服薬管理装置は指示手段を有し、服薬時期が到来すると、指示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする薬剤保管装置である。

0015

上記した各態様において、一台の服薬管理装置に対して複数の薬剤設置部材を設置可能であることが望ましい。

0016

上記した各態様において、服薬管理装置は板状であって、表面側と裏面側に前記薬剤設置部材を装着可能であることが望ましい。

0017

同様の課題を解決するもう一つの態様は、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられた面状の薬剤設置部材が装着される服薬管理装置であって、薬剤設置部材を着脱可能に装着する装着部を有し、当該装着部には複数の位置に顕示手段があり、薬剤設置部材が服薬管理装置に装着された状態においては、薬剤設置部材の薬剤配置部と服薬管理装置の顕示手段が対応し、服薬時期が到来すると、前記服薬管理装置の所定の位置の顕示手段が機能して特定の薬剤配置部を指示することを特徴とする服薬管理装置である。

0018

同様の課題を解決するもう一つの態様は、薬剤を収容する薬剤配置部が複数設けられた面状の薬剤設置部材が装着される服薬管理装置であって、薬剤設置部材を着脱可能に装着する装着部と窓部材を有し、服薬時期が到来すると特定の薬剤配置部に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部の薬剤だけが取り出し可能となることを特徴とする服薬管理装置である。

発明の効果

0019

本発明の薬剤保管装置及び服薬管理装置によると、患者に服薬を促すことができ、且つ患者の自宅や介護施設等で行われる作業を軽減することができる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の実施形態の薬剤保管装置の斜視図である。
図1の薬剤保管装置の正面図である。
図1の薬剤保管装置の分解斜視図である。
図1の薬剤保管装置の断面図である。
図1の薬剤保管装置の服薬管理装置の分解斜視図である。
本発明のさらに他の実施形態の薬剤保管装置の断面図である。
図6に示す服薬管理装置の分解斜視図である。
本発明のさらに他の実施形態の薬剤保管装置の正面図である。
(a)は本発明のさらに他の実施形態の薬剤保管装置の斜視図であり、(b)はその断面拡大図である。

実施例

0021

以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の薬剤保管装置1は、図3の様に一台の服薬管理装置2と、2枚の薬剤設置部材3a,3bによって構成されている。また薬剤保管装置1に付属する装置として、図1の様に通信端末5がある。

0022

通信端末5は、公知のノートパソコン通信タブレットであり、キーボードタッチパネル等の入力手段と、表示画面を有している。また通信端末5は、インターネットに接続する通信機能を有している。通信端末5は他の機器と共に無線LAN構築することができるものであり、コードレス持ち運びできるものである。
さらに通信端末5は、服薬管理装置2に内蔵された図示しない通信手段と通信する機能も備えている。服薬管理装置2との通信方法は、有線通信であっても無線通信であってもよい。

0023

通信端末5は、携帯端末としても使用されるものであり、インターネット等を通じて医師や看護師、薬剤師等の医療機関関係者連絡を取ることができるものである。また患者が施設に入っていたり、年配である様な場合には、子や孫等の親類縁者と連絡を取り合う用途にも使用される。

0024

薬剤設置部材3a,3bは、透明な薄い樹脂シートで作られたものであり、正面視が長方形である。薬剤設置部材3a,3bは使用時の姿勢を基準として上辺下辺芯棒10a,10bが内蔵されている。
薬剤設置部材3a,3bの正面には、複数の薬剤配置部11が設けられている。薬剤配置部11は、ポケット状であり、薬剤設置部材3a,3bの基礎シート12に小型のポケットシート15が接着されたものである。
ポケットシート15は略正方形であり、下辺と左右辺が基礎シート12に接着され、上辺が開口している。

0025

本実施形態では、薬剤配置部11は、図3の様に縦7行、横4列に配列されている。薬剤配置部11の配列は、薬剤を服用する曜日と、服用期たる朝、昼、夕、寝る前に対応している。
即ち薬剤配置部11の配列は、縦の7行が、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日の一週間の曜日を表し、服用する曜日を示している。
また横の4列は、朝食後服用、昼食後服用、夕食後服用、就寝前服用といった一日の服用期を示している。
本実施形態で採用する薬剤設置部材3a,3bでは、図3の様に、薬剤配置部11に、服用する曜日と服用期が印刷されている。

0026

次に服薬管理装置2について説明する。
服薬管理装置2は、図5の様に、一基本体基板20と、2基の窓部材21a,21bと、上下の枠形成部材22によって構成されている。
本体基板20は、図5の様に板状であり、表裏面に発光部材23と薬剤検知センサー25がそれぞれ縦7行、横4列に配列されている。本実施形態では、発光部材23は顕示手段であり、且つ指示手段である。
本実施形態では、本体基板20の表面に、発光部材23と薬剤検知センサー25がそれぞれ縦7行、横4列に配列されており、本体基板20の裏面にも発光部材23と薬剤検知センサー25がそれぞれ縦7行、横4列に配列されている。

0027

言い換えれば、1個の発光部材23と1個の薬剤検知センサー25が一組の表示・検知部26となっている。そして本実施形態では、本体基板20の表面及び裏面に28組の表示・検知部26がある。本実施形態では、表示・検知部26は本体基板20の表面に縦7行、横4列に配列されており、本体基板20の裏面にも縦7行、横4列に配列されている。

0028

表示・検知部26の組の配列は、前記した薬剤設置部材3の薬剤配置部11の配列に対応している。
表示・検知部26の縦7行は、薬剤設置部材3の薬剤配置部11の曜日の配列に対応している。また表示・検知部26の縦4列は、朝食後服用、昼食後服用、夕食後服用、就寝前服用といった服用期に対応している。

0029

発光部材23は公知の発光体であり、本実施形態ではLEDが採用されている。
薬剤検知センサー25は光、赤外線静電容量その他を利用した公知の物品検知センサーであり、本実施形態では、赤外線センサーが採用されている。

0030

本体基板20には図示しない制御装置と、通信手段が内蔵されている。制御装置は、発光部材23や薬剤検知センサー25、窓部材21を制御するものである。
制御装置は、曜日を知るカレンダー機能と、時刻を知る時計機能を備えている。また制御装置は、通信手段も備えている。

0031

窓部材21は、独立した4系統の帯列30a,b,c,dを有している。各帯列30a,b,c,dは、巻き出し側ロール31と巻き取り側ロール32を有し、両者の間に帯状体33が巻回されたものである。
巻き出し側ロール31は内部に図示しないステッピングモータが内蔵されており、任意の回転数で回転させることができる。
巻き取り側ロール32は内部に図示しない定トルクバネゼンマイ)が内蔵されておりも、帯状体33に一定の張力を与えることができる。
帯状体33には、一か所に開口35が設けられている。開口35は窓として機能する。窓部材21は、前記した4系統の帯列30a,b,c,dが並列に配列されたものである。
窓部材21は、巻き取り側ロール32を駆動して各帯列30a,b,c,dの帯状体33を移動させ、開口35を任意の位置に移動させることができる。
本実施形態では、窓部材21は、指示手段としての機能も果たす。

0032

枠形成部材22には、時計部40と、スピーカ報知手段)41、発光部(報知手段)42及び音声停止スイッチ43が設けられている。また外出スイッチ45が設けられている。
時計部40には公知のデジタル時計がはめ込まれている。
スピーカ41は音声による報知を行う報知手段である。
本実施形態では、スピーカ41は薬剤を服用する時刻が到来したことを知らせる報知手段として機能する。
また状況を知らせるための報知手段としても機能する。
音声停止スイッチ43は、スピーカ41の音を停止するスイッチである。外出スイッチ45は、患者が外出する際に操作するスイッチであり、一定期間の間、服薬管理装置2を停止するスイッチである。

0033

発光部42は、内部に図示しないLED等のライトが内蔵されており、所定の信号に応じて発光する。発光部材23は、光によって報知する報知手段である。本実施形態では、発光部材23は、薬剤を服用する時刻が到来したことを知らせる報知手段として機能する。

0034

本実施形態の服薬管理装置2は、図5の様に、一基の本体基板20を中心として、その正面側と裏面側に窓部材21a,21bが設置されている。本実施形態では、本体基板20と窓部材21a,21bは、枠形成部材22を介して一体化されている。
窓部材21は、前記した様に独立した4系統の帯列30a,b,c,dを有し、各帯列30a,b,c,dは、本体基板20の表示・検知部26の配列の縦4列に対応し、朝食後服用、昼食後服用、夕食後服用、就寝前服用といった服用期に対応している。
即ち帯列30aは朝食後服用を担当し、帯列30bは昼食後服用を担当し、帯列30cは夕食後服用を担当し、帯列30dは就寝前服用を担当する。

0035

本実施形態では、本体基板20と表裏の窓部材21の間には、面状に広がる隙間がある。本実施形態では、当該隙間が薬剤設置部材3の収容空間36a,36bとして機能する。また当該薬剤設置部材の収容空間36a,36bは、一方の側面が開口しており、当該開口37a,37bが前記収容空間36a,36bへ薬剤設置部材3を挿入する挿入口となっている。

0036

本体基板20と窓部材21の間の収容空間36a,36bを正面側又は裏面側から観察すると、平面視が略長方形である。そしてその上辺部と下辺部には係合部38a,38bが設けられている。

0037

本実施形態の薬剤保管装置1は、服薬管理装置2の表面側と裏面側に、それぞれ薬剤設置部材3a,3bが挿入されたものである。
薬剤設置部材3a,3bは、服薬管理装置2の側面の開口37a,37bから薬剤設置部材の収容空間36a,36bへ挿入される。
薬剤設置部材3a,3bが服薬管理装置2に挿入された状態においては、薬剤設置部材3a,3bの上辺と下辺に設けられた芯棒10a,10bが、前記収容空間36a,36bの上辺部と下辺部に形成された係合部38a,38bと係合している。
そのため薬剤設置部材3a,3bは、芯棒10a,10bによって中間部分が張られ、皺や弛みなく本体基板20の表面と裏面に配置される。
またこのとき、薬剤設置部材3a,3bの各薬剤配置部11が、本体基板20の1個の発光部材23と1個の薬剤検知センサー25によって構成される表示・検知部26に対応する。即ち一組の発光部材23と薬剤検知センサー25の正面又は裏面に薬剤設置部材3a,3bの一つの薬剤配置部11が面する。

0038

次に本実施形態の薬剤保管装置1の機能および使用方法について説明する。
薬剤保管装置1は、薬剤設置部材3a,3bの薬剤配置部11に薬剤が収容され、その状態の薬剤設置部材3a,3bが、服薬管理装置2の表面と裏面の収容空間36a,36bに配置される。
ここで薬剤設置部材3a,3bの薬剤配置部11は、前記した様に曜日と、服用期に対応しており、薬剤設置部材3a,3bには、図3の様に、薬剤配置部11に、服用する曜日と服用期が印刷されている。
本実施形態では、薬剤設置部材3a,3bの各薬剤配置部11に、患者がその服用時期が到来したら服用すべき薬剤が収容される。

0039

本実施形態では、薬剤保管装置1の服薬管理装置2は、常に患者の自宅等に置かれている。
ここで本実施形態の薬剤保管装置1では、薬剤設置部材3a,3bが服薬管理装置2に対して着脱可能であるから、薬剤師は、服薬管理装置2から薬剤設置部材3a,3bを取り外して薬剤配置部11に薬剤を収容することができる。
さらに薬剤師は、患者の自宅等以外の場所で、薬剤配置部11に薬剤を収容する作業を行うこともできる。
即ち薬剤師が自己の薬局(調剤室)で薬剤配置部11に薬剤を収容し、薬剤が収容された状態の薬剤設置部材3a,3bを患者の自宅や介護施設に持ち込むことができる、そして患者の自宅等で薬剤設置部材3a,3bを服薬管理装置2に装着することができる。
前記した様に薬剤師が患者の自宅等を定期的に訪問する場合には、患者の自宅等に置かれた服薬管理装置2には、すでに過日挿入された薬剤設置部材3a,3bが入っている。薬剤師は自己の薬局で薬剤配置部11に薬剤を収容した状態の薬剤設置部材3a,3bを患者の自宅等に持参し、既に装着されている薬剤設置部材3a,3bを今般持参した薬剤設置部材3a,3bに差し替える。

0040

訪問薬局の薬剤師は、例えば一週間に一度の割合で、患者の自宅等を訪問する。これに対して本実施形態の服薬管理装置2は、薬剤設置部材3a,3bを2個装着することができ、且つ各剤設置部材3a,3bには一週間分の薬剤を収容することができる。
そのため薬剤師は、自己の薬局で一個の薬剤設置部材3に新たに一週間分の薬剤を収容し、これを患者の自宅等に持参し、既に装着されている薬剤設置部材3a,3bを今般持参した薬剤設置部材3に差し替えることとなる。

0041

こうして薬剤師が持参した薬剤設置部材3を服薬管理装置2に装着する。
薬剤設置部材3は、表裏の何れかを患者等から見える方向に向け、壁に掛けられたり、壁や柱にもたれかけた状態で患者の自宅等に設置される。
作業が終了すると、薬剤師は患者宅等を離れる。

0042

そしていずれかの薬剤を服用すべき時刻が到来すると、その事実が患者に報知される。例えば昼食後の服用すべき薬剤があるならば、正午にスピーカ41から服用を促す音が発せられる。スピーカ41から発される音は、ブザーチャイムの様な単純な音であってもよく、「お薬の時間です」という様な言葉であってもよく、メロディであってもよい。
また通信端末5からも同様の音を発生させてもよい。
また本実施形態では、枠形成部材22の発光部(報知手段)42が発光し、視覚によっても服薬する時刻が到来したことを患者に知らせる。

0043

さらに本実施形態では、本体基板20のいずれかの発光部材23が発光して特定の薬剤配置部11を顕示的に示す。より具体的には、当該曜日の当該服用期に対応した位置の発光部材23が発光する。即ち薬剤の服用時期に対応した位置の発光部材23が発光する。
例えば、現在の曜日が火曜日であり、時刻が正午であるならば、上から2行目であってて、横列列目の表示・検知部26に属する発光部材23が発光する。
前記した様に、発光部材23と薬剤検知センサー25の組の配列は、薬剤設置部材3の薬剤配置部11の配列に対応しており、上から2行目であって、横列2列目の組は、薬剤設置部材3の「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11と対応している。

0044

また窓部材21が動作し、当該曜日の当該服用期に対応した位置に開口35が移動する。先の例に従うと、窓部材21の4系統の帯列30a,b,c,dの内、昼食後服用を担当する帯列30bが駆動し、帯状体33bを繰り出して、開口35を上下方向に移動させ、開口35を火曜日に相当する上から2行目の表示・検知部26の前で停止させる。
その結果、薬剤設置部材3の薬剤配置部11であって、「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11のポケットシート15の前が開口する。その結果、「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11のポケットシート15に対応する位置で窓が開き、特定の薬剤配置部11の薬剤だけが取り出し可能となる。

0045

また薬剤設置部材3は透明な薄い樹脂シートで作られており、且つ「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11のポケットシート15の前に開口(窓)ある状態で、背後の表示・検知部26の発光部材23が発光するから、「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11が顕示されて目立つ。
即ち薬剤設置部材3は28個の薬剤配置部11が、縦7行、横4列に配列されているが、その全面は「火曜日、昼食後」に該当する部分を除いて帯状体33で覆われている。また薬剤設置部材3の裏面の本体基板20には、表示・検知部26が縦7行、横4列に配列されているが、「火曜日、昼食後」に該当する表示・検知部26を除いて発光部材23が消灯している。
本実施形態では、その時に服用すべき薬剤が収容された薬剤配置部11の前だけに窓ができ、その時に服用すべき薬剤が収容された薬剤配置部11だけが裏側から投光されて発光する。
そのため「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11だけが際立つ。

0046

患者は、スピーカ41の音と、枠形成部材22の発光部(報知手段)42が発光することにより、服薬すべき時期が到来したことを知り、窓部材21の開口35による窓の位置と、発光部材23の発光位置から服用すべき薬剤の場所が指示される。
そして患者は、窓部材21の開口35による窓から指を差し入れ、「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11から薬剤を取り出す。

0047

即ち本実施形態では、本体基板20の発光部材23と、窓部材21の開口35が、特定の薬剤配置部11を指示する指示手段として機能する。
また本体基板20の発光部材23と、枠形成部材22のスピーカ41及び発光部42が服薬すべき時期が到来したことを知らせる報知手段として機能する。
そして患者が「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11から薬剤を取り出すと、対応する表示・検知部26の薬剤検知センサー25が薬剤を検知することができなくなり、薬剤検知センサー25は、間接的に「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11から薬剤が取り出されたことを検知する。
薬剤検知センサー25による検知が無くなると報知手段たる本体基板20の発光部材23の発光が停止し、枠形成部材22のスピーカ41が消音し、発光部42が消灯する。

0048

本実施形態では、「火曜日、昼食後」の薬剤配置部11から薬剤が排出されたことが服薬管理装置2の制御装置に記録され、当該記録が一定の期間、保存される。なお、薬剤配置部11から薬剤が排出された事実をもって、患者が薬剤を服用したとみなし、その事実も記録される。
前記した記録は、服薬管理装置2の通信手段によって通信端末5に送信され、同じ情報が通信端末5にも保存される。
さらにインターネット等を通じて、患者が薬剤を服用したとみなされる時刻と薬剤の情報が医師や家族等の外部の者に送信される。

0049

同様に同日の夕食時になると、スピーカ41から服用を促す音が発され、枠形成部材22の発光部(報知手段)42が発光する。
また窓部材21が動作して「火曜日、夕食後」の薬剤配置部11の対応した位置に開口35が移動して窓を開き、且つ「火曜日、夕食後」の薬剤配置部11のポケットシート15の前に開口ある状態で、背後の表示・検知部26の発光部材23が発光する。
朝食時や就寝時についても同様の動作が行われる。

0050

本実施形態の薬剤保管装置1は、服薬管理装置2と、複数の薬剤設置部材3によって構成され、薬剤設置部材3は服薬管理装置2に着脱可能である。
そのため薬剤師は、予め自己の薬局等で薬剤配置部11に薬剤を収容し、薬剤が収容された状態の薬剤設置部材3を患者の自宅や介護施設に持ち込む事ができる。そして持ち込んだ薬剤設置部材3を既に服薬管理装置2に装着されている薬剤設置部材3と差し替えることにより、服薬管理装置2に対する薬剤の補充を完了することができる。
そのため本実施形態の薬剤保管装置1によると、患者の自宅等で行っていた作業の多くを薬剤師の薬局等で行うことができ、患者の自宅等で行う作業が軽減される。
さらに薬剤師は、慣れた場所で薬剤の補充を行うことができるので、誤りが少なく、また見直しに要する時間も短くて足る。

0051

また本実施形態の薬剤保管装置1は、表裏面に薬剤設置部材3を装着することができるので、壁等に専有する面積が小さい。
また本実施形態の薬剤保管装置1は、複数の薬剤設置部材3を装着することができるので、一つの薬剤設置部材3内の薬剤を使い切っても他の薬剤設置部材3内に薬剤が残っている。
そのため、例えば一つの薬剤設置部材3内に一定期間(本実施形態では7日分)の薬剤が保管されているとすると、薬剤師は、先の訪問日から起算して8日目移行再訪問する。そうすると、薬剤師が訪問してから、7日が経過した時点で薬剤設置部材3の表側に配された薬剤設置部材3aの薬剤が飲み尽くされる。使用者は薬剤設置部材3を裏返して裏面側の薬剤設置部材3bを室内側に向け、薬剤設置部材3bに収容された薬剤を服用する。

0052

例えば薬剤師が8日目に患者宅を訪問すると、一方の薬剤設置部材3aは空の状態となっている。薬剤師は、持参した新たな薬剤設置部材3を元の薬剤設置部材3aと差し替える。この様に、一つの薬剤設置部材3内の薬剤が使い尽くされた後に、薬剤師が薬剤の補充に向かうと、薬剤設置部材3を入れ換えるだけで薬剤の補充を終えることができる。

0053

本実施形態の薬剤保管装置1では、本体基板20の発光部材23と、枠形成部材22のスピーカ41及び発光部42が服薬すべき時期が到来したことを知らせる報知手段として機能する。
発光部材23と発光部42は光による報知であり、視覚に訴える報知である。一方、スピーカ41は音声による報知であり、聴覚に訴える報知である。

0054

スピーカ41による報知によると、状況や条件等の情報を使用者に伝えることもできる。
例えば、「お薬をお取り下さい。」と言うような排出された薬剤を取ることを促すことができる。

0055

以上説明した実施形態では、服薬管理装置2は、本体基板20の発光部材23と、窓部材21を有しているが、必ずしも両者を備えている必要はなく、本体基板20に発光部材23があって窓部材21が無いものであってもよく、窓部材21があって発光部材23が無いものであってもよい。

0056

また以上説明した服薬管理装置2は、一基の本体基板20の表裏面に薬剤設置部材3a,3bを設けるものである。そのため服薬管理装置2では、本体基板20の表裏面に発光部材23が設けられている。しかしながら、必ずしも多数の発光部材23を設ける必要はない。
以下、発光部材23が少ない構成について図6図7を参照しつつ説明する。図6に示す薬剤保管装置48は、一台の服薬管理装置51と、2枚の薬剤設置部材3a,3bによって構成されている。図6図7に示す服薬管理装置51は、本体基板20に発光部材23があるが、窓部材21は無い。
図6図7に示す服薬管理装置51では、一つの発光部材23をもって本体基板20の表裏面の薬剤設置部材3a,3bの特定箇所を指示する。
図6図7に示す服薬管理装置51では、本体基板20に貫通孔47又は透明部がある。そして当該貫通孔47等の中に発光部材23が内蔵されている。図6図7に示す薬剤保管装置48では、発光部材23が発光することによって、光が本体基板20の表面側と裏面側の双方に照射され、薬剤設置部材3a,3bの特定の薬剤配置部11を指示する。ここで発光部材23によって表裏に設けられた薬剤設置部材3a,3bが照らされることとなるが、例えば服薬管理装置51を壁に掛けて設置する場合には、壁側の面は、使用者の目に触れない。そのため使用者は、薬剤を取り出すべき薬剤配置部11を間違うことはない。

0057

また図6図7に示す服薬管理装置51は、薬剤検知センサー25を持たず、薬剤配置部11から薬剤が取り出されたことを知るためのセンサーが無い。
服薬管理装置51では、薬剤検知センサー25に代わって、薬剤取り出し完了スイッチ52を有している。
本実施形態の服薬管理装置51では、患者等によって薬剤取り出し完了スイッチ52が操作されたことによって所定の薬剤配置部11から薬剤が排出されたことが服薬管理装置51の制御装置に記録される。また薬剤取り出し完了スイッチ52が操作されたことをもって、患者が薬剤を服用したとみなし、その事実も記録される。

0058

上記した実施形態では、薬剤設置部材3に曜日と服用期を印刷したが、図8に示す薬剤保管装置50の様に服薬管理装置53側にこれらを記載してもよい。
また図8に示す服薬管理装置53は、窓部材21を有するが、本体基板20に表示・検知部は無い。即ち図8に示す服薬管理装置53には、個々の薬剤配置部11を示す発光部材は無い。
図8に示す服薬管理装置53では、これに代わって、服用期たる朝、昼、夕、寝る前に対応した発光部材55a,b,c,dを有している。発光部材55a,b,c,dについても、特定の薬剤配置部11を指示するものであり、顕示手段として機能する。

0059

上記した実施形態では、窓部材21は、帯状体33が上下方向に走行するものであるが、帯状体33が左右に走行するものであってもよい。
また窓部材は、X−Yテーブルの様に、面状に動くものであってもよい。

0060

上記した実施形態では、窓部材21は、巻き出し側の部材(巻き出し側ロール31)と巻き取り側の部材(巻き取り側ロール32)を有し、両者の間に帯状体33が巻回されたものであるが、帯状体33は図9に示す薬剤保管装置56の様に無端ベルト57であってもよい。図9に示す薬剤保管装置56の服薬管理装置63では、上前側ロール58、上後ロール60、下後ロール61、下前ロール62を有し、この4個のロールに無端ベルト57が懸架されている。無端ベルト57には、一か所に開口35が設けられている。開口35は窓として機能する。上記した4個のロールのいずれかは動力によって駆動する駆動ロールであり、他は従動ロールである。
本実施形態の薬剤保管装置56についても、服薬管理装置63と2枚の薬剤設置部材3a,3bによって構成されている。ただし、図9に示す薬剤保管装置56では、本体基板20の表面側に、薬剤設置部材3a,3bが2枚、重ねて配されている。

0061

図9に示す薬剤保管装置56では、帯状体33たる無端ベルト57は、矢印の様に薬剤保管装置56の表面側を下から上に向かって走行する。
そのため帯状体33の開口35が薬剤配置部11に引っ掛かり難い。
即ち薬剤配置部11はポケット状であり、基礎シート12に下辺と左右辺が接着されたポケットシート15が設けられ、上辺が開口している。帯状体33たる無端ベルト57は、ポケット状の薬剤配置部11を下から上に向かって進む。そのため無端ベルト57の開口35は薬剤配置部11の閉じられた下辺から接触し、ポケット状の薬剤配置部11の表面を撫でる様に進行する。言い換えれば、無端ベルト57はポケット形状に対して順方向に進む。そのため無端ベルト57の走行時に、開口35が薬剤配置部11に引っ掛かり難い。
またこの構成によると、無端ベルト57が薬剤設置部材3に近接しても、無端ベルト57は薬剤配置部11に引っ掛かり難いので、無端ベルト57と本体基板20の距離をより近接させることができ、薬剤保管装置56の全厚を薄くすることができる。

0062

薬剤設置部材3は使い捨てであってもよい。薬剤設置部材3の薬剤配置部11の数は任意であり、例えば一ヵ月分であってもよい。

0063

1,48,50,56薬剤保管装置
2,51,53,63服薬管理装置
3a,3b 薬剤設置部材
11 薬剤配置部
20本体基板
21窓部材
23発光部材(顕示手段)
25薬剤検知センサー
26 表示・検知部
35 開口
55a,b,c,d 発光部材(顕示手段)

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