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技術 ショーケース

出願人 富士電機株式会社
発明者 広田光二菅谷達朗
出願日 2016年6月21日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-122572
公開日 2017年12月28日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-225551
状態 特許登録済
技術分野 冷却室に付属する区画の配置 冷凍機械と関連した装置 ショーケース・商品小出し用棚
主要キーワード 空気循環ユニット 内部温度センサ 補正値情報 加熱目標温度 冷却目標温度 下方域 中間ダクト 上方域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

中間ダクト上方域商品陳列棚陳列された商品温度管理の精度向上を図ること。

解決手段

収納室11に上下方向に沿って複数段設けられ、それぞれ商品を載置して陳列する商品陳列棚13と、駆動する場合に収納室11と空気通路30との間で収納室11の内部の空気を循環させるファン40と、ファン40により循環させられる空気を冷却する冷却器41と、空気通路30を遮断する態様で収納室11に着脱可能に装着され、冷却器41により冷却された空気を導入口51より導入して中間吹出口52より吹き出す中間ダクト50とを備え、中間ダクト50が装着された場合に、中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13に設けられたヒータHを設定温度に対して中間ダクト50に最も近接する商品陳列棚13が最も高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められた補正値加算してなる目標温度となるよう駆動させる制御部60を備えている。

概要

背景

従来、各商品陳列棚陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持することが可能なショーケースとして、次のようなものが知られている。

例えば、前面開口が形成されたケース本体内部の収納室に複数の商品陳列棚が上下方向に沿って並ぶよう設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されて陳列されている。

また、ケース本体内部であって収納室の外部となる個所には、吸込口及び吹出口を通じて収納室に連通する空気通路が形成されている。この空気通路には、循環ファン及び蒸発器が設けられている。循環ファンは、駆動することにより、吸込口を通じて収納室の内部の空気を吸い込んで空気通路を通過させ、吹出口を通じて収納室に吹き出すことにより、収納室と空気通路との間で収納室の内部の空気を循環させるものである。蒸発器は、循環ファンにより空気通路を通過する空気を冷却するものである。

更に、ケース本体には、中間ダクト着脱可能に装着されている。中間ダクトは、空気通路を遮断する態様で収納室の任意の商品陳列棚の下部に取り付けられている。この中間ダクトは、蒸発器で冷却された空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、自身の下方域の前面にエアカーテンを形成するものである。

このようなショーケースにおいては、中間ダクトが装着されることで、収納室の中間ダクトの下方域は、吸込口より吸い込まれて中間吹出口より吹き出される空気(冷気)により冷却され、かつ該中間ダクトの上方域は、各商品陳列棚に設けられたヒータ通電状態にすることで、収納室を異なる2つの温度域にすることともに各商品陳列棚に陳列された商品を2つの温度に保持することが可能になる。

そして、中間ダクトの上方域における最下位の商品陳列棚は、異なる温度域の境界部分に最も近接することから、当該商品陳列棚のヒータのみの設定温度を高くして駆動させるようにしたショーケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

中間ダクトの上方域の商品陳列棚に陳列された商品の温度管理の精度向上をること。収納室11に上下方向に沿って複数段設けられ、それぞれ商品を載置して陳列する商品陳列棚13と、駆動する場合に収納室11と空気通路30との間で収納室11の内部の空気を循環させるファン40と、ファン40により循環させられる空気を冷却する冷却器41と、空気通路30を遮断する態様で収納室11に着脱可能に装着され、冷却器41により冷却された空気を導入口51より導入して中間吹出口52より吹き出す中間ダクト50とを備え、中間ダクト50が装着された場合に、中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13に設けられたヒータHを設定温度に対して中間ダクト50に最も近接する商品陳列棚13が最も高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められた補正値加算してなる目標温度となるよう駆動させる制御部60を備えている。

目的

本発明は、上記実情に鑑みて、中間ダクトの上方域の商品陳列棚に陳列された商品の温度管理の精度向上を図ることができるショーケースを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ケース本体内部の収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、それぞれ商品を載置して陳列する商品陳列棚と、駆動する場合に、前記収納室と、前記ケース本体内部であって前記収納室外部に設けられた空気通路との間で該収納室の内部の空気を循環させる循環手段と、前記循環手段により循環させられる空気を冷却する冷却手段と、前記空気通路を遮断する態様で前記収納室に着脱可能に装着され、前記冷却手段により冷却された空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、該収納室における自身の上方域下方域とを異なる温度域にさせる中間ダクトとを備え、各商品陳列棚に陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持することが可能なショーケースにおいて、前記中間ダクトが装着された場合に、該中間ダクトの上方域の各商品陳列棚に設けられた加熱手段を、予め設定された設定温度に対して前記中間ダクトに最も近接する商品陳列棚が最も高くなる態様で商品陳列棚毎に決められた補正値加算してなる目標温度となるよう駆動させる制御手段を備えたことを特徴とするショーケース。

請求項2

前記補正値は、前記中間ダクトよりも上方側の前記商品陳列棚の段数や該中間ダクトの下方域の温度に応じて、前記中間ダクトに近接するに連れ漸次高くなる態様で商品陳列棚毎に決められたものであることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。

請求項3

前記設定温度は、前記中間ダクトが前記収納室から離脱されるとともに前記冷却手段及び前記循環手段の駆動が停止した状態において、全ての前記商品陳列棚の加熱手段を駆動させる際に設定されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。

請求項4

前記加熱手段は、ヒータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のショーケース。

技術分野

0001

本発明は、ショーケースに関するものであり、より詳細には、各商品陳列棚陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持することが可能なショーケースに関するものである。

背景技術

0002

従来、各商品陳列棚に陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持することが可能なショーケースとして、次のようなものが知られている。

0003

例えば、前面開口が形成されたケース本体内部の収納室に複数の商品陳列棚が上下方向に沿って並ぶよう設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されて陳列されている。

0004

また、ケース本体内部であって収納室の外部となる個所には、吸込口及び吹出口を通じて収納室に連通する空気通路が形成されている。この空気通路には、循環ファン及び蒸発器が設けられている。循環ファンは、駆動することにより、吸込口を通じて収納室の内部の空気を吸い込んで空気通路を通過させ、吹出口を通じて収納室に吹き出すことにより、収納室と空気通路との間で収納室の内部の空気を循環させるものである。蒸発器は、循環ファンにより空気通路を通過する空気を冷却するものである。

0005

更に、ケース本体には、中間ダクト着脱可能に装着されている。中間ダクトは、空気通路を遮断する態様で収納室の任意の商品陳列棚の下部に取り付けられている。この中間ダクトは、蒸発器で冷却された空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、自身の下方域の前面にエアカーテンを形成するものである。

0006

このようなショーケースにおいては、中間ダクトが装着されることで、収納室の中間ダクトの下方域は、吸込口より吸い込まれて中間吹出口より吹き出される空気(冷気)により冷却され、かつ該中間ダクトの上方域は、各商品陳列棚に設けられたヒータ通電状態にすることで、収納室を異なる2つの温度域にすることともに各商品陳列棚に陳列された商品を2つの温度に保持することが可能になる。

0007

そして、中間ダクトの上方域における最下位の商品陳列棚は、異なる温度域の境界部分に最も近接することから、当該商品陳列棚のヒータのみの設定温度を高くして駆動させるようにしたショーケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0008

特開2005−155930号公報

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、近年においては、ショーケースにおける商品の温度管理厳格化が求められており、各商品陳列棚に陳列される商品、特にヒータにより加熱される商品の温度管理の精度向上が必要とされている。

0010

そのため、上述したような従来のショーケースでは、中間ダクトの上方域における最下位の商品陳列棚のヒータのみの設定温度を高くして駆動させていただけであったので、該商品陳列棚よりも上方側の商品陳列棚に陳列された商品については、きめ細やかに温度管理を行うことが困難であった。

0011

本発明は、上記実情に鑑みて、中間ダクトの上方域の商品陳列棚に陳列された商品の温度管理の精度向上を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、ケース本体内部の収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、それぞれ商品を載置して陳列する商品陳列棚と、駆動する場合に、前記収納室と、前記ケース本体内部であって前記収納室外部に設けられた空気通路との間で該収納室の内部の空気を循環させる循環手段と、前記循環手段により循環させられる空気を冷却する冷却手段と、前記空気通路を遮断する態様で前記収納室に着脱可能に装着され、前記冷却手段により冷却された空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、該収納室における自身の上方域と下方域とを異なる温度域にさせる中間ダクトとを備え、各商品陳列棚に陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持することが可能なショーケースにおいて、前記中間ダクトが装着された場合に、該中間ダクトの上方域の各商品陳列棚に設けられた加熱手段を、予め設定された設定温度に対して前記中間ダクトに最も近接する商品陳列棚が最も高くなる態様で商品陳列棚毎に決められた補正値加算してなる目標温度となるよう駆動させる制御手段を備えたことを特徴とする。

0013

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記補正値は、前記中間ダクトよりも上方側の前記商品陳列棚の段数や該中間ダクトの下方域の温度に応じて、前記中間ダクトに近接するに連れ漸次高くなる態様で商品陳列棚毎に決められたものであることを特徴とする。

0014

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記設定温度は、前記中間ダクトが前記収納室から離脱されるとともに前記冷却手段及び前記循環手段の駆動が停止した状態において、全ての前記商品陳列棚の加熱手段を駆動させる際に設定されたものであることを特徴とする。

0015

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記加熱手段は、ヒータであることを特徴とする。

発明の効果

0016

本発明によれば、制御手段が、中間ダクトが装着された場合に、中間ダクトの上方域の各商品陳列棚に設けられた加熱手段を、予め設定された設定温度に対して中間ダクトに最も近接する商品陳列棚が最も高くなる態様で商品陳列棚毎に決められた補正値を加算してなる目標温度となるよう駆動させるので、中間ダクトの上方域における各商品陳列棚の温度管理をきめ細やかに行うことができ、これにより、中間ダクトの上方域の商品陳列棚に陳列された商品の温度管理の精度向上を図ることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0017

図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを模式的に示す断面側面図である。
図2は、図1に示したショーケースの特徴的な制御系を示すブロック図である。
図3は、ホットコールド運転を行う場合における各運転モードにおける設定温度に加算する補正値を示す図表である。
図4は、図2に示した制御部が実施する目標温度設定処理処理内容を示すフローチャートである。
図5は、図4に示した目標温度設定処理の後に図2に示した制御部が中間ダクトの下方域の商品陳列棚に陳列された商品に対して実施する冷却運転処理の処理内容を示すフローチャートである。
図6は、図4に示した目標温度設定処理の後に図2に示した制御部が中間ダクトの上方域の各商品陳列棚に陳列された商品に対して実施する加熱運転処理の処理内容を示すフローチャートである。

実施例

0018

以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。

0019

図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体10及び中間ダクト50を備えている。

0020

ケース本体10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)11が形成された略直方状の断熱筐体であり、その内部には収納室12が形成されているとともに、空気循環ユニット20が設けられている。

0021

収納室12は、上記前面開口11を臨む態様で形成された室であり、複数(図示の例では7つ)の商品陳列棚13が上下方向に沿って複数段並べて配設されている。商品陳列棚13は、それぞれ商品を載置して陳列するものである。

0022

空気循環ユニット20は、空気通路30とファン40とを備えて構成されている。空気通路30は、ケース本体10の内部であって収納室12の外部に形成されており、吸込口14から吹出口15に至る空気の通路である。ここで吸込口14は、収納室12の内部の空気を吸い込むための開口であり、左右方向に沿って延在するよう設けられた長尺状のものである。この吸込口14は、収納室12の下側前方縁部、すなわちケース本体10の前面開口11近傍の下部に設けられている。

0023

吹出口15は、収納室12の内部に空気を吹き出すための開口である。この吹出口15は、左右方向に沿って延在するよう設けられており、収納室12の上側前方縁部、すなわちケース本体10の前面開口11近傍の上部に設けられている。

0024

このような空気通路30は、収納室12の外部であってその下方にある下部ダクト31と、収納室12の外部であってその背面側にある背面ダクト32と、収納室12の外部であってその上方にある上部ダクト33とを互いに連通した状態で構成されている。

0025

ファン40は、空気を循環させるものであり、下部ダクト31の所定部位に設けられている。本実施の形態では、ファン40は、下部ダクト31の所定部位に設けられているが、本発明では、ファン40の配設位置は特に限定されるものではなく、後述するファン40の機能を発揮することができる個所であればどこに設けても構わない。

0026

上記空気通路30の背面ダクト32には、冷却器(冷却手段)41が設けられている。冷却器41は、圧縮機42(図2参照)、放熱器及び膨張機構(ともに図示せず)と冷媒管路で接続されて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成している。圧縮機42は、冷媒を圧縮するものであり、放熱器は、圧縮機42で圧縮された冷媒を凝縮させて放熱させるものである。膨張機構は、放熱器で放熱した冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。

0027

このような空気循環ユニット20は、ファン40が駆動することにより吸込口14を通じて収納室12の内部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気が空気通路30を通過する態様で吹出口15まで送出し、吹出口15を通じて収納室12の内部に空気を吹き出すことにより、収納室12と空気通路30との間で空気を循環させるものである。

0028

冷却器41は、ファン40が駆動することにより背面ダクト32を下方から上方に向けて通過する空気と、膨張機構で低温低圧の状態にされた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、低温低圧の冷媒を蒸発させることにより背面ダクト32を通過する空気を冷却するものである。この冷却器41で蒸発した冷媒は、圧縮機42に吸引されて冷凍サイクルを循環することになる。

0029

中間ダクト50は、全体として略平板状の形態を成している。この中間ダクト50は、収納室12の背面を構成する背面パネル16の貫通孔17を貫通して後端部が背面ダクト32を遮断する態様で収納室12に着脱可能に装着されるものである。

0030

ここで、背面パネル16の貫通孔17は、本実施の形態では、上から2段目の商品陳列棚13の下部、上から3段目の商品陳列棚13の下部、上から4段目の商品陳列棚13の下部、上から5段目の商品陳列棚13の下部に設けられている。そして、図1に示すように、上記中間ダクト50は、上から4段目の商品陳列棚13の下部の貫通孔17を貫通して後端部が背面ダクト32(空気通路30)を遮断する態様で収納室12に装着されている。

0031

このような中間ダクト50は、内部に風洞50aが設けられている。風洞50aは、前後方向に沿って延在するものであり、後端部に設けられた導入口51及び前端部に設けられた中間吸込口52に連通している。導入口51は、下方に向けて開口しており、背面ダクト32を通過する空気を導入するための開口である。中間吸込口52は、下方に向けて開口しており、風洞50aを通過する空気を吹き出すための開口である。

0032

図2は、図1に示したショーケースの特徴的な制御系を示すブロック図である。この図2に示すように、上記ショーケースは、ヒータH、入力手段1、中間ダクト装着センサS1、内部温度センサS2、棚温度センサS3及び制御部60を備えている。

0033

ヒータHは、各商品陳列棚13の下面に設けられている。これらヒータHは、制御部60から駆動指令が与えられることにより駆動して通電状態となり、該商品陳列棚13を構成する棚板を加熱する加熱手段である。

0034

入力手段1は、当該ショーケースの管理者により操作入力が行われるものであり、具体的には、収納室12の一部の商品を例えば3℃程度に冷却して一部の商品を加熱するホット&低温コールド(チルド)運転や、収納室12の一部の商品を例えば20℃程度に冷却して一部の商品を加熱するホット&高温コールド(弁当)運転の操作入力が行われるものである。この入力手段1は、いずれかの操作入力が行われると、運転信号を制御部60に与えるものである。

0035

尚、本実施の形態の特徴部分ではないが、上記入力手段1は、収納室12の全ての商品を冷却するコールド運転や、収納室12の全ての商品を加熱するホット運転の操作入力が行われる。

0036

中間ダクト装着センサS1は、背面パネル16における各貫通孔17に対応して設けられている。これら中間ダクト装着センサS1は、対象となる貫通孔17を貫通する態様で中間ダクト50が装着された場合に、装着信号オン信号)を制御部60に与えるものである。

0037

内部温度センサS2は、収納室12の下部に設けられている。この内部温度センサS2は、収納室12の内部温度を検知する検知手段である。かかる内部温度センサS2は、検知した内部温度を内部温度信号として制御部60に与えるものである。

0038

棚温度センサS3は、各商品陳列棚13に設けられている。これら棚温度センサS3は、自身が設けられた商品陳列棚13の棚板の温度(棚温度)を検知する検知手段である。かかる棚温度センサS3は、検知した棚温度を棚温度信号として制御部60に与えるものである。

0039

制御部60は、メモリ70に記憶されたプログラムやデータにしたがってショーケースの各部の動作を統括的に制御するものであり、入力処理部61、運転モード判定部62、目標温度設定部63及び出力処理部64を備えている。

0040

尚、制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよいし、IC(IntegratedCircuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。

0041

入力処理部61は、入力手段1から与えられる運転信号、中間ダクト装着センサS1から与えられる装着信号、内部温度センサS2から与えられる内部温度信号、棚温度センサS3から与えられる棚温度信号を入力するものである。

0042

運転モード判定部62は、入力処理部61を通じて入力した装着信号及び運転信号に基づいて運転モードを判定するものである。より詳細には、上から4段目の商品陳列棚13の下部の貫通孔17に対応する中間ダクト装着センサS1から装着信号を入力し、かつホット&低温コールド運転の運転信号を入力した場合には、「4段ホット3段チルド」の運転モードと判定する。

0043

また、上から4段目の商品陳列棚13の下部の貫通孔17に対応する中間ダクト装着センサS1から装着信号を入力し、かつホット&高温コールド運転の運転信号を入力した場合には、「4段ホット3段弁当」の運転モードと判定する。

0044

目標温度設定部63は、運転モード判定部62を通じて判定された運転モードの目標温度(冷却目標温度及び加熱目標温度)を設定するものである。

0045

例えば、運転モード判定部62により「4段ホット3段チルド」と判定された場合には、中間ダクト50の下方域の冷却目標温度は例えば3℃に設定する。その一方、中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13の加熱目標温度は次のように設定する。すなわち、メモリ70に記憶された設定温度情報読み出して各商品陳列棚13の設定温度を得、その後にメモリ70に記憶された補正値情報を読み出す。

0046

ここで、設定温度情報は、中間ダクト50を取り外した収納室12の全ての商品を加熱するホット運転を行う場合の各商品陳列棚13のヒータHの設定温度に関する情報である。また補正値情報は、図3に示すように、ホット&コールド運転を行う場合における各運転モードにおける設定温度に加算する補正値に関する情報である。

0047

例えば、運転モードが「4段ホット3段チルド」の場合には、中間ダクト50の上方域の最下位の商品陳列棚13、すなわち上から4段目の商品陳列棚13(図3では4)のヒータHの補正値は7Kであり、上から3段目の商品陳列棚13(図3では棚3)のヒータHの補正値は5Kであり、上から2段目の商品陳列棚13(図3では棚2)のヒータHの補正値4Kであり、最上段の商品陳列棚13(図3では棚1)のヒータHの補正値3Kとされている。

0048

そして、目標温度設定部63は、上から4段目の商品陳列棚13のヒータHについては、当該商品陳列棚13のヒータHに対して設定された設定温度に補正値(7K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、上から3段目の商品陳列棚13のヒータHについては、当該商品陳列棚13のヒータHに対して設定された設定温度に補正値(5K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、上から2段目の商品陳列棚13のヒータHについては、当該商品陳列棚13のヒータHに対して設定された設定温度に補正値(4K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、最上段の商品陳列棚13のヒータHについては、当該商品陳列棚13のヒータHに対して設定された設定温度に補正値(3K)を加算した値を加熱目標温度に設定する。

0049

尚、図3に示す補正値情報は、一例であり、数値等はこれらに限定されるものではない。但し、各商品陳列棚13の補正値は、中間ダクト50の上方域において該中間ダクト50に最も近接する商品陳列棚13(中間ダクト50の上方域における最下位の商品陳列棚13)が最も高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められており、中間ダクト50よりも上方側の商品陳列棚13の段数や該中間ダクト50の下方域の温度に応じて、中間ダクト50に近接するに連れて漸次高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められている。つまり、中間ダクト50の下方域の温度は、例えば3℃程度の低温コールド運転の場合と、例えば20℃程度の高温コールド運転の場合とでは、低温コールド運転の方が低くなるので、補正値情報における中間ダクトの上方域における最下位の商品陳列棚13の補正値は、高温コールド運転の場合の補正値よりも低温コールド運転の場合の補正値の方が高くなっている。

0050

出力処理部64は、ファン駆動処理部64a、圧縮機駆動処理部64b及びヒータ駆動処理部64cを備えている。

0051

ファン駆動処理部64aは、ファン40に対して駆動指令又は駆動停止指令送出するものである。圧縮機駆動処理部64bは、圧縮機42に対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。ヒータ駆動処理部64cは、該当するヒータHに対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。

0052

図4は、図2に示した制御部が実施する目標温度設定処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる目標温度設定処理の処理内容を説明しながらショーケースの動作について説明するものとする。

0053

この目標温度設定処理において制御部60は、入力処理部61を通じて、いずれかの中間ダクト装着センサS1からの装着信号を入力するとともに入力手段1から運転信号を入力した場合(ステップS101:Yes,ステップS102:Yes)、運転モード判定部62を通じて運転モードの判定を行う(ステップS103)。

0054

これらステップS101〜ステップS103の処理を具体的に説明すると、入力処理部61を通じて、上から4段目の商品陳列棚13の下部の貫通孔17に対応する中間ダクト装着センサS1から装着信号を入力し、かつ入力手段1よりホット&低温コールド運転の運転信号を入力した場合には、制御部60は、運転モード判定部62を通じて「4段ホット3段チルド」の運転モードと判定する。

0055

上記ステップS103で運転モードの判定を行った制御部60は、目標温度設定部63を通じて目標温度(冷却目標温度及び加熱目標温度)の設定を行う(ステップS104)。具体的に説明すると、運転モード判定部62により「4段ホット3段チルド」と判定された場合には、中間ダクト50の下方域の冷却目標温度は例えば3℃に設定する。その一方、中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13の加熱目標温度は、メモリ70に記憶された設定温度情報及び補正値情報を読み出し、各商品陳列棚13のヒータHについては当該商品陳列棚13に対して設定された設定温度に当該商品陳列棚13に応じた補正値を加算した値を加熱目標温度に設定する。つまり、中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13のヒータHについて、上から4段目の商品陳列棚13では当該商品陳列棚13に対して設定された設定温度に補正値(7K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、上から3段目の商品陳列棚13では、当該商品陳列棚13に対して設定された設定温度に補正値(5K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、上から2段目の商品陳列棚13については、当該商品陳列棚13に対して設定された設定温度に補正値(4K)を加算した値を加熱目標温度に設定し、最上段の商品陳列棚13については、当該商品陳列棚13に対して設定された設定温度に補正値(3K)を加算した値を加熱目標温度に設定する。

0056

このようにして目標温度の設定を行った制御部60は、出力処理部64のヒータ駆動処理部64cを通じて、該当するヒータH(最上段の商品陳列棚13から上から4段目の商品陳列棚13に設けられたヒータH)に駆動指令を送出するとともに、ファン駆動処理部64a及び圧縮機駆動処理部64bを通じてファン40及び圧縮機42に駆動指令を送出し(ステップS105〜ステップS107)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0057

これによれば、収納室12の中間ダクト50の上方域における商品陳列棚13の各ヒータHが駆動し、それぞれの商品陳列棚13に陳列された商品を加熱目標温度に向けて加熱することができる。

0058

また、圧縮機42が駆動するともにファン40が駆動することにより、収納室12の内部の空気が次のように循環する。吸込口14を通じて空気通路30の下部ダクト31に吸い込まれた収納室12の内部の空気は、該下部ダクト31を通過した後に背面ダクト32を通過する。背面ダクト32を通過する空気は、冷却器41で冷却される。冷却器41で冷却された空気は、導入口51を通じて風洞50aに導入され、該風洞50aを通過し、中間吸込口52を通じて吹き出され、再び吸込口14を通じて空気通路30に吸い込まれることにより、収納室12と空気通路30とを循環する。これにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の前面には、冷却器41で冷却された空気によるエアカーテンが形成され、収納室12における中間ダクト50の下方域を、冷却目標温度に向けて冷却することができる。

0059

図5は、図4に示した目標温度設定処理の後に図2に示した制御部が中間ダクトの下方域の商品陳列棚に陳列された商品に対して実施する冷却運転処理の処理内容を示すフローチャートである。

0060

かかる冷却運転処理において制御部60は、圧縮機42が駆動中に入力処理部61を通じて内部温度センサS2より内部温度(内部温度信号)を入力した場合(ステップS201:Yes,ステップS202:Yes)、内部温度が冷却目標温度(例えば3℃)以下であるか否かを判定する(ステップS203)。

0061

内部温度が冷却目標温度以下である場合(ステップS203:Yes)、制御部60は、圧縮機駆動処理部64bを通じて駆動停止指令を送出し(ステップS204)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0062

これによれば、圧縮機42の駆動が停止することにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の内部温度は上昇する方向に推移することになる。

0063

内部温度が冷却目標温度を上回る場合(ステップS203:No)、制御部60は、圧縮機42の駆動を維持して(ステップS205)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0064

これによれば、圧縮機42の駆動が維持されることにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の内部温度は下降する方向に推移することになる。

0065

一方、制御部60は、圧縮機42が駆動停止中に入力処理部61を通じて内部温度センサS2より内部温度(内部温度信号)を入力した場合(ステップS201:No,ステップS206:Yes)、内部温度が冷却目標温度の許容上限値(冷却目標温度(例えば3℃)+所定値α)以上であるか否かを判定する(ステップS207)。

0066

内部温度が冷却目標温度の許容上限値以上である場合(ステップS207:Yes)、制御部60は、圧縮機駆動処理部64bを通じて駆動指令を送出し(ステップS208)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0067

これによれば、圧縮機42が駆動することにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の内部温度は下降する方向に推移することになる。

0068

内部温度が冷却目標温度の許容上限値を下回る場合(ステップS207:No)、制御部60は、圧縮機42の駆動停止を維持して(ステップS209)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0069

これによれば、圧縮機42の駆動停止が維持されることにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の内部温度は上昇する方向に推移することになる。

0070

このような冷却運転処理を行うことにより、収納室12における中間ダクト50の下方域の内部温度を冷却目標温度に近似させることができる。

0071

図6は、図4に示した目標温度設定処理の後に図2に示した制御部が中間ダクトの上方域の各商品陳列棚に陳列された商品に対して実施する加熱運転処理の処理内容を示すフローチャートである。尚、この加熱運転処理は、各商品陳列棚13毎に行われるものである。よって、以下においては、1つの商品陳列棚13について説明する。

0072

かかる加熱運転処理において制御部60は、ヒータHが駆動中に入力処理部61を通じて棚温度センサS3より棚温度(棚温度信号)を入力した場合(ステップS301:Yes,ステップS302:Yes)、棚温度が加熱目標温度以上であるか否かを判定する(ステップS303)。

0073

棚温度が加熱目標温度以上である場合(ステップS303:Yes)、制御部60は、ヒータ駆動処理部64cを通じて当該商品陳列棚13のヒータHに駆動停止指令を送出し(ステップS304)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0074

これによれば、当該商品陳列棚13のヒータHの駆動が停止することにより、該商品陳列棚13の棚温度は下降する方向に推移することになる。

0075

棚温度が加熱目標温度を下回る場合(ステップS303:No)、制御部60は、ヒータHの駆動を維持して(ステップS305)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0076

これによれば、当該商品陳列棚13のヒータHの駆動が維持されることにより、該商品陳列棚13の棚温度は上昇する方向に推移することになる。

0077

一方、制御部60は、ヒータHが駆動停止中に入力処理部61を通じて棚温度センサS3より棚温度(棚温度信号)を入力した場合(ステップS301:No,ステップS306:Yes)、棚温度が加熱目標温度の許容下限値(加熱目標温度−所定値β)以下であるか否かを判定する(ステップS307)。

0078

棚温度が加熱目標温度の許容下限値以下である場合(ステップS307:Yes)、制御部60は、ヒータ駆動処理部64cを通じて該当するヒータHに駆動指令を送出し(ステップS308)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0079

これによれば、当該商品陳列棚13のヒータHが駆動することにより、該商品陳列棚13の棚温度は上昇する方向に推移することになる。

0080

棚温度が加熱目標温度の許容下限値より高い場合(ステップS307:No)、制御部60は、ヒータHの駆動停止を維持して(ステップS309)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。

0081

これによれば、当該商品陳列棚13のヒータHの駆動停止が維持されることにより、該商品陳列棚13の棚温度は下降する方向に推移することになる。

0082

このような加熱運転処理を商品陳列棚13毎に行うことにより、各商品陳列棚13の棚温度をそれぞれの加熱目標温度に近似させることができる。

0083

以上説明したように、本実施の形態であるショーケースにおいては、中間ダクト50が装着された場合において、制御部60が、該中間ダクト50の上方域の各商品陳列棚13に設けられたヒータHを、予め設定された設定温度に対して中間ダクト50に近接するに連れて漸次高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められた補正値を加算してなる目標温度(加熱目標温度)となるよう駆動させるので、中間ダクト50の上方域における各商品陳列棚13の温度管理をきめ細やかに行うことができ、これにより、中間ダクト50の上方域の商品陳列棚13に陳列された商品の温度管理の精度向上を図ることができる。

0084

以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。

0085

上述した実施の形態では、補正値情報に含まれる補正値は、中間ダクト50に近接するに連れて漸次高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められていたが、本発明においては、補正値は、中間ダクト50に最も近接する商品陳列棚13が最も高くなる態様で商品陳列棚13毎に決められていてもよく、互いに上下に隣接する商品陳列棚13同士の補正値が同じ値であっても構わない。

0086

1入力手段
10ケース本体
11 前面開口
12収納室
13商品陳列棚
14吸込口
15吹出口
20空気循環ユニット
30空気通路
40ファン
41冷却器(冷却手段)
42圧縮機
50中間ダクト
51 導入口
52中間吹出口
60 制御部
61入力処理部
62運転モード判定部
63目標温度設定部
64出力処理部
64aファン駆動処理部
64b圧縮機駆動処理部
64cヒータ駆動処理部
70メモリ
Hヒータ(加熱手段)
S1 中間ダクト装着センサ
S2内部温度センサ
S3 棚温度センサ

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