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技術 マンモグラフィ装置及びハンドスイッチ

出願人 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
発明者 小林由昌小倉智明都丸岳人倉富奈央子落合理絵稲垣考宏
出願日 2016年6月20日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-121987
公開日 2017年12月28日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-225502
状態 未査定
技術分野 放射線診断機器
主要キーワード 引き伸ばし動作 防護器具 アーム状態 台形面 ラウンド加工 左右判別 左右情報 各対角線
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月28日)のものです。
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図面 (13)

課題

操作者乳房ポジショニング時に操作しやすいマンモグラフィ装置及びハンドスイッチを提供することである。

解決手段

実施形態のマンモグラフィ装置は、被検体照射するX線を発生するX線管と、被検体の乳房を透過したX線を検出するX線検出器と、被検体の乳房を圧迫する圧迫板と、圧迫板を駆動させることで乳房を圧迫する圧迫板駆動部と、圧迫板駆動部を動作させる信号を入力する入力部を備え、操作者の片手把持可能な形状のハンドスイッチと、圧迫板により乳房が圧迫された状態において、被検体の乳房にX線を照射するX線管と、X線検出器にて検出されたX線に基づいて、乳房のX線画像を生成する画像処理部とを具備する。

概要

背景

乳腺組織診断のために、X線を利用した乳房X線撮影装置(以下、マンモグラフィ装置)が多くの病院検診センター等にて用いられている。読影医は、マンモグラフィ装置により得られるX線画像マンモグラフィ画像)を読影し、乳癌等の有無の診断を行う。マンモグラフィ画像は、乳癌が強く疑われる場合の典型的な所見である「石灰化」や「腫瘍」を発見する際に有用である。

マンモグラフィ装置では、操作者が被検体の左右のいずれかの乳房撮影台に載置し、乳房を引き伸ばした状態で圧迫板押し下げ、圧迫板と撮影台との間で乳房を圧迫する。そして、圧迫された状態の乳房をMLO方向(Mediо−Lateral−Oblique;内外側斜位方向)やCC方向(Cranial−Caudal;頭尾方向)から撮影する。マンモグラフィ装置においては、圧迫板を移動させる操作は床面に配置されたフットスイッチによって行われることがある(特許文献1)。特に、MLO方向の撮影を行う場合には、被検体の乳房を斜め方向から撮影するため、マンモグラフィ装置のアーム傾く。そのため、操作者はを落とした不自由な姿勢を強いられた状態で乳房のポジショニングを行いつつ、足元のフットスイッチを操作する必要がある。そのため、フットスイッチを操作しなければならず、負担となる恐れがある。

概要

操作者が乳房のポジショニング時に操作しやすいマンモグラフィ装置及びハンドスイッチを提供することである。 実施形態のマンモグラフィ装置は、被検体に照射するX線を発生するX線管と、被検体の乳房を透過したX線を検出するX線検出器と、被検体の乳房を圧迫する圧迫板と、圧迫板を駆動させることで乳房を圧迫する圧迫板駆動部と、圧迫板駆動部を動作させる信号を入力する入力部を備え、操作者の片手把持可能な形状のハンドスイッチと、圧迫板により乳房が圧迫された状態において、被検体の乳房にX線を照射するX線管と、X線検出器にて検出されたX線に基づいて、乳房のX線画像を生成する画像処理部とを具備する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、乳房の撮影時に操作しやすいマンモグラフィ装置及びハンドスイッチを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

検体照射するX線を発生するX線管と、前記被検体の乳房を透過した前記X線を検出するX線検出器と、前記被検体の乳房を圧迫する圧迫板と、前記圧迫板を駆動させることで前記乳房を圧迫する圧迫板駆動部と、前記圧迫板駆動部を動作させる信号を入力する入力部を備え、操作者片手把持可能な形状のハンドスイッチと、前記圧迫板により前記乳房が圧迫された状態において、前記被検体の乳房にX線を照射するX線管と、前記X線検出器にて検出された前記X線に基づいて、前記乳房のX線画像を生成する画像処理部と、を有するマンモグラフィ装置

請求項2

前記ハンドスイッチに設けられ、前記ハンドスイッチが、操作者の左右何れの手において操作されているかを判定する左右判別部を更に有し、前記左右判別部は、前記判定された操作者の手の左右に基づいて、撮影された前記乳房が左右何れの乳房であるかを判定し、当該乳房の左右を示すための情報を前記X線画像に付与する請求項1に記載のマンモグラフィ装置。

請求項3

記入力部は前記ハンドスイッチの上端に設けられ、前記入力部が押下される方向に対して、前記ハンドスイッチの周方向を取り囲むガード部と、前記ガード部の少なくとも一部の領域であって、前記入力部が押下される方向に対して設けられる開口部と、前記ハンドスイッチの側面の一部に前記操作者の手との接触を検出するためのセンサと、を更に有する請求項2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項4

前記センサは前記ハンドスイッチの側面であって、且つ前記開口部に対して前記ハンドスイッチの側面上における左側及び右側にそれぞれ設けられ、前記左右判別部は、前記ハンドスイッチの側面の左右に設けられた前記センサの内、操作者の手との接触を検出した一方の前記センサからの情報に基づいて、操作者が前記ハンドスイッチを握っている左右の手の判別を行う請求項3に記載のマンモグラフィ装置。

請求項5

操作者が足で操作することで、少なくとも圧迫板を駆動させる信号を受け付けフットスイッチと、前記センサが前記操作者の手との接触を検出すると、前記フットスイッチの動作を制限するように制御するスイッチ切替制御部と、を更に有する請求項3又は4に記載のマンモグラフィ装置。

請求項6

操作者の指紋情報を記憶する記憶部と、前記入力部の上面に設けられ、前記操作者の指紋を検出する指紋センサと、を更に有し、前記左右判別部は、前記記憶部に記憶されている前記操作者の指紋情報と前記指紋センサによって検出された指紋に基づいて、前記操作者が前記ハンドスイッチを握っている手の左右を判別する請求項2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項7

操作者の静脈情報を記憶する記憶部と、前記入力部の上面に設けられ、前記操作者の静脈情報を検出する静脈認証部を更に有し、前記左右判別部は、前記記憶部に記憶されている前記操作者の静脈情報と前記静脈認証部からの情報の照合を行うことにより、前記操作者が前記ハンドスイッチを握っている手の左右を判別する請求項2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項8

前記入力部は、前記開口部に対して左側に設けられる第1の入力部と、前記開口部に対して右側に設けられる第2の入力部と、から構成され、前記左右判別部は、前記第1の入力部又は前記第2の入力部の何れかを介して操作者によって入力された情報に基づいて、前記乳房の左右を判別する請求項3に記載のマンモグラフィ装置。

請求項9

前記ハンドスイッチは、前記圧迫板を上昇させる入力部を更に有する請求項1又は2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項10

X線を発生させるX線管及び被検体の乳房を透過したX線を検出するX線検出器を保持するアームを更に有し、前記ハンドスイッチは、前記アームを上下動させる入力部を更に有する請求項1又は2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項11

被検体の乳房上でX線が照射される範囲を示す照射野ランプを更に有し、前記ハンドスイッチは、前記照射野ランプを駆動するための入力部を更に有する請求項1又は2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項12

前記画像処理部によって生成された前記X線画像を表示する表示部と、前記画像処理部に設けられ、操作者からの入力操作を介して前記表示部に表示された前記X線画像上の乳房の左右に関する情報を受け付ける入力部と、前記左右判別部によって付与された情報と前記入力部を介して受け付けた情報とが一致しているか否かを判別し、当該判別の結果を前記表示部に表示させるシステム制御部と、を更に有する請求項2に記載のマンモグラフィ装置。

請求項13

前記システム制御部は、前記左右判別部によって付与された情報と前記入力部を介して受け付けた情報とが一致しない場合に前記表示部に確認画面を表示する請求項12に記載のマンモグラフィ装置。

請求項14

前記システム制御部は、前記左右判別部によって付与された情報と前記入力部を介して受け付けた情報とが一致しない場合に、前記入力部を介して前記操作者から撮影された画像の乳房の左右に関する情報の修正を受け付ける請求項12又は13に記載のマンモグラフィ装置。

請求項15

ネットワークを介してマンモグラフィ装置と接続され、当該マンモグラフィ装置に具備され被検体の乳房を圧迫する圧迫板を降下させる入力部を備え、操作者が片手で把持可能な形状であるハンドスイッチ。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、マンモグラフィ装置及びハンドスイッチに関する。

背景技術

0002

乳腺組織診断のために、X線を利用した乳房X線撮影装置(以下、マンモグラフィ装置)が多くの病院検診センター等にて用いられている。読影医は、マンモグラフィ装置により得られるX線画像マンモグラフィ画像)を読影し、乳癌等の有無の診断を行う。マンモグラフィ画像は、乳癌が強く疑われる場合の典型的な所見である「石灰化」や「腫瘍」を発見する際に有用である。

0003

マンモグラフィ装置では、操作者が被検体の左右のいずれかの乳房撮影台に載置し、乳房を引き伸ばした状態で圧迫板押し下げ、圧迫板と撮影台との間で乳房を圧迫する。そして、圧迫された状態の乳房をMLO方向(Mediо−Lateral−Oblique;内外側斜位方向)やCC方向(Cranial−Caudal;頭尾方向)から撮影する。マンモグラフィ装置においては、圧迫板を移動させる操作は床面に配置されたフットスイッチによって行われることがある(特許文献1)。特に、MLO方向の撮影を行う場合には、被検体の乳房を斜め方向から撮影するため、マンモグラフィ装置のアーム傾く。そのため、操作者はを落とした不自由な姿勢を強いられた状態で乳房のポジショニングを行いつつ、足元のフットスイッチを操作する必要がある。そのため、フットスイッチを操作しなければならず、負担となる恐れがある。

先行技術

0004

特開2007−143881号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明が解決しようとする課題は、乳房の撮影時に操作しやすいマンモグラフィ装置及びハンドスイッチを提供することである。

課題を解決するための手段

0006

実施形態のマンモグラフィ装置は、被検体に照射するX線を発生するX線管と、被検体の乳房を透過したX線を検出するX線検出器と、被検体の乳房を圧迫する圧迫板と、圧迫板を駆動させることで乳房を圧迫する圧迫板駆動部と、圧迫板駆動部を動作させる信号を入力する入力部を備え、操作者の片手把持可能な形状のハンドスイッチと、圧迫板により乳房が圧迫された状態において、被検体の乳房にX線を照射するX線管と、X線検出器にて検出されたX線に基づいて、乳房のX線画像を生成する画像処理部とを具備する。

図面の簡単な説明

0007

第1の実施形態に係るマンモグラフィ装置の構成を示すブロック図。
第1の実施形態に係るマンモグラフィ装置の構成を示すブロック図。
従来のマンモグラフィ装置を用いた乳房のポジショニング時の一例を示す説明図。
第1の実施形態に係るハンドスイッチの構成を示すブロック図。
第1の実施形態に係るハンドスイッチの一例を示す外観図
第1の実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート
第1の実施形態の変形例に係るハンドスイッチの構成を示すブロック図。
第1の実施形態の変形例の処理の一例を示すフローチャート。
第2の実施形態に係るハンドスイッチの一例を示す外観図。
第3の実施形態に係るハンドスイッチの一例を示す外観図。
第4の実施形態に係るハンドスイッチの一例を示す外観図。
略台形形状のハンドスイッチの一例を示す外観図。

実施例

0008

以下、図面を参照して実施形態に係るマンモグラフィ装置1及びハンドスイッチ13に関する説明を行なう。

0009

(第1の実施形態)
[構成要素]

0010

図1は、第1の実施形態に係るマンモグラフィ装置1の外観を示す外観図である。

0011

図1に示すように、マンモグラフィ装置1は、撮影装置11、画像処理装置12、及びハンドスイッチ13から構成される。ハンドスイッチ13に関しては、図4及び図5を用いて説明する。

0012

撮影装置11(筐体部)は、操作装置18、アーム15、スタンド16から構成される筐体である。なお、撮影装置11の内部構成の詳細については、図3のブロック図を用いて詳述する。

0013

高電圧発生装置32は、X線管20の陰極から発生する熱電子加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させてX線管20へ出力するための電源装置である。

0014

アーム15は、接続部を介して回転可能なようにスタンド16に支持され、その内部の上方にX線管20を有する筐体である。アーム15は、フェイスガード23、圧迫板24、ブッキー装置25、撮影台26、フットスイッチ27、アーム上下/回転微調整スイッチ29、及び照射野ランプスイッチ38を備える。アーム15は、X線管20と撮影台26等を別体に駆動するよう構成してもよい。これにより、トモシンセシス撮影を行うことにしてもよい。

0015

X線管20は、高電圧発生装置32から高電圧の供給を受けて、被検体Pの乳房を介して撮影台26に向ってX線を照射するための真空管である。

0016

フェイスガード23は、撮影時に被検体Pの頭部によってX線が遮蔽されることを防ぐ防護器具である。

0017

圧迫板24は、撮影時に撮影台26との間で被検体Pの乳房を圧迫するために撮影台26の上方に設けられる圧迫器具である。圧迫板24は、透明な樹脂で形成されており、撮影台26に対して接離可能に支持されている。そして、圧迫板24を撮影台26に向って移動させることによって被検体Pの乳房を圧迫し、撮影台に載置された乳房の厚さを薄く略均一にすることが可能である。

0018

圧迫板24は、後述するハンドスイッチ13が操作者によって操作されると圧迫板24を上下方向(図1の矢印方向)に移動させるためのモータからなる駆動機構図3の圧迫板駆動装置34)が駆動することによって上下方向に移動する。また、本実施形態における圧迫板24は、フットスイッチ27を用いて降下させることが可能である。

0019

ブッキー装置25(ブッキー部)は、グリッド等からなり、撮影時に被検体PへX線が入射することによって生じた散乱X線を除去し、一方で被検体Pの乳房を通過した散乱していないX線(直接X線)を透過させるための器具である。

0020

撮影台26は、被検体Pの乳房を透過したX線を検出するためのFPD(平面検出器:Flat Panel Detector)26aを内部に備えた台である。FPD26aは、複数の検出素子が二次元に配列されたX線検出器である。FPD26aの各検出素子間には、走査線信号線が直交するように配設されている。FPD26aから出力されるアナログ信号ビデオ信号)は、後述するデータ収集回路36によりデジタル信号に変換され、画像処理装置12に出力される。以下、データ収集回路36から出力されるデジタル信号を投影データと呼ぶものとする。なお、FPD26aはX線検出器の一例である。

0021

フットスイッチ27は、圧迫板24の上下方向への位置を調整するためのスイッチであり、操作者はフットスイッチ27を足で踏むことにより、圧迫板24の上下動やアーム15の上下動を操作することが可能である。ただし、本実施形態における圧迫板24の降下は、主にハンドスイッチ13を操作することで実施される。フットスイッチ27も圧迫板24を降下させるための操作を行うことは可能であるが、本実施形態ではハンドスイッチ13の補助として用いられる。なお、フットスイッチ27を用いて、撮影装置11を上下動させることが可能である。

0022

アーム上下/回転微調整スイッチ29は、X線管20や撮影台26等から構成されるアーム15を上下に移動したり回転したりするためのスイッチである。アーム上下/回転微調整スイッチ29は、例えば、図1に示すように撮影装置11の筐体の側面に配置される。

0023

照射野ランプスイッチ38は、後述する照射野ランプ53を点灯乃至消灯させるためのスイッチである。

0024

画像処理装置12は、撮影装置11から出力される投影データに対して各種の画像処理を行なうと共に、画像処理によって生成された画像データを表示する装置である。画像処理装置12の内部構成に関しては、図2のブロック図を用いて詳述する。

0025

図2は、第1の実施形態におけるマンモグラフィ装置1の内部構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の構成については同一の符号を付しており、その説明は省略する。なお、マンモグラフィ装置1の構成にはハンドスイッチ13が含まれるが、説明の都合上、ハンドスイッチ13については図4を用いて説明する。

0026

図2に示すように、マンモグラフィ装置1は撮影装置11及び画像処理装置12を有する。図1にて示した構成要素に加えて、撮影装置11に追加されている構成について説明する。また、撮影装置11と後述するハンドスイッチ13はネットワーク50を介して相互に接続されている。撮影装置11とハンドスイッチ13はネットワーク50を介して無線通信している。そのため、撮影装置11とハンドスイッチ13には図示しないアンテナ無線通信回路が備えられており、撮影装置11とハンドスイッチ13は相互に信号を送受信している。

0027

撮影装置11は、図1に示す構成に加えてアーム駆動装置33と、圧迫板駆動装置34と、データ収集回路36と、照射野ランプ53と、記憶回路40と、処理回路42を有する。

0028

アーム駆動装置33(アーム駆動部)は、後述する処理回路42のアーム駆動制御機能42cからの駆動信号を読み込んで、アーム15を回転運動上下運動させる機能を有する。アーム駆動装置33は、複数のモータ等の動力源によって構成される。また、アーム駆動装置33には、アーム15の角度や位置情報を検出するための図示しないアーム状態検出器(アーム状態検出部)が備えられている。アーム状態検出器は、例えば回転角や移動量を検出するポテンショメータや、位置検出センサであるエンコーダ等で構成される。より具体的にエンコーダに関しては、例えば磁気方式、刷子式、あるいは光電式等となる、いわゆるアブソリュートエンコーダを使用することが可能である。また、アーム状態検出器は、回転変位をデジタル信号として出力するロータリエンコーダあるいは直線変位をデジタル信号として出力するリニアエンコーダなど、様々な種類の位置検出機構を用いて構成することができる。

0029

圧迫板駆動装置34(圧迫板駆動部)は、処理回路42の圧迫板駆動制御機能42dからの駆動信号を読み込んで、圧迫板24を床面に対して鉛直方向に上下運動させる。また、圧迫板駆動装置34は、複数のモータ等の動力源によって構成される。また、圧迫板駆動装置34には、圧迫板24の位置情報を検出するための図示しない圧迫板位置検出器(圧迫板位置検出部)が備えられている。圧迫板位置検出器は、例えば移動量を検出するポテンショメータや、位置検出センサであるエンコーダ等で構成される。また、圧迫板駆動装置34は、圧迫板駆動制御機能42dを介さずに、操作者が手動で操作することも可能である。

0030

データ収集回路36(データ収集部)は、FPD26aから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、投影データとして画像処理装置12や処理回路42へと出力する電気回路である。

0031

照射野ランプ53は、X線管20の近傍に配置され、撮影時にX線が照射される範囲を、圧迫板24を介して被検体Pの乳房B上に操作者が確認できるように可視光を照射する光源であり、レーザLEDによって構成される。

0032

記憶回路40(記憶部)は、投影データから生成されるマンモグラフィ画像や処理回路42によって行われる各機能をプログラム形式で保存する。記憶回路40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子ハードディスク光ディスク等によって構成される。

0033

処理回路42(第1の処理部)は、システム制御機能42aと、X線制御機能42bと、アーム駆動制御機能42cと、圧迫板駆動制御機能42dと、左右判別機能42eと、スイッチ切替制御機能42fと、通信制御機能42gから構成される。

0034

システム制御機能42a(システム制御部)は、高電圧発生装置32と、アーム駆動装置33と、圧迫板駆動装置34と、データ収集回路36と、フットスイッチ27と、照射野ランプスイッチ38と、記憶回路40と、画像処理装置12を統括して制御する。

0035

また、システム制御機能42aは、後述する左右判別機能42eが判別した撮影された乳房Bの左右に関する情報と、操作者からの入力情報に応じて得られた、撮影された乳房Bの左右に関する情報を照らし合わせ、これらの乳房Bの左右に関する情報が一致しているか否かを判定する。これは、集団検診時等において操作者が乳房Bの左右情報登録を誤る可能性があるため、その左右情報の確認を行う必要があるためである。乳房Bの左右に関する情報が一致していない場合には、システム制御機能42aは、左右判別機能42e及び操作者によって判別された左右情報を表示装置54に表示させる。操作者は表示装置54に表示される乳房Bの左右に関する情報を確認することで、適切な情報を再度選択することが可能になる。このとき、システム制御機能42aは、乳房Bの表示画像に対応するDICOMファイル付帯情報に、操作者によって再度選択された乳房Bの左右に関する情報を格納し直す。

0036

X線制御機能42b(X線制御部)は、システム制御機能42aからの情報を読み込んで、高電圧発生装置32における管電流管電圧、照射時間等のX線照射条件の制御を行う。

0037

アーム駆動制御機能42c(アーム駆動制御部)は、アーム上下/回転微調整スイッチ29やフットスイッチ27を介して操作者から入力された情報を読み込んで、アーム15の駆動に係る制御を行う。

0038

圧迫板駆動制御機能42d(圧迫板駆動制御部)は、後述するハンドスイッチ13介して操作者から入力された情報を読み込んで、圧迫板駆動装置34を駆動させることで、圧迫板24を降下させる。また、圧迫板駆動制御機能42dは、システム制御機能42aからの入力情報を読み込んで被検体Pの乳房Bの撮影が終了したことを検出すると、圧迫板駆動制御機能42dは、再度、圧迫板駆動装置34を駆動させ圧迫板24を上昇させる。また、圧迫板駆動制御機能42dは、ハンドスイッチ13からの入力情報を読み込んで圧迫板24を駆動させるものとして説明したが、フットスイッチ27からの入力情報を介して圧迫板24を駆動させることにしても構わない。

0039

左右判別機能42e(左右判別部)は、ハンドスイッチ13からの情報に基づいて、操作者が当該ハンドスイッチ13を左右何れの手で握っているのかを判別する。ここで、左右判別機能42eは、撮影されている乳房が左右何れであるのかを推定するために、操作者がハンドスイッチ13を握っている手の左右に関する情報を利用する。具体的には、第1の実施形態における左右判別機能42eは、ハンドスイッチ13に配置されるセンサ133からの入力情報を読み込んで、操作者の左右何れの手によってハンドスイッチ13が握られているのかを検出する。例えば、後述する図5に示すセンサ133aからの入力情報を左右判別機能42eが受け付けると、左右判別機能42eは操作者の右手でハンドスイッチ13が操作されていると判別する。また、センサ133bからの入力情報を左右判別機能42eが受け付けると、左右判別機能42eは操作者の左手によってハンドスイッチ13が操作されていると判別する。左右判別機能42eは、操作者の左右何れの手によってハンドスイッチ13が握られているかを検出すると、その手に対応した被検体Pの乳房Bが左右いずれの乳房Bであるかを特定する。後述する、図3(b)及び(c)にて示すように、ハンドスイッチ13が操作者の右手にて操作されている場合には、左右判別機能42eは、被検体Pの右の乳房Bが撮影されていることを特定する。逆に、ハンドスイッチ13が操作者の左手にて操作されている場合には、左右判別機能42eは、被検体Pの左の乳房Bが撮影されていることを特定する。なお、図3に関する説明はMLO方向の撮影時を示しているが、CC方向でも同様に乳房Bの左右を判別することが可能である。

0040

また、左右判別機能42eは、画像処理装置12にて生成される被検体Pの乳房Bの表示画像に対して、当該乳房Bが左右何れの乳房Bであるかを示す情報を書き込む機能を有する。例えば、乳房Bの左右に関する情報は、当該表示画像に対応するDICOMファイルの付帯情報として格納される。

0041

スイッチ切替制御機能42f(スイッチ切替制御部)は、ハンドスイッチ13とフットスイッチ27の切替制御を行う。具体的には、例えば、後述するハンドスイッチ13のセンサ133によって、操作者がハンドスイッチ13を握っていることが検出される。このとき、スイッチ切替制御機能42fは、フットスイッチ27に対してインタロックをかける旨の信号を送信し、ハンドスイッチ13を握っていることが検出されている間はフットスイッチ27の操作ができないようにインタロック(入力操作が行われたとしても、電気的な入力信号を出力しない動作)をかける。同様に、ハンドスイッチ13が握られていない状態でフットスイッチ27が操作者に踏まれることで、フットスイッチ27の操作が開始されると、スイッチ切替制御機能42fはハンドスイッチ13にインタロックをかける。この場合には、フットスイッチ27が操作者に踏まれ入力操作が行われている最中に、ハンドスイッチ13から入力操作が行われたとしても、ハンドスイッチ13の入力操作による入力信号は出力されない。

0042

通信制御機能42g(通信制御部)は、ネットワーク50を介して撮影装置11とハンドスイッチ13との間で行われる通信を制御する。

0043

処理回路42の構成要素、システム制御機能42a、X線制御機能42b、アーム駆動制御機能42c、圧迫板駆動制御機能42d、左右判別機能42e、スイッチ切替制御機能42f、及び通信制御機能42gにて行われる各処理機能は、コンピュータにて実行可能なプログラムの形態で記憶回路40に記録されている。処理回路42は、プログラムを記憶回路40から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路42は、図2の処理回路42内に示された各機能を有することとなる。なお、図2においては、単一の処理回路42にて、システム制御機能42a、X線制御機能42b、アーム駆動制御機能42c、圧迫板駆動制御機能42d、左右判別機能42e、スイッチ切替制御機能42f、及び通信制御機能42gにて行われる処理機能が実現されるものとして説明したが、各プロセッサがプログラムを実現することにより機能を実現するものとしても構わない。

0044

画像処理装置12は、処理回路52と、表示装置54とを有する。また、処理回路52は、画像処理機能52aを有する。例えば、処理回路52は、プロセッサによって実現される。

0045

画像処理機能52a(画像処理部)は、システム制御機能42aによる制御に従って、撮影装置11のデータ収集回路36から出力される投影データに対して対数変換処理(LOG処理)等の処理を行う他、拡大/階調空間フィルタ処理、時系列蓄積された投影データの最小値最大値トレース処理ノイズを除去するための加算処理等の各種の画像処理を施す。さらに、画像処理機能52aは、上記の画像処理が施された投影データを用いて、オートウィンドウ機能階調変換処理)のパラメータに従って表示装置54に表示するための画像(以下、表示画像と呼ぶ)を生成する。更に、この表示画像に種々のパラメータの文字情報目盛等を付加して表示装置54に出力する。

0046

表示装置54(表示部)は、画像処理機能52aから出力される表示画像を、種々のパラメータの文字情報や目盛等と共に表示する。表示装置54は、液晶ディスプレイCRTディスプレイ等で構成される。

0047

図3は、マンモグラフィ装置1を用いて、操作者が被検体Pの乳房Bをポジショニングを行う際の一例を示した説明図である。ここでのポジショニングとは、操作者が被検体Pの乳房Bを圧迫板と平行な面方向へ扁平に引き伸ばす操作のことを指す。

0048

図3は、ポジショニングを行う際の操作者の姿勢の一例を示している。なお、図3では例として、被検体Pの右乳房をMLO方向から撮影する場合を示している。図3(b)に示すように右乳房を撮影する際には、一般的に操作者は左手を使って被検体Pの右乳房を引き伸ばし、右手は被検体Pの背中等に添えられている。同様に、左乳房を撮影する際には、図3(c)に示すように、操作者は右手を使って被検体Pの左乳房を引き伸ばし、左手は被検体Pの背中等に添えられている。この状態にて、図3(a)に示すように、操作者は圧迫板24を降下させる必要がある。特に、MLO方向の撮影を行う場合にはマンモグラフィ装置1のアーム15が傾く。そのため、乳房のポジショニングを行うためには、操作者は腰を落とした状態で、上体をアーム15の間に入れた姿勢で、被検体Pの乳房を引き伸ばす動作を行う必要がある。 そこで、本実施形態では、操作者が被検体P乳房の引き伸ばし動作を行っていない側の手(例えば図3(b)における右手)を用いて操作し、圧迫板24を降下させることが可能なハンドスイッチ13を提供する。ハンドスイッチ13を用いることにより、操作者は楽に圧迫板24を降下させることが可能になる。

0049

図4は、第1の実施形態に係るハンドスイッチ13の構成を示すブロック図である。

0050

図4に示すように、ハンドスイッチ13は、操作ボタン131と、電源装置132と、センサ133と、スピーカ134と、ランプ135とを有する。また、ハンドスイッチ13はネットワーク50を介して撮影装置11と相互に接続されている。

0051

操作ボタン131(入力部)は、操作者が左右のいずれかの手の母指を用いて押下することで、圧迫板24を降下させる機能を有する各種スイッチにて構成される。例えば、操作ボタン131が、操作者によって押下されている間は、圧迫板24が降下し、操作者が操作ボタン131から指を離し、操作ボタン131を押下するのを終了すると圧迫板24の降下が終了する。操作者が操作ボタン131を介して入力した信号は、ネットワーク50を介して撮影装置11の圧迫板駆動制御機能42dへと出力される。また、圧迫板24を降下させるための操作ボタン131とは別に、後述する電源装置132をON/OFFするための操作ボタン131を設けることにしても構わない。

0052

電源装置132(電源部)は、ハンドスイッチ13を駆動させるために必要な電力を供給するためのバッテリである。電源装置132は、図示しない充電装置において充電される二次電池を用いても、一次電池を用いることにしてもかまわない。また、電源装置132はハンドスイッチ13に対して着脱可能に構成されることが望ましい。

0053

センサ133は、ハンドスイッチ13の側面に少なくとも2つ配置され、タッチセンサ赤外線センサによって構成される。センサ133のハンドスイッチ13上での配置については、図5を用いて詳述する。

0054

スピーカ134は、電気信号物理振動に変換することで音を発生する振動素子である。例えば、スピーカ134は、ハンドスイッチ13の電源がONになったことを通知する音や、通信制御機能42gからの情報を読み込んで、ハンドスイッチ13と撮影装置11が通信状態であることを操作者に通知するための音を発する。また、操作者によってハンドスイッチ13が握られていることを、センサ133を介して検知すると、スピーカ134は圧迫板24を降下させることが可能である旨を通知するための音を送出することにしても構わない。

0055

ランプ135は、点灯状態を変化させることで操作者にハンドスイッチ13のステータスを通知する光源であり、発光ダイオードレーザ発振器等により構成される。例えば、ランプ135は、ハンドスイッチ13の電源がONの状態を示すように点灯又は点滅する。また、ハンドスイッチ13とマンモグラフィ装置1が通信状態であるときにもランプ135を点灯させて、ハンドスイッチ13とマンモグラフィ装置1が通信状態であることを示すことにしても構わない。また、ランプ135は、ハンドスイッチ13とマンモグラフィ装置1が通信状態ではない場合には消灯することにしても構わない。また、通信状態等に応じて色を変えることにしても構わない。

0056

図5は第1の実施形態に係るハンドスイッチ13の一例を示す外観図である。図5に示すように、ハンドスイッチ13は略円柱形状で操作者が被検体Pの乳房Bのポジショニング時に片手で把持することが可能な形状が望ましい。例えば、「片手で把持することが可能な形状」とは、直径が20mm〜60mm程度で長さが50mm〜150mm程度の円柱形状が挙げられる。また、女性用と男性用でハンドスイッチ13の大きさを変えてもよい。例えば、女性用のハンドスイッチ13は女性の手でも握りやすいように直径を20mm〜40mm程度にしても構わない。なお、ハンドスイッチ13は円柱形状でなくても構わない。例えば、ハンドスイッチ13が略多角形形状にて構成される場合には、当該略多角形の各対角線の長さが30mm〜60mm程度であることが望ましい。また、略三角錘形状のハンドスイッチ13の場合には各辺の長さが25mm〜55mm程度であることが望ましい。

0057

図5では、ハンドスイッチ13の正面図と、ハンドスイッチ13を上から見た平面図とを示している。図5に関する説明では、操作ボタン131が設けられている側をハンドスイッチ13の上側、スピーカ134やランプ135が設けられている側をハンドスイッチ13の下側と定義し説明を行う。ハンドスイッチ13の上端には、図5に示すように操作者の母指を用いて操作ボタン131を操作するために、開口領域136(開口部)が設けられている。また、図5に示すように開口領域136によって切られている領域外にはガード領域137(ガード部)が設けられており、操作ボタン131の外周方向を取り囲むように配置されている。ガード領域137は、例えば、操作者がハンドスイッチ13を落下させてしまった場合に、誤って操作ボタン131が押されることで、圧迫板24が駆動することを防ぐために設けられている。

0058

また、操作者が図5に示すハンドスイッチ13を握り、ハンドスイッチ13の操作を行う際には、開口領域136側から母指を、操作ボタン131を押下するように操作ボタン131の上端に配置する。このとき、例えば操作者の右手によってハンドスイッチ13が握られると、図5に示すハンドスイッチ13の開口領域136が設けられた側を正面として、側面上の右側に配置されているセンサ133aが操作者の手を検出する。また、逆に操作者の左手にてハンドスイッチ13が操作される場合には、同様に開口領域136が設けられる側を正面としてハンドスイッチ13の側面上の左側のセンサ133bが反応する。センサ133a及びセンサ133bからの入力情報は左右判別機能42eへと送信され、左右判別機能42eにて操作者の左右何れの手においてハンドスイッチ13の操作が行われたかを検出する。また、操作者がハンドスイッチ13を把持した際には、センサ133a、133bの何れかが操作者の手によって覆われる必要がある。そのため、センサ133a、133bはハンドスイッチ13の上下方向における上側に近い領域で、操作ボタン131よりも下の領域に配置されることが望ましい。なお、図5におけるハンドスイッチ13が設けられている側を上方向とする。これにより操作者が操作ボタン131を操作する際に、確実にセンサ133a又は133bの何れかを反応させることが可能である。

0059

また、図5に示すように、スピーカ134及びランプ135は、例えばハンドスイッチ13の下部に取り付けられる。ただし、スピーカ134及びランプ135の配置は図5に示した例に限定されず、操作者がハンドスイッチ13を握った状態においてスピーカ134及びランプ135が操作者の手によって遮られない場所であればどこでも構わない。

0060

[動作]
図6は、第1の実施形態に係る処理の一例を示すフローチャートである。

0061

まず、システム制御機能42aは画像処理装置12を介して、被検体Pの乳房Bの撮影方向(MLO方向乃至CC方向)に関する指定を受け付ける(ステップS101)。

0062

次に、アーム駆動制御機能42cは、操作者を介して操作されたアーム上下/回転微調整スイッチ29乃至フットスイッチ27からの入力情報を読み込んで、ステップS101にて設定された撮影方向や被検体Pの乳房Bの高さに応じて、アーム15の角度や高さを調整する(ステップS102)。

0063

次に、撮影台26上において、被検体Pの乳房Bのポジショニングが操作者によって行われる(ステップS103)。

0064

ステップS103において、被検体Pの乳房Bのポジショニングが行われると、システム制御機能42aは、操作者を介して操作された照射野ランプスイッチ38からの入力情報を読み込む。次に、システム制御機能42aは、ポジショニングされた乳房Bに対して、照射野ランプ53を介して撮影時にX線が照射される範囲を示すためのX線の照射野を表示する(ステップS104)。

0065

次に、ステップS105においてスイッチ切替制御機能42fは、通信制御機能42gを介して、ハンドスイッチ13が操作者によって把持されているか否かを判定する(ステップS105)。このとき、左右判別機能42eは、センサ133からの入力情報を受け付けて、撮影対象の乳房Bが左右何れの乳房Bであるかを判別する。左右判別機能42eによって特定された、撮影対象の乳房Bの左右に関する情報は、一旦記憶回路40に記憶される。ハンドスイッチ13が操作者によって把持されていることを判定する基準の一例としては、センサ133が反応したことが挙げられる。この場合、スイッチ切替制御機能42fは、センサ133からの入力情報を受け付けて、ハンドスイッチ13が操作者によって把持されていることを検出する。ハンドスイッチ13が把持されている場合には(ステップS105、Yes)、スイッチ切替制御機能42fは、フットスイッチ27に対してインタロックをかけて、フットスイッチ27からの入力情報を遮断する(ステップS106)。また、ハンドスイッチ13が操作者によって把持されない場合には、スイッチ切替制御機能42fはハンドスイッチ13の把持が操作者によって行われるまで待機する(ステップS105、No)。

0066

ステップS106においてフットスイッチ27がインタロックされると、圧迫板駆動制御機能42dは、ハンドスイッチ13の操作ボタン131が押下されたか否かを判定する(ステップS107)。操作ボタン131が押下されると(ステップS107、Yes)、圧迫板駆動制御機能42dは、圧迫板駆動装置34を介して圧迫板24を降下させる(ステップS108)。先述したとおり、圧迫板24は操作ボタン131が押下されている間は降下し、操作者が操作ボタン131から手を離すと降下がストップする。

0067

ステップS108において、圧迫板24が降下し被検体Pの乳房Bを圧迫した状態において乳房Bの撮影が行われる(ステップS109)。乳房BへのX線の曝射は、例えば画像処理装置12に設けられる曝射スイッチ(図示なし)を介して操作者の入力を受け付けることで行われる。このとき、X線制御機能42bによって設定されたX線の照射量等の条件に対応したX線が乳房Bに向けて照射される。FPD26aは、乳房Bを透過したX線を検出する。検出されたX線はFPD26aにおいて電気信号に変換され、データ収集回路36へと送信される。データ収集回路36において、X線から変換された電気信号は投影データに変換される。データ収集回路36において変換された投影データは画像処理装置12へと送信され、画像処理装置12の画像処理機能52aは投影データに対して画像処理を行い、被検体Pの乳房Bに表示画像を生成する(ステップS110)。

0068

被検体Pの乳房Bに対するX線の照射が終了すると、圧迫板駆動制御機能42dは、圧迫板駆動装置34を駆動させて圧迫板24を撮影台26から上昇させる(ステップS111)。

0069

次に、左右判別機能42eは、ステップS106にてセンサ133から取得した乳房Bの左右に関する情報を記憶回路40から読み込んで、画像処理装置12にて生成された表示画像に対して左右何れの乳房Bであるかの情報を、当該乳房Bの表示画像の付帯情報として格納する(ステップS112)。

0070

また、画像処理装置12は、表示装置54に表示画像を表示させ、表示画像を参照して操作者から、撮影した被検体Pの乳房Bが左右何れの乳房Bであるかを示す情報を受け付ける(ステップS113)。

0071

次に、左右判別機能42eを介して得られた被検体Pの乳房Bの左右に関する情報と、操作者からの入力情報を介して得られた被検体Pの乳房Bの左右に関する情報が一致しているか否かが、システム制御機能42aによって判定される(ステップS114)。被検体Pの乳房Bの左右に関する情報が一致していないとシステム制御機能42aが判定すると(ステップS114、NO)、システム制御機能42aは左右判別機能42eと操作者からの入力情報のそれぞれによって得られた乳房Bの左右に関する情報を読み込んで、表示装置54上に確認画面を表示する(ステップS115)。システム制御機能42aは、操作者が表示装置54を確認して修正した、乳房Bの左右に関する情報を再度読み込んで、乳房Bの表示画像に対応するDICOMファイルに対して、再度適切な左右情報を付帯情報として格納し直す(ステップS116)。

0072

被検体Pの乳房Bの撮影を続行する場合には、異なる撮影方向や、他方の乳房Bの撮影を行う場合にはステップS101へと戻って一連の処理を再度繰り返し(ステップS117、YES)、全ての撮影が完了すると撮影は終了する(ステップS117、NO)。

0073

以上の処理を行うことにより、操作者は床面上に配置されたフットスイッチ27に代わって、乳房Bのポジショニング時に使用していない側の手を使ってハンドスイッチを操作し、圧迫板24を降下させることが可能になる。また、左右判別機能42eによって得られた乳房Bの左右に関する情報と、操作者からの乳房Bの左右に関する情報を照合することにより、乳房Bの左右情報の登録に誤りが生じる可能性を低減することが可能になる。

0074

なお、以上説明したフローチャートのステップS105においてはハンドスイッチ13が把持された場合にフットスイッチ27をインタロックする場合について説明した。その一方で、ハンドスイッチ13が把持されていない状態でフットスイッチ27が操作された場合には、ハンドスイッチ13をインタロックする。

0075

(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、ハンドスイッチ13による操作者の左右の手の判別はハンドスイッチ13の側面に取り付けられたセンサ133にて行うものとして説明した。本変形例では、操作者の左右の手の判別を指紋認証にて行う場合について説明する。

0076

本変形例に係るハンドスイッチ13では、第1の実施形態で説明したセンサ133に代えて指紋センサ133cを用いて操作者がハンドスイッチ13を操作している手の左右の判別を行う。

0077

図7は、第1の実施形態の変形例に係るハンドスイッチ13bの構成を示すブロック図である。ハンドスイッチ13bは、第1の実施形態におけるハンドスイッチ13のセンサ133に代えて指紋センサ133cを有する。

0078

指紋センサ133cは、操作者の左右の指の判別を行うセンサである。指紋センサ133cは、複数の微細電極によって構成される半導体センサである。指紋には微細な凹凸が有り、指を指紋センサ133c上に置くと、指紋センサ133c上の電極に電荷が蓄積する。このとき、指紋センサ133c上に蓄積する電荷量は指紋センサ133cの電極と指の皮膚の距離に応じて決まり、電極と皮膚の距離が遠いと電荷は少なく、距離が近いと電荷は多くなる。指紋センサ133cでは、この電荷量の違いに応じて指紋を検出する。

0079

指紋センサ133cは、操作ボタン131の上面に設けられることが望ましい。これにより、操作者が操作ボタン131を押下する際に、操作者の左右の母指の指紋を検出することが可能である。このとき、操作者の左右の母指の指紋は、予め記憶回路40に記録されている必要がある。

0080

指紋センサ133cは、操作者の指紋を検出すると、マンモグラフィ装置1の左右判別機能42eが、指紋センサ133cが検出した指紋と記憶回路40に予め記録された操作者の左右の母指の指紋とを照合し、左右何れの手で操作されているかを判別する。これにより、左右何れの手によってハンドスイッチ13が操作されているのかを検出することが可能である。

0081

指紋センサ133cによって検出された指紋が、操作者の左右何れの母指の指紋と合致しないと左右判別機能42eによって判別された場合には、表示装置54上にエラー画面を表示することにしても構わない。なお、記憶回路40に記録しておく操作者の母指の指紋は、必ずしも左右両方のものである必要はない。例えば、左右いずれか片側のみの母指の指紋を記憶回路40に記録しておき、指紋センサ133cにして検出された指紋と、予め記憶回路40に記録されている指紋が合致しない場合には、左右判別機能42eは左右反対側の指紋であると判別することにしても構わない。また、マンモグラフィ装置1を使用する前に、操作者はユーザIDを入力する。そこで、ユーザIDと指紋情報紐付けて記憶回路40に記憶させておく。そのため、ユーザIDによって操作者が特定された状態において、記憶回路40に記録された指紋情報と一致しない指紋が指紋センサ133cによって検出された場合には、左右判別機能42eは,予め記憶回路40に記録された側とは反対側の指紋であると判別することにしても構わない。

0082

また、指紋センサ133cは、操作ボタン131の上面に配置されるものとして説明したが、ハンドスイッチ13の他の位置に配置されることにしても構わない。この場合、指紋認証に用いる指は母指に限定される必要はなく、示指中指薬指、及び小指の何れであっても構わない。

0083

また、操作者は指紋センサ133cによる指紋認証が完了して、圧迫板24の降下を開始できるタイミングを認識できることが望ましい。そのため、本変形例におけるスピーカ134は、指紋認証が完了したタイミングを操作者に通知する機能を更に有するものとする。

0084

図8は、第1の実施形態の変形例に係る処理の一例を示すフローチャートである。

0085

ステップS201からステップS204に係る処理は、第1の実施形態におけるステップS101からステップS104に係る処理と同じであるため説明を省略する。

0086

ステップS205において、操作者がハンドスイッチ13を握り、指紋センサ133c上に操作者の左右何れかの親指が配置されると、指紋センサ133cは当該親指の指紋を検出する。指紋センサ133cは、検出した指紋に関する情報を左右判別機能42eへと送信する。左右判別機能42eは、先述したとおり記憶回路40から予め記録された操作者の左右の親指の指紋を読み込んで、指紋センサ133cによって検出された指紋と一致するか否か判定を行う。左右判別機能42eによって、指紋認証が行われると(ステップS205)、スイッチ切替制御機能42fはフットスイッチ27にインタロックをかける(ステップS206)。

0087

次に、システム制御機能42aが、ハンドスイッチ13に対して指紋認証が完了した旨の信号を送出すると、スピーカ134は認証が完了した旨を知らせるための音を送出する(ステップS207)。このとき、スピーカ134を介して送出される音は、ハンドスイッチ13の電源がONになったことを通知するための音や、ハンドスイッチ13とマンモグラフィ装置1が通信状態であることを示す音とは別の音であることが望ましい。スピーカ134から音が送出された後に、操作ボタン131は操作者からの操作を受け付ける。操作ボタン131が操作者により押下されると、圧迫板駆動装置34は、操作ボタン131から出力された圧迫板24を降下させる旨の信号を受け付ける。なお、本変形例における操作ボタン131の上面には指紋センサ133cが設けられているため、操作者は指紋センサ133c越しに操作ボタン131を押下させることとなる。

0088

ステップS208からステップS217に係る処理は、第1の実施形態におけるステップS108からステップS117に係る処理と同じであるため説明を省略する。

0089

以上一連の処理を行うことにより、操作者の左右の親指等の指紋情報によって操作者がハンドスイッチ13を操作している側の手を判別することが可能である。

0090

なお、本変形例では指紋センサ133cを用いて指紋認証を行い操作者の左右の手を判別するものとして説明したが、指紋センサ133cに代わって静脈認証装置静脈認証部)を用いることで操作者の静脈情報を取得し静脈認証を行い、操作者の左右の手を判別することにしても構わない。

0091

また、本変形例におけるハンドスイッチ13bは、図5にて示した略円柱形状のハンドスイッチ13に設けられた操作ボタン131の上面上に指紋センサ133cが配置されるものとして説明したが、本変形例は上述の記載には限定されない。例えば、ハンドスイッチ13bにおける、操作ボタン131と指紋センサ133cの配置は限定される必要はない。例えば、円盤形状のハンドスイッチ13b上に操作ボタン131が設けられることにしても構わない。このとき、操作ボタン131上等に指紋センサ133cが配置されてもよいし、操作ボタン131と指紋センサ133cは隣接して配置するなどして、ハンドスイッチ13b上に独立して配置しても構わない。以上第1の実施形態にて説明したハンドスイッチ13を用いて圧迫板24の操作を行うこと可能になる。これにより、操作者は被検体Pの乳房Bのポジショニング時において、フットスイッチ27の操作を行う必要がなくなり、無理な姿勢にてポジショニングを行う必要がなくなる。これにより、被検体Pの乳房Bのポジショニング時における操作者の操作性を改善することができ、ひいては検査効率の向上にも繋がることが期待できる。

0092

(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ハンドスイッチ13に操作者がハンドスイッチ13を握っている手を検出するためのセンサ133又は指紋センサ133cが設けられている場合について説明した。第2の実施形態では、センサ133及び指紋センサ133cに代わって、ハンドスイッチ13cに2つの操作ボタン131が配置されており、押下された操作ボタン131に応じて、ハンドスイッチ13cが握られている側の手を判定する場合について説明する。

0093

図9は、第2の実施形態に係るハンドスイッチ13cの一例を示す外観図である。ハンドスイッチ13cには、第1の実施形態にて示したセンサ133及び指紋センサ133cは設けられていない。その代わりに、ハンドスイッチ13cには、2つの操作ボタン131a(第1の入力部)、131b(第2の入力部)が設けられている。

0094

図9に示す、操作ボタン131aは、例えば、操作者が左手で操作する際に押下されるものとして設定する。一方、操作ボタン131bは、操作者が右手で操作する際に押下されるものとして設定する。これにより、センサ等の構成を必要とせずに、操作者がハンドスイッチ13cを握っている側の手を判別することが可能である。ただし、操作ボタン131は複数配置されているため、操作者が左右の手に対応した操作ボタン131を押し間違う可能性がある。そのため、操作ボタン131a、131bが押下されると、当該操作ボタン131に対応した握り手や撮影対象の乳房Bに関する情報を、スピーカ134を介して送出することにしても構わない。例えば、スピーカ134を介して送出する音としては、「右手での操作を受け付けました」や「右乳房に対しての操作を受け付けました」等が挙げられる。

0095

また、操作者の握り手に対応していない側の操作ボタン131a、131bが押下された場合にも、スピーカ134によって上述した音が送出されていれば、圧迫板24は降下して構わない。この場合、操作者はスピーカ134からの音によって撮影後に乳房Bの左右情報の修正を行う必要性を認識することが可能である。

0096

以上説明した第2の実施形態により、ハンドスイッチ13にセンサ133等を設けることなく、操作者が操作している側の手が左右の何れであるかを検出することが可能である。

0097

(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、ハンドスイッチ13の操作ボタン131は操作者の母指にて押下されるものとして説明した。第3の実施形態におけるハンドスイッチ13dの操作ボタン131dは、操作者の示指にて押下されることを想定した構成を有している。

0098

図10は、第3の実施形態に係るハンドスイッチ13dの一例を示す外観図である。ハンドスイッチ13dには、図10に示すように操作者がハンドスイッチ13dを握った状態における奥側に操作ボタン131dが設けられている。また、センサ133は図10に示す手前側を正面とした状態においてハンドスイッチ13dの側面の左右に少なくとも2つに配置されている。スピーカ134及びランプ135もハンドスイッチ13dの側面の任意の位置に配置することにして構わない。図10では、スピーカ134及びランプ135は、ハンドスイッチ13の操作ボタン131が設けられている側を上部と定義した状態における、反対側である下側に配置される例を示している。

0099

また、操作ボタン131dの周囲には、ハンドスイッチ13dの落下時における誤作動を防止するために、ガード138が設けられている。

0100

また、ハンドスイッチ13dは、図10に示すように奥側及び手前側の側面において曲面を形成する形状が望ましい。これにより、操作者が握りやすい形状を提供することが可能であるとともに、操作者が誤った向きでハンドスイッチ13dを握ることを防ぐことが可能である。

0101

以上説明した第3の実施形態により、操作者の示指において操作ボタン131dを操作することが可能なハンドスイッチ13dを提供することが可能である。

0102

(第4の実施形態)
第1から第3の実施形態では、ハンドスイッチ13に設けられた操作ボタン131を押下することで、圧迫板24を降下させる旨について説明した。第4の実施形態では、操作ボタン131を介して、圧迫板24を降下させる処理に加えて、従来のフットスイッチ27にて行っていた操作もハンドスイッチ13にて行う場合について図11を用いて説明を行う。

0103

図11は、第4の実施形態に係るハンドスイッチ13eの一例を示す外観図である。図11に示すように、ハンドスイッチ13eには2つの操作ボタン131e,131fが設けられている。例えば操作ボタン131eは動作の実行ボタン、操作ボタン131fは動作の切り替えボタンとして使用する。このとき、操作ボタン131eを用いて実行するマンモグラフィ装置1に係る動作としては、従来のフットスイッチ27等で操作していた圧迫板の降下、圧迫板の上昇、照射野ランプの点灯及び消灯、及びアーム15の上下動等が想定される。このとき、操作ボタン131fを用いて各動作の切り替えを行う。操作ボタン131fが操作者によって押下されることによって、ハンドスイッチ13eにて行う操作が切替えられると、その旨をスピーカ134にて音で通知してもよいし、ランプ135の色を変えることで操作者に通知することにしても構わない。このとき、操作ボタン131eを押下することによって実行されるマンモグラフィ装置1の動作は、操作ボタン131fが押下されるごとに切替えられる。また、ハンドスイッチ13eに別途小型の液晶画面等を設けておき切り替え時に選択されている動作を表示することにしても構わない。

0104

また、ハンドスイッチ13eには、上述した通り、圧迫板24の降下に加えて圧迫板24の上昇、照射野ランプ53の点灯及び消灯、及びアーム15の上下動等を操作させる機能が追加されることが想定される。そのため、ハンドスイッチ13eには、上述した各動作に対応した数の個別の操作ボタン131が設けられていても構わない。この場合、圧迫板24を降下及び上昇させるためのボタン、照射野ランプ53を点灯させるためのボタン、及びアーム15の上下動を操作する上下操作ボタンが設けられる必要がある。

0105

以上説明した第4の実施形態により、ハンドスイッチ13に上述の動作を操作するための操作ボタン131を複数設けておくことにより、フットスイッチ27を使用せずにマンモグラフィ装置1を操作することが可能になる。また、操作者はフットスイッチ27を操作する時のように足元ではなく、手元を確認してマンモグラフィ装置1を操作することが可能となるため、操作者によるマンモグラフィ装置1の操作性が向上することが期待できる。

0106

以上説明した、各実施形態によれば操作者はマンモグラフィ装置1による被検体Pの乳房Bのポジショニング時に無理な姿勢に陥ることなく、圧迫板24を降下させるための操作を、ハンドスイッチ13を用いて行うことが可能になる。これにより、操作者の操作性が改善し、検査効率の向上にも寄与することが可能である。

0107

また、以上説明した各実施形態ではハンドスイッチ13は略円柱形状のものとして図5図10を用いて説明したが、ハンドスイッチ13の形状は上述の形式に限定されない。例えば、図12に示すようにハンドスイッチ13を上面から見た場合の形状が略台形等であっても構わない。ハンドスイッチ13が略台形形状を有することにより、操作者がハンドスイッチ13を手探りで握った場合に略円柱形状のハンドスイッチ13を用いる場合よりも容易に、開口領域136の位置を探し出すことが可能である。これは、ハンドスイッチ13の略台形面における上辺下辺の長さが異なるために、ハンドスイッチ13の向きを判別することが容易になるためである。このとき、ハンドスイッチ13の略台形形状の斜辺を形成する面にセンサ133a、133bを配置すればよい。なお、図12のハンドスイッチ13ではエッジっているため、ラウンド形状に加工されることがより望ましい。また、ハンドスイッチ13を上面から見た場合の形状が、角がラウンド加工された略三角形形状であっても構わない。このとき、ハンドスイッチ13の略三角形状の2辺を形成する面にセンサ133a、133bを配置することにすれば構わない。このとき、センサ133a、133bが配置される面は、ハンドスイッチ13の開口領域136を有する辺から形成される面とは異なる2辺にて形成される面とされることが必要である。

0108

また、撮影装置11とハンドスイッチ13はネットワーク50を介して相互に無線通信を行うことで通信を行うものとして説明したが、撮影装置11とハンドスイッチ13は有線形式にて接続されることにしても構わない。この場合、例えばハンドスイッチ13は有線形式で検査室天井面等を介して撮影装置11に接続される。このとき、撮影装置11とハンドスイッチ13を接続する有線もネットワークの一態様である。

0109

なお、以上説明した実施形態ではハンドスイッチ13を介して操作者が当該ハンドスイッチ13を握っている手の左右を判別するものとして説明した。ここで、上述した実施形態における圧迫板駆動制御機能42dは、操作者がハンドスイッチ13を握っている手の左右に応じて圧迫板24を降下させる速度を変化させることにしても構わない。例えば、操作者が利き手ではない側の手を用いて、被検体Pの乳房Bをポジショニングしている際には、利き手でポジショニングしている際よりも圧迫板24の降下速度を遅くするように制御しても構わない。このとき、各操作者の左右の手に関する情報と、圧迫板24の降下速度をづけて記憶回路40に事前に記憶させておき、ハンドスイッチ13からの情報と記憶回路40の情報を圧迫板駆動制御機能42dが読みこむことで圧迫板24の降下速度を調整する。

0110

また、以上説明した実施形態ではシステム制御機能42aは、撮影された被検体Pの乳房Bの画像全てに対して、撮影された乳房Bが左右の何れであるかを示す情報を操作者から受け付けるものとして説明した。しかし、実施形態は上述の構成に限定される必要はない。例えば、表示装置54に表示された撮影された乳房Bの画像と左右判別機能42eによって検出された乳房Bの左右に関する情報を操作者が参照して、必要な時にのみ操作者から乳房Bの左右に関する情報を受け付けることにしても構わない。このとき、乳房Bの左右情報に関する付帯情報は、操作者から入力された情報に書き換えられる。

0111

なお、本実施形態において「部」として説明した構成要素は、その動作がハードウェアによって実現されるものであっても良いし、ソフトウェアによって実現されるものであっても良いし、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されるものであっても良い。

0112

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0113

1…マンモグラフィ装置、11…撮影装置、12…画像処理装置、13…ハンドスイッチ、15…アーム、24…圧迫板、27…フットスイッチ、33…アーム駆動装置、34…圧迫板駆動装置、42…処理回路、42a…システム制御機能、42b…X線制御機能、42c…アーム駆動制御機能、42d…圧迫板駆動制御機能、42e…左右判別機能、42f…スイッチ切替制御機能、42g…通信制御機能、50…ネットワーク、131、131a、131b、131d…操作ボタン、132…電源装置、133…センサ、133c…指紋センサ、134…スピーカ、135…ランプ、136…開口領域、137…ガード領域。

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