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技術 液体容器

出願人 アスベル株式会社
発明者 今井勤
出願日 2016年6月20日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2016-121370
公開日 2017年12月28日 (1年0ヶ月経過) 公開番号 2017-225478
状態 未査定
技術分野 食卓容器 容器の蓋
主要キーワード 変形量分 略円筒部材 内側空 傾き具合 外周縁近傍 角部付近 液密状態 液体注出
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月28日)のものです。
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図面 (8)

課題

少量の液体を適切に注ぎ出すことができ、かつ、操作性の高い液体容器を提供する。

解決手段

内側に液体を貯留可能な空間が形成されるとともに、当該貯留している液体を注出するための注液口22cを備えた液体容器1であって、この液体容器1の外側壁に、この液体容器1の内側に向かって弾性変形して液体容器1の内側空間の容積を変更可能な押圧部30を設け、この押圧部30に、その中央に設けられた第1押圧部32と、当該第1押圧部32を囲む第2押圧部34とを設けるとともに、第2押圧部34を、第1押圧部32の厚みよりも大きい厚みを有し、かつ、内周側の部分の方が外周側の部分よりも肉厚となる形状にする。

概要

背景

従来から、液体調味料等を貯留する容器において、注出する液体の総量を適切に調整できるように液体を数滴ずつ注出できるものが検討されている。

例えば、特許文献1には、上方に開口して液体を貯留可能な空間が内側に形成された容器本体と、この容器本体の開口部分を塞ぐキャップとを備えた容器であって、キャップに液体を注出するための注液孔が形成されているとともに、このキャップに、容器本体の開口部分から注液孔までの通路流通する液体の一部をき止めるための堰止部が設けられたものが開示されている。

この容器によれば、注液孔に向かう液体の一部が堰止部で堰き止められるため、多量の液体が一度に注ぎ出されるのを抑制することができ、液体を少量ずつ注ぎ出すことができる。

概要

少量の液体を適切に注ぎ出すことができ、かつ、操作性の高い液体容器を提供する。内側に液体を貯留可能な空間が形成されるとともに、当該貯留している液体を注出するための注液口22cを備えた液体容器1であって、この液体容器1の外側壁に、この液体容器1の内側に向かって弾性変形して液体容器1の内側空間の容積を変更可能な押圧部30を設け、この押圧部30に、その中央に設けられた第1押圧部32と、当該第1押圧部32を囲む第2押圧部34とを設けるとともに、第2押圧部34を、第1押圧部32の厚みよりも大きい厚みを有し、かつ、内周側の部分の方が外周側の部分よりも肉厚となる形状にする。

目的

本発明の目的は、少量の液体を適切に注ぎ出すことができ、かつ、操作性の高い液体容器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

内側に液体貯留可能な空間が形成されるとともに、当該貯留している液体を注出するための注液口を備えた液体容器であって、当該液体容器の外側壁に設けられて、当該液体容器の内側に向かって弾性変形して当該液体容器の内側空間の容積を変更可能な押圧部を備え、上記押圧部は、その中央に設けられた第1押圧部と、当該第1押圧部を囲む第2押圧部とを備え、上記第2押圧部は、上記第1押圧部の厚みよりも大きい厚みを有し、かつ、内周側の部分の方が外周側の部分よりも肉厚となる形状を有することを特徴とする液体容器。

請求項2

請求項1に記載の液体容器であって、上記第2押圧部は、内周側に設けられて全体の厚みが略一定とされた第1厚肉部と、当該第1厚肉部の外周側に設けられて全体の厚みが上記第1厚肉部の厚みよりも小さく且つ略一定とされた第2厚肉部とを備えることを特徴とする液体容器。

請求項3

請求項2に記載の液体容器であって、上記第2厚肉部の幅は、上記第1厚肉部の幅よりも小さく設定されていることを特徴とする液体容器。

請求項4

請求項1〜3のいずれかに記載の液体容器であって、上記第1押圧部は、上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有することを特徴とする液体容器。

請求項5

請求項4に記載の液体容器であって、上記第2押圧部は、上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有し、上記第1押圧部は、上記第2押圧部のよりもさらに上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有することを特徴とする液体容器。

請求項6

請求項1〜5のいずれかに記載の液体容器であって、上記第1押圧部は、当該第1押圧部が設けられる上記外側壁と直交する方向から見て円形を有することを特徴とする液体容器。

請求項7

請求項1〜6のいずれかに記載の液体容器であって、上方に開口して液体を貯留するための貯留室が内側に形成された容器本体と、上記容器本体に着脱可能に装着されて当該容器本体の開口部分を塞ぐ蓋体とを備え、上記押圧部は、上記蓋体の上面に設けられていることを特徴とする液体容器。

技術分野

0001

本発明は、内側に液体貯留可能な空間が形成されるとともに、当該貯留している液体を注出するための注液口を備えた液体容器に関する。

背景技術

0002

従来から、液体調味料等を貯留する容器において、注出する液体の総量を適切に調整できるように液体を数滴ずつ注出できるものが検討されている。

0003

例えば、特許文献1には、上方に開口して液体を貯留可能な空間が内側に形成された容器本体と、この容器本体の開口部分を塞ぐキャップとを備えた容器であって、キャップに液体を注出するための注液孔が形成されているとともに、このキャップに、容器本体の開口部分から注液孔までの通路流通する液体の一部をき止めるための堰止部が設けられたものが開示されている。

0004

この容器によれば、注液孔に向かう液体の一部が堰止部で堰き止められるため、多量の液体が一度に注ぎ出されるのを抑制することができ、液体を少量ずつ注ぎ出すことができる。

先行技術

0005

特開2009−89913号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1の容器では、容器本体に貯留されている液体の量および容器本体の傾きに応じて堰止部で堰き止められずに注液孔に向かう液体の量が変化する。そのため、容器本体の傾きを液体の量に応じて調整する必要があり、操作性が十分に高くないという問題がある。具体的には、容器本体に貯留されている液体が少量の場合には、容器本体を大きく傾けても、堰止部を超えて注液孔に向かう液体の量は少量に抑えられるが、容器本体に貯留されている液体が多量の場合には、容器本体を大きく傾けると、多量の液体が堰止部を超えて注液孔に向かい比較的多量の液体が注ぎ出されてしまう。

0007

本発明の目的は、少量の液体を適切に注ぎ出すことができ、かつ、操作性の高い液体容器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するためのものとして、本発明は、内側に液体を貯留可能な空間が形成されるとともに、当該貯留している液体を注出するための注液口を備えた液体容器であって、当該液体容器の外側壁に設けられて、当該液体容器の内側に向かって弾性変形して当該液体容器の内側空間の容積を変更可能な押圧部を備え、上記押圧部は、その中央に設けられた第1押圧部と、当該第1押圧部を囲む第2押圧部とを備え、上記第2押圧部は、上記第1押圧部の厚みよりも大きい厚みを有し、かつ、内周側の部分の方が外周側の部分よりも肉厚となる形状を有することを特徴とする液体容器を提供する。

0009

この液体容器によれば、押圧部を押圧操作してこれを変形させることで、この押圧部の変形量に対応した分だけ液体容器の内側空間の容積を変更することができる。そのため、容器本体に貯留されている液体の量や容器の傾き具合によらず、押圧部の変形量に対応する液体容器の容積変化分の液体のみを注ぎ出すことができる。従って、押圧部を押圧操作するという簡単な操作で、液体を一定量ずつひいては少量ずつ適切に注ぎ出すことができる。

0010

しかも、この液体容器では、押圧部の中央に第1押圧部が設けられ、さらに、その周囲に、第1押圧部の厚みよりも大きい厚みを有する第2押圧部が設けられており、押圧部に変形に必要な押圧力が互いに異なる部分が設けられている。そのため、用途等に応じて、押圧部に加える押圧力を調整することによって、液体の注出量を段階的に容易に変更することができ、利便性をより高めることができる。

0011

具体的には、この液体容器によれば、押圧部の中央すなわち第1押圧部を比較的弱い力で押圧することで厚みの小さい第1押圧部のみをまず変形させることができる。従って、この場合には、この第1押圧部の変形量に対応する量の液体のみを注ぎ出すことができる。一方で、第1押圧部を比較的強い力で押圧することで、第1押圧部に加えて厚みの大きい第2押圧部を変形させることができ、この場合には、これら第1押圧部と第2押圧部との全体の変形量に対応する比較的多い量の液体を注ぎ出すことができる。

0012

特に、この液体容器では、第2押圧部の外周側の厚みが比較的小さく設定されている。そのため、この外周側の部分によって第2押圧部の変形を促進することができる。従って、第1押圧部と第2押圧部との両方を変形させる場合においても、過大な力を必要とせず操作性をより確実に高めることができる。

0013

上記構成において、上記第2押圧部は、内周側に設けられて全体の厚みが略一定とされた第1厚肉部と、当該第1厚肉部の外周側に設けられて全体の厚みが上記第1厚肉部の厚みよりも小さく且つ略一定とされた第2厚肉部とを備えるのが好ましい。

0014

この構成によれば、第2押圧部を第1厚肉部と第2厚肉部との境界部分で折れ曲げつつ変形させることができ、第2押圧部の厚みを大きくこれの変形を促進することができる。

0015

上記構成において、上記第2厚肉部の幅は、上記第1厚肉部の幅よりも小さく設定されているのが好ましい。

0016

このようにすれば、厚肉部のうち内周側に位置して第1押圧部を支持する部分の変形を抑制して、第1押圧部のみの変形をより確実に実現することができる。

0017

上記構成において、上記第1押圧部は、上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有するのが好ましい。

0018

このようにすれば、第1押圧部であって押圧すべき押圧部の中央部分を利用者が容易に認識できる。また、第1押圧部を押しつぶすことでこれを容易に変形させることができる。

0019

上記構成において、上記第2押圧部は、上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有し、上記第1押圧部は、上記第2押圧部の外側面よりもさらに上記液体容器の外側に向かって膨出する形状を有するのが好ましい。

0020

このようにすれば、第1押圧部と第2押圧部との全体をより容易に変形させることができる。

0021

上記構成において、上記第1押圧部は、当該第1押圧部が設けられる上記外側壁と直交する方向から見て円形を有するのが好ましい。

0022

このようにすれば、第1押圧部に加えられた押圧力を第1押圧部および押圧部全体により均一に付与することができ、これらを適切に変形させることができる。そのため、押圧部のうち押圧操作された位置が異なることによって、液体の注出量が変化するのを抑制することができる。

0023

上記構成において、上方に開口して液体を貯留するための貯留室が内側に形成された容器本体と、上記容器本体に着脱可能に装着されて当該容器本体の開口部分を塞ぐ蓋体とを備え、上記押圧部は、上記蓋体の上面に設けられているのが好ましい。

0024

このようにすれば、蓋体を取り外すことで容器本体内に液体を容易に注入することができる。また、蓋体の上面に押圧部が形成されているため、液体容器を把持してこれを傾けつつ液体を注ぎ出す際において押圧部を容易に操作することができ、操作性を高めることができる。

発明の効果

0025

本発明によれば、少量の液体を適切に注ぎ出すことができ、かつ、操作性を高めることができる。

図面の簡単な説明

0026

本発明の実施形態に係る液体容器の斜視図である。
液体容器の分解斜視図である。
液体容器の縦断面図である。
蓋体の上面図である。
図4のV−V線断面図である。
液体注出時の様子を示した図である。
液体注出時の様子を示した図である。

実施例

0027

(1)構造
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的な範囲を限定するものではない。

0028

図1は、本実施形態に係る液体容器1の全体構成を示した概略斜視図である。図2は、液体容器1の分解斜視図である。図3は、液体容器1の縦断面図である。なお、この液体容器1に貯留される液体の具体的な種類は限定されないが、例えば、この液体容器1は、醤油等の液体調味料が貯留されてこれらを注出するものに利用される。

0029

図1および図2に示すように、液体容器1は、容器本体10と、蓋体20とで構成されている。

0030

図3等に示すように、容器本体10は、有底の略円筒部材であり、その内側には、上方に開口して液体を貯留可能な貯留室10cが形成されている。容器本体10は、例えばガラス等からなる。以下の容器本体10の説明では、容器本体10の径方向を単に径方向という。

0031

容器本体10の上部には、段部13が形成されている。具体的には、容器本体10の上部の外周壁15が、容器本体10の下部の外周壁11よりも径方向内側に位置することで、容器本体10の上部に段部13が形成されている。

0032

段部13よりも上方の外周壁15には、その上下方向の中間部分に径方向外側に突出する係止突起17が設けられている。係止突起17は、容器本体10の全周にわたって設けられている。この係止突起17は、蓋体20を係止するためのものである。

0033

図4は、蓋体20の平面図である。図5は、図4のV−V線断面図である。

0034

蓋体20は、容器本体10の上部に取り付けられて容器本体10の開口部10aを上方から液密状態に塞ぐものである。蓋体20は、略水平方向に延びる天板部21を有する有天の略円筒状を有しており、その内側には下方に開口する空間20aが形成されている。図3に示すように、蓋体20が容器本体10に取り付けられた状態において、蓋体20の内側空間20aと容器本体10の貯留室10cとは連通する。本実施形態では、蓋体20は、その全体が同一素材一体形成されており、例えば、硬度が40〜70度の間の所定の硬度(例えば50度等)を有するシリコーン等の合成樹脂からなる。以下の蓋体20の説明では、蓋体20の径方向を単に径方向という。

0035

蓋体20の外周壁24の一部は、その上部において径方向外側に突出しており、蓋体20の上部には、径方向外側に突出する部22が形成されている。嘴部22は、図4に示すように、平面視で略三角形状を有するとともに、図3に示すように、径方向外側に向かって上方に傾斜している。

0036

図3に示すように、嘴部22の内側には、径方向に延びる注液通路22aが形成されており、蓋体20の内側空間20aは、この注液通路22aと、これと連通して天板部21の下方に位置する主室21aとで構成されている。注液通路22aは、嘴部22の径方向の外側端面22bにおいて開口しており、この端面22bには液体容器1の内側に貯留されている液体を外部に注ぎ出すための注液口22cが形成されている。すなわち、容器本体10の貯留室10c内に貯留されている液体は、主室21aおよび注液通路22aを通って注液口22cから外部に注ぎ出されるようになっている。注液通路22aは、径方向外側に向かって上方に傾斜している。

0037

本実施形態では、嘴部22の径方向の外側端部に、径方向の外側に突出する突部23が設けられており、この突部23の端面22bに注液口22cが形成されている。この突部23は非常に径の小さい円筒状を有しており、本実施形態では、このような突部23が設けられていることで、注液口22cから液体が注ぎ出された際に、注液口22c周りに液だれが生じるのが抑制されている。また、本実施形態では、注液通路22aは、注液口22c付近でその流路面積が小さくされている。

0038

蓋体20の上壁すなわち天板部21であって液体容器1の外側壁を構成する部分には、その中央に、平面視で(天板部21と直交する方向から見て)円形を有し、かつ、上方に膨出するドーム状の押圧部30が設けられている。この押圧部30は、天板部21のうち他の部分よりも薄肉であり主室21aの天面を構成している。すなわち、天板部21のうち押圧部30よりも外周側の部分からは外周壁24が下方に延びており、押圧部30の下面と外周壁24の内周面とによって主室21aが区画されている。なお、本実施形態では、天板部21のうち押圧部30の外周縁近傍の部分も、上方に膨出している。

0039

押圧部30は、上記のように薄肉であって、使用者によりその上面30aが押圧操作されることで下方に容易に変形できるようになっている。また、押圧部30は、押圧操作が解除されることで弾性復帰するようになっており、下方すなわち液体容器1の内側に向かって弾性変形可能となっている。

0040

押圧部30は、その中央に位置して平面視で円形を有する第1押圧部32と、第1押圧部32の全周を囲むリング状の第2押圧部34とで構成されている。本実施形態では、第1押圧部32は、第2押圧部34からさらに上方に膨出している。

0041

図5等に示すように、第1押圧部32は、その厚みが全体にわたって一定の値t1とされている。

0042

一方、第2押圧部34の肉厚は、径方向外側ほど小さくなるように設定されている。本実施形態では、第2押圧部34の厚みは2段階に設定されており、第2押圧部34は、内周側に位置して肉厚の大きい第1厚肉部34aと、外周側に位置して第1圧肉部34aよりも厚みの小さい第2厚肉部34bとからなる。

0043

具体的には、第2押圧部34の下面には、径方向の外側部分が径方向の内側部分よりも上方に位置することで段部34cが形成されており、この段部34cよりも径方向の内側部分の厚みが一定の値t2とされて第1厚肉部34aが形成され、この段部34cよりも径方向の外側部分の厚みが上記値t2よりも小さい一定の値t3とされて第2厚肉部34bが形成されている。

0044

図4に示すように、これら第1厚肉部34aおよび第2厚肉部34bは、第2押圧部34の全周にわたっている。また、本実施形態では、第1厚肉部34aの幅寸法L1の方が、第2圧厚肉部34bの幅方向の寸法L2よりも大きく設定されている。なお、これら第1厚肉部34aおよび第2厚肉部34bの幅すなわち径方向の寸法は、全周にわたって一定となっている。

0045

ここで、第1厚肉部34aの厚みt2および第2厚肉部34bの厚みt3は、いずれも第1押圧部32の厚みt1よりも大きく設定されており、第2押圧部34の厚みは第1押圧部32の厚みよりも大きくなっている。そして、押圧部30の厚みは、その中央に位置する第1押圧部32において最も薄く、その外周側に位置する第2押圧部34の第1厚肉部34aにおいて最も厚く、さらにその外周側に位置する第2押圧部34の第2厚肉部34bにおいて中間値となるように設定されている。

0046

各部32,34a,34bの厚みt1,t2,t3はこれらを構成する材料の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、t1とt2とt3とは1:3.5:1.8程度に設定される。また、第1押圧部32の半径r、各厚肉部34a,34bの径方向の寸法L1,L2も、これらを構成する材料の種類等に応じて適宜設定すればよい。ただし、t1,t2,t3がそれぞれ0.4〜1.4mm程度、2.7〜3.7mm程度、1.1〜2.1mm程度に設定され、かつ、r,L1,L2がそれぞれ5.5〜6.5mm程度、4〜6mm程度、2〜3mm程度に設定されれば、後述するように押圧部30を押圧して液体を注出する場合およびその抽出量を変更する場合において、より良好な操作性を得ることができることが分かっており、これらの値に設定されるのが好ましい。

0047

蓋部20の下端部、すなわち、蓋部20の外周壁24の下端部には、その内周面に径方向の外側に凹む凹部24a形成されている。凹部24aは、蓋部20の外周壁24の全周にわたって形成されている。

0048

凹部24aは、容器本体10の係止突起17と係合する部分であり、図3に示すように、この凹部24a内に係止突起17が挿入されることで、蓋部20は容器本体10に係止される。

0049

本実施形態では、外周壁24のうち凹部24aの上方の位置に上方に凹む溝部24bが形成されており、蓋部20が容器本体10に装着された状態で、この溝部24bの内周壁を構成する部分24cが、容器本体10の開口部10a内に挿入されるようになっている。また、蓋体20が容器本体10に装着された状態で、蓋部20の外周壁24は、容器本体10の段部13の上面に載置されて、蓋部20の外側面と容器本体10の外側面とが面一で連続するようになっている。

0050

(2)液体注出手順
以上のように構成された液体容器1は、傾けられた状態で、押圧部30の中央部分すなわち第1押圧部32の中央部分であって最も上方に膨出している部分が押圧操作されることで、注液口22cから液体が外部に注ぎ出される。そして、第1押圧部32に加えられた押圧力に応じてこの液体の注出量が段階的に変更される。

0051

図6および図7を用いて具体的に説明する。図6は、比較的弱い力で第1押圧部32が押圧操作されたときの様子を示したものである。図7は、比較的強い力で第1押圧部32が押圧操作されたときの様子である。

0052

図6に示すように、第1押圧部32が比較的弱い力で押圧された場合は、第2押圧部34は変形せず、第1押圧部32のみが蓋体20の主室21a内すなわち液体容器1の内側に向かって変形する。すなわち、上記のように、第1押圧部は厚みが薄く変形が容易である一方、第2押圧部34は厚みが厚く比較的変形しにくい。そのため、押圧部30に加えられた力が所定値未満と小さい場合には、第2押圧部34は変形せず、第1押圧部32のみが変形する。具体的には、図6に示すように、第1押圧部32は、第2押圧部34を支点とするかたちで蓋体20の主室21aの内側に入り込み、この内側に向かって膨出するように変形する。

0053

このように、第1押圧部32が液体容器1の内側に入り込むように変形すると、液体容器1の内側空間の体積は減少する。従って、この体積の減少量に応じた量の液体が外部に注ぎ出される。すなわち、この場合には、第1押圧部32の変形量に対応した量だけ液体容器1の体積が減少するため、第1押圧部32の変形量に対応した量の液体だけが外部に注ぎ出される。

0054

一方、第1押圧部32がさらに押圧されて押圧部30に所定値以上の比較的強い力が加えられた場合は、図7に示すように、第1押圧部32とともに第2押圧部34も変形する。具体的には、これら各押圧部32,34全体すなわち押圧部30全体が、主室21aの内側に入り込み、この内側に向かって膨出するように変形する。このとき、第2押圧部34は、第1厚肉部34aと第2厚肉部34bとの境界部分で折れ曲がるようにして変形し、第1厚肉部34aは第2厚肉部34bの下方に退避するように変形する。

0055

これに伴い、液体容器1の内側空間の体積は、第1押圧部32の変形量に加えて第2押圧部34の変形量分も減少する。従って、この場合には、第1押圧部32のみが変形した場合よりも多い量の液体が外部に注ぎ出されることになる。

0056

このように、本実施形態では、第1押圧部32を押圧操作するという簡単な操作で、少量ずつ液体を注ぎ出すことができるとともに、第1押圧部32に加える押圧力を変更するという簡単な手順で、液体の注出量を変更することができ、用途等に応じて液体の注出量を容易に変更することができる。

0057

(3)作用等
以上のように、本実施形態に係る液体容器1では、第1押圧部32を押圧操作してこれを変形させることで、押圧部30の変形量に対応した分だけ液体を注ぎ出すことができる。従って、簡単な操作で、液体を一定量ずつひいては少量ずつ適切に注ぎ出すことができる。

0058

しかも、この液体容器1では、押圧部30の中央に薄肉の第1押圧部32が設けられ、かつ、この第1押圧部32の周囲に比較的肉厚の第2押圧部34が設けられることで、上記のように、第1押圧部32に加える押圧力を変更するという簡単な操作で、第1押圧部32のみを変形させてより少量の液体を注出する場合と、第1押圧部32に加えて第2押圧部34を変形させて比較的多量の液体を注出する場合とに切り替えることができる。そのため、利便性をより一層高めることができる。

0059

特に、この液体容器1では、第2押圧部34の内周側に厚みの大きい第1厚肉部34aが設けられて外周側に厚みの小さい第2厚肉部34bが設けられている。そのため、第1厚肉部34aによって第2押圧部34の変形を抑制して第1押圧部32のみの変形を実現することができるとともに、この第1厚肉部34aを第2厚肉部34bとの境界部分で俺曲げることで第2厚肉部34bひいては第2押圧部34を比較的容易に変形させることができる。従って、第1押圧部32と第2押圧部34との両方を変形させる場合においても、過大な力を必要とせず操作性をより確実に高めることができる。

0060

また、上記実施形態では、第1厚肉部34aの幅が、第2厚肉部34bの幅よりも小さく設定されている。

0061

そのため、第1厚肉部34aの剛性を高めることができ、第2押圧部34が過度に容易に変形するのを抑制することができる。また、例えば、第2押圧部34の厚みを、径方向外側に向かって徐々に小さくなるように設定した場合に比べて、上記のように、第2押圧部34を折り曲げることができ第2押圧部34の変形を促進することができる。

0062

また、上記実施形態では、押圧部30の中央に位置する第1押圧部32が、上方に膨出する形状を有している。

0063

そのため、押圧操作を行う押圧部30の中央部分を利用者が容易に認識でき、利便性を高めることができる。具体的には、利用者は、第1押圧部32が上方に膨出していることで、視的に、また、触覚的に押圧操作すべき押圧部30の中央部分を容易に認識することができる。また、第1押圧部32を押しつぶすことで、これを容易に変形させることができる。

0064

また、上記実施形態では、第2押圧部34も、上方に向かって膨出する形状を有し、さらに、第1押圧部32が第2押圧部34よりもさらに上方に向かって膨出する形状を有している。そのため、押圧操作を受けるべき押圧部30の中央部分を利用者により容易に認識させることがでるとともに、第1押圧部32と第2押圧部34との全体を押しつぶすことで、これらの全体をより容易に変形させることができる。

0065

また、上記実施形態では、第1押圧部32が、円形を有している。

0066

そのため第1押圧部32に加えられた押圧力を第1押圧部32および押圧部30全体により均一に付与することができ、これらを適切に変形させることができる。従って、第1押圧部32のうち押圧操作された位置が異なることによって、液体の注出量が変化するのを抑制することができる。具体的には、第1押圧部32を四角形等で構成してその角部付近に押圧力が加えられた場合には、反対側の角部に加えられる力は小さくなり、第1押圧部32あるいは押圧部30は均一に変形しにくい。そのため、押圧部30の中央部分が押圧操作された場合とで、押圧部30の変形量が大きくずれて、液体の注出量がばらついてしまう。これに対して、本実施形態では、第1押圧部32が円形を有しているため、押圧力の分布をより均一にして、より均一にこれらを変形させることができる。

0067

また、本実施形態では、容器本体10とこれに着脱可能に装着される蓋体20とで液体容器10が構成され、かつ、蓋体20の天板部21すなわち蓋体20の上面に押圧部30が設けられている。そのため、蓋体20を取り外すことで容器本体10内に液体を容易に注入することができるとともに、液体容器1を把持してこれを傾けつつ液体を注ぎ出す際において押圧部30を容易に操作することができ、操作性を高めることができる。

0068

(4)変形例
ここで、上記実施形態では、押圧部30および第1押圧部32が液体容器1の外側に膨出している場合について説明したが、押圧部30および第1押圧部32は、膨出していなくてもよい。ただし、上記のように、これらを膨出させれば、利便性を高めることができるとともに、これらを容易に変形させることができる。

0069

また、上記実施形態では、第1押圧部32の全周を厚みの大きい第2押圧部34で囲んだ場合について説明したが、第1押圧部32の周囲の一部を第1押圧部32の厚みと同程度にしてもよい。ただし、第1押圧部32の全周を厚みの大きい第2押圧部34で囲めば、第2押圧部34の変形を抑制して第1押圧部32のみをより確実に変形させることができる。

0070

また、上記実施形態では、第2押圧部34を、互いに厚みの異なる第1厚肉部34aと、第2厚肉部34bとで構成した場合について説明したが、第2押圧部34を、外周側に向かうに従って厚みが小さくなるような形状としてもよい。ただし、上記のように、第2押圧部34を厚みの異なる第1厚肉部34aと第2厚肉部34bとで構成すれば、第2押圧部34の変形を促進することができる。

0071

また、上記実施形態では、押圧部30が蓋体20の上面に設けられた場合について説明したが、蓋体20の外周面等に押圧部30が設けられてもよい。また、押圧部30は、容器本体10に設けられてもよい。

0072

また、上記実施形態では、蓋体20の全体が同一素材で一体形成された場合について説明したが、蓋体20を複数の素材で形成する、あるいは、複数の部材を組み立てることで蓋体20を形成してもよい。例えば、蓋体20のうち押圧部30のみを他の合成樹脂等で形成し、他の部分をシリコーンで形成する、あるいは、押圧部30のみをシリコーンで形成して、他の部分を他の合成樹脂等で形成してもよい。

0073

また、液体容器1内に液体を導入可能な導入口を別途設けつつ蓋体20と容器本体10とを一つの部材としてもよい。ただし、上記のように、これらを別体とすれば、液体の容器本体1内へ容易に導入することができるとともに、清掃等を容易に行うことができる。

0074

1液体容器
10容器本体
20蓋体
22c注液口
30押圧部
32 第1押圧部
34 第2押圧部
34a 第1厚肉部
34b 第2厚肉部

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