図面 (/)

技術 乗客コンベア

出願人 東芝エレベータ株式会社
発明者 岩井俊憲
出願日 2016年6月14日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-117765
公開日 2017年12月21日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-222447
状態 特許登録済
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード 補助チェーン 誘導型近接センサ 中間チェーン 支持アングル 押付面 中間ディスク 中間駆動 半円弧形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

隣接する中間駆動装置間において踏段チェーンが切断したときに、その切断を検出できる乗客コンベアを提供する。

解決手段

トラス12の端部にある機械室14に設けられた主駆動装置18とそれによって駆動する駆動スプロケット24と、トラス12のもう一方の端部に設けられた従動スプロケット26と、駆動スプロケット24と従動スプロケット26の間に架け渡された踏段チェーン104と、トラス12の中間に設けられた少なくとの2台の中間駆動装置110と、隣接する2台の中間駆動装置110の間を走行する踏段チェーン104の切断を検出する近接センサ122とを有する。

概要

背景

上階下階の高さの差が大きくなった高揚程(階高)に用いられるエスカレータ移動距離が長い動く歩道などの乗客コンベアにおいては、トラスの一端部に駆動装置を設けて、複数の踏段を無端状に連結する踏段チェーン駆動力を与えるだけでなく、トラスの中間に複数台中間駆動装置を設けて、踏段チェーンにさらに駆動力を補助的に与えている。

概要

隣接する中間駆動装置間において踏段チェーンが切断したときに、その切断を検出できる乗客コンベアを提供する。トラス12の端部にある機械室14に設けられた主駆動装置18とそれによって駆動する駆動スプロケット24と、トラス12のもう一方の端部に設けられた従動スプロケット26と、駆動スプロケット24と従動スプロケット26の間に架け渡された踏段チェーン104と、トラス12の中間に設けられた少なくとの2台の中間駆動装置110と、隣接する2台の中間駆動装置110の間を走行する踏段チェーン104の切断を検出する近接センサ122とを有する。

目的

本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、隣接する中間駆動装置間において踏段チェーンが切断したときに、その切断を検出できる乗客コンベアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

建屋に取り付けられるトラスと、前記トラスに沿って走行する複数の踏段と、前記踏段に設けられた踏段ローラと、複数の前記踏段の前記踏段ローラを連結する無端状の踏段チェーンと、前記トラスの一方の端部に設けられ、前記踏段チェーンを走行させる駆動スプロケットと、前記トラスの他方の端部に設けられ、前記踏段チェーンを走行させる従動スプロケットと、前記駆動スプロケットを回転させる主駆動装置と、前記トラス内部に設けられ、かつ、前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの間に設けられ、前記踏段チェーンに駆動力を与える複数台中間駆動装置と、隣接する2台の前記中間駆動装置の間を走行する前記踏段チェーンの切断を検出する切断検出部と、を有する乗客コンベア

請求項2

前記踏段ローラが走行する案内レールを有する、を有する請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項3

前記切断検出部は、近接センサである、請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項4

前記近接センサは、前記踏段チェーンの走行路の上方に設けられている、請求項3に記載の乗客コンベア。

請求項5

前記近接センサは、前記踏段チェーンの走行路の側方に設けられている、請求項3に記載の乗客コンベア。

請求項6

前記切断検出部は、前記踏段チェーンの上方に設けられた検出スイッチである、請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項7

前記切断検出部は、前記駆動スプロケットと前記中間駆動装置の間にも設けられている、請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項8

無端状の前記踏段チェーンは、前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットとの間を循環走行するものであり、前記切断検出部は、前記踏段チェーンの往路に設けられている、請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項9

無端状の前記踏段チェーンは、前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットとの間を循環走行するものであり、前記切断検出部は、前記踏段チェーンの帰路に設けられている、請求項1に記載の乗客コンベア。

請求項10

前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は、動く歩道である、請求項1に記載の乗客コンベア。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。

背景技術

0002

上階下階の高さの差が大きくなった高揚程(階高)に用いられるエスカレータ移動距離が長い動く歩道などの乗客コンベアにおいては、トラスの一端部に駆動装置を設けて、複数の踏段を無端状に連結する踏段チェーン駆動力を与えるだけでなく、トラスの中間に複数台中間駆動装置を設けて、踏段チェーンにさらに駆動力を補助的に与えている。

先行技術

0003

特開2009−354215号公報

発明が解決しようとする課題

0004

無端状の踏段チェーンは、駆動装置によって回転する駆動スプロケットと、トラスの反対側に設けられている従動スプロケットの間に架け渡されている。また、弾性部材が従動スプロケットを引っ張って、踏段チェーンを常に張るようにしている。そして、踏段チェーンの切断を検出するために、この弾性部材に切断検出部が設けられている。

0005

しかし、この切断検出部は、隣接する中間駆動部材の間で踏段チェーンが切断したときには検出できないという問題点があった。

0006

そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、隣接する中間駆動装置間において踏段チェーンが切断したときに、その切断を検出できる乗客コンベアを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の実施形態は、建屋に取り付けられるトラスと、前記トラスに沿って走行する複数の踏段と、前記踏段に設けられた踏段ローラと、複数の前記踏段の前記踏段ローラを連結する無端状の踏段チェーンと、前記トラスの一方の端部に設けられ、前記踏段チェーンを走行させる駆動スプロケットと、前記トラスの他方の端部に設けられ、前記踏段チェーンを走行させる従動スプロケットと、前記駆動スプロケットを回転させる主駆動装置と、前記トラス内部に設けられ、かつ、前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの間に設けられ、前記踏段チェーンに駆動力を与える複数台の中間駆動装置と、隣接する2台の前記中間駆動装置の間を走行する前記踏段チェーンの切断を検出する切断検出部と、を有する乗客コンベアである。

図面の簡単な説明

0008

実施形態におけるエスカレータを側面から見た説明図。
主ベルト駆動装置の側面図。
主ベルト駆動装置の駆動状態を説明する説明図。
隣接する中間駆動装置が設置されたトラスの側面図。
中間駆動装置を示す側面図。
踏段チェーンの切断状態を示す説明図。
中間駆動装置の動作状態を示す説明図。
中間駆動装置を示す平面図。
中間駆動装置を示す正面断面図。
中間駆動装置の中間チェーン近傍を示す正面断面図。
(a)は中間駆動装置の中間チェーンの一部を示す斜視図、(b)はその分解斜視図。
中間駆動装置の中間チェーンの形状及び作用を示す拡大説明図。
変更例3の切断検出部を示す検出スイッチの側面図。

実施例

0009

本発明の一実施形態の乗客コンベアを階高のエスカレータ10に適用して説明する。以下、本実施形態のエスカレータ10を図1図13に基づいて説明する。

0010

(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。

0011

エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。

0012

トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる主駆動装置18、左右一対の駆動スプロケット24,24、左右一対の主ベルトシーブ27,27が設けられている。主駆動装置18は、誘導電動機インダクションモータ)よりなる主モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、主モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。左右一対の駆動スプロケット24,24と左右一対の主ベルトシーブ27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、主モータ20やディスクブレーキなどを制御する主制御装置50が設けられている。

0013

踏段30は、金属製の踏段フレーム前端に左右一対の前輪301が設けられ、後端に左右一対の後輪302が設けられている。

0014

トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン104,104が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン104,104には、複数の踏段30が等間隔で取り付けられている。すなわち、踏段チェーン104は、図5に示すように、複数の踏段ローラ104aと複数の踏段リンク104bとからなる。踏段ローラ104aは、トラス12に固定された案内レール28上を転動し、踏段リンク104bは、隣接する踏段ローラ104a間にそれぞれ配置されている。踏段チェーン104は、複数の踏段ローラ104aの中で所定数毎の踏段ローラ104aが、踏段30の前輪301として設けられ、複数の踏段30を踏段チェーン104で無端状に連結している。また、踏段30の後輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。

0015

トラス12の左右両側には、左右一対のスカートガード44,44と左右一対の欄干36,36が立設されている。欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。スカートガード44は、欄干36の側面下部に設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。

0016

手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し主ベルトシーブ27と連動した主ベルト駆動装置70と中間ベルト駆動装置120で駆動力を与えられながらスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部46から正面スカートガード42外に表れる。主ベルト駆動装置70と中間ベルト駆動装置120については後から詳しく説明する。

0017

上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が現れる。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。

0018

このエスカレータ10は、階高のエスカレータであって、トラス12の長さが長いため、上階の駆動スプロケット24と下階の従動スプロケット26との間には、中間駆動装置が複数台設けられている。この中間駆動装置110は、走行する踏段チェーン104に駆動力を与える。また、この中間駆動装置110の近傍には、中間ベルト駆動装置120が設けられている。この中間ベルト駆動装置120は、手摺りベルト38の駆動を補助する。中間駆動装置110と中間ベルト駆動装置120については後から詳しく説明する。

0019

(2)主ベルト駆動装置70
次に、主ベルト駆動装置70の構造について図2図3に基づいて説明する。なお、主ベルト駆動装置70は、左右一対の手摺りベルト38にそれぞれ設けられている。手摺りベルト38は、ゴム又はウレタン製であって断面C字型であり、中央の平らな部分と、その平らな部分の左右両側からそれぞれ湾曲するように延びた湾曲部とからなる。

0020

図2に示すように、主ベルト駆動装置70は、4個のベルト駆動輪72と、これらベルト駆動輪72と対になった押圧ローラ74を有する。4個のベルト駆動輪72は、支持板78に1列に並べて回転自在に設けられ、ベルト駆動輪72と同軸チェーンスプロケット76がそれぞれ設けられている。2番目のチェーンスプロケット76と3番目のチェーンスプロケット76の間には、補助チェーンスプロケット80が支持板78に回転自在に設けられている。図2に示すように、手摺りベルトスプロケット27には案内チェーンスプロケット82が回転自在に設けられている。

0021

図2図3に示すように、無端状の主ベルト駆動チェーン84が、主ベルトスプロケット27、案内チェーンスプロケット82、1番目と2番目のチェーンスプロケット76の上部、補助チェーンスプロケット80の下部、3番目と4番目のチェーンスプロケット76に架け渡されている。踏段30を走行させる駆動スプロケット24が回転すると、不図示の伝達ベルトにより主ベルトスプロケット27が同期して回転し、これにより主ベルト駆動チェーン84が駆動して、4個のチェーンスプロケット76と補助チェーンスプロケット80が回転する。4個のチェーンスプロケット76が回転すると、4個のベルト駆動輪72も回転する。これにより、駆動スプロケット24の回転速度と同期して、4個のベルト駆動輪72が回転する。

0022

支持板78の下部において、図2に示すように2個の押圧板86が設けられている。2個の押圧板86には、2個の押圧ローラ74,74がそれぞれ取り付けられている。これら4個の押圧ローラ74,74の取り付け位置は、4個のベルト駆動輪72の位置にそれぞれ対応している。押圧板86の両側には、コイル状のバネによって押圧板86を上方に押圧する押圧部88,88が支持板78にそれぞれ設けられている。一対の押圧部88,88が押圧板86を上方に押圧することにより、押圧ローラ74が、ベルト駆動輪72をそれぞれ押圧する。

0023

手摺りベルト38は、欄干36内部においては、上下逆に走行しているので、手摺りベルト38は、4個のベルト駆動輪72と4個の押圧ローラ74の間の走行路を上下逆に走行する。この場合に、4個の押圧ローラ74によって手摺りベルト38の表面が押圧され、手摺りベルト38の裏面がベルト駆動輪72に接触し、このベルト駆動輪72が回転駆動することにより、手摺りベルト38が、踏段30の走行速度と同期して走行する。

0024

(3)中間駆動装置110
中間駆動装置110について説明する。中間駆動装置110は、図5に示すように、中間回転装置111、この中間回転装置111で回転する中間駆動スプロケット112、中間従動スプロケット115、中間駆動スプロケット112から中間従動スプロケット115の間に架け渡されて循環運動する無端状の中間チェーン113を有している。

0025

(3−1)中間回転装置111
中間回転装置111について説明する。図8図9に示すように、中間回転装置111は、中間モータ111a、中間モータ111aの回転トルクを左右の中間駆動スプロケット112にそれぞれ伝達するベルトからなる中間伝達装置111b、各中間駆動スプロケット112の中心位置に設けられた中間減速機111cからなる。また、中間ディスクブレーキ111dが、中間減速機111cの入力軸111eに取り付けられている。

0026

(3−2)中間チェーン113
中間チェーン113について図5図11図12に基づいて説明する。中間チェーン113は、循環運動によって踏段チェーン104に駆動力を与える。

0027

中間チェーン113は、図11図12に示すように、複数のチェーンリンク113a、補助リンク113a’、隣接するチェーンリンク113aの繋ぎ目となるヒンジ113bを有している。チェーンリンク113aのピッチ長さが、踏段リンク104bのピッチ長さと同一である。図12に示すように、中間チェーン113は、隣接する半円弧形のチェーンリンク113aの端部同士をヒンジ113bの位置で重ね合わせ、ヒンジ113bを中心に回転可能に連結して、全体として各チェーンリンク113aが千鳥状に連結されている。また、隣接するチェーンリンク113aの一方には、当該チェーンリンク113aと略等しい半円弧形に形成された補助リンク113a’が重ね合わせて配置されてヒンジ113bの位置で連結され、ヒンジ113bにおける耐久性向上が図られている。

0028

図12に示すように、半円弧形のチェーンリンク113aは、搭載面113c、この搭載面113cの前後にある押圧面113d、113dとを有する。

0029

搭載面113cは、踏段ローラ104aを搭載するために、踏段ローラ104aの円周面形状に対応した凹曲面形状である。

0030

搭載面113cと反対側の外周部(循環移動する際に内側に位置する外周部)は、中間駆動スプロケット112と中間従動スプロケット115の歯溝に噛み合う凸曲形状である。

0031

押付面113d、113dは、搭載面113c上の踏段ローラ104aの前後にある踏段ローラ104a’、104a’’に接触している。したがって、踏段チェーン104の各踏段ローラ104aは、搭載面113c上に搭載された状態で、当該チェーンリンク113の前後のチェーンリンク113に設けられた押付面113dによって挟み込まれて、搭載面113c上に保持される。

0032

中間チェーン113の各ヒンジ113bには、図5図12に示すように、各ヒンジ113bと同軸で回転自在に中間ローラ113eが取り付けられている。

0033

中間チェーン113の循環経路には、中間ローラ113eを転動させて中間チェーン113の循環運動を案内する中間レール114が設けられている。図7に示すように、中間レール114は、一対の円弧部114a、114aと一対の直線部114b、114bを有する経路を有し、各円弧部114aと各直線部114bとの間に中間チェーン113の振動を防止する繋ぎ部としての傾斜面114cが介在している。

0034

図7に示すように、中間レール114の直線部114bの一方の円弧部114aの位置には、中間駆動スプロケット112が設けられ、中間駆動スプロケット112が円弧部114aの役割を行う。また、中間レール114の直線部114bの他方の円弧部114aの位置には、中間従動スプロケット115が設けられ、中間従動スプロケット115が円弧部114aの役割を行う。

0035

(3−3)中間駆動スプロケット112、中間従動スプロケット115
中間駆動スプロケット112、中間従動スプロケット115について説明する。図5に示すように、中間駆動スプロケット112は、中間チェーン113のチェーンリンク113aの凸曲形状と係合する形状をなしている。すなわち、チェーンリンク113aの半円弧形状に対応した歯溝を有している。この構造を実現するために、中間駆動スプロケット112は、チェーンリンク113a、補助リンク113a’と略同じ厚さの歯車112aを3枚ずらせて積層している。各歯車112aには、チェーンリンク113aの外周部と補助リンク113a’の外周部が係合する歯溝が形成されている。そして、隣接するチェーンリンク113aの一方及びこれと重ね合わされた補助リンク113a’と、隣接するチェーンリンク113aの他方とが、それぞれ対応する歯車112a、115aの歯溝に順次交互に係合する。

0036

中間従動スプロケット115も、図5に示すように、チェーンリンク113aの凸曲形状と係合する形状をなしている。また、中間従動スプロケット115も、チェーンリンク113a、補助リンク113a’と略同じ厚さの複数枚の歯車115aを3枚ずれせて積層している。各歯車115aにチェーンリンク113aの外周部と補助リンク113a’の外周部が係合する歯溝が形成されている。

0037

図4図5図8に示すように、中間従動スプロケット115の回転軸115bには、中間ベルトシーブ116が同軸に設けられている。中間ベルトシーブ116には、中間ベルトチェーン118が巻き付けられ、中間ベルト装置120が駆動する。

0038

(3−4)中間ローラ113e
中間ローラ113eについて説明する。図5に示すように、中間ローラ113eは、中間ローラ113e’と中間ローラ113e’’からなり、中間ローラ113e’と中間ローラ113e’’は、チェーンリンク113aを両側(図5図12における左右)から挟み込むように対をなして配置されている。

0039

中間ローラ113eが転動する中間レール114は、チェーンリンク113aの厚み方向の両側に配置されている。

0040

(4)給油構造
次に、中間駆動装置110の中間チェーン113に潤滑油給油する構造について説明する。

0041

中間駆動装置110の上方で、かつ側方には、図5図8図9に示すようにタンク200が設けられている。このタンク200は、潤滑油を溜めるためのタンクである。このタンク200の下部には、潤滑油を供給するためのポンプ202が設けられている。ポンプ202からは、図5図8図9に示すように、2本の給油管204,206が設けられている。第1の給油管204は、往路にある右側の中間チェーン113の上方に延び、給油管204の出口から中間チェーン113に潤滑油を給油する。また、給油管206は、左側の中間チェーン113の上方に延び、給油管206の出口から左側の中間チェーン113の上方に位置し、左側の中間チェーン113に潤滑油を給油する。

0042

(5)中間駆動装置110の動作状態
中間トラス6における中間駆動装置110の動作状態について図4図5に基づいて説明する。なお、踏段30は、下階から上階に走行しているとする。そのため、図4図5において中間駆動装置110の上方を踏段チェーン104、中間チェーン113が左から右に移動することを「往路」、中間駆動装置110の下方を踏段チェーン104、中間チェーン113が右から左に移動することを「帰路」という。

0043

まず、制御装置50の制御に基づいて、中間回転装置111が中間駆動スプロケット112を回転させる。

0044

次に、中間駆動スプロケット112が回転すると、中間駆動スプロケット112と中間従動スプロケット115間に巻きかけられた中間チェーン113が循環運動する。

0045

次に、下階側からきた往路の踏段チェーン104は、中間駆動装置110の手前までは、上案内レール282の上を踏段ローラ104a(前輪301)が転動して移動する。そしてこの上案内レール282が途切れたときに図7に示すように、踏段ローラ104aが、往路の中間レール114、中間チェーン113に移動する。

0046

次に、中間チェーン113が循環運動することにより、チェーンリンク113aに搭載された踏段ローラ104aが上階側に走行し、踏段チェーン104に駆動力が与えられる。

0047

次に、踏段チェーン104に駆動力が与えられることにより、図1に示すように、踏段チェーン104に連結された複数の踏段30が、案内レール25,28に沿って下階側から上階側へ走行する。

0048

次に、往路の踏段チェーン104は、往路の中間チェーン113が終わって下方に移動したときに、踏段ローラ104aが中間チェーン113から外れ、上階側にある上案内レール282に移動する。

0049

一方、帰路の踏段チェーン104は、中間駆動装置110の下方に配された下案内レール281の上を踏段ローラ104aが転動して走行しているため、この下案内レール281の上を走行しつつ、帰路の中間チェーン113に係合して、駆動力が再び与えられる。

0050

(6)踏段チェーン104の切断検出構造
踏段チェーン104が切断したときの検出構造について図1図4図6に基づいて説明する。

0051

図1に示すように、下階側の機械室16に設置された従動スプロケット26の回転軸90は、弾性装置92によって常に踏段チェーン104を引っ張る方向に付勢されている。この弾性部材92には切断検出部94が設けられている。最も下階側の中間駆動装置110と従動スプロケット26との間の踏段チェーン104が切断して、その引っ張り力が弱まった場合に、その変化を切断検出部92が検出し、制御装置50に切断信号を出力する。駆動装置50は、切断検出部92から切断信号が入力すると、主駆動装置18と全ての中間駆動装置110を停止させる。

0052

しかし、トラス12内の隣接する中間駆動装置110,110の間の踏段チェーン104が切断した場合には、従動スプロケット26に設けられている切断検出部92では検出できない。したがって、本実施形態では、図4に示すように、隣接する中間駆動装置110,110の間に設けられている案内レール282の上方で、かつ、側方に近接センサ122が設けられている。近接センサ122としては、例えば、誘導型近接センサ静電容量型近接センサを用い、光センサを用いてもよい。

0053

図4図5に示すように、近接センサ122は、正常な状態では踏段チェーン104を検出せず、踏段チェーン104が切断された場合に踏段チェーン104を検出する。図6に示すように、隣接する中間駆動装置110,110の間を走行する踏段チェーン104が切断すると、その切断端部が中間駆動装置70の引っ張る力により上方に山のように屈曲しながら浮き上がる。そのため、浮き上がった切断端部を近接センサ122が検出し、駆動装置50に切断信号を出力する。駆動装置50は、近接センサ122から切断信号が入力すると、主駆動装置18と全ての中間駆動装置110を停止させる。

0054

また、図1に示すように、駆動スプロケット24と最も上階側にある中間駆動装置110との間にも近接センサ124が設けられている。この近接センサ124も、近接センサ122と同様に、踏段チェーン104が切断した場合に、その切断端部を検出する。

0055

(7)効果
本実施形態によれば、隣接する中間駆動装置110,110の間を走行する踏段チェーン104が切断した場合には、近接センサ122が検出し、エスカレータ10を停止させることができる。

0056

また、駆動スプロケット24と最も上階側にある中間駆動装置110の間を走行している踏段チェーン104が切断した場合には、近接センサ124が検出し、エスカレータ10を停止させることができる。

0057

また、最も下階側にある中間駆動装置110と従動スプロケット26との間を走行する踏段チェーン104が切断した場合には、切断検出部94が検出し、エスカレータ10を停止させることができる。

0058

また、近接センサ122,124であると、踏段チェーン104の走行を妨害することなく、踏段チェーン104の切断の検出を行うことができる。

0059

上記実施形態の変更例を説明する。

0060

(1)変更例1
上記実施形態では、近接センサ122を、往路の踏段チェーン104側に設けたが、これに代えて帰路の踏段チェーン104の上方で、かつ、側方に設けてもよい。

0061

(2)変更例2
上記実施形態では、近接センサ122,124を踏段チェーン104の上方、かつ、側方に設けたが、これに限らず踏段チェーン104の側方に設けてもよい。このときには、近接センサ122,124が、踏段チェーン104の踏段ローラ104aのピッチ間距離を常に検出し、そのピッチ間距離が変化したときに踏段チェーン104が切断したとして、切断信号を出力する。この理由は、踏段チェーン104が切断すると、踏段ローラ104aと隣接する踏段ローラ104aの間の距離が変わるからである。

0062

(3)変更例3
上記実施形態では、踏段チェーン104を検出する切断検出部として近接センサ122を設けたが、これに代えて図13に示すように踏段チェーン104の上方に検出スイッチ126を設けてもよい。この検出スイッチ126のレバー128は、踏段チェーン104の上方近傍に位置するように配し、踏段チェーン104が切断して浮き上がった場合に、レバー128が上方に移動し、検出スイッチ126は踏段チェーン104が切断したとして、切断信号を出力する。

0063

(4)変更例4
上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。

0064

(5)その他
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0065

10・・・エスカレータ、12・・・トラス、18・・・主駆動装置、24・・・駆動スプロケット、26・・・従動スプロケット、28・・・案内レール、30・・・踏段、110・・・中間駆動装置、122・・・近接センサ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社リンレイの「 手すりベルトのコーティング方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】 手すりベルトの表面と保護膜との高い密着性を確保しつつ、高い光沢度を得ることができ、更には作業時間を短縮することができる手すりベルトのコーティング方法を得る。【解決手段】 手すりベルトのコ... 詳細

  • フジテック株式会社の「 乗客コンベア」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】乗客コンベアの安全回路の制御電源として直流電源を利用する構成において、安全回路における地絡を過電流遮断器により適切に遮断可能とする。【解決手段】エスカレータ1は、当該エスカレータ1の異常を検出... 詳細

  • フジテック株式会社の「 エリア型センサーにより自動発停運転を行なう乗客コンベア及びその制御方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】本発明は、乗り口を含む所定のエリアにおいて、所定時間以上物体が存在したことを検知した場合に、利用者であるか静止物であるかを判断することのできる自動発停運転を行なう乗客コンベア及びその制御方法を... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ