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技術 固形製剤印刷方法及び固形製剤印刷機

出願人 フロイント産業株式会社
発明者 今井聖安達岳郎星野嵩宜蜂谷栄一
出願日 2016年6月13日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-116863
公開日 2017年12月21日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-221244
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) 医療品保存・内服装置
主要キーワード 供給ドラム 回転方向端 垂直回転 乾燥度合い 回転印刷 近接移動 吐出率 印刷検査
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

稼働率下げることなく印刷装置ノズル詰まりを防止する固形製剤印刷方法及び印刷機を提供する。

解決手段

次供給される回転フリーの固形製剤Tに対して印刷データに基づいて印刷装置21のノズル22からインク吐出して印刷する固形製剤印刷方法であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行う。

概要

背景

錠剤カプセル剤等の固形製剤には、薬の種類や製造者を明示する文字マーク等(本明細書においては、「文字等」と定義する。)が印刷される。この文字等を印刷するためにインクジェットプリンターが用いられている。インクジェットプリンターはインク吐出しない時間が長くなるとインクが乾燥してノズル詰まることがある。ノズルが詰まると次に当該ノズルからインクを吐出する場合に吐出不能や吐出量減少という影響が起きることがある。

特許文献1には、ノズル詰まりを防止するために、一時的に供給ドラムを停止して印刷装置を左右に移動させ別のノズルからインクを吐出させる構成が記載されている。

概要

稼働率下げることなく印刷装置のノズル詰まりを防止する固形製剤印刷方法及び印刷機を提供する。順次供給される回転フリーの固形製剤Tに対して印刷データに基づいて印刷装置21のノズル22からインクを吐出して印刷する固形製剤印刷方法であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行う。

目的

本発明は、上記問題点を解決して、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次供給される回転フリー固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置ノズルからインク吐出して印刷する固形製剤印刷方法であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷方法。

請求項2

前記印刷データは、前記基準印刷データと、異なる回転角を有する複数の前記回転印刷データとからなり、前記基準印刷データ及び複数の前記回転印刷データを回転角順、又は逆回転角順に均等に使用して印刷することを特徴とする請求項1に記載の固形製剤印刷方法。

請求項3

前記印刷装置で固形製剤に印刷した文字等に対して印刷検査を行なう検査装置を備え、前記検査装置は、当該固形製剤に対する印刷に使用した前記基準印刷データ又は前記回転印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の固形製剤印刷方法。

請求項4

順次供給される回転フリーの固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置のノズルからインクを吐出して印刷する固形製剤印刷機であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記印刷装置は前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷機。

請求項5

前記印刷データは、前記基準印刷データと、異なる回転角を有する複数の前記回転印刷データとからなり、前記基準印刷データ及び複数の前記回転印刷データを回転角順、又は逆回転角順に均等に使用して印刷するように制御する制御装置を備えたことを特徴とする請求項4に記載の固形製剤印刷機。

請求項6

固形製剤の印刷文字等の検査を行なう検査装置を備え、前記検査装置は、当該固形製剤に対する印刷に使用した前記基準印刷データ又は前記回転印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なうことを特徴とする請求項4又は5に記載の固形製剤印刷機。

技術分野

0001

本発明は、固形製剤印刷を施すノズルが乾燥して詰まることを防止する固形製剤印刷方法及び固形製剤印刷機に関するものである。

背景技術

0002

錠剤カプセル剤等の固形製剤には、薬の種類や製造者を明示する文字マーク等(本明細書においては、「文字等」と定義する。)が印刷される。この文字等を印刷するためにインクジェットプリンターが用いられている。インクジェットプリンターはインク吐出しない時間が長くなるとインクが乾燥してノズルが詰まることがある。ノズルが詰まると次に当該ノズルからインクを吐出する場合に吐出不能や吐出量減少という影響が起きることがある。

0003

特許文献1には、ノズル詰まりを防止するために、一時的に供給ドラムを停止して印刷装置を左右に移動させ別のノズルからインクを吐出させる構成が記載されている。

先行技術

0004

特許文献1:特開2015−186783号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に記載のものは、印刷装置を移動させるための駆動装置が必要となるとともに、印刷ヘッドが移動している間は印刷ができないため、稼働率が下がるという問題があった。

0006

本発明は、上記問題点を解決して、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために本発明は、順次供給される回転フリーの固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置のノズルからインクを吐出して印刷する固形製剤印刷方法であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷方法を提供するものである。

0008

この構成により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を向上することができ、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0009

前記印刷データは、前記基準印刷データと、異なる回転角を有する複数の前記回転印刷データとからなり、前記基準印刷データ及び複数の前記回転印刷データを回転角順、又は逆回転角順に均等に使用して印刷するように構成してもよい。

0010

この構成により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を均等に向上することができ、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0011

前記印刷装置で固形製剤に印刷した文字等に対して印刷検査を行なう検査装置を備え、前記検査装置は、当該固形製剤に対する印刷に使用した前記基準印刷データ又は前記回転印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なうように構成してもよい。

0012

この構成により、適切に印刷検査を行なうことができる。

0013

また、上記課題を解決するために本発明は、順次供給される回転フリーの固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置のノズルからインクを吐出して印刷する固形製剤印刷機であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記印刷装置は前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷機を提供するものである。

0014

この構成により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を向上することができ、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0015

前記印刷データは、前記基準印刷データと、異なる回転角を有する複数の前記回転印刷データとからなり、前記基準印刷データ及び複数の前記回転印刷データを回転角順、又は逆回転角順に均等に使用して印刷するように制御する制御装置を備えるものであってもよい。

0016

この構成により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を均等に向上することができ、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0017

固形製剤の印刷文字等の検査を行なう検査装置を備え、前記検査装置は、当該固形製剤に対する印刷に使用した前記基準印刷データ又は前記回転印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なうものであってもよい。

0018

この構成により、適切に印刷検査を行なうことができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施例1における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。
本発明の実施例1における固形製剤印刷機の印刷装置部分の例を説明する図である。
本発明の実施例1における基準印刷データを使用した場合のノズルと文字等の例を説明する図である。
本発明の実施例1における回転角90度の回転印刷データを使用した場合のノズルと文字等の例を説明する図である。
本発明の実施例2における印刷データの例を説明する図である。

0020

以下、図1図4を参照しながら、本発明の実施例1について説明する。図1は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。図2(a)は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の印刷装置部分の例を説明する上面図である。図2(b)は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の印刷装置部分の例を説明する正面図である。図3は、本発明の実施例1における基準印刷データを使用した場合のノズルと文字等の例を説明する図である。図4は、本発明の実施例1における回転角90度の回転印刷データを使用した場合のノズルと文字等の例を説明する図である。

0021

ここで、本発明における固形製剤とは、錠剤や球形状の薬剤をいう。また、本発明における回転フリーの固形製剤とは、割線を有さず、いかなる回転角に回転していても文字等を印刷可能な固形製剤をいう。

0022

本発明の実施例1における固形製剤印刷機100は、図1に示すように、ディスク11、ディスク12、ディスク13、パーツフィーダ14、固形製剤投入部15、不良排出部16、印刷装置21、撮像装置41、印刷装置31、撮像装置51、収納箱17等からなっている。ディスク11は、主面を垂直にして設けられ、ディスク12は、ディスク11と直交かつ側面同士が近接するように垂直に設けられ、ディスク13はディスク12と直交かつ側面同士が近接するように水平に設けられている。ディスク11、ディスク12、ディスク13は、側面円周上に複数の吸着孔を備え、この吸着孔に固形製剤Tを吸着保持することができる。

0023

固形製剤投入部15から固形製剤Tがパーツフィーダ14に投入されると、パーツフィーダ14が振動又は回転することによって、固形製剤Tが次第に水平方向に整列させられる。整列させられた固形製剤Tはパーツフィーダ14の最終端において、ディスク13の側面円周上に設けられた吸着孔にその側面を吸着される。ディスク13の側面円周上の吸着孔に吸着保持された固形製剤Tはディスク13の反時計方向への回転に伴って、ディスク12に近づくように水平回転させられる。そして、ディスク12に近接移動した固形製剤Tは、ディスク12における近接した吸着孔の吸着を開始するとともに、ディスク13の当該吸着孔の吸着を解除して、固形製剤Tの第1面を当該吸着孔に吸着させる。ディスク12は、時計方向に回転することにより、吸着保持した固形製剤Tをディスク11に近接するように垂直回転する。そして、ディスク11に近接移動した固形製剤Tは、ディスク11における近接した吸着孔の吸着を開始するとともに、ディスク12における当該吸着孔の吸着を解除して、その側面をディスク11の当該吸着孔に吸着保持させる。ディスク11に吸着保持された固形製剤Tは、ディスク11の回転に伴って反時計方向に垂直回転される。

0024

次に、ディスク11に吸着された固形製剤Tへの印刷と印刷検査について図1図2を参照して詳しく説明する。ディスク11は、側方の回転方向始端でディスク12から直立姿勢の固形製剤Tの側面を吸着することにより受け取り、固形製剤Tの第1面を表に向け、第2面を裏に向けて吸着保持する。ディスク11が反時計方向に回転することにより、吸着保持した固形製剤Tを反時計方向に順次回転させる。固形製剤Tが印刷装置21及び印刷装置31が印刷できる位置に回転させられると、図示しないセンサーにより固形製剤Tが検出されて、印刷装置21によって固形製剤Tの第1面に文字等が印刷され、印刷装置31によって固形製剤Tの第2面に文字等が印刷される。印刷装置21及び印刷装置31は共に、インクジェットプリンターで構成され、固形製剤Tの回転方向に略直交する方向に1列に配列された複数のノズル22(図3参照)からインクを吐出することにより印刷を行う。

0025

なお、印刷装置21及び印刷装置31におけるノズル列は、1列に限定するものではなく、複数のノズル列を有するものであってもよい。また、印刷装置21及び印刷装置31は、インクジェットプリンターに限定されるものではなく、インクをノズルから吐出する構成のものであればよい。

0026

印刷装置21及び印刷装置31は共に、図示しない印刷データ記憶装置に接続されている。印刷データ記憶装置に印刷データを予め記憶しておき、この印刷データに基づいて印刷を行う。また、印刷データ記憶装置は、図示しない制御装置に接続されていて、制御装置は、印刷毎に印刷データ記憶装置に記憶されている印刷データのうち、使用する印刷データを選択して印刷データ記憶装置と印刷装置21及び印刷装置31を制御する。

0027

印刷された固形製剤Tは、さらに反時計方向にディスク11が回転することにより、撮像装置41で第1面が撮像され、撮像装置51で第2面が撮像される。撮像装置41及び撮像装置51で撮像された画像は、図示しない検査装置で各面に印刷された文字等の検査を行なう。その際、検査装置は、制御装置から当該固形製剤Tの文字等の印刷に使用された印刷データ(後述する基準印刷データ又は回転印刷データ)を受け取り、当該固形製剤Tの印刷に使用した印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なう。これにより、適切に検査を行なうことができる。印刷検査の結果、不良と判断された固形製剤Tは不良排出部16によって排出され、良品と判断された固形製剤Tはディスク11の回転方向端付近にて、収納箱17に収納される。

0028

なお、実施例1においては、撮像装置41、撮像装置51で固形製剤Tの各面を撮像して検査装置で印刷検査を行なうように構成したが、これに限定されず固形製剤印刷機の都合により適宜変更できる。例えば、撮像装置41、撮像装置51を設けず、いずれかの面、又は両面における印刷検査をしないようにしてもよいし、印刷する前に、固形製剤Tの外観検査を行なうようにしてもよい。さらに、ディスク12に第1面が吸着されている固形製剤Tの側面を撮像装置で撮像して外観検査を行なうように構成してもよい。

0029

印刷データ記憶装置には、印刷データとして、基準印刷データと回転印刷データとを予め記憶しておく。回転印刷データは、画像処理ソフトにより基準印刷データを任意の回転角に回転させて容易に作成することができる。基準印刷データは、標準的な固形製剤Tのサンプルを撮像して作成してもよいし、手動ビットマップ形式に作成してもよい。図3に示す文字等Mは回転角0度の印刷データを基準印刷データとして使用し印刷した例であり、図4に示す文字等Mは基準印刷データを90度回転させた回転印刷データを使用して印刷した例である。

0030

なお、実施例1においては、回転印刷データを予め印刷データ記憶装置に記憶しておく構成としたが、必ずしもこれに限定されず、固形製剤印刷機の都合により適宜変更が可能である。例えば、印刷データ記憶装置には、基準印刷データのみを記憶し回転印刷データは記憶せず、印刷の都度、回転印刷データを作成する構成としてもよい。

0031

次に、印刷の動作について詳しく説明する。印刷装置21と印刷装置31とは、同様の印刷を行うので、印刷装置21を例にとって説明する。図3に示すように、通常は、回転角0度の基準印刷データを使用して、固形製剤Tに印刷するように制御装置が印刷データ記憶装置及び印刷装置21を制御する。印刷装置21は、制御装置からの制御により、ノズル22からインクを吐出して、例えば「FREUND」というように文字等Mを印刷する。その際、割線を有さない錠剤や球形剤等の固形製剤Tは回転フリーであるので、図3に示すように、固形製剤Tの回転に関係なく基準印刷データで印刷することができる。このときに使用するノズル22は、印刷装置21の中央部に位置する数か所のノズル22のみとなる。このように、回転角0度の基準印刷データのみで印刷を継続すると簡単な構成で印刷することができるが、印刷装置21の中央部以外に位置する不使用ノズルはインクを吐出することがないのでインクが乾燥してノズル22が詰まることがある。そうすると、「FREUND」以外の別の印刷データを印刷する場合であって、「FREUND」で不使用ノズルであったノズル22を使用するときにインクが出にくくなり、また、吐出できないこともある。

0032

これに対応するために、定期的に又は印刷状況により、印刷装置21の全てのノズル22からインクを吐出するパージ又はスピットと呼ばれる処理を実行して、インクが乾燥しないようにしている。しかし、この処理は、高価なインクを大量に使用することになり、インクの無駄使いとなっている(インクの80%がこの処理で使用されていると言われている)。

0033

そのため、実施例1では、回転フリーの固形製剤Tに対して基準印刷データに基づく印刷に加えて、回転印刷データに基づく印刷を行って、インクジェットのノズル詰まりを防止するようにしている。回転印刷データとは、基準印刷データをその中心位置又は任意の位置を回転軸にして任意の回転角に回転さ
せて作成した印刷データである。この回転印刷データを使用して印刷した場合の印刷装置21のノズル22と固形製剤T上の印刷された文字等Mとの関係を図4に示す。

0034

図4の例は、基準印刷データを回転角90度に回転させた回転印刷データで印刷したものである。このように、回転角90度に回転させた回転印刷データで印刷すると、印刷装置21の多くのノズル22からインクを吐出することができる。このように、基準印刷データに基づく印刷に加えて、回転印刷データに基づく印刷を行うことにより、多くのノズル22からインクを吐出することができるので、多くのノズル22におけるインクの乾燥を防ぎ、詰まりを防止することができる。

0035

ここで、基準印刷データを回転角0度の印刷データとしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、固形製剤や印刷する文字等の都合により適宜変更できる。例えば、回転角5度の印刷データを基準印刷データとしてもよいし、回転角85度の印刷データを基準印刷データとしてもよい。

0036

また、回転角90度の印刷データを回転印刷データとしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、固形製剤や印刷する文字等の都合により適宜変更できる。例えば、回転角30度の印刷データを回転印刷データとしてもよいし、回転角125度の印刷データを回転印刷データとしてもよい。

0037

回転印刷データに基づく印刷の頻度は、ノズル22におけるインクの乾燥度合いや制御の都合により、適宜決定することができる。例えば、基準印刷データに基づく印刷を通常行い、インク乾燥状態を計測し、その計測結果により回転印刷データに基づく印刷を行ってもよいし、インク乾燥状態を計測することなく、各ノズルの使用頻度が平均化するように制御して印刷を行ってもよい。

0038

固形製剤Tへの文字等の印刷後は印刷検査を行なう。この検査は、上述したように、当該固形製剤Tの印刷に使用した印刷データ、すなわち基準印刷データ又は回転印刷データと当該印刷文字等とを比較して検査を行なう。つまり、当該固形製剤Tが基準印刷データに基づく印刷であった場合は、この基準印刷データと印刷された文字等を比較して欠けや滲みや位置ずれがないかを検査する。また、当該固形製剤Tが回転印刷データに基づく印刷であった場合は、この回転印刷データと印刷された文字等を比較して欠けや滲みや位置ずれがないかを検査する。

0039

なお、実施例1においては、ディスクにより固形製剤を印刷装置に供給する構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、固形製剤の位置がずれずに印刷装置に供給できるものであればよく、固形製剤印刷機の都合により適宜変更することができる。例えば、ドラムマガジンにより固形製剤を供給するものであってもよい。また、コンベアで固形製剤を搬送する場合は、印刷装置に固形製剤が供給されたときに、その位置がずれることがあるが、カメラを用いた位置認識により印刷位置を修正するようにしてもよい。

0040

このように、本発明の実施例1においては、基準印刷データ及び回転印刷データに基づき固形製剤に対して印刷を行うので、印刷動作を停止させることなく、ノズル詰まりを防止することができる。また、別のノズルからインクを吐出するために、印刷装置21及び印刷装置31を移動させる必要もないので、駆動機構その他の構成を必要とせずにノズル詰まりを防止できる。

0041

以上のように、実施例1においては、順次供給される回転フリーの固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置のノズルからインクを吐出して印刷する固形製剤印刷方法であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷方法により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を向上することができるため、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0042

また、順次供給される回転フリーの固形製剤に対して印刷データに基づいて印刷装置のノズルからインクを吐出して印刷する固形製剤印刷機であって、前記印刷データは、基準印刷データと、前記基準印刷データを任意の回転角に回転させた回転印刷データとからなり、前記印刷装置は前記基準印刷データに基づく印刷に加えて前記回転印刷データに基づく印刷を行うことを特徴とする固形製剤印刷機により、印刷装置を移動させることなく各ノズルの吐出率を向上することができるため、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止することができる。

0043

本発明の実施例2は、印刷データが基準印刷データと、異なる回転角を有する複数の回転印刷データとからなり、基準印刷データ及び複数の回転印刷データを回転角順、又は逆回転角順に均等に使用して印刷する点で実施例1と異なっている。本発明の実施例2について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施例2における印刷データの例を説明する図である。

0044

まず、基準印刷データの中心位置又は任意の位置を回転軸にして任意の異なる回転角に回転させた複数の回転印刷データを作成して、基準印刷データと共に、図示しない印刷データ記憶装置に記憶させる。図5(a)は、基準印刷データ、図5(b)は、基準印刷データを45度回転させた回転印刷データ、図5(c)は、基準印刷データを90度回転させた回転印刷データ、図5(d)は、基準印刷データを135度回転させた回転印刷データ、図5(e)は、基準印刷データを180度回転させた回転印刷データ、図5(f)は、基準印刷データを225度回転させた回転印刷データを示している。

0045

基準印刷データを各回転角に回転させた回転印刷データを作成するには、画像処理ソフトにより容易に作成することができる。基準印刷データは、標準的な固形製剤Tのサンプルを撮像して作成してもよいし、手動でビットマップ形式に作成してもよい。

0046

固形製剤投入部15からパーツフィーダ14に投入された固形製剤Tがディスク13及びディスク12を経てディスク11にその側面が吸着保持されて回転搬送される。そして、印刷装置21及び印刷装置31に順次供給される固形製剤Tに対して、上述の印刷データ記憶装置に記憶されている基準印刷データ及び複数の回転印刷データに基づいて順次印刷を行う。実施例2においては、各印刷データを均等に使用してできるだけ多くのノズル22からインクを吐出するように制御する。

0047

そのため、実施例2においては、図示しない制御装置を備え、図示しない印刷データ記憶装置に記憶されている基準印刷データ及び複数の回転印刷データを回転角順又は逆回転角順に使用して印刷するように制御する。つまり、実施例2においては、回転角0度の基準印刷データ、次に回転角45度に回転させた回転印刷データ、次に回転角90度に回転させた回転印刷データ、次に回転角135度に回転させた回転印刷データ、次に回転角180度に回転させた回転印刷データ、最後に回転角225度に回転させた回転印刷データというように回転角順に各印刷データを均等に使用して印刷を行う。さらにその次は、また回転角0度の基準印刷データから始まり、上述のように回転角順に印刷データを使用し、最後に回転角225度に回転させた回転印刷データを使用する。

0048

または、回転角順に替えて逆回転角順に各印刷データを使用して固形製剤Tに印刷してもよい。つまり、図5の例で説明すると、最初に回転角225度に回転させた回転印刷データ、次に回転角180度に回転させた回転印刷データ、次に回転角135度に回転させた回転印刷データ、次に回転角90度に回転させた回転印刷データ、次に回転角45度に回転させた回転印刷データ、最後に回転角0度の基準印刷データというように逆回転角順に各印刷データを均等に使用して印刷を行う。そして、さらにこの繰り返しで逆回転順に各印刷データを使用して印刷を行う。

0049

このように回転角順、又は逆回転角順に各印刷データを使用して印刷を行うように制御することで、インクジェットの各ノズルの吐出率を均等に向上することができる。また、基準印刷データ及び複数の回転印刷データを使用して固形製剤に対して印刷を行うので、印刷動作を停止させることなく、ノズル詰まりを防止することができる。また、ノズル詰まり防止のために、印刷装置を移動させる必要もないので、駆動機構を必要とせず、稼働率を下げることなくノズル詰まりを防止できる。

0050

固形製剤Tに対して文字等の印刷を行った後、撮像装置41、撮像装置51で固形製剤Tの各面を撮像して図示しない検査装置で印刷検査を行なう。この検査は、当該固形製剤Tの印刷に使用した印刷データ、すなわち基準印刷データ又は複数の回転印刷データのいずれかと当該印刷文字等とを比較して検査を行なう。つまり、当該固形製剤Tが基準印刷データに基づく印刷であった場合は、この基準印刷データと印刷された文字等を比較して欠けや滲みや位置ずれがないかを検査する。また、当該固形製剤Tがいずれかの回転印刷データに基づく印刷であった場合は、この使用された回転印刷データと印刷された文字等を比較して欠けや滲みや位置ずれがないかを検査する。

実施例

0051

なお、実施例2においては、複数の回転印刷データを予め印刷データ記憶装置に記憶しておく構成としたが、必ずしもこれに限定されず、固形製剤印刷機の都合により適宜変更が可能である。例えば、印刷データ記憶装置には、基準印刷データのみを記憶し、複数の回転印刷データは記憶せず、印刷の都度、回転角順又は逆回転角順に回転印刷データを作成する構成としてもよい。

0052

本発明における固形製剤印刷方法及び固形製剤印刷機は、インクを吐出する印刷装置を用いた固形製剤印刷の分野に幅広く適用することができる。

0053

11:ディスク12:ディスク 13:ディスク 14:パーツフィーダ15:固形製剤投入部 16:不良排出部 17:収納箱21:印刷装置22:ノズル31:印刷装置 41:撮像装置51:撮像装置 100:固形製剤印刷機M:文字等 T:固形製剤

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