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技術 カーテンウォールユニット

出願人 YKKAP株式会社
発明者 奈良栄達丹治成基
出願日 2016年6月10日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2016-115898
公開日 2017年12月14日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-218852
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 耐力壁、カーテンウオール
主要キーワード 通気口内 ヒンジ周り 中間空気層 アウタースキン インナースキン ガラス保持部材 がらり たて枠
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月14日)のものです。
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図面 (7)

課題

複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットを得る。

解決手段

下部換気口170は、カーテンウォールユニット100の右側底部に設けられる。このとき、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100のうち、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の上枠孔150aは、塞ぎパネル151によって塞がれ、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の下枠孔160aは塞ぎパネル161によって塞がれない。これにより、カーテンウォールユニット100の外部から下部換気口170に流入した空気は、下枠孔160aを経て、右中間空気層230aに流入する。そして、右中間空気層230aに流入した空気は、右通気口221及び左通気口222を経て、左中間空気層230bに流入する。

概要

背景

従来、建物外壁二重構造にして、その内部空間の空気を換気することにより、窓際熱環境を快適に保ち、建物の熱負荷を低減するカーテンウォールユニットが知られている。カーテンウォールユニットは、その下部に下部換気口、上部に上部換気口を備え、下部換気口から外気を導入し、二重構造の内部空間を通過させて、上部換気口から排出する。鉛直方向に並べて2枚のカーテンウォールユニットを取り付ける場合、鉛直下方に取り付けられたカーテンウォールユニットの上部換気口と、鉛直上方に取り付けられたカーテンウォールユニットの下部換気口とが近接し、上部換気口から排出された高温の空気が下部換気口から吸入され、上方に位置するカーテンウォールユニットの内部空間の温度が上昇し、さらにその上方に位置するカーテンウォールユニットの内部空間の温度が累積的に上昇することにより、所望の熱負荷低減効果が得られない可能性がある。これを防止するため、下方の下部換気口と上方の上部換気口とを千鳥配置にする技術が知られている(特許文献1参照)。

概要

複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットを得る。下部換気口170は、カーテンウォールユニット100の右側底部に設けられる。このとき、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100のうち、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の上枠孔150aは、塞ぎパネル151によって塞がれ、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の下枠孔160aは塞ぎパネル161によって塞がれない。これにより、カーテンウォールユニット100の外部から下部換気口170に流入した空気は、下枠孔160aを経て、右中間空気層230aに流入する。そして、右中間空気層230aに流入した空気は、右通気口221及び左通気口222を経て、左中間空気層230bに流入する。

目的

本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットを得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

枠体と、前記枠体の内側を水平方向に並ぶ少なくとも2つの領域に仕切るたて骨と、前記少なくとも2つの領域の室外側に取り付けられる室外側パネルと、前記少なくとも2つの領域の室内側に取り付けられる室内側パネルと、少なくとも1つの前記領域の下部に設けられる下部換気口と、前記下部換気口が設けられる領域とは異なる少なくとも1つの領域の上部に設けられる上部換気口とを備え、前記室外側パネルと前記室内側パネルとの間に中間空気層が形成され、前記下部換気口及び前記上部換気口は、外部と前記中間空気層とを各々連通し、前記たて骨は、隣接する前記中間空気層を連通する通気口を備えるカーテンウォールユニット

請求項2

前記通気口は、前記たて骨の上端から、前記たて骨の鉛直方向に対する長さの2分の1までの間に形成される請求項1に記載のカーテンウォールユニット。

請求項3

前記通気口は、前記たて骨を貫通する複数の孔から成る請求項1又は2に記載のカーテンウォールユニット。

請求項4

前記たて骨は、前記少なくとも2つの領域の中間空気層と各々接する少なくとも2つの側面を有し、前記通気口は、前記側面に各々設けられる請求項1から3のいずれかに記載のカーテンウォールユニット。

請求項5

1つの側面の通気口は、他方の側面の通気口に対して、通気口の貫通方向から見たとき異なる位置に設けられる請求項4に記載のカーテンウォールユニット。

請求項6

前記たて骨は複数である請求項1から5のいずれかに記載のカーテンウォールユニット。

請求項7

前記室外側パネルは、ガラス、石、金属、樹脂、又はこれらの組み合わせを備える請求項1から6のいずれかに記載のカーテンウォールユニット。

技術分野

0001

本発明は、建築物外壁に用いられるカーテンウォールユニットに関する。

背景技術

0002

従来、建物の外壁を二重構造にして、その内部空間の空気を換気することにより、窓際熱環境を快適に保ち、建物の熱負荷を低減するカーテンウォールユニットが知られている。カーテンウォールユニットは、その下部に下部換気口、上部に上部換気口を備え、下部換気口から外気を導入し、二重構造の内部空間を通過させて、上部換気口から排出する。鉛直方向に並べて2枚のカーテンウォールユニットを取り付ける場合、鉛直下方に取り付けられたカーテンウォールユニットの上部換気口と、鉛直上方に取り付けられたカーテンウォールユニットの下部換気口とが近接し、上部換気口から排出された高温の空気が下部換気口から吸入され、上方に位置するカーテンウォールユニットの内部空間の温度が上昇し、さらにその上方に位置するカーテンウォールユニットの内部空間の温度が累積的に上昇することにより、所望の熱負荷低減効果が得られない可能性がある。これを防止するため、下方の下部換気口と上方の上部換気口とを千鳥配置にする技術が知られている(特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2007−197922号明細書

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、カーテンウォールユニットの外壁面に複数の室外側パネルを取り付ける場合、カーテンウォールユニットの内部空間に、それぞれの室外側パネルを支持するたて骨を設けなければならない。しかし、たて骨は室外側パネルの高さ方向全長に渡って設けられてカーテンウォールユニットの内部空間を左右に分離することとなるため、上記特許文献1に開示された発明のように下部換気口と上部換気口とを千鳥配置にしただけでは、下方の下部換気口から上方の上部換気口まで空気が移動できないという課題がある。

0005

本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本願発明によるカーテンウォールユニットは、枠体と、枠体の内側を水平方向に並ぶ少なくとも2つの領域に仕切るたて骨と、少なくとも2つの領域の室外側に取り付けられる室外側パネルと、少なくとも2つの領域の室内側に取り付けられる室内側パネルと、少なくとも1つの領域の下部に設けられる下部換気口と、下部換気口が設けられる領域とは異なる少なくとも1つの領域の上部に設けられる上部換気口とを備え、室外側パネルと室内側パネルとの間に中間空気層が形成され、下部換気口及び上部換気口は、外部と中間空気層とを各々連通し、たて骨は、隣接する中間空気層を連通する通気口を備えることを特徴とする。

0007

通気口は、たて骨の上端から、たて骨の鉛直方向に対する長さの2分の1までの間に形成されることが好ましい。これにより、一方の中間空気層から他方の中間空気層に空気を効率よく移動させることができる。

0008

通気口は、たて骨を貫通する複数の孔から成ることが好ましい。これにより、一方の中間空気層から他方の中間空気層に移動する空気の量を増やすことができる。

0009

たて骨は、少なくとも2つの領域の中間空気層と各々接する少なくとも2つの側面を有し、通気口は、側面に各々設けられることが好ましい。

0010

1つの側面の通気口は、他方の側面の通気口に対して、通気口の貫通方向から見たとき異なる位置に設けられることが好ましい。これにより、例えば雨水等が、一方の通気口と他方の通気口とを通過しにくくなるため、一方の中間空気層から隣接する中間空気層に移動しにくくなる。

0011

たて骨は複数であってもよい。これにより、3つ以上の中間空気層を形成することができる。

0012

室外側パネルは、ガラス、石、金属、樹脂、又はこれらの組み合わせを備えることが好ましい。

発明の効果

0013

本発明によれば、複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットが提供される。

図面の簡単な説明

0014

建築物に取り付けられた複数のカーテンウォールユニットを室外側パネル側から見た図である。
図1のII−II線における断面図である。
図1のIII−III線における断面図である。
下部換気口の断面図である。
上部換気口の断面図である。
図1のVI−VI線における断面図である。

0015

100カーテンウォールユニット
110a 右アウタースキン
110b 左アウタースキン
120a 右上部インナースキン
120b 左上部インナースキン
121a 右下部インナースキン
121b 左下部インナースキン
130 たて骨
140a 右たて枠
140b 左たて枠
150上枠
160下枠
170 下部換気口
180 上部換気口

実施例

0016

本発明による第1の実施形態によるカーテンウォールユニット100について図1から図6を用いて説明する。

0017

図1を参照すると、複数のカーテンウォールユニット100は、建築物10の躯体に取り付けられ、外壁として用いられる。以下、建築物10に取り付けられた状態において鉛直方向に沿う長さを高さ、建築物10の外壁面と平行かつ水平方向に沿う長さを幅、建築物10の外壁面と直角かつ水平方向に沿う長さを厚さという。

0018

図1から3を参照すると、カーテンウォールユニット100は、室外側パネルを成す右アウタースキン110a及び左アウタースキン110bと、室内側パネルを成す右上部インナースキン120a、左上部インナースキン120b、右下部インナースキン121a、及び左下部インナースキン121bと、たて骨130と、右たて枠140aと、左たて枠140bと、上枠150と、下枠160と、下部換気口170と、上部換気口180とを主に備える。右たて枠140a、左たて枠140b、上枠150、及び下枠160が枠体を成す。

0019

右アウタースキン110aは、1枚の平板状のフロートガラスから成り、左アウタースキン110bは、同じ大きさを有する6枚の平板状の石材を2行6列に並べて成る。右アウタースキン110a及び左アウタースキン110bの高さは、カーテンウォールユニット100の高さよりもわずかに低く、幅は、カーテンウォールユニット100の半分よりも短い。

0020

右下部インナースキン121aは平板状の複層ガラスから成り、右上部インナースキン120a、左上部インナースキン120b、及び左下部インナースキン121bは、平板状の耐火パネルから成る。

0021

右たて枠140a及び左たて枠140bは、鉛直方向に直交する平面においてコの字形の断面を有する略直方体であって、アルミニウム合金から成る(図6参照)。右たて枠140a及び左たて枠140bの高さは、カーテンウォールユニット100の高さと略同じである。

0022

上枠150及び下枠160は、アルミニウム合金から成る複数の部材から構成され、幅方向に延びる。上枠150及び下枠160の幅は、カーテンウォールユニット100の幅と略同じである。図示されないボルト及びアングル材等を用いて上枠150及び下枠160がスラブに固定される。

0023

図4及び5を参照すると、上枠150は、塞ぎパネル151と、トラップ154と、上側ウインドバリア158と、上インナーバリア159と、鉛直方向に貫通する上枠孔150aとを有する。上側ウインドバリア158及び上インナーバリア159は、弾性体、例えばゴムから成り、上枠150の頂部に取り付けられる。上側ウインドバリア158は、上インナーバリア159よりも室内側に取り付けられる。トラップ154は、上枠150から上方に突出するように設けられる。

0024

塞ぎパネル151は、コの字形状の断面を有し、右たて枠140aからたて骨130に渡る幅を有する。塞ぎパネル151は、上枠150に着脱可能であって、取り付けられたとき上枠孔150aを塞ぐ(図4参照)。塞ぎパネル151が上枠150に取り付けられない場合、上枠150の頂部には、上部換気口180が設けられる(図5参照)。

0025

下枠160は、塞ぎパネル161と、下側ウインドバリア165と、下インナーバリア166と、鉛直方向に貫通する下枠孔160aとを有する。下側ウインドバリア165及び下インナーバリア166は、弾性体、例えばゴムから成り、下枠160の底部に取り付けられる。下側ウインドバリア165は、下インナーバリア166よりも室内側に取り付けられる。塞ぎパネル161は、コの字形状の断面を有し、たて骨130から左たて枠140bに渡る幅を有する。塞ぎパネル161は、下枠160に着脱可能であって、取り付けられたとき下枠孔160aを塞ぐ(図5参照)。塞ぎパネル161が下枠孔160aに取り付けられない場合、下枠160の底部には、下部換気口170が設けられる(図4参照)。

0026

たて骨130は、縦長の断面箱形を有する略直方体であって、アルミニウム合金から成る。たて骨130の高さは、カーテンウォールユニット100の高さよりもわずかに短い。
たて骨130は、右たて枠140a、左たて枠140b、上枠150、及び下枠160によって囲まれる空間を2つの領域に仕切るように設けられる。図6を参照すると、たて骨130の内部には、幅方向及び高さ方向に渡る平板状の補強板131が厚さ方向の中央に設けられる。

0027

たて骨130は、高さ方向に沿って延びる左右2枚の板状部のそれぞれの外側に右側面138及び左側面139を備える。右側面138及び左側面139には、各々幅方向に貫通してたて骨130の箱形中空部と連通する複数の右通気口221及び複数の左通気口222が設けられる。右通気口221及び左通気口222は、たて骨130の上端から、たて骨130の鉛直方向に対する長さの2分の1までの間に設けられる。右通気口221は右側面138の厚さ方向に貫通し、左通気口222は左側面139の厚さ方向に貫通する。右通気口221と左通気口222の位置は、図6に示されるように、右通気口221及び左通気口222の貫通方向から見たとき、つまり右側面138及び左側面139の厚さ方向から見たとき、互いに異なる。ここで、上部換気口180から進入した例えば雨水等が重力等によりたて骨130を伝わって鉛直下方に落ちる状況を考える。この状況下で、貫通方向から見て同じ位置に右通気口と左通気口とを設けると、雨水等が右通気口の上端から左通気口内へ、あるいは左通気口の上端から右通気口内へ飛散して、一方の中間空気層から他方の中間空気層に浸入するおそれがある。しかしながら、本実施形態のように、右通気口221と左通気口222とを、右通気口221及び左通気口222の貫通方向から見たときにずらした位置に設ければ、雨水等が一方の中間空気層から他方の中間空気層に浸入することを防止できる。

0028

上枠150の幅方向における一端に、右たて枠140aが図示されないボルトにより直交するように取り付けられる。また、他方の一端には、左たて枠140bが図示されないボルトにより直交するように取り付けられる。下枠160の幅方向における両端にも、同様にして右たて枠140a及び左たて枠140bが取り付けられる。たて骨130は、上枠150及び下枠160の略中央に図示されないボルトにより直交するように取り付けられる。

0029

図2、4及び6を参照すると、右アウタースキン110aは、右たて枠140a、たて骨130、上枠150、及び下枠160に取り付けられる。より詳細には、右アウタースキン110aは、右たて枠140a、たて骨130、上枠150、及び下枠160により構成される領域の室外側に取り付けられる。

0030

図4を参照すると、上枠150には、上枠150の幅方向の略半分に渡って設けられるアルミニウム合金から成る上枠ガラス保持部材152と弾性体から成るシール材153aとが取り付けられる。上枠ガラス保持部材152は、上枠150に機械的に接続され、弾性体から成るシール材153bを保持する。右アウタースキン110aは、2本のシール材153a、153bの間にそれらの弾性力によって保持される。下枠160も上枠150と同様に、アルミニウム合金から成る下枠ガラス保持部材162と弾性体から成るシール材163aとが取り付けられる。下枠ガラス保持部材162は、下枠160に機械的に接続され、弾性体から成るシール材163bを保持する。右アウタースキン110aは、2本のシール材163a、163bの間にそれらの弾性力によって保持される。

0031

図6を参照すると、右たて枠140aには、右たて枠140aの高さ方向全長に渡って設けられるアルミニウム合金から成るたて枠保持部材141と弾性体から成るシール材142aとが取り付けられる。たて枠保持部材141は、右たて枠140aに機械的に接続され、弾性体から成るシール材142bを保持する。右アウタースキン110aは、2本のシール材142a、142bの間にそれらの弾性力によって保持される。たて骨130にも右たて枠140aと同様に、アルミニウム合金から成るたて骨保持部材132と弾性体から成るシール材133aとが取り付けられる。たて骨保持部材132は、たて骨130に機械的に接続され、弾性体から成るシール材133bを保持する。右アウタースキン110aは、2本のシール材133a、133bの間にそれらの弾性力によって保持される。

0032

図2、4及び6を参照すると、右上部インナースキン120aは、右たて枠140a、たて骨130、上枠150、及び右側無目200の間に取り付けられ、右下部インナースキン121aは、右たて枠140a、たて骨130、右側無目200、及び下枠160の間に取り付けられる。より詳細には、右上部インナースキン120aは、右たて枠140a、たて骨130、上枠150、及び右側無目200により構成される領域の室内側に取り付けられ、右下部インナースキン121aは、右たて枠140a、たて骨130、右側無目200、及び下枠160により構成される領域の室内側に取り付けられる。

0033

図4を参照すると、上枠150と右側無目200との間には、C字形状の断面を有し、上枠150の幅方向の略半分に渡って設けられる上枠インナー保持部材190がシール部材155、201及び充填剤156、202を介して保持される。上枠インナー保持部材190においてC字形状の内側に右上部インナースキン120aが設置される。そして、右側無目200と下枠160との間には、右たて枠140に取り付けられたヒンジ周りに回転可能となるように、右下部インナースキン121aがシール部材203、205及び充填剤204、206を介して保持される。

0034

図6を参照すると、右たて枠140aには、右たて枠140aの高さ方向に沿って下枠160と右側無目200との間に渡って設けられるアルミニウム合金から成るたて枠インナー保持部材143が取り付けられる。たて枠インナー保持部材143は、右たて枠140aに機械的に接続され、弾性体から成るシール材144と充填剤145とを介して右下部インナースキン121aを保持する。たて枠インナー保持部材143は図示されないヒンジを備える。このヒンジにより、右下部インナースキン121aがヒンジ周りに回転可能となる。たて骨130にも右たて枠140aと同様に、アルミニウム合金から成るたて骨インナー保持部材134がたて骨130に対して着脱自在に取り付けられる。たて骨インナー保持部材134は、たて骨130に機械的に接続され、弾性体から成るシール材135と充填剤136とを介して下部インナースキン120aを保持する。

0035

図3、5及び6を参照すると、左アウタースキン110bは、左たて枠140b、たて骨130、上枠150、及び下枠160の間に取り付けられる。より詳細には、左アウタースキン110bは、左たて枠140b、たて骨130、上枠150、及び下枠160により構成される領域の室外側に取り付けられる。

0036

図5を参照すると、上枠150には、上枠150の幅方向の略半分に渡って設けられるアルミニウム合金から成る上枠石材保持部材157が図示されないボルト及びナットを用いて取り付けられる。左アウタースキン110bは、頂面に凹部を備える。上枠石材保持部材157が備える突起が、この凹部に係合して、左アウタースキン110bが上枠石材保持部材157に保持される。下枠160も上枠150と同様に、アルミニウム合金から成る下枠石材保持部材164が図示されないボルト及びナットを用いて取り付けられる。左アウタースキン110bは、底面に凹部を備える。下枠石材保持部材164が備える突起が、この凹部に係合して、左アウタースキン110bが下枠石材保持部材164に保持される。図6を参照すると、左アウタースキン110bと左たて枠140b及びたて骨130との間には、弾性体から成る充填剤137、146が充填される。

0037

図3、5及び6を参照すると、左上部インナースキン120bは、左たて枠140b、たて骨130、上枠150、及び左側無目210の間に取り付けられ、左下部インナースキン121bは、左たて枠140b、たて骨130、左側無目210、及び下枠160の間に取り付けられる。より詳細には、左上部インナースキン120bは、左たて枠140b、たて骨130、上枠150、及び左側無目210により構成される領域の室内側に取り付けられ、左下部インナースキン121bは、左たて枠140b、たて骨130、左側無目210、及び下枠160により構成される領域の室内側に取り付けられる。左たて枠140b、たて骨130、上枠150、及び左側無目210と左上部インナースキン120bとの取り付け手法、及び左たて枠140b、たて骨130、左側無目210、及び下枠160と左下部インナースキン121bとの取り付け手法は、右たて枠140a、たて骨130、上枠150、及び右側無目200と右上部インナースキン120aとの取り付け手法と同様であるため、説明を省略する。

0038

図2及び3を参照すると、右アウタースキン110aと、右上部インナースキン120a及び右下部インナースキン121aとの間に空間が形成される。この空間が右中間空気層230aである。また、左アウタースキン110bと、左上部インナースキン120b及び左下部インナースキン121bとの間に空間が形成される。この空間が左中間空気層230bである。右中間空気層230a及び左中間空気層230bは、右側面138及び左側面139に沿って鉛直方向に延び、言い換えると高さ方向に沿って延び、右通気口221及び左通気口222によって接続される。

0039

次に、図4を用いて下部換気口170について説明する。下部換気口170は、カーテンウォールユニット100の右側底部、すなわち右中間空気層230aの下部に設けられ、カーテンウォールユニット100の外部と右中間空気層230aとを連通する。より詳細には、カーテンウォールユニット100の下枠160のうち、右たて枠140aからたて骨130に渡って設けられる。このとき、鉛直方向上下に並べて建築物10に取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100のうち、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の上枠孔150aは、塞ぎパネル151によって塞がれ、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の下枠孔160aは塞ぎパネル161によって塞がれない。これにより、カーテンウォールユニット100の外部から下部換気口170に流入した空気は、下枠孔160aを経て、上側のカーテンウォールユニット100の右中間空気層230aに流入する。また、上枠孔150aは、塞ぎパネル151によって塞がれているため、下側のカーテンウォールユニット100の右中間空気層230aから上側のカーテンウォールユニット100の右中間空気層230aに空気が流れない。そして、上側のカーテンウォールユニット100の右中間空気層230aに流入した空気は、右通気口221及び左通気口222を経て、左中間空気層230bに流入する。また、トラップ154が、外部から下部換気口170内に進入した水を受け止めて下部換気口170の外部に排出するため、上枠孔150a及び下枠孔160aまで水が進入しない。2つのカーテンウォールユニット100を鉛直方向上下に並べて建築物10に取り付けた状態において、上インナーバリア159と下インナーバリア166とは水平方向に重なり合いながら密着し、上側ウインドバリア158と下側ウインドバリア165とは鉛直方向に密着する。これにより、上インナーバリア159及び下インナーバリア166は、水が外部から進入することを防止し、上側ウインドバリア158及び下側ウインドバリア166は、風が室内に侵入することを防止する。

0040

次に、図5を用いて上部換気口180について説明する。上部換気口180は、カーテンウォールユニット100の左側頂部、すなわち左中間空気層230bの上部に設けられ、カーテンウォールユニット100の外部と左中間空気層230bとを連通する。より詳細には、カーテンウォールユニット100の上枠150のうち、たて骨130から左たて枠140bに渡って設けられる。このとき、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100のうち、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の下枠孔160aは、塞ぎパネル161によって塞がれ、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の上枠孔150aは塞ぎパネル151によって塞がれない。これにより、左中間空気層230bから流出する空気が、下枠160と上枠150との間を通過して、上部換気口180から外部に放出される。これにより、カーテンウォールユニット100内部の空気が換気され、温度が下げられる。また、トラップ154が、外部から下部換気口170内に進入した水を受け止めて下部換気口170の外部に排出するため、上枠孔150a及び下枠孔160aまで水が進入しない。上インナーバリア159と下インナーバリア166、及び上側ウインドバリア158と下側ウインドバリア165に関しては、前述と同様であるため、説明を省略する。

0041

本実施形態によれば、たて骨130に右通気口221及び左通気口222を設けることにより、複数の室外側パネルを備えながら、内部空間を効率よく換気することにより所望の熱負荷低減効果が得られるカーテンウォールユニットを得ることができる。

0042

また、下部換気口170と上部換気口180とが、鉛直方向から見たとき、互いに異なる位置に設けられるため、下部換気口170と上部換気口180との鉛直方向に対する距離を短くしても、上部換気口180から下部換気口170に空気が流入しにくくなる。これにより、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100の間隔を従来よりも狭くすることができ、右中間空気層230a及び左中間空気層230bに侵入する雨水を低減するとともに、カーテンウォールユニット100の水密性能を向上できる。

0043

従来、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100の間にがらりやパネルを取り付けて、下部換気口と上部換気口との鉛直方向に対する間隔を確保していたが、本実施形態によれば、上下に並んで取り付けられた2枚のカーテンウォールユニット100の間隔を従来よりも狭くすることができるため、複数のカーテンウォールユニット100の間に設けられる目地見え掛かりを容易に合わせることができ、これにより、建築物10の外壁の意匠統一感を持たせることができる。

0044

さらに、塞ぎパネル151、161を着脱することのみによって、下部換気口170及び上部換気口180を設けることが可能となるため、従来のように複雑な機構を設ける必要がなく、部品点数が少ない簡易な機構によって下部換気口170及び上部換気口180を設けることが可能となる。

0045

なお、右アウタースキン110a及び左アウタースキン110bの素材は、前述の素材に限定されず、ガラス、石、金属、樹脂、又はこれらの組み合わせであればよい。

0046

なお、たて骨130の数は1つに限定されず、複数であってもよい。また、たて骨130は、2つの板状部材、すなわち右側面138及び左側面139を備えなくてもよく、一以上の板状部材を備えればよい。

0047

なお、下部換気口170がたて骨130から左たて枠140bに渡って設けられ、上部換気口180が右たて枠140aからたて骨130に渡って設けられるとして説明したが、下部換気口170が右たて枠140aからたて骨130に渡って設けられ、上部換気口180がたて骨130から左たて枠140bに渡って設けられてもよく、これ以外の態様で配置されてもよい。

0048

なお、右通気口221と左通気口222の位置は、通気口の貫通方向から見たとき互いに異なるとして説明したが、同じ位置、あるいは一部が重なり合うような位置であってもよい。また、右通気口221及び左通気口222が設けられる位置は、たて骨130の上端から、たて骨130の鉛直方向に対する長さの2分の1までの間に限定されず、他の位置であってもよい。

0049

なお、下部換気口170は、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の右アウタースキン110aと、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の右アウタースキン110aとの間に形成されるとして説明したが、上側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の左アウタースキン110bと、下側に取り付けられたカーテンウォールユニット100の左アウタースキン110bとの間に形成されてもよい。

0050

また、下部換気口170と上部換気口180は、鉛直方向から見たとき全く重ならないとして説明したが、下方に位置する上部換気口180から排出された空気が、上方に位置する下部換気口170に吸入されない程度の位置に設けられればよく、鉛直方向から見たときに、少なくとも一部が重ならない位置や、互いに異なる位置に設けられればよい。

0051

なお、本明細書および図中に示した各部材の大きさは例示であって、これらの大きさに限定されない。また、各部材の素材は例示であって、これらの素材に限定されない。

0052

ここに付随する図面を参照して本発明の実施形態が説明されたが、記載された発明の範囲と精神から逸脱することなく、変形が各部の構造と関係に施されることは、当業者にとって自明である。

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