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技術 整髪剤

出願人 株式会社ミルボン
発明者 木村優介
出願日 2016年6月8日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2016-114241
公開日 2017年12月14日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-218417
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード スタイル形成 水中油滴型乳化物 微生物由来物 セット力 モノ脂肪酸グリセリル 応力制御 ペンタエリスチル アクリレーツ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月14日)のものです。
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課題

毛髪へ塗布したときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤を提供する。

解決手段

本発明の整髪剤は、(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルエステルと、アクリル酸アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体、(B)カルボマーおよび(C)アルカリが配合されており、水中油滴型乳化物であることを特徴とするものである。上記整髪剤においては、上記(A)として、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーが配合されていることが好ましく、また、上記整髪剤には、(D)液状炭化水素および(E)マイクロクリスタリンワックスが更に配合されていることが好ましい。

概要

背景

頭髪スタイル形成を容易にしたり、形成したスタイルを維持したりするために使用される整髪剤には、種々の成分が配合されたものが知られており、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムのようなアクリル系の増粘剤を配合して、頭髪に塗布する際の延びをよくしたり、べたつきを抑えたりすることが行われている(特許文献1)。

概要

毛髪へ塗布したときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤を提供する。 本発明の整髪剤は、(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルエステルと、アクリル酸アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体、(B)カルボマーおよび(C)アルカリが配合されており、水中油滴型乳化物であることを特徴とするものである。上記整髪剤においては、上記(A)として、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーが配合されていることが好ましく、また、上記整髪剤には、(D)液状炭化水素および(E)マイクロクリスタリンワックスが更に配合されていることが好ましい。 なし

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、毛髪へ塗布するときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

下記(A)〜(C)の成分が配合されており、水中油滴型乳化物であることを特徴とする整髪剤。(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルエステルと、アクリル酸アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体(B)カルボマー(C)アルカリ

請求項2

上記(A)として、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーが配合されている請求項1に記載の整髪剤。

請求項3

(D)液状炭化水素および(E)マイクロクリスタリンワックスが更に配合されている請求項1または2に記載の整髪剤。

請求項4

上記(A)の配合量と上記(B)の配合量との質量比(A):(B)が、1:0.5〜2である請求項1〜3のいずれかに記載の整髪剤。

請求項5

上記(A)の配合量が0.1〜1.0質量%であり、上記(B)の配合量が0.1〜1.0質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の整髪剤。

請求項6

チクソトロピー性を有している請求項1〜5のいずれかに記載の整髪剤。

請求項7

レオメーターを使用し、測定温度:25℃、コーンプレートセンサーの直径:35mm、コーンプレートセンサーの傾斜角:2°の条件で、定常フローカーブモードにおいて測定される粘度が、せん断速度dγ/dtが0.05s−1である場合に500Pa・s以上、せん断速度dγ/dtが20s−1である場合に50Pa・s以下である請求項1〜6のいずれかに記載の整髪剤。

請求項8

手に取って、毛髪根元側から毛先側まで延ばして塗布する方法で使用される請求項1〜7のいずれかに記載の整髪剤。

技術分野

0001

本発明は、毛髪へ塗布したときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤に関するものである。

背景技術

0002

頭髪スタイル形成を容易にしたり、形成したスタイルを維持したりするために使用される整髪剤には、種々の成分が配合されたものが知られており、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムのようなアクリル系の増粘剤を配合して、頭髪に塗布する際の延びをよくしたり、べたつきを抑えたりすることが行われている(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2009−161488号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、整髪剤には、上記の延び以外にも、塗布後に一旦整えたスタイルが乱れても、手櫛をかけるなどして再度整えたスタイルを維持し得る機能である再整髪性が良好であることも求められる場合がある。

0005

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、毛髪へ塗布するときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成し得た本発明の整髪剤は、下記(A)〜(C)の成分が配合されており、水中油滴型乳化物であることを特徴とするものである。
(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルエステルと、アクリル酸アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体
(B)カルボマー
(C)アルカリ

発明の効果

0007

本発明によれば、毛髪へ塗布するときの延びが良好で、整髪後の毛髪のべたつきが少なく、再整髪性に優れた整髪剤を提供することができる。

0008

上記の通り、一般には、毛髪への塗布時の整髪剤の延びを良好にすると、その延びのよさに起因して再整髪したときに整えたスタイルを維持し難くなり、再整髪性が低下する傾向にある。

0009

本発明の整髪剤では、(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルのエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体、(B)カルボマー、および(C)アルカリを配合した水中油滴型乳化物とすることで、毛髪への塗布時の整髪剤の延びを良好にすると共に、良好な再整髪性も確保し、更に塗布後の毛髪のべたつきを抑えることも可能とした。

0010

すなわち、本発明の整髪剤は、毛髪へ塗布することなどで外部応力を付加すると流動性が高まり、その外部応力がなくなると再び流動性を失う。

0011

そのため、毛髪への塗布によって本発明の整髪剤に応力を付加すると、流動性が高まることで毛髪表面で良好に延び、毛髪の表面全体にわたって高い均質性で整髪剤を付着させることができる。そして、整髪を終えると整髪剤への応力がなくなるため、毛髪に付着した整髪剤の流動性が低下して整えた髪のスタイルが良好に維持される。また、髪のスタイルが乱れるなどした場合にや手櫛などで整髪をすると、毛髪表面の整髪剤に応力がかかって流動性が高まるために容易に整髪できるようになり、更に、整髪を終えて整髪剤への応力がなくなると、整髪剤の流動性が低下するために整えた髪のスタイルが良好に維持される。

0012

このように、本発明の整髪剤によれば、毛髪への塗布時の良好な延びと、高い再整髪性とを確保することができ、また、塗布後の毛髪のべたつきも少なくできる。

0013

以下には、本発明の実施形態に基づき、本発明を説明する。

0014

本実施形態に係る整髪剤において、(A)メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルのエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体、並びに(B)カルボマーは、増粘剤として作用する成分であり、(C)アルカリと共に配合されることによって(A)および(B)のカルボキシ基中和されて、優れた増粘効果を奏するようになる。そして、(A)、(B)および(C)成分との組み合わせによって、応力により低粘度化するといったチクソトロピー性などを有する整髪剤とすることができ、整髪剤の毛髪表面での延びを良好にし得る共に、高い再整髪性を確保でき、更には毛髪のべたつきを少なくすることができる。

0015

(A)成分は、上記の通り、メタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルのエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体である。

0016

上記(A)成分を構成するためのメタクリル酸およびポリオキシエチレンアルキルエーテルのエステルにおけるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテルポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルポリオキシエチレンベヘニルエーテルなどのポリオキシエチレンと炭素数12以上22以下の直鎖状飽和高級アルコールとのモノエーテルが挙げられる。このモノエーテルを構成するポリオキシエチレンの平均付加モル数は、例えば、15以上30以下である。

0017

上記(A)成分を構成するためのアクリル酸アルキルエステルおよびメタクリル酸アルキルエステルにおけるアルキル鎖長は、例えば、炭素数1以上22以下である。

0018

上記(A)成分の具体例としては、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー〔メタクリル酸およびポリオキシエチレンステアリルエーテル(ポリオキシエチレンの平均付加モル数:20)のエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体〕、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−30)コポリマー〔メタクリル酸およびポリオキシエチレンステアリルエーテル(ポリオキシエチレンの平均付加モル数:30)のエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体〕、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマー〔メタクリル酸およびポリオキシエチレンベヘニルエーテル(ポリオキシエチレンの平均付加モル数:25)のエステルと、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸およびメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた一種または二種以上と、の共重合体〕などが挙げられる。

0019

上記(A)成分には、上記例示の各種材料のうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよいが、整髪剤の毛髪へ塗布したときの延びや、整髪後の毛髪のべたつきの少なさがより良好となることから、(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーを使用することがより好ましい。

0020

上記(A)成分の整髪剤における配合量は、毛髪へ塗布するときの延びをより良好にでき、また、整髪剤を好適な粘度に調整する観点から、0.1質量%以上であることが好ましい。ただし、(A)成分の配合量が多すぎると、整髪剤が硬くなって毛髪へ塗布するときの延びの向上効果が却って小さくなる虞がある。よって、(A)成分の整髪剤における配合量は、1.0質量%以下であることが好ましく、0.6質量%以下であることがより好ましい。

0021

(B)成分であるカルボマーは、ペンタエリスチルアリルエーテルスクロースアリルエーテルまたはプロピレンアリルエーテルで架橋したアクリル酸の重合体である。

0022

整髪剤におけるカルボマーの配合量は、整髪性をより良好にすると共に、整髪剤を好適な粘度に調整する観点から、0.1質量%以上であることが好ましい。なお、カルボマーの配合量が多すぎると、毛髪へ塗布するときの整髪剤の延びの向上効果が小さくなる虞がある。よって、整髪剤におけるカルボマーの配合量は、1.0質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以下であることがより好ましい。

0023

また、整髪剤において、(A)成分である所定の共重合体の配合量と(B)成分であるカルボマーの配合量との比率質量比)「(A):(B)」は、1:0.5〜2であることが好ましい。上記範囲よりも(A)成分の比率が高いと、整髪剤の整髪性が低下する傾向にある。また、上記範囲よりも(B)成分の比率が高いと、毛髪へ塗布するときの延びの向上効果が小さくなる傾向にある。

0024

(C)成分であるアルカリの具体例としては、アミノエチルプロパノールトリエタノールアミンなどの有機アルカリアルカリ金属水酸化物水酸化カリウム水酸化ナトリウムなど)などの無機アルカリ;が挙げられる。これらのアルカリは、1種単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。

0025

なお、整髪剤のpHは、通常、25℃において5.0〜7.0である。よって、整髪剤におけるアルカリの配合量は、整髪剤のpHが上記の範囲となる量とすればよい。

0026

本実施形態に係る整髪剤は水中油滴型乳化物であり、媒体として水が配合される。整髪剤における水の配合量は、通常、40〜80質量%である。

0027

整髪剤には、(D)液状炭化水素および(E)マイクロクリスタリンワックスが更に配合されていることが好ましい。(D)成分を(E)成分と共に配合することで、整髪した毛髪の柔軟性を高めて、柔らかく動く整髪性を確保することが可能となる。

0028

(D)成分である液状炭化水素は、少なくとも20〜50℃の温度範囲において液状であるもの(20〜50℃の温度範囲で液状であればよく、50℃以上の温度や20℃未満の温度においても液状であるものであってもよい)であり、具体的には、水添ポリイソブテンミネラルオイルスクワランなどが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよいが、水添ポリイソブテンが好適である。

0029

整髪剤における液状炭化水素の配合量は、整髪後の毛髪の柔軟性を高める効果をより良好にする観点から、6質量%以上であることが好ましく、また、整髪剤の整髪性をより高める観点から、15質量%以下であることが好ましい。

0030

更に、整髪剤において、(D)成分である液状炭化水素の配合量と(E)成分であるマイクロクリスタリンワックスの配合量との比率(質量比)「(D):(E)」は、整髪後の毛髪の柔軟性と整髪性とをよりバランスよく両立させる観点から、1:0.5〜1.5であることが好ましい。

0031

なお、マイクロクリスタリンワックスの整髪剤における配合量は、通常、5〜15質量%である。

0032

また、整髪剤には、油成分の乳化定性を高めるために、(F)ノニオン界面活性剤および/または(G)高分子乳化剤が配合されていることが好ましい。整髪剤には、(F)ノニオン界面活性剤および(G)高分子乳化剤のいずれか一方を配合してもよく、両方を配合してもよい。

0033

ノニオン界面活性剤の具体例としては、ステアリン酸グリセリルなどのモノ脂肪酸グリセリル;ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;などが挙げられる。整髪剤におけるノニオン界面活性剤の配合量は、通常、5質量%以下である。

0034

高分子乳化剤の具体例としては、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマーなどのアクリル系高分子などが挙げられる。整髪剤における高分子乳化剤の配合量は、通常、0.05〜0.2質量%である。

0035

本実施形態に係る整髪剤には、上記の(A)〜(G)の成分以外にも、例えば、通常の整髪剤などの毛髪化粧料に配合されている各種の成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。このような配合成分としては、例えば、高級アルコール、多価アルコール、糖類、エステル油、油脂、(D)成分および(E)成分以外の炭化水素ロウシリコーン、(G)成分以外の高分子化合物アミノ酸動植物抽出物微生物由来物無機化合物香料防腐剤金属イオン封鎖剤などが挙げられる。

0036

多価アルコールは、整髪剤の乾きの抑制のために配合することができる。多価アルコールの具体例としては、エチレングリコールジエチレングリコールプロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールグリセリンジグリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。整髪剤における多価アルコールの配合量は、通常、5〜20質量%である。

0037

また、整髪剤には、(D)成分以外の液状油として、少なくとも20〜50℃の温度範囲において液状のエステル油を配合することができる。このようなエステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピルミリスチン酸ブチルパルミチン酸イソプロピルオレイン酸エチルリノール酸エチルリノール酸イソプロピルなどの直鎖脂肪酸低級アルコールとのエステル;カプリル酸セチルラウリン酸ヘキシルミリスチン酸デシルオレイン酸デシル、オレイン酸オレイルなどの直鎖脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル;ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシルパルミチン酸オクチルパルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシルなどの直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル;イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピルなどの分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル;エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸ヘキシルなどの分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル;ジオタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリルカプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、カプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチレンヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリルトリオクタン酸グリセリルトリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスチルなどの脂肪酸と多価アルコールとのエステル;ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸イソノニルジメチルオクタン酸2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリルなどの分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル;が挙げられる。

0038

ただし、(D)成分以外の液状油の量が多いと、(D)成分と(E)成分の配合による効果が小さくなる虞があることから、整髪剤においては、(D)成分の配合量と(E)成分の配合量との合計〔(D)+(E)〕と、(D)成分以外の液状油の配合量(X)との比率(質量比)「〔(D)+(E)〕:(X)」が、1:0〜0.5であることが好ましい。

0039

なお、本実施形態に係る整髪剤にアニオン界面活性剤を配合すると、著しく粘度が低下して、整髪剤の構築自体が困難となる虞がある。よって、整髪剤におけるアニオン界面活性剤の配合量は、0.5質量%以下であることが好ましく、配合しない(配合量が0質量%)ことがより好ましい。

0040

また、本実施形態に係る整髪剤にカチオン界面活性剤を配合すると、(A)成分や(B)成分とコンプレックスを形成してしまい、整髪剤の粘度が高くならない虞がある。よって、整髪剤におけるカチオン界面活性剤の配合量は、0.1質量%以下であることが好ましく、配合しない(配合量が0質量%)ことがより好ましい。

0041

本実施形態に係る整髪剤は、チクソトロピー性といった外力が加わると流動性が高まる性質を有しており、上記の通り、室温下において、静置時には流動性を有しないジェル状外観を有するとしても、毛髪への塗布時のように外部応力を付加すると流動性が高まってクリーム状となり、その外部応力がなくなると再び流動性を失う。

0042

そして、本実施形態に係る整髪剤は、そのチクソトロピー性に起因して、レオメーターを用いて求められる粘度が、せん断速度dγ/dtが0.05s−1である場合に500Pa・s以上であるとよく(整髪性を高める観点からは、700Pa・s以上が好ましく、800Pa・s以上がより好ましい。)、せん断速度dγ/dtを20s−1である場合に50Pa・s以下であるとよい(延ばしやすさの観点からは、5Pa・s以上40Pa・s以下が好ましく、10Pa・s以上25Pa・s以下がより好ましい。)。すなわち、粘度が上記範囲内にある場合には、整髪剤がチクソトロピー性を有しているといえる。

0043

なお、本明細書でいう整髪剤の粘度は、レオメーター〔例えば、HAKE社製の応力制御型レオメーター「Rheo Stress 6000」(商品名)〕を使用し、測定温度:25℃、コーンプレートセンサーの直径:35mm、コーンプレートセンサーの傾斜角:2°の条件で、定常フローカーブモードにおいて、せん断速度dγ/dtを0.05s−1で1分間維持した後に、せん断速度dγ/dtを20s−1で1分間維持することを5回繰り返した場合に、その5回目に測定される値を採用する。なお、5回目に測定するのは、概ね5回目で測定値が安定するからである。

0044

本実施形態に係る整髪剤は、例えば、(A)成分、(B)成分および(C)成分を配合した水相に、油相〔(D)成分、(E)成分など〕を添加することで調製することができる。

0045

本実施形態に係る整髪剤は、例えば、手に取って、毛髪の根元側から毛先側まで延ばして塗布する方法で使用することができる。本実施形態に係る整髪剤は、上記の通り、毛髪表面での延びが良好であるため、このような方法で毛髪に塗布しても、頭皮近くの根元側から毛先側まで高い均質性で塗布することができ、良好に整髪することができる。

0046

以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。

0047

実施例1
(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマー〔(A)成分〕、カルボマー〔(B)成分〕、水酸カリウム〔(C)成分〕、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、シクロメチコン、エチルヘキサン酸セチルなどの液状エステル、1,3−プロパンジオール、PEG−6、EDTA−2Na、フェノキシエタノールエチルパラベン、および香料と、水とを配合して、水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。この整髪剤における各成分の配合量は、後記の表1に記載の通りである。

0048

比較例1a
表1に示すように、(B)成分であるカルボマーを配合せず、(C)成分である水酸カリウムの配合量を変更した以外は、実施例1と同様にして整髪剤を調製した。

0049

比較例1b
表1に示すように、(A)成分である(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーを配合しなかった以外は、実施例1と同様にして整髪剤を調製した。

0050

実施例1および比較例1a、1bの整髪剤のそれぞれについて、適量を手に取り、毛髪の根元側から毛先側まで延ばして塗布した後に整髪し、毛髪に塗布したときの延び(毛髪表面上での延びのよさ)、べたつきのなさ(整髪後の毛髪に触れたときに感じるべたつきのなさ)、および柔らかく動く整髪性(整髪した毛髪の柔軟性)を評価すると共に、整髪したスタイルを一旦崩して再度整髪したときの再整髪性(再整髪のしやすさ)を評価した。

0051

評価は専門の評価者3名がそれぞれ行い、いずれの評価においても、比較例1bの場合を基準として、下記評価基準に従ってクラス分けを行った。
(評価基準)
〇:3人中2人以上が基準よりよいと評価。
—:3人中2人以上が基準と同等と評価。
×:3人中2人以上が基準の方がよいと評価。

0052

実施例1および比較例1a、1bの各整髪剤について、水と配合した各成分の配合量、剤型、pH、および上記の各評価結果を表1に示す。なお、表1における「配合量」の欄の数値の単位は「質量%」である(後記の表2〜表4においても同様である)。

0053

0054

表1に示す通り、(A)〜(C)の全ての成分を配合した実施例1の整髪剤は、チクソトロピー性を有しており、静置時には流動性のないジェル状外観である一方で、毛髪への塗布時には、弾力がありかつ硬さのあるクリーム状となり、(A)成分を配合していない比較例1bの整髪剤に比べて、毛髪表面での延びが良好で、また、整髪時の毛髪のべたつきも抑えられていた。更に、実施例1の整髪剤は、再整髪性も良好であった。

0055

これに対し、(B)成分を配合していない比較例1aの整髪剤は、毛髪表面での延びがよすぎるためか、再整髪性が劣っていた。

0056

実施例2a
(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマー〔(A)成分〕、カルボマー〔(B)成分〕、水酸カリウム〔(C)成分〕、水添ポリイソブテン〔(D)成分〕、マイクロクリスタリンワックス〔(E)成分〕、ステアリン酸グリセリル、べへネス−20、セテス−20、メトキシケイ皮酸エチルヘキシルポリビニルアルコール、1,3−ブチレングリコール、EDTA−2Na、PEG−20、フェノキシエタノール、メチルパラベンおよび香料と、水とを配合して、水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。この整髪剤における各成分の配合量は、後記の表2に記載の通りである。

0057

実施例2b
(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーに代えて(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーを(A)成分として配合した以外は、実施例2aと同様にして水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。

0058

実施例2aおよび実施例2bの整髪剤について、実施例1などと同様にして、毛髪に塗布したときの延び、整髪後の毛髪のべたつきのなさ、再整髪性、および柔らかく動く整髪性を評価した。評価は専門の評価者3名がそれぞれ行い、いずれの評価においても、実施例2bの場合を基準として、実施例1などと同じ評価基準に従ってクラス分けを行った。

0059

実施例2aおよび実施例2bの各整髪剤について、水と配合した各成分の配合量、剤型、pH、および上記の各評価結果を表2に示す。

0060

0061

表2に示す通り、(A)成分として(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマーを用いた実施例2aの整髪剤は、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマーを用いた実施例2bの整髪剤に比べて、毛髪に塗布したときの延びのよさ、および整髪後の毛髪のべたつきのなさが優れていた。

0062

実施例3a
(アクリレーツ/メタクリル酸べへネス−25)コポリマー〔(A)成分〕、カルボマー〔(B)成分〕、水酸カリウム〔(C)成分〕、水添ポリイソブテン〔(D)成分〕、マイクロクリスタリンワックス〔(E)成分〕、ステアリン酸グリセリル、べへネス−20、セテス−20、1,3−プロパンジオール、グリセリン、EDTA−2Na、フェノキシエタノール、メチルパラベンおよび香料と、水とを配合して、水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。この整髪剤における各成分の配合量は、後記の表3に記載の通りである。

0063

実施例3b
水添ポリイソブテンに代えてミネラルオイルを(D)成分として配合した以外は、実施例3aと同様にして水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。

0064

実施例3c
水添ポリイソブテンに代えてエチルヘキサン酸セチルを配合した以外は、実施例3aと同様にして水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。

0065

実施例3d
マイクロクリスタリンワックスに代えてキャンデリラロウを配合した以外は、実施例3aと同様にして水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。

0066

実施例3e
マイクロクリスタリンワックスに代えてキャンデリラロウを配合した以外は、実施例3cと同様にして水中油滴型乳化物の整髪剤を調製した。

0067

実施例3a〜3eの各整髪剤について、実施例1などと同様にして、毛髪に塗布したときの延び、整髪後の毛髪のべたつきのなさ、再整髪性、および柔らかく動く整髪性を評価するとともに、セット力(整髪した際の髪の動きを留める力)を評価した。

0068

評価は専門の評価者3名がそれぞれ行い、いずれの評価においても、実施例3eの場合を基準として、実施例1などと同じ評価基準に従ってクラス分けを行った。

0069

実施例3a〜3eの各整髪剤について、水と配合した各成分の配合量、剤型、pH、および上記の各評価結果を表3に示す。

0070

0071

表3に示す通り、(D)成分および(E)成分を配合していない実施例3eの整髪剤に比べて、(E)成分を配合した実施例3cの整髪剤は、セット力は向上したものの、毛髪に塗布するときの延びや柔らかく動く整髪性が低下し、(D)成分を配合した実施例3dの整髪剤は、毛髪に塗布したときの延びや整髪後の毛髪のべたつきのなさ、柔らかく動く整髪性は向上したものの、再整髪性およびセット力が低下した。そして、(D)成分および(E)成分の両者を配合した実施例3aおよび実施例3bの整髪剤では、セット力の低下を抑制しつつ、毛髪に塗布するときの延び、整髪後の毛髪のべたつきのなさ、再整髪性および柔らかく動く整髪性を、実施例3eの整髪剤よりも向上させることができた。

0072

また、実施例3aおよび実施例3bの整髪剤を、それぞれ実施例4a、実施例4bとし、実施例4bの場合を基準としたときの各評価結果を、実施例4a、4bの構成と合わせて表4に示す。

0073

実施例

0074

表4に示す通り、(D)成分に水添ポリイソブテンを使用した実施例4aの整髪剤は、ミネラルオイルを使用した実施例4bの整髪剤に比べて、整髪後の毛髪のべたつきのなさ、および柔らかく動く整髪性が良好であった。

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