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技術 エレベータのローラガイド装置

出願人 日本オーチス・エレベータ株式会社株式会社ユーエイ
発明者 新井秀樹小山高見井澤和彦佐々木英明大賀新一郎雄島耕太福山雄亮山里孝幸
出願日 2016年6月6日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-112398
公開日 2017年12月14日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-218253
状態 特許登録済
技術分野 エレベーターの昇降案内装置及びロープ類
主要キーワード 字形ガイド 側面ローラ 最大伸長位置 最大揺動位置 メタルブッシュ 底辺側 略二等辺三角形 ローラガイド装置
関連する未来課題
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この項目の情報は公開日時点(2017年12月14日)のものです。
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図面 (8)

課題

ローラガイド装置1を簡単な構成でかつ小型のものとする。

解決手段

ローラガイド装置1は、ベースプレート11の上に配設された3個のローラガイド13を備える。各ローラガイド13は、略U字形をなす固定ブラケット21と、固定ブラケット21に揺動軸22を介して支持された略U字形をなす可動ブラケット23と、可動ブラケット23にローラ軸24を介して回転可能に支持された円盤状のガイドローラ25と、を備える。固定ブラケット21の底壁21aと可動ブラケット23の底壁23aとの間に、コイルスプリング26が圧縮状態で配設される。可動ブラケット23の側面には、ガイドローラ25の過度変位規制するストッパ27を備えている。

概要

背景

エレベータかごは、昇降路内のガイドレールによって案内されて上下に昇降する構成となっているが、ガイドレールに対する案内機構としては、ガイドレールに摺接するシューを用いた比較的簡易摺動型ガイドシュー装置と、ガイドレールに圧接しながら転動するガイドローラを用いたローラガイド装置と、が知られている。

ローラガイド装置は、一般に、特許文献1や特許文献2等に開示されているように、かごに取り付けられるベースプレート上に、ブラケットを介して揺動可能にアームを設け、このアームの先端に、いわゆる片持ち状にローラ軸を支持させた構成となっている。円盤状のガイドローラは、このローラ軸に回転自在に支持され、ゴム等から構成される外周部がガイドレールの表面に対向して配置される。そして、このガイドローラが適宜な付勢力でもってガイドレールに押し付けられるように、コイルスプリングを用いた付勢機構を備えている。この付勢機構としては、アームの揺動方向に沿って該アームを貫通するように設けられたスプリング支持ボルトを備え、このスプリング支持ボルトにコイルスプリングが嵌合して支持された構成となっており、スプリング支持ボルト端部のナットとアームとの間に、コイルスプリングが圧縮状態に配設されている。つまり、コイルスプリングの中心軸線が、円盤状のガイドローラの直径線と平行でかつガイドレールの長手方向と直交した方向となるように、コイルスプリングが配置されている。

概要

ローラガイド装置1を簡単な構成でかつ小型のものとする。ローラガイド装置1は、ベースプレート11の上に配設された3個のローラガイド13を備える。各ローラガイド13は、略U字形をなす固定ブラケット21と、固定ブラケット21に揺動軸22を介して支持された略U字形をなす可動ブラケット23と、可動ブラケット23にローラ軸24を介して回転可能に支持された円盤状のガイドローラ25と、を備える。固定ブラケット21の底壁21aと可動ブラケット23の底壁23aとの間に、コイルスプリング26が圧縮状態で配設される。可動ブラケット23の側面には、ガイドローラ25の過度変位規制するストッパ27を備えている。

目的

この発明は、構成が簡単でかつ小型化が可能なローラガイド装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

昇降するかごに取り付けられるベースプレートと、このベースプレート上に配設されたローラガイドと、を備えたエレベータローラガイド装置であって、上記ローラガイドは、上記ベースプレートに取り付けられ、かつ底壁から一対の支持片立ち上がった略U字形をなす固定ブラケットと、この固定ブラケットの一対の支持片によって両端が支持された揺動軸と、上記揺動軸を介して上記固定ブラケットに揺動可能に支持され、かつ底壁の両側から一対の支持片が立ち上がった略U字形をなす可動ブラケットと、この可動ブラケットの一対の支持片によって両端が支持されたローラ軸と、上記ローラ軸を介して回転可能に支持されたガイドローラと、上記固定ブラケットの底壁と上記可動ブラケットの底壁との間に圧縮状態で配設され、上記ガイドローラがガイドレールへ近付く揺動方向に沿って上記可動ブラケットを付勢するコイルスプリングと、を備えたエレベータのローラガイド装置。

請求項2

字形ガイドレールに対応して、上記ベースプレート上に3個のローラガイドが配設されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのローラガイド装置。

請求項3

上記ガイドローラがガイドレールへ近付く揺動方向への上記可動ブラケットの最大揺動位置規制するように、上記固定ブラケットの底壁から立ち上がったボルトと、上記可動ブラケットの底壁を貫通した上記ボルトの先端部に螺合したナットと、を備え、上記ボルトが上記コイルスプリングの内周挿通されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのローラガイド装置。

請求項4

上記固定ブラケットのガイドレール寄りの一端部に上記揺動軸が配置され、かつ他端部に上記コイルスプリングが配置されており、上記ローラ軸は、上記ベースプレートに垂直に投影したときに、上記揺動軸と上記コイルスプリングとの間に位置する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータのローラガイド装置。

請求項5

上記可動ブラケットが、上記固定ブラケットの支持片よりも外側へ張り出したストッパ支持部を備えており、このストッパ支持部に、先端部が上記ベースプレートに対向した棒状のストッパが取り付けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータのローラガイド装置。

請求項6

上記ガイドローラを上記ベースプレートに垂直に投影したときに、上記コイルスプリングの少なくとも一部が上記ガイドローラの投影面と重なる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエレベータのローラガイド装置。

技術分野

0001

この発明は、エレベータかごガイドレールに沿って案内するローラガイド装置に関する。

背景技術

0002

エレベータのかごは、昇降路内のガイドレールによって案内されて上下に昇降する構成となっているが、ガイドレールに対する案内機構としては、ガイドレールに摺接するシューを用いた比較的簡易摺動型ガイドシュー装置と、ガイドレールに圧接しながら転動するガイドローラを用いたローラガイド装置と、が知られている。

0003

ローラガイド装置は、一般に、特許文献1や特許文献2等に開示されているように、かごに取り付けられるベースプレート上に、ブラケットを介して揺動可能にアームを設け、このアームの先端に、いわゆる片持ち状にローラ軸を支持させた構成となっている。円盤状のガイドローラは、このローラ軸に回転自在に支持され、ゴム等から構成される外周部がガイドレールの表面に対向して配置される。そして、このガイドローラが適宜な付勢力でもってガイドレールに押し付けられるように、コイルスプリングを用いた付勢機構を備えている。この付勢機構としては、アームの揺動方向に沿って該アームを貫通するように設けられたスプリング支持ボルトを備え、このスプリング支持ボルトにコイルスプリングが嵌合して支持された構成となっており、スプリング支持ボルト端部のナットとアームとの間に、コイルスプリングが圧縮状態に配設されている。つまり、コイルスプリングの中心軸線が、円盤状のガイドローラの直径線と平行でかつガイドレールの長手方向と直交した方向となるように、コイルスプリングが配置されている。

先行技術

0004

特表2001−525307号公報
特開2005−82264号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記のような従来のローラガイド装置においては、ガイドレールの長手方向に直交して延びるコイルスプリングが円盤状のガイドローラと平行に並んで位置するので、ローラガイド装置全体の外形寸法とりわけガイドレールの長手方向に沿って見たときの投影面積が大きくなる。しかも、ベースプレートをかごに取り付けるための取付孔をコイルスプリングやアームとの干渉を避けつつ配置する必要があることから、ベースプレートの外形状が大型化する。

0006

また、スプリング支持ボルトの基端を支持するブラケットがガイドローラの回転中心よりもガイドレール寄りに必要となるので、ガイドローラの回転中心(つまりローラ軸)がガイドレールから比較的離れて位置することとなり、必然的に、ガイドローラの径が大きくなる。つまり、ローラガイド装置を小型化すべくガイドローラを小径化することが困難であった。

0007

この発明は、構成が簡単でかつ小型化が可能なローラガイド装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

この発明は、昇降するかごに取り付けられるベースプレートと、このベースプレート上に配設されたローラガイドと、を備えたエレベータのローラガイド装置であって、
上記ローラガイドは、
上記ベースプレートに取り付けられ、かつ底壁から一対の支持片立ち上がった略U字形をなす固定ブラケットと、
この固定ブラケットの一対の支持片によって両端が支持された揺動軸と、
上記揺動軸を介して上記固定ブラケットに揺動可能に支持され、かつ底壁の両側から一対の支持片が立ち上がった略U字形をなす可動ブラケットと、
この可動ブラケットの一対の支持片によって両端が支持されたローラ軸と、
上記ローラ軸を介して回転可能に支持されたガイドローラと、
上記固定ブラケットの底壁と上記可動ブラケットの底壁との間に圧縮状態で配設され、上記ガイドローラがガイドレールへ近付く揺動方向に沿って上記可動ブラケットを付勢するコイルスプリングと、
を備えている。

0009

すなわち、本発明におけるローラガイドは、略U字形をなす固定ブラケットの内側に、同様に略U字形をなす可動ブラケットが組み合わされ、この略U字形をなす可動ブラケットの内側にガイドローラが配置された構成となっている。可動ブラケットは、固定ブラケットに両端が支持された揺動軸を介して揺動可能に支持されており、ガイドローラは、可動ブラケットに両端が支持されたローラ軸を介して回転可能に支持されている。そして、コイルスプリングは、固定ブラケットの底壁と可動ブラケットの底壁との間に配設されているので、コイルスプリングの中心軸線が概ねベースプレートの面に直交する方向となり、かつ固定ブラケットと可動ブラケットとコイルスプリングとの三者が互いに重なった配置となる。そのため、ベースプレートの面と直交する方向に沿って見たときの投影面積を小さくすることができる。

0010

また、ローラ軸をガイドレールに比較的近付けて支持することが可能となり、それだけガイドローラの小径化が可能である。

0011

本発明の好ましい一つの態様では、上記ガイドローラを上記ベースプレートに垂直に投影したときに、上記コイルスプリングの少なくとも一部が上記ガイドローラの投影面と重なるようになっている。

0012

なお、本発明においては、ローラガイドの個数は必ずしも限定されず、対象とするガイドレールの形状ないし構成に応じて適宜に設けられる。本発明の一つの態様では、典型的なT字形ガイドレールに対応して、上記ベースプレート上に3個のローラガイドが配設される。

0013

また、本発明の好ましい一つの態様では、上記ガイドローラがガイドレールへ近付く揺動方向への上記可動ブラケットの最大揺動位置規制するように、上記固定ブラケットの底壁から立ち上がったボルトと、上記可動ブラケットの底壁を貫通した上記ボルトの先端部に螺合したナットと、を備えており、上記ボルトが上記コイルスプリングの内周挿通されている。従って、上記ボルトは、コイルスプリングの支持ないし案内と、該コイルスプリングの最大伸長位置(つまり可動ブラケットの最大揺動位置)を規制するストッパと、を兼ねたものとなる。

0014

また、本発明の好ましい一つの態様では、上記固定ブラケットのガイドレール寄りの一端部に上記揺動軸が配置され、かつ他端部に上記コイルスプリングが配置されており、上記ローラ軸は、上記ベースプレートに垂直に投影したときに、上記揺動軸と上記コイルスプリングとの間に位置している。

0015

さらに、本発明の好ましい一つの態様では、上記可動ブラケットが、上記固定ブラケットの支持片よりも外側へ張り出したストッパ支持部を備えており、このストッパ支持部に、先端部が上記ベースプレートに対向した棒状のストッパが取り付けられている。このストッパは、かごの揺れなどによりガイドローラがガイドレールによって押されたときに、可動ブラケットの所定の揺動位置においてベースプレートに当接し、可動ブラケットの過度の揺動を抑制する。

発明の効果

0016

この発明によれば、ローラガイド装置全体の外形寸法とりわけベースプレートの面と直交する方向に沿って見たときの投影面積を小型化することができるとともに、ローラ軸をガイドレールに近付けて配置することが可能となり、ガイドローラの径を小径化することができる。

0017

また、揺動軸およびローラ軸の双方が両端支持となることから、固定ブラケットや可動ブラケット等を過度に大型化せずにガイドローラの支持強度を確保することができ、ガイドローラの傾きによる振動等を抑制しつつローラガイド装置の小型軽量化が可能である。

0018

また、コイルスプリングが両ブラケットの底壁の間に配置されるので、従来の構成に比べて簡単な構成となる。

図面の簡単な説明

0019

ローラガイド装置を備えたエレベータのかごの斜視図。
ローラガイド装置の第1実施例を示す斜視図。
1つのローラガイドの分解斜視図。
1つのローラガイドをベースプレート上に取り付けた状態の斜視図。
第2実施例のローラガイド装置の斜視図。
第2実施例における1つのローラガイドの分解斜視図。
第2実施例における1つのローラガイドをベースプレート上に取り付けた状態の斜視図。

実施例

0020

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

0021

図1は、この発明に係るローラガイド装置1を備えたエレベータのかご2を示している。図示せぬ昇降路内を昇降するかご2は、矩形状に構成されたかご枠3と、このかご枠3によって支持されたかご室4と、から構成されており、昇降路の左右に設けられた一対のガイドレール5に対し、かご枠3の左右の上下2箇所(計4箇所)に、ローラガイド装置1が設けられている。これら4つのローラガイド装置1は、基本的に同一の構成を有している。

0022

図2は、この発明に係るローラガイド装置1の第1実施例を示す斜視図であり、例えば、図1においてかご枠3の上面に取り付けられたローラガイド装置1を示している。なお、ガイドレール5は、図示するように、取付部6とレール部7とが断面T字形をなすように一体となった一般的なT字形ガイドレールである。ローラガイド装置1は、ガイドレール5のレール部7が入り込む切欠部12(図3図4参照)を前縁11aの中央に備えたベースプレート11と、このベースプレート11の上に配設された3つのローラガイド13、具体的には、レール部7の側面7a,7bに対向する一対の側面ローラガイド13A,13Bおよびレール部7の頂面7cに対向する1つの頂面ローラガイド13Cと、を備えている。これら3つのローラガイド13は、ベースプレート11の切欠部12を囲むように配設されている。そして、これら3つのローラガイド13は、基本的に同一の構成を有しており、より詳しくは、2つの側面ローラガイド13A,13Bはレール部7を挟んで互いに対称となるように構成され、かつ頂面ローラガイド13Cは、側面ローラガイド13A,13Bの一方例えば側面ローラガイド13Aと同一の構成となっている。

0023

以下では、側面ローラガイド13Aを例にとって、各ローラガイド13の構成を詳細に説明する。図3は、ローラガイド13(側面ローラガイド13A)の分解斜視図であり、図4は、この1つのローラガイド13のみをベースプレート11上に組み付けた状態を示している。

0024

ローラガイド13は、ベースプレート11に取り付けられる固定ブラケット21と、この固定ブラケット21に両端支持された揺動軸22と、この揺動軸22を介して固定ブラケット21に揺動可能に支持された可動ブラケット23と、この可動ブラケット23に両端支持されたローラ軸24と、このローラ軸24を介して回転可能に支持された円盤状のガイドローラ25と、このガイドローラ25がガイドレール5に適宜な付勢力でもって圧接するように可動ブラケット23を所定の揺動方向に沿って付勢するコイルスプリング26と、逆にガイドローラ25がガイドレール5によって押されたときにガイドローラ25の過度の変位を規制するストッパ27と、を備えている。

0025

上記固定ブラケット21は、鋼板プレス成形品からなり、略長方形をなす底壁21aの両側から一対の支持片21bが直角に立ち上がった略U字形をなしている。この固定ブラケット21は、底壁21aの長手方向が、レール部7の対応する面(つまり側面ローラガイド13Aであればレール部7の側面7a)と直交するような姿勢でもってベースプレート11上に配置され、かつ複数本(例えば2本)のボルト31でもって底壁21aがベースプレート11に固定されている。そして、各支持片21bの切欠部12側(つまりガイドレール5寄り)となる端部に円形軸受孔32がそれぞれ開口形成されている。この軸受孔32には、軸受部材となるメタルブッシュ33がそれぞれ嵌合し、このメタルブッシュ33を介して、揺動軸22の両端がそれぞれ回転可能に支持されている。なお、ベースプレート11は比較的厚い鋼板からなり、ボルト31が螺合する位置には予めねじ孔31aが加工されている。また、揺動軸22は、先端のねじ孔に螺合するフランジ付きのボルト22aによって抜け止めされるようになっている。

0026

可動ブラケット23は、固定ブラケット21と同様に鋼板のプレス成形品からなり、略長方形をなす底壁23aの両側から一対の支持片23bが直角に立ち上がった略U字形をなしている。ここで、支持片21bの各々は、頂角が他の2つの角よりも小さな2等辺三角形近似した略三角形をなしており、その底辺に相当する部分の一部が底壁23aの側縁に連続している。また底辺側の一つの角に相当する端部に円形の軸受孔35が開口形成されており、この軸受孔35が揺動軸22に回転自在に嵌合している。詳しくは、軸受部材となる上記のメタルブッシュ33の外周面に軸受孔35が嵌合している。

0027

なお、軸受孔35が設けられる側の端部においては、底壁23aは存在せず、下方へ向かって開口するように切り欠かれた状態となっている。

0028

略二等辺三角形をなす一対の支持片23bの頂角に相当する部位には、やはり円形の軸受孔37が開口形成されており、この一対の軸受孔37によって、ガイドローラ25のローラ軸24の両端が支持されている。ローラ軸24は、先端のねじ孔に螺合するフランジ付きのボルト24aによって抜け止めされるようになっている。

0029

円盤状のガイドローラ25は、外周面にゴムやエラストマー等の弾性体材料からなる円環状の弾性体部39を備えており、この弾性体部39がガイドレール5の表面(側面7a等)に接する。ガイドローラ25は、中心部にボールベアリングないしニードルベアリングからなる転がり軸受(図示せず)を備えており、この転がり軸受を介して、ローラ軸24に回転自在に支持されている。従って、ガイドローラ25は、可動ブラケット23の一対の支持片23bの間に挟み込まれた形に配置され、かつ両側で支持片23bによって支持されている。

0030

可動ブラケット23は上述のように一端部が揺動軸22を介して固定ブラケット21の一端部に揺動可能に連結されており、揺動軸22とは反対側となる端部では、固定ブラケット21の底壁21aの上に可動ブラケット23の底壁23aが重なった状態となっている。そして、このように互いに重なった固定ブラケット21の底壁21aと可動ブラケット23の底壁23aとの間に、コイルスプリング26が圧縮状態でもって配設されている。

0031

詳しくは、固定ブラケット21の底壁21aを貫通してベースプレート11のねじ孔41aに螺合するスプリング支持ボルト41が、ベースプレート11の面に垂直となるように底壁21aから立設されており、このスプリング支持ボルト41の回りにコイルスプリング26が嵌合している。換言すれば、スプリング支持ボルト41がコイルスプリング26の内周に挿通されている。従って、コイルスプリング26は、その中心軸線がベースプレート11の面に直交した姿勢となっている。なお、コイルスプリング26のばね力を調整するための円板状のシム42が、コイルスプリング26の端部と固定ブラケット21の底壁21aとの間に介装されており、スプリング支持ボルト41に螺合するナット43をシム42の上から締め付けることによって、スプリング支持ボルト41の緩み止めがなされている。

0032

スプリング支持ボルト41の先端部は、可動ブラケット23の底壁23aに開口形成した円形の孔45を貫通しており、ここに、一対のナット46がいわゆるダブルナット形式で取り付けられている。このナット46は、コイルスプリング26の付勢力でもって可動ブラケット23が揺動したときに、該可動ブラケット23の底壁23aと当接し、可動ブラケット23の揺動を規制する。つまり、ガイドローラ25がガイドレール5に接していない状態での可動ブラケット23の最大限の揺動位置が、ナット46の取付位置でもって調整される。従って、上記スプリング支持ボルト41は、コイルスプリング26の支持ないし案内と、該コイルスプリング26の最大伸長位置(つまり可動ブラケット23の最大揺動位置)を規制するストッパと、を兼ねたものとなっている。

0033

また、図2図4に示す第1実施例では、可動ブラケット23の底壁23aに連続して、固定ブラケット21の一方の支持片21bよりも外側へ台形状に張り出したストッパ支持片23cが一体に形成されている。ストッパ支持部となるこのストッパ支持片23cには、ねじ孔48が形成されており、このねじ孔48に、棒状をなすストッパ27が取り付けられている。詳しくは、ストッパ27は、ねじ孔48に螺合する螺条を有するボルト状ステム27aと、その下端の頭部に設けられたゴムもしくはウレタン等の弾性体材料からなる略円柱形のストッパ部27bと、を備えており、ストッパ部27bの球面状の端面がベースプレート11の面に所定の間隙を介して対向するように、ストッパ支持片23cにおける取付位置が調整されている。そして、ステム27aに螺合するナット49をストッパ支持片23cへ向けて締め付けることで、ステム27aの緩み止めがなされている。上記のストッパ27は、通常はベースプレート11の面から離れているが、エレベータのかご2の揺れなどによりガイドローラ25がガイドレール5によって大きく押されたときには、弾性を有するストッパ部27bがベースプレート11の面に当接し、可動ブラケット23の過度の揺動ひいてはかご2の過度の変位を規制する。

0034

なお、ガイドレール5がガイドレール5に接している基準の状態においては、図4に示すように、固定ブラケット21の底壁21aと可動ブラケット23の底壁23aとが、実質的に平行となる。従って、ストッパ27は、基本的に、ベースプレート11の面に対し垂直の姿勢となっており、ストッパ27とコイルスプリング26の中心軸線とが互いに平行となる。

0035

また、ローラ軸24をベースプレート11に垂直に投影したときに、揺動軸22とコイルスプリング26との間に、ローラ軸24が位置している。つまり、円盤状のガイドローラ25が、固定ブラケット21のほぼ直上に配置されている。

0036

さらに、図示例では、可動ブラケット23の揺動中心である揺動軸22の中心からローラ軸24の中心までの距離と、同じく揺動軸22の中心からコイルスプリング26のばね力の作用点となる孔45の中心までの距離と、が互いに等しく設定されている。つまり、可動ブラケット23の揺動を介した回転モーメントとして、ばね力によって入力される回転モーメントの腕の長さとガイドローラ25に与えられる回転モーメントの腕の長さとが互いに等しくなっている。これにより、コイルスプリング26の荷重の設定ないし調整が容易となる。

0037

個々のローラガイド13は、以上のように構成されており、前述したように、ベースプレート11の上には、3個のローラガイド13(側面ローラガイド13A,13Bおよび頂面ローラガイド13C)が取り付けられている。ベースプレート11には、これら3個のローラガイド13に覆われない位置に、かご枠3に取り付けるための取付孔50が複数個(例えば4個)設けられている。図2に示すように、一対の側面ローラガイド13A,13Bは、それぞれの固定ブラケット21がベースプレート11の前縁11aに沿うようにして切欠部12の両側に配置される。そして、ストッパ27は、前縁11aとは反対側となるようにそれぞれ配置されている。頂面ローラガイド13Cにおいては、ストッパ27をいずれの側に配置するかは任意であるが、図示例では、側面ローラガイド13Aと同一の配置となっている。

0038

上記のように構成されたローラガイド装置1においては、それぞれ略U字形をなす固定ブラケット21と可動ブラケット23とを組み合わせ、ガイドローラ25を両側で支持するようにしているため、構成が簡単であるとともに、個々のローラガイド13ひいてはローラガイド装置1全体の外形寸法が小型となる。特に、コイルスプリング26が固定ブラケット21の底壁21aと可動ブラケット23の底壁23aとの間にベースプレート11に対し垂直となる姿勢でもって配置されており、固定ブラケット21と可動ブラケット23とコイルスプリング26との三者が互いに重なった配置となるため、ベースプレート11の面と直交する方向に沿って見たときの投影面積を小さくすることができる。図示例では、円盤状のガイドローラ25をベースプレート11に垂直に投影したときに、コイルスプリング26のほぼ全体がガイドローラ25の投影面に覆われた状態となる。換言すれば、3個のガイドローラ25よりも外側へはコイルスプリング26が殆ど張り出しておらず、小型の構成となる。

0039

さらに、従来のようにコイルスプリングをガイドローラの直径方向に沿って配設する場合に比較して、ローラ軸24をガイドレール5に近付けて支持することが可能であり、それだけガイドローラ25の小径化が可能である。このガイドローラ25の小径化によって、個々のローラガイド13ひいてはローラガイド装置1全体がさらに小型のものとなる。

0040

ベースプレート11上に配置されるローラガイド13の構成が小型でかつ簡単なものとなることから、ベースプレート11に形成される取付孔50を比較的ガイドレール5に近付けて配置することができ、ひいては、ベースプレート11の小型化が可能である。

0041

また、揺動軸22およびローラ軸24の双方が両端支持となることから、固定ブラケット21や可動ブラケット23等を過度に大型化したり厚肉化したりせずにガイドローラ25の支持強度を確保することが容易となる。また、両端支持とすることで、ガイドローラ25が荷重を受けたときに該ガイドローラ25が傾きにくくなり、ガイドローラ25の傾きによる振動等を抑制しつつローラガイド装置1の小型軽量化が可能である。

0042

また、ストッパ27がベースプレート11に直接に当接する構成となるため、別のブラケット等を介してストッパの荷重を受ける構成に比較して、構成が簡素となる。

0043

このように小型かつ簡単な構成のローラガイド装置1は、新規製造のエレベータへの使用に適しているのは勿論のこと、例えば、摺動型ガイドシュー装置を用いていた既存のエレベータの保守時に、摺動型ガイドシュー装置に置き換えて適用することも可能である。つまり、本発明によれば、既存の摺動型ガイドシュー装置のスペース内に配置可能な程度にローラガイド装置1を小型化することができる。

0044

次に、図5図7は、可動ブラケット23に設けられるストッパ支持部の構成を変更した本発明の第2実施例を示している。この第2実施例においては、ストッパ支持部として、鋼板をL字形に折り曲げてなるストッパ支持ブラケット52が可動ブラケット23とは別の部品として構成されている。そして、可動ブラケット23の一方の支持片23bの外側面に、複数のボルト53を介してストッパ支持ブラケット52が取り付けられている。なお、ボルト53は、可動ブラケット23の支持片23bに設けられたねじ孔53aに螺合する。ストッパ支持ブラケット52は、前述した第1実施例のストッパ支持片23cと同様に、ストッパ27のステム27aが螺合するネジ孔48を備えており、ここにストッパ27が取り付けられている。

0045

なお、図示例では、部品の共通化を図るために、可動ブラケット23は、一対の支持片23bの双方にねじ孔53aを備えており、ストッパ支持ブラケット52をいずれかの支持片23bに選択的に取り付ける構成となっている。

0046

1…ローラガイド装置
2…かご
5…ガイドレール
11…ベースプレート
13,13A,13B,13C…ローラガイド
21…固定ブラケット
21a…底壁
21b…支持片
22…揺動軸
23…可動ブラケット
23a…底壁
23b…支持片
23c…ストッパ支持片
24…ローラ軸
25…ガイドローラ
26…コイルスプリング
27…ストッパ
41…スプリング支持ボルト
52…ストッパ支持ブラケット

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