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技術 収穫台車

出願人 ヤンマー株式会社
発明者 楢原陽三郎
出願日 2016年6月10日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2016-116426
公開日 2017年12月14日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-216977
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(5)(特定作物用)
主要キーワード ストック台 組み立て済み 転落防止部材 補助作業 横方向搬送 縦送りコンベヤ 横送りコンベヤ 梁フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月14日)のものです。
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図面 (9)

課題

コンパクト収穫台車を提供する。

解決手段

収穫台車1は、圃場から採取された作物Aを走行機体2の前方から走行機体2上へ搬送する縦方向搬送部15を備えたものであって、自走移動可能な走行機体2と、作物Aを走行機体2よりも前方側で走行機体2の進行方向に対して横方向に搬送して縦方向搬送部15の搬送上流部15bへ搬送する横方向搬送部14と、縦方向搬送部15により搬送された作物Aを走行機体2上で受け継いで周回させ得る循環搬送部21を備えている。

概要

背景

キャベツ等の野菜作物を収穫するために、走行機体の前方で作物を引き抜いて切断し、後方かつ走行機体上へ搬送する搬送装置を備えた野菜収穫機が知られている(例えば特許文献1,2参照)。また、トラクタにより牽引される運搬台車を野菜収穫機に伴走させ、野菜収穫機により収穫した作物をコンベヤにより運搬台車へ搬送し、運搬台車上で段ボール箱等に箱詰めする収穫方法が知られている(例えば特許文献3参照)。

概要

コンパクトな収穫台車を提供する。収穫台車1は、圃場から採取された作物Aを走行機体2の前方から走行機体2上へ搬送する縦方向搬送部15を備えたものであって、自走移動可能な走行機体2と、作物Aを走行機体2よりも前方側で走行機体2の進行方向に対して横方向に搬送して縦方向搬送部15の搬送上流部15bへ搬送する横方向搬送部14と、縦方向搬送部15により搬送された作物Aを走行機体2上で受け継いで周回させ得る循環搬送部21を備えている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

圃場採取された作物走行機体の前方から走行機体上へ搬送する縦方向搬送部を備えた収穫台車において、自走移動可能な前記走行機体と、作物を前記走行機体よりも前方側で前記走行機体の進行方向に対して横方向に搬送して前記縦方向搬送部の搬送上流部へ搬送する横方向搬送部と、前記縦方向搬送部により搬送された作物を前記走行機体上で受け継いで周回させ得る循環搬送部を備えた収穫台車。

請求項2

前記縦方向搬送部は前記搬送上流部が昇降可能に前記走行機体に支持されており、前記横方向搬送部は前記縦方向搬送部の前記搬送上流部に支持されている請求項1に記載の収穫台車。

請求項3

前記横方向搬送部は、その搬送下流側の端部に設けられた第1回動支点軸回動支点として水平状態直立状態の間で回動可能に支持され、かつ前記縦方向搬送部に設けられた第2回動支点軸を回動支点として前記直立状態から後方側へ回動可能に支持されて、前記横方向搬送の長手方向が前記縦方向搬送部の長手方向に沿うように折畳収納可能であり、前記循環搬送部は、第3回動支点軸を回動支点として作物の搬送面が直立状態の間で回動可能に前記走行機体に支持されて前記搬送面が直立状態になるように折畳み収納可能である請求項1又は2に記載の収穫台車。

請求項4

前記走行機体はクローラ走行装置を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫台車。

技術分野

0001

本発明は、収穫台車に関するものである。

背景技術

0002

キャベツ等の野菜作物を収穫するために、走行機体の前方で作物を引き抜いて切断し、後方かつ走行機体上へ搬送する搬送装置を備えた野菜収穫機が知られている(例えば特許文献1,2参照)。また、トラクタにより牽引される運搬台車を野菜収穫機に伴走させ、野菜収穫機により収穫した作物をコンベヤにより運搬台車へ搬送し、運搬台車上で段ボール箱等に箱詰めする収穫方法が知られている(例えば特許文献3参照)。

先行技術

0003

特開平7−327464号公報
特開2002−112615号公報
特開2003−164212号公報

発明が解決しようとする課題

0004

例えば、野菜収穫機によるキャベツの収穫では、作物を引抜き、茎根部を切断する過程切断精度が安定せず、切り過ぎ等で出荷歩留りが低下する。そこで歩留りを向上させるために、人力による手作業にて作物が採取される。この場合、採取した作物の持ち運び移動には大きな労力を要するので、作業者に伴走して作物を走行機体上に搬送可能な収穫台車の開発への要望がある。しかし、特許文献3に開示されているようなトラクタにより牽引される運搬台車は大き過ぎ、中規模農家小区画圃場、中山間地圃場には適さない。このようなことから、コンパクトな収穫台車の開発が望まれている。

0005

本発明は、コンパクトな収穫台車を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る収穫台車は、圃場で採取された作物を走行機体の前方から走行機体上へ搬送する縦方向搬送部を備えた収穫台車であって、自走移動可能な前記走行機体と、作物を前記走行機体よりも前方側で前記走行機体の進行方向に対して横方向に搬送して前記縦方向搬送部の搬送上流部へ搬送する横方向搬送部と、前記縦方向搬送部により搬送された作物を前記走行機体上で受け継いで周回させ得る循環搬送部を備えたものである。

0007

本発明の収穫台車において、例えば、前記縦方向搬送部は前記搬送上流部が昇降可能に前記走行機体に支持されており、前記横方向搬送部は前記縦方向搬送部の前記搬送上流部に支持されているようにしてもよい。

0008

また、本発明の収穫台車において、例えば、前記横方向搬送部は、その搬送下流側の端部に設けられた第1回動支点軸回動支点として水平状態直立状態の間で回動可能に支持され、かつ前記縦方向搬送部に設けられた第2回動支点軸を回動支点として前記直立状態から後方側へ回動可能に支持されて、前記横方向搬送の長手方向が前記縦方向搬送部の長手方向に沿うように折畳収納可能であり、前記循環搬送部は、第3回動支点軸を回動支点として作物の搬送面が直立状態の間で回動可能に前記走行機体に支持されて前記搬送面が直立状態になるように折畳み収納可能であるようにしてもよい。

0009

また、本発明の収穫台車において、例えば、前記走行機体はクローラ走行装置を備えているようにしてもよい。なお、本発明の収穫台車において、走行装置クローラ式に限定されず、ホイル式であってもよい。

発明の効果

0010

本発明の収穫台車は、自走移動可能な走行機体を備えているので、トラクタ等の牽引用車両を必要とする構成と比較してコンパクトな構成の収穫台車を実現できる。これにより、本発明の収穫台車は例えば小区画圃場や中山間地圃場に適応できる。また、本発明の収穫台車は、走行機体の進行方向に対して横方向に作物を搬送する横方向搬送部を備えているので、複数条分の作物の上にまたがって横方向搬送部を配置可能である。これにより、作業者は採取した作物をその場で横方向搬送部に載せるだけで持ち運び移動する必要がなく、作業者の労力が低減するとともに、持ち運び移動に要する時間を削減して収穫能率が向上する。さらに、本発明の収穫台車は、作物を走行機体上で周回させ得る循環搬送部を備えているので、例えば選別作業を必要とする作物が連続して走行機体上に搬送されて作業者による調製作業が間に合わないときに作物を循環搬送部上で周回させることができる。これにより、作業者は作業速度を変更することなく効率的な選別及び調整作業を実施できる。

0011

また、本発明の収穫台車において、縦方向搬送部は搬送上流部が昇降可能に走行機体に支持されており、横方向搬送部は縦方向搬送部の搬送上流部に支持されているようにすれば、圃場における走行機体の沈み込み具合畦高さ、作物の高さ等に応じて縦方向搬送部の搬送上流部及び横方向搬送部の高さ位置を調節できる。これにより、圃場の状況や作物の種類、作物の生育状況等に対する汎用性が向上する。

0012

また、本発明の収穫台車において、横方向搬送部はその長手方向が縦方向搬送部の長手方向に沿うように折畳み収納可能であり、また、循環搬送部は作物の搬送面が直立状態になるように折畳み収納可能であるようにすれば、走行機体に対して車幅方向に突出する部分を小さくしてコンパクトな収穫台車を実現できる。横方向搬送部及び循環搬送部を収納した状態で全幅が例えば小型特殊自動車基準の1.7メートル以下に収まるようにすれば、トラックによる輸送が容易になり、収穫台車の運搬効率が向上する。また、横方向搬送部及び循環搬送部を収納可能とすることにより、狭い農道での自走移動が可能になる。

0013

また、本発明の収穫台車において、走行機体はクローラ走行装置を備えているようにすれば、ホイル式の走行装置では作業できない雨後の圃場や湿地傾斜地圃場などでの作業に対応可能になる。

図面の簡単な説明

0014

収穫台車の一実施形態を示す概略側面図である。
同収穫台車の概略平面図である。
同収穫台車の概略背面図である
同収穫台車の折畳み収納可能部の収納状態を示す概略平面図である。
同収穫台車の折畳み収納可能部の収納状態を示す概略背面図である。
同収穫台車の第2空段ボール箱置台の収納状態を示す概略背面図である。
収穫台車の一変形例を示す概略側面図である。
収穫台車の他の変形例を示す概略平面図である。

実施例

0015

以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、走行機体2の進行方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく進行方向に向かって右側を単に右側と称する。

0016

図1から図6を参照しながら、収穫台車1の概略構造について説明する。この実施形態の収穫台車1は、クローラ走行装置としての左右一対走行クローラ3にて支持された走行機体2を備えている。走行機体2の前部右側に操縦部4が設けられている。

0017

操縦部4は、操縦コラム4a、サイドコラム4b及び操縦座席4cを備えている。操縦コラム4aには、走行機体2の旋回方向及び旋回速度変更操作する操向ハンドル5が設けられている。サイドコラム4bには、走行機体2の変速操作を行う主変速レバー6、副変速レバー7、後述する縦送りコンベヤ15を昇降操作する搬送部昇降レバー(図示省略)、作業クラッチレバー8、後述する油圧上下リフト31を昇降操作するリフト操作部10(レバー又は切換スイッチ)等が配置されている。また、サイドコラム4bには、図示は省略されているが、後述する横送りコンベヤ14を水平状態又は直立状態に操作する横送り回動操作部や、横送りコンベヤ14を直立状態から折畳み収納操作する横送り収納操作部も配置されている。これらの回動操作部や収納操作部は例えばレバー又は切換スイッチで構成される。

0018

操縦座席4cの後方下部には動力源としてのエンジン11が搭載されている。エンジン11の前方で且つ左右走行クローラ3の間には、エンジン11からの動力を適宜変速して左右両走行クローラ3に伝達するためのミッションケース12が配置されている。走行クローラ3の回転により走行機体2は自走移動可能に構成されている。

0019

操縦部4の左側には、作業者が手作業で収穫したキャベツ等の作物Aを走行機体2上へ搬送する作物搬送部13が配置されている。作物搬送部13は、走行機体2よりも前方側で走行機体2の進行方向に対して横方向に作物Aを搬送する横送りコンベヤ14(横方向搬送部)と、横送りコンベヤ14により搬送された作物を走行機体2の前方で受け継いで走行機体2上へ搬送する縦送りコンベヤ15(縦方向搬送部)を備えている。

0020

縦送りコンベヤ15は、前低後高状に傾斜した姿勢で配置される傾斜部15aと、傾斜部15aの前端部に連続して水平に配置される水平部15b(搬送上流部)を備えている。縦送りコンベヤ15の搬送ベルトの表面には、傾斜部15aでの作物Aのずり落ちを低減するために、ベルト幅方向凸条に配置されたリブが形成されている。縦送りコンベヤ15の搬送下流部は、走行機体2に設けられた縦送り回動支点16を回動支点として回動可能に支持されている。走行機体2と縦送りコンベヤ15の間に単動式油圧シリンダ17が介装されている。油圧シリンダ17の伸縮動によって、作物搬送部13を持ち上げたり、持ち下げたりできる。

0021

横送りコンベヤ14は、縦送りコンベヤ15の左側で、搬送方向を縦送りコンベヤ15側へ向けて圃場上に水平に配置される。横送りコンベヤ14の搬送下流側の端部は縦送りコンベヤ15の水平部15bに連結されている。この実施形態では、横送りコンベヤ14により搬送された作物Aが縦送りコンベヤ15側へ転落して確実に受け継がれるように、横送りコンベヤ14の搬送下流側の端部は縦送りコンベヤ15の水平部15bよりも高い位置に配置されている。

0022

横送りコンベヤ14と縦送りコンベヤ15を連結するコンベヤ連結部18が設けられている。横送りコンベヤ14の搬送下流側の端部はコンベヤ連結部18を介して縦送りコンベヤ15に支持されている。横送りコンベヤ14は、図1及び図5に示すように、横送りコンベヤ14の搬送下流側の端部に設けられた第1回動支点軸19を回動支点として水平状態と直立状態の間で回動可能に支持されている。

0023

また、コンベヤ連結部18は、縦送りコンベヤ15の水平部15bの後端部に設けられた第2回動支点軸20を回動支点として回動可能に縦送りコンベヤ15に支持されている。そして、コンベヤ連結部18に支持される横送りコンベヤ14は、図1に示すように、第2回動支点軸20を回動支点として、直立状態と、横送りコンベヤ14の長手方向が縦送りコンベヤ15の長手方向に沿う状態の間で回動可能に支持されている。これにより、横送りコンベヤ14は、横送りコンベヤ14の長手方向が縦送りコンベヤ15の長手方向に沿うように折畳み収納可能になっている。

0024

縦送りコンベヤ15の後方に、縦送りコンベヤ15により搬送された作物Aを走行機体2上で受け継いで周回させ得る回転テーブル台21(循環搬送部)が配置されている。この実施形態では、回転テーブル台21は、走行機体2の左側に前後に間隔をもって立設された3本の縦フレーム22の上端部を前後方向で連結する円筒状の前後梁フレーム23(第3回動支点軸)に支持されている。また、回転テーブル台21は、前後梁フレーム23を回動支点軸として水平状態と直立状態の間で回動可能に支持されている。ここで、回転テーブル台21の搬送面21aが水平に配置された状態を水平状態とし、搬送面21aが鉛直方向に配置された状態を直立状態とする。

0025

図1から図3に示すように、回転テーブル台21の使用時には、回転テーブル台21の裏面左側寄り部位と走行機体2を着脱可能に連結する筋交いフレーム24が配置されることにより、回転テーブル台21は水平状態に支持される。また、回転テーブル台21の収納時には、図4及び図5に示すように、筋交いフレーム24が除去されて、回転テーブル台21は水平状態から背面視で反時計回りに回動されて直立状態に折畳み収納される。なお、回転テーブル台21は、走行機体2上で直立状態になるように背面視で時計回りに回動されて折畳み収納されてもよい。

0026

また、この実施形態では、回転テーブル台21は、縦送りコンベヤ15から受け継いだ作物Aを走行機体2上で時計回りに周回させ得る。すなわち、回転テーブル台21は、縦送りコンベヤ15から受け継いだ作物Aを後側へ搬送した後、走行機体2外側を通って後側から前側へ搬送して縦送りコンベヤ15からの受継ぎ位置へ戻すことができる構成になっている。

0027

なお、横送りコンベヤ14、縦送りコンベヤ15及び回転テーブル台21は、走行機体2に搭載されたエンジン11からの動力にて駆動する油圧ポンプ及び油圧モータ等により駆動してもよいし、エンジン11とは別の駆動源、例えば電動モータ等の電動アクチュエータにて駆動してもよい。また、横送りコンベヤ14、縦送りコンベヤ15及び回転テーブル台21の各駆動源は互いに異なる駆動源であってもよい。また、横送りコンベヤ14を水平状態と直立状態と収納状態の間で回動させるコンベヤ連結部18の駆動源は、例えば油圧モータや電動モータ等、特に限定されない。なお、横送りコンベヤ14の回動は手動で行われる構成であってもよい。

0028

走行機体2の中央部に作業台25が設けられている。作業台25は、エンジン11を収容する筐体の後方かつ回転テーブル台21の前部の右側、つまり縦送りコンベヤ15により搬送された作物Aが回転テーブル台21に受け継がれる位置の右側に配置されている。

0029

作業台25の右側に、作業台25に近接して梱包済箱ストック台26が配置されている。梱包済箱ストック台26は例えばローラコンベヤにより構成され、走行機体2の前後方向に平行な回転軸を有する複数の筒状ローラが左右方向に配列された構成を有し、ローラ上で搬送物を左右方向に移動させる。梱包済箱ストック台26は、走行機体2の右側寄り部位で前後に間隔をもって立設された一対の支持脚の上端部に設けられたストック台回動支点軸27を回動支点として、水平状態と直立状態の間で回動可能に支持されている。

0030

図3に示すように、梱包済箱ストック台26の使用時には、梱包済箱ストック台26の長手方向中央部と支持脚下端部を着脱可能に連結する筋交いフレーム28が配置されることにより、梱包済箱ストック台26は水平状態に支持される。また、梱包済箱ストック台26の収納時には、図4及び図5に示すように、筋交いフレーム28が除去されて、梱包済箱ストック台26は水平状態から背面視で反時計回りに回動されて直立状態に折畳み収納される。

0031

走行機体2の右側には、梱包済箱ストック台26よりも後方側の位置に、上向き回動して折り畳み収納可能に構成された補助作業テップ29が設けられている。補助作業ステップ29は水平状態と直立状態の間で回動可能に走行機体2に支持されている。

0032

走行機体2の後部右側に、荷役台としてのパレット30を着脱可能に支持する油圧上下リフト31が設けられている。油圧上下リフト31はパレット30を支持するフォーク32と、フォーク32を昇降させる油圧昇降機構33を備えている。フォーク32に装着されたパレット30上には作物Aを梱包した段ボール箱34が積層載置される。

0033

走行機体2上には、平面視で操縦部4と作業台25の間の位置、つまりエンジン11を収容する筐体の上方に第1空段ボール箱置台35が設けられている。また、走行機体2の左側には、回転テーブル台21の上方に第2空段ボール箱置台36が着脱可能に配置される。第1及び第2の空段ボール箱置台35,36上には、組み立て済みの複数の空段ボール箱34がそれぞれ積み上げられて配置される。第2空段ボール箱置台36は平面視矩形状であり、その長手方向が走行機体2の前後方向に沿って配置される。第2空段ボール箱置台36の左右一側部寄りの部位に、前後に間隔をもって下方へ延設された2本の支持脚37が連結されている。

0034

図2に示すように、回転テーブル台21の中央部には、3本の縦フレーム22のうち真ん中と後側の2本の縦フレーム22の上方位置に、回転テーブル台21の上面と裏面の間を貫通する支持脚挿入孔38が設けられている。この実施形態では、縦フレーム22は管状であり、第2空段ボール箱置台36を走行機体2の外側に向けて、一対の支持脚37の下端部がそれぞれ支持脚挿入孔38を介して縦フレーム22内部に挿入されて、第2空段ボール箱置台36が走行機体2に着脱可能に装着される。この状態で、支持脚37は回転テーブル台21の回動を妨げる。

0035

回転テーブル台21を収納する時には、走行機体2から第2空段ボール箱置台36及び支持脚37が取り外された後、回転テーブル台21が回動されて折畳み収納される。この実施形態では、図6に示すように、取り外された第2空段ボール箱置台36及び支持脚37は、第2空段ボール箱置台36を走行機体2内側へ向けて、支持脚37の下端部が縦フレーム22内部に挿入されて収納され得る。これにより、第2空段ボール箱置台36を走行機体2の側面から突出させることなく第2空段ボール箱置台36及び支持脚37を収納できる。

0036

次に、作物Aの収穫作業の流れについて説明する。図2に示すように、収穫台車1は、操縦部4に搭乗するオペレータH1により操縦されて、手作業で作物Aを圃場から採取する手収穫作業者H2に伴走して圃場を移動する。図1から図3に示すように、第1及び第2の空段ボール箱置台35,36上には、複数の空の段ボール箱34がそれぞれ載置されている。

0037

手収穫作業者H2は採取した作物Aを横送りコンベヤ14に順次投入する。例えば、作物Aの採取に先立って包丁等により予め茎根切断調製作業を行っておき、作物Aの収穫の際には、手収穫作業者H2は調製済の作物Aを圃場から取り上げて横送りコンベヤ14に投入する。なお、手収穫作業者H2が茎根切断調製作業をしながら作物Aを圃場から採取し、その都度、作物Aを横送りコンベヤ14に投入してもよい。また、横送りコンベヤ14への作物Aの投入方向は、横送りコンベヤ14の後方側からだけでなく、横送りコンベヤ14の前方側から作物Aが投入されてもよい。また、縦送りコンベヤ15の水平部15bに作物Aを投入することも可能である。

0038

例えば作物Aが生食向けのキャベツである場合、条間は例えば450mmであり、野菜収穫機により収穫する場合(条間は例えば600mm)に比べて栽植密度が高くされている。横送りコンベヤ14は、その全長が例えば2100mm程度であり、4条分の作物A上にまたがって配置可能になっている。この実施形態では、例えば2人の手収穫作業者H2により作物Aの採取及び投入が行われる。

0039

また、この実施形態では、操縦部4は走行機体2の前部右側に配置され、縦送りコンベヤ15は走行機体2の前部左側に配置され、横送りコンベヤ14は走行機体2の左前方に配置されている。これにより、操縦部4に搭乗するオペレータH1は、収穫台車1を操縦しながら、良好な視認性をもって手収穫作業者H2の作業状況を確認できるので、手収穫作業者H2の作業進行具合に合わせて収穫台車1を操縦できるとともに、収穫台車1と手収穫作業者H2の接触等による事故を未然に防止できる。

0040

手収穫作業者H2により横送りコンベヤ14に投入された作物Aは縦送りコンベヤ15に受け継がれ、走行機体2上へ搬送されて回転テーブル台21に送り込まれる。図2に示すように、走行機体2上に搭乗した補助者H3は、空段ボール箱置台35又は36から段ボール箱34を取り出して作業台25上に配置し、回転テーブル台21に送り込まれた作物Aを段ボール箱34に順次収容する。補助者H3は、所定量の作物Aを充填した段ボール箱34を梱包済箱ストック台26へ移動させ、空いた作業台25上に別の段ボール箱34を空段ボール箱置台35又は36から取り出して配置し、箱詰め作業を継続する。なお、縦送りコンベヤ15から回転テーブル台21に送り込まれた作物Aのうち補助者H3による箱詰めが間に合わなかった作物Aは、回転テーブル台21上を循環搬送されて、作業台25の左側の位置に戻る。

0041

作物Aが収納された段ボール箱34は、補助者H3又は補助作業ステップ29上に載った補助者H4により、油圧上下リフト31のフォーク32に支持されたパレット30上に順次積み上げられる。所望量の段ボール箱34がパレット30上に積み上げられた後、荷降ろし作業が実施される。荷降ろし作業では、油圧上下リフト31の油圧昇降機構33を下降動作させてパレット30の下面が接地するまでフォーク32及びパレット30を下降した後、走行機体2を前進させてパレット30からフォーク32を引き抜き、パレット30を地面に載置する。その後、油圧上下リフト31の油圧昇降機構33を上昇動作させてフォーク32を所定位置まで上昇させ、フォーク32に新たなパレット30を配置し、作物Aの収穫作業を再開する。作物Aが箱詰めされた段ボール箱34を搭載したパレット30は、フォークリフト等により回収される。

0042

以上のように、この実施形態の収穫台車1は、自走移動可能な走行機体2を備えているので、トラクタ等の牽引用車両を必要とする構成と比較してコンパクトな構成の収穫台車を実現できる。

0043

また、収穫台車1は、走行機体2の進行方向に対して横方向に作物を搬送する横送りコンベヤ14を備えているので、図2に示すように、複数条分の作物Aの上にまたがって横送りコンベヤ14を配置可能である。これにより、手収穫作業者H2は採取した作物Aをその場で横送りコンベヤ14に載せるだけで持ち運び移動する必要がなく、手収穫作業者H2の労力が低減する。さらに、持ち運び移動に要する時間が削減されて収穫能率が向上する。

0044

さらに、収穫台車1は、作物Aを走行機体2上で周回させ得る回転テーブル台21を備えているので、例えば補助者H3(作業者)による箱詰め作業が間に合わないときに作物Aを回転テーブル台21上で周回させることができる。これにより、補助者H3は作業速度を変更することなく効率的な選別及び調整作業を実施できる。

0045

また、縦送りコンベヤ15は水平部15b(搬送上流部)が昇降可能に走行機体2に支持されており、横送りコンベヤ14は縦送りコンベヤ15の水平部15bに支持されているので、圃場における走行機体2の沈み込み具合や畦高さ、作物Aの高さ等に応じて水平部15b及び横送りコンベヤ14の高さ位置を調節できる。これにより、圃場の状況や作物の種類、作物の生育状況等に対する汎用性が向上する。

0046

また、横送りコンベヤ14はその長手方向が縦送りコンベヤ15の長手方向に沿うように折畳み収納可能であり、回転テーブル台21は作物の搬送面が直立状態になるように折畳み収納可能であるので、走行機体2に対して車幅方向に突出する部分を小さくしてコンパクトな収穫台車1を実現できる。さらに、この実施形態の収穫台車1では、梱包済箱ストック台26及び補助作業ステップ29は走行機体2の車幅内に収まるように収納可能なので、これらを収納することにより収穫台車1の全幅を小さくできる。また、収穫作業時に走行機体2の外側へ向けて配置される第2空段ボール箱置台36は取外し可能に構成されているので、第2空段ボール箱置台36を取り外すことによって収穫台車1の全幅を小さくできる。

0047

また、収穫台車1において、走行機体2は走行クローラ3を備えているので、ホイル式の走行装置では作業できない雨後の圃場や湿地、傾斜地圃場などでの作業に対応可能になる。

0048

次に、変形例について説明する。図7に示すように、横送りコンベヤ14の上面に、作物Aを搬送する搬送ベルトを挟んで転落防止部材39を設けてもよい。転落防止部材39は横送りコンベヤ14の長手方向に沿って配置される。油圧シリンダ17の伸縮動によって縦送りコンベヤ15の傾斜角度が調節されたとき、横送りコンベヤ14の搬送面が水平になるとは限らない。この変形例では、転落防止部材39が配置されることにより、横送りコンベヤ14の搬送面が傾斜している場合であっても作物Aの転落を防止できる。

0049

また、図8に示すように、縦送りコンベヤ15の水平部15bの右側に、作物Aを左側へ搬送する第2の横送りコンベヤ40を設けてもよい。この実施形態では、横送りコンベヤ40は、縦送りコンベヤ15を挟んで横送りコンベヤ14に左右対称な構成で配置される。横送りコンベヤ40を設けることにより、走行機体2の前方で採取された作物Aを横送りコンベヤ40にて縦送りコンベヤ15へ搬送可能となる。これにより、走行機体2の進路方向前方の作物Aを収穫しながら収穫台車1を圃場で移動させることができ、走行クローラ3などに押しつぶされる前に作物Aの収穫が可能になる。なお、横送りコンベヤ40は、回動支点軸41,42及びコンベヤ連結部43を介して縦送りコンベヤ15の水平部15bの右側に連結され、横送りコンベヤ14と同様に折畳み収納可能な構成を有する。

0050

また、図8に示すように、油圧上下リフト31(図1から図3参照)に替えて、パレット載置部44を設けてもよい。パレット載置部44は、走行機体2の後部右側に設けられたパレット30を載置可能なスペースで構成される。なお、この変形例では、補助作業ステップ29が後方側へ延長されて、補助作業ステップ29の後方寄り部位はパレット載置部44の一部を構成している。

0051

以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。

0052

例えば、本発明の収穫台車が適用される作物は、キャベツに限定されず、白菜レタス、かぼちゃ、ブロッコリ等、他の野菜であってもよい。

0053

1収穫台車
2走行機体
3走行クローラ
14横送りコンベヤ(横方向搬送部)
15縦送りコンベヤ(縦方向搬送部)
15b水平部(搬送上流部)
19 第1回動支点軸
20 第2回動支点軸
21回転テーブル台(循環搬送部)
23 前後梁フレーム(第3回動支点軸)
A 作物

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