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技術 聴力補助装置に関するパラメータ値を自動的に決定するための方法

出願人 シバントスピーティーイーリミテッド
発明者 シュテファンアショフ
出願日 2017年5月29日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2017-105407
公開日 2017年12月7日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2017-216685
状態 特許登録済
技術分野 補聴器
主要キーワード 変更処置 ガチャガチャ 適合システム 固有雑音 聴覚デバイス 骨伝導型 周囲データ 出力変換器
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (3)

課題

聴力補助装置に関するパラメータ値を自動的に決定するための方法を提供する。

解決手段

本発明は、ユーザ固有の聞取り状況に関する聴力補助装置のパラメータ値の決定を容易にする方法に関する。これは、聴力補助装置の装着者ブログエントリが自動的に評価されて、その評価に基づいて適合されたパラメータ値が決定される方法によって達成される。

概要

背景

今日、前述した従来の補聴器に加えて、聴力正常者を支援するための聴力補助装置があり、「個人向け音声増幅製品(Personal Sound Amplification Product)」または「個人向け音声増幅デバイス(Personal Sound Amplification Device)」とも呼ばれる。これらの聴力補助装置は、難聴補償するために提供されるわけではなく(これを試みると、場合によっては聴力を損なう恐れさえあり得る)、特定のまたは難しい聞取り状況での支援のために使用される。

例えば、聴力補助装置は、猟において特に獲物の音を聞きたい猟師を支援するため、またはを観察する際にも使用することができる。さらに、そのような聴力補助装置は、例えばいわゆる「カクテルパーティー」状況での言語の聞取り;スタジアム電話をしたいスポーツレポータ;または長時間のの負担を減らすために練習中に雑音の少ないバイオリンの音を減衰させたいバイオニストに使用される。

聴力補助装置の装着者に関係なく、聴力補助装置は、本質的な構成要素として、基本的に、入力変換器増幅器、および出力変換器を有する。入力変換器としては、通常、音響電気変換器、例えばマイクロフォン、および/または電磁受信機、例えばインダクタコイルが使用されている。出力変換器は大抵、電気音響変換器、例えば小型拡声器として、または電気機械変換器、例えば骨伝達イヤホンとして実現されている。増幅器は通常、信号処理装置に組み込まれる。

聴力補助装置は、それぞれの製造業者によって、音響信号処理に関して非常に広範な処理メカニズム装備されている。その際、多数のパラメータの値によって様々な信号処理特性の広範な詳細が調節可能であり、そのような信号処理特性は、例えば、指向性マイクロフォン増幅および動的圧縮、言語のスペクトル範囲の除去、フィードバック抑制、および騒音(例えばマイクロフォンの固有雑音または風による雑音)の抑制である。

ここで、現代の聴力システム、すなわち従来の補聴器および聴力正常者のための聴力補助装置のパラメータ化手法は、数千のパラメータを用いて、大型の医学システム(例えばコンピュータ断層撮影または核スピン断層撮影)の分野で既に導入されている。これらのパラメータのうちの多くは、聴力システムの製造業者によってのみ好適に調節可能であるが、それぞれの聴力補助装置の装着者によって知覚される聞こえ具合に決定的な影響を及ぼすことがあり得る。パラメータ値のうちのわずかのみ、例えば高音および/または低音を強調するための増幅または音のバランスのみが、主に、難聴者にとって分かりやすく好適に調節可能である。

通常、聴力補助装置のパラメータは、補聴器音響技師(HCP:Hearing Care Professional)によって、いわゆる「フィッティング」というプロセスで、それぞれのユーザ、すなわち聴力補助装置装着者に特定的に適合される。ここで、これは、補聴器装着者の聴力の測定、いわゆる聴力図に基づいて、かつ聴力補助装置の音響特性を考慮して、装着者ができるだけ良く会話を聞き取れるように、およびできるだけ自然な聴覚的印象を得られるように調節される。

しかし、通常、難聴者の聴力に聴力補助装置を1回適合させるだけでは、聴力補助装置の日常での使用のために十分な調節とはならない。難聴者が補聴器を受け取る、音響技師のもとでの環境では、日常の聞取り状況を広範には調節し直すことができない。補聴器を装着する多くの難聴者は、補聴器を最初に適合させた後、さらに適合し直すために平均で3〜4回、音響技師の所に行くことがある。時として、より多く、8回も訪問する必要がある。

さらに、難聴者は、特に補聴器を装着する以前に長期間にわたって聞こえにくい状態であったとき、聴力、とりわけ言語の聞取りを一部は新たに習得し直さなければならない。なぜなら、脳は、会話を長い間していない期間のうちに、言語を聞き取るための機能とも思われる機能を忘れてしまうからである。これは、特に、何年にもわたって聞こえにくく、家族の助けによって付き添われて音響技師を訪れる老人性難聴患者に当てはまる

ここで、補聴器の適合を容易にするため、および音響技師のもとでの必要な適合目的の面談頻度を減らすために、インターネットベースの技術を利用することができる。インターネットベースのプラットフォーム、すなわちソーシャルネットワークインターネットフォーラム、およびウェブログの使用が広く普及している。特に、若い人々は、これを当然のごとく日常生活取り入れている。ウェブログ(または短縮して「ブログ」)は、インターネットでウェブサイト上に書かれ、したがって大抵は公開されて読むことができる日記であり、例えば、自分の人生の一面、および特定のテーマについての意見を公開して表現するための媒体として使用される。ブログエントリポスティング、ブログポスティング、または投稿とも呼ばれる)は、テキスト形式での記事であり、それぞれのウェブログの中核部分である。

既に「Web 2.0」というキーワードが知られており、これは、今日のインターネットユーザが「消費者」から「生産消費者(Prosumer)」に変わり、すなわちデータを消費するだけでなく、データの作成も行うことを表している。また、そのような情報技術の普及は、医療製品およびサービスを用いた介助および介護の可能性をますます開く。

したがって、それにより、環境に関わるデータおよび/または個人に関わるデータを書き、評価し、それぞれのユーザの生活の状況に関する知識の獲得を達成することが容易に可能である。ここで、特に、健康上の問題がますます注目される。ユーザ固有のデータを記録するために、例えば、センサによって身体機能または周囲データも受信するデバイスが使用される。このとき、これらのデータは、自動的に例えば対応するインターネットベースのプラットフォーム上でユーザが利用可能であり、および/またはブログに書き表すことができる。

代替として、そのようなユーザ固有のデータを、対応するデータバンク直接転送し、そこで評価することができる。これらの結果は、例えば、健康プロファイルを作成するため、栄養監視のため、またはフィットネス管理のために使用することができる。後に、患者は、自分に関してどのデータを評価することができるかまたは評価すべきかをより一層能動的に要求する。これは、とりわけ、それによってより良い療法の開始が望まれるときである。

聴力補助装置の装着者(難聴者として「従来の」補聴器を装着しているか、それとも聴力正常者として、特定の聞取り状況での所期の支援のためにのみ聴力補助装置を使用しているかには関係ない)にとっても、そのようなインターネットベースの技術または対応するプラットフォームは、興味深い可能性を提供する。それらの普及が進むことにより、新たなソリューションコンセプトが実現可能になる。難聴者と音響技師は、補聴器を適合するために必ずしも同じ場所にいなくてよい。

そうではなく、難聴者と音響技師は、インターネット対応プログラムおよびデバイス(例えば、スマートフォンなどいわゆる「モバイルデバイス」でのアプリが挙げられる)を持っていればよい。最初の適合でも、場合によっては必要な再適合(いわゆる「フォローアップフィッティング」)でも、難聴者と音響技師が完全に空間的に離れていても行うことができる。

さらに、いわゆる「クラウド」技術もますます普及している。ソフトウェア技術の提供者(例えばAmazonまたはMicrosoft)は、より一層大きいデータセンタ構築し、分野別ソフトウェア製品の製造業者に、1種の賃料対価として製造業者のソリューションをデータセンタに置く(ホストする)サービスを提供する。したがって、聴力システムを適合させるためのソフトウェアシステム製造者もデータセンタを利用可能であり、データセンタにおいて、独自に開発したソフトウェアシステムの一部をいわゆる「バックエンド」として提供することができる。その際、これらの部分は、インターネット接続を介して、「フロントエンド」部分(すなわち、スマートフォンなどのモバイル端末デバイス上で動作するソフトウェアシステムの部分)のために使用可能である。

そのような分野別のソフトウェアシステムは通常、適切に区分されている。バックエンドには、計算量の多いソリューションアルゴリズム、または大きなデータ量をさばくデータバンクも配置される。一般に、バックエンドは、ソフトウェアプログラムダウンロードできる可能性を利用可能にするためにも使用され、それにより、ソフトウェアプログラムは、モバイル端末デバイスによって受信され、そこで実行することができる。

逆に、ソフトウェアシステムのフロントエンド部分は、ユーザ対話を必要とし、対応するユーザインターフェース(「マンマシンインターフェース(MMI)」とも呼ばれる)を利用可能にするという課題を引き受ける。ここで、スマートフォンで使用される「アプリ」(アプリケーション)の概念が一般的である。

聴力補助装置のパラメータの適合は、上記のインターネットベースの技術を使用して、例えば定型入力可能性、すなわち入力マスクでの予め定義された入力可能性によって行うことができる。これに関して、大抵は、対応する聴力補助装置に関する一般的な適合プログラム、または予め定義された選択肢を有する質問カタログを実現するhtml/ウェブフォームも使用される。ここで、聴力補助装置の装着者によって行われる入力を、さらなる処理のために供給して、聴力補助装置のパラメータ値の適合に使用することができる。

しかし、予め定義された選択肢に基づくそのような定型入力可能性では、各ユーザ固有の聞取り状況を詳細に捕捉することはできない。したがって、聴力補助装置装着者の主観的な聴覚的印象を限定的にしか考慮に入れることができない。

(特許文献1)から、補聴器用適合システム、および個人の要望に補聴器を適合させるための対応する方法が知られている。この適合システムは、入力装置を含み、入力装置は、ケーブルを介しておよび/またはワイヤレス接続によって補聴器の制御ユニットと接続されている。入力装置として携帯電話が使用され、携帯電話を介して手入力または言語で利用者固有のデータをサーバに伝達し、これをもとに補聴器パラメータの修正および変更が行われる。

(特許文献2)から、聴覚装置、特に補聴器および/またはTinnitusマスカを製造するための方法が知られており、ここで、利用者発話信号が捕捉して認識され、その発話信号が、利用者の感情の状態を認識するために解析され、認識された感情の状態に応じて、聴覚装置の少なくとも1つのパラメータが調節される。ここで、利用者が発した発話信号に基づいて目下の感情の状態が決定され、(特許文献2)によれば、言語解析のための既知のアルゴリズムが利用される。

(特許文献3)は、個別の聞取り状況でユーザが記録デバイス携帯し、記録デバイスによって聞取り状況に関する測定データを取得し、記録デバイスによってデータを記録することによって、聴覚デバイスのユーザの個別の聞取り状況データを取得するための方法を開示している。これに関し、記録デバイスには知覚モデル実装されて、測定データから心理音響データを取得し、心理音響データが記録デバイスによって記録される。

概要

聴力補助装置に関するパラメータ値を自動的に決定するための方法を提供する。本発明は、ユーザ固有の聞取り状況に関する聴力補助装置のパラメータ値の決定を容易にする方法に関する。これは、聴力補助装置の装着者のブログエントリが自動的に評価されて、その評価に基づいて適合されたパラメータ値が決定される方法によって達成される。

目的

聴力補助装置の装着者(難聴者として「従来の」補聴器を装着しているか、それとも聴力正常者として、特定の聞取り状況での所期の支援のためにのみ聴力補助装置を使用しているかには関係ない)にとっても、そのようなインターネットベースの技術または対応するプラットフォームは、興味深い可能性を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

聴力補助装置パラメータ値を自動的に決定するための方法であって、ウェブブログでのユーザ固有ブログエントリが、計算言語学的に解析され、前記計算言語学的解析の結果が、前記ユーザの主観的な聴覚的知覚焦点を当てた結果に絞り込まれ、前記ユーザの前記主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた前記結果が、特定の聞取り状況に振り分けられ、前記ユーザの主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた結果から、ユーザ固有の変更希望が抽出され、前記ユーザ固有の変更希望に基づいて、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値が決定され、前記パラメータ値が、前記聴力補助装置の前記特定の聞取り状況に割り付けられているパラメータ値を適合するために前記ユーザに提供される方法。

請求項2

前記ユーザ固有のブログエントリの作成時に、前記ブログエントリに割り付けられた前記聴力補助装置のパラメータ値が記憶される請求項1に記載の方法。

請求項3

前記ブログエントリと前記ブログエントリに割り付けられた前記聴力補助装置のパラメータ値とが、バックエンドシステムに伝達される請求項1または2に記載の方法。

請求項4

前記ブログエントリと前記ブログエントリに割り付けられた前記聴力補助装置のパラメータ値とを前記バックエンドシステムに伝達する前に、聞取り状況を記述しているブログエントリであるかどうかが決定される請求項3に記載の方法。

請求項5

前記特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値を決定するために、前記抽出されたユーザ固有の変更希望が、提案システムに記憶されている変更提案と比較され、前記変更提案には、聴力補助装置に関する対応するパラメータ値が割り付けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。

請求項6

患者データベースを含む提案システムが、前記特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値を決定するために使用される請求項5に記載の方法。

請求項7

前記ユーザ固有の変更希望と前記提案システムに記憶されている変更提案とを比較するとき、さらに、前記ブログエントリに割り付けられた前記聴力補助装置の前記パラメータ値が考慮に入れられる請求項5または6に記載の方法。

請求項8

前記ブログエントリに割り付けられた前記聴力補助装置のパラメータ値、および/または前記聴力補助装置の前記適合されたパラメータ値が視覚化される請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。

請求項9

前記計算言語学的解析において、前記ブログエントリの文構造が解析される請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。

請求項10

前記計算言語学的解析において、前記ブログエントリの内容が解析される請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。

請求項11

ウェブログが、音声信号の形態、特に発話信号の形態で捕捉される請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。

請求項12

前記捕捉された音声信号が、言語認識モジュールによって処理される請求項11に記載の方法。

技術分野

0001

聴力補助装置は、難聴者補助するポータブル補聴装置である。従来「補聴器」と呼ばれる聴力補助装置は、医学的な意味合いで難聴である難聴者に提供される。難聴者の多くの個別の要求を満たすために、様々な構造形態の聴力補助装置が提供されており、例えば、かけ型補聴器BTE:Behind The Ear)、外部レシーバを有する補聴器(RIC:Receiver in the Canal)、耳あな型補聴器ITE:In The Ear)、または耳介型補聴器もしくはカナル型補聴器(ITE、CIC)である。例として挙げた補聴器は、外耳または耳道に取り付けられる。さらに、骨伝導型聴力補助装置や、植込み型または振動触覚型聴力補助装置も市販されている。これらの装置では、損なわれた聴覚機械的または電気的に刺激される。

背景技術

0002

今日、前述した従来の補聴器に加えて、聴力正常者を支援するための聴力補助装置があり、「個人向け音声増幅製品(Personal Sound Amplification Product)」または「個人向け音声増幅デバイス(Personal Sound Amplification Device)」とも呼ばれる。これらの聴力補助装置は、難聴を補償するために提供されるわけではなく(これを試みると、場合によっては聴力を損なう恐れさえあり得る)、特定のまたは難しい聞取り状況での支援のために使用される。

0003

例えば、聴力補助装置は、猟において特に獲物の音を聞きたい猟師を支援するため、またはを観察する際にも使用することができる。さらに、そのような聴力補助装置は、例えばいわゆる「カクテルパーティー」状況での言語の聞取り;スタジアム電話をしたいスポーツレポータ;または長時間の耳の負担を減らすために練習中に雑音の少ないバイオリンの音を減衰させたいバイオニストに使用される。

0004

聴力補助装置の装着者に関係なく、聴力補助装置は、本質的な構成要素として、基本的に、入力変換器増幅器、および出力変換器を有する。入力変換器としては、通常、音響電気変換器、例えばマイクロフォン、および/または電磁受信機、例えばインダクタコイルが使用されている。出力変換器は大抵、電気音響変換器、例えば小型拡声器として、または電気機械変換器、例えば骨伝達イヤホンとして実現されている。増幅器は通常、信号処理装置に組み込まれる。

0005

聴力補助装置は、それぞれの製造業者によって、音響信号処理に関して非常に広範な処理メカニズム装備されている。その際、多数のパラメータの値によって様々な信号処理特性の広範な詳細が調節可能であり、そのような信号処理特性は、例えば、指向性マイクロフォン増幅および動的圧縮、言語のスペクトル範囲の除去、フィードバック抑制、および騒音(例えばマイクロフォンの固有雑音または風による雑音)の抑制である。

0006

ここで、現代の聴力システム、すなわち従来の補聴器および聴力正常者のための聴力補助装置のパラメータ化手法は、数千のパラメータを用いて、大型の医学システム(例えばコンピュータ断層撮影または核スピン断層撮影)の分野で既に導入されている。これらのパラメータのうちの多くは、聴力システムの製造業者によってのみ好適に調節可能であるが、それぞれの聴力補助装置の装着者によって知覚される聞こえ具合に決定的な影響を及ぼすことがあり得る。パラメータ値のうちのわずかのみ、例えば高音および/または低音を強調するための増幅または音のバランスのみが、主に、難聴者にとって分かりやすく好適に調節可能である。

0007

通常、聴力補助装置のパラメータは、補聴器音響技師(HCP:Hearing Care Professional)によって、いわゆる「フィッティング」というプロセスで、それぞれのユーザ、すなわち聴力補助装置装着者に特定的に適合される。ここで、これは、補聴器装着者の聴力の測定、いわゆる聴力図に基づいて、かつ聴力補助装置の音響特性を考慮して、装着者ができるだけ良く会話を聞き取れるように、およびできるだけ自然な聴覚的印象を得られるように調節される。

0008

しかし、通常、難聴者の聴力に聴力補助装置を1回適合させるだけでは、聴力補助装置の日常での使用のために十分な調節とはならない。難聴者が補聴器を受け取る、音響技師のもとでの環境では、日常の聞取り状況を広範には調節し直すことができない。補聴器を装着する多くの難聴者は、補聴器を最初に適合させた後、さらに適合し直すために平均で3〜4回、音響技師の所に行くことがある。時として、より多く、8回も訪問する必要がある。

0009

さらに、難聴者は、特に補聴器を装着する以前に長期間にわたって聞こえにくい状態であったとき、聴力、とりわけ言語の聞取りを一部は新たに習得し直さなければならない。なぜなら、脳は、会話を長い間していない期間のうちに、言語を聞き取るための機能とも思われる機能を忘れてしまうからである。これは、特に、何年にもわたって聞こえにくく、家族の助けによって付き添われて音響技師を訪れる老人性難聴患者に当てはまる

0010

ここで、補聴器の適合を容易にするため、および音響技師のもとでの必要な適合目的の面談頻度を減らすために、インターネットベースの技術を利用することができる。インターネットベースのプラットフォーム、すなわちソーシャルネットワークインターネットフォーラム、およびウェブログの使用が広く普及している。特に、若い人々は、これを当然のごとく日常生活取り入れている。ウェブログ(または短縮して「ブログ」)は、インターネットでウェブサイト上に書かれ、したがって大抵は公開されて読むことができる日記であり、例えば、自分の人生の一面、および特定のテーマについての意見を公開して表現するための媒体として使用される。ブログエントリポスティング、ブログポスティング、または投稿とも呼ばれる)は、テキスト形式での記事であり、それぞれのウェブログの中核部分である。

0011

既に「Web 2.0」というキーワードが知られており、これは、今日のインターネットユーザが「消費者」から「生産消費者(Prosumer)」に変わり、すなわちデータを消費するだけでなく、データの作成も行うことを表している。また、そのような情報技術の普及は、医療製品およびサービスを用いた介助および介護の可能性をますます開く。

0012

したがって、それにより、環境に関わるデータおよび/または個人に関わるデータを書き、評価し、それぞれのユーザの生活の状況に関する知識の獲得を達成することが容易に可能である。ここで、特に、健康上の問題がますます注目される。ユーザ固有のデータを記録するために、例えば、センサによって身体機能または周囲データも受信するデバイスが使用される。このとき、これらのデータは、自動的に例えば対応するインターネットベースのプラットフォーム上でユーザが利用可能であり、および/またはブログに書き表すことができる。

0013

代替として、そのようなユーザ固有のデータを、対応するデータバンク直接転送し、そこで評価することができる。これらの結果は、例えば、健康プロファイルを作成するため、栄養監視のため、またはフィットネス管理のために使用することができる。後に、患者は、自分に関してどのデータを評価することができるかまたは評価すべきかをより一層能動的に要求する。これは、とりわけ、それによってより良い療法の開始が望まれるときである。

0014

聴力補助装置の装着者(難聴者として「従来の」補聴器を装着しているか、それとも聴力正常者として、特定の聞取り状況での所期の支援のためにのみ聴力補助装置を使用しているかには関係ない)にとっても、そのようなインターネットベースの技術または対応するプラットフォームは、興味深い可能性を提供する。それらの普及が進むことにより、新たなソリューションコンセプトが実現可能になる。難聴者と音響技師は、補聴器を適合するために必ずしも同じ場所にいなくてよい。

0015

そうではなく、難聴者と音響技師は、インターネット対応プログラムおよびデバイス(例えば、スマートフォンなどいわゆる「モバイルデバイス」でのアプリが挙げられる)を持っていればよい。最初の適合でも、場合によっては必要な再適合(いわゆる「フォローアップフィッティング」)でも、難聴者と音響技師が完全に空間的に離れていても行うことができる。

0016

さらに、いわゆる「クラウド」技術もますます普及している。ソフトウェア技術の提供者(例えばAmazonまたはMicrosoft)は、より一層大きいデータセンタ構築し、分野別ソフトウェア製品の製造業者に、1種の賃料対価として製造業者のソリューションをデータセンタに置く(ホストする)サービスを提供する。したがって、聴力システムを適合させるためのソフトウェアシステム製造者もデータセンタを利用可能であり、データセンタにおいて、独自に開発したソフトウェアシステムの一部をいわゆる「バックエンド」として提供することができる。その際、これらの部分は、インターネット接続を介して、「フロントエンド」部分(すなわち、スマートフォンなどのモバイル端末デバイス上で動作するソフトウェアシステムの部分)のために使用可能である。

0017

そのような分野別のソフトウェアシステムは通常、適切に区分されている。バックエンドには、計算量の多いソリューションアルゴリズム、または大きなデータ量をさばくデータバンクも配置される。一般に、バックエンドは、ソフトウェアプログラムダウンロードできる可能性を利用可能にするためにも使用され、それにより、ソフトウェアプログラムは、モバイル端末デバイスによって受信され、そこで実行することができる。

0018

逆に、ソフトウェアシステムのフロントエンド部分は、ユーザ対話を必要とし、対応するユーザインターフェース(「マンマシンインターフェース(MMI)」とも呼ばれる)を利用可能にするという課題を引き受ける。ここで、スマートフォンで使用される「アプリ」(アプリケーション)の概念が一般的である。

0019

聴力補助装置のパラメータの適合は、上記のインターネットベースの技術を使用して、例えば定型入力可能性、すなわち入力マスクでの予め定義された入力可能性によって行うことができる。これに関して、大抵は、対応する聴力補助装置に関する一般的な適合プログラム、または予め定義された選択肢を有する質問カタログを実現するhtml/ウェブフォームも使用される。ここで、聴力補助装置の装着者によって行われる入力を、さらなる処理のために供給して、聴力補助装置のパラメータ値の適合に使用することができる。

0020

しかし、予め定義された選択肢に基づくそのような定型入力可能性では、各ユーザ固有の聞取り状況を詳細に捕捉することはできない。したがって、聴力補助装置装着者の主観的な聴覚的印象を限定的にしか考慮に入れることができない。

0021

(特許文献1)から、補聴器用適合システム、および個人の要望に補聴器を適合させるための対応する方法が知られている。この適合システムは、入力装置を含み、入力装置は、ケーブルを介しておよび/またはワイヤレス接続によって補聴器の制御ユニットと接続されている。入力装置として携帯電話が使用され、携帯電話を介して手入力または言語で利用者固有のデータをサーバに伝達し、これをもとに補聴器パラメータの修正および変更が行われる。

0022

(特許文献2)から、聴覚装置、特に補聴器および/またはTinnitusマスカを製造するための方法が知られており、ここで、利用者発話信号が捕捉して認識され、その発話信号が、利用者の感情の状態を認識するために解析され、認識された感情の状態に応じて、聴覚装置の少なくとも1つのパラメータが調節される。ここで、利用者が発した発話信号に基づいて目下の感情の状態が決定され、(特許文献2)によれば、言語解析のための既知のアルゴリズムが利用される。

0023

(特許文献3)は、個別の聞取り状況でユーザが記録デバイス携帯し、記録デバイスによって聞取り状況に関する測定データを取得し、記録デバイスによってデータを記録することによって、聴覚デバイスのユーザの個別の聞取り状況データを取得するための方法を開示している。これに関し、記録デバイスには知覚モデル実装されて、測定データから心理音響データを取得し、心理音響データが記録デバイスによって記録される。

先行技術

0024

カナダ特許出願第2399929A1号明細書
ドイツ特許出願第10 2009 043 775A1号明細書
ドイツ特許出願第10 2007 035 175A1号明細書

発明が解決しようとする課題

0025

本発明の目的は、特定の聞取り状況に属する補聴器の最適なパラメータ値の決定を可能にする方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0026

本発明のこの目的は、本発明によれば、聴力補助装置に関するパラメータ値を自動的に決定するための方法であって、ウェブブログでのユーザ固有のブログエントリが、計算言語学的に解析され、計算言語学的解析の結果が、ユーザの主観的な聴覚的知覚焦点を当てた結果に絞り込まれ、ユーザの主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた結果が、特定の聞取り状況に振り分けられ、ユーザの主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた結果からユーザ固有の変更希望が抽出され、ユーザ固有の変更希望に基づいて、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値が決定され、パラメータ値が、聴力補助装置の特定の聞取り状況に割り付けられているパラメータ値を適合するためにユーザに提供される方法によって解決される。

0027

第1のステップでは、本発明は、特に、ウェブログまたは対応するブログエントリが、そこに含まれていることがある多数のユーザ固有の情報により、基本的には個人固有のデータを取得するための良い基礎となることに基づく。健康上の問題に関するブログの使用では、それぞれの執筆者健康状態推論することができる可能性がある。しかし、そのようなブログエントリは、連続型テキストまたはプレーンテキスト、すなわち純粋なテキストで執筆されているので、データの自動的なさらなる処理のために直接には適していない。

0028

第2のステップでは、本発明は、従来の言語解析によって連続型テキストの評価を行うことができるという考えに基づく。すなわち、言語解析によって、元のテキストの内容および関連性をフィルタリングすることができる。インターネットサイトでもそのような言語解析を利用することができ、テキスト内のキーワードを自動的に決定したり、意見や議論を捕捉したり、個人名を認識したり、文書を自動的に分類したり特定のテーマ分野に振り分けたりする。したがって、このようにして、ウェブログを言語解析することも可能である。

0029

第3のステップでは、本発明は、上記2つのことを組み合わせて、データに計算言語学的解析を施すことによって、ウェブログまたは対応するブログエントリからユーザ固有のデータを取得する。ユーザ固有のデータに基づいて、例えば医学的な問題に直接対処するために使用される提案または手段を決定することができる。ブログを書く聴力補助装置の装着者に関しては、装着者が、ブログエントリの執筆時に、様々な生活状況での聴覚的印象または聴覚的知覚を書き表すデータを提供することができることを意味する。次いで、これらのエントリは、計算言語学的解析によって、聴力補助装置のそれぞれの装着者に特定的に評価される。

0030

計算言語学的解析の結果は、ユーザの主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた結果に絞り込まれる。その後、絞り込まれたデータは、特定の聞取り状況、すなわち聞取り対象に振り分けられ、絞り込まれた結果からユーザ固有の変更希望を抽出することができる。好適には聞取り状況に関連する不満や望みを表すユーザ固有の変更希望は、好ましくは定型化されている。

0031

抽出されたユーザ固有の変更希望に基づいて、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値(すなわち改良提案)が決定され、これらは、特定の聞取り状況に割り付けられている補聴器のパラメータ値を適合させるためにユーザに提供される。

0032

したがって、この方法は、ブログエントリに基づいて、変更される聴力補助装置のパラメータ値を決定することを可能にし、これらのパラメータ値は、それぞれの聴力補助装置装着者の望みに合わせられている。装着者のブログエントリは、単に環境を知らせるために使用されるだけでなく、計算言語学的解析により、特定の聞取り状況での補聴器の微調整(「フォローアップフィッティング」)のための取り得る改良提案に関して非常に特定的に評価することができる。この方法は、特に全自動で行われる。

0033

さらに好ましくは、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値が、計算アルゴリズムに基づいて決定される。計算アルゴリズムのための入力データとして、好ましくは、ユーザ固有の変更希望および実際のパラメータ値に加えて、ユーザの医学的所見のデータも使用される。典型的な所見は、例えば、聴力に焦点を当てたデータ、さらにまた年齢性別、または母国語である。

0034

医学的所見を考慮に入れる利点は、軽度の難聴と重度の難聴を区別して異なる処置を行うことが可能であることである。増幅のための調節の余地は、重度の難聴の人ではより小さい。なぜなら、不快閾値までの残りの差分がより小さいからである。したがって、特定の目的で行われる増幅の増減は、重度の難聴の人に関しては、軽度の難聴の人よりも小さい間隔で行わなければならない。

0035

ここで、特定の聞取り状況とは、分類可能な聞取り状況、すなわち、典型的な日常の聞取り状況に属するものとして分類することができる状況を意味する。補聴器装着者が特定の聴覚環境にいる場合、この聴覚環境内で、装着者が聴覚的知覚の変更を望むいくつかの状況が生じることがある。

0036

典型的な聴覚環境は、例えば、休憩室道路交通レストラン(ここでは典型的な「カクテルパーティー状況」が生じることが多い)、コンサートホールなどである。聞取り状況には、典型的には聞取り対象が振り分けられ、または重ね合わされ、聞取り対象は、主観的な聞取りの過程で明らかとなる。そのような聞取り対象に関する例は、言語の聞取り、音楽鑑賞、方向の聞取り、風の音の抑制である。特に、そのような対象および/または聞取り状況は、計算言語学的解析によってテキストエントリから解析して、結果として表すことができる。

0037

特定の聞取り状況に適合されたパラメータ値は、好ましくは、聴力補助装置の装着者自身に、自分の補聴器のプログラミングのために提供される。装着者は、対応する提案を選択的に承諾または拒否するという選択肢を有する。

0038

さらに好ましくは、適合されたパラメータ値は、補聴器音響技師に利用可能にされる。ここで、補聴器音響技師は、適合されたパラメータ値を、相談目的の面談および/または適合目的の面談において、対応する聴力補助装置の装着者と話をし、評価し、次いで、場合によってはさらなる適合の後に聴力補助装置に伝達することができる。当然、装着者が、対応する提案を最初に承諾し、さらに補聴器音響技師を訪ねて、場合によってはさらなる適合または変更を行うことも可能である。全自動の代替形態では、決定および適合されたパラメータ値が、利用者の聴力補助装置に直接伝達される。

0039

本発明の有利な実施形態では、ユーザ固有のブログエントリの作成時に、ブログエントリに割り付けられる聴力補助装置のパラメータ値が記憶される。すなわち、聴力補助装置のパラメータ値として、状況がブログエントリに記述された時点(すなわち聞取り状況が体験された時点)で聴力補助装置において元々調整された、または調整されていたパラメータが記憶される。

0040

特に好ましくは、ブログエントリの作成時、補聴器の実際のパラメータ値が記憶される。実際のパラメータ値の記憶は、好ましくはすぐに行われる。特定の状況の体験の時点でブログエントリがすぐに執筆される場合、実際のパラメータ値が基礎とされ、記憶され、引き続き使用される。パラメータ値は、補聴器の信号処理特性を成すので、後の引き続きの使用において、適切な変更提案によって適合させることができる。

0041

特に、聴力補助装置の装着者は、聞取り状況から時間的に遅れてブログエントリを作成する可能性を有する。この場合、パラメータ値およびブログエントリの捕捉は、2つの個別のステップで行われる。ブログを書く聴力補助装置装着者がこれをできるようにするには、ブログエントリの作成に使用されるモバイルデバイス(スマートフォンなど)に、対応するソフトウェアを装備すればよい。そのようなソフトウェアは、好ましくは、簡単なユーザ入力(例えば、個々のキーおよび/またはキーの組合せの作動、またはスマートフォンのディスプレイでのスワイプジェスチャ)が使用されて、パラメータ値にマークとしてタイムスタンプを提供し、同時に聴力補助装置の実際のパラメータ値を受信し、これらを後の使用のために記憶するように設計されている。

0042

さらに好ましくは、聴力補助装置の装着者が聴力補助装置の制御要素を作動し、それにより、例えばボタンを押すことによって、パラメータ値にタイムスタンプまたは対応するマークを提供するという可能性がある。聴力システム装着者が、後の時点でブログエントリを執筆するとき、このタイムスタンプに基づき、そのタイムスタンプとの対応する関係を、例えば対応するリンク(すなわち参照)の形態でブログエントリに記入することができる。

0043

本発明のさらなる有利な実施形態では、この方法は、同様に装着者が改善を望む聞取り状況が生じている周囲音の音響的な記録に関して、装着者を支援することを可能にする。好ましくは、これに関して、聴力補助装置のマイクロフォンが使用される。なぜなら、このマイクロフォンは、(例として使用されるスマートフォンのマイクロフォンとは異なり)通常は常に最適な位置にあるからである。好ましくは、聴力補助装置の上記または各マイクロフォンによって、周囲の音が連続的にリングバッファに記録される。リングバッファは、好適には、その時々の実際の音響的録音または記録を保持する。ここで、リングバッファのメモリ容量が満杯になるとすぐに、好適には、その時点で最も古い記録が削除され、新たに入力された記録によって置き換えられる。

0044

ブログエントリが聞取り状況から時間的に遅れて執筆される場合、好ましくは自動的にリングバッファのコピーが記憶され、相談担当の補聴器音響技師との適合目的の面談における後の使用、例えば文書化の目的のために使用される。さらに好ましくは、ブログエントリが時間的に遅れて執筆される場合に、タイムスタンプの付与が、実際のパラメータ値を記憶するためだけでなく、音響的な録音を記憶するためにも使用される。

0045

さらなる有利な実施形態では、各聴力補助装置の装着者が変更可能なパラメータ値のみが記憶される。すなわち、聴力システムのすべてのパラメータ値がブログエントリの作成時に記憶されるわけではない。これは、特に、聴力システムまたは聴力補助装置の製造業者のみが好適に変更可能なパラメータ値に当てはまる。これらのパラメータ値は、好適には既に最初から、装着者への聴力補助装置の引渡し時に、対応する患者データベース登録されており、したがってそこに呼出し可能に記憶されている。数千のパラメータを含むが、聴力システム装着者が変更可能であるのはそのうちの非常にわずかな部分である現代の聴力システムでは、これは、伝達すべきパラメータ値のデータ量を大幅に減少させる。

0046

好ましくは、ブログエントリと、ブログエントリに割り付けられた聴力補助装置のパラメータ値とがバックエンドシステムに伝達される。バックエンドシステムとは、例えば、クラウドまたはクラウドデータセンタ常駐するシステムを意味する。クラウドは、ITインフラストラクチャ、例えば計算容量データメモリ使用容量、または完成したソフトウェアをインターネットを介してユーザに利用可能にし、これらをローカル計算機インストールする必要はない。特に好ましくは、各補聴器製造業者の聴覚学部門で、バックエンドシステムを介する伝達が行われる。したがって、聴力補助装置のパラメータ値が聴覚学部門に利用可能にされる。

0047

ブログエントリに割り付けられた補聴器のパラメータ値が常にバックエンドシステムに伝達されることを保証するために、聴力補助装置のパラメータ値にタイムスタンプが提供されると有利である。したがって、執筆されたブログエントリに、適合する補聴器のパラメータ値をそれぞれ割り付けることができ、これらをまとめてバックエンドシステムに伝達することができる。

0048

有利な実施形態では、聞取り状況に割り付けられたパラメータ値をバックエンドシステムに伝達することは、自動で行われる。好ましい代替実施形態では、聞取り状況に割り付けられたパラメータ値は、聴力補助装置の装着者によってバックエンドシステムに伝達される。特に好ましくは、ここで、聴力補助装置装着者によって変更された補聴器のパラメータ値のみがバックエンドシステムに伝達される。

0049

好適には、ブログエントリと、ブログエントリに割り付けられた補聴器のパラメータ値とをバックエンドシステムに伝達する前に、聞取り状況を記述しているブログエントリであるかどうかが決定される。ブログエントリが、聴力補助装置の装着者の聴覚的知覚に関係ない状況を記述している場合、そのブログエントリはさらには解析されない。

0050

ブログエントリが、聞取り状況を記述するブログエントリである場合、そのブログエントリは、補聴器の対応するパラメータ値と共に評価される。

0051

聞取り状況を記述するブログエントリであるかどうかの決定は、好ましくは、同様に言語解析に基づいて行われる。品詞(「PoS」)解析が特に有利であり、品詞解析では、単語がそれらの基本形に戻される。次いで、これらの基本形が単語カタログと比較され、そこから、それに対応して、ユーザ固有の聴覚的知覚に対するブログエントリの関係性が決定される。

0052

さらに好ましくは、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値を決定するために、抽出されたユーザ固有の変更希望が、提案システムに記憶されている変更提案と比較され、変更提案には、聴力補助装置に関する対応するパラメータ値が割り付けられている。これに関し、好ましくは、ユーザの主観的な聴覚的知覚を表す計算言語学的解析の各結果は、聞取り状況および/または聞取り対象のカタログ項目に振り分けられる。ここで、好適には、聞取り状況および/または聞取り対象のカタログは、前述したように聞取り状況および/または聞取り対象を含むリストである。

0053

本発明のさらに好ましい実施形態では、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値を決定するために、患者データベースを含む提案システムが使用される。患者データベースは、好ましくは、別の装着者の聴力補助装置を適合するために使用されたパラメータ値を含む。決定時、好適には、同一または同様の特性(例えば、難聴、メンタルフィットネス、または個人的嗜好)を有する別の患者の補聴器のパラメータ値が考慮に入れられる。決定において、既に過去に行われた特定の聞取り状況に適合するパラメータ値の計算との比較に基づくことができる。

0054

さらに、ユーザ固有の変更希望と提案システムに記憶されている変更提案との比較において、好適には、さらに、ブログエントリに割り付けられた補聴器のパラメータ値が考慮に入れられる。

0055

さらに、ブログエントリに割り付けられた補聴器のパラメータ値、および/または適合された補聴器のパラメータ値が視覚化されると有利である。視覚化は、好ましくは、同様の聞取り状況で、例えば同等の難聴ならびに同様の興味および認識能力を持つ別の装着者が、聴力補助装置の対応する調節によって既にどのように補助されたかの指摘を含む。

0056

計算言語学的解析は通常、解析すべきテキストの構文解析意味解析、および/または文脈解析を含む。好ましくは、計算言語学的解析において、ブログエントリの文構造が解析される。これは構文解析であり、ブログエントリは、文の構造および文の種類に関して解析される。文の種類としては、特に、発言文、質問文命令文識別される。ここで、構文は、言語構築が形成される規則を表す。次いで、それぞれの文の成分(主語動詞目的語副詞形容詞)が、聴覚的知覚および起こり得るネガティブな感情の連想に対する関係性について解析される。

0057

さらに好ましくは、計算言語学的解析において、ブログエントリの内容が解析される。これは意味解析であり、構文解析に基づいて行われる。意味論は、言語構造の意味を述べる。テキストの内容は、1つまたは複数の単語の意味内容が解析されることによって決定される。これには、言語の単語どうしの関係、および単語とその対象との関係の解析も含まれる。同様に、計算言語学的解析において、ブログエントリの文脈が解析されると有利である。

0058

本発明のさらなる有利な実施形態では、ウェブログは、音声信号の形態で、特に発話信号の形態で捕捉される。すなわち、本発明において、ユーザの発話された言語および/またはその環境が認識および捕捉される。これに関し、ユーザは、例えば既に状況の体験時に、状況に関連する心象言語認識ソフトウェアによって直接記録することができる。次いで、捕捉された音声信号(発話信号)から、同様にユーザ固有の変更希望が抽出され、それに基づいて、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値が決定され、これらのパラメータ値は、特定の聞取り状況に割り付けられた聴力補助装置のパラメータ値を適合させるためにユーザに提供される。

0059

捕捉された音声信号の対応する評価を可能にするために、これらは、好ましくは、言語処理モジュールによって処理される。言語処理モジュールにおいて、音声信号での言語は、テキスト情報に変換される。次いで、これらのテキスト情報は、コンピュータ言語的に解析され、前述したように、特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値を決定するためにさらに処理される。

0060

特に、本発明による方法において、音声信号からのテキスト情報を含むビデオデータを捕捉し、次いで、このビデオデータを本発明に従って解析してさらに処理することができる。

0061

以下、本発明の例示的実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。

図面の簡単な説明

0062

補聴器に関するパラメータ値を自動的に決定するための一連の方法ステップを示す図である。
ブログエントリに記述されている聞取り状況の時点での補聴器の実際のパラメータ値と、適合のために提案されるパラメータ値との比較プロットを示す図である。

実施例

0063

図1は、補聴器に関するパラメータ値を決定するための一連の方法ステップを示す。この例では、方法は、補聴器装着者の4つのブログエントリを含むウェブログに基づく。それらのブログエントリは、補聴器装着者が例えばインターネット対応スマートフォンを用いて執筆したものである。ブログエントリには、補聴器装着者の日常の状況が記述されており、連続型テキストで執筆されている。ここで、この方法により、補聴器装着者のブログエントリに基づいて、特定のユーザ固有の聞取り状況を考慮して最適化された聴力補助装置に関するパラメータ値を自動で決定することが可能である。

0064

まず、ブログエントリが、聴覚的知覚に関係するブログエントリであるかどうか判断される(ステップ1)。これは品詞(「PoS」)解析によって行われ、品詞解析では、単語がそれらの基本形に戻される。次いで、これらの基本形が単語カタログと比較され、そこから、それに対応して、ユーザ固有の聴覚的知覚に対するブログエントリの関係性が決定される。その投稿が関係ない場合、それ以上は解析されない。

0065

ブログエントリが補聴器装着者の聴覚的知覚に関係している場合、それらのブログエントリは、装着者に割り付けられた補聴器パラメータ値と共に、バックエンドシステム、この例ではサーバ上またはクラウド上で実行される提案システムに伝達される(ステップ2)。次いで、バックエンドシステムにおいて、ユーザ固有のブログエントリが計算言語学的に解析される(ステップ3)。

0066

補聴器装着者のウェブログは、例えば、以下のような時間的に連続するブログエントリを含むことがある。

0067

ブログエントリ1−2015年8月25日(火)18時8分:
「今日は、夫と買い物に行った。何でもかんでも聞こえすぎる。まずはいろいろな感覚慣れないと。」

0068

ブログエントリ2−2015年8月26日(水)11時26分:
たまに補聴器にちょっとイライラする。今食器洗い中に食器ぶつかり合ったときにすごく不快だった。」

0069

ブログエントリ3−2015年8月28日(金)21時46分:
「今日は、夕食のときにテラスで美しい夕焼けを楽しむことができた。新しい補聴器はとても良い感じ。でも、他の音の中からハルトムートの声を聞き取るのが少し難しかった。補聴器音響技師に聞いてもらうために、試しに10分間録音した。」

0070

ブログエントリ4−2015年8月29日(土)19時13分:
「前よりもずっとよく聞こえる。午後、コーヒーを飲んでいたときもよく聞こえた。スプーンコーヒーカップに当たったときなど、たまに聞こえすぎることがある。痛いくらいだった。」

0071

これらのブログエントリに基づいて、計算言語学的解析によって、補聴器装着者の主観的な聴覚的感覚に関する情報を得ることができる。構文解析において、ブログエントリは、文の構造化および文の種類に関して調べられる。文の種類としては、特に、発言文、質問文、命令文が識別される。次いで、それぞれの文の成分(主語、動詞、目的語、副詞、形容詞)が、聴覚的知覚および起こり得るネガティブな感情の連想に対する関係性について解析される。

0072

ブログエントリ1では、補聴器装着者は、全般的に買い物での状況を記述している。このブログエントリには、ポジティブおよび/またはネガティブな感情または聴覚に関わる内容はなく、このブログエントリの計算言語学的解析は行われない。

0073

逆に、第2のブログエントリでは、補聴器装着者は、聴覚に関わる望ましくない聞取り状況を記述している。このブログエントリは、計算言語学的解析を施される。補聴器装着者は、食器洗い中のガチャガチャ音をうるさいと感じていることが明らかである(「イライラ」、「不快」)。これらのネガティブな感情は、「食器」の「ぶつかり」と、執筆者の補聴器とに関連付けられる。

0074

ブログエントリ3にも、補聴器装着者が体験した別の聞取り状況における補聴器装着者のネガティブな感覚が記述されている。この第3のエントリから、周囲音(「他の音の中から」)が明らかに大きすぎたので、補聴器装着者は、明らかに、話し相手のハルトムートの声を常には正しく聞き取ることができなかったことが分かる。そのため、補聴器装着者は、補聴器音響技師に会話の録音を聞かせたいと思っている。その後、そのような録音は、適合された補聴器パラメータを決定する際に考慮に入れることができる。

0075

次のブログエントリ4は、音響技師を訪ねた後、聴覚的知覚の改良を明らかに達成することができたことを示している。しかし、これは良く聞こえすぎてしまうようで、補聴器装着者は、再びうるさいと感じている(「聞こえすぎる」、「スプーン」、「コーヒーカップ」、「当たる」)。

0076

ブログエントリの構文解析に基づいて、意味解析が行われる。意味解析において、構文解析の結果、特に、ユーザの知覚および望みに対する単語の関係が解析される。その結果、例えば、ユーザがポジティブな知覚を感じていることが分かり、これは、「夕焼け」と「楽しむ」との関係から導き出される。しかし、この知覚は、聴力補助装置の装着者の聴覚的知覚には関係せず、したがってさらには解析されない。

0077

逆に、語「難しい」と「ハルトムートの声を聞き取る」との関係、「不快」と「食器がぶつかり合う」との関係、および「すぎる」と「スプーンが当たる」との関係から、執筆者が、聴覚的知覚と関連するネガティブな知覚を有していたという結論が得られ、したがって、この聴覚的知覚に関して補償手段が見出されるべきである。内容的には、聴覚的感覚(聞取りの意図、すなわち聞取り対象と同義である)に関する不満である。

0078

ハルトムート(固有名詞)は、より良く聞き取れることが重要な対象の人物である(言語の聞取り)。ぶつかり合う食器の音は低減すべきである。スプーンがぶつかることにより生じる音のパルスはなくされるべきである。さらに、意味解析によって、聴覚的感覚に関する直に表現された望みを抽出することができる。したがって、例えば、ブログエントリ「コンサートバス音がもっと良く聞こえるようになればいいな」から、「バス音」と「もっと良く聞こえ」との語の連関を取得することができる。これは同時に聞取り対象でもある。

0079

ここで、計算言語学的解析の結果、特に意味解析の結果は、補聴器装着者の主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた結果に絞り込まれる(ステップ4)。

0080

すなわち、結果がフィルタリングされて、補聴器装着者の主観的な聞こえ方に関係する結果になる。すなわち、例として述べたブログエントリでは、夕焼けの知覚に関する部分(ブログエントリ3)は、聴力とは無関係なのでフィルタ除去される。したがって、フィルタ除去後の結果は、補聴システム装着者の主観的な聴覚的知覚または聞取り対象を表す。

0081

ここで、補聴器装着者の主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた結果に対して、特に補聴システム装着者の望みおよび/または不満を考慮に入れたユーザ固有の変更処置が得られる。

0082

これに関して、補聴器装着者の主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた計算言語学的解析結果が、提案システムに記憶されている変更提案と比較される(ステップ5)。これらの変更提案には、聴力補助装置に関する対応するパラメータ値が割り付けられている。これに関して、提案システムは患者データベースを含み、患者データベースには、対応する聞取り状況において別の補聴器装着者の補聴器の適合に使用されたパラメータ値が変更提案として記憶されている。

0083

これは、例えば聞取り対象のカタログ項目、すなわち主観的な聞取りの過程で知られている、または一般的な対象のリストである。聞取り対象として、例えば、言語の聞取り、音楽鑑賞、方向の聞取り、および風の音の抑制が考えられる。カタログは、好ましくは、周囲音に割り付けられるパラメータ値も含む。周囲音に関する例は、道路交通、カクテルパーティー、映画館テレビ、コンサートホール、自然/屋外、電話、または自動車内での状況である。好ましくは、例えば音楽、声、ならびにモータ、機械、および車両による騒音など周囲音の反響または音量および種類など、音響的背景に関する情報もカタログに含まれる。

0084

したがって、提案システムは、変更されるパラメータ値の決定において参照データベースとして使用されて、補聴器装着者の主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた計算言語学的解析結果を、既に過去に行われ、この時点では記憶されている計算と比較する。

0085

ここで、各ユーザ固有の変更希望(ユーザの主観的な聴覚的知覚に焦点を当てた絞り込まれた結果から抽出される)に、対応するカタログ項目、すなわちユーザ固有の変更希望に対応する変更提案が振り分けられる(ステップ6)。前述のブログエントリに関連して、カタログ項目として、「食器のぶつかり合い」、「人の声の聞取り」、および「スプーンが当たる」が提案システムに記憶されている。例えば、ブログエントリ2によれば、食器のぶつかり合いが補聴器装着者にとって不快であることが明らかである。そこで、この結果は、カタログ項目「食器のぶつかり合い」に振り分けられる。

0086

次いで、ユーザ固有の変更希望とカタログ項目との得られた各対ごとに、(意味解析および文脈解析からの結果に関連して)特定の聞取り状況に適合されるパラメータ値が決定される(ステップ7)。ここで、これらの適合されるパラメータ値は、補聴器装着者のユーザ固有の変更希望に対応する。

0087

新規パラメータセット、すなわちユーザ固有の変更希望に基づいてそれぞれの聞取り状況に適合された補聴器に関するパラメータ値は、さらなる使用または利用のために、補聴器装着者(ステップ8)および/または担当の補聴器音響技師(ステップ9)に提供される。適合されたパラメータ値が、補聴器でのプログラミングを行うために装着者に提供されるとき、この装着者は、対応する提案を選択的に承諾または拒否するという選択肢を有する。

0088

代替として、適合されるパラメータ値の決定は、以下に述べるように行うこともできる。聞取り対象および実際のパラメータ値に加えて、ユーザの所見データを評価することができる。これらの計算アルゴリズムは、聴力補助装置装着者の所見データ、パラメータ値、およびユーザ固有の変更希望を入力データとして利用する。

0089

すなわち、新たに提案されるパラメータ値の決定は、聴力補助装置製造業者によって設計された計算アルゴリズムによって行われ、これらの計算アルゴリズムは、ここではさらに患者の所見データにも関連する。計算アルゴリズムは、特に提案システムに記憶されている。それにより、結果は、ユーザ特性に対応して区別され、したがって、例えば言語の聞取りに関して、イタリア語を母国語とする人には、ドイツ語を母国語とする人とは異なる周波数応答設計を提供することができる。

0090

基本的に、難聴(一般に知られている最も本質的な特徴として)または難聴分類の他に、例えば、年齢;性別;メンタルフィットネスに関する尺度値血圧値;母国語がいわゆる「声調」言語(例えば中国語)であるかどうかの情報など、様々な所見的特徴が考慮に入れられる。

0091

補聴器音響技師(HCP:Hearing Care Professional)との相談目的の面談および/または適合目的の面談の際、ここまでに収集されたデータ、すなわち、補聴器装着者のウェブログまたはブログエントリ、聞取り状況が体験された時点での補聴器の実際のパラメータ値、および提案システムによって計算された適合されたパラメータ値が補聴器音響技師に利用可能である。

0092

さらに、聞取り状況が体験された時点での補聴器の実際のパラメータ値、および適合されたパラメータ値は、補聴器音響技師に視覚化される。ここで、視覚化は、特に、同等の難聴であり、例えばこの聞取り対象に関係する同等の興味および認識能力を持つ別の補聴器装着者が、対応する補聴器調節によって既にどのように補助されたかに関する指摘を含む。

0093

ここで、補聴器音響技師には、新たに適合された提案値を承諾するか、またはもう一度修正して、その後で承諾するかの選択肢が与えられる。この際、補聴器音響技師は、自分の職業経験、適合目的の面談で述べられた補聴器装着者の感覚の評価、同様の特性を有する補聴器装着者に関する新たに計算されたパラメータ値との比較を考慮して、適合されたパラメータ値を導き出すことができる。次いで、このプロセスは、患者の聴力補助装置への新たなパラメータ値の伝達によって終了される(ステップ10)。

0094

図2は、補聴器の実際のパラメータ値と、提案システムによって計算された適合されたパラメータ値とが視覚化されたプロット11を示す。ここでは、周波数[kHz]に対して圧縮比がプロットされている。プロットは3つのパーセンタイル12、13、14を示し、これらは、統計分布の分散に関する尺度となり、大きな対照群の値に基づく。例として1kHzでの50%(パーセンタイル13)を説明すると、これは、補聴器の50%において圧縮比が2.3よりも高く調節されており、補聴器の50%が2.3未満の圧縮比を有することを意味する。

0095

補聴器音響技師および補聴器装着者には、この例では、適合されたパラメータ値として例えば2.3を超える圧縮比、すなわち例えば50%を超えるパーセンタイルが提供され、これは、ユーザ固有の変更希望に基づいて、提案システムによって、特定の聞取り状況に合ったパラメータ値として決定された(曲線15)。この値は、元のパラメータ値、すなわち聞取り状況が体験された時点に聴力補助装置で調節されていたパラメータ値とは異なる(曲線16)。ここでは、圧縮比は、1kHzで約2.1の値である。

0096

ここで、適合されたパラメータ値を聴力補助装置にプログラミングすることができる。次いで、補聴器装着者は、同等の状況で、補聴器パラメータの現在の調節が自分の望んでいる聴覚的知覚に対応しているかどうか、およびどれほど対応しているかをテストすることができる。さらなる変更が望まれる場合、もう一度変更されたパラメータ値を決定し、それに対応して補聴器の調節を適合させることができる。

0097

1 方法ステップ
2 方法ステップ
3 方法ステップ
4 方法ステップ
5 方法ステップ
7 方法ステップ
8 方法ステップ
9 方法ステップ
10 方法ステップ
11プロット
12 25%-パーセンタイル
13 50%-パーセンタイル
14 75%-パーセンタイル
15適合/提案されたパラメータ値の曲線
16 元のパラメータ値の曲線

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