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技術 接地用クリップ

出願人 株式会社ニフコ
発明者 森大輔
出願日 2016年5月31日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-108855
公開日 2017年12月7日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-216120
状態 特許登録済
技術分野 接触部材の形状・材質及び接続の絶縁 推進装置の冷却,吸排気,燃料タンクの配置
主要キーワード 断面外郭形状 導入案内 炭素繊維強化プラスチック製 コンタクト体 ピン体 接地処理 辺側側面 弾性挟持片
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月7日)のものです。
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図面 (20)

課題

接地用クリップに、接地処理対象を非導電性取付対象に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地処理対象を基準電位体に電気的に接続させる機能とを、適切に備えさせる。

解決手段

接地処理対象1に電気的に接続されると共に、非導電性の取付対象2に形成された取付穴2cにはめ込まれて前記接地処理対象1を前記取付対象2に連結させる導電性樹脂製グロメット体4と、前記グロメット体4に組み合わされると共に、前記グロメット体4のはめ込み先側Fwに位置される基準電位体3に対する弾性接触部50を備えた金属製のコンタクト体5とを備えてなる。

概要

背景

基準電位体の開口に弾性変形により収縮しつつ挿入される挿入部と、挿入後の弾性復帰により前記開口に係合される係合部とを備えた炭素繊維強化プラスチック製接地用端子として、特許文献1に示されるものがある。

しかるに、特許文献1のものは、基準電位体に絶縁電線を連結させるものにすぎない。また、接地用端子は、プラスチック製であるため、その弾性力永続的に維持されるものではない。プラスチック製品は、特に高温且つ高応力下ではクリープ変形により弾性力の低下が生じやすくなる。前記接地用端子の弾性力が低下した場合、前記基準電位体との係合状態、つまり、前記絶縁電線と前記基準電位体との電気的接続状態が損なわれることとなる。

概要

接地用クリップに、接地処理対象を非導電性取付対象に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地処理対象を基準電位体に電気的に接続させる機能とを、適切に備えさせる。接地処理対象1に電気的に接続されると共に、非導電性の取付対象2に形成された取付穴2cにはめ込まれて前記接地処理対象1を前記取付対象2に連結させる導電性樹脂製グロメット体4と、前記グロメット体4に組み合わされると共に、前記グロメット体4のはめ込み先側Fwに位置される基準電位体3に対する弾性接触部50を備えた金属製のコンタクト体5とを備えてなる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

接地処理対象に電気的に接続されると共に、非導電性取付対象に形成された取付穴にはめ込まれて前記接地処理対象を前記取付対象に連結させる導電性樹脂製グロメット体と、前記グロメット体に組み合わされると共に、前記グロメット体のはめ込み先側に位置される基準電位体に対する弾性接触部を備えた金属製のコンタクト体とを備えてなる、接地用クリップ

請求項2

前記グロメット体は、中心部を挟んだ両側にそれぞれ壁部を有しており、前記コンタクト体は、前記中心部と前記壁部との間に形成された差込隙間に前記グロメット体の先端側から差し込まれる一対の弾性係合片を有しており、前記差込隙間への差し込み終了位置での前記弾性係合片の弾性復帰によって前記差込隙間の出口部分に前記弾性係合片の係合部が係合されるようにしてなる、請求項1に記載の接地用クリップ。

請求項3

前記コンタクト体は、前記差込隙間に前記グロメット体の先端側から差し込まれる一対の弾性挟持片を有しており、前記一対の弾性挟持片間で前記中心部を挟み付けた状態で前記グロメット体に組み合わされるようにしてなる、請求項2に記載の接地用クリップ。

請求項4

前記グロメット体の前記中心部は、前記グロメット体の先端側を閉塞させ、基部側を開放させた筒状を呈していると共に、前記中心部に前記基部側からはめ込まれるピン体を有しており、前記接地処理対象の一部に形成された穴に挿通させた前記ピン体を前記中心部にはめ込むことで、前記接地処理対象と前記グロメット体とを電気的に接続させるようにしてなる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の接地用クリップ。

請求項5

前記グロメット体は、基部側にフランジを有していると共に、前記フランジと前記取付穴との間を液密シールするパッキン体を備えてなる、請求項4に記載の接地用クリップ。

請求項6

前記接地処理対象を、自動車給油口のキャップとこれに接続された導電性テザーとし、前記取付対象を、内側を給油ガン導入空間とする給油口形成部材とし、前記基準電位体を、自動車のボディパネルとしてなる、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の接地用クリップ。

技術分野

0001

この発明は、接地処理対象を非導電性取付対象に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地対象物基準電位体に電気的に接続させる機能とを併せ持った接地用クリップに関する。

背景技術

0002

基準電位体の開口に弾性変形により収縮しつつ挿入される挿入部と、挿入後の弾性復帰により前記開口に係合される係合部とを備えた炭素繊維強化プラスチック製接地用端子として、特許文献1に示されるものがある。

0003

しかるに、特許文献1のものは、基準電位体に絶縁電線を連結させるものにすぎない。また、接地用端子は、プラスチック製であるため、その弾性力永続的に維持されるものではない。プラスチック製品は、特に高温且つ高応力下ではクリープ変形により弾性力の低下が生じやすくなる。前記接地用端子の弾性力が低下した場合、前記基準電位体との係合状態、つまり、前記絶縁電線と前記基準電位体との電気的接続状態が損なわれることとなる。

先行技術

0004

特開2013−222527号公報

発明が解決しようとする課題

0005

この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の接地用クリップに、接地処理対象を非導電性の取付対象に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地処理対象を基準電位体に電気的に接続させる機能とを、適切に備えさせる点にある。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を達成するために、この発明にあっては、接地用クリップを、接地処理対象に電気的に接続されると共に、非導電性の取付対象に形成された取付穴にはめ込まれて前記接地処理対象を前記取付対象に連結させる導電性樹脂製グロメット体と、
前記グロメット体に組み合わされると共に、前記グロメット体のはめ込み先側に位置される基準電位体に対する弾性接触部を備えた金属製のコンタクト体とを備えてなる、ものとした。

0007

前記弾性接触部の前記基準電位体への接触により、前記接地処理対象を、前記取付穴が前記取付対象に設けられている場合であっても、接地用クリップを介して前記基準電位体に適切に電気的に接続させることができる。前記弾性接触部は、金属製のコンタクト体の一部よりなることから、弾性変形力は経時的に失われ難く、一定の弾性力を持って前記基準電位体に接触し続ける。また、前記弾性接触部は、一定の弾性力を持って前記基準電位体としてのボディパネルに接触し得ることから、前記取付穴と前記基準電位体の接点となる箇所との位置関係に若干の誤差がある場合であっても、この誤差を吸収して前記弾性接触部を前記基準電位体に接触させることができる。

0008

前記グロメット体を、中心部を挟んだ両側にそれぞれ壁部を有したものとし、
前記コンタクト体を、前記中心部と前記壁部との間に形成された差込隙間に前記グロメット体の先端側から差し込まれる一対の弾性係合片を有したものとし、
前記差込隙間への差し込み終了位置での前記弾性係合片の弾性復帰によって前記差込隙間の出口部分に前記弾性係合片の係合部が係合されるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。

0009

また、前記コンタクト体を、前記差込隙間に前記グロメット体の先端側から差し込まれる一対の弾性挟持片を有したものとし、
前記一対の弾性挟持片間で前記中心部を挟み付けた状態で前記グロメット体に組み合わされるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。

0010

また、前記グロメット体の前記中心部を、前記グロメット体の先端側を閉塞させ、基部側を開放させた筒状を呈したものとすると共に、
前記接地用クリップは、前記中心部に前記基部側からはめ込まれるピン体を有したものとし、
前記接地処理対象の一部に形成された穴に挿通させた前記ピン体を前記中心部にはめ込むことで、前記接地処理対象と前記グロメット体とを電気的に接続させるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。

0011

また、前記グロメット体は、基部側にフランジを有していると共に、
前記フランジと前記取付穴との間を液密シールするパッキン体を備えてなるものとすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。

0012

また、前記接地処理対象を、自動車給油口のキャップとこれに接続された導電性テザーとし、
前記取付対象を、内側を給油ガン導入空間とする給油口形成部材とし、
前記基準電位体を、自動車のボディパネルとし、
前記接地用クリップによって前記キャップを前記給油口形成部材側に接地処理状態で接続させるようにすることが、この発明の好ましい態様の一つとされる。

発明の効果

0013

この発明によれば、接地用クリップに、接地処理対象を非導電性の取付対象に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地処理対象を基準電位体に電気的に接続させる機能とを、適切に備えさせることが可能となる。

図面の簡単な説明

0014

図1は、この発明の一実施の形態にかかる接地用クリップの分解斜視図である。
図2は、前記接地用クリップの分解斜視図である。
図3は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、斜視図である。
図4は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、斜視図である。
図5は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、側面図である。
図6は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、側面図である。
図7は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、平面図である。
図8は、前記接地用クリップを、ピン体を除いて表した、底面図である。
図9は、図5におけるB−B線位置での断面図である。
図10は、図5におけるA−A線位置での断面図である。
図11は、前記接地用クリップを構成するグロメット体の側面図である。
図12は、前記グロメット体の側面図である。
図13は、図11におけるC−C線位置での断面図である。
図14は、図12におけるD−D線位置での断面図である。
図15は、図12におけるE−E線位置での断面図である。
図16は、図12におけるF−F線位置での断面図である。
図17は、前記接地用クリップを構成するコンタクト体の平面図である。
図18は、前記コンタクト体の側面図である。
図19は、前記コンタクト体の側面図である。
図20は、取付対象に接地用クリップを介して接地処理対象の一部を連結させた状態を示した要部斜視図である。
図21は、図20の状態の断面構成図である。
図22は、取付対象に形成される接地用クリップのグロメット体の取付穴を示した取付対象の要部平面図である。

実施例

0015

以下、図1図22に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる接地用クリップは、接地処理対象1を非導電性の取付対象2に連結させる機能と、この連結に伴って前記接地処理対象1を基準電位体3に電気的に接続させる機能とを併せ持ったものである。

0016

図21は、前記接地処理対象1を、自動車の給油口のキャップ(図示は省略する。)とこれに接続された導電性のテザー1aとし、前記取付対象2を、内側を給油ガンの導入空間2bとする給油口形成部材2aとし、前記基準電位体3を、自動車のボディパネル3aとした例を示している。

0017

給油口形成部材2aは非導電性の合成樹脂から構成されるが、接地用クリップはテザー1aを介してキャップと接続され、また、給油口形成部材2aの内面側に位置されるボディパネル3aに後述のコンタクト体5の弾性接触部50を接触させることから、キャップは接地処理された状態で給油口形成部材2aに接続される。

0018

図示の例では、前記接地処理対象1の一部としての前記テザー1aの一端部に形成された穴1bに挿通させた後述のピン体6を後述のグロメット体4の中心部41aにはめ込むことで、前記接地処理対象1と前記グロメット体4とを電気的に接続させるようにしている。これにより、図示の例では、前記ピン体6を中心としてテザー1aの他端部に接続されている前記キャップは旋回可能な状態で給油口形成部材2aに接続されるようになっている。

0019

この実施の形態にあっては、前記接地用クリップは、グロメット体4と、コンタクト体5と、ピン体6、パッキン体7とから構成されている。

0020

グロメット体4は、導電性樹脂製である。ピン体6も、典型的には導電性を備えた材料から構成され、典型的には導電性樹脂製とするのが好ましい。コンタクト体5は、金属製であり導電性を備えている。

0021

(グロメット体4)
グロメット体4は、接地処理対象1に電気的に接続されると共に、非導電性の取付対象2に形成された取付穴2cにはめ込まれて前記接地処理対象1を前記取付対象2に連結させる構成となっている。

0022

図示の例では、グロメット体4は、円板状の頭部40と、前記取付穴2cへのはめ込み部41とを備えている。頭部40は前記取付穴2cに入り込まない大きさを持っている。この頭部40により、グロメット体4はその基部44側に外鍔状をなすフランジ42を備えている。頭部40とはめ込み部41とは、頭部40の一面側で一体化されている。

0023

はめ込み部41は、中心部41aと、壁部41gと、両者の間に形成された差込隙間41hとを有している。

0024

中心部41aは、グロメット体4の先端43側、つまり、前記取付穴2cに対するグロメット体4の導入側となる側を閉塞させ、これと反対の基部44側を開放させた筒状を呈している。中心部41aは前記基部44側で前記頭部40と一体化されている。図示の例では、中心部41aは、はめ込み方向x(図5参照)に直交する向きでの断面外郭形状長方形とした角筒状を呈している。前記頭部40には前記ピン体6の導入穴40aが形成されており、この導入穴40aは中心部41aの内部に連通している。

0025

前記中心部41aは、グロメット体4の基部44側でのみ開放されていることから、前記接地処理対象1の一部としてのテザー1aを取付対象2としての給油口形成部材2aに取り付けた状態において、グロメット体4の中心部41aを通じて雨水などが自動車の車内側に入り込むことはない。

0026

前記中心部41aにおける四つのコーナ部にはそれぞれ、前記中心部41aの長辺側側面部41bに直交する向きに突き出すリブ状部41cが形成されている。

0027

前記壁部41gは、前記中心部41aの二箇所の長辺側側面部41bの外方にそれぞれ形成されている。前記壁部41gは、一つの長辺側側面部41bの両側に位置される前記リブ状部41c、41c間に架設された帯板状を呈している。壁部41gはグロメット体4の先端43と基部44との間となる位置に設けられている。

0028

前記壁部41gにおけるグロメット体4の基部44側に向いた縁部により前記差込隙間41hの出口部分41iが形成されている。また、前記壁部41gにおけるグロメット体4の先端43側に向いた縁部により前記差込隙間41hの入り口部分41jが形成されている。

0029

また、前記中心部41aの二箇所の長辺側側面部41b、41bの外方にはそれぞれ、前記取付穴2cにグロメット体4を導入したときに、導入先側、つまり、はめ込み先側Fw(図21参照)において前記取付穴2cに係合される係合部分41dが形成されている。

0030

図示の例では、前記係合部分41dは、前記壁部41gにおけるグロメット体4の基部44側に向いた縁部より前記頭部40側に向けて突き出す弾性片によって構成されている。弾性片の内面は壁部41gの内面と同面上に位置される。弾性片の外面は壁部41gとの連接側から離れるに従って弾性片の厚さを漸増させる傾斜面41eとなっている。

0031

また、図示の例では、前記係合部分41dは、前記中心部41aの長辺側側面部41bを左右に実質的に二分する前記はめ込み方向xに沿った直線y(図5参照)を挟んだ一方側に形成されている。すなわち、前記差込隙間41hの出口部分41iは、前記直線yを挟んだ他方側に形成されている。

0032

図示の例では、二箇所の長辺側側面部41b、41bの一方の外側に形成された係合部分41dと出口部分41iに対し、二箇所の長辺側側面部41b、41bの他方の外側に形成された係合部分41dと出口部分41iは、前記中心部41aの軸中心z(図14参照)を中心とした点対称となる位置に配されるようになっている。

0033

前記取付穴2cは、図示の例では、前記はめ込み部41の中心部41aの断面外郭形状に倣った長方形の主穴部2dと、この主穴部2dの二箇所の幅側穴縁部の一方の中間位置に形成された凹部2eとを備えている。主穴部2dの二箇所の長さ側穴縁部2f、2f間の距離は、前記グロメット体4の二箇所の係合部分41d、41dを構成する弾性片における前記基部44側での外面間の距離よりやや小さい。また、グロメット体4の頭部40と前記係合部分41dを構成する弾性片の前記基部44側の端部との距離は、前記取付穴2cの形成箇所での給油口形成部材2aの厚さと実質的に等しくなっている。これにより、図示の例では、前記取付穴2cに自動車の車外側からグロメット体4を導入すると、二箇所の係合部分41dを構成する弾性片を内向きに撓ませながらこの導入が許容されると共に、導入終了位置における前記係合部分41dを構成する弾性片の撓み戻しによりこの係合部分41dを構成する弾性片と前記頭部40とにより内外から前記の間で取付穴2cの形成箇所を挟み、これにより前記取付穴2cへの前記グロメット体4のはめ込みがなされるようになっている。

0034

(コンタクト体5)
コンタクト体5は、前記グロメット体4に組み合わされると共に、前記グロメット体4のはめ込み先側Fwに位置される基準電位体3に対する弾性接触部50を備えた構成となっている。

0035

また、前記コンタクト体5は、前記中心部41aと前記壁部41gとの間に形成された差込隙間41hに前記グロメット体4の先端43側から差し込まれる一対の弾性係合片51、51を有している。そして、前記コンタクト体5は、前記差込隙間41hへの差し込み終了位置での前記弾性係合片51の弾性復帰によって前記差込隙間41hの出口部分41iに前記弾性係合片51の係合部51bを係合させるようになっている。

0036

また、前記コンタクト体5は、前記差込隙間41hに前記グロメット体4の先端43側から差し込まれる一対の弾性挟持片52、52を有している。そして、前記コンタクト体5は、前記一対の弾性挟持片52、52間で前記中心部41aを挟み付けた状態で前記グロメット体4に組み合わされるようになっている。

0037

図示の例では、前記コンタクト体5は、金属板に切断と折り曲げを施して構成されている。

0038

前記コンタクト体5は、実質的に長方形状をなす基板部53を有している。

0039

前記基板部53の二箇所の幅側辺部53a、53aの一方に帯板状を呈する弾性接触部50の基部側が一体に接続されており、弾性接触部50は前記基板部53から突き出す腕状を呈している。弾性接触部50は、その先端に近づくに連れて前記基板部53の幅側辺部53aとの距離を漸増させる傾斜を持つように突き出している。また、弾性接触部50の先端は前記基板部53の幅側辺部53a側に折り返されており、弾性接触部50における基板部53に向けられた側と反対の外側に、前記折り返しによる肩部50aが形成されている。

0040

また、前記コンタクト体5は、前記基板部53の二箇所の長さ側辺部53b、53bを屈曲箇所として折り曲げられて前記基板部53に実質的に直交する向きに立ち上がる二箇所の立ち上がり部54、54を備えている。二箇所の立ち上がり部54、54にはそれぞれ、その先端から立ち上がり方向中程の位置に至る割り溝55が形成されており、この割り溝55によって二箇所の立ち上がり部54、54にそれぞれ、前記弾性係合片51と前記弾性挟持片52とが形成されている。

0041

図示の例では、前記基板部53の二箇所の長さ側辺部53bの一方側に形成された弾性係合片51と弾性挟持片52に対し、前記基板部53の二箇所の長さ側辺部53bの一方側に形成された弾性係合片51と弾性挟持片52は、前記基板部53の中心z’(図17参照)を中心とした点対称となる位置に配されるようになっている。

0042

前記基板部53の幅側辺部53a側からコンタクト体5を見た状態において(図19参照)一対の弾性係合片51、51は概ねその上端側に形成された前記係合部51bとなる屈曲部に近づくに連れて一対の弾性係合片51、51間の距離を漸増させる形態となっている。弾性係合片51の前記係合部51bとなる屈曲部より上方は一対の弾性係合片51、51間の距離を漸減させる向きに傾斜した導入案内部51aとなっている。

0043

一方、前記基板部53の幅側辺部53a側からコンタクト体5を見た状態において(図19参照)一対の弾性挟持片52、52は概ねその先端に近づくに連れて一対の弾性挟持片52、52間の距離を漸減させる形態となっている。

0044

前記グロメット体4の先端43に前記コンタクト体5の基板部53を向き合わせ、かつ、前記グロメット体4の二箇所の差込隙間41hに前記入り口部分41j側からそれぞれ対応する弾性係合片51と弾性挟持片52を差し込むようにすると、一対の弾性挟持片52、52がそれぞれ前記中心部41aの長辺側側面部41bに摺接してこの中心部41aを挟み付ける。これにより前記一対の弾性係合片51、51はそれぞれ、前記差込隙間41hの入り口部分41jに引っかかることなく前記差込隙間41h内に導入案内部51aを導入させるようになっている。前記グロメット体4の先端43に前記コンタクト体5の基板部53が突き当たる位置まで前記差込隙間41hに前記弾性係合片51と前記弾性挟持片52が差し込まれると、弾性係合片51は外向きに撓みだし、前記係合部51bとなる屈曲部は前記差込隙間41hの出口部分41iに引っかかり、前記差込隙間41hからの前記弾性係合片51及び前記弾性挟持片52の抜け出しが阻止されるようになっている。これらにより、前記グロメット体4と前記コンタクト体5との組み合わせ状態が維持されるようになっている。

0045

前記グロメット体4と前記コンタクト体5とは、前記弾性係合片51と前記弾性挟持片52とにより適切に電気的に接続される。

0046

前記取付穴2cへの前記グロメット体4のはめ込みにあたり、前記弾性接触部50は、前記凹部2eを通じて前記取付穴2cのはめ込み先側Fwに進入するようになっている。図示の例では、このように進入された前記弾性接触部50は前記給油口形成部材2aの車内側に位置されるボディパネル3aの縁部に対し前記基板部53に近づく向きにやや弾性変形した状態で接触するようになっている。

0047

前記弾性接触部50の前記基準電位体3としてのボディパネル3aへの接触により、前記接地処理対象1としてのテザー1a及びキャップを、前記取付穴2cが前記取付対象2としての給油口形成部材2aに設けられている場合であっても、接地用クリップを介して前記基準電位体3に適切に電気的に接続させることができる。前記弾性接触部50は、金属製のコンタクト体5の一部よりなることから、弾性変形力は経時的に失われ難く、一定の弾性力を持って前記基準電位体3としてのボディパネル3aに接触し続ける。また、前記弾性接触部50は、一定の弾性力を持って前記基準電位体3としてのボディパネル3aに接触し得ることから、前記取付穴2cと前記基準電位体3としてのボディパネル3aの接地のための接点となる箇所3bとの位置関係に若干の誤差がある場合であっても、この誤差を吸収して前記弾性接触部50を前記基準電位体3としてのボディパネル3aに接触させることができる。

0048

図示の例では、取付穴2cにはめ込まれたグロメット体4に対し、これを抜き出す呈での大きな外力が作用された場合、前記コンタクト体5の弾性接触部50の肩部50aの形状により、弾性接触部50は前記基板部53に近づく向きの弾性変形をしながら前記凹部2eを通過し、グロメット体4と分離することなく、グロメット体4と一緒に前記取付対象2としての給油口形成部材2aから外れるようになっている。

0049

(ピン体6)
ピン体6は、円板状の頭部6aと、この頭部6aの一面側の中心から突き出す軸部6bとを備えた構成となっている。軸部6bの先端と基部との間にはくびれ部6cが形成されている。前記グロメット体4の中心部41a内には、前記くびれ部6cに対する隆起部41fが形成されている。前記中心部41a内にピン体6の軸部6bを導入すると、ピン体6の先端が隆起部41fに当たって中心部41aが弾性変形してさらに奥へのピン体6の導入を許容するようになっている。ピン体6の頭部6aとグロメット体4の頭部6aとの間で接地処理対象1の一部としてのテザー1aの一端部を挟み込む位置まで中心部41a内にピン体6が導入されると中心部41a側が弾性復帰してくびれ部6cに隆起部41fが係合されるようになっている。

0050

(パッキン体7)
パッキン体7は、前記グロメット体4の頭部6aにより形成される前記フランジ42と前記取付穴2cとの間を液密にシールする構成となっている。グロメット体4は前記中心部41aの断面外郭形状に倣ったグロメット体4の通し穴7aを有し、この通し穴7aにグロメット体4のはめ込み部41を通して前記フランジ42にその一面を接しさせるようにしてグロメット体4に備えられる。

0051

前記のように接地処理対象1の一部としてのテザー1aを取付対象2としての給油口形成部材2aに取り付けた状態において、グロメット体4の中心部41aを通じて雨水などが自動車の車内側に入り込むことはない。それと共に、グロメット体4と取付穴2cとの間からも、前記パッキン体7によって雨水などが自動車の車内側に入り込まないようになっている。

0052

なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施形態を含むものである。

0053

1接地処理対象
2取付対象
2c取付穴
3基準電位体
4グロメット体
5コンタクト体
50弾性接触部
Fw はめ込み先側

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