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技術 建築支援システム

出願人 凰建設株式会社
発明者 森亨介
出願日 2016年5月31日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-108156
公開日 2017年12月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-215704
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 設計品 面積係数 選択項 窓面積 太陽光温水器 熱損失量 ハウスメーカ 換算定数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月7日)のものです。
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図面 (7)

課題

顧客の希望するランニングコスト生活スタイルに基づいて建てるべき建物提示することが可能な建築支援ステムを提供する。

解決手段

建築支援システム1に、希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2c、を入力するための入力手段2と、各種データが記憶されているデータベース3と、入力された希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cとデータベース3から抽出されたデータ等から、建物の性能を表す熱損失係数を算出する熱損失係数算出手段20と、入力された希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cとデータベース3から抽出されたデータと算出された熱損失係数とから建物の性能を表す外皮平均熱貫流率を算出する外皮平均熱貫流率算出手段21と、算出された熱損失係数及び外皮平均熱貫流率を出力する出力手段5と、を備える。

概要

背景

近年、建物における冷暖房省エネルギー化に関する関心が高まっており、ハウスメーカでは、自社の建物の省エネルギー化に関する性能として、熱損失係数Q値)を表示するようにしている。熱損失係数は、「建物の床、壁、及び屋根(又は天井)、の各部位の熱損失の合計」から「建物の換気による熱損失量」を引いたものを、「建物の床面積」で割ったものであり、数値が小さいほど、建物の断熱性能が高いことを表している。

ところが、顧客にとっては、熱損失係数の表示だけでは建物の良さが判り辛いため、熱損失係数から、例えば一か月間の電気料金を算出して顧客に提示することで、建物の性能を理解し易いようにしていた。熱損失係数から一か月間の電気料金を算出する計算方法は、まず、熱損失係数と、「建物の床面積(数)」と、「建物内外の温度差」とで、当該建物における一秒間に外部へ逃げる熱量を算出し、これを、一か月間に外部へ逃げる熱量に換算する。そして、一か月間に外部へ逃げる熱量と、「エアコンによる熱量」と、「エアコンの熱変換効率」とで、一か月間の使用電気量を算出し、一か月間の使用電気量から一か月間の電気料金(冷暖房費)を算出していた。

しかしながら、上記の計算方法では、エアコンを一日中稼働させていることを前提としており、算出された冷暖房費が実際よりも高くなる問題があった。これに対して、顧客の現在の冷暖房費やエアコンの性能等を用いて補正を行うことで、希望する建物(熱損失係数)に対してより現実に近い冷暖房費を算出することができるものが(特許文献1)。この特許文献1の技術によれば、より現実に近い冷暖房費(ランニングコスト)が判ることで、建物の性能がより理解し易くなり、それに合わせた生活スタイルを考え易くすることができる。

しかしながら、特許文献1のような技術では、建物の性能に基づいて、ランニングコストを算出して生活スタイルを考えるようにしていることから、建物(熱損失係数)を先に決定しなければならず、顧客が希望するランニングコストや生活スタイルにマッチした建物(建物の性能)を提示することができなかった。

概要

顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することが可能な建築支援ステムを提供する。建築支援システム1に、希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2c、を入力するための入力手段2と、各種データが記憶されているデータベース3と、入力された希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cとデータベース3から抽出されたデータ等から、建物の性能を表す熱損失係数を算出する熱損失係数算出手段20と、入力された希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cとデータベース3から抽出されたデータと算出された熱損失係数とから建物の性能を表す外皮平均熱貫流率を算出する外皮平均熱貫流率算出手段21と、算出された熱損失係数及び外皮平均熱貫流率を出力する出力手段5と、を備える。

目的

本発明は、上記の実情に鑑み、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することが可能な建築支援システムの提供を課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

顧客の希望に応じた建物の性能及び価格を出力する建築支援ステムであって、希望する建物の数、の深さ、敷地周囲の空き、建物の向き、向きの窓の大きさ、建築地、を含む希望建物情報、家族の人数、終日在宅人数外出時間、冬季の希望体感室温、使用する冷暖房設備、を含む生活スタイル情報、冬季の希望暖房費、を含むランニングコスト情報、を入力するための入力手段と、少なくとも、地域毎気温及び日照時間を含む気象データ、建物の外皮面積係数データ、光熱費単価データ、が予め記憶されているデータベースと、入力された、前記庇深さ、前記建物の向き、及び前記敷地周囲の空き、に基づいて冬季窓日射取得率を算出する冬季窓日射取得率算出手段と、入力された前記建築地における冬季の前記気温を前記データベースから抽出して冬季平均気温を算出する冬季平均気温算出手段と、入力された前記建築地における冬季の前記日照時間を前記データベースから抽出して冬季平均日照時間を算出する冬季平均日照時間算出手段と、入力された前記建物の坪数に基づいて、建物の換気係数を算出する換気係数算出手段と、入力された前記建物の坪数、前記データベースから抽出された前記外皮面積係数、に基づいて、建物の想定外皮面積を算出する想定外皮面積算出手段と、入力された前記建物の坪数、前記冬季の希望暖房費、前記使用する冷暖房設備、前記南向きの窓の大きさ、前記終日在宅人数、前記外出時間、前記冬季の希望体感温度、及び、算出された前記冬季窓日射取得率、前記冬季平均日照時間、前記冬季平均気温、及び、前記データベースから抽出された前記光熱費単価データ、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての熱損失係数を算出する熱損失係数算出手段と、算出された前記熱損失係数、前記換気係数、前記想定外皮面積、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての外皮平均熱貫流率を算出する外皮平均熱貫流率算出手段と、算出された前記熱損失係数、前記外皮平均熱貫流率、を出力する出力手段とを具備していることを特徴とする建築支援システム。

請求項2

記入力手段は、外観の異なる複数の建物の中から希望する建物の外観を入力することができ、且つ、前記データベースは、前記外皮面積係数データが、前記建物の外観毎に関連付けられており、前記想定外皮面積算出手段は、入力された前記建物の外観に関連付けられた前記外皮面積係数を前記データベースから抽出して算出に用いることを特徴とする請求項1に記載の建築支援システム。

技術分野

0001

本発明は、顧客の希望に応じた建物の性能及び価格を出力する建築支援ステムに関するものである。

背景技術

0002

近年、建物における冷暖房省エネルギー化に関する関心が高まっており、ハウスメーカでは、自社の建物の省エネルギー化に関する性能として、熱損失係数Q値)を表示するようにしている。熱損失係数は、「建物の床、壁、及び屋根(又は天井)、の各部位の熱損失の合計」から「建物の換気による熱損失量」を引いたものを、「建物の床面積」で割ったものであり、数値が小さいほど、建物の断熱性能が高いことを表している。

0003

ところが、顧客にとっては、熱損失係数の表示だけでは建物の良さが判り辛いため、熱損失係数から、例えば一か月間の電気料金を算出して顧客に提示することで、建物の性能を理解し易いようにしていた。熱損失係数から一か月間の電気料金を算出する計算方法は、まず、熱損失係数と、「建物の床面積(数)」と、「建物内外の温度差」とで、当該建物における一秒間に外部へ逃げる熱量を算出し、これを、一か月間に外部へ逃げる熱量に換算する。そして、一か月間に外部へ逃げる熱量と、「エアコンによる熱量」と、「エアコンの熱変換効率」とで、一か月間の使用電気量を算出し、一か月間の使用電気量から一か月間の電気料金(冷暖房費)を算出していた。

0004

しかしながら、上記の計算方法では、エアコンを一日中稼働させていることを前提としており、算出された冷暖房費が実際よりも高くなる問題があった。これに対して、顧客の現在の冷暖房費やエアコンの性能等を用いて補正を行うことで、希望する建物(熱損失係数)に対してより現実に近い冷暖房費を算出することができるものが(特許文献1)。この特許文献1の技術によれば、より現実に近い冷暖房費(ランニングコスト)が判ることで、建物の性能がより理解し易くなり、それに合わせた生活スタイルを考え易くすることができる。

0005

しかしながら、特許文献1のような技術では、建物の性能に基づいて、ランニングコストを算出して生活スタイルを考えるようにしていることから、建物(熱損失係数)を先に決定しなければならず、顧客が希望するランニングコストや生活スタイルにマッチした建物(建物の性能)を提示することができなかった。

先行技術

0006

特開2005−332165号公報

発明が解決しようとする課題

0007

そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することが可能な建築支援システムの提供を課題とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するために、本発明にかかる建築支援システムは、「顧客の希望に応じた建物の性能及び価格を出力する建築支援システムであって、希望する建物の坪数、の深さ、敷地周囲の空き、建物の向き、向きの窓の大きさ、建築地、を含む希望建物情報、家族の人数、終日在宅人数外出時間、冬季の希望体感室温、使用する冷暖房設備、を含む生活スタイル情報、冬季の希望暖房費、を含むランニングコスト情報、を入力するための入力手段と、少なくとも、地域毎気温及び日照時間を含む気象データ、建物の外皮面積係数データ、光熱費単価データ、が予め記憶されているデータベースと、入力された、前記庇深さ、前記建物の向き、及び前記敷地周囲の空き、に基づいて冬季窓日射取得率を算出する冬季窓日射取得率算出手段と、入力された前記建築地における冬季の前記気温を前記データベースから抽出して冬季平均気温を算出する冬季平均気温算出手段と、入力された前記建築地における冬季の前記日照時間を前記データベースから抽出して冬季平均日照時間を算出する冬季平均日照時間算出手段と、入力された前記建物の坪数に基づいて、建物の換気係数を算出する換気係数算出手段と、入力された前記建物の坪数、前記データベースから抽出された前記外皮面積係数、に基づいて、建物の想定外皮面積を算出する想定外皮面積算出手段と、入力された前記建物の坪数、前記冬季の希望暖房費、前記使用する冷暖房設備、前記南向きの窓の大きさ、前記終日在宅人数、前記外出時間、前記冬季の希望体感温度、及び、算出された前記冬季窓日射取得率、前記冬季平均日照時間、前記冬季平均気温、及び、前記データベースから抽出された前記光熱費単価データ、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての熱損失係数を算出する熱損失係数算出手段と、算出された前記熱損失係数、前記換気係数、前記想定外皮面積、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての外皮平均熱貫流率を算出する外皮平均熱貫流率算出手段と、算出された前記熱損失係数、前記外皮平均熱貫流率、を出力する出力手段とを具備している」ものである。

0009

ここで、「入力手段」としては、「キーボード」、「マウス」、「ポインティングデバイス」、「タッチパネル」、を例示することができる。また、入力手段における各項目での入力としては、「具体的な数値の入力」、「予め設定された複数の数値からの選択入力」、「夫々が具体的な数値と関連付けられており、強い弱い、大きい小さい、広い狭い、等のような抽象的な複数の言葉の中からの選択入力」、を例示することができる。

0010

また、「冷暖房設備」としては、「電気エアコン」、「ガスエアコン」、「電気ヒータ」、「石油ストーブ」、「石油ファンヒータ」、「ガスヒータ」、「床暖房器」、を例示することができ、夫々の設備毎に、通年エネルギー消費効率APF)や冷暖房平均エネルギー効率(COP)等と関連付けられている。

0011

更に、「データベース」としては、「コンピュータに内蔵又外付けされているハードディスクドライブ(HDD)に記憶されているもの」、「ネットワークを介して接続されるネットワークドライブに記憶されているもの」、「CD、DVD、BD(ブルーレイディスク)、等の光学ディスクに記憶されているもの」、「USBメモリメモリーカードSDカード)、等のフラッシュメモリに記憶されているもの」、等が挙げられる。

0012

また、「冬季」としては、「12月、1月、2月、の三か月間」、「12月、1月、2月、の三か月のうちの特定の月の間」、を例示することができる。また、「光熱費データ」としては、「電気代」、「ガス代」、「灯油代」、等が含まれる。

0013

また、「外皮面積係数」とは、床面積から建物全体表面積(外皮面積)を算出するための係数であり、0.3〜0.4の範囲内の数値が用いられる。また、各部位の「U値」とは、床、壁、屋根、天井、窓、等における材質や構造に応じた熱貫流率(熱の通り易さ)のことである。

0014

更に、「外皮平均熱貫流率(UA値)」とは、「建物の床、壁、屋根又は天井、の各部位の熱損失の合計」から「建物の換気による熱損失量」を引いたものを、「建物の表面積」で割ったものである。つまり、熱損失係数(Q値)が床面積で割ったものであるのに対して、外皮平均熱貫流率(UA値)が表面積で割ったものであり、より正確な建物の断熱性能を表すことができるものである。

0015

また、各「算出手段」は、汎用又は専用のコンピュータにおいて、対応するプログラムが実行されることで具現化されるものである。

0016

また、「出力手段」としは、「液晶表示装置」、「CRT表示装置」、「プロジェクタ表示装置」、「プリンタ」、「スピーカ」、を例示することができる。

0017

本発明は、熱損失係数から建物の冷暖房費(ランニングコスト)を算出するための計算方法に着目し、ランニングコストから熱損失係数を算出するものである。ところで、熱損失係数から冷暖房費を算出する従来の計算方法では、季節移り変わりによる日差しの影響や、気温の変化による建物の内部発熱による影響、等を考慮していなかった。そのため、それらの影響が大きくなる夏季の冷暖房費を、建物の熱損失係数から算出すると、実際の冷暖房費から大きくかけ離れた値が算出されてしまい、従来の計算方法を単に逆算しただけでは、正確な熱損失係数を算出することができなかった。

0018

これに対して、本発明では、熱損失係数を算出する際に、冬季の希望体感室温、冬季の希望暖房費、建築地における冬季平均気温、冬季窓日射取得率、冬季平均日照時間、南向きの窓の大きさ、を用いているため、日差しや内部発熱等による影響の少ない冬季を基準としつつ、日差しや内部発熱による熱量を加味することができる。また、終日在宅人数、外出時間、を用いているため、一日における冷暖房設備の稼働時間(熱量)を加味することができる。これらのことから、熱損失係数の算出に必要な熱量を、正確に把握することができ、より正確な熱損失係数を算出することができる。

0019

従って、本発明によれば、希望建物情報(希望する建物の坪数、庇の深さ、敷地周囲の空き、建物の向き、南向きの窓の大きさ、建築地)と、生活スタイル情報(家族の人数、終日在宅人数、外出時間、冬季の希望体感室温、使用する冷暖房設備)と、ランニングコスト情報(冬季の希望暖房費)と、を入力すると、顧客の希望した生活スタイルやランニングコストにマッチした建物の性能(熱損失係数、外皮平均熱貫流率)が出力されるため、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することができる。

0020

また、建てるべき建物の性能として、熱損失係数(Q値)に加えて、外皮平均熱貫流率(UA値)も出力するため、建物の性能として二種類の指標を提示することで、顧客に対して建てるべき建物の性能をより理解し易くすることができる。

0021

また、本発明に係る建築支援システムは、上記の構成に加えて、「前記入力手段は、外観の異なる複数の建物の中から希望する建物の外観を入力することができ、且つ、前記データベースは、前記外皮面積係数データが、前記建物の外観毎に関連付けられており、前記想定外皮面積算出手段は、入力された前記建物の外観に関連付けられた前記外皮面積係数を前記データベースから抽出して算出に用いる」ものである。

0022

本発明によると、顧客の希望する建物の外観を入力すると、その希望した建物の外観で、顧客の希望した生活スタイルやランニングコストにマッチした建物の性能が出力されるため、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいた建物を提示することができる。

発明の効果

0023

以上のように、本発明の効果として、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することが可能な建築支援システムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の一実施形態である建築支援システムの機能的な構成を示すブロック図である。
図1の建築支援システムのフローチャートである。
建築支援システムの入力画面1を示す説明図である。
建築支援システムの入力画面2を示す説明図である。
建築有縁システムの入力画面3を示す説明図である。
建築支援システムの出力画面を示す説明図である。

実施例

0025

本発明の一実施形態である建築支援システム1について、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。建築支援システム1は、顧客の希望する希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、及びランニングコスト情報2c、を入力するための入力手段2と、各種演算に必要なデータが予め記憶されているデータベース3と、各種演算を行うための演算処理装置(CPU)を備えた演算手段4と、演算手段4による算出結果等を出力するための出力手段5と、を備えている。入力手段2は、キーボード及びマウスによって構成されている。また、データベース3は、ハードディスクドライブ又はフラッシュメモリによって構成されている。更に、出力手段5は、液晶表示装置及びプリンタによって構成されている。

0026

入力手段2により入力される希望建物情報2aには、希望する建物の坪数、建物の階数、庇の深さ、敷地周囲の空き、建物の向き、南向きの窓の大きさ、建築地、予定居住年数、希望の間取(部屋数)、建物の外観、天井の高さ、気密性能値(C値)、換気熱交換率、風通し、換気方法、部屋の明るさ、小屋裏利用有無建物構造、開口部仕様、等が含まれている。また、生活スタイル情報2bには、家族の人数、終日在宅人数、外出時間、冬季の希望体感室温、夏季の希望体感室温、使用する冷暖房設備、風呂追い炊きの有無、所有家電製品、室内での着衣量、家族の中の疾病者数、太陽光発電設備の有無、太陽光温水器の有無、グリーンカーテンの有無、等が含まれている。更に、ランニングコスト情報2cには、冬季の希望暖房費、夏季の冷房費、の光熱費、等が含まれている。

0027

データベース3には、地域(市区)毎の1年間分の毎時間の気温及び日照時間を含む気象データ、建物の坪単価データ、建物の外皮面積係数データ、建物の各部位のU値データ(床のU値データ、壁のU値データ、天井のU値データ、屋根のU値データ、窓のU値データ)、建物の各部位の部材の単価データ、光熱費単価データ(電気代、ガス代、水道代、灯油代、等)、換気熱交換率、その他の係数や、SI単位系以外の単位をSI単位系に換算するための換算定数、等が含まれている。

0028

演算手段4は、図1に示すように、入力された、庇深さ、建物の向き、及び敷地周囲の空き、に基づいて冬季窓日射取得率を算出する冬季窓日射取得率算出手段11と、入力された建築地における冬季の気温をデータベース3から抽出して冬季平均気温を算出する冬季平均気温算出手段12と、入力された建築地における冬季の日照時間をデータベース3から抽出して冬季平均日照時間を算出する冬季平均日照時間算出手段13と、入力された建物の坪数に基づいて、建物の換気係数を算出する換気係数算出手段14と、入力された建物の坪数、データベース3から抽出された外皮面積係数、に基づいて、建物の想定外皮面積を算出する想定外皮面積算出手段15と、入力された建物の坪数、建物の階数、データベース3から抽出された外皮面積係数、に基づいて、建物の想定床外皮面積を算出する想定床外皮面積算出手段16と、入力された建物の坪数、建物の階数、データベース3から抽出された外皮面積係数、に基づいて、建物の想定屋根外皮面積を算出する想定屋根外皮面積算出手段17と、算出された想定外皮面積、想定床外皮面積、想定屋根外皮面積、に基づいて、建物の想定壁外皮面積を算出する想定壁外皮面積算出手段18と、入力された、庇深さ、建物の向き、及び敷地周囲の空き、に基づいて夏季窓日射取得率を算出する夏季窓日射取得率算出手段19と、を備えている。

0029

また、演算手段4は、入力された建物の坪数、冬季の希望暖房費、使用する冷暖房設備、南向きの窓の大きさ、終日在宅人数、外出時間、冬季の希望体感温度、及び、算出された冬季窓日射取得率、冬季平均日照時間、冬季平均気温、及び、データベース3から抽出された光熱費単価データ、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての熱損失係数を算出する熱損失係数算出手段20と、算出された熱損失係数、換気係数、想定外皮面積、に基づいて、希望する建物の性能の一つとしての外皮平均熱貫流率を算出する外皮平均熱貫流率算出手段21と、算出された想定外皮面積、想定床外皮面積、想定屋根外皮面積、想定壁外皮面積、及びデータベース3から抽出された各部位のU値データ、に基づいて、希望する建物の窓総面積を算出する窓総面積算出手段22と、入力された建物の坪数、及び、算出された熱損失係数、窓総面積、及び、データベース3から抽出された建物の坪単価データ、外皮面積係数、各部位のU値データ、に基づいて、希望する建物の本体価格を算出する建物本体価格算出手段23と、を備えている。

0030

更に、演算手段4は、入力された建物の坪数、冬季の希望体感室温、使用する冷暖房設備、算出された熱損失係数、冬季平均気温、に基づいて冷暖房設備投資金額を算出する冷暖房設備投資金額算出手段24と、入力された太陽光発電設備の有無に基づいて太陽光設備投資金額を算出する太陽光設備投資金額算出手段25と、入力された建物の坪数、家族の人数、終日在宅人数、外出時間、予定居住年数、使用する冷暖房設備、南向きの窓の大きさ、機密性能値、算出された冬季窓日射取得率、夏季窓日射取得率、熱損失係数、窓総面積、及び、データベース3から抽出された光熱費単価データ、に基づいて、予定居住年数の全期間冷暖房費を算出する全期間冷暖房費算出手段26と、入力された建物の向き、予定居住年数、家族の人数、希望の間取、所有家電製品、太陽光発電設備の有無、及び、データベース3から抽出された光熱費単価データ、に基づいて、予定居住年数における冷暖房費を除いた全期間水道光熱費を算出する全期間水道光熱費算出手段27と、入力された予定居住年数、家族の中の疾病者数、及び、算出された熱損失係数、に基づいて健康に関する経済便益を算出する健康に関する経済的便益算出手段28と、入力された予定居住年数、及び、算出された建物の本体価格、冷暖房設備投資金額、太陽光設備投資金額、全期間冷暖房費、全期間水道光熱費、健康に関する経済的便益、に基づいて、合計金額を算出する合計金額算出手段29と、を備えている。

0031

ここで、健康に関する経済的便益とは、寒さに起因する疾病等を、建物の断熱性能により予防して居住者の健康を維持することで得られる経済的便益(金額)のことである。本実施形態では、熱損失係数の値が、1.9以下の時に、健康に関する経済的便益が算出される。

0032

出力手段5は、熱損失係数算出手段20で算出された熱損失係数、外皮平均熱貫流率算出手段21で算出された外皮平均熱貫流率、窓総面積算出手段22で算出された窓総面積、建物本体価格算出手段23で算出された建物本体価格、冷暖房設備投資金額算出手段24で算出された冷暖房設備投資金額、太陽光設備投資金額算出手段25で算出された太陽光設備投資金額、全期間冷暖房費算出手段26で算出された全期間冷暖房費、全期間水道光熱費算出手段27で算出された全期間水道光熱費、健康に関する経済的便益算出手段28で算出された健康に関する経済的便益、そして、合計金額算出手段29で算出された合計金額を、表示により出力する。

0033

次に、本実施形態の建築支援システム1の動作について、主に図2乃至図6を参照して説明する。図3乃至図6において、角括弧書きの記載は、説明のためのものであり、実際の画面上には表示されない。この建築支援システム1は、パーソナルコンピュータ上においてプログラムを実行すると、初めのステップS10では、顧客の希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cを入力するために、出力手段5に図3乃至図5のような入力画面が表示される。各情報の入力は、表示された入力欄(図中の網掛け部分)に、数値を入力するか、選択肢の中から選択する。選択肢は、入力欄をアクティブにする(カーソルを移動、又は、マウスで左クリック)と、プルダウン表示される。

0034

例えば、図3の入力画面1において、「建築地」の入力欄では、詳細な図示は省略するが、まず、選択肢として都道府県が表示された上で、選択した都道府県に属する市区町村が選択肢として更に表示され、表示された市区町村の中から選択する。

0035

また、「給湯機は」の入力欄では、「電気温水器」、「高効率ガス給湯器」、「高効率電気温水器(自然冷媒ヒートポンプ給湯器)」、「高効率ガス給湯器+太陽熱温水器」、の選択肢の中から選択する。給湯器の選択項において、「電気温水器」には「0円」、「高効率ガス給湯器」には「−50000円」、「高効率電気温水器」と「高効率ガス給湯器+太陽熱温水器」には夫々「−80000円」の「給湯器削減分」が設定されており、選択された給湯器に応じた「給湯器削減分」が加算される。また、入力画面1の「風呂の追い炊きの有無」の入力欄では、「有」、「無」の何れかを選択し、「有」では「+20000円」が、「無」では「0円」が、「給湯器削減分」に加算される。なお、給湯器の入力欄では、選択肢として、メーカー名や商品名(サービス名)等が表示されるようにしても良い。

0036

また、入力画面1の「暑さには」の入力欄では、「強い」、「普通」、「弱い」の選択肢があり、何れかを選択することで、「強い」では「30℃」が、「普通」では「28℃」が、「弱い」では「26℃」が、「夏季の希望体感室温」として入力されたことになる。また、入力画面1の「寒さには」の入力欄では、「強い」、「普通」、「弱い」の選択肢があり、何れかを選択することで、「強い」では「16℃」が、「普通」では「19℃」が、「弱い」では「22℃」が、「冬季の希望体感室温」として入力されたことになる。

0037

更に、入力画面1の「薄暗いのは」の入力欄では、「気になる」、「気にならない」、の何れかを選択することで、「気になる」では「+3m2」が、「気にならない」では「0m2」が、「南向き窓の大きさ」として規定値6m2に対して加算される。また、入力画面1の「南の窓は」の入力欄では、「大きく」、「大きめ」、「普通」、の何れかを選択することで、「大きく」では「+4m2」が、「大きめ」では「+2m2」が、「普通」では「0m2」が、「南向き窓の大きさ」として規定値6m2に対して加算される。

0038

また、入力画面1の「の厚着は」の入力欄では、「気にならない」、「気になる」、の何れかから選択することで、「気にならない」では「+0℃」が、「気になる」では「+2℃」が、「冬季の希望体感温度」に加算される。また、入力画面1の「太陽光発電は」の入力欄では、「有」、「無」、の何れかから選択することで、「太陽光発電設備の有無」が入力されたことになる。

0039

入力画面1での入力が完了すると、図4に示す入力画面2に切替わる。入力画面2の「敷地周囲の空きは」の入力欄では、「広い」、「普通」、「狭い」、の何れかから選択することで、「広い」では「1.0」が、「普通」では「0.9」が、「狭い」では「0.5」が、「敷地周囲の空き」として入力されたことになる。また、入力画面2の「庇は」の入力欄では、「深く」、「普通」、「浅く」、の何れかから選択することで、「深く」では「0.6」が、「普通」では「0.8」が、「浅く」では「0.9」が、「庇の深さ」として入力されたことになる。更に、入力画面2の「建物の真南からの振れは」の入力欄では、「0゜」、「10゜」、「20゜」、「30゜」、「40゜」、の何れかから選択することで、「0゜」では「1.0」が、「10゜」では「0.9」が、「20゜」では「0.7」が、「30゜」では「0.6」が、「40゜」では「0.5」が、「建物の向き」として入力されたことになる。

0040

更に、入力画面2の「グリーンカーテンなどを」の入力欄では、「やりたい」、「興味ない」、の何れかを選択することで、「やりたい」では「0.5」が、「興味ない」では「1.0」が、「朝夕補正値」として入力されたことになる。

0041

また、入力画面2の「天井は」の入力欄では、「高く」、「普通」、「低く」、の何れかから選択することで、「高く」では「2.6m」が、「普通」では「2.4m」が、「低く」では「2.2m」が、「天井の高さ」として入力されたことになる。また、入力画面2の「熱交換換気を」の入力欄では、「入れる」、「入れない」、の何れかを選択することで、「入れる」では「0.8」が、「入れない」では「0」が、「換気熱交換率」として入力されたことになる。

0042

また、入力画面2の「窓のグレードは」の入力欄では、「粗悪」、「廉価」、「普通」、「中級」、「高級」、「超高級」、の何れかから選択する。ここでは、選択肢毎割り当てられた「窓のU値」がデータベース3に記憶されており、「粗悪」では「4.6」が、「廉価」では「2.33」が、「普通」では「2.0」が、「中級」では「1.5」が、「高級」では「1.3」が、「超高級」では「1.0」が、夫々「窓のU値」としてデータベース3から抽出される。なお、図示は省略するが、データベース3では、「窓のU値」の入力項目と対応するように、「床のU値」、「壁のU値」、「天井(屋根)のU値」が、予め設定されている。つまり、窓のグレードを選択すると、床、壁、天井(屋根)、のグレードも、自動的に選択される。

0043

また、入力画面2の「エアコンは」の入力欄では、「今までの」、「市販品」、「専用設計品」、「トップランナーモデル」、の何れかから選択することで、「今までの」では「3.0」が、「市販品」では「4.0」が、「専用設計品」では「5.0」が、「トップランナーモデル」では「6.0」が、「使用する冷暖房設備」としての「通年エネルギー消費効率(APF)」が入力されたことになる。なお、窓やエアコンの入力欄では、選択肢として、メーカー名や商品名(品番)等が表示されるようにしても良い。

0044

入力画面2での入力が完了すると、図5に示す入力画面3に切替わる。この入力画面3では、「イメージに近い外観の形を選んでください」の文字の下に、外観の異なる複数の建物が表示されており、その中から希望する外観の建物を選択する。ここでは、各建物の画像(イメージ)と、その建物の「外皮面積係数」とが、互いに関連付けられた状態でデータベース3に記憶されており、データベース3から抽出された建物の画像が表示されている。そして、希望する外観の建物を選択することで、「建物の外観」が入力されたことになり、「建物の外観」に応じた「外皮面積係数」が入力されたことになる。

0045

このようにして、ステップS10において、各入力欄の入力が完了すると、次のステップS11では、冬季窓日射取得率算出手段11により、入力された、「庇深さ」、「建物の向き」、及び「敷地周囲の空き」とから「冬季窓日射取得率」を算出する。次のステップS12では、冬季平均気温算出手段12により、入力された「建築地」を用いて該当する地域における1月の時間毎気温データをデータベース3から抽出して、一日の「冬季平均気温」を算出する。更に、次のステップS13では、冬季平均日照時間算出手段13により、入力された「建築地」を用いて該当する地域における1月の毎時間毎の日照時間データをデータベース3から抽出して、一日の「冬季平均日照時間」を算出する。

0046

続くステップS14では、熱損失係数算出手段20により、建物の「熱損失係数」を算出する。具体的には、「寒さには」の入力欄により入力された「冬季の希望体感室温」と、算出された「冬季平均気温」とから、「建物内外の温度差」を得る。また、「寒い時期の暖房費は一日に」の入力欄により入力された「金額」(希望のランニングコスト)と、「エアコンは」の入力欄により入力された「通年エネルギー消費効率」と、データベース3から抽出された「光熱費データ」とから、「エアコンによる熱量」を得る。また、「薄暗いのは」と「南の窓は」の入力欄により入力された「南向き窓の大きさ」と、算出された「冬季窓日射取得率」及び「冬季平均日照時間」とから、冬季の「日差しによる熱量」を得る。更に、「家族は」の入力欄により入力された「家族の人数」と、「ずっと家にいるのは」の入力欄により入力された「終日在宅人数」と、「仕事学校の人の滞在時間」の入力欄により入力された「外出時間」とから、「人的熱量」を得る。そして、「エアコンによる熱量」と「日差しによる熱量」と「人的熱量」とから、「全体の熱量」を得る。この得られた「全体の熱量」を、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と「建物内外の温度差」とで割ることにより、「熱損失係数」が算出される。

0047

次のステップS15では、換気係数算出手段14により、「換気係数」を算出する。具体的には、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「天井は」の入力欄により入力された「天井の高さ」とから、「建物の気積」を得る。そして、「建物の気積」と、「目安のC値は」の入力欄により入力された「C値」と、データベース3から抽出された換気熱交換率(定数)とから、「換気係数」を算出する。

0048

次のステップS16では、想定外皮面積算出手段15により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「イメージに近い外観の形を選んでください」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「外皮面積係数」とから、「想定外皮面積」を算出する。

0049

そして、次のステップS17では、外皮平均熱貫流率算出手段21により、算出された「熱損失係数」を「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」で割った値から、算出された「換気係数」を引いた上で、算出された「想定外皮面積」で割ることによって「外皮平均熱貫流率」を算出する。

0050

続くステップS18では、想定床外皮面積算出手段16により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「建物の階数は」の入力欄により入力された「建物の階数」と、「イメージに近い外観の形を選んでください」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「外皮面積係数」とから、「想定床外皮面積」を算出する。次のステップS19では、想定屋根外皮面積算出手段17により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「建物の階数は」の入力欄により入力された「建物の階数」と、「イメージに近い外観の形を選んでください」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「外皮面積係数」とから、「想定屋根外皮面積」を算出する。次のステップS20では、想定壁外皮面積算出手段18により、算出された「想定外皮面積」、「想定床外皮面積」、及び「想定屋根外皮面積」から、「想定壁外皮面積」を算出する。

0051

次のステップS21では、窓総面積算出手段22により、算出された「熱損失係数」、「想定外皮面積」、「想定床外皮面積」、「想定屋根外皮面積」、「想定壁外皮面積」、及び、「窓のグレードは」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「窓のU値」、「床のU値」、「天井(屋根)のU値」、「壁のU値」から、「窓総面積」を算出する。

0052

そして、次のステップS22では、建物本体価格算出手段23により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「イメージに近い外観の形を選んでください」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「外皮面積係数」と、「熱交換換気を」の入力欄により入力された「換気熱交換率」と、「目安のC値は」の入力欄により入力された「C値」と、「窓のグレードは」の入力欄により入力されてデータベース3から抽出された「窓のU値」と、算出された「熱損失係数」及び「窓総面積」と、データベース3から抽出された「建物の坪単価データ」とから、「建物本体価格」を算出する。

0053

次のステップS23では、冷暖房設備投資金額算出手段24により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「寒さには」の入力欄により入力された「冬季の希望体感室温」と、「エアコンは」の入力欄により入力された「通年エネルギー消費効率」と、算出された「冬季平均気温」及び「熱損失係数」と、データベース3から抽出された「光熱費データ」とから、「冷暖房設備投資金額」を算出する。続くステップS24では、太陽光設備投資金額算出手段25により、「太陽光発電は」の入力された「太陽光発電設備の有無」により、「太陽光設備投資金額」を算出する。

0054

また、次のステップS25では、夏季窓日射取得率算出手段19により、入力された、「庇深さ」、「建物の向き」、及び「敷地周囲の空き」と、「グリーンカーテンなどを」の入力欄により入力された「朝夕日補正値」とから「夏季窓日射取得率」を算出する。

0055

次のステップS26では、全期間冷暖房費算出手段26により、「希望の坪数は」の入力欄により入力された「建物の坪数」と、「家族は」の入力欄により入力された「家族の人数」と、「ずっと家にいるのは」の入力欄により入力された「終日在宅人数」と、「仕事学校の人の滞在時間」の入力欄により入力された「外出時間」と、「エアコンは」の入力欄により入力された「通年エネルギー消費効率」と、「何年くらい住む?」の入力欄により入力された「予定居住年数」と、「目安のC値は」の入力欄により入力された「C値」と、「建築地は」の入力欄により入力された「建築地」を用いてデータベース3から抽出された該当する地域の一年間の「気象データ」と、「薄暗いのは」と「南の窓は」の入力欄により入力された「南向き窓の大きさ」と、データベース3から抽出された「光熱費データ」と、算出された「熱損失係数」、「窓総面積」、「換気係数」、「冬季窓日射取得率」、及び「夏季窓日射取得率」とから、「全期間冷暖房費」を算出する。

0056

また、次のステップS27では、全期間水道光熱費算出手段27により、「家族は」の入力欄により入力された「家族の人数」と、「希望の間取は」の入力欄により入力された「希望の間取(部屋数)」と、「給湯機は」及び「風呂の追い炊きの有無」の入力欄により入力された「給湯器削減分」と、「何年くらい住む?」の入力欄により入力された「予定居住年数」と、「建物の真南からの振れは」の入力欄により入力された「建物の向き」と、「太陽光発電は」の入力された「太陽光発電設備の有無」と、「建築地は」の入力欄により入力された「建築地」を用いてデータベース3から抽出された該当する地域の一年間の「日照時間」と、データベース3から抽出された「光熱費データ」とから、全期間における冷暖房費を除いた「全期間水道光熱費」を算出する。

0057

更に、次のステップS28では、健康に関する経済的便益算出手段28により、「何年くらい住む?」の入力欄により入力された「予定居住年数」と、「病気、疾患のある家族は」の入力欄により入力された「家族の中の疾病者数」と、算出された「熱損失係数」とから、「健康に関する経済的便益」を算出する。

0058

また、続くステップS29では、合計金額算出手段29により、「何年くらい住む?」の入力欄により入力された「予定居住年数」と、算出された「建物本体価格」、「冷暖房設備投資金額」、「太陽光設備投資金額」、「全期間冷暖房費」、「全期間水道光熱費」、及び「健康に関する経済的便益」とから、「合計金額」を算出する。

0059

そして、次のステップS30では、算出された「熱損失係数」、「外皮平均熱貫流率」、「窓総面積」、「建物本体価格」、「冷暖房設備投資金額」、「太陽光設備投資金額」、「全期間冷暖房費」、「全期間水道光熱費」、「健康に関する経済的便益」、及び「合計金額」を、出力画面として出力手段5により表示する(図6を参照)。図6では、図3乃至図5において入力欄に記載された内容に基づいて算出された結果が記載してある。また、出力画面では、「総窓面積」の下に「南向き窓の大きさ(南面窓面積)」が表示されると共に、その左に、「総窓面積」が「南面窓面積」よりも大きい場合は「適合」が、小さい場合は「不適合」が表示される。「不適合」が表示された場合は、出力画面上の「入力内容変更」を選択(マウスでクリック)して、入力画面に戻る。

0060

続くステップS31において、「入力内容変更」するか否かを選択する。出力画面では「入力内容変更」と「終了」のボタンが表示される。「入力内容変更」を選択すると、「YES」としてステップS10に戻って入力画面1が表示される。戻った入力画面1から入力画面3では、先に入力した数値や選択した項目が、入力欄に表示されており、変更したい項目の入力欄のみに入力すれば良い。「入力内容変更」は、例えば、生活スタイル情報2bとしての給湯器やエアコンの種類を変更したい時や、建物の仕様(ここでは、「窓のグレード(窓のU値)」)を変更したい時に、選択する。一方、建築支援システム1(プログラム)を終了する時には、「終了」を選択することで、ステップS31において「NO」となり、終了する。

0061

このように、本実施形態の建築支援システム1によれば、希望建物情報2aと、生活スタイル情報2bと、ランニングコスト情報2cと、を入力すると、顧客の希望した生活スタイルやランニングコストにマッチした建物の性能と建物の価格(建物本体価格)とが出力されるため、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいて建てるべき建物を提示することができる。

0062

また、建てるべき建物の性能として、「熱損失係数」に加えて、「外皮平均熱貫流率」も出力するため、建物の性能として二種類の指標を提示することで、顧客に対して建てるべき建物の性能をより理解し易くすることができる。

0063

更に、建物本体価格を算出する際に、外皮平均熱貫流率から算出した窓総面積を用いることで、建物における壁と窓の割合を明確にしており、より現実に近い建物本体価格を算出することができ、顧客の希望した生活スタイルやランニングコストにマッチした建物の価格を提示することができる。

0064

また、顧客の希望する「建物の外観」を入力すると、その希望した建物の外観で、顧客の希望した生活スタイルやランニングコストにマッチした建物の性能や価格が出力されるため、顧客の希望するランニングコストや生活スタイルに基づいた建物を提示することができる。

0065

以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。

0066

例えば、上記の実施形態では、「窓のU値」に対して、「床のU値」、「壁のU値」、「天井のU値」、「屋根のU値」、を関連付けたものを示したが、これに限定するものではなく、「床のU値」、「壁のU値」、「天井のU値」、「屋根のU値」、の夫々を入力手段2によって夫々複数のグレードで選択的に入力できるようにしても良い。

0067

また、上記の実施形態では、一つのコンピュータ上にデータベース3を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、データベースをネットワーク上に備え、通信回線インターネットを介してアクセスできるようにしても良い。

0068

また、上記の実施形態では、ステップS11の冬季窓日射取得率の算出、ステップS12の冬季平均気温の算出、ステップS13の冬季平均日照時間の算出、の順に実行するものを示したが、これに限定するものではなく、ステップS11からステップS13を、適宜に並び変えて実行しても良い。

0069

更に、上記の実施形態では、希望建物情報2a、生活スタイル情報2b、ランニングコスト情報2cを入力際に、入力画面1から入力画面3の三つに分けたものを示したが、これに限定するものではなく、一つの入力画面としても良いし、四つ以上に分けた入力画面としても良い。また、各入力画面において、「戻る」及び「進む」のようなボタンを設けて、前の入力画面に戻れるようにしたり、先の入力画面に進めるようにしたりしても良い。

0070

また、上記の実施形態では、出力画面において、「終了」と「入力内容変更」のボタンのみを備えたものを示したが、これに限定するものではなく、「印刷」ボタンを備えて、入力した内容と算出結果とをプリントアウトできるようにしても良い。

0071

1建築支援システム
2入力手段
2a希望建物情報
2b生活スタイル情報
2cランニングコスト情報
3データベース
4演算手段
5 出力手段
11冬季窓日射取得率算出手段
12 冬季平均気温算出手段
13 冬季平均日照時間算出手段
14換気係数算出手段
15 想定外皮面積算出手段
16 想定床外皮面積算出手段
17 想定屋根外皮面積算出手段
18 想定壁外皮面積算出手段
19夏季窓日射取得率算出手段
20熱損失係数算出手段
21 外皮平均熱貫流率算出手段
22 窓総面積算出手段
23建物本体価格算出手段
24冷暖房設備投資金額算出手段
25太陽光設備投資金額算出手段
26 全期間冷暖房費算出手段
27 全期間水道光熱費算出手段
28 健康に関する経済的便益算出手段
29合計金額算出手段

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