図面 (/)
課題
解決手段
収納室12の背面パネル16の孔部16aを貫通して任意の商品陳列棚の下部に着脱可能に設けられ、背面ダクト21bを通過する空気を導入口311より導入して中間吹出口322より吹き出す中間ダクト30において、導入口311を有する第1ダクト部31と、中間吹出口322を有する第2ダクト部32と、第1ダクト部31と第2ダクト部32との間に介在し、常態においては弾性復元力により第1ダクト部31に対する第2ダクト部32の位置を規制し、第2ダクト部32が商品陳列棚13の構成要素に当接する場合には、弾性復元力に抗して第2ダクト部32が第1ダクト部31から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容するダクトスプリング33を備えた。
概要
背景
従来、商品陳列棚に陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持するショーケースとして、次のようなものが知られている。
例えば、前面開口が形成されたケース本体の内部の収納室に複数の商品陳列棚が上下方向に沿って並ぶよう設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されて陳列されている。また、ケース本体の内部であって収納室外となる個所には、吸込口を通じて吸い込んだ空気の風路が2つ形成されており、一方の空気風路を通過した空気は、収納室上部に形成された上部吹出口より吹き出される。他方の空気風路には、通過する空気を冷却する蒸発器が設置されており、この蒸発器で冷却された空気は、収納室の任意の商品陳列棚の下部に設けられた中間ダクトを通じて中間吹出口より吹き出される。上部吹出口から吹き出された空気、並びに中間吹出口より吹き出された空気は、吸込口に吸い込まれることによりそれぞれケース本体の前面開口にエアカーテンを形成している。
このようなショーケースでは、上部吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域と、中間吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域との2つの異なる温度帯域が収納室に形成され、それぞれの温度帯域において商品陳列棚に陳列された商品を所望の温度状態に調整するようにしている。より詳細に説明すると、中間吹出口より吹き出される空気により、中間ダクトより下方域を低温度帯域として該域にある商品陳列棚に陳列される商品を冷却し、中間ダクトより上方域を高温度帯域として該域にある商品陳列棚に陳列される商品を所望の温度に調整している(例えば、特許文献1参照)。
概要
商品陳列棚の前後方向の長さに制限されずに任意の個所に設置することができ、汎用性を良好なものとすることができるショーケースの中間ダクトを提供する。収納室12の背面パネル16の孔部16aを貫通して任意の商品陳列棚の下部に着脱可能に設けられ、背面ダクト21bを通過する空気を導入口311より導入して中間吹出口322より吹き出す中間ダクト30において、導入口311を有する第1ダクト部31と、中間吹出口322を有する第2ダクト部32と、第1ダクト部31と第2ダクト部32との間に介在し、常態においては弾性復元力により第1ダクト部31に対する第2ダクト部32の位置を規制し、第2ダクト部32が商品陳列棚13の構成要素に当接する場合には、弾性復元力に抗して第2ダクト部32が第1ダクト部31から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容するダクトスプリング33を備えた。
目的
本発明は、上記実情に鑑みて、商品陳列棚の前後方向の長さに制限されずに任意の個所に設置することができ、汎用性を良好なものとすることができるショーケースの中間ダクトを提供する
効果
実績
- 技術文献被引用数
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- 牽制数
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この技術が所属する分野
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請求項1
ケース本体の収納室の背面を構成する背面パネルに形成された孔部を貫通した状態で前記収納室の任意の商品陳列棚の下部に着脱可能に設けられ、かつ前記背面パネルにより前記収納室と区画された空気風路を通過する空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、前記収納室における自身の下方域の前面にエアカーテンを形成する中間ダクトにおいて、前記導入口を有する第1ダクト部と、前記中間吹出口を有し、かつ後端部分が前記第1ダクト部の前端部分と重なり合った状態で前後方向にスライド移動可能な第2ダクト部と、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部との間に介在し、常態においては自身の弾性復元力により前記第1ダクト部に対する前記第2ダクト部の位置を規制する一方、前記第2ダクト部が前記商品陳列棚の構成要素に当接する場合には、自身の弾性復元力に抗して該第2ダクト部が前記第1ダクト部から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容する弾性部材とを備えたことを特徴とするショーケースの中間ダクト。
請求項2
技術分野
背景技術
0002
従来、商品陳列棚に陳列された商品を少なくとも2つの温度に保持するショーケースとして、次のようなものが知られている。
0003
例えば、前面開口が形成されたケース本体の内部の収納室に複数の商品陳列棚が上下方向に沿って並ぶよう設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されて陳列されている。また、ケース本体の内部であって収納室外となる個所には、吸込口を通じて吸い込んだ空気の風路が2つ形成されており、一方の空気風路を通過した空気は、収納室上部に形成された上部吹出口より吹き出される。他方の空気風路には、通過する空気を冷却する蒸発器が設置されており、この蒸発器で冷却された空気は、収納室の任意の商品陳列棚の下部に設けられた中間ダクトを通じて中間吹出口より吹き出される。上部吹出口から吹き出された空気、並びに中間吹出口より吹き出された空気は、吸込口に吸い込まれることによりそれぞれケース本体の前面開口にエアカーテンを形成している。
0004
このようなショーケースでは、上部吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域と、中間吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域との2つの異なる温度帯域が収納室に形成され、それぞれの温度帯域において商品陳列棚に陳列された商品を所望の温度状態に調整するようにしている。より詳細に説明すると、中間吹出口より吹き出される空気により、中間ダクトより下方域を低温度帯域として該域にある商品陳列棚に陳列される商品を冷却し、中間ダクトより上方域を高温度帯域として該域にある商品陳列棚に陳列される商品を所望の温度に調整している(例えば、特許文献1参照)。
先行技術
0005
特許第4636505号公報
発明が解決しようとする課題
0006
ところで、上述したショーケースでは、商品陳列棚の前後方向の長さが収納室の設置される高さレベルにより異なるのが一般的である。そのため、任意の商品陳列棚の下部に設けられる中間ダクトも、該商品陳列棚の長さに応じて変える必要があり、商品陳列棚の長さに応じて設置される中間ダクトを変更していた。換言すると、ショーケースの中間ダクトは、商品陳列棚の前後方向の長さにより設置個所が制限され、汎用性を有していなかった。
0007
本発明は、上記実情に鑑みて、商品陳列棚の前後方向の長さに制限されずに任意の個所に設置することができ、汎用性を良好なものとすることができるショーケースの中間ダクトを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
0008
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースの中間ダクトは、ケース本体の収納室の背面を構成する背面パネルに形成された孔部を貫通した状態で前記収納室の任意の商品陳列棚の下部に着脱可能に設けられ、かつ前記背面パネルにより前記収納室と区画された空気風路を通過する空気を後端部に設けられた導入口より導入して前端部に設けられた中間吹出口より吹き出すことにより、前記収納室における自身の下方域の前面にエアカーテンを形成する中間ダクトにおいて、前記導入口を有する第1ダクト部と、前記中間吹出口を有し、かつ後端部分が前記第1ダクト部の前端部分と重なり合った状態で前後方向にスライド移動可能な第2ダクト部と、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部との間に介在し、常態においては自身の弾性復元力により前記第1ダクト部に対する前記第2ダクト部の位置を規制する一方、前記第2ダクト部が前記商品陳列棚の構成要素に当接する場合には、自身の弾性復元力に抗して該第2ダクト部が前記第1ダクト部から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容する弾性部材とを備えたことを特徴とする。
発明の効果
0010
本発明によれば、導入口を有する第1ダクト部と、中間吹出口を有して後端部分が第1ダクト部の前端部分と重なり合った状態で前後方向にスライド移動可能な第2ダクト部との間に介在する弾性部材が、常態においては自身の弾性復元力により第1ダクト部に対する第2ダクト部の位置を規制する一方、第2ダクト部が商品陳列棚の構成要素に当接する場合には、自身の弾性復元力に抗して該第2ダクト部が第1ダクト部から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容するので、中間ダクトの前後方向の長さを可変することができ、中間吹出口の位置を移動させることができる。これにより、商品陳列棚の前後方向の長さに制限されずに任意の個所に設置することができ、汎用性を良好なものとすることができるという効果を奏する。
図面の簡単な説明
0011
図1は、本発明の実施の形態である中間ダクトが装着されたショーケースの断面側面図である。
図2は、図1に示した中間ダクトを拡大して示す縦断面図である。
図3は、図1に示した中間ダクトを前方から見た場合を模式的に示す模式図である。
図4は、図2に示した中間ダクトの前後方向の長さが増大した状態を示す縦断面図である。
実施例
0012
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの中間ダクトの好適な実施の形態について詳細に説明する。
0013
図1は、本発明の実施の形態である中間ダクトが装着されたショーケースの断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体10を備えている。
0015
収納室12は、上記前面開口11を臨む態様で形成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品陳列棚13が上下方向に沿って複数段並べて配設されている。商品陳列棚13は、それぞれ商品を載置して陳列するものである。
0016
空気循環手段20は、空気通路21と循環ファン22とを備えて構成されている。空気通路21は、吸込口14から吹出口15に至る空気の通路である。ここで吸込口14は、収納室12の内部の空気を吸い込むための開口であり、左右方向に沿って延在するよう設けられた長尺状のものである。この吸込口14は、収納室12の下側前方縁部、すなわちケース本体10の前面開口11近傍の下部に設けられている。
0017
吹出口15は、収納室12の内部に空気を吹き出すための開口である。この吹出口15は、左右方向に沿って延在するよう設けられており、収納室12の上側前方縁部、すなわちケース本体10の前面開口11近傍の上部に設けられている。
0018
このような空気通路21は、収納室12の外部であってその下方にある下方ダクト21aと、収納室12の外部であってその背面側にある背面ダクト21bと、収納室12の外部であってその上方にある上方ダクト21cとを互いに連通した状態で構成されている。この背面ダクト21bは、収納室12の背面を構成する背面パネル16と、上下方向に沿って延在する金属製の当接板17とにより挟まれて上下方向に沿って延在する風路である。尚、背面パネル16には、後述する中間ダクト30を装着するための装着孔等の複数の孔部16aが形成されている。
0019
循環ファン22は、空気を循環させるものであり、下方ダクト21aの所定部位に設けられている。本実施の形態では、循環ファン22は、下方ダクト21aの所定部位に設けられているが、本発明では、循環ファン22の配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファン22の機能を発揮することができる個所であればどこに設けても構わない。
0020
上記背面ダクト21bには、蒸発器23が設けられている。蒸発器23は、図示せぬ圧縮機、凝縮器及び膨張機構と冷媒管路で接続されて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成する。圧縮機は、冷媒を圧縮するものであり、凝縮器は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構は、凝縮器で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。
0021
このような空気循環手段20は、循環ファン22が駆動することにより吸込口14を通じて収納室12の内部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気が空気通路21を通過する態様で吹出口15まで送出し、吹出口15を通じて収納室12の内部に空気を吹き出すことにより、収納室12の内部と外部との間で空気を循環させるものである。
0022
蒸発器23は、循環ファン22が駆動することにより背面ダクト21bを下方から上方に向けて通過する空気と、膨張機構で低温低圧の状態にされた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、低温低圧の冷媒を蒸発させることにより背面ダクト21bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器23で蒸発した冷媒は、圧縮機に吸引されて冷凍サイクルを循環することになる。
0023
このようなショーケースにおいては、中間ダクト30が設けられている。中間ダクト30は、全体として略平板状の形態を成している。この中間ダクト30は、背面パネル16のいずれかの孔部16aを貫通して後端部が背面ダクト21bを遮断する態様で収納室12に設けられており、より詳しくは、任意の商品陳列棚(本実施の形態では、最上段から四段目の商品陳列棚(以下、対象商品陳列棚ともいう))13の下部に設けられている。この中間ダクト30は、左右幅の大きさが商品陳列棚13の左右幅に略等しく、収納室12に対して着脱可能なものである。
0024
図2は、図1に示した中間ダクト30を拡大して示す縦断面図である。この図2に示すように、中間ダクト30は、第1ダクト部31と第2ダクト部32とダクトスプリング(弾性部材)33とを備えて構成されている。
0025
第1ダクト部31は、中間ダクト30の主要部を構成する箱状のものであり、導入口311、前端開口312及び磁石313が設けられている。導入口311は、第1ダクト部31の後端部分の下部に形成されている。前端開口312は、第1ダクト部31の前面に形成されている。この前端開口312は、第1ダクト部31の内部の中空部を通じて導入口311と互いに連通している。磁石313は、第1ダクト部31の後面に取り付けられている。
0026
第2ダクト部32は、中間ダクト30の前端部を構成する箱状のものであり、後端開口321及び中間吹出口322が設けられている。後端開口321は、第2ダクト部32の後面に形成されている。中間吹出口322は、第2ダクト部32の前端部分の下部に形成されている。この中間吹出口322は、第2ダクト部32の内部の中空部を通じて後端開口321と互いに連通している。
0027
このような第2ダクト部32は、後端部分が第1ダクト部31の前端開口312を通じて該第1ダクト部31の内部に進入しており、中空部が第1ダクト部31の中空部に連通して風洞30aを構成している。そして、第2ダクト部32は、後端部分が第1ダクト部31の前端部分に重なり合っている。
0028
より詳細に説明すると、第2ダクト部32は、後端部分の上壁部32aの上面が第1ダクト部31の前端部分の上壁部31aの下面に接しており、後端部分の下壁部32bの下面が第1ダクト部31の前端部分の下壁部31bの上面に接しており、第2ダクト部32の後端部分の左壁部の左面が第1ダクト部31の前端部分の左壁部の右面に接しており、第2ダクト部32の後端部分の右壁部の右面が第1ダクト部31の前端部分の右壁部の左面に接している。
0029
また、第2ダクト部32の後端部分の下壁部32bには、前後方向が長手方向となる長孔32b1が形成されている。この長孔32b1には、第1ダクト部31の前端部分の下壁部を貫通する態様で設けられたネジ部材Nの先端が貫通している。これにより、第2ダクト部32は、ネジ部材Nの先端が長孔32b1を該長孔32b1の長手方向に沿って相対的に変位する態様で第1ダクト部31に対して前後方向に沿ってスライド移動可能なものである。
0030
更に、第2ダクト部32においては、図3に示すように、前端部分の左壁部32cが下方に向かうに連れて漸次左方に傾斜する態様で延在しており、前端部分の右壁部32dが下方に向かうに連れて漸次右方に傾斜する態様で延在している。このような第2ダクト部32の前端部分の左壁部32c及び右壁部32dは、前方から見た場合に、対象商品陳列棚13を支持する左右一対のブラケット部材13aの前端部に重なっている。
0031
ダクトスプリング33は、第1ダクト部31と第2ダクト部32との間に介在するものである。このダクトスプリング33は、自身の弾性復元力により第2ダクト部32を第1ダクト部31に近接するよう後方に向けて付勢するものであり、常態においては、ネジ部材Nが長孔32b1の前端縁部に当接することで第1ダクト部31に対する第2ダクト部32の位置を規制している。
0032
かかる構成を有する中間ダクト30は、第1ダクト部31の後端部分が背面パネル16の孔部16aを前方より貫通して磁石313が当接板17に磁力により接合することにより対象商品陳列棚13の下部に装着される。図には明示しないが、この場合に第1ダクト部31は、上記ブラケット部材13aにも支持されている。そして、磁石313を当接板17から離脱させることにより、中間ダクト30を収納室12から取り外すことができる。
0033
以上のような構成を有するショーケースにおいては、圧縮機が駆動するともに循環ファン22が駆動することにより、収納室12の内部の空気が次のように循環する。
0034
吸込口14を通じて空気通路21の下方ダクト21aに吸い込まれた収納室12の内部の空気は、該下方ダクト21aを通過した後に、背面ダクト21bを通過する。
0035
背面ダクト21bを通過する空気は、蒸発器23で冷却される。蒸発器23で冷却された空気は、導入口311を通じて風洞30aに導入され、該風洞30aを通過し、中間吹出口322を通じて吹き出され、再び吸込口14を通じて空気通路21に吸い込まれることにより、収納室12の内部と外部とを循環する。これにより、収納室12における中間ダクト30の下方域の前面には、蒸発器23で冷却された空気によるエアカーテンが形成される。
0036
このようにして中間吹出口322より吹き出される空気(冷気)により中間ダクト30の下方域の前面にエアカーテンが形成されるので、収納室12における中間ダクト30の下方域を、中間ダクト30の上方域よりも冷却することができる。これにより、収納室12における中間ダクト30の上方域と下方域とを異なる温度帯にすることができ、収納室12の商品を2つの温度に保持することができる。
0037
このようなショーケースを構成する中間ダクト30においては、対象商品陳列棚13よりも前後方向の長さが長い他の商品陳列棚13の下部に装着される場合には、図4に示すように、第1ダクト部31の後端部分が背面パネル16の孔部16aを前方より貫通して磁石313が当接板17に磁力により接合する。この場合において、第2ダクト部32の前端部分の左壁部32c及び右壁部32dが他の商品陳列棚13を支持するブラケット部材13aの前端部分に当接することで、第2ダクト部32は、ダクトスプリング33の弾性復元力に抗して第1ダクト部31から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置される。つまり、ダクトスプリング33は、第2ダクト部32が商品陳列棚13の構成要素に当接する場合には、自身の弾性復元力に抗して該第2ダクト部32が第1ダクト部31から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容している。このようにして、中間ダクト30は、自身の前後方向の長さを可変なものとすることができる。
0038
以上説明したように、本実施の形態であるショーケースの中間ダクト30によれば、導入口311を有する第1ダクト部31と中間吹出口322を有する第2ダクト部32との間に介在するダクトスプリング33が、常態においては自身の弾性復元力により第1ダクト部31に対する第2ダクト部32の位置を規制する一方、第2ダクト部32が商品陳列棚13のブラケット部材13aに当接する場合には、自身の弾性復元力に抗して該第2ダクト部32が第1ダクト部31から離隔する態様で前方にスライド移動した位置に配置されることを許容するので、中間ダクト30の前後方向の長さを可変することができ、中間吹出口322の位置を移動させることができる。これにより、商品陳列棚13の前後方向の長さに制限されずに任意の個所に設置することができ、汎用性を良好なものとすることができる。
0039
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
0040
上述した実施の形態では、第2ダクト部32の後端部分が第1ダクト部31の前端部分の中空部に進入していたが、本発明においては、第2ダクト部32の後端部分が第1ダクト部31の前端部分と重なり合った状態で前後方向にスライド移動可能であればどのような構成であってもよい。
0041
10ケース本体
12収納室
13商品陳列棚
16背面パネル
16a 孔部
17 当接板
30中間ダクト
31 第1ダクト部
311 導入口
313磁石
32 第2ダクト部
322中間吹出口
33 ダクトスプリング(弾性部材)