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図面 (14)

課題

例えば、光源ユニット監視カメラ等のユニットに用いることができる、部品点数が少ないシンプルな構成であって製造コストの低減が可能である駆動機構を提供する。

解決手段

本発明の駆動機構は、ユニット(光源ユニット70や監視カメラ等)が設けられる筐体80と、筐体80を回動可能に支持する一対のアーム部60a,60bを有するコの字型のアームと、アームを固定した水平方向回転部材50を水平方向に回転可能に支持した基部40と、水平方向回転部材50と基部40に設けられた水平方向回転部材50を回動する駆動源A(モータM3)および歯車列Aを含む水平角度調整手段と、一方のアーム部60aの端部に配置され、筐体80をアーム部60a,60bに対して回動させる、筐体80に設けられた駆動源B(モータM2)および歯車列Bを含む垂直角度調整手段と、を備える。

概要

背景

例えば、特許文献1に開示される照明装置は、水平方向に回転させる機構垂直方向に回転させる機構と光源からの光を反射する凹面鏡の形状を変化させる機構とを備え、各機構がモータ水平回転用モータ垂直回転用モータ及び凹面鏡制御用モータ)により制御されるようになっている。

そして、特許文献1に開示される照明装置は、遠隔操作装置を用いて、各モータに制御指令を送ることで遠隔操作にて、水平方向の回転、垂直方向の回転及び照明装置の配光状態が調節できるようになっている。

概要

例えば、光源ユニット監視カメラ等のユニットに用いることができる、部品点数が少ないシンプルな構成であって製造コストの低減が可能である駆動機構を提供する。本発明の駆動機構は、ユニット(光源ユニット70や監視カメラ等)が設けられる筐体80と、筐体80を回動可能に支持する一対のアーム部60a,60bを有するコの字型のアームと、アームを固定した水平方向回転部材50を水平方向に回転可能に支持した基部40と、水平方向回転部材50と基部40に設けられた水平方向回転部材50を回動する駆動源A(モータM3)および歯車列Aを含む水平角度調整手段と、一方のアーム部60aの端部に配置され、筐体80をアーム部60a,60bに対して回動させる、筐体80に設けられた駆動源B(モータM2)および歯車列Bを含む垂直角度調整手段と、を備える。

目的

本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、例えば、光源ユニットや監視カメラ等のユニットに用いることができる、部品点数が少ないシンプルな構成であって製造コストの低減が可能である駆動機構を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

ユニットが設けられる筐体と、前記筐体を回動可能に支持する一対のアーム部を有するコの字型のアームと、前記アームを固定した水平方向回転部材を水平方向に回転可能に支持した基部と、前記水平方向回転部材と前記基部に設けられた前記水平方向回転部材を回動する駆動源Aおよび歯車列Aを含む水平角度調整手段と、一方の前記アーム部の端部に配置され、前記筐体を前記アーム部に対して回動させる、前記筐体に設けられた駆動源Bおよび歯車列Bを含む垂直角度調整手段と、を備える駆動機構

請求項2

前記歯車列Bは、遊星歯車を含む請求項1に記載の駆動機構。

請求項3

前記歯車列Bは、さらに前記駆動源Bの回転軸取付られ、前記遊星歯車と接続されるように配置された歯車を備える請求項2に記載の駆動機構。

請求項4

底面に開口が形成され、前記筐体に取り付けられた第1筒状半体aと、内周面ギヤが形成され、前記第1筒状半体aに対して回動可能に装着された第2筒状半体bと、備え、前記駆動源Bの回転軸に取付けられた歯車は、前記第1筒状半体aの前記開口を通じて第1筒状半体a内に導出されており、前記遊星歯車は、少なくとも一部が第2筒状半体bのギヤに接続されるように第2筒状半体bに収納されている請求項3に記載の駆動機構。

請求項5

前記第2筒状半体bの外周面を覆うように第2筒状半体bに装着され、前記一方のアーム部の端部に取付固定されたアーム部取付部材を備える請求項4に記載の駆動機構。

請求項6

前記第1筒状半体aは、内周面にギヤが形成されており、前記遊星歯車の歯車は、前記第1筒状半体aの内周面のギヤに接続される第1歯車部分と、前記第2筒状半体bの内周面のギヤに接続され、前記第1歯車部分と同軸の第2歯車部分と、を有し、第1歯車部分の直径と第2歯車部分の直径が異なっている請求項5に記載の駆動機構。

請求項7

前記第2筒状半体bの外周面には複数の凹み部が形成され、前記アーム部取付部材は、前記第2筒状半体bの凹み部に押し付けられる弾性体と、前記弾性体の弾性力によって前記凹み部に押し付けられる押付け部材と、をさらに備える請求項6に記載の駆動機構。

請求項8

前記筐体に設けられた駆動源Bの回転軸は、前記アーム部に対して回動する前記筐体の回動軸と同軸である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の駆動機構。

請求項9

前記水平方向回転部材の前記基部側を向く面に設けられたガイド溝と、前記基部の方向に突出する凸部が設けられ、前記ガイド溝内を移動する移動駒と、前記基部の前記水平方向回転部材側を向く面に設けられ、前記凸部に当接するまで前記水平方向回転部材側に突出する当接凸部と、を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の駆動機構。

請求項10

前記水平方向調整手段、及び、前記垂直角度調整手段のいずれか一つとの間での通信を行うための無線通信部を備える請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の駆動機構。

技術分野

0001

本発明は、駆動機構に関する。

背景技術

0002

例えば、特許文献1に開示される照明装置は、水平方向に回転させる機構垂直方向に回転させる機構と光源からの光を反射する凹面鏡の形状を変化させる機構とを備え、各機構がモータ水平回転用モータ垂直回転用モータ及び凹面鏡制御用モータ)により制御されるようになっている。

0003

そして、特許文献1に開示される照明装置は、遠隔操作装置を用いて、各モータに制御指令を送ることで遠隔操作にて、水平方向の回転、垂直方向の回転及び照明装置の配光状態が調節できるようになっている。

先行技術

0004

特開平06−338210号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ここで、特許文献1に開示される照明装置の配光制御は、凹面鏡を多数の鏡片で形成し、それら鏡片の状態を制御することによって、凹面鏡の形状を変化させることで行われている。
このため、凹面鏡を構成するために、多数の鏡片を使用しており、それら鏡片の状態を制御するための機構にも多数の部品が使用されている。
部品点数が多いと部品コストの上昇を招くだけでなく、組立作業などにおいても手間がかかるため組立コストの上昇も招くことにもなるので、総じて製造コストが高いものとなるという問題がある。

0006

また、特許文献1に開示される照明装置は、一対のアームの他端側で灯体部(照明本体)を垂直方向に回転自在に支持し、一方のアームの一端側に設けた垂直回転用モータの回転力アーム内部に設けたベルト等の機構によって、アームの他端側に回転自在に支持された灯体部(照明本体)に伝達することで、灯体部(照明本体)の垂直方向の回転制御を行っている。
このため、アーム内には、歯車や歯車付ベルト、さらには、歯車と歯車付ベルトの張力を設定するテンションプーリなどの多数の部品が収納されている。
そして、これらの部品を収容するために、アームの外形も大きくなるので、アーム自身が太くなり、意匠的に好まれるスリムなアーム形状創出することができない。
このように、特許文献1に開示される照明装置では、垂直回転機構においても、部品点数が多く、製造コストが高いものとなっているだけでなく、意匠的に好まれるスリムなアーム形状を創出することができないという問題もある。

0007

さらに、特許文献1に記載される照明装置は、水平回転機構においても、水平回転用モータの回転力を水平回転自在に支持されたアームに伝達するために、歯車や歯車付ベルト、さらには、歯車と歯車付ベルトの張力を設定するテンションプーリなどの多数の部品を用いて構成しているため、この構造部分も製造コストが高いものとなっているだけでなく、コンパクトにし見栄えを良くすることが難しいという問題がある。

0008

上記のように、特許文献1に記載される照明装置は、部品点数が多く、組立に手間がかかり、総じて製造コストが高いとともに、コンパクトでスリムな意匠性が得られず、見栄えの点でも改善の余地がある。

0009

本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、例えば、光源ユニット監視カメラ等のユニットに用いることができる、部品点数が少ないシンプルな構成であって製造コストの低減が可能である駆動機構を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

このような目的を達成するために本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の駆動機構は、ユニットが設けられる筐体と、前記筐体を回動可能に支持する一対のアーム部を有するコの字型のアームと、前記アームを固定した水平方向回転部材を水平方向に回転可能に支持した基部と、前記水平方向回転部材と前記基部に設けられた前記水平方向回転部材を回動する駆動源Aおよび歯車列Aを含む水平角度調整手段と、一方の前記アーム部の端部に配置され、前記筐体を前記アーム部に対して回動させる、前記筐体に設けられた駆動源Bおよび歯車列Bを含む垂直角度調整手段と、を備える。

0011

(2)上記(1)の構成において、前記歯車列Bは、遊星歯車を含む。

0012

(3)上記(2)の構成において、前記歯車列Bは、さらに前記駆動源Bの回転軸取付られ、前記遊星歯車と接続されるように配置された歯車を備える。

0013

(4)上記(3)の構成において、底面に開口が形成され、前記筐体に取り付けられた第1筒状半体aと、内周面ギヤが形成され、前記第1筒状半体aに対して回動可能に装着された第2筒状半体bと、備え、前記駆動源Bの回転軸に取付けられた歯車は、前記第1筒状半体aの前記開口を通じて第1筒状半体a内に導出されており、前記遊星歯車は、少なくとも一部が第2筒状半体bのギヤに接続されるように第2筒状半体bに収納されている。

0014

(5)上記(4)の構成において、前記第2筒状半体bの外周面を覆うように第2筒状半体bに装着され、前記一方のアーム部の端部に取付固定されたアーム部取付部材を備える。

0015

(6)上記(5)の構成において、前記第1筒状半体aは、内周面にギヤが形成されており、前記遊星歯車の歯車は、前記第1筒状半体aの内周面のギヤに接続される第1歯車部分と、前記第2筒状半体bの内周面のギヤに接続され、前記第1歯車部分と同軸の第2歯車部分と、を有し、第1歯車部分の直径と第2歯車部分の直径が異なっている。

0016

(7)上記(6)の構成において、前記第2筒状半体bの外周面には複数の凹み部が形成され、前記アーム部取付部材は、前記第2筒状半体bの凹み部に押し付けられる弾性体と、前記弾性体の弾性力によって前記凹み部に押し付けられる押付け部材と、をさらに備える。

0017

(8)上記(1)から(7)のいずれか1つの構成において、前記筐体に設けられた駆動源Bの回転軸は、前記アーム部に対して回動する前記筐体の回動軸と同軸である。

0018

(9)上記(1)から(8)のいずれか1つの構成において、前記水平方向回転部材の前記基部側を向く面に設けられたガイド溝と、前記基部の方向に突出する凸部が設けられ、前記ガイド溝内を移動する移動駒と、前記基部の前記水平方向回転部材側を向く面に設けられ、前記凸部に当接するまで前記水平方向回転部材側に突出する当接凸部と、を備える。

0019

(10)上記(1)から(9)のいずれか1つの構成において、前記水平方向調整手段、及び、前記垂直角度調整手段のいずれか一つとの間での通信を行うための無線通信部を備える。

発明の効果

0020

本発明によれば、例えば、光源ユニットや監視カメラ等のユニットに用いることができる、部品点数が少ないシンプルな構成であって製造コストの低減が可能である駆動機構を提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の実施形態にかかるスポット照明装置の斜視図である。
図1の筐体から光源ユニットを外した分解斜視図である。
配光角度調整手段の構成を示す分解斜視図である。
反射体を示す斜視図である。
移動体部分の分解斜視図であり、(a)は移動体に対する光学部品組付け状態を示す図であり(b)は光学部品を移動体に固定する部品を示す図である。
支持体を示す斜視図である。
反射体を回転させる構成を示す斜視図である。
垂直角度調整手段の構成を示す分解斜視図である。
筒状半体に遊星歯車を組付けた状態を示す図である。
水平方向回転部材を回転させる構成を示す斜視図である。
水平方向回転部材を回転自在に支持する構成を示す斜視図である。
水平角度調整手段の構成を示す分解斜視図である。
アーム部取付部材に内蔵されているクラッチ構造を示す斜視図である。

実施例

0022

以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について説明する。
実施形態の説明では全体を通して、同じ要素には同じ番号を付している。
以下の実施形態の説明では、天井面に取り付けられるスポット照明装置を例にとって説明を行う。
なお、明細書全体を通じて使用される水平、垂直、上下、左右の表現は、照明装置が平らで水平な天井面に取り付けられている状態の場合のものである。
従って、例えば、垂直の壁面にスポット照明装置が取付けられれば、垂直と水平との関係が逆転するので、このような場合、明細書等において水平との表記は垂直と読み替え解釈されるべきものである。
また、前方とは、光源の光の出射する方向側を指し、その反対方向側を後方と呼ぶ場合がある。

0023

(照明装置の全体構成)
図1は、実施形態のスポット照明装置10を示す斜視図である。
図1に示すように、スポット照明装置10は、電源部材20(例えば、電源アダプタ)上に天井面などに取付けるための取付部30が設けられ、電源部材20の先端側(図左側)に水平方向回転部材50を水平方向に回転可能に支持する基部40が設けられている。

0024

また、水平方向回転部材50の下面には、一対のアーム部60a、60bを有するコの字型のアームの基端側が固定されている。
一対のアーム部60a、60bは、筐体80を垂直方向に回転可能に支持しており、筐体80の先端に光源ユニット70が設けられている。

0025

図2は、図1のスポット照明装置10の筐体80から光源ユニット70を取外した分解斜視図である。
図2に示すように、光源ユニット70は、光源と光源を載置する載置部材を含む光源部71の後方にヒートシンク部材73が取付けられるとともに、光源部71の前方に配光角度調整手段を構成するための配光角度調整機構72が取り付けられている。

0026

本実施形態では、光源としてLEDを用いたものを使用しており、光源部71の略中央にLED基板が取り付けられている。
LEDは発光時に熱を発生し、高温になると発光効率の低下や寿命の低下があるため、発光時の熱を放熱することが好ましい。
従って、本実施形態では、光源部71の後方にヒートシンク部材73を取り付けることで放熱性を高めている。

0027

また、光源を載置する載置部材は、光源からの熱を効率よくヒートシンク部材73に伝達できる材料で形成するのが好適であり、アルミなどの金属材料が好ましい。
さらに、光源と載置部材との間や載置部材とヒートシンク部材との間で隙間ができるとヒートシンク部材73への熱の伝達効率が低下するため、光源と載置部材との間及び載置部材とヒートシンク部材との間には、放熱シートなどを介在させて隙間ができないようにするのが好適である。

0028

なお、本実施形態では、高出力LEDを採用しているため、ヒートシンク部材73を用いた構成を開示しているが、例えば、光源の出力が小さい場合には、ヒートシンク部材が必要ない場合もあり、そのような場合には、光源ユニット70からヒートシンク部材73を省略してもよい。
この場合、ヒートシンク部材73が省略されるので光源ユニット70の軽量化が行える。
また、光源の種類はLEDに限られず、バルブタイプの光源であってもよい。

0029

図1及び図2を参照しながら、先に、スポット照明装置10の簡単な動作について説明する。
なお、構造については動作の説明の後に詳細に説明する。
スポット照明装置10は、図2に示すように、光源ユニット70の前方側にある配光角度調整機構72によって、出射光広がり角度を調整することができるようになっている。
光源ユニット70は、後方にあるヒートシンク部材73が筐体80内に収納されるように筐体80に取付けられる。
筐体80には、一対のアーム部60a、60bの端部に対応する位置に、一対の円筒部81a、81bが形成されている。

0030

この円筒部81a、81bは、アーム部60a、60bの端部に対して回転可能になっている。
従って、光源ユニット70が筐体80に取付けられた照明本体90は、アーム部60a、60bに対して回動することができ、光源ユニット70を含む照明本体90は上下方向(垂直方向)に向きを変えることができる。
なお、後ほど詳細に説明するが、アーム部60aの端部に配置される筐体80の円筒部81aのところに、上下方向(垂直方向)の角度を調整するための垂直角度調整手段が設けられている。

0031

そして、一対のアーム部60a、60bの端部と反対側となるコの字型のアームの基端側が、水平方向回転部材50に固定されており、この水平方向回転部材50の回転動作によって、光源ユニット70を含む照明本体90は、水平方向に回動するようになっている。
なお、後ほど詳細に説明するが、水平方向回転部材50は、電源部材20の先端側(図左側)に設けられた基部40に設けられる回転モータ及び歯車列によって水平方向の回転が行われる。

0032

上記のように、スポット照明装置10は、配光角度の制御、垂直角度の制御(チルト)及び水平角度の制御(パン)が行えるようになっている。
次に、具体的に、配光角度の制御、垂直角度の制御(チルト)及び水平角度の制御(パン)を行うための機構について順次説明していく。

0033

(配光角度調整手段)
図3は、配光角度調整手段の構成がわかるようにした分解した分解斜視図である。
図3に示すように、配光角度調整手段の配光角度調整機構72は、主に、反射体72aと、反射体72aの外周を覆うように配置される移動体72bおよび移動体72bの外周を覆うように配置される移動体72bを支持する支持体72cを備えている。

0034

反射体72aには、光源部71に載置される光源(LED)に対応した位置、つまり、反射体72aの中央位置に円形開口72aaが設けられている。
図4に反射体72aを前方側から見た状態を示す。
図4に示される通り、反射体72aの前方側は、中央の円形開口72aaに向かって円錐形状に凹んだ形状に形成されており、光源からの光を前方に反射する反射面72abを構成するようになっている。
この反射面72abは光を反射することを目的としているので、光の反射率が高くなる白色や銀色といった色とされるのが好ましい。

0035

図3に戻って、反射体72aの外周面(周面)に注目すると、反射体72aの外周面には、螺旋状のガイド溝74(ガイド部)が形成されている。
一方、移動体72bの後方側(反射体72a側)の端部の内周面には、反射体72aの螺旋状のガイド溝74に摺動可能に係合する係合突起75(係合部)が設けられており、移動体72bは、係合突起75を反射体72aのガイド溝74に係合させて、反射体72aの外周面を覆うように配置される。
また、この反射体72aが樹脂成型品製作される場合は、反射体72aの外周面にガイド溝74を形成していることで安価な金型とすることができる。

0036

また、移動体72bは、前方側に配光制御を行う光学部品であるフレネルレンズ76が取り付けられている。
図5(a)は、移動体72bを前方側から見た斜視図である。
図5(a)に示すように、移動体72bは、円筒状の部材であり、前方側の周縁の内側にフレネルレンズ76を受けるための段差76aが設けられている。
そして、その段差76aにフレネルレンズ76を配置した後、図3に示すように、レンズ固定ピン77を移動体72bの前方側の周縁に取付けることでフレネルレンズ76が移動体72bに固定されるようになっている。

0037

図5(b)には、レンズ固定ピン77の拡大図を示している。
図5(b)の左側の図は、レンズ固定ピン77が移動体72bに取付けられた際に外側となるレンズ固定ピン77の表面側がわかるようにした斜視図であり、右側の図は、移動体72b側に向くことになる裏面側がわかるようにした斜視図である。

0038

レンズ固定ピン77は、移動体72bの前方側の周縁に当接配置され、フレネルレンズ76が移動体72bから外れないようにするレンズ抑え部77aと移動体72bの外周面に当接配置される外周面当接部77bとを有する略L字形状の部材であり、左側の図に示すように、その外周面当接部77bの表面側には、外側に向かって突出した凸部77cが形成されている。

0039

また、右側の図に示すように、レンズ固定ピン77の外周面当接部77bの裏面側には、係合ボス77dが形成されている。
そして、図5(a)に示すように、レンズ固定ピン77を固定する移動体72bの部分には、レンズ固定ピン77を受け入れる略L字形の凹み溝76bが形成されている。
その凹み溝76bには、レンズ固定ピン77の係合ボス77dを受け入れる係合孔76cが形成されており、この係合孔76cに係合ボス77dを嵌め込むようにして、レンズ固定ピン77は、移動体72bに固定される。
通常、円筒部品は全周の嵌め合い精度を上げることでスムーズな動き保障している。しかし、本実施形態においてはレンズ固定ピン77の外周面当接部77bと支持体72cの内周面が摺動することから移動体72bと支持体72cの全周の高い寸法精度を求める必要はなく、安価な部品が供給できる。

0040

一方、図6に示す支持体72cを前方側から見た斜視図を見るとわかるように、支持体72cも円筒状の部材であり、その内周面には、図5(b)で示したレンズ固定ピン77の凸部77cに対応した直線上の溝部78が形成されている。
この直線上の溝部78は、前後方向に延びるように形成されており、後方側(光源側となる側)の端部が開放された溝となっている一方、前方側(光が出射する方向)の端部は開放されていない溝として形成されている。
つまり、この溝部78は、支持体72cの後方側の端部から前方側の端部近傍まで形成されているが、前方側の端部には届かないように形成されている。

0041

そして、図5を参照して説明してきた移動体72bは、支持体72cの後方側から支持体72cの内周面に形成された溝部78に摺動可能にレンズ固定ピン77の凸部77cを係合するように取り付けられる。
前述のように、溝部78は、支持体72cの前方側の端部に開放しないように、前方側近傍までしか形成されていないので、移動体72bが支持体72cの溝部78に沿って前後方向に摺動する際に、移動体72bが支持体72cの前方側から抜け落ちることがないようにされている。
また、支持体72cの後方側の端部には、光源部71に支持体72cを固定するための固定部79が設けられている。

0042

図3を参照して、さらに、詳細に説明すると、移動体72bは、反射体72aの外周面の螺旋状のガイド溝74に摺動可能に移動体72bの係合突起75を係合させるように組付けられている。
また、移動体72bは、支持体72cの内周面に形成された溝部78に摺動可能にレンズ固定ピン77の凸部77cを係合させるように組付けられて、支持体72cに支持されている。
そして、支持体72cが、支持体72cの固定部79を光源部71に固定するように組付けられている。

0043

なお、図示していないが、本実施形態では光源部に載置される光源として光源を中心に円錐状の反射部を備えたものを使用している。
そして、反射体72aの中央の円形開口72aaの大きさは、光源を中心に設けられている円錐状の反射部の外形に合わせたものになっており、支持体72cの固定部79を光源部71に固定するときに、反射体72aの円形開口72aaに円錐状の反射部が嵌め込まれるようになっている。
反射体72aは、反射体72aの円形開口72aaに嵌め込まれた光源の反射部で支持されているだけであるため光源部71に対して回動可能になっている。

0044

上記のように、反射体72a、移動体72b及び支持体72cが組付けられていることで、反射体72aを回転させると、その回転力によって移動体72bも回転しようとする。
しかしながら、移動体72bのレンズ固定ピン77の凸部77cによって移動体72bの移動方向が前後方向に規制されている。
従って、反射体72aが回転すると、移動体72bの係合突起75が反射体72aのガイド溝74内を摺動しながら、移動体72bは反射体72aの回転軸方向(前後方向)に移動する。
つまり、移動体72bのレンズ固定ピン77の凸部77cが、移動体72bの移動方向を反射体72aの回転軸方向に規制する規制部となり、移動体72bは、反射体72aの回転軸方向にだけ移動するようになっている。

0045

そして、この移動体72bの回転軸方向に沿った移動が起こると、光源と移動体72bに取付けられたフレネルレンズ76との間の距離がかわるので、フレネルレンズ76による集光状態が変化し、配光角度が変化する。
本実施形態では、移動体72bが最も光源側にあるときにフレネルレンズ76を介して出射される出射光の広がり角度が約30°となるようにしている。
そして、反射体72aは、最大約90°回転させることができるようにしており、反射体72aの90°の回転によって、移動体72bが光源から離れる側に約15mm移動するようにしている。
この最も光源から移動体72bが離れた状態でフレネルレンズ76を介して出射される出射光の広がり角度は約10°となるようにしている。

0046

但し、反射体72aがどの程度の角度まで回転できるようにするのかや、移動体72bをどの程度前後方向に移動可能にするのかは、要求される配光角度と用いるLEDのスポット径に応じて定めればよい。

0047

フレネルレンズは、長い距離に対する集光状態(スポット径)の制御が行い易く、また軽量であることから駆動部への負荷が小さく耐衝撃性の向上が期待できるため、本実施形態では、フレネルレンズ76を使用している。
しかしながら、配光制御を行う光学部品はフレネルレンズに限定される必要はなく、非球面レンズ等他の光学部品に置き換えてもよい。

0048

次に、配光角度調整手段の配光角度調整機構72を動作させる構成部分、より具体的には、反射体72aの回転を行う構成部分について説明を行う。
どのように部品が組付けられているのかについては後ほど説明するが、先ず、反射体72aの回転に関連した部品だけを主に示した図である図7を参照して反射体72aの回転を行う構成について説明を行う。

0049

図7に示すように、反射体72aの後方側の面(以下「裏面」とも呼ぶ)には、円形開口72aaの外側に、円形突出リブ91が形成されており、この突出リブ91の外周面の約1/4の範囲に歯車92と噛合うギヤ91aが形成されている。
そして、歯車92は回転体93の歯車93aに接続され、回転体93の歯車93bが、ウォームギヤ部材94のウォームギヤ94aに接続されている。
ウォームギヤ部材94の一端には、回転モータM1(駆動源)の回転軸に設けられた歯車96に接続される歯車94bが設けられている。
従って、回転モータM1を駆動させると、モータの回転力が、これら歯車列によって伝達され、反射体72aが回動する。

0050

なお、図7では、ウォームギヤ部材94の回転力を回転体93の歯車93bに伝え、歯車93aを介在させて歯車92に伝達するようにしている。
これは、歯車93aと歯車93bとの大きさを変えることでギヤ比を調節しているのと、部品等のレイアウトの関係のためである。
従って、ギヤ比を変更する必要がなく、レイアウト上の問題がないような場合には、ウォームギヤ部材94を直接歯車92に接続するようにしてもよい。
通常、反射体は光源近傍に配置されることから、この光源を搭載する部材に回転モータを取り付けることで、簡単な機構で駆動部を形成できる。しかしLEDは発熱が大きく、回転モータにこの熱が伝わった場合は回転モータの軸受けの油分が蒸発して寿命特性に影響を与える。従って、LEDの熱が直接伝わらないように回転モータは熱経路から離すレイアウトとする必要がある。

0051

次に、部品の組付け状態などを含めより詳細に反射体72aの回転を行う構成部分について説明を行う。
図3には、この回転モータM1及び歯車列を構成する部品を分解斜視図で示している。
なお、図3では、図7の歯車92を省略している。
図7に示されていたように、回転体93、ウォームギヤ部材94及び歯車92(図示せず)は、歯車取付部材97によって支持されており、この歯車取付部材97が図3に示す筐体80の円筒部81bの底面の裏側(筐体80の内側の面)に取付けられる。
回転モータM1は、筐体80の円筒部81bの内部に収納され、円筒部81bの底面にカバー部材83と共に固定される。
回転モータM1の回転軸に設けられた歯車96(図示せず)は、筐体80の円筒部81bの底面に設けられた開口82bから筐体80内に導出されており、ウォームギヤ部材94の歯車94bに接続される。

0052

そして、カバー部材83の一部を外側から覆うようにカバー部材83を回動可能に支持するアーム部取付部材84をアーム部60bに取付ける。
従って、回転モータM1などを含む筐体80の円筒部81bは、アーム部60bに対して回動可能になっている。
なお、図3では示していないがアーム部60bの部分には、図8に示すアームカバー部材61aと同様のアームカバー部材が装着されており、図1及び図2に示すアーム部60bのような外観となる。

0053

上記のように、本実施形態のスポット照明装置10の配光角度調整手段は、主に、1つの反射体72aとフレネルレンズ76を備えた移動体72bと支持体72cとからなる配光状態(スポット径)を制御する配光角度調整機構72を、アーム部60bの端部に配置される、筐体80に取付けられた回転モータM1(駆動源)及び歯車列で動作させる構成になっている。
従って、従来の照明装置のように反射体を形成するために多数の鏡片を使用するような構成ではなく、また、動作のために、それら多数の鏡片に対応した多数の部品も必要がないので大幅に部品点数を減らすことができ、製造コストの低減を図ることが可能である。

0054

(垂直角度調整手段)
図8を参照しながら、垂直角度調整手段の構成について説明する。
図8は、垂直角度調整手段の部品構成がわかるようにした分解斜視図である。
図8に示すように、垂直角度調整手段は、主に、筒状半体85a、85b、回転モータM2(駆動源)と歯車列によって構成されている。
回転モータM2は、筐体80の円筒部81aの底面の裏側(筐体80の内側の面)に取付けられ、回転モータM2の回転軸に設けられた歯車98が筐体80の円筒部81aの底面に設けられた開口82aから円筒部81a内に導出される。

0055

筐体80の円筒部81aには、内周面にギヤが形成された筒状半体85aが取付けられる。この筒状半体85aの底面にも開口が形成されており、この開口を通じて回転モータM2の回転軸に設けられた歯車98が筒状半体85a内に導出されるようになっている。
そして、遊星歯車86を収納した筒状半体85bが筒状半体85aに対して回動可能に装着される。

0056

図9に遊星歯車86を収納した筒状半体85bの内側を見えるようにした斜視図を示す。
図9に示すように、筒状半体85bの内周面にもギヤが形成され、遊星歯車86と接続されている。
遊星歯車86の中心には、回転モータM2の回転軸に設けられた歯車98が遊星歯車86と接続されるように配置されており、歯車98が回転すると4つの歯車からなる遊星歯車86が回転する。

0057

ここで、図8に戻って遊星歯車86の歯車部分に着目すると、4つの歯車は、いずれも筒状半体85a内に配置されて、筒状半体85aの内周面のギヤに接続される歯車86a部分の方が、筒状半体85bの内周面のギヤに接続される歯車86b部分より直径が大きくなるようにされている。
従って、この遊星歯車86は、筒状半体85aに対応するギヤ比と筒状半体85bに対するギヤ比が異なるものになっている。
このため、遊星歯車86を回転させた時に、筒状半体85aと筒状半体85bとは回転状態(回転速度)が異なることになり、筒状半体85bに対して筒状半体85aが回動する動きを実現することができる。

0058

一方、筒状半体85bの外周面には、複数の凹み部87が形成されており、筒状半体85bを覆うように装着されるアーム部取付部材88には、クラッチ構造88aが内蔵されている。
具体的には、このクラッチ構造88aは、図13に示すように、ばね89aと押付け部材89bとからなり、押付け部材89bがばね力で筒状半体85bの凹み部87に押し付けられる構造になっている。
そして、筒状半体85bを覆うようにアーム部取付部材88が装着されて、そのアーム部取付部材88がアーム部60aに取付け固定される。
なお、全ての部品の組付けが終わると、アーム部60aにアームカバー部材61aが装着される。

0059

従って、筒状半体85bは、通常、アーム部60aに対して回動しない固定端となるように形成されているが、アーム部取付部材88に内蔵されているクラッチ構造88aのばね力を超えるような一定以上の回転力が筒状半体85bに働くと、筒状半体85bは、アーム部取付部材88に対して回動する。

0060

回転モータM2を回転させると、上記で述べた筒状半体85bと筒状半体85aとの回転状態の違いに伴って、筒状半体85aを含む筐体80側は、筒状半体85bに対して回動する。
この回転モータM2を回転させることによる筒状半体85bに対する筒状半体85aを含む筐体80側の回動は、クラッチ構造88aに負荷を発生させるものではないため、筒状半体85bのアーム部60aに対する固定状態は変化しない。
従って、回転モータM2を回転させることによって、筒状半体85aを含む筐体80側は、アームに対して回動している状態となり、垂直角度調整ができる。
このように、回転モータM2及び遊星歯車86を含む歯車列が、アーム部取付部材88によってアーム部60aの端部に配置されるようになっており、これらによって光源ユニット70を含む照明本体90は、垂直方向に回動するようになっている。

0061

一方、回転モータM2による回動動作とは別に、例えば、誰かが過度な力で光源ユニット70を含む照明本体90を垂直方向に回動させるように負荷をかけると、筒状半体85bが完全にアーム部60aに対して回動しない固定端とされている場合、その負荷によって遊星歯車86が破損する場合がある。
そこで、本実施形態では、上述のように、筒状半体85bの外周面に複数の凹み部87を設け、アーム部取付部材88内にクラッチ構造88aを設けるようにしている。

0062

この結果、誰かが過度な力で光源ユニット70を含む照明本体90を垂直方向に回動させようとした場合や、輸送等における過度な衝撃や振動が照明本体90に印加された場合であっても遊星歯車86が破損される前に、筒状半体85bがアーム部取付部材88内で回転し、歯車列などの機械構造部分の破損を回避できるようになっている。

0063

また、本実施形態では、垂直角度調整として約90°の動作、つまり、光源ユニット70を含む照明本体90がほぼ水平になる状態から真下に向く状態までの角度調整ができるようにしている。
本実施形態では、この約90°の動作範囲を超えて、垂直角度調整の動作が起きないように、図8に示す検出スイッチS2を用いて、垂直角度調整の範囲を約90度の範囲に制限する機構を設けている。

0064

具体的には、図8に示す検出スイッチS2は、図7に示すようにアーム部取付部材84に固定され、検出スイッチS2の下方に突出した検出脚部S2aが、図7及び図3に示されるカバー部材83の切欠き溝83a内に位置するようにされている。
なお、このカバー部材83の切欠き溝83aは、外周の約1/4の範囲に設けられている。

0065

垂直角度調整において、カバー部材83がアーム部取付部材84に対して回動する際に、カバー部材83の切欠き溝83aの端部が検出脚部S2aに到達すると、切欠き溝83aの端部によって検出脚部S2aが押される。
この結果、図3及び図7で見て真下に向いている検出脚部S2aが左方向若しくは右方向に向きが変位され、検出スイッチS2が垂直角度調整範囲の端(メカエンド)を検出する。
そして、垂直角度調整範囲の端(メカエンド)が検出されると回転モータM2の動作を停止し、垂直角度調整における過回転が起こらないようになっている。

0066

例えば、電源部材20側からLED光源や回転モータM1、M2等に向かって電力や制御指令を伝達する電気配線が敷設されることになるが過回転が起こらないようになっているので垂直角度調整の際に、無制限に同一方向に光源ユニット70を含む照明本体90が回転し続けるようなことがないため電気配線が捩れて切断されるなどの問題を回避することができる。

0067

なお、配光角度調整手段においても、これと同様の構成で反射体72aの過回転を抑制する機構が設けられている。
より具体的には、図示していないが、図1の光源ユニット70の光源部71に検出スイッチが設けられ、反射体72aの回転方向の端(メカエンド)を検出し、回転方向の端(メカエンド)が検出されると回転モータM1の動作を停止するようにしている。
従って、反射体72aが過回転状態になって、例えば、図7に示される歯車92が破損したりすることがないようになっている。

0068

上記のように、本実施形態のスポット照明装置10の垂直角度調整手段は、部品構成で見れば、主に、内周面にギヤが形成された2つの筒状半体85a、85bと、筒状半体85a、85b内に収納される遊星歯車86とその遊星歯車86に接続される回転軸に歯車98を設けた回転モータM2で構成されており、従来の照明装置を比較して構成がシンプルであるとともに歯車付ベルトやテンションプーリといった部品も必要がないものとなっており、製造コストを削減することが可能になっている。

0069

(水平角度調整手段)
図10から図12を参照しながら、水平角度調整手段の構成について説明する。
先に、水平角度調整がどのように行われるのかについて、簡単な説明を行ってから、どのように部品が組付けられているのかについて説明を行う。

0070

図10に示すように、水平方向回転部材50は、円筒状の部材であり、内周面にギヤ51が形成されている。
この内周面に形成されたギヤ51には、小径歯車52aと大径歯車52bとを備える歯車52の小径歯車52aが接続されている。
歯車52の大径歯車52bは、水平方向回転部材50の上方の周縁を跨ぐように大径歯車52bの一部が水平方向回転部材50の外側に位置し、その外側に位置した大径歯車52bの部分に回転モータM3(駆動源)の回転軸に設けられた歯車53が接続されている。

0071

そして、図12に示すように、水平方向回転部材50の底面の外側面に一対のアーム部60a、60bを有するコの字型のアームの基端側が固定されている。
従って、回転モータM3を回転させると、その回転力が歯車列によって水平方向回転部材50に伝達され、水平方向回転部材50が回転する。
水平方向回転部材50には、アームの基端側が固定されているので、この水平方向回転部材50の回転に伴いアーム以降の部材も水平方向に回転するので、アームに繋がっている光源ユニット70を含む照明本体90が水平方向に回動する。

0072

次に、部品の組付け状態などを含めより詳細に水平角度調整手段の構成について説明する。
図11に示すように、水平方向回転部材50には、中央部の開口58の周囲に上側に向かって突出した円筒状リブ54が形成されている。
この開口58内には、回転軸55が水平方向回転部材50に回転自在に嵌め込まれる。
回転軸55の下側は開口58よりも直径が大きくなるようにフランジ部が形成されており、このフランジ部によって水平方向回転部材50が回転軸55の下方に抜けないようになっている。

0073

一方、水平方向回転部材50の上側には、カバー部材48と支持部材41とからなる基部40(図1及び図2参照)が位置する。
水平方向回転部材50の上側の周縁には、支持部材41を受け入れる段差59が周縁の内側に形成されており、支持部材41は、水平方向回転部材50との間で回転可能に、この段差59に配置される。
支持部材41の中央側には、回転軸55の4つの貫通孔55aを通して、回転軸55の下側から挿入されるネジ螺合してネジを固定するネジ固定孔41aが設けられており、回転軸55が支持部材41にネジ固定されることで水平方向回転部材50は、支持部材41に対して回転可能に支持された状態になっている。

0074

図12は、図11に回転モータM3、アームおよび無線通信部100などの部材を加えた図になっている。
支持部材41は、水平方向回転部材50上に配置される摺動蓋部42とその摺動蓋部42よりも一段高く形成された部材配置部43とを有している。
この部材配置部43には、上面に回転モータM3が取付けられ、部材配置部43に形成された開口44を通して回転モータM3の回転軸に設けられた歯車53(図10参照)が部材配置部43の下面側に配置される。
また、この部材配置部43の下面側には、回転モータM3の回転軸に設けられた歯車53(図10参照)に接続されるように歯車52が回転可能に取付けられている。

0075

摺動蓋部42と部材配置部43とを繋ぐ縦壁部45には、歯車52と干渉しないように、一部に切欠45aが形成されている。
支持部材41の4つのネジ固定孔41aの中央には、開口46が形成されており、電源部材20(図1及び図2参照)から引き出される電気配線(図示せず)が、この開口46及び回転軸55の中央貫通孔55bを通して、水平方向回転部材50の下面側に引き出され、アームへと導かれる。
この電気配線が歯車52に接触しないようにするために、縦壁部45の切欠45aから見える歯車52を隠すように、切欠45aのところには、歯車カバー47が設けられている。
また、回転モータM3の上側には、配光角度調整手段、水平角度調整手段、及び、垂直角度調整手段との間での通信を行うための無線通信部100が配置されており、例えば、リモコン等による制御を行うことができる。
従って、リモコン等から制御信号(配光角度、垂直角度及び水平角度を制御する信号)を送信することで配光角度、垂直角度及び水平角度の調整が行えるようになっている。また、無線通信部100から各回転モータM1、M2、M3の回転位置情報を送信できるようにしてもよい。
なお、本実施形態では回転モータ駆動回路同一基板上に構成している。

0076

一方、水平方向回転部材50の円筒状リブ54の外側には、ガイド溝56aを形成するように上方に突出したガイドリブ56が設けられている。
ガイド溝56aには、ガイド溝56a内を移動することができる移動駒57が配置される。
移動駒57には、上方に突出した凸部57aが設けられており、支持部材41には、この凸部57aの側面に当接する高さまで下面方向に突出する当接凸部41bが設けられている。

0077

このようにすることで、水平方向回転部材50が回転していくと、時計回りに回転しても反時計回りに回転しても、略360°回転したところで移動駒57の凸部57aに支持部材41の凸部41bが当接する。
凸部57aに凸部41bが当接した状態で、さらに、水平方向回転部材50の回転を続けると、移動駒57がガイド溝56a内を移動し、ガイド溝56aの端部に到達すると、移動駒57が移動できなくなり、水平方向回転部材50も回転できなくなる。

0078

このため、水平方向回転部材50が約360°を超えて無制限に同一方向に回転することが防止される。
従って、上述した支持部材41の開口46及び回転軸55の中央貫通孔55bを通して、水平方向回転部材50の下面側に引き出されてアームへと導かれる電気配線(図示せず)に過度の捩れが発生して、電気配線が切断されるようなことが回避できる。
以上説明してきたように、本実施形態では、支持部材41の部材配置部43に取付けられるようにして基部40(図1及び図2参照)に設けられた回転モータM3(駆動源)と歯車列によって水平方向回転部材50を水平方向に回動させるようにしている。

0079

ところで、回転モータM3は、上記構成によって水平方向回転部材50が回転できない状態になったときに停止するようにしてもよいが、そのようにすると回転モータM3から異音が発生するため、上記のような回転させすぎることを機械的に防止するような構造を有していたとしても、水平方向回転部材50が回転できない状態に至る前に電気的な制御で回転モータM3を停止させるように設定しておくことが望ましい。

0080

より具体的には、図12に示すように、垂直角度調整手段のところで説明したのと同様の検出スイッチS3を本実施形態では設けるようにしている。
水平方向回転部材50には、外周面に検出スイッチS3の検出脚部S3aの向きを変位させるための検出スイッチ用突起部50aを設けている。

0081

従って、例えば、水平方向回転部材50が図12の状態から、さらに、時計回りに回転しようとすると、検出スイッチ用突起部50aによって検出脚部S3aが時計回り方向に押されて向きが変位し、検出スイッチS3により、時計回り方向への回転動作のメカエンドが検出される。
そして、メカエンドが検出されると回転モータM3の動作を停止するようにしている。

0082

上記移動駒57による水平方向回転部材50の回転停止は、移動駒57がガイド溝56a内を移動できる分、360°を少し超えた範囲まで水平方向回転部材50が回転したところで、水平方向回転部材50の回転が停止するように構成されている。
一方、検出スイッチS3によるメカエンドの検出は、水平方向回転部材50が、時計回りに回転しても、反時計回りに回転しても略360°回転したところで検出される。
このため、移動駒57による水平方向回転部材50の回転停止の前に、回転モータM3は、検出スイッチS3によるメカエンドの検出に伴う電気的な停止指令によって動作が停止される。

0083

なお、図12では、検出スイッチS3がどのように取付けられるのかについては、図示していないが、検出スイッチS3は、図1に示す基部40に対して固定されている。
具体的には、図1の基部40のカバー部材48の底面に、ネジを通す貫通孔が形成されており、その貫通孔を通して、図12に示されるネジ49の先端側が導出され、検出スイッチS3のネジ固定孔にネジ49を螺合させることで検出スイッチS3が基部40に対して固定されている。

0084

従来の照明装置では、水平角度調整手段を構成するために、モータや歯車に加え、歯車付ベルトや張力を調整するためのテンションプーリなどといった部品が多用されており、部品点数が多く、且つ、部品を配置するためのスペースも確保する必要があるのでサイズを小さくすることが難しい。
一方、本実施形態のスポット照明装置10の水平角度調整手段は、内周面にギヤを形成した水平方向回転部材50に対して歯車列で直接回転モータM3の回転力を伝達するように構成しているため、歯車付ベルトや張力を調整するためのテンションプーリなどといった部品が必要なく、構成自体もシンプルであるので製造コストの低減、並びに、小型化を行うことができる。

0085

ところで、上述した回転軸55の中央貫通孔55bを通してアーム側に導かれた電気配線(図示せず)は、図3に示すアームに形成された切欠60cを通じて、開口60dを通って、アーム部60bへと導かれ、アーム部60bに形成された開口60eから筐体80側に導出される。
そして、この筐体80の近傍から導出される電気配線は、筐体80に設ける貫通孔(図示せず)から筐体内に挿入され、筐体80内を通って回転モータM2や光源等に配線される。

0086

このように、本実施形態のスポット照明装置10では、アーム内に電気配線が配置されるだけであり、従来の照明装置のようにアーム部内に歯車、歯車付ベルトやテンションプーリといった部品を配置する必要がない。
この結果、図1に示すように、アーム部は外径を大きくする必要がなく、見栄えのよいスリムなアーム形状にすることが可能となる。

0087

以上、具体的な実施形態を説明しながら本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。
また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0088

例えば、スポット照明装置において、水平角度調整(パン)が不要である場合には、水平角度調整手段を省略し、アームの基部側を直接、電源部材20に取付けるような構成としてもよい。
逆に、水平角度調整(パン)だけが求められるときには、直接、照明本体90を水平方向回転部材50に取付けるようにしてもよい。

0089

また、スポット照明装置に限らず、水平角度調整(パン)や垂直角度調整(チルト)の機構が求められるものに対して、上記で説明してきた水平角度調整手段及び垂直角度調整手段は有効である。
例えば、監視カメラなどにおいてもパン及びチルトの機能は求められる場合が多く、光源ユニット70に代えて監視カメラを筐体80に取付けるようにすれば、本明細書に記載した水平角度調整手段及び垂直角度調整手段を備えた監視カメラとすることができる。
このように、本明細書に開示される水平角度調整(パン)機構及び垂直角度調整(チルト)機構は、照明装置に限らず、一般に使用することが可能である。

0090

以下に、この出願の分割直前の特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の分割直前の特許請求の範囲のとおりである。
<請求項1>
照明装置であって、
光源ユニットを備え、
前記光源ユニットが、光源を載置した光源部と前記光源部に取付けられた前記光源による照射範囲を変更する配光角度調整手段とを含み、
前記配光角度調整手段は、
周面に螺旋状のガイド部を設けた前記光源からの出射光を反射する反射体と、
前記ガイド部に摺動可能に係合する係合部と移動方向を前記反射体の回転軸方向に規制する規制部とを備えた移動体と、
前記移動体の前記回転軸方向の移動を支持する支持体と、
前記移動体に固定された前記出射光の光路を変更する光学部品と、を含むことを特徴とする照明装置。
<請求項2>
前記規制部は前記移動体の外周に設けられた凸部であり、
前記支持体は内周面に前記回転軸方向に沿った溝部を備え、
前記凸部が前記溝部に摺動可能に係合されることで、前記移動体が前記支持体に支持されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
<請求項3>
前記光源ユニットを水平方向に回動可能な水平角度調整手段と、
前記光源ユニットを垂直方向に回動可能な垂直角度調整手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
<請求項4>
前記光源ユニットに筐体を取り付けた照明本体と、
前記照明本体を回動可能に支持する一対のアーム部を有するコの字型のアームと、
前記アームを固定した水平方向回転部材を水平方向に回転可能に支持した基部と、を備え、
前記水平角度調整手段は、前記水平方向回転部材と前記基部に設けられた前記水平方向回転部材を回動する駆動源A及び歯車列Aを含み、
前記垂直角度調整手段は、一方の前記アーム部の端部に配置され、前記照明本体を前記アーム部に対して回動させる、前記筐体に設けられた駆動源B及び歯車列Bを含み、
前記配光角度調整手段は、他方の前記アーム部の端部に配置され、前記反射体を回動する、前記筐体に設けられた駆動源C及び歯車列Cを含むことを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
<請求項5>
前記歯車列Bは遊星歯車を含むことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
<請求項6>
前記配光角度調整手段、前記水平角度調整手段、及び、前記垂直角度調整手段のいずれか一つとの間での通信を行うための無線通信部を備えていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の照明装置。

0091

10スポット照明装置
40 基部
50 水平方向回転部材
52歯車
53 歯車
60a、60bアーム部
70光源ユニット
71光源部
72配光角度調整機構
72a反射体
72b 移動体
72c支持体
74ガイド溝(ガイド部)
75係合突起(係合部)
76フレネルレンズ(光学部品)
77c 凸部(規制部)
78 溝部
80筐体
86遊星歯車
90照明本体
92 歯車
93a、93b 歯車
94aウォームギヤ
94b 歯車
96 歯車
98 歯車
100無線通信部
M1、M2、M3回転モータ(駆動源)

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    【課題・解決手段】照明装置(10)は、光を射出する光源(15)と、光源(15)から射出した光を回折する回折光学素子(40)と、回折光学素子(40)によって回折された光を反射または屈折させて投影面Sに向... 詳細

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