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技術 ゲル状組成物

出願人 味の素株式会社
発明者 飛田和彦押村英子
出願日 2016年5月31日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-108880
公開日 2017年12月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-214314
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード バタフライ状 アミノ酸系ゲル化剤 弱塩基塩 脂肪酸ポリグリセリンエステル アルミニウム複合体 イミダゾリン型界面活性剤 エーテル型界面活性剤 キシレノールオレンジ
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

溶解温度の低いゲル状組成物を提供する。

解決手段

(A)式(I):(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド、(B)多価アルコール及び(C)極性油を含むゲル状組成物。

概要

背景

N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドやN−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドなどのアミノ酸系ゲル化剤には、油をゲル化できる能力があり、固形化粧料乳化組成物の安定化等に使用されている。一方で、アミノ酸系ゲル化剤を油に溶解させるときの温度が高く(条件によっては100℃以上)、取扱いが困難なことが知られている(特許文献1)。

例えば、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、流動パラフィン等の一般的な油分への溶解温度が150〜180℃と高く、油性基剤中に均一に混合しようとした場合には、150℃以上という非常に高い温度条件加熱溶解する必要があった。このため、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドを油性の化粧料基剤中に配合しようとした場合に、熱の影響によって他の配合成分が劣化あるいは不活化してしまうといった問題が生じていた。

概要

溶解温度の低いゲル状組成物を提供する。 (A)式(I):(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド、(B)多価アルコール及び(C)極性油を含むゲル状組成物。なし

目的

本発明の課題は、適度な溶解温度を有し、過度な加熱が不要な、化粧品等の製造に最適なゲル状組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(A)式(I):(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種、(B)多価アルコール及び(C)極性油を含むゲル状組成物

請求項2

式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載のゲル状組成物。

請求項3

(B)が、ペンチレングリコールイソペンチルジオールプロピレングリコールヘキサンジオール及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のゲル状組成物。

請求項4

(C)が、イソステアリルアルコールオクチルドデカノールオレイルアルコールイソステアリン酸ステアリン酸デシルテトラデカノールセチルアルコール及びパルミチン酸からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状組成物。

請求項5

さらに(D)アシル酸性アミノ酸を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲル状組成物。

請求項6

化粧品香粧品又は医薬部外品組成物である請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲル状組成物。

技術分野

0001

本発明は、N−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド多価アルコール及び極性油を含有するゲル状組成物に関する。

背景技術

0002

N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドやN−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドなどのアミノ酸系ゲル化剤には、油をゲル化できる能力があり、固形化粧料乳化組成物の安定化等に使用されている。一方で、アミノ酸系ゲル化剤を油に溶解させるときの温度が高く(条件によっては100℃以上)、取扱いが困難なことが知られている(特許文献1)。

0003

例えば、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、流動パラフィン等の一般的な油分への溶解温度が150〜180℃と高く、油性基剤中に均一に混合しようとした場合には、150℃以上という非常に高い温度条件加熱溶解する必要があった。このため、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドを油性の化粧料基剤中に配合しようとした場合に、熱の影響によって他の配合成分が劣化あるいは不活化してしまうといった問題が生じていた。

先行技術

0004

WO2013/118921

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の課題は、適度な溶解温度を有し、過度な加熱が不要な、化粧品等の製造に最適なゲル状組成物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究した結果、多価アルコールと極性油をN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドに配合したゲル状組成物の溶解温度がN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの溶解温度よりも極めて低くなることを見出し、本発明を完成するに至った。

0007

即ち、本発明は、以下の態様を含む。
[1](A)式(I):

0008

0009

(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種、
(B)多価アルコール及び
(C)極性油
を含むゲル状組成物。
[2]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である[1]に記載のゲル状組成物。
[3](B)が、ペンチレングリコールイソペンチルジオールプロピレングリコールヘキサンジオール及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1種である[1]又は[2]に記載のゲル状組成物。
[4](C)が、イソステアリルアルコールオクチルドデカノールオレイルアルコールイソステアリン酸ステアリン酸デシルテトラデカノールセチルアルコール及びパルミチン酸からなる群から選択される少なくとも1種である[1]〜[3]のいずれかに記載のゲル状組成物。
[5]さらに(D)アシル酸性アミノ酸を含む[1]〜[4]のいずれかに記載のゲル状組成物。
[6]化粧品香粧品又は医薬部外品組成物である[1]〜[5]のいずれかに記載のゲル状組成物。

発明の効果

0010

本発明により、高温で劣化する成分や香料等の高温で揮発する成分も化粧品等に配合することができるゲル状組成物を提供することができる。
本発明のゲル状組成物を化粧品や香粧品の製造に使用する際には、従来のような非常に高い温度処理を施す必要がなく、容易に製造することができ、化粧品等の製造工程を大幅に簡素化できる。

0011

本発明は、N−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド(A)、多価アルコール(B)及び極性油(C)を含むゲル状組成物に関する。

0012

(A)N−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド
本発明におけるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド(A)は、式(I)で表される。

0013

0014

式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示す。炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基としては、メチル基エチル基イソプロピル基プロピル基ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、及びヘプチル基等が挙げられる。少量で有効なゲル強度を発揮できるという観点で、炭素原子数3〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、ブチル基がより好ましい。R1及びR2がともに炭素原子数3〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であることがより好ましく、R1及びR2がともにブチル基であることがさらに好ましい。

0015

式中、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示す。炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基としては、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、1−エチルペンチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、tert−オクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシル基、及びペンタデシル基等が挙げられる。少量で有効なゲル強度を発揮できるという観点で、好ましいものは炭素原子数5〜13の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、より好ましいものは炭素原子数7〜11の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、最も好ましいものは1−エチルペンチル基、又はウンデシル基である。

0016

nは1又は2を示す。nが1の場合には、(A)はN−アシルアスパラギン酸ジアルキルアミドとなり、nが2の場合には、(A)はN−アシルグルタミン酸ジアルキルアミドとなる。少量で有効なゲル強度を発揮できるという観点で、nが2(N−アシルグルタミン酸ジアルキルアミド)であることが好ましい。

0017

具体的なN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド(A)としては、N−ヘキサノイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−ヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−ヘキサノイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−ヘキサノイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−オクタノイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−オクタノイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−オクタノイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−オクタノイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジメチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジエチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジプロピルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジペンチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジヘキシルアミド、N−デカノイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−デカノイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−デカノイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−デカノイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジメチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジエチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジプロピルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジペンチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジヘキシルアミド、N−パルミトイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−パルミトイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−パルミトイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−パルミトイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−ミリストイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−ミリストイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−ミリストイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−ミリストイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルアスパラギン酸ジイソプロピルアミド、N−2−エチルヘキサノイルアスパラギン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルアスパラギン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルアスパラギン酸ジイソブチルアミド、N−ラウロイルアスパラギン酸ジイソプロピルアミド、N−ラウロイルアスパラギン酸ジブチルアミド、N−ラウロイルアスパラギン酸ジ−sec−ブチルアミド、及びN−ラウロイルアスパラギン酸ジイソブチルアミドが挙げられ、好ましくは、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジイソブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジイソプロピルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、N−ラウロイルグルタミン酸ジ−sec−ブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジイソブチルアミドであり、より好ましくはN−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド又はN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである。(A)として、1種以上のN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドを使用することもできる。
例えば、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド(A1)及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド(A2)を使用する場合の重量比(A1):(A2)は、特に限定されないが、通常1:20〜20:1であり、1:9〜9:1が好ましく、1:4〜4:1がより好ましい。

0018

式(I)で表されるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドは、光学異性体又はジアステレオマーなどの立体異性体、任意の立体異性体の混合物、あるいはラセミ体を用いてもよい。

0019

本発明の組成物中の(A)の含有量は、組成物の調製時の溶解温度と、化粧品等へ配合した際に十分なゲル化能を発揮するという観点から、組成物総重量に対して、通常40重量%以下であり、38重量%以下が好ましく、30重量%以下がより好ましい。また通常10重量%以上であり、15重量%以上が好ましく、20重量%以上がより好ましい。

0020

(B)多価アルコール
本発明における(B)多価アルコールは、水酸基が2個以上のものであれば特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコールモノカプリル酸グリセリルカプリリルグリコールグリセリンジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ペンチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコールイソプレングリコール、低重合ポリエチレングリコールエチルヘキシルグリセリンが挙げられ、ペンチレングリコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコール、ヘキサンジオール、ジプロピレングリコールが好ましく、ペンチレングリコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコールがより好ましい。

0021

本発明の組成物中の(B)の含有量は、溶解温度の低いゲル状組成物が得られるという観点から、通常(A)1重量部に対して0.5〜9重量部であり、1〜6重量部が好ましく、2〜4重量部がより好ましい。

0022

本発明の組成物中の(B)の含有量は、溶解温度の低いゲル状組成物が得られるという観点から、組成物総重量に対して、通常80重量%以下であり、75重量%以下が好ましく、70重量%以下がより好ましく、60重量%以下がさらに好ましい。また通常10重量%以上であり、15重量%以上が好ましく、20重量%以上がより好ましい。

0023

(C)極性油
本発明における(C)極性油は、有機概念図で20以上の無機性値を有する油であり、例えば、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、デシルテトラデカノール、セチルアルコール、イソステアリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸が挙げられ、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ステアリン酸が好ましく、イソステアリルアルコール、ステアリン酸がより好ましい。

0024

本発明の組成物中の(C)の含有量は、溶解温度の低いゲル状組成物が得られるという観点から、通常(A)1重量部に対して0.2〜6重量部であり、0.3〜5重量部が好ましく、0.5〜3重量部がより好ましい。

0025

本発明の組成物中の(C)の含有量は、溶解温度の低いゲル状組成物が得られるという観点から、組成物総重量に対して、通常80重量%以下であり、70重量%以下が好ましく、60重量%以下がより好ましい。また通常5重量%以上であり、8重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましく、15重量%以上がさらに好ましい。

0026

溶解度低下の観点から、本発明の組成物100重量%中、(A)を10〜40重量%、(B)+(C)を60〜90重量%配合されていることが好ましい。

0027

また本発明の組成物においては、上記(A)〜(C)に加えて、(D)アシル酸性アミノ酸を配合することによりさらに溶解温度を下げることができる。

0028

(D)アシル酸性アミノ酸
本発明におけるアシル酸性アミノ酸としては、N−ココイル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ミリストイル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸などが挙げられ、N−ココイル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸などが好ましい。

0029

本発明の組成物中の(D)の含有量は、通常(A)1重量部に対して0.005〜1重量部であり、0.01〜0.5重量部が好ましく、0.05〜0.1重量部がより好ましい。

0030

本発明の組成物中の(D)の含有量は、溶解温度の低いゲル状組成物が得られるという観点から、組成物総重量に対して、通常10重量%以下であり、8重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましい。また通常0.01重量%以上であり、0.1重量%以上が好ましく、0.5重量%以上がより好ましい。

0031

溶解度低下の観点から、本発明の組成物100重量%中、(A)が15〜40重量%、(B)+(C)が55〜80重量%、(D)が0.1〜5重量%配合されていることが好ましい。

0032

本発明のゲル状組成物の形状は特に限定されるものではないが、例えばゲル状、粒子状固体状、棒状、球状、シート状等が挙げられる。中でもゲル状、固体状、球状が好ましい。

0033

本発明のゲル状組成物の製造方法は特に限定されないが、例えば、(A)〜(C)を含む混合物を、加熱しながら均一な溶液を形成するまで撹拌し、その後冷却することにより目的のゲル状組成物を得ることができる。加熱する温度は(A)〜(C)の種類や含有量によって異なるが、例えば混合物をオイルバスヒーターを用いて85〜130℃で5〜30分間混合加熱し、室温に放置することにより得ることができる。

0034

本発明のゲル状組成物の溶解温度(融点)は、通常78℃以下、好ましくは70℃以下、より好ましくは60℃以下である。したがって化粧品や香粧品の製造に使用する際には、従来のように非常に高い温度処理を施す必要がなく、化粧品等を容易に製造することができ、化粧品等の製造工程を大幅に簡素化できる。

0035

また本発明のゲル状組成物は、各種キレート剤制汗活性成分界面活性剤、各種添加剤、各種粉体等の通常化粧料に使用し得る成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合することもできる。

0036

各種キレート剤としては、特に制限はないが、好ましくはトリエチレンテトラミン、2−テノイルトリフルオロアセトンチオグリコール酸酒石酸コハク酸8−キノリノールピリジン−2,6−ジカルボン酸、ピリジン、1,10−フェナントロリン乳酸8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸グリシン、2,2’−ピリジルエチレンジアミンオーリントリカルボン酸キシレノールオレンジ、5−スルホサリチル酸サリチル酸ピロカテコール−3,5−ジスルホネート、4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸クエン酸オキサレートニトリロ三酢酸、エチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸、アセチルアセトン、及びそれらの塩からなる群より選択されるキレート化剤及びそれらの混合物などが挙げられる。

0037

制汗活性成分としては、クロルヒドロキシアルミニウム塩化アルミニウムアラントインクロルヒドロキシアルミニウム硫酸アルミニウム酸化亜鉛パラフェノールスルホン酸亜鉛、及びジルコニルクロリドアルミニウムヒドロキシド及びアルミニウムクロルヒドロキシドと反応させることで製造されたジルコニウムアルミニウム複合体からなる群より選択される1種又はそれらの混合物が挙げられる。ここで言う、制汗活性成分とは、皮膚を強力に収斂させることによっての発生を抑える成分のことである。

0038

界面活性剤としては、例えば、N−長鎖アシ中性アミノ酸塩などのN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチルタウリン塩アルキルサルフェート及びそのアルキレンオキシド付加物脂肪酸アミドエーテルサルフェート脂肪酸金属塩及び弱塩基塩スルホコハク酸系界面活性剤アルキルフォスフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボン酸、等のアニオン界面活性剤グリセリンエーテル及びそのアルキレンオキシド付加物などのエーテル型界面活性剤グリセリンエステルのアルキレンオキシド付加物、ソルビタンエステルのアルキレンオキシド付加物、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルなどのエーテルエステル型界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル脂肪酸ポリグリセリンエステルソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルなどのエステル型界面活性剤アルキルグルコシド類、硬化ヒマシ油ピログルタミン酸ジエステル及びそのエチレンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミドなどの含窒素型の非イオン性界面活性剤、等の非イオン性界面活性剤;アルキルアンモニウムクロライドジアルキルアンモニウムクロライドなどの脂肪族アミン塩、それらの4級アンモニウム塩ベンザルコニウム塩などの芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニンエステル、等のカチオン界面活性剤;並びにカルボキシベタインなどのベタイン型界面活性剤アミノカルボン酸型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤、等の両性界面活性剤等が挙げられる。

0041

また本発明のゲル状組成物は、そのままで、又は前記成分を配合し、化粧品、香粧品及び医薬部外品として用いることができる。

0042

さらに本発明のゲル状組成物は、化粧品、香粧品、医薬品及び医薬部外品等の基剤感触改良剤増粘剤安定化剤ゲル化剤として用いることができる。基剤とは、化粧品等の原料のうち、その製品に形を与えるために主に使われる成分のことで、賦型剤とも呼ばれるものである。

0043

本発明のゲル状組成物を配合した化粧品、香粧品、医薬品及び医薬部外品の形状は特に限定されるものではないが、例えばペースト状、ゲル状、クリーム状、粒子状、固体状、棒状、球状、シート状等が挙げられる。中でもペースト状、ゲル状、固体状、球状が好ましく、ペースト状、ゲル状がより好ましい。

0044

化粧品、香粧品及び医薬部外品の具体例としては、制汗剤、リップスティック口紅日焼け防止剤固形ファンデーションコンシーラー化粧下地クレンジング剤等の固形製剤洗顔料クレンジングジェル乳液マッサージクリームコールドクリームモイスチャジェルパックアフターシェイビングジェル、乳液状ファンデーションチークマスカラシャンプーリンス育毛剤トリートメントヘアコンディショナーチック、セットロションヘアクリームヘアワックスヘアムースパーマ液染毛剤ヘアカラーヘアマニキュア日焼け止めオイルハンドソープ等のゲルもしくはゲル分散物または乳化物芳香剤、及び湿布薬等が挙げられる。好ましくは、制汗剤、口紅、リップスティック、クリーム、乳液、日焼け防止剤であり、制汗剤、口紅、クリーム、乳液、日焼け防止剤がより好ましい。

0045

医薬品の具体例としては、軟膏、クリーム、ゲル剤等の外用剤貼付剤座薬等が挙げられる。

0046

本発明のゲル状組成物を含む化粧品、香粧品、医薬品及び医薬部外品は、常法に従って製造することができる。

0047

次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

0048

試験例1>
表1に記載の割合(重量%)の(A)〜(C)の混合物10gをガラス瓶に入れ、加熱混合し完全に溶解させた。そのまま室温まで放冷し、ゲル状組成物を得た。この組成物を再度加熱し、完全に溶解した温度を温度計によって測定した。N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「GP−1」を使用した(以下同様)。結果を表1に示す。

0049

0050

表1に示す通り、多価アルコールと極性油を配合することにより溶解温度が下がることを確認した。

0051

<試験例2>
表2に記載の割合(重量%)の(A)〜(C)の混合物10gをガラス瓶に入れ、加熱混合し完全に溶解させた。そのまま室温まで放冷し、ゲル状組成物を得た。この組成物を再度加熱し、完全に溶解した温度を温度計によって測定した。N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「EB−21」を使用した(以下同様)。結果を表2に示す。

0052

0053

表2に示す通り、実施例3〜11の組成物の溶解温度が下がることを確認した。

0054

<試験例3>
表3に記載の割合(重量%)の(A)〜(D)の混合物10gをガラス瓶に入れ、加熱混合し溶解させた。そのまま室温まで放冷し、ゲル状組成物を得た。この組成物を再度加熱し、完全に溶解した温度を温度計によって測定した。結果を表3に示す。

0055

実施例

0056

表3に示す通り、実施例12〜16の組成物の溶解温度が下がることを確認した。

0057

本発明のゲル状組成物を使用すれば、化粧品、香粧品や医薬部外品等に配合される成分を損なうことなく、化粧品等を簡便に製造することができる。

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