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技術 シート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 安達成一郎
出願日 2016年5月31日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-109293
公開日 2017年12月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-214193
状態 特許登録済
技術分野 ベルト,ローラによる搬送 シート、マガジン及び分離
主要キーワード 双方向クラッチ 調整構成 非規制位置 フック軸 入力伝達 引抜きローラ 開閉側 ギア連結
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

開閉部材に設けられている回転体ギア列を介して精度よく駆動伝達を可能とする。

解決手段

装置本体に対して開閉可能な開閉部材9と、シート給送するために前記開閉部材に設けられた回転体3と、前記回転体に駆動力を伝達するために前記開閉部材に設けられた第1ギア20aと、装置本体に設けられ、前記第1ギアに駆動力を伝達する第2ギア55bと、前記開閉部材を閉じた状態で前記装置本体に設けられた被係止部80に係止可能な係止部であって、前記開閉部材に回動可能に設けられた係止部70と、前記係止部の回動中心と同一軸上に回動可能に設けられた調整部材であって、前記第1ギアの回動軸を保持する調整部材90とを有する。

概要

背景

原稿を搬送して読み取る原稿搬送読取装置にあっては、原稿トレイに載置された原稿は給送回転体であるピックアップローラによって給送され、分離手段によって1枚ずつ分離給送され、読取部において画像を読み取られた後、排出トレイ上に排出される。このような原稿搬送読取装置にあっては、給送時に原稿給送不良が生じたときに、詰まった原稿を除去できるように、給送部を開閉可能にしているのが一般的である。

すなわち、原稿搬送読取装置本体に対して開閉可能なカバーを設け、原稿を搬送する一対のローラのうち、一方のローラを装置本体に設け、他方のローラを開閉カバーに設け、前記ローラ対間で原稿が詰まったときは開閉カバーを開くことによって前記ローラ対を開放して詰まった原稿を除去するようにしている(特許文献1)。

概要

開閉部材に設けられている回転体にギア列を介して精度よく駆動伝達を可能とする。装置本体に対して開閉可能な開閉部材9と、シートを給送するために前記開閉部材に設けられた回転体3と、前記回転体に駆動力を伝達するために前記開閉部材に設けられた第1ギア20aと、装置本体に設けられ、前記第1ギアに駆動力を伝達する第2ギア55bと、前記開閉部材を閉じた状態で前記装置本体に設けられた被係止部80に係止可能な係止部であって、前記開閉部材に回動可能に設けられた係止部70と、前記係止部の回動中心と同一軸上に回動可能に設けられた調整部材であって、前記第1ギアの回動軸を保持する調整部材90とを有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

装置本体に対して開閉可能な開閉部材と、シート給送するために前記開閉部材に設けられた回転体と、前記回転体に駆動力を伝達するために前記開閉部材に設けられた第1ギアと、装置本体に設けられ、前記第1ギアに駆動力を伝達する第2ギアと、前記開閉部材を閉じた状態で前記装置本体に設けられた被係止部に係止可能な係止部であって、前記開閉部材に回動可能に設けられた係止部と、前記係止部の回動中心と同一軸上に回動可能に設けられた調整部材であって、前記第1ギアの回動軸を保持する調整部材と、を有することを特徴とするシート給送装置。

請求項2

前記調整部材を前記開閉部材に固定する固定手段を有することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。

請求項3

前記開閉部材を閉じた状態で前記第1ギアと前記第2ギアが噛合し、前記開閉部材を開いた状態で前記第1ギアと前記第2ギアが離間することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。

請求項4

前記開閉部材にはシートを搬送するための第1搬送ローラが設けられ、前記装置本体には前記開閉部材が閉じたときに前記第1搬送ローラと圧接する第2搬送ローラが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート給送装置。

請求項5

前記第2ギアは前記被係止部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート給送装置。

請求項6

前記開閉部材を閉じた状態で前記第1ギア前記第2ギアに向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート給送装置。

請求項7

シートを給送して前記シートに記載された情報を読み取る読取装置において、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート給送装置と、給送されたシートに記載された情報を読み取る読取部と、を有することを特徴とする読取装置。

請求項8

シートを給送して前記シートに画像を形成する画像形成装置において、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート給送装置と、給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、載置部に載置されたシート給送するシート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置に関する。

背景技術

0002

原稿を搬送して読み取る原稿搬送読取装置にあっては、原稿トレイに載置された原稿は給送回転体であるピックアップローラによって給送され、分離手段によって1枚ずつ分離給送され、読取部において画像を読み取られた後、排出トレイ上に排出される。このような原稿搬送読取装置にあっては、給送時に原稿給送不良が生じたときに、詰まった原稿を除去できるように、給送部を開閉可能にしているのが一般的である。

0003

すなわち、原稿搬送読取装置本体に対して開閉可能なカバーを設け、原稿を搬送する一対のローラのうち、一方のローラを装置本体に設け、他方のローラを開閉カバーに設け、前記ローラ対間で原稿が詰まったときは開閉カバーを開くことによって前記ローラ対を開放して詰まった原稿を除去するようにしている(特許文献1)。

先行技術

0004

特許第5386570号

発明が解決しようとする課題

0005

上記原稿搬送読取装置あって、前記ピックアップローラは開閉カバーに設けられている。このため、ピックアップローラの駆動は装置本体に設けられたモータからギア列を介して伝達される。

0006

しかしながら、前述したようにピックアップローラは装置本体に対して開閉可能なカバーに設けられているために、これに駆動伝達するギア列は開閉カバーを開いたときに、開閉カバー側に設けられているギア(カバー側ギア)と、装置本体側に設けられているギア(本体側ギア)が離間する構成となっている。そのため、前記本体側ギアとカバー側ギアのギア軸間を固定することができず、開閉カバーの撓み等によって前記ギア間が変化すると駆動伝達を精度よく行うことが困難になる。

0007

本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、開閉部材に設けられている回転体にギア列を介して精度よく駆動伝達を行うことが可能なシート給送装置及びこれを備えた読取装置、画像形成装置を供給するものである。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、装置本体に対して開閉可能な開閉部材と、シートを給送するために前記開閉部材に設けられた回転体と、前記回転体に駆動力を伝達するために前記開閉部材に設けられた第1ギアと、装置本体に設けられ、前記第1ギアに駆動力を伝達する第2ギアと、前記開閉部材を閉じた状態で前記装置本体に設けられた被係止部に係止可能な係止部であって、前記開閉部材に回動可能に設けられた係止部と、前記係止部の回動中心と同一軸上に回動可能に設けられた調整部材であって、前記第1ギアの回動軸を保持する調整部材と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明にあっては、開閉部材に設けられた第1ギアの回動軸が係止部の回動軸と同一軸上で回動可能な調整部材に設けられているために、前記調整部材を回動することによって第1ギアの位置を調整することができる。このため、装置本体に対する開閉部材の位置が多少変化しても前記第1ギアとこれに噛合する第2ギアとの間隔を一定に保つことができ、精度よい駆動伝達を行うことができる。

図面の簡単な説明

0010

原稿読取装置の模式断面図である。
原稿給送待機状態の断面図である。
原稿給送状態の断面図である。
シャッタ部材の動作説明図である。
駆動伝達手段の斜視説明図である。
駆動伝達手段の模式図である。
制御ブロック図である。
開閉カバーの内部の斜視図である。
開閉カバーを閉じた状態の断面説明図である。
開閉カバーを開いた状態の断面説明図である。
開閉カバーに設けられた調整板に保持されたギアと本体に設けられたギアの斜視説明図である。
調整板に保持されたギアの軸がU字溝部に嵌る状態を示す説明図である。
バネにより調整板を付勢する構成の斜視説明図である。

実施例

0011

〔第1実施形態〕
次に本発明の実施形態に係るシート給送装置について、これを備えた読取装置とともに説明する。

0012

<読取装置>
図1は第1実施形態に係る原稿読取装置Aの断面模式説明図である。読取装置Aの構成について、原稿読み取り動作とともに説明すると、シート状原稿積載載置する載置部1に複数枚の原稿をセットし、これを後述するシート給送装置Bによって1枚ずつ分離給送する。給送された原稿は搬送ローラ対100,101,102によって第1プラテン103上を通過する際に第1読取部104によって原稿の一方面に記載された情報が光学的に読み取られる。

0013

その後、原稿は搬送ローラ対105によって搬送され、第2プラテン106上を通過する際に第2読取部107によって他方面に記載された情報が光学的に読み取られ、排出ローラ対108によって排出部109に排出される。

0014

<シート給送装置>
シート給送装置は、図1に示すように、原稿(シート)Dを積載載置する載置部1に原稿幅方向(給送方向と直交する方向)にスライド可能な規制部材2が配置されている。この規制部材2は載置部1に載置された原稿Dの幅方向規制することで原稿給送時に幅方向の位置を揃えて原稿を給送できるようにしたものである。

0015

また、前記載置部1には、原稿Dが載置部1に載置されているときに、これを検知する原稿載置検知センサ(不図示)が設けられている。この原稿載置検知センサは、本実施形態では原稿の有無によって回動するセンサレバーの位置をフォトインタラプタで検知することにより載置部1に原稿が有るか否かを検知する構成であるが、他の公知のセンサ構成であってもよい。

0016

(ピックアップローラ)
前記載置部1の原稿給送方向下流側には載置部に載置されたシートに給送力を付与する給送回転体であるピックアップローラ3が設けられている。このピックアップローラ3は、図2に示すように、支持アーム4の一方側端部に回転可能に取り付けられている。

0017

支持アーム4はピックアップローラ3を給送位置と待機位置に移動可能に支持する支持部材であり、ピックアップローラ3を取り付けた端部と反対側の他方側端部が駆動軸5に取り付けられ、駆動軸5を中心にして揺動可能になっている。ピックアップローラ3は原稿を給送しないときは、図2に示すように、載置部1から上方に移動して待機している。そして、載置部1に原稿がセットされ、給送信号を受けると駆動軸5が第1の方向に回転して支持アーム4が駆動軸5を中心にして図2時計回り方向に回転し、ピックアップローラ3が載置部1に積載された原稿Dに当接する給送位置に移動する(図3参照)。一方、駆動軸が前記第1の方向と反対の第2の方向に回転すると支持アーム4が駆動軸5を中心にして図3反時計回り方向に回転し、ピックアップローラ3は上昇して原稿Dから離間した待機位置に移動する(図2参照)。

0018

(シャッタ部材)
前記ピックアップローラ3よりも原稿給送方向下流側に載置部1にセットされる原稿の先端位置を規制するシャッタ部材(規制部材)6が設けられている。このシャッタ部材6は開閉カバー9に設けられた軸6aを中心に回動可能に設けられ、ピックアップローラ3が待機位置にあるときは、図2に示す規制位置にあって載置部1に載置する際に原稿Dの先端が当接して所定の位置以上に押し込めないようにき止める役割をしている。また、前記シャッタ部材6は、ピックアップローラ3が給送位置に移動すると、シートを給送可能な図3に示す非規制位置に回動する。

0019

ここで、シャッタ部材6の構成について、図4を参照して動作とともに説明する。図4(a)は原稿Dを載置部1上に載置した状態を示す図であり、このときピックアップローラ3は上方の待機位置にある。このとき、シャッタ部材6は原稿給送口65を塞ぎ、原稿を堰き止める位置(原稿先端を規制する位置)にあって、ピックアップローラ3の軸に自由に回転可能に取り付けられたストッパ61により原稿給送方向への回動を規制されている。この状態で、原稿給送口65に原稿を進入させると、原稿Dの先端はシャッタ部材6の一端部に突き当たって、それ以上の進入が妨げられ、載置部1上の適正な位置に載置される。

0020

その後、原稿給送信号により、ピックアップローラ3が下降するとシャッタ部材6に当接して規制するストッパ61が原稿給送口65の上側ガイドに設けられた突起部63と当接して上方に回動し、これによりストッパ61はシャッタ部材6から離間して原稿給送方向への規制が解除される(図4(b))。

0021

ピックアップローラ3が所定量下降すると、支持アーム4に設けられた突起部62にシャッタ部材6の係止突起64が当接してシャッタ部材6を所定量回動させて原稿給送方向に傾けることとなる(図4(c))。このとき、シャッタ部材6は自重により垂下されているが、突起部62により所定量回動して傾いた位置で原稿給送方向上流側への回動を規制されているので、傾いた位置に保持された状態となる。

0022

そして、ピックアップローラ3が載置部1上の最上位原稿に当接し、ピックアップローラ3の回転により原稿が分離手段に向けて給送されると、給送される原稿の先端によってシャッタ部材6は原稿Dを通過させる位置まで押し上げられる。これにより、原稿Dがシャッタ部材6の位置を越えて分離部に送られる(図4(d))。このとき、シャッタ部材6の先端は繰り出される原稿の上面に自重により接触している。

0023

また、ピックアップローラ3が給送位置から待機位置へ移動すると、シャッタ部材6は軸6aを中心にして自重により回動し、図4(a)の規制位置へ戻る。

0024

(分離部)
前記シャッタ部材6よりも原稿給送方向下流側には、ピックアップローラ3によって給送された原稿Dを1枚ずつに分離して搬送する分離部が設けられている。この分離部は、給送された原稿を下流に搬送する搬送回転体である分離ローラ7と、この分離ローラ7に圧接する分離パッド8とを有している。載置部1に積載された原稿はピックアップローラ3により給送されるが、このとき上位の数枚が給送されることがある。この場合、分離部において回転する分離ローラ7と分離パッド8によってニップされることで最上位の1枚のみが分離されて下流へと搬送され、更に下流に配置された搬送ローラ対100によって搬送される。このときピックアップローラ3は待機位置に移動して搬送される原稿から離間し、搬送ローラ対100により原稿引き抜きの負荷にならないようになっている。

0025

(駆動伝達手段)
次に前記ピックアップローラ3、支持アーム4、分離ローラ7を回転させるための駆動力の伝達構成について説明する。

0026

図5はピックアップローラ3及び分離ローラ7への駆動伝達構成を示す斜視説明図であり、図6駆動伝達経路の模式説明図である。なお、図6において「>-<」形状はタイミングプーリを示し、「|-|」形状はギアを示す。また、図7は各センサによって検知された検知信号に応じて後述する駆動源である給送モータ30の駆動や電磁クラッチ52をオンオフを制御する制御構成ブロック図である。

0027

ピックアップローラ3は、分離ローラ7の駆動軸5に対して支持アーム4を介して揺動可能に支持されている。駆動軸5が図5の矢印A方向(第1の方向)に回転するとき、分離ローラ7も同時に回転し、原稿Dを分離搬送することができる。支持アーム4は、一端を駆動軸5に支持され、他端でピックアップローラ3を支持するピックアップ軸22を支持している。

0028

駆動軸5には、駆動プーリ23、ピックアップ軸22には従動プーリ24が取り付けられており、タイミングベルト25が巻き掛けられている。

0029

また、支持アーム4内には、ワンウェイクラッチ(不図示)が内蔵されており、駆動軸5が図5の矢印B方向(第2の方向)に回転するときは駆動軸5と共に回転し、駆動軸5が矢印A方向に回転するときは空転するようになっている。ここで、ピックアップローラ3が上方の待機位置にあり、原稿が載置された状態で原稿給送動作が開始されると、図6に示す駆動伝達手段50の中で、電磁クラッチ52が接続される。電磁クラッチ52は駆動源である給送モータ30からの駆動力を伝達又は遮断可能な入力伝達遮断クラッチとなるものである。

0030

前記電磁クラッチ52が接続されることにより、給送モータ30からの駆動力がプーリ30a、タイミングベルト54、プーリ53aと伝達する。そして、プーリ53aとギア部53bが一体となったギアプーリ53のギア部53bから電磁クラッチ52に含まれるギア52aに伝達される。そして、ギア連結軸52cからギア52bを介して、ギア51aに伝達され、逆入力遮断クラッチ51に駆動が伝達される。

0031

逆入力遮断クラッチ51は、給送モータ30から駆動軸前記駆動軸を前記第1の方向及び前記第2の方向に回転させる駆動力を伝達し、支持アーム4側から前記駆動軸5を回転させる逆入力トルクに対して前記駆動軸の回転をロックする双方向クラッチである。

0032

逆入力遮断クラッチ51から出力される駆動力は、ギア51bからギア部55aとギア部55bが一体的なアイドラギア55の前記ギア部55aに伝達される。そして、ギア部55bは駆動軸5の端部に取り付けられているギア20aとかみ合っているため、駆動軸5に駆動が伝達される。

0033

前記のようにして給送モータ30からの駆動力が駆動軸5に伝達されることにより、駆動軸5が図5に示す矢印A方向に回転して分離ローラ7がシートを搬送する方向に回転する。同時に支持アーム4によるピックアップローラ3を上方の待機位置で保持する回転力がなくなる。このため、ピックアップローラ3は自重で下降し、原稿と当接する給送位置に移動した後、タイミングベルト25を介して駆動軸5から回転力が伝達され、回転することで原稿の給送を開始する。

0034

給送された原稿Dが分離ローラ7と分離パッド8により1枚ずつ分離搬送され、シート先端が搬送ローラ対100のニップに達したことをニップ位置センサ40(図7参照)が検知すると、電磁クラッチ52が切断される。これにより、分離ローラ7を回転させる駆動力の伝達が遮断される。その後は搬送ローラ対100を駆動することによって原稿を下流に搬送する。

0035

電磁クラッチ52が切断されると、給送モータ30の駆動力は分離ローラ7に伝達されない。このため、搬送ローラ対100の駆動と分離ローラ7の駆動とを同一のモータで行うことができる。

0036

載置部1上に載置されたすべての原稿の給送が終了し、載置部1に原稿がないことを原稿載置検知センサ41(図7参照)が検知すると、制御部60は給送モータ30をシート給送時とは逆に回転させる。これと同時に、図5及び図6に示す駆動伝達手段の中で電磁クラッチ52を接続することで、駆動軸5が図5の矢印B方向に回転する。これにより、支持アーム4が駆動軸5とともに回転してピックアップローラ3が載置部1に当接した最下位置から待機位置まで上昇する量だけ駆動軸5を回転させた後、電磁クラッチ52を切断する。

0037

電磁クラッチ52を切断することで、電磁クラッチ52から駆動伝達経路の下流では自由に回転することが可能になる。しかし、電磁クラッチ52から支持アーム4までの駆動伝達経路には逆入力遮断クラッチ51が設けられているため、駆動伝達経路における上流からの駆動力は下流に伝達することが可能であるが、下流から上流への駆動は遮断される。すなわち、逆入力遮断クラッチ51よりも駆動伝達経路で上流の軸を回転させると下流の軸は回転するが、下流の軸のみを回転させようとしても、逆入力遮断クラッチ51でロックされているために回転することはできない。

0038

従って、ピックアップローラ3を上方の待機位置まで上昇させた後、電磁クラッチ52を切ると、ピックアップローラ3の自重により、支持アーム4を介して駆動軸5を回転させて下降しようとする逆入力トルクが発生する。しかし、駆動系の下流側たる支持アーム4から駆動軸5を図5の矢印A方向に回転させる回転力は逆入力遮断クラッチ51でロックされる。このため、電磁クラッチ52が切断されても支持アーム4は回転しないため、ピックアップローラ3が下降することはない。

0039

上記のように逆入力遮断クラッチ51を設けることにより、電磁クラッチ52を接続したまま給送モータ30を保持するための電力を使用することなく、ピックアップローラ3を待機位置でで保持することができる。

0040

また、本実施形態の読取装置は、図1に示すように、ピックアップローラ3、分離ローラ7の上方には開閉部材である開閉カバー9が開閉可能に設けられており、原稿がジャムした場合等は前記開閉カバー9を開いてジャム処理できるようになっている。この開閉カバー9には前述した駆動伝達手段を構成するギアの一部が配置されている。このため、開閉カバー9を開くと、開閉カバーに設けられたギア20aと、これに噛合している本体に設けられたギア55bとが分離して噛合状態が解除される。したがって、ピックアップローラ3が上方に移動した待機位置にあるときに開閉カバー9を開くと、逆入力遮断クラッチ51によってピックアップローラ3を待機位置に保持することができなくなり、ピックアップローラ3は自重によって下降する。

0041

ピックアップローラ3が下降すると、前述のように支持アーム4の回転に連動してシャッタ部材6は図3に示す非規制位置に移動する。仮に、開閉カバー9を閉じるときにシャッタ部材6が起立垂下した状態のままだと、載置部1に載置した原稿がシャッタ部材6の下部に移動してしまった場合、開閉カバー9を閉じたときにシャッタ先端が載置部1上の原稿に突き当たって原稿を傷めるおそれがある。これに対して本実施形態にあっては、開閉カバー9を閉じるときはシャッタ部材6が非規制位置にあるため(倒れた状態)、載置部1に載置した原稿がシャッタ部材6の下部に移動してしまってもシャッタ部材6が原稿に突き当たることがない。よって、開閉カバー9を閉じるときにシャッタ部材6によって原稿を傷めることはない。

0042

開閉カバー9が閉じると、カバー開閉検知センサ42(図7参照)によって検知され、この検知信号を受けて制御部60はピックアップローラ3を待機位置に移動させるように給送モータ30及び電磁クラッチ52を制御する。そして、ピックアップローラ3は前述のごとく逆入力遮断クラッチ51によって待機位置に保持される。

0043

また、ピックアップローラ3の待機位置への移動により、シャッタ部材6は非規制位置から規制位置に戻る。なお、このとき原稿がシャッタ部材6の下部にあるときは、シャッタ部材6は原稿の上に自重で乗った状態になる。そして、原稿給送が終了した場合、または、原稿が載置部1から引き抜かれた場合等、シャッタ部材6の下部の原稿がなくなると、シャッタ部材6は自重で、起立した状態に戻り、その状態でロックされる。

0044

(ギア軸間の調整構成
次に装置本体に設けられた給送モータ30から開閉カバー9に設けられたピックアップローラ3に駆動力を伝達する駆動伝達手段のギア列において、アイドラギア55のギア部55aと、ギア20aのギア間の調整構成について説明する。

0045

図8乃至図11に示すように、ギア(第1ギア)20aは開閉カバー9に設けられ、アイドラギア(第2ギア)55は装置本体に設けられている。このため、開閉カバー9を開くと、ギア20aとアイドラギア55のギア部55aは離間し(図10参照)、開閉カバー9を閉じるとギア20aとギア部55aは噛合する(図9参照)。

0046

前述のように、開閉カバー9は軸9bを回動中心にして回動して開閉可能であり、給送装置内に原稿か詰まった時等は開閉カバー9を開いて詰まった原稿にアクセスしやすい構成になっている。また、開閉カバー9にはシートを搬送するための第1搬送ローラとなる引抜コロ100a、レジストレーションコロ101aが設けられ、装置本体には開閉カバー9を閉じたときに前記第1搬送ローラと圧接する第2搬送ローラとなる引抜きローラ100b、レジストレーションローラ101bが設けられ、これらが圧接している。このため、開閉カバー9は閉じた状態では矢印a方向及び矢印b方向に反力を受けている。

0047

なお、開閉カバー9の開閉側(回動軸9bと反対側)には係止部であるフック部材70が設けられており、装置本体には前記フック部材70が係止可能な被係止部である係止軸80が設けられている。これにより、前記フック部材70を前記係止軸80に係止することで、前記反力を受けても開閉カバー9が開かないように保持される。

0048

しかし、上記のように開閉カバー9がフック部材70でロックされた状態で前記搬送ローラ対の圧接による反力を受けると、図9破線9cに示すように、変形し易くなっている。そして、開閉カバー9が破線9cに示すように変形すると、装置本体側に設けられているギア部55aと、開閉カバー9側に設けられているギア20aとの軸間が広がってしまい、駆動伝達が的確に行われなくなる可能性がある。

0049

このため、本実施形態においては、図11に示すように、ギア部55aとギア20aとの軸間距離を調整するための調整部材としての調整板90が設けられている。この調整板90は前記フック部材70の回動中心となるフック軸71と同一軸上に回動可能に取り付けられ、この調整板90にギア20aを支持する軸5が保持されている。したがって、ギア20aは、フック軸71を中心に回動可能な調整板90の回動領域の範囲で移動可能に取り付けられている。

0050

また、調整板90には、軸5を中心に円弧状の長穴90aが形成され、この長穴90aにネジ91を締結することで調整板90を所定位置で開閉カバー9に固定するようになっている。

0051

上記構成において、前述のように開閉カバー9が図9の破線9cのように変形し、ギア部55aとギア20aの軸間距離が変化したとする。このとき、調整板90を回動させてギア20aの位置を移動させることで前記軸間距離を調整することができる。開閉カバー9を閉じてフック部材70を係止軸80に係止した状態では、開閉カバー9が変形しても開閉カバー9に設けたフック軸71と装置本体に設けた係止軸80との距離は変化しない。そして、ギア20aは前記フック軸71と同一軸で回動可能な調整板90に取り付けられ、ギア55は前記係止軸80の近傍に配置されているため、開閉カバー9が変形して、例えばフック部材70がフック軸71を中心に反時計回りに回転したような状態になったとしても、調整板90をフック軸71を中心に時計回り(図11の矢印c方向)に回転させることで、ギア部55aとギア20aとの軸間距離を正規位置にすることができる。

0052

なお、本実施形態にあっては、図12に示すように、ギア20aの回転軸5が正規位置にあるときに嵌るU字溝81が装置本体の筐体に形成されている。したがって、前記のように調整板90を回動させてギア20aの位置調整をするときに、回転軸5が前記U字溝81の底部81aに当接する位置まで回動させることにより、ギア部55aに対するギア20aの位置を容易に調整することができる。

0053

なお、前述した実施形態ではギア20aの位置を調整するときに、調整板90を回動して位置調整した後にネジ91によって固定するようにした。しかし、それ以外にも例えばバネによって付勢するようにしてもよい。

0054

例えば、図13に示すように、フック軸71に付勢手段であるネジリコイルバネ92を取り付け、その一方側端部を調整板90に係止する。これにより、ギア20aがギア部55aの方向に付勢されるように構成する。また、ギア20aとギア55bはハス歯ギアであって、駆動力が伝達されたときにギアを回転軸方向に付勢する力が作用するが、ギア20a、55bを離間させる方向に作用する力は小さい。前記ネジリコイルバネ92による付勢力は前記ギア20a、55bを離間させる力より強く設定されているために、駆動力の伝達によって20a、55bが離間することはない。また、ネジ93は段つきネジであって調整板90との間に隙間を有し、調整板90の浮き上がりを規制している。

0055

このように構成した場合には、ギア部55aとギア20aとの間隔が離間するように開閉カバー9が変形しても、調整板90がネジリコイルバネ92によって付勢され、開閉カバー9の変形に応じて調整板90が回動する。このため、ギア部55aとギア20aの軸間距離が一定に保持され駆動力の伝達が的確に行われる。

0056

また、前述した実施形態ではシート給送装置として、原稿を読取部に給送して原稿情報を読み取る読取装置を例示した。しかし、前述した構成のシート給送装置によりシートを画像形成部に給送し、画像形成部においてシートに画像を形成する画像形成装置にあっても用いることができる。

0057

A …読取装置
B …シート給送装置
3 …ピックアップローラ
4 …支持アーム
5 …駆動軸
9 …開閉カバー
9a …突当部
9b …軸
20a …ギア
30 …給送モータ
55 …アイドラギア
55a …ギア部
60 …制御部
70 …フック部材
70 …スプリングクラッチ
71 …フック軸
80 …係止軸
81 …U字溝
81a …底部
90 …調整板
90a …長穴
91 …ネジ
92 …ネジリコイルバネ
100,101,102,105 …搬送ローラ対

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