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技術 連続紙巻き取り装置

出願人 株式会社沖データ
発明者 菊田浩和
出願日 2016年5月30日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-107776
公開日 2017年12月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-214173
状態 特許登録済
技術分野 ウェブの巻戻、送給、巻取、異常等の制御 ウエブの整合,緊張,案内,ローラ ウェブの巻取り
主要キーワード 最上限位置 非遮蔽状態 モータ速度情報 最下限位置 透過型光電センサ 最上部位 巻き取り径 回転方向情報
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

巻き取り軸への連続紙巻き取り径が大きくなり、巻き取り線速が速くなった場合、巻き取り軸の回転速度を遅くすることにより、連続紙に付与するテンションが大きくなりすぎないようにし、巻き取り径に関わらず連続紙に適切なテンションを付与して、巻き取り品質を向上する。

解決手段

連続紙巻き取り装置2は、印刷装置4から発行される連続紙CPを巻き取る巻き取り軸34の上流側に設けられ該連続紙CPに自重でテンションを与えるテンションバー36と、テンションバー36の移動範囲内における複数の検出位置でテンションバー36を検出する位置検出センサと、巻き取り軸34が回転されている間に、所定の設定時間内においてテンションバー36が位置検出センサにより検出された場合、巻き取り軸34の回転速度を遅くする回転速度設定部と、回転速度設定部によって設定された回転速度で巻き取り軸34を回転させるモータ駆動部とを設ける。

概要

背景

従来、連続紙巻き取り装置は、巻き取り軸上流側に連続紙に上方から当接するテンションバーを設け、連続紙巻き取り装置の巻き取り速度である巻き取り線速を、印刷装置からの排出速度である印刷装置線速よりも速い速度とし、該テンションバーを上下させることで、印刷装置から排出される連続紙に適度なテンションを付与することにより、しっかりとした巻き取りロールを行うものがある(例えば、特許文献1参照)。

そのような連続紙巻き取り装置は、テンションバーの位置が最下部に達すると巻き取りを開始し、最上部に達すると巻き取りを停止する。連続紙巻き取り装置においては、連続紙が印刷装置から排出されるため、テンションバー最上部で巻き取りを停止すると、テンションバーは自重下がり、最下部に到達すると巻き取りを再開し、巻き取り線速が印刷装置線速より速く設定されているので、テンションバーは上がることとなる。

概要

巻き取り軸への連続紙の巻き取り径が大きくなり、巻き取り線速が速くなった場合、巻き取り軸の回転速度を遅くすることにより、連続紙に付与するテンションが大きくなりすぎないようにし、巻き取り径に関わらず連続紙に適切なテンションを付与して、巻き取り品質を向上する。連続紙巻き取り装置2は、印刷装置4から発行される連続紙CPを巻き取る巻き取り軸34の上流側に設けられ該連続紙CPに自重でテンションを与えるテンションバー36と、テンションバー36の移動範囲内における複数の検出位置でテンションバー36を検出する位置検出センサと、巻き取り軸34が回転されている間に、所定の設定時間内においてテンションバー36が位置検出センサにより検出された場合、巻き取り軸34の回転速度を遅くする回転速度設定部と、回転速度設定部によって設定された回転速度で巻き取り軸34を回転させるモータ駆動部とを設ける。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

印刷装置から発行される連続紙を巻き取る巻き取り軸上流側に設けられ該連続紙にテンションを与えるテンション付与部と、前記テンション付与部の移動範囲内における複数の検出位置で前記テンション付与部を検出する位置検出センサと、前記巻き取り軸が回転されている間に、所定の設定時間内において前記テンション付与部が前記位置検出センサにより検出された場合、前記巻き取り軸の回転速度を遅くする回転速度設定部と、前記回転速度設定部によって設定された前記回転速度で前記巻き取り軸を回転させるモータ駆動部とを有する連続紙巻き取り装置

請求項2

前記位置検出センサは、テンション付与部制御最下部位置の前記テンション付与部を検出する下部位置検出センサと、巻き取り線速ダウン位置の前記テンション付与部を検出する上部位置検出センサとを有し、前記回転速度設定部は、テンション付与部制御最下部位置から上昇する前記テンション付与部が前記設定時間内に前記巻き取り線速ダウン位置に到達した場合、前記巻き取り軸の前記回転速度を遅くする請求項1に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項3

前記連続紙の最初の巻き取り動作を行う際に前記設定時間を計測し、その後の巻き取り動作に適用する制御部をさらに有する請求項2に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項4

前記上部位置検出センサは、前記巻き取り線速ダウン位置の前記テンション付与部と、前記巻き取り線速ダウン位置よりも下方に位置するテンション付与部制御最上部位置の前記テンション付与部とを検出する請求項2に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項5

前記回転速度設定部は、前記設定時間内において前記巻き取り線速ダウン位置の前記テンション付与部が前記上部位置検出センサにより検出された場合、前記巻き取り線速ダウン位置と前記テンション付与部制御最上部位置との間隔に応じた前記回転速度だけ前記巻き取り軸の前記回転速度を遅くする請求項4に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項6

前記上部位置検出センサは、1個のセンサであり前記回転速度設定部は、上昇する前記テンション付与部を前記上部位置検出センサが検出した際に、前記テンション付与部が前記テンション付与部制御最上部位置にあると判定し、その後、上昇する前記テンション付与部を前記上部位置検出センサが検出しなくなった際に、前記テンション付与部が前記巻き取り線速ダウン位置にあると判定する請求項4に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項7

前記上部位置検出センサは、前記巻き取り線速ダウン位置の前記テンション付与部を検出する巻き取り線速ダウン位置検出センサと、前記テンション付与部制御最上部位置の前記テンション付与部を検出する制御最上部位置検出センサとを有する請求項4に記載の連続紙巻き取り装置。

請求項8

前記制御部は、前記連続紙の種類毎に前記設定時間を計測する請求項3に記載の連続紙巻き取り装置。

技術分野

0001

本発明は連続紙巻き取り装置に関し、特に印刷装置から排出された印刷済み連続紙テンション張力)を与えるテンション付与部を有する連続紙巻き取り装置に適用して好適なものである。

背景技術

0002

従来、連続紙巻き取り装置は、巻き取り軸上流側に連続紙に上方から当接するテンションバーを設け、連続紙巻き取り装置の巻き取り速度である巻き取り線速を、印刷装置からの排出速度である印刷装置線速よりも速い速度とし、該テンションバーを上下させることで、印刷装置から排出される連続紙に適度なテンションを付与することにより、しっかりとした巻き取りロールを行うものがある(例えば、特許文献1参照)。

0003

そのような連続紙巻き取り装置は、テンションバーの位置が最下部に達すると巻き取りを開始し、最上部に達すると巻き取りを停止する。連続紙巻き取り装置においては、連続紙が印刷装置から排出されるため、テンションバー最上部で巻き取りを停止すると、テンションバーは自重下がり、最下部に到達すると巻き取りを再開し、巻き取り線速が印刷装置線速より速く設定されているので、テンションバーは上がることとなる。

先行技術

0004

特開2003−261121号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながらそのような連続紙巻き取り装置では、巻き取り速度が一定であるため、巻き取り量が増えて巻き取り軸の巻き取り径が大きくなると、適度なテンションが付与されるよう巻き取り開始時に設定された巻き取り線速よりも実際の巻き取り線速が速くなってくる。この場合、連続紙に付与しているテンションが適度なテンションよりも大きくなり、連続紙の巻き取り品質が低下してしまう可能性がある。

0006

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、巻き取り品質を向上し得る連続紙巻き取り装置を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段

0007

かかる課題を解決するため本発明の連続紙巻き取り装置においては、印刷装置から発行される連続紙を巻き取る巻き取り軸の上流側に設けられ該連続紙にテンションを与えるテンション付与部と、テンション付与部の移動範囲内における複数の検出位置でテンション付与部を検出する位置検出センサと、巻き取り軸が回転されている間に、所定の設定時間内においてテンション付与部が位置検出センサにより検出された場合、巻き取り軸の回転速度を遅くする回転速度設定部と、回転速度設定部によって設定された回転速度で巻き取り軸を回転させるモータ駆動部とを設けるようにした。

0008

これにより本発明は、巻き取り軸への連続紙の巻き取り径が大きくなり巻き取り線速が速くなった場合、巻き取り軸の回転速度を遅くすることにより、連続紙に付与するテンションが大きくなりすぎないようにし、巻き取り径に関わらず連続紙に適切なテンションを付与できる。

発明の効果

0009

本発明によれば、巻き取り軸への連続紙の巻き取り径が大きくなり巻き取り線速が速くなった場合、巻き取り軸の回転速度を遅くすることにより、連続紙に付与するテンションが大きくなりすぎないようにし、巻き取り径に関わらず連続紙に適切なテンションを付与できる。かくして本発明は、巻き取り品質を向上し得る連続紙巻き取り装置を実現できる。

図面の簡単な説明

0010

連続紙発行装置の構成を示す図である。
テンションバーの動作を示す図である。
連続紙巻き取り装置の構成を示すブロック図である。
連続紙巻き取り処理手順(1)を示すフローチャートである。
連続紙巻き取り処理手順(2)を示すフローチャートである。
基準時間計測イニシャル処理手順を示すフローチャートである。

実施例

0011

以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。

0012

[1.実施の形態]
[1−1.連続紙発行装置の構成]
図1に示すように、連続紙発行装置1は、連続紙巻き取り装置2及び印刷装置4により構成されている。印刷装置4は、図示しないロール状の連続紙に印刷を行い、印刷済みの連続紙CPを印刷装置4の外へ排出する。連続紙巻き取り装置2は、印刷装置4から排出された印刷済みの連続紙CPを巻き取り軸34に巻き取る。

0013

[1−2.連続紙巻き取り装置の構成]
図1に示すように、巻き取り軸34は、連続紙CPを巻きつける軸であり、図3に示すDCモータ32の駆動力反時計回りである巻き取り方向Rwに回転をすることで連続紙CPの巻き取りを行う。テンションバー36は、図2に示すテンションバー軸38に取り付けられ、テンションバー可動範囲h4間を上下動作することが可能であり、巻き取り軸34によって巻き取られる連続紙CPに上方から当接することにより、該テンションバー36の自重と、連続紙CPの巻き取りの張力とにより適度なテンションを該連続紙CPに付与する。テンションバー軸38は、テンションバー36が取り付けられている軸であり、センサ遮蔽板44が取り付けられており、テンションバー36の上下動に伴い、センサ遮蔽板44も一緒に移動する。ガイドローラ40は、連続紙CPの下側に当接することにより該連続紙CPを巻き取り軸34に導くためのガイドである。

0014

この連続紙巻き取り装置2において巻き取り軸34は、連続紙CPが巻き付けられるに連れて、見かけ上の外径が増加していく。図1においては、連続紙巻き取り装置2における最薄状態における巻き取り軸34の見かけ上の外径と、連続紙CPと、テンションバー36とを実線で示し、最厚状態における巻き取り軸34の見かけ上の外径と、連続紙CPと、テンションバー36とを破線で示している。ここで、最薄状態とは、設計上最も短く連続紙CPが巻き取り軸34に巻き付けられ(すなわち巻き取り動作を開始する際に巻き取り軸34に連続紙CPの先端がテープ止めされ)、該巻き取り軸34の見かけ上の外径である巻き取り径Dが最小の最小巻き取り径Dnとなっている状態である。また最厚状態とは、設計上最も長く連続紙CPが巻き取り軸34に巻き付けられ、巻き取り径Dが最大の最大巻き取り径Dcとなっている状態である。

0015

連続紙巻き取り装置2においては、巻き取り動作を続けると、巻き取り径Dが、最小巻き取り径Dnから徐々に大きくなり最大巻き取り径Dcへ向けて増加する。これに伴い連続紙巻き取り装置2においては、巻き取り線速VLwが最小巻き取り線速VLwnから徐々に上がり、最大巻き取り線速VLwcへ向けて速くなることで、後述する基準時間t1あたりの連続紙CPの巻き取り量が増加していく。

0016

印刷装置線速VLpは、印刷装置4から連続紙CPが排出される速度であり、連続紙CPを排出中の印刷装置線速VLpは常に一定速度である。最小巻き取り径Dnは、まだ巻き取り径Dが細い時の状態(最薄状態)であり、その状態における巻き取り軸34に連続紙CPが巻き取られる速度である巻き取り線速VLwは、最小巻き取り線速VLwnとなる。最大巻き取り径Dcは、巻き取り動作が続き巻き取り径Dが大きくなった時の状態(最厚状態)であり、その状態における巻き取り線速VLwは、最大巻き取り線速VLwcとなる。連続紙巻き取り装置2においては、DCモータ32の回転速度が一定である場合、(最小巻き取り線速VLwn<最大巻き取り線速VLwc)となり、且つ、巻き取り線速VLwは、巻き取り動作開始直後から印刷装置線速VLpよりも速い速度となるよう設定されている。

0017

図2に示すテンションバー動作最下限位置Pmdは、テンションバー36が物理的に下降できる最下限位置である。テンションバー動作最上限位置Pmuは、テンションバー36が物理的に上昇できる最上限位置である。テンションバー可動範囲h4は、テンションバー動作最下限位置Pmdからテンションバー動作最上限位置Pmuまでの高さであり、テンションバー36が物理的に動作できる最大範囲を表している。

0018

テンション付与部制御最下部位置としてのテンションバー制御最下部位置Pcdは、テンションバー36における設計上の最適な移動範囲の最下部位置であり、下降するセンサ遮蔽板44の下端が下部位置検出センサ42Dを遮蔽することにより検出される。テンション付与部制御最上部位置としてのテンションバー制御最上部位置Pcuは、テンションバー36における設計上の最適な移動範囲の最上部位置であり、上昇するセンサ遮蔽板44の上端が上部位置検出センサ42Uを遮蔽することにより検出される。テンションバー制御可動範囲h2は、テンションバー制御最下部位置Pcdからテンションバー制御最上部位置Pcuまでの高さであり、テンションバー36の設計上の最適な移動範囲(基本動作制御範囲)を表している。

0019

ここで、上述したように連続紙巻き取り装置2においては、巻き取り動作を続けると、巻き取り径Dが増加し巻き取り線速VLwが速くなるため、同じ巻き取り時間であっても連続紙CPの巻き取り量が増加し、テンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuを越える場合がある。巻き取り線速ダウン位置PLVwdは、そのようにテンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuを越えてさらに上昇した際に、テンション力が適切でなくなったと判定される位置である。この巻き取り線速ダウン位置PLVwdは、所定時間の巻き取り動作において、テンションバー制御最上部位置Pcuが検出された後に、上部位置検出センサ42Uが遮蔽状態から非遮蔽状態へと状態が遷移したことにより検出される。テンションバー巻き取り線速ダウン制御可動範囲h1は、テンションバー制御最下部位置Pcdから巻き取り線速ダウン位置PLVwdまでの高さであり、テンションバー36の巻き取り線速ダウン動作制御範囲を表している。

0020

位置検出センサ42は、下部位置検出センサ42D及び上部位置検出センサ42Uにより構成されている。下部位置検出センサ42Dは、例えば透過型光電センサであり、テンションバー36がテンションバー制御最下部位置Pcdとなったことを検出するセンサである。上部位置検出センサ42Uは、例えば透過型光電センサであり、テンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuとなったことを検出すると共に、巻き取り線速ダウン位置PLVwdとなったことも検出するセンサである。上部位置検出センサ42Uの取り付け位置は、テンションバー制御最上部位置Pcuよりもセンサ遮蔽板長h3だけ上方、(すなわち、テンションバー制御最上部位置Pcu+センサ遮蔽板長h3)となっている。

0021

センサ遮蔽板44は、上下方向の長さがセンサ遮蔽板長h3の板状部材であり、このセンサ遮蔽板長h3は、テンションバー巻き取り線速ダウン制御可動範囲h1からテンションバー制御可動範囲h2を減算した長さからさらに1mmだけ短く(すなわち、巻き取り線速ダウン位置PLVwd−テンションバー制御最上部位置Pcu−1mm)となっている。このためセンサ遮蔽板44は、テンションバー36が上昇しテンションバー制御最上部位置Pcuに到達した際に上部位置検出センサ42Uを非遮蔽状態から遮蔽状態へ変化させると共に、さらにテンションバー36が上昇し巻き取り線速ダウン位置PLVwdに到達した際に上部位置検出センサ42Uを遮蔽状態から非遮蔽状態へ変化させることができる。

0022

操作パネル46(図1)は、連続紙巻き取り装置2の操作が利用者により行われる操作入力部であり、巻き取り動作開始又は終了が指示されるスイッチ48や、巻き取り方向が指示される図示しないスイッチ等の多種多様なスイッチや、装置状態を表す表示機能を有している。操作パネル46は、スイッチ48が利用者により操作された際、スイッチ情報を制御部としてのマイクロプロセッサ10に出力する。マイクロプロセッサ10は、スイッチ情報に基づき、スイッチ48がONになると、DCモータ制御回路30(図3)を制御することでDCモータ32を回転させることにより巻き取り軸34を巻き取り方向Rwに回転させて巻き取り動作の開始を行う一方、スイッチ48がOFFになると、DCモータ制御回路30を制御することでDCモータ32を停止させることにより巻き取り軸34の回転を停止させて巻き取り動作を終了する。

0023

[1−3.連続紙巻き取り装置の制御構成
図3に示すように連続紙巻き取り装置2は、マイクロプロセッサ10が各部(操作パネル46、DCモータ制御回路30、位置検出センサ42等)を統轄制御する。マイクロプロセッサ10は、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)14及びI/Oポート16を有しており、ROM12から所定のプログラム読み出して実行することにより、各部を制御して連続紙巻き取り処理等の種々の処理を行う。またマイクロプロセッサ10は、スイッチ48、下部位置検出センサ42D及び上部位置検出センサ42Uの状態に基づき、DCモータ制御回路30を制御することにより、DCモータ32を制御する。

0024

ROM12は、マイクロプロセッサ10の制御用プログラムや、連続紙CPの巻き取り開始時に最適なテンションが付与されるDCモータ32の回転速度情報イニシャルモータ速度情報)や、DCモータ32の回転方向情報や、巻き取り線速ダウン時に使用される速度ダウン率等が記憶されている。マイクロプロセッサ10の制御用プログラムは、判定部18、検出部20、回転速度設定部22及びモータ駆動部24により構成されている。判定部18は、スイッチ48からのスイッチ情報による連続紙巻き取り装置2の動作判定や、下部位置検出センサ42D及び上部位置検出センサ42Uからのセンサ情報によるテンションバー36の位置判定や、巻き取り線速ダウン判定や、タイマカウントが基準時間t1に到達したかの判定等、各種判定を行う。検出部20は、取得したスイッチ情報及びセンサ情報に基づき、スイッチ48、下部位置検出センサ42D及び上部位置検出センサ42Uの状態変化の検出を行う。回転速度設定部22は、DCモータ32の回転速度を設定することにより、巻き取り軸34の巻き取り速度を変更する。モータ駆動部24は、I/Oポート16を介しDCモータ制御回路30へモータ制御命令送出することによりDCモータ32を駆動する。

0025

RAM14は、連続紙巻き取り処理における各種情報管理用メモリとして使用され、後述する巻き取り線速情報も記憶される。I/Oポート16は、マイクロプロセッサ10の入出力ポートであり、モータ駆動部24からDCモータ制御回路30へモータ制御命令を送出すると共に、スイッチ情報及びセンチ情報の取得を行う。DCモータ制御回路30は、巻き取り軸34を動作させるDCモータ32の制御を行う。

0026

[1−4.連続紙巻き取り処理手順]
[1−4−1.基準時間計測イニシャル処理前の処理]
次に、連続紙巻き取り装置2による連続紙巻き取り処理の具体的な処理手順について、図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。連続紙発行装置1の利用者により連続紙巻き取り装置2に電源投入されると、マイクロプロセッサ10はROM12から連続紙巻き取り処理プログラムを読み出して実行することにより連続紙巻き取り処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。

0027

ステップSP1においてマイクロプロセッサ10は、スイッチ48がONか否かをスイッチ状態に基づき判定部18により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはスイッチ48がOFFであることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP2へ移り、連続紙巻き取り装置2が動作中であるか否かを判定部18により判定する。ここで否定結果が得られると、このときマイクロプロセッサ10はステップSP1へ戻り、利用者によりスイッチ48がONされるまで待ち受ける。

0028

ここで、連続紙巻き取り装置停止状態において印刷装置4が印刷を開始すると、該印刷装置4は、印刷が終了した連続紙CPの排出を開始する。この連続紙巻き取り装置停止状態のとき、テンションバー36は、テンションバー動作最下限位置Pmdにある。利用者は、排出されて来た連続紙CPの先端を持ち、該連続紙CPにテンションバー36の下側を潜らせてから、ガイドローラ40に掛けた後、巻き取り軸34に該連続紙CPの先端をテープ止めした後に、スイッチ48を押下してONにする。検出部20は、スイッチ48の状態がOFFからONへ変化したことを検出すると、スイッチ状態を判定部18へ送出する。

0029

利用者がスイッチ48をONにすることによりステップSP1において肯定結果が得られると、マイクロプロセッサ10はステップSP4へ移り、ステップSP2と同様に、連続紙巻き取り装置2が動作中であるか否かを判定部18により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、現在はDCモータ32が停止中の状態であり、巻き取り動作を開始したい利用者によりスイッチ48がONにされたことを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP5へ移り、ROM12のイニシャルモータ速度情報や回転方向をDCモータ制御回路30にモータ駆動部24により通知し、DCモータ32を動作させることにより巻き取り動作を開始し、ステップSP1へ戻り、ステップSP4で肯定結果を得てステップSP6へ移る。

0030

イニシャルモータ速度は、該イニシャルモータ速度でDCモータ32を回転させた際の巻き取り線速VLwが印刷装置線速VLpより速くなるよう設定されている。このため連続紙巻き取り装置2は、巻き取り動作を開始すると、重量物のテンションバー36を連続紙CPで上昇させることとなり、巻き取り軸34からテンションバー36までの間にテンションを付与することとなる。また印刷を行う連続紙CPの材質や厚さ等で印刷装置線速VLpが変化することがあるが、印刷装置線速VLpの最高速を元に巻き取り線速VLwが設定されているため、印刷装置線速VLpの変動により巻き取り線速VLwが印刷装置線速VLpより遅くなることはない。また、印刷装置線速VLpは、一度印刷が開始されると、1ロールの連続紙CPの印刷終了まで変動はしない。連続紙巻き取り装置2が巻き取り動作を継続していると、テンションバー36が上昇し、それに伴いテンションバー軸38とセンサ遮蔽板44も上昇する。

0031

ステップSP6においてマイクロプロセッサ10は、基準時間計測イニシャル処理が終了したか否かを判定部18により判定する。現在は基準時間計測イニシャル処理をまだ開始していない(すなわち基準時間t1を未計測である)ため、ステップSP6においてマイクロプロセッサ10は否定結果を得て、ステップSP7へ移り、図6に示す基準時間計測イニシャル処理手順SRT1におけるステップSP30へ移る。

0032

[1−4−2.基準時間計測イニシャル処理]
ステップSP30においてマイクロプロセッサ10は、基準時間計測イニシャル処理における処理ステップを判定部18により判定する。この処理ステップは処理ステップ情報としてRAM14に記憶され、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1に最初に入ってきた際は1stステップに設定されており、その後2ndステップ、3rdステップと順に設定される。現在、処理ステップは1stステップに設定されているため、マイクロプロセッサ10はステップSP30からステップSP31へ移る。

0033

ステップSP31においてマイクロプロセッサ10は、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはテンションバー36が上昇しているものの未だテンションバー制御最上部位置Pcuよりも下側に位置していることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP41へ移り基準時間計測イニシャル処理手順SRT1を終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4、SP6及びSP30を介し、再びステップSP31へ移り、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により再び判定する。このようにマイクロプロセッサ10は、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1のステップSP30、SP31及びSP41と、連続紙巻き取り処理手順RT1のステップSP1、SP4及びSP6とを順次繰り返し実行することにより、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出するまで待ち受ける。

0034

上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したことによりステップSP31において肯定結果を得ると、このことはテンションバー36が上昇しテンションバー制御最上部位置Pcuに位置したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はテンションバー制御最上部位置Pcuと判定部18により判定しステップSP32へ移る。

0035

このように連続紙巻き取り装置2は、連続紙巻き取り装置停止状態において巻き取り動作を開始すると、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1の1stステップの処理ステップにおいて、テンションバー動作最下限位置Pmdからテンションバー制御最上部位置Pcuまでテンションバー36を上昇させることにより、連続紙CPのたるみを取り、該連続紙CPにテンションバー36により正常にテンションがかかるようにする。

0036

ステップSP32においてマイクロプロセッサ10は、処理ステップ情報を2ndステップに設定してステップSP33へ移る。ステップSP33においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP3と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を終了してステップSP41へ移り、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1における1stステップの処理ステップを終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4及びSP6を介し、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1(図6)のステップSP30へ移り、基準時間計測イニシャル処理における処理ステップを判定部18により判定する。現在、処理ステップは2ndステップに設定されているため、マイクロプロセッサ10はステップSP30からステップSP34へ移る。ここで、現在DCモータ32が停止しており巻き取り停止中であるため、テンションバー36は、テンションバー制御最上部位置Pcuからテンションバー制御最下部位置Pcdに向かって、印刷装置4から排出される連続紙CPに自重によるテンションを付与しながら下降する。

0037

ステップSP34においてマイクロプロセッサ10は、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはテンションバー36が下降しているものの未だテンションバー制御最下部位置Pcdよりも上側に位置していることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP41へ移り基準時間計測イニシャル処理手順SRT1を終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4、SP6及び基準時間計測イニシャル処理手順SRT1(図6)のSP30を介し再びステップSP34へ移り、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により再び判定する。このようにマイクロプロセッサ10は、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1のステップSP30、SP34及びSP41と、連続紙巻き取り処理手順RT1のステップSP1、SP4及びSP6とを順次繰り返し実行することにより、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出するまで待ち受ける。

0038

下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したことによりステップSP34において肯定結果を得ると、このことはテンションバー36が下降しテンションバー制御最下部位置Pcdに位置したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はテンションバー制御最下部位置Pcdと判定部18により判定しステップSP35へ移る。

0039

ステップSP35においてマイクロプロセッサ10は、基準時間t1の計測を開始し、ステップSP36へ移る。この基準時間t1は、最薄状態においてイニシャルモータ速度でDCモータ32を回転させた際にテンションバー36がテンションバー制御最下部位置Pcdからテンションバー制御最上部位置Pcuまで到達する時間である。

0040

ステップSP36においてマイクロプロセッサ10は、処理ステップ情報を3rdステップに設定してステップSP37へ移る。ステップSP37においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP5と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を動作させることにより巻き取り動作を開始してステップSP41へ移り、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1における2ndステップの処理ステップを終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4及びSP6を介し、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1(図6)のステップSP30へ移り、基準時間計測イニシャル処理における処理ステップを判定部18により判定する。

0041

このように連続紙巻き取り装置2は、巻き取り動作を停止すると、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1の2ndステップの処理ステップにおいて、テンションバー制御最上部位置Pcuからテンションバー制御最下部位置Pcdまでテンションバー36を自重で下降させてから、基準時間t1の計測を開始すると共に巻き取り動作を開始する。

0042

現在、処理ステップは3rdステップに設定されているため、マイクロプロセッサ10はステップSP30からステップSP38へ移る。ステップSP38においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP31と同様に、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはテンションバー36が上昇しているものの未だテンションバー制御最上部位置Pcuよりも下側に位置していることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP41へ移り基準時間計測イニシャル処理手順SRT1を終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4、SP6及び基準時間計測イニシャル処理手順SRT1(図6)のSP30を介し再びステップSP38へ移り、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により再び判定する。このようにマイクロプロセッサ10は、基準時間t1の計測中に、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1のステップSP30、SP38及びSP41と、連続紙巻き取り処理手順RT1のステップSP1、SP4及びSP6とを順次繰り返し実行することにより、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出するまで待ち受ける。

0043

上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したことによりステップSP38において肯定結果を得ると、このことはテンションバー36が上昇しテンションバー制御最上部位置Pcuに位置したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はテンションバー制御最上部位置Pcuと判定部18により判定しステップSP39へ移る。ステップSP39においてマイクロプロセッサ10は、基準時間t1の計測を終了することにより、計測した基準時間t1をRAM14へ記憶し、ステップSP40へ移る。

0044

ステップSP40においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP33と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を終了してステップSP41へ移り、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1における3rdステップの処理ステップを終了することにより基準時間計測イニシャル処理手順SRT1における全ての処理を終了し、連続紙巻き取り処理手順RT1(図4)のステップSP1へ戻り、ステップSP4を介し、ステップSP6へ移る。

0045

このように連続紙巻き取り装置2は、基準時間計測イニシャル処理において巻き取り動作を開始すると、基準時間計測イニシャル処理手順SRT1の3rdステップの処理ステップにおいて、テンションバー制御最下部位置Pcdからテンションバー制御最上部位置Pcuまでテンションバー36を上昇させる際に要した基準時間t1を求めると共に、巻き取り動作を停止する。

0046

[1−4−3.基準時間計測イニシャル処理後の処理]
ここで、現在DCモータ32が停止しており巻き取り停止中であるため、テンションバー36は、テンションバー制御最上部位置Pcuからテンションバー制御最下部位置Pcdに向かって、印刷装置4から排出される連続紙CPに自重によるテンションを付与しながら下降する。基準時間計測イニシャル処理が終了したことによりステップSP6において肯定結果を得ると、マイクロプロセッサ10はステップSP8へ移り、DCモータ32が動作中であるか否かを判定部18により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現在巻き取り停止中であることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP9へ移る。

0047

ステップSP9においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP34(図6)と同様に、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により判定する。ここで否定結果が得られると、このことはテンションバー36が下降しているものの未だテンションバー制御最下部位置Pcdよりも上側に位置していることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP1へ戻り、ステップSP4、SP6及びSP8を介し再びステップSP9へ移り、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により再び判定する。このようにマイクロプロセッサ10は、連続紙巻き取り処理手順RT1のステップSP1、SP4、SP8及びSP9を順次繰り返し実行することにより、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出するまで待ち受ける。

0048

下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したことによりステップSP9において肯定結果を得ると、このことはテンションバー36が下降しテンションバー制御最下部位置Pcdに位置したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はテンションバー制御最下部位置Pcdと判定部18により判定しステップSP10へ移る。

0049

ステップSP10においてマイクロプロセッサ10は、タイマのカウントを開始し、ステップSP11へ移る。ステップSP11においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP5と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を開始してステップSP1へ戻り、ステップSP4及びSP6を介し、ステップSP8へ移る。

0050

DCモータ32が動作中であると判定したことによりステップSP8において肯定結果を得ると、マイクロプロセッサ10はステップSP12へ移り、タイマのカウントが基準時間t1に達したか(すなわちタイムアウトしたか)否かを判定部18により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現在タイマが基準時間t1に向けてカウントアップ中であることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP1へ戻り、ステップSP4、SP6及びSP8を介し、再びステップSP12へ移り、タイマのカウントが基準時間t1に達したか否かを判定部18により判定する。このようにマイクロプロセッサ10は、連続紙巻き取り処理手順RT1のステップSP1、SP4、SP6、SP8及びSP12を順次繰り返し実行することにより、タイマのカウントが基準時間t1に達するまで待ち受ける。

0051

タイマのカウントが基準時間t1に達したと判定したことによりステップSP12において肯定結果を得ると、このことはこの時点でテンションバー36がどこに位置しているかを確認する必要があることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP13(図5)へ移る。

0052

ステップSP13においてマイクロプロセッサ10は、タイマのカウントが基準時間t1に達するまでに上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出したか否かを検出部20により判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはタイマのカウントが基準時間t1に達した際にテンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuか又はテンションバー制御最上部位置Pcuよりも上側に位置している(すなわちテンションバー36が少なくともテンションバー制御最上部位置Pcuまでは上昇した)ことを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP14へ移る。

0053

ステップSP14においてマイクロプロセッサ10は、現在、上部位置検出センサ42Uの遮蔽状態を検出しているか否かを検出部20により判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはタイマのカウントが基準時間t1に達した際にテンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuよりも上側であり且つ巻き取り線速ダウン位置PLVwdよりも下側に位置している(すなわちテンションバー36はテンションバー制御最上部位置Pcuよりも上昇したものの巻き取り線速ダウン位置PLVwdまでは達していない)ことを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP16へ移る。

0054

実際上、基準時間計測イニシャル処理が行われた直後は、巻き取り径Dが最小巻き取り径Dnに近い状態であるために、基準時間t1経過後にテンションバー36はテンションバー制御最上部位置Pcuか、テンションバー制御最上部位置Pcuよりも僅かに上側までしか上昇しない。このため基準時間計測イニシャル処理を行った直後は、マイクロプロセッサ10は、ステップSP13及びSP14において肯定結果を得てステップSP16へ移る。

0055

ステップSP16においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP3と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を終了し、ステップSP1(図4)へ戻り、ステップSP4及びSP6を介しステップSP8へ移り、ここで否定結果を得て、ステップSP9へ移る。続いてマイクロプロセッサ10は、ステップSP1、SP4、SP8及びSP9を順次繰り返し実行することにより、下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出するまで待ち受ける。

0056

下部位置検出センサ42Dの遮蔽状態を検出したことによりステップSP9において肯定結果を得ると、このことはテンションバー36が下降しテンションバー制御最下部位置Pcdに位置したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はテンションバー制御最下部位置Pcdと判定部18により判定しステップSP10へ移る。

0057

ステップSP10においてマイクロプロセッサ10は、タイマをリセットすると共にタイマのカウントを開始し、ステップSP11へ移る。ステップSP11においてマイクロプロセッサ10は、ステップSP5と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を動作させることにより巻き取り動作を開始してステップSP1へ戻り、ステップSP4及びSP6を介しステップSP8へ移り、ここで肯定結果を得て、ステップSP12へ移る。続いてマイクロプロセッサ10は、ステップSP1、SP4、SP6、SP8及びSP12を順次繰り返し実行することにより、タイマのカウントが基準時間t1に達するまで待ち受ける。

0058

実際上、基準時間計測イニシャル処理が行われた後から時間が経過し、巻き取り径Dが最小巻き取り径Dnから最大巻き取り径Dcに近づいていくと、テンションバー36は、テンションバー制御最下部位置Pcdから基準時間t1経過後の位置までの間の往復移動を繰り返し、基準時間t1経過後の位置が、テンションバー制御最上部位置Pcuから巻き取り線速ダウン位置PLVwdに向かって徐々に上昇していく。それと共にテンションバー36は、上方向への移動速度が徐々に速くなっていく。

0059

センサ遮蔽板44の下端部が上部位置検出センサ42Uよりも上方に位置することによりステップSP14において否定結果を得ると、このことはタイマのカウントが基準時間t1に達した際にテンションバー36が巻き取り線速ダウン位置PLVwdまで到達したことを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP15へ移る。

0060

ステップSP15においてマイクロプロセッサ10は、DCモータ32の回転速度を低下させる処理である回転速度ダウン処理を回転速度設定部22及びモータ駆動部24により行い、ステップSP16へ移る。具体的にマイクロプロセッサ10は、回転速度設定部22により、RAM14に記憶されている現在のDCモータ32の回転速度に、ROM12に記憶されている速度ダウン率である(テンションバー制御可動範囲h2/テンションバー巻き取り線速ダウン制御可動範囲h1)を乗じた値を、DCモータ32の新たな回転速度とする。これによりDCモータ32の回転速度は、次の巻き取り動作から、巻き取り線速ダウン位置PLVwdとテンションバー制御最上部位置Pcuとのテンションバー36の移動方向に沿った間隔に応じた分だけ遅くなる。このため次の巻き取り動作における巻き取り終了時のテンションバー36の位置はテンションバー制御最上部位置Pcuとなる。

0061

これにより連続紙巻き取り装置2は、次にテンションバー制御最下部位置Pcdからテンションバー36を上昇させる際に、基準時間t1経過後にテンションバー制御最上部位置Pcuを超えないようにできると共に、テンションバー36の上方向への移動速度を、基準時間計測イニシャル処理を行った直後と同等に遅くすることができる。

0062

利用者は、連続紙CPの後端が印刷装置4から排出されたことを目視することにより、印刷装置4の連続印刷の終了を確認すると、スイッチ48を押下してOFFにする。検出部20は、スイッチ48の状態がONからOFFへ変化したことを検出すると、スイッチ状態を判定部18へ送出する。利用者がスイッチ48をOFFにすることによりステップSP1において否定結果が得られると、このことはDCモータ32を停止させたい利用者によりスイッチ48がOFFにされたことを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP2において肯定結果を得て、ステップSP3へ移り、ステップSP33と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を終了し、ステップSP1へ戻り、利用者が新たな連続紙CPの先端を巻き取り軸34にテープ止めした後に、スイッチ48を押下してONにするまで待ち受ける。

0063

ところで、ステップSP13において否定結果が得られると、このことは、例えば上部位置検出センサ42U等が故障しているために、タイマのカウントが基準時間t1に達してもテンションバー36がテンションバー制御最上部位置Pcuまで到達しなかったと判定された巻き取りエラー状態であることを表し、このときマイクロプロセッサ10はステップSP17へ移る。ステップSP17においてマイクロプロセッサ10は、巻き取りエラー処理として、ステップSP3と同様にモータ駆動部24でDCモータ制御回路30を制御しDCモータ32を停止させることにより巻き取り動作を終了し、ステップSP1へ戻る。

0064

[1−5.効果]
従来の連続紙巻き取り装置では、巻き取り速度が一定であるため、巻き取り量が増えて巻き取り径Dが大きくなると、適度なテンションが付与されるよう巻き取り開始時に設定された巻き取り線速VLwよりも実際の巻き取り線速VLwが速くなる。このとき印刷装置線速VLpは同じため、巻き取り開始から巻き取り停止までのテンションバー36の上昇速度が、巻き取り線速VLwの速度増加に比例して速くなることにより、連続紙CPに付与しているテンションが適度なテンションよりも大きくなり、連続紙の巻き取り品質が低下してしまう可能性があった。また、巻き取り品質が低下してしまうとテンションが大きくなり、印字延びや用紙切れが発生する恐れがあり、印刷品位が低下してしまう。

0065

これに対し連続紙巻き取り装置2は、テンションバー制御最下部位置Pcdから基準時間t1だけ巻き取り動作を行った際のテンションバーの位置を監視し、テンションバー制御最上部位置Pcuから上方にテンションバーの位置がずれて、巻き取り線速ダウン位置PLVwdまで到達した際に、巻き取り径Dが基準よりも増大したと判定する。このとき連続紙巻き取り装置2は、テンションバー制御最下部位置Pcdと巻き取り線速ダウン位置PLVwdとの間隔(すなわち基準に対するテンションバーの位置のずれ量)の分だけ、巻き取り速度を遅くすることにより、次の巻き取り動作において、巻き取り動作後のテンションバーの位置を巻き取り線速ダウン位置PLVwdからテンションバー制御最上部位置Pcuに戻すようにした。

0066

このため連続紙巻き取り装置2は、巻き取り線速VLwを遅くでき、巻き取り軸34への連続紙CPの巻き取り径Dが大きくなることで巻き取り軸34の回転速度に対応する巻き取り速度が速くなった場合にも、実際の巻き取り速度に応じて巻き取り軸34の回転速度を遅くできるため、テンションが増大しすぎてしまうことを防止し、巻き取り品質を向上できる。

0067

これにより連続紙巻き取り装置2は、常な連続紙CPに適切なテンションを付与することができ、連続紙CPに付与するテンションが大きすぎることに起因する印字延び及び用紙切れを防止し、印刷品位を向上できる。それと共に連続紙巻き取り装置2は、巻き取り軸34への連続紙CPの巻き取り径Dが大きくなることで、巻き取り軸34の回転を停止しても慣性のためすぐには停止しにくくなった場合であっても、テンションバー36がテンションバー動作最上限位置Pmuに到達してしまうことを防止できる。

0068

また連続紙巻き取り装置2は、新たな連続紙CPの巻き取り動作を開始すると基準時間計測イニシャル処理を行い、連続紙CPの材質や厚さ等によって異なる基準時間t1を測定するようにした。このため連続紙巻き取り装置2は、連続紙CPの種類による印刷装置線速VLpの変化にも対応できる。

0069

また連続紙巻き取り装置2は、テンションバー制御最下部位置Pcdからテンションバー36が上昇し上部位置検出センサ42Uが非遮蔽状態から遮蔽状態へ変化するとテンションバー制御最上部位置Pcuに到達したと判定し、その後さらにテンションバー36が上昇し上部位置検出センサ42Uが遮蔽状態から非遮蔽状態へ変化すると巻き取り線速ダウン位置PLVwdに到達したと判定するようにした。このように連続紙巻き取り装置2は、上部位置検出センサ42Uの状態遷移により巻き取り線速ダウン位置PLVwdを検出するようにした。このため連続紙巻き取り装置2は、上部位置検出センサ42Uの上方に、巻き取り線速ダウン位置PLVwdを検出する巻き取り線速ダウン位置検出センサを別途設けることなく巻き取り線速ダウン位置PLVwdを検出でき、位置検出センサの個数を抑え、構成を簡素化できる。

0070

以上の構成によれば連続紙巻き取り装置2は、印刷装置4から発行される連続紙CPを巻き取る巻き取り軸34の上流側に設けられ該連続紙CPに自重でテンションを与えるテンションバー36と、テンションバー36の移動範囲内における複数の検出位置でテンションバー36を検出する位置検出センサ42と、巻き取り軸34が回転されている間に、所定の設定時間内においてテンションバー36が位置検出センサ42により検出された場合、巻き取り軸34の回転速度を遅くする回転速度設定部22と、回転速度設定部22によって設定された回転速度で巻き取り軸34を回転させるモータ駆動部24とを設けるようにした。

0071

これにより連続紙巻き取り装置2は、巻き取り軸34への連続紙CPの巻き取り径Dが大きくなり巻き取り線速VLwが速くなった場合、巻き取り軸34の回転速度を遅くすることにより、連続紙CPに付与するテンションが大きくなりすぎないようにし、巻き取り径Dに関わらず常な連続紙CPに適切なテンションを付与できる。

0072

[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、1個の上部位置検出センサ42Uによりテンションバー制御最上部位置Pcu及び巻き取り線速ダウン位置PLVwdを検出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御最上部位置検出センサとしての上部位置検出センサ42Uの上方に、巻き取り線速ダウン位置PLVwdを検出する巻き取り線速ダウン位置検出センサを別途設けても良い。

0073

また上述した実施の形態においては、新たな連続紙CPの巻き取り動作を開始すると基準時間計測イニシャル処理を行い基準時間t1を測定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば同じ種類の連続紙CPを繰り返し用いて巻き取り動作を行う場合、新たな連続紙CPの巻き取り動作を開始する度には基準時間t1を測定せずに、固定値の基準時間t1を用いても良い。

0074

さらに上述した実施の形態においては、DCモータ32により巻き取り軸34を回転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばパルスモータ等、種々の駆動部により巻き取り軸34を回転させても良い。

0075

さらに上述した実施の形態においては、下部位置検出センサ42D及び上部位置検出センサ42Uに透過型光電センサを用いる場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の方式のセンサを用いても良い。

0076

さらに上述した実施の形態においては、マイクロプロセッサ10の制御用プログラムである、判定部18、検出部20、回転速度設定部22及びモータ駆動部24を、ROM12に格納する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ROM12の外部における、マイクロプロセッサ10に、判定部18、検出部20、回転速度設定部22及びモータ駆動部24を格納しても良い。

0077

さらに上述した実施の形態においては、テンション付与部としてのテンションバー36と、位置検出センサとしての位置検出センサ42と、回転速度設定部としての回転速度設定部22と、モータ駆動部としてのモータ駆動部24とによって、連続紙巻き取り装置としての連続紙巻き取り装置2を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるテンション付与部と、位置検出センサと、回転速度設定部と、モータ駆動部とによって、連続紙巻き取り装置を構成しても良い。

0078

本発明は、プリンタに画像を印刷させるコンピュータの他、イメージスキャナファクシミリ装置、或いは複写機等、画像に関する種々の処理を行う種々の電子機器でも利用できる。

0079

1……連続紙発行装置、2……連続紙巻き取り装置、4……印刷装置、10……マイクロプロセッサ、12……ROM、14……RAM、16……I/Oポート、18……判定部、20……検出部、22……回転速度設定部、24……モータ駆動部、30……DCモータ制御回路、32……DCモータ、34……巻き取り軸、36……テンションバー、38……テンションバー軸、40……ガイドローラ、42……位置検出センサ、42U……上部位置検出センサ、42D……下部位置検出センサ、44……センサ遮蔽板、46……操作パネル、48……スイッチ、CP……連続紙、Rw……巻き取り方向、D……巻き取り径、Dc……最大巻き取り径、Dn……最小巻き取り径、VLp……印刷装置線速、VLw……巻き取り線速、VLwc……最大巻き取り線速、VLwn……最小巻き取り線速、Pcd……テンションバー制御最下部位置、Pcu……テンションバー制御最上部位置、PLVwd……巻き取り線速ダウン位置、Pmd……テンションバー動作最下限位置、Pmu……テンションバー動作最上限位置、h1……テンションバー巻き取り線速ダウン制御可動範囲、h2……テンションバー制御可動範囲、h3……センサ遮蔽板長、h4……テンションバー可動範囲、t1……基準時間。

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