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技術 複合部材およびその製造方法

出願人 株式会社イノアックコーポレーション
発明者 山口貴史
出願日 2016年5月30日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-107844
公開日 2017年12月7日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-213727
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の射出成形 プラスチック等の成形用の型 積層体(2)
主要キーワード 湾曲形 デッキ部分 延部分 フェンダーライナー 圧縮形成 形成予定部位 形成予定位置 逃がし部
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

見栄えのよい複合部材を提供する。

解決手段

複合部材10は、不織布または発泡体からなる基材12と、この基材12の表面における一部領域に重ねて形成された樹脂部14とを備えている。基材12は、樹脂部14に対応する部位に、表面と反対側の裏面から凹むように形成されて、該基材12を圧縮した凹状部16が設けられている。このように、複合部材10は、良好な見栄えと共に、基材12の性能を好適に発揮させることができる。

概要

背景

車両のドアトリムなどに用いられる複合部材としては、板状の発泡体主体とし、この発泡体の裏面に形成された樹脂成形体によって、発泡体を補強したり、車体への取付部分を形成したものがある(例えば特許文献1参照)。このような複合部材は、発泡体をセットした型で樹脂成形体を射出成形することで、発泡体に樹脂成形体をなす樹脂含浸させて、発泡体と樹脂成形体とを接合している。

概要

見栄えのよい複合部材を提供する。複合部材10は、不織布または発泡体からなる基材12と、この基材12の表面における一部領域に重ねて形成された樹脂部14とを備えている。基材12は、樹脂部14に対応する部位に、表面と反対側の裏面から凹むように形成されて、該基材12を圧縮した凹状部16が設けられている。このように、複合部材10は、良好な見栄えと共に、基材12の性能を好適に発揮させることができる。

目的

本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、基材の性能を損なうことなく、見栄えのよい複合部材および複合部材の製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

不織布または発泡体からなる基材と、前記基材の一面における一部領域に重ねて形成された樹脂部とを備え、前記基材は、前記樹脂部に対応する部位に、前記一面と反対側の他面から凹むように形成されて、該基材を圧縮した凹状部を備えたことを特徴とする複合部材

請求項2

前記凹状部は、底部が前記基材の一面側に突出するように形成された請求項1記載の複合部材。

請求項3

前記凹状部は、底部に、前記基材の他面側に突出して一面側が凹むように形成された逃がし部を備えた請求項1または2記載の複合部材。

請求項4

前記凹状部は、底部に、前記基材の一面側に突出して他面側が凹むように形成された詰め部を備えた請求項1または2記載の複合部材。

請求項5

不織布または発泡体からなる基材と、この基材の一面における一部領域に重ねて形成される樹脂部とを備えた複合部材の製造方法であって、型閉じした成形型の型面によって、前記基材における樹脂部の形成予定部位を、該基材の一面と反対側の他面から該基材を圧縮して該他面側へ開口する凹状部を成形し、型閉じした前記成形型において前記基材における前記凹状部の一面側との間に画成されるキャビティ樹脂原料充填して、前記樹脂部を成形するようにしたことを特徴とする複合部材の製造方法。

請求項6

底部が前記基材の一面側に突出するように、前記凹状部を成形するようにした請求項5記載の複合部材の製造方法。

請求項7

前記凹状部の底部に、前記基材の他面側に突出して一面側が凹む逃がし部を成形するようにした請求項5または6記載の複合部材の製造方法。

請求項8

前記凹状部の底部に、前記基材の一面側に突出して他面側が凹む詰め部を成形するようにした請求項5または6記載の複合部材の製造方法。

技術分野

0001

この発明は、不織布または発泡体からなる基材と、この基材の一面における一部領域に重ねて形成される樹脂部とを備えた複合部材およびこの複合部材の製造方法に関するものである。

背景技術

0002

車両のドアトリムなどに用いられる複合部材としては、板状の発泡体を主体とし、この発泡体の裏面に形成された樹脂成形体によって、発泡体を補強したり、車体への取付部分を形成したものがある(例えば特許文献1参照)。このような複合部材は、発泡体をセットした型で樹脂成形体を射出成形することで、発泡体に樹脂成形体をなす樹脂を含浸させて、発泡体と樹脂成形体とを接合している。

先行技術

0003

特許第4133377号公報

発明が解決しようとする課題

0004

前述した射出成形では、樹脂成形体をなす樹脂が発泡体の表面や樹脂成形体の形成部位周辺に染み出してしまい、得られる複合部材の特性が悪化すると共に見栄えが悪化してしまうといった問題が指摘される。特許文献1のように、発泡体における樹脂成形体の横側をプレス成形して高密度にしておくことで、樹脂成形体となる樹脂の染み出しを防止できるが、発泡体を高密度にすることで、発泡体特有吸音性能断熱性能などが損なわれてしまう。

0005

すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、基材の性能を損なうことなく、見栄えのよい複合部材および複合部材の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の複合部材は、
不織布または発泡体からなる基材と、
前記基材の一面における一部領域に重ねて形成された樹脂部とを備え、
前記基材は、前記樹脂部に対応する部位に、前記一面と反対側の他面から凹むように形成されて、該基材を圧縮した凹状部を備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、基材における樹脂部に対応する部位に、基材を圧縮した凹状部を備えているので、基材と樹脂部とを接合する際に樹脂部となる樹脂原料などが基材に染み出すことを防止することができる。また、凹状部は、基材において樹脂部に対応して裏側に設けられているので、基材において樹脂部に覆われていない領域に凹状部の形成による悪影響を与えない。従って、複合部材は、見栄えがよく、基材特有の性能を好適に発揮させることができる。

0007

請求項2に係る発明では、前記凹状部は、底部が前記基材の一面側に突出するように形成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、樹脂原料等の染み出しに起因する基材における樹脂部の周辺の汚損をより確実に防止することができる。

0008

請求項3に係る発明では、前記凹状部は、底部に、前記基材の他面側に突出して一面側が凹むように形成された逃がし部を備えたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、逃がし部によって、基材における凹状部の底部と樹脂部との接合面積を広くとることができるので、樹脂部を基材により強固に固定することができる。

0009

請求項4に係る発明では、前記凹状部は、底部に、前記基材の一面側に突出して他面側が凹むように形成された詰め部を備えたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、詰め部によって、基材における凹状部の底部と樹脂部との接合面積を広くとることができるので、樹脂部を基材により強固に固定することができる。

0010

前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項5に係る発明の複合部材の製造方法は、
不織布または発泡体からなる基材と、この基材の一面における一部領域に重ねて形成される樹脂部とを備えた複合部材の製造方法であって、
型閉じした成形型の型面によって、前記基材における樹脂部の形成予定部位を、該基材の一面と反対側の他面から該基材を圧縮して該他面側へ開口する凹状部を成形し、
型閉じした前記成形型において前記基材における前記凹状部の一面側との間に画成されるキャビティに樹脂原料を充填して、前記樹脂部を成形するようにしたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、基材における樹脂部の形成予定部位に、基材を圧縮して凹状部を成形した後に、凹状部で画成されるキャビティに樹脂原料を充填して樹脂部を成形しているので、比較的密度の高い凹状部で樹脂原料の浸透を阻むことができ、基材における樹脂部の周辺に樹脂原料が染み出すことを防止することができる。また、凹状部は、基材において樹脂部に対応して裏側に設けられているので、基材において樹脂部に覆われていない領域に凹状部の形成による悪影響を与えない。従って、得られた複合部材は、見栄えがよく、基材特有の性能を好適に発揮させることができる。

0011

請求項6に係る発明では、底部が前記基材の一面側に突出するように、前記凹状部を成形するようにしたことを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、基材における樹脂部の周辺の染み出しをより確実に防止することができる。

0012

請求項7に係る発明では、前記凹状部の底部に、前記基材の他面側に突出して一面側が凹む逃がし部を成形するようにしたことを要旨とする。
請求項7に係る発明によれば、樹脂部が成形されるキャビティを底部に設けた逃がし部によって広くして樹脂原料を流動し易くすることで、流動バランスを調整することができ、バリの発生などの樹脂部の成形不良を防止することができる。また、逃がし部によって、基材における凹状部の底部と樹脂部との接合面積を広くとることができるので、樹脂部を基材により強固に固定することができる。

0013

請求項8に係る発明では、前記凹状部の底部に、前記基材の一面側に突出して他面側が凹む詰め部を成形するようにしたことを要旨とする。
請求項8に係る発明によれば、樹脂部が成形されるキャビティを底部に設けた詰め部によって狭くすることができ、樹脂原料がショートする際の隙間を埋めて樹脂部の成形不良を防止することができる。また、詰め部によって、基材における凹状部の底部と樹脂部との接合面積を広くとることができるので、樹脂部を基材により強固に固定することができる。

発明の効果

0014

本発明に係る複合部材によれば、見栄えがよく、基材の性能を発揮させることができる。本発明に係る複合部材の製造方法によれば、基材の性能を損なうことなく、見栄えのよい複合部材を得ることができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の好適な実施例に係る複合部材を表側から示す概略斜視図である。
実施例の複合部材を裏側から示す概略斜視図である。
図1のA−A線断面図である。
実施例の複合部材の製造工程を示す説明図である。
実施例の製造工程において、型閉じした状態を拡大して示す要部説明図である。
変更例1の複合部材の要部を示す断面図である。
変更例2の複合部材の要部を示す断面図である。
変更例3の複合部材の要部を示す断面図である。

0016

次に、本発明に係る複合部材および複合部材の製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。

0017

図1および図2に示すように、実施例に係る複合部材10は、不織布または発泡体からなる所定形状に賦形されたシートまたは板状の基材12と、基材12の表面(一面)に一体的に形成された樹脂部14とから構成されている。実施例の複合部材10は、樹脂部14を基材12上で成形することで、樹脂原料から硬化して形成される樹脂部14自身の接合力を用いて、基材12と樹脂部14とを一体化している。不織布としては、ポリエステル繊維ポリオレフィン繊維アラミド繊維ガラス繊維セルロース繊維ナイロン繊維ビニロン繊維レーヨン繊維などで構成されたものを用いることができる。また、発泡体としては、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系などを用いることができる。なお、基材12をなす材料としては、熱可塑性のものが望ましい。基材12を不織布または発泡体で構成することで、不織布や発泡体に由来する吸音断熱などの所定の機能を、複合部材10に持たせている。

0018

図1および図2に示すように、樹脂部14は、基材12の板面全体を覆わないように、基材12の表面における一部領域に重ねて形成され、基材12を補強する骨格部分や、複合部材10を取り付ける際の相手方との取付部分などを構成する。実施例の樹脂部14は、矩形状の基材12の外周縁に沿った枠状に形成された外延部分14aと、この外周部分14aの内側に縦横に延在する格子状に形成された内延部分14bとを備え、基材12を補強するよう構成されている。このような複合部材10は、車両におけるトランクルームデッキ部分、ドアトリム、天井ピラーなどの車両内装部材エンジンアンダーカバーフェンダーライナーなどの車両を構成する部材や、車両または車両以外のダクトの壁などとして好適に用いることができる。

0019

図2および図3に示すように、基材12には、樹脂部14に対応する位置に、裏面(他面)から凹むように形成されて、基材12をなす不織布等の材料を圧縮して構成される凹状部16が設けられている。凹状部16は、裏側に開口すると共に、底部16aが表側に突出するように形成されている。凹状部16の底部16aは、該凹状部16の周辺部位よりも表側に突出しており、実施例では底部16aが平らに形成されている。凹状部16は、樹脂部14の幅内に収まって、樹脂部14に対応して連続的に延在するように設けられている。すなわち、複合部材10は、基材12における樹脂部14に対応する部位の厚みが、凹状部16によって薄くなっている。これに対して、基材12において樹脂部14が設けられていない領域(特に区別する場合は一般領域という。)は、樹脂部14に対応する部位よりも板厚が厚くなっている。また、凹状部16は、底部16aおよび該凹状部16の周辺部位表面よりも突出する側部16bが、該周辺部位よりも密度が高くなるように構成されている。複合部材10は、基材12における樹脂部14に対応する部位(特に区別する場合は樹脂成形領域という)の密度が一般領域よりも高く設定されて、樹脂成形領域の液密性が高くなっている。また、複合部材10は、基材12の一般領域における密度等の物性が、該基材12をなす材料そのまま、あるいは当該材料から変動を小さくしてある。

0020

図4(b)〜(e)に示すように、前記複合部材10は、型面間でプレス可能な成形型22を用いた射出成形により製造される。成形型22は、第1型24と、この第1型24と相対的に開閉可能に構成された第2型26とから構成されている。まず、基材12をヒータ等の加熱手段28で加熱し、基材12を軟化させる(図4(a))。 軟化した基材12を第1型24と第2型26との間にセットし(図4(b))、型閉じすることで、第1型24の型面と第2型26の型面24aとの間で基材12を挟んで、基材12を湾曲形状などの所定形状に成形する(図4(c))。成形型22を型閉じすることで、第1型24の型面に突出形成された凸型部24aによって、基材12における樹脂部14の形成予定部位が裏側から押圧され、基材12を圧縮しつつ表側へ突出するように変形させて、凹状部16を成形する(図4(c)、図5)。ここで、基材12は、得るべき複合部材10の寸法よりも長く設定して外縁部に余長部分を設け、樹脂部14の外延部分14aに対応する凹状部16を成形する際に、基材12における凹状部16に対応する部分の両側を第1型24の型面と第2型26の型面との間に挟んで、凸型部24aによって押圧している。また、成形型22を型閉じすることで、第2型26の型面に凹状に形成された凹型部26aによって、基材12の表側において凹状部16の底部16aとの間に樹脂部14に対応したキャビティ30が画成される。このように、型閉じに伴って凹状部16を成形して基材12における樹脂部14の形成予定位置を圧縮することで、基材12がつぶされて凹状部16の底部16aおよび側部16bが他の領域に比べて高密度になる。

0021

前記キャビティ30に樹脂原料を圧力をかけつつ充填し、樹脂部14を成形する(図4(d))。この際に、基材12は、キャビティ30を画成している凹状部16の底部16aおよび該底部16aに連なる側部16bが圧縮されて高密度になっているので、キャビティ30に充填された樹脂原料が基材12に浸透し難く、樹脂原料が基材12における樹脂部14の形成部位周辺などの一般領域に染み出すことを防止できる。そして、射出成形により樹脂部14を成形した後に、第1型24と第2型26とを型開きして、複合部材10を成形型から取り出す(図4(e))。なお、樹脂部14の外延部分14aの外側に延出している基材12の余長部分は、カットしても(実施例)、そのままであってもよい。

0022

〔実施例の作用〕
実施例の複合部材10によれば、基材12における樹脂部14に対応する部位に、基材12を圧縮して密度を高くした凹状部16を備えているので、基材12と樹脂部14とを接合する際に樹脂部14となる樹脂原料が基材12に染み出すことを防止することができる。また、凹状部16は、底部16aが基材12の表側に突出するように形成されているので、基材12を圧縮して密度を高めた側部16bを底部16aと一般領域との間に介在させることができ、当該側部16bによって一般領域への染み出しをより確実に防止することができる。従って、複合部材10は、基材12と樹脂部14との一体化に伴う樹脂原料の染み出しなど、基材12の一般領域の汚損を防止することができ、見栄えを向上させることができる。また、凹状部16は、基材12において樹脂部14に対応して裏側に設けられているので、基材12において樹脂部14に覆われていない一般領域に凹状部16の形成による悪影響を与えない。換言すると、複合部材10は、基材12の一般領域が凹状部16のように液密性を有する程に圧縮されず、凹状部16より低い所望の密度を保っている。これにより複合部材10は、基材12に由来する吸音性断熱性などの性能を好適に発揮させることができる。

0023

実施例の製造方法によれば、基材12における樹脂部14の形成予定部位に、基材12を圧縮して凹状部16を成形した後に、凹状部16で画成されるキャビティ30に樹脂原料を充填して樹脂部を成形している。これにより、比較的密度の高い凹状部16で樹脂原料の浸透を阻むことができ、基材12における樹脂部14の周辺に樹脂原料が染み出すことを防止することができる。また、底部16aが基材12の表側に突出するように凹状部16を成形しているので、基材12を圧縮して密度を高めた側部16bをキャビティ30と一般領域との間に介在させることができ、当該側部16bによって一般領域への染み出しをより確実に防止することができる。

0024

(変更例)
前述した実施例に限らず、例えば以下のようにも変更可能である。なお、変更例においても実施例と同じ符号を用いて説明する。また、図6図8は、図1のA−A線に対応する断面を示している。

0025

図6に示すように、変更例1の複合部材10は、凹状部16が基材12の板厚の範囲内で凹むように圧縮形成されている。このような凹状部16であっても、圧縮して密度を高めた凹状部16の底部16aによって樹脂原料等の染み出しを防止することができる。

0026

図7に示すように、変更例2の複合部材10は、凹状部16の底部16aに、基材12の裏側に突出して表側が凹むように形成された逃がし部32を備えている。なお、樹脂原料を充填した際の樹脂圧によって基材10を凸型部24aに沿わせることができる。このように、凹状部16の底部16aに逃がし部32を成形しておくことで、底部16aに設けた逃がし部32によって樹脂部14が成形されるキャビティ30を広くすることができる。すなわち、樹脂原料をキャビティ30で流動し易くすることで、樹脂原料の流動バランスを調整することができ、バリの発生などの樹脂部14の成形不良を防止することができる。また、逃がし部32によって、基材12における凹状部16の底部16aと樹脂部14との接合面積を広くとることができるので、樹脂部14を基材12により強固に固定することができる。

実施例

0027

図8に示すように、変更例3の複合部材10は、凹状部16の底部16aに、基材12の表側に突出して裏側が凹むように形成された詰め部34を備えている。このように、凹状部16の底部16aに詰め部34を成形しておくことで、底部16aに設けた詰め部34によって樹脂部14が成形されるキャビティ30を狭くすることができる。すなわち、樹脂原料がショートする際の隙間を埋めて、樹脂部14の成形不良を防止することができる。また、詰め部34によって、基材12における凹状部16の底部16aと樹脂部14との接合面積を広くとることができるので、樹脂部14を基材12により強固に固定することができる。

0028

12基材,14樹脂部,16 凹状部,16a 底部,32逃がし部,
34 詰め部,22成形型,30 キャビティ

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