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技術 研磨シート

出願人 株式会社オリエント
発明者 林潤彦林光彦
出願日 2016年6月2日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-110655
公開日 2017年12月7日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-213662
状態 特許登録済
技術分野 平削り,ブローチ,やすり,リーマ,その他
主要キーワード 使用方向 手動工具 たがね 研磨方向 紙やすり 切削能力 進入方向 研磨シート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年12月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性に優れた研磨シートを提供する。

解決手段

研磨シート100は、板状の金属部材からなる本体部1と、本体部1に形成された3つの異なる方向の目10,20,30とを有し、3つの異なる方向の目10,20,30の目立て打ち込み方向11,21,31が3方向から向き合っている。目立て打ち込み方向が一方向に偏っておらず、あらゆる方向に使用可能であり、金属部材であるので、切削能力が高く耐久性に優れている。3つの異なる方向の目10,20,30の交点不規則に配置されていることが好ましい。

概要

背景

従来、材料を寸法に合うように削ったり、形状を整えたり、細かい部分の錆を落としたりする手動工具として、金属やすりが用いられている。一般的な金属やすりは、棒状の金属体の表面に目を形成したものであり、目が形成された表面を材料に押し当てながら研削するようになっている。金属やすりの目は、一つ一つ鏨(たがね)を打ち込んで形成される(目立て)。また、金属やすりの目には、単目複目シャリ目、波目等がある。

また、紙状のシート研磨材を塗布した紙やすりサンドペーパー)も用いられている。紙やすりは、厚紙や油紙等の紙の表面に研磨材を接着したものであり、研磨材が接着された表面を材料に押し付けてこすりがら研磨するようになっている。

また、特許文献1には、研磨材が被覆された薄いプレートハンドル部に磁力で保持するようにして、研磨部を容易に付け替えたり、裏返して使用できるようにした手動研ぎ具に関する発明が記載されている。

概要

あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性に優れた研磨シートを提供する。研磨シート100は、板状の金属部材からなる本体部1と、本体部1に形成された3つの異なる方向の目10,20,30とを有し、3つの異なる方向の目10,20,30の目立て打ち込み方向11,21,31が3方向から向き合っている。目立て打ち込み方向が一方向に偏っておらず、あらゆる方向に使用可能であり、金属部材であるので、切削能力が高く耐久性に優れている。3つの異なる方向の目10,20,30の交点不規則に配置されていることが好ましい。

目的

本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性に優れた研磨シートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

板状の金属部材からなる本体部と、前記本体部に形成された3つの異なる方向の目とを有し、前記3つの異なる方向の目の目立て打ち込み方向が3方向から向き合っていることを特徴とする研磨シート

請求項2

前記3つの異なる方向の目の交点不規則に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の研磨シート。

技術分野

0001

本発明は、研磨シートに関するものである。

背景技術

0002

従来、材料を寸法に合うように削ったり、形状を整えたり、細かい部分の錆を落としたりする手動工具として、金属やすりが用いられている。一般的な金属やすりは、棒状の金属体の表面に目を形成したものであり、目が形成された表面を材料に押し当てながら研削するようになっている。金属やすりの目は、一つ一つ鏨(たがね)を打ち込んで形成される(目立て)。また、金属やすりの目には、単目複目シャリ目、波目等がある。

0003

また、紙状のシート研磨材を塗布した紙やすりサンドペーパー)も用いられている。紙やすりは、厚紙や油紙等の紙の表面に研磨材を接着したものであり、研磨材が接着された表面を材料に押し付けてこすりがら研磨するようになっている。

0004

また、特許文献1には、研磨材が被覆された薄いプレートハンドル部に磁力で保持するようにして、研磨部を容易に付け替えたり、裏返して使用できるようにした手動研ぎ具に関する発明が記載されている。

先行技術

0005

特開平6−278044号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来の金属やすりの目は、目立て打ち込み方向(鏨の進入方向)が、棒状の金属体の長手方向に沿った一方向であるため、押す方向でのみ使用し、引く方向で使用することはできない。そのため、紙やすりのように、材料をこすりながら(押し引きしながら)研磨する用途には適していない。これは、単目に限らず、複目、シャリ目、波目等においても同様である。

0007

一方、紙やすりは、厚紙や油紙等の紙の表面に研磨材を接着したものであるため、目の方向性はなく、あらゆる方向にこすりながら研磨することができる。しかしながら、金属やすりに比べると切削能力が低く、また耐久性が低いため、切削能力の低下、目詰まり破れが頻繁に発生するという問題がある。

0008

本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性に優れた研磨シートを提供するものである。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するため、本発明の研磨シートは、板状の金属部材からなる本体部と、前記本体部に形成された3つの異なる方向の目とを有し、前記3つの異なる方向の目の目立て打ち込み方向が3方向から向き合っていることを特徴とする。

0010

また好ましくは、前記3つの異なる方向の目の交点不規則に配置されていることを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明の研磨シートは、板状の金属部材からなる本体部と、本体部に形成された3つの異なる方向の目とを有し、3つの異なる方向の目の目立て打ち込み方向が3方向から向き合っており、目立て打ち込み方向が一方向に偏っていない。従って、一方向にのみ切削するのではなく、あらゆる方向に使用可能であり、材料をこすりながら研磨することができる。また、金属部材であるので、切削能力が高く耐久性に優れている。

0012

また、3つの異なる方向の目の交点が不規則に配置されている場合には、研磨方向による切削能力の偏りがより少なくなる。

0013

以上、本発明によれば、あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性の高い研磨シートを提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態に係る研磨シートを示す平面図である。
下目1の説明図である。
下目2の説明図である。
上目の説明図である。
目立て打ち込み角度を示す図である。
図1のa部拡大図である。
研磨シートの顕微鏡写真である。
研磨シートの顕微鏡写真である。

0015

次に、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態に係る研磨シートについて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る研磨シート100は、板状の金属部材からなる本体部1から構成されている。本体部1の金属部材は特に限定されないが、例えばステンレス板を用いることができる。

0016

本体部1の表面には、3つの異なる方向の目10,20,30が形成されている。これらは、本体部1の表面に鏨を打ち込んで目立てすることにより、目10→目20→目30の順に形成される。以降、目10を「下目1」、目20を「下目2」、目30を「上目」と適宜称する。次に、3つの目10,20,30における、各々の目立てについて説明する。

0017

図2は、目10(下目1)の説明図である。本体部1の表面には、等間隔で平行に形成された複数本の目10が形成されている。図2における本体部1の右辺基準線12とすると、目10と基準線12とのなす角度はθ1である。また、矢印11は、目10の形成時の目立て打ち込み方向(鏨の進入方向)を示しており、図2における左上から右下に向かって打ち込みが行われる。

0018

図3は、目20(下目2)の説明図である。本体部1の表面には、等間隔で平行に形成された複数本の目20が形成されている。図3における本体部1の左辺を基準線22とすると、目20と基準線22とのなす角度はθ2である。また、矢印21は、目20の形成時の目立て打ち込み方向(鏨の進入方向)を示しており、図3における右上から左下に向かって打ち込みが行われる。

0019

図4は、目30(上目)の説明図である。本体部1の表面には、等間隔で平行に形成された複数本の目30が形成されている。図4における本体部1の右辺を基準線32とすると、目30と基準線32とのなす角度はθ3である。また、矢印31は、目30の形成時の目立て打ち込み方向(鏨の進入方向)を示しており、図4における下から上に向かって打ち込みが行われる。

0020

図5は、目立て打ち込み角度を示す図である。矢印11,21,31は、それぞれ目10,20,30の形成時の目立て打ち込み方向(鏨の進入方向)を示しており、本体部1の表面と矢印11,21,31とのなす角度はθ4である。

0021

図6は、図1のa部拡大図である。図6に示すように、3つの異なる方向の目10,20,30の目立て打ち込み方向11,21,31が3方向から向き合っている。すなわち、3つの目立て打ち込み方向である矢印11,21,32が向き合うことにより、目10,20、30の打ち込み方向が一方向に偏らないようになっている。本実施形態では、矢印11及び矢印21が図6における上から下に向いているのに対して、矢印31は下から上に向いている。従って、図6の上下方向において、目10及び目20に対して目30が逆目になっている。これにより、使用時の方向が限定されないようになっている。

0022

さらに、3つの異なる方向の目10,20,30の交点が不規則に配置されている。すなわち、ある部分では目10と目20との交点上を目30が通り、他の部分では目10と目20との交点以外の部分を目30が通っている。これにより、目10,20,30の規則性を低下させて、研磨方向による切削能力の偏りを少なくしている。

0023

以下の条件で研磨シートを製造し、表面を顕微鏡により観察した。図7及び図8に顕微鏡写真を示す。また使用による評価の結果、使用方向に関係なく切れ味を安定的に保持することができた。
(本体部)
材料:ステンレス
板厚:1mm
(下目1)
ピッチ:1インチあたり58枚
角度θ1:71°
打ち込み角度θ4:70°
深さ0.1mm〜0.2mm
(下目2)
ピッチ:1インチあたり58枚
角度θ2:71°
打ち込み角度θ4:70°
深さ0.1mm〜0.2mm
(上目)
ピッチ:1インチあたり52枚
角度θ3:90°
打ち込み角度θ4:70°
深さ0.1mm〜0.2mm

0024

本実施形態に係る研磨シート100は、板状の金属部材からなる本体部1と、本体部1に形成された3つの異なる方向の目10,20,30とを有し、3つの異なる方向の目10,20,30の目立て打ち込み方向11,21,31が3方向から向き合っており、目立て打ち込み方向が一方向に偏っていない。従って、一方向にのみ切削するのではなく、あらゆる方向に使用可能であり、材料をこすりながら研磨することができる。また、金属部材であるので、切削能力が高く耐久性に優れている。

0025

また、3つの異なる方向の目10,20,30の交点が不規則に配置されている場合には、研磨方向による切削能力の偏りがより少なくなる。

0026

このように、本実施形態に係る研磨シート100は、あらゆる方向に使用可能で切削能力が高く、耐久性の高い研磨シートである。

0027

以上、本発明の実施形態に係る研磨シートについて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。

実施例

0028

例えば、目のピッチ、基準線に対する角度、打ち込み角度、打ち込み深さ、本体部の厚み等については、適宜変更が可能である。

0029

1 本体部
10 下目1
20 下目2
30上目
100 研磨シート

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