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技術 調理支援システム

出願人 国立大学法人島根大学
発明者 中村守彦
出願日 2016年5月27日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-106664
公開日 2017年11月30日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-211946
状態 特許登録済
技術分野 医療・福祉事務 ストーブまたはレンジの細部1 特定用途計算機 電子レンジ
主要キーワード 近似情報 調理済み食材 地域経済 イーサーネット接続 真空パック詰め 収容場所 追加補充 変更提案
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

バランスのよい食事を自身で簡便に準備でき持続的な食事管理を可能とするシステムを提供する。

解決手段

調理済み真空パック詰め冷凍食材に、当該食材一意に特定付けるQRコード登録商標)および目視により識別可能識別情報が付されており、コードを読み取る特定情報読取部201と、コードが読み取られた後に当該食材を収容する冷凍庫部217と、当該コードを記録する特定情報記録部202と、利用者によって選択された献立を入力する選択献立入力部204と、当該献立にかかる食材を、記録されたコードに基づいて選定する食材選定部205と、選定された食材の識別情報を表示する識別情報表示部206と、電子レンジ部218に入れる食材の順序ワット数、時間を決定するレンジ方法決定部207と、決定された内容を表示するレンジ方法表示部208とを具備した調理支援システム1。

概要

背景

従来、たとえば、糖尿病心臓病腎臓病などを患っている疾病患者は、糖分、塩分、カリウム、水分等の各種の摂取制限があり、必然的にいわゆる制限食をとる必要があった。

しかしながら、制限食をとる場合、常々のことであるので、管理栄養士のもとで調理師が食事を作ってくれるという環境はまずなく、大抵は、診断時や退院時等に摂取制限項目とその制限量が知らされ簡単な栄養指導を受けるか、せいぜい、制限量内に収められる献立提示されるに過ぎなかった。その結果、必然的に献立が固定化しやすく飽きてしまい、制限量を超過した別の料理を勝手に作ってしまったり、制限量は超過しないものの味気のない料理を作ってしまう、という問題点があった。

また、宅配等による制限食等の配食サービスも存在するが、個々の患者にそって調理されるわけでなく、価格も高いという問題点があった。また、そもそも、総ての食事を宅配に依存すること自体が現実的でない。

また、管理栄養士により提示される献立や、宅配の献立は、それだけで完結しており、経時的な摂取の多寡にそって摂取量が調整されるものでなく、この点からも味に変化がなく単調となってしまい、患者自身による食事管理の妨げとなっている。

この他、自身で調理することが苦手であり、食事制限自己管理が全くできない場合も少なからず存在する。

一方、制限食が課せられる患者でなくても、単身赴任や一人暮らし学生などは外食に依存しがちで、栄養バランスがよくない生活を送るケースも多々存在する。

概要

バランスのよい食事を自身で簡便に準備でき持続的な食事管理を可能とするシステムを提供する。調理済み真空パック詰め冷凍食材に、当該食材一意に特定付けるQRコード登録商標)および目視により識別可能識別情報が付されており、コードを読み取る特定情報読取部201と、コードが読み取られた後に当該食材を収容する冷凍庫部217と、当該コードを記録する特定情報記録部202と、利用者によって選択された献立を入力する選択献立入力部204と、当該献立にかかる食材を、記録されたコードに基づいて選定する食材選定部205と、選定された食材の識別情報を表示する識別情報表示部206と、電子レンジ部218に入れる食材の順序ワット数、時間を決定するレンジ方法決定部207と、決定された内容を表示するレンジ方法表示部208とを具備した調理支援システム1。

目的

本発明は上記に鑑みてなされたものであって、調理が不得手であってもバランスのよい食事を自身で簡便に準備でき持続的な食事管理の可能な調理支援システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電子レンジにて再加熱盛りつけにより料理が完成する調理済み食材であって、冷凍されており、真空パックトレイその他の包装ないし容器に収められた調理済みの食材に関し、食材には、その包装ないし容器それぞれに、当該食材を一意に特定付ける、バーコード、2次元コード電子チップその他の光学電磁的読み取り可能な特定情報および目視により識別可能識別情報、が付されており、特定情報を読み取る特定情報読取手段と、特定情報読取手段により特定情報が読み取られた後に当該食材を収容する冷凍庫と、特定情報読取手段により読み取られた特定情報を記録する特定情報記録手段と、献立を表示する献立表示手段と、献立表示手段により表示された献立の中から、利用者によって選択された献立を入力する選択献立入力手段と、選択献立入力手段により入力された献立にかかる単数もしくは複数の食材を、特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて選定する食材選定手段と、食材選定手段により選定された食材の識別情報を表示する識別情報表示手段と、を具備したことを特徴とする調理支援システム

請求項2

食材選定手段により選定された食材に基づいて、電子レンジに入れる食材の順序ないし組合せ、および、電子レンジのワット数と加熱時間とを決定するレンジ方法決定手段と、レンジ方法決定手段により決定された内容を表示するレンジ方法表示手段と、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の調理支援システム。

請求項3

利用者についての、糖分、塩分、カリウムカロリーその他の摂取制限に関する情報である摂取制限内容を設定する制限設定手段と、制限設定手段により設定された摂取制限内容に基づいて献立表示手段を制御して献立を表示する、または、制限設定手段により設定された摂取制限内容と特定情報記録手段により記録された特定情報とに基づいて食材選定手段を制御して食材を選定する、献立食材制御手段と、を具備したことを特徴とする請求項1または2に記載の調理支援システム。

請求項4

人用の献立であるかを設定する人数設定手段と、制限設定手段を制御してそのうちの誰々についての摂取制限内容を考慮すべきかの設定をおこなう制限設定制御手段と、を具備し、献立食材制御手段は、人数設定手段により設定された人数と、制限設定制御手段を介して設定された摂取制限内容と、にも基づいて、献立を表示するまたは食材を選定することを特徴とする請求項3に記載の調理支援システム。

請求項5

利用者の食事履歴を記録する履歴記録手段を具備し、献立食材制御手段は、履歴記録手段に記録された食事履歴にも基づいて献立を表示するまたは食材を選定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の調理支援システム。

請求項6

識別情報表示手段により表示された識別情報にかかる食材が冷凍庫から取り出される際に、特定情報読取手段を制御して当該取り出される食材の特定情報を読み取る読取制御手段と、読取制御手段を介して特定情報読取手段により読み取られた特定情報に基づいて、特定情報記録手段を制御して特定情報の記録を更新する記録制御手段と、を具備したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の調理支援システム。

請求項7

選択献立入力手段により入力された献立を充足させるのに不足している食材を特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて抽出する不足食材抽出手段と、不足食材抽出手段により抽出された不足分の食材の識別情報を表示する不足食材表示手段と、を具備したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の調理支援システム。

請求項8

献立表示手段を制御して、特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて冷凍庫内に収容された食材のみで提示可能な献立を表示する献立表示制御手段を具備したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の調理支援システム。

技術分野

0001

本発明は、電子レンジを用いる調理支援システムに関し、特に、制限食であっても自身により持続的な食事管理を実現可能とする調理支援システムに関する。

背景技術

0002

従来、たとえば、糖尿病心臓病腎臓病などを患っている疾病患者は、糖分、塩分、カリウム、水分等の各種の摂取制限があり、必然的にいわゆる制限食をとる必要があった。

0003

しかしながら、制限食をとる場合、常々のことであるので、管理栄養士のもとで調理師が食事を作ってくれるという環境はまずなく、大抵は、診断時や退院時等に摂取制限項目とその制限量が知らされ簡単な栄養指導を受けるか、せいぜい、制限量内に収められる献立提示されるに過ぎなかった。その結果、必然的に献立が固定化しやすく飽きてしまい、制限量を超過した別の料理を勝手に作ってしまったり、制限量は超過しないものの味気のない料理を作ってしまう、という問題点があった。

0004

また、宅配等による制限食等の配食サービスも存在するが、個々の患者にそって調理されるわけでなく、価格も高いという問題点があった。また、そもそも、総ての食事を宅配に依存すること自体が現実的でない。

0005

また、管理栄養士により提示される献立や、宅配の献立は、それだけで完結しており、経時的な摂取の多寡にそって摂取量が調整されるものでなく、この点からも味に変化がなく単調となってしまい、患者自身による食事管理の妨げとなっている。

0006

この他、自身で調理することが苦手であり、食事制限自己管理が全くできない場合も少なからず存在する。

0007

一方、制限食が課せられる患者でなくても、単身赴任や一人暮らし学生などは外食に依存しがちで、栄養バランスがよくない生活を送るケースも多々存在する。

0008

特開2011−150585
特開2009−129147
特開2008−084102
特開2002−041901
特開2002−092120
特開2002−092307
特開2002−252528
特開2008−065603

先行技術

0009

なお、上記先行技術文献は、特許情報プラットフォームによる公報テキスト検索により抽出した(検索日2015年12月3日)。
具体的な検索式は以下1,2である。
(1)[<要約+請求の範囲>=レシピor献立orメニュー]&[<要約+請求の範囲>=冷凍or保存]&[<公報全文>=在庫ヒット件数は109件であった。
(2)[<要約+請求の範囲>=レシピor献立orメニュー]&[<要約+請求の範囲>=在庫or予]&[<公報全文>=冷凍]&[<公報全文>=保存]&[<公報全文>=単位orバッグorバックor小分] ヒット件数は64件であった。
いずれも公報を確認したところ、本願の進歩性を否定する公報は発見されず、上記先行技術文献は、本願の要素技術として近似していると思われるものとして掲載した。

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は上記に鑑みてなされたものであって、調理が不得手であってもバランスのよい食事を自身で簡便に準備でき持続的な食事管理の可能な調理支援システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1に記載の調理支援システムは、電子レンジにて再加熱盛りつけにより料理が完成する調理済み食材であって、冷凍されており、真空パックトレイその他の包装ないし容器に収められた調理済みの食材に関し食材には、その包装ないし容器それぞれに、当該食材を一意に特定付ける、バーコード、2次元コード電子チップその他の光学電磁的読み取り可能な特定情報および目視により識別可能識別情報、が付されており、特定情報を読み取る特定情報読取手段と、特定情報読取手段により特定情報が読み取られた後に当該食材を収容する冷凍庫と、特定情報読取手段により読み取られた特定情報を記録する特定情報記録手段と、献立を表示する献立表示手段と、献立表示手段により表示された献立の中から、利用者によって選択された献立を入力する選択献立入力手段と、選択献立入力手段により入力された献立にかかる単数もしくは複数の食材を、特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて選定する食材選定手段と、食材選定手段により選定された食材の識別情報を表示する識別情報表示手段と、を具備したことを特徴とする。

0012

すなわち、請求項1に係る発明は、多種多様で多数の食材が冷凍庫に収容されていても、献立を完成させるために、その中からどれどれの食材を用いればよいか識別できまた管理できる。そして、それらの食材を用いレンジで加熱するだけで、調理を完成させることができる。事実上、献立内容は無限組合せが可能である。
反対に、どの食材を用いればよいか認識でき管理できるので、多種多様で多数の食材を冷凍庫に収容させることができる。また、多種多様で多数の食材の取扱いを可能とすべく、食材を長期保存が可能な冷凍状態としている。冷凍保存するので、季節天候に左右されず、いわゆる大量に出回る旬の食材を利用でき、結果として、安価に食材を流通させることも可能となる。地元食材を利用することにより地域経済活性化にもつながる。

0013

再加熱とは、いわゆる電子レンジにかけることを意味し、解凍、加熱が含まれる。
ここでいう「食材」は、多様であり特に限定されないが、「調理済み」とは、加熱が必要な食材であれば加熱処理が施された状態をいい、また、適宜、皮むきがなされていたり、切り分けてあったり、いわゆる手間いらずになっていることをいう。具体例としては、たとえば、炊かれた白米はもとより、煮冷凍品焼肉の冷凍品、蒸し野菜の冷凍品、味噌汁の冷凍品など各種挙げることができる。料理にバリエーションを持たせるため、調味していないもの(無調味)を基本とするが、使用の態様により、薄味調味、通常濃度調味などであることを妨げない。同じ味であっても、その程度を異ならせたものも含まれる。また、調味内容も、醤油味、塩味味噌味など、原材料調理方法が同じであってもいわゆる味付けを異ならせたものが含まれる。味付けしていない半調理食材加熱済みカット食材)を基調とするので、必然的に、醤油や塩、酢、ソースドレッシングなどの調味料調味液、たれその他の調合調味料・調味液等も食材に含まれる。逆に、無調味のまま調理した食材と、調味液などの食材とを組合せ、表面に絡めて味わうことでトータルでの減塩等も可能となる。更に、同じ原材料、同じ調理方法、同じ味付けであっても、50g、100g、150gなど、分量・ボリュームを異ならせたものも含まれる。「乱切り茹でカボチャ」、「発芽玄米ご飯」といった、単品もの、すなわち、主食、主菜、または、副菜の一構成要素から、「合挽ミンチハンバーグインゲン人参添え」、「ひじきと大豆煮物」といったセットもの(それ自体で主食、主菜、または、副菜として完成されたもの)も含まれる。
特定情報には、原材料、味付け(〇〇味、〇〇風味)、調理方法(焼く、蒸す、煮る、など)、各種成分・各種栄養素消費期限解凍方法といった情報が含まれる。各種成分・各種栄養素には、制限食の献立を組み立てる上で必要な塩分量等の情報が当然ながら含まれる。
識別情報は、文字情報のみならず、視認性、取出作業性を高めるため、文字色分けや、ラベル、図形などが含まれていてもよい。また、上述のように、食材は、極めて多種多様でありながら識別情報は当該食材を一意に特定するものであるので、文字情報のみで構成する場合であっても、区別しやすい表記とする。たとえば、単に数字の羅列でなく、ある程度中身想起できるようにしてもよい。鮭の切身背身)の焼魚無塩)75g(加工日11月第2週)であれば、鮭2焼N75−15112とするようにする。
一意に特定づけるとは、食材が冷凍庫中に500個あれば、500個総て区別できる態様としてもよいが、まとめ買いするなどした同一仕様同一ロットであれば、それについては総て同じ情報を振るようにして、これも一意の特定づけ、として扱ってもよい。たとえば、上記の例では、鮭2焼N75−15112の識別情報が付された食材は5つあってもよい。そして、加工日が11月第3週であれば、鮭2焼N75−15113と、別の識別情報とする。また、当然ながら、同じ鮭の切り身であっても、腹側の切り身であれば、他の仕様が同じであっても、たとえば、鮭1焼N75−15112と異ならせる。成分が異なってくる場合もあるからである。
なお、識別情報は、特定情報に埋め込まれていてもよく、また、特定情報記録手段が特定情報を記録する際に、当該特定情報と組となっている識別情報を別途入手し記録してもよい(クラウド上から入手する態様であっても良い)。識別情報を記録する識別情報記録手段を設け、これに基づき両者を対応させてもよい。
食材選定手段による選定は、所定のアルゴリズムに基づいて選定処理をおこなう。なお、同じ食材が複数ある場合は、消費期限が近いものから選定していくようにする。
また、利用者とは、一人に限定されず、複数人であることを妨げない。たとえば家庭で利用する際には、操作者が母であり、食べるのが子供である利用態様もある。また、家族5人で利用するようにしても良い。すなわち、利用者個人の一人用に限定されるシステムに限定されない(請求項4はこれを確認的に規定したものである)。

0014

請求項2に記載の調理支援システムは、請求項1に記載の調理支援システムにおいて、食材選定手段により選定された食材に基づいて、電子レンジに入れる食材の順序ないし組合せ、および、電子レンジのワット数と加熱時間とを決定するレンジ方法決定手段と、レンジ方法決定手段により決定された内容を表示するレンジ方法表示手段と、を具備したことを特徴とする。

0015

すなわち、請求項2に係る発明は、複数の食材を解凍する場合であっても、戸惑うことなく希望の献立を享受できる。解凍調理(の組合せ)により短時間かつ効率的に献立を完成させることがでる。

0016

なお、電子レンジに入れる際は包装や容器に入ったままでなく適宜別皿に移し替えさせるように表示することもできる。総てを盛りつけてレンジにかけるように表示してもよい。冷凍ペーストを上に載せてからレンジにかける、といった指示であってもよい。また、段階調理、すなわち、食材AとBをレンジで200秒、その後、A,Bを開封して、開封した食材Cの下に敷いて更に100秒というような調理方法であっても良い。

0017

請求項3に記載の調理支援システムは、請求項1または2に記載の調理支援システムにおいて、利用者についての、糖分、塩分、カリウム、カロリーその他の摂取制限に関する情報である摂取制限内容を設定する制限設定手段と、制限設定手段により設定された摂取制限内容に基づいて献立表示手段を制御して献立を表示する、または、制限設定手段により設定された摂取制限内容と特定情報記録手段により記録された特定情報とに基づいて食材選定手段を制御して食材を選定する、献立食材制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0018

すなわち、請求項3に係る発明は、制限食であっても、献立バリエーションが豊富であり、食事の持続的な自己管理が可能となる。摂取制限内容を加味した複雑な調理から利用者(患者)を開放することが可能となる。

0019

献立表示手段を制御するとは、そもそも表示する献立自体を律する(前さばきしておく)ことを意味し、食材手段を制御するとは、その下層である食材を律することを意味する。

0020

請求項4に記載の調理支援システムは、請求項3に記載の調理支援システムにおいて、何人用の献立であるかを設定する人数設定手段と、制限設定手段を制御してそのうちの誰々についての摂取制限内容を考慮すべきかの設定をおこなう制限設定制御手段と、を具備し、献立食材制御手段が、人数設定手段により設定された人数と、制限設定制御手段を介して設定された摂取制限内容と、にも基づいて、献立を表示するまたは食材を選定することを特徴とする。

0021

すなわち、請求項4に係る発明は、制限食が必要な者も必要でない者も別途作り分けることなく、同じ献立とすることができる。換言すれば、調理負担を全体として軽くすることができる。

0022

なお、摂取制限は、当然ながら、別種のものであっても良い。糖尿病用と腎臓病用とを同じ献立とすることができる。制限食部分については、レンジ方法表示手段にて、制限食部分の特記事項(たとえばソースAは制限食用、ソースBはそれ以外用)を適宜表示する。
また、人数は必ずしも整数に限定されない。食べ盛りの子供と、老人とが同居している場合、かたや2人前近く食べ、かたや半分程度で十分であるからである。また、献立によっても人数を変えるようにしても良い。たとえば、通常は4.2人前で良いところ、スパゲッティカルボナーラが大好物である者がいる場合は、4.8人前と設定することもできる。

0023

請求項5に記載の調理支援システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の調理支援システムにおいて、利用者の食事履歴を記録する履歴記録手段を具備し、献立食材制御手段が、履歴記録手段に記録された食事履歴にも基づいて献立を表示するまたは食材を選定することを特徴とする。

0024

すなわち、請求項5に係る発明は、一食完結でなく、一日を通じて、または、数日ないし一週間の片寄り等を考慮して、栄養バランスや摂取制限量を考慮した献立が組み立て可能となる。

0025

食事履歴は、過去に選択された献立情報はもとより、外食や間食した場合には、食事内容や分量を適宜入力し、自動的に栄養価や成分、摂取制限内容を推定した近似情報外挿または補完するようにしてデータを構築する。
なお、利用者が複数である場合は、それぞれを区別して記録するようにするのはいうまでもない。

0026

請求項6に記載の調理支援システムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の調理支援システムにおいて、識別情報表示手段により表示された識別情報にかかる食材が冷凍庫から取り出される際に、特定情報読取手段を制御して当該取り出される食材の特定情報を読み取る読取制御手段と、読取制御手段を介して特定情報読取手段により読み取られた特定情報に基づいて、特定情報記録手段を制御して特定情報の記録を更新する記録制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0027

すなわち、請求項6に係る発明は、在庫管理がなされる。これを利用して、インターネット等に接続して自動補充、自動発注することもできる。

0028

特定情報の読み取りは、バーコードリーダー等を用いて利用者が読み取らせる態様や、冷凍庫からの出庫に際して、包装等に埋め込まれたICチップを自動的に読み取らせる態様を挙げることができる。

0029

請求項7に記載の調理支援システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の調理支援システムにおいて、選択献立入力手段により入力された献立を充足させるのに不足している食材を特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて抽出する不足食材抽出手段と、不足食材抽出手段により抽出された不足分の食材の識別情報を表示する不足食材表示手段と、を具備したことを特徴とする。

0030

すなわち、請求項7に係る発明は、自分の食べたい献立には何が不足であるか認識でき、適宜発注することできる。

0031

自動発注するようにすることもできる。また、使用の態様により、コンビニエンスストアスーパーマーケットドラッグストアで買い足しすることができ、このとき、位置情報を利用して、在庫がある最寄りコンビニスーパーを表示するようにしてもよい。

0032

請求項8に記載の調理支援システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の調理支援システムにおいて、献立表示手段を制御して、特定情報記録手段により記録された特定情報に基づいて冷凍庫内に収容された食材のみで提示可能な献立を表示する献立表示制御手段を具備したことを特徴とする。

0033

すなわち、請求項8に係る発明は、今ある食材でできる献立により食事をすることができる。

発明の効果

0034

本発明によれば、調理が不得手であってもバランスのよい食事を自身で簡便に準備でき、持続的な、すなわち中長期的な、食事管理ないし栄養管理の可能な調理支援システムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0035

調理支援システム1の概念図である。
調理支援システム1のハードウェア構成の例を示した説明図である。
調理支援システム1の機能的構成について説明した説明図である。
特定情報の記録内容データ構成例を示した表である。
調理支援システム1の画面構成例を模式的に示した説明図である。
献立例を示した説明図である。

実施例

0036

以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、調理支援システム1の概念図である。ここでは、腎臓疾患がある者(以降では適宜利用者と称することとする。)の制限食を提供する調理支援システムについて説明する。
調理支援システム1は、大きく、処理表示部10と冷凍庫部20と電子レンジ部30とにより構成され、その形状は大型の家庭用冷蔵庫に近似している。また、図示したように、調理支援システム1は、インターネットに接続されコンビニエンスストアC(コンビニC)や冷凍食材製造元MとネットワークNを形成している。

0037

調理支援システム1は、冷凍庫部20に、真空パック詰めの冷凍された多種多様の多数の調理済み食材が収容され、処理表示部10が冷凍庫部20の在庫状況を把握および管理し利用者に複数の献立を提案し、また、その中から選択された献立を実現すべくそして摂取制限内容や過去の献立、食事履歴を考慮しながら食材を選定する処理をおこなう。利用者により冷凍庫部20から取り出された食材は電子レンジ部30にて解凍・加熱され、利用者所望の献立が完成する。処理表示部10は、また、不足の食材の表示や自動発注もおこなう。なお、以降では、解凍を超え加熱にいたる場合についても、単に解凍と適宜表記するものとする。

0038

また、以降では、真空パック詰めの冷凍された多種多様の多数の調理済みのそれぞれの食材を単に冷凍食材または食材と適宜称することとする。この冷凍食材は多様であり、重さ、調理方法、味付け、などに基づき極めて多くのラインナップが用意されている。基本的に、単数もしくは複数を解凍・加熱し盛りつけるだけで、献立が完成するようにできている。
たとえば、食材は、主食として、「炊飯済みの白米250g」、「七分(無塩)200g」、といった単品ものもあれば、「鶏そぼろご飯300g」といった、複数原材料により構成されるものもある。また、「鶏そぼろご飯用鶏そぼろ(生姜風味)58g」といった、主食を構成する要素素材であってもよい(なお、説明の便宜上、簡略な内容表示としているが、実際はより細かく分化している)。
同様に、食材は、主菜として、「ハンバーグおろしポン酢味じゃがいも人参添え」、といった完成品である場合もあれば、「8020合挽肉ハンバーグ(玉ねぎ内20%、無調味(塩こしょうなし))120g」といった、要素素材であってもよい。「デミグラスソース42g」、といった調味ソースも食材に含まれる。副菜、等も同様である。
食材のパッケージには、その食材を目視により一意に識別できる(冷凍庫部20に多数食材が収容されていても、その中かから所望の食材を取り出せる)識別情報が付されている。識別情報の例としては、食材が、「鮭の切身(背身)の焼魚(無塩)75g(加工日11月第2週)」であれば、鮭2焼N75−15112というように、中身がある程度わかる表記とすることができる(この場合、冷凍庫部20では、食材にしたがって収容場所が決められており、取り出しやすさを向上させるようにする)。また、110−3257−43といった、数字のみで連番的な表記としてもよい(この場合、冷凍庫部20では、番号にしたがって収容場所が決められており、同様に、スムーズな取り出しを実現するようにする)。両者の併記であってもよい。
食材のパッケージには、QRコード登録商標)も付される。このQRコードには、その食材の原材料、塩分やカリウム等の摂取制限項目を含めた栄養素ないし成分、分量ないし重量、推奨献立、加工日、などの情報が含まれている。この情報を手がかりに献立を実現する食材が選択されていく。なお、QRコードには識別情報自体も埋め込まれており、どの食材がどういった内容であるかの対応付けがなされている。

0039

<調理支援システムのハードウェア構成>
図2は、調理支援システム1のハードウェア構成の例を示した説明図である。調理支援システム1は、そのハードウェア構成として、CPU101と、RAM102と、ストレージ104と、GPU105と、タッチパネル画面106と、通信部107と、QRコードリーダ108と、収容室109と、凍結制御部110と、解凍室111と、レンジ制御部112と、を有する。

0040

CPU101は、調理支援システム1全体を制御する。具体的には、OSと共に、処理表示部10の各種処理、たとえば、在庫管理や制限食の献立生成、解凍方法の手順の表示、食材の発注処理などをおこなう。仕様の態様により、凍結制御やレンジ処理などもおこなう。

0041

RAM102は、CPU101のワークエリアとして使用する。具体的には、ストレージ104から読み出された情報やプログラム、通信部107から受信したデータや情報などを一時的に格納する。

0042

ストレージ104は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶する。ストレージ104の構成については後述する。

0043

GPU105は、タッチパネル画面106へ出力すべき画像を処理する。たとえば、献立表示、調理内容の表示、不足食材の表示などの表示制御をおこなう。

0044

タッチパネル画面106は、GPU105から送信された画像を描画する。画面例は後述するが献立、調理内容、不足食材などを表示する。また、患者その他の利用者からのタッチ感知して、その座標をCPU101やRAM102等に送出する。

0045

通信部107は、調理支援システム1をネットワークNに接続し通信制御をおこなう。ここでは、有線接続すなわちイーサーネット接続しているが、使用の態様により、wi−fi通信やLTE通信をおこなうハードウェアを採用してもよい。

0046

QRコードリーダ108は、真空パックに付されたQRコードを読み取る。このQRコードは、前述したように、冷凍食材を一意に特定づける情報であり、本実施の形態の場合は、腎臓疾患の制限食に必要な情報、すなわち、タンパク質、塩分、カロリー、カリウム、等の情報も記録されている。これらの情報に基づいて、献立を実現するのに必要な冷凍食材が決定される。

0047

収容室109は、いわゆる冷凍室である。
凍結制御部110は、収容室109の温度管理をおこない、冷媒の流れとコンプレッサ駆動制御をおこなう。

0048

解凍室111は、電子レンジの主要部であり、食材を解凍するために入れる中空庫、その周囲に配されたマイクロ波発生器ターンテーブル、などから構成される。
レンジ制御部112は、解凍室111のワット数やマイクロ波の発生制御、照射時間管理をおこなう。

0049

次にストレージ104について説明する。
ストレージ104は、アプリケーション部120とデータ格納部140とにより構成される。アプリケーション部120は、調理支援システム1全体を制御するOS121と、
特定情報の管理、在庫管理、献立の提示、レンジでの解凍手順等の表示、などをおこなう調理支援プログラム群122と、により構成される。

0050

調理支援プログラム群122は、
・特定情報を読み取り、その内容を伸長し記録する特定情報処理プログラム131と、
・複数の献立を表示し、また、その中から何が選択されたかの情報を入力する献立表示入力プログラム132と、
・献立を完成させる食材の組合せを所定のアルゴリズムに基づき決定し表示する食材処理プログラム133と、
・真空パックを開封して別皿に移すか、そのまま解凍するか、どれとどれを組み合わせて解凍するかといった、解凍方法を決定し表示するレンジ処理プログラム134と、
塩分摂取量やカリウム摂取量といった、特定項目の上限や範囲を設定する制限設定プログラム135と、
・食材の在庫管理をおこなう食材管理プログラム136と、
を有する。

0051

なお、上記プログラムは、調理支援システム1が果たす役割の観点から集約したプログラム群を説明したものであって、実際のプログラムは多数のコンポーネントライブラリなどにより構成される。後述する機能的構成は、これらのプログラムが単体もしくは複数で、場合によってはデータ格納部140と協働して各種実現されるものである。

0052

次に、データ格納部140について説明する。
データ格納部140は、
・特定情報を格納する特定情報格納部141と、
・献立名称または献立の要素である料理名称を格納する献立名称格納部142と、
・食材の解凍の順序や解凍時間、その他の解凍や加熱に関する情報を格納する解凍加熱情報格納部143と、
・食事履歴を格納する食事履歴格納部144と、
・食事制限の内容である摂取制限内容を利用者毎に格納する制限格納部145と、
を有する。

0053

なお、処理表示部10は、主として、CPU101、RAM102、ストレージ104、GPU105、タッチパネル画面106、通信部107、および、QRコードリーダにより構成され、
冷凍庫部20は、主として、収容室109と凍結制御部110により構成され、
電子レンジ部30は、主として、解凍室111とレンジ制御部112により構成される。

0054

<調理支援システムの機能的構成>
次に、調理支援システム1の機能的構成について説明する。
図3は、調理支援システム1の機能的構成について説明した説明図である。調理支援システム1はその機能的構成として、特定情報読取部201と、特定情報記録部202と、献立表示部203と、選択献立入力部204と、食材選定部205と、識別情報表示部206と、レンジ方法決定部207と、レンジ方法表示部208と、制限設定部209と、献立食材制御部210と、履歴記録部211と、読取制御部212と、記録制御部213と、不足食材抽出部214と、不足食材表示部215と、献立表示制御部216と、冷凍庫部217と、電子レンジ部218と、を有する。なお、冷凍庫部217と冷凍庫部20とは事実上同一であり、電子レンジ部218と電子レンジ部30も事実上同一であるが、機能的観点から把握する場合、冷凍庫部217、電子レンジ部218と表記することとする。

0055

特定情報読取部201は、食材を収容室109に入庫する際、真空パックに付されたQRコードを読み取り伸長する。これにより、栄養素や摂取制限量の算出、献立を実現する食材の組合せが決定可能となる。
なお、後述するように、読取制御部212の制御により、食材の出庫の際にもQRコードを読み取る。この入出管理により在庫管理が可能となる。
特定情報読取部201は、たとえば、QRコードリーダ108と、特定情報処理プログラム131、CPU101と、RAM102と、OS121などによりその機能を実現することができる。

0056

特定情報記録部202は、特定情報読取部201により読み取られた特定情報を記録する。図4は、特定情報の記録内容の構成例を示した表である。図示したように、QRコードと共に真空パックの表面に付された識別情報を初め、グラム数個数、カロリー、各種栄養素または成分、各種摂取量制限項目、入庫日、消費期限、推奨献立などが含まれる。なお、推奨献立とは、どのような献立に適しているかを示した情報である。たとえば、「ボイル済み粒コーン」、については、ハンバーグ、ポテトサラダスープ、などと表記される(ハンバーグ付け合わせやポテトサラダの具材、スープ具材などに利用できる)。
また、後述するように、記録制御部213の制御により、特定情報の記録を最新のものに更新する。
特定情報記録部202は、特定情報処理プログラム131と、OS121と、特定情報格納部141などによりその機能を実現することができる。

0057

献立表示部203は、利用者に選択してもらう複数の献立を表示する。この献立は、様々な提示の仕方があり、モードとして大きく「自由選択モード」「在庫優先モード」「制限食優先モード」「お任せモード」に分けられる。タッチパネル画面106のホーム画面でこの4つを表示するようする。
・「自由選択モード」とは、一切の制限なく、あらゆる献立を提示するモードである。なお、提示の仕方は、画面上に、和、洋、中、主食、主菜、副菜、スープ・汁、といったカテゴリー表示をして、順次詳細な下層展開をして決定ボタンを押し各種料理を選択するようにする。複数の料理を決定した後に確定ボタンを押し、献立を確定する。たとえば、主食として「ビーフカカレー」を選択し、別途、「鶏唐揚げ」を選択することができる(実際は更に細分化され、ビーフカツカレーであればご飯の分量や辛さ、カツの大きさなどを選択する。鶏唐揚げも味付け、使用部位などを選択する)。
ただし、確定ボタンを押した後に摂取制限の観点から、カロリーオーバーなどの警告表示がでて、鶏唐揚げの味付けや分量の変更提案などが表示されるものとする。また、不足食材が表示されたり、代替食材が表示されることもある。本モードは、自由に選べるが最終決定となるか(実際に食べられるか)は保障されない。
・「在庫優先モード」とは、収容室109に現にある在庫の中から提示可能な献立を表示するモードである。後述の、献立表示制御部216により制御される。なお、通常は、摂取制限が考慮されそもそもの献立レベルとして摂取制限をオーバーしてしまうものも提示されないようにしている。
・「制限食優先モード」とは、摂取制限が考慮された上で、提示可能な献立を表示するモードである。後述の、献立食材制御部210により食材に制約がかかる場合である。なお、決定した後に、在庫がない/足りない食材については、自由選択モードと同様に警告が表示される。
・「お任せモード」は、総てを調理支援システム1に任せるモードである。今あるもので、摂取制限や食事履歴も考慮され、飽きがこないように工夫された献立(代わり映えのする献立)を選択させるモードである。なお、消費期限が近いもので献立を組み上げる制御も伴う。

0058

また、献立を構成する各料理の表示の仕方としては、あいうえお順でなく、カロリーの低い順、塩分の少ない順など、ソートして表示するようにする。お勧めメニューとして、好適な制限食を自然に上位に表示させるようにしてもよい。

0059

献立表示部203は、たとえば、タッチパネル画面106と、GPU105と、献立表示入力プログラム132と、献立名称格納部142などによりその機能を実現することができる。

0060

選択献立入力部204は、献立表示部203により表示された献立の中から、利用者によって選択された献立または料理にかかる情報を入力する。なお、実際の入力は、上述したように、対話的であって、たとえば、献立として、「ミニカツ丼」と「蕎麦」と何かしらの副菜を希望する場合に、大項目として「カツ丼」、「蕎麦」、「小鉢」、を選択して決定し、続いて、カツ丼の量として「ミニカツ丼」を選び、続いて、「通常(とじ)」、「ソースカツ丼」等の別、更に、カツの大きさ、部位、玉ねぎの量、などを決定していく。ただし、細目設定は煩雑でもあるので、「ミニカツ丼」より下層の展開は、適宜「オプション」ボタンが押されたときに、指定可能にするようにしてもよい。
選択献立入力部204は、タッチパネル画面106と、CPU101と、OS121と、献立表示入力プログラム132と、献立名称格納部142、RAM102などによりその機能を実現することができる。

0061

食材選定部205は、選択献立入力部204により入力された献立を実現する単数もしくは複数の食材を、特定情報記録部202に記録された特定情報に基づいて選定する。
ただし後述するように、献立食材制御部210により摂取制限内容や食事履歴によって食材に制約がかかる場合がある。
選定のアルゴリズムは特に限定されない。たとえば、献立を組み上げる各料理内容(選択された、主食、主菜、副菜など)の標準食材、標準分量を設定しておき、これで特に摂取制限量を逸脱しなければ、その食材群を決定する。このとき、飽きをこさせないため、たとえば、副菜として、「煮物・和え物」、という比較的上位概念で指定された場合には、煮物5パターン、和え物8パターンの計13パターンを設定しておき、順番に回していくようにする。
食事制限に引っかかる場合は、選択された献立内容のそれぞれの分量(主食、主菜、副菜等の分量)を±25%の間で増減し、最適化を図り、制限内に収まる解が見つかれば当該食材を選定する。無調味食材に置き換えると共に、ソースその他の調味液の食材の増量により、制限内に収まる解を見つけるようにしてもよい。
制限内に収まらないのであれば、献立食材制御部210が、一品減らす、組合せを変更する、などの代替案をタッチパネル画面106に表示させる制御をおこなう。
アルゴリズムは、この他、一食では、制限範囲を超過するが、三食を通じてでは超過しないように、調整をとるものように処理するものであっても良い。

0062

食材選定部205は、たとえば、食材処理プログラム133と、CPU101と、RAM102と、特定情報格納部141と、献立名称格納部142などによりその機能を実現することができる。

0063

識別情報表示部206は、食材選定部205によって選定された食材の識別情報を、タッチパネル画面106に表示する。本実施の形態では、真空パックの表面に識別情報が印字されており、画面を見て利用者が冷凍庫部20から該当する食材を取り出せるようにしている。なお、識別情報は食材の情報(原材料や成分など)と組となって特定情報格納部141に格納されている。
識別情報表示部206は、たとえば、タッチパネル画面106と、食材処理プログラム133と、特定情報格納部141などによりその機能を実現することができる。

0064

レンジ方法決定部207は、食材選定部205により選定された食材に基づいて(場合により、識別情報表示部206が表示した識別情報にかかる食材に基づいて)、解凍室111に入れる食材の順序ないし組合せ、および、ワット数や加熱時間を決定する。献立は一品(一食材)で完結しないのが普通であるが、複数の食材を個々解凍していくのがよいのか、組み合わせて解凍した方が良いのか、また、更に、開封してから(盛りつけてから)の解凍が良いのか、開封せずに解凍した方が良いのか、については献立に依存する。レンジ方法決定部207は、これを決定する。
レンジ方法決定部207は、たとえば、CPU101と、RAM102と、レンジ処理プログラム134と、解凍加熱情報格納部143などにより、その機能を実現することができる。

0065

レンジ方法表示部208は、レンジ方法決定部207により決定された内容を表示する。
レンジ方法表示部208は、たとえば、タッチパネル画面106と、レンジ処理プログラム134などにより、その機能を実現することができる。

0066

制限設定部209は、糖分、塩分、カリウム、カロリー、水分、タンパク、脂質、その他の摂取制限の情報である摂取制限内容を設定する。調理支援システム1を利用し始める際に初期設定する。また、検診等で、医師や管理栄養士からの指導に変更があった場合は摂取制限内容を更新する。腎臓病の場合には、一般的に、たんぱく質と塩分を控え、カリウムは過剰摂取とならないように、エネルギーは適正範囲となるように、それぞれ設定する。状態によっては、水分制限も取り入れる。
制限設定部209は、たとえば、制限設定プログラム135と、制限格納部145などによりその機能を実現することができる。

0067

献立食材制御部210は、制限設定部209により設定された摂取制限内容に基づいて、献立表示部203を制御して献立を表示する。すなわち、腎臓病の場合には、たとえば、タンパク質や塩分について設定された摂取目安の上限をそもそも超過する献立、超過しやすい献立を除外して献立を表示する。ポークソテーの場合は、たとえば、「塩だれポークソテー(大)」は表示させず、「塩だれポークソテー(中)」および「塩だれポークソテー(小)」のみを表示させるようにする。
また、献立食材制御部210は、制限設定部209により設定された摂取制限内容と特定情報記録部202により記録された特定情報とに基づいて食材選定部205を制御して食材を選定してもよい。
すなわち、献立表示部203を制御するのは上位層で制限を嵌め込む態様であり、食材選定部205を制御するのは下位層で制限を嵌め込む態様といえる。
また、献立食材制御部210は、履歴記録部211に記録された食事履歴にも基づいて献立を表示しまたは食材を選定する制御をおこなう。

0068

献立食材制御部210は、たとえば、CPU101と、RAM102と、献立表示入力プログラム132と、食材処理プログラム133と、献立名称格納部142と、制限格納部145、食事履歴格納部144などによりその機能を実現することができる。

0069

履歴記録部211は、利用者の食事履歴を記録する。基本的には、食材選定部205により選定された食材に基づき、各種内容、すなわち、摂取カロリー推移、塩分摂取推移、カリウム摂取推移等の情報が記録される。なお、外食や間食をした場合には、利用者は、タッチパネル画面106を用いて対話的にその内容を入力し、履歴記録部211にその内容が記録される。
履歴記録部211は、たとえば、OS121と、食事履歴格納部144と、特定情報処理プログラム131と、QRコードリーダ108と、タッチパネル画面106と、補完プログラム137などによりその機能を実現することができる。

0070

読取制御部212は、識別情報表示部206により表示された識別情報にかかる食材が冷凍庫部20から取り出される際に、特定情報読取部201を制御してその食材の特定情報を読み取る。また、記録制御部213は、読取制御部212を介して特定情報読取部201により読み取られた特定情報に基づいて、特定情報記録部202を制御して特定情報の記録を更新する。すなわち、読取制御部212と記録制御部213とで出庫管理をおこなう。
読取制御部212は、たとえば、食材管理プログラム136と、OS121と、特定情報格納部141などによりその機能を実現することができる。
記録制御部213は、たとえば、OS121と、特定情報格納部141と、食材管理プログラム136等によりなどによりその機能を実現することができる。

0071

不足食材抽出部214は、選択献立入力部204により入力された献立について、その献立を充足させるのに不足している食材を、特定情報記録部202により記録された特定情報に基づいて抽出する。本実施の形態では、代替可能である場合には、不足するとしない。たとえば、献立構成の一つに「エビフライ」が選ばれた場合に、エビフライの在庫がないときは不足であると判定するが、「ミックスフライ」が選ばれた場合にはエビフライの在庫がないことを不足であると判定しない(白身魚の天ぷらを多くする等の代替処理を自動的におこなう)。同様に、「ハンバーグ(普通サイズ)」が選ばれた場合、たとえば、200gのハンバーグがなくても180gのハンバーグがあれば不足であるとしない。一方、献立が「カツ丼」である場合に、「ささみフライ」があったとしても、「揚げカツ」がなければ不足であるとする。
不足食材抽出部214は、たとえば、食材管理プログラム136と、食材処理プログラム133と、特定情報格納部141と、CPU101と、OS121と、RAM102などによりその機能を実現することができる。

0072

不足食材表示部215は、不足食材抽出部214により抽出された不足分の食材の識別情報をタッチパネル画面106に表示する。これにより、利用者は何を買い足せばよいか把握できる。不足食材表示部215は、更に、ネットワークNを介して情報取得し、当該不足食材の在庫がある近隣のコンビニCの情報(たとえば、所在地情報在庫数の情報)を表示する。近場のコンビニCにない場合は、食材製造元Mへ自動発注をおこなう制御もおこなう。なお一連の処理は、不足食材抽出部214がおこなっても良い。
このように、コンビニC等は、調理支援システム1の利用者にとっての第2の冷凍庫部といえる。
不足食材表示部215は、たとえば、タッチパネル画面106と、GPU105と、OS121と、食材管理プログラム136と、通信部107等により、その機能を実現することができる。

0073

献立表示制御部216は、献立表示部203を制御して、特定情報記録部202により記録された特定情報に基づいて冷凍庫部20内に収容された食材のみで提示可能な献立を表示する。すなわち、在庫で完結する献立を表示する。
献立表示制御部216は、たとえば、食材管理プログラム136と、献立名称格納部142と、OS121等によりその機能を実現することができる。

0074

冷凍庫部217は、多数の冷凍食材を収容する。ただし、特定情報読取部201により特定情報が読み取られた後に収容する。なお、冷凍庫部217は、仕切り等により、食材種類や食材グループ毎、または、識別情報のグループ毎に、使用者が収容または取り出しやすいように分けられている。
冷凍庫部217は、収容室109と、凍結制御部110と、CPU101などによりその機能を実現することができる。

0075

電子レンジ部218は、出庫された(通常は複数の)食材を解凍、加熱する。
電子レンジ部218は、解凍室111と、レンジ制御部112と、CPU101などによりその機能を実現することができる。

0076

<調理支援システムの使用例>
次に、調理支援システム1の使用例を画面例を用いながら説明する。図5は、画面構成例を模式的に示した説明図である。調理支援システム1の使用に際しては、初期設定として、予め、摂取制限項目およびその制限量(または範囲)を設定しておく。その他、利用者の氏名、年齢性別、体重などを設定しておく。図5aは、初期設定を終えた確認画面である。

0077

ホーム画面は、モード選択画面であり、図示したように、「自由選択」「在庫優先」「制限食優先」「お任せ」の各モードが表示されている(図5b)。利用者が「自由選択」を選択した場合の画面構成例を図5cに示した。自由選択モードでは、「和」「洋」「中」「主食」「主菜」「副菜」「スープ・汁」、といったカテゴリー表示される。

0078

「主食」として「ビーフカツカレー」が設定され、「主菜」として、「鶏唐揚(大)5個」が選択され、これで献立を確定する画面を図5dに示した。なお、この内容でカロリーオーバーである場合の画面表示例を図5eに示した。図示したように、代替案が提示されている。また、この献立でビーフカツカレーの人参が足りない場合の、画面構成例を図5fに示す。

0079

なお、同じ食材を用いて、和風献立とした場合と洋風献立とした場合の概念図を図6aに、ソースを同一として、ソースを絡めて食す食材を異ならせた料理例(献立の一部)を図6bに示した。調理支援システム1は、多種多様な食材群により構成されるので、「ほうれん草」は、洋風ではサラダの一部に、和風ではおひたしの一部として利用できる。同様に、「豆腐ハンバーグ(味付けなし)」は、「デミグラスソース」をかければ洋風に、「あんかけ」とすれば和風となる(図6a)。また、「バライエティソースB2」として、ソース自体にバリエーションがあり、多種少量ずつのソースとすることにより、飽きがこず様々な料理を楽しめる(図6b)。

0080

以上説明したように、調理支援システム1は、いらず、庖丁いらず、手間いらずにて、365日、家庭でバランスのとれた食事をすることが可能となる。摂取量に制約があっても、バラエティーにとみ、飽きのこない献立を提供可能となる。QRコード管理により簡単に追加補充もできる。

0081

なお、本発明は、上記の例に限定されない。たとえば、利用者は一人に限定されず、複数利用者であってもよい。この場合は、利用者に適宜IDを割り振り、ID毎に摂取制限内容や食事履歴を格納するようにする。更に、家族全員分の調理もおこなえる。すなわち、たとえば5人家族で一人だけ制限食が必要な者がいる場合であっても、共通の献立として、最後の味付けで、たとえば、ソースの分量を異ならせたり、とりわけ量を異ならせたりして利用することができる。この場合、適宜、タッチパネル画面106を介して指示をおこなうようにする。従来、家族の中で一人だけ異なった献立や、特別な配慮が必要であったところ、このような作業負担からほぼ開放されることとなる。

0082

これらのシステムは、上述した機能部の構成に、更に、何人用の献立であるかを設定する人数設定部と、制限設定部(209)を制御してそのうちの誰々についての摂取制限内容を考慮すべきかの設定をおこなう制限設定制御部と、を具備し、献立食材制御部(210)が、人数設定部により設定された人数と、制限設定制御部を介して設定された摂取制限内容と、にも基づいて、献立を表示するまたは食材を選定することで実現できる。

0083

また、アレルギーを持っている者の献立を実現する調理支援システムとすることもできる。摂取制限内容の代わりに、摂取禁止内容として情報入力する。たとえば、ピーナツアレルギーの場合は、ピーナツ量0(上限=0)と設定するようにする。運動誘発アナフィラキシーの場合も同様である。この場合も、上述のように家族内で同一のメニューとすることができる。食材が細かく管理されているため、混入が生じない。

0084

また、本発明のシステム構成の一部をアプリケーションとしてスマートフォンインストールして構築してもよい。たとえば、特定情報記録部、献立表示部、選択献立入力部、食材選定部、不足食材表示部をスマートフォン内にも構築してもよい。これにより、たとえば、コンビニCにいるときに、買い足すべき食材は何か、買い足せる食材は何か、を把握できるようになる。

0085

本発明は、ダイエット食についての調理支援システムとして適用することもできる。すなわち、カロリーは同じであっても、たとえば、GI値がより低い献立や植物繊維が多い献立、いわゆる腹持ちが良い献立、を表示するようにすることも食材選定手段により実現可能である。
また、生活習慣病の改善の一助となるべく利用することもできる。脂っこい献立をよく選択する利用者である場合には、いきなりでなく、同じ献立であっても少しずつ油の量を落とした食材に移行させたり、味付けを少しずつ薄味にしたり、ハンバーグの挽肉を部分的におからに置き換えたものにしたりして、脂っこい(と思われる献立の選択自体には制限をあまりかけず)本人を自然になれさせるようなアルゴリズムを採用することもできる。

0086

また、離乳食の調理支援システムとしても利用できる。
離乳食は、初期(ゴックン期)、中期(モグモグ期)、完了期(パクパク期)に分けられる。
たとえば、ゴックン期の献立として、「クリームポテト粥」を選択した場合は、食材として「10倍粥45g」、「ふかし混合(サツマイモジャガイモ里芋)15g」、「ホワイトソース(薄味)10g」、「野菜スープ(人参・玉ねぎ)30g」が表示され、これを取り出して容器に総て空け、レンジで加熱後、よく混ぜれば完成する。
モグモグ期の献立として「トマトリゾット」を選択した場合は、「リゾットベース75g」「煮崩し野菜トマトベース(人参入り)30g」「ほぐしボイルささみ(無調味)20g」が表示され、これを取り出して容器に総て空け、レンジで加熱後、よく混ぜれば完成する。

0087

1調理支援システム
10処理表示部
20冷凍庫部
30電子レンジ部
104ストレージ
105 GPU
106タッチパネル画面
107通信部
108コードリーダ
109収容室
110凍結制御部
111解凍室
112レンジ制御部
120アプリケーション部
121 OS
122調理支援プログラム群
131特定情報処理プログラム
132献立表示入力プログラム
133食材処理プログラム
134レンジ処理プログラム
135制限設定プログラム
136 食材管理プログラム
137補完プログラム
140データ格納部
141 特定情報格納部
142献立名称格納部
143解凍加熱情報格納部
144食事履歴格納部
145 制限格納部
201 特定情報読取部
202 特定情報記録部
203 献立表示部
204 選択献立入力部
205 食材選定部
206識別情報表示部
207 レンジ方法決定部
208 レンジ方法表示部
209 制限設定部
210 献立食材制御部
211履歴記録部
212 読取制御部
213記録制御部
214不足食材抽出部
215 不足食材表示部
216 献立表示制御部
217 冷凍庫部
218 電子レンジ部
Cコンビニエンスストア
M 食材製造元
N ネットワーク

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