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技術 チェックアウトシステム

出願人 東芝テック株式会社
発明者 五反田剛
出願日 2016年5月23日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2016-102574
公開日 2017年11月30日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-211712
状態 特許登録済
技術分野 金融・保険関連業務,支払い・決済 金銭登録機・受付機
主要キーワード 段ボタン 終了エリア セミセル 補助記憶ユニット セルフ方式 販促商品 準備画像 登録側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

客は購入対象商品データ入力を終えるのを待つことなく代金支払いのための準備を会計機設置場所で始められるようにする。

解決手段

登録機は、入力されたデータを記憶する。登録機は、記憶したデータを出力する。会計機は、登録機にて客が購入する全ての商品のデータ入力が終了する前に、商品の代金支払いに係る入力を受け付ける。そして会計機は、入力を受け付けたデータを記憶する。そして会計機は、記憶したデータと登録機から出力されたデータとから1取引の内容を表す取引データを生成し、レシート発行する。

概要

背景

量販店向けのチェックアウトシステムとして、セミセルフ方式のものが知られている。セミセルフ方式のチェックアウトシステムは、客が購入しようとする商品、いわゆる購入対象商品のデータを入力する登録機と、この登録機で入力されたデータを基に購入対象商品の代金支払いを処理する会計機とが分離されている。そして、主として登録機を店員が操作し、会計機を客が操作する。

セミセルフ方式の場合、客は、購入対象商品を持って会計場へ行く。会計場には店員が居り、店員は、登録機を操作して購入対象商品のデータを入力する。客は、データ入力が終わるのを待つ。データ入力が終わり、店員から会計機への移動が指示されると、客は指示された会計機の設置場所へと移動し、会計機を操作して代金支払いを行う。

このように、客は購入対象商品のデータ入力が終わるまで登録機の傍で待機し、データ入力が終わってから会計機の設置場所へと移動して、代金支払いのための準備を始める。つまり、客が代金支払いのための準備を始めるのは、購入対象商品のデータ入力が完了して会計機の設置場所へと移動してからであり、データ入力が終わるまでの待ち時間が無駄であった。

概要

客は購入対象商品のデータ入力を終えるのを待つことなく代金支払いのための準備を会計機の設置場所で始められるようにする。登録機は、入力されたデータを記憶する。登録機は、記憶したデータを出力する。会計機は、登録機にて客が購入する全ての商品のデータ入力が終了する前に、商品の代金支払いに係る入力を受け付ける。そして会計機は、入力を受け付けたデータを記憶する。そして会計機は、記憶したデータと登録機から出力されたデータとから1取引の内容を表す取引データを生成し、レシート発行する。

目的

購入対象商品の登録とは、客22が購入しようとする商品のデータ入力を登録機11が受け付け、そのデータをメモリに登録することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

客が購入する商品のデータを入力する登録機と、前記登録機で入力されたデータを基に前記商品の代金支払いを処理する会計機とを含み、前記登録機は、入力されたデータを記憶する登録側記憶手段と、前記登録側記憶手段により記憶したデータを出力する出力手段と、を具備し、前記会計機は、前記登録機にて前記客が購入する全ての商品のデータ入力が終了する前に、前記商品の代金支払いに係る入力を受け付け支払受付手段と、この支払受付手段で入力を受け付けたデータを記憶する会計側記憶手段と、前記会計側記憶手段により記憶されたデータと、前記出力手段により出力されたデータとから1取引の内容を表す取引データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記取引データを基に前記1取引のレシート発行する発行手段と、を具備するチェックアウトシステム

請求項2

前記支払受付手段は、少なくとも現金入金を受け付け、前記会計側記憶手段は、前記支払受付手段により受け付けた入金の金額を記憶し、前記生成手段は、前記会計側記憶手段により記憶された前記入金の金額を預り金額として前記取引データを生成する、請求項1記載のチェックアウトシステム。

請求項3

前記支払受付手段は、少なくとも電子マネー残高を受け付け、前記会計側記憶手段は、前記支払受付手段により受け付けた前記電子マネーの残高を記憶し、前記生成手段は、前記会計側記憶手段により記憶された残高が、前記出力手段により出力されたデータから求まる合計金額以上であるとき前記合計金額を前記電子マネーによる支払い金額として前記取引データを生成する、請求項1記載のチェックアウトシステム。

請求項4

前記支払受付手段は、クレジットカードのデータを受け付け、前記会計側記憶手段は、前記支払受付手段により受け付けた前記クレジットカードのデータを記憶し、前記生成手段は、前記会計側記憶手段によりデータが記憶された前記クレジットカードの承認が得られると、前記出力手段により出力されたたデータから求まる合計金額の少なくとも一部を前記クレジットカードによる支払い金額として前記取引データを生成する、請求項1記載のチェックアウトシステム。

請求項5

前記会計機は複数あり、前記登録機にて前記客が購入する商品のデータ入力が開始される前あるいは開始されてから終了するまでの間に、前記登録機が前記複数の会計機の中のいずれか一台とデータ通信可能な状態とするリンク手段、をさらに備え、前記出力手段は、前記リンク手段によりデータ通信可能な状態となった前記会計機に対して前記登録側記憶手段により記憶したデータを出力する、請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のチェックアウトシステム。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、チェックアウトシステムに関する。

背景技術

0002

量販店向けのチェックアウトシステムとして、セミセルフ方式のものが知られている。セミセルフ方式のチェックアウトシステムは、客が購入しようとする商品、いわゆる購入対象商品のデータを入力する登録機と、この登録機で入力されたデータを基に購入対象商品の代金支払いを処理する会計機とが分離されている。そして、主として登録機を店員が操作し、会計機を客が操作する。

0003

セミセルフ方式の場合、客は、購入対象商品を持って会計場へ行く。会計場には店員が居り、店員は、登録機を操作して購入対象商品のデータを入力する。客は、データ入力が終わるのを待つ。データ入力が終わり、店員から会計機への移動が指示されると、客は指示された会計機の設置場所へと移動し、会計機を操作して代金支払いを行う。

0004

このように、客は購入対象商品のデータ入力が終わるまで登録機の傍で待機し、データ入力が終わってから会計機の設置場所へと移動して、代金支払いのための準備を始める。つまり、客が代金支払いのための準備を始めるのは、購入対象商品のデータ入力が完了して会計機の設置場所へと移動してからであり、データ入力が終わるまでの待ち時間が無駄であった。

先行技術

0005

特開2013−242839号公報

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の実施形態が解決しようとする課題は、客が購入対象商品のデータ入力を終えるのを待つことなく代金支払いのための準備を会計機の設置場所で始めることができるチェックアウトシステムを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0007

一実施形態において、チェックアウトシステムは、客が購入する商品のデータを入力する登録機と、登録機で入力されたデータを基に商品の代金支払いを処理する会計機とを含む。登録機は、登録側記憶手段と、出力手段とを備える。会計機は、支払受付手段と、会計側記憶手段と、生成手段と、発行手段とを備える。
登録側記憶手段は、入力されたデータを記憶する。出力手段は、登録側記憶手段により記憶したデータを出力する。支払受付手段は、登録機にて客が購入する全ての商品のデータ入力が終了する前に、商品の代金支払いに係る入力を受け付ける。会計側記憶手段は、支払受付手段で入力を受け付けたデータを記憶する。生成手段は、会計側記憶手段に記憶されたデータと、出力手段により出力されたデータとから1取引の内容を表す取引データを生成する。発行手段は、生成手段により生成された前記取引データを基に前記1取引のレシートを発行する。

図面の簡単な説明

0008

本実施形態に係るチェックアウトシステムの模式図。
登録機及び会計機の主要な回路構成を示すブロック図。
選択テーブルのデータ構造を示す模式図。
登録機のCPUが制御プログラムにしたがって実行する一取引の情報処理手順を示す流れ図。
登録機のCPUが制御プログラムにしたがって実行する一取引の情報処理手順を示す流れ図。
会計機のCPUが制御プログラムにしたがって実行する一取引の情報処理手順を示す流れ図。
図6における会計前処理の具体的手順を示す流れ図。
図7における電子マネー処理の具体的手順を示す流れ図。
図7における支払い受付処理の具体的手順を示す流れ図。
図6における会計処理の具体的手順を示す流れ図。
登録機のタッチパネルに表示される登録画像の一例を示す図。
図11の登録画像にリンク先画像が表示される一例を示す図。
会計機のタッチパネルに表示される会計準備画像の一例を示す図。
登録機のタッチパネルに表示される会計機選択画像の一例を示す図。
登録機のタッチパネルに表示される会計機選択画像の他の例を示す図。

実施例

0009

以下、客が購入対象商品のデータ入力を終えるのを待つことなく代金支払いのための準備を会計機の設置場所で始めることができるチェックアウトシステムの実施形態について、図面を用いて説明する。

0010

図1は、本実施形態に係るチェックアウトシステム10の模式図である。チェックアウトシステム10は、複数台の登録機11と会計機12とを含む。登録機11及び会計機12は、店舗チェックアウトレーン毎に設置される。1つのチェックアウトレーンに配置される登録機11及び会計機12の台数は任意である。ただし会計機12は、登録機11よりも台数が多い。本実施形態では、3つのチェックアウトレーンにそれぞれ登録機11を1台、会計機12を2台設置した例を示す。

0011

各チェックアウトレーンの登録機11と会計機12とは、店舗内ネットワークであるLAN(Local Area Network)13に接続される。登録機11と会計機12とは、LAN13を介して情報を授受する。LAN13には、図示しないが、サーバが接続される。サーバは、各商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価等の商品情報が設定された商品データベースを記憶する。サーバは、他のデータベースをさらに記憶してもよい。なお、ネットワークは、LAN13に代えてインターネット無線LANなどの別の通信網を用いてもよい。また、登録機11と会計機12との間でサーバを介して情報を授受してもよい。

0012

登録機11と会計機12とには、それぞれ固有機器IDが割り当てられる。機器IDによって、登録機11と会計機12とは個々に識別される。本実施形態では、図1を正面から見て左側のチェックアウトレーンに設置されている登録機11に機器ID「R1」を割り当てる。中央のチェックアウトレーンに設置されている登録機11に機器ID「R2」を割り当てる。右側のチェックアウトレーンに設置されている登録機11に機器ID「R3」を割り当てる。また、左側のチェックアウトレーンに設置されている2台の会計機12に機器ID「A1」、「A2」を割り当てる。中央のチェックアウトレーンに配置されている2台の会計機12に機器ID「A3」、「A4」を割り当てる。右側のチェックアウトレーンに配置されている2台の会計機12に機器ID「A5」、「A6」を割り当てる。

0013

チェックアウトシステム10は、セミセルフ方式である。すなわち登録機11は、チェッカと呼ばれる役割を担った店員21がその操作者となる。会計機12は、商品を購入しようとする客22がその操作者となる。登録機11は、カウンタ14に取り付けられる。カウンタ14は、矩形天板を有する。複数のカウンタ14が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、客22の通路(チェックアウトレーン)が形成される。本実施形態では、客22は、売場側(図1においては下側)から通路に入り、購入対象商品を入れた買物カゴ16をカウンタ14に置いた後、いずれかの会計機12の設置場所まで進む。どの会計機12の設置場所まで進むかは、店員21が指示する。どの会計機12の設置場所まで進むかを示す情報が表示または音声等で客に伝達され、客が自主的にその会計機12の設置場所まで進んでもよい。

0014

登録機11は、購入対象商品の登録、登録取引データの作成の各機能を備える。購入対象商品の登録とは、客22が購入しようとする商品のデータ入力を登録機11が受け付け、そのデータをメモリに登録することである。例えば、購入対象商品に付されたバーコードスキャナスキャンされると、登録機11は、当該商品の販売点数販売金額等のデータを登録する。登録取引データとは、1客が購入しようとする全ての商品の登録によって得られたデータの集まりである。購入対象商品毎の商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額と、全購入対象商品の合計点数合計金額等が登録取引データに含まれる。登録機11で作成された登録取引データは、いずれか1台の会計機12に転送される。
なお、データが登録されるメモリは、必ずしも登録機11が備えたメモリでなくてもよい。登録機11に接続された外部機器のメモリにデータを登録してもよい。

0015

会計機12は、図1においては、各カウンタ14の売場側とは反対側の短辺に沿って2台ずつ並べられる。そして、会計機12を操作する客22が売場の方を向くように、各会計機12は設置される。会計機12を操作する客22から見て各会計機12の右側には、袋詰め用の台15がある。台15には、登録機11で登録され買物カゴ16に入れられた商品が店員によって置かれる。客22は、会計機12を操作して商品の代金を支払うとともに、商品の袋詰めを行う。

0016

なお、登録機11及び会計機12をどのように配置するかは任意であり、図1に示す配置に限定されるものではない。少なくとも、客22が登録機11の傍に行き、購入対象商品を店員21に預けてから会計機12の設置場所まで進み、会計機12を操作するという動線が確保されていればよい。

0017

会計機12は、登録機11から転送される登録取引データを受信する機能、登録取引データを基に購入対象商品の代金支払いを処理する機能、等を備える。商品の代金を支払う手段は種々ある。本実施形態では、会計機12は、現金、電子マネー及びクレジットカードでの支払いに対応する。会計機12が他の支払い手段、例えば商品券等の金券支払い、累積されたポイントでの支払い等に対応していてもよい。

0018

図2は、登録機11及び会計機12の主要な回路構成を示すブロック図である。登録機11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g、通信ユニット11h及び伝送ステム11iを含む。
CPU11aは、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dと伝送システム11iを介して接続されて、コンピュータを構成する。CPU11aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステムミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、登録機11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。

0019

ROM11bは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記オペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記ミドルウェア又はアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。ROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。またRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとしても利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって作成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などを使用できる。ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、登録機11で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。

0020

スキャナ11eは、商品に付されたバーコードを読み取って、当該商品の商品コードを得る。タッチパネル11fは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。タッチパネル11fは、画面が店員21の作業スペース側を向くように、カウンタ14上に設けられる。プリンタ11gは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像などを印刷することにより、レシートを発行する。通信ユニット11hは、LAN13に接続する。通信ユニット11hは、LAN13を介して接続される複数の会計機12とデータ通信を行う。通信ユニット11hは、他の登録機11とLAN13を介してデータ通信を行うこともできる。

0021

伝送システム11iは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g及び通信ユニット11hの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11iは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。このような登録機11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。

0022

会計機12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h、カードリーダライタ12j、電子マネーリーダ・ライタ12k、自動釣銭機12m及び伝送システム12iを含む。
カードリーダ・ライタ12jは、カードに記録されたデータを読み取る機能と、カードにデータを書き込む機能とを有する。カードは、クレジットカード、デビットカード等の決済用カードを含む。

0023

電子マネーリーダ・ライタ12kは、電子マネー媒体に記録されたデータを読み取る機能と、電子マネー媒体にデータを書き込む機能とを有する。電子マネー媒体は、ICカードスマートフォン等を含む。

0024

自動釣銭機12mは、投入される硬貨及び紙幣収受する。また自動釣銭機12mは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。

0025

その他のCPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h及び伝送システム12iは、登録機11のものと同一の機能を有するものである。すなわちCPU12aは、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dと伝送システム12iを介して接続されて、コンピュータを構成する。そしてCPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、会計機12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、会計機12で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。このような会計機12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフ方式に対応したPOS端末を利用することが可能である。

0026

かかる構成の登録機11と会計機12とを備えたチェックアウトシステム10は、以下の機能A〜Hを有する。
機能A:登録機11が、入力されたデータを記憶する機能(登録側記憶手段)。

0027

機能B:登録機11が、登録側記憶手段により記憶したデータを会計機12へ出力する機能(出力手段)。
機能C:会計機12が、登録機11にて客が購入する全ての商品のデータ入力が終了する前に、商品の代金支払いに係る入力を受け付ける機能(支払受付手段)。
機能D:会計機12が、支払受付手段で入力を受け付けたデータを記憶する機能(会計側記憶手段)。
機能E:会計機12が、会計側記憶手段により記憶されたデータと、出力手段により出力されたデータとから1取引の内容を表す取引データを生成する機能(生成手段)。
機能F:会計機12が、生成手段により生成された取引データを基に1取引のレシートを発行する機能(発行手段)。

0028

機能G:登録機11にて客が購入する商品のデータ入力が開始される前あるいは開始されてから終了するまでの間に、登録機11が複数の会計機12の中のいずれか一台とデータ通信可能な状態とする機能(リンク手段)。

0029

チェックアウトシステム10は、上記各機能A〜Hを実現させるために、登録機11のRAM11cにデータバッファ31及びリンク先IDメモリ32を形成し、会計機12のRAM12cにデータバッファ41、取引バッファ42、選択テーブルメモリ43及びリンク先IDメモリ44を形成する。

0030

登録機11側のデータバッファ31は、1客における全ての購入対象商品、すなわち1取引として登録される購入対象商品の商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額を格納するための領域である。商品コードは、各商品を個々に識別するための固有のコードである。各商品には、例えばバーコードによって表された商品コードが付されており、スキャナ11eでバーコードをスキャンすることにより、登録機11は商品コードを取得できる。商品名及び単価は、対応する商品コードにより識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。
リンク先IDメモリ32は、当該登録機11とリンク状態にある会計機12の機器IDを記憶するための領域である。

0031

会計機12側のデータバッファ41は、1取引として登録される購入対象商品の代金支払いに係る支払い取引データを格納するための領域である。例えば現金支払いの場合、支払い取引データは、預り金額支払い金額釣銭額等を含む。電子マネー支払いの場合、支払い取引データは、支払い金額、支払い後の残高等を含む。クレジットカード支払いの場合、支払い取引データは、カード情報、支払い金額等を含む。

0032

取引バッファ42は、登録機11から送信される登録取引データとデータバッファ41内の支払い取引データとから生成されるトランザクションデータを記憶する。
選択テーブルメモリ43は、図3に示すデータ構造の選択テーブルT1を記憶する。選択テーブルT1は、各登録機11の機器ID(登録機ID)にそれぞれ関連付けて、各会計機12の機器ID(会計ID)を優先順位の高い順に設定する。優先順位は、登録機11からの距離が近い順とする。ただし、同じ会計機12が異なる登録機11に対して同一の順位にはならないように調整する。

0033

本実施形態では、図1において、機器ID「R1」の登録機11に対しては、優先順位1位から6位まで順に会計機12の機器ID「A2」、「A1」、「A3」、「A4」、「A5」、「A6」が設定される。機器ID「R2」の登録機11に対しては、優先順位1位から6位まで順に会計機12の機器ID「A4」、「A3」、「A5」、「A6」、「A1」、「A2」が設定される。機器ID「R3」の登録機11に対しては、優先順位1位から6位まで順に会計機12の機器ID「A6」、「A5」、「A4」、「A3」、「A2」、「A1」が設定される。

0034

リンク先IDメモリ44は、当該会計機12とリンク状態にある登録機11の機器IDを記憶するための領域である。

0035

そしてチェックアウトシステム10は、1取引のなかで前記各機能A〜Hを実現させるための制御プログラムを登録機11及び会計機12にそれぞれ実装する。
図4及び図5は、登録機11のCPU11aが、制御プログラムにしたがって実行する1取引の情報処理手順を示す流れ図である。図6乃至図10は、会計機12のCPU12aが制御プログラムにしたがって実行する1取引の情報処理手順を示す流れ図である。また図11及び図12は、登録機11のタッチパネル11fに表示される画像の一例を示す模式図である。図13は、会計機12のタッチパネル12fに表示される画像の一例を示す模式図である。以下、これらの図を用いて、登録機11及び会計機12でそれぞれ1取引に対して実行される情報処理について説明する。なお、以下に説明する情報処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な情報処理を適宜に利用できる。

0036

はじめに、登録機11で実行される情報処理について、図4及び図5を用いて説明する。この情報処理は、ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶される制御プログラムに従ったものである。

0037

登録機11において制御プログラムが起動すると、図4に示すように、CPU11aは先ず、Act1としてデータバッファ31をクリアする。次いでCPU11aは、Act2としてタッチパネル11fの画面の一部に登録画像SC1(図11を参照)を表示させる。

0038

登録画像SC1は、データバッファ31の内容を表し、一取引分登録処理実施状況を店員21に確認させるものである。図11に示すように、登録画像SC1は、表示エリアD1、D2を含む。表示エリアD1は、最も新しくデータバッファ31に登録された購入対象商品の商品名、単価、販売点数(個数)及び販売金額を表示する。また表示エリアD1は、登録された全ての購入対象商品の合計点数、合計金額も表示する。表示エリアD2は、表示エリアD1に示された商品よりも前にデータバッファ31に登録された購入対象商品の商品名、単価、販売点数(個数)及び販売金額をリスト形式で表示する。因みに、Act2の時点では、データバッファ31にデータが登録されていないので、表示エリアD1、D2にはデータが表示されていない。

0039

なお、図示は省略するが、タッチパネル11fの画面のうちの登録画像SC1とする領域外には、店員21が商品を指定するための商品ボタンや、1取引として登録する購入対象商品の登録終了を指定するための小計タンなどの各種の機能ボタンが表示されている。

0040

登録画像SC1が表示されると、CPU11aは、Act3としていずれかの会計機12からリンク要求コマンドを受信したか否かを確認する。リンク要求コマンドについては、後述する会計機12の情報処理の中で説明する。リンク要求コマンドを受信していない場合(Act3にてNO)、CPU11aは、Act4として商品コードが入力されたか否かを確認する。商品コードは、スキャナ11eまたはタッチパネル11fを介して入力される。商品コードが入力されていない場合(Act4にてNO)、CPU11aは、Act3の処理に戻る。したがって、Act3及びAct4の処理において、CPU11aは、リンク要求コマンドを受信するか、商品コードが入力されるのを待ち受ける。

0041

Act3及びAct4の待ち受け状態において、商品コードが入力されると(Act4にてYES)、CPU11aは、Act5として商品販売データを登録する。すなわちCPU11aは、商品コードに関連付けられて商品データベースに設定されている商品名、単価等の商品情報を取得する。またCPU11aは、この単価に販売点数を乗算して販売点数分の金額、いわゆる販売金額を算出する。販売点数は、商品コードが入力される前にテンキー等によって置数されている場合にはその数値であり、置数されていない場合には“1”である。かくしてCPU11aは、商品コード、商品名、単価、販売点数及び販売金額を含む商品販売データを作成する。そしてCPU11aは、商品販売データをデータバッファ31に登録する。
ここに登録機11は、データバッファ31とAct4〜Act5の処理により、登録側記憶手段を構成する。

0042

商品販売データを登録し終えると、CPU11aは、Act6としてデータバッファ31のデータを基に登録画像SC1の表示エリアD1、D2を更新する。その後、CPU11aは、Act3及びAct4の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、例えば小計ボタンが入力された場合、その入力は無視される。

0043

Act3及びAct4の待ち受け状態において、リンク要求コマンドを受信すると(Act3にてYES)、CPU11aは、Act7としてそのリンク要求コマンドに送信元として含まれる会計機12の機器IDをリンク先IDメモリ32に記憶する。次いでCPU11aは、Act8としてリンク先画像SC2(図12を参照)を表示する。またCPU11aは、Act9としてコマンド送信元の会計機12に対して許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、送信元として当該登録機11の機器IDが含まれる。なお、Act8及びAct9の処理手順はこれに限定されるものではない。前後が逆になってもよい。

0044

リンク先画像SC2は、図12に示すように、リンク要求コマンド送信元の会計機12へと客22を誘導する情報を表す。図12では、登録画像SC1の右上にリンク先画像SC2が表示されている。リンク先画像SC2の表示位置は、図12に示す位置に限定されるものではない。例えば登録画像SC1の中央に表示させてもよい。その場合、リンク先画像SC2は、確認ボタンを含み、この確認ボタンがタッチされるとリンク先画像SC2が消去されるようにする。

0045

Act7乃至Act9の処理を終えると、CPU11aは、図5に示すように、Act11として商品コードが入力されたか否かを確認する。商品コードが入力されていない場合(Act11にてNO)、CPU11aは、Act12としてリンク状態にある会計機12からコミュニケトコマンドを受信したか否かを確認する。コミュニケートコマンドについては、後述する会計機12の情報処理の中で説明する。コミュニケートコマンドを受信していない場合(Act12にてNO)、CPU11aは、Act13として小計ボタンが入力されたか否かを確認する。小計ボタンが入力されていない場合、CPU11aは、Act11の処理に戻る。したがって、Act11乃至Act13の処理において、CPU11aは商品コードが入力されるか、コミュニケートコマンドを受信するか、小計ボタンが入力されるのを待ち受ける。

0046

Act11乃至Act13の待ち受け状態において、商品コードが入力されると(Act11にてYES)、CPU11aは、前述したAct5,Act6の処理と同様の処理を実行する。すなわちCPU11aは、Act14として商品販売データを登録し、Act15として登録画像SC1の表示エリアD1、D2を更新する。さらにCPU11aは、Act16としてデータバッファ31に登録されている商品名、単価、販売点数及び販売金額の情報とその合計点数及び合計金額の情報とを含む表示データをリンク状態にある会計機12に送信するように、通信ユニット11hを制御する。この制御により、リンク先IDメモリ32に記憶されている機器IDを宛先とする表示データがLAN13に送信される。この表示データは、宛先の機器IDで識別される会計機12にて受信される。CPU11aは、表示データの送信を制御した後、Act11乃至Act13の待ち受け状態に戻る。

0047

Act11乃至Act13の待ち受け状態において、コミュニケートコマンドを受信した場合には(Act12にてYES)、CPU11aは、Act17としてそのコマンドに応じたメッセージアイコン等をタッチパネル11fに表示させる。この処理の詳細については、後述する会計機12の情報処理の中で説明する。

0048

Act11乃至Act13の待ち受け状態において、小計ボタンが入力された場合には(Act13にてYES)、CPU11aは、Act18としてタッチパネル11fに転送ボタンを表示させる。転送ボタンは、登録画像SC1の一部として表示されてもよい。あるいはタッチパネル11fの登録画像SC1とする領域外に転送ボタンが表示されてもよい。

0049

CPU11aは、Act19として転送ボタンが入力されるのを待ち受ける。転送ボタンが入力されると(Act19にてYES)、CPU11aは、Act20として新規の登録機取引番号発番する。登録機取引番号は、例えば1から順に1ずつ増加する番号である。登録機取引番号を発番すると、CPU11aは、Act21としてその登録機取引番号とデータバッファ31内の商品販売データとを含む登録取引データを生成する。そしてCPU11aは、この登録取引データをリンク状態にある会計機12に送信するように、通信ユニット11hを制御する。この制御により、リンク先IDメモリ32に記憶されている機器IDを宛先とする登録取引データがLAN13に送信される。この登録取引データは、宛先の機器IDで識別される会計機12にて受信される。

0050

ここに登録機11は、通信ユニット11hとAct18〜Act21の処理とにより、出力手段を構成する。

0051

登録取引データの送信を制御した後、CPU11aは、Act22としてその登録取引データを補助記憶ユニット11dのジャーナルファイルに保存する。またCPU11aは、Act23としてリンク先IDメモリ32で記憶していた機器IDをクリアする。さらにCPU11aは、Act24としてタッチパネル11fに表示していたリンク先画像SC2を消去する。なお、Act22乃至Act24の処理順序はこれに限定されるものではない。適宜前後が入れ替わってもよい。
Act20乃至Act24の処理を終えると、CPU11aは、1取引に対する情報処理を終了する。そしてCPU11aは、再び、Act1から処理を開始する。

0052

次に、会計機12で実行される情報処理について、図6乃至図10を用いて説明する。この情報処理は、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶される制御プログラムに従ったものである。

0053

会計機12において制御プログラムが起動すると、図6に示すように、CPU12aは先ず、Act31として機器ステータスSTを“0”に設定する。またCPU12aは、Act32としてタッチパネル11fの画面の一部にデフォルト画像を表示させる。
デフォルト画像は、任意である。例えば「いらっしゃいませ」というメッセージを表示してもよい。あるいは販促商品広告画像を表示してもよい。

0054

機器ステータスSTは、会計機12の状態を表す情報であり、例えば補助記憶ユニット12dに記憶される。本実施形態では、登録機11とリンク状態にないときの機器ステータスSTを“0”とする。登録機11とリンク状態にあり、会計前処理が可能なときの機器ステータスSTを“1”とする。リンク状態にある登録機から登録取引データを受信し、会計処理が可能なときの機器ステータスSTを“2”とする。

0055

会計前処理とは、客が代金支払いの準備を行うのを受け付ける処理である。例えば、現金支払いの場合、自動釣銭機12mにて適当な金額の紙幣、硬貨の入金を受け付ける処理を会計前処理とする。電子マネー支払いの場合、電子マネーの残高照会または電子マネーのチャージを受け付ける処理を会計前処理とする。クレジットカード支払いの場合、クレジットカードのデータを読み取る処理を会計前処理とする。

0056

会計処理とは、客の代金支払いを完了させる処理である。例えば現金支払いの場合、自動釣銭機12mに投入された入金額を預り金額とし、釣銭額を算出して自動釣銭機12mから払い出す処理を会計処理とする。電子マネー支払いの場合、電子マネーの残高から支払い金額を減額する処理を会計処理とする。クレジットカード支払いの場合、クレジットカードの認証を行う処理を会計処理とする。

0057

CPU12aは、Act33として機器ステータスSTを確認する。この時点では、機器ステータスSTは“0”であるので、CPU12aは、Act34としてLAN13を介して他の会計機12と通信を行い、機器ステータスSTが“0”に設定されている会計機12を探索する。そしてCPU12aは、Act35として選択テーブルT1を参照して、自らが最優先会計機か否かを判定する。最優先会計機とは、登録機11に対し、機器ステータスSTが“0”に設定されている会計機12の中で、優先順位で最上位となる会計機12のことである。複数の登録機11に対して最優先会計機となる場合は、最も優先順位が高い登録機11に対して最優先会計機となる。

0058

最優先会計機を判定する処理の具体例を、図3の選択テーブルT1を用いて説明する。一例として、全ての会計機12の機器ステータスが“0”とする。この場合、機器ID「R1」の登録機11に対しては、優先順位1位の会計機、すなわち機器ID「A2」の会計機12が最優先会計機となる。機器ID「R2」の登録機11に対しては、優先順位1位の会計機、すなわち機器ID「A4」の会計機12が最優先会計機となる。機器ID「R3」の登録機11に対しては、優先順位1位の会計機、すなわち機器ID「A6」の会計機12が最優先会計機となる。他の機器ID「A1」、「A3」及び「A5」の会計機12は、最優先とならない。

0059

別の例として、機器ID「A2」以外の会計機12の機器ステータスが“0”であったとする。この場合、機器ID「R1」の登録機11に対しては、優先順位2位の会計機、すなわち機器ID「A1」の会計機12が最優先会計機となる。

0060

また、さらに別の例として、機器ID「A1」、「A2」、「A3」の会計機12の機器ステータスが“0”でなく、機器ID「A4」、「A5」、「A6」の会計機12の機器ステータスが“0”であったとする。この場合、機器ID「R1」の登録機11に対しては、優先順位4位の会計機、すなわち機器ID「A4」の会計機12が最優先会計機となる。しかし、機器ID「A4」の会計機12は、機器ID「R2」の登録機11に対して優先順位1位で最優先会計機となる。このため、機器ID「R1」の登録機11に対しては、優先順位5位の会計機、すなわち機器ID「A5」の会計機12が最優先会計機となる。

0061

Act35において自らが最優先会計機でないと判定した場合(Act35にてNO)、CPU12aは、Act33の処理に戻る。したがってこの場合には、機器ステータスSTが“0”のままなので、CPU12aは、Act34〜Act35の処理を繰り返す。

0062

Act35において自らが最優先会計機であると判定した場合には(Act35にてYES)、CPU12aは、Act36として自らが最優先会計機となる登録機11に対してリンク要求コマンドを送信するように通信ユニット12hを制御する。この制御により、該当する登録機11の機器IDを宛先とするリンク要求コマンドがLAN13に送信される。リンク要求コマンドには、送信元として自らの機器ID(会計機ID)が含まれる。リンク要求コマンドは、宛先の機器IDが設定された登録機11にて受信される。

0063

リンク要求コマンドを送信した後、CPU11aは、Act37として許諾応答コマンドを受信したか否かを判定する。
前述したように、Act3及びAct4の待ち受け状態にある登録機11がリンク要求コマンドを受信した場合、その登録機11のCPU11aは、Act7〜Act9の処理を実行する。すなわちCPU11aは、リンク要求コマンドに含まれる送信元の機器ID(会計機ID)をリンク先IDメモリに記憶し(Act7)、タッチパネル11fにリンク先画像を表示する(Act8)。またCPU11aは、リンク要求コマンドの送信元である会計機12に対して許諾応答コマンドを送信する(Act9)。これに対し、Act11乃至Act13の待ち受け状態にある登録機11は、リンク要求コマンドを受け付けない。したがって登録機11は、リンク要求コマンドの送信元である会計機12に対して許諾応答コマンドを送信しない。

0064

リンク要求コマンドに対して許諾応答コマンドを受信できない場合(Act37にてNO)、CPU12aは、Act33の処理に戻る。したがってこの場合には、機器ステータスSTが“0”のままなので、CPU12aは、Act34〜Act37の処理を繰り返す。

0065

リンク要求コマンドに対して許諾応答コマンドを受信した場合には(Act37にてYES)、CPU12aは、Act38としてそのコマンドに宛先として含まれる登録機11の機器IDをリンク先IDメモリ44に記憶する。またCPU12aは、Act39として機器ステータスSTを“1”に更新する。しかる後、CPU12aは、Act33の処理に戻る。

0066

ここにチェックアウトシステム10は、登録機11のAct7〜Act9の処理と、会計機12のAct34〜Act39の処理により、リンク手段を構成する。

0067

Act39の処理を経てAct33の処理に戻ると、機器ステータスSTが“1”に更新されたので、CPU12aは、Act40として会計前処理を実行する。

0068

図7は、会計前処理の具体的手順を示す流れ図である。会計前処理に入ると、CPU12aは、Act51としてメディアデータMを“0”とする。メディアデータMは、代金の支払い手段を識別するデータである。本実施形態では、現金支払いを識別するメディアデータMを“1”、電子マネー支払いを識別するメディアデータMを“2”、クレジットカード支払いを識別するメディアデータMを“3”とする。“0”は、支払い手段が不定の状態を表す。

0069

CPU12aは、Act52としてデータバッファ41をクリアする。そしてCPU11aは、Act53としてタッチパネル12fの画面の一部に会計準備画像SC3(図13を参照)を表示させる。

0070

会計準備画像SC3は、代金支払いのための準備を行う客をサポートするものである。図13に示すように、会計準備画像SC3は、表示エリアD3、D4、D5を含む。表示エリアD3は、客へのガイダンス等を表示する。表示エリアD4は、その客が購入しようとする商品の登録明細を表示する。表示エリアD5は、コミュニケーションエリアD51、電子マネーエリアD52、支払い選択エリアD53及び登録終了エリアD54を含む。

0071

コミュニケーションエリアD51には、3種類のコミュニケートボタンB1,B2,B3が表示される。コミュニケートボタンB1は、客が代金の支払いに商品券を使用する場合にタッチする。コミュニケートボタンB2は、客が有料レジ袋を購入する場合にタッチする。コミュニケートボタンB3は、客が又はスプーンなどの備品が欲しい場合にタッチする。なお、コミュニケートボタンB1,B2,B3は、図13に示す3種類に限定されないのは言うまでもない。

0072

電子マネーエリアD52には、2種類の電子マネーボタンB4,B5が表示される。電子マネーボタンB4は、客が電子マネーをチャージする場合にタッチする。電子マネーボタンB5は、客が電子マネーの残高照会をする場合にタッチする。なお、電子マネーボタンB4,B5は、図13に示す2種類に限定されないのは言うまでもない。

0073

支払い選択エリアD53には、3種類の支払い手段ボタンB6,B7,B8が表示される。支払い手段ボタンB6は、客が現金支払いを選択する場合にタッチする。支払い手段ボタンB7は、客が電子マネー支払いを選択する場合にタッチする。支払い手段ボタンB8は、客がクレジットカード支払いを選択する場合にタッチする。なお、支払い手段ボタンB6,B7,B8は、図13に示す3種類に限定されないのは言うまでもない。

0074

登録終了エリアD54には、リンク要求コマンドに対して許諾応答があった登録機11、すなわちリンク状態にある登録機11から登録取引データを受信したことを客に知らしめる情報が表示される。この情報としては、例えば「選択した支払い手段で支払いを行ってください」というメッセージを表示してもよい。登録取引データに含まれる合計点数または合計金額を表示してもよい。登録取引データに含まれる合計点数または合計金額を登録終了エリアD54に表示し、上述したメッセージは表示エリアD3に表示してもよい。

0075

会計準備画像SC3を表示した後、CPU12aは、Act54としてリンク状態にある登録機11から表示データを受信した否かを確認する。表示データを受信していない場合(Act54にてNO)、CPU12aは、Act55としてコミュニケートボタンB1,B2,B3が入力されたか否かを確認する。コミュニケートボタンB1,B2,B3が入力されていない場合(Act55にてNO)、CPU12aは、Act56として電子マネーボタンB4,B5が入力されたか否かを確認する。電子マネーボタンB4,B5が入力されていない場合(Act56にてNO)、CPU12aは、Act57としてメディアデータMを調べる。そしてメディアデータMが“0”の場合(Act57にてYES)、CPU12aは、Act58として支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力されたか否かを確認する。支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力されていない場合(Act58にてNO)、CPU12aは、Act54の処理に戻る。したがって、メディアデータMが“0”のとき、すなわち支払い手段が不定のときには、CPU11aは表示データを受信するか、コミュニケートボタンB1,B2,B3が入力されるか、電子マネーボタンB4,B5が入力されるか、支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力されるのを待ち受ける。

0076

Act54乃至Act58の待ち受け状態において、表示データを受信すると(Act54にてYES)、CPU12aは、Act59として表示エリアD4の登録明細表示を更新する。表示データは、リンク状態にある登録機11においてデータバッファ31に登録されている商品名、単価、販売点数及び販売金額の情報とその合計点数及び合計金額の情報とを含む。CPU12aは、受信した表示データを基に、表示エリアD4の登録明細表示を更新する。CPU12aは、表示エリアD4の登録明細表示を更新した後、Act54乃至Act58の待ち受け状態に戻る。

0077

Act54乃至Act58の待ち受け状態において、コミュニケートボタンB1,B2,B3が入力された場合、CPU12aは、Act60としてリンク状態にある登録機11に対し、入力されたコミュニケートボタンB1,B2,B3の種類に応じたコミュニケートコマンドを送信するように通信ユニット12hを制御する。この制御により、リンク先IDメモリ44に記憶されている機器IDを宛先とするコミュニケートコマンドがLAN13に送信される。このコミュニケートコマンドは、宛先の機器IDで識別される登録機11にて受信される。前述したように、コミュニケートコマンドを受信した登録機11では、そのコマンドに応じたメッセージ、アイコン等がタッチパネル11fに表示される。

0078

例えば、コミュニケートボタンB1に応じたコミュニケートコマンドを受信した場合、登録機11では、客22が商品券を使用することを店員21に知らせるメッセージ、アイコン等がタッチパネル11fに表示される。この通知を確認した店員21は、客22のところへ行って商品券を受け取り、その額面金額を会計機12または登録機11に登録すればよい。

0079

また、コミュニケートボタンB2に応じたコミュニケートコマンドを受信した場合には、登録機11では、客22が有料レジ袋を使用することを店員21に知らせるメッセージ、アイコン等がタッチパネル11fに表示される。この通知を確認した店員21は、登録機11に対して有料レジ袋の登録を行うとともに、購入対象商品が入れられた買物カゴ16にレジ袋を入れればよい。

0080

また、コミュニケートボタンB3に応じたコミュニケートコマンドを受信した場合には、登録機11では、客22が箸又はスプーンなどの備品を要望していることを店員21に知らせるメッセージ、アイコン等がタッチパネル11fに表示される。この通知を確認した店員21は、購入対象商品から必要な備品を客22に渡せばよい。
CPU12aは、コミュニケートコマンドの送信を制御した後、Act54乃至Act58の待ち受け状態に戻る。

0081

Act54乃至Act58の待ち受け状態において、電子マネーボタンB4,B5が入力された場合、CPU12aは、Act61として電子マネー処理を実行する。
図8は、電子マネー処理の具体的手順を示す流れ図である。電子マネー処理に入ると、CPU12aは、Act71として電子マネーボタンB4,B5のどちらが入力されたか否かを確認する。電子マネーボタンB4が入力された場合(Act71にて「チャージ」)、CPU12aは、Act72として電子マネーリーダ・ライタ12kで読み取られた電子マネー媒体のデータから、電子マネーの残高を検出し、タッチパネル12fに表示する。このときタッチパネル12fには、電子マネーの残高とともに、客22がチャージ終了を指令するための終了ボタンが表示される。

0082

CPU12aは、Act73として終了ボタンが入力されたか否かを確認する。終了ボタンが入力されていない場合、CPU12aは、Act74として自動釣銭機12mにチャージ金額が入金されたか否かを確認する。チャージ金額が入金されていない場合、CPU12aは、Act73に戻る。したがってAct73及びAct74の処理において、CPU12aは、終了ボタンが入力されるか、チャージ金額が入金されるのを待機する。

0083

Act73及びAct74の待機状態において、チャージ金額が入金されると、CPU12aは、Act75として電子マネー媒体の残高を入金額の分だけ増額されるように更新する。またCPU12aは、更新後の残高をタッチパネル12fに表示する。その後、CPU12aは、Act73及びAct74の待機状態に戻る。

0084

Act73及びAct74の待機状態において、終了ボタンが入力された場合には、CPU12aは、Act76として新規の会計機取引番号を発番する。会計機取引番号は、例えば1から順に1ずつ増加する番号である。会計機取引番号を発番すると、CPU12aは、Act77としてチャージレシートを発行するようにプリンタ12gを制御する。この制御により、チャージ前の残高、チャージ金額、チャージ後の残高及び会計機取引番号等が印字されたチャージレシートが発行される。

0085

チャージレシートの発行を制御した後、CPU12aは、Act78としてタッチパネル12fに表示されていた残高を消去する。以上で、電子マネーボタンB4が入力されたときの電子マネー処理が終了する。

0086

一方、電子マネーボタンB5が入力された場合には(Act71にて「照会」)、CPU12aは、Act79として電子マネーリーダ・ライタ12kで読み取られた電子マネー媒体のデータから、電子マネーの残高を検出し、タッチパネル12fに表示する。このときタッチパネル12fには、電子マネーの残高とともに、客22が確認したことを指令するための確認ボタンが表示される。

0087

CPU12aは、Act80として確認ボタンが入力されるのを待機する。確認ボタンが入力されたならば(Act80にてYES)、CPU12aは、Act78としてタッチパネル12fに表示されていた残高を消去する。以上で、電子マネーボタンB5が入力されたときの電子マネー処理が終了する。電子マネー処理が終了すると、CPU12aは、Act54乃至Act58の待ち受け状態に戻る。

0088

Act54乃至Act58の待ち受け状態において、支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力された場合には(Act58にてYES)、CPU12aは、Act62としてメディアデータMを変更する。すなわち、支払い手段ボタンB6が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“1”に変更し、支払い手段ボタンB7が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“2”に変更し、支払い手段ボタンB8が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“3”に変更する。その後、CPU12aは、Act63として支払い受付処理を実行する。

0089

図9は、支払い受付処理の具体的手順を示す流れ図である。支払受付処理に入ると、CPU12aは、Act91としてメディアデータMを調べる。
メディアデータMが“1”の場合、CPU12aは、Act92として入金の有無を確認する。自動釣銭機12mに現金が投入されていない場合(Act92にてNO)、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。自動釣銭機12mに現金が投入された場合には(Act92にてYES)、CPU12aは、Act93としてその入金額をデータバッファ41で記憶するとともに、現金支払いが選択されたことを示すメッセージをタッチパネル12fに表示する。以上で、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。

0090

メディアデータMが“2”の場合、CPU12aは、Act94として電子マネーリーダ・ライタ12kで電子マネー媒体のデータを読み取っているか否かを確認する。電子マネー媒体のデータを読み取っていない場合(Act94にてNO)、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。電子マネー媒体のデータを読み取っている場合には(Act94にてYES)、CPU12aは、Act95として電子マネーリーダ・ライタ12kで読み取られた電子マネー媒体のデータから、電子マネーの残高を検出する。そしてCPU12aは、その残高をデータバッファ41で記憶するとともに、電子マネー支払いが選択されたことを示すメッセージをタッチパネル12fに表示する。以上で、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。

0091

メディアデータMが“3”の場合、CPU12aは、Act96としてカードリーダ・ライタ12jでクレジットカードのデータを読み取っているか否かを確認する。クレジットカードのデータを読み取っていない場合(Act96にてNO)、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。クレジットカードのデータを読み取っている場合には(Act96にてYES)、CPU12aは、Act97としてカードリーダ・ライタ12jで読み取られたクレジットカードのデータをデータバッファ41で記憶するとともに、クレジットカード支払いが選択されたことを示すメッセージをタッチパネル12fに表示する。以上で、CPU12aは、支払い受付処理を終了する。
ここに会計機12は、Act58、Act62〜Act63(Act91〜Act97)の処理により、支払受付手段を構成する。

0092

支払い受付処理が終了すると、CPU12aは、Act54の処理に戻る。したがって、今度はメディアデータMが“0”でないので(Act57にてNO)、CPU12aは、Act57にてNOに進む。すなわちCPU12aは、表示データを受信するか、コミュニケートボタンB1,B2,B3が入力されるか、電子マネーボタンB4,B5が入力されるのを待ち受ける。またCPU12aは、支払い受付処理を実行する。

0093

図6に説明を戻す。会計前処理を実行している間、CPU12aは、Act41として登録機11から送信される登録取引データを待機する。登録取引データを受信すると(Act41にてYES)、CPU12aは、Act42として機器ステータスSTを“2”に更新する。しかる後、CPU12aは、Act33の処理に戻る。したがってこの場合には、機器ステータスSTが“2”に更新されたので、CPU12aは、Act43として登録取引データを取引バッファ42に記憶する。

0094

ここに会計機12は、データバッファ41とAct43の処理とにより、会計側記憶手段を構成する。

0095

登録取引データを取引バッファ42に記憶した後、CPU12aは、Act44として会計処理を実行する。

0096

図10は、会計処理の具体的手順を示す流れ図である。会計処理に入ると、CPU12aは、Act101として会計準備画像SC3の登録終了エリアD54に、前述したように登録取引データを受信したことを客に知らしめる情報を表示する。

0097

次いでCPU12aは、Act102としてメディアデータMを調べる。メディアデータMが“0”の場合(Act102にてYES)、支払い手段が不定である。この場合、CPU12aは、Act103として支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力されるのを待機する。支払い手段ボタンB6,B7,B8が入力されたならば(Act102にてYES)、CPU12aは、Act104としてメディアデータMを変更する。すなわち、支払い手段ボタンB6が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“1”に変更し、支払い手段ボタンB7が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“2”に変更し、支払い手段ボタンB8が入力された場合には、CPU12aは、メディアデータMを“3”に変更する。したがって、会計機12が登録取引データを受信する前だけでなく受信した後に客22が支払い手段を選択することも可能である。

0098

Act104においてメディアデータMを変更するか、Act102においてメディアデータMが既に“0”でない場合(Act102にてNO)、CPU12aは、Act105として新規の会計機取引番号を発番する。会計機取引番号を発番すると、CPU12aは、Act106として取引データを編集する。具体的にはCPU12aは、取引バッファ42に記憶した登録取引データに、データバッファ41で記憶した支払い取引データを会計機取引番号とともに付加して、1取引の内容を表す取引データを生成する。

0099

ここに会計機12は、取引バッファ42とAct106及びAct109の処理とにより、生成手段を構成する。

0100

次いでCPU12aは、Act107としてメディアデータMを調べる。ここで、メディアデータMが“1”の場合、CPU12aは、Act108として現金決済処理を実行する。すなわちCPU12aは、自動釣銭機12mに投入された預り金額が合計金額以上になると、釣銭額を算出する。このとき、支払い受付処理において入金額が記憶されている場合には、その入金額が預り金額となる。なお、自動釣銭機12mにさらに現金が投入された場合には、その投入金額が入金額に加算されて預り金額となる。したがって客は、例えば会計前処理の段階でおおよその代金について紙幣を投入し、会計処理の段階で確定した代金の端数分の硬貨を投入するという対応を取ることができる。

0101

現金決済処理が終了すると、CPU12aは、Act109として取引バッファ42の取引データを更新する。具体的にはCPU12aは、預り金額及び釣銭額を取引データに付加する。そしてCPU12aは、Act110として取引バッファ42のデータを基に買上レシート印字データを作成し、プリンタ12gに出力して、買上レシートの発行を制御する。

0102

Act107において、メディアデータMが“2”の場合、CPU12aは、Act111として電子マネー決済処理を実行する。すなわちCPU12aは、電子マネーリーダ・ライタ12kで電子マネー媒体から読み取ったデータから求まる電子マネーの残高から合計金額を引き去る。このとき、支払い受付処理において電子マネー残高を既に記憶している場合には、その電子マネー残高が使用される。

0103

電子マネー決済処理が終了すると、CPU12aは、Act112として取引バッファ42の取引データを更新する。具体的には支払い前の電子マネーの残高と支払い後の電子マネーの残高とを取引データに付加する。そしてCPU12aは、Act113として取引バッファ42のデータを基に買上レシートの印字データを作成し、プリンタ12gに出力して、買上レシートの発行を制御する。

0104

ここに会計機12は、プリンタ12gとAct110またはAct113の処理とにより、発行手段を構成する。

0105

Act107において、メディアデータMが“3”の場合、CPU12aは、Act114としてクレジットカード決済処理を実行する。すなわちCPU12aは、カードリーダ・ライタ12jでクレジットカードから読み取ったデータの認証を行う。このとき、支払い受付処理においてクレジットカードのデータを記憶している場合には、そのデータの認証を行う。

0106

クレジットカードのデータが認証されてクレジットカード決済処理が終了すると、CPU12aは、Act115として取引バッファ42の取引データを更新する。具体的にはクレジットカードによる支払い金額、クレジットカードの一部の情報等を取引データに付加する。そしてCPU12aは、Act116として取引バッファ42のデータを基にクレジット伝票の印字データを作成し、プリンタ12gに出力して、クレジット伝票の発行を制御する。

0107

こうして、買上レシートが発行されるか(Act110,Act113)、クレジット伝票が発行されると(Act116)、CPU12aは、Act117として取引バッファ42内の取引データを補助記憶ユニット12dで保存する。以上で、CPU12aは、会計処理を終了する。

0108

図6に説明を戻す。会計処理が終了すると、CPU12aは、Act45としてリンク先IDメモリ32で記憶していた機器IDをクリアする。以上でCPU12aは、1取引に対する情報処理を終了する。そしてCPU12aは、再び、Act31から処理を開始する。

0109

次に、チェックアウトシステム10の作用効果を、機器ID「R1」の登録機11(以下、登録機11−R1とする)が設置されているチェックアウトレーンを例に説明する。
図1において、機器ID「A2」の会計機12(以下、会計機12−A2とする)の設置場所にいる客22の購入対象商品の登録作業が登録機11−R1で終了したとする。そうすると、会計機12−A2の機器ステータスSTが“2”となる。他方、機器ID「A1」の会計機12(以下、会計機12−A1とする)がアイドル状態であるとする。この場合、登録機11−R1に対しては、会計機12−A1が最優先会計機となる。したがって、会計機12−A1から登録機11−R1にリンク要求コマンドが送信される。そして、登録機11−R1と会計機12−A1とがリンク状態になると、登録機11−R1のタッチパネル11fに、会計機12−A1へと客22を案内するリンク先画像SC2が表示される。また、会計機12−A1のタッチパネル12fには、会計準備画像SC3が表示される。

0110

ここで、チェックアウトレーンに次の客22が来ると、店員21は、客22をリンク先画像SC2で表わされている会計機12−A1へと誘導するように案内を行う。案内の方法は特に限定されるものではない。一般的には口頭で「A1の会計機へ移動して、支払いの準備を進めてください」と案内することが考えられる。案内を聞いた客22は、会計機12−A1の設置場所へと移動する。

0111

登録機11−R1のオペレータである店員21は、会計機12−A1の設置場所へと移動した客22の購入対象商品の登録を開始する。そうすると、登録機11−R1では、購入対象商品のデータがデータバッファ31に記憶される。また、会計機12−A1では、会計準備画像SC3の表示エリアD4に、データバッファ31に記憶されたデータ、つまりは購入対象商品の明細(商品名、単価、販売点数及び販売金額)が表示される。したがって、会計機12−A1の設置場所へと移動した客22は、表示エリアD4の内容から、登録機11−R1での登録内容リアルタイムで確認できる。このように、店員21の傍を離れても購入対象商品の登録が店員21によって正しく行われていることを確認できるので、客22は安心して会計機12−A1の設置場所に移動することができる。

0112

一方、会計機12−A1の設置場所へと移動し、会計準備画像SC3を確認した客22は、コミュニケートボタンB1にタッチすることで、登録機11−R1を操作する店員21に商品券の使用を通知できる。同様に、コミュニケートボタンB2にタッチすることで有料レジ袋の使用を通知でき、コミュニケートボタンB3にタッチすることで箸又はスプーンなどの備品の要望を通知できる。このように、会計機12−A1の設置場所へと移動しても客22は、登録機11−R1)操作する店員21とコミュニケーションをとることができる。したがって客22は、購入対象商品の登録が終わる前でも店員21の指示に従い安心して会計機12の設置場所へと移動できる。

0113

また、会計準備画像SC3を確認した客22は、電子マネーボタンB4にタッチし、電子マネー媒体を電子マネーリーダ・ライタ12kに翳すとともにチャージ金額を自動釣銭機12mに投入することで、電子マネーをチャージすることができる。同様に、電子マネーボタンB5にタッチし、電子マネー媒体を電子マネーリーダ・ライタ12kに翳すことで、客22は、電子マネーの残高を照会することができる。このように、会計準備画像SC3が表示されている間、すなわち登録機11−R1で購入対象商品の登録が行われている間に、客22は、会計機12−A1を操作して電子マネーのチャージ又は残高照会を行うことができる。

0114

同様に、会計準備画像SC3を確認した客22は、支払い手段ボタンB6にタッチすることで、現金支払いのための準備を進めることができる。具体的には、支払いに必要な現金を自動釣銭機12mに前もって入力することができる。また、支払い手段ボタンB7にタッチすることで、客22は、電子マネー支払いのための準備を進めることができ、支払い手段ボタンB8にタッチすることで、客22は、クレジットカード支払いのための準備を進めることができる。

0115

したがって、客22は購入対象商品の登録を終えるのを待つことなく代金支払いのための準備を会計機12−A1の設置場所で始めることができる。そして、例えば客22が支払い手段ボタンB6にタッチし、自動釣銭機12mに現金を投入すると、入金額がデータバッファ41で記憶される。その後、会計機12−A1の設置場所へと移動した客22の購入対象商品の登録が終了し、登録機11−R1のオペレータが小計ボタンにタッチすると、会計機12−A1では、登録機11−R1のデータバッファ31に記憶されたデータと会計機12−A1に記憶されたデータとから1取引の内容を表す取引データが生成される。そして、取引データに基づいてレシートが発行される。

0116

このようにチェックアウトシステム10においては、登録機11−R1と会計機12−A1とで並行してデータバッファ31,41に記憶されたデータにより取引データが作成されるので、購入対象商品の登録が終わる前に会計機12−A1で代金支払いに係る操作が行われてもその内容を取引データに反映させて正しい取引データを生成することができる。したがって、会計機12−A1の設置場所での客22の滞在時間が短縮されるので、会計業務の効率化を図ることができる。

0117

以下、他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、機器ステータスSTが“0”の会計機12が、選択テーブルT1を用いて、登録機11に対して自らが最優先会計機か否かを判定する。そして最優先会計機の場合、会計機12が登録機11にリンク要求コマンドを送信する。このコマンドに対し、登録機11から許諾応答コマンドがあると、チェックアウトシステム10は、会計機12と登録機11とをリンク状態とする。

0118

他の実施形態では、機器ステータスSTが“0”の会計機12が登録機11にリンク要求コマンドを送信する。会計機12とリンク状態にない登録機11は、リンク要求コマンドを送信した会計機12の機器IDを選択可能にした会計機選択画像SC4(図14を参照)をタッチパネル11fに表示させる。

0119

会計機選択画像SC4は、図14に示すように、機器ステータスSTが“0”の会計機12の機器IDと1対1で対応したボタンB11-A1,B11-A3,B11-A4を含む。会計機選択画像SC4は、例えば登録画像SC1の中央に表示させる。この画像SC1を確認した店員21は、いずれか1つのボタンB11にタッチする。そうすると、登録機11から当該ボタンB11に対応する機器IDの会計機12に許諾応答コマンドが送信される。しかしてチェックアウトシステム10は、会計機12と登録機11とをリンク状態とする。

0120

この場合において、図15に示すように、会計機選択画像SC5に全ての会計機12の機器IDと1対1で対応したボタンB11-A1,B11-A2,B11-A3,B11-A4,B11-A5を表示させる。そして、機器ステータスSTが“0”の会計機12の機器IDと対応するボタンだけを入力可能な状態に表示してもよい。

0121

前記実施形態では、登録終了エリアD54を表示エリアD5の一部とする。他の実施形態では、会計前処理の段階で支払い手段が選択されていることを条件に、リンク状態にある登録機11から登録取引データを受信すると、表示エリアD5の全体を登録終了エリアとして各ボタンB1〜B8を消去する。こうすることにより、登録機11にて購入対象商品の登録を終えたことを的確に客22に気付かせることができる。

0122

この場合において、会計前処理の段階で支払い手段が選択されていない場合には、コミュニケーションエリアD51と電子マネーエリアD52とを登録終了エリアとし、支払い選択エリアD53のボタンB6〜B8は入力を受け付けるようにしてもよい。

0123

前記実施形態では、入力された商品データに基づく登録取引データを登録機11から会計機12に転送する。
他の実施形態では、入力された商品データに基づく登録取引データはLAN13上のサーバに記憶する。そしてサーバに記憶した登録取引データを、サーバから会計機12に転送して、会計機12で入力された支払データを基に決済処理を実行する。あるいは、サーバに記憶した登録取引データと、登録機11とリンクした会計機12で入力された支払データとに基づいて、サーバで決済処理を実行する。そして、つり銭があれば会計機12でつり銭を払出し、会計機12でレシートを発行する。

0124

なお、登録機11及び会計機12の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブル記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROMメモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。

0125

この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0126

10…チェックアウトシステム、11…登録機、12…会計機、13…LAN、14…カウンタ、11a,12a…CPU、11b,12b…ROM、11c,12c…RAM、11d,12d…補助記憶ユニット、11e,12e…スキャナ、11f,12f…タッチパネル、11g,12g…プリンタ、11h,12h…通信ユニット、11i,12i…伝送システム、12j…カードリーダ・ライタ、12k…電子マネーリーダ・ライタ、12m…自動釣銭機、31,41…データバッファ、32,44……リンク先ID、42…取引バッファ、43…選択テーブルメモリ、T1…選択テーブル、SC1…登録画像、SC2…リンク先画像、SC3…会計準備画像、SC4,SC5…会計機選択画像。

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