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技術 害虫用殺卵剤

出願人 大日本除蟲菊株式会社
発明者 菊田さやか川崎倫久引土知幸中山幸治
出願日 2016年5月17日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-099150
公開日 2017年11月24日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-206455
状態 特許登録済
技術分野 農薬・動植物の保存
主要キーワード 殺虫物質 ポリオキシプロピレン誘導体 ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル 卵効果 殺卵剤 苦味剤 衣料害虫 孵化幼虫
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この項目の情報は公開日時点(2017年11月24日)のものです。
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課題

殺虫物質を用いることなく、安全性の高い物質のみで構成することができる害虫殺卵剤が望まれていた。

解決手段

本発明に係る害虫用殺卵剤は、安息香酸ナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする。

概要

背景

従来から、イガなどの衣料害虫に対する殺卵剤(特許文献1〜3)、ダニシラミゴキブリなどの匍匐害虫の卵に対する殺卵剤(特許文献3〜5)、アブラムシなどの農作物害虫の卵に対する殺卵剤(特許文献6、7)など、各種の害虫の卵に対する殺卵剤が開発されている。

具体的には、これらの殺卵剤は、グリコールエーテル類を有効成分として用いるもの(特許文献1)、特定のカルボン酸を有効成分として用いるもの(特許文献2)、パラフィン系炭化水素を有効成分として用いるもの(特許文献3)、ポリオキシエチレン誘導体ポリオキシプロピレン誘導体を有効成分として用いるもの(特許文献4、5)、ヤシ油などの油脂やトリグリセライドを有効成分として用いるもの(特許文献6)、トリグリセライド・ノニオン界面活性剤グリセリン誘導体(特許文献7)を有効成分として用いるものとなっている。

概要

殺虫物質を用いることなく、安全性の高い物質のみで構成することができる害虫用殺卵剤が望まれていた。本発明に係る害虫用殺卵剤は、安息香酸ナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする。なし

目的

本発明は殺虫物質を用いることなく、安全性の高い物質のみで構成することができる害虫用殺卵剤の提供を目的とする

効果

実績

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牽制数
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請求項1

安息香酸ナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする害虫殺卵剤

請求項2

前記害虫が匍匐害虫または飛翔害虫である請求項1に記載の害虫用殺卵剤。

請求項3

前記安息香酸デナトリウムまたは前記八アセチル化ショ糖の配合量が0.001〜1重量%であり、前記ノニオン界面活性剤の配合量が0.001〜10重量%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の害虫用殺卵剤。

請求項4

さらに、イソチアゾリン塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウムイソプロピルメチルフェノールクロルヘキシジングルコン酸ナトリウムから選択される1種以上の殺菌成分を含有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の害虫用殺卵剤。

請求項5

前記殺菌成分の配合量が0.001〜1重量%であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の害虫用殺卵剤。

請求項6

さらに、シラフルオフェンジノテフランシフルトリンフィプロニルから選択される1種以上の殺虫成分を含有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の害虫用殺卵剤。

技術分野

0001

本発明は、害虫殺卵剤に関するものである。詳しくは、ノミシラミダニアリゴキブリ蜘蛛などの匍匐害虫や、ハエ・蛾などの飛翔害虫の卵に対する殺卵効果発現する殺卵剤に関するものである。なお、本願における殺卵効果の定義は孵化阻害効果および孵化幼虫駆除効果のことをいう。

背景技術

0002

従来から、イガなどの衣料害虫の卵に対する殺卵剤(特許文献1〜3)、ダニ・シラミ・ゴキブリなどの匍匐害虫の卵に対する殺卵剤(特許文献3〜5)、アブラムシなどの農作物害虫の卵に対する殺卵剤(特許文献6、7)など、各種の害虫の卵に対する殺卵剤が開発されている。

0003

具体的には、これらの殺卵剤は、グリコールエーテル類を有効成分として用いるもの(特許文献1)、特定のカルボン酸を有効成分として用いるもの(特許文献2)、パラフィン系炭化水素を有効成分として用いるもの(特許文献3)、ポリオキシエチレン誘導体ポリオキシプロピレン誘導体を有効成分として用いるもの(特許文献4、5)、ヤシ油などの油脂やトリグリセライドを有効成分として用いるもの(特許文献6)、トリグリセライド・ノニオン界面活性剤グリセリン誘導体(特許文献7)を有効成分として用いるものとなっている。

先行技術

0004

特開2004−91478号公報
特開2010−155809号公報
特開2004−26777号公報
特公昭63−37768号公報
特公昭63−40163号公報
特開2005−29489号公報
WO2007/117001号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このように従前においては、特定のグリコールエーテルなどを有効成分として使用した殺卵剤が開示されているが、これらは害虫の中でも特定の衣料害虫などに対して使用されるものであった。
一方、匍匐害虫や飛翔害虫などの通常の害虫に対して殺卵効果が認められるものとしては、殺虫成分が含有されている通常の殺虫剤が使用されることが考えられるが、それ以外のより安全性の高い成分への展開については、更なる検討が必要であった。

課題を解決するための手段

0006

今般、本願発明者らは、安息香酸ナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、特定の界面活性剤とを併用することによって、ピレスロイド系化合物ネオニコチノイド系化合物などのいわゆる殺虫物質を用いることなく、害虫の卵、特に匍匐害虫や飛翔害虫の卵に対して殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)を発現する殺卵剤を得ることができるとの知見を得た。

0007

ここで、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖は従来から苦味剤として知られているものであり、殺虫剤においても誤飲防止などのために添加されることがあるものであるが、これと特定の界面活性剤を併用すると殺物質を用いなくとも殺卵効果が発現するということについては全く知られておらず、上記の各特許文献においてもそのような記載や示唆等は全くない。

0008

以上のとおり、本発明は殺虫物質を用いることなく、安全性の高い物質のみで構成することができる害虫用殺卵剤の提供を目的とするものである。

0009

上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る害虫用殺卵剤は、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする。

0010

本発明の請求項2に係る害虫用殺卵剤は、害虫が匍匐害虫または飛翔害虫であるものである。

0011

本発明の請求項3に係る害虫用殺卵剤は、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖の配合量が0.001〜1重量%であり、ノニオン界面活性剤の配合量が0.001〜10重量%であることを特徴とする。

0012

本発明の請求項4に係る害虫用殺卵剤は、さらに、イソチアゾリン塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウムイソプロピルメチルフェノールクロルヘキシジングルコン酸ナトリウムから選択される1種以上の殺菌成分を含有することを特徴とする。

0013

本発明の請求項5に係る害虫用殺卵剤は、殺菌成分の配合量が0.001〜1重量%であることを特徴とする。

0014

本発明の請求項6に係る害虫用殺卵剤は、さらに、シラフルオフェンジノテフランシフルトリンフィプロニルから選択される1種以上の殺虫成分を含有することを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明に係る害虫用殺卵剤によれば、従来は苦味剤として用いられている安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を併用することによって、殺虫成分を用いることなく、害虫(特に、匍匐害虫や飛翔害虫)の卵に対する殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)を発現する殺卵剤を得ることができる。すなわち、まずこれらの卵の孵化を阻害することができ、仮に孵化した場合でもその後の幼虫駆除(幼虫の成長防止)をすることができる殺卵剤を得ることができる。

0016

本発明の請求項3に係る害虫用殺卵剤によれば、構成要件を特定の配合量とすることによって、殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)をより向上させることができる。

0017

本発明の請求項4〜6に係る害虫用殺卵剤によれば、さらに特定の殺菌成分や殺虫成分を添加することによって、害虫(特に、匍匐害虫や飛翔害虫)の殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)をさらに向上させることができる。

0018

本発明の実施形態を説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。

0019

本発明の害虫用殺卵剤は、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤とを必須の構成要件とする。このように、従前においては苦味剤として用いられている安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖を、ノニオン界面活性剤と併用し、共に有効成分(殺卵成分)として用いることによって、殺虫物質を用いることなく、害虫の卵、特に匍匐害虫や飛翔害虫の卵に対して殺卵効果を発現するものとなるのである。
本発明が対象とする害虫は、ノミ・シラミ・ダニ・アリ・ゴキブリ・蜘蛛などの匍匐害虫の卵、蚊・ハエ・蛾などの飛翔害虫の卵であり、イガなどの衣料害虫の卵を対象とするものではない。

0020

(安息香酸デナトリウム、八アセチル化ショ糖)
本発明の害虫用殺卵剤に用いられる安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖は従前においては苦味剤として用いられているものであり、市販のものを用いることができる。
なお、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖の配合量については特に限定されるものではないが、あまりにも配合量が多くなりすぎたり、逆に少なくなりすぎたりすると、ノニオン界面活性剤との併用による殺卵効果が低下することから、害虫用殺卵剤に対して0.001〜1重量%とすることが好ましく、その中でも0.001〜0.1重量%とすることが好ましい。

0021

(ノニオン界面活性剤)
本発明の害虫用殺卵剤に用いられるノニオン界面活性剤は各種のノニオン界面活性剤を用いることができ、具体的には以下に記載したノニオン界面活性剤などを挙げることができる。
ブラウノンEL−1502.2:ポリオキシエチレン(2.2)ラウリルエーテル
・ブラウノンEL−1505:ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル
・ブラウノンEL−1507:ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル
・ブラウノンEL−1509:ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル
・ブラウノンEL−1512P:ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル
・ブラウノンEL−1515:ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル
ソルポールSM−100PD:ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルとポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルホルムアルデヒド重縮合物の混合物
ノニオンE−202S:ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテルHLB値4.9)
・ソルポール4340:ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルプロピレングリコールの混合物
・ノニオンS−207:ポリオキシエチレン(7)ステアリルエーテル(HLB値10.7)
・ノニオンS−220:ポリオキシエチレンステアリルエーテル(HLB値15.3)
・ノニオンO−4:モノオレイン酸ポリエチレングリコール(HLB値11.7)
・ノニオンLP−20R:モノラウリン酸ソルビタン
ユニルーブ50MT−2200B:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
スタホームF:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型
そしてその中でも、殺卵効果を効果的に発現させることができる点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系またはスチリルフェニルエーテル系のノニオン界面活性剤を用いることが好ましく、さらにその中でもポリオキシエチレンアルキルエーテル系についてはポリオキシエチレンラウリルエーテルを用いることが好ましく、スチリルフェニルエーテル系についてはポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルとポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルホルムアルデヒド重縮合物を用いることが好ましい。

0022

また、HLB値においては特に限定されるものではないが、殺卵効果を効果的に発現させることができる点から、4〜16のものを用いることが好ましい。

0023

なお、ノニオン界面活性剤の配合量についても安息香酸デナトリウムなどと同様に特に限定されるものではないが、あまりにも配合量が多くなりすぎたり、逆に少なくなりすぎたりすると、最終製品溶液中)での界面活性剤の安定化効果に影響を及ぼすおそれがあることから、害虫用殺卵剤に対して0.001〜10重量%とすることが好ましく、その中でも0.01〜5重量%とすることが好ましい。

0024

また、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤との配合比率については特に限定されるものではないが、より高い殺卵効果を発現させることができることから、ノニオン界面活性剤の配合量を安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖の配合量に対して0.5〜500倍量とすることが好ましい。

0025

(殺菌成分)
本発明の害虫用殺卵剤においては、上記の必須構成要件の他に殺卵効果を向上させる目的で殺菌成分を添加することもできる。
そして、このような殺菌成分としては、殺卵効果を低下させることなく殺菌効果を発現させることができる観点(本発明の必須構成要件との相性の観点)から、イソチアゾリン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジングルコン酸ナトリウムを挙げることができる。
なお、これら殺菌成分の配合量についても特に限定されるものではないが、あまりにも配合量が多くなりすぎても更なる効力の増加は認められない。また、逆に少なくなりすぎても殺菌効果が認められなくなることから0.001〜1重量%とすることが好ましく、その中でも0.001〜0.1重量%とすることがより好ましい。

0026

(殺虫成分)
なお、本発明の害虫用殺卵剤は、上記した必須構成要件と必要に応じて添加される殺菌成分によって殺虫成分を用いることなく殺卵効果を発現することを特徴とするものであるが、殺虫成分の含有を否定するものではなく、殺卵効果に加えて殺虫効果を必要とする場合には各種の殺虫成分を配合することができる。
そして、このような殺虫成分としては、殺卵効果を低下させることなく殺虫効果を発現させることができる観点(本発明の必須構成要件との相性の観点)から、シラフルオフェン、ジノテフラン、シフルトリン、フィプロニルを用いることが好ましく、その中でも水系での安定性の点からシラフルオフェンを用いることが好ましい。
なお、これら殺虫成分の配合量についても特に限定されるものではないが、あまりにも配合量が多くなりすぎると必須構成要件による殺卵効果に影響を与えることになり、逆に少なくなりすぎると添加することによる効果が発現しなくなることから、0.001〜1重量%とすることが好ましく、その中でも0.001〜0.5重量%とすることが好ましい。

0027

次に、本発明に係る害虫用殺卵剤を実施例および比較例に基づいて詳しく説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

0028

(実施例1〜33、比較例1〜26)
表1〜5に記載の配合にて実施例1〜33および比較例1〜26の害虫用殺卵剤(水溶液)を作製した。また、参考例として、殺虫成分であるシラフルオフェンのみを配合した害虫用殺卵剤(水溶液)も作製した。

0029

0030

0031

0032

0033

0034

(殺卵効果の評価)
次に、各実施例および各比較例の害虫用殺卵剤について殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)の評価を行った。
具体的には、アカイエカの卵、アリの卵、ゴキブリの卵に対する孵化阻害率および致死率を評価することによって殺卵効果の評価を行った。

0035

(アカイエカの卵に対する殺卵効果の評価)
直径8cmで高さが4cmのプラスチック容器に各実施例および各比較例の害虫用殺卵剤を20ml入れた。そこに、アカイエカの卵塊を浮かべ、1日後に卵の様子を観察して孵化阻害効果を判定し、3回の試験の平均より、孵化阻害率を算出した。また、幼虫が孵化した場合は、孵化した幼虫を観察して致死率を算出した。

0036

(アリの卵に対する殺卵効果の評価)
直径8cmで高さが4cmのプラスチック容器にろ紙を敷き、各実施例および各比較例の害虫用殺卵剤を2ml含浸させた。そこに、アミメアリの卵を置いて、7日後の卵の様子を観察して孵化阻害効果を判定した。また、幼虫が孵化した場合は、孵化した幼虫を観察して致死率を算出した。

0037

(ゴキブリの卵に対する殺卵効果の評価)
直径10cmで高さが4cmのプラスチック容器にろ紙を敷き、そこに各実施例および各比較例の害虫用殺卵剤を4ml含浸させた。そこに卵鞘を付けた雌のチャバネゴキブリを放し、15日後の卵の様子を観察して孵化阻害効果を判定した。また、幼虫が孵化した場合は、孵化した幼虫を観察して致死率を算出した。

0038

アカイエカの卵に対する殺卵効果の評価結果を表1〜3に、アリの卵に対する殺卵効果の評価結果を表4に、ゴキブリの卵に対する殺卵効果の評価結果を表5に示す。
表1〜5の結果から、実施例の害虫用殺卵剤は比較例の害虫用殺卵剤に比べて、匍匐害虫や飛翔害虫の卵に対して、孵化阻害効果および致死効果を示したことから、高い殺卵効果を示すことがわかった。
実施例1、4、12、13の害虫用殺卵剤については、孵化阻害率は100%にはならなかったものの、致死率については100%を示していることから、仮に孵化した場合であってもその後の幼虫の駆除(幼虫の成長防止)を確実に行うことができることがわかった。

0039

さらに、実施例の害虫用殺卵剤は、殺虫成分であるシラフルオフェンのみを配合した、参考例よりも高い殺卵効果を発現することがわかった。特に、実施例1〜10、12〜19の害虫用殺卵剤については、有効成分(安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖とノニオン界面活性剤)の配合量が参考例よりも少ない量であるにもかかわらず、良好な殺卵効果を発現していることから、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖とノニオン界面活性剤との相乗効果によって殺卵効果が発現していることがわかった。

0040

一方、比較例2〜7、20、25、26の安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖のみを用いた(ノニオン界面活性剤を配合しない)害虫用殺卵剤や、比較例8〜18、21〜24のノニオン界面活性剤のみを用いた(安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖を配合しない)害虫用殺卵剤については殺卵効果がほとんど発現せず、実施例のようにこれらを併用した場合に初めて殺卵効果が発現することがわかった。
なお、比較例21〜26の害虫用殺卵剤については、一定の孵化阻害率を示したが、致死率は0%であることから、孵化してしまった場合には駆除することができない(幼虫の成長を止めることができない)ものであることがわかった。

実施例

0041

以上の結果から、本発明の害虫用殺卵剤は、安息香酸デナトリウムまたは八アセチル化ショ糖と、ノニオン界面活性剤を併用することによって、殺虫成分を用いることなく、害虫(特に、匍匐害虫や飛翔害虫)に対する殺卵効果(孵化阻害効果および孵化幼虫の駆除効果)を発現することがわかった。

0042

本発明の害虫用殺卵剤は、匍匐害虫または飛翔害虫の卵の殺卵に用いることができる。

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