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技術 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品

出願人 株式会社ダイゾー
発明者 高橋知之
出願日 2016年5月18日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2016-099226
公開日 2017年11月24日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2017-206282
状態 未査定
技術分野 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体 ノズル及び噴霧装置
主要キーワード 星型多角形 椀状体 導出口側 吐出形状 スリット形 バルブアッセンブリ 平面視正方形 ハート形状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月24日)のものです。
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図面 (8)

課題

吐出口の形状に沿った所望の形状の吐出物発泡物)が得られる吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品を提供する。

解決手段

発泡性内容物が充填されたエアゾール容器10に連結するための吐出部材20であって、エアゾール容器10からの発泡性内容物の発泡を促す膨張室Eと、膨張室Eの発泡性内容物を外部に吐出するノズル22bとを備えており、前記膨張室Eには、前記エアゾール容器10からの発泡性内容物を導入する導入口21eと、発泡性内容物をノズル22b側に導出する導出口22cとが設けられ、前記ノズル22bは、スリット形状で且つ環状の吐出口22fを有し、この吐出口22fと前記導出口21eとを連通する連通路22gは、スリット形状のスリット部を有し、スリット部の吐出方向の長さL1が、吐出口22fのスリット幅W1よりも大である。

概要

背景

発泡性内容物の吐出形状を制御するための吐出部材としては、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1の吐出部材は、カップ状の側壁と、側壁の中心に設けられたカップ状の制御部とを有しており、側壁の内周面と制御部の外周面とに沿わせながら発泡性の内容物を吐出することで、内容物を円筒状に成形しながら吐出できるようになっている。

概要

吐出口の形状に沿った所望の形状の吐出物発泡物)が得られる吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品を提供する。発泡性内容物が充填されたエアゾール容器10に連結するための吐出部材20であって、エアゾール容器10からの発泡性内容物の発泡を促す膨張室Eと、膨張室Eの発泡性内容物を外部に吐出するノズル22bとを備えており、前記膨張室Eには、前記エアゾール容器10からの発泡性内容物を導入する導入口21eと、発泡性内容物をノズル22b側に導出する導出口22cとが設けられ、前記ノズル22bは、スリット形状で且つ環状の吐出口22fを有し、この吐出口22fと前記導出口21eとを連通する連通路22gは、スリット形状のスリット部を有し、スリット部の吐出方向の長さL1が、吐出口22fのスリット幅W1よりも大である。

目的

そこで、吐出口の形状に沿った所望の形状の吐出物を得られる吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

発泡性内容物が充填されたエアゾール容器に連結するための吐出部材であって、エアゾール容器からの発泡性内容物の発泡を促す膨張室を有する本体と、本体から立ち上がり、前記膨張室の発泡性内容物を外部に吐出するノズルとを備えており、前記膨張室には、前記エアゾール容器からの発泡性内容物を導入する導入口と、発泡性内容物をノズル側導出する導出口とが設けられ、前記ノズルは、スリット形状で且つ環状の吐出口を有し、この吐出口と前記導出口とを連通する連通路は、スリット形状のスリット部を有し、スリット部の吐出方向の長さが、吐出口のスリット幅よりも大であることを特徴とする吐出部材。

請求項2

前記連通路の導出口側邪魔板が設けられている請求項1記載の吐出部材。

請求項3

前記ノズルが多角形状であり、前記邪魔板が角部に設けられている請求項2記載の吐出部材。

請求項4

前記ノズルが、外側ノズル壁内側ノズル壁とからなり、内側ノズル壁が外側ノズル壁よりも低い請求項1から3のいずれかに記載の吐出部材。

請求項5

前記内側ノズル壁に、吐出口から本体に向かって切欠が設けられている請求項4記載の吐出部材。

請求項6

前記内側ノズル壁の内側に内側吐出口が設けられている請求項4又は5記載の吐出部材。

請求項7

発泡性内容物が充填されたエアゾール容器に、請求項1から6のいずれかに記載の吐出部材を装着してなるエアゾール製品

技術分野

0001

この発明は、発泡性内容物を所望の形状に吐出するための吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品に関する。

背景技術

0002

発泡性内容物の吐出形状を制御するための吐出部材としては、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1の吐出部材は、カップ状の側壁と、側壁の中心に設けられたカップ状の制御部とを有しており、側壁の内周面と制御部の外周面とに沿わせながら発泡性の内容物を吐出することで、内容物を円筒状に成形しながら吐出できるようになっている。

先行技術

0003

特開2013−240759号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1の吐出部材は、内容物を発泡膨張)させるための発泡部(膨張部)を、吐出口よりも下流側に備えたものであって、吐出口の形状によって吐出物泡体)の形状を制御しようというものではない。そのため、泡体をある程度大まかな形状に成形することはできるものの、細やかな形状に成形することはできない。

0005

そこで、吐出口の形状に沿った所望の形状の吐出物を得られる吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の吐出部材は、発泡性内容物が充填されたエアゾール容器10に連結するための吐出部材20であって、エアゾール容器10からの発泡性内容物の発泡を促す膨張室Eを有する本体と、本体から立ち上がり、前記膨張室Eの発泡性内容物を外部に吐出するノズル22bとを備えており、前記膨張室Eには、前記エアゾール容器10からの発泡性内容物を導入する導入口21eと、発泡性内容物をノズル22b側に導出する導出口22cとが設けられ、前記ノズル22bは、スリット形状で且つ環状の吐出口22fを有し、この吐出口22fと前記導出口22cとを連通する連通路22gは、スリット形状のスリット部を有し、スリット部の吐出方向の長さL1が吐出口22fのスリット幅W1よりも大であることを特徴とする。

0007

前記連通路22gの導出口22c側に邪魔板22hが設けられていることが好ましい。

0008

前記ノズル22bが多角形状であり、前記邪魔板22hが角部に設けられていることが好ましい。なお、ここで「多角形」には、星型多角形も含まれる。

0009

前記ノズル22bが、外側ノズル壁22dと内側ノズル壁22eとからなり、内側ノズル壁22eが外側ノズル壁22dよりも低くても良い。

0010

前記内側ノズル壁22eに、吐出口22fから本体に向かって切欠22iが設けられていても良い。

0011

前記内側ノズル壁22eの内側に内側吐出口22jが設けられていても良い。

0012

本発明のエアゾール製品は、発泡性内容物が充填されたエアゾール容器10に、本発明の吐出部材20を装着してなることを特徴としている。

発明の効果

0013

この発明の吐出部材は、膨張室が吐出口よりも上流側に設けられているため、発泡性内容物は膨張室で発泡することになり、ノズルから外部に吐出される発泡性内容物(吐出物)の追加的な発泡を抑制することができる。また、ノズルがスリット形状で且つ環状の吐出口を有し、この吐出口と導出口とを連通する連通路がスリット形状のスリット部を有し、スリット部の吐出方向の長さが、吐出口のスリット幅よりも大であるため、発泡性内容物はスリット部内でスリット形状に成形されて押し上げられるようにして吐出口から吐出されることになり、吐出物である泡の形が崩れ難く、吐出口の形状に沿った泡体が得られる。また、吐出物の表面積が広くなるため、内容物中に含有した有効成分を拡散させやすい。

0014

連通路の導出口側に邪魔板が設けられていれば、連通路内での発泡性内容物の偏りを抑制することができ、所望の形状を得やすい。

0015

ノズルが多角形状であり、邪魔板が角部に設けられていれば、角部への発泡性内容物の偏りを抑制することができ、形の整った多角形状の立体的な泡を得ることができる。

0016

ノズルが、外側ノズル壁と内側ノズル壁とからなり、内側ノズル壁が外側ノズル壁よりも低い場合、吐出口から吐出された泡が内側ノズル壁の内側に寄ることとなり、先端のった泡を形成することができる。

0017

内側ノズル壁に、吐出口から本体に向かって切欠が設けられていれば、泡の表面に稜線を形成することができる。

0018

内側ノズル壁の内側に内側吐出口が設けられていれば、ノズルの吐出口から吐出した泡の内側に泡を吐出することができ、泡の形状を持続させることができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す。(a)が側面図であり、(b)が平面図、(c)がA−A位置での断面図である。
図1の吐出部材から吐出した吐出物の写真である。
別の実施形態に係る吐出部材を示す、(a)が平面図、(b)が吐出物の写真である。
さらに別の実施形態に係る吐出部材を示す、(a)が平面図、(b)が吐出物の写真である。
さらに別の実施形態に係る吐出部材を示す、(a)が平面図、(b)が吐出物の写真である。
さらに別の実施形態に係る吐出部材を示す(a)が平面図、(b)が斜視図、(c)がB−B位置での断面図である。
図6の吐出部材から吐出した吐出物の写真である。

実施例

0020

次に、この発明のエアゾール製品について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1aに示すように、この発明のエアゾール製品1は、エアゾール容器10と、このエアゾール容器10に装着された吐出部材20とからなる。

0021

まず、エアゾール容器10について説明すると、エアゾール容器10は、有底筒状容器11にバルブアッセンブリ12を取り付けたものであって、内部に原液と、液化ガスとからなる発泡性の内容物が充填されている。原液と液化ガスとは容器11内では乳化しており、外部に吐出されると、液化ガスが気化し、原液が発泡し泡体となる。このような内容物は、原液が20〜97質量%であり、液化ガスが3〜80質量%、さらには、原液が30〜95質量%であり、液化ガスが5〜70質量%であれば好ましい。液化ガスが3質量%より少ないと、形成される泡体が水っぽくなり泡の成形性および保形性が悪くなり、液化ガスが80質量%より大きいと、形成される泡体の密度が小さく泡の保形性が悪くなる。なお、泡質を調整するなどの目的で炭酸ガス亜酸化窒素窒素等の圧縮ガスを配合してもよい。原液としては、泡体を形成するために溶媒界面活性剤を含有させることが好ましい。このような界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤陰イオン性界面活性剤陽イオン性界面活性剤両性界面活性剤シリコーン系界面活性剤アミノ酸系界面活性剤等が好ましく、さらに、良質な泡体を形成できることから非イオン性界面活性剤に、陰イオン性界面活性剤やアミノ酸系界面活性剤などを添加してもよい。さらに、陽イオン性ポリマーや、ゼラチンヒドロキシエチルセルロースなどの水溶性高分子などを添加してもよい。また、内容物には有効成分として、香料などの芳香成分消臭成分殺菌成分洗浄成分保湿成分、殺虫成分害虫忌避成分などが適宜含有されている。

0022

続いて、吐出部材20について説明する。吐出部材20は、図1cに示すように、エアゾール容器10のステム12aに装着される基部21と、基部21の上に被せられるノズル部22とから構成されている。基部21やノズル部22は、例えば合成樹脂成形品一体化したものが用いられる。なお、ステム12aと基部21の間に、一定量の発泡性内容物を膨張室Eに供給することができる定量ユニットを設けてもよい。これにより泡を安定した形状に成形しやすくなる。

0023

基部21には、その下方に、ステム12aに連結する円筒状の連結部21aが設けられている。また、この連結部21aの外周を覆うようにして円筒状のカバー部21bが設けられている。基部21の側面からは、径外方向に向かってフランジ部21cが延出されている。なお、このフランジ部21cは、エアゾール容器10のステム12aを作動させるにあたって、吐出部材20を下方に押し下げるための指掛りである。

0024

基部21の上方には、浅底の椀状体21dが設けられている。そして、後述するノズル部22の基板部22aで椀状体21dの上部を塞ぐことで、その内部に膨張室Eが形成されている。なお、この状態は、基部21とノズル部22の基板部22aとで膨張室Eを有する本体が形成されているともいえる。
この椀状体21dの底部には、連結部21aと連通し、エアゾール容器10からの内容物を膨張室E内に導入するための導入口21eが設けられている。

0025

ノズル部22は、図1b、cに示すように、円板状の基板部22aと、基板部22aから上方に向かって突出するノズル22bとからなる。

0026

基板部22aには、膨張室Eからの内容物をノズル22b内に導出するためのスリット形状の導出口22cが設けられている。導出口22cは、全体としては平面視略矩形状正方形)とされているが、四隅は後述する邪魔板22hによって閉塞されている。従って、導出口22cの形状は、直線状の長孔を4つ、略矩形状となるように並べた、不連続な環状であるとも言える。

0027

ノズル22bは平面視矩形状(多角形状)、より具体的には正方形であって、基板部22aの上面から立ち上がる角筒状の外側ノズル壁22dと、この外側ノズル壁22dの内側の基板部22aの上面から立ち上がる、外側ノズル壁22dと相似形の内側ノズル壁22eとで構成されている。そして、ノズル22bは、外側ノズル壁22dと内側ノズル壁22eとの間に、連続な環状、より具体的には平面視矩形状(正方形)のスリット形状の吐出口22fを有している。

0028

導出口22cと吐出口22fとは連通路22gによって連通している。この連通路22gは、平面視、吐出口22fと略同形状であって平面視環状のスリット形状のスリット部を有している。また、連通路22gの導出口22c側には邪魔板22hが設けられている。

0029

邪魔板22hは、平面視矩形状とされたノズル22bの四隅(角部)にそれぞれ設けられている。この邪魔板22hは、図1cに示すように、下方側が基板部22aの下面から突出している。この突出部分は、図1bの破線で示すように平面視略長方形状であって、長手方向の一方端部が導入口21eを向いている。なお、この状態は、導入口21e側に向かって突出している、又は導入口21eからみて放射状に配置されているともいえる。また、邪魔板22hの上方側は、連通路22g内に入り込むようにして、連通路22gの導出口22c側を部分的に閉塞している。この邪魔板22hは、導出口22cや連通路22gによって分断される内側ノズル壁22eを外側ノズル壁22d側に連結する連結部としての機能も果たす。

0030

ところで、スリット部の吐出方向(上下方向)の長さL1は、吐出口22fのスリット幅(短手方向の幅)W1よりも大、好ましくはスリット幅W1の2倍以上、さらに好ましくは3倍以上とされている。また、邪魔板22hの下方への突出長さL2は、スリット幅W1よりも大、好ましくはスリット幅W1の1.5倍以上、さらに好ましくは2倍以上とされている。邪魔板22hの連通路22g側への入り込みの長さL3についても、スリット幅W1よりも大、好ましくはスリット幅W1の1.5倍以上、さらに好ましくは2倍以上とされている。

0031

上記構成の吐出部材20をエアゾール容器10のステム12aに取り付け、吐出部材20を押し込むと(ステム12aを作動させると)、ステム12aから吐出された内容物は、まず、導入口21eから膨張室E内に導入される。膨張室E内に導入された内容物は、当初、ステム12aに沿って上向きに流れるが、基板部22aの下面と衝突して横方向に流れを変える。この際の衝撃と、導入口21eから膨張室Eへと容積が増大したことによって内容物中の液化ガスの気化が促進され、内容物の発泡が進む。なお、図1cに示すように、導入口21eと導出口22cとが対向していないため、発泡が十分でない内容物がそのまま外部へ吐出されることはない。

0032

横方向に流れた内容物は、導出口22cからノズル22b内に流れ込み、連通路22gを通って吐出口22fから外部に吐出される。この際、スリット部の吐出方向の長さL1が、吐出口22fのスリット幅W1よりも大とされているため、吐出方向(ノズル22bの軸方向)が安定する。また、邪魔板22hが、平面視矩形状とされたノズル22bの四隅に設けられているため、内容物が集中する角部での内容物の流速を抑制することができ、さらに、邪魔板22hの下方が、膨張室E内に突出するようにして設けられ、邪魔板22hの上方が、連通路22gの導出口22c側にまで入り込むようにして設けられているため、邪魔板22hが、膨張室Eから連通路22gへと流れる内容物(泡)の乱流を抑える整流板としての機能を果たすこととなり、吐出口22fの形状に沿った所望の形状の泡体を得ることができる。なお、内容物は、邪魔板22hによって一度は分断されるが、連通路22g内で再びくっつき合う。そのため、例えば、図1に示す吐出部材では、図2に示すように、平面視正方形の吐出口22fと同様の平面形状を有する角筒状の泡体Xを得ることができる。邪魔板22hを設けない場合(連通路22g側への入り込み、膨張室E側への突出を抑えた場合)、膨張室Eから導出口22cに流れる内容物が角部に集中しやすくなり、角筒状の泡体Xの側壁が薄くなって内側(中心)に向かって窪み、きれいな角筒状の泡体を得られにくい場合がある。

0033

また、ノズル22bが基板部22aから突出して設けられているため、ノズル22bを手のひらなどの対象物に向けて吐出すると、泡となった内容物が対象物に接触する面積に比べて、ノズルの先端面に接触する面積が小さくなり(面積差は大きくなり)、泡がノズルから離れやすく、ノズルで成形した形状を崩すことなく手などの対象物に付着させることができる。このような吐出物を形成する本発明のエアゾール製品は、芳香剤消臭剤殺菌剤害虫忌避剤などの空間用製品保湿剤洗浄剤入浴剤などの人体用製品などに好適に用いられる。

0034

図3は、別の吐出部材20Aを示す平面図である。図3aに示すように、この吐出部材20Aは、ノズル22bの形状が平面視円形とされており、円筒状の外側ノズル壁22dと円筒状の内側ノズル壁22eとの間に、円形でスリット形状の吐出口22fと、同じく円形でスリット形状のスリット部とが形成されている。スリット部の吐出方向の長さL1は、図1に示す吐出部材20と同様、吐出口22fのスリット幅W1よりも大である。また、破線で示すように、平面視略長方形の邪魔板22hが周方向等間隔に4箇所設けられている。このような形態の吐出部材20Aでは、図3bに示すような、きれいな円筒状の泡体Xを得ることができる。なお、円筒状のノズル22bであっても、邪魔板22hを設けない場合は、泡体Xの側面が内側に向かって窪みやすい傾向がある。

0035

図4は、さらに別の吐出部材20Bを示す平面図である。図4aに示すように、この吐出部材20Bは、ノズル22bの形状が平面視ハート型とされており、外側ノズル壁22dと内側ノズル壁22eとの間に、ハート形状でスリット形状の吐出口22fと、同じくハート形状でスリット形状のスリット部とが形成されている。スリット部の吐出方向の長さL1は、図1に示す吐出部材20と同様、吐出口22fのスリット幅W1よりも大である。邪魔板22hは、紙面上下の屈曲部および曲率が大きく変化する左右端部にそれぞれ設けられている。このような形態の吐出部材20Bでは、屈曲部や曲率が大きく変化する端部に邪魔板を設けることにより膨張室Eから連通路22gへと流れる内容物(泡)を均等化し、図4bに示すような、きれいなハート型の平面を有する筒状の泡体Xを得ることができる。

0036

図5は、さらに別の吐出部材20Cを示す平面図である。図5aに示すように、この吐出部材20Cは、ノズル22bの形状が平面視星型(多角形状)とされており、外側ノズル壁22dと内側ノズル壁22eとの間に、星型でスリット形状の吐出口22fと、同じく星型でスリット形状のスリット部とが形成されている。スリット部の吐出方向の長さL1は、図1に示す吐出部材20と同様、吐出口22fのスリット幅W1よりも大である。邪魔板22hは、角部および隅角部にそれぞれ設けられている。このような形態の吐出部材20Cでは、角部や隅角部に邪魔板を設けることにより膨張室Eから連通路22gへと流れる内容物(泡)を均等化し、図5bに示すような、きれいな星型の平面を有する筒状の泡体Xを得ることができる。

0037

なお、上記図3図5に示す吐出部材20A〜20Cは、ノズル22bの平面形状や邪魔板22fの位置が異なる他は、例えば、連通路22gの導出口22c側に邪魔板22hが設けられている、具体的には、邪魔板22hの下方が、基板部22aから下方に突出し、邪魔板22hの上方が連通路22g側に入り込んでいる等、図1に示す吐出部材20と略同様の構成を備えている。そのため、他の構成についての具体的な説明は省略する。

0038

図6は、さらに別の吐出部材20Dを示す。図6aに示すように、この吐出部材20Dは、ノズル22bの形状が平面視矩形状であって、図1に示す吐出部材20と略同様とされている。ただ、図6b、cに示すように、内側ノズル壁22eが外側ノズル壁22dよりも低い(基板部22aからの突出長さが短い)点、内側ノズル壁22eの四隅に、吐出口22fから基板部22aに向かって切欠22iが設けられている点、内側ノズル壁22eの内側に内側吐出口22jが設けられている点で、図1に示す吐出部材20とは相違している。

0039

内側ノズル壁22eの上端面は、全周に亘って外側ノズル壁22dの上端面よりも低く形成されている。そのため、内側ノズル壁22eと外側ノズル壁22dとの間に設けられる吐出口22fは、内側に傾いた状態で開口している。
切欠22iは、内側ノズル壁22eの上端面から下方に向かって、スリット部の長さL1の1/4ほどスリット状に切り欠くことで形成されている。
基板部22aの中心には、円柱状の凹部22kが設けられている。そして、凹部22kの側面を形成する円筒壁22Lから底板22nにかけて、膨張室Eと連通する連通孔22mが複数(3箇所)等間隔に設けられることで、内側吐出口22jが膨張室Eと連通している。なお、凹部22kの底面を形成する底板22nは、導入口21eと対向して、発泡が十分でない内容物の連通孔22m(内側吐出口22j)からの吐出を抑制している。

0040

このような形態の吐出部材20Dでは、吐出口22fが内側に向かって斜めに傾いているため、四角錐状の泡体Xを得ることができる。また、内側ノズル壁22eの四隅に切欠22iを設けているため、余分な泡を内側に入れ込むことができ、図7に示すように、四角錐の外側の四隅にきれいな稜線を形成することができる。さらに、内側ノズル壁22eの内側に内側吐出口22jが設けられているため、吐出口22fによって形成される筒状の泡体の内部に泡体を充填することができ、単に吐出口22fのみで四角錐状の泡体を形成する場合に比べて、泡体の形状を長期に亘り維持することができる。なお、邪魔板22hや切欠22iを設けない場合、吐出口22fから吐出される泡体の表面が平面状の四角錐状になり難く、内側吐出口22jから吐出される泡体となじまず、特に四隅において泡体間に隙間が形成されやすい、また、側面が内側に窪みができやすい傾向がある。

0041

以上に、この発明の代表的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、吐出口22fの平面形状が、正方形や円形、ハート型、星型であったが、これに限らず、三角形五角形六角形などの多角形状、花形など種々の形状を採用することができる。また、導出口22cの平面形状は、吐出口22fや連通路22gと同様にスリット形状とされていたが、円形や四角形などの形状を採用しても良い。この場合であっても、上下方向に延びる連通路22gのスリット部によって泡を成形することができ、吐出口22fの形状に沿った所望の形状を得ることができる。また、スリット部の幅は、導出口22cから吐出口22fにかけて同幅とされていたが、例えば吐出口22fに向かうにつれて幅が狭くなるように構成しても良い(すなわちテーパ状としても良い)。また、上記実施形態では、吐出口22fが連続する環状であったが、不連続な環状であっても良い。また、ノズル部22は、合成樹脂の一体成形品とする他に、内側ノズル壁22e及び基板部22aからなる枡状の部品と、外側ノズル壁22dを有する部品と、邪魔板22hとをそれぞれ別体で成形し、その後、係合することで形成するようにしても良い。

0042

1・・エアゾール製品
10・・エアゾール容器
11・・容器
12・・バルブアッセンブリ
12a・・ステム
20、20A、20B、20C、20D・・吐出部材
21・・基部
21a・・連結部
21b・・カバー部
21c・・フランジ部(指掛り)
21d・・椀状体
21e・・導入口
22・・ノズル部
22a・・基板部
22b・・ノズル
22c・・導出口
22d・・外側ノズル壁
22e・・内側ノズル壁
22f・・吐出口
22g・・連通路
22h・・邪魔板
22i・・切欠
22j・・内側吐出口
22k・・凹部
22L・・円筒壁
22m・・連通孔
22n・・底板
E・・膨張室
L1・・スリット部の吐出方向の長さ
L2・・邪魔板の下方への突出長さ
L3・・邪魔板の連通路への入り込み長さ
W1・・吐出口のスリット幅(ノズルの厚み方向の幅)
X・・吐出物(泡体)

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    【課題】希釈型の薬液(液体化学肥料、除草剤、殺虫剤、消毒液、液体洗剤、液体ワックス等以下薬液という)を適切な希釈濃度でかつ一定の濃度で水道水と混合させ希釈しながら連続的に散布することができる散水ノズル... 詳細

  • 株式会社吉野工業所の「 吐出容器及びプリフォーム組立体」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】打栓された吐出キャップを口部から容易に取り外すことが可能な吐出容器及び当該吐出容器の容器本体を製造可能なプリフォーム組立体を提供する。【解決手段】容器本体2と吐出キャップ3と逆止弁63と、を有... 詳細

  • 株式会社吉野工業所の「 造形ヘッド」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】造形面上の造形物を経時的に成形孔を通して供給面側に戻すことができる造形ヘッドを提供すること。【解決手段】内容物が吐出される上端開口部21Aの上方に配設されると共に、上下方向に貫通する成形孔41... 詳細

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